JP2003255422A - 補正光学系加振装置 - Google Patents

補正光学系加振装置

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JP2003255422A
JP2003255422A JP2002056817A JP2002056817A JP2003255422A JP 2003255422 A JP2003255422 A JP 2003255422A JP 2002056817 A JP2002056817 A JP 2002056817A JP 2002056817 A JP2002056817 A JP 2002056817A JP 2003255422 A JP2003255422 A JP 2003255422A
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axis
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Michiro Hirohata
道郎 廣畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化、複雑化することなく、第1、
第2のアクチュエータを、狭い隙間で駆動可能な構成に
しつつ、補正光学系を互いに直交する方向に高効率に移
動させる。 【解決手段】 補正光学系1と、光軸2と直交する平面
内において該光軸を頂点とする直角二等辺三角形の等角
となる二つの角に配置され、かつ、補正光学系を移動さ
せる為のそれぞれの駆動の方向(図中上方向)が平行に
統一された、狭い隙間で駆動する第1、第2のアクチュ
エータ6〜11と、第1と第2のアクチュエータの中間
位置に配置され、第1及び第2のアクチュエータが前記
統一された駆動方向以外へ動くことを禁止するが、一方
のアクチュエータが駆動すると他方のアクチュエータの
駆動中心を回転中心として前記補正光学系を微小な回転
運動させることを許容するように作用するガイド手段
4,5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れを補正する
為にカメラの撮影レンズ等に好適な補正光学系加振装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学系の一部を動かして手振れを補正す
る光学系は、双眼鏡や、CD(コンパクトディスク)プ
レーヤーのピックアップレンズなどにも利用されている
が、多くはカメラの撮影光学系を想定して提案され、実
用化されている。
【0003】特開平6−289454号公報には、アク
チュエータにムービングコイルを利用したもので、加振
する補正光学用のレンズの光軸に直角なX軸、Y軸に対
し、各々の方向に駆動力を発生するコイルが配置された
構成のものが開示されている。
【0004】また、特開平9−33975号公報には、
扁平なコイルを動かすムービングコイルのタイプで、向
かい合う磁石(磁気回路)を比較的小型化し易くした構
成のものが開示されている。この方式を発展させる事
で、上記と同様な加振力を発生させるムービングマグネ
ットタイプへの展開が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の各提案に見られ
るように、X軸方向に光学系を駆動するアクチュエータ
はX軸上に、Y軸方向に光学系を駆動する駆動するアク
チュエータはY軸上に、それぞれレイアウトすると、原
理的には非常にすっきりするが、X軸方向に光学系を駆
動するアクチュエータはY軸方向に駆動するアクチュエ
ータによってY軸方向に駆動され、Y軸方向に光学系を
駆動するアクチュエータはX軸を駆動するアクチュエー
タによってX軸方向に駆動されることになり、駆動方向
と直角の方向にかなり大きな隙間/可動スペースを必要
としている。
【0006】したがって、どうしてもアクチュエータは
大型化し、あるいは磁気回路の効率化を妨げ、低出力化
してしまう傾向にあった。
【0007】また、高精度の位置制御を行うため、アク
チュエータと補正光学系はガタの無い一体構造であるこ
とを必要としている。
【0008】特に、磁気回路の効率が高く、小型化の容
易なヨークと相対する永久磁石が、狭い隙間を保って駆
動力を発生させる、ヨーク、コイル、ムービングマグネ
ットを組み合わせる可動タイプのアクチュエータを構成
しようとした場合、 1)駆動する方向と直角な方向に自由度を与えると永久
磁石がヨークにくっついてしまう、 2)駆動方向と直角な方向に永久磁石が動けるようにし
ようとすると狭い隙間が広い隙間となって、磁気回路の
効率が下がってしまう、という問題を有していた。
【0009】つまり、ムービングコイルの場合、可動部
が吸引されることはないが、ギャップが大きく磁気回路
の効率は悪くなる。一方、ムービングマグネットの場
合、ギャップを狭める事で磁気回路の効率を高めること
が可能であるが、吸着を起こさない工夫が必要であり、
その為の構成が困難であった。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、装置を大
型化、複雑化することなく、第1、第2のアクチュエー
タを、狭い隙間で駆動可能な構成にしつつ、補正光学系
を互いに直交する方向に高効率に移動させることのでき
る補正光学系加振装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光学系に含まれ、該光学系の光軸と直交
する平面内において互いに直交する方向に移動させら
れ、前記光軸を偏心させて振れを抑制する補正光学系
と、前記光軸と直交する平面内において該光軸を頂点と
する直角二等辺三角形の等角となる二つの角に配置さ
れ、かつ、前記補正光学系を移動させる為のそれぞれの
駆動の方向が平行に統一された、狭い隙間で駆動する第
1、第2のアクチュエータと、前記直角二等辺三角形の
斜辺上の中点に相当する前記第1と第2のアクチュエー
タの中間位置に配置され、前記第1及び第2のアクチュ
エータが前記統一された駆動方向以外へ動くことを禁止
するが、一方のアクチュエータが駆動すると他方のアク
チュエータの駆動中心を回転中心として前記補正光学系
を微小な回転運動させることを許容するように作用する
ガイド手段とを有し、前記第1のアクチュエータが駆動
すると、前記第2のアクチュエータの駆動中心を回転中
心として前記補正光学系は微小な回転運動し、前記第2
のアクチュエータが駆動すると、前記第1のアクチュエ
ータの駆動中心を回転中心として前記補正光学系は微小
な回転運動し、前記補正光学系は前記互いに直交する方
向に移動させられて前記振れを抑制する補正光学系加振
装置とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0013】(実施の第1の形態)図1は本発明の実施
の第1の形態に係る、カメラの撮影レンズ等に好適な補
正光学系加振装置の正面図であり、該補正光学系加振装
置は、加速度センサあるいは変位センサの信号を、演算
処理した信号を用いて光学系全体の振れ量を、補正光学
系を移動させる(加振する)ことで抑制する例えば撮影
レンズの防振装置に適用されるものである。
【0014】図1において、1は補正光学系のレンズ、
2は光軸である。3はレンズホルダーであり、長穴4を
有しており、該長穴4にガイド軸5が案内され、レンズ
ホルダー3は図中上下方向の運動と、軸周り(図4にて
後述するように、A,B周りを意味する)の回転が可能
である。6はレンズホルダー3に固定された第1軸駆動
永久磁石であり、該第1軸駆動永久磁石6は4極に着磁
され、図1のように表裏にS極とN極を有している。7
は第1軸駆動ヨークであり、8は第1軸駆動コイルであ
り、これらと前記第1軸駆動永久磁石6とで、第1軸駆
動アクチュエータを構成している。
【0015】9はレンズホルダー3に固定された第2軸
駆動永久磁石であり、該第2軸駆動永久磁石9も第1軸
駆動永久磁石6と同様、4極に着磁されている。10は
第2軸駆動ヨークであり、11は第2軸駆動コイルであ
り、これらと前記第2軸駆動永久磁石9とで、第2軸駆
動アクチュエータを構成している。
【0016】12は第1軸バネであり、前記第1軸駆動
永久磁石6、第1軸駆動ヨーク7及び第1軸駆動コイル
8により構成される第1軸アクチュエータの出力に応じ
て伸び縮みする。13は第2軸バネであり、前記第2軸
駆動永久磁石9、第2軸駆動ヨーク10及び第2軸駆動
コイル11により構成される第2の軸アクチュエータの
出力に応じて伸び縮みする。14,15,16はレンズ
ホルダー3を保持するコロである。
【0017】図2は、図1に示す補正光学系加振装置の
側面図(図1の右側から左方向を見た図)であり、レン
ズホルダー3を支えるコロ14の上には、それぞれ付勢
バネ17および図示しない付勢バネ(18,19)が、
それぞれ対向している。
【0018】図3は、図1に示す補正光学系加振装置を
別の方向から見た側面図(図1の下側から上方向を見た
図)であり、第1軸駆動アクチュエータ、第2軸駆動ア
クチュエータの構成を示している。
【0019】第1軸駆動ヨーク7はUの字形をしてお
り、第1軸駆動コイル8がその片腕に巻かれている。ま
た、第1軸駆動ヨーク7の両腕の先端は、第1軸駆動永
久磁石6と狭い隙間を介して、対向している。
【0020】この様な構成において、駆動用の電流を一
方向のみとするためにあらかじめ第1軸バネ12により
第1軸駆動永久磁石6は図1の上方に片寄せされてお
り、第1軸駆動コイル8に対して中間の電流値を流すこ
とにより、図1の状態となる。つまり、第1軸駆動コイ
ル8へ中間の電流値を与えることにより、第1軸駆動永
久磁石6と第1軸駆動ヨーク7の間には吸着力が働き、
第1軸バネ12の上方向への付勢力に抗して第1軸駆動
永久磁石6の片面の二つの磁極の中間と第1軸駆動ヨー
ク7が向かい合う位置に止まり、バランスが取られた状
態となっている。
【0021】図1に示すように第1軸駆動永久磁石6の
右上と左下をN極に着磁し、第1軸駆動コイル8にさら
に大きな電流(中間の電流値の2倍の電流値)を流し、
第1軸駆動ヨーク7の右側が電磁石のS極となるようす
ると、第1軸駆動永久磁石6と第1軸駆動ヨーク7の間
には吸着力が働き、第1軸バネ12の力に抗して第1軸
駆動永久磁石6は図1の下方向に移動する。
【0022】つまり、第1軸駆動コイル8に流す電流値
を制御することで、第1軸駆動永久磁石6の図1の上下
方向の位置を制御でき、加速度センサあるいは変位セン
サの出力信号を基に演算された手振れ情報に基づく補正
量だけ第1軸駆動永久磁石6を動かすることで、補正光
学系のレンズ1の光軸2をX軸から45度ずれた方向に
動かす(詳細は後述する)ことができるようになってい
る。
【0023】第1軸駆動アクチュエータの出力(ここで
の出力は、電流の増加に対する永久磁石の変位量(出力
増)を意味する)は、第1軸駆動永久磁石6の下側の極
が第1軸駆動ヨーク7に向き合う位置でゼロとなり、中
間位置で最大となり、第1軸駆動永久磁石6の上側の極
が第1軸駆動ヨーク7に向き合う位置で再びゼロとな
る。そして、第1軸駆動ヨーク7の幅と第1軸駆動永久
磁石6の上下の極の幅を等しくすることでその出力はほ
ぼsinカーブの特性となるので、図1のように第1軸
駆動永久磁石6の幅D2を、第1軸駆動ヨーク7の幅D
1の2倍とし、磁極の幅の1/2の範囲で制御駆動させ
ると、sinカーブの0度(sin0度=0) から18
0度(sin180度=0)のうち、67.5度(因に
sin67.5度=0.92)から112.5度(同じ
くsin112.5度=0.92)の領域を使用するこ
とになり、すべての領域で90パーセント以上の出力が
得られ、実用上十分なリニアリティが得られる。また、
第1軸駆動永久磁石6と光軸2の移動量の比は約「1.
4対1」なので、このとき補正光学系のレンズ1の制御
幅の約3倍がヨーク7の幅となる。
【0024】さらにリニアリティを高めるために、補正
光学系のレンズ1の制御幅の約4倍がヨーク7の幅とな
るように設計すると、74.1度(因にsin74.1
度=0.96)から105.9度(同じくsin10
5.9度=0.96)の領域を使用することになり、す
べての領域で96パーセント以上の極めて安定した出力
が得られようになる。主に制御する領域は、全制御領域
の半部程度であることを考えると実用的に要求される性
能は、この程度で、これ以上は過剰品質といっても良
い。
【0025】第2軸駆動アクチュエータの構成も、同様
である。
【0026】図4は、図1と同じく補正光学系加振装置
の正面図であり、光軸2をO、第1軸駆動永久磁石6の
中心をA、第2軸駆動永久磁石9の中心をB、ガイド軸
5の中心をCとした位置関係を表したもので、角AOB
は直角、OA=OBで、三角形OABは直角二等辺三角
形である。斜辺ABの中点をC、よって、OCは斜辺A
Bへの垂線の関係となっている。
【0027】微小な移動範囲では、第1軸駆動永久磁石
6の駆動は第1軸バネ12に対してのみバランスの取れ
た関係にあり、第2軸バネ13とは干渉しないので、第
1軸駆動永久磁石6の運動は、B点を中心とする回転運
動とみなせる。したがって、A点の運動方向は斜辺AB
に直角方向、三角形OABがBを軸に回転するので、O
点の運動方向は等辺AOの方向となる。ガイド軸5はレ
ンズホルダー3の長穴4に嵌合しているが、三角形上の
C’の点の動きも、Aの運動が微小な範囲では十分にO
C方向と同一といえ、直線上の長穴の中を自由に移動す
るようになる。
【0028】同様に、第2軸駆動永久磁石9の動きは、
A点を中心とする回転運動とみなせる。したがって、B
点の運動方向は斜辺ABに直角方向、三角形OABがA
を軸に回転するので、O点の運動方向は等辺BOの方向
となる。
【0029】以上述べてきた位置関係に部品を配置する
ことで、第1軸、第2軸の駆動用アクチュエータの運動
方向を同一とし、狭い隙間で駆動する必要のある方式の
アクチュエータでも、X,Y軸方向(互いに直交する方
向)にそれぞれに移動する2次元の加振機構を可能とす
ることが可能となる。
【0030】上記の実施の第1の形態によれば、第1軸
駆動アクチュエータと第2軸駆動アクチュエータの駆動
の方向を平行に統一し、かつ加振に必要なストロークだ
け移動可能な長穴4と固定軸であるガイド軸5で、実質
的に、永久磁石(6,9)とヨーク(7,10)の間の
狭い隙間を変化させる方向の運動を禁止し、各アクチュ
エータの駆動方向の運動と、長穴4の中心のガイド軸4
周りの回転運動を利用して、X軸方向と、Y軸方向の運
動をつくり出している。この結果、狭い隙間を保つ必要
のある駆動メカニズムでも、大型化、複雑化することな
しに、X,Y軸方向の2次元の運動を作っている。
【0031】さらに説明を加えると、レンズ1の光軸2
を頂点とする直角二等辺三角形OABの二つの角(A,
Bの点)にそれぞれアクチュエータを配置し、これらア
クチュエータが直角二等辺三角形OABの斜辺ABの方
向へ運動することを禁止するガイド軸5と、斜辺AB上
の中点に該斜辺ABに直角方向の長穴4を配置し、前記
各アクチュエータの駆動方向を斜辺ABに直角方向とす
ることで、第1軸駆動アクチュエータは、第2軸駆動ア
クチュエータの駆動中心(B点)を軸に可動部分、つま
りレンズ1を微小な回転運動をさせることで、該レンズ
1の光軸2の、前記第1軸駆動アクチュエータの駆動方
向と45度ずれた方向(例えばX軸に45度ずれた方
向)の運動をつくり、同様に第2軸駆動アクチュエータ
は、前記第1軸駆動アクチュエータの駆動中心(A点)
を軸に可動部分、つまりレンズ1を微小な回転運動をさ
せることで、該レンズ1の光軸2の、前記第2軸駆動ア
クチュエータの駆動方向と45度ずれた方向(例えばY
軸に45度ずれた方向)の運動をつくることになる。
【0032】前記レンズ1の駆動ストロークは0.5ミ
リメートル以下の量であり、該レンズ1の光軸2を頂点
とする直角二等辺三角形OABの斜辺ABの長さに比べ
ると十分小さく、それぞれの回転運動は、長穴4とガイ
ド軸5の部分の運動としてみると、可動部が長穴4に案
内された方向に直線的に運動するとみなせる運動とな
る。
【0033】また、各アクチュエータの駆動距離とレン
ズ1の光軸2の移動量の関係は、直角二等辺三角形の形
状から、斜辺ABの長さと等辺OA,OBの長さの比、
つまり「√(2)対1」となり、直接駆動する「1対
1」の場合に比べ、より精密な制御も可能とする。
【0034】次に、ヨーク(7,10)の幅D1の2倍
の永久磁石(6,9)を用い、ヨーク(磁極) の幅D1
の1/2の範囲で制御駆動させることで、ストローク全
域で、90パーセント以上の出力が得られ、実用上十分
なリニアリティを得ることができる。永久磁石(6,
9)と光軸2の移動量の比は約「1.4対1」なので、
このときレンズ1の制御幅の約3倍がヨークの幅とな
る。さらにリニアリティを高めるためにレンズ1の制御
幅の約4倍がヨークの幅となるように設計すると、すべ
ての領域で96パーセント以上の極めて安定した出力が
得られようになる。主に制御する領域は、全制御領域の
半部程度であることを考えると実用的に要求される性能
は、この程度で、これ以上は過剰品質といっても良い。
【0035】(実施の第2の形態)図5は本発明の実施
の第2の形態に係る補正光学系加振装置の正面図あり、
図6はその側面図である。
【0036】上記実施の第1の形態との違いは、アクチ
ュエータにステッピングモータ等を使用する点であり、
図5及び図6において、21は第1軸駆動ステッピング
モータ、22は第1軸駆動ステッピングモータ21の出
力軸に圧入される、前記レンズ1を駆動する為の出力伝
達部となる偏心ピンを有する伝達部材(以下、第1軸駆
動偏心ピン付きキートップと記す)、23は第2軸駆動
ステッピングモータ、24は第2軸駆動ステッピングモ
ータ23の出力軸に圧入される、前記レンズ1を駆動す
る為の出力伝達部となる偏心ピンを有する伝達部材(以
下、第2軸駆動偏心ピン付きキートップと記す)であ
る。
【0037】それぞれのキートップの偏心ピンは、レン
ズホルダー3の長穴25,26に案内され、キートップ
の回転運動のうち、図5中上下方向の運動のみレンズホ
ルダー3に伝えるようになっている。それぞれのステッ
ピングモータ21,23の中身は可動磁石と磁極に対向
するヨークとヨークを励磁するコイルから構成され、丁
度上記実施の第1の形態におけるアクチュエータが円筒
状に並んでいる形態をしている。
【0038】この実施の第2の形態では、ステッピング
モータの1ステップのみを使用し、例えば10極のステ
ッピングモータでは、一つの磁極の角度36度の二分の
一の18度を駆動に使用し、駆動力のばらつきを10パ
ーセント以内に抑えるようにしたものである。したがっ
て、第1軸駆動偏心ピン付きキートップ22は18度だ
け回転し、偏心ピンからレンズホルダー3の長穴25に
運動を伝えることになる。第2軸駆動も同様である。
【0039】また、18度の回転は比較的微小であり、
転がりがなくても摩擦によるエネルギーロスが少ないこ
とから、キートップの偏心ピンでコロを代用させ、第1
軸駆動偏心ピン付きキートップ22の上を付勢バネ27
で、押さえるようにしている。
【0040】アクチュエータにステッピングモータを使
用する点以外は、上記実施の第1の形態と同一である。
この場合も、アクチュエータの配置は、光軸2とガイド
軸5を結ぶ線に対して線対称である。
【0041】この実施の形態における効果は、上記実施
の第1の形態と同様である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置を大型化、複雑化することなく、第1、第2のアク
チュエータを、狭い隙間で駆動可能な構成にしつつ、補
正光学系を互いに直交する方向に高効率に移動させるこ
とができる補正光学系加振装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る補正光学系加
振装置の正面図である。
【図2】図1の補正光学系加振装置の側面図である。
【図3】図1の補正光学系加振装置の側面図である。
【図4】図1の補正光学系加振装置において機能を説明
する為の正面図である。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る補正光学系加
振装置の正面図である。
【図6】図5の補正光学系加振装置の側面図である。
【符号の説明】
1 補正光学系のレンズ 2 光軸 3 レンズホルダー 4 レンズホルダーに設けられた長穴 5 ガイド軸 6 第1軸駆動永久磁石 7 第1軸駆動ヨーク 8 第1軸駆動コイル 9 第2軸駆動永久磁石 10 第2軸駆動ヨーク 11 第2軸駆動コイル 12 第1軸バネ 13 第2軸バネ 14,15,16 コロ 17,18,19 付勢バネ 21 第1軸駆動ステッピングモータ 22 第1軸駆動偏心ピン付きキートップ 23 第2軸駆動ステッピングモータ 24 第2軸駆動偏心ピン付きキートップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系に含まれ、該光学系の光軸と直交
    する平面内において互いに直交する方向に移動させら
    れ、前記光軸を偏心させて振れを抑制する補正光学系
    と、前記光軸と直交する平面内において該光軸を頂点と
    する直角二等辺三角形の等角となる二つの角に配置さ
    れ、かつ、前記補正光学系を移動させる為のそれぞれの
    駆動の方向が平行に統一された、狭い隙間で駆動する第
    1、第2のアクチュエータと、前記直角二等辺三角形の
    斜辺上の中点に相当する前記第1と第2のアクチュエー
    タの中間位置に配置され、前記第1及び第2のアクチュ
    エータが前記統一された駆動方向以外へ動くことを禁止
    するが、一方のアクチュエータが駆動すると他方のアク
    チュエータの駆動中心を回転中心として前記補正光学系
    を微小な回転運動させることを許容するように作用する
    ガイド手段とを有し、 前記第1のアクチュエータが駆動すると、前記第2のア
    クチュエータの駆動中心を回転中心として前記補正光学
    系は微小な回転運動し、前記第2のアクチュエータが駆
    動すると、前記第1のアクチュエータの駆動中心を回転
    中心として前記補正光学系は微小な回転運動し、前記補
    正光学系は前記互いに直交する方向に移動させられて前
    記振れを抑制することを特徴とする補正光学系加振装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のアクチュエータは、
    それぞれ、可動なマグネットとヨークとコイルから成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の補正光学系加振装
    置。
  3. 【請求項3】 前記マグネットは、表と裏に各二極、
    計4極の磁極を持ち、該磁極の幅はそれぞれ対向するヨ
    ークの幅と同一であることを特徴とする請求項2に記載
    の補正光学系加振装置。
  4. 【請求項4】 前記マグネットの磁極の幅は、振れを抑
    制する為に駆動される前記補正光学系の移動量の略3倍
    もしくは4倍の幅を有する請求項3に記載の補正光学系
    加振装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のアクチュエータは、
    それぞれ、少なくとも6極以上の極を有するステッピン
    グモータと、該ステッピングモータの出力軸に圧入され
    る、前記補正光学系を駆動する為の出力伝達部となる偏
    心ピンを有する伝達部材より成ることを特徴とする請求
    項1に記載の補正光学系加振装置。
  6. 【請求項6】 前記二つの偏心ピンは、前記光軸と前記
    ガイド手段を結ぶ線に対して線対称に配置されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の補正光学系加振装置。
JP2002056817A 2002-03-04 2002-03-04 補正光学系加振装置 Pending JP2003255422A (ja)

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