JP2003215506A - 眼鏡のテンプル連結構造 - Google Patents

眼鏡のテンプル連結構造

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JP2003215506A JP2002012080A JP2002012080A JP2003215506A JP 2003215506 A JP2003215506 A JP 2003215506A JP 2002012080 A JP2002012080 A JP 2002012080A JP 2002012080 A JP2002012080 A JP 2002012080A JP 2003215506 A JP2003215506 A JP 2003215506A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンプルの開閉が甘くなりにくいテンプル連
結構造を、その組み立て能率の向上と製造コストの低減
を図って構成する。 【解決手段】 ヨロイ6の内面側の上下に突設した連結
片9,10間に、テンプル11の連結部12を挿入し、
上下の連結片9,10と、連結部12とを枢着すること
によりテンプル11を開閉可能とする。上下の連結片
9,10に、後方に向け開放する、円弧状の内周面を有
する軸孔17を設け、又テンプル11の連結部12の上
下に、軸孔17に嵌合して回動し得る軸部19を突設す
る。又上下の連結片9,10間に凹部20を設け、該凹
部20にバネ部材21を嵌め入れる。テンプル11が展
開状態から折り畳み方向に、或いは折り畳み状態から展
開方向に回動する際、連結部12が、バネ部材21の弾
性変形部22を弾性的に変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡のテンプル連結
構造に関するものである。より詳しくは、テンプルの開
閉が甘くなりにくいテンプル連結構造を、その組み立て
作業能率の向上と製造コストの低減を図って構成できる
眼鏡のテンプル連結構造に関するものであり、又、所要
の屈曲状態にあるテンプルを折り畳み状態又は展開状態
に向けて急速に回動可能となされた眼鏡のテンプル連結
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テンプルの開閉が甘くなりにくいように
構成され、又、所要の屈曲状態にあるテンプルを、それ
がレンズ部に重なるように折り畳まれた折り畳み状態、
又はレンズ部の後方に突出する展開状態に向けて急速に
回動するように構成された眼鏡のテンプル連結構造の一
例としては、例えば図97〜99に示すものが提案され
ている。
【0003】該テンプル連結構造aは、ヨロイbに設け
たヨロイ側連結片cと、テンプルdに設けたテンプル側
連結片eを互いに組み合わせた構成を有する。そして該
ヨロイ側連結片cは、ヨロイbの内面から離れた位置で
突出する連結部fを有し、該連結部fに長孔gが設けら
れている。一方前記テンプル側連結片eは、テンプルの
内面側に突設された箱状支持台hを以って構成されてお
り、該箱状支持台hには、その後端で固定されて前方で
突出する、前端が自由端とされた板バネjが突設されて
いる。そして、該板バネjの前端側部分kが前記連結部
fの外面に当接した状態でテンプルdは展開状態を呈
し、この状態で、テンプル側連結片eの軸孔と前記長孔
gを挿通する連結軸mで、連結片c,e相互が枢着され
ている。
【0004】そしてテンプルdを折り畳む動作は、前記
連結部fの先端角部nが前記板バネjの前端側部分kに
当たって該板バネjの弾性変形を生じさせて行なわれ
る。該テンプルdが、図97に示すようにある程度まで
屈曲されると、該テンプルdは、板バネjの付勢作用に
よって、図97に矢印F1で示す方向に弾性的に急速に
回動せしめられ、最終的には図99に示すように、テン
プルdがレンズ部に重なる折畳み状態となる。逆にこの
折畳み状態からテンプルdを開く際は、該テンプルdを
図97に示すようにある程度まで開くと、前記板バネj
の付勢作用によって、図97に矢印F2で示す方向に弾
性的に急速に回動せしめられ、最終的には図97に示す
ように、テンプルdが展開状態となり得る構成のもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記構成
のテンプル連結構造によるときには、ヨロイbに対する
テンプルdの連結手段とは別個に、前記板バネjを前記
箱状支持台hにロウ付等の手段で固着しなければなら
ず、又テンプル連結のために前記長孔gを精密に形成し
なければならず、かかることから連結構造が複雑となっ
て、組み立てに手間を要し製造コストの上昇を招く問題
があった。
【0006】又前記構成のテンプル連結構造によるとき
は、テンプルの開閉が繰り返されて板バネのバネ作用が
劣化した場合には、該板バネを箱状支持台から分離しな
ければならないが、板バネがロウ付けされているとき
は、その分離が困難であるために修理が容易でなく、そ
のために新たな眼鏡を購入しなければならない不経済も
あった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みて開発された
ものであり、テンプルの開閉が甘くなりにくく、必要に
応じては、所定の屈曲状態にあるテンプルを折り畳み状
態又は展開状態に向けて急速に回動させることができて
眼鏡の取り扱い性を向上でき、しかも連結構造の組立て
の容易な眼鏡のテンプル連結構造の提供を目的とするも
のである。更に進んで、連結構造の分解を可能として、
修理を容易とした眼鏡のテンプル連結構造の提供を目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決ため、本
発明は以下の手段を採用する。即ち、本発明に係る眼鏡
のテンプル連結構造(以下テンプル連結構造と言う)
は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上下に突設し
た連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、該上下の連
結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テン
プルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
て、 前記上下の連結片には、後方に向けて開放する、
円弧状の内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記テ
ンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し
得る、前記枢軸としての軸部が突設されている。又前記
上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが規制
された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形部を
有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部材
は、前記連結部が連結されることによって内方への脱落
が阻止されている。又前記連結部は、前記テンプルが展
開状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記テ
ンプルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に、前
記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有するこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の他
の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上下に
突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、該上
下の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前
記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造で
あって、前記上下の連結片には、内方に向けて開放す
る、円弧状の内周面を有する軸孔が設けられる一方、前
記テンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回
動し得る、前記枢軸としての軸部が突設されている。又
前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
落が阻止されている。又前記連結部は、前記テンプルが
展開状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記
テンプルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に、
前記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有する
ことを特徴とするものである。
【0010】本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造のそ
の他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に突
設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下の
連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テ
ンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
て、前記上下の連結片には、前方に向けて開放する、円
弧状の内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記ヨロ
イの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
る、前記枢軸としての軸部が突設されている。前記上下
の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが規制され
た状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形部を有し
たバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部材は、前
記連結部が連結されることによって内方への脱落が阻止
されている。又前記連結部は、前記テンプルが展開状態
から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記テンプル
が折り畳み状態から展開方向に回動する際に前記弾性変
形部を外方に向けて押圧する押圧部を有することを特徴
とするものである。
【0011】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片には、内方に向けて開放する、
円弧状の内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記ヨ
ロイの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
る、前記枢軸としての軸部が突設されている。又前記上
下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが規制さ
れた状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形部を有
したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部材は、
前記連結部が連結されることによって内方への脱落が阻
止されている。又前記連結部は、前記テンプルが展開状
態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記テンプ
ルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に前記弾性
変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有することを特
徴とするものである。
【0012】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
結構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び
上下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。又前記上下の連
結片の夫々には、上下対称の配置で、後方に向け開放す
る導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の前部に、連結片
先側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸
孔が連設され、前記テンプルの連結部の上下には、前記
軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の
軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入
れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に
押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、
前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置する内周面に
弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔からの
軸部の脱落が阻止されている。又前記連結部は、前記テ
ンプルが展開状態から折り畳み方向に回動する際に、及
び、前記テンプルが折り畳み状態から展開方向に回動す
る際に、前記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧部
を有することを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造のそ
の他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上
下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、
該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することによ
り、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結
構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び上
下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。又前記上下の連
結片の夫々には、上下対称の配置で、内方に向け開放す
る導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外部に、連結片
後側に向けて曲がるように、或いは連結片前側に向けて
曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔が連設さ
れ、前記テンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合
して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設
されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、
前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該
バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記軸部
が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置する部分
に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔から
の軸部の脱落が阻止されている。又前記連結部は、前記
テンプルが展開状態から折り畳み方向に回動する際に、
及び、前記テンプルが折り畳み状態から展開方向に回動
する際に、前記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧
部を有することを特徴とするものである。
【0014】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の夫々
には、上下対称の配置で、前方に向け開放する導入溝部
が設けられ且つ該導入溝部の後部に、連結片先側に向け
て曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔が連設さ
れ、前記ヨロイの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合し
て回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設さ
れており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前
記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バ
ネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記軸部が、
前記軸孔の連結片先側に位置する内周面に弾性的に押圧
される如くなし、これにより、軸孔からの軸部の脱落が
阻止されている。又前記連結部は、前記テンプルが展開
状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記テン
プルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に前記弾
性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有することを
特徴とするものである。
【0015】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の夫々
には、上下対称の配置で、内方に向け開放する導入溝部
が設けられ且つ該導入溝部の外部に、連結片後側に向け
て曲がるように、或いは連結片前側に向けて曲がるよう
に、円弧状の内周面を有する軸孔が連設され、前記ヨロ
イの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設されており、
該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が
前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のそ
の後の弾性復元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の
内周面で且つ連結片先側に位置する部分に弾性的に押圧
される如くなし、これにより、軸孔からの軸部の脱落が
阻止されている。又前記連結部は、前記テンプルが展開
状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記テン
プルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に前記弾
性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有することを
特徴とするものである。
【0016】前記各眼鏡のテンプル連結構造において、
前記連結部の上の軸部の上端に、前記上の連結片に設け
られている、上下貫通した軸孔の上端周縁部分を覆う如
く装飾片を設けるのがよい。この場合、前記連結部の下
の軸部の下端にも、前記下の連結片に設けられている、
上下貫通した軸孔の下端周縁部分を覆う如く装飾片を設
けるのがよい。
【0017】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
結構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び
上下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。又前記上下の連
結片の内面側の夫々には、上下対称の配置で、後方に向
け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の前部
に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧状の内周面
を有する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設け
られた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われてお
り、又前記テンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌
合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突
設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際
に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧
し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記
軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置する内周面に弾性
的に押圧される如くなし、これにより、軸孔からの軸部
の脱落が阻止されている。又前記連結部は、前記テンプ
ルが展開状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、
前記テンプルが折り畳み状態から展開方向に回動する際
に、前記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有
することを特徴とするものである。
【0018】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
結構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び
上下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。又前記上下の連
結片の内面側の夫々には、上下対称の配置で、内方に向
け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外部
に、連結片後側に向けて曲がるように、或いは連結片前
側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔
が連設されてなり、前記上の連結片に設けられた導入溝
部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われており、又前記テ
ンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し
得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設されてお
り、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結
部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材
のその後の弾性復元作用によって、前記軸部が、前記軸
孔の内周面で且つ連結片先側に位置する部分に弾性的に
押圧される如くなし、これにより、軸孔からの軸部の脱
落が阻止されている。又前記連結部は、前記テンプルが
展開状態から折り畳み方向に回動する際に、及び、前記
テンプルが折り畳み状態から展開方向に回動する際に、
前記弾性変形部を外方に向けて押圧する押圧部を有する
ことを特徴とするものである。
【0019】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
結構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び
上下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。前記上下の連結
片の内面側の夫々には、上下対称の配置で、後方に向け
開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の前部に、
連結片先側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有
する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設けられ
た導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われると共
に、前記下の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端
は下の覆い部で覆われており、又前記テンプルの連結部
の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸
としての円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記
導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材
を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復
元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に
位置する内周面に弾性的に押圧される如くなし、これに
より、軸孔からの軸部の脱落が阻止されている。又前記
連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み方向に
回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状態から
展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方に向け
て押圧する押圧部を有することを特徴とするものであ
る。
【0020】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
結構造であって、前記上下の連結片間に、前後方向及び
上下方向の動きが規制された状態で前記内面側に支持さ
れ、且つ弾性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配
設され、該バネ部材は、前記連結部が連結されることに
よって内方への脱落が阻止されている。又前記上下の連
結片の内面側の夫々には、上下対称の配置で、内方に向
け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外部
に、連結片後側に向けて曲がるように、或いは連結片前
側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔
が連設されてなり、前記上の連結片に設けられた導入溝
部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われると共に、前記下
の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端は下の覆い
部で覆われており、又前記テンプルの連結部の上下に
は、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての
円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部
に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に
弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用に
よって、前記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先
側に位置する部分に弾性的に押圧される如くなし、これ
により、軸孔からの軸部の脱落が阻止されている。又前
記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み方向
に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状態か
ら展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方に向
けて押圧する押圧部を有することを特徴とするものであ
る。
【0021】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の内面
側の夫々には、上下対称の配置で、前方に向け開放する
導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の後部に、連結片先
側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔
が連設されてなり、前記上の連結片に設けられた導入溝
部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われており、又前記ヨ
ロイの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設されており、
該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が
前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のそ
の後の弾性復元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の
連結片先側に位置する内周面に弾性的に押圧される如く
なし、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止されて
いる。又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折
り畳み方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り
畳み状態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を
外方に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする
ものである。
【0022】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の内面
側の夫々には、上下対称の配置で、内方に向け開放する
導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外部に、連結片後
側に向けて曲がるように、或いは連結片前側に向けて曲
がるように、円弧状の内周面を有する軸孔が連設されて
なり、前記上の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の上
端は上の覆い部で覆われており、又前記ヨロイの連結部
の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸
としての円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記
導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材
を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復
元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ
連結片先側に位置する部分に弾性的に押圧される如くな
し、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止されてい
る。又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り
畳み方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳
み状態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外
方に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とするも
のである。
【0023】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の内面
側の夫々には、上下対称の配置で、前方に向け開放する
導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の後部に、連結片先
側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸孔
が連設されてなり、前記上の連結片に設けられた導入溝
部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われると共に、前記下
の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端は下の覆い
部で覆われており、又前記ヨロイの連結部の上下には、
前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱
状の軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌
め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性
的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によっ
て、前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置する内周
面に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔か
らの軸部の脱落が阻止されるようになされている。又前
記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み方向
に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状態か
ら展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に向け
て押圧する押圧部を有することを特徴とするものであ
る。
【0024】又本発明に係る眼鏡のテンプル連結構造の
その他の態様は、テンプルの前側部分の内面側の上下に
突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
って、前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の
動きが規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾
性変形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該
バネ部材は、前記連結部が連結されることによって内方
への脱落が阻止されている。又前記上下の連結片の内面
側の夫々には、上下対称の配置で、内方に向け開放する
導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外部に、連結片後
側に向けて曲がるように、或いは連結片前側に向けて曲
がるように、円弧状の内周面を有する軸孔が連設されて
なり、前記上の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の上
端は上の覆い部で覆われると共に、前記下の連結片に設
けられた導入溝部と軸孔の下端は下の覆い部で覆われて
おり、又前記ヨロイの連結部の上下には、前記軸孔に嵌
合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突
設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際
に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧
し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記
軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置する
部分に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔
からの軸部の脱落が阻止されるようになされている。又
前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み方
向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状態
から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に向
けて押圧する押圧部を有することを特徴とするものであ
る。
【0025】前記各眼鏡のテンプル連結構造において、
展開状態にあるテンプルは、前記連結部が前記バネ部材
の弾性変形部を外方に向けて弾性変形させながら、更に
外方に開くことができるように構成するのがよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1〜3において本発明に係るテ
ンプル連結構造1は、眼鏡2のレンズ部3の外側部分5
に設けられて後方に突出するヨロイ6の前後方向所要部
位、例えば前後方向中央部の内面側7の上下に突出した
連結片9,10間に、テンプル11の前端側をなす連結
部12を挿入し、該上下の連結片9,10と該連結部1
2とを枢軸13で連結することにより、前記テンプル1
1を開閉可能としてなるものである。
【0027】前記上下の連結片9,10には、図3〜4
に示すように、上下対称の配置で、後方に向け開放する
導入溝部15を設け、且つ導入溝部15の前部に、連結
片先側に向けて曲がるように、円弧状の内周面16を有
する軸孔17を連設してなる。一方、前記テンプル11
の連結部12の上下には、前記軸孔17,17に嵌合し
て回動し得る円柱状の軸部19,19を突設してなり、
該軸部19,19が前記枢軸13を構成する。
【0028】又前記内面側7には、図4、図6に示すよ
うに、前記上下の連結片9,10間において、内方に開
放する、例えば前後に稍長い矩形状の凹部20が設けら
れ、該上下の連結片9,10は、該凹部20の前後方向
の略中央に位置している。そして該凹部20内には、テ
ンプルに付勢作用を与えるバネ部材21が嵌め入れられ
ている。
【0029】然して、前記軸部19を前記導入溝部15
を通して前記軸孔17に嵌め入れる際、図5に示すよう
に、前記連結部12が前記バネ部材21を外方に弾性的
に押圧し、該バネ部材21のその後の弾性復元作用によ
って、図6に示すように、前記軸部19が軸孔17の連
結片先側に位置する内周面16aに向けて弾性的に押圧
される如くなし、これにより、軸孔17からの軸部19
の脱落が阻止されるようになされている。即ち、軸部1
9が前記導入溝部15側に移動しようとしたした場合、
該軸部19と、連結片後側に位置する軸孔の内周面とし
ての係合面部18とが係合することによって、該軸部1
9の脱落が阻止され、これにより、テンプル11がヨロ
イ6から脱落するのが阻止されることになる。
【0030】そして、図6に示すように軸部19が軸孔
17に嵌合した状態で、両軸部19,19でテンプル1
1が回動可能となる。逆に、図5に示すと逆の操作によ
って上下の軸孔17,17から上下の軸部19,19を
取り外すことにより、連結部12を上下の連結片9,1
0から分離でき、これにより、バネ部材21を取り外し
て交換できる。
【0031】前記バネ部材21は、例えば図4に示すよ
うに、バネ性に富んだステンレス材を以って形成され、
矩形板状をなす弾性変形部22の前後端に脚部23,2
3を屈曲形成してなる。該脚部23,23はU字状乃至
V字状を呈し、該U字状部やV字状部が内方に開放する
ように、その一端縁25が前記弾性変形部22の前端及
び後端に連設されている。かかる構成を有するバネ部材
21は、図6に示すように、その前後の脚部23,23
の先端26,26が前記凹部20の底面27の前後で支
持され且つ両脚部の他端側29,29が前記凹部20の
前後面30,31に略当接した状態で、前記凹部20に
嵌め入れられており、この状態で前記弾性変形部22は
前記底面27から浮いた状態にあり、弾性変形部22の
内面32は前記ヨロイ6の内面33と略面一状態にあ
る。この嵌め入れられた状態にあるバネ部材21は、前
記凹部20と前記連結部12との間で拘束されて脱落が
阻止されている。
【0032】そして前記連結部12は、例えば図4、図
6に示すように、略直角をなす第1の係合面35と第2
の係合面36を有しており、該第1の係合面35は、テ
ンプル11が図6に示す展開状態において、前記弾性変
形部の内面32に当接できる。又前記第2の係合面36
は、テンプル11が図6に一点鎖線で示す折り畳み状態
において、前記弾性変形部の内面32に当接できる。
【0033】従って、前記展開状態にあるテンプル11
が、折り畳み方向に回動せしめられるに伴い、前記第1
の係合面35と第2の係合面36との間をなす角部とし
ての押圧部37が前記弾性変形部22を、図7に示すよ
うに外方に向け押圧して弾性変形させる。そして該弾性
変形部22のその後の弾性復元作用によって、テンプル
11は折り畳み方向に急速に回動せしめられ、図6に一
点鎖線で示し、又図2に示す折り畳み状態で、弾性変形
部22の内面32が前記第2の係合面36と当接でき
る。なお本実施の形態においては、前記弾性変形部22
が第1の係合面35又は第2の係合面36を弾性的に押
圧した状態となるように構成されている。
【0034】然して、前記テンプルの開閉を所要のこわ
さで行なうことができると共に(この点は、以下の各実
施の形態において同様である)、展開状態にあるテンプ
ル11を折り畳むに伴い、該テンプル11は、前記押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図7の屈曲状態を経
た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によっ
て、図7に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回動せ
しめられ、テンプル11は最終的に、図2に示す如くレ
ンズ部3に折り畳まれた状態となる。本実施の形態にお
いては、この折り畳みは図2に示すように、テンプルの
先端39がレンズ部3に衝合しないように、該レンズ部
3から稍浮いた状態で止まるようになされている。逆
に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開するに伴
い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形部2
2を押圧する図7の屈曲状態を経た後、該弾性変形部2
2のその後の弾性復元作用によって、図7に矢印F2で
示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプル11は
最終的に図6に実線で示し、又図1に示す展開状態とな
る。
【0035】なお本実施の形態においては、図4に示す
ように、前記テンプル11の前端側の外面40が、前記
第1の係合面35の後端41を境として内方に凹んだ状
態にあるため、前記展開状態にあるテンプル11は図8
に示し、又図2に実線で示すように、外方に過大に開く
ことができ、前記第1の係合面35の後端部分をなす角
部分42が前記弾性変形部22を外方に向け押圧してこ
れを弾性的に変形させる。このように構成する結果、該
弾性変形部22の弾性復元作用により、過大に開いたテ
ンプル11が弾性的に復帰しようとすることに伴い、眼
鏡着用時において、側頭部に対するフイット性が得られ
ることとなる。
【0036】又本発明に係るテンプル連結構造1は、図
9に示すように、テンプル11の前側部分の外面43
が、前記第1の係合面35の延長として形成されること
がある。このように構成したときは、展開状態にあるテ
ンプル11は、その外面43が前記ヨロイ6の後端45
に支持された状態となるため、それよりも外方に開かれ
ることはない。従ってこの場合は、前記フィット性は得
られない。
【0037】図10は、前記凹部20にバネ部材21を
嵌め入れるタイプのテンプル連結構造1の他の態様を示
すものであり、該バネ部材21は、バネ性に富んだステ
ンレス材を以って形成され、矩形板状をなす弾性変形部
22の前後端に、凹部の底面27に向けて突出する脚部
23,23を屈曲形成してなる。該脚部23がU字状乃
至V字状を呈するものでない点で、前記と異なる。そし
て該バネ部材21は、前記凹部20に嵌め入れられた状
態で、その脚部23,23の先端部46,46が、前記
凹部20の前後面30,31の外端側に略当接してい
る。この嵌め入れられた状態にあるバネ部材21は、前
記連結部12に規制されて脱落が阻止されている。
【0038】然して、図10に実線で示す展開状態にあ
るテンプル11を折り畳むに伴い、該テンプル11は、
前記角部としての押圧部37が弾性変形部22を押圧す
る図11の屈曲状態を経た後、該弾性変形部22のその
後の弾性復元作用によって、図11に矢印F1で示す折
り畳み方向に急速に回動せしめられ、テンプル11は最
終的に、図10に一点鎖線で示すようにレンズ部3に折
り畳まれた状態となる。逆に、折り畳み状態にあるテン
プル11を展開するに伴い、該テンプル11は、前記押
圧部37が弾性変形部22を押圧する図11の屈曲状態
を経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用に
よって、図11に矢印F2で示す展開方向に急速に回動
せしめられ、テンプル11は最終的に図10に実線で示
す展開状態となる。該展開状態にあるテンプル11は、
図11に一点鎖線で示すように、弾性的に外方に過大に
開くことができるように構成するのがよいが、図9に示
すと同様にして、過大開きができないように構成される
こともある。
【0039】なお、テンプルの開閉が繰り返されること
によって前記バネ部材21のバネ性が劣化した場合にお
けるバネ部材21の交換は、上下の軸孔17,17から
上下の軸部19,19を取り外して前記連結部12を上
下の連結片9,10から分離することにより行うことが
できる。
【0040】又図12〜13は、前記凹部20にバネ部
材21を嵌め入れるタイプのテンプル連結構造1のその
他の態様を示すものであり、該バネ部材21は、バネ性
に富んだステンレス材を以って円弧状に形成されてお
り、前記凹部20に嵌め入れられた状態で、その先端部
47,47が前記凹部20の前後面30,31の外端側
に略当接している。この嵌め入れられた状態にあるバネ
部材21は、前記連結部12に規制されて脱落が阻止さ
れている。
【0041】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記角部としての押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図13の屈曲状態を
経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によ
って、図13に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回
動せしめられ、テンプル11は最終的に、図12に一点
鎖線で示すようにレンズ部3に折り畳まれた状態とな
る。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開する
に伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形
部22を押圧する図13の屈曲状態を経た後、該弾性変
形部22のその後の弾性復元作用によって、図13に矢
印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプ
ル11は最終的に図12に実線で示す展開状態となる。
該展開状態にあるテンプル11は、図13に一点鎖線で
示すように、弾性的に外方に過大に開くことができるよ
うに構成するのがよいが、図9に示すと同様にして、過
大開きができないように構成されることもある。なおバ
ネ部材21の交換は、前記と同様にして、上下の軸孔1
7,17から上下の軸部19,19を取り外し、前記連
結部12を上下の連結片9,10から分離して行うこと
ができる。
【0042】又図14〜15は、前記凹部20にバネ部
材21を嵌め入れるタイプのテンプル連結構造1のその
他の態様を示すものであり、該バネ部材21は、バネ性
に富んだステンレス材を以って形成され、前記凹部20
の底面27に当接する支持片部49と、前記連結部12
によって弾性変形せしめられる弾性変形部22とを具
え、該支持片部49と弾性変形部22の前端相互及び後
端相互が連結されてなる、前後に長い中空パイプ状に形
成されている。そして前記凹部20に嵌め入れられた状
態で、該バネ部材21の前記支持片部49の前後端5
0,51が前記凹部20の前後面30,31に略当接し
ている。この嵌め入れられた状態にあるバネ部材21
は、前記連結部12に規制されて脱落が阻止されてい
る。
【0043】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記角部としての押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図15の屈曲状態を
経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によ
って、図15に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回
動せしめられ、テンプル11は最終的に、図14に一点
鎖線で示すようにレンズ部3に折り畳まれた状態とな
る。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開する
に伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形
部22を押圧する図15の屈曲状態を経た後、該弾性変
形部22のその後の弾性復元作用によって、図15に矢
印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプ
ル11は最終的に図14に実線で示す展開状態となる。
該展開状態にあるテンプル11は、図15に一点鎖線で
示すように、弾性的に外方に過大に開くことができるよ
うに構成するのがよいが、図9に示すと同様にして、過
大開きができないように構成されることもある。なおバ
ネ部材21の交換は、前記と同様にして、上下の軸孔1
7,17から上下の軸部19,19を取り外し、前記連
結部12を上下の連結片9,10から分離して行うこと
ができる。
【0044】又図16〜17は、前記凹部20にバネ部
材21を嵌め入れるタイプのテンプル連結構造1のその
他の態様を示すものであり、該バネ部材21は、バネ性
に富んだステンレス材を以って形成され、前記凹部20
の底面27に当接する支持片部52の一端部に、該支持
片部52と略平行する弾性変形部22を連設してなるU
字状に形成されている。そして前記凹部20に嵌め入れ
られた状態で、前記支持片部52の前後端53,55が
前記凹部20の前後面30,31の外端側に略当接して
いる。この嵌め入れられた状態にあるバネ部材21は、
前記連結部12に規制されて脱落が阻止されている。
【0045】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記と同様、押圧部3
7が弾性変形部22を押圧する図17の屈曲状態を経た
後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によっ
て、図17に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回動
せしめられ、テンプル11は最終的に、図16に一点鎖
線で示すようにレンズ部3に折り畳まれた状態になる。
逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開するに伴
い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形部2
2を押圧する図17の屈曲状態を経た後、該弾性変形部
22のその後の弾性復元作用によって、図17に矢印F
2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプル1
1は最終的に図16に実線で示す展開状態となる。該展
開状態にあるテンプル11は、図17に示すように、弾
性的に外方に過大に開くことができるように構成するの
がよいが、図9に示すと同様にして、過大開きができな
いように構成されることもある。なおバネ部材21の交
換は、前記と同様にして、上下の軸孔17,17から上
下の軸部19,19を取り外し、前記連結部12を上下
の連結片9,10から分離して行うことができる。
【0046】図18〜19は、前記凹部20にバネ部材
21を嵌め入れるタイプのテンプル連結構造1のその他
の態様を示すものであり、該バネ部材21は、ゴム質弾
性素材からなり且つ前後に長いブロック状を呈し、その
前後の端面63,63が前記凹部20の前後面30,3
1に略当接した状態で該凹部20に嵌め入れられ、その
内面32はヨロイの内面33と略面一状態にある。この
嵌め入れられた状態にあるバネ部材21は、前記凹部2
0と前記連結部12との間で脱落不能に拘束されてい
る。
【0047】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が内面
側としての弾性変形部22を押圧する図19の屈曲状態
を経た後、該弾性変形部32のその後の弾性復元作用に
よって、図19に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に
回動せしめられ、テンプル11は最終的に、図18に一
点鎖線で示すように、レンズ部3に折り畳まれた状態と
なる。本実施の形態においては、この折り畳みは図2に
示すと同様に、テンプルの先端39がレンズ部3に衝合
しないように、該レンズ部3から稍浮いた状態で止まる
ようになされている。逆に、折り畳み状態にあるテンプ
ル11を展開するに伴い、該テンプル11は、前記押圧
部37が前記内面32を押圧する図19の屈曲状態を経
た後、該内面32のその後の弾性復元作用によって、図
19に矢印F2で示す展開方向に急速に回動せしめら
れ、テンプル11は最終的に図18に実線で示す展開状
態となる。
【0048】該展開状態にあるテンプル11は、図19
に示すように、弾性的に外方に過大に開くことができる
ように構成するのがよいが、図9に示すと同様にして、
外方に向けての過大開きができないように構成されるこ
ともある。なお前記バネ部材21の交換は、前記と同様
にして、上下の軸孔17,17から上下の軸部19,1
9を取り外し、前記連結部12を上下の連結片9,10
から分離して行うことができる。
【0049】図20〜22は、ヨロイ6側にバネ部材2
1を設けるテンプル連結構造1のその他の態様を示すも
のであり、ヨロイ6の前後方向所要部位、例えば、前後
方向中央部の内面側56の上下に突設した連結片9,1
0間に、テンプル11の前端側をなす連結部12を挿入
し、該上下の連結片9,10と該連結部12とを枢軸1
3で連結することにより、前記テンプル11を開閉可能
としてなるものである。該上下の連結片9,10と連結
部12とを枢軸13で連結する構成は、図5に基づいて
説明したところと同様に、テンプルの連結部12の上下
に突設した軸部19としての枢軸13を上下の連結片
9,10に設けた軸孔17,17に嵌合して行う。
【0050】前記内面側56には、図20〜21に示す
ように、上下の連結片9,10間において、内方に開放
する、例えば前後に稍長い矩形状の凹部57が設けら
れ、該上下の連結片9,10は、該凹部57の前後方向
の略中央に位置している。そして該凹部57の開放端の
前後に浅底の支持凹部59,59が連設されている。
【0051】前記バネ部材21は、例えば図20に示す
ように、バネ性に富んだステンレス材を以って、前後に
長い矩形板状に形成され、その両端部分60,60が前
記前後の支持凹部59,59に嵌め入れられてヨロイ6
に支持されている。この状態で、前記バネ部材の中間部
分としての弾性変形部22は前記凹部57の底面61か
ら浮いた状態にあり、弾性変形部22の内面32はヨロ
イの内面33と略面一状態にある。このように支持凹部
59,59に支持された状態のバネ部材21は、前記支
持凹部59と前記連結部12との間で拘束されて脱落が
阻止されている。
【0052】そして前記連結部12は、前記と同様、図
20〜21に示すように、略直角をなす第1の係合面3
5と第2の係合面36を有しており、該第1の係合面3
5は、テンプル11が図21に示す展開状態において、
前記弾性変形部の内面32に当接でき、又前記第2の係
合面36は、テンプル11が図21に一点鎖線で示す折
り畳み状態において、前記弾性変形部の内面32に当接
できる。従って、前記展開状態にあるテンプル11が、
折り畳み方向に回動せしめられるに伴い、前記第1の係
合面35と第2の係合面36との間をなす角部としての
押圧部37が前記弾性変形部22を、図22に示すよう
に外方に向け押圧して弾性変形させ、該弾性変形部22
のその後の弾性復元作用によって、テンプル11は折り
畳み方向に急速に回動せしめられ、図21に一点鎖線で
示す折り畳み状態で、弾性変形部22の内面32が前記
第2の係合面36と当接できる。
【0053】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性
変形部22を押圧する図22の屈曲状態を経た後、該弾
性変形部22のその後の弾性復元作用によって、図22
に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回動せしめら
れ、テンプル11は最終的に、図21に一点鎖線で示す
ように、レンズ部3に折り畳まれた状態となる。本実施
の形態においては、この折り畳みは図2に示すと同様
に、テンプルの先端39がレンズ部3に衝合しないよう
に、該レンズ部3から稍浮いた状態で止まるようになさ
れている。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展
開するに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾
性変形部22を押圧する図22の屈曲状態を経た後、該
弾性変形部22のその後の弾性復元作用によって、図2
2に矢印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、
テンプル11は最終的に図21に実線で示す展開状態と
なる。
【0054】該展開状態にあるテンプル11は、図22
に一点鎖線で示すように、弾性的に外方に過大に開くこ
とができるように構成するのがよいが、図9に示すと同
様にして、過大開きができないように構成されることも
ある。なお前記バネ部材21の交換は、前記と同様にし
て、上下の軸孔17,17から上下の軸部19,19を
取り外し、前記連結部12を上下の連結片9,10から
分離して行うことができる。
【0055】図23〜24は、バネ部材21の両端部分
60,60を、凹部開放端の前後の支持凹部59,59
に嵌め入れてヨロイ6に支持させるテンプル連結構造1
の他の態様を示すものであり、該バネ部材21は丸軸状
に形成され、その両端部分60,60が前記前後の支持
凹部59,59に嵌め入れられている。この状態で、前
記バネ部材の中間部分としての弾性変形部22は前記凹
部57の底面61から浮いた状態にある。
【0056】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記角部としての押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図24の屈曲状態を
経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によ
って、図24に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回
動せしめられ、テンプル11は最終的に、図23に一点
鎖線で示すようにレンズ部3に折り畳まれた状態とな
る。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開する
に伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形
部22を押圧する図24の屈曲状態を経た後、該弾性変
形部22のその後の弾性復元作用によって、図24に矢
印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプ
ル11は最終的に図23に実線で示す展開状態となる。
該展開状態にあるテンプル11は、図24に一点鎖線で
示すように、弾性的に外方に過大に開くことができるよ
うに構成するのがよいが、図9に示すと同様にして、過
大開きができないように構成されることもある。なおバ
ネ部材21の交換は、前記と同様にして、上下の軸孔1
7,17から上下の軸部19,19を取り外し、前記連
結部12を上下の連結片9,10から分離して行うこと
ができる。
【0057】なお前記バネ部材21は、前記丸軸状をな
すものに代えて、例えば図25に示すような角軸状をな
すものを採用してもよい。
【0058】又図26〜27は、バネ部材21の両端部
分60,60を、凹部開放端の前後の支持凹部59,5
9に嵌め入れてヨロイ6に支持させるその他の態様を示
すものであり、該バネ部材21は、図26(B)に示す
ように丸軸状に形成され、その両端部分60,60は外
方に屈曲せしめられ、その屈曲した端部分60,60が
前記前後の支持凹部59,59に嵌め入れられている。
この状態で、前記バネ部材21の中間部分としての弾性
変形部22は前記凹部57の底面61から浮いた状態に
ある。
【0059】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記角部としての押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図27の屈曲状態を
経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によ
って、図27に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回
動せしめられ、テンプル11は最終的に、図26に一点
鎖線で示すようにレンズ部3に折り畳まれた状態とな
る。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開する
に伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変形
部22を押圧する図27の屈曲状態を経た後、該弾性変
形部22のその後の弾性復元作用によって、図27に矢
印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テンプ
ル11は最終的に図26に実線で示す展開状態となる。
該展開状態にあるテンプル11は、図27に示すよう
に、弾性的に外方に過大に開くことができるように構成
するのがよいが、図9に示すと同様にして、過大開きが
できないように構成されることもある。なおバネ部材2
1の交換は、前記と同様にして、上下の軸孔17,17
から上下の軸部19,19を取り外し、前記連結部12
を上下の連結片9,10から分離して行うことができ
る。
【0060】なお前記バネ部材21は、前記丸軸状をな
すものに代えて、例えば図28に示すような角軸状をな
すものを採用してもよい。
【0061】〔第2の実施の形態〕図29〜31は、上
下の連結片9,10と連結部12とを枢軸13で連結す
るその他の態様を示すものであり、該上下の連結片9,
10に上下対称の配置で、後方に向けて開放する等幅の
導入溝部15とその前部に連設される軸孔17とを前後
方向で直線状を呈する如く設け、該軸孔17は、円弧状
の内周面16を有し、その直径が前記導入溝部15の溝
幅に等しく設定されている。一方、前記テンプル11の
連結部12の上下には、前記軸孔17,17に嵌合して
回動し得る円柱状の軸部19,19を突設してなり、該
軸部19,19が前記枢軸13を構成する。
【0062】然して、上下の導入溝部15,15の開放
溝62,62に上下の軸部19,19を当てがって該軸
部19,19を前記導入溝部15,15に押し込み、該
軸部19,19を前記軸孔17,17に嵌め入れると、
軸部19,19でテンプル11が回動可能となる。
【0063】そして、ヨロイ6の前後方向所要部位、例
えば前後方向中央部の内面側には図30〜31に示すよ
うに、前記上下の連結片9,10間において、内方に開
放する、例えば前後に稍長い矩形状の凹部20が設けら
れ、該上下の連結片9,10は、該凹部20の前後方向
の略中央に位置する如くなされている。そして該凹部2
0内には、テンプル11に付勢作用を与えるバネ部材2
1が嵌め入れられている。
【0064】該バネ部材21は図30〜31に示すよう
に、バネ性に富んだステンレス材を以って形成され、矩
形板状をなす弾性変形部22の前後端に脚部23,23
を屈曲形成してなる。該脚部23,23はU字状乃至V
字状を呈し、該U字状部やV字状部が内方に開放するよ
うに、その一端縁25が前記弾性変形部22の前端及び
後端に連設されている。
【0065】そして、該テンプル11が展開状態におい
ても前記バネ部材21の弾性変形部22が前記連結部1
2を弾性的に押圧するように構成することにより、該連
結部12と前記弾性変形部22との間で発生する摩擦力
及び、前記軸部19と前記軸孔17の内周面16との間
で発生する摩擦力よって、テンプル11は、その展開状
態においても後方に移動しにくく、ヨロイ6から脱落し
にくい。
【0066】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記と同様の押圧部3
7が弾性変形部22を押圧する図32の屈曲状態を経た
後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によっ
て、図32に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回動
せしめられ、テンプル11は最終的にレンズ部3に折り
畳まれた状態となる。本実施の形態においては、この折
り畳みは図2に示すと同様に、テンプルの先端39がレ
ンズ部3に衝合しないように、該レンズ部3から稍浮い
た状態で止まるようになされている。逆に、折り畳み状
態にあるテンプル11を展開するに伴い、該テンプル1
1は、前記押圧部37が弾性変形部22を押圧する図3
2の屈曲状態を経た後、該弾性変形部22のその後の弾
性復元作用によって、図32に矢印F2で示す展開方向
に急速に回動せしめられ、テンプル11は最終的に図3
1に実線で示す展開状態となる。
【0067】該展開状態にあるテンプル11は、図32
に一点鎖線で示すように、弾性的に外方に過大に開くこ
とができるように構成するのがよいが、図9に示すと同
様にして、過大開きができないように構成されることも
ある。なお前記バネ部材21の交換は、前記と同様にし
て、上下の軸孔17,17から上下の軸部19,19を
取り外し、前記連結部12を上下の連結片9,10から
分離して行うことができる。
【0068】この場合、該テンプルの脱落を確実に防止
する目的で、図33に示すように、前記導入溝部15,
15の溝幅を前記軸孔17の直径(前記軸部19の直
径)よりも小さく設定する。これにより図33に一点鎖
線で示すように、上下の導入溝15,15の開放端6
2,62に上下の軸部19,19を当てがい且つ該開放
端62,62を弾性的に拡大させて該軸部19,19を
軸孔17,17に押し込むことによって、軸部19,1
9でテンプル11が回動可能となる。そして図33に矢
印で示すように、軸部19が前記導入溝部15の開放端
62側に移動しようとした場合、連結片先側に位置する
軸孔の内周面16aと、前記導入溝部の連結片先側に位
置する片部63との接続部分をなす係合面部65とが係
合することによって、軸部19の脱落が阻止されること
になる。
【0069】又図34〜35に示すように、展開状態に
あるテンプル11の連結部12の後端縁部66と係合し
得る規制突部67を、弾性変形部22を屈曲変形させる
ことによって設けるのがよい。このように構成した場合
は、テンプル11が後方に移動せんとした場合、前記後
端縁部66と規制突部67とが係合して前記軸部19の
脱落が阻止されることになる。或いは図35〜36に示
すように、展開状態にあるテンプル11の、前記連結部
12の後側に位置する係合縁部69を、前記ヨロイ6に
設けた凹部20の後端の内面70と係合するように構成
することもできる。この場合は、テンプル11が後方に
移動せんとした場合、前記係合縁部69が前記内面70
と係合して前記軸部19の脱落が阻止されることにな
る。
【0070】〔第3の実施の形態〕図37〜39は、上
下の連結片9,10と連結部12とを枢軸13で連結す
るその他の態様を示すものであり、該上下の連結片9,
10に、上下対称の配置で、内方に向けて開放する導入
溝部15を設け、該導入溝部15の外部に、連結片後側
に向けて曲がるように、円弧状内周面16を有する軸孔
17を連設した構成を有している。
【0071】一方、前記テンプル11の連結部12の上
下には、前記軸孔17,17に嵌合して回動し得る軸部
19,19を突設してなり、該軸部19,19が前記枢
軸13を構成する。
【0072】又前記内面側7には、図38〜39に示す
ように、前記上下の連結片9,10間において、内方に
開放する、例えば前後に稍長い矩形状の凹部20が設け
られ、該上下の連結片9,10は、該凹部20の前後方
向の略中央に位置している。そして該凹部20内には、
テンプルに付勢作用を与えるバネ部材21が嵌め入れら
れている。
【0073】然して、前記軸部19を前記導入溝部15
を通して前記軸孔17に嵌め入れる要領は、図5に示す
と同様であり、前記連結部12で前記バネ部材21を外
方に弾性的に押圧し、該バネ部材21のその後の弾性復
元作用によって、図39に示すように、前記軸部19が
軸孔17の内周面で且つ連結片先側に位置する部分16
aに向けて弾性的に押圧される如くなす。これにより、
軸孔17からの軸部19の脱落が阻止される。
【0074】そして、図39に示すように軸部19が軸
孔17に嵌合した状態で、両軸部19,19でテンプル
11が回動可能となる。又、図5に示すと逆の操作によ
って上下の軸孔17,17から上下の軸部19,19を
取り外すことにより、連結部12を上下の連結片9,1
0から分離でき、これにより、バネ部材21を取り外し
て交換できる。
【0075】又前記バネ部材21は、例えば図38〜3
9に示すように、バネ性に富んだステンレス材を以って
形成され、矩形板状をなす弾性変形部22の前後端に脚
部23,23を屈曲形成してなる。該脚部23,23は
U字状乃至V字状を呈し、該U字状部やV字状部が内方
に開放するように、その一端縁25が前記弾性変形部2
2の前端及び後端に連設されている。かかる構成を有す
るバネ部材21は、その前後の脚部23,23の先端2
6,26が前記凹部20の底面27の前後で支持され且
つ両脚部の他端側29,29が前記凹部20の前後面3
0,31に略当接した状態で、前記凹部20に嵌め入れ
られており、この状態で前記弾性変形部22は前記底面
27から浮いた状態にあり、弾性変形部22の内面32
は前記ヨロイ6の内面33と略面一状態にある。この嵌
め入れられた状態にあるバネ部材21は、前記凹部20
と前記連結部12との間で拘束されて脱落が阻止されて
いる。
【0076】そして前記連結部12は、例えば図38〜
39に示すように、略直角をなす第1の係合面35と第
2の係合面36を有しており、該第1の係合面35は、
テンプル11が図39に示す展開状態において、前記弾
性変形部の内面32に当接できる。又前記第2の係合面
36は、テンプル11が図39に一点鎖線で示す折り畳
み状態において、前記弾性変形部の内面32に当接でき
る。従って、前記展開状態にあるテンプル11が、折り
畳み方向に回動せしめられるに伴い、前記第1の係合面
35と第2の係合面36との間をなす角部としての押圧
部37が前記弾性変形部22を、図40に示すように外
方に向け押圧して弾性変形させる。そして該弾性変形部
22のその後の弾性復元作用によって、テンプル11は
折り畳み方向に急速に回動せしめられ、図39に一点鎖
線で示す折り畳み状態で、弾性変形部22の内面32が
前記第2の係合面36と当接できる。なお本実施の形態
においては、前記弾性変形部22が第1の係合面35又
は第2の係合面36を弾性的に押圧した状態となるよう
に構成されている。
【0077】然して、前記テンプルの開閉を所要のこわ
さで行なうことができると共に、展開状態にあるテンプ
ル11を折り畳むに伴い、該テンプル11は、前記押圧
部37が弾性変形部22を押圧する図40の屈曲状態を
経た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によ
って、図40に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回
動せしめられ、テンプル11は最終的に、図39に一点
鎖線で示す如くレンズ部3に折り畳まれた状態となる。
本実施の形態においては、この折り畳みは、図2に示す
と同様に、テンプルの先端39がレンズ部3に衝合しな
いように、該レンズ部3から稍浮いた状態で止まるよう
になされている。逆に、折り畳み状態にあるテンプル1
1を展開するに伴い、該テンプル11は、前記押圧部3
7が弾性変形部22を押圧する図40の屈曲状態を経た
後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によっ
て、図40に矢印F2で示す展開方向に急速に回動せし
められ、テンプル11は最終的に図39に実線で示す展
開状態となる。
【0078】該展開状態にあるテンプル11は、図40
に示すように、弾性的に過大に開くことができるように
構成するのがよいが、図9に示すと同様にして、過大開
きができないように構成されることもある。なお前記バ
ネ部材21の変換は、前記と同様にして、上下の軸孔1
7,17から上下の軸部19,19を取り外し、前記連
結部12を上下の連結片9,10から分離して行うこと
ができる。
【0079】図41は、前記とは逆に、導入溝部15の
外部に、連結片前側に向けて曲がるように、円弧状内周
面16を有する軸孔17を連設した構成を有している。
この場合、導入溝部15に対する軸孔17の連設部71
は、該軸孔17の直径よりも稍小さく設定するのがよ
い。このように構成することにより、軸孔17に嵌合状
態にある軸部19が導入溝部15側に移動しようとした
場合、前記連設部71側に存する軸孔の内周面をなす係
合面部72と係合することによって、軸部19の脱落が
阻止されることになる。
【0080】図42は、上下の連結片9,10に、上下
対称の配置で、内方に向けて開放する等幅の導入溝部1
5,15とその外部に連設される軸孔17とを前後方向
で直線状を呈する如く設け、該軸孔17は、円弧状の内
周面16を有したものとし、該上下の導入溝部15,1
5の溝幅を前記軸孔17の直径よりも小さく設定してい
る。一方前記テンプル11の連結部12の上下には、前
記軸孔17,17に嵌合して回動し得る軸部19,19
を突設してなり、該軸部19,19が前記枢軸13を構
成する。
【0081】然して、上下の入溝部15,15の開放端
62,62に上下の軸部19,19を当てがって該軸部
19,19を前記導入溝部15,15に押し込み、該軸
部15,15を前記軸孔17,17に嵌め入れると、軸
部19,19でテンプル11が回動可能となる。
【0082】〔第4の実施の形態〕図43〜44は、図
3〜4に示す場合において、前記テンプル11の連結部
12の上下に突設された上下の軸部19,19に、表面
側が球面を呈する偏平な円形板状の装飾片80を固定し
た場合を示すものであり、該装飾片80の直径は、上下
の連結片9,10に設けた、上下の貫通した軸孔17の
上端の周縁部分及び下端の周縁部分を覆い隠すように設
定されている。これにより、上下の軸部19,19を上
下の軸孔17,17に嵌め入れた状態において、前記軸
部の端部81が丸見えになるのを防止し、テンプル連結
部分の見栄えを向上させ得ると共に、軸孔17部分に汚
れが付着するのを防止できる。更には、軸孔17に軸部
19を嵌め入れる際に、軸孔部分に傷が付いたときも、
この傷を覆い隠すことが可能であり、テンプル連結部分
の見栄えを向上できる。なお、前記装飾片80の大きさ
や形態、着色模様等は、適宜に設定できる。この場合、
目立ちやすい上の軸部19aにのみ装飾片80が設けら
れることもある。
【0083】〔第5の実施の形態〕図45〜47は、上
下の連結片9,10と連結部12とを枢軸13で連結す
るその他の態様を示すものであり、上下の連結片9,1
0の夫々の内面側に、上下対称の配置で、導入溝部15
と軸孔17とを連設状態に凹設し、上の連結片9に設け
られた導入溝部15と軸孔17の上端を上の覆い部78
aで覆ってなる。特に本実施の形態においては、上の連
結片9の上面9aを平面状に形成しており、下の連結片
10に設けられた導入溝部15と軸孔17の下端も下の
覆い部78bで覆い、該下の連結片10の下面10aも
平面状に形成している。
【0084】又前記テンプル11の連結部12の上下に
は、図45に示すように、前記軸孔17に嵌合して回動
し得る円柱状の軸部19,19が突設されている。そし
て、前記軸部19を前記導入溝部15を通して前記軸孔
17に嵌め入れる際、図5に示すと同様に、前記連結部
12が前記バネ部材21の弾性変形部22を外方に向け
て弾性的に押圧し、該バネ部材21のその後の弾性復元
作用によって、図47〜48に示すように、前記軸部1
9が、軸孔17の連結片先側に位置する内周面16aに
向けて弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔
17からの軸部19の脱落が阻止されるようになされて
いる。
【0085】そして、図47〜48に示すように軸部1
9が軸孔17に嵌合した状態で、両軸部19,19でテ
ンプル11が回動可能となる。逆に、上下の軸孔17,
17から上下の軸部19,19を取り外すことによっ
て、連結部12を上下の連結片9,10から分離でき、
これにより、バネ部材21を取り外して交換できる。
【0086】このように構成する場合は、前記軸孔17
や導入溝部15が露出状態になるのを防止でき、又、軸
部19を導入溝部15にスライドさせて軸孔17に嵌め
入れる際に、該導入溝部15等に傷がついた場合にもこ
の傷が前記覆い部78a,78bによって覆い隠される
ことになり、テンプル連結部分の見栄えを向上させるこ
とができる。加えて、覆い部78a,78bが導入溝部
15及び軸孔17を補強できるため、上下の連結片とテ
ンプルの連結部との連結を嵌合方式で簡易に行うことが
できながら、該上下の連結片に導入溝部と軸孔を設けた
ことによる連結片の強度低下を該覆い部78a,78b
で極力防止でき、安定的なテンプル連結を達成できるこ
ととなる。
【0087】なお、眼鏡着用状態で目立ちやすい上の連
結片9のみに覆い部を設け、下連結片10では前記導入
溝部15及び軸孔17が下方に開放状態となることもあ
る。
【0088】〔第6の実施の形態〕図49〜53は、本
発明に係るテンプル連結構造1のその他の態様を示すも
のであり、前記第1の実施の形態における場合と相違す
るのは、凹部20をテンプル11側に設ける一方、該凹
部20に嵌め入れられたバネ部材21を弾性変形させる
連結部12をヨロイ6側に設けた点である。
【0089】これをより具体的に説明すれば、該テンプ
ル連結構造1は、テンプル11の前側部分の内面側83
の上下に突設した連結片9,10間に、眼鏡2のレンズ
部3の外側部分5に設けられて後方に突出するヨロイ6
の後端部分をなす連結部12を挿入し、該上下の連結片
9,10と該連結部12とを枢軸13で連結することに
より、前記テンプル11を開閉可能としてなるものであ
る。
【0090】前記上下の連結片9,10には、上下対称
の配置で、前方に向け開放する導入溝部15を設け、且
つ導入溝部15の後部に、連結片先側に向けて曲がるよ
うに、円弧状内周面16を有する軸孔17を連設してな
る。一方、前記ヨロイ6の連結部12の上下には、前記
軸孔17,17に嵌合して回動し得る円柱状の軸部1
9,19を突設してなり、該軸部19,19が前記枢軸
13を構成する。
【0091】又前記内面側83には、図52〜53に示
すように、前記上下の連結片9,10間において、内方
に開放する、例えば前後に稍長い矩形状の凹部20が設
けられ、該上下の連結片9,10は、該凹部20の前後
方向の略中央に位置している。そして該凹部20内に
は、テンプルに付勢作用を与えるバネ部材21が嵌め入
れられている。
【0092】然して、前記軸部19を前記導入溝部15
を通して前記軸孔17に嵌め入れる要領は、図5で示す
と同様であり、前記連結部12で前記バネ部材21を外
方に弾性的に押圧し、該バネ部材21のその後の弾性復
元作用によって、図53に示すように、前記軸部19が
軸孔17の連結片先側に位置する内周面16aに向けて
弾性的に押圧される如くなす。これにより、軸孔17か
らの軸部19の脱落が阻止される。即ち、軸部19が前
記導入溝部15側に移動しようとした場合、該軸部19
と、連結片前側に位置する軸孔の内周面としての係合面
部85とが係合することによって、該軸部19の脱落が
阻止され、これにより、テンプル11がヨロイ6から脱
落するのが阻止されることになる。
【0093】そして、図53に示すように軸部19が軸
孔17に嵌合した状態で、両軸部19,19でテンプル
11が回動可能となる。逆に、図5に示すと逆の操作に
よって上下の軸孔17,17から上下の軸部19,19
を取り外すことにより、連結部12を上下の連結片9,
10から分離でき、これにより、バネ部材21を取り外
して交換できる。
【0094】前記バネ部材21は、例えば図52に示す
ように、バネ性に富んだステンレス材を以って形成さ
れ、矩形板状をなす弾性変形部22の前後端に脚部2
3,23を屈曲形成してなる。該脚部23,23はU字
状乃至V字状を呈し、該U字状部やV字状部が内方に開
放するように、その一端縁25が前記弾性変形部22の
前端及び後端に連設されている。かかる構成を有するバ
ネ部材21は、図53に示すように、その前後の脚部2
3,23の先端26,26が前記凹部20の底面27の
前後で支持され且つ両脚部の他端側29,29が前記凹
部20の前後面30,31に略当接した状態で、前記凹
部20に嵌め入れられており、この状態で前記弾性変形
部22は前記底面27から浮いた状態にあり、弾性変形
部22の内面32は前記テンプル11の前側部分の内面
86と略面一状態にある。この嵌め入れられた状態にあ
るバネ部材21は、前記凹部20と前記連結部12との
間で拘束されて脱落が阻止されている。
【0095】そして前記連結部12は、図52〜53に
示すように、略直角をなす第1の係合面35と第2の係
合面36を有しており、該第1の係合面35は、テンプ
ル11が図53に示す展開状態において、前記弾性変形
部の内面32に当接でき、又前記第2の係合面36は、
テンプル11が図55に示す折り畳み状態において、前
記弾性変形部の内面32に当接できる。従って、前記展
開状態にあるテンプル11が折り畳み方向に回動せしめ
られるに伴い、前記第1の係合面35と第2の係合面3
6との間をなす角部としての押圧部37が前記弾性変形
部22を、図54に示すように外方に向け押圧して弾性
変形させ、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用に
よって、テンプル11は折り畳み方向に急速に回動せし
められ、図55、図50に示す折り畳み状態で、弾性変
形部22の内面32が前記第2の係合面36と当接でき
る。
【0096】然して展開状態にあるテンプル11を折り
畳むに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性
変形部22を押圧する図54の屈曲状態を経た後、該弾
性変形部22のその後の弾性復元作用によって、図54
に矢印F1で示す折り畳み方向に急速に回動せしめら
れ、テンプル11は最終的に図55、図50に示す如
く、レンズ部3に折り畳まれた状態となる。本実施の形
態においては、この折り畳みは、図50に示すように、
テンプルの先端39がレンズ部3に衝合しないように、
該レンズ部3から稍浮いた状態で止まるようになされて
いる。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11を展開す
るに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37が弾性変
形部22を押圧する図54の屈曲状態を経た後、該弾性
変形部22のその後の弾性復元作用によって、図54に
矢印F2で示す展開方向に急速に回動せしめられ、テン
プル11は最終的に図53、図49に示す展開状態とな
る。
【0097】なお本実施の形態においては、前記ヨロイ
6の後端側の外面66が、図52〜53に示すように、
前記第1の係合面35の後端67を境として内方に凹ん
だ状態にあるため、前記展開状態にあるテンプル11は
図56、図50に示すように、外方に過大に開くことが
でき、その際、前記第1の係合面35の後端部分をなす
角部分87が前記弾性変形部22を外方に向け押圧して
これを弾性的に変形させる。このように構成する結果、
該弾性変形部22の弾性復元作用により、過大に開いた
テンプル11が弾性的に復帰しようとすることに伴い、
眼鏡着用時において、側頭部に対するフイット性が得ら
れることとなる。
【0098】そして、テンプルの開閉が繰り返されるこ
とによって前記バネ部材21のバネ性が劣化した場合に
おけるバネ部材21の変換は、上下の軸孔17,17か
ら上下の軸部19,19を取り外して前記連結部12を
上下の連結片9,10から分離することにより行うこと
ができる。
【0099】又本発明に係るテンプル連結構造1は、図
57に示すように、ヨロイ6の後端側の外面88が、前
記第1の係合面35の延長として形成されることがあ
る。このように構成したときは、展開状態にあるテンプ
ル11は、その前端89が前記ヨロイの外面90に支持
された状態となるため、それよりも外方に開かれること
はない。
【0100】本実施の形態においても、バネ部材21の
構成とその作用に関して、図10〜11、図12〜1
3、図14〜15、図16〜17、図18〜19、図2
0〜22、図23〜24、図26〜27に示す構成を同
様に採用することができる。又、導入溝部15とこれに
連なる軸孔17の構成とその作用に関して、図29〜3
6、図37〜40、図41、図42に示す構成を同様に
採用することができる。又、装飾片80を軸部19に設
ける構成とその作用に関して、図43〜44に示す構成
を同様に採用することができる。更に、上の導入溝部1
5とこれに連なる軸孔17の上端を上の覆い部78aで
覆い、加えて、下の導入溝部15とこれに連なる軸孔1
7の下端を下の覆い部78bで覆うことのある構成とそ
の作用に関して、図45〜48に示す構成を同様に採用
することができる。
【0101】〔その他の実施の形態〕 (1) 図58〜59、図60〜61、図62〜63、図6
4〜65、図66〜67、図68〜69、図70〜7
1、図72〜73、図74、図75は、夫々、本発明に
係るテンプル連結構造1のその他の態様をヨロイ側に代
表させて示すものであり、テンプル11に、前記と同様
の機能を発揮させ得る。
【0102】なおこれらの態様においては、導入溝部1
5とこれに連設される軸孔17の形態として、図4に示
すような、後方に向け開放する導入溝部15の前部に、
連結片先側に向けて曲がるように軸孔17を連設した構
成のものを採用しているが、図30や図38、図41、
図42に示す構成のものを採用することもできる。又前
記各図に示す態様がテンプル側に応用される場合は、図
52に示すような、前方に向け開放する導入溝部15の
後部に、連結片先側に向けて曲がるように軸孔17を連
設した構成のものを採用できる。又図30に示す構成
を、導入溝部15が前方に向け開放する逆向き態様に変
更して採用できる他、図38、図41、図42に示す構
成を採用することもできる。
【0103】図58〜59に示すテンプル連結構造1
は、ヨロイ6の内面側の前後に突部91,91を突設す
ると共に、該突部91とヨロイ内面92とのコーナ部分
としての前後の凹部93,93で、前後に長い屈曲板か
らなるバネ部材21の屈曲両端部分95,95を支持さ
せ、その中間部分は浮いた状態の弾性変形部22とした
場合を示すものである。該バネ部材21は、着脱自在で
あり、その前後方向の動きが前後の突部91,91で規
制され、且つ上下方向の動きが上下の連結片9,10で
規制されている。
【0104】又図60〜61は、ヨロイ6の内面側の後
部に突部96を設けると共に該内面側の前部には、台座
部97を設け、前後に長い屈曲板からなるバネ部材21
の屈曲後端部分99を、ヨロイ内面92と前記突部96
のコーナ部分としての凹部100に支持させ、且つバネ
部材21の前端部分101を前記台座部97に載せた場
合を示し、その中間部分は、浮いた状態の弾性変形部2
2とされている。該バネ部材21は、着脱自在であり、
その前後方向の動きが前記突部96と、前記台座部97
の前端に連なる屈曲面102で規制され、且つ上下方向
の動きが上下の連結片9,10で規制されている。なお
前記突部96と台座部97は、前後逆の配置とされても
よい。
【0105】図62〜63は、前記内面側の前部に溝部
103を設け、前後に長い屈曲板からなるバネ部材21
の屈曲前端部分105を該溝部103に嵌め入れると共
に、バネ部材の屈曲後端部分106を、前記内面側の後
部をなす平坦面107に支持させた場合を示し、その中
間部分は、浮いた状態の弾性変形部22とされている。
該バネ部材21は、着脱自在であり、その前後方向の動
きが前記溝部103で規制され、且つ上下方向の動きが
上下の連結片9,10で規制されている。なお、前記溝
部としての凹部103と平坦面107は、前後逆の配置
とされてもよい。
【0106】図64〜65は、ヨロイ6の内面側の前後
に突部109,109を設けると共に、前後に長い屈曲
板からなるバネ部材21の屈曲両端部分には孔部11
0,110を設けてなり、該突部109を孔部110に
挿入した状態で、バネ部材21は着脱自在である。該突
部109と孔部110との係合によって、バネ部材21
は、前後方向の動きと上下方向の動きが規制されてい
る。そして該バネ部材21の中間部分は、浮いた状態の
弾性変形部22とされている。
【0107】図66〜67は、ヨロイ6の内面側の前後
に突部111,111を設けると共に、バネ部材21は
1本の線材を屈曲して形成されて前後に長く、その両端
部分が円弧状に屈曲せしめられて、前記突部111,1
11を挿入させる孔部112,112が設けられてい
る。該前後の孔部112,112に前後の突部111,
111が挿入せしめられた状態でバネ部材21は着脱自
在である。そしてバネ部材21は、前記突部111と孔
部112との係合によって、前後方向の動きと上下方向
の動きが規制されている。又該バネ部材21の中間部分
は、浮いた状態の弾性変形部22とされている。
【0108】図68〜69は、ヨロイ6の前記内面側の
後端に角柱状の突部113を突設する一方、バネ部材2
1は、1本の線材を屈曲して形成されて前後に長く、そ
の後端部分が角形に屈曲せしめられて、前記突部113
を挿入させる孔部115が設けられている。又バネ部材
21の前端部分は、外方に向けて屈曲されている。そし
て、前記角柱状の突部113を角形の孔部115に挿入
させ且つバネ部材21の前端屈曲部116の先端117
をヨロイ内面119に当接させることによって、該バネ
部材21が着脱自在に配設されている。そしてバネ部材
21は、前記突部113と孔部115との係合によって
前後方向の動きが規制され、且つ上下方向の動きが上下
の連結片9,10で規制されている。又該バネ部材21
の中間部分は、浮いた状態の弾性変形部22とされてい
る。なお前記突部113は、前記内面側の前部に突設さ
れることもある。
【0109】図70〜71は、テンプル連結構造1のそ
の他の態様を示すものであり、ヨロイ6の内面側の前端
に突部120が突設されると共に、内面側の後部には溝
部121が設けられている。又バネ部材21は前後に長
い屈曲板として形成され、その屈曲前端部分122に
は、前記突部120を挿通させるための孔部123が設
けられる一方、屈曲後端部分125は、前記溝部121
に挿入可能となされている。そして、前記突部120を
孔部123に挿入せしめ且つ屈曲後端部分125を前記
溝部121に嵌め入れることにより、バネ部材21は着
脱自在に配設されており、孔部123への突部120の
挿入及び溝部121への屈曲後端部分125の挿入によ
って、バネ部材21の前後方向の動きが規制されてい
る。又上下の連結片9,10によって、バネ部材21の
上下方向の動きが規制されている。そして中間部分は浮
いた状態の弾性変形部22とされている。なお突部12
0と溝部121は、前後逆の配置でもよい。
【0110】図72〜73は、本発明に係るテンプル連
結構造1のその他の態様を示すものであり、ヨロイ6の
内面側の後端に突部126が設けられると共に、内面側
の前端には台座部127が設けられている。そして、前
後に長い平板からなるバネ部材21の後端部分には、前
記突部126を挿入させるための筒部129が設けられ
ると共に、バネ部材の前端部分130は、前記台座部1
27で支持される。そして、前記突部126を筒部12
9に挿入させ且つ台座部127でバネ部材の前端部分1
30を支持させることにより、バネ部材21は着脱自在
に配設される。筒部129への突部126の挿入によっ
て(ある程度のゆとりのある挿入状態)バネ部材21の
前後方向の動きが規制されると共に、上下の連結片9,
10によってバネ部材の上下方向の動きが規制されてい
る。そして中間部分は、浮いた状態の弾性変形部22と
されている。なお、前記突部126と台座部127は前
後逆の配置とされてもよい。
【0111】以上の各実施の形態は、バネ部材の両端部
分を前記内面側の前後で支持させる態様を示している
が、バネ部材の両端部分を支持させる態様は、その他に
も各種の公知手段を用いて実現できるものである。
【0112】その他、本発明に係るテンプル連結構造を
構成するバネ部材21は、上下の連結片9,10間に、
前後方向及び上下方向の動きが規制された状態でヨロイ
又はテンプルの内面側に着脱自在に配設され、且つ、前
記連結部12が上下の連結片9,10に連結されること
によって内方への脱落が阻止されるものであれば、前後
いずれかの端部分で前記内面側に着脱可能に取り付けら
れ且つ他端部分が自由端とされた片持ち状態で設けられ
ることもある。図74は、バネ部材21の一端に設けた
突片131をヨロイの内面側に設けた孔部132に着脱
可能に挿入した場合を示すものであり、又図75は、ヨ
ロイの内面側の前後いずれかに突設した突部133を、
バネ部材の一端部分に設けた筒部135に着脱自在に挿
入した場合を示すものである。その他各種の片持ち状態
を、公知手段を用いて実現できる。
【0113】(2) 前記実施の形態においては、前記弾性
変形部22や、ゴム質素材からなるバネ部材の内面32
が、前記第1の係合面35又は前記第2の係合面36を
弾性的に押圧した状態となるように構成されているが、
該内面32は、第1の係合面35や第2の係合面36に
単に当接状態となるように(バネ作用が働かない状態)
構成されることもある。
【0114】(3) 前記凹部20は、その底部123に、
眼鏡デザイン上、例えば図76に示すような開口136
が設けられることもある。
【0115】(4) 前記バネ部材21は、前記の他、形状
記憶合金等のバネ性に富む金属素材や、バネ性に富むプ
ラスチック素材等を用いて構成することができる。
【0116】(5) テンプル11がレンズ部3に重なるよ
うに折り畳まれた状態において、支障のない場合は、テ
ンプルの先端39がレンズ部3に当たる場合もある。
【0117】(6) 図77〜80は、テンプル又はヨロイ
に設ける連結部12の他の態様を示すものであり、該連
結部12は、略直角をなす2面137,139の夫々に
支持突部140,140を設けた構成を有している。テ
ンプル11が展開した状態においては、図77に示すよ
うに、前記一方の面137に突設した支持突部140,
140が前記弾性変形部22の内面32に当接する。そ
して、押圧部37(本実施の形態においては、面139
の支持突部140)が前記弾性変形部22を押圧する図
78の屈曲状態を経た後、前記弾性変形部22のその後
の弾性復元作用によってテンプル11は、図78に矢印
で示す折り畳み方向に急速に回動せしめられる。テンプ
ル11が折り畳まれた状態においては、図79に示すよ
うに、他方の面137に突設した支持突部140,14
0が前記弾性変形部22の内面32に当接するように構
成されている。逆に、折り畳み状態にあるテンプル11
を展開するに伴い、該テンプル11は、前記押圧部37
(本実施の形態においては、面137の支持突部14
0)が弾性変形部22を押圧する図80の屈曲状態を経
た後、該弾性変形部22のその後の弾性復元作用によっ
て、図80に矢印で示す展開方向に急速に回動せしめら
れ、テンプル11は、最終的に図77に示す展開状態と
なる。
【0118】(7) 連結部12に設ける押圧部37の構成
は、ヨロイ側又はテンプル側に設けた弾性変形部22
を、テンプル11の回動に伴って外方に弾性変形させ得
るものであれば、前記したものには特定されず、各種に
構成され得る。
【0119】(8) 前記凹部20に嵌め入れられるバネ部
材21の形態や、前後の支持凹部59,59に両端部分
が支持される板状や棒状を呈するバネ部材21の形態
は、押圧部37による弾性変形部22の弾性変形が可能
である限り、前記実施の形態で示したものには特定され
ない。
【0120】(9) 本発明に係る連結構造が、上下の連結
片9,10をヨロイ6側に設けて構成される場合、該上
下の連結片9,10は、該ヨロイ6の前後方向所要部位
の内面側の上下に突設されればよいのであり、その突設
部位を、前後方向の中央部に限定する必要はない。前端
部位や、図81に示すような後端部位、或いは前端寄り
部位や後端寄り部位等の所要部位に設定することができ
る。このことは、上下の連結片をテンプル側に設ける場
合も同様である。この場合、前記導入溝部15と軸孔1
7の、上端及び/又は下端が図45〜47で示すよう
に、覆い部で覆われることがある。
【0121】(10)本発明に係る連結構造が、導入溝部に
軸孔を連設して構成される場合、該導入溝部の溝幅は、
等幅には特定されず、その開放端を幅広に構成すること
もある。このように幅広に構成するときは、該導入溝部
への軸部の嵌め入れを容易化できて好ましい。
【0122】(11)本発明に係るテンプル連結構造を、上
下の連結片9,10をヨロイ6側に設けて構成する場
合、該ヨロイ6を上下2分割片の一体化によって構成す
る場合がある。図82〜83はその一例を示すものであ
り、上下の分割ヨロイ141,142の前端の夫々に、
レンズを抱持するリム143の上下の端部分144,1
45に夫々固定される上のジョイント片146と下のジ
ョイント片147を一連に連設してなる。該ジョイント
片付きの上下の分割ヨロイ141,142は、上下のジ
ョイント片146,147を連結するネジ148で連結
一体化可能となされている。そして、上下の分割ヨロイ
141,142の合体によって形成された凹部20(図
82)にバネ部材21が配設される。
【0123】(12)上下の連結片を、ヨロイ側に設ける場
合もテンプル側に設ける場合も、上下の連結片9,10
間に着脱自在に配設されるバネ部材21は、例えば図8
4〜85に示すようなコイルバネ21aを用いて構成す
ることもできる。同図は、上下の連結片9,10をヨロ
イ6側に設けた場合を示し、コイルバネ21aの外側の
端部分149を、ヨロイ6の内面側に凹設した円形凹部
150に嵌め入れるようになし、又該コイルバネの内側
の端面151には、連結部12の回動を円滑とするため
に、円板状の支持片152を取り付けている。
【0124】(13)本発明に係るテンプル連結構造は、テ
ンプルの開閉が甘くなりにくいように、即ち、テンプル
が所要のこわさで開閉できるように構成されるものであ
れば、折り畳み状態又は展開状態に向けてテンプルが急
速に回動するように構成されることは必ずしも必要でな
い。
【0125】(14)本発明に係るテンプル連結構造におい
て、ヨロイ6にバネ部材21を配設す場合、導入溝部1
5が後方に向け開放するとは、テンプル11の長さ方向
で見て後方に開放することの他、例えば図86〜87に
示すように内方に向け斜め後方に開放する場合がある。
そして導入溝部15が前方に向け開放するとは、例えば
図88〜89に示すように、内方に向け斜め後方に開放
する場合がある。更に導入溝部15が内方に開放すると
は、例えば図86〜87に示すように後方に向け斜め内
方に開放する場合や、図88〜89に示すように前方に
向け斜め内方に開放する場合がある。又テンプル11に
バネ部材21を配設する場合、導入溝部15が後方に向
け開放するとは、テンプル11の長さ方向で見て後方に
開放することの他、例えば図90〜91に示すように内
方に向け斜め後方に開放する場合がある。そして導入溝
部15が前方に向け開放するとは、例えば図92〜93
に示すように、前方に向け斜め内方に開放する場合があ
る。更に導入溝部15が内方に開放するとは、例えば図
90〜91に示すように後方に向け斜め内方に開放する
場合や、図92〜93に示すように前方に向け斜め内方
に開放する場合がある。なお図87、図89、図91、
図93において、矢印は、軸孔17への軸部19の嵌め
入れ工程を示すものである。
【0126】(15)又本発明に係る連結構造において、前
記導入溝部15が省略されることがある。
【0127】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 (1) 本発明に係るテンプル連結構造は、ヨロイ又はテン
プルに設けた凹部にバネ部材を嵌め入れることとし、ヨ
ロイ又はテンプルに設けた支持凹部にバネ部材の両端部
分を支持させることとし、或いは、ヨロイ又はテンプル
に設けた凹部にゴム質弾性素材からなるバネ部材を嵌め
入れる等の、弾性変形部を有するバネ部材を上下の連結
片間に着脱自在に配設する構成と、テンプルやヨロイに
設けた連結部を上下の連結片間に挿入し該上下の連結片
と連結部とを、該連結部の上下で突設した軸部としての
枢軸を上下の連結片に設けた軸孔に嵌合して連結する構
成を採用している。従って本発明によるときは、従来の
テンプル連結構造における如く、ロウ付け等の特別な手
段によってバネ部材を固着する必要がなく、該バネ部材
を凹部や支持凹部に嵌め入れる等し、且つ、上下の連結
片と連結部とを、軸部を軸孔に嵌合させて枢着する組立
工程を経るだけで、バネ部材を自ずから脱落不能に拘束
できることとなる。かかることから本発明によるとき
は、テンプルの開閉が甘くなりにくいテンプル連結構造
を、その組み立て作業能率の向上と製造コストの低減を
図って構成できる。又、所要の屈曲状態にあるテンプル
を折り畳み状態や展開状態に向けて急速に回動させるこ
とのできるワンタッチ折畳み・展開機能を具えたテンプ
ル連結構造を簡素に構成でき、従って、その組み立て作
業能率の向上と製造コストの低減を期し得ることとな
る。
【0128】(2) 又本発明に係るテンプル連結構造によ
るときは、連結部に設けた上下の軸部を上下の連結片に
設けた軸孔から取り外すことによって該連結部を上下の
連結片から分離できるため、連結構造を分解できる。従
って、テンプルの開閉が繰り返されてバネ部材のバネ作
用が劣化したときには、そのバネ部材を容易に交換で
き、又、その後の組み立ても簡易に行うことができる。
【0129】(3) 展開状態にあるテンプルを、弾性的に
過大に拡開できるように構成した場合は、眼鏡着用時に
おいて側頭部に対するフイット性が得られることとな
る。
【0130】(4) 前記連結部の上の軸部の上端に装飾片
を設ける構成を採用し、必要に応じて、下の軸部の下端
にも装飾片を設ける構成を採用する場合は、上下の軸部
を上下の軸孔に嵌め入れた状態において、前記軸部の端
部が丸見えになるのを防止し、テンプル連結部分の見栄
えを向上させ得ると共に、軸孔部分に汚れが付着するの
を防止できる。更には、軸孔に軸部を嵌め入れる際に、
軸孔部分に傷が付いたときも、この傷を覆い隠すことが
可能であり、テンプル連結部分の見栄えを向上できる。
【0131】(5) 前記上の連結片に設けられた導入溝部
と軸孔の上端を上の覆い部で覆う構成を採用し、必要に
応じて、下の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端
も下の覆い部で覆う構成を採用する場合は、前記軸孔や
導入溝部が露出状態になるのを防止でき、又、軸部を導
入溝部にスライドさせて軸孔に嵌め入れる際に、該導入
溝部等に傷がついた場合にもこの傷が前記覆い部によっ
て覆い隠されることになり、テンプル連結部分の見栄え
を向上させることができる。加えて、覆い部が導入溝部
及び軸孔を補強できるため、上下の連結片とテンプルの
連結部との連結を嵌合方式で簡易に行うことができなが
ら、該上下の連結片に導入溝部と軸孔を設けたことによ
る連結片の強度低下を覆い部で極力防止でき、安定的な
テンプル連結を達成できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテンプル連結構造を、テンプルを
展開した状態で示す平面図である。
【図2】本発明に係るテンプル連結構造を、一方のテン
プルを折り畳み且つ他方のテンプルを過大に拡開させた
状態を示す平面図である。
【図3】テンプル連結構造を示す斜視図である。
【図4】その分解斜視図である。
【図5】テンプルをヨロイに連結する要領を説明する断
面図である。
【図6】テンプルの展開状態を示す一部断面平面図であ
る。
【図7】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平面
図である。
【図8】テンプルを外方に過大に拡開した状態を示す一
部断面平面図である。
【図9】テンプルが外方に過大に開かない場合を示す一
部断面平面図である。
【図10】本発明に係るテンプル連結構造の他の態様
を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示す
一部断面平面図である。
【図11】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図12】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図13】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図14】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図15】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図16】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図17】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図18】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図19】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図20】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図21】その態様を、テンプルが展開した状態と折り
畳まれた状態で示す一部断面平面図である。
【図22】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図23】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図24】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図25】バネ部材のその他の態様を示す斜視図であ
る。
【図26】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図27】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図28】バネ部材のその他の態様を示す斜視図であ
る。
【図29】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す斜視図である。
【図30】その分解斜視図である。
【図31】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図32】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図33】軸孔に嵌合状態にある軸部の抜け出し防止作
用を説明する平面図である。
【図34】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態で示す平面図である。
【図35】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態で示す平面図である。
【図36】そのテンプル連結構造で用いるテンプルの連
結部を示す斜視図である。
【図37】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す斜視図である。
【図38】その分解斜視図である。
【図39】そのテンプル連結構造におけるテンプルの開
閉作用を説明する一部断面平面図である。
【図40】そのテンプル連結構造におけるテンプルの所
要の屈曲状態を示す一部断面平面図である。
【図41】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図42】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図43】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図44】そのテンプル連結構造を示す斜視図である。
【図45】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図46】そのテンプル連結構造を示す斜視図である。
【図47】その連結状態を示す断面図である。
【図48】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルが展開した状態と折り畳まれた状態で示
す一部断面平面図である。
【図49】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す平面図である。
【図50】一方のテンプルを折り畳み且つ他方のテンプ
ルを過大に拡開させた状態を示す平面図である。
【図51】そのテンプル連結構造を示す斜視図である。
【図52】その分解斜視図である。
【図53】そのテンプルの展開状態を示す一部断面平面
図である。
【図54】テンプルの所要の屈曲状態を示す一部断面平
面図である。
【図55】テンプルの折り畳み状態を示す一部断面平面
図である。
【図56】テンプルが外方に弾性的に拡開した状態を示
す一部断面平面図である。
【図57】テンプルが外方に過大に開かない場合を示す
一部断面平面図である。
【図58】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図59】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図60】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図61】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図62】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図63】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図64】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図65】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図66】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図67】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図68】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図69】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図70】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図71】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図72】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す分解斜視図である。
【図73】その連結構造を、テンプルを展開状態と所要
に屈曲した状態で示す一部断面平面図である。
【図74】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルを展開状態と所要に屈曲した状態で示す
一部断面平面図である。
【図75】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を、テンプルを展開状態と所要に屈曲した状態で示す
一部断面平面図である。
【図76】ヨロイに設けた凹部の底部に開口を設けた場
合を示す斜視図である。
【図77】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様をテンプルが展開した状態で示す一部断面平面図であ
る。
【図78】テンプルを折り畳む際におけるテンプルの所
要の屈曲状態を示す一部断面平面図である。
【図79】テンプルが折り畳まれた状態を示す一部断面
平面図である。
【図80】テンプルを展開する際におけるテンプルの屈
曲状態を示す一部断面平面図である。
【図81】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す断面図である。
【図82】ヨロイを上下2分割した場合における本発明
に係るテンプル連結構造を示す斜視図である。
【図83】その分解斜視図である。
【図84】バネ部材としてコイルバネを用いた本発明に
係るテンプル連結構造を示す断面図である。
【図85】そのテンプル連結構造におけるヨロイとバネ
部材を分解して示す斜視図である。
【図86】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す一部断面平面図である。
【図87】それを構成するヨロイ側の連結片を示す平面
図である。
【図88】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す一部断面平面図である。
【図89】それを構成するヨロイ側の連結片を示す平面
図である。
【図90】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す一部断面平面図である。
【図91】それを構成するテンプル側の連結片を示す平
面図である。
【図92】本発明に係るテンプル連結構造のその他の態
様を示す一部断面平面図である。
【図93】それを構成するテンプル側の連結片を示す平
面図である。
【図94】従来のテンプル連結構造を示す平面図であ
る。
【図95】その場合におけるテンプルの屈曲状態を示す
平面図である。
【図96】テンプルが屈曲した状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 テンプル連結構造 2 眼鏡 3 レンズ部 5 レンズ部の外側部分 6 ヨロイ 9 連結片 10 連結片 11 テンプル 12 連結部 13 枢軸 20 凹部 21 バネ部材 22 弾性変形部 23 脚部 35 第1の係合面 36 第2の係合面 37 押圧部 39 テンプルの先端 49 支持片部 52 支持片部 57 凹部 59 支持凹部 64 飾り片 69 入口 71 軸孔 72 軸部 73 導入溝部 78a 覆い部 78b 覆い部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上
    下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、
    該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することによ
    り、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結
    構造であって、 前記上下の連結片には、後方に向け開放する、円弧状の
    内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記テンプルの
    連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前
    記枢軸としての軸部が突設されており、 又前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動き
    が規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変
    形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ
    部材は、前記連結部が連結されることによって内方への
    脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  2. 【請求項2】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上
    下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、
    該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することによ
    り、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結
    構造であって、 前記上下の連結片には、内方に向け開放する、円弧状の
    内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記テンプルの
    連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前
    記枢軸としての軸部が突設されており、 又前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動き
    が規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変
    形部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ
    部材は、前記連結部が連結されることによって内方への
    脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  3. 【請求項3】 テンプルの前側部分の内面側の上下に突
    設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下の
    連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テ
    ンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
    て、 前記上下の連結片には、前方に向け開放する、円弧状の
    内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記ヨロイの連
    結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記
    枢軸としての軸部が突設されており、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  4. 【請求項4】 テンプルの前側部分の内面側の上下に突
    設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下の
    連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テ
    ンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
    て、 前記上下の連結片には、内方に向け開放する、円弧状の
    内周面を有する軸孔が設けられる一方、前記ヨロイの連
    結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記
    枢軸としての軸部が突設されており、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  5. 【請求項5】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上
    下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、
    該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することによ
    り、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結
    構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の夫々には、上下対称の配置で、後方
    に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の前
    部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧状の内周
    面を有する軸孔が連設され、前記テンプルの連結部の上
    下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸とし
    ての円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記導入
    溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外
    方に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作
    用によって、前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置
    する内周面に弾性的に押圧される如くなし、これによ
    り、軸孔からの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  6. 【請求項6】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の上
    下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入し、
    該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することによ
    り、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結
    構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の夫々には、上下対称の配置で、内方
    に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外
    部に、連結片後側に向けて曲がるように、或いは連結片
    前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸
    孔が連設され、前記テンプルの連結部の上下には、前記
    軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の
    軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入
    れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に
    押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、
    前記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置
    する部分に弾性的に押圧される如くなし、これにより、
    軸孔からの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  7. 【請求項7】 テンプルの前側部分の内面側の上下に突
    設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下の
    連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テ
    ンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
    て、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の夫々には、上下対称の配置で、前方
    に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の後
    部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧状の内周
    面を有する軸孔が連設され、前記ヨロイの連結部の上下
    には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸として
    の円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝
    部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方
    に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用
    によって、前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置す
    る内周面に弾性的に押圧される如くなし、これにより、
    軸孔からの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  8. 【請求項8】 テンプルの前側部分の内面側の上下に突
    設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下の
    連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記テ
    ンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であっ
    て、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の夫々には、上下対称の配置で、内方
    に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入溝部の外
    部に、連結片後側に向けて曲がるように、或いは連結片
    前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を有する軸
    孔が連設され、前記ヨロイの連結部の上下には、前記軸
    孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸
    部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れ
    る際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押
    圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前
    記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置す
    る部分に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸
    孔からの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  9. 【請求項9】 前記連結部の上の軸部の上端に、前記上
    の連結片に設けられている、上下貫通した軸孔の上端周
    縁部分を覆う如く装飾片を設けたことを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載の眼鏡のテンプル連結構造。
  10. 【請求項10】 前記連結部の下の軸部の下端に、前記
    下の連結片に設けられている、上下貫通した軸孔の下端
    周縁部分を覆う如く装飾片を設けたことを特徴とする請
    求項9記載の眼鏡のテンプル連結構造。
  11. 【請求項11】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
    上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
    し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
    より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
    結構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、後方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の前部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧
    状の内周面を有する軸孔が連設されてなり、前記上の連
    結片に設けられた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で
    覆われており、又前記テンプルの連結部の上下には、前
    記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状
    の軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め
    入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的
    に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によっ
    て、前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置する内周
    面に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔か
    らの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  12. 【請求項12】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
    上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
    し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
    より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
    結構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、内方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の外部に、連結片後側に向けて曲がるように、或い
    は連結片前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を
    有する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設けら
    れた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われてお
    り、又前記テンプルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌
    合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突
    設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際
    に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧
    し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記
    軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置する
    部分に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔
    からの軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  13. 【請求項13】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
    上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
    し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
    より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
    結構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、後方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の前部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧
    状の内周面を有する軸孔が連設されてなり、前記上の連
    結片に設けられた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で
    覆われると共に、前記下の連結片に設けられた導入溝部
    と軸孔の下端は下の覆い部で覆われており、又前記テン
    プルの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
    る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設されており、
    該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が
    前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のそ
    の後の弾性復元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の
    連結片先側に位置する内周面に弾性的に押圧される如く
    なし、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止されて
    おり、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  14. 【請求項14】 ヨロイの前後方向所要部位の内面側の
    上下に突設した連結片間に、テンプルの連結部を挿入
    し、該上下の連結片と連結部とを枢軸で連結することに
    より、前記テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連
    結構造であって、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、内方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の外部に、連結片後側に向けて曲がるように、或い
    は連結片前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を
    有する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設けら
    れた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われると共
    に、前記下の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端
    は下の覆い部で覆われており、又前記テンプルの連結部
    の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸
    としての円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記
    導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材
    を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復
    元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ
    連結片先側に位置する部分に弾性的に押圧される如くな
    し、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止されてお
    り、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に、前記弾性変形部を外方
    に向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡
    のテンプル連結構造。
  15. 【請求項15】 テンプルの前側部分の内面側の上下に
    突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
    の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
    テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
    って、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、前方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の後部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧
    状の内周面を有する軸孔が連設されてなり、前記上の連
    結片に設けられた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で
    覆われており、又前記ヨロイの連結部の上下には、前記
    軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の
    軸部が突設されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入
    れる際に、前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に
    押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元作用によって、
    前記軸部が、前記軸孔の連結片先側に位置する内周面に
    弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔からの
    軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  16. 【請求項16】 テンプルの前側部分の内面側の上下に
    突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
    の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
    テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
    って、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、内方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の外部に、連結片後側に向けて曲がるように、或い
    は連結片前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を
    有する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設けら
    れた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われてお
    り、又前記ヨロイの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合
    して回動し得る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設
    されており、該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、
    前記連結部が前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該
    バネ部材のその後の弾性復元作用によって、前記軸部
    が、前記軸孔の内周面で且つ連結片先側に位置する部分
    に弾性的に押圧される如くなし、これにより、軸孔から
    の軸部の脱落が阻止されており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  17. 【請求項17】 テンプルの前側部分の内面側の上下に
    突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
    の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
    テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
    って、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、前方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の後部に、連結片先側に向けて曲がるように、円弧
    状の内周面を有する軸孔が連設されてなり、前記上の連
    結片に設けられた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で
    覆われると共に、前記下の連結片に設けられた導入溝部
    と軸孔の下端は下の覆い部で覆われており、又前記ヨロ
    イの連結部の上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得
    る、前記枢軸としての円柱状の軸部が突設されており、
    該軸部を前記導入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が
    前記バネ部材を外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のそ
    の後の弾性復元作用によって、前記軸部が、前記軸孔の
    連結片先側に位置する内周面に弾性的に押圧される如く
    なし、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止される
    ようになされており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  18. 【請求項18】 テンプルの前側部分の内面側の上下に
    突設した連結片間に、ヨロイの連結部を挿入し、該上下
    の連結片と連結部とを枢軸で連結することにより、前記
    テンプルを開閉可能とした眼鏡のテンプル連結構造であ
    って、 前記上下の連結片間に、前後方向及び上下方向の動きが
    規制された状態で前記内面側に支持され、且つ弾性変形
    部を有したバネ部材が、着脱自在に配設され、該バネ部
    材は、前記連結部が連結されることによって内方への脱
    落が阻止されており、 前記上下の連結片の内面側の夫々には、上下対称の配置
    で、内方に向け開放する導入溝部が設けられ且つ該導入
    溝部の外部に、連結片後側に向けて曲がるように、或い
    は連結片前側に向けて曲がるように、円弧状の内周面を
    有する軸孔が連設されてなり、前記上の連結片に設けら
    れた導入溝部と軸孔の上端は上の覆い部で覆われると共
    に、前記下の連結片に設けられた導入溝部と軸孔の下端
    は下の覆い部で覆われており、又前記ヨロイの連結部の
    上下には、前記軸孔に嵌合して回動し得る、前記枢軸と
    しての円柱状の軸部が突設されており、該軸部を前記導
    入溝部に嵌め入れる際に、前記連結部が前記バネ部材を
    外方に弾性的に押圧し、該バネ部材のその後の弾性復元
    作用によって、前記軸部が、前記軸孔の内周面で且つ連
    結片先側に位置する部分に弾性的に押圧される如くな
    し、これにより、軸孔からの軸部の脱落が阻止されるよ
    うになされており、 又前記連結部は、前記テンプルが展開状態から折り畳み
    方向に回動する際に、及び、前記テンプルが折り畳み状
    態から展開方向に回動する際に前記弾性変形部を外方に
    向けて押圧する押圧部を有することを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれかに記載の眼
    鏡におけるテンプル連結構造において、展開状態にある
    テンプルは、前記連結部が前記バネ部材の弾性変形部を
    外方に向けて弾性変形させながら、更に外方に開くこと
    ができるように構成されていることを特徴とする眼鏡の
    テンプル連結構造。
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