JP2003274911A - グァバ茶、羅漢果のエキス入り健康茶およびその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存料、防腐剤を使用せず、甘味料、酸味料
を加え、常時飲用可能を望む健康志向者にグァバ茶エキ
ス入り健康茶およびその製造法を提供する。 【解決手段】 グァバ葉を天日干し乾燥させたグァバ茶
を水洗いし、釜で清水とグァバ茶を煮沸かし、エキスを
抽出し、クエン酸、ステビア、別の釜に清水と羅漢果を
荒砕きして、煮沸かし、羅漢果抽出液を加え、又は抽出
したグァバ茶エキスにクエン酸と抽出した羅漢果の抽出
液を加え、殺菌した瓶に詰め、エキス入り瓶を殺菌消毒
し、冷却後、瓶を栓で密封して、常温で１ヵ年保存でき
る甘味料、酸味料が入ったグァバ茶エキス入り健康茶を
得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は保存料や防腐剤など
使わず、クエン酸を使って長期保存の可能なグァバ茶エ
キスに香味料としての羅漢果エキスを混ぜて、さらに甘
味料としてのステビアを加えたグァバ茶と羅漢果のエキ
スを主成分とする健康茶、及びその製造法に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、天日乾燥したグァバ葉から生成さ
れるグァバ茶は、その都度熱湯にて煎じて抽出した液を
グァバ茶として飲用していた。あらかじめ抽出し保存す
ると腐敗がおこり保存はできないものであった。これを
日常いつでも飲用するため抽出液体で保存できるもので
あることが望ましい。

【０００３】グァバ茶とステビアは南米を原産地とし、
グァバと羅漢果は中国では不老長寿と珍重され、またス
テビアは南米インディオにおいてマテ茶の甘味付けとし
て昔から飲用されてきた。近年、各種の自然茶を飲用す
る人も増え、グァバ茶やステビアに加え、羅漢果も広く
一般的に普及しだした。かかる自然茶液は保存がむずか
しく、利用の都度、煎じる必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】採取したグァバの生葉
を天日干し乾燥させたグァバ茶及び甘味材として用いる
ステビアと羅漢果、そして香味料であり、かつ腐敗防止
作用のあるクエン酸などの有する優れた栄養素および特
性を損なわず、保存料や防腐剤など使用せず、血圧や血
糖降下の効果を増幅させ、美容、健康飲料に供し、長期
の保存を可能にするグァバ茶エキス入り健康茶とその製
造法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】グァバ茶エキス抽出液と
羅漢果エキス抽出液とを混合させたものにステビアとク
エン酸を加えたグァバ茶、羅漢果のエキス入り健康茶で
あって、その製法は、清水１リットルに対して５グラム
のグァバ茶を１０分煮沸かし、火を消してそのまま３０
分間放置し、遠心分離機にかけてグァバ茶エキスを抽出
して、その抽出液０．８リットルにステビア１グラム、
クエン酸５０グラムと、別の釜に清水１リットルに対し
羅漢果の荒砕き１５グラムを入れて３０分煮沸かした羅
漢果抽出液を０．３リットル加え、滅菌済みの瓶に入れ
て、殺菌槽で蒸気加熱による殺菌を行い、水中にて冷却
させ、滅菌した栓で瓶を密封して保存の効くグァバ茶と
羅漢果のエキス入り健康茶を造る。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明実施例１の健康茶は、グァ
バ茶エキス抽出液と羅漢果エキス抽出液を混合させたも
のにステビアとクエン酸を加えたものである。

【０００７】またその製造方法は、グァバ茶を清水で洗
浄し、釜に清水を入れて５分沸騰させた後、図１に示す
ように、清水１リットルに対して５グラムのグァバ茶を
１０分煮沸かし、火を消してそのまま３０分間放置し、
次いで遠心分離機にかけてグァバ茶エキスを抽出し、そ
の抽出液０．８リットルにステビア１グラム、クエン酸
５０グラムを加え、さらに別の釜に清水１リットルに対
して、清水で洗浄した羅漢果の荒砕き１５グラムを入れ
て３０分煮沸かして得た羅漢果エキス抽出液０．３リッ
トルを加え、滅菌済みの瓶に入れて、殺菌槽で蒸気加熱
による殺菌を行い、水中にて冷却させ、滅菌した栓で瓶
を密封して長期保存の可能なクエン酸、ステビア、羅漢
果入りのグァバ茶を製造する。

【０００８】実施例２のグァバ茶エキス入り健康茶は、
前記グァバ茶エキス抽出液と羅漢果エキス抽出液とを混
合させ、その混合溶液にクエン酸のみを少量添加したも
のである。

【０００９】またその製法は、図２に示すように、前記
のグァバ茶エキス抽出液０．８リットルに、クエン酸５
０グラム、清水で洗浄した羅漢果の荒砕き１５グラムと
清水１リットルを別の釜に入れて、３０分煮沸かして得
た羅漢果抽出液０．６リットルを加え、滅菌済みの瓶に
入れて、殺菌槽で蒸気加熱による殺菌を行い、水中にて
冷却させ、滅菌した栓で瓶を密封して長期保存の可能な
グァバ茶エキス入り健康茶を造る。

【００１０】

【発明の効果】本発明の方法により製造されたグァバ茶
と羅漢果のエキス入り健康茶は、優れた栄養素を有し、
瓶詰殺菌して、長期の保存が可能となり、紅茶色したエ
キスは口当たりもよく、さわやかな甘味と甘酸っぱい風
味を保ち、継続飲用しても習慣性はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施例１の製造工程フロー図である。

【図２】 実施例２の製造工程フロー図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 グァバ茶エキス抽出液と羅漢果エキス抽
   出液とを混合させたものにステビアとクエン酸を加えた
   グァバ茶、羅漢果のエキス入り健康茶。
2. 【請求項２】 清水１リットルに対して５グラムのグァ
   バ茶を１０分煮沸かし、火を消してそのまま３０分間放
   置し、遠心分離機にかけてグァバ茶エキスを抽出して、
   その抽出液０．８リットルにステビア１グラム、クエン
   酸５０グラムと、別の釜に清水１リットルに対し羅漢果
   の荒砕き１５グラムを入れて３０分煮沸かした羅漢果抽
   出液を０．３リットル加え、滅菌済みの瓶に入れて、殺
   菌槽で蒸気加熱による殺菌を行い、水中にて冷却させ、
   滅菌した栓で瓶を密封するようにしたグァバ茶と羅漢果
   のエキス入り健康茶の製造法。
3. 【請求項３】 グァバ茶エキス抽出液と羅漢果エキス抽
   出液とを混合させ、その混合溶液にクエン酸を加えたグ
   ァバ茶、羅漢果のエキス入り健康茶。
4. 【請求項４】 請求項２のグァバ茶エキス抽出液にクエ
   ン酸５０グラムを加え、さらに羅漢果の荒砕き１５グラ
   ムと清水１リットルを別の釜に入れて３０分煮沸かして
   得た羅漢果抽出液０．６リットルを加え、滅菌済みの瓶
   に入れて、殺菌槽で蒸気加熱による殺菌を行い、水中に
   て冷却させ、滅菌した栓で瓶を密封するようにしたグァ
   バ茶と羅漢果のエキス入り健康茶の製造法。