JP2003201428A - 分散染料インク及び該分散染料インクを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

分散染料インク及び該分散染料インクを用いたインクジェット記録方法

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JP2003201428A
JP2003201428A JP2002000545A JP2002000545A JP2003201428A JP 2003201428 A JP2003201428 A JP 2003201428A JP 2002000545 A JP2002000545 A JP 2002000545A JP 2002000545 A JP2002000545 A JP 2002000545A JP 2003201428 A JP2003201428 A JP 2003201428A
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Japan
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disperse dye
ink
dye ink
particle size
disperse
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JP2002000545A
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English (en)
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Tomomi Yoshizawa
友海 吉沢
Naoki Sato
直樹 佐藤
Toshiya Takagi
利也 高木
Tsutomu Iwamoto
勉 岩本
Naoko Nakajima
尚子 中嶋
Hitoshi Morimoto
仁士 森本
Kei Kudo
圭 工藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な保存安定性を有する分散染料インク及
び該分散染料インクを用いたインクジェット記録方法を
提供する。 【解決手段】 親水性部分と疎水性部分を有する数平均
分子量4000〜20000のブロック共重合体により
分散された分散染料を含有する分散染料インク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散染料インク及び
該分散染料インクを用いたインクジェット記録方法に関
し、さらに詳しくは、インクジェット方式により布帛の
捺染を行うインクジェット捺染用の分散染料インク及び
該分散染料インクを用いたインクジェット記録方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、布帛の捺染は、スクリーン捺染や
ローラー捺染等で行われている。これらは、染色に先だ
って、捺染用の版銅やスクリーン版を作製する必要があ
る。
【0003】版の製作は、時間と人手が掛かり、非常に
高価であり、一定量以上の生産を行わないと、コスト的
に引き合わない為、小規模生産や見本作り等の目的に、
最近無製版の電子捺染システムが要望されている。
【0004】例えば、現行の捺染法では、注文を受けて
から、最初の生産サンプルを作るまで、6〜16週間も
掛かる。しかし、最近の小売店は、シーズンの初め、品
物の極一部だけを注文し、その後、リアルタイムのポイ
ント オブ セールス データーを活用して、実際に売
れている、スタイルや色やサイズだけを、再注文する事
を望んでいる。
【0005】この為、注文サイズが著しく小さくなり、
製造業者は、小さな注文をタイムリーに供給できる能力
を要求される様になった。現在、染色業界やアパレル業
界では、顧客の要望に迅速に対応できるクイックレスポ
ンスが重視され、これに対し、インクジェット捺染、熱
転写捺染、電子写真捺染、静電捺染、磁気捺染等、多く
の無版捺染技術が提案されている。
【0006】中でも、インクジェット捺染が最も期待さ
れている。その理由は、中間トナーやインク等の転写を
必要とせず、染料を布に、直接供給できる為である。こ
の様に、インクジェット捺染の特徴は、高価な彫刻ロー
ルやスクリーン型が不要になる。型製作に要する時間が
無くなるので、受注後直ちに、生産が可能になる。ま
た、図柄や配色の変更が容易で、ユーザーの要望に即応
できる。CADシステムと連動させる事ができるので、
デザインの保管が容易であり、図柄に制限が無く、自由
に図柄を再現できる。また、従来の染色で使用されてい
る、実績の有る染料を使用できる。
【0007】一方、インクジェット捺染の課題にはイン
クの保存安定性がある。インクの保存安定性が悪いと、
インクが凝集によるインクジェットヘッドのノズルの目
詰まりや、形成される画像の濃度変化等の問題が生じて
しまう。
【0008】特開平6−145568号には、分散染料
の粒径を0.1〜2.0μmで分散させ、1μm以下の
粒子の占有率を85〜99体積%で、積算体積90%で
の粒子径が0.1〜0.8μmであるインクを用いるこ
とにより、ノズル目詰まりを抑える技術が開示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
分散染料を分散した分散染料インクでは、時間経過と共
に分散染料インク中で分散染料の粒子が大きくなり分散
染料粒子が沈降する現象を抑えるのが十分ではなく、ま
だインクジェットヘッドのノズルの目詰まりや形成する
インクジェット画像の濃度の変化等の種々の問題を生じ
ることがある。従って、従来の分散剤を用いた分散染料
インクの保存安定性は十分満足のいくものではなかっ
た。
【0010】また、分散染料インクには、分散染料イン
クを用いて形成させるインクジェット画像の画像濃度の
低下、スジ状のムラ等による画像の品質の低下を抑える
ため、高い吐出安定性が要求される。
【0011】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の第1の目的は、保存安定性の高い分散
染料インク及び該分散染料インクを用いたインクジェッ
ト記録方法を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、吐出安定性の高い
分散染料インク及び該分散染料インクを用いたインクジ
ェット記録方法を提供することにある。
【0013】本発明は、上記目的の少なくとも一つを解
決するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下の構
成により達成される。
【0015】(1) 親水性部分と疎水性部分を有する
数平均分子量4000〜20000のブロック共重合体
により分散された分散染料を含有する分散染料インク。
【0016】(2) 前記ブロック共重合体の数平均分
子量が5000〜15000であることを特徴とする
(1)に記載の分散染料インク。
【0017】(3) 前記分散染料の多分散指数が2.
0以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載
の分散染料インク。
【0018】(4) 前記分散染料の多分散指数が1.
0以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載
の分散染料インク。
【0019】(5) 前記分散染料の平均粒径が0.1
〜0.2μmであることを特徴とする(1)〜(4)の
いずれか1項に記載の分散染料インク。
【0020】(6) 前記分散染料インクを孔径0.8
μmのフィルターで濾過し、60℃で30日間保存した
後の前記分散染料インク中の分散染料の最大粒径が1μ
m以下であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれ
か1項に記載の分散染料インク。
【0021】(7) 分散染料の平均粒径が0.1〜
0.2μmである分散染料インクであって、前記分散染
料インクを孔径0.8μmのフィルターで濾過し、60
℃で30日間保存した後のインク中の分散染料の最大粒
径が1μm以下であることを特徴とする分散染料イン
ク。
【0022】(8) 記録ヘッドよりインクを微小液滴
として吐出するインクジェット記録方法において、前記
インクが(1)〜(7)のいずれか1項に記載の分散染
料インクであることを特徴とするインクジェット記録方
法。
【0023】以下、本発明を更に詳細に述べる。本発明
の分散染料インクは、主に布帛として、ポリエステル布
の捺染に使用する、分散染料インクに関するものであ
る。
【0024】ポリエステル布は疎水性の為、疎水性の分
散染料を水中に微粒子状に分散して捺印を行なう。イン
クジェット技術によるポリエステル布の捺染は、分散染
料を微粒子状に分散させたインクをノズルから、ニジミ
防止処理を施した布上に、吐出して画像を形成する。更
に、この布を、ポリエステルのガラス転移温度以上に加
熱(例えば150〜220℃)して、染料を、繊維内部
に浸透させて、染着する。染色された、布には、未染着
の分散染料の他、分散剤、活性剤、高沸点溶剤、前処理
剤等が多量に含まれており、これらが布に残留すると、
耐洗濯性が低下したり、べとついたり、ごわごわした感
触を与える為、水洗して除去する。
【0025】この様に、分散染料を微粒子状に分散させ
た、捺染用インクジェットインクに要求される事は、分
散粒子径が小さい事、粒子径の分布範囲が狭い事、分散
の安定性が良く、凝集物が発生しない事、ノズルやフィ
ルター等を閉塞しない事である。この為、分散染料を、
粒子径をできるだけ細かく、粒子径の分布範囲をできる
だけ狭く成る様に分散し、この状態を長期間保つ必要が
ある。
【0026】分散染料は、媒体の水に対する溶解性が、
分散粒子の保存性と安定性に極めて大きな影響を与え
る。分散染料は、水に難溶であるが、幾分か水溶性を持
っている。特に、粒子径が小さくなると、溶解度が大き
くなる。粒子径分布が広いと、保存中に、小粒子が溶解
して大粒子上に析出する、いわゆるオストワルド熟成が
起こり、粒子径がしだいに大きくなり、沈降や凝集を起
こす。
【0027】本発明者らは、親水性部分と疎水性部分を
有する数平均分子量が4000以上のブロック共重合体
により分散染料を分散させた分散染料インクは、オスト
ワルド熟成が抑えられていることを見出した。さらに、
親水性部分と疎水性部分を有する数平均分子量2000
0以下のブロック共重合体により分散染料を分散させた
分散染料インクは、十分な吐出安定性を有していること
を見出した。
【0028】よって、本発明の一つは、親水性部分と疎
水性部分を有する数平均分子量が4000〜20000
のブロック共重合体により分散染料を分散させた分散染
料インクである。これにより、オストワルド熟成を抑え
ることができ、さらに、吐出安定性を向上させることが
できる。
【0029】本発明の分散染料インクに用いられるブロ
ック共重合体の数平均分子量が5000〜15000で
あると、一層オストワルド熟成を抑えることができ、さ
らに、吐出安定性を一段と向上させることができるので
好ましい。
【0030】本発明において、親水性部分と疎水性部分
を有するブロック共重合体とは、AB、ABA、または
ABC構造のいずれかを有することが好ましい。従来技
術で慣用であるとおり、各文字はブロックを参照するた
めに使用され、異なる文字は異なるモノマー組成を有す
るブロックを示し、そして同じ文字は同じモノマー組成
を有するブロックに用いられる。したがって、ABブロ
ック共重合体は2個のブロックが異なるジブロックであ
る。ABAブロック共重合体は3個のブロックである
が、2個の異なるブロックのみ(即ち2個のAブロック
は同じである)を含む。ABCブロック共重合体も3個
のブロックを含むが、3個のすべてのブロックが互いに
異なるものである。
【0031】概して、どのブロック共重合体が使用され
ようともBブロックは疎水性であり、かつ着色剤と結合
することができる。Aブロックは親水性であり、かつ水
性ビヒクルに可溶である。第3ブロック(Aブロックま
たはCブロックのいずれか)は任意選択であり、そして
ポリマーの疎水性と親水性のバランスを微調整するため
に使用することができる。親水性ブロックと同じ組成を
有してもよく、それゆえABAか、またはAかBのいず
れかと異なる組成を有してもよく、それゆえABCであ
る。
【0032】疎水性ブロックのサイズは、顔料表面に効
果的な結合が生じるように充分に大きいことが必要であ
る。数平均分子量は少なくとも500、好ましくは少な
くとも1000であることが所望される。親水性ブロッ
クも、安定した分散のための立体安定化メカニズムおよ
び静電安定化メカニズムをもたらすのに充分大きいこと
が必要であり、そして、ポリマー全体が水性ビヒクルに
可溶であるように、疎水性ブロックのサイズと均衡を保
たれるべきである。
【0033】疎水性ブロックは、下記の(1)〜(4)
からなる群から選択される非アクリルモノマーを、Bブ
ロックの質量に基づいて少なくとも30質量%含有す
る。
【0034】
【化1】
【0035】(但し、RはC6〜C20である置換または
非置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基、また
はアルカリール基である。“置換”という用語は、例え
ばヒドロキシ、アミノ、エステル、酸、アシロキシ、ア
ミド、ニトリル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシ
を含む重合プロセスを妨害しない1個または2個以上の
置換基を含有する、アルキル基、アリール基、アラキル
基、またはアルカリール基を意味するものとして本明細
書で使用される。有用なモノマーのいくつかの具体例に
は、スチレン、アルファ−メチルスチレン、ビニルナフ
タレン、ビニルシクロヘキサン、ビニルトルエン、ビニ
ルアニソール、ビニルビフェニル、ビニル2−ノルボル
ネンなどが含まれる)
【0036】
【化2】
【0037】(但し、R1はC3〜C20である置換または
非置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基、また
はアルカリール基である。“置換”という用語は、上記
(1)のものと同様の意味で使用され、そしてヒドロキ
シ、アミノ、エステル、酸、アシロキシ、アミド、ニト
リル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシなどの置換
基が含まれる。有用なモノマーのいくつかの具体例に
は、ビニルn−プロピルエーテル、ビニルt−ブチルエ
ーテル、ビニルデシルエーテル、ビニルイソ−オクチル
エーテル、ビニルオクタデシルエーテル、ビニルフェニ
ルエーテルなどが含まれる)
【0038】
【化3】
【0039】(但し、R1は上記の通りである。有用な
モノマーのいくつかの具体例には、ビニルプロピオネー
ト、ビニルブチレート、ビニルn−デカノエート、ビニ
ルステアレート、ビニルラウレート、ビニルベンゾエー
トなどが含まれる)
【0040】
【化4】
【0041】(但し、R2およびR3は、R2とR3の両方
ともがHであることはないことを条件として、H、並び
にC3〜C20である置換または非置換のアルキル基、ア
リール基、アラルキル基、およびアルカリール基からな
る群から独立して選択される。“置換”という用語は、
上記のものと同じ意味で使用され、そしてヒドロキシ、
アミノ、エステル、酸、アシロキシ、アミド、ニトリ
ル、ハロゲン、ハロアルキル、アルコキシなどの置換基
が含まれる。有用なモノマーの具体例には、N−ビニル
カルバゾール、ビニルフタルイミドなどが含まれる) 疎水性ブロックは、他のエチレン性不飽和モノマー、即
ちアクリルモノマーも含有して、ガラス転移温度(T
g)などの分散剤ポリマーの物理的特性を変更する。有
用なモノマーには、C1〜C20であるアクリル酸、また
はメタクリル酸のエステルが含まれてもよく、例えばメ
チルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
トなどである。
【0042】疎水性ブロックは、ブロック共重合体の全
質量に基づいて、以下に列挙されるような親水性モノマ
ーを20質量%まで、好ましくは10質量%以下含有す
ることも可能であり、そしてさらに、疎水性ブロックと
顔料との結合相互作用を強化する官能基を有するモノマ
ーを、ブロック共重合体の全質量に基づいて30質量%
まで含有してもよい。例えば、N,N−ジメチルアミノ
エチルアクリレートなどのアミノ基を有するモノマーを
疎水性部分に導入して、表面に酸性基を有する顔料と結
合させることもできる。塩基性表面を有する顔料の場合
は、2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸など
の酸基を有するモノマーを、疎水性部分に導入してもよ
い。
【0043】親水性ブロックは、エチレン性不飽和モノ
マーから調製される。このブロックは、選択された水性
ビヒクルに可溶性であることが必要であり、そして親水
性ブロックの全質量に基づいて、イオン化できるモノマ
ーを100質量%まで、好ましくは少なくとも50質量
%含有してもよい。イオン性モノマーの選択は、選択さ
れる用途に対する所望のインキのイオン特性による。陰
イオンブロック共重合体分散剤の場合、イオン性モノマ
ーは主として酸基、または酸前駆体基を含有するモノマ
ーである。有用なモノマーの具体例には、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モ
ノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フ
マル酸、フマル酸モノエステルなどが含まれる。モノマ
ー上の酸基は、アニオン重合またはグループ移動重合な
どの活性水素に敏感な重合プロセス用にブロックされて
もよい。ブロック基は重合の後に除去される。ブロック
基を除去した後にアクリル酸またはメタクリル酸を発生
するブロックされたモノマーの具体例には、トリメチル
シリルアクリレート、トリメチルシリルメタクリレー
ト、1−ブトキシエチルアクリレート、1−ブトキシエ
チルメタクリレート、1−エトキシエチルアクリレー
ト、1−エトキシエチルメタクリレート、2−テトラヒ
ドロピラニルアクリレート、および2−テトラヒドロピ
ラニルメタクリレートが含まれる。
【0044】本発明に用いられるブロック共重合体を製
造する最も効率的な方法は、中間体としてマクロモノマ
ーを使用することにより、複数のブロックを同時に連続
的に作ることである。末端の重合可能な二重結合を有す
るマクロモノマーは、ブロック共重合体のブロックの一
つになり、そして初めに調製される。次いでそれを第2
ブロック用に選択されたモノマーと共重合させる。AB
AおよびABCトリブロック共重合体の場合、第1ブロ
ックとして親水性マクロモノマーの合成から始めるのが
好ましい。ABブロック共重合体の場合、疎水性マクロ
モノマーまたは親水性マクロモノマーのいずれかが、合
成において有効な第1段階となる。マクロモノマーは、
フリーラジカル重合法によって最も都合よく調製される
ものであり、触媒性連鎖移動剤または有機連鎖移動剤と
して、コバルト(II)およびコバルト(III)錯体が用
いられる。有機連鎖移動剤には、ダイマー、アルファ−
メチルスチレンダイマー、および関連化合物を含んだ、
硫化アリル、臭化アリル、ビニル末端基を有するメタク
リルレートオリゴマーが含まれる。
【0045】コバルト錯体は、生成されるポリマーの分
子量、したがってブロック共重合体の第1ブロックのサ
イズを制御するのに有効であるばかりでなく、非常に高
いパーセンテージのマクロモノマーを含有するポリマー
組成物を生成するためにも作用するので、本発明を実施
するうえで好ましい。
【0046】上記の方法によって調製されたABブロッ
ク共重合体は、重合性の二重結合によってその末端が終
結し、そしてモノマーの他の基とさらに重合されて上記
の方法における従来のフリーラジカル重合を介してAB
AまたはABCブロック共重合体を形成する。
【0047】ブロック共重合体を水性ビヒクルに可溶な
ものとするため、親水性部分にイオン性基の塩を生成す
ることが必要である。酸基の塩は、それらを中和剤で中
和することによって調製される。有用な塩基の具体例に
は、アルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、および水酸化カリウム)、アルカリ金属の
炭酸塩および重炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、重炭酸ナトリウム、および重炭酸カリウム)、有機
アミン(モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチ
ルアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン)、有機
アルコールアミン(N,N−ジメチルエタノールアミ
ン、N−メチルジエタノールアミン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン)、
アンモニウム塩(水酸化アンモニウム、水酸化テトラア
ルキルアンモニウム)、およびピリジンが含まれる。陽
イオンブロック共重合体分散剤の場合、アミン基は、有
機酸および無機酸を含む酸で中和される。有用な酸の具
体例には、有機酸(酢酸、プロピオン酸、ギ酸、シュウ
酸)、ヒドロキシル化酸((hydroxylated
acids)グリコール酸、乳酸)、ハロゲン化酸(塩
化水素酸、臭化水素酸)、および無機酸(硫酸、リン
酸、硝酸)が含まれる。ヨウ化メチル、臭化メチル、塩
化ベンジル、メチルp−トルエンスルホネート、エチル
p−トルエンスルホネート、硫酸ジメチルなどのアルキ
ル化剤を使用してアミン基をテトラアルキルアンモニウ
ム塩に転化することによって陽イオン基を調製すること
もできる。
【0048】ブロック共重合体は、インキの全質量に基
づいて0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜15質
量%の量で添加されるのが好ましい。ポリマーの量が非
常に高くなると、所望のインクの粘度を維持することが
困難になる。不充分なブロックポリマーが存在すると、
顔料粒子の分散安定性に悪影響がもたらされる。
【0049】更に本発明のインクジェット記録用インク
は、水、インク溶剤、及び色材を含有する。
【0050】本発明に使用できるインク溶剤としては水
溶性の有機溶媒が好ましく、具体的にはアルコール類
(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカン
ダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルア
ルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタン
ジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグ
リコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル等)、
アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノール
アミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、
N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレン
ジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレ
ントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、
アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素
環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロ
リドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、2−オ
キサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシ
ド等)、スルホン類(例えば、スルホラン等)等が挙げ
られる。
【0051】本発明において使用できる色材は分散染料
である。本発明で用いることのできる分散染料として
は、C.I.Disperse Yellow 3,
4,5,7,9,13,23,24,30,33,3
4,42,44,49,50,51,54,56,5
8,60,63,64,66,68,71,74,7
6,79,82,83,85,86,88,90,9
1,93,98,99,100,104,108,11
4,116,118,119,122,124,12
6,135,140,141,149,160,16
2,163,164,165,179,180,18
2,183,184,186,192,198,19
9,202,204,210,211,215,21
6,218,224,227,231,232 C.I.Disperse Orange 1,3,
5,7,11,13,17,20,21,25,29,
30,31,32,33,37,38,42,43,4
4,45,47,48,49,50,53,54,5
5,56,57,58,59,61,66,71,7
3,76,78,80,89,90,91,93,9
6,97,119,127,130,139,142、
C.I.Disperse Red 1,4,5,7,
11,12,13,15,17,27,43,44,5
0,52,53,54,55,56,58,59,6
0,65,72,73,74,75,76,78,8
1,82,86,88,90,91,92,93,9
6,103,105,106,107,108,11
0,111,113,117,118,121,12
2,126,127,128,131,132,13
4,135,137,143,145,146,15
1,152,153,154,157,159,16
4,167,169,177,179,181,18
3,184,185,188,189,190,19
1,192,200,201,202,203,20
5,206,207,210,221,224,22
5,227,229,239,240,257,25
8,277,278,279,281,288,29
8,302,303,310,311,312,32
0,324,328、C.I.Disperse Vi
olet 1,4,8,23,26,27,28,3
1,33,35,36,38,40,43,46,4
8,50,51,52,56,57,59,61,6
3,69,77、C.I.Disperse Gree
n 9、C.I.Disperse Brown 1,
2,4,9,13,19 C.I.Disperse Blue 3,7,9,1
4,16,19,20,26,27,35,43,4
4,54,55,56,58,60,62,64,71
0,72,73,75,79,81,82,83,8
7,91,93,94,95,96,102,106,
108,112,113,115,118,120,1
22,125,128,130,139,141,14
2,143,146,148,149,153,15
4,158,165,167,171,173,17
4,176,181,183,185,186,18
7,189,197,198,200,201,20
5,207,211,214,224,225,25
7,259,267,268,270,284,28
5,287,288,291,293,295,29
7,301,315,330,333、C.I.Dis
perse Black 1,3,10,24等が挙げ
られる。
【0052】本発明に用いられる分散染料の多分散性指
数は、2.0以下であることが好ましく、これにより、
時間経過と共にインク中で分散染料の粒子が大きくなる
現象を一段と抑えることができ、インクの保存安定性を
一層向上させることができる。本発明に用いられる分散
染料の多分散性指数は、1.0以下であることがさらに
好ましく、特に好ましくは0.1〜0.9である。
【0053】本発明でいう多分散性指数(PDI)と
は、下記の定義によるものである。本発明でいう多分散
性指数(PDI:polydispersity in
dex)とは、分散体の粒径分布を定義する指数であ
り、これは下記式(1)により定義されるものである。
【0054】式(1) PDI=(D90−D10)/D50 式(1)において、D90、D50、D10は、それぞれ分布
関数dG=F(D)×dDの積分が、分散染料微粒子の
全質量の0.9(90質量%)、0.5(50質量%)
及び0.1(10質量%)に等しい粒径を表す。なお、
Gは分散染料微粒子質量、Dは分散染料微粒子の粒径を
表す。
【0055】上記関係式を更に図を用いて説明する。図
1は、分散染料微粒子の体積粒子径(D)が横座標にプ
ロットされ、与えられた寸法の各分散染料微粒子の粒子
質量関数(G)が縦座標にプロットされている座標系に
おいて、分散染料微粒子の体積粒子径の分布関数の曲線
を実線として示す。さらに、同じ座標系において、10
%、50%および90%粒子質量関数の点および体積粒
子径の関連する点D10、D50およびD90がクロスにより
表されている分布関数の積分を破線曲線として示す。
【0056】上記関係式において、粒径分布が狭いほ
ど、PDIはゼロに近づき、逆に、粒径分布が広い、つ
まり多分散性が大きいほど、PDIは大きくなる。
【0057】体積粒子径の測定は、例えば、光散乱法、
電気泳動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒
径測定機器により求めることができ、具体的粒径測定装
置としては、例えば、島津製作所製のレーザー回折式粒
径測定装置SLAD1100、粒径測定機(HORIB
A LA−920)、マルバーン製ゼータサイザー10
00等を挙げることができる。
【0058】本発明に用いられる分散染料は、平均粒子
径が0.1〜0.2μmであることが好ましい。これに
より、分散染料の粒子が大きくなり分散染料粒子が沈降
する現象を一段と抑えることができ、インクの保存安定
性を一層向上させることができる。分散染料の平均粒径
の測定は、レーザードップラー法を用いた市販の粒径測
定機器により求めることが出来る。
【0059】他の本発明の分散染料インクは、分散染料
の平均粒径が0.1〜0.2μmである分散染料インク
であって、前記分散染料インクを孔径0.8μmのフィ
ルターで濾過し、60℃で30日間保存した後のインク
中の分散染料の最大粒径が1μm以下であることを特徴
とする分散染料インクである。これは、0.8μmのフ
ィルターを用いて分散染料インクを濾過した後に、60
℃で30日間保存したとしても、最大粒径が1μmを超
える分散染料が生成しないという性質を有する平均粒径
0.1〜0.2μmの分散染料インクであり、オストワ
ルド熟成が抑えられ高い保存安定性を有している。この
とき、60℃で30日間保存した場合の最大粒径が0.
2〜0.8μmであることがさらに好ましい。
【0060】本発明の分散染料インクは、この他に防腐
剤、防黴剤、粘度調整剤等を必要に応じて含有しても良
い。
【0061】本発明のインクジェット記録方法で用いる
ことができるインクジェットプリンタのインクジェット
ヘッドはピエゾ型ヘッドが好ましい。
【0062】図2、3に示すピエゾ型ヘッドについて説
明する。図2はヘッドの一部破断面を有する概略斜視図
であり、図3はヘッドのインク室部分の一例を示す概略
断面図である。
【0063】圧電材であるチタン酸ジルコン酸鉛による
下部基板1bと上部基板1cを接着剤6により接着して
形成する。下部基板1bと上部基板1cは図1の矢印の
ように逆方向に分極している。上部基板と下部基板にま
たがって複数の細長い溝2を形成する。これにより複数
の平行な隔壁4と溝2が形成される。
【0064】複数溝の内面には蒸着により電極膜3を設
ける。溝2に電極膜3を取りつけてから基板1の上面の
一部を段加工して段部35を形成する。接着剤6により
隔壁4の上面に蓋8を接着し、隔壁4の端面に接着剤に
より封溝片25を取りつける。複数溝の内面に形成され
た電極膜3の表面にパリレン等の絶縁膜17をコーティ
ングし、絶縁膜17の表面を酸素プラズマ処理により親
水化処理する。この親水化処理により炭酸ガスによる気
泡がヘッド内に残存しにくくなり吐出安定性が向上す
る。溝2の開口する端面にノズル孔11を有するノズル
板10を同じ接着剤6により接着して溝2の1つおきに
インク室9を形成する。ノズル孔は各インク室に対応し
て設けられ、すなわち溝2に対応して1つおきに設けら
れている。蓋8の上部には共通溝5が彫られ、各インク
室に連通するための孔12が設けられる。溝2は1つお
きにノズル孔11と連通孔12をともに有する。蓋8の
上部にはインク供給孔15を有する上板14が共通溝5
の上部を覆うように接着剤6により接着される。
【0065】電極膜はそれぞれ蓋8の段部35に露出し
ている引出し配線7につながっている。
【0066】インク供給孔15よりインクを供給し、図
2、3の並列する溝2の1つおきに形成されたインク室
9にインクを満たす。両隣のダミー溝9′にはインクは
供給されない。
【0067】引き出し線7に電気信号を送り、インク室
2aの電極膜とその両側のダミー溝の電極膜の間にイン
ク室の電極膜の電位が高電位となるように駆動電圧をか
けるとインク室2aの両側の隔壁が内側に向けて変形
し、インク室が収縮してインクが小滴となって吐出す
る。続いてインク室電極膜を接地すると、変形がなくな
りインクがインク室に吸い込まれる。
【0068】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0069】 〔分散剤の調製〕 〈分散剤1の調製〉 成分 質量(g) 部分1 t−ブチルスチレン 4.0 スチレン 5.2 メタクリル酸 8.8 2−ピロリドン 40.0 イソプロパノール 90.0 部分2 t−ブチルペルオキシビバレート (Lupersol(R)11、PA、 フィラデルフィア、Elfatochem North America,Inc.) 0.67 アセトン 10 部分3 t−ブチルスチレン 21.0 スチレン 16.8 メタクリル酸 46.2 部分4 Lupersol(R)11 2.67 アセトン 20.0 部分5 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 温度計、スターラー、追加の漏斗、還流冷却器、および
反応混合物を覆う窒素ブランケットを維持するための手
段が取り付けられた500mLのフラスコに、部分1の
混合物を充填した。混合物を還流温度まで加熱し、そし
て約10分間還流させた後、部分2の溶液を添加した。
続いて、反応混合物を約91℃で還流温度に保持しなが
ら、部分3および4を同時に添加した。部分3および4
の添加は3時間かけて終了させた。この反応混合物を約
85℃の温度で1時間還流した後、部分5の溶液を添加
した。反応混合物をさらに1時間還流させた。約114
gの揮発物が回収されるまで混合物を蒸留し、そして2
−ピロリドン75.0gを添加して、43%の分散剤1
を205g得た。分散剤1は、ポリメチルメタクリレー
トを標準液として使用したメチル化試料でのゲルパーミ
エーションクロマトグラフィ(GPC)によって測定さ
れた数平均分子量が13,771であった。
【0070】 〈分散剤2の調製〉 成分 質量(g) 部分1 メタノール 233 イソプロパノール 120.3 部分2 メタクリル酸モノマー 238.1 メタノール 39.3 部分3 イソプロピル−ビス(ボロンジフロロジメチルグリオキシマト) コバルト(III)塩 0.143 2,2’−アゾビス(2,2−ジメチルバレロニトリル)、 (Vozo(R)52、DE、ウィルミントン、Dupont Co.) 3.30 アセトン 87.2 温度計、スターラー、追加の漏斗、還流冷却器、および
反応物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段が
取り付けられた2リットルのフラスコに、部分1の混合
物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約2
0分間還流した。この反応混合物を還流温度に保持しな
がら、部分2および3を同時に添加した。部分2の添加
は4時間かけて終了させ、そして部分3の添加は4時間
半かけて終了させた。還流をさらに2時間続け、そして
溶液を室温に冷却してマクロモノマー1を得た。このマ
クロモノマー1は、ポリメチルメタクリレートを標準液
として使用したメチル化マクロモノマー試料でのゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって測
定した数平均分子量が1734であった。 成分 質量(g) 部分1 マクロモノマー1 152.4 2−ピロリドン 40.0 部分2 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 部分3 t−ブチルスチレン 27.0 スチレン 18.0 部分4 Lupersol(R)11 1.35 アセトン 20.0 部分5 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 温度計、スターラー、追加漏斗、還流冷却器、および反
応混合物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段
が取り付けられた500mLのフラスコに、部分1の混
合物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約
10分間還流した後、部分2の溶液を添加した。続い
て、反応混合物を還流温度に保持しながら、部分3およ
び4を同時に添加した。部分3および4の添加は3時間
かけて終了させた。この反応混合物を1時間還流した
後、部分5の溶液を添加した。反応混合物をさらに1時
間還流した。揮発物約117gが回収されるまで混合物
を蒸留し、そして2−ピロリドンを75.0g添加し
て、41.8%の分散剤2を239.0g得た。分散剤
2は、ポリメチルメタクリレートを標準液として使用し
たメチル化試料でのゲルパーミエーションクロマトグラ
フィ(GPC)によって測定された数平均分子量は2,
563であった。
【0071】 〈分散剤3の調製〉 成分 質量(g) 部分1 メタノール 233 イソプロパノール 120.3 部分2 メタクリル酸モノマー 238.1 メタノール 39.3 部分3 イソプロピル−ビス(ボロンジフロロジメチルグリオキシマト) コバルト(III)塩 0.143 2,2’−アゾビス(2,2−ジメチルバレロニトリル)、 (Vozo(R)52、DE、ウィルミントン、Dupont Co.) 3.30 アセトン 87.2 温度計、スターラー、追加の漏斗、還流冷却器、および
反応物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段が
取り付けられた2リットルのフラスコに、部分1の混合
物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約2
0分間還流した。この反応混合物を還流温度に保持しな
がら、部分2および3を同時に添加した。部分2の添加
は8時間かけて終了させ、そして部分3の添加は8時間
半かけて終了させた。還流をさらに4時間続け、そして
溶液を室温に冷却してマクロモノマー2を得た。このマ
クロモノマー2は、ポリメチルメタクリレートを標準液
として使用したメチル化マクロモノマー試料でのゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって測
定した数平均分子量が3447であった。 成分 質量(g) 部分1 マクロモノマー2 152.4 2−ピロリドン 40.0 部分2 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 部分3 t−ブチルスチレン 27.0 スチレン 18.0 部分4 Lupersol(R)11 1.35 アセトン 20.0 部分5 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 温度計、スターラー、追加漏斗、還流冷却器、および反
応混合物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段
が取り付けられた500mLのフラスコに、部分1の混
合物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約
10分間還流した後、部分2の溶液を添加した。続い
て、反応混合物を還流温度に保持しながら、部分3およ
び4を同時に添加した。部分3および4の添加は6時間
かけて終了させた。この反応混合物を2時間還流した
後、部分5の溶液を添加した。反応混合物をさらに2時
間還流した。揮発物約117gが回収されるまで混合物
を蒸留し、そして2−ピロリドンを75.0g添加し
て、41.8%の分散剤3を239.0g得た。分散剤
3は、ポリメチルメタクリレートを標準液として使用し
たメチル化試料でのゲルパーミエーションクロマトグラ
フィ(GPC)によって測定された数平均分子量は5,
025であった。
【0072】 〈分散剤4の調製〉 成分 質量(g) 部分1 メタノール 233 イソプロパノール 120.3 部分2 メタクリル酸モノマー 238.1 メタノール 39.3 部分3 イソプロピル−ビス(ボロンジフロロジメチルグリオキシマト) コバルト(III)塩 0.143 2,2’−アゾビス(2,2−ジメチルバレロニトリル)、 (Vozo(R)52、DE、ウィルミントン、Dupont Co.) 3.30 アセトン 87.2 温度計、スターラー、追加の漏斗、還流冷却器、および
反応物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段が
取り付けられた2リットルのフラスコに、部分1の混合
物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約2
0分間還流した。この反応混合物を60℃の温度に保持
しながら、部分2および3を同時に添加した。部分2の
添加は11時間かけて終了させ、そして部分3の添加は
12時間かけて終了させた。還流をさらに6時間続け、
そして溶液を室温に冷却してマクロモノマー3を得た。
このマクロモノマー3は、ポリメチルメタクリレートを
標準液として使用したメチル化マクロモノマー試料での
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によ
って測定した数平均分子量が6,250であった。
【0073】 成分 質量(g) 部分1 マクロモノマー3 152.4 2−ピロリドン 40.0 部分2 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 部分3 t−ブチルスチレン 27.0 スチレン 18.0 部分4 Lupersol(R)11 1.35 アセトン 20.0 部分5 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 温度計、スターラー、追加漏斗、還流冷却器、および反
応混合物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段
が取り付けられた500mLのフラスコに、部分1の混
合物を充填した。混合物を60℃に加熱し、そして約1
0分間還流した後、部分2の溶液を添加した。続いて、
反応混合物を還流温度に保持しながら、部分3および4
を同時に添加した。部分3および4の添加は11時間か
けて終了させた。この反応混合物を60℃で3時間還流
した後、部分5の溶液を添加した。反応混合物をさらに
60℃で3時間還流した。揮発物約117gが回収され
るまで混合物を蒸留し、そして2−ピロリドンを75.
0g添加して、41.8%の分散剤4を239.0g得
た。分散剤4は、ポリメチルメタクリレートを標準液と
して使用したメチル化試料でのゲルパーミエーションク
ロマトグラフィ(GPC)によって測定された数平均分
子量は11,670であった。
【0074】 〈分散剤5の調製〉 成分 質量(g) 部分1 メタノール 233 イソプロパノール 120.3 部分2 メタクリル酸モノマー 238.1 メタノール 39.3 部分3 イソプロピル−ビス(ボロンジフロロジメチルグリオキシマト) コバルト(III)塩 0.143 2,2’−アゾビス(2,2−ジメチルバレロニトリル)、 (Vozo(R)52、DE、ウィルミントン、Dupont Co.) 3.30 アセトン 87.2 温度計、スターラー、追加の漏斗、還流冷却器、および
反応物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段が
取り付けられた2リットルのフラスコに、部分1の混合
物を充填した。混合物を50℃に加熱し、そして約20
分間還流した。この反応混合物を還流温度に保持しなが
ら、部分2および3を同時に添加した。部分2の添加は
20時間かけて終了させ、そして部分3の添加は21時
間かけて終了させた。還流をさらに10時間続け、そし
て溶液を室温に冷却してマクロモノマー4を得た。この
マクロモノマー4は、ポリメチルメタクリレートを標準
液として使用したメチル化マクロモノマー試料でのゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって
測定した数平均分子量が12,400であった。 成分 質量(g) 部分1 マクロモノマー4 152.4 2−ピロリドン 40.0 部分2 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 部分3 t−ブチルスチレン 27.0 スチレン 18.0 部分4 Lupersol(R)11 1.35 アセトン 20.0 部分5 Lupersol(R)11 0.67 アセトン 10.0 温度計、スターラー、追加漏斗、還流冷却器、および反
応混合物を覆う窒素ブランケットを維持するための手段
が取り付けられた500mLのフラスコに、部分1の混
合物を充填した。混合物を還流温度に加熱し、そして約
10分間還流した後、部分2の溶液を添加した。続い
て、反応混合物を50℃に保持しながら、部分3および
4を同時に添加した。部分3および4の添加は16時間
かけて終了させた。この反応混合物を50℃で6時間還
流した後、部分5の溶液を添加した。反応混合物をさら
に50℃で5時間還流した。揮発物約117gが回収さ
れるまで混合物を蒸留し、そして2−ピロリドンを7
5.0g添加して、41.8%の分散剤5を239.0
g得た。分散剤5は、ポリメチルメタクリレートを標準
液として使用したメチル化試料でのゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィ(GPC)によって測定された数平
均分子量は22,050であった。
【0075】 〔分散染料インクの調製〕 〈分散染料インク1の調製〉 イエロー分散染料原体1(C.I.Disperse Yellow 160) 24.0質量% ジエチレングリコール 30.6質量% 分散剤1 12.0質量% イオン交換水 33.4質量% 上記、混合物に直径0.5mmのセラミックビーズを使
用して、アイメックス社(旧名、五十嵐製作所)製サン
ドグラインダーで回転数2500rpmで5時間分散し
た。この分散液を、染料濃度が5%に成る様に、水/グ
リセリン=1:4で希釈して分散液1を調製した。 分散液1 20.0質量% ジエチレングリコール 40.8質量% トリエチレングリコール 1.5質量% エマルゲン911 0.05質量% イオン交換水 17.65質量% 以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmのメンブランフ
ィルターで濾過して分散染料インク1を調製した。
【0076】分散染料インク1の分散染料の多分散指数
(PDI)は1.2であった。尚、分散染料のPDI測
定は以下のようにして行った。
【0077】(PDI測定)分散染料インクを1000
倍に希釈した後、マルバーン製ゼータサイザー1000
を用いて測定した1000個の粒径測定データを基に、
横座標が粒径(D)、縦座標が粒径質量関数(G)から
なる粒径分布曲線及び分布関数の積分曲線を作成し、積
分曲線より、粒子質量関数で10質量%、50質量%、
90質量%に対応する粒径点D10、D50及びD90を求
め、それらの測定値より、前記式(1)に従って、PD
Iを求めた。
【0078】〈分散染料インク2の調製〉分散染料イン
ク1の調製において、分散剤1を分散剤2に変更した以
外は分散染料インク1の調製と同様の方法で、分散染料
インク2を調製した。
【0079】〈分散染料インク3の調製〉分散染料イン
ク1の調製において、分散剤1を分散剤3に変更した以
外は分散染料インク1の調製と同様の方法で、分散染料
インク3を調製した。
【0080】〈分散染料インク4の調製〉分散染料イン
ク1の調製において、分散剤1を分散剤4に変更した以
外は分散染料インク1の調製と同様の方法で、分散染料
インク4を調製した。
【0081】〈分散染料インク5の調製〉分散染料イン
ク1の調製において、分散剤1を分散剤5に変更した以
外は分散染料インク1の調製と同様の方法で、分散染料
インク5を調製した。
【0082】〈分散染料インク6の調製〉分散染料イン
ク3の調製において、分散剤1の代わりに分散剤3を用
いた分散液1を遠心分離器で1500rpm、0.5時
間遠心分離を行って沈降粒子を取り除き、分散液2とし
て分散液1の代わりに用いた以外は分散染料インク3の
調製と同様の方法で分散染料インク6を調製した。尚、
分散染料インク6の分散染料のPDIは0.84であっ
た。
【0083】分散染料インク1〜6それぞれについて、
分散染料粒子の平均粒径を測定した。分散染料粒子の平
均粒径測定は、レーザードップラー法を用いたマルバー
ン製ゼータサイザー1000にて測定した。
【0084】分散染料インク1〜6についての主要デー
タはまとめて表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】〔分散染料インク1〜6の評価〕分散染料
インク1〜6のそれぞれについて以下の評価を行った。
【0087】〈分散染料インク保存性評価(1μm以上
の分散染料粒子の個数)〉分散染料インク100mlを
0.8μmセルロースアセテートタイプメンブランフィ
ルター(ADVANTEC社製、C080A013A)
で濾過した。濾過した分散染料インクは、60℃で30
日間暗所にて保存を行ってから、再度0.8μmセルロ
ースアセテートタイプメンブランフィルター(ADVA
NTEC社製、C080A013A)で濾過した。この
ときに、フィルターに残存した分散染料粒子で粒径が1
μm以上のものの個数を数えた。結果を表2に示す。
【0088】〈分散染料インクの目詰まり評価〉分散染
料インク100mlを0.8μmセルロースアセテート
タイプメンブランフィルター(ADVANTEC社製、
C080A013A)で濾過した。濾過した分散染料イ
ンクは、60℃で30日間暗所にて保存を行ってから、
図2、3に示すノズル孔径20μm、駆動周波数30k
Hz、インク滴6pl、1色当たりのノズル数128、
同色間のノズル密度180dpi(dpiは2.54c
mあたりのドット数を示す)であるピエゾ型ヘッドを搭
載し、最大記録密度720×720dpiのオンデマン
ド型のインクジェットプリンタにセットしてノズル目詰
まりについて下記の分類で評価を行った。結果を表2に
示す。 ◎:すべてのノズルから正常に出射された △:出射されないノズルが1〜3本あった ×:出謝されないノズルが4本以上あった 〈分散染料インクの吐出性評価〉分散染料インクを図
2、3に示すノズル孔径20μm、駆動周波数30kH
z、インク滴6pl、1色当たりのノズル数128、同
色間のノズル密度180dpi(dpiは2.54cm
あたりのドット数を示す)であるピエゾ型ヘッドを搭載
し、最大記録密度720×720dpiのオンデマンド
型のインクジェットプリンタにセットして連続印字を行
った。連続印字を行った際に発生したドット抜けの回数
をトータルし、総印字ライン数をドット抜けの回数で割
って、平均印字ライン数を算出した。 ◎:15万ライン以上 ○:10万ライン以上15万ライン未満 △:5万ライン以上10万ライン未満 ×:5万ライン未満 結果を表2に示す。
【0089】
【表2】
【0090】表2の結果より、分散染料インク3,4,
5,6は60℃で30日間経過しても1μmを超える分
散染料粒子が生成されないことが分かり、高い保存安定
性を有していることが分かった。さらに、分散染料イン
ク3,4,5,6は、ノズル目詰まりの発生が抑えられ
ていることが分かった。これは、本発明の分散染料が高
い保存安定性を有しているためであると考えられる。ま
た、分散染料インク6は、特にノズル目詰まりが起こら
ないことが分かった。これは、分散染料インク6は粒子
がそろっているためと考えらる。高い保存安定性を有し
ていることが分かった。さらに、分散染料インク3,
4,6は、十分な吐出安定性を有していることが分かっ
た。特に分散染料インク6は、吐出安定性が高いことが
分かった。これは、分散染料インク6はノズル目詰まり
が起こりにくいため、吐出安定性が向上したと考えられ
る。
【0091】
【発明の効果】本発明の少なくとも一つによって、保存
安定性の高い分散染料インク及び該分散染料インクを用
いたインクジェット記録方法を提供することができた。
【0092】本発明の少なくとも一つによって、吐出安
定性の高い分散染料インク及び該分散染料インクを用い
たインクジェット記録方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多分散指数の計算で用いるD10
50、D90を表す粒径の分布関数曲線である。
【図2】本発明に用いることができるヘッドの一部破断
面を有する概略斜視図である。
【図3】本発明に用いることができるヘッドのインク室
部分の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
A 着色微粒子の粒径分布関数 B 粒径の分布関数の積分曲線 C D90の表示 D D50の表示 E D10の表示 F D90−D10 1 基板 2 溝 2a インク室 3 電極膜 6 接着剤 8 蓋 9 インク室 9′ ダミー溝 14 上板 15 インク供給孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 勉 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 中嶋 尚子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 森本 仁士 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 工藤 圭 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 FB03 FC02 2H086 BA56 BA59 BA60 4J039 AD17 BE02 GA24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性部分と疎水性部分を有する数平均
    分子量4000〜20000のブロック共重合体により
    分散された分散染料を含有する分散染料インク。
  2. 【請求項2】 前記ブロック共重合体の数平均分子量が
    5000〜15000であることを特徴とする請求項1
    に記載の分散染料インク。
  3. 【請求項3】 前記分散染料の多分散指数が2.0以下
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の分散染
    料インク。
  4. 【請求項4】 前記分散染料の多分散指数が1.0以下
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の分散染
    料インク。
  5. 【請求項5】 前記分散染料の平均粒径が0.1〜0.
    2μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の分散染料インク。
  6. 【請求項6】 前記分散染料インクを孔径0.8μmの
    フィルターで濾過し、60℃で30日間保存した後の前
    記分散染料インク中の分散染料の最大粒径が1μm以下
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の分散染料インク。
  7. 【請求項7】 分散染料の平均粒径が0.1〜0.2μ
    mである分散染料インクであって、前記分散染料インク
    を孔径0.8μmのフィルターで濾過し、60℃で30
    日間保存した後のインク中の分散染料の最大粒径が1μ
    m以下であることを特徴とする分散染料インク。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドよりインクを微小液滴として
    吐出するインクジェット記録方法において、前記インク
    が請求項1〜7のいずれか1項に記載の分散染料インク
    であることを特徴とするインクジェット記録方法。
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