JP2003202998A - 自動資源分割型情報処理装置、自動資源分割方法 - Google Patents

自動資源分割型情報処理装置、自動資源分割方法

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JP2003202998A
JP2003202998A JP2002000851A JP2002000851A JP2003202998A JP 2003202998 A JP2003202998 A JP 2003202998A JP 2002000851 A JP2002000851 A JP 2002000851A JP 2002000851 A JP2002000851 A JP 2002000851A JP 2003202998 A JP2003202998 A JP 2003202998A
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修 三井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が設定した資源分割情報にもとづいて自
動的に資源の分割を可能にし、システムの能力を最大限
に生かして、顧客に快適なシステムを提供する。 【解決手段】 1つの物理装置を2つ以上の独立したシ
ステムの論理装置として動作可能とする論理分割機構を
有し、サービスプロセッサと、資源監視タイマと、シス
テム立ち上げ時と資源の再分割時にサービスプロセッサ
により設定された値を保持する割り込み一致データ及び
割り込みマスクと、資源監視タイマの値と割り込み一致
データの値の比較結果にもとづき、資源再分割要求をサ
ービスプロセッサへ出力する資源再分割要求検出回路
と、資源分割情報ブロックを格納する資源分割テーブル
を有する自動資源分割型情報処理装置を用いて、資源再
分割要求に対し、サービスプロセッサが資源分割情報ブ
ロックを読み出して、この情報にもとづき資源の再割付
と、プロセッサの切り離し等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が設定した資
源分割情報にもとづいて自動的に資源の分割を行い、シ
ステムの能力を最大限に生かして、顧客に快適なシステ
ムを提供する自動資源分割型情報処理装置、自動資源分
割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理装置における技術の進歩
は著しく、1つの装置に実装されるプロセッサの台数や
主記憶部容量などは飛躍的に延び、性能も大幅に改善さ
れ、コストも著しく低下している。このように飛躍的な
進歩を遂げた情報処理装置を有効に活用するための一技
術として、特開2000−353102号公報や特開平
05−257654号公報等に記載されている論理分割
機構が、一般的に知られている。論理分割機構は、1つ
の情報処理装置(物理装置)を2つ以上の独立したシステ
ム(OS:オペレーティングシステム。以下、OSと称
する場合がある。)の論理装置として動作可能とする。
【0003】これにより、これまで複数の物理装置にて
別々に動作していたシステムを、1つの物理装置で動作
させることができるため、大規模なシステム環境を構築
しなければならない顧客にとって、コストを大幅に削減
できるメリットがある。また、論理分割した資源を、各
システムの処理負荷などにもとづいて、顧客が資源の再
分割を行い、バランスの取れたシステムを構築すること
ができるというメリットもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムの負荷変動は、システム稼働中に発生するため、シス
テムが常に動作している環境においてバランスの取れた
システムを構築するためには、常に顧客がついて資源の
再分割を実施しなければならないという問題があった。
【0005】また、特開平02−224169号公報に
は、独立したシステム間をネットワークで接続した装置
において、ネットワーク接続された1つの装置(システ
ム)に負荷がかかった場合、負荷がかかった装置から負
荷の軽い装置へ処理の実行を、移管する方法をとってい
る。
【0006】しかし、この方法においては、主記憶部を
共有できないため、処理時間のかかるデバイスからのデ
ータ読み出しから実行する必要があり、処理時間を大幅
に短縮することができないという問題があった。また、
この従来技術を、論理分割機構を行うシステムにおいて
実行しても、やはり主記憶部が共有できないため、シス
テム間をネットワークで接続した装置と変わらない効果
しか生まれず、論理分割機構のメリットを有効に利用で
きないという問題があった。
【0007】さらに、特開平05−257654号公報
の場合は、資源情報を動的に変えられるようになってい
るが、資源情報の参照を行うのはシステム立ち上げの時
だけであり、24時間常に動作するシステムにおいて
は、有効に活用できるものではなかった。
【0008】加えて、特開平06−231091号公報
は、物理プロセッサの資源分割を、プロセッサの負荷状
態によりやり直す機構を設けているが、この発明は、1
つのシステムにおける資源分割を想定しており、複数の
システムが動作する場合の論理分割機構に対しては有効
とならない。
【0009】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、従来のような資源の割付に関する不都合を
解消し、顧客が設定した資源分割情報にもとづいて自動
的に資源の分割を可能にし、システムの能力を最大限に
生かして顧客に快適なシステムを付与する自動資源分割
型情報処理装置及び自動資源分割方法の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の自動資源分割型情報処理装
置は、プロセッサ、データ制御部、主記憶部及びデバイ
スを含む1つの物理装置を2つ以上の独立したシステム
の論理装置として動作可能とする論理分割機構を有し、
資源の分割を統括するサービスプロセッサと、このサー
ビスプロセッサからの指示により初期値になり、一定時
間ごとにカウントアップする資源監視タイマと、システ
ム立ち上げ時と資源の再分割時にサービスプロセッサに
より設定された値を保持する割り込み一致データ及び割
り込みマスクと、資源監視タイマの値と割り込み一致デ
ータの値を比較し、割り込みマスクが立っていない場合
に、資源再分割要求をサービスプロセッサへ出力する資
源再分割要求検出回路と、資源分割情報ブロックを格納
する資源分割テーブルを有する自動資源分割型情報処理
装置であって、資源再分割要求が出力されると、サービ
スプロセッサが資源分割テーブルから資源分割情報ブロ
ックを読み出し、この資源分割情報ブロックが保有する
情報にもとづいて資源の再割付と、少なくともプロセッ
サ、データ制御部、デバイス又は分散主記憶部のいずれ
かの切り離し及び組み込みを行う構成としてある。
【0011】自動資源分割型情報処理装置をこのような
構成にすれば、顧客が事前に設定した時間条件で、自動
的に資源の再分割を行い、情報処理装置の運用に応じた
適切なバランスの論理区画を構築することができる。こ
れによって、情報処理装置における複数の論理装置に対
して、その処理負荷に応じて資源を割り付けることがで
き、効率的な処理を実現することが可能となる。
【0012】また、このように自動化することによっ
て、顧客によるシステム管理に必要なコストを低減させ
ることが可能となる。さらに、このような再分割を、一
つのシステムのみならず、複数のシステムが動作する情
報処理装置に対しても実行することが可能となる。加え
て、本発明によれば、OSを改造することなく資源の自
動分割を実現することができる。
【0013】OSは非常に複雑な作りとなっているた
め、これを改造し、専用プログラムを作り込むことは、
多くの工数を必要とする作業である。また、OSがパー
ティション構成を管理するようにした場合、OS自体が
パーティション間の状況を認識する必要があるため、処
理速度などの性能低下を招く場合がある。
【0014】このため、OSを改造することなく自動資
源分割を行うことにより、このような処理工数を削減す
るとともに、OSの性能低下の危険性を排除した上で、
資源分割を実現することが可能となる。なお、本発明に
おいて、2つ以上の独立したシステムとは、同一のOS
であっても、異なるOSであってもかまわない。また、
論理分割機構とは、一台の情報処理装置における各種資
源、すなわち、プロセッサや、データ制御部、分散記憶
部、デバイス等を論理的に分割して、仮想的に2つ以上
の独立した働きを行う区画を作る仕組みを意味してい
る。
【0015】本発明の請求項2記載の自動資源分割型情
報処理装置は、自動資源割付型情報処理装置において、
資源分割情報ブロックが、資源分割情報と、割り込み一
致データに設定するための割り込み一致データ情報、及
び割り込みマスクに設定するための割り込みマスク情報
を保有する構成としてある。
【0016】自動資源分割型情報処理装置をこのような
構成にすれば、資源分割テーブルに資源分割に必要な情
報を資源分割情報ブロックとして保有させ、これを利用
することが可能となる。
【0017】本発明の請求項3記載の自動資源分割方法
は、プロセッサ、データ制御部、主記憶部及びデバイス
を含む1つの物理装置を2つ以上の独立したシステムの
論理装置として動作可能とする論理分割機構を有し、資
源の分割を統括するサービスプロセッサと、このサービ
スプロセッサからの指示により初期値になり、一定時間
ごとにカウントアップする資源監視タイマと、システム
立ち上げ時と資源の再分割時にサービスプロセッサによ
り設定された値を保持する割り込み一致データ及び割り
込みマスクと、資源監視タイマの値と割り込み一致デー
タの値を比較し、割り込みマスクが立っていない場合
に、資源再分割要求をサービスプロセッサへ出力する資
源再分割要求検出回路と、資源分割情報ブロックを格納
する資源分割テーブルを有する自動資源分割型情報処理
装置を用いて資源の再分割を行う自動資源分割方法であ
って、各論理区画のシステムの立ち上げ時に、サービス
プロセッサが各論理区画に対する初期設定を行う立ち上
げ処理工程と、いずれかの論理区画における資源再分割
要求検出回路から発行された資源再分割要求にもとづい
て、資源再分割を行う資源再分割処理工程と、後処理工
程を有する方法としてある。
【0018】自動資源分割方法をこのような方法にすれ
ば、システムの立ち上げ処理工程において、次の再分割
を行う時間条件を設定することができる。また、この時
間条件にもとづいて、資源再分割処理工程が開始され、
資源分割情報が資源分割テーブルから抽出されて、資源
の分割が実行される。さらに、次の分割に備えて、資源
分割情報読み出しのための調節も行うことができる。こ
のようにすることによって、顧客が希望する時間条件及
び資源分割条件にもとづき、資源の分割を実行すること
が可能となる。なお、ここで論理区画とは、論理分割機
構により分割されたプロセッサ等の装置により構成され
るグループを意味している。
【0019】本発明の請求項4記載の自動資源分割方法
は、立ち上げ処理工程において、サービスプロセッサ
が、各論理区画用の資源分割テーブルポインタを初期化
するとともに、各論理区画用の資源分割テーブルから資
源分割テーブルポインタの指す資源分割情報ブロックを
読み出し、資源監視タイマを初期化するとともに、資源
分割情報ブロックが保有する情報にもとづいて各論理区
画における資源情報と、割り込み一致データ及び割り込
みマスクを初期設定し、各論理区画のシステムを立ち上
げるとともに、資源分割テーブルポインタにブロック長
を加算する方法としてある。
【0020】自動資源分割方法をこのような方法にすれ
ば、システムの立ち上げの際に、再分割を実行するタイ
ミングを決定するための各種情報を設定することができ
る。資源監視タイマと割り込み一致データは、次の資源
分割処理工程において、資源再分割のタイミングを図る
ために用いられ、割り込みマスクは、分割の実行可否判
断のために用いられる。また、次の資源分割情報の読み
出しに備えて、資源分割テーブルポインタの位置が調節
される。
【0021】本発明の請求項5記載の自動資源分割方法
は、資源再分割処理工程において、サービスプロセッサ
が、一の論理区画における資源再分割要求検出回路から
の資源再分割要求を受けると、この一の論理区画用の資
源分割テーブルから資源分割テーブルポインタの指す資
源分割情報ブロックを読み出し、この資源分割情報ブロ
ックの保有する情報にもとづいて、一の論理区画及び一
又は複数の他の論理区画におけるプロセッサ、データ制
御部、デバイス又は分散主記憶部の少なくともいずれか
の切り離し又は組み込みを実行するとともに、これら一
の論理区画及び一又は複数の他の論理区画における資源
の再割付を実行して資源情報を設定する方法としてあ
る。
【0022】自動資源分割方法をこのような方法にすれ
ば、ある論理区画から資源再分割要求が発行されると、
その論理区画用の資源分割テーブルの資源分割情報ブロ
ックが読み出されて、各論理区画の資源の切り離し又は
組み込みが実行され、資源の再割付が行われて各資源情
報が設定される。
【0023】この場合、テーブルにおける情報管理の形
態によっては、資源再分割要求が発行された論理区画用
のテーブルのみならず、他の論理区画用の資源分割テー
ブルの資源分割情報ブロックも読み出すようにすること
もできる。また、各論理区画の資源の切り離し又は組み
込みの順序は、読み出された資源分割情報ブロックの内
容に応じて適切に設定することができる。
【0024】本発明の請求項6記載の自動資源分割方法
は、資源再分割処理工程において、サービスプロセッサ
が、一の論理区画における資源再分割要求検出回路から
の資源再分割要求を受けると、この一の論理区画用の資
源分割テーブルから資源分割テーブルポインタの指す資
源分割情報ブロックを読み出し、この資源分割情報ブロ
ックの保有する情報にもとづいて、他の論理区画に対し
てプロセッサの切り離しを要求するとともに、一の論理
区画における資源の再割付を実行して資源情報を設定
し、他の論理区画における資源の切り離しが完了する
と、他の論理区画における資源の再割付を実行して資源
情報を設定し、一の論理区画に対してプロセッサの組み
込みを要求し、一の論理区画において組み込みが行われ
る方法としてある。
【0025】自動資源分割方法をこのような方法にすれ
ば、一つの物理装置に2つの論理装置がある場合におい
て、プロセッサの割付を適切に実行することが可能であ
る。
【0026】本発明の請求項7記載の自動資源分割方法
は、後処理工程において、サービスプロセッサが、資源
分割情報ブロックが保有するテーブル実行位置情報にも
とづいて、資源分割情報ブロックが最終ブロックである
と判断した場合は、資源分割情報ブロックポインタを初
期化し、資源分割情報ブロックが最終ブロックでないと
判断した場合は、資源分割情報ブロックポインタにブロ
ック長を加算する方法としてある。
【0027】自動資源分割方法をこのような方法にすれ
ば、資源再分割処理の実行後、適切に資源分割テーブル
における資源分割情報ブロックの読み出し位置を調節す
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に
おける自動資源分割型情報処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0029】同図に示す自動資源分割型情報処理装置
は、プロセッサ1〜8、サービスプロセッサ9、データ
制御部11,21、デバイス12,22、分散主記憶部
31,32を含む主記憶部30を有している。また、プ
ロセッサ1〜4は、プロセッサ群A10を、プロセッサ
5〜8は、プロセッサ群B20を構成している。
【0030】プロセッサ1〜8は、上記情報処理装置に
おける演算装置である。また、サービスプロセッサ9
は、各プロセッサ1〜8や、デバイス12,22等の分
割を行う演算装置である。データ制御部11,21は、
自動資源分割型情報処理装置における制御部である。
【0031】デバイス12,22は、ハードディスク、
マウス、キーボード等の各種機器である。主記憶部30
は、データ制御部11,21からデータの読み書きが行
われるメインメモリであり、各分散主記憶部31,32
は、それぞれプロセッサ群A10側,プロセッサ群B2
0側のメインメモリとしてある。
【0032】次に、図2に自動資源分割型情報処理装置
を、論理分割した様子を示す。同図は、本発明の実施形
態の自動資源分割型情報処理装置を、論理分割機構によ
り、区画Aと区画Bの2つの論理装置に分割した場合の
構成を示すブロック図である。同図によれば、論理区画
Aには、プロセッサ1〜4、データ制御部11、デバイ
ス12及び分散主記憶部31が、割り当てられている。
また、論理区画Bには、プロセッサ5〜8、データ制御
部21、デバイス22及び分散主記憶部32が、割り当
てられている。サービスプロセッサ9は、これらの分割
(割り付け)をコントロールしている。
【0033】次に、図3に、この自動資源分割型情報処
理装置の資源を再分割した様子を示す。同図は、本発明
の実施形態における論理分割機構により分割された自動
資源分割型情報処理装置の資源の再分割後の構成を示す
ブロック図である。同図において、再分割により、論理
区画Aには、プロセッサ1〜6、データ制御部11及び
21の一部、デバイス12及び分散主記憶部31が割り
振られ、論理区画Bには、プロセッサ7,8、データ制
御部21の一部、デバイス22及び分散主記憶部32
が、割り振られている。
【0034】次に、図4を参照して、上記再分割の際に
参照される資源分割テーブルについて説明する。同図
は、本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装置に
おける資源分割テーブルの構成を示すブロック図であ
る。
【0035】本実施形態の自動資源分割型情報処理装置
は、区画A用の資源分割テーブル40aと区画B用の資
源分割テーブル40bを有している。これらは、主記憶
部又はサービスプロセッサ9にもつことができる。ま
た、各テーブルは、資源分割情報ブロック41により構
成されている。この資源分割情報ブロック41は、テー
ブルにおけるブロックの位置情報を示すテーブル実行位
置と、資源分割情報を有している。また、サービスプロ
セッサ9により読み書きが行われる割り込み一致データ
及び割り込みマスクを有している。
【0036】この資源分割情報とは、例えば、区画Aは
どのような構成であるかというような情報のことであ
り、区画Aがプロセッサ1〜4とデバイス12を有する
といった有効資源情報のことである。この資源分割情報
は、資源を分割した結果、各論理装置の構成をどのよう
にするかを示している。また、割り込み一致データと
は、何時間後に分割を実行させるかという情報であり、
時間条件情報として設定される。
【0037】割り込みマスクは、実際に実行を行わせる
か否かを判断するためのフラグ情報であり、このマスク
を立てた場合には、分割は実行されない。また、これら
の資源分割情報、割り込み一致データ及び割り込みマス
クを設定するための元情報は、自動資源分割型情報処理
装置の運用に応じて顧客により作成される。
【0038】例えば、割り込み一致データとしては、朝
9時に資源監視タイマを初期化する場合、一日における
システムの負荷変動にもとづいて、11時間後の夜8時
や、さらに13時間後の翌朝9時等に再分割を行うよう
に設定することができる。また、その資源分割情報は、
例えば、各システムの負荷変動の比率にもとづいて算出
し、作成することができる。そして、これらの情報を保
有する各テーブルの情報は、それぞれ区画A用の資源分
割テーブルポインタ42a、区画B用の資源分割テーブ
ルポインタ42bにより示された位置に対して読み出し
が行われる。
【0039】次に、図5を参照して、上記再分割の要求
を検知するための構成を説明する。同図は、本発明の実
施形態の自動資源分割型情報処理装置における資源監視
タイマ50、割り込み一致データ51、割り込みマスク
52及び資源再分割要求検出回路53の構成を示すブロ
ック図である。
【0040】資源監視タイマ50は、サービスプロセッ
サ9からの指示を受け、所定のタイミングで初期化さ
れ、一定時間ごとにカウントアップして、割り込み一致
データ51との比較を行うためのものである。割り込み
一致データ51及び割り込みマスク52は、資源分割テ
ーブル40における所定の資源分割情報ブロック41か
ら読み出された、割り込み一致データ及び割り込みマス
クをそれぞれ設定したものである。これらは、割り込み
マスクが立っていない場合に、その割り込み一致データ
が示す分割タイミングと、資源監視タイマ50の一致を
検出し、資源再分割要求を発生させるために用いられ
る。
【0041】資源再分割要求検出回路53は、資源監視
タイマ50の値と、割り込み一致データ51との値を比
較し、一致した時に割り込みマスク52が立っていなけ
れば(マスク状態でなければ)、資源分割要求をサービ
スプロセッサ9へ出力する。なお、本実施形態において
は、これら資源監視タイマ50、割り込み一致データ5
1、割り込みマスク52及び資源再分割要求検出回路5
3は、各論理区画A及びBにそれぞれ一つづつ存在する
ものとみなしている。
【0042】すなわち、分割は各プロセッサごとに可能
であるため、各プロセッサは、上記資源監視タイマ5
0、割り込み一致データ51、割り込みマスク52及び
資源再分割要求検出回路53をそれぞれ有しているが、
複数のプロセッサで一区画を形成した場合は、その区画
内でマスタプロセッサを決定する。
【0043】そして、このマスタプロセッサがもつ資源
監視タイマ50、割り込み一致データ51、割り込みマ
スク52及び資源再分割要求検出回路53を有効なもの
として制御する。このとき、このマスタプロセッサと同
一区画内にある他のプロセッサにおける上記情報は、例
えば、割り込みマスクをマスク状態として、無効化すれ
ばよい。なお、これら資源監視タイマ50、割り込み一
致データ51、割り込みマスク52及び資源再分割要求
検出回路53は、主記憶部又はサービスプロセッサ9に
もたせることができる。
【0044】次に、本実施形態の自動資源分割型情報処
理装置における処理手順について、図6〜図9を参照し
て説明する。これらは、それぞれ本発明の実施形態の自
動資源分割型情報処理装置における区画Aにおけるシス
テム立ち上げ処理、区画Bにおけるシステム立ち上げ処
理、資源の再分割処理及びポインタの調節処理(後処
理)を示している。
【0045】まず、図6の区画Aにおけるシステム立ち
上げ処理について説明する。サービスプロセッサ9は、
顧客からの区画Aの立ち上げ指示により、区画Aの立ち
上げを開始する(ステップ10)。なお、顧客からの立
ち上げ指示は、コンソールからの手動の場合と、自動立
ち上げの場合のいずれであってもよい。
【0046】サービスプロセッサ9は、区画A用の初期
設定情報及び資源情報を、図2に示す区画Aの各プロセ
ッサや各装置へ設定する。このとき、サービスプロセッ
サ9は、区画A用の資源分割テーブル40の資源分割テ
ーブルポインタ42aの初期化を実行し(ステップ1
1)、初期化された資源分割テーブルポインタ42aが
指す資源分割情報ブロック41を読み出す(ステップ1
2)。
【0047】そして、区画A用の初期設定を行う(ステ
ップ13)。この際、サービスプロセッサ9は、区画A
用の資源監視タイマ50へ資源監視タイマクリア指示を
発行し、資源監視タイマ50の初期化を行う(ステップ
14)。また、読み出された資源分割情報ブロック41
が保有する資源分割情報にもとづいて、区画Aにおける
各資源情報を初期設定用に生成する(ステップ15)。
さらに、上記資源分割情報ブロック41の割り込み一致
データ及び割り込みマスクの情報にもとづいて、それぞ
れ割り込み一致データ51及び割り込みマスク52を初
期設定する(ステップ16)。
【0048】上記各設定が完了したら、サービスプロセ
ッサ9は、区画Aの立ち上げ指示を発行し、資源分割テ
ーブルポインタ42aの値を、資源分割情報ブロック4
1分加算する(ステップ17)。サービスプロセッサ9
から区画Aの立ち上げ指示を受け取り、システムの立ち
上げを開始した区画Aは、設定情報を元に立ち上げ処理
を実行し(ステップ18)、システム運用状態に移行す
る。
【0049】次に、図7の区画Bにおけるシステム立ち
上げ処理を説明する。区画Aと同様に、サービスプロセ
ッサ9は、顧客からの区画Bの立ち上げ指示により区画
Bの立ち上げを開始する(ステップ20)。この場合
も、区画Aと同様、顧客からの立ち上げ指示は、コンソ
ールからの手動の場合と、自動立ち上げの場合のいずれ
でもよい。
【0050】そして、これ以降の動作からシステム立ち
上げに至るまでの動作(ステップ21〜ステップ28)
については、初期化対象を区画B用の資源監視タイマ5
0、割り込み一致データ51及び割り込みマスク52等
としている点以外は、図6に示す区画Aにおけるシステ
ム立ち上げ処理手順と同様である。なお、区画A及び区
画B立ち上げ順序については、いずれが先であってもか
まわない。
【0051】次に、図8の資源の再分割処理について説
明する。同図は、区画Aから資源分割要求を出力した場
合の動作手順を示している。本実施形態においては、処
理の内容として、図2の区画Bにおけるプロセッサ5,
6を、区画Aへ再分割を行う例について説明する。すな
わち、図2の構成から、図3の構成へ移行する場合につ
いて説明する。なお、ここではプロセッサのみを移行し
ているが、デバイスや分散主記憶部等も移行対象として
定義することが可能である。
【0052】まず、システム運用状態に移行した区画A
と区画Bは(それぞれステップ30,ステップ32)、
各々の区画にもつ図5の資源再分割検出回路53からの
資源分割要求が、出力されるか監視する(それぞれステ
ップ31,ステップ33)。資源分割要求は、一定時間
ごとにカウントアップする資源監視タイマ50の値と、
図6及び図7の動作手順によって設定された割り込み一
致データ51との値を比較し、一致した時に割り込みマ
スク52が立っていなければ(マスク状態でなければ)
出力される。
【0053】なお、本発明の機能を使用しない場合は、
図6及び図7の設定にて割り込みマスク52の値を立た
せれば(マスク状態にすれば)よい。このようにすれば、
資源分割要求が出力されないため、システム(OS)は
本発明による処理の有無を意識しなくても良くなる。
【0054】区画Aから資源分割要求を受け取ったサー
ビスプロセッサ9は、区画A用の資源分割テーブルポイ
ンタ42aが指す、区画A用資源分割テーブル40に格
納されている資源分割情報ブロック41を読み出す(ス
テップ34)。サービスプロセッサ9は、読み出した当
該資源分割情報ブロックを解析する(ステップ35)。
この場合、解析によって、区画Bのプロセッサ5とプロ
セッサ6を切り離し、区画Aに組み込むように再分割を
行うべきことが判断される。サービスプロセッサ9は、
この解析情報にもとづいて、プロセッサ5とプロセッサ
6の切り離し要求を、区画BのOSに対して発行する
(ステップ36)。
【0055】また、サービスプロセッサ9は、資源監視
タイマクリア指示を区画Aに発行して、区画Aの資源監
視タイマ50の初期化を行う(ステップ37)。さら
に、上記の資源分割情報ブロック41から読み出した割
り込み一致データ及び割り込みマスク情報を、それぞれ
区画Aの割り込み一致データ51、割り込みマスク52
に設定する(ステップ38)。そして、サービスプロセ
ッサ9は、区画Aの資源再割付を実行し(ステップ3
9)、区画Aに対して新しい資源情報の設定を行う(ス
テップ40)。
【0056】一方、プロセッサ5とプロセッサ6の切り
離し要求を受け付けた区画BのOSは、プロセッサ5と
プロセッサ6の切り離し処理を実行する(ステップ4
1)。このOSによるプロセッサの切り離し処理や、後
の組み込み処理は、OSの既存機能を用いて実行するこ
とができる。このようなOSの既存機能を利用して、本
発明では、最小限のハードウェア機構のみで、再分割を
実現しようとしている。そして、プロセッサの切り離し
が完了したら、プロセッサ切り離し完了報告を、サービ
スプロセッサ9に対して発行する(ステップ42)。
【0057】プロセッサ切り離し完了報告を受け取った
サービスプロセッサ9は、区画Bの資源再割付を実行し
(ステップ43)、区画Bに対して新しい資源情報の設
定を行う(ステップ44)。また、プロセッサ切り離し
完了報告を受け取ったサービスプロセッサ9は、プロセ
ッサ5とプロセッサ6の組み込み要求を、区画AのOS
に対して発行する(ステップ45)。
【0058】プロセッサ5とプロセッサ6の組み込み要
求を受け付けた区画AのOSは、プロセッサ5とプロセ
ッサ6の組み込み処理を実行し(ステップ46)、プロ
セッサの組み込み処理が完了したら、プロセッサ組み込
み完了報告をサービスプロセッサ9に対して発行する
(ステップ47)。図8に示す以上のような処理が完了
すると、区画Aと区画Bの資源の再分割が完了し、自動
資源分割型情報処理装置における各資源が、図2の構成
から図3の構成に移行される。
【0059】次に、図9のポインタの調節処理について
説明する。プロセッサ組み込み完了報告を受け取ったサ
ービスプロセッサ9は、当該資源分割情報ブロック内の
テーブル実行位置情報を解析する(ステップ50)。そ
して、このテーブル実行位置情報により、現在ポインタ
が指しているブロックが、区画A用の資源分割テーブル
40の最終ブロックであると判断された場合は、区画A
用の資源分割テーブルポインタ42aを初期化し、次の
事象待ちとなる(ステップ51)。
【0060】また、このブロックが、最終ブロックでな
いと判断された場合は、区画A用の資源分割テーブルポ
インタ42aにブロックサイズ分加算して、次の事象待
ちとなる(ステップ52)。ここで最終ブロックかどう
かの判断方法としては、特に限定しないが、例えば最終
ブロックフラグをテーブル実行位置情報の中にもたせ、
最終ブロックフラグ=1なら最終ブロックを、最終ブロ
ックフラグ=0ならば最終ブロック以外であることを示
すようにして判断することができる。なお、以上の処理
における各インターフェースについては、特に限定され
るものではないが、例えば、専用の信号線で実現しても
よいし、バスなどの構成にて、バスコマンドに定義して
実現してもよい。
【0061】自動資源分割型情報処理装置における処理
手順をこのような順序とすれば、区画Aと区画Bにて、
交互に資源分割要求を出力し、図8と図9の処理を、区
画Aと区画Bを置き換えて繰り返し処理して行くことが
できる。これによって、区画Aに負荷が大きくなる時間
では、区画Aに資源を多く割り当て、区画Bに負荷が大
きくなる時間では、区画Bに資源を多く割り当てること
が、自動で実行可能となる。
【0062】このように資源の再分割をすることによ
り、例えば、区画A及びBの負荷変動が、図10に示す
ような状態であったものを、図11に示すような負荷変
動とすることができる。これにより、夜間に負荷の高い
区画Bにおける処理を十分に実行することができるよう
に、夜間には区画Bに多くの資源を割り付けることによ
って、区画Bにおける夜間の処理を十分に実行させるこ
とが可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、顧客が
事前に設定した時間条件で、自動的に資源の再分割を行
い、情報処理装置の運用に応じた適切なバランスの論理
区画を構築することができる。これによって、情報処理
装置における複数の論理区画に対して、その処理負荷に
応じて資源を割り付けることができ、効率的な処理を実
現することが可能となる。
【0064】また、このように自動化することによっ
て、顧客によるシステム管理に必要なコストを低減させ
ることが可能となる。さらに、このような再分割を、一
つのシステムのみならず、複数のシステムが動作する情
報処理装置に対しても実行することが可能となる。ま
た、本発明によればOSを改造することなく、資源の自
動分割を実現することができる。
【0065】OSは非常に複雑な作りとなっているた
め、これを改造し、専用プログラムを作り込むことは、
多くの工数を必要とする作業である。また、OSがパー
ティション構成を管理するようにした場合、OS自体が
パーティション間の状況を認識する必要があるため、処
理速度などの性能低下を招く場合がある。このため、O
Sを改造することなく自動資源分割を行うことにより、
このような処理工数を削減するとともに、OSの性能低
下の危険性を排除した上で、資源分割を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置を、論理分割機構により、区画Aと区画Bの2つの論
理装置に分割した場合の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における論理分割機構により
分割された自動資源分割型情報処理装置の資源の再分割
後の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置における資源分割テーブルの構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置における資源監視タイマ、割り込み一致データ、割り
込みマスク及び資源再分割要求検出回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置の区画Aにおけるシステム立ち上げの処理手順を示す
動作手順図である。
【図7】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置の区画Bにおけるシステム立ち上げの処理手順を示す
動作手順図である。
【図8】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置における資源再分割の処理手順を示す動作手順図であ
る。
【図9】本発明の実施形態の自動資源分割型情報処理装
置におけるポインタ調節の処理手順を示す動作手順図で
ある。
【図10】本発明の再分割を行う前の自動資源分割型情
報処理装置におけるシステム間の負荷バランスを示す図
である。
【図11】本発明の再分割を行った後の自動資源分割型
情報処理装置におけるシステム間の負荷バランスを示す
図である。
【符号の説明】
1〜8 プロセッサ 9 サービスプロセッサ 10 プロセッサ群A 11,21 データ制御部 12,22 デバイス 20 プロセッサ群B 30 主記憶部 31,32 分散主記憶部 A,B 論理区画 40a 区画A用の資源分割テーブル 40b 区画B用の資源分割テーブル 41 資源分割情報ブロック 50 資源監視タイマ 51 割り込み一致データ 52 割り込みマスク 53 資源再分割要求検出回路 62a 区画A用の資源分割テーブルポインタ 62b 区画B用の資源分割テーブルポインタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ、データ制御部、主記憶部及
    びデバイスを含む1つの物理装置を2つ以上の独立した
    システムの論理装置として動作可能とする論理分割機構
    を有し、資源の分割を統括するサービスプロセッサと、
    このサービスプロセッサからの指示により初期値にな
    り、一定時間ごとにカウントアップする資源監視タイマ
    と、システム立ち上げ時と資源の再分割時に前記サービ
    スプロセッサにより設定された値を保持する割り込み一
    致データ及び割り込みマスクと、前記資源監視タイマの
    値と前記割り込み一致データの値を比較し、前記割り込
    みマスクが立っていない場合に、資源再分割要求を前記
    サービスプロセッサへ出力する資源再分割要求検出回路
    と、資源分割情報ブロックを格納する資源分割テーブル
    を有する自動資源分割型情報処理装置であって、 前記資源再分割要求が出力されると、前記サービスプロ
    セッサが前記資源分割テーブルから資源分割情報ブロッ
    クを読み出し、この資源分割情報ブロックが保有する情
    報にもとづいて資源の再割付と、少なくともプロセッ
    サ、データ制御部、デバイス又は分散主記憶部のいずれ
    かの切り離し及び組み込みを行うことを特徴とする自動
    資源分割型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記自動資源割付型情報処理装置におい
    て、 前記資源分割情報ブロックが、資源分割情報と、前記割
    り込み一致データに設定するための割り込み一致データ
    情報、及び前記割り込みマスクに設定するための割り込
    みマスク情報を保有することを特徴とする請求項1記載
    の自動資源分割型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 プロセッサ、データ制御部、主記憶部及
    びデバイスを含む1つの物理装置を2つ以上の独立した
    システムの論理装置として動作可能とする論理分割機構
    を有し、資源の分割を統括するサービスプロセッサと、
    このサービスプロセッサからの指示により初期値にな
    り、一定時間ごとにカウントアップする資源監視タイマ
    と、システム立ち上げ時と資源の再分割時に前記サービ
    スプロセッサにより設定された値を保持する割り込み一
    致データ及び割り込みマスクと、前記資源監視タイマの
    値と前記割り込み一致データの値を比較し、前記割り込
    みマスクが立っていない場合に、資源再分割要求を前記
    サービスプロセッサへ出力する資源再分割要求検出回路
    と、資源分割情報ブロックを格納する資源分割テーブル
    を有する自動資源分割型情報処理装置を用いて資源の再
    分割を行う自動資源分割方法であって、 各論理区画のシステムの立ち上げ時に、前記サービスプ
    ロセッサが各論理区画に対する初期設定を行う立ち上げ
    処理工程と、 いずれかの前記論理区画における前記資源再分割要求検
    出回路から発行された資源再分割要求にもとづいて、資
    源再分割を行う資源再分割処理工程と、 後処理工程を有することを特徴とする自動資源分割方
    法。
  4. 【請求項4】 前記立ち上げ処理工程において、前記サ
    ービスプロセッサが、 前記各論理区画用の資源分割テーブルポインタを初期化
    するとともに、前記各論理区画用の資源分割テーブルか
    ら前記資源分割テーブルポインタの指す資源分割情報ブ
    ロックを読み出し、 前記資源監視タイマを初期化するとともに、前記資源分
    割情報ブロックが保有する情報にもとづいて前記各論理
    区画における資源情報と、前記割り込み一致データ及び
    前記割り込みマスクを初期設定し、 前記各論理区画のシステムを立ち上げるとともに、前記
    資源分割テーブルポインタにブロック長を加算すること
    を特徴とする請求項3記載の自動資源分割方法。
  5. 【請求項5】 前記資源再分割処理工程において、前記
    サービスプロセッサが、 一の論理区画における前記資源再分割要求検出回路から
    の資源再分割要求を受けると、この一の論理区画用の資
    源分割テーブルから前記資源分割テーブルポインタの指
    す資源分割情報ブロックを読み出し、 この資源分割情報ブロックの保有する情報にもとづい
    て、前記一の論理区画及び一又は複数の他の論理区画に
    おけるプロセッサ、データ制御部、デバイス又は分散主
    記憶部の少なくともいずれかの切り離し又は組み込みを
    実行するとともに、これら一の論理区画及び一又は複数
    の他の論理区画における資源の再割付を実行して資源情
    報を設定することを特徴とする請求項3又は4記載の自
    動資源分割方法。
  6. 【請求項6】 前記資源再分割処理工程において、前記
    サービスプロセッサが、 一の論理区画における前記資源再分割要求検出回路から
    の資源再分割要求を受けると、この一の論理区画用の資
    源分割テーブルから前記資源分割テーブルポインタの指
    す資源分割情報ブロックを読み出し、 この資源分割情報ブロックの保有する情報にもとづい
    て、他の論理区画に対してプロセッサの切り離しを要求
    するとともに、前記一の論理区画における資源の再割付
    を実行して資源情報を設定し、 前記他の論理区画における資源の切り離しが完了する
    と、前記他の論理区画における資源の再割付を実行して
    資源情報を設定し、 前記一の論理区画に対してプロセッサの組み込みを要求
    し、前記一の論理区画において組み込みが行われること
    を特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の自動資源
    分割方法。
  7. 【請求項7】 前記後処理工程において、前記サービス
    プロセッサが、前記資源分割情報ブロックが保有するテ
    ーブル実行位置情報にもとづいて、 前記資源分割情報ブロックが最終ブロックであると判断
    した場合は、前記資源分割情報ブロックポインタを初期
    化し、 前記資源分割情報ブロックが最終ブロックでないと判断
    した場合は、前記資源分割情報ブロックポインタにブロ
    ック長を加算することを特徴とする請求項3〜6のいず
    れかに記載の自動資源分割方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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