JP2003255220A - 広角レンズ系 - Google Patents

広角レンズ系

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に有利なシンプルな構成が可能でかつ
画角の広い広角レンズ系。 【解決手段】 少なくとも3枚のレンズを接合して一体
としたレンズ系10であって、物体側部分Fに負の屈折
力を有し、像側部分Rに正の屈折力を有する広角レンズ
系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広角レンズ系に関
し、特に、例えばデジタルカメラ等の撮像装置用の広角
レンズ系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鏡枠構成がシンプルとなり、各収差が良
好に補正された結像レンズ系として、特開平10−11
5776号に示されるレンズ系がある。このレンズ系
は、3枚からなる接合一体型レンズ系であり、鏡枠なし
で撮像素子と一体化できるシンプルな構造が可能である
ことから、小型化に有利な結像レンズである。
【0003】しかし、特開平10−115776号に示
されるレンズ系は、画角が50°以下と狭く、デジタル
カメラや監視カメラ用として広く用いるには、さらなる
広画角化が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術のこ
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、小型化に有利なシンプルな構成が可能でかつ画角の
広い広角レンズ系を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の広角レンズ系は、少なくとも3枚のレンズを
接合して一体としたレンズ系であって、物体側部分に負
の屈折力を有し、像側部分に正の屈折力を有することを
特徴とするものである。
【0006】以下に、本発明において上記構成をとる理
由と作用について説明する。
【0007】特開平10−115776号に示されるレ
ンズ系は、3枚からなる接合一体型レンズ系であり、各
面が何れも正のパワーを持っている。このレンズ系の画
角を広げるためには、レンズ系全体の焦点距離を短くす
ればよいが、単に面のパワーを強くして行くと、各面で
発生する収差が大きくなる上、撮像面への光線入射角度
が大きくなり、いわゆるテレセントリックの条件から大
きく外れて、CCD等の撮像素子で撮像するには向かな
い光学系となってしまう。
【0008】そこで、本発明では、全体として正のパワ
ーを持つ一体化された接合レンズでありながら、物体側
に負のパワーを持ったいわゆるレトロフォーカスタイプ
にすることを考えた。レトロフォーカスタイプであれ
ば、テレセントリックの条件を大きく外すことなく、焦
点距離を短くしてレンズ系を広角化することが可能とな
る。
【0009】図9に本発明の広角レンズ系の概略の構成
を示す。本発明の広角レンズ系10は、3枚以上のレン
ズを接合して一体化されたレンズ系で、物体側のレンズ
全厚の略1/3部分(物体側部分)Fに負のパワー持た
せ、像側のレンズ全厚の略2/3部分(像側部分)Rに
正のパワーを持たせるようにした。このような構成をと
ることにより、広い画角で入射してくる軸外光線を結像
位置付近で光軸と平行に近くすることができる。さら
に、物体側の負パワーと像側の正パワーがある程度の間
隔を空けた構成になり、各面でのパワーを緩くでき、収
差の発生量を小さく抑えることが可能となる。
【0010】また、本発明レンズ系は、主に接合面にて
レンズとしての屈折力を得る構成であることから、接合
面における面前後のガラスの屈折率差を大きくとること
が、屈折力確保の上で望ましい。具体的には、0.15
以上の屈折率差を付けることが望ましい。それ以下の場
合は、接合面の屈折力への寄与が弱くなる。
【0011】さらに、色収差を良好に補正するために
は、正レンズ面に低分散ガラス、負レンズ面に高分散ガ
ラスを用いることが望ましい。具体的には、各接合面に
おいて、高い屈折率を持つガラスのd線基準のアッベ数
をνH 、低い屈折率をい持つガラスのd線基準のアッベ
数をνL とすると、以下の条件式を満足することが望ま
しい。
【0012】 νH >νL −10 ・・・(1) この条件式を満足しない場合は、接合面において大きな
色収差が発生し、好ましくない。
【0013】なお、本発明の広角レンズ系の最も像側の
面を平面とすることができ、また、その最も像側の面近
傍に結像位置を位置させるようにすることができる。
【0014】また、以上の本発明の広角レンズ系の最も
像側の面に撮像素子を直接貼り合わて撮像装置を構成す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の広角レンズ系の実
施例1〜4について説明する。各実施例の無限遠物点合
焦時のレンズ断面と軸上、最軸外の光束を示す図をそれ
ぞれ図1〜図4に示す。図1〜図4中、絞りをSで示し
てある。
【0016】実施例1は、図1に示すように、物体側よ
り順に、凹凸凸凹凸の5枚のレンズを接合して一体化し
たレンズ系である。絞りSは第2レンズの中にある。無
限遠方の物体に対する結像位置は、丁度最も像側の平面
の上にくるようになっている。
【0017】実施例2は、図2に示すように、物体側よ
り順に、凹凸凸凹凸の5枚のレンズを接合して一体化し
たレンズ系である。絞りSは第2レンズの中にある。無
限遠方の物体に対する結像位置は、丁度最も像側の平面
の上にくるようになっている。また、最も物体側の面も
平面となっており、レンズ加工上有利である。
【0018】実施例3は、図3に示すように、物体側よ
り順に、凹凸凸凹凸の5枚のレンズを接合して一体化し
たレンズ系である。絞りSは第2レンズの中にある。無
限遠方の物体に対する結像位置は、丁度最も像側の平面
の上にくるようになっている。
【0019】実施例4は、図4に示すように、物体側よ
り順に、凸凹凸の3枚のレンズを接合して一体化したレ
ンズ系である。絞りSは第1レンズの中にある。無限遠
方の物体に対する結像位置は、丁度最も像側の平面の上
にくるようになっている。
【0020】以下に、上記各実施例の数値データを示す
が、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナン
バー、IHは最大像高、2ωは画角、r1 、r2 …は各
レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間
隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、ν
d2…は各レンズのアッベ数である。
【0021】 (実施例1) f (mm) =0.81 FNO =4.0 IH =0.5 2ω (°) =89.3 r1 = -20.0000 d1 = 0.3000 nd1 =1.81600 νd1 =46.62 r2 = 0.7991 d2 = 3.4000 nd2 =1.51742 νd2 =52.43 r3 = ∞(絞り) d3 = 0.6000 nd3 =1.51742 νd3 =52.43 r4 = 1.2654 d4 = 1.0000 nd4 =1.81600 νd4 =46.62 r5 = -1.0069 d5 = 0.3000 nd5 =1.51742 νd5 =52.43 r6 = 1.0583 d6 = 2.8320 nd6 =1.81600 νd6 =46.62 r7 = ∞(像面) 。
【0022】 (実施例2) f (mm) =0.81 FNO =4.0 IH =0.5 2ω (°) =90.8 r1 = ∞ d1 = 0.3000 nd1 =1.88300 νd1 =40.76 r2 = 0.6210 d2 = 2.6000 nd2 =1.59270 νd2 =35.31 r3 = ∞(絞り) d3 = 0.6000 nd3 =1.59270 νd3 =35.31 r4 = 1.0536 d4 = 1.0000 nd4 =1.88300 νd4 =40.76 r5 = -0.8864 d5 = 0.3000 nd5 =1.59270 νd5 =35.31 r6 = 0.9461 d6 = 2.7055 nd6 =1.88300 νd6 =40.76 r7 = ∞(像面) 。
【0023】 (実施例3) f (mm) =0.9 FNO =2.8 IH =0.5 2ω (°) =77.6 r1 = 10.0350 d1 = 0.3000 nd1 =1.88300 νd1 =40.76 r2 = 0.6553 d2 = 2.6000 nd2 =1.59270 νd2 =35.31 r3 = ∞(絞り) d3 = 0.6000 nd3 =1.59270 νd3 =35.31 r4 = 1.0761 d4 = 1.0000 nd4 =1.88300 νd4 =40.76 r5 = -0.9100 d5 = 0.3000 nd5 =1.59270 νd5 =35.31 r6 = 0.9036 d6 = 2.5617 nd6 =1.88300 νd6 =40.76 r7 = ∞(像面) 。
【0024】 (実施例4) f (mm) =1.11 FNO =4.0 IH =0.5 2ω (°) =55.8 r1 = -6.8862 d1 = 3.0000 nd1 =1.88300 νd1 =40.76 r2 = ∞(絞り) d2 = 1.0000 nd2 =1.88300 νd2 =40.76 r3 = -0.5816 d3 = 0.3000 nd3 =1.59270 νd3 =35.31 r4 = 0.8672 d4 = 2.4605 nd4 =1.88300 νd4 =40.76 r5 = ∞(像面) 。
【0025】上記実施例1〜4の無限遠物点合焦時の収
差図をそれぞれ図5〜図8に示す。
【0026】ところで、本発明の広角レンズ系は、レン
ズ系全体が全て接合して一体化されていることから、い
わゆる鏡枠がなくても、この一体化されたレンズ系だけ
で収差補正された結像性能を持つことになり、枠を含め
たレンズ系全体の構成が極めてシンプルになる。このと
き、レンズの入射端面と射出端面以外は、黒塗りを施
し、外光をカットするのが望ましい。
【0027】また、図10に示すように、本発明の広角
レンズ系10の最も像側面11が平面であり、その面の
近傍に像が形成されることから、その面11にCCD等
の撮像チップ12を直接貼り合わせた構成をとることが
できる。このような構成をとった場合は、本発明の広角
レンズ系10と撮像チップ(ベアチップ)12だけとい
う極めてシンプルな構成ながら、撮像機能を持った撮像
装置となる。
【0028】なお、CCD等の撮像チップ12を直接貼
り合わせる際は、図11(a)に示すように、最も像側
のレンズ面上に撮像チップ12の撮像面を直接接着剤に
て貼り付けてもよいし、図11(b)に示すように、最
も像側のレンズ面の外周部に突起部13を設け、その突
起部13を撮像チップ面上に接着することで、わずかな
空気層を設ける構造としてもよい。空気層を設ける場合
は、数μm以上の間隙とすることが望ましい。空気層を
用いる場合は、撮像チップ12の撮像面に凸レンズが並
んだマイクロレンズ構造がある場合でも、そのレンズ作
用を損なうことなくレンズ系10と撮像チップ12を一
体化できるメリットがある。
【0029】さらに、本発明の広角レンズ系10のレン
ズは、撮像チップ12として長方形形状のものを用いた
場合は、レンズ系外形は円形でなくてもよく、上下をカ
ットした小判形状でもよいし、上下左右をカットした四
角形状でもよい。図10に示した例は四角形状の例であ
る。
【0030】さらに、本発明の広角レンズ系は、それを
構成するレンズが全て接合されていることから、レンズ
面のおける光線の屈折角が緩やかとなり、各レンズが偏
心した場合の光学性能劣化が少ないという特徴を持つ。
これによって、製造誤差に強く組み立てやすい光学系と
なり、特に小型なレンズ系として製作する際に大きな利
点となる。
【0031】さて、以上のような本発明の広角レンズ系
は、広角レンズ系で物体像を形成しその像をCCDや銀
塩フィルムといった撮像素子に受光させて撮影を行う撮
影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報
処理装置の例であるパソコン、電話、特に持ち運びに便
利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実
施形態を例示する。
【0032】図12〜図14は、本発明による広角レン
ズ系10をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込ん
だ構成の概念図を示す。図12はデジタルカメラ40の
外観を示す前方斜視図、図13は同後方斜視図、図14
はデジタルカメラ40の構成を示す断面図である。デジ
タルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有
する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有する
ファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ
46、液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上
部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連
動して撮影光学系41、例えば実施例2の広角レンズ系
10を通して撮影が行われる。撮影光学系41によって
形成された物体像がその射出端面に直接貼り合わせたC
CD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受
光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像とし
てカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示
される。また、この処理手段51には記録手段52が接
続され、撮影された電子画像を記録することもできる。
なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けて
もよいし、フロッピー(登録商標)ディスクやメモリー
カード、MO等により電子的に記録書込を行うように構
成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィル
ムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
【0033】さらに、ファインダー用光路44上にはフ
ァインダー用対物光学系53が配置してある。このファ
インダー用対物光学系53によって形成された物体像
は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上
に形成される。このポリプリズム55の後方には、正立
正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が
配置されている。なお、撮影光学系41及びファインダ
ー用対物光学系53の入射側、接眼光学系59の射出側
にそれぞれカバー部材50が配置されている。
【0034】このように構成されたデジタルカメラ40
は、撮影光学系41が広画角で高変倍比であり、収差が
良好で、明るく、フィルター等が配置できるバックフォ
ーカスの大きなズームレンズであるので、高性能・低コ
スト化が実現できる。
【0035】なお、図14の例では、カバー部材50と
して平行平面板を配置しているが、これを省いて広角レ
ンズ系10の入射端面を露出させるようにしてもよい。
【0036】次に、本発明の広角レンズ系10が対物光
学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコ
ンが図15〜図17に示される。図15はパソコン30
0のカバーを開いた前方斜視図、図16はパソコン30
0の撮影光学系303の断面図、図17は図15の状態
の側面図である。図15〜図17に示されるように、パ
ソコン300は、外部から繰作者が情報を入力するため
のキーボード301と、図示を省略した情報処理手段や
記録手段と、情報を操作者に表示するモニター302
と、操作者自身や周辺の像を撮影するための撮影光学系
303とを有している。ここで、モニター302は、図
示しないバックライトにより背面から照明する透過型液
晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型
液晶表示素子や、CRTディスプレイ等であってよい。
また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右
上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター3
02の周囲や、キーボード301の周囲のどこであって
もよい。
【0037】この撮影光学系303は、撮影光路304
上に、本発明による例えば実施例2の広角レンズ系10
からなる対物レンズ112と、像を受光する撮像素子チ
ップ162とを有している。これらはパソコン300に
内蔵されている。
【0038】ここで、撮像素子チップ162は撮像ユニ
ット160として一体に形成され、対物レンズ112の
後端にワンタッチで嵌め込まれて取り付け可能になって
いるため、対物レンズ112と撮像素子チップ162の
中心合わせや面間隔の調整が不要であり、組立が簡単と
なっている。また、鏡枠113の先端には、対物レンズ
112を保護するためのカバーガラス114が配置され
ている。なお、カバーガラス114を省いて広角レンズ
系10の入射端面を露出させるようにしてもよい。
【0039】撮像素子チップ162で受光された物体像
は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に
入力され、電子画像としてモニター302に表示され
る、図15には、その一例として、操作者の撮影された
画像305が示されている。また、この画像305は、
処理手段を介し、インターネットや電話を介して、遠隔
地から通信相手のパソコンに表示されることも可能であ
る。
【0040】次に、本発明の広角レンズ系10が撮影光
学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、
特に持ち運びに便利な携帯電話が図18に示される。図
18(a)は携帯電話400の正面図、図18(b)は
側面図、図18(c)は撮影光学系405の断面図であ
る。図18(a)〜(c)に示されるように、携帯電話
400は、操作者の声を情報として入力するマイク部4
01と、通話相手の声を出力するスピーカ部402と、
操作者が情報を入力する入力ダイアル403と、操作者
自身や通話相手等の撮影像と電話番号等の情報を表示す
るモニター404と、撮影光学系405と、通信電波の
送信と受信を行うアンテナ406と、画像情報や通信情
報、入力信号等の処理を行う処理手段(図示せず)とを
有している。ここで、モニター404は液晶表示素子で
ある。また、図中、各構成の配置位置は、特にこれらに
限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407
上に配置された本発明による例えば実施例2の広角レン
ズ系10からなる対物レンズ112と、物体像を受光す
る撮像素子チップ162とを有している。これらは、携
帯電話400に内蔵されている。
【0041】ここで、撮像素子チップ162は撮像ユニ
ット160として一体に形成され、対物レンズ112の
後端にワンタッチで嵌め込まれて取り付け可能になって
いるため、対物レンズ112と撮像素子チップ162の
中心合わせや面間隔の調整が不要であり、組立が簡単と
なっている。また、鏡枠113の先端には、対物レンズ
112を保護するためのカバーガラス114が配置され
ている。なお、カバーガラス114を省いて広角レンズ
系10の入射端面を露出させるようにしてもよい。
【0042】撮影素子チップ162で受光された物体像
は、端子166を介して、図示していない処理手段に入
力され、電子画像としてモニター404に、又は、通信
相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、通
信相手に画像を送信する場合、撮像素子チップ162で
受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換す
る信号処理機能が処理手段には含まれている。
【0043】以上の本発明の広角レンズ系は例えば次の
ように構成することができる。
【0044】〔1〕 少なくとも3枚のレンズを接合し
て一体としたレンズ系であって、物体側部分に負の屈折
力を有し、像側部分に正の屈折力を有することを特徴と
する広角レンズ系。
【0045】〔2〕 最も像側の面が平面であることを
特徴とする上記1記載の広角レンズ系。
【0046】〔3〕 最も像側の面近傍に結像位置が位
置することを特徴とする上記1又は2記載の広角レンズ
系。
【0047】〔4〕 物体側部分の負の屈折力を有する
面前後のガラスの屈折率差が0.15以上であることを
特徴とする上記1から3の何れか1項記載の広角レンズ
系。
【0048】〔5〕 像側部分の正の屈折力を有する面
前後のガラスの屈折率差が0.15以上であることを特
徴とする上記1から4の何れか1項記載の広角レンズ
系。
【0049】〔6〕 各接合面において、高い屈折率を
持つガラスのd線基準のアッベ数をνH 、低い屈折率を
い持つガラスのd線基準のアッベ数をνL とすると、以
下の条件式を満足することを特徴とする上記1から5の
何れか1項記載の広角レンズ系。
【0050】 νH >νL −10 ・・・(1) 〔7〕 上記1から6の何れか1項記載の広角レンズ系
の最も像側の面に撮像素子を直接貼り合わせたことを特
徴とする撮像装置。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、全体として正のパワーを持つ一体化された接
合レンズで、シンプルな構成ありながら、物体側に負の
パワーを持ったいわゆるレトロフォーカスタイプとな
り、テレセントリックの条件を大きく外すことなく、焦
点距離を短くしてレンズ系を広角化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の広角レンズ系のレンズ断面
と軸上、最軸外の光束を示す図である。
【図2】本発明の実施例2の広角レンズ系の図1と同様
の図である。
【図3】本発明の実施例3の広角レンズ系の図1と同様
の図である。
【図4】本発明の実施例4の広角レンズ系の図1と同様
の図である。
【図5】実施例1の収差図である。
【図6】実施例2の収差図である。
【図7】実施例3の収差図である。
【図8】実施例4の収差図である。
【図9】本発明の広角レンズ系の概略の構成を示す図で
ある。
【図10】本発明の広角レンズ系の最も像側の面に撮像
素子を直接貼り合わて構成する撮像装置の斜視図であ
る。
【図11】本発明の広角レンズ系の最も像側に撮像素子
を貼り合わる形態を説明するための図である。
【図12】本発明による広角レンズ系を組み込んだデジ
タルカメラの外観を示す前方斜視図である。
【図13】図12のデジタルカメラの後方斜視図であ
る。
【図14】図12のデジタルカメラの断面図である。
【図15】本発明による広角レンズ系が対物光学系とし
て組み込れたパソコンのカバーを開いた前方斜視図であ
る。
【図16】パソコンの撮影光学系の断面図である。
【図17】図15の状態の側面図である。
【図18】本発明による広角レンズ系が対物光学系とし
て組み込れた携帯電話の正面図、側面図、その撮影光学
系の断面図である。
【符号の説明】
F…物体側部分 R…像側部分 S…絞り E…観察者眼球 10…広角レンズ系 11…像側面 12…撮像チップ 13…突起部 40…デジタルカメラ 41…撮影光学系 42…撮影用光路 43…ファインダー光学系 44…ファインダー用光路 45…シャッター 46…フラッシュ 47…液晶表示モニター 49…CCD 50…カバー部材 51…処理手段 52…記録手段 53…ファインダー用対物光学系 55…ポロプリズム 57…視野枠 59…接眼光学系 112…対物レンズ 113…鏡枠 114…カバーガラス 160…撮像ユニット 162…撮像素子チップ 166…端子 300…パソコン 301…キーボード 302…モニター 303…撮影光学系 304…撮影光路 305…画像 400…携帯電話 401…マイク部 402…スピーカ部 403…入力ダイアル 404…モニター 405…撮影光学系 406…アンテナ 407…撮影光路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3枚のレンズを接合して一体
    としたレンズ系であって、物体側部分に負の屈折力を有
    し、像側部分に正の屈折力を有することを特徴とする広
    角レンズ系。
  2. 【請求項2】 物体側部分の負の屈折力を有する面前後
    のガラスの屈折率差が0.15以上であることを特徴と
    する請求項1記載の広角レンズ系。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の広角レンズ系の最
    も像側の面に撮像素子を直接貼り合わせたことを特徴と
    する撮像装置。
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