JP2003213148A - 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法 - Google Patents

導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法

Info

Publication number
JP2003213148A
JP2003213148A JP2002010718A JP2002010718A JP2003213148A JP 2003213148 A JP2003213148 A JP 2003213148A JP 2002010718 A JP2002010718 A JP 2002010718A JP 2002010718 A JP2002010718 A JP 2002010718A JP 2003213148 A JP2003213148 A JP 2003213148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
water
cooh
conductive composition
cor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002010718A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Uzawa
正志 鵜澤
Takashi Saito
隆司 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2002010718A priority Critical patent/JP2003213148A/ja
Publication of JP2003213148A publication Critical patent/JP2003213148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性、成膜性に優れ、長期保存に置いても
分離、凝集せず、簡便な方法で塗布、被覆可能、且つ増
粘剤を用いて任意の粘度及び塗工膜厚に調整可能で、そ
の際の乾燥性に優れている導電性組成物。 【解決手段】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
基を有する水溶性導電性ポリマー、架橋剤、水、有機溶
剤及び増粘剤を含有する導電性組成物、及び当該導電性
組成物を基材の少なくとも一面に塗布または含浸する導
電体の形成法、並びに当該導電体を形成した後に行う静
電塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルホン酸基及び
/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー
を主成分とする導電性組成物及びそれを用いた導電体の
形成方法と静電塗装方法に関する。本発明における水溶
性導電性ポリマーは、導電性組成物として優れた性能を
有し、かつ溶媒、特に含水有機溶媒などに可溶なため基
材表面に簡単に被覆することができ、その導電性組成物
層は乾燥性、耐水性に優れ、均一塗膜の形成が可能であ
るため、各種帯電防止剤、電池,防食塗料、EMIシー
ルド、化学センサー、表示素子、非線形材料、防食剤、
接着剤、繊維、帯電防止塗料、導電性塗料、防食塗料、
電着塗料、メッキプライマー、電気防食、電池の蓄電能
力向上に適用可能である。帯電防止剤の具体的用途とし
ては、包装材料、磁気カード、磁気テープ、磁気ディス
ク、写真フィルム、印刷材料、離形フィルム、ヒートシ
ールテープ・フィルム、ICトレイ、ICキャリアテー
プ及びカバーテープなどが上げられる。また、静電塗装
用の導電性プライマーとして用いた場合は上塗り塗料へ
の適合性、静電塗装特性、付着性を向上させることがで
きる。
【0002】
【従来の技術】スルホン酸基やカルボキシル基などの酸
性基を有する水溶性アニリン系導電性ポリマーは、その
酸性基の親水性作用により水や有機溶剤に優れた溶解性
を示すことから、種々の合成法が検討されており、また
これらの導電性ポリマーを主成分とする導電体の形成方
法などが報告されている。(特開平7−196791号
公報、特開平7−324132号公報、特開平8−41
320号公報など)。しかしながら、これらのスルホン
酸基やカルボキシル基を有する水溶性アニリン系導電性
ポリマーは、水に対して溶解性を有するため、導電性高
分子膜形成後の耐水性が不十分であり、耐水性が必要と
する用途では適用できないという課題がある。また、耐
水性を付与させるため高分子化合物を配合する試みがな
されているが、十分に耐水性を付与することはできてい
ない。
【003】これらの耐水性の付与に関する問題を解決す
る方法として、本発明者らは、スルホン酸基及び/また
はカルボン酸基を有する水溶性導電性ポリマーと該ポリ
マーのスルホン酸基及び/またはカルボン酸基と反応す
ることができる官能基を少なくとも2個以上有する化合
物(架橋性化合物)を含む組成物(WO97/0716
7号公報)を提案した。しかし、フィルムや樹脂基材へ
の塗工の場合は基材への影響を考慮すると架橋温度は常
温から100℃以下までが好ましいが、これらの組成物
においては、架橋性化合物の架橋開始温度は100℃を
超える高温度を必要とするため、塗布可能な基材の種類
が制限され、適用範囲が限定されてしまうとう問題点が
ある。
【0004】さらに本発明者らはシランカップリング剤
を含む組成物(特開2001−270999)を提案し
た。この組成物は室温での放置によっても耐水性を付与
することが可能である。しかし、塗着膜厚や塗装特性の
コントロールあるいは塗工の際のたれ防止の目的で増粘
剤を添加した場合、溶媒の蒸発速度が著しく遅くなり、
低温且つ短時間での耐水性付与が出来なくなると言う問
題を有している。
【0005】一方、プラスチック等の絶縁物は美粧性及
び耐久性向上のために塗料を塗装する場合があり、塗装
手段としては静電塗装方式が一般に採用されている。絶
縁物に静電塗装をする場合は、塗着効率及び美粧性を向
上させるため、上塗り塗装に先立ち、あらかじめ絶縁物
の表面を導電化しておくのが一般的である。
【0006】導電化の方法としては従来プラスチック中
に予め導電性のフィラーを練り込んだ後に成形すること
によって、成型品に導電性を持たせる方法(特開昭59
−19150号公報)が提案されているが、静電塗装に
必要な導電性を付与するには、導電性のフィラーを多量
に練り込む必要があり、良好な塗装外観を得ることは困
難であり、また、リサイクルによる再使用が困難という
問題もある。
【0007】また、上塗り塗料との密着性向上、静電塗
装時の良好な付き回り性を得るために導電性プライマー
と呼ばれる下塗り塗料を前処理として塗装する方法(特
開昭57−180638号公報)が提案されている。こ
の導電性プライマーには非導電体の表面を導電化するた
めに、塗料中に導電性のフィラー、導電性添加剤を一般
的に添加している。
【0008】導電性フィラーとして、導電性カーボン、
銀、ニッケル、アルミニウム等を用いるプラスチック用
導電性プライマー組成物(特開昭58−76266号公
報、特開昭61−218639号公報、特開平2−12
0373号公報、特開平2−194071号公報)も提
案されているが、該組成物は分散系のため、貯蔵中に導
電性フィラーと樹脂成分とが分離、凝集するおそれがあ
り保存安定性が悪いと言う欠点がある。
【0009】また、これらの導電性プライマーは一般的
に高価格であり、さらに静電塗装に必要な導電性を得る
ためには膜厚を厚くする必要もありコスト面で工業的に
不適である。
【0010】導電性添加剤として安価な界面活性剤を用
いる方法(特開平3−4970号公報)も提案されてい
るが、界面活性剤を使用する場合、塗装環境によって導
電性が変化し、特に湿度の低い環境下では導電性が低下
し、静電塗装が不安定になるおそれがある。
【0011】これらの諸々の問題を解決する方法とし
て、本発明者等はスルホン酸基及び/またはカルボキシ
ル基を有する水溶性アニリン系導電性ポリマーを主成分
とする静電塗装用導電性プライマー組成物及び該組成物
を用いた静電塗装方法を提案した(特開平10−147
748号公報)。この組成物は、水溶性で簡便な方法で
塗膜可能であり導電性に優れ、静電塗装効果の点でも優
れている。しかしながら該発明で用いられている導電性
ポリマーは水溶性であるため、帯電防止膜として十分な
耐水性を有しておらず、上塗りとして水系のベースコー
トを用いた場合には導電性ポリマーの色がベースコート
に混ざってしまうと言う課題点を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の種々
の課題を解決するためになされたものであり、スルホン
酸基やカルボキシル基を有する導電性ポリマー自体の特
性を損なわず、導電性、成膜性に優れ、長期保存に置い
ても分離、凝集せず、簡便な方法で塗布、被覆可能、且
つ増粘剤を用いて任意の粘度及びいかなる塗布方法にお
いても均一塗膜の形成が可能で、その際の乾燥性に優れ
ている導電性組成物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、スルホン酸基及
び/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマ
ー、架橋剤、水、有機溶剤及び増粘剤を含有する導電性
組成物が、あらゆる塗工方法に適し、且つ任意の膜厚で
塗装が可能で、基材上での塗料のたれが生じにくく、さ
らに乾燥性に優れ、耐水性、成膜性、透明性、導電性等
に優れた導電性組成物層を形成できること、更にはこれ
に界面活性剤を含有させることにより導電性組成物の基
材への塗布性が著しく向上し、基材上でのはじきを防止
でき、均一な塗膜を形成することが可能となり乾燥性に
加え、外観も向上した極めて優れた導電体が形成できる
ことを見い出し本発明に到達したものである。
【0014】すなわち、本発明の第1は、スルホン酸基
及び/またはカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリ
マー(a)、架橋剤(b)、水(c1)、有機溶剤(c
2)及び、増粘剤(d)を含有する導電性組成物であ
る。導電性組成物は更にバインダーポリマー(e)及び
/または界面活性剤(f)を含むことにより性能の向上
がはかれる。
【0015】本発明の第二は、前記導電性組成物を基材
の少なくとも一面に塗布または含浸することを特徴とす
る導電体の形成方法に関する。
【0016】本発明の第三は、前記導電性組成物を基材
の少なくとも一面に塗布または含浸し導電体を形成した
後に静電塗装を行うことを特徴とする静電塗装方法に関
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の導電性組成物につ
いて詳細に説明する。
【0018】本発明で用いる水溶性導電性ポリマー
(a)は、スルホン酸及び/またはカルボキシル基を有
する水溶性導電性ポリマーであれば、特に限定されない
が、例えば、特開昭61−197633号公報、特開昭
63−39916号公報、特開平01−301714号
公報、特開平05−504153号公報、特開平05−
503953号公報、特開平04−32848号公報、
特開平04−328181号公報、特開平06−145
386号公報、特開平06−56987号公報、特開平
05−226238号公報、特開平05−178989
号公報、特開平06−293828号公報、特開平07
−118524号公報、特開平06−32845号公
報、特開平06−87949号公報、特開平06−25
6516号公報、特開平07−41756号公報、特開
平07−48436号公報、特開平04−268331
号公報に示された水溶性導電性ポリマーが好ましく用い
られる。
【0019】具体的には無置換及び置換されたフェニレ
ンビニレン、ビニレン、チエニレン、ピロリレン、フェ
ニレン、イミノフェニレン、イソチアナフテン、フリレ
ン及びカルバゾリレンからなる群より選ばれた少なくと
も1種以上を繰り返し単位として含むπ共役系高分子の
骨格または該高分子中の窒素原子上に、スルホン酸基及
び/またはカルボキシル基、あるいはスルホン酸基及び
/またはカルボキシル基で置換されたアルキル基または
エーテル結合を含むアルキル基を有している水溶性導電
性ポリマーが挙げられる。この中でも特にチエニレン、
ピロリレン、イミノフェニレン、フェニレンビニレン、
カルバゾリレン、イソチアナフテンを含む骨格を有する
水溶性導電性ポリマーが好ましく用いられる。
【0020】好ましい水溶性導電性ポリマーは、
【化9】 (上記式中、R、Rは各々独立に、H、−S
、−SOH、−R35SO 、−R35SO
H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
COR35、−NO、−COOH、−R35COO
H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
かつR、Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
である。)
【0021】
【化10】 (上記式中、R、Rは各々独立に、H、−S
、−SOH、−R35SO 、−R35SO
H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
35、−OH,−O、−SR35、−OR35、−O
COR35、−NO、−COOH、−R35COO
H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
かつR、Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
である。)
【0022】
【化11】 (上記式中、R〜Rは各々独立に、H、−S
、−SOH、−R35SO 、−R35SO
H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
COR35、−NO、−COOH、−R35COO
H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
かつR〜Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
である。)
【0023】
【化12】 (上記式中、R〜R13は各々独立に、H、−SO
、−SOH、−R SO 、−R35SO
H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
35、−OH,−O、−SR35、−OR35、−O
COR35、−NO、−COOH、−R35COO
H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
かつR〜R 13のうち少なくとも一つが−SO
−SOH、−R35SO 、−R 35SOH、−
COOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた
基である。)
【0024】
【化13】 (上記式中、R14は−SO 、−SOH、−R
42SO 、−R42SOH、−COOH及び−R
42COOH からなる群より選ばれ、ここで、R 42
は炭素数1〜24のアルキレン、アリーレンまたはアラ
ルキレン基である。)からなる群より選ばれた少なくと
も一種以上の繰り返し単位を、ポリマー全体の繰り返し
単位の総数中に20〜100%含有する水溶性導電性ポ
リマーである。
【0025】これらの水溶性導電性ポリマーのうち、下
記一般式(6)で示される水溶性導電性ポリマーが更に
好ましく用いられる。
【化14】 (上記式中、yは0<y<1の任意の数を示し、R15
〜R32は各々独立に、H、−SO 、−SOH、
−R35SO 、−R35SOH、−OCH 、−
CH、−C、−F、−Cl、−Br、−I、−
N(R35、−NHCOR35、−OH、−O
−SR35、−OR35、−OCOR35、−NO
−COOH、−R35COOH、−COOR35、−C
OR35、−CHO及び−CNからなる群より選ばれ、
ここで、R35は炭素数1〜24のアルキル、アリール
またはアラルキル基あるいはアルキレン、アリーレンま
たはアラルキレン基であり、R15〜R32のうち少な
くとも一つが−SO 、−SOH、−R35SO
、−R35SOH、−COOH及び−R35COO
Hからなる群より選ばれた基である。)で表される繰り
返し単位を、ポリマー全体の繰り返し単位の総数中に2
0〜100%含有する水溶性導電性ポリマーである。こ
こでポリマーの繰り返し単位の総数に対するスルホン酸
基及び/またはカルボキシル基を有する繰り返し単位の
含有量が50%以上の水溶性導電性ポリマーは、溶解性
が非常に良好なため、好ましく用いられ、より好ましく
は70%以上、更に好ましくは90%以上、特に好まし
くは100%のポリマーが用いられる。
【0026】また、芳香環に付加する置換基は、導電性
及び溶解性の面から電子供与性基が好ましく、具体的に
はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基等が好まし
く、特にアルコキシ基を有する水溶性導電性ポリマーが
最も好ましい。これらの組み合わせの中で最も好ましい
水溶性導電性ポリマーの一般式(7)を下記に示す。
【化15】 (上記式中、R33は、スルホン酸基、カルボキシル
基、及びこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び
置換アンモニウム塩からなる群より選ばれた1つの基で
あり、R34はメチル基、エチル基、n−プロピル基、
iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ドデシル
基、テトラコシル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、iso−ブトキシ基、sec−ブトキシ
基、tert−ブトキシ基、ヘプトキシ基、ヘクソオキ
シ基、オクトキシ基、ドデコキシ基、テトラコソキシ
基、フルオロ基、クロロ基及びブロモ基からなる群より
選ばれた1つの基を示し、Xは0<X<1の任意の数を
示し、nは重合度を示し3以上、5000以下であ
る。)ここでR33は、少なくともその一部が、フリー
のスルホン酸基及び/またはカルボキシル基であること
が導電性向上の点から好ましい。
【0027】本発明で用いる水溶性導電性ポリマーは化
学重合または電解重合などの各種合成法によって得られ
るポリマーを用いることができるが、例えば本発明者ら
が提案した特開平7−196791号公報、特開平7−
324132号公報に記載の合成方法が好ましく適用さ
れる。すなわち下記一般式(8)、
【化16】 (上記式中、R36〜R41は各々独立に、H、−SO
、−SOH、−R 35SO 、−R35SO
H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
COR35、−NO、−COOH、−R35COO
H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
15〜R のうち少なくとも一つが−SO 、−S
H、−R35SO 、−R SOH、−CO
OH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基で
ある。)で表される酸性基置換アニリン、そのアルカリ
金属塩、アンモニウム塩及び/または置換アンモニウム
塩を塩基性化合物を含む溶液中で酸化剤により重合させ
ることにより得られた水溶性導電性ポリマーが用いられ
る。
【0028】特に好ましい水溶性導電性ポリマーとして
は、アルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸、その
アルカリ金属塩、アンモニウム塩及び/または置換アン
モニウム塩を塩基性化合物を含む溶液中で酸化剤により
重合させることにより得られた水溶性導電性ポリマーが
用いられる。
【0029】本発明で用いる水溶性導電性ポリマーに含
有される酸性基は、導電性向上の観点から少なくともそ
の一部が遊離酸型であることが望ましい。また、本発明
で用いる水溶性導電性ポリマーの質量平均分子量は、G
PCのポリエチレングリコール換算で、2000以上、
300万以下のものが導電性、成膜性及び膜強度に優れ
ており好ましく用いられ、質量平均分子量3000以
上、100万以下のものがより好ましく、5000以
上、50万以下のものが最も好ましい。
【0030】本発明の必須構成成分である架橋剤(b)
としては、スルホン酸基及び/又はカルボン酸基と反応
することができる官能基を2個以上有する化合物であれ
ば特に限定されないが、例えばアクリル基、ビニル基、
エポキシ基、イソシアネート基、オキサゾリン基、シラ
ノール基、酸クロリド基、カルボキシル基、アミノ基、
水酸基、メルカプト基などの反応性基及び通常の条件下
では保護されていて反応しないが、加熱、pH調整など
の処理により、上記反応性基に変換する潜伏性の反応性
基などから選ばれた反応性基を分子内に2個以上有する
化合物である。このような化合物としては、多官能ビニ
ル化合物、多官能アクリル化合物、多官能エポキシ化合
物、多官能イソシアネート化合物、多官能オキサゾリン
化合物、多官能カルボン酸化合物、多官能アミン化合
物、多官能ヒドロキシ化合物、多官能メルカプト化合
物、シランカップリング剤等が挙げられる。
【0031】多官能エポキシ化合物としては、ビスフェ
ノールA系エポキシ樹脂、ソルビトールポリグリシジル
エーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、
ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリ
セロールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグ
リシジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロ
キシエチル)イソシアヌレート、トリメチロールプロパ
ンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエ
ーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−へキサンジオールジグリシジルエーテル、
ビスフェノール−S−ジグリシジルエーテル、エチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシ
ジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、アジピン酸グリシジルエステル、o−フ
タル酸グリシジルエステル、ジブロモネオペンチルグリ
コールジグリシジルエーテル等があげられる。
【0032】多官能イソシアネート化合物としては、分
子中にイソシアネート基を二つ以上、好ましくは3また
は4個含有するものを使用することができる。具体的に
は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート、水素化ジフェニルメタン−4,4’
−ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、水素化キシリレン
ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、
3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニリレンジイソ
シアネート等の芳香族系のイソシアネート化合物や、イ
ソホロンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
の脂肪族系のイソシアネート化合物、およびこれらのア
ダクト体、ビウレット体、イソシアヌレート体等があげ
られる。
【0033】多官能ビニル化合物としては、例えば、ポ
リブタジエン、イソプレン等が挙げられる。
【0034】多官能アクリル化合物としては、具体的に
は、ビスフェノールF EO変性(4モル)ジアクリレ
ート(M−208)、ビスフェノールA EO変性(4
モル)ジアクリレート(M−210)、イソシアヌル酸
EO変性ジアクリレート(M−215)、トリプロピレ
ングリコールジアクリレート(M−220)、ポリプロ
ピレングリコールジアクリレート(nは約7、PPG#
400、M−225)、ペンタエリスリトールジアクリ
レートモノステアレート(M−233)、ポリエチレン
グリコールジアクリレート(nは約4、PPG#20
0、M−240)、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート(nは約9、PPG#400、M−245)、ポリ
エチレングリコールジアクリレート(nは約13〜1
4、PPG#600、M−260)、ポリプロピレング
リコールジアクリレート(nは約12、M−270)、
ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−30
5)、トリメチロールプロパントリアクリレート(M−
309)、トリメチロールプロパンPO変性(3モル)
トリアクリレート(M−310)、イソシアヌル酸EO
変性トリアクリレート(M−315)、トリメチロール
プロパンPO変性(6モル)トリアクリレート(M−3
20)、トリメチロールプロパンEO変性(3モル)ト
リアクリレート(M−350)、トリメチロールプロパ
ンEO変性(6モル)トリアクリレート(M−36
0)、ジペンタエリスリトールペンタおよびヘキサアク
リレート(M−400)、ジトリメチロールプロパンテ
トラアクリレート(M−408)、ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート(M−450)、ウレタンアクリ
レート(M−1100)、ポリエステルアクリレート
(M−7000シリーズ、M−8000シリーズ、M−
7100、M−8060)が挙げられる。
【0035】多官能オキサゾリン化合物としては、例え
ば、エポクロス(商品名、日本触媒(株)製)等が挙げ
られる。
【0036】多官能カルボン酸化合物としては、例え
ば、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、トリメ
シン酸等が挙げられる。
【0037】多官能アミン化合物としては、例えば、バ
ーサミン、バーサミド(商品名、ヘンケルジャパン
(株)製)のようなポリアミンまたはポリアミドアミン
化合物、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン等が挙げられる。
【0038】多官能ヒドロキシ化合物としては、例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリカ
ーボネートジオール、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等
が挙げられる。
【0039】多官能メルカプト化合物としては、例え
ば、トリビニルシクロヘキサン変性トリメチレンジオー
ル等が挙げられる。
【0040】架橋剤の内、下記一般式(9)で示される
シランカップリング剤が最も好ましく用いられる。
【化17】 (上記式中、R43、R44、R45は各々独立に、水
素、炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキル基、炭素
数1〜6の直鎖または分岐のアルコキシ基、アミノ基、
アセチル基、フェニル基、ハロゲン基よりなる群から選
ばれた基である。Xは
【化18】 を示し、n及びmは0〜6までの数である。Yは水酸
基、チオール基、ビニル基、アミノ基、エポキシ基より
なる群から選ばれた基である。)具体的にはエポキシ基
を持つものとしてはγ−グリシジルオキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルトリ
エトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン等、アミノ基を持つもの
としてはγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、β−
アミノエチルトリメトキシシラン、γ−アミノプロポキ
シプロピルトリメトキシシラン等、チオール基を持つも
のとしてはγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、β−メルカプトエチルメチルジメトキシシラン等、
水酸基を持つものとしてはβ−ヒドロキシエトキシエチ
ルトリエトキシシラン、γ−ヒドロキシプロピルトリメ
トキシシラン等が挙げられる。なお、架橋剤(b)は2
種類以上用いても何ら問題はない。
【0041】本発明の導電性組成物は溶媒として水(c
1)及び有機溶剤(c2)を必須成分とする。有機溶剤
(c2)は、水溶性導電性ポリマー(a)、架橋剤
(b)を溶解または分散するものであれば特に限定され
ないが、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、プロピルアルコール、ブタノール等のアルコール
類、アセトン、メチルエチルケトン、エチルイソブチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、エチレ
ングリコール、エチレングリコールメチルエーテル、エ
チレングリコールモノ−n−プロピルエーテル等のエチ
レングリコール類、プロピレングリコール、プロピレン
グリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチ
ルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテル、プ
ロピレングリコールプロピルエーテル等のプロピレング
リコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類、N−メチルピロリドン、 N−エチ
ルピロリドン等のピロリドン類、乳酸メチル、乳酸エチ
ル、β−メトキシイソ酪酸メチル、α−ヒドロキシイソ
酪酸メチル等のヒドロキシエステル類、アセトニトリ
ル、ジオキサン、テトロヒドロフラン等が挙げられ、中
でも乾燥性の観点から水溶性の非プロトン性溶媒が好ま
しく、具体的にはケトン類、エチレングリコール類、プ
ロピレングリコール類、ヒドロキシエステル類、アセト
ニトリル、テトラヒドロフラン等が用いられ特に好まし
くはアセトン、メチルエチルケトン、エチルイソブチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類である。
なお、有機溶剤(c2)は2種類以上用いても何ら問題
はない。
【0042】本発明の導電性組成物の溶媒となる水(c
1)と有機溶剤(c2)の混合比率は、水(c1):有
機溶剤(c2)=90:10〜65:35の範囲である
ことが好ましく、更に好ましくは水(c1):有機溶剤
(c2)=85:15〜65:35である。このよう
な、有機溶剤の混合比率範囲の時に導電性組成物を塗布
または含浸させた後の乾燥性、平坦性が特に良好であ
り、また、得られた導電体の耐水性、導電性も良好であ
る。
【0043】さらに本発明の必須成分である増粘剤
(d)としては、水に溶解または分散する物であれば特
に限定はされないが、アルギン酸ナトリウム等のアルギ
ン酸塩類、アルギン酸プロピレングリコールエステル等
のアルギン酸エステル類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
セルロース類、グアガム、ローカストビーンガム等の多
糖類、ゼラチン、カゼイン等の動物性タンパク質類、可
溶性デンプン類、特開昭52−25840号公報及び特
開昭58−213074号公報に代表されるウレタン系
増粘剤、特開平9−67562に代表されるウレタン会
合増粘剤や無ウレタン非イオン性会合増粘剤等が好まし
く用いられる。なお、増粘剤(d)は2種類以上用いて
も何ら問題はない。
【0044】本発明ではスルホン酸基及び/またはカル
ボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー(a)、架橋
剤(b)、水(c1)、有機溶剤(c2)及び増粘剤
(d)の必須成分を含む導電性組成物に更にバインダー
ポリマー(e)を併用することができる。バインダーポ
リマー(e)を併用した導電性組成物は得られる導電体
の強度、基材密着性、強度が著しく向上する。本発明に
用いられるバインダーポリマー(e)は、水に溶解また
は分散可能であれば特に限定されるものではないが、具
体的には水溶性高分子化合物または水系でエマルジョン
を形成する高分子化合物が用いられ、特にアニオン基を
有する高分子化合物が好ましく用いられる。
【0045】水溶性高分子化合物の具体例としては、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルホルマール等のポリビ
ニルアルコール類、ポリアクリルアミド、ポリアクリル
アミドメチルプロパンスルホン酸等のポリアクリルアミ
ド類、ポリビニルピロリドン類、水溶性アルキッド樹
脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性フェ
ノール樹脂、水溶性エポキシ樹脂、水溶性ポリブタジエ
ン樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶性ウレタン樹脂、水
溶性アクリル/スチレン樹脂、水溶性酢酸ビニル/アク
リル共重合樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性スチ
レン/マレイン酸共重合樹脂、水溶性フッ素樹脂及びこ
れらの共重合体等が挙げられる。
【0046】水系でエマルジョンを形成する高分子化合
物の具体例としては、水系アルキッド樹脂、水系メラミ
ン樹脂、水系尿素樹脂、水系フェノール樹脂、水系エポ
キシ樹脂、水系ポリブタジエン樹脂、水系アクリル樹
脂、水系ウレタン樹脂、水系アクリル/スチレン樹脂、
水系酢酸ビニル/アクリル共重合樹脂、水系ポリエステ
ル樹脂、水系スチレン/マレイン酸共重合樹脂、水系フ
ッ素樹脂、水系塩素化ポリオレフィン樹脂及びこれらの
共重合体等が挙げられる。本発明の導電性組成物をプラ
スチックに塗布する場合には、水系アクリル樹脂、水系
ウレタン樹脂および水系塩素化ポリオレフィン樹脂のう
ちの1種または2種以上を混合して使用することが好ま
しい。
【0047】また、本発明ではスルホン酸基及び/また
はカルボキシル基を有する水溶性導電性ポリマー
(a)、架橋剤(b)、水(c1)、有機溶剤(c2)
及び増粘剤(d)の必須成分を含む導電性組成物に、必
要によって界面活性剤(f)を併用することができる。
界面活性剤(f)を併用した導電性組成物は基材への塗
布性が著しく向上し、表面張力の小さい例えばプラスチ
ック基材へ塗布した場合のはじきを抑制し塗膜の均一性
が向上する。本発明に用いられる界面活性剤としては水
に溶解または分散する物で有れば特に限定はされない
が、アニオン系、カチオン系、ノニオン系界面活性剤が
用いられる。ノニオン系界面活性剤として、例えば、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等
のポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類;
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エ
ステル類;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト等のポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル
類;ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエ
チレンモノステアレート等のポリオキシアルキレン脂肪
酸エステル類;オレイン酸モノグリセリド、ステアリン
酸モノグリセリド等のグリセリン脂肪酸エステル類;ポ
リオキシエチレン・ポリプロピレン・ブロックコボリマ
ー;等を挙げることができる。アニオン系界面活性剤と
して、例えば、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナ
トリウム、ラウリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類;ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリー
ルスルホン酸塩類;ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸エステル塩類;モノオクチルスルホコハク酸ナト
リウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレンラウリルスルホコハク酸ナトリウム等のア
ルキルスルホコハク酸エステル塩及びその誘導体類;ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等の
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
類;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ソ
ーダ等のポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテ
ル硫酸エステル塩類;等を挙げることができる。カチオ
ン系界面活性剤として、例えば、ラウリルアミンアセテ
ート等のアルキルアミン塩;ラウリルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、アルキルベンジルジメチルアンモニウ
ムクロリド等の第4級アンモニウム塩;ポリオキシエチ
ルアルキルアミン;等を挙げることができる。なお、界
面活性剤(f)は2種類以上用いても何ら問題はない。
【0048】また、本発明の導電性組成物中の不揮発残
分は導電性組成物100質量部に対して1〜25質量部
が好ましい。ここで不揮発残分が1質量部未満の場合、
成膜性、平坦性が著しく低下し、一方20質量部を超え
ると塗料の粘度が経時的に変化し塗膜の平坦性が悪化す
る傾向がある。
【0049】スルホン酸基及び/またはカルボキシル基
を有する水溶性導電性ポリマー(a)の使用割合は、溶
媒である水(c1)と有機溶剤(c2)の混合物100
質量部に対して成分(a)が好ましくは0.01〜20
質量部であり、特に好ましくは0.1〜15質量部であ
る。この使用割合の時に特に導電性の向上が大きく、こ
れを越えても導電性はピークに達して大きく増加しな
い。
【0050】また、架橋剤(b)の使用割合は、溶媒で
ある水(c1)と有機溶剤(c2)の混合物100質量
部に対して成分(b)が好ましくは0.001〜20質
量部であり、特に好ましくは0.01〜15質量部であ
る。この使用割合の時に特に耐水性が充分付与できる。
【0051】また、増粘剤(d)の使用割合は、溶媒で
ある水(c1)と有機溶剤(c2)の混合物100質量
部に対して成分(d)が好ましくは0.1〜20質量部
であり、特に好ましくは0.5〜15質量部である。こ
の使用割合の時に特に増粘効果が十分に発揮され、且つ
ゲル化などの不都合もない。
【0052】また、バインダーポリマー(e)の使用割
合は、溶媒である水(c1)と有機溶剤(c2)の混合
物100質量部に対して成分(e)が好ましくは0.1
〜400質量部であり、特に好ましくは0.5〜300
質量部である。この使用割合の時に特に成膜性、成形
性、強度、導電性が優れる。
【0053】また、界面活性剤(f)の使用割合は、溶
媒である水(c1)と有機溶剤(c2)の混合物100
質量部に対して成分(f)が好ましくは0.001〜1
0質量部であり、特に好ましくは0.001〜7質量部
である。この使用割合の時に特に基材への塗布性の向上
幅が大きく、耐水性、乾燥性も良好である。
【0054】本発明の導電性組成物の表面張力は基材へ
の塗布性と乾燥性を向上させるために45mN/m以下
が好ましく、さらに好ましくは40mN/m以下であ
る。表面張力の下限は特に限定されないが、通常は10
mN/m以上、好ましくは20mN/m以上である。こ
こで、表面張力があまり大きすぎる場合、基材への塗布
性が悪く塗膜の膜厚が中心部に比べ隅の部分が厚くなり
乾燥性、耐水性、上塗り塗料の付着性等が低下すること
がある。
【0055】さらに本発明に用いられる導電性組成物に
は、必要に応じて、染料、顔料、可塑剤、分散剤、塗面
調整剤、コロイダルシリカ、流動性調整剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、保存安定剤、接着助剤、導電性補助
剤、消泡剤などの公知の各種物質を添加して用いること
ができる。
【0056】本発明において導電性組成物を塗布または
含浸する基材としては、高分子化合物、プラスチック、
木材、紙材、セラミックス及びそのフィルム、発泡体、
多孔質膜、エラストマーなど、ガラス板、金属基材及
び、金属基材の少なくとも1面に高分子化合物、プラス
チックを積層させた基材などが用いられる。例えば高分
子化合物、プラスチック及びフィルムとしては、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリブタ
ジエン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリフッ
化ビニリデン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアラミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリフェニレンエーテル、ポ
リエーテルニトリル、ポリアミドイミド、ポリエーテル
サルホン、ポリサルホン、ポリエーテルイミド、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリウレタン、そのフィルム、
発泡体及びエラストマーなどがある。これらの高分子フ
ィルムは、少なくともその一つの面上に透明導電性高分
子膜を形成させるため、該高分子膜の密着性を向上させ
る目的で上記フィルム表面をコロナ表面処理またはプラ
ズマ処理してもよい。
【0057】本発明の導電性組成物は、一般の塗工に用
いられる方法によって基材の表面に加工される。例えば
グラビアコーター、ロールコーター、カーテンフローコ
ーター、スピンコーター、バーコーター、リバースコー
ター、キスコーター、ファンテンコーター、ロッドコー
ター、エアドクターコーター、ナイフコーター、ブレー
ドコーター、キャストコーター、スクリーンコーター等
の塗布方法、エアスプレー等のスプレーコーティング噴
霧方法、ディップ等の浸漬方法等が用いられる。
【0058】導電性組成物を塗布し導電体を形成する際
の処理は、加熱処理することが好ましい。加熱処理によ
り水(c1)、成分(c2)が蒸発し、成分(b)と成
分(a)の架橋反応が更に促進して、耐水性をより短時
間で付与できる。加熱処理温度は、常温から250℃以
下、好ましくは50℃〜150℃の加熱が好ましい。2
50℃より高いと水溶性導電性ポリマー(a)自体が分
解してしまい導電性は著しく低下する。
【0059】導電性組成物の塗布膜厚は、乾燥膜厚で
0.1〜100μmの範囲が好ましく、更に好ましくは
1〜10μmの範囲で適用される。
【0060】次に、本発明における導電体を用いて静電
塗装を行う際の静電塗装条件としては、特に制約される
物ではないが、印加電圧は、−40kv〜−100kv
または+40〜+100kvの範囲が好ましく、極間距
離は50〜300mm、吹き出し量は50〜300g/
分の範囲が好ましい。
【0061】
【実施例及び比較例】本発明を実施例を挙げて更に詳細
に説明するが、以下の実施例は本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0062】導電性重合体の製造 (製造例1、導電性重合体(A−1)) ポリ(2−スルホ−5−メトキシ−1,4−イミノフェ
ニレン)の合成 2−アミノアニソール−4−スルホン酸100mmol
を25℃で4mol/Lのアンモニア水溶液に攪拌溶解
し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム100mmolの水
溶液を滴下した。滴下終了後、25℃で12時間更に攪
拌した後に反応生成物を濾別洗浄後乾燥し、重合体粉末
15gを得た。この重合体の体積抵抗値は9.0Ω・c
mであった。
【0063】(製造例2、導電性重合体(A−2)) ポリ(2−スルホ−1,4−イミノフェニレン)の合成 m−アミノベンゼンスルホン酸100mmolを25℃
で4モル/リットルのトリメチルアミン水溶液に攪拌溶
解し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム100mmolの
水溶液を滴下した。滴下終了後25℃で12時間更に攪
拌したのち、反応生成物を濾別洗浄後乾燥し、重合体粉
末10gを得た。このものの体積抵抗値は12.0Ω・
cmであった。
【0064】(製造例3、導電性重合体(A−3)) スルホン化ポリアニリンの合成 ポリ(2−スルホ−1,4−イミノフェニレン)を既知
の方法「J.Am.Chem.Soc.,(199
1),113,2665−2666」に従って合成し
た。得られた重合体のスルホン酸含有量は、芳香環に対
して52%であった。また、このものの体積抵抗値は5
0Ω・cmであった。
【0065】(製造例4、導電性重合体(A−4)) ポリ(アニリンプロパンスルホン酸)の合成 ポリ(アニリンプロパンスルホン酸)を既知の方法
「J. Chem.Soc.,Chem.Commu
n.,(1990),180」に従って合成した。
【0066】(製造例5、導電性重合体(A−5)) ポリ(3−チオフェン−β−エタンスルホン酸)の合成 ポリ(3−チオフェン−β−エタンスルホン酸)を既知
の方法「第39回高分子学会予稿集,1990,56
1」に従って合成した。
【0067】導電性組成物1−15 上記製造例にて合成した水溶性導電性ポリマー(a)、
架橋剤(b)、増粘剤(d)バインダーポリマー(e)
及び界面活性剤(f)を水と有機溶剤(c)に室温にて
溶解して導電性組成物を調製した。それぞれの種類及び
質量部は表−1に示すとおりである。
【0068】
【表1】 表中略語の説明 B−1:γ−グリシジルオキシプロピルメチルジメトキ
シシラン B−2:γ−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン C−1:アセトン C−2:メチルエチルケトン C−3:メチルイソブチルケトン C−4:メタノール D−1:旭電化社製ウレタン会合型増粘剤 アデカノー
ルUH−420 D−2:旭電化社製ウレタン会合型増粘剤 アデカノー
ルUH―720 D−3:ヒドロキシエチルセルロース E−1:東洋化成社製塩素化ポリオレフィンエマルショ
ン ハードレンEH−202 E−2:旭電化社製ウレタンエマルション アデカポン
タイターUX−232 E−3:三菱レイヨン社製アクリルエマルション ダイ
ヤナールMX−1845 F−1:花王社製アニオン界面活性剤 ペレックスOT
−P F−2:花王社製ノニオン系界面活性剤 エマルゲン4
085
【0069】評価方法 上記導電性組成物を調整後、25℃における表面張
力を測定した。 上記導電性組成物を調整後、25℃における粘度を
測定した。 上記導電性組成物を床に45度の角度で立てかけた
基材(100mm×100mm×5mm)にスプレー塗
装により任意の設定膜厚になるように塗装し80℃オー
ブンで乾燥を行い導電体を形成し、その際の重量変化を
観察し、恒量乾燥時間を測定した。 上記導電体の中心部、及び4隅(上右、上左、下
右、下左)、計5カ所の乾燥膜厚を測定した。 上記導電性組成物を塗工基板(100mm×100
mm×5mm)にスプレー塗装により塗装し、1分間の
セッティング後に80℃で3分間乾燥させ導電体を形成
させ試験板とし、導電性組成物の塗布状態を目視観察及
び、表面抵抗値を測定した。 で作成した試験板を室温の水に24時間浸漬し耐
水性試験を行った。 で作成した試験板と冷延鋼板とを並べ、同時に両
者に上塗塗料をベル型静電塗装機(電圧−90KV)
で、試験板での乾燥膜厚が20μmとなるように白色ア
クリル樹脂系水性上塗塗料「アレスアクアグロス」(関
西ペイント社製)を静電塗装し、100℃で20分間乾
燥させた。このようにして形成した上塗り塗膜の塗着効
率、上塗り塗装した際の塗面外観、塗色の目視感につい
て評価した。これらの結果を表―2、3に示す。
【0070】・ 表面張力 表面張力の測定には吊環法を用いた。 ・ 粘度 粘度の測定にはB型粘度計を用いた。 ・ 恒量乾燥時間 恒量乾燥時間の測定には化学天秤を用い、重量変化率が
1%以内になった時間を恒量乾燥時間とした。 ・ 乾燥膜厚 膜厚の測定には接触式膜厚計を用いた。 ・ 導電性組成物の塗布状態 ○:はじき無し、 △:塗膜の一部がはじきを生じる ×:塗膜全面にはじきが生じる ・ 表面抵抗値 表面抵抗値の測定には2端子法(電極間距離:20m
m)を用いた。 ・ 耐水性 耐水試験後の塗膜状態 ○:表面状態変化無し △:塗膜が膨潤した ×:塗膜が剥離した。 ・ 上塗り塗膜の塗着効率 塗着効率(%)=(各導電性組成物塗装板上の上塗り塗
着量)/(冷延鋼板上の上塗り塗着量)×100 ・ 上塗り塗装した際の塗面外観 目視により塗膜外観の状態を観察した。 ○:光沢 △:一部上塗り塗膜に割れが生じる ×:上塗り塗膜全面に割れか生じる ・ 塗色の目視感 外観を目視により塗膜の色調状態を観察した。 ○:白色、光沢 △:塗膜の一部が僅かな色調変化 ×:塗膜の全面が色調変化
【0071】実施例1〜10 表−1に示す導電性組成物1−10の粘度をB型粘度計
を用いて測定後、導電性組成物1−10を床に45度の
角度で立てかけた基板(100mm×100mm×5m
m)にスプレー塗装により表−2に示す設定膜厚になる
ように塗布し、80℃で乾燥させ試験板を作成し、乾燥
時の塗膜の重量変化より乾燥時間及び塗膜の乾燥膜厚の
測定を行った。これら結果を表−2に示す。
【0072】実施例11〜20 表―1に示す導電性組成物1−10の表面張力を吊り環
法にて測定後、導電性組成物1−10を基板(100m
m×100mm×5mm)にスプレー塗装により塗布
し、80℃で3分間乾燥させ試験板を作成し、塗布性を
目視評価し、表面抵抗値を測定した。その後、これら試
験片を室温の水に24時間浸漬し耐水性評価を行った。
これら試験板と冷延鋼板とを並べ、同時に両者に上塗塗
料をベル型静電塗装機(電圧−90KV)で、試験板で
の乾燥膜厚が20μmとなるように静電塗装し、100
℃で20分間乾燥させた。このようにして形成した上塗
り塗膜の塗着効率、上塗り塗装した際の塗面外観、塗色
の目視感について評価した。これらの結果を表―3に示
す。
【0073】比較例1〜5 表−1に示す導電性組成物11−15の粘度をB型粘度
計を用いて測定後、導電性組成物11−15を床に45
度の角度で立てかけた基板(100mm×100mm×
5mm)にスプレー塗装により表−2に示す設定膜厚に
なるように塗布し、80℃で乾燥させ試験板を作成し、
乾燥時の塗膜の重量変化より乾燥時間及び塗膜の乾燥膜
厚の測定を行った。これらの結果を表−2に示す。
【0074】比較例6〜10 表―1に示す導電性組成物11−15の表面張力を吊り
環法にて測定後、導電性組成物11−15を基板(10
0mm×100mm×5mm)にスプレー塗装により塗
布し、80℃で3分間乾燥させ試験板を作成し、塗布性
を目視評価し、表面抵抗値を測定した。その後、これら
試験片を室温の水に24時間浸漬し耐水性評価を行っ
た。これら試験板と冷延鋼板とを並べ、同時に両者に上
塗塗料をベル型静電塗装機(電圧−90KV)で、試験
板での乾燥膜厚が20μmとなるように静電塗装し、1
00℃で20分間乾燥させた。このようにして形成した
上塗り塗膜の塗着効率、上塗り塗装した際の塗面外観、
塗色の目視感について評価した。これらの結果を表―3
に示す。
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】 略語の説明: 塗工基板: PP:黒色ポリプロピレン板 PVC:白色塩化ビニル板 PET:A−PET板
【0077】
【発明の効果】スルホン酸基及び/またはカルボキシル
基を有する水溶性導電性ポリマー、架橋剤、水、有機溶
剤及び増粘剤を含有する導電性組成物は、あらゆる塗工
方法に適し、且つ任意の膜厚で塗装が可能で、基材上で
の塗料のたれが生じにくく、さらに乾燥性に優れ、耐水
性、成膜性、透明性、導電性等に優れた導電性組成物層
を形成でき、さらに本発明の導電性組成物を用いた静電
塗装方法は、プラスチック等の絶縁物表面に簡単に被覆
することができ、耐水性に優れ、上塗り塗料への適合
性、静電塗装の効率化、付着性を向上させることができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/00 C09D 5/00 Z 5/24 5/24 165/00 165/00 179/00 179/00 201/06 201/06 H01B 1/20 H01B 1/20 A Fターム(参考) 4J002 AB033 AB043 AB053 AC032 AC034 AC062 AD013 AD023 BB244 BD124 BE022 BE024 BF024 BG004 BG072 BG134 BH014 BJ004 CC044 CC164 CC184 CD004 CD012 CD052 CD082 CD102 CD122 CE001 CF004 CF014 CF102 CG012 CH022 CH025 CK022 CK024 CM051 EC056 EG027 EH057 EH076 EL027 EL136 EN027 EN046 EN137 ER006 EU226 EV026 EV257 EX036 EX066 EX076 EX086 FD142 FD146 FD204 FD315 FD317 FD333 GH01 GH02 GK02 GP03 HA03 4J038 DC001 GA06 GA13 HA156 KA03 KA06 NA04 NA12 NA20 PB09 5G301 DA28 DD01 DD02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
    基を有する水溶性導電性ポリマー(a)、架橋剤
    (b)、水(c1)、有機溶剤(c2)及び増粘剤
    (d)を含有する導電性組成物。
  2. 【請求項2】 バインダーポリマー(e)を含むことを
    特徴とする請求項1記載の導電性組成物。
  3. 【請求項3】 界面活性剤(f)を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の導電性組成物。
  4. 【請求項4】 水(c1)と有機溶剤(c2)との混合
    比率が、水(c1):有機溶剤(c2)=90:10〜
    65:35の範囲であることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか一項に記載の導電性組成物。
  5. 【請求項5】 表面張力が45mN/m以下であること
    を特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の導電性
    組成物。
  6. 【請求項6】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
    基を有する水溶性導電性ポリマー(a)が、 【化1】 (上記式中、R、Rは各々独立に、H、−S
    、−SOH、−R35SO 、−R35SO
    H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
    35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
    COR35、−NO、−COOH、−R35COO
    H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
    Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
    24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
    アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
    かつR、Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
    SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
    OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
    である。) 【化2】 (上記式中、R、Rは各々独立に、H、−S
    、−SOH、−R35SO 、−R35SO
    H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
    35、−OH,−O、−SR35、−OR35、−O
    COR35、−NO、−COOH、−R35COO
    H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
    Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
    24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
    アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
    かつR、Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
    SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
    OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
    である。) 【化3】 (上記式中、R〜Rは各々独立に、H、−S
    、−SOH、−R35SO 、−R35SO
    H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
    35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
    COR35、−NO、−COOH、−R35COO
    H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
    Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
    24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
    アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
    かつR〜Rのうち少なくとも一つが−SO 、−
    SOH、−R35SO 、−R35SOH、−C
    OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
    である。) 【化4】 (上記式中、R〜R13は各々独立に、H、−SO
    、−SOH、−R SO 、−R35SO
    H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
    35、−OH,−O、−SR35、−OR35、−O
    COR35、−NO、−COOH、−R35COO
    H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
    Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
    24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
    アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
    かつR〜R 13のうち少なくとも一つが−SO
    −SOH、−R35SO 、−R 35SOH、−
    COOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた
    基である。) 【化5】 (上記式中、R14は−SO 、−SOH、−R
    42SO 、−R42SOH、−COOH及び−R
    42COOH からなる群より選ばれ、ここで、R 42
    は炭素数1〜24のアルキレン、アリーレンまたはアラ
    ルキレン基である。)からなる群より選ばれた少なくと
    も一種以上の繰り返し単位を、ポリマー全体の繰り返し
    単位の総数中に20〜100%含有する水溶性導電性ポ
    リマーであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一
    項に記載の導電性組成物。
  7. 【請求項7】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
    基を有する水溶性導電性ポリマー(a)が、 【化6】 (上記式中、yは0<y<1の任意の数を示し、R15
    〜R32は各々独立に、H、−SO 、−SOH、
    −R35SO 、−R35SOH、−OCH 、−
    CH、−C、−F、−Cl、−Br、−I、−
    N(R35、−NHCOR35、−OH、−O
    −SR35、−OR35、−OCOR35、−NO
    −COOH、−R35COOH、−COOR35、−C
    OR35、−CHO及び−CNからなる群より選ばれ、
    ここで、R35は炭素数1〜24のアルキル、アリール
    またはアラルキル基あるいはアルキレン、アリーレンま
    たはアラルキレン基であり、R15〜R32のうち少な
    くとも一つが−SO 、−SOH、−R35SO
    、−R35SOH、−COOH及び−R35COO
    Hからなる群より選ばれた基である。)で表される繰り
    返し単位を、ポリマー全体の繰り返し単位の総数中に2
    0〜100%含むことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か一項に記載の導電性組成物。
  8. 【請求項8】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
    基を有する水溶性導電性ポリマー(a)が、 【化7】 (上記式中、R33は、スルホン酸基、カルボキシル
    基、及びこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び
    置換アンモニウム塩からなる群より選ばれた1つの基で
    あり、R34はメチル基、エチル基、n−プロピル基、
    iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル
    基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ドデシル
    基、テトラコシル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
    ロポキシ基、iso−ブトキシ基、sec−ブトキシ
    基、tert−ブトキシ基、ヘプトキシ基、ヘクソオキ
    シ基、オクトキシ基、ドデコキシ基、テトラコソキシ
    基、フルオロ基、クロロ基及びブロモ基からなる群より
    選ばれた1つの基を示し、Xは0<X<1の任意の数を
    示し、nは重合度を示し3以上である。)であることを
    特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の導電性組
    成物。
  9. 【請求項9】 スルホン酸基及び/またはカルボキシル
    基を有する水溶性導電性ポリマー(a)が、 【化8】 (上記式中、R36〜R41は各々独立に、H、−SO
    、−SOH、−R 35SO 、−R35SO
    H、−OCH、−CH、−C、−F、−C
    l、−Br、−I、−N(R35、−NHCOR
    35、−OH、−O、−SR35、−OR35、−O
    COR35、−NO、−COOH、−R35COO
    H、−COOR35、−COR35、−CHO及び−C
    Nからなる群より選ばれ、ここで、R35は炭素数1〜
    24のアルキル、アリールまたはアラルキル基あるいは
    アルキレン、アリーレンまたはアラルキレン基であり、
    15〜R 32のうち少なくとも一つが−SO 、−
    SOH、−R35SO 、−R 35SOH、−C
    OOH及び−R35COOHからなる群より選ばれた基
    である。)で表される酸性基置換アニリン、そのアルカ
    リ金属塩、アンモニウム塩及び/または置換アンモニウ
    ム塩を塩基性化合物を含む溶液中で酸化剤により重合さ
    せることにより得られた水溶性導電性ポリマーであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の導電
    性組成物。
  10. 【請求項10】 スルホン酸基及び/またはカルボキシ
    ル基を有する水溶性導電性ポリマー(a)が、アルコキ
    シ基置換アミノベンゼンスルホン酸、そのアルカリ金属
    塩、アンモニウム塩及び/または置換アンモニウム塩を
    塩基性化合物を含む溶液中で酸化剤により重合させるこ
    とにより得られた水溶性導電性ポリマーであることを特
    徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の導電性組成
    物。
  11. 【請求項11】 基材の少なくとも一面に請求項1〜1
    0何れか一項に記載の導電性組成物を塗布または含浸す
    ることを特徴とする導電体の形成方法。
  12. 【請求項12】 基材の少なくとも一面に請求項1〜1
    0何れか1項に記載の導電性組成物を塗布または含浸し
    導電体を形成した後に静電塗装を行うことを特徴とする
    静電塗装方法。
JP2002010718A 2002-01-18 2002-01-18 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法 Pending JP2003213148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010718A JP2003213148A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010718A JP2003213148A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003213148A true JP2003213148A (ja) 2003-07-30

Family

ID=27648383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010718A Pending JP2003213148A (ja) 2002-01-18 2002-01-18 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003213148A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067637A1 (ja) * 2003-01-28 2004-08-12 Toppan Forms Co., Ltd. 導電性高分子ゲル及びその製造方法、アクチュエータ、イオン導入用パッチラベル、生体電極、トナー、導電機能部材、帯電防止シート、印刷回路部材、導電性ペースト、燃料電池用電極、並びに燃料電池
JP2006077229A (ja) * 2004-05-21 2006-03-23 Showa Denko Kk 導電性組成物及びその用途
JP2006117906A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止塗料、帯電防止膜及び帯電防止フィルム、光学フィルタ、光情報記録媒体
WO2006095595A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. 導電性高分子溶液、帯電防止塗料、帯電防止性ハードコート層、光学フィルタ、導電性塗膜、帯電防止性粘接着剤、帯電防止性粘接着層、保護材、およびその製造方法
JP2006249303A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液およびその製造方法
JP2006249302A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止塗料、帯電防止性ハードコート層および光学フィルタ
JP2006321840A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液及び導電性塗膜
JP2007051173A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止性粘接着剤、帯電防止性粘接着層および保護材
JP2008127727A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsubishi Rayon Co Ltd 導電性基材の製造方法
JP2008248038A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Achilles Corp 帯電防止性ポリオレフィン系樹脂フィルム
JP2009041154A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 導電体の製造方法及びこれにより得られる導電体
JP2009256545A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液および導電性塗膜
WO2010031143A1 (en) * 2008-09-22 2010-03-25 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Composition and method for preparation of electro-conductive polymer surfaces
WO2010090206A1 (ja) 2009-02-03 2010-08-12 Necトーキン株式会社 導電性高分子組成物及びその製造方法、並びに導電性高分子組成物を用いた固体電解コンデンサ
WO2011024830A1 (ja) * 2009-08-26 2011-03-03 日産化学工業株式会社 導電性コーティング組成物及び被覆部材
US8097184B2 (en) 2004-08-30 2012-01-17 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive composition and conductive cross-linked product, capacitor and production method thereof, and antistatic coating material, antistatic coating, antistatic film, optical filter, and optical information recording medium
KR101180303B1 (ko) * 2004-05-21 2012-09-07 쇼와 덴코 가부시키가이샤 도전성 조성물 및 그 용도
JP5255281B2 (ja) * 2006-10-24 2013-08-07 三菱レイヨン株式会社 導電性の付与方法、導電性材料の製造方法および導電性材料
JP2013254588A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Fujifilm Corp 絶縁性基板の透明帯電コート材用組成物、並びに、これを用いた、絶縁性基板の透明帯電コート材の形成方法、及び、絶縁性基板の透明帯電コート材
JP2014038341A (ja) * 2007-05-18 2014-02-27 Essilor Internatl Co Generale & D'optique 帯電防止性・耐摩耗性コートされた物品を提供する硬化性コーティング組成物
WO2014185522A1 (ja) * 2013-05-16 2014-11-20 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、導電体、積層体とその製造方法、導電性フィルム、及び固体電解コンデンサ
JP2015010204A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、導電膜および導電体
JP2015166447A (ja) * 2014-02-12 2015-09-24 ナガセケムテックス株式会社 インク用組成物及び透明電極
WO2015174453A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、帯電防止膜、積層体とその製造方法、およびフォトマスクの製造方法
JP2018076443A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 サカタインクス株式会社 アルコキシシラン加水分解組成物、及び、その製造方法
WO2019064634A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 第一工業製薬株式会社 水系樹脂組成物
US11145432B2 (en) 2012-07-24 2021-10-12 Mitsubishi Chemical Corporation Conductor, conductive composition and laminate

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067637A1 (ja) * 2003-01-28 2004-08-12 Toppan Forms Co., Ltd. 導電性高分子ゲル及びその製造方法、アクチュエータ、イオン導入用パッチラベル、生体電極、トナー、導電機能部材、帯電防止シート、印刷回路部材、導電性ペースト、燃料電池用電極、並びに燃料電池
US7795335B2 (en) 2003-01-28 2010-09-14 Toppan Forms Co., Ltd. Conductive polymer gel and process for producing the same actuator, patch label for ion introduction, bioeletrode, toner, conductive functional member antistatic sheet, printed circuit member, conductive paste, electrode for fuel cell, and fuel cell
JP2006077229A (ja) * 2004-05-21 2006-03-23 Showa Denko Kk 導電性組成物及びその用途
KR101180303B1 (ko) * 2004-05-21 2012-09-07 쇼와 덴코 가부시키가이샤 도전성 조성물 및 그 용도
US8097184B2 (en) 2004-08-30 2012-01-17 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive composition and conductive cross-linked product, capacitor and production method thereof, and antistatic coating material, antistatic coating, antistatic film, optical filter, and optical information recording medium
US8388866B2 (en) 2004-08-30 2013-03-05 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive composition and conductive cross-linked product, capacitor and production method thereof, and antistatic coating material, antistatic coating, antistatic film, optical filter, and optical information recording medium
US8551366B2 (en) 2004-08-30 2013-10-08 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive composition and conductive cross-linked product, capacitor and production method thereof, and antistatic coating material, antistatic coating, antistatic film, optical filter, and optical information recording medium
JP2006117906A (ja) * 2004-09-24 2006-05-11 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止塗料、帯電防止膜及び帯電防止フィルム、光学フィルタ、光情報記録媒体
JP2006249302A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止塗料、帯電防止性ハードコート層および光学フィルタ
KR100910435B1 (ko) 2005-03-11 2009-08-04 신에츠 폴리머 가부시키가이샤 도전성 고분자 용액, 대전 방지 도료, 대전 방지성 하드코트층, 광학 필터, 도전성 도막, 대전 방지성 점접착제,대전 방지성 점접착층, 보호재, 및 그 제조 방법
US7618559B2 (en) 2005-03-11 2009-11-17 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive polymer solution, antistatic coating material, antistatic hard coat layer, optical filter, conductive coating film, antistatic tacky adhesive, antistatic tacky adhesive layer, protective material, and method for producing the same
US8414801B2 (en) 2005-03-11 2013-04-09 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Conductive polymer solution, antistatic coating material, antistatic hard coat layer, optical filter, conductive coating film, antistatic tacky adhesive, antistatic tacky adhesive layer, protective material, and method for producing the same
JP2006249303A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液およびその製造方法
WO2006095595A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. 導電性高分子溶液、帯電防止塗料、帯電防止性ハードコート層、光学フィルタ、導電性塗膜、帯電防止性粘接着剤、帯電防止性粘接着層、保護材、およびその製造方法
JP2006321840A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液及び導電性塗膜
JP2007051173A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Shin Etsu Polymer Co Ltd 帯電防止性粘接着剤、帯電防止性粘接着層および保護材
JP5255281B2 (ja) * 2006-10-24 2013-08-07 三菱レイヨン株式会社 導電性の付与方法、導電性材料の製造方法および導電性材料
JP2008127727A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsubishi Rayon Co Ltd 導電性基材の製造方法
JP2008248038A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Achilles Corp 帯電防止性ポリオレフィン系樹脂フィルム
JP2014038341A (ja) * 2007-05-18 2014-02-27 Essilor Internatl Co Generale & D'optique 帯電防止性・耐摩耗性コートされた物品を提供する硬化性コーティング組成物
JP2009041154A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 導電体の製造方法及びこれにより得られる導電体
JP2009256545A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子溶液および導電性塗膜
WO2010031143A1 (en) * 2008-09-22 2010-03-25 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Composition and method for preparation of electro-conductive polymer surfaces
US8722154B2 (en) 2008-09-22 2014-05-13 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Composition and method for preparation of electro-conductive polymer surfaces
WO2010090206A1 (ja) 2009-02-03 2010-08-12 Necトーキン株式会社 導電性高分子組成物及びその製造方法、並びに導電性高分子組成物を用いた固体電解コンデンサ
US8804312B2 (en) 2009-02-03 2014-08-12 Nec Tokin Corporation Electroconductive polymer composition, method for producing the same, and solid electrolytic capacitor using electroconductive polymer composition
WO2011024830A1 (ja) * 2009-08-26 2011-03-03 日産化学工業株式会社 導電性コーティング組成物及び被覆部材
JP2013254588A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Fujifilm Corp 絶縁性基板の透明帯電コート材用組成物、並びに、これを用いた、絶縁性基板の透明帯電コート材の形成方法、及び、絶縁性基板の透明帯電コート材
US11145432B2 (en) 2012-07-24 2021-10-12 Mitsubishi Chemical Corporation Conductor, conductive composition and laminate
US10049780B2 (en) 2013-05-16 2018-08-14 Mitsubishi Chemical Corporation Electroconductive composition, electrical conductor, laminate and method for producing same, electroconductive film, and solid electrolyte condenser
JPWO2014185522A1 (ja) * 2013-05-16 2017-02-23 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、導電体、積層体とその製造方法、導電性フィルム、及び固体電解コンデンサ
WO2014185522A1 (ja) * 2013-05-16 2014-11-20 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、導電体、積層体とその製造方法、導電性フィルム、及び固体電解コンデンサ
JP2015010204A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、導電膜および導電体
JP2015166447A (ja) * 2014-02-12 2015-09-24 ナガセケムテックス株式会社 インク用組成物及び透明電極
KR20160148616A (ko) 2014-05-14 2016-12-26 미쯔비시 레이온 가부시끼가이샤 도전성 조성물, 대전 방지막, 적층체와 그의 제조 방법, 및 포토마스크의 제조 방법
JPWO2015174453A1 (ja) * 2014-05-14 2017-04-20 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、帯電防止膜、積層体とその製造方法、およびフォトマスクの製造方法
TWI659430B (zh) * 2014-05-14 2019-05-11 日商三菱化學股份有限公司 導電性組成物、帶電防止膜、積層體及其製造方法、以及光罩的製造方法
US10488757B2 (en) 2014-05-14 2019-11-26 Mitsubishi Chemical Corporation Conductive composition, antistatic film, laminate and production therefor, and production method for photomask
WO2015174453A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 三菱レイヨン株式会社 導電性組成物、帯電防止膜、積層体とその製造方法、およびフォトマスクの製造方法
JP2018076443A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 サカタインクス株式会社 アルコキシシラン加水分解組成物、及び、その製造方法
WO2019064634A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 第一工業製薬株式会社 水系樹脂組成物
JP2019059884A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 第一工業製薬株式会社 水系樹脂組成物
CN111051437A (zh) * 2017-09-28 2020-04-21 第一工业制药株式会社 水系树脂组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003213148A (ja) 導電性組成物、導電体形成方法及び静電塗装方法
Radhakrishnan et al. Epoxy powder coatings containing polyaniline for enhanced corrosion protection
JP2001270999A (ja) 架橋性導電性組成物、耐水性導電体及びその形成方法
ES2356751T3 (es) Revestimientos intermedios decapables de manera selectiva y procedimiento de uso.
JPWO2002102882A1 (ja) 半導電性ポリイミドフィルムおよびその製造方法
JP4818517B2 (ja) 導電性組成物、導電体及びその形成法
JP2002348488A (ja) 導電性着色組成物、導電体及びその形成方法
JP2005272638A (ja) 導電性組成物、耐水性導電体及びその形成方法
JP6520559B2 (ja) 導電性組成物、導電体及び前記導電体が形成された積層体
JP4131335B2 (ja) 帯電防止膜形成用組成物の製造方法
JP2003308733A (ja) 耐水性導電体、及びその形成方法
JP6229198B2 (ja) 導電性組成物、導電膜および導電体
JP3706825B2 (ja) 導電性組成物、導電体及びその形成方法
JP2001098069A (ja) 耐水性導電体の形成方法
JP2003039010A (ja) 絶縁物基材の静電塗装方法
JPH09124978A (ja) 電着塗料組成物
JP3819191B2 (ja) 塗布性に優れた導電性被覆用組成物
WO2008149468A1 (ja) コーティング樹脂用帯電防止剤
JP7435221B2 (ja) 導電性組成物、導電体及び積層体
CN114479566B (zh) 水性底漆组合物
JP3902194B2 (ja) 帯電防止膜を有する支持体、その製造方法、材料、及び用途
JP7392133B2 (ja) 架橋組成物およびそれから形成されたコーティング
MX2013013774A (es) Revestimientos anticorrosion.
CN1935879A (zh) 半导电性聚酰亚胺膜及其制造方法
JP2005082768A (ja) 導電性組成物、耐水性導電体及びその形成方法