JP2003207981A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

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JP2003207981A
JP2003207981A JP2002002902A JP2002002902A JP2003207981A JP 2003207981 A JP2003207981 A JP 2003207981A JP 2002002902 A JP2002002902 A JP 2002002902A JP 2002002902 A JP2002002902 A JP 2002002902A JP 2003207981 A JP2003207981 A JP 2003207981A
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Tatsunori Ishiyama
竜典 石山
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる転写材種に対応するプリントモードが
連続して混在する場合においても、プリントモードの切
り替え時に生じる時間のロスを削減し、出力速度の低下
を抑えること。また、感光ドラムおよび中間転写体表面
の摺擦傷の発生,磨耗を防止し、感光ドラムと中間転写
体の寿命を伸ばすこと。 【解決手段】 各感光ドラム1y,1m,1c,1kと
中間転写ベルト5の駆動速度をエンコーダ30,31に
より検出し、該検出結果に基づいて、画像形成工程の速
度を複数種切り替える場合、前記画像形成装置の駆動を
停止させることなく、CPU15が、前記各第1の受像
部材と第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定
値以内に収まるように制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置に関するもので、特に像担持体,像担
持体帯電部材,現像装置等を含めた画像形成ユニットま
たはカートリッジを複数個積載し、フルカラー画像を形
成する画像形成装置および画像形成装置の制御方法およ
びプログラムおよび記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真を用いた画像形成装置
は、小型化,高機能化,カラー化が進められているが、
他方では信頼性の向上,ネットワーク化,環境対応等の
要求も高まってきており、それらの要求を満たすべく様
々な画像出力装置が提案されてきている。
【0003】特にカラー化に関しては、様々なカラーソ
フトウェアアプリケーションが出現してきたことで、将
来的に使用頻度が高まっていくと予測されている。さら
に、オフィス内のネットワーク化が急激に広まっている
ことで、より高速な出力が可能なカラー画像形成装置の
出現が要望されてきている。
【0004】このカラー画像出力機器の高速化のための
技術として、昨今では感光体,帯電器,現像装置等を含
む画像形成ユニット(以降カートリッジと言う)を複数
個積載し、転写紙をベルト状の搬送手段で静電的に吸着
/搬送しながら、各色のカートリッジから順次トナー像
を転写紙上に重ねて転写していく装置(4ドラム方式/
タンデムドラム方式)が提案され、この技術を導入した
製品が随時市場投入されてきている。
【0005】このようなカラー画像形成装置の出現は、
これまでの電子写真方式のカラー画像形成装置にみられ
たようなモノクロ画像とカラー画像の出力速度の差を無
くし、カラー画像もモノクロ画像の出力時と同じ速度で
高速に出力することを可能にした。
【0006】しかしながら、このようなカラー画像出力
装置は、カラー画像出力の高速化に対しては非常に効果
があるが、転写材をベルト状の搬送手段に静電的に吸着
させる必要があるため、ベルト上に静電的に吸着し難い
厚紙や封筒,ラベル紙等の搬送性に対しての信頼性が十
分ではない。また、転写材上に画像を転写する際、ドラ
ムとベルト間で形成される転写ニップへ転写材が突入す
るショックにより、各色ごとに転写のズレが生じ、色ズ
レを生じさせてしまう。
【0007】そこで、このような転写材の搬送に対する
信頼性や色ズレを防止するため、最近では中間転写体を
用いた4ドラム方式の装置が新たに提案されてきてい
る。
【0008】以下、図11を参照して、このような中間
転写体を用いた4ドラム方式の画像形成装置の構成及び
その動作について説明する。
【0009】図11は、従来のカラー画像形成装置の一
例を示す概略構成図である。なお、イエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)各色画像
形成ユニット(以降カートリッジと云う)(U’Y),
(U’M),(U’C),(U’K)は、全て同一構成
であるので、以下の説明では、イエロー(Y)の画像形
成ユニットでるカートリッジ(U’Y)を代表例として
画像形成の工程を説明する。
【0010】図において、101yは、静電潜像担持体
としての円筒型の感光体(感光ドラム)であり、矢印a
方向へ回転移動されている。また、102yは、接触タ
イプの帯電ローラであり、感光体101y表面に圧接さ
れてニップを形成し、感光体101yの回転に連れて従
動回転しながら感光体101y表面を均一に帯電する。
【0011】103yは画像露光部で、感光体101y
表面を露光して静電潜像を形成する。104yは一成分
非接触現像器で、これには非磁性トナーが内包されてお
り、バイアスの印加によってトナーが感光体101y上
へ飛翔し、静電潜像を現像してトナー像を形成する。こ
の現像器104yによって顕像化された感光体101y
上のトナー像は、感光体101yの回転に伴って中間転
写体(中間転写ベルト)105と感光体101y間で形
成される一次転写部(以下、一次転写ニップと云う)へ
と搬送される。ここでは中間転写体として、ベルト形状
の中間転写ベルト105が用いられている。この中間転
写ベルト105は、駆動ローラ106、支持ローラ10
7−1,107−2によって矢印f’方向に架張・駆動
されている。
【0012】中間転写体ベルト105は、各カートリッ
ジの一次転写ニップにおいて、一次転写ローラ108y
の当接により感光体101yに圧接してある。一次転写
ニップに到達したトナー像は、一次転写ローラ108y
に高圧電源114から所定のバイアスが印加すること
で、中間転写体105の表面に転写(一次転写)され
る。ここで、一次転写ローラ108yには、導電性の単
層スポンジゴムローラが使用されている。
【0013】中間転写ベルト105表面には、中間転写
ベルト105の回転に伴い、カートリッジ(U’Y)と
同様に他のカートリッジ(U’M),カートリッジ
(U’C),カートリッジ(U’K)で形成されたトナ
ー像も順次重ねられ、フルカラートナー画像が形成され
る。
【0014】この中間転写ベルト105上のフルカラー
トナー画像は、中間転写ベルト105の駆動に伴い、二
次転写ローラ109と中間転写ベルト105で形成され
る二次転写部(以下、二次転写ニップと云う)に到達す
ると、不図示の給紙部からトナー画像の到達タイミング
に合わせて転写材P’が供給され、不図示の電源から二
次転写ローラ109にバイアスが印加されることによ
り、静電的な力で転写材P表面に転写(二次転写)され
る。
【0015】トナー画像を転写された転写材P’は、支
持ローラ107−2の曲率により中間転写ベルト105
から分離され、その後定着器111に供給されていき熱
や圧力の作用により転写材P’上に溶融・固着される。
【0016】一方、一次転写後の感光体101y,10
1m,101c,101bkは、感光体クリーナ113
y,113m,113c,113kによってトナーが除
去された後、前露光ランプ124y,124m,124
c,124kにより表面の電位が均一に除電され再び画
像形成に供される。また、転写材P’を定着器111に
供給し終えた中間転写ベルト105は、中間転写ベルト
クリーナ112によりその表面が清掃されて再度中間転
写体として使用される。
【0017】以上のような装置構成をとることで、4ド
ラム方式の特徴であるカラー画像出力の高速性を損なう
ことなく、同時にメディアフレキシビリティを向上させ
ることができるようになるため、将来的なカラー画像出
力装置の構成として非常に有望視されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このようなフルカラー
画像形成装置において、OHTフィルムや厚紙,封筒な
ど熱容量の大きい転写材に印字する際、定着性を低下さ
せないために、通常の普通紙に印字する場合より転写材
の搬送速度を落としている。これにより定着器を通過す
る時間を長くし、転写材に与える熱量を多くして定着性
を確保している。
【0019】このような場合、感光体および中間転写体
上にトナー画像を形成する際の駆動速度は、通常の画像
形成速度で実施してから、二次転写以降の工程の駆動速
度を切り替えて実施する方式がとられていた。特にこの
方法は、1つの感光体と複数の現像器によって現像化さ
れたトナー画像を一色毎に中間転写体上に重ねて転写し
ていく1ドラム方式のフルカラー画像形成装置において
多く使用されている。
【0020】しかしながら、図11に示したように、4
ドラム方式で中間転写体を用いた装置において、特に連
続してOHTフィルムや厚紙にプリントする場合には、
一次転写部と二次転写部の距離が長いため、二次転写工
程以降の駆動速度を切り替えると、次の一次転写工程を
実施するまでの時間を長く要してしまう。
【0021】従って、このように画像形成速度を切り替
える際には、画像形成装置本体の画像形成工程を一旦終
了して動作を停止させた後、再度所定のモードで画像形
成工程を開始する方法が考えられる。
【0022】しかしながら、この方法をとると、通常の
普通紙プリントモードの終了時の後回転や、再度本体駆
動を立ち上げる際の前回転等に要する時間が長くかかっ
てしまい、画像形成速度を切り替えるごとに画像形成本
体の駆動を停止していると、画像出力のための時間が膨
大になってしまう。
【0023】そこで、前の画像データを印字した後、画
像形成装置本体の駆動を停止させることなく駆動速度切
り替えを実施することが必要であると考えられた。
【0024】しかし、画像形成装置本体の駆動を停止さ
せずに随時各速度モードへ駆動速度を切り替えて制御し
たところ、感光体と中間転写体の駆動に対する負荷が異
なっているため、速度切り替え時の駆動速度が同じよう
に均等に低下せず、それぞれの感光体の駆動速度と中間
転写体の駆動速度の間に差が生じてしまった。
【0025】この速度差は、「感光ドラムの速度 <
中間転写体の速度」である場合には、感光ドラム表面に
ベルトによる摺擦傷が発生し、反対に「感光ドラムの速
度> 中間転写体の速度」の場合には、中間転写体表面
に感光体による摺擦傷が発生してしまっていた。
【0026】また、上記速度差とは別に、摺擦傷の発生
の要因として、中間転写ベルトと感光体との接触圧も重
要である。しかしながら、摺擦傷を防止するためには、
中間転写体と各感光体との当接圧を極端に下げる必要が
あり、これによって一次転写時の画像の中抜け及び画像
ブレを招来してしまうため、当接圧の低減による対策は
非常に危険であり、画像の信頼性を損ないかねない。
【0027】実際に従来の装置で検討した結果では、約
100gの一次転写ローラの芯金に、両端250gの当
接圧で感光体と中間転写体間に「10mm/sec」の
速度差を持たせたところ、摺擦傷は発生していた。
【0028】この様な感光ドラムおよび中間転写体への
摺擦傷の発生は、感光ドラムの帯電不良や中間転写体上
への画像転写性の劣化によりそれぞれの寿命を低下させ
てしまう。
【0029】また、中間転写体上にパッチ画像を印字
し、そのパッチ画像の濃度を光学的に検出することで各
色間のレジストレーション検出や印字濃度補正を行う場
合には、中間転写体表面の光学的な反射濃度が重要とな
る。このため、中間転写体の表面が摺擦傷によって光学
的な反射濃度が変化するとパッチ画像濃度の検出精度が
低下し、濃度の変動や色ズレを正確に検出することが不
可能になる。従って、濃度変動や色ズレ等が生じてしま
う。このため、長期にわたって安定して画像を出力する
ことが難しくなる。
【0030】従って、可能な限り印字速度切り替えに要
する時間を短縮でき、かつ感光体や中間転写体に傷を生
じさせない方法が非常に待ち望まれていた。
【0031】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、各色感光体と中間転
写体の駆動速度を検出し、画像形成工程の速度を複数種
切り替える場合、画像形成装置の駆動を停止させること
なく、前記各色感光体と中間転写体の駆動速度検出結果
に基づいて、前記各色感光体と中間転写体の駆動速度を
各々の速度差が一定値以内に収まるように制御すること
により、異なる転写材種に対応するプリントモードが連
続して混在する場合においても、プリントモードの切り
替え時に生じる時間のロスを削減することが可能とな
り、出力速度の低下を抑えることができ、また、感光ド
ラムおよび中間転写体表面の摺擦傷の発生・磨耗を防止
することができることから、感光ドラムと中間転写体の
寿命を伸ばすことができるとともに、中間転写体の表面
性の変化による基準の光学濃度変動が抑えられることか
ら、中間転写体上に形成したパッチ画像を正確に読み取
って精度の高い濃度補正,レジストレーション補正を行
うことができ、長期にわたって濃度変動および色ズレの
少ない安定したフルカラー画像を出力し続けることがで
きる画像形成装置および画像形成装置の制御方法および
プログラムおよび記憶媒体を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、第1の受像部材(図1に示す感光ドラム1y,1
m,1c,1k)の表面に、画像形成手段(図1に示す
画像露光部3y,3m,3c,3k)により潜像を形成
し、前記第1の受像部材上に形成された潜像を現像手段
(図1に示す現像器4y,4m,4c,4k)により現
像する画像形成ユニット(図1に示すカートリッジU
Y,UM,UC,UK)を複数個有し、前記各第1の受
像部材上の現像剤像を各一次転写部において各一次転写
部材(図1に示す一次転写ローラ8y,8m,8c,8
k)により第2の受像部材(図1に示す中間転写ベルト
5)上に順次転写し、前記第2の受像部材上に多色現像
剤像が転写された後、二次転写部において二次転写部材
(図1に示す二次転写ローラ9)により前記第2の受像
部材上の多色現像剤像を転写材上に一括転写する画像形
成工程の速度を転写材の種類に伴って複数切り替え可能
な画像形成装置において、前記各第1の受像部材と第2
の受像部材の駆動速度を検出する検出手段(図1に示す
エンコーダ30y,30m,30c,30k,31)
と、前記画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、
前記画像形成装置の駆動を停止させることなく、前記検
出手段の検出結果に基づいて、前記各第1の受像部材と
第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値以内
に収まるように制御する制御手段(図1に示すCPU1
5,ROM21,RAM22,図3,図6,図7,図9
のフローチャート)とを有することを特徴とする。
【0033】本発明に係る第2の発明は、前記第2の受
像部材に、単層もしくは複数層の無端ベルト状中間転写
ベルト(図1に示す中間転写ベルト5)或いはドラム状
の中間転写ドラム(不図示)を用いたことを特徴とす
る。
【0034】本発明に係る第3の発明は、前記検知手段
(図1に示すエンコーダ30y,30m,30c,30
k,31)は、前記各第1の受像部材を駆動する駆動部
材に設けた(図2に示す)ことを特徴とする。
【0035】本発明に係る第4の発明は、前記検知手段
は、光反射型または光透過型のエンコーダを用いたこと
を特徴とする。
【0036】本発明に係る第5の発明は、前記各第1の
受像部材を駆動する駆動源と前記第2の受像部材を駆動
する駆動源とは、それぞれ分離されていることを特徴と
する。
【0037】本発明に係る第6の発明は、前記各第1の
受像部材と前記第2の受像部材は、前記一次転写部にお
いて当接,離間可能であることを特徴とする。
【0038】本発明に係る第7の発明は、前記各一次転
写部材を移動することにより、前記各第1の受像部材と
前記第2の受像部材の当接及び離間をそれぞれ行い(図
5に示す)、前記各一次転写部材の移動は、各個独立し
て駆動可能に構成したことを特徴とする。
【0039】本発明に係る第8の発明は、前記第2の受
像部材から一括転写された多色現像剤像を前記転写材上
に定着する定着部を駆動する定着駆動部、前記転写材を
前記二次転写部に給紙する転写材給紙部、および前記二
次転写部材を駆動する二次転写部材駆動部は、各個独立
して駆動可能に構成したことを特徴とする。
【0040】本発明に係る第9の発明は、前記制御手段
は、前記画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、
前記各第1の受像部材と前記第2の受像部材を離間させ
た状態で、前記各第1の受像部材と第2の受像部材の駆
動速度を各々の速度差が一定値以内に収まるように制御
する(図6のフローチャートに示す)ことを特徴とす
る。
【0041】本発明に係る第10の発明は、前記制御手
段は、前記画像形成工程の速度を複数種切り替える場
合、前記各第1の受像部材の駆動速度を順次制御して
(図7のフローチャートに示す)、前記各第1の受像部
材および第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一
定値以内に収まるように制御することを特徴とする。
【0042】本発明に係る第11の発明は、最終色の一
次転写部から二次転写部までの前記第2の受像部材上の
距離が、少なくとも装置の通紙可能な最大転写材長と駆
動速度変更に要する所定の距離とを足し合わせた長さで
ある(図8)ことを特徴とする。
【0043】本発明に係る第12の発明は、第1の受像
部材の表面に、画像形成手段により潜像を形成し、前記
第1の受像部材上に形成された潜像を現像手段により現
像する画像形成ユニットを複数個有し、前記各第1の受
像部材上の現像剤像を各一次転写部において各一次転写
部材により第2の受像部材上に順次転写し、前記第2の
受像部材上に多色現像剤像が転写された後、二次転写部
において二次転写部材により前記第2の受像部材上の多
色現像剤像を転写材上に一括転写する画像形成工程の速
度を転写材の種類に伴って複数切り替え可能な画像形成
装置の制御方法において、前記各第1の受像部材と第2
の受像部材の駆動速度を検出する検出工程(図3のステ
ップS2−1,図6のステップS22−1,図7のステ
ップS31−3,S32−4,S33−4,S34−
4,図9のステップS42−1)と、前記画像形成工程
の速度を複数種切り替える場合、前記画像形成装置の駆
動を停止させることなく、前記検出工程の検出結果に基
づいて、前記各第1の受像部材と第2の受像部材の駆動
速度を各々の速度差が一定値以内に収まるように制御す
る制御工程(図3,図6,図7,図9のフローチャート
に示す各ステップ)とを有することを特徴とする。
【0044】本発明に係る第13の発明は、前記第2の
受像部材に、単層もしくは複数層の無端ベルト状中間転
写ベルト或いはドラム状の中間転写ドラムを用いたこと
を特徴とする。
【0045】本発明に係る第14の発明は、前記検知工
程は、前記各第1の受像部材を駆動する駆動部材に設け
た検知手段により検知することを特徴とする。
【0046】本発明に係る第15の発明は、前記検知工
程は、光反射型または光透過型のエンコーダを用いて検
知することを特徴とする。
【0047】本発明に係る第16の発明は、前記各第1
の受像部材を駆動する駆動源と前記第2の受像部材を駆
動する駆動源とは、それぞれ分離されていることを特徴
とする。
【0048】本発明に係る第17の発明は、前記各第1
の受像部材と前記第2の受像部材は、前記一次転写部に
おいて当接,離間可能であることを特徴とする。
【0049】本発明に係る第18の発明は、前記各一次
転写部材を移動することにより、前記各第1の受像部材
と前記第2の受像部材の当接及び離間をそれぞれ行い、
前記各一次転写部材の移動は、各個独立して駆動可能に
構成したことを特徴とする。
【0050】本発明に係る第19の発明は、前記第2の
受像部材から一括転写された多色現像剤像を前記転写材
上に定着する定着部を駆動する定着駆動部、前記転写材
を前記二次転写部に給紙する転写材給紙部、および前記
二次転写部材を駆動する二次転写部材駆動部は、各個独
立して駆動可能に構成したことを特徴とする。
【0051】本発明に係る第20の発明は、前記制御工
程(図6のフローチャートに示す各ステップ)は、前記
画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、前記各第
1の受像部材と前記第2の受像部材を離間させた状態
で、前記各第1の受像部材と第2の受像部材の駆動速度
を各々の速度差が一定値以内に収まるように制御するこ
とを特徴とする。
【0052】本発明に係る第21の発明は、前記制御工
程(図7のフローチャートに示す各ステップ)は、前記
画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、前記各第
1の受像部材の駆動速度を順次制御して、前記各第1の
受像部材および第2の受像部材の駆動速度を各々の速度
差が一定値以内に収まるように制御することを特徴とす
る。
【0053】本発明に係る第22の発明は、最終色の一
次転写部から二次転写部までの前記第2の受像部材上の
距離が、少なくとも装置の通紙可能な最大転写材長と駆
動速度変更に要する所定の距離とを足し合わせた長さで
あることを特徴とする。
【0054】本発明に係る第23の発明は、請求項12
〜22のいずれかに記載された画像形成装置の制御方法
を実行するためのプログラムあることを特徴とする。
【0055】本発明に係る第24の発明は、請求項12
〜22のいずれかに記載された画像形成装置の制御方法
を実行するためのプログラムを記憶媒体にコンピュータ
が読み取り可能に記憶させことを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の画像形成装置を適用可能な電子写真方式のカラー画像
形成装置の概略断面図である。
【0057】以下にその詳細について、画像形成の行わ
れるプロセスにしたがって説明していく。なお、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(K)各色画像形成ユニット(以下、カートリッジ)、
図1に示すカートリッジUY,UM,UC,UKについ
ては、全て基本的な構成が同じであるので、以後に述べ
るカートリッジの説明は、カートリッジUYについての
み行うこととする。
【0058】カートリッジUYにおいて、1yは静電潜
像担持体としての感光体(感光ドラム)であり、不図示
の駆動モータによって矢印a方向へ周速「100mm/
sec」で回転駆動されている。
【0059】この感光ドラム1yの長手端部には、感光
ドラム1yの回転速度を検出するためのロータリエンコ
ーダ(回転速度検出用光学式エンコーダ)30yが取り
付けてある。ロータリエンコーダ30yは、図2の
(a),(b)に示すように、回転速度検出用の溝が刻
まれた透明円盤状のロータリスケール30−1と、この
ロータリスケール30−1の回転速度検出用の溝を検出
する光透過型のフォトセンサ30−2とから成ってい
る。
【0060】ロータリスケール30−1は、感光ドラム
1yの回転軸に固定されている。感光ドラム1yの回転
速度の検出は、フォトセンサ30−2の発光部30−3
から照射された光を受光部30−4で受け、この間をロ
ータリスケール上の溝が遮光もしくは反射するタイミン
グを検出することで実施している。フォトセンサ30−
2によって検出された信号は図1に示すCPU15へ送
信され、CPU15でフォトセンサ30−2から送られ
てくる信号と、使用している感光体1yの外径とから、
実際の感光体1y表面の周速を算出している。
【0061】一方、感光体1yの表面には、帯電ローラ
2yが圧接されており、感光体1yの回転に伴って従動
回転している。帯電ローラ2yには、不図示の高圧電源
から帯電バイアス(例えば、AC:2000Vpp,D
C:−500V)が印加され、感光体1y表面を均一に
(−500V)帯電している。
【0062】3yは画像露光部で、記録する画像情報に
応じて感光体1yを露光する。露光は、レーザビームス
キャナ,LED等が用いられるが、ここではレーザビー
ムスキャナを用いている。
【0063】4yは二成分非接触現像器(以下、現像
器)である。現像器4yには、磁性キャリア粒子と非磁
性トナーの混合剤である二成分現像剤(重合トナー)が
内包されている。現像器4y内の4y−1はマグネット
を内包した現像スリーブである。この現像スリーブ4y
−1は、回転しながら表面が現像剤で均一にコートさ
れ、現像バイアス(例えば、AC:−1500Vpp,
DC:−300V)を印加することによってトナーが感
光体1y上へ飛翔し、感光体1y上の静電潜像が現像さ
れる。本実施形態の装置では、トナーに重合法によって
生成された球形状のものを用いている。このトナーは、
球形状のため機械的な付着力が低く、転写効率が高いと
いう利点を有している。
【0064】現像器4yによって顕像化された感光体1
y上のトナー像は、感光体1yの回転に伴って感光体1
yと中間転写体(中間転写ベルト)5,一次転写ローラ
8yで形成された一次転写部へ搬送される。一次転写部
では、一次転写ローラ8yが感光体1y方向に圧接して
おり、感光体1yと一次転写ローラ8y間に中間転写ベ
ルト5が介在している。
【0065】一次転写部では、一次転写ローラ8yに高
圧電源14から所定のバイアスが印加され、感光体1y
上のトナー像が中間転写体5表面に電気的な力によって
転写される。一次転写ローラ8yは、EPDMゴム中に
カーボンなどの導電材の分散によって体積固有抵抗値を
105Ω以下に調整し、スポンジ状に発泡させてローラ
形状にしたものが用いてある。
【0066】また、中間転写ベルト5は、同様に体積抵
抗値107Ω〜1013Ω以内に調整し、厚さを「10
0μm」程度にした単層ポリイミド樹脂ベルトを使用し
た。中間転写ベルト5の材質としては、これ以外にもゴ
ム材を用いたものでも良いし、複数層構成にして厚さ方
向の総体積抵抗値を107Ω〜1013Ωにしたもので
も良い。特に、トナー像を転写するベルト表層には、離
型性を向上させるためのPTFE,PFA,ETFE等
のフッ素樹脂を数10μmコーティングしたようなもの
等が有効である。本実施形態では、ベルトの伸び・引っ
張り強度・磨耗に対して高い性能を有するポリイミド材
のものを採用することとした。
【0067】この中間転写ベルト5は、駆動ローラ6,
支持ローラ7−1,7−2で架張され、感光体と同様に
不図示の駆動モータによって駆動ローラ6を回転させ、
矢印f方向に搬送させている。
【0068】駆動ローラ6の長手端部には、前述した感
光ドラム用エンコーダと同じエンコーダ31が取り付け
てある。このエンコーダ31も感光ドラム1yの速度検
出と同様に、駆動ローラ6の回転速度を検出し、CPU
15にて駆動ローラ径と中間転写ベルト5の厚みとから
中間転写ベルト5の表面速度を算出している。
【0069】なお、21はROM、CPU15はROM
21に格納されるプログラムに基づいて、上述した感光
ドラム1y,1m,1c,1kや中間転写ベルト5の表
面速度の算出処理および画像形成装置全体を制御する。
22はRAMで、CPU15の作業領域として使用され
る。
【0070】以上の様に、カートリッジUYで形成され
たトナー画像が中間転写ベルト5上に一次転写されるの
と同様に、他のカートリッジUM,UC,UKにて形成
されたトナー像も順次中間転写ベルト5上に重ねられ、
カートリッジUKの一次転写部を通過した時点でフルカ
ラートナー画像が形成される。
【0071】こうして得られたフルカラートナー像は、
中間転写体5の回転に伴って二次転写ローラ9と中間転
写ベルト5で形成される二次転写ニップに運ばれる。二
次転写ニップでは、中間転写ベルト5上のトナー画像が
到達するタイミングに合わせて給紙部10から転写材P
が供給される。
【0072】また、二次転写ニップへの転写材Pの到達
に合わせ、二次転写ローラ9が支持ローラ7−2方向に
当接され、二次転写ローラにDCバイアスを印加してト
ナー像が転写材P上に転写される。
【0073】転写材への転写工程が終了すると、二次転
写ローラ9は支持ローラ7−2,中間転写体5から離間
される。この二次転写ローラ9には、一次転写ローラ8
y,8m,8c,8kと同様な弾性ゴムに導電材を分散
させ、体積抵抗値を107Ω〜1013Ωに調整してロ
ール形状に成型したものを用いてある。
【0074】フルカラートナー画像が転写された転写材
Pは、支持ローラ7−2の曲率によって中間転写ベルト
5より分離され、トナー像を転写材Pにのせたまま定着
器11へ搬送される。定着器11では、熱や圧力の作用
によりトナー像が転写紙P上に定着された後、不図示の
搬送路を経て機外へ排出される。
【0075】一方、一次転写終了後の転写残トナーは、
感光体クリーナ13yによってクリーニングされる。ま
た、二次転写後の中間転写体5上の残トナーは、中間転
写体クリーナ12によって除去される。
【0076】感光ドラム1y,1m,1c,1k中間転
写体5の駆動源は、ステッピングモータ,パルスモータ
等が用いてあり、これにより精度よく回転速度制御を行
っている。また、これらのモータは、OHT,厚紙のプ
リントモード時の様に、回転速度を変えた場合にも精度
良く回転速度制御できるモータである。本実施形態で示
す装置においては、普通紙モードの画像形成速度が「1
00mm/sec」、厚紙プリントモード時には「50
mm/sec」、OHTプリントモード時には「25m
m/sec」の速度で駆動するように設定してある。
【0077】また、この画像形成速度を変更する場合に
は、感光ドラムへの画像の露光速度を変更する必要があ
る。これは、周知のとおり画像形成工程に対して副走査
方向の画像が伸縮してしまうためである。
【0078】本実施形態で示す装置のように、露光装置
としてレーザビームスキャナを使用した場合、本体の画
像形成速度に合わせてスキャナモータの速度切り替える
等の対応が必要となる。従って、本実施形態においても
スキャナモータの速度切り替えを実施して対応するよう
にしている。
【0079】なお、各感光ドラム1y,1m,1c,1
kを駆動する駆動源(モータ)と中間転写ベルト5を駆
動する駆動源(モータ)とは、それぞれ分離されてい
る。
【0080】また、定着器11を駆動する不図示の定着
駆動部、不図示の給紙部、および二次転写ローラ9を駆
動する不図示の駆動部は、別駆動の構成をしている。
【0081】以上説明したような装置構成で、図3のフ
ローチャートに基づいて本発明で実施した駆動制御方法
について説明する。
【0082】図3は、本発明における第1の制御処理手
順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第1実
施形態の駆動制御方法に対応する。なお、このフローチ
ャートの処理は、図1に示したCPU15によりROM
21又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいて実行されるものとする。また、ここでの説明は、
一例として普通紙プリントモードからOHTプリントモ
ードへ連続して移行する場合について、過程ごとに3つ
のステップに分けて述べる。図中、STEP1〜STE
P3は各ステップを示す。
【0083】<STEP1>:駆動速度切り替え過程
(なお、S1−1,S1−2は、STEP1内の詳細ス
テップを示す。) 各カートリッジにて形成された普通紙モード時の最終画
像が二次転写工程を終了し、二次転写ローラ9が中間転
写体5から離間されると、CPU15から各感光体1
y,1m,1c,1k及び中間転写体5の駆動用モータ
ドライバに駆動速度変更開始のコマンドが送られ、各感
光体1y,1m,1c,1kと中間転写体5の駆動速度
が、次のOHTプリントモードの駆動速度(25mm/
sec)変更制御が開始される(S1−1)。
【0084】次に、所定の速度変化率で各感光体1y,
1m,1c,1k,中間転写体5の駆動速度を変更する
(S1−2)。この駆動速度の切り替え方法は、感光体
1y,1m,1c,1kおよび中間転写体5ともに、予
め本体CPU15内に設定しておいた駆動速度可変テー
ブル(図4)内の制御ラインに従って段階的に変化させ
ていく。本実施形態では、一例として「50mm/se
」の加速度に設定した。この加速度は、モータの
速度変化に対する追随性とフィードバック制御系の性能
によって決まるものであるので、実際の装置に搭載する
際には、加速度を大きく設定することも可能である。
【0085】<STEP2>:駆動速度判定の過程(な
お、S2−1〜S2−3は、STEP2内の詳細ステッ
プを示す。) 図4に示す制御ラインに沿って駆動速度を変え始めた
後、「100msec」おきにそれぞれの駆動速度(感
光体1y,1m,1c,1kと中間転写体5の駆動速
度)を、それぞれのエンコーダ30y,30m,30
c,30k,31によって検出する(S2−1)。ここ
で「100msec」おきに速度を検出するように設定
したのは、何らかの予期できない不具合により、速度切
り替え制御が実施されていない駆動系が存在した場合、
感光体と中間転写体間の速度差によって摺擦傷を発生さ
せないためである。
【0086】摺擦傷の発生は、感光体表面の材質と中間
転写体表面の材質、両者の当接圧等によって決まる。本
実施形態の場合、感光体表面は主としてポリカーボネー
ト、中間転写体表面はポリイミド(PI)材が使用して
あり、当接圧は約「250g/cm」に設定してあ
る。この条件下では、速度差が10mm/secになる
と摺擦傷を発生させる事がわかった。このため、「10
0msec」後に速度検出し、最も速度差がついた状態
でも「5mm/sec」の速度差で済む様に設定し、摺
擦傷の発生を防止できるようにしている。
【0087】一方、中間転写体と感光体との当接圧によ
る摺擦傷の発生は、一般的に当接圧が強いと摺擦傷の発
生頻度が高く、反対に当接圧が弱いと摺擦傷の発生が軽
減する傾向にある。従って、当接圧の強弱によって速度
差の許容範囲も異なってくる。しかしながら、当接圧を
変えると当接圧の強弱により中抜け画像の発生や転写性
の悪化及び画像ブレなどの画像面での問題が生じてしま
う。このため、上記検討条件下において、当接圧は「1
00〜400g/cm」の範囲に設定する必要があ
った。この当接圧の範囲内で摺擦傷を発生させない速度
差を検討した結果、約「8〜12mm/sec」程度の
速度差しか許容できなかった。このため、画像上の信頼
性を確保する上で、当接圧の範囲内の中央値である「2
50mm/sec」に設定することとした。
【0088】このように、エンコーダによって検出され
た駆動速度データは本体のCPU15にて表面速度値に
算出される。そこで、算出された各表面速度は、各感光
体1y,1m,1c,1kおよび中間転写体5毎に、予
めCPU内に記録してある図4に示した駆動速度可変テ
ーブルと比較され、検知テーブル内の速度制御領域内
(「±5mm/sec」以内)に入っているかどうか判
断される(S2−2)。
【0089】ここで、速度差を表す速度制御領域(速度
差が「±5mm/sec」以内の領域)は、前述したよ
うに速度差が「10mm/sec」になることで摺擦傷
の発生を防止する領域である。
【0090】ステップS2−2で、検出信号による速度
差が速度制御領域内(「±5mm/sec」以内)に入
っている場合には、引き続き制御ラインに沿って速度を
変化させていき、以降同様に「100msec」おきに
駆動速度を低下させていく。
【0091】そして、目標の駆動速度に到達しているか
否かを判断し(S2−3)、目標の駆動速度に到達して
いないと判断された場合は、<STEP1>のステップ
S1−2に戻る。そしてステップS2−3で、最終的に
目標の回転速度に達したと検知(判断)された時点で速
度変更制御を終了する。
【0092】一方、ステップS2−2で、検出信号によ
る速度差が速度制御領域内(「±5mm/sec」以
内)に入っていないと判断された場合は、<STEP3
>に進む。
【0093】<STEP3>:駆動速度補正の過程(な
お、S3−1〜S3−3は、STEP3内の詳細ステッ
プを示す。) ステップS2−2で、各感光体もしくは中間転写体の速
度差が速度制御領域内(「±5mm/sec」内)を逸
脱している場合には、まず、駆動速度切り換え制御を一
時停止し(S3−1)、次に、速度制御領域内に入って
いないのはどの感光ドラムなのか、もしくは中間転写体
であるのかを判別する(S3−2)。
【0094】その後、特定された感光体もしくは中間転
写体が、再度速度切り替えのためのフィードバック制御
を実施し(S3−3)、「100msec」後に速度制
御領域内に入ったかどうか駆動速度の検出を実施する。
ただし、この間、他の感光体及び中間転写体の速度切り
替え制御は停止させておく。ここで検出された駆動速度
が、「±5mm/sec」の速度制御領域内に入った場
合、ステップS1−2に戻り、各感光体と中間転写体の
速度制御を開始する。そして、最終的にOHTプリント
モードの駆動速度に達するまで続けられ(S2−3)、
達した時点で速度切り替え制御を終了して次の画像形成
工程へと移行する。また、再度の速度切り替えのフィー
ドバック制御を実施したにもかかわらず、速度制御領域
内に駆動速度が入らない場合には、駆動系の不良と判断
して本体の駆動を停止させるように制御を行う。
【0095】以上のように、速度切り替えの制御を終了
し、最終的に各々の駆動速度がOHTプリントモード時
の駆動速度に達したところで、次のOHTプリントシー
ケンスを実行して画像形成工程を開始する。このとき、
OHTプリント前に濃度検出・レジストレーション調整
・バイアス調整などが必要であれば、画像形成工程の前
に続けて実施される。
【0096】また、上記の様に普通紙プリントモードか
らOHTプリントモードへの移行とは反対に、OHTプ
リントモードから普通紙プリントモードや厚紙プリント
モードへ連続してプリントモードが移行する場合には、
図4に示す速度制御ラインにそって「50mm/sec
」の加速度で駆動速度を上げていく。そして、駆動
速度検出のタイミングについても、「100msec」
おきに実施しながら、各感光体もしくは中間転写体の速
度差が速度制御領域内(「±5mm/sec」内)に入
るよう制御しつつ普通紙プリントモードや厚紙プリント
モードでの駆動速度になるよう速度切り替えを行ってい
く。
【0097】以上のように制御することで、常に複数の
感光ドラムの回転速度が中間転写体に対して一定の速度
差以内で制御されるようになるため、中間転写体や感光
ドラム表面にこの速度差による摺擦傷がつきにくくな
り、両者の寿命が非常に伸びることになる。
【0098】なお、本発明者の検討においては、これを
実施することにより、感光体の寿命は本発明実施以前の
1.5倍、中間転写体は2倍にそれぞれの寿命を伸ばす
ことができた。
【0099】また、中間転写体表面や感光体表面に摺擦
傷がつき難いため、濃度変動も問題なく、長期間にわた
って安定した画像を出力することができた。
【0100】さらに、本体の駆動を停止させずに速度切
り替えを実施するようにすることで、本体を停止させて
から画像形成工程の速度切り替えを実施した場合に比較
して、格段に時間を短縮することができるようになっ
た。
【0101】従って、プリントモード切り替え時の装置
のダウンタイムを低減することが可能となり、装置のユ
ーザビリティが格段に向上することができるようになっ
た。
【0102】図4は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置における駆動速度切り替えの速度変更テーブル
を示す図であり、縦軸は感光体,中間転写体の駆動速度
に対応し、横軸は駆動速度切り替えのための所要時間に
対応する。なお、この速度変更テーブルは、図1に示し
たROM21に格納されているものとする。
【0103】〔第2実施形態〕以下、本発明の第2実施
形態を説明する。
【0104】図5は、本発明の第2実施形態を示す画像
形成装置を適用可能な電子写真方式のカラー画像形成装
置の概略構成を示す断面図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0105】本実施形態の装置の構成については第1実
施形態とほぼ同じであるので、同じ部分についての説明
は省略する。
【0106】本実施形態が、上記第1実施形態と異なる
点は、感光ドラム1y,1m,1c,1kと中間転写体
5が、それぞれ一次転写部で当接,離間可能に構成され
ていることにある。当接,離間の機構は、図中の一次転
写ローラ8y,8m,8c,8kを矢印g方向へ移動さ
せ、感光体1y,1m,1c,1kへ圧接・離間させて
いる。この圧接・離間の際には、中間転写ベルト5のテ
ンションが変わってしまうため、テンションローラ7−
2を図中矢印h方向に移動させ、中間転写ベルト5のテ
ンション調整を行っている。
【0107】なお、一次転写ローラ8y,8m,8c,
8kの移動は、各個独立して駆動が可能である。
【0108】以下、図5に示した画像形成装置を用いた
画像形成速度の駆動速度切り替え制御について、上記第
1実施形態と同様に、装置が普通紙プリントモードから
OHTプリントモードに連続して移行する場合につい
て、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0109】図6は、本発明における第2の制御処理手
順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第2実
施形態の駆動制御方法に対応する。なお、このフローチ
ャートの処理は、図1に示したCPU15によりROM
21又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいて実行されるものとする。また、STEP21〜S
TEP23は各ステップを示す。
【0110】<STEP21>:駆動速度切り替え過程
(なお、S21−1〜S21−3は、STEP21内の
詳細ステップを示す。) 普通紙プリントモードでの画像が、二次転写工程を終了
し二次転写ローラ9が離間されると、感光体1y,1
m,1c,1k及び中間転写体5はOHTプリントモー
ド時の駆動速度にするため、駆動速度切り替えモードに
移行し、駆動速度変更制御を開始し(S21−1)、各
一次転写ローラ8y,8m,8c,8kを離間させ、各
感光ドラム1y,1m,1c,1kと中間転写体5とを
離間させる(S21−2)。
【0111】離間された中間転写体5と各感光ドラム1
y,1m,1c,1kは、それぞれOHTプリントモー
ド時の駆動速度(25mm/sec)に達するまで駆動
速度を変化させていく(S21−3)。このときの駆動
速度の速度変化率は、中間転写体と感光体が接触してい
ないため、特に一定の速度制御ラインに沿って制御して
いく必要はない。極端な速度変更により、駆動モータの
負荷が増加し、脱調等の不具合が発生しないようにす
る。実際に、本発明においては通常のモータ立ち上げ制
御及び立ち下げ制御時と同様に、「650mm/sec
」の加速度で変化するように設定した。
【0112】<STEP22>:駆動速度判定の過程
(なお、S22−1〜S22−4は、STEP22内の
詳細ステップを示す。) 次に、目標の画像形成速度に達したと思われる「200
msec」後に、感光ドラム1y,1m,1c,1kと
中間転写体5の回転速度をエンコーダにて検出する(S
22−1)。CPU15ではこの検出データを基に、各
感光ドラム1y,1m,1c,1k及び中間転写体5の
表面速度を算出し、各々の速度差がどの程度であるかを
算出し、駆動速度が検知テーブルの速度制御領域に入っ
ているか否かを判断する(S22−2)。この表面速度
が、OHTプリントモード時の駆動速度(25mm/s
ec)の「±5mm/sec」以内の速度差であると判
断した場合には、目標の駆動速度に到達しているか否か
を判断し(S22−3)、目標の駆動速度に到達してい
ないと判断された場合は、<STEP1>のステップS
21−3に戻る。そしてステップS22−3で、最終的
に目標の回転速度に達したと検知(判断)された場合
は、各一次転写ローラ8y,8m,8c,8kを感光体
1y,1m,1c,1k方向に押し上げて中間転写ベル
ト5を感光ドラム1y,1m,1c,1kへ圧接し(S
22−4)、駆動速度変更制御を終了する。
【0113】反対にステップS22−2で、各々の速度
差が一つでも「±5mm/sec」領域を超えていると
判断された場合には、<STEP23>に進む。
【0114】<STEP23>:駆動速度補正の過程
(なお、S23−1〜S23−3は、STEP23内の
詳細ステップを示す。) ステップS22−2で、各々の速度差が一つでも「±5
mm/sec」領域を超えている場合には、まず、駆動
速度切り換え制御を一時停止し(S23−1)、次に、
速度制御領域内に入っていないのはどの感光ドラムなの
か、もしくは中間転写体であるのかを判別する(S23
−2)。
【0115】その後、特定された感光体もしくは中間転
写体が、再度速度切り替えのためのフィードバック制御
を実施し(S23−3)、各々の駆動速度差が「±5m
m/sec」以内になるまで引き続き制御を実施し、随
時「200msec」後に速度制御領域内に入ったかど
うか駆動速度の検出を実施する。ただし、この間、他の
感光体及び中間転写体の速度切り替え制御は停止させて
おく。ここで検出された駆動速度が、「±5mm/se
c」の速度制御領域内に入った場合、ステップS21−
3に戻り、各感光体と中間転写体の速度制御を開始す
る。そして、最終的にOHTプリントモードの駆動速度
に達するまで続けられ(S22−3)、OHTプリント
モードの駆動速度に達した時点で速度切り替え制御を終
了して次の画像形成工程へと移行する。また、再度の速
度切り替えのフィードバック制御を実施したにもかかわ
らず、速度制御領域内に駆動速度が入らない場合には、
駆動系の不良と判断して本体の駆動を停止させるように
制御を行う。
【0116】なお、本実施形態では「50msec」後
に再度速度検出を実施するようにしている。これらの速
度制御を繰り返し、最終的に中間転写体と各感光ドラム
との速度差が「±5mm/sec」以内になり、目標の
駆動速度に到達した時点で、一次転写ローラ8y,8
m,8c,8kを押し上げ、中間転写ベルト5と感光体
1y,1m,1c,1kを圧接する(S22−4)。ベ
ルト圧接後は、各色カートリッジにおいて画像形成工程
が開始される。
【0117】また、同じ装置構成における別の駆動速度
切り替え制御の例として、トナー画像を中間転写体上に
一次転写し終えたカートリッジから、順次感光体の駆動
回転速度を切り替えていく方法について、図7に示した
制御フローに従って以下に説明する。なお、プリントモ
ードの切り替えは、前述した場合と同様に普通紙プリン
トモードからOHTプリントモードへの連続した移行に
ついて行うもとのして説明する。
【0118】図7は、本発明における第3の制御処理手
順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第2実
施形態の他の駆動制御方法に対応する。なお、このフロ
ーチャートの処理は、図1に示したCPU15によりR
OM21又はその他の記憶媒体に格納されたプログラム
に基づいて実行されるものとする。また、STEP31
〜STEP35は各ステップを示す。
【0119】<STEP31>:なお、S31−1〜S
31−3は、STEP31内の詳細ステップを示す。
【0120】まず、普通紙プリントモードでの画像が、
第1色目のカートリッジUYの一次転写工程を終了した
ら、駆動速度変更制御を開始し(S31−1)、第一色
目の一次転写ローラ8yを離間し、中間転写体5と感光
ドラム1yの当接を解除する(S31−2)。中間転写
体5の当接解除が実施された後、第1色目のカートリッ
ジUYの感光ドラム1yの駆動速度切り替えモード(駆
動速度変更制御)を開始し(S31−3)、<STEP
32>へ進む。
【0121】<STEP32>:なお、S32−1〜S
32−3は、STEP32内の詳細ステップを示す。
【0122】第2色目のカートリッジUMの画像形成工
程を継続し(S32−1)、カートリッジUMの一次転
写工程が終了したか否かを判断し(S32−2)、まだ
終了していない場合は、ステップS32−1に戻って、
カートリッジUMの画像形成工程を継続し、一方、カー
トリッジUMの一次転写工程が終了した場合は、一次転
写ローラ8mを離間して感光ドラム1mと中間転写体5
が離間される(S32−3)。中間転写体5の当接解除
が実施された後、第2色目のカートリッジUMの感光ド
ラム1mの駆動速度切り替えモード(駆動速度変更制
御)を開始し(S32−4)、<STEP33>へ進
む。
【0123】以後のカートリッジでも同様に、<STE
P33>第3色目、<STEP34>第4色目の順に一
次転写ローラ8c、8kの当接を順次解除していき、感
光ドラム1c、1kの駆動速度の切り替えを実施してい
く。
【0124】<STEP33>:なお、S33−1〜S
33−4は、STEP33内の詳細ステップを示す。
【0125】第3色目のカートリッジUCの画像形成工
程を継続し(S33−1)、カートリッジUCの一次転
写工程が終了したか否かを判断し(S33−2)、まだ
終了していない場合は、ステップS33−1に戻って、
カートリッジUCの画像形成工程を継続し、一方、カー
トリッジUCの一次転写工程が終了した場合は、一次転
写ローラ8cを離間して感光ドラム1cと中間転写体5
が離間される(S33−3)。中間転写体5の当接解除
が実施された後、第3色目のカートリッジUCの感光ド
ラム1cの駆動速度切り替えモード(駆動速度変更制
御)を開始し(S33−4)、<STEP34>へ進
む。
【0126】<STEP34>:なお、S34−1〜S
34−3は、STEP34内の詳細ステップを示す。
【0127】第4色目のカートリッジUKの画像形成工
程を継続し(S34−1)、カートリッジUKの一次転
写工程が終了したか否かを判断し(S34−2)、まだ
終了していない場合は、ステップS34−1に戻って、
カートリッジUKの画像形成工程を継続し、一方、カー
トリッジUKの一次転写工程が終了した場合は、一次転
写ローラ8kを離間して感光ドラム1kと中間転写体5
が離間される(S34−3)。中間転写体5の当接解除
が実施された後、第4色目のカートリッジUKの感光ド
ラム1kの駆動速度切り替えモード(駆動速度変更制
御)を開始し(S34−4)、<STEP35>へ進
む。
【0128】<STEP35>:なお、S35−1〜S
35−3は、STEP35内の詳細ステップを示す。
【0129】次に、中間転写体5が、転写材P上にトナ
ー画像を転写し終えて二次転写ローラ9が中間転写体5
から離間されると、駆動速度切り替えモードを開始する
(S35−1)。
【0130】中間転写体5の回転速度が目標の駆動速度
(OHTプリントモード時の駆動速度)になったか否か
を判定し(S35−2)、まだ目標の駆動速度になって
いない場合はステップS35−1に戻り、一方、目標の
駆動速度になった場合は、各一次転写ローラ8y,8
m,8c,8kを感光ドラム1y,1m,1c,1k方
向へ押し上げて中間転写体5を当接させ(S35−
3)、各々の駆動速度を安定させた後にOHTプリント
モードでの画像形成工程を開始する。
【0131】以上に示した2つの駆動速度切り替え制御
を実施することで、どちらの制御方法を使用しても複数
の感光ドラムの回転速度が中間転写体に対して一定の速
度差内で制御されるため、中間転写体や感光ドラム表面
に速度差による摺擦傷がつきにくくなり、両者の寿命を
非常に伸ばすことができる。
【0132】また、濃度変動も少なく、長期にわたって
安定した画像を得ることができるようになった。更に、
本体の駆動を停止させずに速度切り替えが実施できるた
め、本体を一旦停止させてから速度切り替えを実施した
場合に比べ格段に時間を短縮することができる。
【0133】従って、駆動速度モード切り替え時の装置
のダウンタイムを低減することができるようになる。
【0134】〔第3実施形態〕以下、本発明の第3実施
形態を説明する。
【0135】図8は、本発明の第3実施形態を示す画像
形成装置を適用可能な電子写真方式のカラー画像形成装
置の概略構成を示す断面図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0136】本実施形態の装置の構成については第1実
施形態とほぼ同じであるので、同じ部分についての説明
は省略する。
【0137】図に示したように、本実施形態における構
成上の特徴は、最終色カートリッジ(本実施形態ではカ
ートリッジUK)の一次転写部(図中A点)から二次転
写部(図中B点)までの中間転写体上の距離(A点から
B点までの中間転写ベルト搬送距離)が、少なくとも装
置の通紙可能な最大転写材長と駆動速度変更に要する距
離を足し合わせた分の長さにしてあることにある。
【0138】具体的に本実施形態で説明すると次のよう
になる。本実施形態の画像形成装置が通紙可能な最大転
写材はA3サイズ(長さ420mm)であり、実際に駆
動速度を切り替えるための距離は180mm程度必要で
あるので、一次転写部から二次転写部までの中間転写体
上の距離は、少なくとも600mm程度の距離がとって
ある構成になっている。
【0139】この装置において、本実施形態で実施した
駆動速度切り替え制御について、以下の図9のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0140】図9は、本発明における第4の制御処理手
順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第3実
施形態の駆動制御方法に対応する。なお、このフローチ
ャートの処理は、図1に示したCPU15によりROM
21又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基
づいて実行されるものとする。また、STEP41〜S
TEP43は各ステップを示す。なお、プリントモード
の移行については、前述の実施形態と同様に、普通紙プ
リントモードからOHTプリントモードへの連続して移
行する場合を例にとって説明を進めていく。
【0141】<STEP41>:なお、S41−1〜S
41−2は、STEP41内の詳細ステップを示す。
【0142】まず、普通紙プリントモードでの最終画像
が最終色のカートリッジUKにおいて一次転写工程が終
了した直後に、駆動速度変更制御を開始し(S41−
1)、各カートリッジの感光体1y,1m,1c,1k
と中間転写ベルト5の駆動速度の切り替えを開始する
(S41−2)。駆動速度の切り替え方法は、感光体1
y,1m,1c,1kおよび中間転写体5ともに、予め
本体CPU15内に設定しておいた駆動速度可変テーブ
ル(図4)内の制御ラインに従って段階的に変化させて
いく。本実施形態でも「50mm/sec」の加速
度に設定してある。
【0143】<STEP42>:なお、S42−1〜S
42−4は、STEP42内の詳細ステップを示す。
【0144】図4に示した制御ラインに沿って駆動速度
を変え始めた後、「100msec」おきにそれぞれの
駆動速度(感光体1y,1m,1c,1kと中間転写体
5の駆動速度)を、それぞれのエンコーダ30y,30
m,30c,30k,31によって検出する(S42−
1)。このように、「100msec」おきに駆動速度
の検出を行った際、エンコーダによって検出された駆動
速度データは本体CPU15にて表面速度値に算出され
る。そこで、算出された各表面速度は、各感光体および
中間転写体毎に、予めCPU内に記録してある図4に示
した駆動速度可変テーブルと比較され、検知テーブル内
の速度制御領域内(「±5mm/sec」以内)に入っ
ているかどうか判断される(S42−2)。
【0145】ここで、検出信号による速度差が速度制御
領域内(「±5mm/sec」以内)に入っている場合
には、引き続き制御ラインに沿って速度を変化させてい
き、以降同様に「100msec」おきに駆動速度を低
下させていく。
【0146】そして、目標の駆動速度に到達しているか
否かを判断し(S42−3)、目標の駆動速度に到達し
ていないと判断された場合は、<STEP41>のステ
ップS41−2に戻る。
【0147】一方、ステップS42−2で、検出信号に
よる速度差が速度制御領域内(「±5mm/sec」以
内)に入っていないと判断された場合は、<STEP4
3>に進む。
【0148】<STEP43>:なお、S43−1〜S
43−3は、STEP43内の詳細ステップを示す。
【0149】ステップS42−2で、各感光体もしくは
中間転写体の速度差が速度制御領域内(「±5mm/s
ec」内)を逸脱している場合には、まず、駆動速度切
り換え制御を一時停止し(S43−1)、次に、速度制
御領域内に入っていないのはどの感光ドラムなのか、も
しくは中間転写体であるのかを判別する(S43−
2)。
【0150】その後、特定された感光体もしくは中間転
写体が、再度速度切り替えのためのフィードバック制御
を実施し(S43−3)、「100msec」後に速度
制御領域内に入ったかどうか駆動速度の検出を実施す
る。ただし、この間、他の感光体及び中間転写体の速度
切り替え制御は停止させておく。ここで検出された駆動
速度が、「±5mm/sec」の速度制御領域内に入っ
た場合、ステップS41−2に戻り、各感光体と中間転
写体の速度制御を開始する。
【0151】そして、最終的に、少なくとも普通紙プリ
ントモードの最終画像が二次転写部に到達する前には、
感光体1y,1m,1c,1kと中間転写体5及び転写
材搬送系(給排紙系,定着器駆動速度)の駆動速度がO
HTプリントモード時の速度に達するようにしておき、
ステップS42−3で、最終的に目標の回転速度に達し
たと検知(判断)され、二次転写工程を開始し(S42
−4)、速度変更制御を終了する。
【0152】従って、普通紙プリントモードでの最終画
像の二次転写工程及び定着工程は、OHTプリントモー
ド時の画像形成速度で実施される。
【0153】そして、OHTプリントモード時の駆動速
度への移行が終了したら、各カートリッジではOHTプ
リントでの画像形成が開始される。
【0154】このようにして、プリントモードの移行に
伴う駆動速度の切り替えを実施することで、複数の感光
ドラムの回転速度が中間転写体に対して一定の速度差内
で制御されるため、中間転写体や感光ドラム表面に速度
差による摺擦傷がつきにくくなり、両者の寿命を非常に
伸ばすことができる。
【0155】また、本体の駆動を停止させずに速度切り
替えが実施できるので、本体を一旦停止させてから速度
切り替えを実施した場合に比べて大きく時間を短縮する
ことができる。
【0156】なお、上記各実施形態で示した画像形成装
置において、中間転写体上に濃度,レジストレーション
パッチ画像を形成し、濃度検知および各色のレジストレ
ーションを検出し、該検出結果に基づいて、濃度,レジ
ストレーション補正を行うように構成してもよい。
【0157】以上説明したように、上記各実施形態で
は、複数の画像形成ユニット(カートリッジ)と中間転
写体を有するカラー画像形成装置において、普通紙,O
HT,厚紙等のプリントモード切り替えを連続して実施
する際、上述した各実施形態で示したような駆動速度制
御を実施することで、普通紙プリントとOHTや厚紙な
どに印字するモードが連続して混在する場合において
も、モードの切り替え時に生じる時間のロスを削減する
ことが可能となり、出力速度の低下を抑えることができ
る。
【0158】また、感光体と中間転写体の速度差を抑え
るように制御することにより、感光ドラムおよび中間転
写体表面の摺擦傷の発生・磨耗を防止することができる
ようになる。従って、感光ドラムと中間転写体の寿命を
伸ばすことができる。
【0159】さらに、中間転写体上に濃度・レジストレ
ーション検出パターン画像を形成し、濃度検知および各
色のレジストレーションを検出するような場合には、中
間転写体の表面性の変化による基準の光学濃度変動が抑
えられることから、パッチの濃度検出精度の低下を抑え
ることができるため、長期にわたって濃度変動および色
ズレの少ない安定したフルカラー画像を出力し続けるこ
とが可能となる。
【0160】なお、上記各実施形態では、中間転写体と
して、中間転写ベルトを用いた場合について説明した
が、ドラム状の中間転写ドラムを用いるように構成して
もよい。
【0161】また、エンコーダ30y,30m,30
c,30k,31は、光反射型のエンコーダであっても
光透過型のエンコーダであってもよい。
【0162】さらに、各色感光ドラムと中間転写体を駆
動する駆動部材は、それぞれ分離されている。
【0163】また、上記各実施形態では、プリンタエン
ジンがレーザビーム方式である場合を例にして説明した
が、本発明の画像形成装置は、レーザビーム方式以外の
電子写真方式(例えばLED方式)でも本発明は適用可
能であり、さらに、リーダ部を備える複写機にも、ホス
トコンピュータとのインタフェースを備えるプリンタに
も、公衆回線とのインタフェースを備えるファクシミリ
にも、感光体上に画像形成手段により静電潜像を形成
し、該静電潜像を現像手段により顕像化する画像形成手
段を複数個有し、像担持体上に現像手段により顕像化さ
れたトナー像を被受像部材である中間転写体上に順次転
写し、中間転写体上に形成された多色トナー画像を一括
して転写材上に転写する画像形成装置であれば、どのよ
うな画像形成装置でも適用可能であり、このような画像
形成装置において、OHT,厚紙等の特殊紙に印字する
場合もしくはOHT,厚紙などの印字モードから通常の
普通紙印字モードへ画像形成速度の切り替えを実施する
際、本体駆動を停止させずに感光体および中間転写体の
駆動速度を徐々に変えるようにし、その際感光体と中間
転写体の駆動回転速度を検知しながらその駆動速度差が
一定値以内になるように制御しつつ、感光体・中間転写
体の駆動速度切り替えを実施するように構成したことに
より、普通紙プリントとOHTや厚紙などに印字するモ
ードが連続して混在する場合においても、モードの切り
替え時に生じる時間のロスを削減することが可能とな
り、出力速度の低下を抑えることができる。また、感光
体と中間転写体の速度差を抑えるように制御することに
より、感光ドラムおよび中間転写体表面の摺擦傷の発生
・磨耗を防止することができるようになる。従って、感
光ドラムと中間転写体の寿命を伸ばすことができる。更
に、中間転写体上に濃度・レジストレーションパッチ画
像を形成し、濃度検知および各色のレジストレーション
を検出するような場合には、中間転写体の表面性の変化
による基準の光学濃度変動が抑えられることから、パッ
チの濃度検出精度の低下を抑えることができるため、長
期にわたって濃度変動および色ズレの少ない安定したフ
ルカラー画像を出力し続けることが可能となる。
【0164】なお、上記各実施形態を組み合わせた構成
も本発明に含まれるものである。
【0165】以下、図10に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0166】図10は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0167】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0168】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0169】本実施形態における図3,図6,図7,図
9に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0170】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0171】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0172】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0173】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0174】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0175】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0176】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜24の発明によれば、各第1の受像部材と第2の受像
部材の駆動速度を検出し、画像形成工程の速度を複数種
切り替える場合、前記画像形成装置の駆動を停止させる
ことなく、該検出結果に基づいて、前記各第1の受像部
材と第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値
以内に収まるように制御するので、異なる転写材種に対
応するプリントモードが連続して混在する場合において
も、プリントモードの切り替え時に生じる時間のロスを
削減することが可能となり、出力速度の低下を抑えるこ
とができる。また、第1の受像部材としての感光ドラム
および第2の受像部材としての中間転写体表面の摺擦傷
の発生・磨耗を防止することができ、感光ドラムと中間
転写体の寿命を伸ばすことができるとともに、中間転写
の表面性の変化による基準の光学濃度変動が抑えられる
ことから、中間転写体上に形成したパッチ画像を正確に
読み取って精度の高い濃度補正,レジストレーション補
正を行うことができ、長期にわたって濃度変動および色
ズレの少ない安定したフルカラー画像を出力し続けるこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を適用可能な電子写真方
式のカラー画像形成装置の概略断面図である。
【図2】図1に示すロータリエンコーダ(回転速度検出
用光学式エンコーダ)の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明における第1の制御処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置にお
ける駆動速度切り替えの速度変更テーブルを示す図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置を適
用可能な電子写真方式のカラー画像形成装置の概略構成
を示す断面図である。
【図6】本発明における第2の制御処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明における第3の制御処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置を適
用可能な電子写真方式のカラー画像形成装置の概略構成
を示す断面図である。
【図9】本発明における第4の制御処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【図11】従来のカラー画像形成装置の一例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1y,1m,1c,1k 感光体(感光ドラム) 2y,2m,2c,2k 帯電部材(帯電ローラ) 3y,3m,3c,3k 露光装置(画像露光部) 4y,4m,4c,4k 現像装置(現像器) 5 中間転写体(中間転写ベルト) 6 駆動ローラ 10 給紙部 11 定着器 12 中間転写体クリーナ 13y,13m,13c,13k 感光体クリーナ UY,UM,UC,UK 画像形成ユニット 7−1,7−2 支持ローラ 8y,8m,8c,8k 一次転写ローラ 9 二次転写ローラ 30y,30m,30c,30k,31 エンコーダ 15 CPU 21 ROM 22 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 384 G03G 21/00 384 Fターム(参考) 2H027 DA16 DA17 EB06 ED02 ED24 EE03 EE04 FA30 FB06 2H030 AA01 AB02 AD16 BB02 BB23 BB42 BB53 2H035 CA07 CB04 CG01 2H071 CA02 CA05 DA32 EA18 2H200 FA04 GA02 GA12 GA14 GA16 GA23 GA33 GA34 GA44 GA45 GA47 GA53 GB25 HA02 HB12 JA02 JA25 JA26 JA27 JB10 JC04 JC07 JC09 JC12 JC13 JC15 JC16 JC17 JC19 JC20 LB02 LB09 LB13 MA03 MA04 MA08 MA14 MA20 MB01 MB04 MC01 MC03 MC05 PA11 PA26 PB14

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の受像部材の表面に、画像形成手段
    により潜像を形成し、前記第1の受像部材上に形成され
    た潜像を現像手段により現像する画像形成ユニットを複
    数個有し、前記各第1の受像部材上の現像剤像を各一次
    転写部において各一次転写部材により第2の受像部材上
    に順次転写し、前記第2の受像部材上に多色現像剤像が
    転写された後、二次転写部において二次転写部材により
    前記第2の受像部材上の多色現像剤像を転写材上に一括
    転写する画像形成工程の速度を転写材の種類に伴って複
    数切り替え可能な画像形成装置において、 前記各第1の受像部材と第2の受像部材の駆動速度を検
    出する検出手段と、 前記画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、前記
    画像形成装置の駆動を停止させることなく、前記検出手
    段の検出結果に基づいて、前記各第1の受像部材と第2
    の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値以内に収
    まるように制御する制御手段と、を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の受像部材に、単層もしくは複
    数層の無端ベルト状中間転写ベルト或いはドラム状の中
    間転写ドラムを用いたことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、前記各第1の受像部材
    を駆動する駆動部材に設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、光反射型または光透過
    型のエンコーダを用いたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記各第1の受像部材を駆動する駆動源
    と前記第2の受像部材を駆動する駆動源とは、それぞれ
    分離されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記各第1の受像部材と前記第2の受像
    部材は、前記一次転写部において当接,離間可能である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記各一次転写部材を移動することによ
    り、前記各第1の受像部材と前記第2の受像部材の当接
    及び離間をそれぞれ行い、前記各一次転写部材の移動
    は、各個独立して駆動可能に構成したことを特徴とする
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の受像部材から一括転写された
    多色現像剤像を前記転写材上に定着する定着部を駆動す
    る定着駆動部、前記転写材を前記二次転写部に給紙する
    転写材給紙部、および前記二次転写部材を駆動する二次
    転写部材駆動部は、各個独立して駆動可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記画像形成工程の速
    度を複数種切り替える場合、前記各第1の受像部材と前
    記第2の受像部材を離間させた状態で、前記各第1の受
    像部材と第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一
    定値以内に収まるように制御することを特徴とする請求
    項6又は7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記画像形成工程の
    速度を複数種切り替える場合、前記各第1の受像部材の
    駆動速度を順次制御して、前記各第1の受像部材および
    第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値以内
    に収まるように制御することを特徴とする請求項9記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 最終色の一次転写部から二次転写部ま
    での前記第2の受像部材上の距離が、少なくとも装置の
    通紙可能な最大転写材長と駆動速度変更に要する所定の
    距離とを足し合わせた長さであることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 第1の受像部材の表面に、画像形成手
    段により潜像を形成し、前記第1の受像部材上に形成さ
    れた潜像を現像手段により現像する画像形成ユニットを
    複数個有し、前記各第1の受像部材上の現像剤像を各一
    次転写部において各一次転写部材により第2の受像部材
    上に順次転写し、前記第2の受像部材上に多色現像剤像
    が転写された後、二次転写部において二次転写部材によ
    り前記第2の受像部材上の多色現像剤像を転写材上に一
    括転写する画像形成工程の速度を転写材の種類に伴って
    複数切り替え可能な画像形成装置の制御方法において、 前記各第1の受像部材と第2の受像部材の駆動速度を検
    出する検出工程と、 前記画像形成工程の速度を複数種切り替える場合、前記
    画像形成装置の駆動を停止させることなく、前記検出工
    程の検出結果に基づいて、前記各第1の受像部材と第2
    の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値以内に収
    まるように制御する制御工程と、を有することを特徴と
    する画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の受像部材に、単層もしくは
    複数層の無端ベルト状中間転写ベルト或いはドラム状の
    中間転写ドラムを用いたことを特徴とする請求項12記
    載の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記検知工程は、前記各第1の受像部
    材を駆動する駆動部材に設けた検知手段により検知する
    ことを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装
    置の制御工程。
  15. 【請求項15】 前記検知工程は、光反射型または光透
    過型のエンコーダを用いて検知することを特徴とする請
    求項12〜14のいずれかに記載の画像形成装置の制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記各第1の受像部材を駆動する駆動
    源と前記第2の受像部材を駆動する駆動源とは、それぞ
    れ分離されていることを特徴とする請求項12〜15の
    いずれかに記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記各第1の受像部材と前記第2の受
    像部材は、前記一次転写部において当接,離間可能であ
    ることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載
    の画像形成装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記各一次転写部材を移動することに
    より、前記各第1の受像部材と前記第2の受像部材の当
    接及び離間をそれぞれ行い、前記各一次転写部材の移動
    は、各個独立して駆動可能に構成したことを特徴とする
    請求項17記載の画像形成装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の受像部材から一括転写され
    た多色現像剤像を前記転写材上に定着する定着部を駆動
    する定着駆動部、前記転写材を前記二次転写部に給紙す
    る転写材給紙部、および前記二次転写部材を駆動する二
    次転写部材駆動部は、各個独立して駆動可能に構成した
    ことを特徴とする請求項12〜18のいずれかに記載の
    画像形成装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記制御工程は、前記画像形成工程の
    速度を複数種切り替える場合、前記各第1の受像部材と
    前記第2の受像部材を離間させた状態で、前記各第1の
    受像部材と第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が
    一定値以内に収まるように制御することを特徴とする請
    求項18記載の画像形成装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記制御工程は、前記画像形成工程の
    速度を複数種切り替える場合、前記各第1の受像部材の
    駆動速度を順次制御して、前記各第1の受像部材および
    第2の受像部材の駆動速度を各々の速度差が一定値以内
    に収まるように制御することを特徴とする請求項20記
    載の画像形成装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 最終色の一次転写部から二次転写部ま
    での前記第2の受像部材上の距離が、少なくとも装置の
    通紙可能な最大転写材長と駆動速度変更に要する所定の
    距離とを足し合わせた長さであることを特徴とする請求
    項12〜16のいずれかに記載の画像形成装置の制御方
    法。
  23. 【請求項23】 請求項12〜22のいずれかに記載さ
    れた画像形成装置の制御方法を実行するためのプログラ
    ム。
  24. 【請求項24】 請求項12〜22のいずれかに記載さ
    れた画像形成装置の制御方法を実行するためのプログラ
    ムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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