JP2003250716A - 鼻腔洗浄具 - Google Patents

鼻腔洗浄具

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JP2003250716A
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Michiyo Matsushita
美智代 松下
Katsuji Tomita
勝司 冨田
Sachiyo Suzuki
祥代 鈴木
Takeshi Hanajiri
武 花尻
Akiko Saito
明子 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的に使用でき、洗浄後の洗浄液で身体な
どを汚すおそれがない携帯可能な鼻腔洗浄具を提供す
る。 【解決手段】 鼻腔洗浄具1は、収納容器3と、前記収
納容器3の側面に設けられた液吸収保持機能を発揮する
吸収体4から構成されている。前記収納容器3には浸透
圧比が0.6〜1.5で、pHが3〜8の洗浄液2が収
納されている。前記吸収体4の上端面4a1を鼻腔10
の入口に密着させ、前記収納容器3を押圧し、前記洗浄
液2を収納容器3に形成されている液排出部6bから排
出させて鼻腔10に注入し、洗浄する。洗浄後の洗浄液
2は前記上端面4a1から吸収体4の内部に吸収保持さ
れるため、洗浄後の洗浄液2によって身体などを汚すこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鼻腔内を洗浄するた
めの携帯に適した鼻腔洗浄具に関し、さらに詳しくは、
携帯し易く、洗浄後の洗浄液の処理が簡単で、さらに衛
生的な使用が可能な鼻腔洗浄具に関する。
【0002】
【従来の技術】鼻腔内に吸入された花粉や埃や雑菌、あ
るいは鼻腔内粘膜から分泌された分泌物などの汚れを洗
浄するために用いられる携帯可能な鼻腔洗浄具が存在す
る。
【0003】この種の鼻腔洗浄具は、押圧変形させるこ
とが可能な容器内に、洗浄液が充填されており、この容
器にノズルが一体に設けられている構造が一般的であ
る。
【0004】前記ノズルを鼻腔内に挿入して、前記容器
を押圧変形させるなどして、容器内の洗浄液を排出させ
ると、洗浄液がノズルの先端の開口部から鼻腔内に吐出
させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の鼻腔洗
浄具では、ノズルを鼻腔内に挿入して洗浄液を鼻腔内に
吐出させているときに、この洗浄液の一部が鼻腔の内壁
やノズルの周囲を伝わって鼻腔外へ流れ出やすい。その
ため、鼻腔洗浄具の使用中に、鼻腔から流れて出た洗浄
液をハンカチーフやティッシュペーパで拭き取ることが
必要であり、使用しにくいものであった。
【0006】本発明は前記従来の課題を解決するもので
あり、使用中に鼻腔内の液体を捕捉して、前記液体が鼻
腔外へ流れ出にくいようにした鼻腔洗浄具を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鼻腔内を洗浄
する液体が収納される変形可能な収納部と、前記収納部
から延びる管を有し、前記管の先端部に前記液体を排出
させる液排出部が設けられた鼻腔洗浄具において、前記
管の周囲に、前記液排出部から排出された液体を吸収し
て保持する吸収体が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0008】本発明の鼻腔洗浄具では、前記吸収体の先
端部を鼻腔の入り口に押し当て、または吸収体の先端部
を鼻腔内に挿入した状態で、収納部を圧縮変形させる
と、そのときの収納部の内圧の上昇に伴って、前記液排
出部から洗浄液などの液体が鼻腔内に吐出される。鼻腔
内の液体の一部が鼻腔内から流れ出ようとしたときに、
前記吸収体でこの液体を捕捉することができるため、液
体が鼻腔から外部へ流れ出るのを防止できる。
【0009】また、前記管の外周に設けられた筒状のケ
ーシング内に前記吸収体が収納されており、前記ケーシ
ングの前方の開口部に、前記液排出部が位置しているこ
とが好ましい。
【0010】この構造では、吸収体に捕捉された液体が
前記吸収体の外周面から外部へ滲み出ることがなく、使
用中に液体が指に付着するのを防止できる。
【0011】例えば、前記ケーシングは、液不透過性の
軟質なシートで形成されているものとして構成できる。
【0012】ケーシングを軟質なシートで形成すると、
ケーシングおよび吸収体が変形しやすく、よって鼻腔の
入り口に押し当てたときに鼻腔に硬質の押圧力が作用せ
ず、使用感触が良くなる。また、ケーシングを軟質なシ
ートで形成したものは、製造コストが安くなり、使い捨
てのものとして有効である。
【0013】また、前記吸収体は、液保持部と、この液
保持部の先部に設けられた液ガイド部とを有しているも
のが好ましい。
【0014】前記液ガイド部を有していると、液保持部
よりも液の保持能力の低い前記液ガイド部が鼻腔の入り
口に当たるため、鼻腔の入り口に湿り感を与え難くな
る。
【0015】また、前記管の先部が前記吸収体から突出
しており、管の突出している部分が曲げられ、または曲
げ変形自在とされているものであってもよい。
【0016】管の先部が吸収体から突出していると、管
の液排出部を鼻腔の内部に位置させることができ、液体
を鼻腔の奥へ供給しやすい。また前記管を曲げることに
より、管を鼻腔の形状に合わせることができ、さらに液
体を鼻腔内へ導きやすくなる。
【0017】また、前記管を経て前記液排出部から吐出
する液体を分流する分流手段が設けられていることが好
ましく、さらに、前記管内に、前記分流手段より先端側
においてその外周と前記管の内壁との間で液体を通過さ
せる弁体が設けられて、液排出部から液体が噴霧状態で
吐出されるものが好ましい。
【0018】または、前記収納部と共に変形可能な加圧
空間と、前記加圧空間で加圧された空気を前記液排出部
に隣接する部分から吐出させる空気排出口が設けられ
て、液排出部から液体が噴霧状態で吐出されるものであ
ってもよい。
【0019】前記分流手段または噴霧手段を有している
と、鼻腔内の広い範囲に液体を行き渡らせることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の鼻腔洗浄具の第1
の実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示す鼻腔洗浄
具の断面図、図3は図1に示す鼻腔洗浄具の分解斜視
図、図4は図1に示す鼻腔洗浄具の使用状態を示す側面
図である。
【0021】図1および図2に示す鼻腔洗浄具1は、1
回または数回使用した後に廃棄されることを前提とする
いわゆる使い捨てタイプの鼻腔洗浄具である。
【0022】前記鼻腔洗浄具1は、人体の鼻腔10内を
洗浄するための液体である洗浄液2を収納した収納容器
3を有している。前記収納容器3は、前記洗浄液2が収
納されている部分である収納部5と、前記洗浄液2を前
記収納容器3の内部から外部へ排出する際の通路となる
管部6とが一体に形成されたものであり、前記収納容器
3は変形可能な合成樹脂材料で形成されている。なお、
図1においては図を分かりやすくするために、前記洗浄
液2を省略して図示している。
【0023】前記収納部5は中空の円筒体であり、下部
に底面5aが、上方に円錐形状の上部5bを有し、側面
5cには、縦方向に一定の間隔を空けて複数の凸部5c
1および凹部5c2が形成されている。前記凸部5c1
および凹部5c2はそれぞれが前記側面5cの全周に連
続して形成されて前記側面5cが蛇腹状となっており、
前記収納部5が縦方向に圧縮変形できるようになってい
る。
【0024】前記管部6は前記収納部5の直径寸法より
も小さく、この管部6は、前記収納部5の上部5bとの
境界部7を始端6aとして縦方向上部側に向って延びて
おり、終端部6dには液排出部6bが開口している。そ
して、前記収納部5の内部空間と前記管部6の内径空間
とは互いに連通している。図1ないし図3に示す実施の
形態では、前記収納容器3の縦寸法の全長L3は、前記
鼻腔洗浄具1の縦寸法の全長L1と同じである。
【0025】この鼻腔洗浄具1の使用前の状態では、前
記収納部5に収納された前記洗浄液2が前記液排出部6
bから前記収納容器3の外部へ漏れないように、前記液
排出部6bがキャップ8で塞がれており、使用時に前記
キャップ8を外して前記液排出部6bを開口させること
ができるようになっている。または、前記液排出部6b
が熱融着などにより接合されて塞がれており、使用時に
この熱融着部分を鋏などで切断して液排出部6bを開口
させるものであってもよい。
【0026】図1または2に示すように、前記上部5b
の円錐形状の側面5b1および前記管部6の側面6c
は、液体を吸収し、吸収した液体を保持する機能を発揮
する吸収体4によって覆われている。
【0027】前記吸収体4は、液ガイド部4aと液保持
部4bとを有しており、前記液ガイド部4aの上端面4
a1は平坦に形成されている。前記液ガイド部4aおよ
び液保持部4bはともに上端から下端までの直径寸法が
一定に構成されており、且つ中心部にそれぞれ中心穴4
a2,4b2が形成されている。そして、前記液ガイド
部4aおよび液保持部4bの直径寸法は、前記収納部5
の直径寸法D4とほぼ同じである。ここで前記収納部5
の「直径寸法D4」とは、図2に示すように、前記側面
5cに形成されている凸部5c1の頂点における直径寸
法を指す。
【0028】前記液保持部4bの下部には前記収納部5
の上部5bの側面5b1に嵌合できるテーパー形状の空
間部4b3が形成されている。前記吸収体4の中心穴4
a2,4b2に前記管部6が挿入され、前記液保持部4
bの前記空間部4b3が、前記収納部4の前記上部5b
に嵌合された状態で、収納容器3と前記吸収体4とが接
着剤などで固定されている。またこの実施の形態では、
前記液ガイド部4aの上端面4a1と、管部6の前記液
排出部6bの開口縁部がほぼ一致している。
【0029】ここで、前記液ガイド部4aは、上端面4
a1に接触した液体を前記液保持部4bに伝達する機能
を発揮するものであり、前記液保持部4bは前記液ガイ
ド部4aを浸透した液体を吸収して保持する機能を有し
ている。前記液ガイド部4aも液を吸収する能力を有し
ているが、前記液ガイド部4aよりも前記液保持部4b
の方が単位体積当たりの液体を保持する能力が高い。
【0030】前記吸収体4の外側には、液遮断機能を有
するケーシング9が設けられている。前記ケーシング9
は前記吸収体4の側面の全面を覆うものである。この実
施の形態では、前記ケーシング9が軟質シートで形成さ
れており、さらに詳しくは液遮断性の樹脂フィルムを、
吸収体4の外側面に沿って筒状に巻くことにより形成さ
れている。なお、図3では、吸収体4とケーシング9と
が離れた状態で図示されているが、実際には、前記吸収
体4の外側面と前記ケーシング9とが密着している。
【0031】この鼻腔洗浄具1を使用するときは、図4
に示すように、前記キャップ8を前記液排出部6bから
取り外し、前記液排出部6bが鼻腔の内側に向くように
し、前記液ガイド部4aの上端面4a1を使用者の鼻腔
10の入口に密着させる。そして、前記収納部5の底面
5aを押して、前記側面5cを縦方向に圧縮させて、内
部の洗浄液2を前記液排出部6bから排出し鼻腔10内
に注入する。
【0032】鼻腔10内に注入された前記洗浄液2によ
って、鼻腔10内の粘膜が洗浄されるが、このとき洗浄
液2の一部が鼻腔10の入口に流れ出やすい。前記吸収
体4の上端面4a1を鼻腔10の入口に密着させている
と、流れ出た洗浄液2は、液排出部6bの外周において
前記液ガイド部4aに与えられ、液ガイド部4aを浸透
して液保持部4bに与えられて保持される。したがっ
て、洗浄後に鼻腔10から排出された洗浄液2が鼻腔1
0の外部に流れ落ちて使用者の顔や手などを汚すのを防
止できる。
【0033】また、前記吸収体4の側面の周囲が液遮断
性のケーシング9で覆われているため、吸収体4で保持
された洗浄液2が吸収体4の外周面から染み出すことが
無く、洗浄液2で手などを汚すおそれがない。さらに、
前記吸収体4が軟質で、またケーシング9が変形しやす
い樹脂フィルムなどで形成されていると、吸収体4の上
端面4a1を鼻腔10の入口に押し付けたときに、前記
入口にケーシング9が硬質感を与えることがない。
【0034】さらに、前記鼻腔洗浄具1の収納容器3を
合成樹脂材料で薄肉に形成し、またケーシング9を樹脂
フィルムで形成することにより、安価に製造でき、また
洗浄液を排出し終わった後に使い捨てにしやすいものと
なる。
【0035】前記収納容器3は、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ酢
酸ビニルなどの合成樹脂を素材として形成できる。ま
た、環境に対する問題を低減するため、ポリビニルアル
コールやポリ乳酸などの樹脂を素材として使用しても良
い。これらの素材を押出し成型、射出成型などで成型し
て前記収納容器3を一体のものとして製造できる。この
際、前記収納部5はブロー成型法によって製造されるこ
とが好ましい。前記収納部5をブロー成型法により製造
すると、前記収納部5を薄肉に形成でき、前記収納部5
の側面5cを容易に変形させることができるようにな
る。この場合、前記管部6を一緒にブロー成型法で形成
してもよいし、またはブロー成型法で形成した収納部5
に、これと別体で形成した管部6を接合してもよい。本
明細書において「ブロー成型法」とは、金型内におい
て、加熱によって軟化しているチューブ状またはシート
状の樹脂に気体による圧力などを与えることによって膨
らませ、金型に密着させると同時に冷却して中空体を得
る成型方法を意味する。
【0036】前記液ガイド部4aは連続気泡構造体を使
用することが好ましい。ここで本明細書において「連続
気泡構造体」とは、気泡構造体を構成する気泡が気泡壁
に囲まれていない部分を有し、この囲まれていない部分
によって隣接する気泡どうしが連通している構造の気泡
構造体を意味する。ここで本明細書において「気泡構造
体」とは、気泡が3次元的に分散された状態の構造体を
意味する。
【0037】前記液ガイド部4aに使用する前記連続気
泡構造体として、内部に気泡によって空孔が形成された
多孔質フィルムを使用することができる。前記空孔の径
の寸法は0.3〜3mmの範囲内が好ましく、さらに好
ましくは0.5〜1.5mmである。また前記構成に加
えて、前記空孔の長さ寸法は0.2mm以上で2mm未
満であることが好ましい。さらに前記各構成に加えて、
フィルム面積1cm2当り10〜250個の空孔を有す
ることが好ましく、さらに好ましくは30〜150個で
ある。また前記各構成に加えて、前記フィルムの膜厚は
10μm以上100μm未満であることが好ましい。
【0038】前記フィルムとしては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコールなどの樹脂
から形成されたフィルムを使用することができる。また
前記各構成に加えて、親水性を向上させて吸水機能を向
上させるために、表面(前記上端面4a1となる面)に
アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤または非
イオン性界面活性剤を塗付して構成された前記フィルム
も使用できる。
【0039】さらに前記構成に加えて、または前記構成
に代えて、表面に鼻腔粘膜などの粘性液体が付着するこ
とにより前記フィルムの吸水機能の発揮が阻止されるこ
とを防止するため、表面にパラフィンオイル、エステル
系オイル、グリセリンまたはシリコン系オイルなどの潤
滑剤を塗付した前記フィルムも使用できる。この場合、
フィルムを構成する樹脂を前記潤滑剤によって架橋する
ことが好ましい。このように架橋すると、フィルムの表
面から前記潤滑剤が剥奪されることを防止できるため、
前記フィルムの液ガイド機能を長期間維持できる。
【0040】または、前記液ガイド部4aに使用する連
続気泡構造体として、プラスティックフォームから形成
されたブロック体を使用できる。前記プラスティックフ
ォームは1cm3当り10個以上の気泡を有しているこ
とが好ましい。
【0041】前記プラスティックフォームとしては、例
えばポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ
アクリル、ポリビニルアルコールなどの合成高分子や、
これらの誘導体を素材として形成されたブロック体を使
用できる。ここで、前記プラスティックフォームは、気
体混入法、発泡剤分解法、溶剤気散法、化学反応法、焼
結法、溶出法など素材の種類に応じた公知の種々の方法
によって製造することができる。
【0042】また前記素材に代えて、アルギン酸やマン
ナンあるいはセルロースなどの多糖類、寒天あるいは凍
み豆腐などの天然高分子や、これらの誘導体を素材とし
て形成されたブロック体を使用できる。これらの素材か
ら形成されるブロック体は、前記素材に水を吸収させて
膨潤させた後、凍結乾燥することにより、内部に気泡を
形成させて製造することができる。
【0043】また前記構成に加えて、前記フィルムの場
合と同様の界面活性剤を表面に塗付した前記ブロック体
を使用できる。さらに前記構成に加えて、前記フィルム
の場合と同様の潤滑剤を塗付した前記ブロック体も使用
できる。この場合、前記フィルムの場合と同様に、前記
潤滑剤を用いて架橋したものを使用しても良い。
【0044】ただし本発明では前記液ガイド部4aはこ
れらの素材に限定されるものではなく、前記上端面4a
1に接触した洗浄後の洗浄液2が鼻腔10の入口付近に
溜まることなく速やかに吸収されるとともに、吸収され
た洗浄液2が前記液保持部4bに保持されるまでの間、
前記洗浄液2を保持できる機能を発揮できるものであれ
ばどのような素材を使用しても良い。
【0045】前記吸収体4を構成する前記液保持部4b
は、前記液ガイド部4aから輸送されてきた前記洗浄液
2を吸収した後に保持できる機能を発揮することができ
ることが必要であり、前記収納部5に収納された洗浄液
2を全て保持できるだけの液保持容量を有することが必
要である。したがって、前記液保持部4bは前記液ガイ
ド部4aと接する面から内部に空孔を有するように構成
されていることが好ましい。
【0046】このような点から、前記液保持部4bは、
例えばコットン、パルプ、再生セルロースあるいはアセ
テートなどから形成された繊維をトウの状態から所定の
長さに切断されたステープルが使用できる他、前記繊維
を棉状に集合させた構造体や前記繊維から形成された不
織布を巻き付けて円筒状に形成した構造体を使用でき
る。不織布が円筒状に巻き付けられて形成された構造体
を使用する場合には、前記繊維に熱可塑性樹脂から形成
された繊維や粉末などを混入し、前記巻き付けた後に加
熱処理することによって、各繊維どうしを熱融着させて
も良い。あるいは、前記繊維を棉状に集合させた構造体
を多数集合させて形成される棉状体集合体を用いても良
い。前記液保持部4bを棉状体集合体によって構成する
と、棉状体を構成する繊維間に粘度の低い洗浄液2を吸
収保持できるとともに、棉状体と棉状体との間に生じた
隙間内に鼻腔10の粘膜や体液などの粘度が高い液体を
吸収保持できる。
【0047】また前記構成に代えて、連続気泡構造体で
構成することもできる。ただしこの場合は前記のよう
に、前記液ガイド部4aよりも液保持能力の高い連続気
泡体が使用される。前記液ガイド部4bを構成する連続
気泡構造体として、例えばポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、ポリビニルアセトアミド、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコールなどの合成高分子や、澱粉、
ゼラチン、コラーゲン、マンナン、寒天、アルギン酸、
ポリアミノ酸などの天然高分子、あるいはこれらの誘導
体を素材として形成されたブロック体を使用できる。こ
れらの高分子はホモポリマーであってもコポリマーであ
っても良い。
【0048】ただし本発明では前記液保持部4bはこれ
らの素材に限定されるものではなく、前記液ガイド部4
aから輸送されてきた洗浄後の前記洗浄液2を吸収した
後に保持できる機能を発揮することができることがで
き、前記収納部5に収納された洗浄液2を全て保持でき
るだけの液保持容量を有するものであればどのような素
材を使用しても良い。
【0049】前記キャップ8の素材としては、ポリエチ
レンやポリプロピレンなどの樹脂を使用できる。
【0050】ここで、前記液ガイド部4aと液保持部4
bおよびケーシング9を、直径方向(図1におけるX方
向)に変形自在な素材で形成すると、図5に示すよう
に、前記吸収体4の直径を収縮して、吸収体4およびケ
ーシング9の先部を、鼻腔10の内部に挿入することも
可能である。この場合、前記吸収体4が弾性力を有して
いると、ケーシング10の外面が鼻腔10の内面に密着
し、洗浄液2が鼻腔10の内部に密着しやすくなる。な
お、この場合、前記吸収体4の先部の所定寸法の範囲に
ケーシング10を設けない構造とし、また吸収体4の先
部に液ガイド部4aを設けない構造として、前記液保持
部4bの先部が直接に鼻腔10の内壁に密着できるよう
にしてもよい。
【0051】図1に示す前記鼻腔洗浄具1の直径寸法D
1は5〜30mm未満であることが好ましい。前記直径
寸法D1が5mm未満であると吸収体4の上端面4a1
を使用者の鼻腔10の入口に密着させにくく、洗浄後の
洗浄液2が前記吸収体4と鼻腔10の入口との隙間から
漏れやすい。
【0052】また、前記鼻腔洗浄具1の縦寸法L1は3
0mm以上120mm未満であることが好ましい。前記
長さ寸法L1が30mm未満であると鼻腔10への前記
洗浄液2の注入作業がしにくく、120mm以上である
と携帯に不便である。
【0053】前記管部6の内径寸法D2と、前記収納部
5の内径寸法D3との比は、1:5〜1:100の範囲
内であることが好ましい。ここで、前記収納部5の「内
径寸法D3」とは、図2に示すように、前記側面5cに
形成されている凹部5c2の内部頂点での直径寸法を指
す。また、前記管部6の長さ寸法L2が前記収納容器3
の長さ寸法L3の20〜90%であることが好ましい。
管部6の内径寸法D2と長さ寸法L2との双方を前記の
ような関係の寸法として構成すると、前記収納部5を圧
縮変形した際に、前記液排出部6bの位置における前記
洗浄液2の噴出圧力を、前記洗浄液2が鼻腔10の奥部
まで注入されるのに十分なものとすることが可能とな
る。
【0054】前記洗浄液2は浸透圧比が0.6〜1.5
の範囲内で、且つpHが3〜8の範囲内であることが好
ましく、さらに好ましくは前記浸透圧比が0.8〜1.
2の範囲内である。このように前記洗浄液2を調整する
と、前記洗浄液2を鼻腔10内に注入した時に、鼻腔1
0の粘膜に対して与える刺激を少なくすることができ、
快適な使用感を得ることが可能となる。ここで本明細書
において「浸透圧比」とは、日本薬局方の「浸透圧試験
法」に準じて測定した測定値を意味する。
【0055】また前記構成に加えて、液温が25℃にお
ける前記洗浄液2の粘度が1.3mPa・s以下である
ことが好ましい。前記粘度を1.3mPa・s以下とす
ると、前記洗浄液2を鼻腔10の奥部まで注入させるこ
とができると共に、鼻腔10の粘膜の洗浄効果を高める
ことが可能となる。ここで本明細書において「粘度」と
は、日本薬局方の「粘度測定法」に準じて測定した測定
値を意味する。
【0056】前記洗浄液2は生理的食塩水を使用するこ
とが好ましい。また前記構成に加えて、洗浄液2のpH
を前記範囲内に調整または維持するため、生理的食塩水
にpH調整剤や緩衝剤を添加して前記洗浄液2を構成し
ても良い。この場合、pH調整剤や緩衝剤の合計が、前
記洗浄液2に対して0.01〜2質量%の範囲内になる
ように添加すると、浸透圧比が0.8〜1.2で、且つ
pHが3〜8の範囲となり易い。ここで本明細書におい
て「生理的食塩水」とは、血清に対して等張であり、体
液の代用としても用いられる塩化ナトリウム水溶液を意
味する。
【0057】前記洗浄液2で鼻腔10内を洗浄すると鼻
腔10内の粘膜を湿潤させて保護していた体液が洗い流
され、鼻腔10内の保護機能が弱くなる。これを防止す
るため、前記各構成に代え、または前記各構成に加え
て、保湿剤を生理的食塩水に添加し、これにより前記洗
浄液2を構成することが好ましい。前記保湿剤として
は、例えばグリセリン、エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ヒアルロン酸、トレハロース、桃の葉エ
キス、カモミールエキスなどを使用できるが、本発明は
これらに限定されるものではなく、保湿剤として他の公
知のものを使用することができる。
【0058】また前記各構成に代え、または前記各構成
に加えて、炭素数3〜18のアルキレン基を有し、前記
アルキレン基の水素原子の一部または全部が水酸基、カ
ルボキシル基、カルボキシエステル基、ホルミル基、ア
ミド基、アミノ基、アルキルアミノ基およびアルコキシ
ル基から選択される1種または2種で置換された水溶性
化合物を生理的食塩水に添加し、これにより前記洗浄液
2を構成することもできる。前記水溶性化合物を洗浄水
2の成分として添加すると、前記水溶性化合物が鼻腔1
0内に入った花粉の外郭の破裂によって生ずるアレルゲ
ン漏出を防止することからアレルギー防止剤として機能
するため、前記洗浄液2を鼻腔10内に注入して洗浄す
ることにより、花粉による鼻腔10の粘膜に対するアレ
ルギーを防止できる。
【0059】また前記構成に代え、または前記構成に加
えて、例えばマレイン酸クロルフェミラミン、塩酸イソ
ロペプチン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラ
ミンなどの抗ヒスタミン剤を生理的食塩水に添加し、こ
れにより前記洗浄液2を構成することもできる。前記洗
浄液2の成分としてこれらの抗ヒスタミン剤を添加する
と、鼻腔10内で既にアレルギーが生じている場合、前
記抗ヒスタミン剤が抗アレルギー剤として機能するた
め、前記洗浄液2を鼻腔10内に注入して洗浄すること
により、鼻腔10の粘膜に生じているアレルギーによる
症状を軽減することができる。
【0060】また前記構成に代え、または前記構成に加
えて、サリチル酸メチル、グリチルリチン酸二カリウム
や、ラベンダー、ジュニバーベリー、カモミール若しく
はユーカリの精油などの抗炎症剤、エピネフリンなどの
抗充血剤、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリンおよ
び硝酸ナファゾリンなどの血管収縮剤、アクリノールお
よび塩化セチルピリジニウムなどの殺菌剤、リドカイン
および塩酸リドカインなどの局所麻酔剤を生理的食塩水
に添加し、これにより前記洗浄液2を構成しても良い。
前記洗浄液2の成分としてこれらの薬剤を添加すると、
鼻腔10内で既に炎症が生じている場合、前記洗浄液2
を鼻腔10内に注入して洗浄することにより、鼻腔10
の粘膜に生じている炎症を軽減することができる。
【0061】このように、生理的食塩水に薬剤を添加し
て前記洗浄液2を構成すると、前記洗浄液2に使用目的
に適した機能を付与することができる。
【0062】なお、本発明では、薬剤を添加する目的や
添加する物質が前記の目的や物質に限定されるものでは
なく、種々の目的に応じて種々の薬剤を添加することが
できる。
【0063】前記収納部5に充填されている洗浄液2の
量は、1ml以上20ml未満であることが好ましい。
前記洗浄液2の量が1ml未満であると鼻腔10を十分
に洗浄することができず、20ml以上であると1回の
鼻腔洗浄に必要な洗浄液2の量よりも多すぎて、前記鼻
腔洗浄具1を使い捨てのものとすることに適さない。
【0064】図6ないし図9は、それぞれ本発明の鼻腔
洗浄具の第1の実施の形態の変形例を示している。これ
ら変形例の鼻腔洗浄具は、図1ないし図4に示す前記鼻
腔洗浄具1とほぼ同様の構造である。したがって、同様
の構造部分には前記鼻腔洗浄具1と同様の符号を付して
その説明を省略し、以下には異なる部分についてその説
明を行なう。
【0065】図6に示す前記鼻腔洗浄具101では、前
記液保持部4bに形成された前記空間部4b3の内面
と、前記収納部5の上部5bの側面5b1とが接着固定
されているが、吸収体4を構成する液ガイド部4aの中
心穴4a2と、液保持部4bの中心穴4b2は、少なく
とも前記管部6の先部の所定の範囲で固定されていな
い。
【0066】また前記吸収体4を構成する少なくとも液
保持部4bが弾性収縮する素材で形成されている。よっ
て、図6に示すように前記液ガイド部4aの上端面4a
1を鼻腔10の入口に押し付けると、前記吸収体4が縦
方向へ圧縮されて、前記吸収体4の長さ寸法L4が短く
なり、前記管部6の先部が鼻腔10の奥部に入り込む。
そのため、前記洗浄液2を鼻腔10の奥部まで容易に注
入でき、しかも吸収体4の上端面4a1を鼻腔10の入
口に密着させることができる。
【0067】この場合、前記吸収体4が圧縮されて長さ
が縮まるように、前記液保持部4bが弾性を有する連続
気泡構造体であることが好ましく、例えばポリウレタン
を素材とする連続気泡構造体であるスポンジを使用する
ことが好ましい。
【0068】図7に示す鼻腔洗浄具201は、管部20
6の長さ寸法L5が大きく、前記管部206の先部が、
吸収体4の前記上端面4a1から突出して、突出部20
6dが形成されている。
【0069】この鼻腔洗浄具201では、吸収体4の上
端面4a1を押し当てた状態で、管部206の先部の液
排出部206bを鼻腔10の奥部に位置させることがで
きる。なお、図7に示す例、およびこれ以降に説明する
例においても、図6と同様に、少なくとも管部の先部の
一定の範囲で、前記管部と吸収体4とが接着固定されて
いないものであってもよい。
【0070】図8に示す鼻腔洗浄具301は、図7と同
様に、管部306の上部が、吸収体4の前記上端面4a
1から突出して突出部306dが形成されている。そし
て、前記突出部306dには、屈曲領域306fが形成
されている。前記屈曲領域306fは、収納部5および
管部306の中心線O−O線に対して、中心線O´−O
´線が角度αを有して傾斜している部分を意味する。
【0071】前記管部306の先部が鼻腔10内に挿入
されたときに、前記屈曲領域306dが鼻腔10の屈曲
形状に沿うようになって、液排出部306bが鼻腔10
の奥に向けられる。よって前記洗浄液2を前記液排出部
306bから吐出するときに、鼻腔の奥部まで洗浄液2
を送り込むことができる。
【0072】また、図9に示す本発明の鼻腔洗浄具40
1のように、管部406の先部が吸収体4の前記上端面
4a1から突出して突出部406dを有しているものに
おいて、液排出部406bの向きを任意に変える自在屈
曲領域406eが形成されているものであってもよい。
この自在屈曲領域406eは、管部406の一部に、周
方向全長に延びる凸部と凹部が交互に形成されて蛇腹部
が形成されたものである。
【0073】図10は発明の鼻腔洗浄具の第2の実施の
形態の鼻腔洗浄具501を示す部分拡大側面図である。
【0074】図10に示す鼻腔洗浄具501のうち、図
1ないし図3に示す前記鼻腔洗浄具1と同じ構造部分に
は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0075】前記鼻腔洗浄具501では、管部6の先端
の液排出部506bが、吸収体4の前記上端面4a1に
開口している。そして、この液排出部506bには、管
部6から吐出される洗浄液2を鼻腔10内に分流する、
分流手段が設けられている。この実施の形態では、分流
手段として、管部6の先端の開口部に、表裏を連通する
複数の開口506dを有する開口板506が設けられて
いる。
【0076】収納部5の内部に収納された洗浄液2が前
記管部6を通り、前記液排出部506bから外部に排出
されるとき、前記洗浄液2は前記開口板506に形成さ
れた開口506dによって分流されて排出され、鼻腔1
0の内部の広範囲に供給されるようになる。
【0077】図11(A)は本発明の鼻腔洗浄具の第3
実施の形態の鼻腔洗浄具601を示す部分拡大斜視図、
図11(B)は、前記鼻腔洗浄具601の液排出部に設
けられた噴霧手段の構造を示す分解斜視図である。
【0078】この第3の実施の形態の鼻腔洗浄具601
では、図1ないし図3に示す前記鼻腔洗浄具1と同じ構
造部分に同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0079】この鼻腔洗浄具601では、管部6の液排
出部6bに噴霧手段613が設けられている。この噴霧
手段613は、多数の液透過孔を有する分流手段613
bと、この分流手段613bの中心部に位置する弁体6
13aとを有している。
【0080】前記分流手段613bは、互いに交叉する
複数の縦ワイヤ613cと横ワイヤ613dを有して、
多数の孔613eを有する網体であり、管部6の内部に
固定されている。前記分流手段613よりも液排出部6
b側に前記弁体613aが固定されている。前記弁体6
13aは、基部613a2が円柱形状に形成され、テー
パ部613a3が円錐形状に形成されている。前記基部
613aの直径寸法は前記管部6の内径寸法D1よりも
小さく、弁体613aの外周面と管部6の内面との間
に、環状の流体の通路615が形成されている。
【0081】図12は前記液排出部6bを示す断面図で
ある。洗浄液2は、前記分流手段613bによって分流
される。さらに前記通路615が先方へ行くにしたがっ
て広がっているため、通路615を通過する空気および
洗浄液2の体積がテーパ部613a3の外周部分で膨張
させられて圧力が低下する。その結果、洗浄液2が霧状
となって吐出される。
【0082】よって、洗浄液2は鼻腔10内の広い範囲
に均等に供給されるようになる。前記弁体613aは、
前記収納容器5と同様に、例えばポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ルなどの樹脂を素材として使用でき、また前記素材に代
えて、環境に対する問題を低減するため、ポリビニルア
ルコールやポリ乳酸などの樹脂を素材として使用でき
る。また、分流手段613bも同様の素材で形成でき
る。
【0083】図13は本発明の鼻腔洗浄具の第3の実施
の形態の変形例である。図13に示す鼻腔洗浄具701
は、図10ないし図12に示す鼻腔洗浄具の前記噴霧手
段613において、分流手段613bよりも液排出部6
b側にさらに他の分流手段716が設けられている。こ
の分流手段716は、弁体613aのテーパ部613a
3の外周に設けられており、シートに多数の孔が形成さ
れたものである。
【0084】この変形例では、分流手段が2段構成であ
るため、洗浄液2がさらに細かく分流された後に、テー
パ部613a3の外周の圧力の低下により霧状となる。
【0085】図14は本発明の第4の実施の形態の鼻腔
洗浄具801を示す斜視図、図15は図14に示す鼻腔
洗浄具801の断面図である。
【0086】前記鼻腔洗浄具801の基本構造は、図1
ないし図3に示す前記鼻腔洗浄具1とほぼ同様である。
したがって、前記鼻腔洗浄具1と同様の構造部分には前
記鼻腔洗浄具1と同様の符号を付してその説明を省略
し、以下には異なる部分について説明を行なう。
【0087】図14および図15に示すように、収納容
器803の収納部805は、前記洗浄液2が収納される
液収納部805aと、空気が収納される空気収納部80
5bとを有している。また、前記収納部805と連続す
る管部806は、前記液収納部805aに通じる液管部
806aと、前記空気収納部805bに通じる空気管部
806bとを有している。
【0088】前記収納部805は、軟質な合成樹脂材料
で形成された容器の内部に区分壁807aが一体に形成
されたものであり、収納部805の内部は、前記区分壁
807aで上下に区分されて、下部領域が前記液収納部
805aで、上部領域が前記空気収納部805bとなっ
ている。前記液収納部805aと空気収納部805b
は、互いに独立した空間を形成している。前記管部80
6は区分管807bで分離された二重管であり、内管が
前記液管部806aで、外管が空気管部806bであ
る。
【0089】この実施の形態では、前記液収納部805
a、空気収納部805b、液管部806a、空気管部8
06bが全て一体に形成されている。そして収納部80
5の側面805cでは、周方向に連続する凸部と凹部が
縦方向に交互に形成されており、前記液収納部805a
と空気収納部805bの双方を一緒に圧縮変形させるこ
とができるようになっている。
【0090】また、他の構造として、液収納部805a
と液管部806aとを合成樹脂により一体に形成し、こ
れとは別に空気収納部805bと空気管部806bとを
一体に形成して、両部材を組み合わせて前記収納部80
5および管部806を構成してもよい。
【0091】図16にも示すように、管部806の先端
の液排出部807では、前記液管部806aの先端部
に、その径が先端に向かうにしたがって徐々に狭くなる
ノズル部806a1が形成されて、このノズル部806
a1の先端が開口している。そして、前記ノズル部80
6a1の外周部分に、前記空気管部806bの先端開口
部806b1が位置おり、噴霧手段が形成されている。
【0092】この実施の形態では、収納部805を押し
て縦方向へ圧縮変形させると、液収納部805aの内圧
が高まって、洗浄液2が液管部806aを経てノズル部
806a1の開口部から外部へ吐出される。このとき、
空気収納部805bも一緒に圧縮されるため、空気管部
806bの先端の開口部806b1から空気が噴射され
る。吐出される洗浄液2の周囲に空気流が形成されるた
め、吐出する洗浄液2の周囲の圧力が低下し、その結
果、洗浄液2が霧状となって鼻腔内へ供給される。
【0093】図17は本発明の第5の実施の形態の鼻腔
洗浄具1001を示す斜視図である。
【0094】前記鼻腔洗浄具1001は、図1ないし図
3に示す前記鼻腔洗浄具1と基本的な構造がほぼ同じで
ある。したがって、前記鼻腔洗浄具1と同様の構造部分
には前記鼻腔洗浄具1と同様の符号を付してその説明を
省略し、以下には異なる部分について説明を行なう。
【0095】前記鼻腔洗浄具1001は、前記上端面4
a1が平坦に形成された前記鼻腔洗浄具1と異なり、吸
収体1004を構成する液ガイド部1004aの上端面
1004a1が、ケーシング9の上縁9aよりも上部方
向(図17におけるY方向)に向って延出して、延出部
1004a3が形成されている。前記延出部1004a
3は上部方向に向って凸部が形成された半円球形状に形
成されている。
【0096】そして、前記上端面1004a1には、半
円球形状の頂点に位置する部分に液排出部6bが開口し
ている。
【0097】このように構成すると、前記上端面100
4a1を使用者の鼻腔10の入口に沿った状態で密着さ
せることができ、前記上端面1004a1と鼻腔10の
入口との密着性を高めることができる。また、前記効果
に加えて、上端面1004a1の表面積を平坦な場合よ
りも大きくすることが可能であるため、洗浄後の洗浄液
2を速やかに吸収することが可能となる。
【0098】ここで、図6に示す鼻腔洗浄具101、図
7に示す鼻腔洗浄具201、図8に示す鼻腔洗浄具30
1、図9に示す鼻腔洗浄具401、図10に示す鼻腔洗
浄具501、図11(A)に示す鼻腔洗浄具601、図
13に示す鼻腔洗浄具701、図14に示す鼻腔洗浄具
801においても、上端面4a1,104a1が上部方
向に向って延出されて延出部1004a3が形成され、
この延出部1004a3が上部方向に向って凸部が形成
された半円球形状であるものとして構成することもでき
る。
【0099】
【発明の効果】本発明の鼻腔洗浄具は、洗浄後の洗浄液
が鼻腔から漏れて、顔や手などを汚すおそれが無く、使
用し易い。
【0100】また前記効果に加えて、全体を小型にする
ことができるため、携帯に便利であり、さらに衛生的な
使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鼻腔洗浄具の第1の実施の形態の第1
の例を示す斜視図、
【図2】図1に示す鼻腔洗浄具の断面図、
【図3】図1に示す鼻腔洗浄具の分解斜視図、
【図4】図1の鼻腔洗浄具の使用状態を示す説明図、
【図5】第1の実施の形態の鼻腔洗浄具の変形例の使用
状態を示す説明図、
【図6】第1の実施の形態の鼻腔洗浄具の変形例の使用
状態を示す説明図、
【図7】第1の実施の形態の鼻腔洗浄具の変形例を示す
斜視図、
【図8】第1の実施の形態の鼻腔洗浄具の変形例を示す
斜視図、
【図9】図8の鼻腔洗浄具のさらに好ましい変形例を示
す部分拡大側面図、
【図10】本発明の鼻腔洗浄具の第2の実施の形態を示
す部分拡大斜視図、
【図11】(A)は本発明の鼻腔洗浄具の第3の実施の
形態を示す部分拡大斜視図、(B)は噴霧手段の構造を
示す分解斜視図、
【図12】図11(A)に示す噴霧手段の動作を説明す
る部分拡大断面図、
【図13】第3の実施の形態の変形例を示す部分拡大斜
視図、
【図14】本発明の鼻腔洗浄具の第4の実施の形態を示
す斜視図、
【図15】図14に示す鼻腔洗浄具の断面図、
【図16】図14に示す鼻腔洗浄具の液排出部を示す部
分拡大断面図、
【図17】本発明の鼻腔洗浄具の第5の実施の形態を示
す斜視図、
【符号の説明】
1,101,201,301,401,501,60
1,701,801,1001 鼻腔洗浄具 2 洗浄液 3,803 収納容器 4,1004 吸収体 4a,1004a 液ガイド部 4b 液保持部 5,805 収納部 5c 側面 6,206,306,406,806 管部 6b,206b,306b,406b,506b,80
6b 液排出部 9 ケーシング 10 鼻腔 106d,206d,306d 突出部 306f 屈曲領域 406e 自在屈曲領域 506 開口板 613 噴霧手段 613a 弁体 613b 分流手段 716 分流手段 805a 液収納部 805b 空気収納部 806a 液管部 806b 空気管部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 美智代 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 冨田 勝司 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 鈴木 祥代 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 花尻 武 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 斉藤 明子 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 4C094 AA06 DD11 EE08 EE16 GG08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻腔内を洗浄する液体が収納される変形
    可能な収納部と、前記収納部から延びる管を有し、前記
    管の先端部に前記液体を排出させる液排出部が設けられ
    た鼻腔洗浄具において、 前記管の周囲に、前記液排出部から排出された液体を吸
    収して保持する吸収体が設けられていることを特徴とす
    る鼻腔洗浄具。
  2. 【請求項2】 前記管の外周に設けられた筒状のケーシ
    ング内に前記吸収体が収納されており、前記ケーシング
    の前方の開口部に、前記液排出部が位置している請求項
    1記載の鼻腔洗浄具。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングは、液不透過性の軟質な
    シートで形成されている請求項2記載の鼻腔洗浄具。
  4. 【請求項4】 前記吸収体は、液保持部と、この液保持
    部の先部に設けられた液ガイド部とを有している請求項
    1ないし3のいずれかに記載の鼻腔洗浄具。
  5. 【請求項5】 前記管の先部が前記吸収体から突出して
    おり、管の突出している部分が曲げられ、または曲げ変
    形自在とされている請求項1ないし4のいずれかに記載
    の鼻腔洗浄具。
  6. 【請求項6】 前記管を経て前記液排出部から吐出する
    液体を分流する分流手段が設けられている請求項1ない
    し5記載の鼻腔洗浄具。
  7. 【請求項7】 前記管内に、前記分流手段より先端側に
    おいてその外周と前記管の内壁との間で液体を通過させ
    る弁体が設けられて、液排出部から液体が噴霧状態で吐
    出される請求項6記載の鼻腔洗浄具。
  8. 【請求項8】 前記収納部と共に変形可能な加圧空間
    と、前記加圧空間で加圧された空気を前記液排出部に隣
    接する部分から吐出させる空気排出口が設けられて、液
    排出部から液体が噴霧状態で吐出される請求項1ないし
    5のいずれかに記載の鼻腔洗浄具。
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