JP2003209630A - 遠隔制御システム、ゲートウェイ装置および被制御機器 - Google Patents

遠隔制御システム、ゲートウェイ装置および被制御機器

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JP2003209630A
JP2003209630A JP2002007440A JP2002007440A JP2003209630A JP 2003209630 A JP2003209630 A JP 2003209630A JP 2002007440 A JP2002007440 A JP 2002007440A JP 2002007440 A JP2002007440 A JP 2002007440A JP 2003209630 A JP2003209630 A JP 2003209630A
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Yoshikazu Kamii
美和 神井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に正確に遠隔制御する。 【解決手段】 遠隔制御システムは、公衆回線を介して
PPPに従う回線接続機能を予め有した携帯型電話機1
と、与えられる制御情報5に基づいて動作制御可能な被
制御機器3と、公衆回線を介してPPPに従い携帯型電
話機1と接続確立して、携帯型電話機1と被制御機器3
間の制御情報5を含むデータ通信を中継するゲートウェ
イ装置2とを備える。携帯型電話機1は、データ通信を
開始するためゲートウェイ装置2へPPPに従い接続要
求を行うことが可能であり、この機能は、現在市販され
ている携帯型電話機1などに予め標準に搭載されている
機能である。ゲートウェイ装置2はPPPにて通信し
て、被制御機器3を操作するための機器情報をこれを表
示する画面を有する携帯型電話機1に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔制御システム、
ゲートウェイ装置および被制御機器に関し、特に携帯型
電話機などの表示機能を有する電話機を用いた遠隔制御
システム、遠隔制御システムのゲートウェイ装置および
被制御機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭内のエアコンなどの電気器具
を、ボタン式電話機を用いて家庭外より遠隔操作するテ
レコントロールシステムがある。例えば、特開平11−
4299号のように、被制御機器の運転状態を確認可能
なものや、特開平7−30671号のように、無線呼出
用受信機を用いて、機種コードと制御情報コードからな
る呼出メッセージをプッシュボタンなどで送信し機器を
制御するものなどがある。
【0003】一方、近年のインターネットの普及や携帯
型電話機の普及に伴い、それらを利用した遠隔制御に関
する提案もなされている。例えば、特許第307764
0号に開示のファクシミリ装置は、通信回線を通じて端
末PPP(point to point protocol)処理による接続
を行い、IP/TCP(internet protocol /transmis
sion control protocol)制御部にて、端末のWWW(wo
rld wide web)ブラウザからの設定情報の更新処理要求
に対して、設定情報をHTML(hypertext markup lang
uage)形式のファイルに交換して出力し、かつ、入力さ
れた情報を解析して設定情報の更新を行うものが考案さ
れている。また、特開平11−230602号に開示の
遠隔監視装置は、エアコンの運転監視の為の監視装置が
インターネットに常時接続されており、インターネット
を介して遠隔監視可能なシステムが提案されている。ま
た、特開2000−349803号に開示のインターネ
ット接続型SOHOゲートウェイ装置は、インターネッ
トを利用して遠隔から家庭内のネットワークに接続され
るインターネット接続型ゲートウェイ装置を提案してい
る。
【0004】携帯型電話機を用いたテレコントロール装
置としては、特開2001−86257で開示している
テレコントロールシステムがある。これは、図8を参照
して説明すると、自宅に設置された制御対象となる被制
御機器100と、被制御機器100との間で双方向無線
通信を行うために自宅に設置されたコントロール装置1
02に公衆回線網を介して接続された外出先でユーザが
使用する表示機能付きの携帯型電話機104とを含み、
コントロール装置102を介して被制御機器100と携
帯型電話機間で情報交換を行い、被制御機器の運転状態
の確認や遠隔制御を行うことを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のテレコ
ントロールシステムでは、ユーザは、音声ガイダンスに
基づいた制御コードの入力により被制御機器の制御を行
っていた。また、被制御機器間で制御コードが標準化さ
れておらず、複数の被制御機器を制御するには、いくつ
もの制御コードを覚えなければならなかった。このた
め、操作に時間がかかり、誤った操作をしやすいという
問題があった。
【0006】また、インターネット接続やPPP接続を
用いた遠隔制御システムでは、パーソナルコンピュータ
やそれに匹敵する高性能のCPU(中央処理装置)や大
容量の記憶領域を内蔵する機器を使用することが前提と
なっており、設定が複雑で、価格も高価になりがちであ
った。
【0007】また、インターネット接続を使用するシス
テムにおいては、インターネットへの常時接続が必要で
あるが、個人で考えると極一部の人がそのような環境に
あるにすぎず、一般に普及している状況ではない。ま
た、通信費用や電気代においても個人ユーザには負担が
大き過ぎた。
【0008】また、インターネット接続を使用するシス
テムにおいては、不正アクセスにおける情報の漏洩や情
報の改ざんに関してのセキュリティを万全にしておく必
要がある。そのため、高機能のCPUや大容量メモリを
搭載したセキュリティシステムを併せて搭載せねばなら
ず、高価格にならざるを得なかった。
【0009】また、宅内の被制御機器については、宅内
のネットワークは別途構築する必要があった。または、
既存のネットワークが構築されていることを前提に宅外
制御が提案されていた。また、種々の機器が同じネット
ワークへ繋がる為のインターフェイスを持つ必要がある
が、実際には持っておらず、繋がっていない。このた
め、現状では宅内ネットワークなるものは家庭内へ普及
しているものではない。また、被制御機器としての対象
となる商品の中には、通信機能を持たないものも多数考
えられるが、それらの商品にネットワーク対応のプロト
コルをはじめとする通信ソフトを搭載する為には、CP
Uの性能を上げたり、メモリを新たに搭載する必要が生
じ、機器の単価がアップする要因となる。
【0010】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、簡単に正確に制御するた
めの遠隔制御システム、ゲートウェイ装置および被制御
機器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
る遠隔制御システムは、公衆回線を介してポイントツー
ポイントプロトコルに従う回線接続のための機能を予め
有した電話機と、与えられる制御情報に基づいて動作を
制御可能な被制御機器とを備える遠隔制御システムであ
って、公衆回線を介してポイントツーポイントプロトコ
ルに従い電話機と接続確立して、電話機と被制御機器間
の制御情報を含むデータの通信を中継するゲートウェイ
装置をさらに備える。
【0012】電話機は、回線接続を行い情報を送受信す
るための通信部と、通信部による受信内容を含む情報を
表示するための画面と、外部操作される入力部とをさら
に有する。通信部は、入力部による入力内容に対応した
被制御機器を操作するための機器操作データを送信す
る。
【0013】ゲートウェイ装置は、画面に表示されて機
器操作データを含む被制御機器に関する機器情報を電話
機に送信し、電話機から機器操作データを受信する電話
機側通信部と、電話機側通信部により受信した機器操作
データを制御情報として被制御機器に送信する制御機側
通信部とを有する。
【0014】したがって、ポイントツーポイントプロト
コルに従い接続可能な電話機は、データ通信を開始する
ためゲートウェイ装置へポイントツーポイントプロトコ
ルに従い接続要求を行うことが可能であり、この機能
は、現在市販されている携帯型電話機などに予め標準に
搭載されている機能である。ゲートウェイ装置はポイン
トツーポイントプロトコルにて通信して、被制御機器を
操作するために表示される機器操作データを含む機器情
報をこれを表示する画面を有する電話機に送信する。こ
のため、ユーザは、新たな機能を追加した電話機を購入
する必要はなく、予めポイントツーポイントプロトコル
による接続機能を有した電話機によりゲートウェイ装置
へ接続をし、画面に表示された機器情報に基づいて被制
御機器の制御を行うことができる。よって、ユーザは、
電話機を買い換える必要もなく、使い慣れた電話機を使
用することができる。また、画面表示により機器情報の
内容を理解し易く、音声ガイダンスを用いた操作に比
べ、短時間で機器操作データを入力して送信できるので
簡単にかつ正確に被制御機器を遠隔制御できる。また、
制御コードを覚えたりする必要もなく、誰でも容易に遠
隔制御システムを使いこなすことができる。
【0015】上述の遠隔制御システムでは制御記側通信
部はさらに、被制御機器から送信される機器情報を受信
してもよい。したがって、機器情報は被制御機器からそ
の都度受信して電話機へ送信できる、すなわち最新の機
器情報を送信することができる。
【0016】上述の遠隔制御システムでは被制御機器は
ゲートウェイ装置から制御情報を受信する送受信部と、
該送受信部に接続されて該送受信部により受信された制
御情報に基づいて動作を制御する機器制御部とを有して
もよい。
【0017】上述の遠隔制御システムでは電話機は受信
内容をブラウザ機能により画面に表示し、ゲートウェイ
装置の電話機側通信部は、接続確立の後、ブラウザ機能
により電話機が有するプロトコルに従い機器情報を電話
機に送信するためのプロトコル制御部を含んでもよい。
【0018】このプロトコルは、IP/TCP/HTT
Pに従うものであってよい。一般にブラウザ機能を有し
ている場合には、対応のプロトコル機能を予め備えてい
るから、新たな機能(ソフトウェア)の追加なしに電話
機の画面に表示されるべき情報の正確な伝送が可能とな
る。
【0019】この発明の他の局面に係るゲートウェイ装
置は、与えられる制御情報に基づいて動作を制御可能な
被制御機器を、公衆回線を介して電話機を用いて制御す
るための遠隔制御システムに適用されて、被制御機器と
電話機との通信を中継するゲートウェイ装置である。
【0020】電話機は、自己宛ての受信内容を含む情報
を表示するための画面と、外部操作される入力部とを有
し、入力部による入力内容に対応した被制御機器を操作
するための機器操作データを送信する。
【0021】ゲートウェイ装置は、公衆回線を介してポ
イントツーポイントプロトコルに従い電話機と接続確立
して、画面に表示されて機器操作データを含む被制御機
器に関する機器情報を電話機に送信し、電話機から機器
操作データを受信する電話機側通信部と、電話機側通信
部により受信した機器操作データを制御情報として被制
御機器に送信する制御機側通信部とを備える。
【0022】したがって、ポイントツーポイントプロト
コルに従い接続可能な電話機は、データ通信を開始する
ためゲートウェイ装置へポイントツーポイントプロトコ
ルに従い接続要求を行うことが可能であり、この機能
は、現在市販されている携帯型電話機などに予め標準に
搭載されている機能である。ゲートウェイ装置はポイン
トツーポイントプロトコルにて通信して、被制御機器を
操作するために表示される機器操作データを含む機器情
報をこれを表示する画面を有する電話機に送信する。こ
のため、ユーザは、新たな機能を追加した電話機を購入
する必要はなく、予めポイントツーポイントプロトコル
による接続機能を有している電話機によりゲートウェイ
装置へ接続をし、画面に表示された機器情報に基づいて
被制御機器の制御を行うことができる。よって、ユーザ
は、電話機を買い換える必要もなく、使い慣れた電話機
を使用することができる。また、画面により機器情報の
内容を理解し易く、音声ガイダンスを用いた操作に比
べ、短時間で機器操作データを入力して送信できるので
簡単にかつ正確に被制御機器を遠隔制御できる。また、
制御コードを覚えたりする必要もなく、誰でも容易に遠
隔制御システムを使いこなすことができる。
【0023】上述のゲートウェイ装置と通信する電話機
は受信内容をブラウザ機能により画面に表示し、電話機
側通信部は、接続確立の後、ブラウザ機能により電話機
が有しているプロトコルに従い機器情報を電話機に送信
するためのプロトコル制御部を有するようにしてもよ
い。
【0024】このプロトコルは、IP/TCP/HTT
Pに従うものであってよい。一般にブラウザ機能を有し
ている場合には、対応のプロトコル機能を予め備えてい
るから、新たな機能(ソフトウェア)の追加なしに電話
機の画面に表示されるべき情報の正確な伝送が可能とな
る。
【0025】上述のゲートウェイ装置の電話機側通信部
は、機器情報を画面において表示可能な形式に予め変換
する機器情報変換部を有してもよい。
【0026】電話機の画面は表示可能面積も小さく使用
可能なフォーマットも限定されているから表示可能な形
式は制限されるけれども、機器情報変換部は被制御機器
の機器情報を電話機の画面で表示可能な形式に予め変換
するので、画面にて表示不可能な状態が生じることは回
避されて、ユーザは操作/閲覧が容易で正確な機器情報
を確実に得ることができる。
【0027】上述のゲートウェイ装置の機器情報変換部
は、形式に対応したテンプレートを有して、機器情報を
テンプレートを用いて変換するようにしてもよい。
【0028】したがって、機器情報は予め準備されたテ
ンプレートに動的にはめ込み、例えば実データ部分のみ
を変化させる方式により簡単に変換を行うことができ
る。それゆえに、機器情報変換部を有していながらも低
価格でゲートウェイ装置を構成できる。
【0029】上述のゲートウェイ装置の制御機器側通信
部は、電話機側通信部により受信した機器操作データを
被制御機器が受付け可能な形式に変換して制御情報とし
て出力する制御情報変換部を有してもよい。
【0030】したがって電話機から送信された機器操作
データを被制御機器が受付可能な形式に変換した後に、
被制御機器へ送信することができる。それゆえに、被制
御機器は本来の動作を満足するための機能以外の機能、
すなわち該制御情報変換部の機能を備えなくてもよいか
ら、被制御機器のコストアップを回避できる。
【0031】上述のゲートウェイ装置は電話機から被制
御機器を制御するために画面に初期表示される画面デー
タを記憶する初期画面データ記憶部をさらに備えて、接
続確立すると初期画面データ記憶部から画面データが読
出されて電話機に送信されるようにしてもよい。
【0032】したがって、電話機の画面に初期画面が表
示されることにより、ユーザは接続が正確に完了したこ
とが確認できる。またこの初期画面の内容は、該内容に
より、操作可能な被制御機器を確認・選択し、被制御機
器への第1回目の要求を送ることを可能ならしめる内容
であってもよい。また、初期画面内に「電源ON」や
「運転状態の確認」など、どのような機器でも共通の制
御ボタンをデフォルトで置くようにすれば、被制御機器
からの機器情報を取得せずとも、ある程度の操作が可能
となり、被制御機器の遠隔制御に要する時間を節約でき
る。
【0033】上述のゲートウェイ装置に適用される公衆
回線は既設電話機の間の通信に用いられて、電話機は既
設電話機と公衆回線を介して通信可能であってもよい。
【0034】したがって、遠隔制御システムのための専
用の回線を敷設しなくても、既設電話機間の通信に用い
られている回線を共用して遠隔制御できるので、システ
ムの構築に際して新たな出費や通信費の増大を回避でき
る。
【0035】上述の既設電話機はゲートウェイ装置に接
続されて、ゲートウェイ装置は電話機からの通信接続の
要求を受信したとき、受信要求に基づいて自己および既
設電話機の一方を公衆回線に通信可能に接続する切換接
続部をさらに有してもよい。
【0036】したがってゲートウェイ装置により既設電
話機との通信および遠隔制御システムのための通信の一
方を選択的に確立させることができるから、両通信のた
めに個別にゲートウェイ装置を設ける必要はなく経済的
である。
【0037】この発明のさらなる他の局面に係る被制御
機器は、与えられる制御情報に基づいて動作を制御可能
であり、公衆回線を介してポイントツーポイントプロト
コルに従う回線接続のための機能を予め有した電話機
と、ゲートウェイ装置を介して通信する被制御機器であ
る。電話機は、回線接続を行い情報を送受信するための
通信部と、通信部による受信内容を含む情報を表示する
ための画面と、外部操作される入力部とをさらに有し、
通信部は、入力部による入力内容に対応した被制御機器
を操作するための機器操作データを送信する。
【0038】被制御機器は、画面に表示されて機器操作
データを含む被制御機器に関する機器情報をゲートウェ
イ装置を介して電話機に送信し、電話機からの機器操作
データをゲートウェイ装置を介して制御情報として受信
し、機器情報には被制御機器の動作状態を示す情報が含
まれる。
【0039】したがって、被制御機器は、自己の運転状
態を示す情報をゲートウェイ装置を介して電話機に送信
して、その画面に表示させることができるから、画面の
表示内容を確認することで被制御機器の運転状態を遠隔
からモニタできる。また制御情報として受信した機器操
作データに基づいて制御された動作に対応の運転状態を
示す情報を画面に表示して、操作結果をモニタできる。
さらに、このモニタ内容に基づけば更なる制御を行うた
めの機器操作データの入力も容易に可能となる。
【0040】上述の被制御機器は機器情報を画面で表示
可能な形式に変換して、ゲートウェイ装置を介して電話
機に送信するようにしてもよい。したがって、電話機は
このような形式変換機能を備えなくても正常に機器情報
を表示することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。本実施の形態では異なる
構成を有したゲートウェイ装置2とゲートウェイ装置2
0とが示される。
【0042】図1を参照して本発明に係る遠隔制御シス
テムは自宅において制御対象となる被制御機器3と、被
制御機器3を有線または無線(IrDAなど)にて接続する
ゲートウェイ装置2(20)とを設けて、宅外において
公衆回線網4と公衆回線網4を介してゲートウェイ装置
2(20)に接続されて外出先でユーザが使用する表示
機能付きの携帯型電話機1とを設ける。ゲートウェイ装
置2(20)は携帯型電話機1が接続されるとき被制御
機器3と携帯型電話機1との通信を中継する機能を有す
る。ここでは被制御機器3について携帯型電話機1から
遠隔制御されて運転される場合のみを例示しているが、
被制御機器3自体に設けられた各種スイッチが直接操作
されることで運転制御されてもよいし、被制御機器3に
関連して設けられた宅内のコントローラからの制御信号
を有線または無線により受信して、受信内容に基づいて
運転制御されてもよい。また、運転制御した結果による
運転状態は携帯型電話機1にて表示されるとしている
が、被制御機器3の有するデバイスを介して表示または
音声により報知されても良いし、宅内のコントローラに
おいて受信されて報知されてもよい。
【0043】図2を参照して、携帯型電話機1は、被制
御機器3を制御する為の制御情報5をゲートウェイ装置
2(20)を介して被制御機器3に送信する。被制御機
器3は、被制御機器3の機器情報6をゲートウェイ装置
2(20)を介して携帯型電話機1に送信する。携帯型
電話機1とゲートウェイ装置2(20)の間の接続には
PPP接続7を用い、ゲートウェイ装置2(20)と被
制御機器3の間の接続にはシリアル通信8を用いる。こ
こではゲートウェイ装置2(20)は機器情報6を被制
御機器3から受信するとしているが、予め被制御機器3
の機器情報6を記憶して、記憶された機器情報6を送信
するようにしてもよい。
【0044】図3には本実施の形態に係るゲートウェイ
装置2の構成が公衆回線網4と被制御機器3と関連付け
て示される。図3を参照して、ゲートウェイ装置2は、
携帯型電話機1またはPHS(Personal Handyphone Sy
stem)などで使用される無線アクセス網や一般電話回線
などの公衆回線網4に接続され、公衆回線網4とデータ
の送受信を行う為の回線接続部9、回線接続部9に接続
され、ゲートウェイ装置2の各部を制御するための制御
部10、制御部10に接続され被制御機器3との間でシ
リアル通信8によりデータの送受信を行う為の送受信部
11、テンプレート記憶部16を有する記憶部12A、
初期画面記憶部18を有する記憶部12B、ファイル変
換部15およびデータ変換部17を含む。
【0045】回線接続部9は、公衆回線網4を介して携
帯型電話機1とPPP接続を行う為のPPP通信インタ
ーフェイス13を含み、携帯型電話機1から電話がかか
りPPP接続要求が行われた場合、後述するPPP接続
手順(図7参照)を行い、PPP接続を実施する。
【0046】制御部10はPPP接続後、続く上位のア
プリケーション接続を行う為のインターネットプロトコ
ルであるIP/TCP/HTTPにおけるプロトコル制
御を行う為のIP/TCP/HTTPプロトコル制御部
14を含み、携帯型電話機1に予め搭載されたブラウザ
機能を用いてデータ表示を行う為のプロトコル制御を実
施する。一般にブラウザ機能を有している場合には、対
応のプロトコル機能、例えばIP/TCP/HTTPに
従うプロトコルは予め備えられる。
【0047】ファイル変換部15は、制御部10および
記憶部12に接続され、送受信部11で受信された被制
御機器3の機器情報6のデータを入力して、携帯型電話
機1が解読可能なマークアップランゲージのデータに変
換して制御部10に出力する。制御部10のIP/TC
P/HTTPプロトコル制御部14は与えられるマーク
アップランゲージのデータを制御して、回線接続部9に
出力する。これにより機器情報6のデータは回線接続部
9および公衆回線網4を経由して携帯型電話機1に送信
される。データ変換部17は、制御部10および記憶部
12に接続され、回線接続部9で受信されIP/TCP
/HTTP制御部14で解析された携帯型電話機1の制
御情報5のデータを、被制御機器3が解読可能な制御コ
マンドのデータに変換して送受信部11に出力する。該
制御コマンドのデータは送受信部11を介して被制御機
器3に送信される。
【0048】テンプレート記憶部16には、被制御機器
3から送受信部11を介して与えられた機器情報6のフ
ァイル変換部15によるファイル変換処理において、変
化する情報以外のファイル形成部分、例えば、ヘッダや
表示に関するタグ、送信ボタンなどをテンプレートの情
報として保持する。
【0049】初期画面記憶部18は、携帯型電話機1の
画面に最初に表示される初期画面データを保持する。具
体的には、PPPおよびIP/TCP/HTTPにより
接続された携帯型電話機1の最初の表示画面のデータを
保持しておき、接続後、被制御機器3へ情報を要求送信
/結果受信している間に初期画面データを携帯型電話機
1へ送信し、これに従う初期画面を表示させる。
【0050】ゲートウェイ装置は上述の図3の構成に限
らず、図4のような構成であってもよい。図4を参照し
て、ゲートウェイ装置20は、図3を参照して説明した
ゲートウェイ装置2の構成に加えて電話端末接続切換部
21を含み、図3の制御部10および回線接続部9の代
替して制御部24および公衆回線接続部22を含み、図
3の送受信部11を含む。公衆回線接続部22は、制御
部24および電話端末接続切換部21に接続されてお
り、電話端末接続切換部21を介して一般公衆網25と
の通信を行う。電話端末接続切換部21は宅内の既設電
話機23および公衆回線接続部21を接続する。一般公
衆網25は既設電話機23間の通信に用いられる予め敷
設された回線網である。また携帯型電話機1は既設電話
機23と通信するときは一般公衆網25を介して通信す
る。
【0051】電話端末接続切換部21は、一般公衆網2
5から接続要求を受信したときは、受信した接続要求が
ゲートウェイ装置20に接続することを要求しているの
か、既設電話機23に接続することを要求しているのか
を判断する。判断結果、既設電話機23への接続要求の
場合には既設電話機23と一般公衆網25との接続を確
立させるが、ゲートウェイ装置20への接続要求の場合
には公衆回線接続部22と公衆回線網4との接続を確立
する。電話端末接続切換部21が公衆回線接続部22と
の接続を確立した後の処理はゲートウェイ装置2と同様
であるため、説明は繰り返さない。なお、携帯型電話機
1はゲートウェイ装置20との接続を要求する際には、
電話端末接続切換部21は携帯型電話機1からゲートウ
ェイ装置20を利用することを示す信号を受信すると想
定する。
【0052】ここでは電話端末接続切換部21をゲート
ウェイ装置20内部に設けたが、別個の装置としてゲー
トウェイ装置20の外部に設けられてもよい。
【0053】図5を参照して、携帯型電話機1は受信し
た情報を含む各種の情報を表示するための画面26、ア
ンテナ27、音声を出力するためのスピーカ28および
ユーザにより外部から操作される複数種類のボタンから
なる入力部29を含む。図5の画面26には一例とし
て、初期画面記憶部18に予め記憶された初期画面デー
タに従う画面が表示されている。ここでは被制御機器3
の一例である空気調和機(以下、エアコンと略称する)
のために表示される初期画面が示される。図5の画面2
6の上段には、制御対象となる被制御機器3の名前であ
る「エアコン」の文字と、その左側には、エアコンを表
すアイコンが表示されているので、ユーザはエアコンに
関する初期画面が表示されていることを一目で認識でき
る。
【0054】画面26の下段にはエアコンの運転ON/
OFF切換、運転設定状態の確認、設定変更、タイマー
セットの各モードへ移行するために選択的に指定される
ボタンが表示されている。選択指定のためのボタンに関
連して表示されているカーソルCRを入力部29のボタ
ン操作により上下左右に移動させて、所望モードに対応
のボタンにカーソルCRを移動させて「OK」に相当す
るアイコン130を入力部29の対応のボタンを操作し
て指定することにより該所望モードが選択される。エア
コンの運転ON/OFF切換が選択された場合には運転
ON/OFF切換のための制御情報5が、運転設定状態
の確認が選択された場合には状態確認のための制御情報
5が、設定変更が選択された場合には運転状態について
の設定(時間、温度など)を変更するための制御情報5
が、およびタイマーセットが選択された場合には予約運
転のためのタイマー設定のための制御情報5がそれぞれ
ゲートウェイ装置2(20)に対して送信される。
【0055】所望モードの選択は上述したようなカーソ
ルCRの移動によらず、画面26の各モードの左側に表
示される数字と同じ数字の入力部29のボタンを押すこ
とによっても選択され、次のモードへ移行するようにし
てもよい。画面26に表示される機器情報6は、携帯型
電話機1にて使用可能なマークアップランゲージにて記
述される。携帯型電話機1で使用可能なマークアップラ
ンゲージとしては、コンパクトHTML(hypertext ma
rkup language)やHDML(handheld devicemarkup l
anguage)、WML(website META language)などがあ
る。
【0056】図5の画面26で示したようなGUI(gr
aphical user interface)を用いたことによりユーザは
直感的に入力部29を操作するだけで、操作内容に対応
した内容の制御情報5(被制御機器3を所望するように
制御するための制御情報5)を送信できるから、通信時
間の短縮や誤操作防止及び誤指示による被制御機器3の
運転不具合の判別が容易となる。
【0057】図6を参照して、被制御機器3は送受信部
30、該被制御機器の制御に関する情報である機器情報
6を記憶するデータ記憶部31および機器制御部35を
含む。機器制御部35は、送受信部30を介してゲート
ウェイ装置2(20)より制御情報5を受信して、受信
した制御情報5に従い該被制御機器3が本来有する機能
を制御する。送受信部30はデータ記憶部31から機器
情報6を読出しゲートウェイ装置2(20)に送信する
機能と、ゲートウェイ装置2(20)から制御情報5を
受信して、機器制御部35に供給する機能とを有する。
【0058】データ記憶部31に記憶される機器情報6
は運転状態情報32、制御関連情報33および操作表示
情報34を含む。操作表示情報34は、被制御機器3を
操作するために携帯型電話機1の画面26に表示される
データである。制御関連情報33は、被制御機器3が本
来有する複数種類の機能を制御するためのデータであっ
て、複数種類の機能それぞれについて該機能を制御する
ための制御情報5との対応関係を表す。例えば、エアコ
ンの例でいうと、「設定温度を1℃上げる」という機能
には、制御情報5として「0x01」という数値が関係
付けられている。運転状態情報32は、被制御機器3の
現在の運転状態を表すデータであって、例えば、エアコ
ンの例でいうと、現在の温度や現在の風量などからな
る。運転状態は機器制御部35より検出されて、運転状
態情報32としてデータ記憶部31に書き込まれる。
【0059】図7を参照して、PPP接続における手順
を説明する。携帯型電話機1は、自宅の被制御機器3を
制御するために、まず、自宅のゲートウェイ装置2(2
0)へ電話をかける。この時、通常の音声による通話接
続ではなくPPP接続可能なデータ接続として電話をか
ける(S1)。ゲートウェイ装置2(20)は、電話の
呼出しを受け、着信する(S2)。この時点で、携帯型
電話機1とゲートウェイ装置2(20)は物理的な接続
(回線接続)を完了する(S3)。
【0060】次に、LCP(link control protocol)
によるネゴシエーションを行う。ここでは、セキュリテ
ィを高めるために、この後、PAP(password authent
ication protocol)による認証を行う旨、ゲートウェイ
装置2(20)から携帯型電話機1へオプション設定を
行う(S4)〜(S7)。携帯型電話機1およびゲート
ウェイ装置2(20)の双方がお互いにACK(肯定)
を返し、ネゴシエーションが終了する。次に、PAPに
よるユーザ認証を行う。本システムにおいては、携帯型
電話機1がクライアント側でありゲートウェイ装置2
(20)がサーバー側と考えられる。
【0061】先ほどの、LCPによるネゴシエーション
でPAP認証が可能となった場合、携帯型電話機1は、
PAPの認証データであるID(identification)とパ
スワードを送信する(S8)。このIDおよびパスワー
ドは、予め、携帯型電話機1に入力しておくことも可能
であるし、予め入力せずに接続時に要求された場合に入
力を行うことも可能である。
【0062】ゲートウェイ装置2(20)では、携帯型
電話機1より送信されたIDおよびパスワードと制御部
10(24)の内部メモリ(図示せず)に予め格納され
た認証用の情報とが比較される。比較結果、一致した場
合はゲートウェイ装置2(20)は携帯型電話機1へA
CKを返す(S9)ので通信は続行されるが不一致であ
った場合は携帯型電話機1へNAK(否定)を返し、ゲ
ートウェイ装置2(20)より通信を切断する(S1
0)。ここで述べたPAP認証の手順はIDおよびパス
ワードをユーザが誤って入力してしまった場合のことも
考慮し、数回トライ可能としてもかまわない。数回トラ
イしても不一致の場合は、不正アクセスの可能性も考え
られる為、ゲートウェイ装置2(20)は通信切断処理
をするのが望ましい。
【0063】次に、IPCP(internet protocol cont
rol protocol)によるアドレス配布を行う。携帯型電話
機1およびゲートウェイ装置2(20)は各々IPCP
要求を送信する(S11)〜(S12)。携帯型電話機
1にはアドレスが配布されていないため、このときの要
求データにはアドレスがなく、通常アドレスが割り振ら
れていない場合、要求データのアドレス部には“0.
0.0.0”(IPv4(internet protocol version
4の場合)が入っている。ゲートウェイ装置2は、携帯
型電話機1からのIPCP要求データ内のアドレスにこ
の値を確認した場合、この接続で使用するプライベート
なアドレスを付けてNAKを返信する(S13)。これ
に対して、携帯型電話機1は、配布されたアドレスを使
用して再度、ゲートウェイ装置2(20)へIPCP要
求を出す(S15)。携帯型電話機1およびゲートウェ
イ装置2(20)の双方がお互いにACK(肯定)を返
し、アドレス配布が終了する(S14、S16)。以上
の手順をもって、PPPによる接続が完了する(S1
7)。
【0064】PPPには上述した以外の手順やオプショ
ンが存在し、それらを使用することも可能である。しか
し、必要最小限のプロトコルを搭載することにより、ゲ
ートウェイ装置2(20)に関して低機能でメモリ容量
の少ない安価なCPUを使用して作成することが可能と
なるため、本実施の形態では最低限のPPP手順として
上述の手順を採用する。もちろん、CPUの高機能化や
低価格化がすすみ、その他のオプションを搭載しても価
格アップがない場合は、その他のプロトコルの搭載を除
外する必要はない。
【0065】機器がインターネット網へ接続される場合
には人間とのインターフェイスが容易になり、使途につ
いても可能性が広がるが、ネットワークに接続している
がゆえに不正アクセスを試みようとする第3者から本シ
ステムを保護するためのセキュリティ対策を施す必要が
あるが、セキュリティ対策を施すとコスト高とならざる
をえない。そこで、本実施の形態に係るシステムでは、
自宅の被制御機器3を遠隔操作する方法として、インタ
ーネットプロトコルによる接続を実現し、市販されてい
る表示機能付き携帯型電話機1に搭載されているインタ
ーネット接続環境を利用して自宅の被制御機器3の機器
情報6を取り出したり、遠隔操作を行ったりするが、イ
ンターネット網への接続は行わず、ユーザ(携帯型電話
機1を使用している人)とゲートウェイ装置2(20)
とのPPP接続に従う一対一の接続を公衆回線網4を介
して行う。よって、インターネットを利用した不正アク
セスは起こりえずセキュリティの高いシステムを構築で
きる。
【0066】本実施形態に係るシステムではインターネ
ット網への常時接続を必要とせず、必要な時間だけ公衆
回線網4への接続を行えばよいことから、通信費用や電
気代も必要最小限でよく高いコストメリットを得ること
ができる。
【0067】被制御機器3について本来の機能を行う以
外のネットワークインターフェイスや通信機能を追加す
る為の部品やソフトウェアの搭載を極力抑える為、被制
御機器3は自己とゲートウェイ装置2(20)との通信
に、既に製品(被制御機器3)に搭載されて、本来の機
能を制御しているCPUが有する通信機能である、例え
ばシリアル通信を採用する。これは、汎用のマイクロコ
ンピュータであれば、シリアル通信ポートは入出力ポー
トなどと兼用になっており、通信機能の必要ない製品で
は、通常入出力ポートとして使用している。そこで、マ
イクロコンピュータのポートを一部変更しシリアル通信
ポートを使用可能とすれば、最小限のコストアップでゲ
ートウェイ装置2(20)への通信部が作成可能とな
り、商品単価のアップも無しに又は最小限に抑えること
ができる。
【0068】本実施の形態では、被制御機器3としてエ
アコンを挙げたがビデオデッキ装置やその他の家電製品
などユーザが外部より制御を望む装置であればよいのは
言うまでもない。
【0069】またゲートウェイ装置2(20)に1台の
被制御機器3が接続されるとしているが、複数の被制御
機器3を接続するようにしてもよい。
【0070】以上のように本実施の形態に係るシステム
では、表示機能付き携帯型電話機1により外出先から自
宅の被制御機器3の状態確認および操作が可能となる。
このため、ユーザは特別な機器を持ち歩くことなく被制
御機器3の遠隔操作を行うことができる。また、携帯型
電話機1の画面26には、被制御機器3の制御項目が表
示される。このため、ユーザは、機器情報6の内容を理
解し易く、音声ガイダンスを用いた操作に比べ、短時間
で正確に被制御機器3を制御できる。また、制御コード
を覚えたりする必要もなく、誰でも容易にシステムを使
いこなすことができる。
【0071】また、本実施の形態に係るシステムでは、
パソコンやインターネットを使用しないので、設定や接
続契約を行う必要がないため、誰でも容易に使用するこ
とが可能で、かつ、通信費用や電気代の節約となる。
【0072】また、インターネット網への接続ではな
く、ユーザの使用する携帯型電話機1と家庭との一対一
の接続であるため、外部からの不正アクセスの心配がな
くセキュリティが高い。
【0073】また、ゲートウェイ装置2(20)は、遠
隔制御を行うために必要なインターネットプロトコルの
みを搭載することで、複雑な設定を必要とせず、価格も
安価で構成することができる。
【0074】また、ゲートウェイ装置2(20)は、専
用の電話回線を必要とせず、既存の宅内へ設置している
電話機へ接続可能であるため、新たな出費を必要としな
い。
【0075】また、被制御機器3は、被制御機器3独自
の操作方法や仕様を用いて遠隔制御される為、機器独自
の仕様に基づいた操作が可能であり、機器の性能を充分
に発揮させることができる。
【0076】また、被制御機器3は、ホームネットワー
クへ接続する必要が無く、ゲートウェイ装置2(20)
への通信も既存のシリアル通信機能を用いればよいこと
から、単価アップを防ぎ、安価でユーザへ提供すること
が可能となる。
【0077】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0078】
【発明の効果】この発明によれば、ユーザは、新たな機
能を追加した電話機を購入する必要はなく、予めポイン
トツーポイントプロトコルによる接続機能を有している
電話機によりゲートウェイ装置へ接続をし、画面に表示
された機器情報に基づいて被制御機器の制御を行うこと
ができる。よって、ユーザは、電話機を買い換える必要
もなく、使い慣れた電話機を使用することができる。ま
た、画面により機器情報の内容を理解し易く、音声ガイ
ダンスを用いた操作に比べ、短時間で機器操作データを
入力して送信できるので簡単にかつ正確に被制御機器を
遠隔制御できる。また、制御コードを覚えたりする必要
もなく、誰でも容易に遠隔制御システムを使いこなすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る遠隔制御システム
の模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る遠隔制御システム
の情報の流れおよび接続形態を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るゲートウェイ装置
の一例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るゲートウェイ装置
の他の例を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る携帯型電話機の概
観と画面表示の一例を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る被制御機器のブロ
ック図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るのPPP接続手順
の一例を示す図である。
【図8】 従来の遠隔制御システムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯型電話機、2,20 ゲートウェイ装置、3
被制御機器、4 公衆回線網、5 制御情報、6 機器
情報、7 PPP接続、13 PPP通信インターフェ
イス、14 IP/TCP/HTTPプロトコル制御
部、15 ファイル変換部、16 テンプレート記憶
部、17 データ変換部、21 電話端末接続切換部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線を介してポイントツーポイント
    プロトコルに従う回線接続のための機能を予め有した電
    話機と、与えられる制御情報に基づいて動作を制御可能
    な被制御機器とを備える遠隔制御システムであって、 前記公衆回線を介して前記ポイントツーポイントプロト
    コルに従い前記電話機と接続確立して、前記電話機と前
    記被制御機器間の前記制御情報を含むデータの通信を中
    継するゲートウェイ装置をさらに備えて、 前記電話機は、 前記回線接続を行い情報を送受信するための通信部と、 前記通信部による受信内容を含む情報を表示するための
    画面と、 外部操作される入力部とをさらに有し、 前記通信部は、前記入力部による入力内容に対応した前
    記被制御機器を操作するための機器操作データを送信
    し、 前記ゲートウェイ装置は、 前記画面に表示されて前記機器操作データを含む前記被
    制御機器に関する機器情報を前記電話機に送信し、前記
    電話機から前記機器操作データを受信する電話機側通信
    部と、 前記電話機側通信部により受信した前記機器操作データ
    を前記制御情報として前記被制御機器に送信する制御機
    側通信部とを有する、遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記電話機は前記受信内容をブラウザ機
    能により前記画面に表示し、 前記ゲートウェイ装置の前記電話機側通信部は、 前記接続確立の後、前記ブラウザ機能により前記電話機
    が有するプロトコルに従い前記機器情報を前記電話機に
    送信するためのプロトコル制御部を含む、請求項1に記
    載の遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 与えられる制御情報に基づいて動作を制
    御可能な被制御機器を、公衆回線を介して電話機を用い
    て制御するための遠隔制御システムに適用されて、前記
    被制御機器と前記電話機との通信を中継するゲートウェ
    イ装置であって、 前記電話機は、自己宛ての受信内容を含む情報を表示す
    るための画面と、外部操作される入力部とを有し、前記
    入力部による入力内容に対応した前記被制御機器を操作
    するための機器操作データを送信し、 前記ゲートウェイ装置は、 前記公衆回線を介してポイントツーポイントプロトコル
    に従い前記電話機と接続確立して、前記画面に表示され
    て前記機器操作データを含む前記被制御機器に関する機
    器情報を前記電話機に送信し、前記電話機から前記機器
    操作データを受信する電話機側通信部と、 前記電話機側通信部により受信した前記機器操作データ
    を前記制御情報として前記被制御機器に送信する制御機
    側通信部とを備える、ゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】 前記電話機は前記受信内容をブラウザ機
    能により前記画面に表示し、 前記電話機側通信部は、 前記接続確立の後、前記ブラウザ機能により前記電話機
    が有しているプロトコルに従い前記機器情報を前記電話
    機に送信するためのプロトコル制御部を有する、請求項
    3に記載のゲートウェイ装置。
  5. 【請求項5】 前記電話機側通信部は、 前記機器情報を前記画面において表示可能な形式に予め
    変換する機器情報変換部を有する、請求項3または4に
    記載のゲートウェイ装置。
  6. 【請求項6】 前記機器情報変換部は、前記形式に対応
    したテンプレートを有して、前記機器情報を前記テンプ
    レートを用いて変換することを特徴とする、請求項5に
    記載のゲートウェイ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御機器側通信部は、 前記電話機側通信部により受信した前記機器操作データ
    を前記被制御機器が受付け可能な形式に変換して前記制
    御情報として出力する制御情報変換部を有する、請求項
    3ないし6のいずれかに記載のゲートウェイ装置。
  8. 【請求項8】 前記電話機から前記被制御機器を制御す
    るために前記画面に初期表示される画面データを記憶す
    る初期画面データ記憶部をさらに備えて、 前記接続確立すると前記初期画面データ記憶部から前記
    画面データが読出されて前記電話機に送信されることを
    特徴とする、請求項3ないし7のいずれかに記載のゲー
    トウェイ装置。
  9. 【請求項9】 前記公衆回線は既設電話機の間の通信に
    用いられて、前記電話機は前記既設電話機と前記公衆回
    線を介して通信可能であることを特徴とする、請求項3
    ないし8のいずれかに記載のゲートウェイ装置。
  10. 【請求項10】 与えられる制御情報に基づいて動作を
    制御可能であり、公衆回線を介してポイントツーポイン
    トプロトコルに従う回線接続のための機能を予め有した
    電話機と、ゲートウェイ装置を介して通信する被制御機
    器であって、 前記電話機は、 前記回線接続を行い情報を送受信するための通信部と、 前記通信部による受信内容を含む情報を表示するための
    画面と、 外部操作される入力部とをさらに有し、 前記通信部は、前記入力部による入力内容に対応した前
    記被制御機器を操作するための機器操作データを送信
    し、 前記被制御機器は、 前記画面に表示されて前記機器操作データを含む前記被
    制御機器に関する機器情報を前記ゲートウェイ装置を介
    して前記電話機に送信し、前記電話機からの前記機器操
    作データを前記ゲートウェイ装置を介して前記制御情報
    として受信し、前記機器情報には前記被制御機器の動作
    状態を示す情報が含まれることを特徴とする、被制御機
    器。
  11. 【請求項11】 前記機器情報を前記画面で表示可能な
    形式に変換して、前記ゲートウェイ装置を介して前記電
    話機に送信することを特徴とする、請求項10に記載の
    被制御機器。
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