JP2003228775A - 決済処理装置 - Google Patents

決済処理装置

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JP2003228775A
JP2003228775A JP2002026971A JP2002026971A JP2003228775A JP 2003228775 A JP2003228775 A JP 2003228775A JP 2002026971 A JP2002026971 A JP 2002026971A JP 2002026971 A JP2002026971 A JP 2002026971A JP 2003228775 A JP2003228775 A JP 2003228775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各買物客がそれぞれ所持している携帯機器の
なかから商取引を決済する買物客の携帯機器を簡単かつ
確実に特定して商取引を決済できるようにする。 【解決手段】 携帯機器と無線通信を行なう無線部と、
この無線部で携帯機器から商取引の決済に必要な情報を
受信して決済処理を行なう決済処理装置本体と、携帯機
器を保持する機器保持体とを設ける。そして、機器保持
体で携帯機器を保持したことを検知したことを条件に無
線部から携帯機器探索信号を発信し、この探索信号に対
する携帯機器からの応答信号の受信電界強度を携帯機器
毎に測定する。そして、電界強度が最も強い携帯機器を
機器保持体で保持された携帯機器として認識する。かく
して、決済処理装置本体は、認識された携帯機器から無
線部を介して商取引の決済に必要な情報を受信して決済
処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、客が所持する携帯
電話,PDA(Personal Digital Assistants)等の携
帯機器から決済に必要な情報を取得し、この取得した決
済情報に基づいて、その客との商取引決済処理を行なう
決済処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、商店での商取引決済としては、
現金,プリペイド,クレジット,デビット,電子マネー
等が知られている。このうち、現金以外の決済では、従
来、ICカードや磁気カードなどのカード状記録媒体が
用いられていた。
【0003】すなわち、プリペイドや電子マネーの場合
には、残高情報が記録されたカード状記録媒体が用いら
れており、決済処理装置は、買物客が所有するカード状
記録媒体から残高情報を読取ると、その残高情報から当
該買物客との商取引の代金を引き去ることによって決済
を完了させていた。クレジットの場合には、クレジット
会員を特定するためのクレジットカード番号が記録され
たカード状記録媒体が用いられており、決済処理装置
は、買物客が所有するカード状記録媒体からクレジット
カード番号を読取ると、クレジットカード発行会社にク
レジットの認証問合せを行ない、クレジットが承認され
ると決済を完了させていた。デビットの場合には、金融
機関の口座を特定するためのキャッシュカード番号が記
録されたカード状記録媒体が用いられており、決済処理
装置は、買物客が所有するカード状記録媒体からキャッ
シュカード番号を読取ると、金融機関に代金の引落とし
請求を行ない、該当する口座から商取引の代金が引き落
とされたことを確認すると決済を完了させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
ては、現金以外の決済ではその決済に対応したカード状
記録媒体を買物客がそれぞれ所持していなければなら
ず、買物客にとって大変に煩わしいものであった。その
一方で、近年では携帯電話の普及率に目覚しいものがあ
り、多くの買物客が携帯電話を所持している。また、携
帯電話の多機能化も進んでおり、最近ではブルートゥー
スなる近距離無線通信に対応した通信インタフェースを
内蔵して、パーソナルコンピュータ等の電子機器と無線
でデータ通信を行なえるようになった携帯電話も実用化
されている。また、PDAと称される携帯型の情報機器
の中にも、ブルートゥースを内蔵して無線通信を可能に
したものがある。
【0005】そこで、携帯電話,PDA等の携帯機器の
内部メモリで、決済用のカード状記録媒体に記録されて
いる決済に必要な情報を記憶するようにし、この決済に
必要な情報を決済処理装置が無線通信を利用して読込ん
で商取引を決済させることによって、カード状記録媒体
を不要にする決済方法が考えられていた。
【0006】しかしこの決済方法を実用化するにあたっ
ては、次のような解決しなければならない技術的な課題
があった。すなわち、携帯機器と決済処理装置との間の
データ転送に無線通信を利用するため、たとえブルート
ゥース等の近距離無線通信を採用したとしても、決済処
理装置は同時に複数名の買物客がそれぞれ所持している
携帯機器と通信可能となる場合がある。このような場合
には、決済処理装置側でどの携帯機器から決済に関する
情報を取得すればよいのかを特定する必要があり、簡単
かつ確実に特定できるようにしなければならなかった。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的とするところは、各買物客がそ
れぞれ所持している携帯機器のなかから商取引を決済す
る買物客の携帯機器を簡単かつ確実に特定できる決済処
理装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、携帯機器と無
線通信を行なう無線部と、この無線部で携帯機器から商
取引の決済に必要な情報を受信して決済処理を行なう決
済処理装置本体と、携帯機器を保持する機器保持体とを
具備する。そして、機器保持体で携帯機器を保持したこ
とを機器検知手段が検知したことを条件に、無線部から
携帯機器探索信号を発信し、この探索信号に対する携帯
機器からの応答信号の受信電界強度を、機器別受信電界
強度測定手段により携帯機器毎に測定する。そして、こ
の機器別電界強度測定手段により測定された電界強度が
最も強い携帯機器を機器保持体で保持された携帯機器で
あると保持機器認識手段により認識する。かくして、決
済処理装置本体は、保持機器認識手段により認識された
携帯機器から無線部を介して商取引の決済に必要な情報
を受信して決済処理を行なうようにしたものである。な
お、機器保持体は、無線部を内蔵することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、近距離
無線通信規格の1つであるブルートゥース対応の携帯電
話を用いて、POS(Point Of Sales:販売時点情報管
理)ターミナルがデビットによる決済を処理する場合で
ある。
【0010】図1は本実施の形態のシステム全体図であ
る。図1において、符号1は決済処理装置本体として機
能するPOSターミナルであり、上位装置として機能す
るストアコンピュータ2とLAN(Local Area Networ
k)3で接続されている。ストアコンピュータ2には、
各種金融機関のホストシステム4が専用のネットワーク
5を介して接続されており、POSターミナル1は、ス
トアコンピュータ2を介して各種金融機関のホストシス
テム4とデータ通信を行ない、デビットによる商取引の
決済を処理できるようになっている。
【0011】図1において、符号6は携帯電話7を保持
する機器保持体としての携帯電話スタンドであり、通信
ケーブル8によってPOSターミナル1に接続されてい
る。携帯電話スタンド6とPOSターミナル1の斜視図
を図2に示す。また、携帯電話7を保持した状態の携帯
電話スタンド6の正面図と側面図をそれぞれ図3の
(a),(b)に示す。
【0012】POSターミナル1は、図2に示すよう
に、正面側にキーボード11とオペレータ用のディスプ
レイ12を設け、背面側に客用表示器13を設けてい
る。また、レシート等を印字するためのプリンタ14を
内蔵しており、このプリンタによって印字されたレシー
トをレシート発行口15から発行するようになってい
る。また、自動開放機構を有したドロワ16を一体的に
形成しており、このドロワ16内に現金等を収容するよ
うになっている。キーボード11には、買物客が買上げ
る商品を登録するためのキーの他、その買物客との商取
引を現金方式で決済することを宣言する預/現計キー1
7や、携帯電話7を用いたデビットで決済することを宣
言する携帯キー18等が設けられている。
【0013】携帯電話スタンド6は、図2及び図3に示
すように、1台の携帯電話7を上方から挿入可能な開口
部61と、この開口部61から挿入された携帯電話7を
立てた状態で保持する携帯電話保持部62と、この携帯
電話保持部62で携帯電話7を保持したことを検知する
機器検知手段としての携帯電話センサ63と、携帯電話
保持部62で保持されている携帯電話7の取外し禁止を
表示する表示部64とを備えている。また、携帯電話保
持部62の近傍にブルートゥース規格による無線通信を
制御するブルートゥースモジュール65を内蔵してい
る。携帯電話センサ63は、例えば反射型のフォトイン
タラプタであり、発光素子からの光が携帯電話保持部6
2にて保持された携帯電話7に反射して戻ってきたこと
を受光素子で検出したとき、携帯電話保持部62で携帯
電話7を保持したことを検知する。表示部64は、例え
ば発光ダイオードであり、携帯電話7の取外し禁止状態
のとき点灯して報知する。ブルートゥースモジュール6
5は、受信電波の電解強度を測定するRSSI(Receiv
e Signal Strength Indicator:受信電界強度)測定回
路66を装備している。
【0014】図4は本実施の形態で使用される携帯電話
7の要部構成を示すブロック図である。すなわち携帯電
話7は、制御部本体としてCPU(Central Processing
Unit)21を内蔵している。また、プログラム等の固
定的データが格納されたROM(Read Only Memory)2
2、各種データを格納するメモリエリアが形成されるR
AM(Random Access Memory)23、携帯電話基地局と
の間の無線通信を行なう無線回路24、送話部25から
入力された音声信号を電気信号に変換する機能と電気信
号を音声信号に変換して受話部26に出力する機能とを
有する電話回路27、フックボタン,ダイヤルボタン,
ファンクション選択ボタン等が配設された操作部28の
操作により生じる信号を入力する操作部入力回路29、
液晶ディスプレイ等の表示部30に対する画面表示を制
御する表示コントロール回路31等の他、ブルートゥー
スモジュール32を携帯電話7は内蔵している。そして
CPU21と、ROM22,RAM23,無線回路2
4,電話回路27,操作部入力回路29,表示コントロ
ール回路31及びブルートゥースモジュール32とを、
アドレスバス,データバス等のバスライン33で接続し
ている。ブルートゥースモジュール32,65には、そ
れぞれ固有のIDとなるBluetoothアドレスが、Etherne
tデバイスのMACアドレスと同様に割振られている。
【0015】このように構成されたプルートゥース対応
の携帯電話7は、図5に示すように、携帯電話固有の機
器識別情報である携帯電話番号と、デビット決済に必要
な情報であるキャッシュカード番号とを、RAM23に
記憶している。
【0016】図6はPOSターミナル1の要部構成を示
すブロック図である。すなわちPOSターミナル1は、
制御部本体としてCPU41を内蔵している。また、プ
ログラム等の固定的データが格納されたROM42、各
種データを格納するメモリエリアが形成されるRAM4
3、現在の日付及び時刻を計時する時計部44、前記L
AN3を介してのデータ通信を制御するLANインタフ
ェース45、前記キーボード12から操作キーに対応し
たキー信号を取込むキーボードコントローラ46、前記
オペレータ用ディスプレイ12の表示を制御する第1の
表示コントローラ47、前記客用表示器13の表示を制
御する第2の表示コントローラ48、前記プリンタ14
の印字動作を制御するプリンタコントローラ49及び前
記ドロワ16の自動開放機構に開放指令信号を出力する
I/Oポート50等の他、前記携帯電話スタンド6に内
蔵されたブルートゥースモジュール65と通信ケーブル
8を介してデータ通信を行なう無線インタフェース51
と、同通信ケーブル8を介して携帯電話スタンド6に設
けられた携帯電話センサ63から信号を入力するととも
に、同じく携帯電話スタンド6に設けられた表示部64
に駆動信号(抜取禁止信号)を出力するI/Oポート5
2とを、POSターミナル1は内蔵している。そしてC
PU41と、ROM42,RAM43,時計部44,L
ANインタフェース45,キーボードコントローラ4
6,第1の表示コントローラ47,第2の表示コントロ
ーラ48,プリンタコントローラ49,I/Oポート5
0,無線インタフェース51及びI/Oポート52と
を、アドレスバス,データバス等のバスライン53で接
続している。
【0017】かかる構成のPOSターミナル1は、図7
に示すように、ブルートゥースモジュール65の無線通
信エリア内に位置するブルートゥース対応携帯電話7の
Bluetoothアドレスと、当該携帯電話7から受信した電
波の受信電界強度とを記憶する受信電界強度判定テーブ
ル70を、RAM43に形成している。
【0018】しかして、POSターミナル1のCPU4
1は、キーボードの携帯キー18が入力されると、図9
の流れ図に示す携帯キー処理を実行するように、プログ
ラム構成されている。すなわちCPU41は、携帯キー
処理を開始すると、先ず、ST(ステップ)1として1
商取引として売上げる商品が登録されているか否かを、
例えば1商取引として売上げる商品の1点目の登録に応
じてセットされ、当該商取引の決済終了に応じてリセッ
トされる登録中フラグの状態から判断する。ここで、商
品登録されていないと判断した場合にはエラーとして、
この携帯キー処理を終了する。
【0019】ST1にて商品登録有りと判断した場合に
は、この商品登録が行なわれた商取引の決済としてブル
ートゥース対応携帯電話7が記憶しているキャッシュカ
ード番号に基づいたデビット決済が宣言されたので、C
PU41は、ST2としてRAM43の受信電界強度判
定テーブル70をクリアする。また、ST3として例え
ばRAM43に形成したカウンタエリアのカウントデー
タnを“0”にリセットする。
【0020】次に、CPU41は、ST4として携帯電
話スタンド6の携帯電話保持部62にて携帯電話7が保
持されるのを待機する。そして、I/Oポート52に入
力される携帯電話センサ63の信号により、携帯電話保
持部62にて携帯電話7が保持されたことを検知する
と、ST5としてI/Oポート52から携帯電気スタン
ド9の表示部64に抜取禁止信号を送信して、表示部6
4を点灯動作させる。
【0021】また、CPU41は、ST6として無線イ
ンタフェース51を介してブルートゥースモジュール6
5を動作させて、Bluetoothデバイス検索信号を無線発
信させる。このBluetoothデバイス検索信号は、ブルー
トゥース対応の携帯電話7によって受信される。そし
て、このBluetoothデバイス検索信号を受信した携帯電
話7は、ブルートゥースモジュール32を動作させて、
所定のBluetoothアドレスデータを含む応答信号を返信
するようになっている。
【0022】そこでCPU41は、ST7として携帯電
話7からの応答信号を待機する。そして、携帯電話スタ
ンド6のブルートゥースモジュール65にて携帯電話7
からの応答信号を受信したことを、無線インタフェース
51に入力される信号により検知したならば、ST8と
して前記カウントデータnを“1”だけカウントアップ
する。また、ST9として応答信号に含まれるBluetoot
hアドレスデータとともに、ブルートゥースモジュール
65内のRSSI測定回路66により測定された同応答
信号の受信電界強度を、通信ケーブル8を介して取得す
る。そして、ST10として受信電界強度判定テーブル
70のn番目エリア(nはカウントデータnの値)に、
ブルートゥースモジュール65から取得したBluetooth
アドレスデータと受信電界強度とを記録する。
【0023】CPU41は、携帯電話7から応答信号を
受信する毎に、上記ST8乃至ST10の処理を繰り返
す。そして、ST11として機器探索信号を送信後、一
定時間が経過したことを確認すると、ST12として前
記携帯電話スタンド6の表示部64に送信していた抜取
禁止信号を停止する。また、ST13として受信電界強
度判定テーブル70をサーチして、受信電界強度が最も
強い値を示すBluetoothデバイスを選択し、携帯電話ス
タンド6で保持された携帯電話として認識する。なお、
ST14としてブルートゥースモジュール32の異常等
により受信電界強度判定テーブル70にデータが格納さ
れておらず、携帯電話7を選択できない場合にはエラー
として、この携帯キー処理を終了する。
【0024】ST13にて携帯電話7を選択できた場合
には、ST15としてその選択した携帯電話7のBlueto
othアドレスデータを受信電界強度判定テーブル70か
ら取得する。そして、このBluetoothアドレスデータを
相手先アドレスとしてブルートゥースモジュール65を
動作させて、無線接続処理を行なう。これにより、当該
Bluetoothアドレスが割り当てられた携帯電話7とPO
Sターミナル1とがブルートゥース規格による無線通信
により接続され、携帯電話7の表示部30に決済の承認
を求めるメッセージ(例えば「決済してよろしいですか
?」)が表示されるので、当該携帯電話7の所有者は、
決済を承認するか否かを操作部28から入力することに
なる。
【0025】そこでCPU41は、ST16として無線
接続された携帯電話7からの決済承認応答を待機する。
そして、決済承認応答を受信した場合には、ST17と
して当該携帯電話7からそのRAM23に記憶されてい
るキャッシュカードのカード番号を読込んで、デビット
決済処理を実行する。これに対し、決済承認応答を受信
できなかった場合にはエラーとして、この携帯キー処理
を終了する。
【0026】このように本実施の形態においては、ブル
ートゥース対応の携帯電話7と無線通信を行なう無線部
としてブルートゥースモジュール65を内蔵した携帯電
話スタンド6をPOSターミナル1の近傍に設置し、携
帯電話スタンド6とPOSターミナル1との間を通信ケ
ーブル8で接続している。また、携帯電話スタンド6
に、携帯電話7を携帯電話保持部62で保持したことを
検知する機器検知手段として携帯電話センサ63を設け
ている。そして、携帯キー18の入力により携帯電話7
を用いたデビット決済する宣言がPOSターミナル1で
なされると、携帯電話スタンド6の携帯電話保持部62
で携帯電話7が保持されたと携帯電話センサ63によっ
て検知されたことを条件に、ブルートゥースモジュール
65からBluetoothデバイス検索信号を無線発信する。
そして、このBluetoothデバイス検索信号に対する応答
信号をブルートゥース対応の携帯電話7から受信したな
らば、その応答信号の受信電界強度を当該携帯電話7の
BluetoothアドレスとともにBluetoothデバイス別に強度
判定テーブル70に記録する(機器別受信電界強度測定
手段)。
【0027】しかる後、強度判定テーブル70を参照し
て受信電界強度が最も強いBluetoothアドレスを選択
し、このBluetoothアドレスが割り当てられているブル
ートゥースモジュール32内蔵の携帯電話7を携帯電話
スタンド6の携帯電話保持部62で保持された携帯電話
として認識する(保持機器認識手段)。そして、ブルー
トゥースモジュール65を動作させてその選択した携帯
電話7とブルートゥース規格による無線通信により接続
し、当該携帯電話7からデビット決済のためにキャッシ
ュカードのカード番号を読込んで、デビット決済処理を
実行するようになっている。
【0028】例えば今、図10に示すように、POSタ
ーミナル1と携帯電話スタンド6とが設置されているチ
ェックアウトカウンタ80で、キャッシャ81が買物客
Aの購入商品をPOSターミナル1に登録処理したとす
る。ここで、買物客Aがブルートゥース対応の携帯電話
7aを用いてデビット決済することを申し出ると、キャ
ッシャAは、携帯キー18を押下するとともに、買物客
Aに携帯電話7aを携帯電話スタンド6の開口部61か
ら挿入するように説明する。このとき、POSターミナ
ル1の客用表示器13に、図11に示すように、携帯電
話7aを携帯電話スタンド6の開口部61から挿入する
ことを説明するメッセージを自動的に表示させるように
すると、買物客Aの理解が得られやすく効果的である。
【0029】さて、買物客Aが携帯電話7aを携帯電話
スタンド6の開口部61から挿入すると、携帯電話セン
サ63が携帯電話保持部62で携帯電話7が保持された
ことを検知する。これに応じて、携帯電話スタンド6の
表示部64が点灯して、携帯電話7aの抜取り禁止を表
示する。また、携帯電話スタンド6に内蔵されたブルー
トゥースモジュール32からBluetoothデバイス検索信
号が無線発信される(図8のS0)。このとき、図10
に示すように、ブルートゥースモジュール32の無線通
信エリア内に買物客A以外に、ブルートゥース対応の携
帯電話7b〜7gをそれぞれ携帯している6人の買物客
B,C,D,E,F,Gが居たとする。そうすると、携
帯電話スタンド6にて保持されている携帯電話7aは勿
論のこと、他の客B〜Gがそれぞれ所持している携帯電
話7b〜7gからも応答信号が返信される(図8のS1
〜S7)。これにより、強度判定テーブル70には、各
携帯電話7a〜7gのBluetoothアドレスと、それに対
応して応答信号の受信電界強度とが記録される。
【0030】この場合において、通常は、ブルートゥー
スモジュール32に最も近いところにある携帯電話、つ
まり携帯電話スタンド6で保持されている携帯電話7a
からの応答信号の受信電界強度が最も強くなる。そこで
本実施の形態では、応答信号の受信電界強度が最も強い
携帯電話を、携帯電話スタンド6で保持されている携帯
電話、すなわちデビット決済を申し出た買物客Aの携帯
電話7aであると認識する。そして、この携帯電話7a
とPOSターミナル1とをブルートゥース規格で無線通
信接続して、携帯電話7aからキャッシュカード番号を
POSターミナル1に読み込み、デビット決済処理が行
なわれる。
【0031】今、図10の例において、携帯電話スタン
ド6で保持されている携帯電話7aからの応答信号の受
信電界強度が最も強かったとする。そうすると、この携
帯電話7aが選択され、POSターミナル1とブルート
ゥース規格で無線通信接続される。すなわち、POSタ
ーミナル1側のブルートゥースモジュール65から携帯
電話7aに接続要求信号が送信される(図8のS8)。
また、携帯電話スタンド6の表示部64が消灯して、携
帯電話7aの抜取り禁止を解除する。そこで、買物客A
は携帯電話7aを携帯電話保持部62から抜き取る。こ
のとき、携帯電話7aの表示部30に決済の承認を求め
るメッセージが表示されるので、買物客Aは操作部28
を操作して決済を承認する。そうすると、携帯電話7a
のブルートゥースモジュール32から承認応答信号S送
信され(図8のS9)、これに応じて、POSターミナ
ル1側のブルートゥースモジュール65から決済情報問
合せ信号が送信される(図8のS10)。これにより、
携帯電話7Aからデビットカード番号がPOSターミナ
ル1に送信され(図8のST11)、当該買物客aとの
商取引がデビット決済される。
【0032】このように、本実施の形態によれば、ブル
ートゥース対応の携帯電話7aを用いてデビット決済す
る買物客Aが、その携帯電話7aを携帯電話スタンド6
に立てかけるだけで、各買物客A〜Gがそれぞれ所持し
ている携帯電話7a〜7gのなかから当該買物客Aの携
帯電話7aを特定してキャッシュカード番号を読取り、
この読取ったキャッシュカード番号に基づいて商取引を
デビット決済できるので、商取引対象の携帯電話7aを
簡単かつ確実に特定することができる。
【0033】また、本実施の形態においては、Bluetoot
hデバイス検索信号に対する応答信号の受信電界強度が
最も強いBluetoothアドレスを、携帯電話スタンド6で
保持されている携帯電話のものとして認識し、当該携帯
電話と無線通信接続した際に、当該携帯電話7の表示部
30に決済の承認を求めるメッセージを表示させて、買
物客に承認させるようにしている。したがって、仮に携
帯電話スタンド6で保持されている携帯電話よりも受信
電界強度が強い携帯電話が存在した場合には、決済対象
以外の買物客が所持する携帯電話に決済の承認を求める
メッセージが表示されるので承認応答が得られず、誤っ
て決済対象以外の買物客が所持する携帯電話のキャッシ
ュカード情報で決済されてしまうのを防ぐことができ
る。
【0034】また、本実施の形態においては、携帯電話
スタンド6に表示部64を設け、この表示部64によっ
て、携帯電話スタンド6にて保持された携帯電話7がそ
の受信電界強度から認識されるまで、携帯電話保持部6
2から携帯電話7が抜き取られるのを禁止するべく表示
を行なうようにしている。したがって、携帯電話スタン
ド6にて保持された携帯電話7が認識される前に、当該
携帯電話7が誤って携帯電話保持部62から抜き取られ
るのを防止できるので、確実に携帯電話スタンド6にて
保持された携帯電話7を認識することができる。
【0035】なお、前記一実施の形態では、携帯電話7
を立てかけた状態で保持する携帯電話スタンド6によっ
て機器保持体を構成したが、携帯電話7を保持する態様
はこれに限定されるものではなく、例えば携帯電話7を
寝かせた状態で保持してもよい。また、携帯電話保持部
62から携帯電話7が抜き取られるのを禁止するべく表
示部64を表示させることによって機器取外し禁止手段
を構成したが、携帯電話保持部62に挿入された携帯電
話7をロックする機構を携帯電話保持部62内等に設け
て、強制的に携帯電話7の抜取りを禁止してもよい。こ
うすることにより、より確実に携帯電話スタンド6にて
保持された携帯電話7を認識できるようになる。また、
前記一実施の形態では、携帯電話センサ63により機器
検知手段を構成したが、携帯電話保持部62に挿入され
た携帯電話7によってONする機械的なスイッチによっ
て機器検知手段を構成することも可能である。
【0036】さらに、前記一実施の形態では、無線部と
してのブルートゥースモジュール65を携帯電話スタン
ド6に内蔵するようにしたが、ブルートゥースモジュー
ル65をPOSターミナル1に設け、携帯電話スタンド
6をPOSターミナル1のブルートゥースモジュール6
5近傍に設置するようにしてもよい。この場合、携帯電
話スタンド6に保持された携帯電話7を認識する精度が
多少悪くなるが、前記一実施の形態とほぼ同様な効果を
奏することができる。
【0037】また、本実施の形態では、商取引の決済に
必要な情報としてデビット決済用のキャッシュカード番
号を例示したが、クレジット決済用のクレジットカード
番号や、プリペイド決済用の金銭価値データであっても
よい。
【0038】この他、携帯機器としてPDAを使用した
り、近距離無線通信としてブルートゥース以外の規格を
採用したりする等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施可能であるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
買物客がそれぞれ所持している携帯機器のなかから商取
引を決済する買物客の携帯機器を簡単かつ確実に特定し
て商取引を決済できる決済処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるシステム全体
図。
【図2】 同実施の形態におけるPOSターミナルと携
帯電話スタンドの外観斜視図。
【図3】 同実施の形態において携帯電話を保持した携
帯電話スタンドの正面図及び側面図。
【図4】 同実施の形態における携帯電話の要部構成を
示すブロック図。
【図5】 同実施の形態において携帯電話が記憶する主
要なデータを示す図。
【図6】 同実施の形態におけるPOSターミナルの要
部構成を示すブロック図。
【図7】 同実施の形態においてPOSターミナルが記
憶する強度判定テーブルの一例を示す図。
【図8】 同実施の形態におけるPOSターミナルと各
携帯電話との無線通信手順の要部を示す図。
【図9】 同実施の形態におけるPOSターミナルのC
PUが実行する携帯キー処理の要部を示す流れ図。
【図10】POSターミナルと各携帯電話との位置関係
の一例を示す図。
【図11】POSターミナルの客用表示器に表示される
メッセージの一例を示す図。
【符号の説明】
1…POSターミナル、6…携帯電話スタンド、7…携
帯電話、32,65…ブルートゥースモジュール、62
…携帯電話保持部、63…携帯電話センサ、64…表示
部、66…RSSI測定回路、70…強度判定テーブ
ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機器と無線通信を行なう無線部と、 この無線部を介して前記携帯機器から商取引の決済に必
    要な情報を受信して決済処理を行なう決済処理装置本体
    と、 前記携帯機器を保持する機器保持体と、 この機器保持体で前記携帯機器を保持したことを検知す
    る機器検知手段と、 この機器検知手段により前記機器保持体で前記携帯機器
    を保持したことが検知されたことを条件に前記無線部か
    ら携帯機器探索信号を発信し、この探索信号に対する携
    帯機器からの応答信号の受信電界強度を携帯機器毎に測
    定する機器別受信電界強度測定手段と、 この機器別電界強度測定手段により測定された電界強度
    が最も強い携帯機器を前記機器保持体で保持された携帯
    機器であると認識する保持機器認識手段とを具備し、 前記決済処理装置本体は、前記保持機器認識手段により
    認識された携帯機器から前記無線部を介して商取引の決
    済に必要な情報を受信して決済処理を行なうことを特徴
    とする決済処理装置。
  2. 【請求項2】 保持機器認識手段により携帯機器が認識
    されるまで前記機器保持体で保持された携帯機器の取外
    しを禁止する機器取外し禁止手段をさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の決済処理装置。
  3. 【請求項3】 機器保持体に無線部を内蔵したことを特
    徴とする請求項1または2記載の決済処理装置。
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