JP2003255465A - 照明装置とこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

照明装置とこれを用いた投写型表示装置

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JP2003255465A
JP2003255465A JP2002054846A JP2002054846A JP2003255465A JP 2003255465 A JP2003255465 A JP 2003255465A JP 2002054846 A JP2002054846 A JP 2002054846A JP 2002054846 A JP2002054846 A JP 2002054846A JP 2003255465 A JP2003255465 A JP 2003255465A
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illumination
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illumination light
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Hisayuki Mihara
久幸 三原
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/315Modulator illumination systems
    • H04N9/3155Modulator illumination systems for controlling the light source
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/3141Constructional details thereof
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    • H04N9/3164Modulator illumination systems using multiple light sources

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光源等の半導体発光素子を放電バルブ
に併用することで、演色性と輝度が改善される照明装置
と投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 複数の光源を有する照明装置であり、放
電バルブ11の近傍にレーザ光源13,14を設け、放
電バルブの照明光にレーザ光を重畳させることで、例え
ば赤色成分が補強された重畳照明光として照射させるこ
とにより、演色性と輝度を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光源を用い
る照明装置に関し、特にレーザ光源等の半導体発光素子
を併用した照明装置及びこれを用いた投射型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、投射型表示装置が広く普及してき
ているが、画像表示装置としてハイビジョン等による高
画質化に伴い、その演色性にも高い水準が求められてい
る。投射型表示装置用光源としては、水銀ランプやメタ
ルハライドランプ、キセノンランプといったショートア
ークタイプの放電ランプが主流である。
【0003】これらの放電ランプは、図示しない反射鏡
により光路が導かれ、各フィルタを用いて不要光が除去
される。そして、図示しないフライアイレンズにより分
割され集光レンズと共に重畳平均化することで略均一品
位でライトバルブを照射する。その後、図示しないダイ
クロイックミラーにより導かれた照射光はライトバルブ
により透過され、合成プリズムにより合成されて投射光
として、図示しないスクリーン上に映像を表示する。
【0004】しかしこれらの光源は、図8に示すよう
に、急峻なピークを有する連続スペクトル光源であるた
め、多くの投射型表示装置では、演色性即ちRGBの単
色色純度と、光合成後の総光束とを両立することが難し
くなる。演色性を優先するには放電ランプ発光スペクト
ルのうち、RGB波長相当の僅かな領域のみを有効光と
せざるを得ず、合成後の出力総光束は小さくなる。一
方、出力光束値を優先させれば、RGB選択光が交わら
ない最大範囲まで拡張する結果、各色の色純度は劣化の
みならず合成後の白表示にも発色が確認され、演色能力
は失われる。一方、切り捨てられた不要光は発熱または
迷光として、不具合発生の可能性を有している。
【0005】これらの不具合は、連続且つ急峻なスペク
トル分布を有する放電ランプに起因しており、これを改
善する新たな光源として、発光ダイオードやレーザダイ
オード等の半導体光源を併用する投写型表示装置が研究
されている。例えば、特開2000−305040号公
報において、投射型表示装置の合成プリズムの手前に発
光ダイオードを配置することで演色性やホワイトバラン
スの向上を図る技術が開示されている。これにより、例
えば放電ランプでは不足がちだった赤色成分を補填し演
色性の改良を意図するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発光ダ
イオードは一般に光が拡散しやすく、従来の照明装置で
は、最終的な出力となる投射光において十分な輝度や効
率性の改善が望めないという問題がある。
【0007】本発明は、レーザ光源等の半導体発光素子
を併用して、放電バルブ光源だけでは不十分だった演色
性と輝度を改善した照明装置及びこれを用いる投射型表
示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の光源を
有する照明装置であって、放電バルブを用いて第1の照
明光を発生する第1の発光手段と、前記第1の発光手段
の近傍に設けられ、レーザ光を用いて第2の照明光を発
生させる第2の発光手段と、前記第1の照明光に前記第
2の照明光を重畳して出射するための光重畳手段とを具
備したことを特徴とする照明装置である。
【0009】本発明は上述したように、放電バルブに重
畳させる光源として、十分な出力と指向性とを有するレ
ーザ光源を用いたものである。これにより、放電バルブ
だけでは不足がちだった例えば赤色成分をレーザ光によ
り補足し、演色性を向上させ輝度を改善した照明装置を
提供することができる。
【0010】又本発明は、光源からの照明光が入射され
るとともに、映像信号によって出射光が変調されるライ
トバルブを有し、前記ライトバルブから出射された映像
光を投射する投射型表示装置であって、放電バルブから
の第1の照明光と、前記放電バルブ近傍に設けられたレ
ーザ光源からの第2の照明光とを、光重畳手段によって
重畳して出射する照明用光源と、前記照明用光源からの
光が照射され、入射光を透過又は反射して出射するライ
トバルブと、前記ライトバルブを映像信号によって駆動
する駆動回路と、前記ライトバルブから出射された映像
光を投射する投射レンズとを具備したことを特徴とする
投射型表示装置である。
【0011】又本発明は、光源からの照明光が入射され
るとともに、映像信号によって制御される空間変調ライ
トバルブを有し、前記空間変調ライトバルブから出射さ
れた映像光を投射する投射型表示装置であって、放電バ
ルブからの第1の照明光と、前記放電バルブ近傍に設け
られたレーザ光源からの第2の照明光とを、光重畳手段
によって重畳して出射する照明用光源と、前記照明用光
源からの光を利用して時分割的に順次複数の原色光を出
射する分割手段と、前記分割手段から原色光がそれぞれ
時分割的に入射され、映像信号によって出射光が変調さ
れる空間変調ライトバルブと、前記空間変調ライトバル
ブからそれぞれ出射された映像光を投射する投射レンズ
とを具備したことを特徴とする投射型表示装置である。
【0012】これにより、高い演色性をもつバランスの
とれた投射光を照射する投射型表示装置を提供するもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態である照明装置及びこれを用いる投射型表示装置
を詳細に説明する。
【0014】<第1の実施形態>第1の実施形態は、複
数の光源を有する照明装置及びこれを用いる投射型表示
装置を提供するもので、レーザ光源等の半導体発光素子
からの照明光を放電バルブの中抜け部付近に重畳させる
ものである。図1は、本発明に係る照明装置の第1の実
施形態である投射型表示装置の光学系の全体を示す概要
図、図2は、投射型表示装置の光学系を詳細に示す概要
図、図3は、投射型表示装置の回路ブロック図である。
【0015】図1及び図2を用いて、本発明に係る照明
装置を用いた投射型表示装置を説明する。ここで、図2
の(a)は、照明装置の要部を示す図、(b)は、分割重畳
レンズの正面図、(c)は、分割重畳レンズの断面図、
(d)は、レンズプリズムの断面図である。
【0016】本発明に係る照明装置を用いた投射型表示
装置は、図1に示すように、任意形状を有する反射鏡9
と発光部10をもつ放電バルブ11を有している。放電
バルブ11の発光部10の出射光は、任意形状を有する
反射鏡9により反射されてほぼ平行光になる。また、短
波長側不要光及び長波長側不要光が、それぞれ図示しな
いUVフィルタ、IRフィルタにより吸収/反射が行わ
れて除去される。
【0017】ここで、放電バルブ11は、ランプ本体構
造および発光電極構造や、これを固着する役割を兼ねた
反射光などの構造的理由から、図1に示すように光軸上
の中抜け部12が発生する。第1の実施形態は、この中
抜け部12を利用してレーザ光源等の半導体発光素子の
照明光を重畳するため、発光ダイオード又はレーザ光源
等の半導体発光素子の光源13が設けられる。放電バル
ブ11の中抜け部である光軸付近には、分割重畳レンズ
であるマルチレンズ16のセンターレンズ15が配置さ
れ、更にこの光源側に、図2に示されるようにレンズプ
リズム20が配置される。このレンズプリズム20は、
レーザ光源等の半導体発光素子の光源13から光ファイ
バ14を通じて発する光がマルチレンズ16のNAを満
足するようなレンズと、外周より光軸に到達した光を投
影方向へ反射するミラー19とを備えるものである(こ
こで、NA:開口数、θ:最大有効角、n:屈折率のと
き、NA=n・sinθとなる)。
【0018】このように、半導体発光素子の光源13か
らの光を、光ファイバ14により中抜け部12に重畳さ
せるべく、レンズプリズム20を中抜け部12に同軸に
設けたことにより、照明系のFナンバーを悪化させるこ
となく、演色性を改善することができる(ここで、F
値:光学系の有効角(明るさ)指標、Fno=1/(2N
A))。すなわち、放電バルブ11は構造的に中抜け部
12には有効光が非常に少ないため、この部分を利用し
て光重畳しても、光利用効率の低下を最小限に抑えるこ
とができるので、非常に効率的な放電バルブと半導体発
光素子とのハイブリッド光源をもつ投写型表示装置を構
築することができる。
【0019】又、ここで、合成に用いる反射プリズムレ
ンズ20をマルチレンズ16等に保持するべく、フライ
アイの境界に反射性の高い平面ホルダ18が設けられ
る。これにより、最低限の光損失で必要強度を得ること
が可能となる。これは、光軸方向にみた平面ホルダ18
の専有面積が非常に小さく、更に、本来パネル外周を照
射するフライアイの各アレイレンズ境界部に平面ホルダ
18が設置されているためである。
【0020】すなわち、平面ホルダ18が光軸方向に厚
さがあり、ここに斜め光が当たった場合でも、平面ホル
ダ18に高反射表面処理がなされており、且つ光軸に略
平行に設置されていれば、図2の(c)に示すように、平
面ホルダ18で反射された光もマルチレンズ16のNA
内の光については、光軸対象とはなるものの、反射前と
同様の対光軸角度が維持されるため、新たな損失光とは
ならない。これは、マルチレンズNA外の光は、もとも
と迷光となるものだからである。
【0021】マルチレンズ16,17により、放電バル
ブ11の出射光はそれぞれ分割され、集光レンズ21と
ともに重畳平均化することで、透過型ライトバルブ2
7,28,29を略均一品位にて照明する。
【0022】ここでダイクロイックミラー22は色分離
フィルタであり、R光(赤色光)を反射し、GB光
(緑、青色光)を透過する。又、ダイクロイック・ミラ
ー24は、G光(緑色光)を反射し、B光(青色光)を
透過する。ダイクロイックミラー22,24で分離され
たR光、G光(緑色光)を反射し、B光(青色光)を透
過する。ダイクロイックミラー22,24で分離された
R光、G光は、ライトバルブ27,28に入射され、B
光は、反射ミラー25,26を介してライトバルブ29
に入射される。各色ライトバルブ27,28,29は、
カラー表示を可能とし、このように得られたライトバル
ブ透過光を合成プリズム30で合成し、投射レンズ31
にて投射することで、与えられた映像情報に応じた映像
を図示されないスクリーンに表示するものである。
【0023】またライトバルブ27,28,29は、液
晶等の偏光を利用する代わりに、図示されないPBS
(Polarizing Beam Splitter)及び偏光軸回転板等を用
いることができる。又、放電バルブ11の反射鏡9が楕
円鏡であった場合には、フライアイレンズの代わりにロ
ッドレンズ等を用いることにより、1吋程度の微小ライ
トバルブに対しても高効率で高品位な照明光学系を構築
することができる。
【0024】次に、本発明に係る投射型表示装置の電気
回路系を図3を用いて詳細に説明する。図3において、
投射型表示装置1は、電源回路41と、全体の動作を制
御する制御回路としてのマイクロコンピュータ46とを
有しており、それぞれ動作が制御されるランプ駆動回路
43と、信号源51から映像信号が与えられる映像信号
処理回路44と、液晶パネル等の透過型ライトバルブ2
7乃至29を駆動する液晶駆動回路45とを有してい
る。
【0025】ここで電源回路41は、商用交流電源から
のAC電圧を直流電圧に変換し、上記各回路に所定の直
流電圧(+B)を供給するものである(なお、各回路に
供給する直流電圧の値はそれぞれ異なるが、図では簡略
化している)。
【0026】又、ランプ駆動回路43は、光源としての
放電バルブ11を点灯駆動するものである。これによ
り、この放電バルブ11からの光が液晶パネル等の透過
型ライトバルブ27乃至29に照射される。又、本発明
の特徴である半導体発光素子の光源13とこれの光ファ
イバ14とが近傍に設けられる。液晶パネル27乃至2
9は、与えられる映像信号に応じて透過率が変化するも
のであり、この液晶パネル27乃至29に照射された光
を映像信号によって変調して出射する。この出射された
映像光は、投射レンズ31によって図示しないスクリー
ンに投射され、拡大した映像がスクリーンに表示される
ことになる。
【0027】なお、投射型表示装置が3板式の場合は、
R(赤)、G(緑)、B(青)用の3枚の液晶パネルを
有し、放電バルブ11からの光をR、G、Bの光に分光
して各液晶パネル27乃至29に照射し、各液晶パネル
27乃至29を透過した光を合成して投射レンズ31に
照射するものだが、図3ではこれらの構造を簡略化して
説明している。従って、光学ボックス50は、放電バル
ブ11からの光をR、G、Bの光に分光する分光機能を
含むものである。
【0028】又、上記した映像信号処理回路44は、信
号源51から供給された映像信号を処理して上記した液
晶パネルにRGB信号を供給するためのものである。
又、マイクロコンピュータ46は、上記した電源回路4
1、ランプ駆動回路43、及び映像信号処理回路44の
制御を行う際に、ユーザ操作による図示しないリモコン
からの指示に応じて電源のオン・オフ等や各回路43,
44の動作を制御するものである。
【0029】以上のように、本発明の第1実施形態によ
れば、本来が有効光の存在しない光軸付近を利用して、
レーザ光源等の半導体発光素子からの照明光を重畳する
ことにより、放電バルブだけでは不足気味だった演色性
を向上させ、高輝度で高コントラストな投写型表示装置
を提供することができる。
【0030】なお、上述した半導体発光素子は、必ずし
もレーザ光源である必要はなく、発光ダイオード等の他
の半導体発光素子による光源でもほぼ同等の作用効果を
生じるものである。例えば発光ダイオードも光ファイバ
により指向性が保証されることにより十分な輝度で重畳
され、演色性の改善を可能とするものである。
【0031】<第2の実施形態>第2の実施形態は、複
数の光源を有する照明装置及びこれを用いる投射型表示
装置を提供するもので、レーザ光源等の半導体発光素子
からの照明光を放電バルブの最外周部で重畳させるもの
である。図4は、本発明に係る照明装置の第2の実施形
態である投射型表示装置の光学系を示す概要図、図5
は、本発明に係る照明装置の実施形態に用いられるカラ
イドスコープの一例を示す模式図、図6は、本発明に係
る放電管光源のスペクトルと一般的な光三原色の光スペ
クトルの利用形態を示すグラフ、図7は、本発明に係る
放電管光源の一例の演色性を示す色度図である。
【0032】第2の実施形態は、特に、マイクロレンズ
を用いず照明のFナンバーに余裕がある液晶をライトバ
ルブに用いた場合に好適であり、図4に示すように、光
利用効率損失が少ないマルチレンズの最外周の一部を用
いて、半導体発光素子の照明光の重畳を行うものであ
る。
【0033】図4において、レーザ光源等の半導体発光
素子の光源61による照射光は、光ファイバ63にて放
電バルブ11付近に配された、光重畳用マルチレンズ1
6に導かれ、出射光65が図2で説明した反射プリズム
20と略同等の反射プリズム67の鏡面69を介してマ
ルチレンズ16のNA内で、且つ光軸と平行な第2の照
明光源であるレーザ光源等の半導体発光素子61が照射
する照射光と重畳されるものである。同様に、半導体発
光素子の光源61による照射光は、反対側に設置された
反射プリズム68の鏡面70を介してマルチレンズ16
のNA内で重畳される。
【0034】第2実施形態によれば、重畳する光の波長
に応じて図4の破線Hのような主光線の偏心が発生する
ため、視野角影響を受けやすい液晶ライトバルブを用い
た光学系では、コントラスト劣化などの影響を受けやす
くなる。よって、図4に示すように、同じ半導体発光素
子の光源61,62を複数個用意し、光軸に関して対称
となるように具備させることで、これを解消することが
できる。
【0035】なお、第2実施形態の場合には、重畳装置
が反光軸方向に拡大しても、光利用効率は劣化すること
がない。よって、スペースが許容できれば、高価で複雑
な形状を有するプリズムの代わりに、図4の(b)に示す
ようなコンデンサレンズ71と、離散した反射ミラー7
2を配置することでも、同等の作用効果を得ることがで
きる。
【0036】また、マルチレンズによる光重畳処理は各
々マルチレンズの分割重畳処理であるため、重畳するマ
ルチレンズアレイ1つに照明される半導体重畳光が不均
一である場合、これがそのまま照明ムラ又は色ムラとな
り投影画像が不均一となるという不具合が発生すること
がある。
【0037】このような不具合を解消するべく、光ファ
イバ63,64の出射部にカライドスコープを配置する
とよい。図4では光ファイバ64の出射部にカライドス
コープ66を設けた例を示しており、半導体発光素子の
光源62から光ファイバ64にて導かれた光を拡散板6
6−2にて拡散光に変換し、これを上述したカライドス
コープ66にて、均一で且つマルチレンズNA範囲内の
高品位な重畳光源に変換することにより、一層望ましい
照明装置を備えた投射型表示装置を提供することができ
る。
【0038】(カライドスコープの説明)図5には、カ
ライドスコープ66の基本原理を示している。このカラ
イドスコープ66の構造については、出願人が先に特許
出願した特願2000−259541号公報に述べてい
るので、詳細な説明は省略するが、その概要は図5に示
すようになっている。
【0039】即ち、図5において、カライドスコープ6
6は、その内面が鏡面仕上げの角錐状の本体66−1
と、本体66−1の径小端部に設けた拡散反射面66−
2と径大端部に設けた照射面66−3からなっている。
【0040】この拡散反射面66−2には、光ファイバ
64からの光が照射され、拡散反射面66−2で拡散反
射された光が本体66−1の内面で反射して照射面66
−3から光を出射するようにしている。尚、レンズ73
は出射光を平行光とするために設けられている。
【0041】<第3の実施形態>第3の実施形態は、半
導体発光素子にレーザ光源を用いた場合に、投射型表示
装置に用いる照明装置の光源として最適な波長を特定す
るものである。図6は、本発明に係る第3の実施形態を
説明するための、放電管光源のスペクトルと一般的な光
三原色の光スペクトルの利用形態を示すグラフ、図7
は、本発明に係る光源の演色性の一例を示す色度図であ
る。
【0042】これまでの実施形態の説明において、半導
体発光素子は必ずしもレーザ光源であることは要求され
てはおらず、それは発光ダイオードであってもよい。し
かし、半導体発光素子をレーザ光源に限定するとき、任
意の波長を選択することができるため、例えばR,G,
Bの中のどれかの単一色光を重畳することが可能とな
る。しかしこの場合は、最適の演色性を得るために特定
の波長のレーザ光源であることが望ましく、これについ
て以下に詳細に説明する。
【0043】(演色性の改善)図6のグラフは、放電管
光源のスペクトルと、一般的な光三原色の光スペクトル
利用形態を、横軸を波長として示したものである。更に
この状態での演色性を色度図で表したものが図7の軌跡
C1である。
【0044】図7について補足説明すれば、本図の外周
を囲った範囲が色としての視覚領域で、数値は波長(n
m)であり、図中の右が赤限界(780nm)で、波長が
短くなるとともに、赤(〜600nm)、橙、黄色、黄
緑、緑(510〜540nm)、シアン、青(450〜4
80nm)、そして図中の左下が紫限界(380nm)で
ある。この中央部を横切る曲線が白と呼べる黒体軌跡で
あり、表記数値は色温度(K)を示す。
【0045】これらのグラフの値を考慮すると、単体の
放電バルブ11から発生し不要光を除いた放電管スペク
トルを投射型表示装置に効率よく利用する場合、放電管
スペクトルとして大きな比重を有する、560〜580
nm波長付近の黄色〜橙色成分を取り込まざるを得な
い。すなわち、図7の軌跡C1の通り、赤は橙色の、緑
は黄緑色の狭い演色範囲となり、非常に演色能力の低い
投射光であることがわかる。この投射光は、同時にNW
色座標は色温度が低く且つ緑に偏っているため、黒体軌
跡上の白を表現しようとすれば、白駆動段階でも2割以
上の光量制限を緑のライトバルブで実施せざるを得な
い。従って、光ライトバルブとしてのコントラスト能力
(ダイナミックレンジ)が2割程度劣化した状態とな
り、結果として演色性が低くコントラストも低い、低品
位な投射光となってしまう。
【0046】次に、この放電バルブ11で発生した照射
光(軌跡C1)に、レーザ光源からの照射光を重畳した
場合を考える。すなわち、図7のグラフで軌跡C3とし
て示される、緑青光60%NDに相当し、単体の放電バ
ルブの照射光の赤光の7割程度のパワー(0.6の逆数
に相当)を有する、635nmのレーザ光を、先の照射
光(軌跡C1)に重畳する。これにより、照射光の演色
性は、軌跡C1から軌跡C2へと変化する。この変化に
より、輝度の回復及び赤単色の色純度そのものも改善し
ていることが解る。
【0047】(レーザ光源の波長)ここで重畳する赤光
源は、長波長になるほど赤の色純度は良くなるが、視感
度が下がると同時に、一般的に各光学素子の透過率も下
がるため、より多くのパワーを注力する必要がある。例
えば、600nm近傍の短波長赤光を重畳すれば、NW
改善は見込めるが、赤の色純度はあまり改善されない。
【0048】以上のことから、重畳光波長は、LD光源
そのものの価格と発光効率を考慮しつつ選択されるべき
で、赤光源であるレーザ光源は、600nm以上の波長
であることが好適である。
【0049】更に、一層の高画質化を図るべく、緑光源
を用いる場合の波長について説明する。すなわち、上述
した軌跡C2の赤単色の色純度改善効果を得るために
は、緑座標がNの緑座標に近づくべく、緑光源であるレ
ーザ光源は、500〜535nmの波長であることが好
適である。
【0050】更に、これらの処置だけではNWが重畳波
長方向へシフトするため、赤光源と緑光源とに加えて青
光源を用いることが望ましい。これらに重畳されるにふ
さわしい青光源であるレーザ光源は、440〜490n
mの波長であることが好適である。
【0051】これらの波長の光源を同時に重畳すること
により、一層高品位な映像表示能力を備えた投写型表示
装置を提供することができる。
【0052】(レーザ光源の出力制限)また、本発明に
用いる発光素子は、赤についてはダイレクトに目的光が
得られやすいが、緑や青光に関しては、共振発光させる
ための素子が得られ難く、素子そのものが高価であった
り、温度管理などの発光環境維持が現実的な製品として
考えにくいものが多い。
【0053】従って、2段階で短波長発振光を得るアッ
プコンバージョンレーザ方式光源装置が好適である。た
だし、これらレーザ光源を本発明に適用する場合には、
人体反応期間(まぶたを閉じるかまたは目を逸らすまで
の時間)内で安全を確保するために制限が設けられてい
る。すなわち、投写型表示装置がフロント投影方式であ
った場合には、半導体光源のレーザ光のパワーがクラス
2のレーザ規格を満足する範囲内で本発明を適用し、リ
アー型など、常時鑑賞する表示装置である場合には、ク
ラス1のレーザ規格を満足する範囲内で、本発明を適用
する必要がある。
【0054】(レーザ光源による破損表示)ここで、放
電バルブとレーザ光源等の半導体発光素子とを併用する
場合、放電バルブの寿命(1000〜8000時間)に
比べ、数万時間の寿命が見込める半導体光源の方が圧倒
的に長寿命であるため、その両光源が同時に寿命破壊さ
れる可能性は殆どない。従って、片方の光源に寿命等に
よる不点灯が発生したとき、光源駆動信号モニタ等の手
法によりこの症状を断定し、残る光源を用いてエラーメ
ッセージを表示することが可能であり、ユーザに対して
便利な機能であると言える。
【0055】これは、一例として図3のランプ駆動回路
43により駆動電流の変化を知ることでランプの破損を
検出し、マイクロコンピュータ46の制御下により、映
像信号処理回路44にてエラーメッセージを示す画像信
号を生成する。そして、この画像信号を液晶駆動回路4
5を介して液晶パネル27乃至29を駆動することによ
り、対応する投射光を投射し、図示しないスクリーン上
にエラーメッセージを表示することが可能となる。な
お、放電バルブ11の破損を半導体光源13で表示して
もよいし、半導体光源13の破損を放電バルブ11の照
射光で表示することも可能である。
【0056】<第4の実施形態>第4実施形態は、空間
変調ライトバルブとしてのDMD(デジタルマイクロミ
ラーデバイス,Digital Micro Mirror Device)システ
ムを用いた投射型表示装置に適用した場合を特定するも
のである。図9は、本発明に係る照明装置の第4の実施
形態であるDMDを用いた投射型表示装置の光学系を示
す概要図、図10は、第4の実施形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【0057】図9で示すDMDシステムを用いた投射型
表示装置において、放電バルブ11からの照射光は、カ
ライドスコープ85を介してカラーホイール86に照射
され、このカラーホイール86は例えば毎秒60フレー
ムで回転している。
【0058】カラーホイール86を通過する照射光は、
集束レンズ87、リレーレンズ88,89を通って、D
MDチップ90上へ投射される。DMDチップ90は、
非常に小さいミラー素子の集合体でありマイクロミラー
アレイを含んでいる。各ミラー素子は、ヒンジ構造で支
持されており、ヒンジを中心にマイクロミラーは可動し
て、図9の(d)のようにオン状態(実線)又はオフ状態
(破線)へと傾斜する。
【0059】オン状態ではミラーに入射した光を投射レ
ンズ91へ反射し、オフ状態では投射レンズ91とは異
なる方向へと反射する。つまり、ミラー傾斜角がオン又
はオフのいずれかにより、このミラーの表面に入射する
光を変調することができる。
【0060】これらのミラーからの反射光は、投射レン
ズ91を通過してスクリーン上に像を表示する。ミラー
が長くオン状態にあればスクリーン上の映像は明るくな
り、オフ状態には暗くなる。従って、映像信号レベルに
応じてミラーのオンオフを制御することで、スクリーン
に映像が表示されることになる。
【0061】カラーホイール86は、図9の(b)又は
(c)に示されるように、R,G,Bのセクタに分割され
ている。このカラーホイール86を所定回転数で回転さ
せることで、R,G,Bの光がDMDに順次照射され、
照射されるタイミングで順次、R,G,Bの映像信号で
DMDを駆動させることによりカラー表示を行うことが
できる。このように一つの光学系をR,G,Bで時分割
することで、小規模な光学系によってカラー表示を可能
とするものである。
【0062】このようなDMDシステムを用いた投射型
表示装置に対して、本発明の特徴である半導体発光素子
の光源81,83が光ファイバ82,84を伴って設け
られており、光ファイバ82,84からの照射光は、カ
ライドスコープ85に照射される。
【0063】このときの半導体発光素子の光源81,8
3の発光のタイミングと、DMD90の駆動のタイミン
グとの例が図10に示されている。一つは、半導体発光
素子の光源81,83は、連続して発光しつづけるタイ
ミングT1の場合である。これに応じてDMD90は、
R,G,Bとも三等分のタイミングT2で交互に切り替
わるものである。この場合のカラーホイール86は、図
9の(b)で示されるように3等分の領域をそれぞれもっ
ている。
【0064】次に、DMD90は、R,G,Bの期間は
等しくなく、例えばRの期間が短く設定されるタイミン
グT3で切り替わる場合である。この場合のカラーホイ
ール86は、図9の(c)で示されるようにRの領域は狭
くなっている。
【0065】更に、半導体発光素子の光源81,83
が、DMD90の3原色のうち対応する色光源の動作タ
イミングに同期して発光するタイミングT4の場合であ
る。この場合は半導体発光素子の光源81,83は、赤
色光源であり、DMD90のRのタイミングT5に同期
している。又、この場合、カラーホイール86は、図9
の(c)で示されるようにRの領域は狭くなっている。し
かし、三等分のタイミングT2で、半導体発光素子の光
源81,83の発光が、カラーホイール86の特定色に
同期するものであってもかまわない。
【0066】以上、説明したように、本発明に係る第4
の実施形態においては、DMDシステムを用いた投射型
表示装置に本発明の半導体発光素子の光源の重畳を適用
するものであり、特にカラーホイールの動作に半導体発
光素子の光源の発光のタイミングを同期させることによ
り、無駄な発光をなくすことで消費電力を抑制し、効率
がよく演色性も改善された投射型表示装置を提供するこ
とができる。
【0067】以上記載した様々な実施形態により、当業
者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実
施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって
容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形
態へと適用することが可能である。従って、本発明は、
開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に
及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるもので
はない。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、本来が有効光が少ない放電バルブの光軸付近や損
失の小さい最外周を用いて、半導体レーザ等の半導体発
光素子による照明光を放電バルブの照明光に重畳させる
ことにより、放電バルブでは不足がちであった例えば赤
成分を補填し、これにより高輝度で演色能力が高く、高
コントラストな投射光を得る投写型表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明装置の第1の実施形態である
投射型表示装置の光学系を示す概要図。
【図2】本発明に係る照明装置の第1の実施形態である
投射型表示装置の光学系を詳細に示す概要図。
【図3】本発明に係る投射型表示装置の一例を示す伝送
系のブロック図。
【図4】本発明に係る照明装置の第2の実施形態である
投射型表示装置の光学系を示す概要図。
【図5】本発明に係る照明装置の実施形態に用いられる
カライドスコープの一例を示す模式図。
【図6】本発明に係る第3の実施形態を説明するための
放電管光源のスペクトルと一般的な光三原色の光スペク
トルの利用形態を示すグラフ。
【図7】本発明に係る第3の実施形態を説明するための
本発明に係る光源の演色性の一例を示す色度図。
【図8】従来の投射型表示装置用光源である放電ランプ
の特性を示すグラフ。
【図9】本発明に係る照明装置の第4の実施形態である
DMDを用いた投射型表示装置の光学系を示す概要図。
【図10】本発明に係る照明装置の第4の実施形態の動
作を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
11…放電バルブ、13…半導体発光素子の光源、14
…光ファイバ、15…センターレンズ、16,17…マ
ルチレンズ、21…集光レンズ、22〜26…ダイクロ
イックミラー、27〜29…透過型ライトバルブ、30
…合成プリズム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月11日(2002.4.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ここでダイクロイックミラー22は色分離
フィルタであり、R光(赤色光)を反射し、GB光
(緑、青色光)を透過する。又、ダイクロイックミラー
24は、G光(緑色光)を反射し、B光(青色光)を透
過する。ダイクロイックミラー22,24で分離された
R光、G光は、ライトバルブ27,28に入射され、B
光は、反射ミラー25,26を介してライトバルブ29
に入射される。各色ライトバルブ27,28,29は、
カラー表示を可能とし、このように得られたライトバル
ブ透過光を合成プリズム30で合成し、投射レンズ31
にて投射することで、与えられた映像情報に応じた映像
を図示されないスクリーンに表示するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/14 H01S 5/00 33/12 F21Y 101:00 H01S 5/00 G02B 27/00 V // F21Y 101:00 F21M 1/00 M Fターム(参考) 2H088 EA13 EA14 EA15 EA19 HA12 HA13 HA20 HA21 HA23 HA24 HA25 HA28 HA30 MA02 MA05 MA06 2H091 FA02Z FA10Z FA14Z FA21Z FA24Z FA26Z FA29Z FA41Z FA45Z FA46Z FD05 FD06 FD11 FD22 FD24 LA15 LA18 MA07 3K042 AA01 AC06 BB01 BC09 5F073 AB27 AB28 AB29 BA09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光源を有する照明装置であって、 放電バルブを用いて第1の照明光を発生する第1の発光
    手段と、 前記第1の発光手段の近傍に設けられ、レーザ光を用い
    て第2の照明光を発生させる第2の発光手段と、 前記第1の照明光に前記第2の照明光を重畳して出射す
    るための光重畳手段と、 を具備したことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記光重畳手段は、前記放電バルブの光
    軸付近に配置され、前記第2の発光手段からの第2の照
    明光を入射し、前記第1の照明光の出射方向に同軸的に
    出射する反射プリズムにて成ることを特徴とする請求項
    1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記光重畳手段は、前記放電バルブの外
    周部に配置され、前記第2の発光手段からの第2の照明
    光を入射し、前記第1の照明光の出射方向に同軸的に出
    射する反射プリズムにて成ることを特徴とする請求項1
    記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の発光手段は複数のレーザ光源
    にてなり、前記光重畳手段は前記放電バルブの外周部に
    放電バルブの光軸に対して対照的に複数個配置され、前
    記各レーザ光源からの第2の照明光を前記各光重畳手段
    により前記第1の照明光に重畳するようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記光重畳手段は、前記放電バルブの外
    周部に配置され、前記第2の発光手段からの第2の照明
    光を入射し、前記反射プリズムに導くためのカライドス
    コープを有することを特徴とする請求項3記載の照明装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2の発光手段はレーザ光源にてな
    り、その波長が600nm以上の赤色光を発光すること
    を特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 複数の光源を有する照明装置であって、 放電バルブを用いて第1の照明光を発生する第1の発光
    手段と、 前記第1の発光手段の近傍に設けられ、レーザ光を用い
    て第2の照明光を発生させる第2の発光手段と、 前記放電バルブと所定間隔を置いて体向配置されたマル
    チレンズと、 前記マルチレンズの前記放電ランプ側の面に配置され、
    第1の照明光に前記第2の照明光を重畳して出射するた
    めの光重畳手段と、 を具備したことを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 複数の光源を有する照明装置であって、 放電バルブを用いて第1の照明光を発生する第1の発光
    手段と、 前記第1の発光手段の近傍に設けられ、光半導体素子を
    用いて第2の照明光を発生させる第2の発光手段と、 前記第1の照明光に前記第2の照明光を重畳して出射す
    るための光重畳手段と、 前記第2の発光手段からの照明光を前記光重畳手段に入
    射するように導く光ファィバと、を具備したことを特徴
    とする照明装置。
  9. 【請求項9】 光源からの照明光が入射されるととも
    に、映像信号によって出射光が変調されるライトバルブ
    を有し、前記ライトバルブから出射された映像光を投射
    する投射型表示装置であって、 放電バルブからの第1の照明光と、前記放電バルブ近傍
    に設けられたレーザ光源からの第2の照明光とを、光重
    畳手段によって重畳して出射する照明用光源と、 前記照明用光源からの光が照射され、入射光を透過又は
    反射して出射するライトバルブと、 前記ライトバルブを映像信号によって駆動する駆動回路
    と、 前記ライトバルブから出射された映像光を投射する投射
    レンズとを具備したことを特徴とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】 前記照明用光源の前記光重畳手段は、
    前記放電バルブの光軸付近に配置され、前記レーザ光源
    からの第2の照明光を入射し、前記第1の照明光の出射
    方向に同軸的に出射する反射プリズムにて成ることを特
    徴とする請求項9記載の投射型表示装置。
  11. 【請求項11】 前記照明用光源の前記光重畳手段は、
    前記放電バルブの外周部に配置され、前記レーザ光源か
    らの第2の照明光を入射し、前記第1の照明光の出射方
    向に同軸的に出射する反射プリズムにて成ることを特徴
    とする請求項9記載の投射型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記レーザ光源は、その波長が600
    nm以上の赤色レーザ光源と、500nm〜535nm
    の緑色レーザ光源と、440〜490nmの青色レーザ
    光源の少なくとも1つを有し、前記光重畳手段よって少
    なくとも1つの前記レーザ光源からの第2の照明光を前
    記第1の照明光に重畳するようにしたことを特徴とする
    請求項9記載の投射型表示装置。
  13. 【請求項13】 前記レーザ光源を複数有し、前記光重
    畳手段は前記放電バルブの外周部に放電バルブの光軸に
    対して対照的に複数個配置され、前記各レーザ光源から
    の第2の照明光を前記各光重畳手段により前記第1の照
    明光に重畳するようにしたことを特徴とする請求項11
    記載の投射型表示装置。
  14. 【請求項14】 前記光重畳手段は、前記放電バルブの
    外周部に配置され、前記レーザ光源からの第2の照明光
    を入射し、前記反射プリズムに導くためのカライドスコ
    ープを有することを特徴とする請求項11記載の投射型
    表示装置。
  15. 【請求項15】 光源からの照明光が入射されるととも
    に、映像信号によって出射光が変調されるライトバルブ
    を有し、前記ライトバルブから出射された映像光を投射
    する投射型表示装置であって、 放電バルブからの第1の照明光と、前記放電バルブ近傍
    に設けられたレーザ光源からの第2の照明光とを、光重
    畳手段によって重畳して出射する照明用光源と、 前記照明用光源からの光が照射されるライトバルブと、 前記放電バルブ又はレーザ光源の一方が故障したときに
    それを検出する検出回路と、 前記検出手段による検出結果に応答してメッセージ信号
    を発生する信号生成回路と、 前記ライトバルブを映像信号及び前記メッセージ信号に
    よって駆動する駆動回路と、 前記ライトバルブから出射された映像光を投射する投射
    レンズとを具備したことを特徴とする投射型表示装置。
  16. 【請求項16】 光源からの照明光が入射されるととも
    に、映像信号によって出射光が変調されるライトバルブ
    を有し、前記ライトバルブから出射された映像光を投射
    する投射型表示装置であって、 放電バルブからの第1の照明光と、前記放電バルブ近傍
    に設けられたレーザ光源からの第2の照明光とを、光重
    畳手段によって重畳して出射する照明用光源と、 前記照明用光源からの光を複数の原色光に分光する分光
    手段と、 前記分光手段によって分光された原色光がそれぞれ入射
    され、入射光を透過又は反射して出射するる複数のライ
    トバルブと、 前記複数のライトバルブをそれぞれ映像信号によって駆
    動する駆動回路と、 前記複数のライトバルブからそれぞれ出射された映像光
    を合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された映像光を投射する投射
    レンズとを具備したことを特徴とする投射型表示装置。
  17. 【請求項17】 前記レーザ光源は、その波長が600
    nm以上の赤色光を発光することを特徴とする請求項9
    又は16記載の投射型表示装置。
  18. 【請求項18】 前記レーザ光源は、その波長が600
    nm以上の赤色レーザ光源と、500nm〜535nm
    の緑色レーザ光源と、440〜490nmの青色レーザ
    光源の少なくとも1つを有し、前記光重畳手段よって少
    なくとも1つの前記レーザ光源からの第2の照明光を前
    記第1の照明光に重畳するようにしたことを特徴とする
    請求項16記載の投射型表示装置。
  19. 【請求項19】 光源からの照明光が入射されるととも
    に、映像信号によって制御される空間変調ライトバルブ
    を有し、前記空間変調ライトバルブから出射された映像
    光を投射する投射型表示装置であって、 放電バルブからの第1の照明光と、前記放電バルブ近傍
    に設けられたレーザ光源からの第2の照明光とを、光重
    畳手段によって重畳して出射する照明用光源と、 前記照明用光源からの光を利用して時分割的に順次複数
    の原色光を出射する分割手段と、 前記分割手段から原色光がそれぞれ時分割的に入射さ
    れ、映像信号によって出射光が変調される空間変調ライ
    トバルブと、 前記空間変調ライトバルブからそれぞれ出射された映像
    光を投射する投射レンズとを具備したことを特徴とする
    投射型表示装置。
  20. 【請求項20】 前記空間変調ライトバルブは、映像信
    号によってオンオフ状態が制御されるデジタルミラーデ
    バイスにて成ることを特徴とする請求項19記載の投射
    型表示装置。
  21. 【請求項21】 前記レーザ光源は、いずれか1つの原
    色光による照明光を発光することを特徴とする請求項1
    9記載の投射型表示装置。
  22. 【請求項22】 前記レーザ光源は、いずれか1つの原
    色光による照明光を前記分割手段からの出射タイミング
    で周期的に発光することを特徴とする請求項19記載の
    投射型表示装置。
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