JP2003231605A - 酵素入り除草剤 - Google Patents
酵素入り除草剤Info
- Publication number
- JP2003231605A JP2003231605A JP2002028942A JP2002028942A JP2003231605A JP 2003231605 A JP2003231605 A JP 2003231605A JP 2002028942 A JP2002028942 A JP 2002028942A JP 2002028942 A JP2002028942 A JP 2002028942A JP 2003231605 A JP2003231605 A JP 2003231605A
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- herbicide
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- rice
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、土壌に対して高い安全性を有し、
農作物および自然環境の改善に関する。 【解決手段】 発明は、各種の発芽を酵素等の増殖作用
で促し、発芽した芽は分解することにより発芽しない。
よって除草する必要は殆どなくなる効果を提供するもの
である。
農作物および自然環境の改善に関する。 【解決手段】 発明は、各種の発芽を酵素等の増殖作用
で促し、発芽した芽は分解することにより発芽しない。
よって除草する必要は殆どなくなる効果を提供するもの
である。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、枯草菌、乳酸菌、
芽胞菌、放線菌、酵母菌の有機物を含む好気性菌体を用
いた除草剤である。本発明が開発されたことにより生物
学的、商業的にも絶大な期待と効果を生じさせるもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】農薬散布、化学的除草剤の散布など、人
体や作物への影響が増える中、合成酵素を利用したアセ
トラクテート合成酵素阻害剤（特許開平１１−３５５７
４）が提案されているが、地力の低下によって単粒構造
化し、農作物の弱体化、病害虫の多発化をもたらすばか
りでなく、ハウス栽培の助長や無機質多肥により、土壌
の酸性化、土壌生物の単純化など深刻である。またこの
阻害剤に対して抵抗性を有する雑草の発現が認められそ
の対応も課題である。しかも、これまでの多くの除草剤
が実用されているが、一年草には有効であるが、多年草
には問題とされている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の除草剤は、化学
薬品等殆どのものが無機物であり、土壌中に入ると土壌
中菌に対して悪影響を及ぼし、単粒構造化させてしまう
可能性が多々ありがちであるが、本発明品は全くの有機
物を含む好気性菌体であるため、土壌内の有益菌が増加
し団粒構造化していくなど、土壌構造を改善し農作物を
含むすべての生態系に効果的な影響を与えるのもであ
る。 【０００４】土から生産された有機質が、雨で土中に還
元され、土中の有効な微生物の繁殖を高め地力をも高め
る。これが肥えた土になる。このように高い安全性を有
し１年草から多年草まで幅広い雑草に対して効果をも生
じさせる。よって、土壌の使用方法や農法の誤りによる
土の団粒構造の崩壊で農地の大半が老朽化し、発達した
農業技術による農作物の増収とはうらはらに、土壌の老
朽化、病害虫の多発により、わたしたちの生活を脅かす
農業問題にまで発展してまいりました。この発明こそ、
土壌やわたしたちが必要としているものであることは言
うまでもない。 【０００５】 【課題を解決するための手段】米糠、ふすま、粟、稗、
籾殻、木屑、豆類等の原料を枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、
放線菌、酵母菌で発酵させたものである。 【０００６】 【実施例】次に本発明について製造例を説明する。例１
米糠１００ｋｇ、大豆粉１５ｋｇに対して枯草菌、乳
酸菌、芽胞菌、放線菌、酵母菌を含む媒体各６００ｇに
上白糖１ｋｇを加え、さらに清水２５リットルを入れ均
等に撹拌する。これを高さ６０センチ以下に体積し、中
心温度が５０℃になったら切り返す。この切り返し工程
を３回行う。例２ もみがら８０Kｇ、米糠２０Kｇ、大
豆粉１５ｋｇに対して枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、放線
菌、酵母菌を含む媒体各６００ｇ，上白糖１ｋｇを加え
さらに清水２５リットルを入れ均等に撹拌する。これを
高さ６０センチ以下に体積し、中心温度が５０℃になっ
たら切り返す。この切り返し工程を３回行う。例３ 木
くず８０Kｇ、米糠２０Kｇ、大豆粉１５Kｇ、に対して
枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、放線菌、酵母菌各６００ｇ、
上白糖１ｋｇを加えさらに清水２５リットルを入れ均等
に撹拌する。これを高さ６０センチ以下に体積し、中心
温度が５０℃になったら切り返す。この切り返し工程を
３回行う。 【０００７】次に、本発明について利用分野と実施例を
説明する。 【０００８】本発明は、作物の列の間、休閑地、高速道
路や鉄道の軌道、公園、グランド、家庭の庭などに利用
が出来ると思われる。まず酵素入り除草剤を雑草が生え
て欲しくない場所に散布し、直後水を散布するだけであ
る。その後２日間以上散水作業を行う。 【０００９】本発明の効果を調べるために行った実験と
その結果について説明する。 【００１０】本実験は３種類（米糠、籾殻、木屑）の媒
体を用いて花、雑草類の種を蒔き、室温２５度から３２
度の育苗機の環境での変化を調べた。 実験例１ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き米糠媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 実験例２ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き籾殻媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 実験例３ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き、木屑媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 【００１１】 【表１】 【００１２】 【発明の効果】表にしたようにいずれの媒体でも９０日
まで発芽していないという除草効果が確認できた。これ
は種の発芽時期に若い芽の部分を食用として分解してし
まうことで発芽しない。よって産業上でもおおいに期待
されるところはおおきい。 【００１３】以上説明したように、この発明によって化
学的な除草剤の散布をやめて、より効果的な雑草の出現
を予防することができる。これは必要な場所に必要な量
を散布すればよく、費用の低減が得れる利点もある。
芽胞菌、放線菌、酵母菌の有機物を含む好気性菌体を用
いた除草剤である。本発明が開発されたことにより生物
学的、商業的にも絶大な期待と効果を生じさせるもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】農薬散布、化学的除草剤の散布など、人
体や作物への影響が増える中、合成酵素を利用したアセ
トラクテート合成酵素阻害剤（特許開平１１−３５５７
４）が提案されているが、地力の低下によって単粒構造
化し、農作物の弱体化、病害虫の多発化をもたらすばか
りでなく、ハウス栽培の助長や無機質多肥により、土壌
の酸性化、土壌生物の単純化など深刻である。またこの
阻害剤に対して抵抗性を有する雑草の発現が認められそ
の対応も課題である。しかも、これまでの多くの除草剤
が実用されているが、一年草には有効であるが、多年草
には問題とされている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の除草剤は、化学
薬品等殆どのものが無機物であり、土壌中に入ると土壌
中菌に対して悪影響を及ぼし、単粒構造化させてしまう
可能性が多々ありがちであるが、本発明品は全くの有機
物を含む好気性菌体であるため、土壌内の有益菌が増加
し団粒構造化していくなど、土壌構造を改善し農作物を
含むすべての生態系に効果的な影響を与えるのもであ
る。 【０００４】土から生産された有機質が、雨で土中に還
元され、土中の有効な微生物の繁殖を高め地力をも高め
る。これが肥えた土になる。このように高い安全性を有
し１年草から多年草まで幅広い雑草に対して効果をも生
じさせる。よって、土壌の使用方法や農法の誤りによる
土の団粒構造の崩壊で農地の大半が老朽化し、発達した
農業技術による農作物の増収とはうらはらに、土壌の老
朽化、病害虫の多発により、わたしたちの生活を脅かす
農業問題にまで発展してまいりました。この発明こそ、
土壌やわたしたちが必要としているものであることは言
うまでもない。 【０００５】 【課題を解決するための手段】米糠、ふすま、粟、稗、
籾殻、木屑、豆類等の原料を枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、
放線菌、酵母菌で発酵させたものである。 【０００６】 【実施例】次に本発明について製造例を説明する。例１
米糠１００ｋｇ、大豆粉１５ｋｇに対して枯草菌、乳
酸菌、芽胞菌、放線菌、酵母菌を含む媒体各６００ｇに
上白糖１ｋｇを加え、さらに清水２５リットルを入れ均
等に撹拌する。これを高さ６０センチ以下に体積し、中
心温度が５０℃になったら切り返す。この切り返し工程
を３回行う。例２ もみがら８０Kｇ、米糠２０Kｇ、大
豆粉１５ｋｇに対して枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、放線
菌、酵母菌を含む媒体各６００ｇ，上白糖１ｋｇを加え
さらに清水２５リットルを入れ均等に撹拌する。これを
高さ６０センチ以下に体積し、中心温度が５０℃になっ
たら切り返す。この切り返し工程を３回行う。例３ 木
くず８０Kｇ、米糠２０Kｇ、大豆粉１５Kｇ、に対して
枯草菌、乳酸菌、芽胞菌、放線菌、酵母菌各６００ｇ、
上白糖１ｋｇを加えさらに清水２５リットルを入れ均等
に撹拌する。これを高さ６０センチ以下に体積し、中心
温度が５０℃になったら切り返す。この切り返し工程を
３回行う。 【０００７】次に、本発明について利用分野と実施例を
説明する。 【０００８】本発明は、作物の列の間、休閑地、高速道
路や鉄道の軌道、公園、グランド、家庭の庭などに利用
が出来ると思われる。まず酵素入り除草剤を雑草が生え
て欲しくない場所に散布し、直後水を散布するだけであ
る。その後２日間以上散水作業を行う。 【０００９】本発明の効果を調べるために行った実験と
その結果について説明する。 【００１０】本実験は３種類（米糠、籾殻、木屑）の媒
体を用いて花、雑草類の種を蒔き、室温２５度から３２
度の育苗機の環境での変化を調べた。 実験例１ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き米糠媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 実験例２ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き籾殻媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 実験例３ ０．１５平方メ−トルの育苗箱に土４．５ｋ
ｇを入れ、その上に一年草雑草の種５０ｃｃを均等に蒔
き、木屑媒体除草剤３００ｇを均等にかぶせるように置
く。そして水５００ｃｃを散水する。その後２日間散水
を行った。以降は３日に一回３００ｃｃ散水し、９０日
を経過したが種子の発芽は見られなかった。その結果は
表１で示す。 【００１１】 【表１】 【００１２】 【発明の効果】表にしたようにいずれの媒体でも９０日
まで発芽していないという除草効果が確認できた。これ
は種の発芽時期に若い芽の部分を食用として分解してし
まうことで発芽しない。よって産業上でもおおいに期待
されるところはおおきい。 【００１３】以上説明したように、この発明によって化
学的な除草剤の散布をやめて、より効果的な雑草の出現
を予防することができる。これは必要な場所に必要な量
を散布すればよく、費用の低減が得れる利点もある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 米糠、ふすま、粟、稗、籾殻、木屑、豆
類等を原料として、枯草菌、乳酸菌，芽胞菌、放線菌、
酵母菌により発酵処理した除草剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028942A JP2003231605A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 酵素入り除草剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002028942A JP2003231605A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 酵素入り除草剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003231605A true JP2003231605A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=27773526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002028942A Pending JP2003231605A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 酵素入り除草剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003231605A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007191403A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Kazuyoshi Shibata | おから由来の抑草剤および該抑草剤を用いた水稲栽培方法 |
| CN104761309A (zh) * | 2015-04-09 | 2015-07-08 | 青岛即发集团股份有限公司 | 一种活性益生菌有机肥及其用途 |
| KR101583057B1 (ko) * | 2014-11-28 | 2016-01-06 | (주)농예가 | 식물의 종자 발아 억제용 혼합 균주 및 제초제로서의 이의 용도 |
-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002028942A patent/JP2003231605A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007191403A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Kazuyoshi Shibata | おから由来の抑草剤および該抑草剤を用いた水稲栽培方法 |
| KR101583057B1 (ko) * | 2014-11-28 | 2016-01-06 | (주)농예가 | 식물의 종자 발아 억제용 혼합 균주 및 제초제로서의 이의 용도 |
| WO2016085039A1 (ko) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | (주)농예가 | 식물의 종자 발아 억제용 혼합 균주 및 제초제로서의 이의 용도 |
| CN106062173A (zh) * | 2014-11-28 | 2016-10-26 | 株式会社农艺家 | 用于抑制植物种子发芽的混合菌株及其作为除草剂的用途 |
| CN106062173B (zh) * | 2014-11-28 | 2019-10-15 | 株式会社农艺家 | 用于抑制植物种子发芽的混合菌株及其作为除草剂的用途 |
| CN104761309A (zh) * | 2015-04-09 | 2015-07-08 | 青岛即发集团股份有限公司 | 一种活性益生菌有机肥及其用途 |
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