JP2003228321A - プラズマディスプレイ装置の駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置の駆動方法

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JP2003228321A JP2002372157A JP2002372157A JP2003228321A JP 2003228321 A JP2003228321 A JP 2003228321A JP 2002372157 A JP2002372157 A JP 2002372157A JP 2002372157 A JP2002372157 A JP 2002372157A JP 2003228321 A JP2003228321 A JP 2003228321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X、Y電極を奇数番と偶数番で別々の維持放
電信号を印加するPDPの駆動方法において、正常な表
示が安定して行えるようにする。 【解決手段】 平行に配置された第1及び第2の電極
2,3と、直交する形で配置された第3の電極4とを有
する表示パネルを備え、アドレス工程で放電セルの選択
を行い、維持放電工程で維持放電を行わせるプラズマデ
ィスプレイ装置であって、第2の電極と一方の側と他方
の側の第1の電極との間に第1及び第2のスリットが形
成され、第1と第2のスリットでインターレース表示を
行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、維
持放電工程の後に、第1及び第2のスリットの奇数番目
と偶数番目のスリットのいずれか発光回数の少ないスリ
ットに対して、発光回数を揃えるための発光回数調整工
程を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ機能を有す
る表示素子であるセルの集合によって構成された表示パ
ネルを駆動する技術に係わり、特にAC(交流)型プラ
ズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)
においてインターレース表示を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のAC型PDPは、2本の維持電極
に交互に電圧波形を印加することで放電を持続し、発光
表示を行うものである。一度の放電は、パルス印加直後
1μsから数μsで終了する。放電によって発生した正
電荷であるイオンは、負の電圧が印加されている電極上
の絶縁層の表面に蓄積され、同様に負電荷である電子
は、正の電圧が印加されている電極上の絶縁層の表面に
蓄積される。
【0003】従って、初めに高い電圧(書込み電圧)の
パルス(書込みパルス)で放電させて壁電荷を生成した
後、極性の異なる前回より低い電圧(維持放電電圧)の
パルス(維持放電パルス)を印加すると、前に蓄積され
た壁電荷が重畳され、放電空間に対する電圧は大きくな
り、放電電圧のしきい値を越えて放電を開始する。つま
り、一度書込み放電を行い、壁電荷を生成した表示セル
は、その後、維持放電パルスを交互に逆極性で印加する
ことで、放電を持続するという特徴がある。これをメモ
リ効果、又はメモリ機能と呼んでいる。一般にAC型P
DPは、このメモリ効果を利用して表示を行うものであ
る。
【0004】従来のAC型PDPでは、維持電極の一方
のX電極と他方のY電極を交互に配列し、奇数番目のX
電極とY電極の間及び偶数番目のX電極とY電極の間で
放電を行わせていた。すなわち、表示セルは、奇数番目
のX電極とY電極の間と偶数番目のX電極とY電極の間
に形成され、奇数番目のY電極と偶数番目のX電極及び
奇数番目のX電極と偶数番目のY電極の間には形成され
なかった。しかし、これでは高精細化及び高輝度化する
のが難しいなどの問題があった。そこで、本出願人は、
特開平9−160525号公報で、インターレース走査
において、奇数番目のY電極と偶数番目のX電極及び奇
数番目のX電極と偶数番目のY電極の間にも表示セルを
形成することにより高精細化及び高輝度化を図ったPD
Pを開示している。本発明は、特開平9−160525
号公報に開示されたようなY電極が両側のX電極との間
で放電が行われ、表示セルが形成されるプラズマディス
プレイパネル(PDP)に適用される。
【0005】図1は、上記の特開平9−160525号
公報に開示されたPDPの概要を示すブロック図であ
り、図2はそのパネルの断面構造であり、図3は1フレ
ームの構成を示す図であり、図4は1サブフィールドで
各電極に印加される駆動波形を示すタイムチャートであ
る。これらの図を参照して、本発明が適用されるPDP
について説明する。
【0006】図1に示すように、パネル1には、維持放
電電極を構成する第1の電極(X電極)2−1、2−
2、…、第2の電極(Y電極)3−1、3−2、…及び
アドレス電極4−1、4−2、…が設けられている。図
2に示すように、パネル1は、2枚のガラス基板5、6
によって構成されている。第1の基板6には、X電極を
構成する透明電極22−1、…とバス電極21−1、
…、及びY電極を構成する透明電極32−1、32−2
…とバス電極31−1、31−2、…が平行に交互に配
置されている。基板5が表示面側であり、透明電極は蛍
光体9からの反射光を透過させる目的で使用される。し
かし透明電極だけでは電圧の降下が大きくなるので、電
極抵抗による電圧降下を防ぐ目的でバス電極が設けられ
る。更に、これらの電極を誘電体で被覆し、放電面には
保護膜としてMgO(酸化マグネシューム)膜を形成す
る。
【0007】また、ガラス基板5と向き合うガラス基板
6には、アドレス電極4をX及びY電極と直交する形で
形成する。更に、アドレス電極間には、障壁10を形成
し、その障壁の間には、アドレス電極を覆う形で赤、
緑、青の発光特性を持つ螢光体9を形成する。障壁10
の尾根とMgO膜が密着する形で2枚のガラス基板5、
6が組み立てられる。
【0008】各電極は、その両側の電極のすきま8で放
電することができる。なお、本明細書では、表示のため
の放電が行われる電極のすきま8を放電スリットと称す
ることとする。すなわち、放電スリットは表示セル又は
そのラインに相当する。Y電極はアドレス動作時の表示
ラインの選択及び維持放電に主として利用される。アド
レス電極は、選択された表示ラインのY電極との間で表
示の選択を行うためのアドレス放電に主として利用され
る。X電極はアドレス動作時に選択されたY電極のどち
らの側の放電スリットにアドレス放電を発生させるかの
選択と維持放電に主として利用される。
【0009】図1に示すように、アドレス電極4−1、
4−2、…は、1本毎にアドレスドライバ13に接続さ
れ、そのアドレスドライバ13によってアドレス放電時
のアドレスパルスが印加される。また、Y電極は、個別
にスキャンドライバ12に接続される。スキャンドライ
バ12は、1ビット毎に、奇数Y電極4−1、4−3、
…の駆動用と偶数Y電極4−2、4−4、…の駆動用に
分けられ、奇数Yサスティン回路16と偶数Yサスティ
ン回路17に接続されている。アドレス動作時のパルス
はスキャンドライバ12の中で発生し、維持放電パルス
などは奇数Yサスティン回路16及び偶数Yサスティン
回路17で発生し、スキャンドライバ12を経由して各
Y電極に印加される。X電極2−1、2−2、…は、奇
数X電極2−1、2−3、…と偶数X電極2−2、2−
4、…に分けられ、それぞれのグループ毎に奇数Xサス
ティン回路14と偶数Xサスティン回路15に接続され
る。これらのドライバ回路は、制御回路11によって制
御され、その制御回路は装置の外部より入力される同期
信号や表示データ信号によって制御される。
【0010】図3に示すように、上記のPDPにおける
1フレームの駆動シーケンスは、奇数フィールドと偶数
フィールドに分割され、奇数フィールドでは奇数行の表
示を、偶数フィールドでは偶数行の表示をそれぞれ行
う。すなわち、奇数フィールドでは、奇数番目のX電極
とY電極の間と偶数番目のX電極とY電極の間で放電を
行い、偶数フィールドでは奇数番目のY電極と偶数番目
のX電極及び奇数番目のX電極と偶数番目のY電極の間
で放電を行う。更に、各フィールドは、いくつかのサブ
フィールドに分割されている。図3では、8個のサブフ
ィールドSF1、SF2、…、SF8に分割した例を示
している。各サブフィールドは、表示セルの初期化を行
うリセット期間と、表示データの書込み(アドレス)を
行うアドレス期間と、アドレスによって壁電荷が形成さ
れたセルのみ繰り返し放電(維持放電)を行い発光する
サスティン期間とで構成される。奇数フィールドでは、
奇数行(ライン)においてのみアドレス放電及び維持放
電が行われ、偶数フィールドでは偶数行においてのみア
ドレス放電及び維持放電が行われる。なお、表示の輝度
は、維持放電期間の長短、つまり維持放電パルスの回数
によって決定される。
【0011】サブフィールドSF1、SF2、…、SF
8においては、リセット期間とアドレス期間はそれぞれ
同一の長さであり、維持放電期間の長さは、1:2:
4:8:16:32:64:128の比率になってい
る。点灯させるサブフィールドの組を選択することで、
0から255までの256段階の輝度の違いを表示でき
る。
【0012】図4は、図1に示すプラズマディスプレイ
装置の駆動する波形を示すタイムチャートであり、1サ
ブフィールド期間を示している。この例では、1サブフ
ィールドは、リセット/アドレス期間、更に維持放電期
間(サスティン期間)に分割される。リセット期間にお
いては、まず、すべてのY電極が0Vレベルにされ、同
時にX電極に電圧Vs+Vw(約300V)からなる全
面書込みパルスが印加される。このリセット動作は、前
のサブフィールドの点灯状態に係わらず、すべての表示
セルを同じ状態にする作用があり、次のアドレス(書込
み)放電を安定に行うために行われる。
【0013】次に、アドレス期間において、表示データ
に応じた表示セルのオン・オフを行うために、線順次で
アドレス放電が行われる。ここで、従来のPDPではす
べてのX電極は同じ電圧が印加されY電極に順に走査パ
ルスを印加するが、図1に示したPDPにおける動作は
異なり、アドレス期間は、前半アドレス期間と後半アド
レス期間に分割される。例えば、奇数フィールドの前半
アドレス期間では、1行目、5行目、…の表示セルのア
ドレスが行われ、後半アドレス期間では、3行目、7行
目、…の表示セルのアドレスが行われ、偶数フィールド
の前半アドレス期間では、2行目、6行目、…の表示セ
ルのアドレスが行われ、後半アドレス期間では、4行
目、8行目、…の表示セルのアドレスが行われる。
【0014】まず、奇数フィールドの前半アドレス期間
では、1番目、3番目、…の奇数番目のX電極に電圧V
x(約50V)が印加され、2番目、4番目、…の偶数
番目のX電極に電圧0Vが印加され、1番目、3番目、
…の奇数番目のY電極に走査パルス(−VY:−150
V)を印加する。この時、2番目、4番目、…の偶数番
目のY電極には電圧0Vが印加される。これと共に、ア
ドレス電極に電圧Va(約50V)のアドレスパルスが
選択的に印加され、点灯させる表示セルのアドレス電極
とY電極の間で放電が起きる。次に、この放電をプライ
ミング(種火)として、直ちにX電極とY電極間の放電
が行われる。X電極にこの時、奇数番目のX電極には電
圧Vxが印加され、偶数番目のX電極には0Vが印加さ
れており、上記の放電は電圧Vxが印加された側の放電
スリットで行われる。これにより、選択ラインの選択セ
ルのX電極とY電極上のMgO膜に維持放電が可能な壁
電荷が蓄積する。以上の動作を最後のY電極まで行う
と、1行目、5行目、…の表示セルのアドレスが行われ
ることになる。
【0015】次に、奇数フィールドの後半アドレス期間
では、2番目、4番目、…の偶数番目のX電極に電圧V
x(約50V)を印加し、1番目、3番目、…の奇数番
目のX電極に電圧0Vを印加し、2番目、4番目、…の
偶数番目のY電極に走査パルス(−VY:−150V)
を順次印加する。これにより、3行目、7行目、…の表
示セルのアドレスが行われることになる。このようにし
て、奇数フィールドの前半と後半のアドレス期間で、1
行目、3行目、5行目、…の奇数番目の表示セルのアド
レスが終了する。
【0016】次に維持放電期間になると、Y電極とX電
極に交互に電圧Vs(約180V)からなる維持放電パ
ルスが印加されて維持放電が行われ、奇数フィールドの
1サブフィールドの画像表示が行われる。この時、奇数
番目のX電極とY電極間に印加する電圧と偶数番目のX
電極とY電極間に印加する電圧は逆相であり、奇数番目
の放電スリットを囲む奇数番目のX電極とY電極間及び
偶数番目のX電極とY電極間には電位差Vsが発生する
が、偶数番目の放電スリットを囲む奇数番目のX電極と
偶数番目のY電極間及び偶数番目のX電極と奇数番目の
Y電極間には電位差Vsが発生しないようにしている。
従って、維持放電は奇数番目の表示セルでのみ行われ
る。
【0017】同様に、偶数フィールドでは、偶数番目の
表示セルで画像表示が行われる。以上のようにして、Y
電極とその両側に隣接するX電極の間に表示セルが形成
されるため、同じようなパネル構造であっても従来に比
べて高精細な表示を行うことが可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、特開平
9−160525号公報に開示されたY電極と両側のX
電極との間で放電が行われ、表示セルが形成されるPD
Pでは、前半アドレス期間と後半アドレス期間の後、隣
接するスリットで逆相の維持放電パルスを与えて維持放
電を行う。図5は、アドレス期間と維持放電期間の間の
様子を示す図である。
【0019】図5に示すように、従来は後半アドレス期
間の後、一旦すべてのX電極とY電極をゼロレベルとし
た後、表示を行う隣接するスリット間で交互に逆相の維
持放電パルスを印加している。例えば、奇数フィールド
で奇数表示スリットで放電を行わせるとした場合、前半
アドレス期間で奇数表示スリットのうちの奇数番目のス
リット、すなわち4n+1(但し、nは0以上の整数)
番目のスリットのアドレスが行われ、後半アドレス期間
で奇数表示スリットのうちの偶数番目のスリット、すな
わち4n+3(但し、nは0以上の整数)番目のスリッ
トのアドレスが行われる。これにより、X電極には負の
電荷がY電極には正の電荷が蓄積される。維持放電期間
では、最初に奇数番目のX電極に低電位が、偶数番目の
X電極に高電位が、奇数番目のY電極に高電位が、偶数
番目のY電極に低電位の維持放電パルスが与えられると
する。これに応じて、奇数表示スリットのうちの奇数番
目のスリットで、参照番号101で示す最初の維持放電
が行われる。次に、維持放電パルスが逆転し、奇数番目
のX電極に高電位が、偶数番目のX電極に低電位が、奇
数番目のY電極に低電位が、偶数番目のY電極に高電位
になる。これに応じて、奇数表示スリットのうちの奇数
番目のスリットで、参照番号102で示す維持放電が行
われると共に、奇数表示スリットのうちの偶数番目のス
リットで、参照番号103で示す維持放電が行われる。
このように、維持放電期間の最初にどちらの極性の維持
放電パルスを与えるかで、表示する奇数表示スリットの
うちの奇数番目と偶数番目のどちらのスリットが先に維
持放電を開始するかが決定され、他方のスリットは維持
放電の開始が遅れる。これは偶数表示スリットについて
の同様であり、以下の説明では奇数フィールドで奇数表
示スリットを表示する例について説明する。
【0020】この維持放電の開始の遅れによる影響を図
6を参照して説明する。上記のように、T0で最初の維
持放電パルスが立ち上がる。アドレス後の最初の維持放
電は放電遅れが大きく、奇数番目の奇数表示スリットで
は維持放電がT1で開始される。この時、偶数番目の奇
数表示スリットでは維持放電は生じない。次に、T2で
維持放電パルスの極性が切り替わり、奇数番目の奇数表
示スリットでは2回目の維持放電が直ちに行われるが、
偶数番目の奇数表示スリットでは最初の維持放電である
ため放電が遅れ、T4で放電が開始されることになる。
【0021】PDPの輝度は維持放電の回数に関係する
ため、高輝度のPDPを得るには維持放電パルスの周期
を短くする必要がある。そのため、上記のように、最初
の維持放電の放電遅れが大きいと、最初の維持放電が終
了しないうちに維持放電パルスの極性が切り替わること
になる。このようなことが起きると、維持放電によるX
電極とY電極間での電荷の移動が十分に行われず、次回
以降の維持放電が行われなくなる恐れがあり、正常な表
示が行われなくなる。
【0022】また、T1で最初の維持放電が起きる時に
隣接する奇数放電スリットに印加されている維持放電パ
ルスは、蓄積されている壁電荷と逆極性であるため奇数
番目の奇数表示スリットでの放電が偶数番目の奇数表示
スリットの壁電荷に影響することはない。しかし、T2
で奇数番目の奇数表示スリットで2回目の維持放電が起
きた時には、偶数番目の奇数表示スリットに印加される
維持放電パルスはすでに切り替わっている。しかも、偶
数番目の奇数表示スリットでの最初の維持放電の発生は
遅れるので、この間に奇数番目の奇数表示スリットでの
2回目の維持放電のために偶数番目の奇数表示スリット
の壁電荷が消滅する場合があるという問題が起きた。こ
のような壁電荷の消滅が起きると、維持放電は行われな
いことになる。従って、正常な表示が行われないことに
なる。
【0023】更に、図5に示すように、維持放電期間で
は、前半アドレス期間にアドレスされるスリットと後半
アドレス期間にアドレスされるスリットの発光回数に1
回の差がある。重みの小さなサブフィールドの発光回数
は数回であり、1回の差でも階調表示に問題を生じる。
【0024】また、維持放電期間の後の消去工程におい
て、電極の電荷の量や極性の影響で消去が不完全になる
という問題を生じていた。
【0025】本発明は、上記のような問題を解決するた
めの駆動方法であり、隣接するスリットで逆相の維持放
電パルスを与えて維持放電を行うことにより、Y電極と
両側のX電極との間に表示スリットを形成するプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法において、正常な表示が
安定して行えるようにすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本発明の第1の態様のプラズマディスプレイパネル
の駆動方法は、アドレス期間と維持放電期間の間に電荷
調整工程を設け、電荷調整パルスを印加する。また、本
発明の第2の態様のプラズマディスプレイパネルの駆動
方法は、維持放電期間の後に発光回数調整工程を設け、
発光回数の少ない表示ライン(表示スリット)に対して
発光回数を揃えるようにパルスを印加する。更に、本発
明の第3の態様のプラズマディスプレイパネルの駆動方
法は、維持放電期間の後の消去期間の前に残存電荷調整
工程を設け、良好なリセットが行えるように残った電荷
の極性と電荷量の少なくとも一方を調整するための残存
電荷調整パルスを印加する。
【0027】すなわち、本発明の第1の態様のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法は、特開平9−1605
25号公報に開示された、平行に配置された第1及び第
2の電極と、第1及び第2の電極に対して直交する形で
配置された第3の電極とを有する表示パネルを備え、ア
ドレス工程で第2と第3の電極に印加する走査パルスと
アドレス信号により放電セルの選択を行い、維持放電工
程で第1と第2の電極に維持放電パルスを印加して維持
放電を行わせるプラズマディスプレイ装置であって、隣
接する第1の電極と第2の電極の組に交互に逆相の維持
放電パルスを印加することにより、第2の電極と第2の
電極の一方の側の第1の電極との間で第1のスリットが
形成され、第2の電極と第2の電極の他方の側の第1の
電極との間で第2のスリットが形成され、第1のスリッ
トと第2のスリットで発光表示を交互に繰り返すインタ
ーレース表示を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方
法であって、アドレス工程と維持放電工程の間に、アド
レス工程での放電で蓄積された壁電荷の極性と電荷量の
少なくとも一方を調整するための電荷調整パルスを印加
する電荷調整工程を設けたことを特徴とする。
【0028】アドレス工程後の最初の放電が遅れること
による不完全な維持放電が生じないようにするには、維
持放電パルスの幅より広い電荷調整パルスを印加する。
【0029】電荷調整工程は、前半アドレス工程の後と
後半アドレス工程の後の両方で行うようにしてもよい。
この場合、アドレス工程の終了後維持放電工程を開始す
るまでの期間、アドレス工程で形成された壁電荷による
電圧と逆極性の電荷調整パルスを印加した状態を保持す
るようにすることが望ましい。
【0030】先に維持放電が発生する一方の放電スリッ
トの2回目の放電により他方の放電スリットの壁電荷が
消滅しないようにするには、各種の方法がある。例え
ば、前半アドレス工程と後半アドレス工程で選択された
スリットで、同時に放電を開始させるための電荷調整パ
ルスを印加する。また、前半アドレス工程と後半アドレ
ス工程で選択されたスリットを、ずれて放電を開始させ
るように電荷調整パルスを印加する。その場合、放電を
起こすスリット以外のスリットには、アドレス工程及び
電荷調整パルスで形成された壁電荷と逆の極性の電位差
の小さい電荷調整パルスを印加する。
【0031】また、前半アドレス工程での放電で蓄積さ
れた壁電荷と後半アドレス工程での放電で蓄積された壁
電荷との形成具合をあらかじめ比較しておき、電荷調整
工程では、壁電荷の小さな方のスリットを先に放電させ
るように電荷調整パルスを印加すれば、維持放電がより
確実に発生する。
【0032】更に、アドレス工程に放電スリットの選択
を行わず、電荷調整工程で行うことも可能である。その
場合には、アドレス工程では第1の電極に印加する電圧
を相互に等しくし、電荷調整パルスで第1及び第2のス
リットのいずれを表示するかを選択する。アドレス工程
における放電は、第2と第3の電極間のみで行い、電荷
調整工程では、第2の電極に蓄積された電荷を隣接する
どちらのスリットの第2の電極に移動させるかを選択す
る電荷調整パルスを印加する。その場合、第3の電極を
覆うように設けられた誘電体層の絶縁耐圧は低くする
と、維持放電を起こすのに十分な電荷をアドレス時に形
成できる。また、電荷調整パルスの電圧を維持放電パル
スの電圧より大きくすることが望ましい。
【0033】本発明の第2の態様のプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法は、同様に、特開平9−16052
5号公報に開示されたプラズマディスプレイ装置の駆動
方法であって、第1のスリットと第2のスリットの各ア
ドレス工程は、それぞれのスリットを飛越走査する前半
アドレス工程と後半アドレス工程を有し、維持放電工程
の後に、前半アドレス工程と後半アドレス工程のいずれ
か発光回数の少ないスリットに対して、発光回数を揃え
るための発光回数調整工程を設けたことを特徴とする。
【0034】本発明の第3の態様のプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法は、同様に、特開平9−16052
5号公報に開示されたプラズマディスプレイ装置の駆動
方法であって、維持放電工程の後で、維持放電工程終了
時に残った電荷を消去する消去工程を行う前に、残った
電荷の極性と電荷量の少なくとも一方を調整するための
残存電荷調整パルスを印加する残存電荷調整工程を設け
たことを特徴とする。
【0035】第2及び第3の態様のプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法では、残存電荷調整パルスを印加す
る直前の維持放電パルスの幅は他の維持放電パルスの幅
より長くすることが望ましい。また、残存電荷調整パル
スにより放電を起こす以外のスリットには、前記維持放
電工程で形成された電荷による電圧と逆極性のパルスを
印加することが望ましい。更に、残存電荷調整パルスに
より放電を起こす以外のスリットには、放電を起こすス
リットより小さな電圧を印加することが望ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】図7は本発明の第1実施例のプラ
ズマディスプレイパネル(PDP)の駆動シーケンスを
示す図である。対象となるPDPは、特開平9−160
525号公報に開示されたプラズマディスプレイ装置で
あり、その基本的な駆動方法についてはすでに説明して
いるので、ここでは異なる点についてのみ説明を行う。
なお、図中で、Aはアドレス放電を、Tは電荷調整パル
スを、Sは維持放電を示す。更に、他の実施例もこのP
DPを対象としており、同様に説明は省略する。
【0037】図5と比較して明らかなように、後半アド
レス期間と維持放電期間の間に電荷調整期間が設けられ
ている。この電荷調整期間の放電も維持放電と同様に輝
度に寄与するため、電荷調整期間は維持放電期間の最初
の部分に相当する。図示のように、電荷調整期間で印加
される電荷調整パルスは、従来の維持放電パルスと同様
の極性と強度を有するが、維持放電パルスに比べて幅が
長い点が異なる。このような電荷調整パルスを印加する
ことにより、従来と同様に、奇数表示スリットのY電極
の電位が立ち上がると、奇数表示スリットの最初の放電
T111が遅れて発生する。次に維持放電パルスの極性
が切り替わり、奇数番目の奇数表示スリットでは2回目
の維持放電112が直ちに行われるが、偶数番目の奇数
表示スリットでは最初の維持放電であるため放電113
が遅れて発生する。しかし、電荷調整パルスの幅は長い
ため、放電113が発生した後、次の維持放電パルスで
極性が切り替わるまで時間があるので、放電113の遅
れが次の維持放電パルスの影響を受けることはない。
【0038】このように、電荷調整期間で印加される電
荷調整パルスの幅を維持放電パルスに比べて長くするこ
とにより、すなわち、最初の維持放電パルスを長くする
ことにより、最初の維持放電が遅れることにより次の維
持放電パルスの影響を受けることがなくなり、すべての
表示スリットで良好な維持放電が行えるようになる。
【0039】図8は、本発明の第2実施例のPDPの駆
動シーケンスを示す図である。この実施例は、前半アド
レス期間の後に電荷調整期間を設け、奇数番目の奇数表
示スリットに1パルスだけ電荷調整パルスを印加する。
これにより、前半アドレス期間で蓄積された奇数番目の
奇数表示スリットのX電極とY電極の電荷は、交換され
る。すなわち、アドレスでは、X電極に負の電荷が蓄積
され、Y電極に正の電荷が蓄積されるが、電荷調整パル
スにより、X電極に正の電荷が蓄積され、Y電極に負の
電荷が蓄積される。この時、偶数番目の奇数表示スリッ
ト側では、電荷調整パルスは印加されないので、何も起
きない。この後、後半アドレス期間で偶数番目の奇数表
示スリットのX電極とY電極に電荷が蓄積される。この
時点で奇数番目の奇数表示スリットのX電極とY電極の
電荷は、偶数番目の奇数表示スリットのX電極とY電極
の電荷と逆極性であるので、図示のような偶数番目の奇
数表示スリットを先に放電させる維持放電パルスを印加
すると、両方の奇数表示スリットで同時に維持放電が発
生する。
【0040】なお、第1実施例と同様に、後半アドレス
期間後の最初の維持放電パルスの幅を他の維持放電パル
スの幅より長くすれば、偶数番目の奇数表示スリットの
最初の維持放電の遅れの影響をなくせる。
【0041】図9は、本発明の第3実施例のPDPの駆
動シーケンスを示す図である。この実施例では、第2実
施例と同様に前半アドレス期間の後に電荷調整期間を設
け、更に奇数番目の奇数表示スリットに電荷調整パルス
を印加した後、後半アドレス期間が終了するまで、Y電
極の電位を中間レベルに保持する。これにより、奇数番
目の奇数表示スリットに蓄積された電荷が後半アドレス
期間中に消滅するのが防止できる。なお、中間レベル
は、0Vと維持放電パルスの電圧の間で、適宜設定す
る。
【0042】図10は、本発明の第4実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。この実施例では、後半
アドレス期間と維持放電期間の間に電荷調整期間が設け
られており、奇数表示スリットの両方のスリットで同時
に放電を起こさせる電荷調整パルスを印加したあと、奇
数表示スリットの一方のスリットに印加されるパルスの
極性を変える。図では、偶数番目の奇数表示スリットで
のパルスの極性が変えられており、この極性を変える時
に偶数番目の奇数表示スリットで放電は発生する。この
後の維持放電期間は従来と同じである。
【0043】第4実施例では、電荷調整パルスを印加す
ることにより、偶数表示スリットで放電が生じやすい電
圧が印加されることになるが、蓄積されている電荷によ
る電圧は逆極性なので放電は発生しない。
【0044】図11は、本発明の第5実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。この実施例では、後半
アドレス期間と維持放電期間の間に電荷調整期間が設け
られ、奇数表示スリットで最初の放電を別々に発生させ
た後、極性を調整してから維持放電期間に入る。具体的
には、奇数番目の奇数表示スリットに電荷調整パルスを
印加して最初の放電T1を発生させる。この時、偶数番
目の奇数表示スリットには、保持している電荷と逆極性
のパルスを印加する。その後、偶数番目の奇数表示スリ
ットに電荷調整パルスを印加して最初の放電T2を発生
させる。放電T2を発生させる時、奇数番目の奇数表示
スリットには電荷調整パルスを印加しないので、奇数番
目の奇数表示スリットでは放電は発生せず、偶数番目の
奇数表示スリットの電荷が消滅することもない。その
後、奇数番目の奇数表示スリットに印加しているパルス
の極性を反転させた後、通常の維持放電期間に入る。こ
のように、最初の放電が両方の奇数表示スリットで別々
に行われるため、電荷の消滅は生じない。
【0045】図12は、本発明の第6実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。この実施例は、第5実
施例において、偶数番目の奇数表示スリットで最初の放
電T2を発生させる時に、奇数番目の奇数表示スリット
に印加する電圧を低くしたものである。これにより、偶
数表示スリットで放電が発生する可能性を低減してい
る。
【0046】図13は、本発明の第7実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。この実施例は、第1実
施例において、偶数番目の奇数表示スリットで先に最初
の放電を起こさせるようにしたものである。奇数番目と
偶数番目のどちらの奇数表示スリットで先に最初の放電
を行わせるかは、あらかじめ奇数番目と偶数番目の奇数
表示スリットのアドレス放電の大きさを比較しておき、
アドレス放電の小さい方の表示スリットを先に放電させ
る。壁電荷の初期化方式により奇数表示スリットの奇数
番目と偶数番目でアドレス放電の大きさに差が生じる。
これは偶数表示スリットについても同じである。このよ
うな差があると壁電荷にも差が生じるが、アドレス期間
後の最初の放電をアドレス放電の小さい方で行った方が
電荷の消滅する可能性が低下する。これにより、駆動マ
ージンを確保できる。
【0047】図14は、本発明の第8実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。また、図15は、第8
実施例におけるスリット選択の原理を説明する図であ
る。従来例及びこれまで説明した実施例では、前半アド
レス期間と後半アドレス期間で奇数番目と偶数番目のど
ちらのX電極を高電位にするかで、放電スリットを選択
していた。第8実施例では、この選択を電荷調整期間に
行う。前半アドレス期間と後半アドレス期間ではX電極
の電位は0Vに保持し、Y電極に走査パルスを印加し、
アドレス電極にアドレスパルスを印加してアドレス放電
を行う。従って、アドレス放電をトリガとしたX電極と
Y電極の間の面放電は発生せず、電荷はY電極にのみ蓄
積される。電荷調整期間では、奇数表示スリットと偶数
表示スリットのどちらのスリットで放電を発生させるか
を選択する。すなわち、Y電極に蓄積された電荷と同じ
極性の電荷調整パルスが印加された側のスリットで放電
が発生し、逆極性の電荷調整パルスが印加された側のス
リットでは放電が生じない。図では、最初の電荷調整パ
ルスで奇数番目の奇数表示スリットが放電し、次の電荷
調整パルスで偶数番目の奇数表示スリットが放電し、奇
数表示スリットが選択される。
【0048】図15に示すように、Y1電極とX2電極
を放電開始電圧より低い高電位に、X1電極とY2電極
を0Vにすると、Y1電極の電位は正の電荷の分が重畳
されて放電開始電圧のしきい値を越える。従って、X1
電極とY1電極の間で放電が起こるが、他の電極間の電
圧は放電開始電圧のしきい値を越えないので、放電は発
生しない。次にX1電極とY2電極を放電開始電圧より
低い高電位に、X2電極とY1電極を0Vにすると、X
2電極とY2電極の間で放電が起こる。このようにして
奇数表示スリットが選択される。
【0049】図16は、本発明の第9実施例のPDPの
駆動シーケンスを示す図である。第9実施例では、第8
実施例に比べて、電荷調整期間に印加する電荷調整パル
スの電圧を大きくしている。上記のように、第8実施例
では、アドレス放電はY電極とアドレス電極の間の対向
放電のみであり、形成する壁電荷が小さい。そのため、
維持放電を起こしにくい。そこで、第9実施例では、電
荷調整パルスの電圧を高くして最初の放電を起きやすく
している。一旦放電が起きれば、後の維持放電パルスは
従来通りの電圧でよい。
【0050】図17は、本発明の第10実施例のPDP
の駆動シーケンスを示す図である。第10実施例では、
前半アドレス期間でアドレスされるスリットと後半アド
レス期間でアドレスされるスリットの発光回数を一致さ
せる。図5の従来例と比較して明らかなように、第10
実施例では、維持放電期間の終了後に回数調整パルスを
印加して、維持放電回数の少ない方のスリットでのみ放
電を発生させている。これにより、両方のスリットの発
光回数が一致する。具体的には、図では、維持放電期間
における奇数番目の奇数表示スリットの放電回数は4回
であり、偶数番目の奇数表示スリットの放電回数は3回
である。そこで、維持放電期間の終了後に、偶数番目の
奇数表示スリットに回数調整パルス201を印加して、
偶数番目の奇数表示スリットでのみ放電を発生させてい
る。この時、偶数表示スリットの間にも電圧が印加され
るが、蓄積されている電荷が電圧を低下させるので放電
は発生しない。
【0051】図18は、本発明の第11実施例のPDP
の駆動シーケンスを示す図である。第11実施例では、
回数調整パルス201を印加する前に、残存電荷調整期
間を設けている。この残存電荷調整期間は、維持放電期
間の最後のパルスを長くした期間である。このような残
存電荷調整期間を設けることにより、表示スリットの非
放電側への影響による電荷の消滅や書込みをなくすこと
ができ、良好なリセットが可能になる。
【0052】図19は、本発明の第12実施例のPDP
の駆動シーケンスを示す図である。第12実施例では、
第10実施例で、一方の回数の少ないスリットに回数調
整パルス201を印加する時に、他方のスリットには電
荷が失われないようなパルスを印加する。これにより、
次の消去工程における良好な消去が可能になる。
【0053】図20は、本発明の第13実施例のPDP
の駆動シーケンスを示す図である。第13実施例では、
第13実施例で、一方の回数の少ないスリットに回数調
整パルス201を印加する時に、他方のスリットには、
電荷が失われないようにすると共に、別の表示スリット
の電圧が小さくなるようなパルス205を印加する。具
体的には、図示のように、偶数番目の奇数表示スリット
のX電極には高電位を、Y電極には0Vを、奇数番目の
奇数表示スリットのX電極には高電位を、Y電極には中
間電位を印加する。これにより、奇数番目の奇数表示ス
リットの電荷が確実に保持され、偶数表示スリットで放
電が発生することも確実に防止できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
隣接するスリットで逆相の維持放電パルスを与えて維持
放電を行うことにより、Y電極と両側のX電極との間に
表示スリットを形成する高精細なプラズマディスプレイ
パネルの駆動方法において、正常な表示が安定して行え
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるプラズマディスプレイパネ
ル(PDP)の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のパネルの断面構造を示す図である。
【図3】図1のPDPの表示フレームの構成を示す図で
ある。
【図4】図1のPDPの駆動波形を示すタイムチャート
である。
【図5】従来の問題点を説明する図である。
【図6】従来の問題点を説明する図である。
【図7】本発明の第1実施例の駆動波形を示すタイムチ
ャートである。
【図8】本発明の第2実施例の駆動波形を示すタイムチ
ャートである。
【図9】本発明の第3実施例の駆動波形を示すタイムチ
ャートである。
【図10】本発明の第4実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図11】本発明の第5実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図12】本発明の第6実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図13】本発明の第7実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図14】本発明の第8実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図15】第8実施例の動作を説明する図である。
【図16】本発明の第9実施例の駆動波形を示すタイム
チャートである。
【図17】本発明の第10実施例の駆動波形を示すタイ
ムチャートである。
【図18】本発明の第11実施例の駆動波形を示すタイ
ムチャートである。
【図19】本発明の第12実施例の駆動波形を示すタイ
ムチャートである。
【図20】本発明の第13実施例の駆動波形を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1…パネル 2、2−1、2−2…第1(X)電極 3−1、2−2…第2(Y)電極 4−1、4−7…アドレス電極 12、12−1、12−2…スキャンドライバ 14…奇数Xサスティン回路 15…偶数Xサスティン回路 16…奇数Yサスティン回路 17…偶数Yサスティン回路 41…奇数Yスキャンドライバ 42…偶数Yスキャンドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/288 G09G 3/28 H H04N 5/66 101 B (72)発明者 金澤 義一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5C058 AA11 BA02 BA07 BB15 5C080 AA05 BB05 DD09 EE28 FF12 HH04 HH05 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された第1及び第2の電極
    と、該第1及び第2の電極に対して直交する形で配置さ
    れた第3の電極とを有する表示パネルを備え、アドレス
    工程で前記第2と第3の電極に印加する走査パルスとア
    ドレス信号により放電セルの選択を行い、維持放電工程
    で前記第1と第2の電極に維持放電パルスを印加して維
    持放電を行わせるプラズマディスプレイ装置であって、
    隣接する前記第1の電極と前記第2の電極の組に交互に
    逆相の維持放電パルスを印加することにより、前記第2
    の電極と該第2の電極の一方の側の前記第1の電極との
    間で第1のスリットが形成され、前記第2の電極と該第
    2の電極の他方の側の前記第1の電極との間で第2のス
    リットが形成され、前記第1のスリットと前記第2のス
    リットで発光表示を交互に繰り返すインターレース表示
    を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、 前記維持放電工程の後に、前記第1及び第2のスリット
    のそれぞれの奇数番目と偶数番目のスリットのいずれか
    発光回数の少ないスリットに対して、発光回数を揃える
    ための発光回数調整工程を設けたことを特徴とするプラ
    ズマディスプレイ装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 平行に配置された第1及び第2の電極
    と、該第1及び第2の電極に対して直交する形で配置さ
    れた第3の電極とを有する表示パネルを備え、アドレス
    工程で前記第2と第3の電極に印加する走査パルスとア
    ドレス信号により放電セルの選択を行い、維持放電工程
    で前記第1と第2の電極に維持放電パルスを印加して維
    持放電を行わせるプラズマディスプレイ装置であって、
    隣接する前記第1の電極と前記第2の電極の組に交互に
    逆相の維持放電パルスを印加することにより、前記第2
    の電極と該第2の電極の一方の側の前記第1の電極との
    間で第1のスリットが形成され、前記第2の電極と該第
    2の電極の他方の側の前記第1の電極との間で第2のス
    リットが形成され、前記第1のスリットと前記第2のス
    リットで発光表示を交互に繰り返すインターレース表示
    を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、 前記維持放電工程の後で、該維持放電工程終了時に残っ
    た電荷を消去する消去工程を行う前に、前記残った電荷
    による電圧の極性と電荷量の少なくとも一方を調整する
    ための残存電荷調整パルスを印加する残存電荷調整工程
    を設けたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の
    駆動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプラズマディス
    プレイ装置の駆動方法であって、 前記残存電荷調整パルスを印加する直前の前記維持放電
    パルスの幅は他の維持放電パルスの幅より長いプラズマ
    ディスプレイ装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のプラズマディス
    プレイ装置の駆動方法であって、 前記残存電荷調整パルスにより放電を起こす以外のスリ
    ットには、前記維持放電工程で形成された壁電荷による
    電圧と逆極性のパルスを印加するプラズマディスプレイ
    装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプラズマディスプレイ
    装置の駆動方法であって、 前記残存電荷調整パルスにより放電を起こす以外のスリ
    ットには、放電を起こすスリットより小さな電圧が印加
    されるプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
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US7649509B2 (en) 2005-05-10 2010-01-19 Samsung Sdi Co., Ltd. Plasma display device and driving method thereof
JP5189503B2 (ja) * 2007-02-01 2013-04-24 篠田プラズマ株式会社 表示装置の駆動方法および表示装置

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