JP2003205144A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定条件に基づいて変動方向を変化させて遊
技状態を変化可能とすることができる遊技機を提供する
こと。 【解決手段】 上記したグループ(仮想図柄リール4
1,42,43)が解除され、新たに左端の表示領域4
4(3a1,3b1,3c1)がグループ化されてスク
ロールを開始した直後の画面が表示されている。左端の
表示領域44のグループはスクロールが開始された直後
であり、移動方向は画面下向きになっている。ここで、
移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の表示領
域3a1には「CAKE」が表示されていたので、ここ
で左端の表示領域44のグループのスクロールが下方向
に加わったとき、この「CAKE」が基準となってスク
ロールされ、次に表示される図柄は「宝石(4)」,
「3」,「キャンディ(1)」・・・・のかかる図柄が
配列順に順次スクロール表示される。
技状態を変化可能とすることができる遊技機を提供する
こと。 【解決手段】 上記したグループ(仮想図柄リール4
1,42,43)が解除され、新たに左端の表示領域4
4(3a1,3b1,3c1)がグループ化されてスク
ロールを開始した直後の画面が表示されている。左端の
表示領域44のグループはスクロールが開始された直後
であり、移動方向は画面下向きになっている。ここで、
移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の表示領
域3a1には「CAKE」が表示されていたので、ここ
で左端の表示領域44のグループのスクロールが下方向
に加わったとき、この「CAKE」が基準となってスク
ロールされ、次に表示される図柄は「宝石(4)」,
「3」,「キャンディ(1)」・・・・のかかる図柄が
配列順に順次スクロール表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどに代表される遊技機に関するものであ
る。
ロットマシンなどに代表される遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 近年、パチンコ機等の遊技機において
は、遊技の興趣を向上させるために液晶表示装置を用い
たものが主流になっている。この液晶表示装置へ表示さ
れる画像をどのように変化させて遊技者を満足させるか
が各社の競争になっており、その為、液晶表示装置に表
示させる画像に様々なバリエーションを持たせる等の工
夫がされている。一般的には、この液晶表示装置では変
動表示ゲームが行われ、遊技の興趣が高められている。
変動表示ゲームは、例えば、有効表示領域に横又は縦に
3個、あるいは3×3の升目に9個の図柄を表示し、所
定の遊技条件に基づいて、表示される図柄をスクロール
して変動表示させるものである。そして、図柄のスクロ
ールが停止した際に(所定の停止位置において)、停止
図柄が予め定められた組み合わせとなっている場合を大
当たりとするものである。
は、遊技の興趣を向上させるために液晶表示装置を用い
たものが主流になっている。この液晶表示装置へ表示さ
れる画像をどのように変化させて遊技者を満足させるか
が各社の競争になっており、その為、液晶表示装置に表
示させる画像に様々なバリエーションを持たせる等の工
夫がされている。一般的には、この液晶表示装置では変
動表示ゲームが行われ、遊技の興趣が高められている。
変動表示ゲームは、例えば、有効表示領域に横又は縦に
3個、あるいは3×3の升目に9個の図柄を表示し、所
定の遊技条件に基づいて、表示される図柄をスクロール
して変動表示させるものである。そして、図柄のスクロ
ールが停止した際に(所定の停止位置において)、停止
図柄が予め定められた組み合わせとなっている場合を大
当たりとするものである。
【0003】液晶表示装置に表示される図柄のスクロー
ル方向は、該液晶表示装置の縦方向の上又は下回転方
向、または、該液晶表示装置の横方向の右又は左回転方
向であり、液晶表示装置に演出表示される図柄は、これ
らのスクロールを組み合わせて表示されている。
ル方向は、該液晶表示装置の縦方向の上又は下回転方
向、または、該液晶表示装置の横方向の右又は左回転方
向であり、液晶表示装置に演出表示される図柄は、これ
らのスクロールを組み合わせて表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、液晶
表示装置に表示される図柄のスクロールは同方向に行わ
れているので、単調な演出になりがちであるという問題
点があった。
表示装置に表示される図柄のスクロールは同方向に行わ
れているので、単調な演出になりがちであるという問題
点があった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、所定条件に基づいて変動方向を変
化させて遊技状態を変化可能とすることができる遊技機
を提供することを目的としている。
なされたものであり、所定条件に基づいて変動方向を変
化させて遊技状態を変化可能とすることができる遊技機
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機は、図柄等の識別情報を表示
する表示手段と、遊技の制御を行う主制御手段と、その
主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて前
記表示装置に識別情報の動的表示を行わせる表示用制御
手段とを備え、前記識別情報の動的表示が予め定められ
た表示結果で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技
価値を付与するものであり、所定の識別情報列の変動方
向が変化可能であるとともに、所定条件に基づいて変動
方向を変化させて遊技状態を変化可能としている。
めに請求項1記載の遊技機は、図柄等の識別情報を表示
する表示手段と、遊技の制御を行う主制御手段と、その
主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて前
記表示装置に識別情報の動的表示を行わせる表示用制御
手段とを備え、前記識別情報の動的表示が予め定められ
た表示結果で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技
価値を付与するものであり、所定の識別情報列の変動方
向が変化可能であるとともに、所定条件に基づいて変動
方向を変化させて遊技状態を変化可能としている。
【0007】請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の
遊技機において、図柄等の識別情報を表示する表示装置
と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段か
ら送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装置に
識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを備
え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結果
で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付与
するものであり、前記制御用コマンドに基づいて前記表
示装置に予め定められた所定条件で表示される識別情報
の移動方向を変更する場合に、その変更前に前記表示装
置の所定位置に表示されていた識別情報を基準として、
移動方向の変更後の前記表示装置に現出される識別情報
を所定条件に基づいて表示する。
遊技機において、図柄等の識別情報を表示する表示装置
と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段か
ら送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装置に
識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを備
え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結果
で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付与
するものであり、前記制御用コマンドに基づいて前記表
示装置に予め定められた所定条件で表示される識別情報
の移動方向を変更する場合に、その変更前に前記表示装
置の所定位置に表示されていた識別情報を基準として、
移動方向の変更後の前記表示装置に現出される識別情報
を所定条件に基づいて表示する。
【0008】請求項3記載の遊技機は、請求項1又は2
に記載の遊技機において、前記表示装置に表示される複
数の識別情報を予め定められた所定のグループでまと
め、そのグループ毎に識別情報を移動させて動的表示を
行うものであり、前記表示装置に表示される識別情報の
移動方向を変更する場合に、前記グループを一旦解除し
て、再び新たな所定のグループでまとめ、そのまとめた
グループ毎に識別情報を移動させて動的表示を行うもの
である。
に記載の遊技機において、前記表示装置に表示される複
数の識別情報を予め定められた所定のグループでまと
め、そのグループ毎に識別情報を移動させて動的表示を
行うものであり、前記表示装置に表示される識別情報の
移動方向を変更する場合に、前記グループを一旦解除し
て、再び新たな所定のグループでまとめ、そのまとめた
グループ毎に識別情報を移動させて動的表示を行うもの
である。
【0009】請求項4記載の遊技機は、請求項1から3
のいずれかに記載の遊技機において、動的表示の移動方
向が変更して再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行った後、次動的表示時に前記表示状態から動的
表示の移動方向を変更する前の動的表示に修正するもの
である。
のいずれかに記載の遊技機において、動的表示の移動方
向が変更して再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行った後、次動的表示時に前記表示状態から動的
表示の移動方向を変更する前の動的表示に修正するもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
【0011】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞するこ
とにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶ディ
スプレイ(以下単に「LCD」と略す)3が設けられて
いる。このLCD3の表示画面は横方向に3分割されて
おり、3分割された各表示領域において、それぞれ右か
ら左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行
われる。
の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞するこ
とにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶ディ
スプレイ(以下単に「LCD」と略す)3が設けられて
いる。このLCD3の表示画面は横方向に3分割されて
おり、3分割された各表示領域において、それぞれ右か
ら左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行
われる。
【0012】LCD3の下方には、図柄作動口(第1種
始動口)4が設けられ、球がこの図柄作動口4を通過す
ることにより、前記したLCD3の変動表示が開始され
る。図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大入賞口)
5が設けられている。この特定入賞口5は、LCD3の
変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの
1つと一致する場合に、大当たりとなって、球が入賞し
やすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、
あるいは、球が10個入賞するまで)開放される入賞口
である。
始動口)4が設けられ、球がこの図柄作動口4を通過す
ることにより、前記したLCD3の変動表示が開始され
る。図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大入賞口)
5が設けられている。この特定入賞口5は、LCD3の
変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの
1つと一致する場合に、大当たりとなって、球が入賞し
やすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、
あるいは、球が10個入賞するまで)開放される入賞口
である。
【0013】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開放さ
れる。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開放さ
れる。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0014】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図8から図11に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図8から図11に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
【0015】RAM13は、送信バッファ13aと、コ
マンドカウンタ13bとを備えていると共に、バックア
ップ用の充電池13xが接続されてバックアップ可能に
構成されている。よって、RAM13の各値は、パチン
コ機Pの電源が切断された場合にも保持(バックアッ
プ)される。
マンドカウンタ13bとを備えていると共に、バックア
ップ用の充電池13xが接続されてバックアップ可能に
構成されている。よって、RAM13の各値は、パチン
コ機Pの電源が切断された場合にも保持(バックアッ
プ)される。
【0016】送信バッファ13aは、LCD3の変動表
示の制御のために、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ送信される制御用コマンドを記憶するためのバッファ
である。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、
この送信バッファ13aも2バイトで構成される。送信
バッファ13aへセット(書き込み)された制御用コマ
ンドは、タイマ割込処理によって、1バイトずつ表示用
制御基板Dへ送信される。
示の制御のために、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ送信される制御用コマンドを記憶するためのバッファ
である。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、
この送信バッファ13aも2バイトで構成される。送信
バッファ13aへセット(書き込み)された制御用コマ
ンドは、タイマ割込処理によって、1バイトずつ表示用
制御基板Dへ送信される。
【0017】図3は、LCD3の表示画面を9つの表示
領域に分割した様子を示した図である。前記した通り、
本実施例の変動表示は、横方向に3分割された3つの表
示領域3a,3b,3cにおいて、それぞれ矢印A方向
へ横方向にスクロールしながら行われる。この横方向に
3分割された3つの表示領域3a,3b,3cを、縦方
向に更に3分割して9つの表示領域3a1,・・・,3
c3とし、その9つの表示領域3a1,・・・,3c3
に対して、図3に示すように、それぞれ表示される「図
柄1〜図柄9」の9つの図柄番号32aが付されてい
る。
領域に分割した様子を示した図である。前記した通り、
本実施例の変動表示は、横方向に3分割された3つの表
示領域3a,3b,3cにおいて、それぞれ矢印A方向
へ横方向にスクロールしながら行われる。この横方向に
3分割された3つの表示領域3a,3b,3cを、縦方
向に更に3分割して9つの表示領域3a1,・・・,3
c3とし、その9つの表示領域3a1,・・・,3c3
に対して、図3に示すように、それぞれ表示される「図
柄1〜図柄9」の9つの図柄番号32aが付されてい
る。
【0018】図2に示すコマンドカウンタ13bは、制
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCD3の表示領域3a1〜3
c3を示すためのカウンタであり、「1〜10」の範囲
で「1」ずつ更新される。コマンドカウンタ13bの値
が「1〜9」の範囲内にある場合には、そのコマンドカ
ウンタ13bの値に対応する図柄番号32a(図5参
照)の表示領域3a1〜3c3が指定される。また、コ
マンドカウンタ13bの値が「10」である場合には、
いずれの表示領域も指定されない。
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCD3の表示領域3a1〜3
c3を示すためのカウンタであり、「1〜10」の範囲
で「1」ずつ更新される。コマンドカウンタ13bの値
が「1〜9」の範囲内にある場合には、そのコマンドカ
ウンタ13bの値に対応する図柄番号32a(図5参
照)の表示領域3a1〜3c3が指定される。また、コ
マンドカウンタ13bの値が「10」である場合には、
いずれの表示領域も指定されない。
【0019】バックアップエリア13cは、停電などの
発生により電源が切断された場合、電源の再入時に、パ
チンコ機Pの状態を電源切断前の状態に復帰させるた
め、電源切断時(停電発生時を含む。以下、同様)のス
タックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶し
ておくためのエリアである。このバックアップエリア1
3cへの書き込みは、NMI割込処理(図8参照)によ
って電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア1
3cに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消
による電源入を含む。以下、同様)の初期化処理(S1
2(図10参照))において実行される。
発生により電源が切断された場合、電源の再入時に、パ
チンコ機Pの状態を電源切断前の状態に復帰させるた
め、電源切断時(停電発生時を含む。以下、同様)のス
タックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶し
ておくためのエリアである。このバックアップエリア1
3cへの書き込みは、NMI割込処理(図8参照)によ
って電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア1
3cに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消
による電源入を含む。以下、同様)の初期化処理(S1
2(図10参照))において実行される。
【0020】MPU11のNMI(Non Maskable Inter
rupt)端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の
発生による電源断時に、停電監視回路50から出力され
る停電信号51が入力されるように構成されており、停
電の発生により、図8の停電時処理(NMI割込処理)
が即座に実行される。
rupt)端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の
発生による電源断時に、停電監視回路50から出力され
る停電信号51が入力されるように構成されており、停
電の発生により、図8の停電時処理(NMI割込処理)
が即座に実行される。
【0021】停電監視回路50は、停電等の発生による
電源断時に、主制御基板CのMPU11のNMI端子へ
停電信号51を出力するための回路である。停電監視回
路50は、電源ユニット(図示せず)に搭載されてお
り、その電源ユニットから出力される最も大きい電圧で
ある直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が2
2ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判
断して、停電信号51を出力するように構成されてい
る。この停電信号51の出力によって、主制御基板C
は、停電の発生を認識し、停電時処理(図8のNMI割
込処理)を実行する。なお、電源ユニットは、直流安定
24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後において
も、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系
の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するよ
うに構成されているので、主制御基板Cは、停電時処理
を正常に実行することができるのである。
電源断時に、主制御基板CのMPU11のNMI端子へ
停電信号51を出力するための回路である。停電監視回
路50は、電源ユニット(図示せず)に搭載されてお
り、その電源ユニットから出力される最も大きい電圧で
ある直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が2
2ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判
断して、停電信号51を出力するように構成されてい
る。この停電信号51の出力によって、主制御基板C
は、停電の発生を認識し、停電時処理(図8のNMI割
込処理)を実行する。なお、電源ユニットは、直流安定
24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後において
も、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系
の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するよ
うに構成されているので、主制御基板Cは、停電時処理
を正常に実行することができるのである。
【0022】これらMPU11、ROM12、RAM1
3は、バスライン14を介して互いに接続されており、
バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続さ
れている。この入出力ポート15は、クリアスイッチ1
8や表示用制御基板D、他の入出力装置16と接続され
ている。
3は、バスライン14を介して互いに接続されており、
バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続さ
れている。この入出力ポート15は、クリアスイッチ1
8や表示用制御基板D、他の入出力装置16と接続され
ている。
【0023】クリアスイッチ18は、主制御基板CのR
AM13にバックアップされるデータをクリアするため
のスイッチであり、押しボタンタイプのスイッチで構成
されている。このクリアスイッチ18が押下された状態
でパチンコ機Pの電源が投入されると(停電解消による
電源入を含む)、主制御基板Cによって、RAM13の
データがクリアされる(図10のS42:Yes,S4
5)。
AM13にバックアップされるデータをクリアするため
のスイッチであり、押しボタンタイプのスイッチで構成
されている。このクリアスイッチ18が押下された状態
でパチンコ機Pの電源が投入されると(停電解消による
電源入を含む)、主制御基板Cによって、RAM13の
データがクリアされる(図10のS42:Yes,S4
5)。
【0024】主制御基板Cは、入出力ポート15を介し
て、表示用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コマ
ンドを送り、それら各装置を制御する。なお、主制御基
板Cと表示用制御基板Dとの接続は、入力および出力が
固定的な2つのバッファ(インバータゲート)17,2
8を介して行われているので、主制御基板Cと表示用制
御基板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行わ
れ、表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマン
ド等を送信することはできない。
て、表示用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コマ
ンドを送り、それら各装置を制御する。なお、主制御基
板Cと表示用制御基板Dとの接続は、入力および出力が
固定的な2つのバッファ(インバータゲート)17,2
8を介して行われているので、主制御基板Cと表示用制
御基板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行わ
れ、表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマン
ド等を送信することはできない。
【0025】表示用制御基板Dは、MPU21と、プロ
グラムROM22と、ワークRAM23と、ビデオRA
M24と、キャラクタROM25と、画像コントローラ
26と、入力ポート29と、出力ポート27とを備えて
いる。入力ポート29の入力にはインバータゲート28
の出力が接続され、その入力ポート29の出力は、MP
U21、プログラムROM22、ワークRAM23を接
続するバスラインと接続されている。また、出力ポート
27の入力には画像コントローラ26が接続され、その
出力ポート27の出力にはLCD3が接続されている。
グラムROM22と、ワークRAM23と、ビデオRA
M24と、キャラクタROM25と、画像コントローラ
26と、入力ポート29と、出力ポート27とを備えて
いる。入力ポート29の入力にはインバータゲート28
の出力が接続され、その入力ポート29の出力は、MP
U21、プログラムROM22、ワークRAM23を接
続するバスラインと接続されている。また、出力ポート
27の入力には画像コントローラ26が接続され、その
出力ポート27の出力にはLCD3が接続されている。
【0026】表示用制御基板DのMPU21は、主制御
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
D3の(変動)表示を制御するためのものであり、プロ
グラムROM22には、このMPU21により実行され
る各種の制御プログラムや固定値データが記憶されてい
る。図12から図15に示すフローチャートのプログラ
ムは制御プログラムの一部としてプログラムROM22
に記憶されている。
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
D3の(変動)表示を制御するためのものであり、プロ
グラムROM22には、このMPU21により実行され
る各種の制御プログラムや固定値データが記憶されてい
る。図12から図15に示すフローチャートのプログラ
ムは制御プログラムの一部としてプログラムROM22
に記憶されている。
【0027】ワークRAM23は、MPU21による各
種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラ
グが記憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、
コマンド受信フラグ23bと、9つの停止図柄1〜9メ
モリ23c〜23kとを備えている。
種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラ
グが記憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、
コマンド受信フラグ23bと、9つの停止図柄1〜9メ
モリ23c〜23kとを備えている。
【0028】受信バッファ23aは、主制御基板Cから
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCD3の変動表示の制御が行われる。一旦オンされた
コマンド受信フラグ23bは、受信バッファ23aから
制御用コマンドを読み出す際にオフされる。
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCD3の変動表示の制御が行われる。一旦オンされた
コマンド受信フラグ23bは、受信バッファ23aから
制御用コマンドを読み出す際にオフされる。
【0029】停止図柄1〜9メモリ23c〜23kは、
制御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCD3の9つ
の表示領域3a1〜3c3(図3参照)に対応してそれ
ぞれ1つ、合計9つの停止図柄1〜9メモリ23c〜2
3kが設けられている。なお、停止図柄1〜9メモリ2
3c〜23kの詳細については後述する。
制御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCD3の9つ
の表示領域3a1〜3c3(図3参照)に対応してそれ
ぞれ1つ、合計9つの停止図柄1〜9メモリ23c〜2
3kが設けられている。なお、停止図柄1〜9メモリ2
3c〜23kの詳細については後述する。
【0030】ビデオRAM24は、LCD3に表示され
る表示データが記憶されるメモリであり、このビデオR
AM24の内容を書き換えることにより、LCD3の表
示内容が変更される。即ち、各表示領域3a1〜3c3
における図柄の変動表示は、ビデオRAM24の内容が
書き換えられることにより行われる。キャラクタROM
25は、LCD3に表示される図柄などのキャラクタデ
ータを記憶するためのメモリである。画像コントローラ
26は、MPU21、ビデオRAM24、出力ポート2
7のそれぞれのタイミングを調整して、データの読み書
きを介在するとともに、ビデオRAM24に記憶される
表示データをキャラクタROM25を参照して所定のタ
イミングでLCD3に表示させるものである。
る表示データが記憶されるメモリであり、このビデオR
AM24の内容を書き換えることにより、LCD3の表
示内容が変更される。即ち、各表示領域3a1〜3c3
における図柄の変動表示は、ビデオRAM24の内容が
書き換えられることにより行われる。キャラクタROM
25は、LCD3に表示される図柄などのキャラクタデ
ータを記憶するためのメモリである。画像コントローラ
26は、MPU21、ビデオRAM24、出力ポート2
7のそれぞれのタイミングを調整して、データの読み書
きを介在するとともに、ビデオRAM24に記憶される
表示データをキャラクタROM25を参照して所定のタ
イミングでLCD3に表示させるものである。
【0031】次に、図4から図7を参照して、変動表示
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、主に、変動パターン指定コマンド31と、停止
図柄指定コマンド32と、図柄停止コマンド33とによ
って構成されている。なお、制御用コマンドは2バイト
で構成されるので、その1バイト目と2バイト目のコマ
ンドコードを区別するために、1バイト目のコマンドコ
ードは最上位ビットがセットされ、2バイト目のコマン
ドコードは最上位ビットがリセットされている。
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、主に、変動パターン指定コマンド31と、停止
図柄指定コマンド32と、図柄停止コマンド33とによ
って構成されている。なお、制御用コマンドは2バイト
で構成されるので、その1バイト目と2バイト目のコマ
ンドコードを区別するために、1バイト目のコマンドコ
ードは最上位ビットがセットされ、2バイト目のコマン
ドコードは最上位ビットがリセットされている。
【0032】図4は、変動パターン指定コマンド31の
コマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。変動パターン指定コマンド31は、変動表示を開始
させると共に、変動表示の開始から終了までの一連の変
動パターンを指定するためのコマンドである。1バイト
目のコマンドコードは、変動表示の通常モードを示す
「C0H」または、短縮モードを示す「C1H」とされ
ており、各モードでそれぞれ28種類ずつ、合計56種
類の変動パターンが用意されている。
コマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。変動パターン指定コマンド31は、変動表示を開始
させると共に、変動表示の開始から終了までの一連の変
動パターンを指定するためのコマンドである。1バイト
目のコマンドコードは、変動表示の通常モードを示す
「C0H」または、短縮モードを示す「C1H」とされ
ており、各モードでそれぞれ28種類ずつ、合計56種
類の変動パターンが用意されている。
【0033】なお、変動パターン指定コマンド31によ
って指定される変動表示の制御は、その変動パターン指
定コマンド31を受信した表示用制御基板Dによって行
われるので、表示用制御基板Dの制御プログラムの内容
を変更することにより、同一コードの変動パターン指定
コマンド31に対する変動表示の内容を変更することが
できる。即ち、主制御基板Cの制御プログラムを変更す
ることなく、表示用制御基板Dの制御プログラムを変更
するだけで、変動表示の内容を変更することができるの
である。
って指定される変動表示の制御は、その変動パターン指
定コマンド31を受信した表示用制御基板Dによって行
われるので、表示用制御基板Dの制御プログラムの内容
を変更することにより、同一コードの変動パターン指定
コマンド31に対する変動表示の内容を変更することが
できる。即ち、主制御基板Cの制御プログラムを変更す
ることなく、表示用制御基板Dの制御プログラムを変更
するだけで、変動表示の内容を変更することができるの
である。
【0034】図5(a)は、停止図柄指定コマンド32
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a1〜3c3がそれぞれ対応付けされている。
また、図5(b)は、18種類の図柄コード32bと図
柄名32cとの対応関係を示した図である。
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a1〜3c3がそれぞれ対応付けされている。
また、図5(b)は、18種類の図柄コード32bと図
柄名32cとの対応関係を示した図である。
【0035】停止図柄指定コマンド32は、変動パター
ン指定コマンド31で指定された変動パターンの変動表
示の終了時に、LCD3の各表示領域3a1〜3c3に
それぞれ停止表示される図柄を指定するためのコマンド
である。停止図柄指定コマンド32は、変動パターン指
定コマンド31が送信され変動表示が開始された後に、
LCD3の9つの表示領域3a1〜3c3のそれぞれに
対して、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信され
る。
ン指定コマンド31で指定された変動パターンの変動表
示の終了時に、LCD3の各表示領域3a1〜3c3に
それぞれ停止表示される図柄を指定するためのコマンド
である。停止図柄指定コマンド32は、変動パターン指
定コマンド31が送信され変動表示が開始された後に、
LCD3の9つの表示領域3a1〜3c3のそれぞれに
対して、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信され
る。
【0036】この停止図柄指定コマンド32は、変動パ
ターン指定コマンド31と同様に2バイトで構成されて
いる。停止図柄指定コマンド32の1バイト目には、図
柄1〜9の表示領域3a1〜3c3を指定するコマンド
コードがセットされる。図5(a)に示すように、停止
図柄指定コマンド32の1バイト目のコマンドコードが
「90H」であれば図柄1の表示領域3a1が、「A0
H」であれば図柄2の表示領域3b1が、・・・、「B
2H」であれば図柄9の表示領域3c3が、それぞれ指
定される。停止図柄指定コマンド32の2バイト目に
は、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜9
の表示領域3a1〜3c3に停止表示される図柄の図柄
コード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示す
ように、停止表示される図柄が「3」である場合には
「10H」が、「MOUSE」である場合には「11
H」が、・・・、「宝石(4)」である場合には「1F
H」が、それぞれ停止図柄指定コマンド32の2バイト
目のコードとしてセットされる。
ターン指定コマンド31と同様に2バイトで構成されて
いる。停止図柄指定コマンド32の1バイト目には、図
柄1〜9の表示領域3a1〜3c3を指定するコマンド
コードがセットされる。図5(a)に示すように、停止
図柄指定コマンド32の1バイト目のコマンドコードが
「90H」であれば図柄1の表示領域3a1が、「A0
H」であれば図柄2の表示領域3b1が、・・・、「B
2H」であれば図柄9の表示領域3c3が、それぞれ指
定される。停止図柄指定コマンド32の2バイト目に
は、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜9
の表示領域3a1〜3c3に停止表示される図柄の図柄
コード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示す
ように、停止表示される図柄が「3」である場合には
「10H」が、「MOUSE」である場合には「11
H」が、・・・、「宝石(4)」である場合には「1F
H」が、それぞれ停止図柄指定コマンド32の2バイト
目のコードとしてセットされる。
【0037】表示用制御基板Dは、停止図柄指定コマン
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、停止図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、停止図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
【0038】なお、変動表示が大当たりとなるか否か
は、この停止図柄指定コマンド32で指定される図柄に
よる。即ち、大当たりが発生した場合には、主制御基板
Cから大当たりを構成する組み合わせの停止図柄指定コ
マンド32が送信されるのである。よって、表示用制御
基板Dでは、大当たりかはずれであるかを全く考慮する
ことなく、変動パターン指定コマンド31で指定された
パターンの変動表示を、停止図柄指定コマンド32で指
定された停止図柄で終了するように、変動表示の演出を
行うのである。
は、この停止図柄指定コマンド32で指定される図柄に
よる。即ち、大当たりが発生した場合には、主制御基板
Cから大当たりを構成する組み合わせの停止図柄指定コ
マンド32が送信されるのである。よって、表示用制御
基板Dでは、大当たりかはずれであるかを全く考慮する
ことなく、変動パターン指定コマンド31で指定された
パターンの変動表示を、停止図柄指定コマンド32で指
定された停止図柄で終了するように、変動表示の演出を
行うのである。
【0039】図5(b)に示すように、各図柄にはすべ
て異なった図柄コード32bが付与されている。特に、
図柄名32c「CAT(1)」と「CAT(2)」と
は、LCD3に全く同じ図柄として表示されるが、図5
(b)に示すように、両図柄には「13H」と「20
H」との異なった図柄コード32bが付与されている。
同様に、図柄名32c「キャンディ(1)」〜「キャン
ディ(5)」も、LCD3に全く同じ図柄として表示さ
れるが、図5(b)に示すように、「18H」〜「21
H」の異なった図柄コード32bが付与されている。同
様に、図柄名32c「宝石(1)」〜「宝石(4)」
も、LCD3に全く同じ図柄として表示されるが、図5
(b)に示すように、「19H」〜「1FH」の異なっ
た図柄コード32bが付与されている。
て異なった図柄コード32bが付与されている。特に、
図柄名32c「CAT(1)」と「CAT(2)」と
は、LCD3に全く同じ図柄として表示されるが、図5
(b)に示すように、両図柄には「13H」と「20
H」との異なった図柄コード32bが付与されている。
同様に、図柄名32c「キャンディ(1)」〜「キャン
ディ(5)」も、LCD3に全く同じ図柄として表示さ
れるが、図5(b)に示すように、「18H」〜「21
H」の異なった図柄コード32bが付与されている。同
様に、図柄名32c「宝石(1)」〜「宝石(4)」
も、LCD3に全く同じ図柄として表示されるが、図5
(b)に示すように、「19H」〜「1FH」の異なっ
た図柄コード32bが付与されている。
【0040】図6は、かかる上段・中段・下段の各段の
仮想図柄リール41〜43の構成を模式的に示した図で
ある。図6(a)には、LCD3の上段の表示領域3a
で変動表示される上段の仮想図柄リール41の構成が模
式的に図示されている。図6(a)に示すように、上段
の仮想図柄リール41には、16種類の図柄が「宝石
(4)」,「CAKE」,「キャンディ(4)」,・・
・,「3」の順に配列されており、最終の「3」の図柄
の次には、先頭の図柄に戻って「宝石(4)」,「CA
KE」,「キャンディ(4)」,・・・の各図柄が配列
される。上段の仮想図柄リール41は、かかる図柄の配
列順に、LCD3の上段の表示領域3aで変動表示され
る。
仮想図柄リール41〜43の構成を模式的に示した図で
ある。図6(a)には、LCD3の上段の表示領域3a
で変動表示される上段の仮想図柄リール41の構成が模
式的に図示されている。図6(a)に示すように、上段
の仮想図柄リール41には、16種類の図柄が「宝石
(4)」,「CAKE」,「キャンディ(4)」,・・
・,「3」の順に配列されており、最終の「3」の図柄
の次には、先頭の図柄に戻って「宝石(4)」,「CA
KE」,「キャンディ(4)」,・・・の各図柄が配列
される。上段の仮想図柄リール41は、かかる図柄の配
列順に、LCD3の上段の表示領域3aで変動表示され
る。
【0041】同様に、図6(c)には、LCD3の下段
の表示領域3cで変動表示される下段の仮想図柄リール
43の構成が模式的に図示されている。図6(c)に示
すように、下段の仮想図柄リール43には、上段の仮想
図柄リール41の配列と全く逆の配列で、16種類の図
柄が「3」,「キャンディ(1)」,「MOUSE」,
・・・,「宝石(4)」の順に配列されている。最終の
「宝石(4)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って
「3」,「キャンディ(1)」,「MOUSE」,・・
・の各図柄が配列される。下段の仮想図柄リール43
は、かかる図柄の配列順に、LCD3の下段の表示領域
3cで変動表示される。
の表示領域3cで変動表示される下段の仮想図柄リール
43の構成が模式的に図示されている。図6(c)に示
すように、下段の仮想図柄リール43には、上段の仮想
図柄リール41の配列と全く逆の配列で、16種類の図
柄が「3」,「キャンディ(1)」,「MOUSE」,
・・・,「宝石(4)」の順に配列されている。最終の
「宝石(4)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って
「3」,「キャンディ(1)」,「MOUSE」,・・
・の各図柄が配列される。下段の仮想図柄リール43
は、かかる図柄の配列順に、LCD3の下段の表示領域
3cで変動表示される。
【0042】図6(b)には、LCD3の中段の表示領
域3bで変動表示される中段の仮想図柄リール42の構
成が模式的に図示されている。図6(b)に示すよう
に、中段の仮想図柄リール42には、下段の仮想図柄リ
ール43の配列の最後尾に「CAT(2)」,「キャン
ディ(5)」の2種類の図柄を加えた合計18種類の図
柄が順に配列されている。上段および下段の仮想図柄リ
ール41,43の場合と同様に、最終の「キャンディ
(5)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って「3」,
「キャンディ(1)」,「MOUSE」,・・・の各図
柄が配列される。中段の仮想図柄リール42は、かかる
図柄の配列順に、LCD3の中段の表示領域3bで変動
表示される。
域3bで変動表示される中段の仮想図柄リール42の構
成が模式的に図示されている。図6(b)に示すよう
に、中段の仮想図柄リール42には、下段の仮想図柄リ
ール43の配列の最後尾に「CAT(2)」,「キャン
ディ(5)」の2種類の図柄を加えた合計18種類の図
柄が順に配列されている。上段および下段の仮想図柄リ
ール41,43の場合と同様に、最終の「キャンディ
(5)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って「3」,
「キャンディ(1)」,「MOUSE」,・・・の各図
柄が配列される。中段の仮想図柄リール42は、かかる
図柄の配列順に、LCD3の中段の表示領域3bで変動
表示される。
【0043】図7は、図柄停止コマンド33のコマンド
コードと、そのコマンド内容とを示した図である。図柄
停止コマンド33は、指定した図柄番号32aの表示領
域3a1〜3c3で変動表示されている図柄を停止表示
(確定)させるためのコマンドである。表示用制御基板
Dが図柄停止コマンド33を受信すると、その図柄停止
コマンド33によって指定される表示領域3a1〜3c
3に停止図柄指定コマンド32によって既に指定されて
いる停止図柄が停止表示され、その表示領域3a1〜3
c3の図柄が確定する。即ち、図柄停止コマンド33で
指定された表示領域3a1〜3c3の変動表示が終了す
る。図柄停止コマンド33によって、9つすべての表示
領域3a1〜3c3の図柄が確定すると、変動パターン
指定コマンド31によって開始された一連の変動パター
ンの変動表示が終了する。
コードと、そのコマンド内容とを示した図である。図柄
停止コマンド33は、指定した図柄番号32aの表示領
域3a1〜3c3で変動表示されている図柄を停止表示
(確定)させるためのコマンドである。表示用制御基板
Dが図柄停止コマンド33を受信すると、その図柄停止
コマンド33によって指定される表示領域3a1〜3c
3に停止図柄指定コマンド32によって既に指定されて
いる停止図柄が停止表示され、その表示領域3a1〜3
c3の図柄が確定する。即ち、図柄停止コマンド33で
指定された表示領域3a1〜3c3の変動表示が終了す
る。図柄停止コマンド33によって、9つすべての表示
領域3a1〜3c3の図柄が確定すると、変動パターン
指定コマンド31によって開始された一連の変動パター
ンの変動表示が終了する。
【0044】表示用制御基板Dは、変動パターン指定コ
マンド31と停止図柄指定コマンド32との内容を考慮
しつつ、変動表示終了のタイミングで停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された図柄が該当する表示領域3
a1〜3c3に表示されるように、変動表示の高速変動
中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主制御
基板Cは、変動パターン指定コマンド31で指定した変
動表示の変動パターンが終了するタイミングを見計らっ
て、図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dへ送信す
るように制御している。よって、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)は、遊技者に違和感を与
えることなく、スムースに行われる。
マンド31と停止図柄指定コマンド32との内容を考慮
しつつ、変動表示終了のタイミングで停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された図柄が該当する表示領域3
a1〜3c3に表示されるように、変動表示の高速変動
中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主制御
基板Cは、変動パターン指定コマンド31で指定した変
動表示の変動パターンが終了するタイミングを見計らっ
て、図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dへ送信す
るように制御している。よって、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)は、遊技者に違和感を与
えることなく、スムースに行われる。
【0045】なお、主制御基板Cからの図柄停止コマン
ド33の送信タイミングが速まった結果、変動パターン
指定コマンド31で指定した変動パターンの終了前であ
るにも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信した場合には、表示用制御基板Dは、変動パ
ターンの終了前であっても、既に停止図柄指定コマンド
32で指定されている停止図柄を該当する表示領域3a
1〜3c3の中央に停止表示し、その表示領域3a1〜
3c3の図柄を確定する。
ド33の送信タイミングが速まった結果、変動パターン
指定コマンド31で指定した変動パターンの終了前であ
るにも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信した場合には、表示用制御基板Dは、変動パ
ターンの終了前であっても、既に停止図柄指定コマンド
32で指定されている停止図柄を該当する表示領域3a
1〜3c3の中央に停止表示し、その表示領域3a1〜
3c3の図柄を確定する。
【0046】図柄停止コマンド33には、9つの表示領
域3a1〜3c3の図柄を個別に確定させる9種類のコ
マンドと、9つの表示領域3a1〜3c3の図柄をすべ
て一度に確定させる1種類のコマンドと、上段・中段・
下段の3段に分かれた3つの表示領域3a,3b,3c
の図柄を各段毎に個別に確定させる3種類のコマンドと
があり、合計13種類のコマンドが用意されている。こ
のうち、スクロールの単位となる上段・中段・下段の各
段毎に、3つずつの図柄を一度に確定させる図柄停止コ
マンド33(「80H,0BH」,「80H,0C
H」,「80H,0DH」)を用いれば、制御によっ
てLCD3の表示上に表される仮想図柄リール41〜4
3のスクロールを、実際の図柄リールのスクロールと同
じように行わせるができ、遊技者の興趣を一層向上させ
ることができる。
域3a1〜3c3の図柄を個別に確定させる9種類のコ
マンドと、9つの表示領域3a1〜3c3の図柄をすべ
て一度に確定させる1種類のコマンドと、上段・中段・
下段の3段に分かれた3つの表示領域3a,3b,3c
の図柄を各段毎に個別に確定させる3種類のコマンドと
があり、合計13種類のコマンドが用意されている。こ
のうち、スクロールの単位となる上段・中段・下段の各
段毎に、3つずつの図柄を一度に確定させる図柄停止コ
マンド33(「80H,0BH」,「80H,0C
H」,「80H,0DH」)を用いれば、制御によっ
てLCD3の表示上に表される仮想図柄リール41〜4
3のスクロールを、実際の図柄リールのスクロールと同
じように行わせるができ、遊技者の興趣を一層向上させ
ることができる。
【0047】次に、上記のように構成されたパチンコ機
Pで実行される各処理を、図8から図13のフローチャ
ートを参照して説明する。図8は、停電の発生等による
パチンコ機Pの電源断時に、主制御基板Cで実行される
NMI割込処理のフローチャートである。このNMI割
込処理により、停電の発生等による電源断時の主制御基
板Cの状態がバックアップエリア13cに記憶される。
Pで実行される各処理を、図8から図13のフローチャ
ートを参照して説明する。図8は、停電の発生等による
パチンコ機Pの電源断時に、主制御基板Cで実行される
NMI割込処理のフローチャートである。このNMI割
込処理により、停電の発生等による電源断時の主制御基
板Cの状態がバックアップエリア13cに記憶される。
【0048】停電の発生等によりパチンコ機Pの電源が
断されると、停電監視回路50から停電信号51が主制
御基板CのMPU11のNMI(Non Maskable Interru
pt)端子へ出力される。すると、MPU11は、実行中
の制御を中断して、図10のNMI割込処理を開始す
る。停電信号51が出力された後所定時間は、主制御基
板Cの処理が実行可能なように電源回路(図示せず)か
ら電力供給がなされており、この所定時間内にNMI割
込処理が実行される。
断されると、停電監視回路50から停電信号51が主制
御基板CのMPU11のNMI(Non Maskable Interru
pt)端子へ出力される。すると、MPU11は、実行中
の制御を中断して、図10のNMI割込処理を開始す
る。停電信号51が出力された後所定時間は、主制御基
板Cの処理が実行可能なように電源回路(図示せず)か
ら電力供給がなされており、この所定時間内にNMI割
込処理が実行される。
【0049】NMI割込処理では、まず、スタックポイ
ンタの値をバックアップエリア13cへ書き込み(S
1)、更に、各レジスタおよびI/O等の値をバックア
ップエリア13cへ書き込んで(S2)、停電の発生等
による電源断時の状態を記憶する。その後、その他停電
処理を実行した後(S3)、電源が完全に断して処理が
実行できなくなるまで、処理をループする。
ンタの値をバックアップエリア13cへ書き込み(S
1)、更に、各レジスタおよびI/O等の値をバックア
ップエリア13cへ書き込んで(S2)、停電の発生等
による電源断時の状態を記憶する。その後、その他停電
処理を実行した後(S3)、電源が完全に断して処理が
実行できなくなるまで、処理をループする。
【0050】図9は、パチンコ機Pの主制御基板Cにお
いて実行されるメイン処理のフローチャートである。パ
チンコ機Pの主な制御は、このメイン処理によって実行
される。メイン処理では、まず、割込を禁止した後(S
11)、図10に示す初期化処理を実行する(S1
2)。
いて実行されるメイン処理のフローチャートである。パ
チンコ機Pの主な制御は、このメイン処理によって実行
される。メイン処理では、まず、割込を禁止した後(S
11)、図10に示す初期化処理を実行する(S1
2)。
【0051】図10は、パチンコ機Pの電源入時に主制
御基板Cのメイン処理の中で実行される初期化処理(S
12)のフローチャートである。この処理では、バック
アップが有効であれば、バックアップエリア13cに記
憶された各データを元の状態に戻し、遊技の制御を電源
が断される前の状態から続行する。一方、バックアップ
が有効でなかったり、或いは、バックアップが有効であ
っても電源入時にクリアスイッチ18が押下された場合
には、RAMクリア及び初期化処理を実行する。なお、
この初期化処理(S12)は、サブルーチンの形式で記
載されているが、スタックポインタの設定前に実行され
る処理なので、実際には、サブルーチンコールされず
に、S11の処理後に順に実行される。
御基板Cのメイン処理の中で実行される初期化処理(S
12)のフローチャートである。この処理では、バック
アップが有効であれば、バックアップエリア13cに記
憶された各データを元の状態に戻し、遊技の制御を電源
が断される前の状態から続行する。一方、バックアップ
が有効でなかったり、或いは、バックアップが有効であ
っても電源入時にクリアスイッチ18が押下された場合
には、RAMクリア及び初期化処理を実行する。なお、
この初期化処理(S12)は、サブルーチンの形式で記
載されているが、スタックポインタの設定前に実行され
る処理なので、実際には、サブルーチンコールされず
に、S11の処理後に順に実行される。
【0052】まず、本来のスタック領域にスタックされ
ているデータを壊さないために、仮のスタックポインタ
を設定する(S41)。クリアスイッチ18がオンされ
ているか否かを確認し(S42)、オンされていれば
(S42:Yes)、処理をS44へ移行する。一方、
クリアスイッチ18がオンされていなければ(S42:
No)、バックアップが有効であるか否かを確認する
(S43)。この確認は、RAM13の所定のエリアに
書き込まれたキーワードが正しく記憶されているか否か
により判断する。キーワードが正しく記憶されていれば
バックアップは有効であり、逆に、キーワードが正しく
なければバックアップデータは破壊されているので、そ
のバックアップは有効ではない。バックアップが有効で
あれば(S43:Yes)、処理をS46へ移行して、
主制御基板Cの各状態を電源断前の状態に復帰させる。
一方、バックアップが有効でなければ(S43:N
o)、処理をS44へ移行する。
ているデータを壊さないために、仮のスタックポインタ
を設定する(S41)。クリアスイッチ18がオンされ
ているか否かを確認し(S42)、オンされていれば
(S42:Yes)、処理をS44へ移行する。一方、
クリアスイッチ18がオンされていなければ(S42:
No)、バックアップが有効であるか否かを確認する
(S43)。この確認は、RAM13の所定のエリアに
書き込まれたキーワードが正しく記憶されているか否か
により判断する。キーワードが正しく記憶されていれば
バックアップは有効であり、逆に、キーワードが正しく
なければバックアップデータは破壊されているので、そ
のバックアップは有効ではない。バックアップが有効で
あれば(S43:Yes)、処理をS46へ移行して、
主制御基板Cの各状態を電源断前の状態に復帰させる。
一方、バックアップが有効でなければ(S43:N
o)、処理をS44へ移行する。
【0053】S44からの処理では、正規のスタックポ
インタを設定し、スタックの内容を整えた後(S4
4)、RAMクリア及び初期化処理を実行して(S4
5)、RAM13及びI/O等の各値を初期化し、この
初期化処理を終了する。このS45の処理の終了後は、
図9のS13の処理が実行される。
インタを設定し、スタックの内容を整えた後(S4
4)、RAMクリア及び初期化処理を実行して(S4
5)、RAM13及びI/O等の各値を初期化し、この
初期化処理を終了する。このS45の処理の終了後は、
図9のS13の処理が実行される。
【0054】S46からの復帰処理では、バックアップ
エリア13cへ退避した各レジスタやI/O等のデータ
をそのバックアップエリア13cから読み出して、これ
ら各データを元のレジスタやI/O等へ書き込む(S4
6)。更に、バックアップエリア13cからスタックポ
インタの値を読み出して、これをスタックポインタへ書
き込み、電源断前(停電前)の状態、即ちNMI割込発
生前の状態に戻す(S47)。その後、割込を許可し
(S48)、NMI割込リターンを実行して、処理を電
源断前に実行していたところへ戻し、制御を電源断前の
状態から続行する。
エリア13cへ退避した各レジスタやI/O等のデータ
をそのバックアップエリア13cから読み出して、これ
ら各データを元のレジスタやI/O等へ書き込む(S4
6)。更に、バックアップエリア13cからスタックポ
インタの値を読み出して、これをスタックポインタへ書
き込み、電源断前(停電前)の状態、即ちNMI割込発
生前の状態に戻す(S47)。その後、割込を許可し
(S48)、NMI割込リターンを実行して、処理を電
源断前に実行していたところへ戻し、制御を電源断前の
状態から続行する。
【0055】図9のS13の処理ではタイマ割込の設定
を行う(S13)。ここで設定されるタイマ割込として
は、LCD3の変動表示を制御する制御用コマンドを表
示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を発生
させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後は、
各割込を許可状態とする(S14)。割込の許可後は、
特別図柄変動処理(S25)や、表示データ作成処理
(S27)、ランプ・情報処理(S28)などにより、
前回の処理で更新された出力データを一度に各ポートへ
出力するポート出力処理を実行する(S15)。
を行う(S13)。ここで設定されるタイマ割込として
は、LCD3の変動表示を制御する制御用コマンドを表
示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を発生
させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後は、
各割込を許可状態とする(S14)。割込の許可後は、
特別図柄変動処理(S25)や、表示データ作成処理
(S27)、ランプ・情報処理(S28)などにより、
前回の処理で更新された出力データを一度に各ポートへ
出力するポート出力処理を実行する(S15)。
【0056】更に、大当たりを決定するための乱数カウ
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S16)を
実行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S17)。記
憶タイマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以
上あり、且つ、LCD3において図柄の変動表示中であ
る場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うものであ
る。
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S16)を
実行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S17)。記
憶タイマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以
上あり、且つ、LCD3において図柄の変動表示中であ
る場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うものであ
る。
【0057】スイッチ読込処理(S18)は、各スイッ
チの値を読み込んで、遊技領域1へ打ち込まれた球の入
賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)への入賞、
図柄作動口4の通過、更には賞球や貸球を検出するため
の処理である。カウント異常監視処理(S19)は、S
18のスイッチ読込処理によって読み込まれたスイッチ
データに異常があるか否かを監視するための処理であ
る。例えば、大入賞口5が開放され、球のVゾーン5a
の通過を検出するVカウントスイッチで球が検出された
にも拘わらず、Vゾーン5a以外の大入賞口5への入賞
を検出する10カウントスイッチで1球の球も検出でき
ない場合には、10カウントスイッチが抜き取られるな
どして、10カウントスイッチに何らかの異常が発生し
ている。また、賞球を払い出すための払出モータを駆動
したにも拘わらず、1球の賞球も払い出されない場合に
は、賞球の払出装置に何らかの異常が発生している。こ
のようにカウント異常監視処理(S19)では、スイッ
チ読込処理(S18)によって読み込まれたスイッチデ
ータに基づいて、上記のような異常の有無を監視してい
る。
チの値を読み込んで、遊技領域1へ打ち込まれた球の入
賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)への入賞、
図柄作動口4の通過、更には賞球や貸球を検出するため
の処理である。カウント異常監視処理(S19)は、S
18のスイッチ読込処理によって読み込まれたスイッチ
データに異常があるか否かを監視するための処理であ
る。例えば、大入賞口5が開放され、球のVゾーン5a
の通過を検出するVカウントスイッチで球が検出された
にも拘わらず、Vゾーン5a以外の大入賞口5への入賞
を検出する10カウントスイッチで1球の球も検出でき
ない場合には、10カウントスイッチが抜き取られるな
どして、10カウントスイッチに何らかの異常が発生し
ている。また、賞球を払い出すための払出モータを駆動
したにも拘わらず、1球の賞球も払い出されない場合に
は、賞球の払出装置に何らかの異常が発生している。こ
のようにカウント異常監視処理(S19)では、スイッ
チ読込処理(S18)によって読み込まれたスイッチデ
ータに基づいて、上記のような異常の有無を監視してい
る。
【0058】図柄カウンタ更新処理(S20)では、L
CD3で行われる変動表示の結果、停止表示される図柄
を決定するためのカウンタの更新処理が行われる。ま
た、図柄チェック処理(S21)では、図柄カウンタ更
新処理(S20)で更新されたカウンタの値に基づい
て、特別図柄変動処理(S25)で使用される大当たり
図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが決定され
る。
CD3で行われる変動表示の結果、停止表示される図柄
を決定するためのカウンタの更新処理が行われる。ま
た、図柄チェック処理(S21)では、図柄カウンタ更
新処理(S20)で更新されたカウンタの値に基づい
て、特別図柄変動処理(S25)で使用される大当たり
図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが決定され
る。
【0059】S16からS21までの処理において、エ
ラーが発生していなければ(S22:正常)、普通図柄
変動処理(S23)によって、7セグメントLED(図
示せず)の変動表示を行うと共に、その変動表示の結
果、当たりが発生した場合には普通電動役物(図示せ
ず)を所定時間開放する当たり処理を実行する。その
後、状態フラグをチェックし(S24)、LCD3にお
いて図柄の変動開始または変動表示中であれば(S2
4:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S25)によっ
て、球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み取っ
た乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの判定
が行われると共に、LCD3において図柄の変動処理を
実行する。一方、状態フラグをチェックした結果、大当
たり中であれば(S24:大当り中)、大入賞口5を開
放するなどの大当たり処理(S26)を実行する。更
に、状態フラグをチェックした結果、図柄の変動中でも
大当たり中でもなければ(S24:その他)、S25及
びS26の処理をスキップして、S27の表示データ作
成処理へ移行する。なお、S22の処理において、エラ
ーが確認された場合には(S22:エラー)、S23〜
S26の各処理をスキップして、S27の表示データ作
成処理へ移行する。
ラーが発生していなければ(S22:正常)、普通図柄
変動処理(S23)によって、7セグメントLED(図
示せず)の変動表示を行うと共に、その変動表示の結
果、当たりが発生した場合には普通電動役物(図示せ
ず)を所定時間開放する当たり処理を実行する。その
後、状態フラグをチェックし(S24)、LCD3にお
いて図柄の変動開始または変動表示中であれば(S2
4:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S25)によっ
て、球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み取っ
た乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの判定
が行われると共に、LCD3において図柄の変動処理を
実行する。一方、状態フラグをチェックした結果、大当
たり中であれば(S24:大当り中)、大入賞口5を開
放するなどの大当たり処理(S26)を実行する。更
に、状態フラグをチェックした結果、図柄の変動中でも
大当たり中でもなければ(S24:その他)、S25及
びS26の処理をスキップして、S27の表示データ作
成処理へ移行する。なお、S22の処理において、エラ
ーが確認された場合には(S22:エラー)、S23〜
S26の各処理をスキップして、S27の表示データ作
成処理へ移行する。
【0060】表示データ作成処理(S27)では、図柄
の変動表示以外にLCD3に表示されるデモデータや、
7セグメントLEDの表示データなどが作成され、ラン
プ・情報処理(S28)では、保留球のランプデータを
はじめ、各種のランプデータが作成される。効果音処理
(S29)では、遊技の状況に応じた効果音データが作
成される。なお、これらの表示データ及び効果音データ
は、前記したポート出力処理(S15)やタイマ割込処
理によって各装置へ出力される。
の変動表示以外にLCD3に表示されるデモデータや、
7セグメントLEDの表示データなどが作成され、ラン
プ・情報処理(S28)では、保留球のランプデータを
はじめ、各種のランプデータが作成される。効果音処理
(S29)では、遊技の状況に応じた効果音データが作
成される。なお、これらの表示データ及び効果音データ
は、前記したポート出力処理(S15)やタイマ割込処
理によって各装置へ出力される。
【0061】効果音処理(S29)の終了後は、次のS
15の処理の実行タイミングが到来するまでの残余時間
の間、S20と同一の処理である図柄カウンタ更新処理
(S30)を繰り返し実行する。S15〜S29の各処
理は定期的に実行する必要があるので、S31の処理に
おいて、前回のS15の処理の実行からの経過時間をチ
ェックする(S31)。チェックの結果、前回のS15
の処理の実行から所定時間経過していれば(S31:Y
es)、処理をS15へ移行し、一方、所定時間経過し
ていなければ(S31:No)、処理をS30へ移行し
て、図柄カウンタ更新処理(S30)の実行を繰り返
す。ここで、S15〜S29の各処理の実行時間は、遊
技の状態に応じて変化するので、次のS15の処理の実
行タイミングが到来するまでの残余時間は、一定の時間
ではない。よって、かかる残余時間を使用して図柄カウ
ンタ更新処理(S30)を繰り返し実行することによ
り、停止図柄をランダムに変更することができる。
15の処理の実行タイミングが到来するまでの残余時間
の間、S20と同一の処理である図柄カウンタ更新処理
(S30)を繰り返し実行する。S15〜S29の各処
理は定期的に実行する必要があるので、S31の処理に
おいて、前回のS15の処理の実行からの経過時間をチ
ェックする(S31)。チェックの結果、前回のS15
の処理の実行から所定時間経過していれば(S31:Y
es)、処理をS15へ移行し、一方、所定時間経過し
ていなければ(S31:No)、処理をS30へ移行し
て、図柄カウンタ更新処理(S30)の実行を繰り返
す。ここで、S15〜S29の各処理の実行時間は、遊
技の状態に応じて変化するので、次のS15の処理の実
行タイミングが到来するまでの残余時間は、一定の時間
ではない。よって、かかる残余時間を使用して図柄カウ
ンタ更新処理(S30)を繰り返し実行することによ
り、停止図柄をランダムに変更することができる。
【0062】図11は、図9におけるメイン処理の特別
図柄変動処理(S25)内で実行されるコマンド設定処
理を示したフローチャートである。このコマンド設定処
理は、LCD3の変動表示を制御する制御用コマンドで
ある変動パターン指定コマンド31と、停止図柄指定コ
マンド32と、図柄停止コマンド33とを、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ送信するために、各コマンド
31〜33を送信バッファ13aへ書き込む(セットす
る)ための処理である。
図柄変動処理(S25)内で実行されるコマンド設定処
理を示したフローチャートである。このコマンド設定処
理は、LCD3の変動表示を制御する制御用コマンドで
ある変動パターン指定コマンド31と、停止図柄指定コ
マンド32と、図柄停止コマンド33とを、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ送信するために、各コマンド
31〜33を送信バッファ13aへ書き込む(セットす
る)ための処理である。
【0063】コマンド設定処理では、まず、変動表示の
状態を状態フラグによってチェックする(S51)。チ
ェックの結果、変動表示の開始であれば(S51:変動
開始)、変動パターン指定コマンド31を送信バッファ
13aへ書き込み(S52)、コマンドカウンタ13b
の値を「1」として(S53)、この処理を終了する。
送信バッファ13aへ書き込まれた変動パターン指定コ
マンド31は、S13の処理で設定されるタイマ割込処
理によって、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信され
る。
状態を状態フラグによってチェックする(S51)。チ
ェックの結果、変動表示の開始であれば(S51:変動
開始)、変動パターン指定コマンド31を送信バッファ
13aへ書き込み(S52)、コマンドカウンタ13b
の値を「1」として(S53)、この処理を終了する。
送信バッファ13aへ書き込まれた変動パターン指定コ
マンド31は、S13の処理で設定されるタイマ割込処
理によって、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信され
る。
【0064】S51の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S51:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下
であるか否かを調べる(S54)。コマンドカウンタ1
3bの値が「9」以下であれば(S54:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S55)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「A0H」が、・・・、コマンド
カウンタ13bの値が「9」であれば「B2H」が、そ
れぞれ送信バッファ13aの上位バイトへ書き込まれ
る。
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S51:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下
であるか否かを調べる(S54)。コマンドカウンタ1
3bの値が「9」以下であれば(S54:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S55)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「A0H」が、・・・、コマンド
カウンタ13bの値が「9」であれば「B2H」が、そ
れぞれ送信バッファ13aの上位バイトへ書き込まれ
る。
【0065】更に、コマンドカウンタ13bの値に対応
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S56)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(3a1)
の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード32b
が、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば図柄
2(3b1)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コ
ード32bが、・・・、コマンドカウンタ13bの値が
「9」であれば図柄9(3c3)の表示領域に停止表示
される図柄の図柄コード32bが、それぞれ図5(b)
に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13aの下位
バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として「3」
の図柄が指定される場合には「10H」の図柄コード3
2bが、「MOUSE」の図柄が指定される場合には
「11H」の図柄コード32bが、・・・、「キャンデ
ィ(5)」の図柄が指定される場合には「21H」の図
柄コード32bが、それぞれ指定される。
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S56)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(3a1)
の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード32b
が、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば図柄
2(3b1)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コ
ード32bが、・・・、コマンドカウンタ13bの値が
「9」であれば図柄9(3c3)の表示領域に停止表示
される図柄の図柄コード32bが、それぞれ図5(b)
に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13aの下位
バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として「3」
の図柄が指定される場合には「10H」の図柄コード3
2bが、「MOUSE」の図柄が指定される場合には
「11H」の図柄コード32bが、・・・、「キャンデ
ィ(5)」の図柄が指定される場合には「21H」の図
柄コード32bが、それぞれ指定される。
【0066】S55およびS56の処理によって、2バ
イトの停止図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S57)、この処理を終了する。な
お、送信バッファ13aへ書き込まれた停止図柄指定コ
マンド32は、変動パターン指定コマンド31の場合と
同様に、S13の処理で設定されるタイマ割込処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
イトの停止図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S57)、この処理を終了する。な
お、送信バッファ13aへ書き込まれた停止図柄指定コ
マンド32は、変動パターン指定コマンド31の場合と
同様に、S13の処理で設定されるタイマ割込処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0067】一方、コマンドカウンタ13bの値が「1
0」以上であれば(S54:No)、9つ全ての表示領
域3a1〜3c3について停止図柄指定コマンド32を
送信したということである。よって、かかる場合には、
S55からS57の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
0」以上であれば(S54:No)、9つ全ての表示領
域3a1〜3c3について停止図柄指定コマンド32を
送信したということである。よって、かかる場合には、
S55からS57の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0068】S51の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、変動表示の終了のタイミングであれば
(S51:変動表示終了)、9つの表示領域3a1〜3
c3の全図柄を一度に停止表示(確定)させる図柄停止
コマンド33(80H,0AH)を送信バッファ13a
へ書き込み(S58)、この処理を終了する。送信バッ
ファ13aへ書き込まれた図柄停止コマンド33は、変
動パターン指定コマンド31の場合と同様に、S13の
処理で設定されるタイマ割込処理により、1バイトずつ
表示用制御基板Dへ送信される。この図柄停止コマンド
33が表示用制御基板Dへ送信されることにより、変動
パターン指定コマンド31によって開始された一連の変
動表示が終了する。
ックした結果、変動表示の終了のタイミングであれば
(S51:変動表示終了)、9つの表示領域3a1〜3
c3の全図柄を一度に停止表示(確定)させる図柄停止
コマンド33(80H,0AH)を送信バッファ13a
へ書き込み(S58)、この処理を終了する。送信バッ
ファ13aへ書き込まれた図柄停止コマンド33は、変
動パターン指定コマンド31の場合と同様に、S13の
処理で設定されるタイマ割込処理により、1バイトずつ
表示用制御基板Dへ送信される。この図柄停止コマンド
33が表示用制御基板Dへ送信されることにより、変動
パターン指定コマンド31によって開始された一連の変
動表示が終了する。
【0069】なお、図柄停止コマンド33による図柄の
停止表示(確定)は、必ずしも、9つすべての図柄を一
度に確定させる必要はなく、例えば、9つの図柄をそれ
ぞれ別々に確定させたり、或いは、スクロールが行われ
る単位、即ち、上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄の
各単位毎に図柄を確定させるようにしても良い。前者の
場合には、図7に示すように「80H,01H」〜「8
0H,09H」の図柄停止コマンド33が使用され、後
者の場合には「80H,0BH」〜「80H,0DH」
の図柄停止コマンド33が使用される。
停止表示(確定)は、必ずしも、9つすべての図柄を一
度に確定させる必要はなく、例えば、9つの図柄をそれ
ぞれ別々に確定させたり、或いは、スクロールが行われ
る単位、即ち、上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄の
各単位毎に図柄を確定させるようにしても良い。前者の
場合には、図7に示すように「80H,01H」〜「8
0H,09H」の図柄停止コマンド33が使用され、後
者の場合には「80H,0BH」〜「80H,0DH」
の図柄停止コマンド33が使用される。
【0070】図12は、表示用制御基板Dの受信割込処
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S61)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S62)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S61)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S62)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
【0071】図13は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行される変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、変動表示の制御が行われる。
の中で実行される変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、変動表示の制御が行われる。
【0072】まず、コマンド受信フラグ23bがオンさ
れているか否かを確認する(S71)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S71:Yes)、何
らかの制御用コマンドを受信しているので、そのコマン
ド受信フラグ23bをオフした後に(S72)、受信バ
ッファ23aの上位バイトに記憶されているデータによ
り制御用コマンドの種類を確認する(S73)。
れているか否かを確認する(S71)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S71:Yes)、何
らかの制御用コマンドを受信しているので、そのコマン
ド受信フラグ23bをオフした後に(S72)、受信バ
ッファ23aの上位バイトに記憶されているデータによ
り制御用コマンドの種類を確認する(S73)。
【0073】受信バッファ23aに記憶される制御用コ
マンドの上位バイトが「C0H」または「C1H」であ
れば、その制御用コマンドは変動パターン指定コマンド
31である。よって、かかる場合には(S73:変動パ
ターン指定コマンド)、全ての停止図柄1〜9メモリ2
3c〜23kの内容を0クリアした後(S74)変動パ
ターン指定コマンド31で指定された変動表示をLCD
3上で開始する(S75)。
マンドの上位バイトが「C0H」または「C1H」であ
れば、その制御用コマンドは変動パターン指定コマンド
31である。よって、かかる場合には(S73:変動パ
ターン指定コマンド)、全ての停止図柄1〜9メモリ2
3c〜23kの内容を0クリアした後(S74)変動パ
ターン指定コマンド31で指定された変動表示をLCD
3上で開始する(S75)。
【0074】S73の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0H〜B2
H」のいずれかであれば、その制御用コマンドは停止図
柄指定コマンド32である。よって、かかる場合には
(S73:停止図柄指定コマンド)、その停止図柄指定
コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄コード
32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜23k
へ書き込む(S76)。図5(a)(b)に示すよう
に、例えば、受信バッファ23aに記憶される停止図柄
指定コマンド32が「90H,14H」であれば、「9
0H」に対応する停止図柄1メモリ23cに、「14H
(7の図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。ま
た、受信バッファ23aに記憶される停止図柄指定コマ
ンド32が「B2H,21H」であれば、「B2H」に
対応する停止図柄9メモリ23kに、「21H(キャン
ディの図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0H〜B2
H」のいずれかであれば、その制御用コマンドは停止図
柄指定コマンド32である。よって、かかる場合には
(S73:停止図柄指定コマンド)、その停止図柄指定
コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄コード
32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜23k
へ書き込む(S76)。図5(a)(b)に示すよう
に、例えば、受信バッファ23aに記憶される停止図柄
指定コマンド32が「90H,14H」であれば、「9
0H」に対応する停止図柄1メモリ23cに、「14H
(7の図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。ま
た、受信バッファ23aに記憶される停止図柄指定コマ
ンド32が「B2H,21H」であれば、「B2H」に
対応する停止図柄9メモリ23kに、「21H(キャン
ディの図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
【0075】その後は、LCD3上で高速に変動されて
いる変動中の図柄を、変動パターン指定コマンド31に
より指定された変動パターンとその変動パターンの進行
状況とを考慮して、停止図柄1〜9メモリ23c〜23
kに記憶される図柄コード32bの図柄で変動表示が終
了するように、変動中の図柄の差し替えを行う(S7
7)。例えば、停止図柄1メモリ23cに「14H」が
記憶されている場合には、図柄1の表示領域3a1の変
動表示が「14H」の図柄コード32bである「7」の
図柄で終了するように、図柄の差し替えが行われる。ま
た、停止図柄9メモリ23kに「21H」が記憶されて
いる場合には、図柄9の表示領域3c3の変動表示が
「21H」の図柄コード32bである「キャンディ
(5)」の図柄で終了するように、図柄の差し替えが行
われる。
いる変動中の図柄を、変動パターン指定コマンド31に
より指定された変動パターンとその変動パターンの進行
状況とを考慮して、停止図柄1〜9メモリ23c〜23
kに記憶される図柄コード32bの図柄で変動表示が終
了するように、変動中の図柄の差し替えを行う(S7
7)。例えば、停止図柄1メモリ23cに「14H」が
記憶されている場合には、図柄1の表示領域3a1の変
動表示が「14H」の図柄コード32bである「7」の
図柄で終了するように、図柄の差し替えが行われる。ま
た、停止図柄9メモリ23kに「21H」が記憶されて
いる場合には、図柄9の表示領域3c3の変動表示が
「21H」の図柄コード32bである「キャンディ
(5)」の図柄で終了するように、図柄の差し替えが行
われる。
【0076】S73の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S73:図柄停
止コマンド)、その図柄停止コマンド33で指定された
図柄番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定
し(S78)、その表示領域3a1〜3c3へ該当する
図柄を停止表示する。
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S73:図柄停
止コマンド)、その図柄停止コマンド33で指定された
図柄番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定
し(S78)、その表示領域3a1〜3c3へ該当する
図柄を停止表示する。
【0077】例えば、「80H,0AH」の図柄停止コ
マンド33が受信バッファ23aに記憶されていれば、
9つすべての表示領域3a1〜3c3の図柄を一度に確
定し、停止表示する。また、「80H,0CH」の図柄
停止コマンド33が受信バッファ23aに記憶されてい
れば、中段の表示領域3bに表示される3つの図柄2,
5,8を一度に確定し、停止表示する。
マンド33が受信バッファ23aに記憶されていれば、
9つすべての表示領域3a1〜3c3の図柄を一度に確
定し、停止表示する。また、「80H,0CH」の図柄
停止コマンド33が受信バッファ23aに記憶されてい
れば、中段の表示領域3bに表示される3つの図柄2,
5,8を一度に確定し、停止表示する。
【0078】なお、変動表示の終了タイミングの到来前
であっても、図柄停止コマンド33を受信した場合に
は、その図柄停止コマンド33により指示された表示領
域3a1〜3c3の変動表示を即座に停止(確定)す
る。よって、図柄停止コマンド33を受信するタイミン
グで、変動表示を実際に終了させることができる。
であっても、図柄停止コマンド33を受信した場合に
は、その図柄停止コマンド33により指示された表示領
域3a1〜3c3の変動表示を即座に停止(確定)す
る。よって、図柄停止コマンド33を受信するタイミン
グで、変動表示を実際に終了させることができる。
【0079】S71の処理においてコマンド受信フラグ
23bがオフされている場合や(S71:No)、S7
5,S77,S78の各処理の実行後は、変動表示の状
況に応じて各処理を実行し(S79)、この変動表示処
理を終了する。尚、S79の各処理には図19に示す図
柄表示制御処理が含まれているが、詳しくは後述する。
23bがオフされている場合や(S71:No)、S7
5,S77,S78の各処理の実行後は、変動表示の状
況に応じて各処理を実行し(S79)、この変動表示処
理を終了する。尚、S79の各処理には図19に示す図
柄表示制御処理が含まれているが、詳しくは後述する。
【0080】次に、図14及び図15のタイミングチャ
ートを参照して、上述の説明に基づく変動表示のタイミ
ングについて説明する。まず、図14を参照して、9つ
全ての図柄を一度に停止表示(確定)させる場合のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動パターン指定コマンド31が送信される
と、図柄1(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄
について、先の変動開始処理(S75)で決定されたパ
ターンの変動表示が開始される。この変動パターン指定
コマンド31に続いて、高速変動の最中に、停止図柄指
定コマンド32が9つの表示領域3a1〜3c3に対し
て順に送信される。停止図柄指定コマンド32が表示用
制御基板Dによって受信されると、その停止図柄指定コ
マンド32により指定される停止図柄に合わせて、高速
変動中に図柄の差し替えが行われる。
ートを参照して、上述の説明に基づく変動表示のタイミ
ングについて説明する。まず、図14を参照して、9つ
全ての図柄を一度に停止表示(確定)させる場合のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動パターン指定コマンド31が送信される
と、図柄1(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄
について、先の変動開始処理(S75)で決定されたパ
ターンの変動表示が開始される。この変動パターン指定
コマンド31に続いて、高速変動の最中に、停止図柄指
定コマンド32が9つの表示領域3a1〜3c3に対し
て順に送信される。停止図柄指定コマンド32が表示用
制御基板Dによって受信されると、その停止図柄指定コ
マンド32により指定される停止図柄に合わせて、高速
変動中に図柄の差し替えが行われる。
【0081】その後、変動パターン指定コマンド31で
指定された変動パターンで、表示用制御基板Dによって
変動表示が継続され、変動表示の終了タイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、9つの全図柄を一
度に停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33(8
0H,0AH(図7参照))が送信される。この図柄停
止コマンド33が表示用制御基板Dにより受信される
と、変動パターン指定コマンド31によって開始された
一連の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定
時間の経過により、各表示領域3a1〜3c3に停止表
示されている停止図柄指定コマンド32で指定した停止
図柄の表示が別の表示に切り替えられる。
指定された変動パターンで、表示用制御基板Dによって
変動表示が継続され、変動表示の終了タイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、9つの全図柄を一
度に停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33(8
0H,0AH(図7参照))が送信される。この図柄停
止コマンド33が表示用制御基板Dにより受信される
と、変動パターン指定コマンド31によって開始された
一連の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定
時間の経過により、各表示領域3a1〜3c3に停止表
示されている停止図柄指定コマンド32で指定した停止
図柄の表示が別の表示に切り替えられる。
【0082】なお、変動表示の終了タイミングが到来す
る前に、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド33を受
信した場合には、変動パターン指定コマンド31で指定
された変動表示の終了タイミングが到来していなくて
も、停止図柄指定コマンド32により指定された停止図
柄を、指定された表示領域3a1〜3c3へ、即座に、
停止表示する。かかる制御により、図柄停止コマンド3
3の送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終
了させることができるのである。
る前に、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド33を受
信した場合には、変動パターン指定コマンド31で指定
された変動表示の終了タイミングが到来していなくて
も、停止図柄指定コマンド32により指定された停止図
柄を、指定された表示領域3a1〜3c3へ、即座に、
停止表示する。かかる制御により、図柄停止コマンド3
3の送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終
了させることができるのである。
【0083】次に、図15のタイミングチャートを参照
して、上段、下段、中段の順に、9つの図柄を3図柄ず
つ停止表示(確定)させる場合のタイミングについて説
明する。停止図柄指定コマンド32の送信までは、図1
4のタイミングと同様に行われ、高速変動中に図柄の差
し替えが行われる。
して、上段、下段、中段の順に、9つの図柄を3図柄ず
つ停止表示(確定)させる場合のタイミングについて説
明する。停止図柄指定コマンド32の送信までは、図1
4のタイミングと同様に行われ、高速変動中に図柄の差
し替えが行われる。
【0084】変動表示終了のタイミングで、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示領域3a
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信される(80H,0BH(図7参
照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基板D
により受信されると、上段の図柄1,4,7が停止表示
(確定)する(図3参照)。次に、下段の表示領域3c
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信され(80H,0DH(図7参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)する
(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示される
図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33が
送信され(80H,0CH(図7参照))、中段の図柄
2,5,8が確定する(図3参照)。以上3つの図柄停
止コマンド33により、変動パターン指定コマンド31
によって開始された一連の変動表示が終了する。
Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示領域3a
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信される(80H,0BH(図7参
照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基板D
により受信されると、上段の図柄1,4,7が停止表示
(確定)する(図3参照)。次に、下段の表示領域3c
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信され(80H,0DH(図7参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)する
(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示される
図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33が
送信され(80H,0CH(図7参照))、中段の図柄
2,5,8が確定する(図3参照)。以上3つの図柄停
止コマンド33により、変動パターン指定コマンド31
によって開始された一連の変動表示が終了する。
【0085】このように図柄のスクロール方向に合わせ
て、上段、下段、中段の順に図柄を停止表示(確定)さ
せることにより、制御によって表示上に表される仮想図
柄リール41〜43を、実際の図柄リールのように表現
することができる。なお、図柄のスクロール方向が縦方
向の場合には、図柄の停止表示(確定)は、例えば、
左、右、中の順に行われる。
て、上段、下段、中段の順に図柄を停止表示(確定)さ
せることにより、制御によって表示上に表される仮想図
柄リール41〜43を、実際の図柄リールのように表現
することができる。なお、図柄のスクロール方向が縦方
向の場合には、図柄の停止表示(確定)は、例えば、
左、右、中の順に行われる。
【0086】次に、図16から図19を参照して、図1
3の各処理(S79)の中で実行される図柄表示制御処
理のうち、代表的なパターンについて説明する。図16
は、図柄表示制御処理の第1パターンを示した図であ
り、LCD3の表示画面において、スクロール(第1変
動)停止直後の図柄が再変動(第2変動)していく様子
が図示されている。上記したように、LCD3の表示画
面は9つの表示領域3a1,・・・,3c3に分割され
ており、各表示領域には1図柄ずつ合計9つの図柄が表
示されている。本実施例の図柄の変動表示では、隣り合
う3の表示領域を直線上に繋ぐラインを当たりラインと
しており、縦、横及び斜めの合計8ラインが当たりライ
ンとなっている。
3の各処理(S79)の中で実行される図柄表示制御処
理のうち、代表的なパターンについて説明する。図16
は、図柄表示制御処理の第1パターンを示した図であ
り、LCD3の表示画面において、スクロール(第1変
動)停止直後の図柄が再変動(第2変動)していく様子
が図示されている。上記したように、LCD3の表示画
面は9つの表示領域3a1,・・・,3c3に分割され
ており、各表示領域には1図柄ずつ合計9つの図柄が表
示されている。本実施例の図柄の変動表示では、隣り合
う3の表示領域を直線上に繋ぐラインを当たりラインと
しており、縦、横及び斜めの合計8ラインが当たりライ
ンとなっている。
【0087】尚、以下本実施例において、第1変動は、
表示領域3a1,3a2,3a3の上段の仮想図柄リー
ル41のグループと、表示領域3b1,3b2,3b3
の中段の仮想図柄リール42のグループと、表示領域3
c1,3c2,3c3の下段の仮想図柄リール43のグ
ループとにまとめられてスクロールが行われるものであ
る。また、第2変動は、表示領域3a1,3b1,3c
1の左端の表示領域44のグループと、表示領域3a
2,3b2,3c2の中央の表示領域45のグループ
と、表示領域3a3,3b3,3c3の右端の表示領域
46のグループとにまとめられてスクロールが行われる
ものである。また、第1変動と第2変動とは、いずれも
1回の変動表示の中で行われるものである。
表示領域3a1,3a2,3a3の上段の仮想図柄リー
ル41のグループと、表示領域3b1,3b2,3b3
の中段の仮想図柄リール42のグループと、表示領域3
c1,3c2,3c3の下段の仮想図柄リール43のグ
ループとにまとめられてスクロールが行われるものであ
る。また、第2変動は、表示領域3a1,3b1,3c
1の左端の表示領域44のグループと、表示領域3a
2,3b2,3c2の中央の表示領域45のグループ
と、表示領域3a3,3b3,3c3の右端の表示領域
46のグループとにまとめられてスクロールが行われる
ものである。また、第1変動と第2変動とは、いずれも
1回の変動表示の中で行われるものである。
【0088】更に、上記した大当たりラインは、第1変
動から第2変動へスクロールの移動方向が変化すると、
その大当たりラインも変更され、その大当たりラインの
選択は任意である。例えば、スクロールの移動方向が横
方向のスクロール表示(第1変動)から、縦方向のスク
ロール表示(第2変動)に変更された場合に、横方向の
スクロール表示の場合は縦及び斜めの合計5ラインが大
当たりラインとして選択され、縦方向のスクロール表示
の場合は横及び斜めの合計5ラインが大当たりラインと
して選択される。
動から第2変動へスクロールの移動方向が変化すると、
その大当たりラインも変更され、その大当たりラインの
選択は任意である。例えば、スクロールの移動方向が横
方向のスクロール表示(第1変動)から、縦方向のスク
ロール表示(第2変動)に変更された場合に、横方向の
スクロール表示の場合は縦及び斜めの合計5ラインが大
当たりラインとして選択され、縦方向のスクロール表示
の場合は横及び斜めの合計5ラインが大当たりラインと
して選択される。
【0089】図16(a)は、中段の仮想図柄リール4
2のスクロールが停止する直前(第1変動停止前)の画
面を示した図である。9つの各表示領域において、表示
領域3a1には「CAKE」、表示領域3a2には「キ
ャンディ(4)」、表示領域3a3には「女の子」、表
示領域3c1には「MOUSE」、表示領域3c2には
「宝石(1)」、表示領域3c3には「5」の図柄が停
止して表示されている。中段の表示領域3b1,3b
2,3b3にはまだ図柄が停止していないが、第1変動
が停止する直前なので、スクロールの動きが遅くなって
おり、十分視覚可能な状態になっている。よって、遊技
者側から見た場合、表示領域3b1には「宝石
(3)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
b3には「キャンディ(4)」が停止することが予測で
きる。
2のスクロールが停止する直前(第1変動停止前)の画
面を示した図である。9つの各表示領域において、表示
領域3a1には「CAKE」、表示領域3a2には「キ
ャンディ(4)」、表示領域3a3には「女の子」、表
示領域3c1には「MOUSE」、表示領域3c2には
「宝石(1)」、表示領域3c3には「5」の図柄が停
止して表示されている。中段の表示領域3b1,3b
2,3b3にはまだ図柄が停止していないが、第1変動
が停止する直前なので、スクロールの動きが遅くなって
おり、十分視覚可能な状態になっている。よって、遊技
者側から見た場合、表示領域3b1には「宝石
(3)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
b3には「キャンディ(4)」が停止することが予測で
きる。
【0090】図16(b)は、スクロール(第1変動)
が停止して再変動する直前(第2変動開始前)の画面を
示した図である。9つの各表示領域において、表示領域
3a1には「CAKE」、表示領域3a2には「キャン
ディ(4)」、表示領域3a3には「女の子」、表示領
域3c1には「MOUSE」、表示領域3c2には「宝
石(1)」、表示領域3c3には「5」がそれぞれ表示
され、さらに、表示領域3b1には「宝石(3)」、表
示領域3b2には「女の子」、表示領域3b3には「キ
ャンディ(4)」の図16(a)で予測された図柄がそ
れぞれ表示されている。
が停止して再変動する直前(第2変動開始前)の画面を
示した図である。9つの各表示領域において、表示領域
3a1には「CAKE」、表示領域3a2には「キャン
ディ(4)」、表示領域3a3には「女の子」、表示領
域3c1には「MOUSE」、表示領域3c2には「宝
石(1)」、表示領域3c3には「5」がそれぞれ表示
され、さらに、表示領域3b1には「宝石(3)」、表
示領域3b2には「女の子」、表示領域3b3には「キ
ャンディ(4)」の図16(a)で予測された図柄がそ
れぞれ表示されている。
【0091】図16(c)は、第2変動が開始された直
後の画面を示した図である。上記したグループ(仮想図
柄リール41,42,43)が一旦解除され、新たに左
端の3つの表示領域3a1,3b1,3c1(表示領域
44)がグループ化されてスクロールを開始した直後の
画面が表示されている。9つの各表示領域においては、
図16(b)に示した状態に引き続いて、表示領域3a
2には「キャンディ(4)」、表示領域3a3には「女
の子」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3b
3には「キャンディ(4)」、表示領域3c2には「宝
石(1)」、表示領域3c3には「5」の図柄がそれぞ
れ表示されている。左端の表示領域44のグループはス
クロールが開始された直後であり、移動方向は画面下向
きになっている。
後の画面を示した図である。上記したグループ(仮想図
柄リール41,42,43)が一旦解除され、新たに左
端の3つの表示領域3a1,3b1,3c1(表示領域
44)がグループ化されてスクロールを開始した直後の
画面が表示されている。9つの各表示領域においては、
図16(b)に示した状態に引き続いて、表示領域3a
2には「キャンディ(4)」、表示領域3a3には「女
の子」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3b
3には「キャンディ(4)」、表示領域3c2には「宝
石(1)」、表示領域3c3には「5」の図柄がそれぞ
れ表示されている。左端の表示領域44のグループはス
クロールが開始された直後であり、移動方向は画面下向
きになっている。
【0092】ここで、移動方向が変更される前にLCD
3の表示画面の左上の表示領域3a1には「CAKE」
が表示されていたので、左端の表示領域44のグループ
のスクロールが下方向に変わったとき、この「CAK
E」が基準となって下段の仮想図柄リール43に表示さ
れる図柄の順番でスクロールされる。よって、「CAK
E」の次に表示される図柄は「宝石(4)」,「3」,
「キャンディ(1)」,・・・という具合に各図柄が下
段の仮想図柄リール43の配列順に順次スクロール表示
される。図16(c)においては、かかる第2変動が開
始されると、表示領域3a3に表示されている「女の
子」と、表示領域3b2に表示されている「女の子」と
を繋ぐライン50によりリーチ(1のライン上における
2の同一の図柄の現出)が発生している状態である。
3の表示画面の左上の表示領域3a1には「CAKE」
が表示されていたので、左端の表示領域44のグループ
のスクロールが下方向に変わったとき、この「CAK
E」が基準となって下段の仮想図柄リール43に表示さ
れる図柄の順番でスクロールされる。よって、「CAK
E」の次に表示される図柄は「宝石(4)」,「3」,
「キャンディ(1)」,・・・という具合に各図柄が下
段の仮想図柄リール43の配列順に順次スクロール表示
される。図16(c)においては、かかる第2変動が開
始されると、表示領域3a3に表示されている「女の
子」と、表示領域3b2に表示されている「女の子」と
を繋ぐライン50によりリーチ(1のライン上における
2の同一の図柄の現出)が発生している状態である。
【0093】尚、スクロールの移動方向が横方向のスク
ロールから縦方向のスクロールに変更される場合に、変
更されたスクロールの仮想図柄リール41,42,43
は任意に選択される。具体的に、図16(c)では、左
端の表示領域44のグループがLCD3の下方向に変わ
ったとき、下段の仮想図柄リール43の配列順に順次ス
クロール表示していた。この演出方法の他に、例えば、
スクロールの移動方向がLCD3の横方向から下方向に
変わったときは、その変わったスクロールに表示される
図柄の配列パターンに上段の仮想図柄リール41又は中
段の仮想図柄リール42を任意に選択して、図柄を順次
スクロール表示することができるよう構成しても良い。
ロールから縦方向のスクロールに変更される場合に、変
更されたスクロールの仮想図柄リール41,42,43
は任意に選択される。具体的に、図16(c)では、左
端の表示領域44のグループがLCD3の下方向に変わ
ったとき、下段の仮想図柄リール43の配列順に順次ス
クロール表示していた。この演出方法の他に、例えば、
スクロールの移動方向がLCD3の横方向から下方向に
変わったときは、その変わったスクロールに表示される
図柄の配列パターンに上段の仮想図柄リール41又は中
段の仮想図柄リール42を任意に選択して、図柄を順次
スクロール表示することができるよう構成しても良い。
【0094】図16(d)は、第2変動が停止された直
後の画面を示した図である。図16(c)の状態から左
端の表示領域44のグループのスクロールが停止して、
表示領域3a1には「CAKE」、表示領域3b1には
「キャンディ(4)」、表示領域3c1に「女の子」が
停止表示されている。ここで、表示領域3a3,3b
2,3c1を繋ぐライン50上において、それぞれに
「女の子」が表示されており、同一の図柄が1のライン
50上にあることから大当たり状態となる。
後の画面を示した図である。図16(c)の状態から左
端の表示領域44のグループのスクロールが停止して、
表示領域3a1には「CAKE」、表示領域3b1には
「キャンディ(4)」、表示領域3c1に「女の子」が
停止表示されている。ここで、表示領域3a3,3b
2,3c1を繋ぐライン50上において、それぞれに
「女の子」が表示されており、同一の図柄が1のライン
50上にあることから大当たり状態となる。
【0095】このように、第2変動が開始される前に、
その開始される表示領域に表示されていた図柄を基準と
して、第2変動により次に表示される図柄が、今まで横
方向に行われていた仮想図柄リールの配列順に順次スク
ロール表示させる。このため、大当たりライン上に同一
の図柄が2つあるにも拘わらず大当たりを期待できない
表示状態から、スクロールのグループを再グループ化し
て同一の図柄以外の図柄をスクロールさせることによ
り、大当たりを期待できるリーチ状態(表示状態)へと
遷移させることができる。しかも、かかる場合には、図
柄が所定の順番で順次表示されるので、遊技者は次に現
れる図柄を予測することができ、遊技者の心理的な高揚
感を引き出すことができる。よって、遊技者の遊技に対
する興趣を一層高めることができる。尚、LCD3に同
一の図柄が3つ以上表示されている場合は、その内の2
つの図柄を基準にして第2変動を行う。
その開始される表示領域に表示されていた図柄を基準と
して、第2変動により次に表示される図柄が、今まで横
方向に行われていた仮想図柄リールの配列順に順次スク
ロール表示させる。このため、大当たりライン上に同一
の図柄が2つあるにも拘わらず大当たりを期待できない
表示状態から、スクロールのグループを再グループ化し
て同一の図柄以外の図柄をスクロールさせることによ
り、大当たりを期待できるリーチ状態(表示状態)へと
遷移させることができる。しかも、かかる場合には、図
柄が所定の順番で順次表示されるので、遊技者は次に現
れる図柄を予測することができ、遊技者の心理的な高揚
感を引き出すことができる。よって、遊技者の遊技に対
する興趣を一層高めることができる。尚、LCD3に同
一の図柄が3つ以上表示されている場合は、その内の2
つの図柄を基準にして第2変動を行う。
【0096】図17は、図16と同様に、LCD3に表
示される図柄表示制御処理の第2パターンを示した図で
あり、LCD3の表示画面において、スクロール(第1
変動)停止直後の図柄が再変動(第2変動)していく様
子が図示されている。図17(a)は、中段の仮想図柄
リール42のスクロールが停止する直前(第1変動停止
前)の画面を示した図である。9つの各表示領域におい
て、表示領域3a1には「CAKE」、表示領域3a2
には「キャンディ(4)」、表示領域3a3には「女の
子」、表示領域3c1には「7」、表示領域3c2には
「キャンディ(3)」、表示領域3c3には「FRUI
T」の図柄が停止してそれぞれ表示されている。中段の
表示領域3b1,3b2,3b3にはまだ図柄が停止し
ていないが、第1変動が停止する直前なので、スクロー
ルの動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態になっ
ている。よって、遊技者側から見た場合、表示領域3b
1には「宝石(1)」、表示領域3b2には「5」、表
示領域3b3には「キャンディ(2)」が停止すること
が予測できる。
示される図柄表示制御処理の第2パターンを示した図で
あり、LCD3の表示画面において、スクロール(第1
変動)停止直後の図柄が再変動(第2変動)していく様
子が図示されている。図17(a)は、中段の仮想図柄
リール42のスクロールが停止する直前(第1変動停止
前)の画面を示した図である。9つの各表示領域におい
て、表示領域3a1には「CAKE」、表示領域3a2
には「キャンディ(4)」、表示領域3a3には「女の
子」、表示領域3c1には「7」、表示領域3c2には
「キャンディ(3)」、表示領域3c3には「FRUI
T」の図柄が停止してそれぞれ表示されている。中段の
表示領域3b1,3b2,3b3にはまだ図柄が停止し
ていないが、第1変動が停止する直前なので、スクロー
ルの動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態になっ
ている。よって、遊技者側から見た場合、表示領域3b
1には「宝石(1)」、表示領域3b2には「5」、表
示領域3b3には「キャンディ(2)」が停止すること
が予測できる。
【0097】図17(b)は、第1変動が停止して第2
変動がスクロールした直後の画面を示した図である。上
記したグループ(仮想図柄リール41,42,43)が
一旦解除され、新たに左端の3つの表示領域3a1,3
b1,3c1(表示領域44)のグループと、中央の表
示領域3a2,3b2,3c2(表示領域45)のグル
ープとがグループ化されてスクロールを開始した直後の
画面が表示されている。9つの各表示領域においては、
図17(a)に示した状態に引き続いて、表示領域3a
3には「女の子」、表示領域3b3には「キャンディ
(2)」、表示領域3c3には「FRUIT」の図柄が
表示されている。左端の表示領域44のグループと、中
央の表示領域45のグループとはスクロールが開始され
た直後であり、移動方向は、左端の表示領域44のグル
ープが画面上向き、中央の表示領域45のグループが画
面下向きになっている。
変動がスクロールした直後の画面を示した図である。上
記したグループ(仮想図柄リール41,42,43)が
一旦解除され、新たに左端の3つの表示領域3a1,3
b1,3c1(表示領域44)のグループと、中央の表
示領域3a2,3b2,3c2(表示領域45)のグル
ープとがグループ化されてスクロールを開始した直後の
画面が表示されている。9つの各表示領域においては、
図17(a)に示した状態に引き続いて、表示領域3a
3には「女の子」、表示領域3b3には「キャンディ
(2)」、表示領域3c3には「FRUIT」の図柄が
表示されている。左端の表示領域44のグループと、中
央の表示領域45のグループとはスクロールが開始され
た直後であり、移動方向は、左端の表示領域44のグル
ープが画面上向き、中央の表示領域45のグループが画
面下向きになっている。
【0098】ここで、左端の表示領域44のグループに
おいて、移動方向が変更される前にLCD3の表示画面
の左下の表示領域3c1には「7」が表示されていたの
で、左端の表示領域44のグループのスクロールが上向
きに変わったとき、この「7」が基準となって下段の仮
想図柄リール43に表示される図柄の順番でスクロール
される。よって、「7」の次に表示される図柄は「キャ
ンディ(3)」,「FRUIT」,「宝石(3)」,・
・・という具合に各図柄が配列順に順次スクロール表示
される。同様に、中央の表示領域45のグループにおい
て、移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の中
上の表示領域3a2には「キャンディ(2)」が表示さ
れていたので、中央の表示領域45のグループのスクロ
ールが下向きに変わったとき、この「キャンディ
(2)」が基準となって下段の仮想図柄リール43に表
示される図柄の順番でスクロールされる。よって、「キ
ャンディ(2)」の次に表示される図柄は「CAT
(1)」,「宝石(2)」,「7」,・・・という具合
に各図柄が、下段の仮想図柄リール43の横方向のスク
ロールと同じ配列順に順次スクロール表示される。
おいて、移動方向が変更される前にLCD3の表示画面
の左下の表示領域3c1には「7」が表示されていたの
で、左端の表示領域44のグループのスクロールが上向
きに変わったとき、この「7」が基準となって下段の仮
想図柄リール43に表示される図柄の順番でスクロール
される。よって、「7」の次に表示される図柄は「キャ
ンディ(3)」,「FRUIT」,「宝石(3)」,・
・・という具合に各図柄が配列順に順次スクロール表示
される。同様に、中央の表示領域45のグループにおい
て、移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の中
上の表示領域3a2には「キャンディ(2)」が表示さ
れていたので、中央の表示領域45のグループのスクロ
ールが下向きに変わったとき、この「キャンディ
(2)」が基準となって下段の仮想図柄リール43に表
示される図柄の順番でスクロールされる。よって、「キ
ャンディ(2)」の次に表示される図柄は「CAT
(1)」,「宝石(2)」,「7」,・・・という具合
に各図柄が、下段の仮想図柄リール43の横方向のスク
ロールと同じ配列順に順次スクロール表示される。
【0099】図17(c)は、左端の表示領域44のグ
ループのスクロールが停止して、中央の表示領域45の
グループのスクロールが継続されている画面を示した図
である。図17(b)に示した状態に引き続いて、表示
領域3a1には「FRUIT」、表示領域3b1には
「宝石(3)」、表示領域3c1には「女の子」が表示
されている。ここで、表示領域3a3と表示領域3c1
とを繋ぐライン51において「女の子」の図柄が表示さ
れ、また、表示領域3a1と表示領域3c3とを繋ぐラ
イン52において「FRUIT」の図柄が表示されてお
り、ダブルリーチが発生している状態である。
ループのスクロールが停止して、中央の表示領域45の
グループのスクロールが継続されている画面を示した図
である。図17(b)に示した状態に引き続いて、表示
領域3a1には「FRUIT」、表示領域3b1には
「宝石(3)」、表示領域3c1には「女の子」が表示
されている。ここで、表示領域3a3と表示領域3c1
とを繋ぐライン51において「女の子」の図柄が表示さ
れ、また、表示領域3a1と表示領域3c3とを繋ぐラ
イン52において「FRUIT」の図柄が表示されてお
り、ダブルリーチが発生している状態である。
【0100】図17(d)は、第2変動が停止する直前
の画面を示した図である。図17(c)の状態から中央
の表示領域45のグループのスクロールが停止してはい
ないが、第2変動が停止する直前なので、スクロールの
動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態である。遊
技者側から見た場合、表示領域3a2には「キャンディ
(4)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
c2には「宝石(3)」が停止することが予測できる。
の画面を示した図である。図17(c)の状態から中央
の表示領域45のグループのスクロールが停止してはい
ないが、第2変動が停止する直前なので、スクロールの
動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態である。遊
技者側から見た場合、表示領域3a2には「キャンディ
(4)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
c2には「宝石(3)」が停止することが予測できる。
【0101】このように、第2変動が開始される前に、
その開始される表示領域に表示されていた図柄を基準と
して、第2変動により次に表示される図柄が、今まで横
方向に行われていた仮想図柄リールの配列順に順次スク
ロール表示される。このため、大当たりライン上に同一
の図柄が存在せず大当たりを期待できない表示状態か
ら、スクロールのグループを再グループ化して大当たり
ライン上に同一の図柄を表示させ、且つ、スクロールの
移動方向を変化させることにより、2ラインのリーチ状
態へと遷移させて、遊技者の心理的な高揚感を引き出す
ことができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を一
層高めることができる。
その開始される表示領域に表示されていた図柄を基準と
して、第2変動により次に表示される図柄が、今まで横
方向に行われていた仮想図柄リールの配列順に順次スク
ロール表示される。このため、大当たりライン上に同一
の図柄が存在せず大当たりを期待できない表示状態か
ら、スクロールのグループを再グループ化して大当たり
ライン上に同一の図柄を表示させ、且つ、スクロールの
移動方向を変化させることにより、2ラインのリーチ状
態へと遷移させて、遊技者の心理的な高揚感を引き出す
ことができる。よって、遊技者の遊技に対する興趣を一
層高めることができる。
【0102】図18は、図16及び17と同様に、LC
D3に表示される図柄表示制御処理の第3パターンを示
した図であり、LCD3の表示画面において、スクロー
ル(第1変動)と再変動(第2変動)とを組み合わせた
変動が示されている。図18(a)は、中段の仮想図柄
リール42のスクロールが変動中(第1変動中)の画面
を示した図である。9つの各表示領域において、表示領
域3a1には「女の子」、表示領域3a2には「宝石
(3)」、表示領域3a3には「FRUIT」、表示領
域3c1には「女の子」、表示領域3c2には「キャン
ディ(4)」、表示領域3c3には「CAKE」の図柄
が停止して表示されている。中段の仮想図柄リール42
は高速変動中であり、表示領域3b1,3b2,3b3
に停止する図柄が予測できない状態である。この第1変
動中において、表示領域3a1と表示領域3c1とを繋
ぐ大当たりライン53上で「女の子」の図柄が並んでお
り、いわゆるリーチ状態になっている。
D3に表示される図柄表示制御処理の第3パターンを示
した図であり、LCD3の表示画面において、スクロー
ル(第1変動)と再変動(第2変動)とを組み合わせた
変動が示されている。図18(a)は、中段の仮想図柄
リール42のスクロールが変動中(第1変動中)の画面
を示した図である。9つの各表示領域において、表示領
域3a1には「女の子」、表示領域3a2には「宝石
(3)」、表示領域3a3には「FRUIT」、表示領
域3c1には「女の子」、表示領域3c2には「キャン
ディ(4)」、表示領域3c3には「CAKE」の図柄
が停止して表示されている。中段の仮想図柄リール42
は高速変動中であり、表示領域3b1,3b2,3b3
に停止する図柄が予測できない状態である。この第1変
動中において、表示領域3a1と表示領域3c1とを繋
ぐ大当たりライン53上で「女の子」の図柄が並んでお
り、いわゆるリーチ状態になっている。
【0103】図18(b)は、第1変動が停止する前に
第2変動によって図柄が変更されている画面を示した図
である。上記したグループ(仮想図柄リール41,4
3)が解除され、新たに右端の表示領域3a3,3b
3,3c3(表示領域46)のグループが再グループ化
されてスクロールを開始した直後の画面が表示されてい
る。9つの各表示領域においては、図18(a)に示し
た状態に引き続いて、表示領域3a1には「女の子」、
表示領域3a2には「宝石(3)」、表示領域3c1に
は「女の子」、表示領域3c2には「キャンディ
(4)」がそれぞれ表示されている。中段の仮想図柄リ
ール42は変動を継続したままで、右端の表示領域46
のグループのスクロールが画面下向きに開始されてい
る。ここで、右端の表示領域46のグループにおいて、
移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の表示領
域3a3には「FRUIT」が表示されていたので、右
端の表示領域46のグループのスクロールが下向きに変
わったとき、この「FRUIT」が基準となって下段の
仮想図柄リール43に表示される図柄が順番にスクロー
ルされる。よって、「FRUIT」の次に表示される図
柄は「宝石(3)」,「女の子」,「キャンディ
(4)」,・・・という具合に各図柄が下段の仮想図柄
リール43の配列順に順次スクロール表示される。尚、
表示領域3b3において中段の仮想図柄リール42と右
端の表示領域46のグループとのスクロールが重複して
いるが、ここでは第1変動の仮想図柄リール42のスク
ロールを優先するものとし、右端の表示領域46のグル
ープのスクロールは、表示上、仮想図柄リール42のス
クロールの下側を通過しているように表示する。
第2変動によって図柄が変更されている画面を示した図
である。上記したグループ(仮想図柄リール41,4
3)が解除され、新たに右端の表示領域3a3,3b
3,3c3(表示領域46)のグループが再グループ化
されてスクロールを開始した直後の画面が表示されてい
る。9つの各表示領域においては、図18(a)に示し
た状態に引き続いて、表示領域3a1には「女の子」、
表示領域3a2には「宝石(3)」、表示領域3c1に
は「女の子」、表示領域3c2には「キャンディ
(4)」がそれぞれ表示されている。中段の仮想図柄リ
ール42は変動を継続したままで、右端の表示領域46
のグループのスクロールが画面下向きに開始されてい
る。ここで、右端の表示領域46のグループにおいて、
移動方向が変更される前にLCD3の表示画面の表示領
域3a3には「FRUIT」が表示されていたので、右
端の表示領域46のグループのスクロールが下向きに変
わったとき、この「FRUIT」が基準となって下段の
仮想図柄リール43に表示される図柄が順番にスクロー
ルされる。よって、「FRUIT」の次に表示される図
柄は「宝石(3)」,「女の子」,「キャンディ
(4)」,・・・という具合に各図柄が下段の仮想図柄
リール43の配列順に順次スクロール表示される。尚、
表示領域3b3において中段の仮想図柄リール42と右
端の表示領域46のグループとのスクロールが重複して
いるが、ここでは第1変動の仮想図柄リール42のスク
ロールを優先するものとし、右端の表示領域46のグル
ープのスクロールは、表示上、仮想図柄リール42のス
クロールの下側を通過しているように表示する。
【0104】図18(c)は、右端の表示領域46のグ
ループのスクロール(第2変動)が停止して、中段の仮
想図柄リール42のスクロール(第1変動)が継続され
ている画面を示した図である。図18(b)に示した状
態に引き続いて、表示領域3a1には「女の子」、表示
領域3a2には「宝石(3)」、表示領域3c1には
「女の子」、表示領域3c2には「キャンディ(4)」
の図柄がそれぞれ表示され、さらに、表示領域3a3に
は「女の子」、表示領域3c3には「FRUIT」が表
示されている。図18(a)の状態と同様に表示領域3
a1と表示領域3c1とを繋ぐライン53において「女
の子」が表示されているとともに、表示領域3a3と表
示領域3c1とを繋ぐライン54においても「女の子」
が表示されており、ダブルリーチが発生している状態で
ある。
ループのスクロール(第2変動)が停止して、中段の仮
想図柄リール42のスクロール(第1変動)が継続され
ている画面を示した図である。図18(b)に示した状
態に引き続いて、表示領域3a1には「女の子」、表示
領域3a2には「宝石(3)」、表示領域3c1には
「女の子」、表示領域3c2には「キャンディ(4)」
の図柄がそれぞれ表示され、さらに、表示領域3a3に
は「女の子」、表示領域3c3には「FRUIT」が表
示されている。図18(a)の状態と同様に表示領域3
a1と表示領域3c1とを繋ぐライン53において「女
の子」が表示されているとともに、表示領域3a3と表
示領域3c1とを繋ぐライン54においても「女の子」
が表示されており、ダブルリーチが発生している状態で
ある。
【0105】図18(d)は、第1変動が停止する直前
の画面を示した図である。図18(c)の状態から中段
の仮想図柄リール42のスクロールが停止してはいない
が、第1変動が停止する直前であるので、スクロールの
動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態である。遊
技者側から見た場合、表示領域3b1には「宝石
(3)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
b3には「キャンディ(4)」が停止することが予測で
きる。
の画面を示した図である。図18(c)の状態から中段
の仮想図柄リール42のスクロールが停止してはいない
が、第1変動が停止する直前であるので、スクロールの
動きが遅くなっており、十分視覚可能な状態である。遊
技者側から見た場合、表示領域3b1には「宝石
(3)」、表示領域3b2には「女の子」、表示領域3
b3には「キャンディ(4)」が停止することが予測で
きる。
【0106】このように、第1変動が停止する前に、所
定のグループで第2変動を開始して、その開始される表
示領域に表示されていた図柄を基準として、第2変動に
より次に表示される図柄が仮想図柄リールの配列順に順
次スクロール表示される。このため、1ラインのリーチ
状態から2ラインのリーチ状態に遷移できる等の演出が
可能になるとともに、図柄が順次表示されるので、遊技
者は次にくる図柄を予測することができるので、遊技者
の心理的な高揚感を引き出すことができる。よって、遊
技者の遊技に対する興趣を一層高めることができる。
定のグループで第2変動を開始して、その開始される表
示領域に表示されていた図柄を基準として、第2変動に
より次に表示される図柄が仮想図柄リールの配列順に順
次スクロール表示される。このため、1ラインのリーチ
状態から2ラインのリーチ状態に遷移できる等の演出が
可能になるとともに、図柄が順次表示されるので、遊技
者は次にくる図柄を予測することができるので、遊技者
の心理的な高揚感を引き出すことができる。よって、遊
技者の遊技に対する興趣を一層高めることができる。
【0107】図19は、表示用制御基板Dの変動表示処
理(図13)の各処理(S79)の中で実行される図柄
表示制御処理のフローチャートである。図柄表示制御処
理は、主制御基板Cから受信した制御用コマンドに基づ
いて、図16から図18で示した変動表示の制御を行
う。
理(図13)の各処理(S79)の中で実行される図柄
表示制御処理のフローチャートである。図柄表示制御処
理は、主制御基板Cから受信した制御用コマンドに基づ
いて、図16から図18で示した変動表示の制御を行
う。
【0108】この図柄表示制御処理は、まず、変動パタ
ーン指定コマンドで指定された変動表示の種類を確認す
る(S80)。確認の結果、図16に示す第1パターン
の変動表示が指定されていれば(S80:第1パター
ン)S81からS84の各処理を実行する。まず、第1
変動スクロールが停止したか否かを確認する(S8
1)。確認の結果、第1変動が停止していれば(S8
1:Yes)、同一図柄(大当たり図柄)が並んだライ
ンがあるか否かを確認する(S82)。確認の結果、同
一図柄が並んだラインがあれば(S82:Yes)、横
方向の図柄のグループを解除して、図柄が並んでいない
ラインを縦方向の別のグループでまとめる(S83)。
そして、そのまとめた縦方向の別のグループを縦方向に
第2変動スクロールさせる。その際、LCD3に表示さ
れている図柄を基準として、そのスクロール方向に仮想
図柄リールの配列順に従って順次スクロール表示させる
(S84)。
ーン指定コマンドで指定された変動表示の種類を確認す
る(S80)。確認の結果、図16に示す第1パターン
の変動表示が指定されていれば(S80:第1パター
ン)S81からS84の各処理を実行する。まず、第1
変動スクロールが停止したか否かを確認する(S8
1)。確認の結果、第1変動が停止していれば(S8
1:Yes)、同一図柄(大当たり図柄)が並んだライ
ンがあるか否かを確認する(S82)。確認の結果、同
一図柄が並んだラインがあれば(S82:Yes)、横
方向の図柄のグループを解除して、図柄が並んでいない
ラインを縦方向の別のグループでまとめる(S83)。
そして、そのまとめた縦方向の別のグループを縦方向に
第2変動スクロールさせる。その際、LCD3に表示さ
れている図柄を基準として、そのスクロール方向に仮想
図柄リールの配列順に従って順次スクロール表示させる
(S84)。
【0109】S80の処理において、図17に示す第2
パターンの変動表示が指定されていれば(S80:第2
パターン)S85からS88の各処理を実行する。ま
ず、第1変動スクロールが停止したか否かを確認する
(S85)。確認の結果、第1変動スクロールが停止し
ていれば(S85:Yes)、横方向の図柄のグループ
を解除して、縦方向の図柄のグループでまとめる(S8
6)。そして、そのまとめた縦方向の別のグループを縦
方向に第2変動スクロールさせる。その際、LCD3に
表示されている図柄を基準としてそのスクロール方向に
仮想図柄リールの配列順に従って順次スクロール表示さ
せる(S87)。そして、少なくとも1のスクロールを
スクロールされずに表示されていた図柄の表示と同一に
してリーチ状態に遷移させる。(S88)。
パターンの変動表示が指定されていれば(S80:第2
パターン)S85からS88の各処理を実行する。ま
ず、第1変動スクロールが停止したか否かを確認する
(S85)。確認の結果、第1変動スクロールが停止し
ていれば(S85:Yes)、横方向の図柄のグループ
を解除して、縦方向の図柄のグループでまとめる(S8
6)。そして、そのまとめた縦方向の別のグループを縦
方向に第2変動スクロールさせる。その際、LCD3に
表示されている図柄を基準としてそのスクロール方向に
仮想図柄リールの配列順に従って順次スクロール表示さ
せる(S87)。そして、少なくとも1のスクロールを
スクロールされずに表示されていた図柄の表示と同一に
してリーチ状態に遷移させる。(S88)。
【0110】S80の処理において、図18に示す第3
パターンの変動表示が指定されていれば(S80:第3
パターン)S89からS93の各処理を実行する。ま
ず、上段と下段との2ラインの第1変動スクロールが停
止したか否かを確認する(S89)。確認の結果、上段
と下段との第1変動スクロールが停止していれば(S8
9:Yes)、1つの大当たりラインでリーチになって
いるか否かを確認する(S90)。確認の結果、1つの
大当たりラインでリーチが発生していれば(S90:Y
es)、停止している横方向の図柄のグループを解除し
て、リーチでないラインを縦方向の別のグループでまと
める(S91)。そして、そのまとめた縦方向の別のグ
ループを縦方向に第2変動スクロールさせる。その際、
LCD3に表示されている図柄を基準としてそのスクロ
ール方向に仮想図柄リールの配列順に従って順次スクロ
ール表示させる(S92)。そして、スクロールされた
図柄をリーチのかかっている図柄と同一にしてダブルリ
ーチ状態に遷移させる(S93)。
パターンの変動表示が指定されていれば(S80:第3
パターン)S89からS93の各処理を実行する。ま
ず、上段と下段との2ラインの第1変動スクロールが停
止したか否かを確認する(S89)。確認の結果、上段
と下段との第1変動スクロールが停止していれば(S8
9:Yes)、1つの大当たりラインでリーチになって
いるか否かを確認する(S90)。確認の結果、1つの
大当たりラインでリーチが発生していれば(S90:Y
es)、停止している横方向の図柄のグループを解除し
て、リーチでないラインを縦方向の別のグループでまと
める(S91)。そして、そのまとめた縦方向の別のグ
ループを縦方向に第2変動スクロールさせる。その際、
LCD3に表示されている図柄を基準としてそのスクロ
ール方向に仮想図柄リールの配列順に従って順次スクロ
ール表示させる(S92)。そして、スクロールされた
図柄をリーチのかかっている図柄と同一にしてダブルリ
ーチ状態に遷移させる(S93)。
【0111】尚、S81の処理において第1変動スクロ
ールが停止していない場合や(S81:No)、S82
の処理において同一図柄が並んだラインがない場合や
(S82:No)、S85の処理において第1変動スク
ロールが停止していない場合や(S85:No)、S8
9の処理において上段と下段との2ラインの第1変動ス
クロールが停止していない場合や(S89:No)、S
90の処理において1つの大当たりラインでリーチにな
っていない場合や(S90:No)、S84,S88,
S93の各処理の実行後は、この図柄表示制御処理を終
了する。
ールが停止していない場合や(S81:No)、S82
の処理において同一図柄が並んだラインがない場合や
(S82:No)、S85の処理において第1変動スク
ロールが停止していない場合や(S85:No)、S8
9の処理において上段と下段との2ラインの第1変動ス
クロールが停止していない場合や(S89:No)、S
90の処理において1つの大当たりラインでリーチにな
っていない場合や(S90:No)、S84,S88,
S93の各処理の実行後は、この図柄表示制御処理を終
了する。
【0112】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、図柄の動的表示の移動方向が変更された
場合に、動的表示の移動方向を変えることによりリーチ
状態へ遷移させることができる。よって、遊技者の心理
的な高揚感を引き出すことができ、遊技者の遊技に対す
る興趣を高めることができる。また、その変更された動
的表示によってLCD3に現出される図柄を予め決めら
れた順番で表示させることができる。よって、動的表示
の移動方向が変更された後も図柄を所定の順番で表示す
ることにより、次にくる図柄を予想し易くなるので、遊
技者の興趣を一層高めることができる。
機Pによれば、図柄の動的表示の移動方向が変更された
場合に、動的表示の移動方向を変えることによりリーチ
状態へ遷移させることができる。よって、遊技者の心理
的な高揚感を引き出すことができ、遊技者の遊技に対す
る興趣を高めることができる。また、その変更された動
的表示によってLCD3に現出される図柄を予め決めら
れた順番で表示させることができる。よって、動的表示
の移動方向が変更された後も図柄を所定の順番で表示す
ることにより、次にくる図柄を予想し易くなるので、遊
技者の興趣を一層高めることができる。
【0113】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0114】例えば、上記実施例では、画面上において
いずれも横方向のスクロールが縦方向に変更されたが、
かかるスクロールの変更を縦方向から横方向、また縦、
横方向から斜め方向のスクロールに変動するようにして
も良い。
いずれも横方向のスクロールが縦方向に変更されたが、
かかるスクロールの変更を縦方向から横方向、また縦、
横方向から斜め方向のスクロールに変動するようにして
も良い。
【0115】また、上記各実施例では、いずれも表示用
制御基板Dで行われたが、かかる制御を表示用制御基板
D以外の他の制御基板で行うようにしても良い。例え
ば、主制御基板Cと表示用制御基板Dとの間に、制御基
板を設け、その制御基板でかかる制御を行うように構成
しても良い。或いは、主制御基板C自体で、かかる制御
を行うように構成しても良い。
制御基板Dで行われたが、かかる制御を表示用制御基板
D以外の他の制御基板で行うようにしても良い。例え
ば、主制御基板Cと表示用制御基板Dとの間に、制御基
板を設け、その制御基板でかかる制御を行うように構成
しても良い。或いは、主制御基板C自体で、かかる制御
を行うように構成しても良い。
【0116】本発明を上記実施例とは異なるタイプのパ
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
チンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりす
ると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当た
り状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるよ
うなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称さ
れる)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表
示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要
条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施し
ても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀
球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマ
シンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施す
るようにしても良い。
【0117】なお、スロットマシンは、例えばコインを
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバー
を操作することにより図柄が変動され、ストップボタン
を操作することにより図柄が停止されて確定される周知
のものである。従って、スロットマシンの基本概念とし
ては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示
した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、
始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経
過することにより、識別情報の変動が停止され、その停
止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条
件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特
別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」とな
り、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例と
して挙げられる。
【0118】また、パチンコ機とスロットマシンとが融
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図
柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手
段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないも
のが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)
に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操
作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボ
タンの操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄
がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊
技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者に
は、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0119】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機において、図柄等の識別情報を表示する表示
装置と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手
段から送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装
置に識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを
備え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結
果で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付
与する遊技機において、前記制御用コマンドに基づいて
前記表示装置に予め定められた所定条件で表示される識
別情報の移動方向を変更する場合に、その変更前に前記
表示装置の所定位置に表示されていた識別情報を基準と
して、移動方向の変更後の前記表示装置に現出される識
別情報を所定条件に基づいて表示することを特徴とする
遊技機1。表示用制御手段は、表示装置に表示される識
別情報の移動方向が変更された場合に、その変更前に表
示装置の所定位置に表示されていた識別情報を基準とし
て、表示装置に現出される移動方向変更後の識別情報を
所定条件に基づいて表示する。即ち、識別情報の動的表
示の移動方向が変更された場合に、その変更された動的
表示によって表示装置に現出される識別情報を所定条件
に基づいて表示する。よって、動的表示の移動方向が変
更された後も識別情報を所定条件に基づいて表示するこ
とにより、識別情報を特定のパターンで演出することが
でき、遊技者の興趣を高めることができる。
載の遊技機において、図柄等の識別情報を表示する表示
装置と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手
段から送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装
置に識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを
備え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結
果で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付
与する遊技機において、前記制御用コマンドに基づいて
前記表示装置に予め定められた所定条件で表示される識
別情報の移動方向を変更する場合に、その変更前に前記
表示装置の所定位置に表示されていた識別情報を基準と
して、移動方向の変更後の前記表示装置に現出される識
別情報を所定条件に基づいて表示することを特徴とする
遊技機1。表示用制御手段は、表示装置に表示される識
別情報の移動方向が変更された場合に、その変更前に表
示装置の所定位置に表示されていた識別情報を基準とし
て、表示装置に現出される移動方向変更後の識別情報を
所定条件に基づいて表示する。即ち、識別情報の動的表
示の移動方向が変更された場合に、その変更された動的
表示によって表示装置に現出される識別情報を所定条件
に基づいて表示する。よって、動的表示の移動方向が変
更された後も識別情報を所定条件に基づいて表示するこ
とにより、識別情報を特定のパターンで演出することが
でき、遊技者の興趣を高めることができる。
【0120】請求項1記載の遊技機または遊技機1にお
いて、前記動的表示は、複数のラインで大当たりが発生
する可能性のあるものであることを特徴とする遊技機
2。複数のラインで動的表示を演出することができ、演
出のバリエーションを1ラインの遊技機で行われる動的
表示より多く演出することができるので、遊技者の興趣
を高めることができる。
いて、前記動的表示は、複数のラインで大当たりが発生
する可能性のあるものであることを特徴とする遊技機
2。複数のラインで動的表示を演出することができ、演
出のバリエーションを1ラインの遊技機で行われる動的
表示より多く演出することができるので、遊技者の興趣
を高めることができる。
【0121】請求項1記載の遊技機または遊技機1若し
くは2において、前記表示装置に表示される複数の識別
情報を予め定められた所定のグループでまとめ、そのグ
ループ毎に識別情報を移動させて動的表示を行うもので
あり、前記表示装置に表示される識別情報の移動方向を
変更する場合に、前記グループを一旦解除して、再び新
たな所定のグループでまとめ、そのまとめたグループ毎
に識別情報を移動させて動的表示を行うものであること
を特徴とする遊技機3。表示装置に表示される複数の識
別情報をグループとしてまとめることによって、その表
示装置に表示される動的表示をスムーズに行うことがで
きるとともに、別のグループにまとめるという演出をす
ることができるので、遊技者に興趣を与えやすくするこ
とができる。尚、上述した動的表示のグループには、仮
想図柄リール、リンク、連続性、連動及び同期等が含ま
れるものである。
くは2において、前記表示装置に表示される複数の識別
情報を予め定められた所定のグループでまとめ、そのグ
ループ毎に識別情報を移動させて動的表示を行うもので
あり、前記表示装置に表示される識別情報の移動方向を
変更する場合に、前記グループを一旦解除して、再び新
たな所定のグループでまとめ、そのまとめたグループ毎
に識別情報を移動させて動的表示を行うものであること
を特徴とする遊技機3。表示装置に表示される複数の識
別情報をグループとしてまとめることによって、その表
示装置に表示される動的表示をスムーズに行うことがで
きるとともに、別のグループにまとめるという演出をす
ることができるので、遊技者に興趣を与えやすくするこ
とができる。尚、上述した動的表示のグループには、仮
想図柄リール、リンク、連続性、連動及び同期等が含ま
れるものである。
【0122】遊技機3において、新たな所定のグループ
でまとめて動的表示を行う場合は、グループを解除する
以前の任意のグループで動的表示を行うものであること
を特徴とする遊技機4。移動方向が変更された後も、通
常時にスクロールされる表示パターンで動的表示を行う
ことにより、その演出をスムーズに行うことができ、よ
り遊技者が理解し易いようにすることができる。
でまとめて動的表示を行う場合は、グループを解除する
以前の任意のグループで動的表示を行うものであること
を特徴とする遊技機4。移動方向が変更された後も、通
常時にスクロールされる表示パターンで動的表示を行う
ことにより、その演出をスムーズに行うことができ、よ
り遊技者が理解し易いようにすることができる。
【0123】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
4のいずれかにおいて、予め定められた所定条件で表示
される識別情報の移動方向を変更する場合に、その変更
前に前記表示装置の所定位置に表示されていた識別情報
を基準として、移動方向の変更後の前記表示装置に現出
される識別情報を所定条件で表示するとき、識別情報が
移動する方向は任意であることを特徴とする遊技機5。
移動方向が任意に選択されることにより、表示パターン
を豊富にし、よりダイナミックな演出を行うことがで
き、遊技者の興趣を一層高めることができる。
4のいずれかにおいて、予め定められた所定条件で表示
される識別情報の移動方向を変更する場合に、その変更
前に前記表示装置の所定位置に表示されていた識別情報
を基準として、移動方向の変更後の前記表示装置に現出
される識別情報を所定条件で表示するとき、識別情報が
移動する方向は任意であることを特徴とする遊技機5。
移動方向が任意に選択されることにより、表示パターン
を豊富にし、よりダイナミックな演出を行うことがで
き、遊技者の興趣を一層高めることができる。
【0124】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行う場合は、前記識別情報の移動が一旦停止した
後に行われるものであることを特徴とする遊技機6。
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行う場合は、前記識別情報の移動が一旦停止した
後に行われるものであることを特徴とする遊技機6。
【0125】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行う場合は、少なくとも1の前記識別情報の移動
中に行われるものであることを特徴とする遊技機7。
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行う場合は、少なくとも1の前記識別情報の移動
中に行われるものであることを特徴とする遊技機7。
【0126】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行った場合、その動的表示の停止後再び新たなグ
ループでまとめて動的表示を行うことを特徴とする遊技
機8。
5のいずれかにおいて、予め定められた所定のグループ
を解除して、再び新たな所定のグループでまとめて動的
表示を行った場合、その動的表示の停止後再び新たなグ
ループでまとめて動的表示を行うことを特徴とする遊技
機8。
【0127】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
8のいずれかにおいて、動的表示の移動方向を変更する
場合は、移動方向を変更する前より変更した後の方がよ
り大当たりを期待できる遊技状態に遷移させるものであ
ることを特徴とする遊技機9。大当たりを期待できる状
態に遷移することにより、遊技者に有利な遊技状態を演
出することができるので、遊技者を遊技に集中させるこ
とができ、より遊技に対する興趣を高めることができ
る。尚、遊技者に有利な遊技状態とは、例えば、リーチ
や、そのリーチが発展したスーパーリーチ、大当たり等
を含むものである。
8のいずれかにおいて、動的表示の移動方向を変更する
場合は、移動方向を変更する前より変更した後の方がよ
り大当たりを期待できる遊技状態に遷移させるものであ
ることを特徴とする遊技機9。大当たりを期待できる状
態に遷移することにより、遊技者に有利な遊技状態を演
出することができるので、遊技者を遊技に集中させるこ
とができ、より遊技に対する興趣を高めることができ
る。尚、遊技者に有利な遊技状態とは、例えば、リーチ
や、そのリーチが発展したスーパーリーチ、大当たり等
を含むものである。
【0128】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
9のいずれかにおいて、動的表示の移動方向が変更して
再び新たな所定のグループでまとめて動的表示を行った
後、次動的表示時に前記表示状態から動的表示の移動方
向を変更する前の動的表示に修正するものであることを
特徴とする遊技機10。対応関係が変更されている表示
状態から通常の動的表示へ修正の演出をすることによ
り、動的表示を所定のパターンで演出することができる
ので、動的表示をスムーズに行うことができ、遊技者を
混乱させることなく、遊技を堪能させることができる。
尚、修正を行う表示状態としては、大当たりを期待でき
ない表示状態だけでなく、大当たりの表示状態において
も行われるものである。
9のいずれかにおいて、動的表示の移動方向が変更して
再び新たな所定のグループでまとめて動的表示を行った
後、次動的表示時に前記表示状態から動的表示の移動方
向を変更する前の動的表示に修正するものであることを
特徴とする遊技機10。対応関係が変更されている表示
状態から通常の動的表示へ修正の演出をすることによ
り、動的表示を所定のパターンで演出することができる
ので、動的表示をスムーズに行うことができ、遊技者を
混乱させることなく、遊技を堪能させることができる。
尚、修正を行う表示状態としては、大当たりを期待でき
ない表示状態だけでなく、大当たりの表示状態において
も行われるものである。
【0129】遊技機10において、前記修正は、前記表
示装置の所定位置に表示されている識別情報を基準とし
て、次動的表示の変動時に前記表示装置に現出される識
別情報を所定条件に基づいて表示することを特徴とする
遊技機11。尚、所定条件とは、仮想図柄リール、リン
ク、連続性、連動及び同期等の条件が含まれるものであ
る。
示装置の所定位置に表示されている識別情報を基準とし
て、次動的表示の変動時に前記表示装置に現出される識
別情報を所定条件に基づいて表示することを特徴とする
遊技機11。尚、所定条件とは、仮想図柄リール、リン
ク、連続性、連動及び同期等の条件が含まれるものであ
る。
【0130】遊技機10において、前記修正は、動的表
示の停止後、次動的表示が行われる前に前記表示装置に
表示される識別情報を一旦視覚困難にして、その間に前
記表示装置に表示される識別情報の表示を差し替えるこ
とを特徴とする遊技機12。
示の停止後、次動的表示が行われる前に前記表示装置に
表示される識別情報を一旦視覚困難にして、その間に前
記表示装置に表示される識別情報の表示を差し替えるこ
とを特徴とする遊技機12。
【0131】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、大当たりを期待できない表示
状態の場合に、予め定められていた所定のグループを解
除して、再び新たな所定のグループでまとめ、そのまと
めた少なくとも2のグループをグループ毎に移動したと
き、その変更された1のグループの表示を、移動されず
に表示されていた少なくとも1の識別情報の表示と同一
にして大当たりを期待できる表示状態へと遷移させるも
のであることを特徴とする遊技機13。大当たりを期待
できない表示状態から、その動的表示のグループを解除
して、解除前の動的表示の移動方向と異なる移動方向に
なるように識別情報を再グループ化する。そして、少な
くとも2の動的表示を加えたとき、そのうち1の動的表
示の識別情報を、動的表示されずに表示装置に表示され
ていた少なくとも1の識別情報と同一にすることによ
り、リーチ状態へと発展して大当たりを期待できる表示
状態へと遷移する。よって、遊技者の心理的な高揚感を
引き出すことができ、より遊技に対する興趣を高めるこ
とができる。
12のいずれかにおいて、大当たりを期待できない表示
状態の場合に、予め定められていた所定のグループを解
除して、再び新たな所定のグループでまとめ、そのまと
めた少なくとも2のグループをグループ毎に移動したと
き、その変更された1のグループの表示を、移動されず
に表示されていた少なくとも1の識別情報の表示と同一
にして大当たりを期待できる表示状態へと遷移させるも
のであることを特徴とする遊技機13。大当たりを期待
できない表示状態から、その動的表示のグループを解除
して、解除前の動的表示の移動方向と異なる移動方向に
なるように識別情報を再グループ化する。そして、少な
くとも2の動的表示を加えたとき、そのうち1の動的表
示の識別情報を、動的表示されずに表示装置に表示され
ていた少なくとも1の識別情報と同一にすることによ
り、リーチ状態へと発展して大当たりを期待できる表示
状態へと遷移する。よって、遊技者の心理的な高揚感を
引き出すことができ、より遊技に対する興趣を高めるこ
とができる。
【0132】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、隣り合う複数の識別情報を直
線上に繋ぐ大当たりラインにおいて、前記ライン上で少
なくとも同一の識別情報が2つ表示されているにも拘わ
らず大当たりを期待できない表示状態の場合に、予め定
められていた所定のグループを解除して、前記2つ表示
されている同一の識別情報以外の識別情報を新たな所定
のグループでまとめ、そのまとめたグループ毎に識別情
報を移動させて、大当たりを期待できる表示状態へと遷
移させるものであることを特徴とする遊技機14。大当
たりライン上に同一の識別情報が少なくとも2つあって
も大当たりを期待できない表示状態から、動的表示のグ
ループを再グループ化して同一の識別情報以外の識別情
報を動的表示させることにより、リーチ状態へと発展し
て大当たりを期待できる表示状態へと遷移するので、遊
技者の心理的な高揚感を引き出すことができ、より遊技
に対する興趣を高めることができる。尚、表示装置に同
一の識別情報が3つ以上表示されている場合は、その内
の2つの識別情報を基準にして、もう1つの識別情報
は、同一の識別情報以外の識別情報と考えるものとす
る。
12のいずれかにおいて、隣り合う複数の識別情報を直
線上に繋ぐ大当たりラインにおいて、前記ライン上で少
なくとも同一の識別情報が2つ表示されているにも拘わ
らず大当たりを期待できない表示状態の場合に、予め定
められていた所定のグループを解除して、前記2つ表示
されている同一の識別情報以外の識別情報を新たな所定
のグループでまとめ、そのまとめたグループ毎に識別情
報を移動させて、大当たりを期待できる表示状態へと遷
移させるものであることを特徴とする遊技機14。大当
たりライン上に同一の識別情報が少なくとも2つあって
も大当たりを期待できない表示状態から、動的表示のグ
ループを再グループ化して同一の識別情報以外の識別情
報を動的表示させることにより、リーチ状態へと発展し
て大当たりを期待できる表示状態へと遷移するので、遊
技者の心理的な高揚感を引き出すことができ、より遊技
に対する興趣を高めることができる。尚、表示装置に同
一の識別情報が3つ以上表示されている場合は、その内
の2つの識別情報を基準にして、もう1つの識別情報
は、同一の識別情報以外の識別情報と考えるものとす
る。
【0133】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
12のいずれかにおいて、隣り合う複数の識別情報を直
線上に繋ぐ大当たりラインにおいて、少なくとも1の前
記ライン上で大当たりを期待できる表示状態の場合に、
識別情報の移動が停止する前に、一旦、予め定められて
いた所定のグループを解除して、再び新たな所定のグル
ープでまとめ、そのまとめられたグループを移動したと
き、その変更されたグループの表示を、移動されずに表
示されていた大当たりを期待できる識別情報と同一にし
て一層大当たりを期待できる表示状態へと遷移させるも
のであることを特徴とする遊技機15。リーチ状態にお
いて、最後の識別情報の移動が停止する前にリーチのか
かっている識別情報と同一の識別情報を再グループ化し
たグループを移動させて表示させる。例えば、1ライン
のリーチの場合に、そのリーチがかかっている識別情報
と同一の識別情報を動的表示が停止する前に表示装置の
他の表示領域に表示させた後、動的表示を停止すること
で、1ラインリーチを2ラインリーチにすることができ
るので、リーチアクションをよりダイナミックに演出す
ることができる。よって、遊技者の心理的な高揚感を引
き出すことができ、より遊技に対する興趣を高めること
ができる。
12のいずれかにおいて、隣り合う複数の識別情報を直
線上に繋ぐ大当たりラインにおいて、少なくとも1の前
記ライン上で大当たりを期待できる表示状態の場合に、
識別情報の移動が停止する前に、一旦、予め定められて
いた所定のグループを解除して、再び新たな所定のグル
ープでまとめ、そのまとめられたグループを移動したと
き、その変更されたグループの表示を、移動されずに表
示されていた大当たりを期待できる識別情報と同一にし
て一層大当たりを期待できる表示状態へと遷移させるも
のであることを特徴とする遊技機15。リーチ状態にお
いて、最後の識別情報の移動が停止する前にリーチのか
かっている識別情報と同一の識別情報を再グループ化し
たグループを移動させて表示させる。例えば、1ライン
のリーチの場合に、そのリーチがかかっている識別情報
と同一の識別情報を動的表示が停止する前に表示装置の
他の表示領域に表示させた後、動的表示を停止すること
で、1ラインリーチを2ラインリーチにすることができ
るので、リーチアクションをよりダイナミックに演出す
ることができる。よって、遊技者の心理的な高揚感を引
き出すことができ、より遊技に対する興趣を高めること
ができる。
【0134】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
15のいずれかにおいて、識別情報のグループの移動方
向が変更される場合に、その変更される移動方向に応じ
て大当たりラインを変更することを特徴とする遊技機1
6。
15のいずれかにおいて、識別情報のグループの移動方
向が変更される場合に、その変更される移動方向に応じ
て大当たりラインを変更することを特徴とする遊技機1
6。
【0135】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
16のいずれかにおいて、大当たりラインが変更された
場合に、遊技者が認識できるようにその変更された大当
たりラインを表示することを特徴とする遊技機17。
16のいずれかにおいて、大当たりラインが変更された
場合に、遊技者が認識できるようにその変更された大当
たりラインを表示することを特徴とする遊技機17。
【0136】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
17のいずれかにおいて、前記主制御手段から送信され
るコマンドであって、前記表示用制御手段により識別情
報の動的表示を行わせる制御用コマンドは、その動的表
示の一連のパターンを指定するパターン指定コマンドが
含まれていることを特徴とする遊技機18。主制御手段
から表示用制御手段へ、動的表示の一連のパターンが一
度に指示されるので、表示用制御手段では、その動的表
示のパターンの変更処理を一度に行うことができ、スム
ーズな制御を実現することができる。
17のいずれかにおいて、前記主制御手段から送信され
るコマンドであって、前記表示用制御手段により識別情
報の動的表示を行わせる制御用コマンドは、その動的表
示の一連のパターンを指定するパターン指定コマンドが
含まれていることを特徴とする遊技機18。主制御手段
から表示用制御手段へ、動的表示の一連のパターンが一
度に指示されるので、表示用制御手段では、その動的表
示のパターンの変更処理を一度に行うことができ、スム
ーズな制御を実現することができる。
【0137】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
18のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機19。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発
生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
が付与されるものが挙げられる。
18のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であ
ることを特徴とする遊技機19。中でも、パチンコ機の
基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンド
ルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊
技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は
作動口を通過)することを必要条件として、表示装置に
おいて変動表示されている識別情報が所定時間後に確定
停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発
生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入
賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球の
みならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)
が付与されるものが挙げられる。
【0138】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
19のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機20。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
19のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシン
であることを特徴とする遊技機20。中でも、スロット
マシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる
識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する
可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバ
ー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定
識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態
発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒
体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0139】請求項1記載の遊技機または遊技機1から
20のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機21。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例え
ばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時
間経過することにより、識別情報の変動が停止され、そ
の停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必
要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を
使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所
定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多
くの球が払い出されるように構成されている遊技機」と
なる。
20のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とス
ロットマシンとを融合させたものであることを特徴とす
る遊技機21。中でも、融合させた遊技機の基本構成と
しては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表
示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備
え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因
して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例え
ばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時
間経過することにより、識別情報の変動が停止され、そ
の停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必
要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を
使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所
定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多
くの球が払い出されるように構成されている遊技機」と
なる。
【0140】
【発明の効果】 請求項1記載の遊技機によれば、所定
条件に基づいて変動方向を変化させて遊技状態を変化可
能とすることにより、遊技の演出を豊富にして、遊技者
の遊技に対する興趣性を向上することができるという効
果がある。
条件に基づいて変動方向を変化させて遊技状態を変化可
能とすることにより、遊技の演出を豊富にして、遊技者
の遊技に対する興趣性を向上することができるという効
果がある。
【0141】請求項2記載の遊技機によれば、請求項1
記載の遊技機の奏する効果に加え、表示用制御手段は、
表示装置に表示される識別情報の移動方向が変更された
場合に、その変更前に表示装置の所定位置に表示されて
いた識別情報を基準として、表示装置に現出される移動
方向変更後の識別情報を所定条件に基づいて表示する。
即ち、識別情報の動的表示の移動方向が変更された場合
に、その変更された動的表示によって表示装置に現出さ
れる識別情報を所定条件に基づいて表示する。よって、
動的表示の移動方向が変更された後も識別情報を所定条
件に基づいて表示することにより、識別情報を特定のパ
ターンで演出することができ、遊技者の興趣を高めるこ
とができるという効果がある。
記載の遊技機の奏する効果に加え、表示用制御手段は、
表示装置に表示される識別情報の移動方向が変更された
場合に、その変更前に表示装置の所定位置に表示されて
いた識別情報を基準として、表示装置に現出される移動
方向変更後の識別情報を所定条件に基づいて表示する。
即ち、識別情報の動的表示の移動方向が変更された場合
に、その変更された動的表示によって表示装置に現出さ
れる識別情報を所定条件に基づいて表示する。よって、
動的表示の移動方向が変更された後も識別情報を所定条
件に基づいて表示することにより、識別情報を特定のパ
ターンで演出することができ、遊技者の興趣を高めるこ
とができるという効果がある。
【0142】請求項3記載の遊技機によれば、請求項1
又は2に記載の遊技機の奏する効果に加え、表示装置に
表示される複数の識別情報をグループとしてまとめるこ
とによって、その表示装置に表示される動的表示をスム
ーズに行うことができるとともに、別のグループにまと
めるという演出をすることができるので、遊技者に興趣
を与えやすくすることができるという効果がある。尚、
上述した動的表示のグループには、仮想図柄リール、リ
ンク、連続性、連動及び同期等が含まれるものである。
又は2に記載の遊技機の奏する効果に加え、表示装置に
表示される複数の識別情報をグループとしてまとめるこ
とによって、その表示装置に表示される動的表示をスム
ーズに行うことができるとともに、別のグループにまと
めるという演出をすることができるので、遊技者に興趣
を与えやすくすることができるという効果がある。尚、
上述した動的表示のグループには、仮想図柄リール、リ
ンク、連続性、連動及び同期等が含まれるものである。
【0143】請求項4記載の遊技機によれば、請求項1
から3のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、
対応関係が変更されている表示状態から通常の動的表示
へ修正の演出をすることにより、動的表示を所定のパタ
ーンで演出することができるので、動的表示をスムーズ
に行うことができ、遊技者を混乱させることなく、遊技
を堪能させることができるという効果がある。尚、修正
を行う表示状態としては、大当たりを期待できない表示
状態だけでなく、大当たりの表示状態においても行われ
るものである。
から3のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、
対応関係が変更されている表示状態から通常の動的表示
へ修正の演出をすることにより、動的表示を所定のパタ
ーンで演出することができるので、動的表示をスムーズ
に行うことができ、遊技者を混乱させることなく、遊技
を堪能させることができるという効果がある。尚、修正
を行う表示状態としては、大当たりを期待できない表示
状態だけでなく、大当たりの表示状態においても行われ
るものである。
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
である。
【図3】 液晶ディスプレイの表示画面を9つの表示領
域に分割した様子を示した図である。
域に分割した様子を示した図である。
【図4】 変動パターン指定コマンドのコマンドコード
と、そのコマンド内容とを示した図である。
と、そのコマンド内容とを示した図である。
【図5】 (a)は、停止図柄指定コマンドのコマンド
コードと、そのコマンドコードによって指定される図柄
番号との対応関係を示した図である。(b)は、20種
類の図柄コードと図柄名との対応関係を示した図であ
る。
コードと、そのコマンドコードによって指定される図柄
番号との対応関係を示した図である。(b)は、20種
類の図柄コードと図柄名との対応関係を示した図であ
る。
【図6】 (a)は、上段の表示領域で変動表示される
仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であり、
(b)は、中段の表示領域で変動表示される仮想図柄リ
ールの構成を模式的に示した図であり、(c)は、下段
の表示領域で変動表示される仮想図柄リールの構成を模
式的に示した図である。
仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であり、
(b)は、中段の表示領域で変動表示される仮想図柄リ
ールの構成を模式的に示した図であり、(c)は、下段
の表示領域で変動表示される仮想図柄リールの構成を模
式的に示した図である。
【図7】 図柄停止コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。
コマンド内容とを示した図である。
【図8】 停電の発生等によるパチンコ機の電源断時
に、主制御基板で実行されるNMI割込処理のフローチ
ャートである。
に、主制御基板で実行されるNMI割込処理のフローチ
ャートである。
【図9】 主制御基板で実行されるメイン処理のフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】 パチンコ機の電源入時に主制御基板のメイ
ン処理の中で実行される初期化処理のフローチャートで
ある。
ン処理の中で実行される初期化処理のフローチャートで
ある。
【図11】 主制御基板のメイン処理の中で実行される
コマンド設定処理のフローチャートである。
コマンド設定処理のフローチャートである。
【図12】 表示用制御基板の受信割込で実行されるコ
マンド受信処理のフローチャートである。
マンド受信処理のフローチャートである。
【図13】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
変動表示処理のフローチャートである。
変動表示処理のフローチャートである。
【図14】 全図柄を一度に確定させる変動表示のタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図15】 9つの図柄を3図柄ずつ確定させる変動表
示のタイミングチャートである。
示のタイミングチャートである。
【図16】 図柄表示制御処理の中で実行される変動表
示の第1パターンを示した図である。
示の第1パターンを示した図である。
【図17】 図柄表示制御処理の中で実行される変動表
示の第2パターンを示した図である。
示の第2パターンを示した図である。
【図18】 図柄表示制御処理の中で実行される変動表
示の第3パターンを示した図である。
示の第3パターンを示した図である。
【図19】 図柄表示制御処理を示したフローチャート
である。
である。
3 液晶ディスプレイ(LCD)(表
示装置) 3a 上段の表示領域 3b 中段の表示領域 3c 下段の表示領域 3a1〜3c3 各図柄の表示領域 22 表示用制御基板のプログラムRO
M 23 表示用制御基板のワークRAM 31 変動パターン指定コマンド(制御
用コマンドの一部) 32 停止図柄指定コマンド(制御用コ
マンドの一部) 33 図柄停止コマンド(制御用コマン
ドの一部) 41〜43 仮想図柄リール 44 左端の表示領域 45 中央の表示領域 46 右端の表示領域 C 主制御基板(主制御手段) D 表示用制御基板(表示用制御手
段) P パチンコ機(遊技機)
示装置) 3a 上段の表示領域 3b 中段の表示領域 3c 下段の表示領域 3a1〜3c3 各図柄の表示領域 22 表示用制御基板のプログラムRO
M 23 表示用制御基板のワークRAM 31 変動パターン指定コマンド(制御
用コマンドの一部) 32 停止図柄指定コマンド(制御用コ
マンドの一部) 33 図柄停止コマンド(制御用コマン
ドの一部) 41〜43 仮想図柄リール 44 左端の表示領域 45 中央の表示領域 46 右端の表示領域 C 主制御基板(主制御手段) D 表示用制御基板(表示用制御手
段) P パチンコ機(遊技機)
Claims (4)
- 【請求項1】 図柄等の識別情報を表示する表示手段
と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段か
ら送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装置に
識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを備
え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結果
で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付与
する遊技機において、 所定の識別情報列の変動方向が変化可能であるととも
に、所定条件に基づいて変動方向を変化させて遊技状態
を変化可能とすることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 図柄等の識別情報を表示する表示装置
と、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段か
ら送信される制御用コマンドに基づいて前記表示装置に
識別情報の動的表示を行わせる表示用制御手段とを備
え、前記識別情報の動的表示が予め定められた表示結果
で終了した場合に、所定条件下で所定の遊技価値を付与
する遊技機において、前記制御用コマンドに基づいて前
記表示装置に予め定められた所定条件で表示される識別
情報の移動方向を変更する場合に、その変更前に前記表
示装置の所定位置に表示されていた識別情報を基準とし
て、移動方向の変更後の前記表示装置に現出される識別
情報を所定条件に基づいて表示することを特徴とする請
求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記表示装置に表示される複数の識別情
報を予め定められた所定のグループでまとめ、そのグル
ープ毎に識別情報を移動させて動的表示を行うものであ
り、前記表示装置に表示される識別情報の移動方向を変
更する場合に、前記グループを一旦解除して、再び新た
な所定のグループでまとめ、そのまとめたグループ毎に
識別情報を移動させて動的表示を行うものであることを
特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 【請求項4】 動的表示の移動方向が変更して再び新た
な所定のグループでまとめて動的表示を行った後、次動
的表示時に前記表示状態から動的表示の移動方向を変更
する前の動的表示に修正するものであることを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375517A JP2003205144A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375517A JP2003205144A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date | |
---|---|---|---|---|
JP2001014520A Division JP2002210137A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003205144A true JP2003205144A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27656004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375517A Pending JP2003205144A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003205144A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006122395A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Net Kk | 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム |
JP2012183398A (ja) * | 2003-08-20 | 2012-09-27 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375517A patent/JP2003205144A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012183398A (ja) * | 2003-08-20 | 2012-09-27 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2006122395A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Net Kk | 回胴式遊技機、映像演出方法及びプログラム |
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Legal Events
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