JP2003221592A - スフィンゴ糖脂質の精製方法 - Google Patents

スフィンゴ糖脂質の精製方法

Info

Publication number
JP2003221592A
JP2003221592A JP2002025511A JP2002025511A JP2003221592A JP 2003221592 A JP2003221592 A JP 2003221592A JP 2002025511 A JP2002025511 A JP 2002025511A JP 2002025511 A JP2002025511 A JP 2002025511A JP 2003221592 A JP2003221592 A JP 2003221592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glycosphingolipid
solvent
extract
mass
sphingoglycolipid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002025511A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ono
貴博 小野
Kazuko Shizuma
和子 静間
Katsuyuki Mukai
克之 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP2002025511A priority Critical patent/JP2003221592A/ja
Publication of JP2003221592A publication Critical patent/JP2003221592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステロール配糖体と良好に分離でき、純度の
高い天然由来のスフィンゴ糖脂質を簡便、安価に得るこ
とができるスフィンゴ糖脂質の精製方法を提供する。 【解決手段】 動植物から有機溶剤によってスフィンゴ
糖脂質を含む抽出物を抽出した後、疎水性カラムクロマ
トグラフィーを用いてスフィンゴ糖脂質を精製すること
を特徴とするスフィンゴ糖脂質の精製方法であり、精製
物のスフィンゴ糖脂質含量が50〜100質量%であ
り、かつステロール配糖体含量が5質量%以下であるス
フィンゴ糖脂質の精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、動植物から抽出さ
れたスフィンゴ糖脂質の精製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スフィンゴ糖脂質は、皮膚への塗布によ
って角質層に浸透し、皮膚の保湿効果を高め、乾燥肌、
肌荒れ、皺さらにはアトピー性皮膚炎の改善に効果があ
る。また、経口摂取することによっても小腸から吸収さ
れて角質層に届き、上述のような効果が得られることが
わかっており、化粧品原料や健康食品素材など美容・健
康分野、さらにはエラスターゼ抑止効果や遊離基抑止効
果を生かした製薬分野への応用が進んでいる。従来、こ
れらスフィンゴ糖脂質を中心としたセラミド関連物質は
牛や豚の脳から抽出したものなど動物由来のものが多か
った。
【0003】最近、植物由来のセラミド関連物質は効果
が動物由来のものと相違が無く、何の副作用も毒性も無
いことがわかったことから植物原料からスフィンゴ糖脂
質を抽出する検討が盛んに行われている。これまで植物
由来のスフィンゴ糖脂質、特にその中でもグリコシルセ
ラミドとしては、コメ(Agric. Biol. Chem., 49,2
753(1985))および米糠(特開昭62−187
404号公報、特開平11−279586号公報)、小
麦(Agric. Biol. Chem., 49, 3609(198
5)、特表平6−507653号公報)、大豆(Chem.
Pharm. Bull., 38(11), 2933(1990)、
特開平7−2683号公報)などの穀物および豆類由来
のものが知られている。
【0004】また、本発明者らは芋類の中にスフィンゴ
糖脂質が穀類、豆類に匹敵あるいは凌駕する濃度で含ま
れていることを突き止め、特願2000−219087
号にスフィンゴ糖脂質含有物の製造方法について出願し
た。芋類の中でも特にコンニャク芋から得られるトビ粉
には突出した量のスフィンゴ糖脂質が含まれていること
を見出している。コンニャクトビ粉はコンニャク芋を原
料とするコンニャク製造時の副産物として年間3000
〜4000トン生じるにもかかわらず特有のえぐ味と刺
激臭を有するため、一部肥料、コンクリート等の増粘剤
として利用されているものの、食品としては全く利用さ
れていない資源である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に天然由
来の抽出物のスフィンゴ糖脂質の純度を向上させるのは
困難であり、製造コストの肥大化が問題になっていた。
特に植物由来のスフィンゴ糖脂質は、同じく有機溶剤に
よって抽出され、スフィンゴ糖脂質と性質が似ているス
テロール配糖体との分離が非常に困難であり、低価格で
抑えるためにステロール配糖体を含有したまま低純度の
スフィンゴ糖脂質を製品化することが通常であった。そ
のため、化粧品などに配合されているものは、天然物由
来のものは純度の低いものが用いられるか添加量が低く
抑えられており、ほとんどは低価格で得られ、添加量も
少量ですむことから、天然に存在するものと類似の構造
を持つ物質を、合成で作ったものであった。合成品は天
然品との構造の相違やラセミ体として得られることか
ら、効果には疑問が持たれており、純度の高い天然のス
フィンゴ糖脂質を低コストで製造する方法が切望されて
いた。
【0006】本発明は、ステロール配糖体と良好に分離
でき、純度の高い天然由来のスフィンゴ糖脂質が比較的
簡単に得られる精製方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、植物から有機溶剤によっ
て抽出された抽出物を疎水性カラムクロマトグラフィー
により精製することによって、ステロール配糖体と良好
に分離できることを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、動植物から有機溶剤に
よってスフィンゴ糖脂質を含む抽出物を抽出した後、疎
水性カラムクロマトグラフィーを用いてスフィンゴ糖脂
質を精製することを特徴とするスフィンゴ糖脂質の精製
方法を要旨とするものであり、好ましくは、得られる精
製物のスフィンゴ糖脂質含量が50〜100質量%であ
り、かつステロール配糖体含量が5質量%以下であるこ
とを特徴とする前記のスフィンゴ糖脂質の精製方法であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で抽出原料として使用する植物は特に限定されな
い。詳しくは例えば、アーモンド、アオサ、アオノリ、
アカザ、アカシア、アカネ、アカブドウ、アカマツ(松
ヤニ、琥珀、コーパルを含む。以下マツ類については同
じ)、アガリクス、アキノノゲシ、アケビ、アサガオ、
アザレア、アジサイ、アシタバ、アズキ、アスパラガ
ス、アセロラ、アセンヤク、アニス、アボガド、アマチ
ャ、アマチャヅル、アマリリス、アルテア、アルニカ、
アロエ、アンジェリカ、アンズ、アンソッコウ、イグ
サ、イザヨイバラ、イチイ、イチジク、イチョウ、イラ
ンイラン、ウイキョウ、ウーロン茶、ウコン、ウスベニ
アオイ、ウツボグサ、ウド、ウメ、ウラジロガシ、温州
ミカン、エイジツ、エシャロット、エゾウコギ、エニシ
ダ、エノキタケ、エルダーフラワー、エンドウ、オーキ
ッド、オオバコ、オオヒレアザミ、オオムギ、オケラ、
オスマンサス、オトギリソウ、オドリコソウ、オニドコ
ロ、オリーブ、オレガノ、オレンジ(オレンジピールを
含む)、カーネーション、カカオ、カキ、カキドオシ、
カッコン、カシワ、カタクリ、カボチャ、カミツレ、カ
ムカム、カモミール、カラスウリ、カラマツ、カリン、
ガルシニア、カルダモン、キイチゴ、キウイ、キキョ
ウ、キャベツ(ケールを含む)、キャラウェイ、キュウ
リ、キンカン、ギンナン、グァバ、クコ、クズ、クチナ
シ、クミン、クランベリー、クルミ、グレープフルー
ツ、クローブ、クロマツ、クロマメ、クロレラ、ケツメ
イシ、ゲンノショウコ、コケモモ、コショウ、コスモ
ス、ゴボウ、コムギ(小麦胚芽を含む)、ゴマ、コマツ
ナ、コメ(米糠を含む)、コリアンダー、コンニャク芋
(コンニャクトビ粉を含む)、コンブ、サーモンベリ
ー、サイプレス、ザクロ、サツマ芋、サト芋、サトウキ
ビ、サトウダイコン、サフラン、ザボン、サンザシ、サ
ンショウ、シイタケ、シクラメン、シソ、シメジ、ジャ
ガ芋、シャクヤク、ジャスミン、ジュズダマ、シュンギ
ク、ショウガ、ショウブ、シラカシ、ジンチョウゲ、シ
ンナモン、スイカ、スイトピー、スギナ、スターアニ
ス、スターアップル、スダチ、ステビア、スモモ、セー
ジ(サルビア)、ゼニアオイ、セロリ、センキュウ、セ
ンブリ、ソバ、ソラマメ、ダイコン、ダイズ(おからを
含む)、ダイダイ、タイム、タケノコ、タマネギ、タラ
ゴン、タロイモ、タンジン、タンポポ、チコリ、ツキミ
ソウ、ツクシ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ、ツルク
サ、ツルナ、ツワブキ、ディル、テンジクアオイ(ゼラ
ニウム)、トウガ、トウガラシ、トウキ、トウチュウカ
ソウ、トウモロコシ、ドクダミ、トコン、トチュウ、ト
ネリコ、ナガイモ、ナズナ、ナツメグ、ナンテン、ニガ
ウリ、ニガヨモギ、ニラ、ニンジン、ニンニク、ネギ、
ノコギリソウ、ノコギリヤシ、ノビル、バーベナ、パー
ム、パイナップル、ハイビスカス、ハコベ、バジル、パ
セリ、ハダカムギ、ハッカ、ハトムギ、バナナ、バナ
バ、バニラ、パプリカ、ハマメリス、ビート、ピーマ
ン、ヒガンバナ、ヒシ、ヒジキ、ピスタチオ、ヒソップ
(ヤナギハッカ)、ヒナギク、ヒナゲシ、ヒノキ、ヒ
バ、ヒマシ、ヒマワリ、ビワ、ファレノプシス、フェネ
グリーク、フキノトウ、ブラックベリー、プラム、ブル
ーベリー(ビルベリーを含む)、プルーン、ヘチマ、ベ
ニバナ、ベラドンナ、ベルガモット、ホウセンカ、ホウ
レンソウ、ホオズキ、ボダイジュ、ボタン、ホップ、ホ
ホバ、マイタケ、マオウ、マカ、マカデミアンナッツ、
マタタビ、マリーゴールド、マンゴー、ミツバ、ミモ
ザ、ミョウガ、ミルラ、ムラサキ、メース、メリッサ、
メリロート、メロン、メン(綿実油粕を含む)、モヤ
シ、ヤグルマソウ、ヤマ芋、ヤマユリ、ヤマヨモギ、ユ
ーカリ、ユキノシタ、ユズ、ユリ、ヨクイニン、ヨメナ
(アスター)、ヨモギ、ライム、ライムギ、ライラッ
ク、ラズベリー、ラッカセイ、ラッキョウ、リンゴ(ア
ップルファイバーを含む)、リンドウ、レイシ、レタ
ス、レモン、レンゲソウ、レンコン、ローズヒップ、ロ
ーズマリー、ローリエ、ワケギ、ワサビ(セイヨウワサ
ビを含む)などが挙げられ、これらの中でもコムギ(小
麦胚芽を含む)、コメ(米糠を含む)、ダイズ(おから
を含む)等の穀類や豆類、サツマ芋、ジャガ芋、サト
芋、ヤマ芋、コンニャク芋、ナガ芋等の芋類がスフィン
ゴ糖脂質の含有量が多いため、好ましく、コンニャク芋
がさらに好ましい。コンニャク芋は、安価に入手できる
ことからコンニャクトビ粉を使用することが好ましい。
これらの植物原料はそのまま用いても良いし、乾燥、す
りつぶし、加熱などの操作によって加工されていてもよ
い。
【0010】本発明で抽出原料として使用する動物は特
に限定されない。詳しくは例えばウシ、ブタ、ウマ、オ
オカミ、ヒツジ、ヤギ、イノシシ、サル、クジラ、アザ
ラシ、ヒトなどの哺乳類、ニワトリ、ウズラ、ハト、ツ
バメ、スズメ、カラス、アヒル、カモ、ハクチョウ、メ
ジロ、キジ、クジャクなどの鳥類、ヘビ、トカゲ、ヤモ
リなどの爬虫類、カメ、イモリ、カエルなどの両生類、
魚、タコ、イカ、ウニ、ヒトデ、エビ、カニ、貝、イソ
ギンチャク、ウミウシなどの魚介類、セミ、トンボ、バ
ッタ、コオロギ、カマキリ、コガネムシなどの昆虫類、
オキアミ、ミジンコ、ケイソウなどのプランクトン類な
どが挙げられる。これらの動物は全体を用いてもよい
し、脳、内臓などの一部組織のみを用いてもよい。ま
た、これらの動物はそのまま用いてもよいし、乾燥、加
熱、すりつぶし、粉砕などの加工をしたものを用いても
よいし、ゆで汁やあらなどを用いてもよい。これらの中
で好ましいものとしては、タコ、ヒトデ、ウシの脳、ブ
タの脳が挙げられる。
【0011】本発明で抽出溶媒として使用する有機溶媒
としては、原料およびスフィンゴ糖脂質と抽出中に反応
し、本発明の効果を損なうものでなければいかなるもの
でも使用できる。また、一種類の溶媒を単独で用いても
複数の溶媒を混合して用いても良い。かかる有機溶媒と
しては、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノ
ール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノ
ール、tert−ブタノールなどのアルコール類、ヘキサ
ン、ペンタン、ジエチルエーテル、クロロホルム、ジク
ロロメタン、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチルな
どが挙げられる。これらの中で好ましい例としては、メ
タノール、エタノール、ヘキサン、アセトンが挙げら
れ、特に好ましい例としてはメタノール、エタノールが
挙げられる。また、これらの有機溶媒で抽出する際には
抽出効率をあげるために例えば水、界面活性剤などの添
加物を本発明の効果を損なわない範囲で加えることがで
きる。
【0012】抽出に使用する有機溶媒の量は、原料とな
る動植物に対して望ましくは1〜30倍量程度、さらに
望ましくは1〜10倍量程度が良い。溶媒の使用量がこ
の範囲未満であれば、原料全体に溶媒が行き渡らず、抽
出が不十分になる恐れがあり、この範囲を超える量の溶
媒を添加してももはや抽出量に影響はなく、後の濃縮工
程での溶媒除去作業の負担が増えるのみである。
【0013】抽出温度は、使用する溶媒の沸点にもよる
が、好ましくは、0〜80℃、さらに好ましくは室温程
度から60℃の範囲がよい。抽出温度がこの範囲以下で
あれば、抽出効率が低下し、この範囲以上の温度をかけ
ても抽出効率に大きな影響はなく、いたずらにエネルギ
ー使用量が増えるのみである。
【0014】抽出時間は、1〜48時間、好ましくは2
〜20時間である。抽出時間がこの範囲より短いと、十
分に抽出が行われず、この範囲を超えていたずらに長く
時間をかけて抽出を行っても、もはや抽出量の増大は見
込めない。
【0015】なお、抽出操作は1回のみの回分操作に限
定されるものではない。抽出後の残渣に再度新鮮な溶媒
を添加し、抽出操作を施すこともできるし、抽出溶媒を
複数回抽出原料に接触させることも可能である。すなわ
ち、抽出操作としては、回分操作、半連続操作、向流多
段接触操作のいずれの方式も使用可能である。また、ソ
ックスレー抽出など公知の抽出方法を使用してもよい。
【0016】本発明においては、抽出操作を行った後、
抽出残渣を分離除去する。分離の方法は特に限定され
ず、例えば吸引ろ過、フィルタープレス、シリンダープ
レス、デカンター、遠心分離器、ろ過遠心機などの公知
の方法を用いることができる。
【0017】このようにして得られた抽出液は濃縮工程
に送られる。濃縮方法は特に限定されず、例えばエバポ
レーターのような減圧濃縮装置や加熱による溶媒除去な
どにより、濃縮することができる。
【0018】本発明においては、次に疎水性カラムクロ
マトグラフィーを用いて精製を行なうが、それに先立ち
別の方法で精製操作を行なっておくことは純度を高める
ために好ましい。事前の精製操作としては、例えば、水
や有機溶媒による洗浄、アルカリ性溶液による洗浄、カ
ラムクロマトグラフィーによる精製、活性炭などを通す
方法、極性の異なる溶媒による分配、再結晶法などが挙
げられる。これらの中で水による洗浄、アルカリ性水溶
液による洗浄が好ましく、これらは従来公知の方法によ
り行えばよい。
【0019】本発明において用いられる疎水性カラムク
ロマトグラフィーは、疎水性相互作用によって吸着脱離
をするものであり、特に限定されないが、細孔を有する
多孔性樹脂を用いるもの、表面に官能基を結合した樹脂
を用いるものなどを含む。市販されている樹脂として
は、三菱化学(株)製のダイヤイオンシリーズやセパビー
ズシリーズ、オルガノ(株)製のアンバーライトXADシリ
ーズ、生化学工業(株)製のセルロファインシリーズやギ
ガパイトシリーズ、アマファム・ファルマシアのセファ
デックスシリーズ、室町化学(株)のダウエックスシリー
ズやムロマックシリーズ、バイエルジャパン(株)製のレ
バチットシリーズなどがある。これらの樹脂は単独で使
用しても良いし、2種類以上を混合して使用しても良
い。また、2本以上のカラムを連結して使用しても良
く、それぞれのカラムに異なる樹脂が充填されていても
良い。
【0020】使用する樹脂の量は特に限定されないが、
処理する抽出物1gに対して0.001L〜100Lが好
ましく、0.01L〜1Lがより好ましい。樹脂の量が
0.001Lより少ない場合は分離が不十分で純度が高
くならない問題があり、100Lより多い場合は大量の
展開溶媒が必要になり、製造コストが著しく高くなる問
題がある。
【0021】使用するカラムの内径や長さは特に限定さ
れず、処理する抽出物の量や樹脂の量に見合ったカラム
を選定すればよい。カラムへの樹脂の充填方法は、樹脂
をカラムに充填後展開溶媒を導入する乾燥法、樹脂と展
開溶媒をあらかじめ混合したものを流し入れる湿潤法の
いずれも用いることができるが、展開溶媒により樹脂が
膨潤あるいは収縮するものが多いことから湿潤法を用い
ることが好ましい。
【0022】本発明において疎水性カラムクロマトグラ
フィーで用いられる展開溶媒は、使用する樹脂によって
適するものが異なる傾向にあるが、一般的にはスフィン
ゴ糖脂質が溶解し、樹脂に悪影響を及ぼさないものなら
ば特に限定されない。かかる溶媒として好ましいものに
は、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、tert−ブタノールなどのアルコール類、ヘキサン、
ペンタン、ジエチルエーテル、クロロホルム、ジクロロ
メタン、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、水な
どが挙げられる。これらの中で好ましい例としては、メ
タノール、エタノール、ヘキサン、アセトン、水が挙げ
られ、特に好ましい例としてはメタノール、エタノー
ル、水が挙げられる。また、これらの溶媒は単独で使用
しても良いし、2種類以上の溶媒を混合して用いても良
い。
【0023】カラムへの抽出物のアプライは、抽出物を
1倍〜50倍の溶媒に溶解させた状態ですることが好ま
しい。抽出物のアプライ後、所定の溶媒を樹脂100ml
当り、0.02〜20ml/分の流速で流し、展開するこ
とが好ましい。
【0024】次に、疎水性カラムクロマトグラフィーで
処理したスフィンゴ糖脂質を回収する。カラムからの流
出液にスフィンゴ糖脂質が含まれているかを確認するに
は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いる
方法や紫外分光光度計を用いる方法、光散乱検出器を用
いる方法などがある。TLC法は、所定量の試料をシリカ
ゲルプレートにアプライし、クロロホルム:メタノー
ル:水系などの混合溶媒の入った展開槽に導入し、展開
する。展開後はシリカゲルプレートをドライヤーなどで
乾燥し、硫酸噴霧して加熱することによって発色し、ス
フィンゴ糖脂質のスポットの発色によって確認すること
ができる。紫外分光光度計を用いる場合には、250n
m〜280nmの波長で吸収ピークを観測し、確認する
ことができる。光散乱検出器を用いる場合でも紫外分光
光度計の場合と同様にして確認することができる。除去
されるべきステロール配糖体も同様の方法で測定するこ
とができる。
【0025】スフィンゴ糖脂質が高純度で含まれている
ことを確認したら、その流出液を混合し、溶媒を留去し
てスフィンゴ糖脂質を濃縮することができる。濃縮する
方法は、本発明の効果を損なうものでなければいかなる
方法も使用することができる。例えばエバポレーターの
ような減圧濃縮装置やエバポール(大川原製作所)のよう
な遠心式薄膜真空蒸発装置を用いたり、加熱による溶剤
除去などにより濃縮することができる。濃縮したもの
は、真空乾燥機などを用いて溶媒を除去し、スフィンゴ
糖脂質を得ることができる。
【0026】上で述べたような本発明の方法により得ら
れた精製物には、望ましくはスフィンゴ糖脂質が50〜
100質量%含有され、かつステロール配糖体が5質量
%以下含有されることになる。スフィンゴ糖脂質含量が
50質量%より低い場合は、食品や化粧品の添加物とし
て使用する際に多量の添加が必要であったり、不純物を
含有するために水や油性原料への分散が困難になった
り、効果が低減する可能性がある。
【0027】ここで、スフィンゴ糖脂質の含有量および
ステロール配糖体の含有量は以下の方法により得られた
値をいう。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(Wate
rs製 LC Module 1)により、カラムはGLサイエンス社
製Inertsil SIL 100Aを用いた。抽出物をクロロホ
ルム:メタノール=9:1(容量比)に溶解し、液クロカ
ラムにアプライした後、クロロホルム:メタノール=
9:1(容量比)を用い、流速1.0ml/分で25℃で溶
出した。検出には光散乱検出器(ALLTECH社製 500EL
SD)を用いた。
【0028】スフィンゴ糖脂質の標準物質としては、こ
んにゃくトビ粉に2倍量のエタノールを加えて室温で2
時間攪拌して抽出した抽出物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーとPLCプレートを用いて精製し、上記の
液クロの条件で他のピークがないことを確認したこんに
ゃく由来グルコシルセラミドを用いた。ステロール配糖
体の標準物質としては、Lorodan Fine Chemicals社製の
ステリルグリコシドを用いた。
【0029】本発明においては、さらにスフィンゴ糖脂
質の純度を向上させるために処理を行ってもよい。その
ような方法としては、シリカゲルカラム、修飾シリカゲ
ルカラム、疎水性カラムなどのクロマトグラフィーを用
いる方法、再結晶法、真空蒸留法などが挙げられる。こ
れらの中で好ましい例としては、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー法、再結晶法が挙げられ、これらは従来
から知られている方法が用いられる。
【0030】本発明により得られたスフィンゴ糖脂質含
有物は、そのまま化粧品、入浴剤、養毛料、毛髪処理
剤、皮膚洗浄料、毛髪洗浄料、美爪料、健康食品、医薬
品などに添加することができる。また、従来公知の方法
で水分散液、油分散液、粉末、錠剤、ソフトカプセル、
エタノール溶液などに加工して使用してもよい。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。まず、以下の実施例において用いた測定装置、測
定方法について説明する。 (1)スフィンゴ糖脂質およびステロール配糖体の定性
方法 スフィンゴ糖脂質の定性にはシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(TLC)を使用した。所定量の試料をシリカゲ
ルプレート(メルク社製Sillicagel60F254タイプ、
層厚0.5mm)にアプライし、クロロホルム:メタノー
ル:水=87:13:2(容量比)の展開槽に導入し、展
開した。展開後はシリカゲルプレートをドライヤーなど
で乾燥し、硫酸噴霧して加熱することによって発色し
た。
【0032】(2)スフィンゴ糖脂質およびステロール
配糖体の定量方法 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(Waters製 LC M
odule 1)を用い、カラムはGLサイエンス社製Inertsil
SIL 100Aを用いた。溶媒はクロロホルム:メタノー
ル=9:1(容量比)を用い、流速1.0ml/分で25℃
で測定した。検出には光散乱検出器(ALLTECH社製 50
0ELSD)を用いた。スフィンゴ糖脂質の標準物質として
は、こんにゃくトビ粉に2倍量のエタノールを加えて室
温で2時間攪拌して抽出した抽出物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーとPLCプレートを用いて精製し、
上記の液クロの条件で他のピークがないことを確認した
こんにゃく由来グルコシルセラミドを用いた。ステロー
ル配糖体の標準物質としては、Lorodan Fine Chemicals
社製のステリルグリコシドを用いた。
【0033】製造例1 こんにゃくトビ粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタ
ノール2Lを加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ
過により抽出液と残渣を分離した。抽出液をエバポレー
ターにより濃縮し、茶褐色の蝋状濃縮物10.7gを得
た。これを上記の定性、定量方法に基づいて測定したと
ころ、TLCによってスフィンゴ糖脂質のスポットが検出
され、HPLCによってスフィンゴ糖脂質が0.55g、ス
テロール配糖体が0.86g含有されていることがわか
った。トビ粉抽出物中のスフィンゴ糖脂質の純度は5.
1質量%であり、ステロール配糖体が8.0質量%含ま
れていた。
【0034】製造例2 小麦粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノール2Lを
加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過により抽出
液と残渣を分離した。抽出液をエバポレーターにより濃
縮し、褐色の蝋状濃縮物6.8gを得た。これを上記の
定性、定量方法に基づいて測定したところ、TLCによっ
てスフィンゴ糖脂質のスポットが確認され、HPLCによっ
て定量したスフィンゴ糖脂質は0.05g、ステロール
配糖体は0.11gであった。小麦粉抽出物中のスフィ
ンゴ糖脂質の純度は0.7質量%であり、ステロール配
糖体が1.6質量%含まれていた。
【0035】製造例3 製造例1において得られたトビ粉抽出物10.0gを2
0.0gのエタノールに溶解させ、0.4mol/Lの水酸
化カリウムの水性メタノール溶液500mlの中に攪拌
しながら導入した。そのまま2時間攪拌した後、水50
0ml、クロロホルム500mlを導入し、激しく攪拌
した後静置し、クロロホルム層を回収した。エバポレー
ターでクロロホルムを留去してスフィンゴ糖脂質含有物
6.2gを得た。HPLCで測定したスフィンゴ糖脂質の含
有量は0.53g、ステロール配糖体の含有量は0.8
2gであった。アルカリ処理後のスフィンゴ糖脂質の純
度は8.5質量%まで向上し、13.2質量%のステロ
ール配糖体が含まれていた。
【0036】実施例1 内径5cm、長さ50cmのガラス製のエンプティカラ
ムに、メタノール中で十分に膨潤させた生化学工業製HP
−セルロファインを30cmの高さまで湿式充填した。
メタノール1Lを流した後、メタノールの液面が樹脂の
上端まで達したときに製造例1で得られたトビ粉抽出物
2.9gをメタノールに溶解して10mlにしたものを
導入した。続いてメタノールを流速10.0ml/分で
流し、流出液を20mlずつ分けて回収した。回収した
流出液を薄層クロマトグラフィーによって分析した結
果、最初から220mlには何も含まれておらず、その
後80mlにスフィンゴ糖脂質が濃いスポットで観測さ
れた。この80mlを集めて溶媒を留去したところ、
0.27gの茶褐色ペースト状物質が得られた。HPLCに
よってスフィンゴ糖脂質とステロール配糖体の含有量を
求めたところスフィンゴ糖脂質が0.14gであり、ス
テロール配糖体はピークが見られなかった。得られた抽
出物のスフィンゴ糖脂質純度は52質量%となった。
【0037】実施例2 実施例1においてアプライした製造例1で得られたトビ
粉抽出物2.9gのかわりに、製造例2で得られた小麦
粉抽出物6.0gをアプライして同様の操作を行った。
回収した流出液を薄層クロマトグラフィーによって分析
した結果、最初から220mlには何も含まれておら
ず、その後40mlにスフィンゴ糖脂質が濃いスポット
で観測された。この40mlを集めて溶媒を留去したと
ころ、0.08gの乳白色ペースト状物質が得られた。
HPLCによってスフィンゴ糖脂質とステロール配糖体の含
有量を求めたところスフィンゴ糖脂質が0.04gであ
り、ステロール配糖体はピークが見られなかった。得ら
れた抽出物のスフィンゴ糖脂質純度は50質量%となっ
た。
【0038】実施例3 実施例1においてアプライした製造例1で得られたトビ
粉抽出物2.9gのかわりに、製造例3で得られたアル
カリ処理物3.0gをアプライして同様の操作を行っ
た。回収した流出液を薄層クロマトグラフィーによって
分析した結果、最初から220mlには何も含まれてお
らず、その後60mlにスフィンゴ糖脂質が濃いスポッ
トで観測された。この60mlを集めて溶媒を留去した
ところ、0.32gの淡黄色ペースト状物質が得られ
た。HPLCによってスフィンゴ糖脂質とステロール配糖体
の含有量を求めたところスフィンゴ糖脂質が0.25g
であり、ステロール配糖体はピークが見られなかった。
得られた抽出物のスフィンゴ糖脂質純度は78質量%と
なった。
【0039】実施例4 内径5cm、長さ50cmのガラス製のエンプティカラ
ムに、メタノールと十分混合した三菱化学製ダイヤイオ
ンHP−20を30cmの高さまで湿式充填した。メタノ
ール1Lを流した後、メタノールの液面が樹脂の上端ま
で達したときに製造例3で得られたアルカリ処理物3.
0gをメタノールに溶解して10mlにしたものを導入
した。続いてメタノールを流速10.0ml/分で流
し、流出液を20mlずつ分けて回収した。回収した流
出液を薄層クロマトグラフィーによって分析した結果、
最初から200mlには何も含まれておらず、その後5
40mlにはスフィンゴ糖脂質のスポットは無かったが
他の不純物が流出していた。その後の600mlにはス
フィンゴ糖脂質が濃いスポットで観測された。この60
0mlを集めて溶媒を留去したところ、0.24gの茶
褐色ペースト状物質が得られた。HPLCによってスフィン
ゴ糖脂質とステロール配糖体の含有量を求めたところス
フィンゴ糖脂質が0.21gであり、ステロール配糖体
が0.01gであった。得られた抽出物のスフィンゴ糖
脂質純度は88質量%となり、ステロール配糖体は4質
量%含まれていた。
【0040】応用例1 内径2cm、長さ50cmのガラス製のエンプティカラ
ムにシリカゲル(ナカライテスク社製シリカゲル60、
70〜230メッシュ)を30cmの高さまで充填し、
酢酸エチル:メタノール=95:5の混合溶媒1Lを流
した。展開溶媒の液面が樹脂の上端まで達したときに実
施例3の方法で得られたスフィンゴ糖脂質1.0gを上
記混合溶媒に溶解して3mlにしたものを導入した。続
いて同じ展開溶媒を流速5.0ml/分で流し、流出液
を20mlずつ分けて回収した。回収した流出液を薄層
クロマトグラフィーによって分析した結果、最初から1
00mlには何も含まれておらず、その後400mlに
はスフィンゴ糖脂質のスポットは無かったが他の不純物
が流出していた。その後の800mlにはスフィンゴ糖
脂質が濃いスポットで観測された。この800mlを集
めて溶媒を留去したところ、0.51gの茶褐色ペース
ト状物質が得られた。HPLCによってスフィンゴ糖脂質含
有量を求めたところ0.51gであり、得られた抽出物
のスフィンゴ糖脂質純度は100質量%となった。
【0041】比較例1 内径2cm、長さ50cmのガラス製のエンプティカラ
ムにシリカゲル(ナカライテスク社製シリカゲル60、
70〜230メッシュ)を30cmの高さまで充填し、
酢酸エチル:メタノール=95:5の混合溶媒1Lを流
した。展開溶媒の液面が樹脂の上端まで達したときに製
造例3で得られたアルカリ処理物1.0gを上記混合溶
媒に溶解して3mlにしたものを導入した。続いて同じ
展開溶媒を流速5.0ml/分で流し、流出液を20m
lずつ分けて回収した。回収した流出液を薄層クロマト
グラフィーによって分析した結果、最初から100ml
には何も含まれておらず、その後400mlにはスフィ
ンゴ糖脂質のスポットは無かったが他の不純物が流出し
ていた。その後の1000mlにはスフィンゴ糖脂質と
ステロール配糖体が濃いスポットで観測された。この1
000mlを集めて溶媒を留去したところ、0.18g
の茶褐色ペースト状物質が得られた。HPLCによってスフ
ィンゴ糖脂質とステロール配糖体の含有量を求めたとこ
ろスフィンゴ糖脂質が0.10gであり、ステロール配
糖体は0.08gであった。得られた抽出物のスフィン
ゴ糖脂質純度は56質量%であったが、ステロール配糖
体を44%も含有していた。
【0042】比較例2 比較例1のシリカゲルカラム処理によって得られた処理
物1.0gを、さらにもう一度、比較例1と同様にシリ
カゲルカラムで精製した。回収した流出液を薄層クロマ
トグラフィーによって分析した結果、最初から100m
lには何も含まれておらず、その後250mlにはスフ
ィンゴ糖脂質のスポットは無かったが他の不純物が流出
していた。その後の1200mlにはスフィンゴ糖脂質
とステロール配糖体が濃いスポットで観測された。この
1200mlを集めて溶媒を留去したところ、0.64
gの茶褐色ペースト状物質が得られた。HPLCによってス
フィンゴ糖脂質とステロール配糖体の含有量を求めたと
ころスフィンゴ糖脂質が0.38gであり、ステロール
配糖体は0.26gであった。得られた抽出物のスフィ
ンゴ糖脂質純度は60質量%であったがステロール配糖
体が40質量%とほとんど除去できなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、スフィンゴ糖脂質を高
濃度に含有する抽出物を、簡便、安価に製造することが
でき、得られたスフィンゴ糖脂質の精製物は化粧品や健
康食品、医薬品として好適に使用され、少量の添加で、
多大な効果が得られるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動植物から有機溶剤によってスフィンゴ
    糖脂質を含む抽出物を抽出した後、疎水性カラムクロマ
    トグラフィーを用いてスフィンゴ糖脂質を精製すること
    を特徴とするスフィンゴ糖脂質の精製方法。
  2. 【請求項2】 精製物のスフィンゴ糖脂質含量が50〜
    100質量%であり、かつステロール配糖体含量が5質
    量%以下であることを特徴とする請求項1記載のスフィ
    ンゴ糖脂質の精製方法。
JP2002025511A 2002-02-01 2002-02-01 スフィンゴ糖脂質の精製方法 Pending JP2003221592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025511A JP2003221592A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 スフィンゴ糖脂質の精製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002025511A JP2003221592A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 スフィンゴ糖脂質の精製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003221592A true JP2003221592A (ja) 2003-08-08

Family

ID=27747647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002025511A Pending JP2003221592A (ja) 2002-02-01 2002-02-01 スフィンゴ糖脂質の精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003221592A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005120321A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd スフィンゴ糖脂質の製造方法
WO2005051406A1 (ja) * 2003-11-28 2005-06-09 Takara Bio Inc. セラミダーゼ阻害剤
JP2006104351A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Unitika Ltd スフィンゴ糖脂質含有組成物およびその製造方法
JP2006232967A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Umeda Jimusho:Kk 複合脂質画分、それから単離されたヒト型スフィンゴミエリンとプラズマローゲンならびにこれらを含む機能性食品素材、医薬品素材および化粧品素材
JP2007308424A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Oshima Tsubaki Honpo:Kk ツバキセラミドの抽出方法、および皮膚・頭髪化粧料
JP2008274106A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Unitika Ltd スフィンゴ脂質含有組成物の製造方法
JP2009263518A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Mitsumaru Kagaku Kk プラズマローゲン含有脂質の抽出方法及び分離方法
JP2012135244A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 South Product:Kk 柑橘エキスおよびその製造方法
WO2012150683A1 (ja) 2011-05-02 2012-11-08 株式会社 興人 酵母エキス抽出残渣の利用法
JP2014224063A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 オルガノ株式会社 高純度セレブロシドの製造方法
JP2016053008A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 株式会社岡安商店 桃抽出物及びその製造方法
WO2023120686A1 (ja) 2021-12-24 2023-06-29 雪国アグリ株式会社 水溶性こんにゃく芋抽出物、およびその製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503263B2 (ja) * 2003-10-20 2010-07-14 日本甜菜製糖株式会社 スフィンゴ糖脂質の製造方法
JP2005120321A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd スフィンゴ糖脂質の製造方法
WO2005051406A1 (ja) * 2003-11-28 2005-06-09 Takara Bio Inc. セラミダーゼ阻害剤
JP2006104351A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Unitika Ltd スフィンゴ糖脂質含有組成物およびその製造方法
JP2006232967A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Umeda Jimusho:Kk 複合脂質画分、それから単離されたヒト型スフィンゴミエリンとプラズマローゲンならびにこれらを含む機能性食品素材、医薬品素材および化粧品素材
JP2007308424A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Oshima Tsubaki Honpo:Kk ツバキセラミドの抽出方法、および皮膚・頭髪化粧料
JP2008274106A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Unitika Ltd スフィンゴ脂質含有組成物の製造方法
JP2009263518A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Mitsumaru Kagaku Kk プラズマローゲン含有脂質の抽出方法及び分離方法
JP2012135244A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 South Product:Kk 柑橘エキスおよびその製造方法
WO2012150683A1 (ja) 2011-05-02 2012-11-08 株式会社 興人 酵母エキス抽出残渣の利用法
CN103338659A (zh) * 2011-05-02 2013-10-02 兴人生命科学株式会社 酵母抽提物的提取残渣的利用方法
JP2014224063A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 オルガノ株式会社 高純度セレブロシドの製造方法
JP2016053008A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 株式会社岡安商店 桃抽出物及びその製造方法
WO2023120686A1 (ja) 2021-12-24 2023-06-29 雪国アグリ株式会社 水溶性こんにゃく芋抽出物、およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Murador et al. Bioavailability and biological effects of bioactive compounds extracted with natural deep eutectic solvents and ionic liquids: Advantages over conventional organic solvents
Jiang et al. Extraction, purification and applications of curcumin from plant materials-A comprehensive review
Gullón et al. Smart advanced solvents for bioactive compounds recovery from agri-food by-products: A review
Ferarsa et al. Recovery of anthocyanins and other phenolic compounds from purple eggplant peels and pulps using ultrasonic-assisted extraction
Castro-Muñoz et al. Up-to-date strategies and future trends towards the extraction and purification of Capsaicin: A comprehensive review
Kazan et al. Supercritical fluid extraction of Prunus persica leaves and utilization possibilities as a source of phenolic compounds
JP2003221592A (ja) スフィンゴ糖脂質の精製方法
Wei et al. Kinetic studies for ultrasound-assisted supercritical carbon dioxide extraction of triterpenic acids from healthy tea ingredient Hedyotis diffusa and Hedyotis corymbosa
WO2002012159A1 (fr) Procede de production d'acide oleanolique et/ou d'acide maslinique
JP2012092032A (ja) セラミド産生促進剤
Ferreira et al. Enhanced extraction and biological activity of 7-hydroxymatairesinol obtained from Norway spruce knots using aqueous solutions of ionic liquids
US20180256483A1 (en) Skincare product containing hermetia illucens extract
CN101815498A (zh) 木酚素化合物用于抗皱治疗的用途
Calvo et al. Fractionation of biologically active components of grape seed (Vitis vinifera) by supercritical fluid extraction
Ong Extraction of essential oil from orange peels
Reungoat et al. Extraction and purification processes of sinapic acid derivatives from rapeseed and mustard seed by-products
JP2003231640A (ja) アトピー性皮膚炎治療剤
KR101584354B1 (ko) 신체세정용 비누의 제조방법
CN104000935A (zh) 一种从马铃薯皮渣中提取抗氧化酚酸的方法
JPH0948969A (ja) 柑橘果実由来の抗酸化性物質
KR101484175B1 (ko) 양파 부산물로부터 퀘르세틴을 대량으로 분리, 정제하는 방법
CN109536278A (zh) 板栗壳斗低分子量多酚提取物的酯化方法及油脂抗氧化剂
JP2008061507A (ja) 肉臭改善剤、これを用いた肉臭改善方法及び食肉製品
CN112603842A (zh) 一种蔷薇花活性提取物及其应用
CN106667857A (zh) 一种微波辅助提取面膜用白木瓜提取液的制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070327

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02