JP2003212314A - 仕分装置、仕分方法及び仕分プログラム - Google Patents

仕分装置、仕分方法及び仕分プログラム

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JP2003212314A
JP2003212314A JP2002012788A JP2002012788A JP2003212314A JP 2003212314 A JP2003212314 A JP 2003212314A JP 2002012788 A JP2002012788 A JP 2002012788A JP 2002012788 A JP2002012788 A JP 2002012788A JP 2003212314 A JP2003212314 A JP 2003212314A
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Kouji Moritsuna
康二 森綱
Hiromasa Takahashi
博征 高橋
Mariko Ohata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人と機械装置との間で生じるムダな待ち時間
や処理効率のムラをなくす。 【解決手段】 仕分対象の折コンを搬送する搬送ライン
30、仕分先別に割り当てられた複数の折コン用シュー
ト50、搬送ライン30を移動する折コンを検出する折
コン検出センサ150、この折コン検出センサ150か
らの折コン検出情報と予め定められた折コン仕分指示
(荷物仕分情報)に基づいて、搬送ライン30の折コン
を当該折コンの仕分先ごとに割り当てた折コン用シュー
トに導く仕分ライン40、複数の折コン用シュート50
のうちの少なくとも一つのシュート50から、折コンが
仕分先別に連続して排出されるように特定の折コンを搬
送ライン30から抜き出して溜め置く纏め処理装置18
0を備えることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、たくさん
の荷物を仕分先別に仕分ける施設などに適用される仕分
装置、仕分方法及び仕分プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】物流センタなどの物流施設での荷物の仕
分けは、次のように行なわれている。即ち、荷物の仕分
けは、図12に示すように、商品を保管場所からピッキ
ングし(S201)、折り畳み式コンテナ(以下「折コ
ン」という)に同種の商品を詰め込み(S202)、こ
の折コン(荷物)を搬送ラインに投入して該ラインを流
し(S203)、途中、折コンを仕分手段により仕分先
別に自動仕分けし、仕分先別・仕分先ごとに割り当てら
れたシュート(荷物取出部)に導くというものである
(S204)。このため、シュートは単一ではなく、例
えばA店用シュート、B店用シュート、C流通チェーン
用シュート、D小売・E小売共用シュートなど、仕分先
別に割り当てられた複数のシュートを有している。ま
た、仕分手段は、搬送ラインを流れてくる折コンを識別
して定められたシュートに導く機能を有している。
【0003】そして、シュート下には作業員が待ち受け
ており、作業員は、前記したように仕分けられてシュー
トから滑り落ちてくる折コンをカゴ車(あるいはパレッ
ト)に積載する(S205)。この際、作業員は折コン
を無造作にカゴ車に積載するのではなく、折コンの中身
を意識して、折コンの中に入っている商品によって混載
可能なもの同士をカゴ車に積載する。このように折コン
が積載されたカゴ車は、出荷用の車両に荷積みされ(S
206)、それぞれの仕分先となる小売店(大規模店、
中規模店、小規模店、コンビニエンスストアなど)に出
荷される(S207)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな物流センタ(物流施設)で取り扱う物量は、仕分先
別で異なる他、日々あるいは時間帯により変動(波動)
が生じる。この変動を吸収するため、所定の能力を持っ
た機械装置と必要な作業員を割り当てることになるが、
作業工程間、特に、人と機械装置との間で(例えば図1
2のS205で)、ムダな待ち時間を生じ、また処理効
率にムラが生じることになる。従って、このようなムダ
やムラをなくす必要がある。また、このようなムダやム
ラは、例えば、規模の大きな物流施設(例えば各工程が
多階層に亘る施設)や、保管棚・設備などで見通しの利
かない施設においては、施設管理者の指示のみでなくす
には限界がある。また、そのような管理者を置くこと自
体が生産的ではない。そこで、本発明は、かかる問題を
解決する仕分装置、仕分方法及び仕分プログラムを提供
することを主たる課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】仕分先別に荷物(折コ
ン)が連続して、少なくとも一つの荷物取出部(シュー
ト)から排出されるようにした。また、作業員の操作に
より仕分けのロジックを変更できるようにした。
【0006】なお、請求項の「荷物が仕分先別に連続し
て排出される」とは、例えば、後で説明する発明の実施
の形態のように、同一のカゴ車(運搬器)に混載可能な
折コン(荷物)が連続して折コン用シュート(荷物取出
口)から排出されるようにすることである。この際、全
ての折コン用シュートがこのように連続して折コンを排
出することまでを要求するものではない。一部の折コン
用シュートからでも、また、一部の時間帯でも、意図し
て(ある制御のもとに)このように連続して折コンが排
出されればよいという趣旨である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。本実施形態の仕分装置・
仕分方法・仕分プログラムは、物流センタに適用され
る。この物流センタでは、メーカや卸などから小売店
(大規模、中規模、小規模、コンビニエンスストア…)
に納める商品が集められ、ここで仕分けされ、仕分先に
対応付けられた小売店に出荷される。
【0008】〔物流センタの全体構成〕物流センタの全
体構成を説明する。図1は、物流センタ1の全体構成を
示す図である(入荷部分を除く)。この図1に示すよう
に物流センタ1は、機械設備として、入荷した商品を分
類整理して保管する保管棚10、商品(商品ピース)を
仕分先別に折コン詰する際に使用するピースソータ2
0、商品が詰められた折コンを搬送する搬送ライン3
0、搬送されてくる折コンを自動仕分けする仕分ライン
40、この仕分ライン40に接続された折コン用シュー
ト50、カゴ車に積載した折コンを出荷車両に荷積みし
て出荷する出荷ポート60を有する。
【0009】また、図1に示すように物流センタ1は、
作業現場として、保管棚10から商品をピッキングする
ピッキング作業場所10A、ピッキングした商品を仕分
先別に折コンに詰める折コン詰作業場所20A、仕分ラ
イン40及びシュート50により仕分先別に仕分けられ
た折コンをカゴ車に積載するカゴ車積載作業場所50
A、折コンを積載したカゴ車を車両に荷積みする車両荷
積作業場所60Aなどを有する。
【0010】なお、この物流センタ1では、図2のフロ
ーチャートに示されるように、入荷工程(S101)、
保管工程(S102)、ピッキング工程(S103)、
搬送工程(S104)、仮置き工程(S105)、ピー
ス仕分工程(S106)、折コン詰工程(S107)、
仕分ラベル貼付工程(S108)、搬送工程(S10
9)、自動仕分工程(S110)、カゴ車積載工程(S
111)、車両荷積工程(S112)が行なわれる。つ
まり、これらの各工程が実行されることにより、物流セ
ンタ1に入荷された商品が仕分先別に仕分けられて出荷
される。これらの各工程は、後に詳細に説明する。ま
た、搬送工程に付加して行なわれる纏め処理工程につい
ても、後に詳細に説明する。
【0011】〔装置・機器類〕物流センタ1に備えられ
る装置・機器類を、図1を参照して説明する。ピッキン
グ作業場所10Aに設置される保管棚10は、物流セン
タ1に入荷され検品が終わった商品が分類整理して保管
されている棚であり、この棚からピッキングが行なわれ
る。
【0012】折コン詰作業場所20Aに設置されるピー
スソータ20は、商品をピース仕分けして折コンに詰め
る作業を行なう装置である。このピースソータ20は図
示しないピース仕分制御装置を備えたインテリジェント
型のピースソータであり、商品個々に付された商品バー
コードを読み取る機能、管理サーバ100(図3参照)
から送信されたピース仕分指示と商品から読み取った商
品バーコードに基づいて商品のピース仕分けを行なう機
能、ピース仕分けした商品を滑り台のようなシュートを
滑らせて折コンに詰める機能、折コンの満杯を検出して
警報を発すると共に空の折コンがセットされるまで当該
シュートからの商品の排出を停止する機能(シュートに
溜め置く機能)などを有する。ちなみに、このピースソ
ータ20は、#1,#2,#3…と、約200のシュー
トを備え、きめ細やかなピース仕分けを実現している。
【0013】搬送ライン30は、ローラコンベヤ(ある
いはベルトコンベヤ)などで構成されており、折コンを
仕分ライン40に搬送する機能を有する。搬送ライン3
0は、折コンの搬送速度が一定になるように速度制御を
行なっている。なお、搬送ライン30が複数階に跨って
いるか否かは問わない。
【0014】請求項の「仕分手段」に相当する仕分ライ
ン40は、折コンを仕分ける作業を行なう装置である。
この仕分ライン40は、図示しない折コン仕分制御装置
を備えたインテリジェント型の仕分ラインであり、折コ
ンを搬送する機能、管理サーバ100から送信された折
コン仕分指示と折コン検出センサ150が検出した情報
(読み取った折コンバーコードの情報)とに基づいて、
折コンの仕分けを行なう機能を有する。この機能を実現
するため、仕分ライン40は、ローラコンベアに仕分手
段(仕分アーム)41が適宜間隔を置いて直列に配され
た構成をしている。仕分手段41は、スイングアームを
作動して折コンの進路の変更を行なう。また、仕分手段
41には、折コン用シュート50がそれぞれ接続されて
おり、仕分けられた折コンは、作業員がいるところまで
折コン用シュート50を滑り落ちて排出されるようにな
っている。なお、仕分ライン40も、折コンの搬送速度
が一定になるように速度制御を行なっている。
【0015】請求項の「荷物取出部」に相当する折コン
用シュート50は、前記した仕分ライン40に接続され
たいわば折コンの滑り台であり、仕分手段41が仕分け
た折コンが該シュート50から滑り落ちて排出され、作
業員の元に供給されるようになっている。ちなみに、こ
の折コン用シュート50は、#1,#2,#3…と、約
50台備えられている。なお、折コン用シュート50の
それぞれには、折コン用シュート満杯センサ160が備
えられている。折コン用シュート50は、排出された折
コンを取り除かないと折コンが順次蓄積するようになっ
ているが、折コン用シュート満杯センサ160は、この
折コン用シュート50の満杯を検出して仕分ライン40
の折コン仕分制御装置に満杯情報を送信するようになっ
ている。ちなみに、満杯情報の送信により満杯のシュー
ト50に折コンを導く仕分手段41の作動が停止するよ
うになっている。そして、満杯の折コン用シュート50
から排出されはずであった折コンは満杯シュートに導か
れるようになっている。
【0016】請求項の「所定の運搬器」に相当するカゴ
車は、カートあるいはロールボックスパレットとも呼ば
れ、荷物の搬送に用いられる運搬台車の一種で、格子状
または網状のスチール製の枠で作られたかご状の容器に
キャスターを取り付けた構造をしており、広く普及して
いる。折コン用シュート50から排出されて作業員の元
に供給された折コンは、作業員の手によって1個づつカ
ゴ車に積載される。なお、この実施形態では、カゴ車に
は8個の折コンを積載できるものとする。換言すると、
請求項の「運搬器を一杯にする量の荷物」は、この実施
形態では一例として8個の折コンである。
【0017】〔コンピュータシステム〕この物流センタ
1は、図3の物流センタ1におけるコンピュータシステ
ムの構成を示す図に示されるように、管理サーバ100
を中心としたコンピュータシステムを有している。この
コンピュータシステムは、ピースソータ20、仕分ライ
ン40、管理サーバ100、入荷用端末110、ピッキ
ング用端末120、折コン満杯センサ130、折コンバ
ーコード発行端末140、折コン検出センサ(荷物検出
手段)150、折コン用シュート満杯センサ160、出
荷用ハンディターミナル170、折コン纏め処理装置1
80が接続されている。換言すると、コンピュータシス
テムは、これらを構成要素としている。
【0018】なお、入荷用端末110、ピッキング用端
末120は、個々の商品や纏めて商品を入れたケース
(段ボール箱)に貼付などされた商品バーコードを読み
取るバーコードリーダを備えている(図示外)。ピース
ソータ20は、前記したように商品に貼付などされてい
るバーコードを読み取るバーコードリーダを備えてい
る。また、折コン検出センサ150は、折コンに貼付し
てある折コンバーコードを読み取るバーコードリーダを
備えている。なお、折コン検出センサ150は、搬送ラ
イン30と仕分ライン40の接続部分に設けられてい
る。この折コン検出センサ150は、折コンバーコード
が折コンの上蓋に貼付されていても側面に貼付されてい
ても折コンバーコードを読み取ることができるようにな
っている。また、折コンが満杯になったか否かを検出す
る折コン満杯センサ130はピースソータ20が複数備
えるシュート部の一つ一つに備えられている。折コン用
シュート50が満杯になったか否かを検出する折コン用
シュート満杯センサ160は折コン用シュート50の一
つ一つに備えられている。
【0019】図3に示す管理サーバ100は、CPU及
びRAMから構成される主制御装置101、ハードディ
スクなどから構成される記憶装置102、図示しない、
キーボード、モニタ、マウスなどが接続された入出力装
置103、ネットワークインタフェイスカードなどから
構成される通信制御装置104が、システムバス105
に接続された構成をしている。
【0020】主制御装置101は、商品の在庫管理を行
なう在庫管理機能(例えば在庫リストの更新などを行な
う機能)、ピースソータ20に対してピース仕分指示を
行なうピース仕分指示機能、仕分ライン40に対して折
コン仕分指示を行なう折コン仕分指示機能、出荷管理を
行なう出荷管理機能(例えば出荷リストを生成する機
能)などを有する。これらの機能は、コンピュータのプ
ログラムとして構成される。
【0021】記憶装置102は、物流センタ1が在庫と
して有している商品を記載した在庫リスト、出荷すべき
商品を記載した出荷リスト、商品の折コンへの詰め方を
規定する折コン詰め規定テーブル(図4参照)などを記
憶している。なお、物流センタ1で仕分けを行なう際に
発せられるピッキング指示、ピース仕分指示、折コン仕
分指示は、出荷リスト、在庫リストなどを参照して生成
される。
【0022】ちなみに、図4の折コン詰め規定テーブル
(太線で囲った折コン仕分区分)は、テーブルの中ほど
の、例えばアクセサリ、ファッショングッヅが単独又は
組み合わせて詰められた折コンは、「e1婦人服飾」に
カテゴライズされることを示している。また、婦人フォ
ーマルが詰められている折コンは、「e3フォーマル」
にカテゴライズされることを示している。なお、管理サ
ーバ100は、ピースソータ20に送信するピース仕分
指示を、この折コン詰め規定テーブルや出荷リストなど
を参照して生成している。そして、ピースソータ20
は、ピース仕分指示に基づいて、カテゴリの異なる商品
を同じ折コンに混載しないようにピース仕分けを行なっ
ている。
【0023】〔物流センタで行なわれる各工程〕物流セ
ンタ1における各工程を、図2を参照して説明する。入
荷工程(S101)は、物流センタ1にメーカや卸から
商品を入荷する工程である(入荷される商品を荷受する
工程でもある)。入荷工程では、商品の車両からの荷降
し、検品が行なわれる。検品の際に、入荷された商品の
種類と数量が入荷用端末110を介して管理サーバ10
0に送信され、在庫リストが更新される。なお、商品
は、多くの場合は、段ボール箱に纏めて詰められた状態
(10枚入り、1ダース入り…)で入荷される。
【0024】保管工程(S102)は、入荷した商品を
ピッキングしやすいように分類整理して保管棚10に保
管する工程である。ピッキング工程(S103)は、管
理サーバ100(Wear House ManagementSystem)によ
りピッキング指示された商品を保管棚10からピッキン
グする工程である。ピッキング指示は、何をどれだけ保
管棚10から取り出すかの指示である。ピッキングは、
作業員が図示しない携帯端末を見て(あるいはピッキン
グ指示の内容が印刷された図示しない伝票を見て)、保
管棚10からダンボールごと商品を取り出すことにより
行なわれる。ちなみに、ピッキングは、注文や要求に応
じて商品を在庫から選び出すことであるが、顧客別(出
荷先別)に必要な数量を順々にピッキングする「個別ピ
ッキング」と、複数の出荷先の同一商品をまとめてピッ
キングし、その後に出荷先別に仕分けを行なう「トータ
ルピッキング」がある。ここでのピッキングは、後者の
トータルピッキングである。なお、本実施形態でのピッ
キングは、バッチ別に行なわれる。バッチ別とは、例え
ば出荷方面別など、一つの作業の括りである。
【0025】搬送工程(S104)は、ピッキングした
商品を、フォークリフトなどを使ってピースソータ20
の前に搬送する工程である。仮置き工程(S105)
は、搬送された商品(段ボール箱入り)をピースソータ
20の前に仮置きする工程である。
【0026】ピース仕分工程(S106)は、商品を一
つ一つピース仕分けする工程である。このピース仕分け
はピースソータ20が行なう。ピースソータ20は、商
品(衣服)に付された商品バーコードを内蔵するバーコ
ードリーダで読み取りつつ、かつ管理サーバ100から
のピース仕分指示に基づいて、出荷先別(仕分先別)に
順次ピース仕分けする。なお、ピースソータ20には担
当の作業員がいて、仮置きされた商品をダンボール箱か
ら取り出し、順次ピースソータ20に投入(供給)する
作業を行なう。図5に、ピース仕分指示の一例を示す。
【0027】折コン詰工程(S107)は、ピースソー
タ20が、ピース仕分けした商品を折コンに詰める工程
である。前記したように、ピースソータ20は、商品を
仕分先別に滑り台のようなシュートから直接折コンの中
に投入するようになっている。折コンが満杯になると、
折コン満杯センサ130が満杯を検出して、当該満杯の
折コンへの商品の投入を自動的に停止する。作業員が、
満杯の折コンをどけて空の折コンをセットすると、折コ
ン詰(商品の折コンへの投入)が継続されるようになっ
ている。なお、折コンの交換作業中、折コンに投入でき
ない商品は滑り台のようなシュートに溜まるようになっ
ている。
【0028】つまり、S108のピース仕分工程とS1
09の折コン詰め工程では(図1、図5参照)、例え
ば、ピースソータ20のシュート#1にセットされた折
コンにはピース仕分指示に基づいて、赤ブラウス、黒ブ
ラウス、紺ブラウスなどが順次投入され、折コンに詰め
られる。また、シュート#2にセットされた折コンにも
同様に、ブラウスが投入される。途中、折コンが満杯に
なると折コンを交換して作業が継続される。このピース
仕分けの際に、どの商品(ピース)が赤ブラウスか、黒
ブラウスかなどは、ピースソータ20が商品に付された
商品バーコードを読み取って判別する。折コンが満杯に
なると、作業員が満杯の折コンを退けて、代わりに空の
折コンをセットする。
【0029】仕分ラベル貼付工程(S108)は、満杯
になった折コンに仕分ラベルを貼り付ける工程である。
仕分ラベルには折コンに詰められている商品の概略名、
つまり折コン仕分区分(例えば「c1かばん」、「e2
婦人服」…)、折コンバーコードなどが記載されてい
る。仕分ラベルの発行は、折コンバーコード発行端末1
40が管理サーバ100と通信しつつ行なう。なお、仕
分ラベルが貼付された折コンは、搬送ライン30の投入
口前に仮置きされる。
【0030】搬送工程(S109)は、搬送ライン30
の投入口前に仮置きした折コンを順次搬送ライン30に
投入して、次の自動仕分工程に引き渡す工程である。搬
送ライン30に投入された折コンは、この搬送ライン3
0を流れて仕分ライン40へと導かれる。
【0031】自動仕分工程(S110)は、商品が詰め
られた折コンを自動的に仕分先別に仕分ける工程であ
る。この自動仕分工程は、仕分ライン40で行なわれ
る。仕分けられた折コンは、仕分先別に割り当てられた
折コン用シュート50に導かれる。折コン用シュート5
0が満杯の場合は、折コンは仕分ライン40で仕分けら
れることなく図示しない満杯シュートに導かれ、そこか
ら排出される。なお、この自動仕分けについては、後で
図6を参照して詳細に説明する。
【0032】カゴ車積載工程(S111)は、折コン用
シュート50に導かれて排出された折コンを、作業員が
カゴ車に積載する工程である。この際、作業員は、折コ
ンに貼付された仕分ラベルを目視して判別し、配送区分
(カゴ車仕分区分)に基づいて混載可能な折コンのみを
同じカゴ車に積載する。また、この際、作業員は、出荷
用ハンディターミナル170で、折コンバーコードを読
み取らせる。この読み取った情報は管理サーバ100に
送信されて、出荷リストと照合されたり、在庫リストの
更新に利用されたりする。このカゴ車に積載する作業
は、シュート下のカゴ車積載場所50Aで行なわれる。
ちなみに、前記した満杯シュートから排出された折コン
は、作業員が後で満杯シュートのところに取りに行き、
カゴ車に積載みする。
【0033】なお、カゴ車仕分区分は、図4の折コン詰
め規定テーブルに示されるとおりであるが、カゴ車仕分
区分が同じ折コンは、同じカゴ車に混載することができ
る。具体的には、「E婦人服」に属する「e1婦人服
飾」の入った折コンは、同じ「E婦人服」に属する「e
4ブラウス」の入った折コンと同じカゴ車に混載でき
る。その一方で、「E婦人服」に属する「e1婦人服
飾」の入った折コンは、「F婦人ドレス」に属する「f
2小さいサイズ」が入った折コンや「I子供」に属する
「i3子供肌着」が入った折コンなどとは同じカゴ車に
は混載することはできない。作業員は、この点を踏まえ
て折コンのカゴ車への積載を行なう。ちなみに、図4の
折コン詰め規定テーブルは、カゴ車への折コンの積載の
仕方を規定するカゴ車積載規定テーブルでもある。この
ようなカゴ車への折コンの積載の仕方により、配送先・
出荷先の店舗での作業効率が改善される。
【0034】車両荷積工程(S112)は、S111で
折コンを積載したカゴ車を、図1に示す出荷ポートから
出荷用の車両に荷積みする工程である。出荷用車両は、
例えばA店向け、B店向けなど、店ごとに専用の車両が
割り当てられている。あるいは、小規模店に出荷する場
合などは、店ごとに専用の車両ではなく方面別に割り当
てられた車両(混載便)にカゴ車が混載して荷積みされ
る。
【0035】〔自動仕分工程〕次に、前記した自動仕分
工程を補足説明する(図6参照)。図6は仕分ライン4
0の折コン仕分制御装置が実行する自動仕分フローチャ
ートであり、この図6に示すようにして、仕分ライン4
0により折コンの自動仕分けが行なわれる。即ち、ま
ず、仕分ライン40の図示しない折コン仕分制御装置
が、折コン仕分指示(荷物仕分情報)を管理サーバ10
0から受信し(S151)、これを記憶する。次に、搬
送ライン30を流れてくる折コンを、折コン検出センサ
150が検出する。折コン検出センサ150は、折コン
の検出の際に、該折コンに貼付された折コンバーコード
を読み取り、その情報を折コン検出情報として折コン仕
分制御装置に送信する。折コン仕分制御装置は、折コン
検出情報を受信する(S152)。
【0036】折コン検出情報を受信した折コン仕分制御
装置は、現在検出した折コンをどのシュート50に導く
かをS151で記憶した折コン仕分指示を参照して決定
する(S153)。換言すると、S153では、約50
ある仕分手段41の中から、作動する仕分手段41を決
定する。続いて、折コン仕分制御装置は、現在検出した
折コンが作動決定した仕分手段41に到達する時間を演
算(推測)する(S154)。これは、折コン検出セン
サ150と作動決定した仕分手段41との距離、及び折
コンの移動速度が既知であることから到達する時間を演
算できるものである。そして、演算した時間に作動決定
した仕分手段41を作動するように設定する(作動タイ
ミングの指示、S155)。これにより、当該折コンが
作動決定した仕分手段41の位置に達すると仕分手段4
1が作動して、折コンが所定の折コン用シュート50に
導かれて排出される。次に、S156で仕分完了か否か
を判断して、仕分完了でない場合(NO)は、S152に
移行して次の折コンの検出を行ない、S156で仕分完
了(YES)と判断されるまで順次処理を行なう。
【0037】〔纏め処理制御(入替制御)〕ところで、
このような折コンの自動仕分では、例えば図2のS11
1のカゴ車積載工程において、作業員と機械装置との間
でムダな待ち時間や処理効率にムラを生じる。具体的に
は、例えば大規模店用に割り当てられた折コン用シュー
ト50(この段において以下「大規模店シュート」とい
う)からは、折コンがテンポよく排出されて作業員の元
に供給される。このため、大規模店シュートには専用の
作業員が張り付いていて、供給される折コンを順々に、
比較的ムダなくムラなくカゴ車に積載することができ
る。その一方で、例えば小規模店に割り当てられた折コ
ン用シュート50(この段において「小規模店シュー
ト」という)からは、折コンが不定時に、あるいは間欠
的に排出されて作業員の元に供給される。また、小規模
店シュートに供給される折コンの物量は少ない。また、
時間によっての波動(変動)などもある。このため、小
規模店シュートは2店舗・3店舗をまとめている場合も
ある。それでもなお、物量がまとまらないような場合に
は、1人の作業員が複数の小規模店シュートを掛け持ち
で担当する。しかしながら、それでも作業員と機械装置
との間でムダな待ち時間や処理効率にムラを生じる。
【0038】そこで、本実施形態では、図7に示すよう
に搬送ライン30に請求項の「入替手段」に相当する折
コン纏め処理装置(「纏め処理装置」ともいう)180
を付加し、作業のムダやムラをなくすこととした。ここ
で、図7は搬送ライン30に付加された纏め処理装置1
80を搬送ライン30の一部及び仕分ライン40の一部
と共に平面視した図であり、(a)は折コン纏め処理を
行なっているところを模式的に示し、(b)は折コン纏
め処理を行なった折コンを仕分ライン40に供給する処
理を行なっているところを模式的に示す。なお、図7
(b)では、制御系の構成の記載を省略してある。
【0039】図7において、符号181は折コン纏めラ
イン(バイパス)であり、符号180aで示す合流部と
符号180bで示す分岐部によって搬送ライン30(本
線)に接続されている。符号182,183は折コンの
流れを止めるストッパである。ストッパ182,183
は、玉突き的に後方から折コンが並んでこのストッパ1
82,183を押圧した場合でも、折コンの流れを停止
できる構造になっている。符号184は、ガイドであ
る。このガイド184は、仕分ライン40における仕分
手段41と同様の構成をしており、本線である搬送ライ
ン30を流れる折コンを、スイングアームを作動して纏
めライン181に案内する機能を有する。符号185は
間隔調整装置であり、ストッパ182,183により間
隔が詰った折コン同士の間隔を調整する機能を有する
(間隔を調整すると、仕分ライン40での自動仕分けを
確実に行なえるようになる)。符号186は折コン検出
センサであり、符号150で示される折コン検出センサ
と同様の機能を有する。なお、これら(殊に折コン纏め
ライン181)は、請求項の「入替対象の荷物を溜め置
く手段」を構成するものである。
【0040】また、図7(a)において、符号187は
纏め処理制御装置であり、管理サーバ100の折コン纏
め指示と折コン検出センサ186の検出情報を受信する
ようになっている。そして、纏め処理制御装置187
は、内部で処理を行ない、ストッパ182,183、ガ
イド184、間隔調整装置185に駆動信号を送信する
ようになっている。
【0041】纏め処理装置180の制御フローチャート
(折コン纏め処理フローチャート)を図8に示す。な
お、このフローチャートは、請求項の「入替工程」を実
行するものでもある。また、このフローチャートは、請
求項の「仕分プログラム」に相当するものである。
【0042】まず、纏め処理制御装置187は、S16
1で管理サーバ100からの折コン纏め指示を受信す
る。そして、これを記憶する。折コン纏め指示は、例え
ば1つのカゴ車に混載可能な例として、「#40の折コ
ン用シュート50に導かれる折コンのうち、小規模店の
T店向けの折コンについて折コン纏め処理を行なう(指
示#1)」、というような内容である。また、例えば
「#48の折コン用シュート50に導かれる折コンのう
ち、小規模店のH店4階売場向けの折コンについて折コ
ン纏め処理を、指示#1の折コン纏め処理と共に行なう
(指示#2)」、というような内容である。
【0043】次に、折コン纏めライン181の奥手に位
置する纏めストッパ182を作動(S162)し、折コ
ン纏めライン181に導かれた折コンが該ライン181
に滞留するように(溜め置かれるように)する(図7
(a)参照)。以後、この状態を「纏めモード」とい
う。なお、この纏めモードでは、もちろん本線である搬
送ライン30の本線ストッパ183は作動しておらず、
本線の折コンの通過をそのまま許容している。
【0044】この纏めモードの状態で折コンが折コン検
出センサ186の前を通過すると、該センサ186は、
折コン検出情報(荷物検出情報)を送信し、纏め処理制
御装置187はこれを受信する(S163)。纏め処理
制御装置187は、折コン検出センサ186が検出した
折コンが、纏め処理対象(処理対象荷物)であるか否か
を、S161で記憶した折コン纏め指示を参照して判断
する(S164)。次のS165において、当該折コン
が纏め処理対象である場合(YES)は、ガイド184の
作動を設定する(纏め処理装置180に導くように指
示、S166)。そして、纏めライン181に滞留して
いる折コンの数を示す「纏め数」をインクリメントする
(S167)。一方、纏め処理対象でない場合(NO)
は、そのまま通過を許容し、S163に移行する。つま
り、ガイド184を作動設定しないで、かつ「纏め数」
のインクリメントもしないで、次の折コンの検出を待
つ。
【0045】次に、S167の後、「纏め数」が所定数
になったか否かを判断して(S168)、所定数になっ
ていない場合(NO)には、S163に移行する。一方、
所定数になっている場合(YES)には、纏め処理制御装
置187は、纏めストッパ182の作動を停止し、代わ
りに本線ストッパ183を作動する(S169)。つま
り、本線である搬送ライン30の折コンの流れ(搬送ラ
イン30における荷物の移動)を停止し、その代わりに
纏めライン181からの搬送ライン30への折コンの流
れを許容する(荷物の滞留の解除を指示、図7(b)参
照)。以後この状態を「戻しモード」という。この戻し
モードにより、本線である搬送ライン30との交通整理
が行なわれ、纏め処理された折コンが混乱なく合流部1
80aを通過して搬送ライン30に流れ込む。この戻し
モードの処理は、請求項の「滞留させた荷物の滞留の解
除を指示するステップ」に相当する。
【0046】なお、所定数は、例えば前記した「指示#
1」の場合は、例えば4とか6とか8とか11とか(2
以上の整数)、作業員が作業を行ない易い纏まった任意
の数が1つ設定される。所定数が4の場合は、纏めライ
ン181に折コンが4個滞留すること(4個まで滞留が
許容されること)を示す。また、所定数は、例えば前記
した「指示#2」の場合は、T店についてのみ4になっ
た場合とか(条件1)、H店についてのみ6になった場
合とか(条件2)、双方について10になった場合とか
(条件3)、条件1かつ条件2を満たした数(必ず所定
数は10以上になる)とか(条件4)が、適宜設定され
る。ちなみに、カゴ車に満載できる数(8個)だけ折コ
ンを纏めるようにするのが好ましい。つまり、作業員と
しては、1台のカゴ車をちょうど満杯にできる8個の折
コンが、纏めて一つの折コン用シュート50から排出さ
れるので大変都合がよい。
【0047】ところで、S169の処理を行なうタイミ
ングは、所定数目の折コンが滞留している列の最後尾
(その近傍)に着いた時点でもよいし、S168の条件
を満たした時点でもよい。本実施形態では待ち時間を設
定して、所定数目の折コンが、滞留している列の最後尾
(その近傍)に着くのを待ってからS169の処理を行
なう。なお、所定数目の折コンが列の最後尾に着いたか
否かは、例えば折コン用シュート満杯センサ160のよ
うなセンサを纏めライン181上に設けて検出すること
ができる。あるいは、折コン検出センサ186と滞留ス
トッパ182までの距離、搬送速度、折コンのサイズ、
滞留している折コンの数(その時点の「纏め数」)から
演算して判断することもできる。
【0048】本実施形態での戻しモードでは、滞留して
いた折コンは一団となって本線である搬送ライン30に
流れ込むが、間隔調整装置185により折コン同士の間
隔が適宜離間される。これにより、仕分ライン40での
自動仕分けが円滑に行なわれる。
【0049】次に、S169でストッパ182,183
の作動を切り替えてから、つまり戻しモードに切り替え
てから所定時間後に、本線ストッパ183の作動を停止
する(S170)。所定時間は、交通整理的な問題から
設定される時間であり、例えば纏めライン181に滞留
していた折コンが全て排出されて、搬送ライン30に流
れ込むまでの時間である。この所定時間が経過すると本
線ストッパ183の作動を停止(解除)して、本線であ
る搬送ライン30の折コンの流れを許容する。この所定
時間は、滞留している折コンの数、そのサイズ、搬送速
度などから演算により求めることができる。なお、本線
ストッパ183の作動が停止して搬送ライン30からの
折コンの通流が許容されると、当初は本線上の折コンが
一団となって流れるが、前記した間隔調整装置185に
より折コン同士の間隔が適宜離間される。
【0050】次に、纏め処理制御装置187が、S17
1で纏め処理停止か否かを判断し、纏め処理停止であれ
ば(YES)、その処理を停止する。一方、纏め処理停止
でなければ(NO)、S162に移行して纏め処理が継続
される。ここで、纏め処理が停止する場合は、例えば折
コン用シュート50に設けられた図示しない纏め処理指
示スイッチ(作業員の近くに配置されたスイッチ、請求
項の「スイッチ」に相当)を作業員がOFFにした場合
である。該スイッチは管理サーバ100に接続されてお
り、管理サーバ100は、該スイッチのOFFを検出す
ると、纏め処理停止指示を纏め処理制御装置187に送
信する(もちろんスイッチが纏め処理制御装置187に
接続されていてもよい)。ここで、一旦OFFになった
纏め処理指示スイッチがONになった場合は、S162
から処理が継続される。なお、S171のような纏め処
理停止の判断を、S165やS168からS163に移
行する途中に設けてもよい。また、纏め処理停止の場合
は、「纏め数」が所定数に満たなくとも、「纏めモー
ド」から「戻しモード」に移行するようにしてもよい。
なお、纏め処理指示スイッチは、纏め処理を行なうか行
なわないかの仕分のロジックを変更するスイッチに相当
する。
【0051】このようにして折コン纏め処理装置180
により折コンの纏め処理をした後に仕分ライン40によ
り自動仕分けすると、一つのカゴ車に混載可能な折コン
が連続して折コン用シュート50から排出されるように
なる(請求項の「運搬器に混載可能な荷物が連続して排
出」に相当)。そうすると、纏め処理対象が前記した
「指示#1」のように1つだけの場合であっても、纏め
処理されている間は、当該纏め処理に係る折コンは纏め
てしか流れて来ないので、作業員のムダな待ち時間や処
理効率のムラを大幅に低減することができる。
【0052】また、作業員は、ある種の安心感を持っ
て、効率的・計画的なカゴ車積載作業を行なうことがで
きるようになる。また、カゴ車に満載できる数だけ折コ
ンが纏めて排出されるようにしてあると、作業員にとっ
ては大変都合がよい。また、折コンが満杯シュートから
排出される割合を減らすこともできる。ちなみに、纏め
処理対象が前記した指示#1のように一つだけの場合で
あっても、纏め処理対象にならなかった折コンも、当然
一つのカゴ車に混載可能なものが纏めて流れてくる確率
が高くなる、という大きな副次的効果がある。この点、
纏め処理は、単に折コン用シュート50に排出された折
コンをそのまま放置しておくのとは全くもって異なる。
【0053】また、纏め処理対象が前記した「指示#
2」のT店とH店のように2つであっても、1つの場合
と同様に、作業員のムダな待ち時間や作業効率のムラを
なくすことができる。ちなみに、纏めた全ての折コン
(T店・H店)を1つの折コン用シュート50から排出
されるようにしてもよいし、同一の作業員が担当する2
つの折コン用シュート50から分別して排出するように
してもよいし、異なる作業員が担当する2つの折コン用
シュート50から分別して排出するようにしてもよい。
何れの場合でも、従来のように、不定時に、間欠的に流
れてくるよりは、ある種の予測がつくので作業が大幅に
行ないやすくなる。そして、ムダな待ち時間や処理効率
のムラを大幅に低減することができる。
【0054】また、装置的に見ても、小規模な一種のバ
イパスラインを設けるだけなので大掛かりになることは
なく、コストも安く上げることができる。また、制御も
容易である。
【0055】なお、本発明は、前記した実施形態に限定
されることなく幅広く変形実施することができる。例え
ば、前記した実施形態は、ピース仕分けをして折コン詰
めするもの(ピース仕分)であったが、商品ケースを取
扱単位として行なうものでもよい(ケース仕分)。即
ち、図9に示すようにピッキング(トータルピッキン
グ)したパレット積みの商品(商品ケース)を、パレッ
トから一つ一つ取り出してラインに乗せ、バーコードリ
ーダBCRで商品バーコードを読ませてコンピュータ
(図3管理サーバ100)に登録し、オートラベラAL
でラベルを貼付し、そして、商品ケースを取扱単位とし
て前記した実施形態の纏め処理と自動仕分けを行なって
もよい。また、ピッキングは、トータルピッキングでは
なく、個別ピッキングでもよい。ちなみに、商品ケース
は、缶ジュースなどが一纏まりで入った段ボール、文房
具などが一纏まりで入った段ボールなどである。
【0056】また、商品の保管及びピッキングを、自動
倉庫、具体的には商品が入ったダンボールを取扱単位と
するケース自動倉庫により行なってもよい。また、商品
の保管及びピッキングを、パレットを取扱単位とする自
動倉庫で行ってもよい。また、搬送工程に付加して纏め
処理(入替処理)工程を設けたが、図10(a)に示す
ように、纏め処理工程を搬送工程の手前で行ってもよい
し、図10(b)に示すように、自動仕分工程の後で行
なってもよい。ちなみに、図10(a)の場合は、搬送
ライン30に投入される折コンの投入順序を入れ替える
ことに該当する。
【0057】図1及び図7に示すように、仕分ライン4
0における仕分手段41をいわゆる「スイングアーム
式」としたが、この仕分手段41をいわゆる「スライド
シュー式」などにしてもよい。また、仕分手段41を含
む仕分ライン40を、いわゆる「トレー式ソータ(パン
ソータ)」にしても何等支障はない。搬送ライン30に
ついても、これを「トレー式ソータ(パンソータ)」に
しても何等支障はない。
【0058】また、ストッパ182,183が、個々の
折コンを離間して流すことができる機能を有するもので
あってもよい。この場合は、前記した間隔調整装置18
5を、纏め処理装置180の構成から省くことも可能で
ある。また、折コンを3次元方向に滞留するようにして
もよい。また、纏め処理装置180を複数設置してもよ
い。また、仕分ライン40に纏め処理装置を付加しても
よい。この場合の纏め処理装置は、例えば、仕分ライン
40を通過する纏め処理対象の折コンを、折コン排出シ
ュート50に導かないで該ライン40をそのまま通過さ
せ、通過したものを再度仕分ライン40にフィードバッ
クして戻すようにすることで構成することもできる(纏
まる場合には仕分けを行ない〔折コン用シュート50に
導き〕、纏まらない場合には仕分を行なわないでそのま
ま仕分ライン40を通過させる)。
【0059】また、図7に示す纏め処理装置180の折
コン纏めライン181を、図11に示すような環状(楕
円…)の纏めラインとしてもよい。つまり、本線(搬送
ライン)に対して、入路と出路で結ばれた環状の纏めラ
イン(閉ループの纏めライン)としてもよい。この場
合、例えば本線上のどの折コンを入路に導くかは、本線
に設けた入路手前の折コン検出センサの折コン検出情報
に基づいて、纏め処理制御装置が判断する。また、例え
ば環状の纏めラインのどの折コンを本線に戻すかは、該
纏めラインに設けた折コン検出センサの折コン検出情報
に基づいて、纏め処理制御装置が判断する。このような
環状の纏めラインにすると、該ラインに滞留している任
意の折コンを本線(搬送ライン)に戻すことが容易に行
なえるようになる(選別戻しモード・選別戻しステッ
プ)。例えば、纏めラインに3番目に入れた折コンを最
初に本線に戻し、次に、1番最初に入れた折コンを本線
に戻すというようなことが簡単に行なえるようになる。
また、例えば#49の折コン用シュート50から排出さ
れる折コンのみを、環状の纏めラインに滞留している折
コンの中から選別して本線に戻すこともできるようにな
る。
【0060】また、作業員が操作する纏め処理指示スイ
ッチは、纏め処理装置180(図7など参照)の動作を
一時停止するポーズボタンのようなものでもよいし、纏
め対象の折コンの指定・解除などを設定する機能を有す
るようなものでもよい。また、纏め処理する折コンの数
(纏め数)を設定できる機能を有するようなものでもよ
い。また、環状の纏めラインの場合、どの折コンを先に
本線に戻すか、あるいは戻さないかを設定する機能を有
するようなものでもよい。また、本発明が適用される建
物は何階建てでもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、物流施設
などにおける、例えば人と機械の間で生じるようなムダ
な待ち時間や処理効率のムラを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の物流センタの全体
構成を示す図である。
【図2】 図1の物流センタで行なわれる工程を示す
フローチャートである。
【図3】 図1の物流センタにおけるコンピュータシ
ステムの構成を示す図である。
【図4】 折コンへの商品の詰め方を規定する折コン
詰め規定テーブルの一例を示す図である。
【図5】 ピース仕分指示の一例を示す図である。
【図6】 仕分ラインの折コン仕分手段が実行する自
動仕分フローチャートである。
【図7】 搬送ラインに付加された折コン纏め処理装
置を搬送ラインの一部及び仕分ラインの一部と共に平面
視した図であり、(a)は折コン纏め処理を行なってい
るところ(「纏めモード」)を模式的に示し、(b)は
折コン纏め処理を行なった折コンを仕分ラインに供給す
る処理を行なっているところ(「戻しモード」)を模式
的に示す。
【図8】 折コン纏め処理装置の制御フローチャート
(折コン纏めフローチャート)である。
【図9】 ケース仕分けを示す変形例である。
【図10】 入替処理(纏め処理)を行なう順序の変形
例を示すフローチャートである。
【図11】 纏め処理装置の変形例を模式的に示す図
(平面図)である。
【図12】 従来の仕分処理の工程を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 1 … 物流センタ 10 … 保管棚 20 … ピースソータ 30 … 搬送ライン 40 … 仕分ライン(仕分手段) 41 … 仕分手段 50 … 折コン用シュート(荷物取出部) 100… 管理サーバ 150… 折コン検出センサ(荷物検出手段) 180… 纏め処理装置(入替手段) 187… 纏め処理制御装置(コンピュータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 清孝 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 森綱 康二 東京都足立区中川四丁目13番17号 株式会 社日立インダストリイズ内 (72)発明者 高橋 博征 東京都足立区中川四丁目13番17号 株式会 社日立インダストリイズ内 (72)発明者 大畠 麻里子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 Fターム(参考) 3F022 AA15 FF01 JJ12 LL06 LL28 MM03 MM11 MM35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕分対象の荷物を搬送する搬送ライン、 仕分先別に割り当てられた複数の荷物取出部、 前記搬送ラインを移動する荷物を検出する荷物検出手
    段、 前記荷物検出手段からの荷物検出情報と予め定められた
    荷物仕分情報に基づいて、前記搬送ラインの荷物を当該
    荷物の仕分先別に割り当てた前記荷物取出部に導く仕分
    手段、 前記複数の荷物取出部のうちの少なくとも一つの荷物取
    出部から、前記荷物が仕分先別に連続して排出されるよ
    うに前記荷物の順序を入れ替える入替手段、を備えるこ
    とを特徴とする仕分装置。
  2. 【請求項2】前記入替手段が、前記搬送ラインに投入さ
    れる荷物の投入順序、及び/又は前記搬送ラインを移動
    する荷物の移動順序を入れ替える手段であること、を特
    徴とする請求項1に記載の仕分装置。
  3. 【請求項3】前記入替手段が、入替対象の荷物を溜め置
    く手段を備えること、を特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の仕分装置。
  4. 【請求項4】前記荷物取出部に導かれた荷物を、当該荷
    物取出部を担当する作業員が所定の運搬器に積載する場
    合に、 前記入替手段が、空の状態である前記運搬器を一杯にす
    る量の荷物を連続して前記荷物取出口から排出するよう
    に荷物の入れ替えを行なう手段であること、を特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の仕分
    装置。
  5. 【請求項5】前記入替手段の作動をON/OFFするス
    イッチを前記荷物取出部の近傍に備えること、を特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の仕
    分装置。
  6. 【請求項6】搬送ラインを搬送されてきた仕分対象の荷
    物を、仕分先別に割り当てられた複数の荷物取出部に導
    き、該荷物取出部を受け持つ作業員が導かれた荷物を仕
    分先別に所定の運搬器に積載する仕分方法であって、 前記複数の荷物取出部のうちの少なくとも一つの荷物取
    出部から、前記運搬器に混載可能な荷物が連続して排出
    されるようにすること、を特徴とする仕分方法。
  7. 【請求項7】仕分対象の荷物を搬送する搬送工程、前記
    荷物を自動仕分けして仕分先別に割り当てられた荷物取
    出部に導く仕分工程、前記自動仕分けされた荷物を作業
    員が所定の運搬器に積載する運搬器積載工程を備える仕
    分方法であって、 さらに、前記荷物が前記仕分先別に連続して排出される
    ように前記荷物の順序を入れ替える入替工程を備えたこ
    と、を特徴とする仕分方法。
  8. 【請求項8】前記荷物のうち、所定の荷物を抜き出して
    溜め置くことにより当該荷物が前記荷物取出部から連続
    して排出されるようにしたこと、を特徴とする請求項6
    又は請求項7に記載の仕分方法。
  9. 【請求項9】空の状態である前記運搬器を一杯にする量
    の荷物が連続して排出されるようにすること、を特徴と
    する請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の仕
    分方法。
  10. 【請求項10】搬送ラインを移動する荷物を検出する荷
    物検出手段からの荷物検出情報を受信するステップ、 前記受信した荷物検出情報に係る荷物が処理対象荷物で
    あるか否かを判断するステップ、 当該荷物が処理対象荷物である場合は、当該荷物を、荷
    物を滞留させる纏め処理装置に導くように指示するステ
    ップ、 前記滞留させた荷物が所定数になると、前記滞留させた
    荷物の滞留の解除を指示するステップ、をコンピュータ
    に実行させることを特徴とする仕分プログラム。
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