JP2003245852A - 平面研削装置 - Google Patents
平面研削装置Info
- Publication number
- JP2003245852A JP2003245852A JP2002048420A JP2002048420A JP2003245852A JP 2003245852 A JP2003245852 A JP 2003245852A JP 2002048420 A JP2002048420 A JP 2002048420A JP 2002048420 A JP2002048420 A JP 2002048420A JP 2003245852 A JP2003245852 A JP 2003245852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- belt
- ground
- face plate
- grinding belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合理的にかつ確実に、平面部を効率よく平坦
に研削でき長期使用に耐える平面研削装置を提供する。 【解決手段】 所要の間隔で配される少なくとも二個の
回転体に巻掛けられて、研削作動側が被研削面に平行し
て駆動される無端状の研削ベルト30と、前記回転体間
で前記研削ベルト30の一部を平面的に被研削面に押し
当てて研削力を付勢する研削付勢手段40と、前記研削
ベルト30による研削部と被研削物の加工面とが相対的
に移動できる移動手段とを備え、前記研削ベルト30は
表面に無数の砥粒を付着されてなる研削布片を、基部ベ
ルト上にその先端を少しずつずらせて多数枚重畳された
ものを用い、前記研削付勢手段40には前記研削ベルト
30による研削部において押圧付勢する面盤43と前記
研削ベルト30との間に空気膜層を形成する手段を付設
した構成である。
に研削でき長期使用に耐える平面研削装置を提供する。 【解決手段】 所要の間隔で配される少なくとも二個の
回転体に巻掛けられて、研削作動側が被研削面に平行し
て駆動される無端状の研削ベルト30と、前記回転体間
で前記研削ベルト30の一部を平面的に被研削面に押し
当てて研削力を付勢する研削付勢手段40と、前記研削
ベルト30による研削部と被研削物の加工面とが相対的
に移動できる移動手段とを備え、前記研削ベルト30は
表面に無数の砥粒を付着されてなる研削布片を、基部ベ
ルト上にその先端を少しずつずらせて多数枚重畳された
ものを用い、前記研削付勢手段40には前記研削ベルト
30による研削部において押圧付勢する面盤43と前記
研削ベルト30との間に空気膜層を形成する手段を付設
した構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材などの溶接ビ
ード個所や鋼材の長い端面、あるいは軌条の上面などを
研削して平滑に仕上げる作業に用いるのに適したベルト
式の平面研削装置に関するものである。
ード個所や鋼材の長い端面、あるいは軌条の上面などを
研削して平滑に仕上げる作業に用いるのに適したベルト
式の平面研削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に鋼材を突合せて溶接した部
分に生じる溶接ビード部分を削り取って平滑に仕上げる
ような作業には、手持ちのツールグラインダやディスク
グラインダによって当該部分を研削する方法が多く採用
されている。また、長尺の部材の平坦面を平滑に仕上げ
る作業には定位置に設けられた回転砥石に被加工物をあ
てがうようにして移動させ、研削するような装置が用い
られている。
分に生じる溶接ビード部分を削り取って平滑に仕上げる
ような作業には、手持ちのツールグラインダやディスク
グラインダによって当該部分を研削する方法が多く採用
されている。また、長尺の部材の平坦面を平滑に仕上げ
る作業には定位置に設けられた回転砥石に被加工物をあ
てがうようにして移動させ、研削するような装置が用い
られている。
【0003】また、鉄道における軌道のレール上面が、
列車の走行に伴い車輪との間での摩擦などによって、レ
ールの長さ方向に波状の微細な凹凸を発生するいわゆる
波状摩耗を除去する軌条の研削には、研削砥石を回転さ
せながらレール上を移動させて研削する操作を自走する
車両に付設された複数頭の回転砥石を備える研削装置に
よって行なわれている。
列車の走行に伴い車輪との間での摩擦などによって、レ
ールの長さ方向に波状の微細な凹凸を発生するいわゆる
波状摩耗を除去する軌条の研削には、研削砥石を回転さ
せながらレール上を移動させて研削する操作を自走する
車両に付設された複数頭の回転砥石を備える研削装置に
よって行なわれている。
【0004】この他に軌条の上面を研削する先行技術と
しては、例えば特開平10−195805号公報や特開
昭57−158404号公報などに開示されているもの
が知られている。これらの先行技術では、いずれも無端
状にされた研摩ベルトを使用するものであって、前記特
開平10−195805号公報に記載されるものは、一
本のビーム上に少なくとも二個のローラを回転可能に取
り付けて、レールの長さ方向に作動する無端研磨ウエブ
材を巻き掛け張架して、レールの僅か上に位置させて、
前記二個のローラ間に前記ビームによって支持される一
個のジャッキの作用を受けて付勢力を前記無端研磨ウエ
ブ材の内面側に加える付勢シューが配置され、一台のモ
ータによって走行駆動される前記無端研磨ウエブ材を前
記ジャッキでレール面に対して押し当てレールの頭部上
面を研削する装置である。
しては、例えば特開平10−195805号公報や特開
昭57−158404号公報などに開示されているもの
が知られている。これらの先行技術では、いずれも無端
状にされた研摩ベルトを使用するものであって、前記特
開平10−195805号公報に記載されるものは、一
本のビーム上に少なくとも二個のローラを回転可能に取
り付けて、レールの長さ方向に作動する無端研磨ウエブ
材を巻き掛け張架して、レールの僅か上に位置させて、
前記二個のローラ間に前記ビームによって支持される一
個のジャッキの作用を受けて付勢力を前記無端研磨ウエ
ブ材の内面側に加える付勢シューが配置され、一台のモ
ータによって走行駆動される前記無端研磨ウエブ材を前
記ジャッキでレール面に対して押し当てレールの頭部上
面を研削する装置である。
【0005】このレールの頭部上面の研削装置は、無端
化されてレールの長さ方向に沿って平行な平面に駆動さ
れる研磨ウエブ材を備えて、連続して精密に研削または
研磨することが可能になり、レールを研削修正するため
に使用される回転工具に起因する微小の起伏を除去する
ことができる旨記載されている。
化されてレールの長さ方向に沿って平行な平面に駆動さ
れる研磨ウエブ材を備えて、連続して精密に研削または
研磨することが可能になり、レールを研削修正するため
に使用される回転工具に起因する微小の起伏を除去する
ことができる旨記載されている。
【0006】また、特開昭57−158404号公報に
開示のものは、長さ方向並びに幅方向に変位可能なよう
に支持されるフリーローラと駆動ローラに研磨ベルトを
巻き掛けて、その両ローラ間にバネ力で押し下げられる
ようにされた二個のゴム製の研磨用ローラを配して、研
磨ベルトをレールの上面部に押し付けるようにされ、前
後にレール上を移動できるように補助車輪と導車を配し
たものであり、目的研磨個所ではフリーローラを下げて
研磨ベルトをレール面に接する状態にして緊張させて駆
動し、研磨用ローラによる押し付け作用でレール面を研
磨するようにして、レール上面の錆を除去できることが
記載されている。
開示のものは、長さ方向並びに幅方向に変位可能なよう
に支持されるフリーローラと駆動ローラに研磨ベルトを
巻き掛けて、その両ローラ間にバネ力で押し下げられる
ようにされた二個のゴム製の研磨用ローラを配して、研
磨ベルトをレールの上面部に押し付けるようにされ、前
後にレール上を移動できるように補助車輪と導車を配し
たものであり、目的研磨個所ではフリーローラを下げて
研磨ベルトをレール面に接する状態にして緊張させて駆
動し、研磨用ローラによる押し付け作用でレール面を研
磨するようにして、レール上面の錆を除去できることが
記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の研
磨研削技術にあって、回転する研削砥石を用いて平面を
研削する方式では、どうしても回転研削砥石を傾斜させ
て被研削面に押し当てる関係から研削状態が不正確にな
り、被研削部の周辺までも過度に研削したり、削り込み
が深くなったりすることが多く、特に平面的に平均した
研削を行うには熟練を要するという問題点がある。この
ようなことは、前述の特開平10−195805号公報
の記載によって知られるように、レール頭部の上面を多
数の回転砥石で研削する専用の装置でもって行なわれる
場合にあっても生じる微細な凹凸を、無端状の研磨ウエ
ブ材を用いて削正しようとする装置を開発していること
からして、問題の解決に多くの困難性があることが明白
である。
磨研削技術にあって、回転する研削砥石を用いて平面を
研削する方式では、どうしても回転研削砥石を傾斜させ
て被研削面に押し当てる関係から研削状態が不正確にな
り、被研削部の周辺までも過度に研削したり、削り込み
が深くなったりすることが多く、特に平面的に平均した
研削を行うには熟練を要するという問題点がある。この
ようなことは、前述の特開平10−195805号公報
の記載によって知られるように、レール頭部の上面を多
数の回転砥石で研削する専用の装置でもって行なわれる
場合にあっても生じる微細な凹凸を、無端状の研磨ウエ
ブ材を用いて削正しようとする装置を開発していること
からして、問題の解決に多くの困難性があることが明白
である。
【0008】しかしながら、前記特開平10−1958
05号公報による研削装置では、回転砥石により削正し
た後を、無端状の研磨ベルトによって研磨して平面に仕
上げ、精密な研磨ができることになるが、この公報記載
の装置によれば、研磨ウエブ材によって研磨するもので
ある限り作業を続行するうちに研磨ウエブ材が目詰まり
を起し、連続して作業ができないという問題点がある。
特に、研磨材が目詰まりを起すと過剰な発熱を伴い、実
質的な研磨・研削を不能にする。もちろん、この研磨ウ
エブ材にてなる無端状の研磨ベルトでは、予備的な研削
を行わずして直接的に凹凸のある面を平準に仕上げるこ
とは無理である。
05号公報による研削装置では、回転砥石により削正し
た後を、無端状の研磨ベルトによって研磨して平面に仕
上げ、精密な研磨ができることになるが、この公報記載
の装置によれば、研磨ウエブ材によって研磨するもので
ある限り作業を続行するうちに研磨ウエブ材が目詰まり
を起し、連続して作業ができないという問題点がある。
特に、研磨材が目詰まりを起すと過剰な発熱を伴い、実
質的な研磨・研削を不能にする。もちろん、この研磨ウ
エブ材にてなる無端状の研磨ベルトでは、予備的な研削
を行わずして直接的に凹凸のある面を平準に仕上げるこ
とは無理である。
【0009】また、前記特開昭57−158404号公
報に開示のレール研磨装置では、これまた無端状の研磨
ベルトを用いるもので、公報記載のようにレールの頭部
表面に発生する錆を除去する程度の研磨にとどまり、波
状摩耗による凹凸状態を平準化する研削作業を行なわせ
ることはできないものである。
報に開示のレール研磨装置では、これまた無端状の研磨
ベルトを用いるもので、公報記載のようにレールの頭部
表面に発生する錆を除去する程度の研磨にとどまり、波
状摩耗による凹凸状態を平準化する研削作業を行なわせ
ることはできないものである。
【0010】このように、無端状の研磨ベルトを使用す
る研削装置にあっては、どうしても研磨ベルト表面に付
着されている砥粒が、簡単に剥離しないようにされてい
るから、砥粒の切刃部が一般の回転砥石のように更新さ
れないでワーク面に接触することになるので目詰まりが
生じ、それらが原因で摩擦熱が高まって研削機能が急速
に低下することになる。したがって、研磨ベルトの耐久
性が低く作業性並びに加工性を高めることも困難であ
る。
る研削装置にあっては、どうしても研磨ベルト表面に付
着されている砥粒が、簡単に剥離しないようにされてい
るから、砥粒の切刃部が一般の回転砥石のように更新さ
れないでワーク面に接触することになるので目詰まりが
生じ、それらが原因で摩擦熱が高まって研削機能が急速
に低下することになる。したがって、研磨ベルトの耐久
性が低く作業性並びに加工性を高めることも困難であ
る。
【0011】前述のようなものの他に、近時研削性を向
上させる無端状の研削ベルトとしては、例えば特開平6
−182671号公報に開示されるように、布,合繊,
紙等をエンドレス状にしたベルト基材の外面に、布,合
繊,紙等の表面に研磨砥粒を付着形成してなる多数の短
冊状砥片(短冊状素片と表示されている)を、所定の間
隔で根元部を前記ベルト基材に基部で固着して、その短
冊状砥片をの先端側をフリーの状態にして順次外部に露
出するように重畳配置させた構成の研削ベルトが知られ
ている。
上させる無端状の研削ベルトとしては、例えば特開平6
−182671号公報に開示されるように、布,合繊,
紙等をエンドレス状にしたベルト基材の外面に、布,合
繊,紙等の表面に研磨砥粒を付着形成してなる多数の短
冊状砥片(短冊状素片と表示されている)を、所定の間
隔で根元部を前記ベルト基材に基部で固着して、その短
冊状砥片をの先端側をフリーの状態にして順次外部に露
出するように重畳配置させた構成の研削ベルトが知られ
ている。
【0012】この研削ベルトは特開平6−182671
号公報の記載によれば、ベルト基材に所定の間隔で取り
付けられた短冊状砥片の先端部分を被研削面に接触させ
ることができるので、その先端の研磨砥粒が摩滅しても
後続位置の新しい研磨砥粒を接触させて研削が続行でき
る。したがって、最大限のままで研削を続行できる利点
があることが認められる。しかしながら、このように研
磨砥粒が順次更新できて研削効率を高め得るということ
は、その研削量を従来のものよりも多くできることにな
る。そのために、走行する研削ベルトに対する背面から
の押圧力を少し増すことで目的を達成できるが、その反
面研削部分での砥粒の切込み量が多くなることから切削
摩擦が次第に増加して、やがて研削ベルト全体が発熱
し、短冊状砥片のみならずベルト基材も発熱により劣化
するという問題点が生じ、研削ベルトの耐久性を著しく
低減することになるという重大な問題がある。また、研
削能力が低下することに伴い、その研削ベルトの駆動力
が過負荷になって、円滑な回転駆動が困難になるという
問題が生じる。
号公報の記載によれば、ベルト基材に所定の間隔で取り
付けられた短冊状砥片の先端部分を被研削面に接触させ
ることができるので、その先端の研磨砥粒が摩滅しても
後続位置の新しい研磨砥粒を接触させて研削が続行でき
る。したがって、最大限のままで研削を続行できる利点
があることが認められる。しかしながら、このように研
磨砥粒が順次更新できて研削効率を高め得るということ
は、その研削量を従来のものよりも多くできることにな
る。そのために、走行する研削ベルトに対する背面から
の押圧力を少し増すことで目的を達成できるが、その反
面研削部分での砥粒の切込み量が多くなることから切削
摩擦が次第に増加して、やがて研削ベルト全体が発熱
し、短冊状砥片のみならずベルト基材も発熱により劣化
するという問題点が生じ、研削ベルトの耐久性を著しく
低減することになるという重大な問題がある。また、研
削能力が低下することに伴い、その研削ベルトの駆動力
が過負荷になって、円滑な回転駆動が困難になるという
問題が生じる。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、より合理的にかつ確実に、平面部を効率よく
平坦に研削でき長期使用に耐える平面研削装置を提供す
ることを目的とするものである。
たもので、より合理的にかつ確実に、平面部を効率よく
平坦に研削でき長期使用に耐える平面研削装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明による平面研削装置は、所
要の間隔で配される少なくとも二個の回転体に巻掛けら
れて、研削作動側が被研削面に平行して駆動される無端
状の研削ベルトと、前記回転体間で前記研削ベルトの一
部を平面的に被研削面に押し当てて研削力を付勢する研
削付勢手段と、前記研削ベルトによる研削部と被研削物
の加工面とが相対的に移動できる移動手段とを備え、前
記研削ベルトは表面に無数の砥粒を付着されてなる研削
布片を、基部ベルト上にその先端を少しずつずらせて多
数枚重畳されたものを用い、前記研削付勢手段には前記
研削ベルトによる研削部に冷却手段を付設した構成であ
ることを特徴とするものである。
的を達成するために、本発明による平面研削装置は、所
要の間隔で配される少なくとも二個の回転体に巻掛けら
れて、研削作動側が被研削面に平行して駆動される無端
状の研削ベルトと、前記回転体間で前記研削ベルトの一
部を平面的に被研削面に押し当てて研削力を付勢する研
削付勢手段と、前記研削ベルトによる研削部と被研削物
の加工面とが相対的に移動できる移動手段とを備え、前
記研削ベルトは表面に無数の砥粒を付着されてなる研削
布片を、基部ベルト上にその先端を少しずつずらせて多
数枚重畳されたものを用い、前記研削付勢手段には前記
研削ベルトによる研削部に冷却手段を付設した構成であ
ることを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、無端状の基部ベルト上
に、表面に無数の砥粒を付着されてなる研削布片がその
先端を少しずつずらせて多数枚重畳付設された研削ベル
トを用い、少なくとも二個の回転体に巻き掛けられた中
間部で、その研削ベルトの一部を研削付勢手段によって
平面的に被加工物の被加工面押し当てて研削を行うよう
にするにあたり、その研削ベルトの研削部の背面側に冷
却手段を設けることにより、研削付勢手段による研削ベ
ルトとの接触部を冷却して、研削時における発熱を抑え
ることによって、その研削ベルトの所有する研削性能を
維持できて、研削機能の低下を防止するとともに、研削
ベルトの耐久性を向上させることができるという効果を
奏するのである。また、研削機能を維持できるので、過
負荷となるのを防止でき安定した研削作業を継続させる
ことができる。
に、表面に無数の砥粒を付着されてなる研削布片がその
先端を少しずつずらせて多数枚重畳付設された研削ベル
トを用い、少なくとも二個の回転体に巻き掛けられた中
間部で、その研削ベルトの一部を研削付勢手段によって
平面的に被加工物の被加工面押し当てて研削を行うよう
にするにあたり、その研削ベルトの研削部の背面側に冷
却手段を設けることにより、研削付勢手段による研削ベ
ルトとの接触部を冷却して、研削時における発熱を抑え
ることによって、その研削ベルトの所有する研削性能を
維持できて、研削機能の低下を防止するとともに、研削
ベルトの耐久性を向上させることができるという効果を
奏するのである。また、研削機能を維持できるので、過
負荷となるのを防止でき安定した研削作業を継続させる
ことができる。
【0016】前記研削付勢手段は、前記研削ベルトを巻
掛け張架する回転体の支持位置間に配されて、その研削
ベルトによる研削部の背後に所要面積で押し当てる面盤
と、前記研削ベルトの移動方向で面盤の前後に配される
ローラと、これら面盤およびローラを被研削面に対して
進退可能に主体フレームに支持される押圧支持体および
加圧手段とで構成されていることを特徴とする(第2発
明)。こうすると、研削ベルトの研削部には、所要面積
をもつ面盤がその背後に組込まれる加圧手段によって押
付け力が付勢されることになり、前記研削ベルトの各研
削布片の先端部が被研削面に強く接して連続して面盤に
沿って平面的に研削することができる。しかも、研削ベ
ルトは、前記面盤の前後に配置されるローラによって面
盤位置に案内され、かつ離れるようになっているので、
走行時に構造的に無理な外力を受けることがない。
掛け張架する回転体の支持位置間に配されて、その研削
ベルトによる研削部の背後に所要面積で押し当てる面盤
と、前記研削ベルトの移動方向で面盤の前後に配される
ローラと、これら面盤およびローラを被研削面に対して
進退可能に主体フレームに支持される押圧支持体および
加圧手段とで構成されていることを特徴とする(第2発
明)。こうすると、研削ベルトの研削部には、所要面積
をもつ面盤がその背後に組込まれる加圧手段によって押
付け力が付勢されることになり、前記研削ベルトの各研
削布片の先端部が被研削面に強く接して連続して面盤に
沿って平面的に研削することができる。しかも、研削ベ
ルトは、前記面盤の前後に配置されるローラによって面
盤位置に案内され、かつ離れるようになっているので、
走行時に構造的に無理な外力を受けることがない。
【0017】また、前記研削付勢手段における面盤は、
一体的に形成される押圧支持体と前記主体フレームに取
付けられる加圧手段との連結部において、前記研削ベル
トの走行方向に対して交差する向きに傾動可能に枢支さ
れている構成であるのがよい(第3発明)。こうする
と、研削部においては運転中被研削物の被研削面が軸線
方向に対して交差する向きに傾斜しているような場合に
は、研削ベルトの背面側に押圧力を付勢する面盤が、加
圧手段(エアシリンダ)との連結部において傾動可能に
することで、被研削物側の状態に対応して傾動され、研
削付勢力を受けながら被研削面を平坦に研削することが
可能になる。したがって、被研削物が例えば軌道のレー
ルのように被研削面が水平面から所要の角度で傾斜面に
移行するようなものを研削加工するに際して、対応する
被研削面に倣って研削ベルトに対する付勢力を維持しな
がら所要の研削加工を実施できるという効果を奏するの
である。
一体的に形成される押圧支持体と前記主体フレームに取
付けられる加圧手段との連結部において、前記研削ベル
トの走行方向に対して交差する向きに傾動可能に枢支さ
れている構成であるのがよい(第3発明)。こうする
と、研削部においては運転中被研削物の被研削面が軸線
方向に対して交差する向きに傾斜しているような場合に
は、研削ベルトの背面側に押圧力を付勢する面盤が、加
圧手段(エアシリンダ)との連結部において傾動可能に
することで、被研削物側の状態に対応して傾動され、研
削付勢力を受けながら被研削面を平坦に研削することが
可能になる。したがって、被研削物が例えば軌道のレー
ルのように被研削面が水平面から所要の角度で傾斜面に
移行するようなものを研削加工するに際して、対応する
被研削面に倣って研削ベルトに対する付勢力を維持しな
がら所要の研削加工を実施できるという効果を奏するの
である。
【0018】また、前記研削付勢手段における研削部の
冷却手段は、研削付勢手段における面盤の研削ベルトと
の接触面に空気膜層が形成されるようにエア供給構造を
付設された構成であるのがよい(第4発明)。こうする
と、研削部においては運転中被研削物の被研削面に研削
ベルトが押圧力でもって押付けられながら走行するの
に、その研削ベルトの背面側と付勢する面盤との接触面
にエアが供給されることで空気膜層が形成されるので、
その空気膜層によって直接接触するのが防止され、言換
えると空気膜層が潤滑層となって接触抵抗が著しく削減
される。したがって、研削ベルトには研削部へ押圧力が
付加されているにもかかわらず円滑に走行させることが
可能になり、しかも供給されるエアによる冷却効果も併
せ得られて負荷を少なくすることができるのである。
冷却手段は、研削付勢手段における面盤の研削ベルトと
の接触面に空気膜層が形成されるようにエア供給構造を
付設された構成であるのがよい(第4発明)。こうする
と、研削部においては運転中被研削物の被研削面に研削
ベルトが押圧力でもって押付けられながら走行するの
に、その研削ベルトの背面側と付勢する面盤との接触面
にエアが供給されることで空気膜層が形成されるので、
その空気膜層によって直接接触するのが防止され、言換
えると空気膜層が潤滑層となって接触抵抗が著しく削減
される。したがって、研削ベルトには研削部へ押圧力が
付加されているにもかかわらず円滑に走行させることが
可能になり、しかも供給されるエアによる冷却効果も併
せ得られて負荷を少なくすることができるのである。
【0019】前記冷却手段としては、前記面盤に背後か
ら多数の通気小孔が設けられ、かつその面盤の背面部に
空気室を設け、主体フレーム側から前記空気室へエアが
供給されるようにエア源から配管される構成であるのが
よい(第5発明)。こうすることによって、簡単な構成
で面盤と研削ベルトとの接触面全般に対してエアを供給
して運転中空気膜層を形成維持させることができ、研削
ベルトと面盤との接触抵抗を削減できるとともに、それ
によって発熱を防止して円滑な研削作業を継続して実施
できる効果が得られる。
ら多数の通気小孔が設けられ、かつその面盤の背面部に
空気室を設け、主体フレーム側から前記空気室へエアが
供給されるようにエア源から配管される構成であるのが
よい(第5発明)。こうすることによって、簡単な構成
で面盤と研削ベルトとの接触面全般に対してエアを供給
して運転中空気膜層を形成維持させることができ、研削
ベルトと面盤との接触抵抗を削減できるとともに、それ
によって発熱を防止して円滑な研削作業を継続して実施
できる効果が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明による平面研削装置
の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明す
る。なお、この実施の形態は、走行移動できる形式の平
面研削装置である。
の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明す
る。なお、この実施の形態は、走行移動できる形式の平
面研削装置である。
【0021】図1には本発明にかかる平面研削装置の基
本構成を表わす概要図が示されている。図2には図1の
一部を表わす平面図が、図3には研削付勢手段の一実施
形態を表わす拡大断面図が、図4には研削ベルトの一部
を表わす斜視図が、それぞれ示されている。
本構成を表わす概要図が示されている。図2には図1の
一部を表わす平面図が、図3には研削付勢手段の一実施
形態を表わす拡大断面図が、図4には研削ベルトの一部
を表わす斜視図が、それぞれ示されている。
【0022】この平面研削装置10は、被加工物の上面
を走行できる走行車輪12を走行方向の前後(以後、方
向については走行方向を基準にして述べる)に備える走
行フレーム11(本発明の移動手段に対応)と、この走
行フレーム11上で前後に所定の間隔で立設される縦支
持軸14,14にガイド部材16,16によって上下動
可能に支持される研削支持フレーム15(本発明の主体
フレームに対応)と、この研削支持フレーム15の下部
において前後方向に所要の間隔で走行方向と直交して回
転自在に支承される駆動軸19上の駆動ホイール21と
従動軸20上の従動ホイール22(本発明の回転体に対
応)に巻き掛けられる研削ベルト30と、その研削ベル
ト30を被研削面に対して押付ける研削付勢手段40
と、研削ベルト30を駆動するモータ25および前記研
削支持フレーム15を上下動可能に操作する昇降機構1
7とで構成されている。
を走行できる走行車輪12を走行方向の前後(以後、方
向については走行方向を基準にして述べる)に備える走
行フレーム11(本発明の移動手段に対応)と、この走
行フレーム11上で前後に所定の間隔で立設される縦支
持軸14,14にガイド部材16,16によって上下動
可能に支持される研削支持フレーム15(本発明の主体
フレームに対応)と、この研削支持フレーム15の下部
において前後方向に所要の間隔で走行方向と直交して回
転自在に支承される駆動軸19上の駆動ホイール21と
従動軸20上の従動ホイール22(本発明の回転体に対
応)に巻き掛けられる研削ベルト30と、その研削ベル
ト30を被研削面に対して押付ける研削付勢手段40
と、研削ベルト30を駆動するモータ25および前記研
削支持フレーム15を上下動可能に操作する昇降機構1
7とで構成されている。
【0023】前記走行フレーム11は、所要の間隔で装
置を移動させるための走行車輪12,12間の所要区間
を内側に切込んだ凹部13が設けられ、この凹部13に
研削ベルト30を支持する研削支持フレーム15が収ま
る状態に形成されている。そして、この走行フレーム1
1の凹部13に近接する前後位置上面には、前述のよう
に縦支持軸14,14がそれぞれ立設されており、これ
ら縦支持軸14,14にガイド部材16、16を介して
研削支持フレーム15が案内支持されて、その研削支持
フレーム15の下部が前記走行フレーム11の凹部13
に受け入れられている。
置を移動させるための走行車輪12,12間の所要区間
を内側に切込んだ凹部13が設けられ、この凹部13に
研削ベルト30を支持する研削支持フレーム15が収ま
る状態に形成されている。そして、この走行フレーム1
1の凹部13に近接する前後位置上面には、前述のよう
に縦支持軸14,14がそれぞれ立設されており、これ
ら縦支持軸14,14にガイド部材16、16を介して
研削支持フレーム15が案内支持されて、その研削支持
フレーム15の下部が前記走行フレーム11の凹部13
に受け入れられている。
【0024】前記研削支持フレーム15は、下半部を主
部材15aから後述する研削ベルト30の架設側に適宜
間隔を取って副部材15bが前後方向へ平行に配置さ
れ、この副部材15bと主部材15aとを複数個所でス
テー15cにて一体に連結されている。前記ガイド部材
16は、その主部材15a両端部にそれぞれ取付けられ
ている。また、主部材15aの前後両端部には、前記ガ
イド部材16を案内支持する走行フレーム11側に立設
の各縦支持軸14上端にロッド18aを直結されるよう
にして昇降機構17のエアシリンダ18がそれぞれ付設
されている。
部材15aから後述する研削ベルト30の架設側に適宜
間隔を取って副部材15bが前後方向へ平行に配置さ
れ、この副部材15bと主部材15aとを複数個所でス
テー15cにて一体に連結されている。前記ガイド部材
16は、その主部材15a両端部にそれぞれ取付けられ
ている。また、主部材15aの前後両端部には、前記ガ
イド部材16を案内支持する走行フレーム11側に立設
の各縦支持軸14上端にロッド18aを直結されるよう
にして昇降機構17のエアシリンダ18がそれぞれ付設
されている。
【0025】前記研削支持フレーム15の下半部におい
て、主部材15aと副部材15bとに軸受を介して支承
される駆動軸19と従動軸20とは、平行して配置され
ていずれも副部材15bの外側方に軸端部を突出させて
回転自在に支承されており、その駆動軸19の端部には
所要直径の駆動ホイール21が、従動軸20の端部には
従動ホイール22が、それぞれ取付けられている。それ
ら駆動ホイール21と従動ホイール22とは、いずれも
その外周部を耐摩耗性の弾性材、例えばウレタン樹脂に
て所要の幅で中高に形成され、これら両ホイール21,
22に無端状の研削ベルト30が横ずれを起さないよう
にして巻き掛け張架されている。なお、従動軸20は研
削支持フレーム15にテークアップ24によって前後方
向に移動可能に支持されて、巻き掛けた研削ベルト30
の緊張状態を調整できるようになされている。
て、主部材15aと副部材15bとに軸受を介して支承
される駆動軸19と従動軸20とは、平行して配置され
ていずれも副部材15bの外側方に軸端部を突出させて
回転自在に支承されており、その駆動軸19の端部には
所要直径の駆動ホイール21が、従動軸20の端部には
従動ホイール22が、それぞれ取付けられている。それ
ら駆動ホイール21と従動ホイール22とは、いずれも
その外周部を耐摩耗性の弾性材、例えばウレタン樹脂に
て所要の幅で中高に形成され、これら両ホイール21,
22に無端状の研削ベルト30が横ずれを起さないよう
にして巻き掛け張架されている。なお、従動軸20は研
削支持フレーム15にテークアップ24によって前後方
向に移動可能に支持されて、巻き掛けた研削ベルト30
の緊張状態を調整できるようになされている。
【0026】前記研削支持フレーム15の主部材15a
の上半部背後面(研削ベルト30の配置側と反対の面)
には、駆動モータ25が付設され、この駆動モータ25
の出力軸25aに取付く回転体26から前記駆動軸19
に取付く回転体27に巻き掛け伝導部材、例えば歯付き
ベルト28によって回転力が与えられるようにされてい
る。
の上半部背後面(研削ベルト30の配置側と反対の面)
には、駆動モータ25が付設され、この駆動モータ25
の出力軸25aに取付く回転体26から前記駆動軸19
に取付く回転体27に巻き掛け伝導部材、例えば歯付き
ベルト28によって回転力が与えられるようにされてい
る。
【0027】前記研削付勢手段40は、駆動軸19上の
駆動ホイール21と従動軸20上の従動ホイール22と
の中間位置に設けられ、研削支持フレーム15の下半部
(副部材15b)外側面に取付く支持部材41によって
二本のガイド軸45で上下動可能に案内支持される押圧
支持体42に組込まれる面盤43と、その支持部材41
に取付いて押圧支持体42と連結されて面盤43に押圧
力を付勢するエアシリンダ48とで構成されている。な
お、前記面盤43の前後位置には、ガイドローラ46,
46がそれぞれ研削ベルト30を案内するように設けら
れている。
駆動ホイール21と従動軸20上の従動ホイール22と
の中間位置に設けられ、研削支持フレーム15の下半部
(副部材15b)外側面に取付く支持部材41によって
二本のガイド軸45で上下動可能に案内支持される押圧
支持体42に組込まれる面盤43と、その支持部材41
に取付いて押圧支持体42と連結されて面盤43に押圧
力を付勢するエアシリンダ48とで構成されている。な
お、前記面盤43の前後位置には、ガイドローラ46,
46がそれぞれ研削ベルト30を案内するように設けら
れている。
【0028】前記研削付勢手段40の面盤43には、そ
の押圧面43aに交差する向きに多数の通気小孔44が
穿設されていて、押圧面43aと反対の側(図上上側)
にエアチャンバ47が設けられ、そのエアチャンバ47
に走行フレーム11上に設けられるコンプレッサから周
知のエア供給ユニット(いずれも図示せず)からエア配
管49が接続されて研削時に押圧面43aにエア(圧縮
空気、以下同様)が噴出するようにした冷却手段が付加
されている。なお、面盤43は金属にて形成されてい
る。また、前記エアシリンダ48には、前記コンプレッ
サからエアが周知の手段によって接続供給され、走行フ
レーム11に搭載される制御部(図示せず)によって作
業に応じた制御で作動するようにされている。なお、前
記コンプレッサについては、走行フレーム11上に図示
されない周知のエア供給ユニットを設置して、別途設置
のエア供給装置からホースで前記エア供給ユニットに接
続して各エアシリンダ18,48に操作用のエアを供給
するようにしてもよい。
の押圧面43aに交差する向きに多数の通気小孔44が
穿設されていて、押圧面43aと反対の側(図上上側)
にエアチャンバ47が設けられ、そのエアチャンバ47
に走行フレーム11上に設けられるコンプレッサから周
知のエア供給ユニット(いずれも図示せず)からエア配
管49が接続されて研削時に押圧面43aにエア(圧縮
空気、以下同様)が噴出するようにした冷却手段が付加
されている。なお、面盤43は金属にて形成されてい
る。また、前記エアシリンダ48には、前記コンプレッ
サからエアが周知の手段によって接続供給され、走行フ
レーム11に搭載される制御部(図示せず)によって作
業に応じた制御で作動するようにされている。なお、前
記コンプレッサについては、走行フレーム11上に図示
されない周知のエア供給ユニットを設置して、別途設置
のエア供給装置からホースで前記エア供給ユニットに接
続して各エアシリンダ18,48に操作用のエアを供給
するようにしてもよい。
【0029】前記研削ベルト30としては、図4に示さ
れるように、基部ベルト31の表面に無数の砥粒を付着
された研削布片32を多数枚重畳配列されて、所要の幅
寸法を有する構成のものである。その研削布片32は、
適宜長さ寸法のもので、その先端を少しずつずらせて基
端を基部ベルト31の上面に固着され、先端部32aが
フリーの状態で重畳配列される。なお、この研削ベルト
30を構成する研削布片32の先端32aは、幅方向に
いずれか一方へ適宜傾斜角θで傾斜させて重畳したもの
を用いるのが好ましい。
れるように、基部ベルト31の表面に無数の砥粒を付着
された研削布片32を多数枚重畳配列されて、所要の幅
寸法を有する構成のものである。その研削布片32は、
適宜長さ寸法のもので、その先端を少しずつずらせて基
端を基部ベルト31の上面に固着され、先端部32aが
フリーの状態で重畳配列される。なお、この研削ベルト
30を構成する研削布片32の先端32aは、幅方向に
いずれか一方へ適宜傾斜角θで傾斜させて重畳したもの
を用いるのが好ましい。
【0030】また、前記走行フレーム11には、走行の
ための動力伝達手段として、この実施形態では牽引用の
ブラケット35が前後に付設されており、そのブラケッ
ト35に牽引のための連結具取付孔が設けられている。
なお、自走式にする場合は、図示省略するが走行フレー
ム上に動力源(例えば内燃機と発電機)を搭載するのが
好ましい。また、手動走行式とする場合には、走行用の
ハンドル装置並びに方向変換用の操舵手段を備えるよう
にするのがよい。
ための動力伝達手段として、この実施形態では牽引用の
ブラケット35が前後に付設されており、そのブラケッ
ト35に牽引のための連結具取付孔が設けられている。
なお、自走式にする場合は、図示省略するが走行フレー
ム上に動力源(例えば内燃機と発電機)を搭載するのが
好ましい。また、手動走行式とする場合には、走行用の
ハンドル装置並びに方向変換用の操舵手段を備えるよう
にするのがよい。
【0031】このような構成の平面研削装置10は、前
記走行フレーム11を、図示されない走行手段によって
走行させて研削作業できるようにされているので、その
走行フレーム11上に設けられる動力源から、あるい
は、別途動力源から給電できる機器を搭載して、図示さ
れない駆動用制御盤やエアシリンダへのエア供給用のコ
ンプレッサを作動させて研削作業を行わせる。
記走行フレーム11を、図示されない走行手段によって
走行させて研削作業できるようにされているので、その
走行フレーム11上に設けられる動力源から、あるい
は、別途動力源から給電できる機器を搭載して、図示さ
れない駆動用制御盤やエアシリンダへのエア供給用のコ
ンプレッサを作動させて研削作業を行わせる。
【0032】研削作業に際しては、目的の被研削物A
(例えば溶接された板材,長尺の部材や軌条など)の被
研削面上を走行させるようにして(移動時には研削支持
フレーム15を昇降機構17によって持上げて研削ベル
ト30が接地しない状態とされる)、被研削面位置では
駆動モータ25を起動させ、次いで昇降機構17のエア
シリンダ18を作動させて研削支持フレーム15を下降
させて、研削ベルト30の研削部が被研削面に接するよ
うにする。その後において、研削付勢手段40のエアシ
リンダ48を作動させて、面盤43の押圧面43aを研
削ベルト30の背面側に押し当てて研削操作を行わせ
る。
(例えば溶接された板材,長尺の部材や軌条など)の被
研削面上を走行させるようにして(移動時には研削支持
フレーム15を昇降機構17によって持上げて研削ベル
ト30が接地しない状態とされる)、被研削面位置では
駆動モータ25を起動させ、次いで昇降機構17のエア
シリンダ18を作動させて研削支持フレーム15を下降
させて、研削ベルト30の研削部が被研削面に接するよ
うにする。その後において、研削付勢手段40のエアシ
リンダ48を作動させて、面盤43の押圧面43aを研
削ベルト30の背面側に押し当てて研削操作を行わせ
る。
【0033】被研削面を研削する研削ベルト30は、被
研削面と接触する研削部において、前述のように、無数
の砥粒を付着してなる多数の研削布片30bが、その先
端30cを被研削面に対して線状に接して走行すること
により研削することになり、その研削布片30bの先端
が少しずつずらせて重畳形成されており、それら研削布
片30bの先端部に沿った隣接位置の他の研削布片30
b先端部との間に空隙が形成されているので、その空隙
によって研削作動部が断続状態になり、切屑の排出を行
えることから、高速で研削することができる。しかも、
その研削布片30bの先端30c部では、研削に伴って
摩耗剥離する砥粒は、順次後続の部分が更新されるの
で、研削機能が維持される。そして、その研削布片30
bの先端30cを幅方向において左右いずれか一方へ傾
斜させたものを使用すれば、被研削面に対して線状に接
する各研削布片30bの先端30c間では傾斜する先端
部側から後端部側へと研削力が作用して切込み機能を十
分に発揮させることができる。
研削面と接触する研削部において、前述のように、無数
の砥粒を付着してなる多数の研削布片30bが、その先
端30cを被研削面に対して線状に接して走行すること
により研削することになり、その研削布片30bの先端
が少しずつずらせて重畳形成されており、それら研削布
片30bの先端部に沿った隣接位置の他の研削布片30
b先端部との間に空隙が形成されているので、その空隙
によって研削作動部が断続状態になり、切屑の排出を行
えることから、高速で研削することができる。しかも、
その研削布片30bの先端30c部では、研削に伴って
摩耗剥離する砥粒は、順次後続の部分が更新されるの
で、研削機能が維持される。そして、その研削布片30
bの先端30cを幅方向において左右いずれか一方へ傾
斜させたものを使用すれば、被研削面に対して線状に接
する各研削布片30bの先端30c間では傾斜する先端
部側から後端部側へと研削力が作用して切込み機能を十
分に発揮させることができる。
【0034】このような状態で研削駆動される研削ベル
ト30は、被研削面に対して研削付勢手段40の面盤4
3がエアシリンダ48によって被研削面に押付けられて
研削機能を高められるようにされているが、研削操作を
継続すると、前記面盤43の押圧面43aが直接研削ベ
ルト30の基部ベルト30a面に接して押圧力を加えた
状態が続くうちに両者の摩擦抵抗と研削部での研削によ
る発熱とが次第に研削ベルト30に蓄積される。その結
果、研削部にあって研削布片30bの先端30c部分
は、順次砥粒が摩耗剥離して更新されるが、基部ベルト
30a側では放熱され難く、摩擦抵抗が増大することに
なる。
ト30は、被研削面に対して研削付勢手段40の面盤4
3がエアシリンダ48によって被研削面に押付けられて
研削機能を高められるようにされているが、研削操作を
継続すると、前記面盤43の押圧面43aが直接研削ベ
ルト30の基部ベルト30a面に接して押圧力を加えた
状態が続くうちに両者の摩擦抵抗と研削部での研削によ
る発熱とが次第に研削ベルト30に蓄積される。その結
果、研削部にあって研削布片30bの先端30c部分
は、順次砥粒が摩耗剥離して更新されるが、基部ベルト
30a側では放熱され難く、摩擦抵抗が増大することに
なる。
【0035】しかしながら、前記研削付勢手段40にお
いては、面盤43の背後に設けられるエアチャンバ47
にエアを連続供給するすることにより、そのエアチャン
バ47から面盤43に多数設けられた通気小孔44を通
じて押圧面43a側にエアが送られるので、面盤43の
押圧面43aと研削ベルト30の基部ベルト30a面と
の間に通気小孔44から放出されるエアによって空気膜
層aが形成される。その結果、前記空気膜層aによって
押圧面43aが基部ベルト30a面から離されることに
なる。言換えると、その空気膜層aが潤滑膜となって接
触抵抗を著しく低減され、かつ冷却機能が発揮されるこ
とになる。当然、面盤43の押圧面43aと基部ベルト
30a(研削ベルト30)との接触摩擦抵抗が削減され
るので付勢部分での発熱は解消され、連続して研削作業
を行うことができる。同時に、研削ベルト30の駆動負
荷が低減されて小出力で効果的に研削作業を行うことが
できるのである。
いては、面盤43の背後に設けられるエアチャンバ47
にエアを連続供給するすることにより、そのエアチャン
バ47から面盤43に多数設けられた通気小孔44を通
じて押圧面43a側にエアが送られるので、面盤43の
押圧面43aと研削ベルト30の基部ベルト30a面と
の間に通気小孔44から放出されるエアによって空気膜
層aが形成される。その結果、前記空気膜層aによって
押圧面43aが基部ベルト30a面から離されることに
なる。言換えると、その空気膜層aが潤滑膜となって接
触抵抗を著しく低減され、かつ冷却機能が発揮されるこ
とになる。当然、面盤43の押圧面43aと基部ベルト
30a(研削ベルト30)との接触摩擦抵抗が削減され
るので付勢部分での発熱は解消され、連続して研削作業
を行うことができる。同時に、研削ベルト30の駆動負
荷が低減されて小出力で効果的に研削作業を行うことが
できるのである。
【0036】このようにして作動する本実施形態の平面
研削装置10は、研削作業を終了するに際して、研削付
勢手段40のエアシリンダ48を上昇操作することで、
研削ベルト30に対する付勢力を解除することになり、
研削支持フレーム15に付設のエアシリンダ18,18
を前記操作と逆に作動させることにより、その研削支持
フレーム15とともに研削ベルト30を上昇させて接地
面(被研削面)から離すことができる。
研削装置10は、研削作業を終了するに際して、研削付
勢手段40のエアシリンダ48を上昇操作することで、
研削ベルト30に対する付勢力を解除することになり、
研削支持フレーム15に付設のエアシリンダ18,18
を前記操作と逆に作動させることにより、その研削支持
フレーム15とともに研削ベルト30を上昇させて接地
面(被研削面)から離すことができる。
【0037】前記実施形態における研削ベルト30は、
研削布片32の先端32cを幅方向に対して傾斜角θを
付した状態のものであるが、その先端部をベルトの長さ
方向に直交する(傾斜角をつけない)ものを用いるよう
にしてもよい。
研削布片32の先端32cを幅方向に対して傾斜角θを
付した状態のものであるが、その先端部をベルトの長さ
方向に直交する(傾斜角をつけない)ものを用いるよう
にしてもよい。
【0038】以上の実施形態では研削付勢手段40が上
下方向にのみ変位できる構成のものについて説明した
が、図5および図6にて示されるように、面盤43が組
込まれる押圧支持体42Aの主体42bを傾動できる構
成とすることができる。なお、この実施形態のものは、
基本構成において前述のものと同様であるので、図上同
一もしくは同様の構造部分については、前記実施形態の
ものと同一の符号を付して説明を省略する。
下方向にのみ変位できる構成のものについて説明した
が、図5および図6にて示されるように、面盤43が組
込まれる押圧支持体42Aの主体42bを傾動できる構
成とすることができる。なお、この実施形態のものは、
基本構成において前述のものと同様であるので、図上同
一もしくは同様の構造部分については、前記実施形態の
ものと同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】この実施形態の平面研削装置における研削
付勢手段40Aは、研削支持フレーム15に取付く支持
部材(ブラケット)41Aに、研削ベルト30の走行方
向に直交する向きでエアシリンダ48を挟んで設けられ
た一対のボス41A'にて上下方向に案内されるガイド
軸45,45の下端部45aが押圧支持体42Aの連結
部片42aに取付けられ、かつ前記エアシリンダ48の
ピストンロッドをその連結部片42aの中央部で接続さ
れている。このような連結部片42aに対して、面盤4
3とその上側に配されるエアチャンバ47を備える押圧
支持体42Aの主体42bは、その上面に固着される前
後一対の連結ブラケット42cによって前記連結部片4
2aを挟んだ状態で中央部で連結ピン50により連結さ
れ、その連結ピン50を基準にして押圧支持体42Aの
主体42b(言換えると面盤43およびガイドローラ4
6,46)が研削ベルト30の走行方向に対して直交す
る向きに傾動できる構成されている。
付勢手段40Aは、研削支持フレーム15に取付く支持
部材(ブラケット)41Aに、研削ベルト30の走行方
向に直交する向きでエアシリンダ48を挟んで設けられ
た一対のボス41A'にて上下方向に案内されるガイド
軸45,45の下端部45aが押圧支持体42Aの連結
部片42aに取付けられ、かつ前記エアシリンダ48の
ピストンロッドをその連結部片42aの中央部で接続さ
れている。このような連結部片42aに対して、面盤4
3とその上側に配されるエアチャンバ47を備える押圧
支持体42Aの主体42bは、その上面に固着される前
後一対の連結ブラケット42cによって前記連結部片4
2aを挟んだ状態で中央部で連結ピン50により連結さ
れ、その連結ピン50を基準にして押圧支持体42Aの
主体42b(言換えると面盤43およびガイドローラ4
6,46)が研削ベルト30の走行方向に対して直交す
る向きに傾動できる構成されている。
【0040】このように傾動自在にされた面盤43とガ
イドローラ46,46を含む押圧支持体42Aを備える
研削付勢手段40Aを用いるようにすれば、被研削物の
被研削面が傾斜している場合に、その傾きに対応して研
削ベルト30に付勢力を作用させて無理なく研削するこ
とができる。なお、このような面盤が傾動できる構成の
平面研削装置としては、角型断面の長尺部材における一
側面を傾斜面に仕上げる研削加工(例えばナイフエッジ
などの斜面)や軌道のレール頭面が傾斜状態を呈してい
る区間での頭面研削加工などに使用して効果的である。
イドローラ46,46を含む押圧支持体42Aを備える
研削付勢手段40Aを用いるようにすれば、被研削物の
被研削面が傾斜している場合に、その傾きに対応して研
削ベルト30に付勢力を作用させて無理なく研削するこ
とができる。なお、このような面盤が傾動できる構成の
平面研削装置としては、角型断面の長尺部材における一
側面を傾斜面に仕上げる研削加工(例えばナイフエッジ
などの斜面)や軌道のレール頭面が傾斜状態を呈してい
る区間での頭面研削加工などに使用して効果的である。
【0041】なお、上述の傾動可能な面盤を備える平面
研削装置40Aにあっては、作業の対象物に応じて、前
記連結ピン50の個所で固定させることにより、面盤を
傾けた状態に保持して使用することもできる。もちろ
ん、面盤を水平状態に固定すれば、前記固定型(上下方
向のみ変位する)と同様に扱うことができる。
研削装置40Aにあっては、作業の対象物に応じて、前
記連結ピン50の個所で固定させることにより、面盤を
傾けた状態に保持して使用することもできる。もちろ
ん、面盤を水平状態に固定すれば、前記固定型(上下方
向のみ変位する)と同様に扱うことができる。
【0042】上述の実施形態では、走行式の平面研削装
置について記載したが、走行フレームに代えて定置式の
フレームを用い、被研削物を移動できるテーブル(移動
盤、本発明の移動手段に対応)上に固定して研削ベルト
の走行方向に対応させて移動するようにした定置型とし
ても同様の効果を奏する。
置について記載したが、走行フレームに代えて定置式の
フレームを用い、被研削物を移動できるテーブル(移動
盤、本発明の移動手段に対応)上に固定して研削ベルト
の走行方向に対応させて移動するようにした定置型とし
ても同様の効果を奏する。
【0043】あるいは、図示省略するが、前記研削ベル
トを備える研削支持フレームを研削ベルトの移動方向乃
至その移動方向に交差する方向に、移動可能な支持構造
体に取付けて、被研削部を定置もしくは保持できる支持
体と対向するように組み合わせた研削装置とすることも
できる。これらの形式は、本発明の技術的範囲に属する
ものである。
トを備える研削支持フレームを研削ベルトの移動方向乃
至その移動方向に交差する方向に、移動可能な支持構造
体に取付けて、被研削部を定置もしくは保持できる支持
体と対向するように組み合わせた研削装置とすることも
できる。これらの形式は、本発明の技術的範囲に属する
ものである。
【図1】図1は、本発明にかかる平面研削装置の基本構
成を表わす概要図である。
成を表わす概要図である。
【図2】図2は、図1の一部を表わす平面図である。
【図3】図3は、研削付勢手段の一実施形態を表わす拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】図4は、研削ベルトの一部を表わす斜視図であ
る。
る。
【図5】図5は、研削付勢手段の他の実施形態を表わす
側面図で、一部を切欠き断面で示す図である。
側面図で、一部を切欠き断面で示す図である。
【図6】図6は、図5のB−B視図である。
10 平面研削装置
11 走行フレーム
14 縦支持軸
15 研削支持フレーム
16 ガイド部材
17 昇降機構
18 エアシリンダ
21 駆動ホイール
22 従動ホイール
25 駆動モータ
30 研削ベルト
30a 研削ベルトの基部ベルト
30b 研削布片
40,40A 研削付勢手段
41,41A 支持部材
42,42A 押圧支持体
42a 連結部片
42b 押圧支持体の主体
42c 連結ブラケット
43 面盤
43a 面盤の押圧面
44 通気小孔
45 ガイド軸
46 ガイドローラ
47 エアチャンバ
48 エアシリンダ
50 連結ピン
a 空気膜層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 札谷 餘光
大阪府守口市梶町四丁目50番3号
(72)発明者 山野 秀信
大阪府枚方市牧野西三丁目13番7号
(72)発明者 塗矢 隆彦
愛知県知多郡武豊町字小迎184番地 株式
会社ニートレックス本社内
Fターム(参考) 3C058 AA05 AA12 AC01 CB03 CB06
3C063 AA03 AB07 BA15 BH07 FF08
Claims (5)
- 【請求項1】 所要の間隔で配される少なくとも二個の
回転体に巻掛けられて、研削作動側が被研削面に平行し
て駆動される無端状の研削ベルトと、前記回転体間で前
記研削ベルトの一部を平面的に被研削面に押し当てて研
削力を付勢する研削付勢手段と、前記研削ベルトによる
研削部と被研削物の加工面とが相対的に移動できる移動
手段とを備え、前記研削ベルトは表面に無数の砥粒を付
着されてなる研削布片を、基部ベルト上にその先端を少
しずつずらせて多数枚重畳されたものを用い、前記研削
付勢手段には前記研削ベルトによる研削部に冷却手段を
付設した構成であることを特徴とする平面研削装置。 - 【請求項2】 前記研削付勢手段は、前記研削ベルトを
巻掛け張架する回転体の支持位置間に配されて、その研
削ベルトによる研削部の背後に所要面積で押し当てる面
盤と、前記研削ベルトの移動方向で面盤の前後に配され
るローラと、これら面盤およびローラを被研削面に対し
て進退可能に主体フレームに支持される押圧支持体およ
び加圧手段とで構成されていることを特徴とする請求項
1に記載の平面研削装置。 - 【請求項3】 前記研削付勢手段における面盤は、一体
的に形成される押圧支持体と前記主体フレームに取付け
られる加圧手段との連結部において、前記研削ベルトの
走行方向に対して交差する向きに傾動可能に枢支されて
いる構成である請求項2に記載の平面研削装置。 - 【請求項4】 前記研削付勢手段における研削部の冷却
手段は、研削付勢手段における面盤の研削ベルトとの接
触面に空気膜層が形成されるようにエア供給構造を付設
された構成である請求項1〜3のいずれかに記載の平面
研削装置。 - 【請求項5】 前記冷却手段としては、前記面盤に背後
から多数の通気小孔が設けられ、かつその面盤の背面部
に空気室を設け、主体フレーム側から前記空気室へエア
が供給されるようにエア源から配管される構成である請
求項1〜4のいずれかに記載の平面研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048420A JP2003245852A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 平面研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048420A JP2003245852A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 平面研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003245852A true JP2003245852A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=28661225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002048420A Pending JP2003245852A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 平面研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003245852A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012030301A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 研削装置 |
CN103128635A (zh) * | 2011-12-02 | 2013-06-05 | 江南大学 | 新型钢轨砂带打磨车 |
CN104014944A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-09-03 | 浙江国际海运职业技术学院 | 钢板自动焊机 |
CN105479896A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-13 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种蜂窝板材及其制备方法以及用于加工蜂窝板材的打磨机 |
CN105643996A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-06-08 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种热塑性蜂窝板材及其制备方法 |
CN105644109A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-06-08 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种蜂窝板材的制备方法 |
CN112223046A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 江西世星科技有限公司 | 一种芯片磨片机 |
WO2022156862A1 (de) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | Hülsemann GmbH | Andruckelement für ein schleifband mit kühlung |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048420A patent/JP2003245852A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012030301A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 研削装置 |
CN103128635A (zh) * | 2011-12-02 | 2013-06-05 | 江南大学 | 新型钢轨砂带打磨车 |
CN104014944A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-09-03 | 浙江国际海运职业技术学院 | 钢板自动焊机 |
CN105479896A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-13 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种蜂窝板材及其制备方法以及用于加工蜂窝板材的打磨机 |
CN105643996A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-06-08 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种热塑性蜂窝板材及其制备方法 |
CN105644109A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-06-08 | 浙江华正新材料股份有限公司 | 一种蜂窝板材的制备方法 |
CN112223046A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 江西世星科技有限公司 | 一种芯片磨片机 |
CN112223046B (zh) * | 2020-10-21 | 2022-08-02 | 江西世星科技有限公司 | 一种芯片磨片机 |
WO2022156862A1 (de) * | 2021-01-25 | 2022-07-28 | Hülsemann GmbH | Andruckelement für ein schleifband mit kühlung |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100357748B1 (ko) | 구조재의기계적인모파기를위한모서리연삭기 | |
CN1106486A (zh) | 钢轨打磨车 | |
JP2003053655A (ja) | 鉄道のレール上面部削正装置 | |
US8574036B2 (en) | Machining station and apparatus for machining a workpiece | |
JP2003245852A (ja) | 平面研削装置 | |
JP5800775B2 (ja) | レール頭部削正機および自走式レール頭部削正装置 | |
FR2615216A1 (fr) | Appareil de meulage a ruban pour une machine a meuler les rails pour le meulage d'irregularites a la surface du champignon de rail d'un ou des deux rails d'une voie ferree posee | |
US5997391A (en) | Device for the continuous and fine reprofiling in situ of the surface of the head of at least one rail of a railway track | |
US4038784A (en) | Method and apparatus for cross grain abrading to produce a rough-sawn effect | |
CN111851176B (zh) | 钢轨仿形打磨机 | |
JP2654767B2 (ja) | 繰出し式研磨ベルトおよびそのベルトを用いた研磨ヘッド装置 | |
CN110227987B (zh) | 一种槽型轨轨槽的打磨装置 | |
JP5881874B2 (ja) | レール頭部削正機および自走式レール頭部削正装置 | |
JP2651629B2 (ja) | ベルトサンダー機 | |
JPH0751246Y2 (ja) | 金属板縁部研削用ベルトサンダー | |
JP2916366B2 (ja) | サンディングマシン | |
CN214817464U (zh) | 一种木条抛光装置 | |
JP2512330Y2 (ja) | ベルトサンダ―機の研削装置 | |
JP5845477B2 (ja) | レール削正装置 | |
JP5295051B2 (ja) | バリ取りマシン | |
JPH05237836A (ja) | 切断装置 | |
JPH02262952A (ja) | ベルトサンダー機 | |
JPH06297324A (ja) | 砥石等の回転移動装置 | |
JPH0737557U (ja) | サンディング装置 | |
JPS6232758Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080624 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |