JP2003194842A - 複合計測装置 - Google Patents

複合計測装置

Info

Publication number
JP2003194842A
JP2003194842A JP2001390754A JP2001390754A JP2003194842A JP 2003194842 A JP2003194842 A JP 2003194842A JP 2001390754 A JP2001390754 A JP 2001390754A JP 2001390754 A JP2001390754 A JP 2001390754A JP 2003194842 A JP2003194842 A JP 2003194842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor housing
pressure
fluid
flow velocity
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001390754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4149702B2 (ja
Inventor
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Yasuhiro Kanzui
康弘 澗隨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd, Aichi Tokei Denki Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP2001390754A priority Critical patent/JP4149702B2/ja
Publication of JP2003194842A publication Critical patent/JP2003194842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4149702B2 publication Critical patent/JP4149702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流速、温度及び圧力の計測結果を容易
にチェック可能であると共に、従来より小さいスペース
で取り付け可能な複合計測装置を提供する。 【解決手段】 本発明の複合計測装置20によれば、計
測した流体の流速と圧力と温度とが、表示部84の一画
面に併せて表示されるので、流速、温度及び圧力の計測
結果を容易にチェックすることができる。また、従来の
流量計、圧力計、温度計を別々に設けた場合に比べて、
流路10への取り付け作業が簡素化される。さらに、流
速計測部60、圧力計測部70及び温度計測部75を纏
めて固定したから、各計測部の間でセンサハウジング2
4が共有化され、省スペース化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路に取り付けら
れて、流路内を流れる流体の流速、温度及び圧力を測定
可能な計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、暖房設備では、建物の各部屋を
貫通した流路に、流体としての温水を循環させて、各部
屋を暖房する。そして、従来では、流路の途中に、流速
計、温度計及び圧力計を設け、温水の流速、温度及び圧
力を実測して、暖房設備の管理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、流速計、温度計及び圧力計とが別体になっていたの
で、これら3種類の計測装置を取り付けるために、流路
に沿って広い範囲で取り付けスペースが必要になると共
に、取り付け作業に手間がかかっていた。また、これら
3種類の計測装置の計測結果を、別々に見てチェックす
る必要があったので、チェック作業にも手間がかかって
いた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、流体の流速、温度及び圧力の計測結果を容易にチェ
ックすることが可能であると共に、従来より小さいスペ
ースで取り付け可能な複合計測装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の発明に係る複合計測装置は、流路
に取り付けられるセンサハウジングに、流路内を流れる
流体の流速を計測するための流速計測部と、流体の圧力
を計測するための圧力計測部と、流体の温度を計測する
ための温度計測部とを纏めて固定し、これら流速計測
部、圧力計測部及び温度計測部から検出信号を取り込ん
で処理する信号処理部と、信号処理部による処理結果に
基づき、流体の流速と圧力と温度とを、一画面に併せて
表示する表示部とを備えたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の複合計
測装置において、流速計測部は、センサハウジングに固
定されて、流路に交差した磁界を生成するコイルと、セ
ンサハウジングのうち流体に露出した前端部に固定され
て、磁界内を流れる流体に生じた起電力を検出するため
の1対の電極とで構成され、圧力計測部は、センサハウ
ジングに形成されて、センサハウジングの前端部で開放
した流体導入路と、流体導入路の奥部に配されて、流体
の圧力を検出する圧力センサとで構成され、温度計測部
は、センサハウジングの前端部に埋設したサーミスタで
構成されたところに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載の複合計
測装置において、センサハウジングは、概ね柱状をな
し、コイルは、センサハウジングのうち中心軸からずれ
た位置に偏在し、導入路及びサーミスタは、センサハウ
ジングの中心軸を挟んで、コイルと反対側に配置された
ところに特徴を有する。
【0008】請求項4の発明は、請求項2又は3に記載
の複合計測装置において、センサハウジングは、概ね柱
状をなし、圧力センサとコイルとを、センサハウジング
の軸線方向に並べて配置したところに特徴を有する。
【0009】請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れ
かに記載の複合計測装置において、1対の電極は、流体
導入路より、流体の上流側に配されたところに特徴を有
する。
【0010】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
発明に係る複合計測装置によれば、流体の流速と圧力と
温度とが、表示部の一画面に併せて表示されるので、流
速、温度及び圧力の計測結果を容易にチェックすること
ができる。また、従来の流速計、圧力計、温度計を別々
に設けた場合に比べて、流路への取り付け作業が簡素化
される。さらに、流速計測部、圧力計測部及び温度計測
部をセンサハウジングに纏めて固定したから、これら各
計測部の間でセンサハウジングが共有化され、省スペー
ス化が図られる。
【0011】<請求項2の発明>請求項2の発明に係る
複合計測装置では、流体導入路の奥部に圧力センサを配
置したので、設計時における流体導入路の長さや向き等
の変更により、圧力センサの配置の自由度が高まり、複
合計測装置をコンパクトにすることが可能になる。ま
た、温度計測部を構成するサーミスタは、センサハウジ
ングの前端部に埋設されているので、流路の外面にサー
ミスタを取り付けた場合に比べて、温度計測のレスポン
スが向上する。
【0012】<請求項3の発明>請求項3の発明に係る
複合計測装置によれば、概ね柱状のセンサハウジングの
うち中心軸からずれた位置にコイルを偏在させたこと
で、センサハウジングの中心軸を挟んで、コイルと反対
側に空きスペースができ、その空きスペースに流体導入
路とサーミスタとを配置したから、全体がコンパクトな
構成になる。
【0013】<請求項4の発明>請求項4の発明に係る
複合計測装置では、概ね柱状のセンサハウジングの軸方
向に圧力センサとコイルとを並べたから、幅方向の小型
化が図られる。
【0014】<請求項5の発明>請求項5の発明に係る
複合計測装置では、流速計測部の電極を、流体導入路よ
り、流体の上流側に配したから、流体導入路により乱流
が生じたとしても、その影響を抑えて、流速の計測を行
うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明係る一実施形態を図
1〜図8に基づいて説明する。図1において、符合10
は、暖房設備に備えた流路であって、ボイラで加熱され
た温水がこの流路10内に流される。流路10の途中に
は、装置取付部10Aが設けられ、ここに本実施形態の
複合計測装置20が取り付けられる。
【0016】装置取付部10Aは、例えば、流路10の
一部から側方に向けてジョイント管11を突出させ、そ
のジョイント管11内に、筒状のアダプタ12を螺合し
てなる。アダプタ12の後端部(図1の左側端部)は、
外形が六角形状をなしており、この六角部分を工具に嵌
めて、アダプタ12の先端部とジョイント管11との螺
合作業が行われる。また、アダプタ12の外面のうち長
手方向の中間部分には、ねじ部13が切られている。な
お、流路10の一部とジョイント管11とは、溶接又は
接着剤にて固定されている。
【0017】さて、本実施形態の複合計測装置20は、
筐体状の本体部21の背面から、円柱状のセンサヘッド
22を突出させた構造をなす。センサヘッド22は、円
筒状の金属シェル23の内部に、合成樹脂製のセンサハ
ウジング24を挿入してなり、このセンサハウジング2
4に、流速計測部60と圧力計測部70(図5参照)と
温度計測部75(図6参照)とが纏めて固定されてい
る。
【0018】センサハウジング24は、図2に概略形状
が示されており、円柱体の長手方向の途中部分を、所
謂、蒲鉾状に切除して平坦部25を形成した構造をな
し、この平坦部25に蒲鉾状の蓋体26が接合される。
そして、図5に示すように、平坦部25と蓋体26との
間に、流速計測部60に備えたコイル61が挟まれて保
持される。より詳細には、流速計測部60は、コイル6
1と、そのコイル61を巻回した丸棒状のコア62と、
1対の電極63,63とで構成されている。そして、平
坦部25と蓋体26との互いの対向面には、コイル61
の外周面に対応した曲率の丸溝27(図2参照)が形成
されており、これら丸溝にコイル61の一部が収められ
て、保持されている。
【0019】センサハウジング24のうち平坦部25の
前端から直立した壁部には、1対の電極孔28,28が
貫通形成されている。また、これら電極孔28,28の
間には、平坦部25側に開放しかつ奥側が閉塞したコア
孔29が形成されている。そして、図1に示すように、
各電極63が、各電極孔28内に挿入されて、先端をセ
ンサハウジング24の先端面から若干突出させた状態に
してシール剤で固定され、さらに、抜け止め部材34に
て抜け止めされている。一方、コア孔29内には、コア
62の前端部が突入されている。また、コア62の後端
部は、次述の磁路構成部材31に形成した貫通孔32に
嵌合されている。
【0020】磁路構成部材31は、例えば、図2に示す
ように、円弧状の扇部31Aから突片31Bを延出した
形状をなし、その扇部31Aに前記貫通孔32が形成さ
れている。これに対し、センサハウジング24の前記平
坦部25には、図2に示すように、軸方向と直交する方
向に角孔33が貫通形成されている。そして、磁路構成
部材31の突片31Bを、角孔33に挿入した状態で、
磁路構成部材31を前方にスライドさせることで、コア
62の後端部が、磁路構成部材31の貫通孔32に挿入
組み付けされる。また、扇部31Aの外周面と突片31
Bの先端面は、共に円弧状をなしており、これら円弧面
が金属シェル23に内接して、所謂、帰り磁路が構成さ
れ、これにより、コイル61にて生成された磁束の多く
が、センサハウジング24の前方向(図1における右方
向)に向けられる。
【0021】なお、前記したコイル61、電極63及び
後述のサーミスタ77から延びたリード線は、例えば、
磁路構成部材31及びセンサハウジング24さらに後述
の筒体35の外面に形成した図示しない溝内に這わせ
て、本体部21内に延ばされている。
【0022】図4には、複合計測装置20が、装置取付
部10Aに取り付けられた状態の正面図が示されてい
る。同図に示すように、前記コイル61は、センサハウ
ジング24のうち中心軸から偏心した位置に配置されて
いる。より詳細には、コイル61は、センサハウジング
24のうち中心軸より流路10の上流側に配置され、前
記電極63,63が、そのコイル61の中心軸を間に挟
んで、上下に並べて配されている。そして、センサハウ
ジング24のうち中心軸を挟んで、コイル61と反対
側、即ち、電極63,63より下流側には、圧力計測部
70と温度計測部75とが上下に並べて設けられてい
る。
【0023】圧力計測部70は、図5に示すように、セ
ンサハウジング24の軸方向に貫通した流体導入路71
と、流体導入路71に連通してセンサハウジング24の
後端部に開放したセンサ収容空間72と、このセンサ収
容空間72に収容された圧力センサ73とで構成されて
いる。より詳細には、圧力センサ73を収容したセンサ
収容空間72は、センサハウジング24の軸方向に沿っ
てコイル61に並べて配置されると共に、そのコイル6
1より流路10から離れた側に位置している。そして、
流体導入路71にて、流路10内の流体(温水)を、セ
ンサ収容空間72(即ち、圧力センサ73)まで案内し
ている。このように、本実施形態では、流体導入路71
の奥部に圧力センサ73を配置したから、設計時におけ
る流体導入路71の長さや向き等の変更により、圧力セ
ンサ73の配置の自由度が高まり、複合計測装置20を
コンパクトにすることができる。
【0024】圧力センサ73は、図2に示すように、円
柱状の本体73Aの端面に備えた偏平部73Bに、ダイ
ヤフラムを設けた構造をなす。そして、図5に示すよう
に、偏平部73Bの外周面に、Oリング80Aを配して
センサ収容空間72内に押し込まれ、センサ収容空間7
2の開放口側に螺合した筒体35にて抜け止めされてい
る。
【0025】なお、圧力センサ73から延びたリード線
は、筒体35の内側に通されて本体部21内に延びてい
る。
【0026】温度計測部75は、図6に示されており、
センサハウジング24の前端部に形成した凹所76に、
サーミスタ77を埋設した構造になっている。
【0027】センサハウジング24は、前述した流速計
測部60、圧力計測部70及び温度計測部75の各構成
部品と、前記蓋体26、筒体35等を組み付けた状態
で、金属シェル23に挿入されて、例えば接着剤によ
り、金属シェル23内に抜け止めされている。また、セ
ンサハウジング24の前端部分と金属シェル23との間
には、Oリング80Bが配され、防水が図られている。
そして、図1に示すように、前記したセンサヘッド22
は、金属シェル23及びその内部に組み付けられた各計
測部60,70,75、センサハウジング24等の種々
の部品によって構成されている。
【0028】センサヘッド22の後端部は、図1に示す
ように本体部21の背面に備えた結合筒36の奥部に、
例えば接着剤にて固定されている。より詳細には、結合
筒36は、本体部21側に小径部36Aを備え、センサ
ヘッド22の後端部が、その小径部36Aの端面に突き
当てた状態にして固定されている。この結果、センサヘ
ッド22の後端部と結合筒36との間には、前方に開放
した隙間36Bが形成され、この隙間36Bに前記した
アダプタ12が挿入される。また、このとき、アダプタ
12内にセンサヘッド22が嵌合される。そして、アダ
プタ12のねじ部13と、結合筒36の先端内面とが螺
合されて、複合計測装置20が装置取付部10Aに固定
される。また、センサヘッド22とねじ部13との間に
は、Oリング80Cが配されている。
【0029】なお、アダプタ12のねじ部13と結合筒
36との螺合作業時には、複合計測装置20全体を、結
合筒36の軸芯を中心に回転して行われる。ここで、前
記結合筒36の外面には、図示しない目印が付されてお
り、その目印が、所定の方向を向きかつ流路10の外面
から所定距離に位置するようにして、前記螺合作業を行
う。これにより、図3に示すように、センサハウジング
24の先端面が、流路10内に位置し、図4に示すよう
に、電極63が流体導入路71等より上流側に位置した
状態に取り付けられる。また、アダプタ12のねじ部1
3と結合筒36との螺合作業が完了したら、ねじ部13
の端部に予め螺合しておいた固定ナット80Dを結合筒
36に押し付けて、緩み止めが図られる。
【0030】本体部21は、図1に示すように、ケース
83内に回路基板を収容してなり、その回路基板上に
は、本発明に係る信号処理部85(図7参照)の他、電
源回路、コイル61の駆動回路等が設けられている。信
号処理部85は、図7に示されており、MPU86を主
要部として備え、前記した流速計測部60、圧力計測部
70及び温度計測部75による検出結果を、A/Dコン
バータ89で変換してMPU86に取り込んで処理す
る。そして、信号処理部85の処理結果を、ケース83
の前面に備えた表示部84に表示する。ここで、表示部
84には、流速と温度と圧力とが一画面に併せて表示さ
れる(図8参照)。また、MPU86に連なるメモリ8
7には、所定の基準値が記憶されており、MPU86
は、実測結果と前記所定の基準値とを比較して異常検出
も行っている。そして、異常を検出したときには、本体
部21の前面に備えた警告灯88(図8参照)を点滅さ
せる。
【0031】本体部21の底面には、MPU86の信号
処理結果を出力するための外部出力端子(図示せず)が
備えられており、この外部出力端子に接続したケーブル
90を、図示しない所定の装置に接続することができ
る。また、本体部21内には、図1に示すように、複数
の電池91が内蔵されており、外部から電力を受けずに
複合計測装置20を作動させることができる。さらに、
前記ケーブル90の心線に電力線を設けておけば、電池
を用いずにこの複合計測装置20を作動させることもで
きる。
【0032】次に、上記構成からなる本実施形態の複合
計測装置20の動作について説明する。複合計測装置2
0を起動すると、流路10内を流れる温水の流速が、流
速計測部60によって検出される。具体的には、コイル
61が励磁されて、流路10の横切る方向に磁界が生成
される。そして、流路10内を、導体である温水が流れ
て起電力が生じ、その起電力に基づいた電極63,63
間の電圧が、流速計測部60からの検出信号として信号
処理部85に取り込まれる。信号処理部85では、流速
計測部60の検出信号を、A/Dコンバータ89を介し
てMPU86に取り込み、温水の流速が求められる。
【0033】流路10内の温水の圧力は、圧力計測部7
0によって検出される。具体的には流路10内の温水が
流体導入路71に入って、圧力センサ73のダイヤフラ
ムを押圧する。すると、この押圧されたダイヤフラムの
変形量に基づく検出信号が、A/Dコンバータ89を介
してMPU86に取り込まれ、温水の圧力が求められ
る。また、流路10内の温水の温度は、温度計測部75
を構成するサーミスタ77によって計測される。即ち、
サーミスタ77の抵抗値の変化に基づく検出信号が、A
/Dコンバータ89を介してMPU86に取り込まれ、
温水の温度が求められる。
【0034】そして、信号処理部85における処理結果
が表示部84に出力され、図8に示すように、流体の流
速と圧力と温度とが、表示部84の一画面に併せて表示
される。
【0035】このように、本実施形態の複合計測装置2
0によれば、計測した流体の流速と圧力と温度とが、表
示部84の一画面に併せて表示されるので、流速、温度
及び圧力の計測結果を容易にチェックすることができ
る。また、従来の流速計、圧力計、温度計を別々に設け
た場合に比べて、流路10への取り付け作業が簡素化さ
れる。さらに、流速計測部60、圧力計測部70及び温
度計測部75を纏めて固定したから、これら各計測部の
間でセンサハウジング24が共有化され、省スペース化
が図られる。より詳細には、本実施形態の複合計測装置
20では、概ね円柱状のセンサハウジング24のうち中
心軸からずれた位置にコイル61を偏在させたことで空
きスペースを設けることができ、その空きスペースに流
体導入路71とサーミスタ77とを配置したから、全体
がコンパクトな構成になる。しかも、センサハウジング
24の軸方向に、圧力センサ73とコイル61とを並べ
たから、幅方向が小型化(スリム化)される。その上、
流速計測部60の電極63,63を、圧力計測部70の
流体導入路71より上流側に配したから、流体導入路7
1の下流側に乱流が生じたとしても、流速計測への影響
を防ぐことができる。また、サーミスタ77は、センサ
ヘッド22の前端部に埋設されているから、流路10の
外面にサーミスタを取り付けた場合に比べて、温度計測
のレスポンスが向上する。
【0036】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)前記実施形態の複合計測装置20は、温水の流速
を求めて表示部84に表示する構成であったが、この流
速に流路10の断面積を掛けて温水の流量を求め、その
流量を表示部84に表示してもよい。
【0037】(2)前記実施形態では、信号処理部85
とセンサヘッド22とを固定して備えていたが、信号処
理部とセンサヘッドとを別々に設けて、両者の間をケー
ブル又は無線で接続した構成にしてもよい。
【0038】(3)前記実施形態では、複合計測装置が
取り付けられる流路の一例として暖房設備に備えた流路
を例示したが、本発明の複合計測装置は、暖房設備以外
の設備に備えた流路に取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複合計測装置の側断
面図
【図2】センサハウジングの斜視図
【図3】複合計測装置を流路に取り付けた状態の側断面
【図4】複合計測装置の正面図
【図5】複合計測装置の圧力計測部を示した側断面図
【図6】複合計測装置の温度計測部を示した側断面図
【図7】信号処理回路のブロック図
【図8】複合計測装置の本体部の正面図
【符号の説明】
10…流路 20…複合計測装置 24…センサハウジング 60…流速計測部 61…コイル 63…電極 70…圧力計測部 71…流体導入路 73…圧力センサ 75…温度計測部 77…サーミスタ 85…信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澗隨 康弘 大阪府大阪市北区茶屋町19−19 高砂熱学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC20 2F055 AA11 BB03 CC02 DD20 EE40 FF49 GG11 2F056 CL01 QF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に取り付けられるセンサハウジング
    に、前記流路内を流れる流体の流速を計測するための流
    速計測部と、前記流体の圧力を計測するための圧力計測
    部と、前記流体の温度を計測するための温度計測部とを
    纏めて固定し、 これら流速計測部、圧力計測部及び温度計測部から検出
    信号を取り込んで処理する信号処理部と、 前記信号処理部による処理結果に基づき、前記流体の流
    速と圧力と温度とを、一画面に併せて表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする複合計測装置。
  2. 【請求項2】 前記流速計測部は、前記センサハウジン
    グに固定されて、前記流路に交差した磁界を生成するコ
    イルと、前記センサハウジングのうち前記流体に露出し
    た前端部に固定されて、前記磁界内を流れる流体に生じ
    た起電力を検出するための1対の電極とで構成され、 前記圧力計測部は、前記センサハウジングに形成され
    て、前記センサハウジングの前端部で開放した流体導入
    路と、前記流体導入路の奥部に配されて、前記流体の圧
    力を検出する圧力センサとで構成され、 前記温度計測部は、前記センサハウジングの前端部に埋
    設したサーミスタで構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の複合計測装置。
  3. 【請求項3】 前記センサハウジングは、概ね柱状をな
    し、前記コイルは、前記センサハウジングのうち中心軸
    からずれた位置に偏在し、前記導入路及び前記サーミス
    タは、前記センサハウジングの中心軸を挟んで、前記コ
    イルと反対側に配置されたことを特徴とする請求項2記
    載の複合計測装置。
  4. 【請求項4】 前記センサハウジングは、概ね柱状をな
    し、前記圧力センサと前記コイルとを、前記センサハウ
    ジングの軸線方向に並べて配置したことを特徴とする請
    求項2又は3に記載の複合計測装置。
  5. 【請求項5】 前記1対の電極は、前記流体導入路よ
    り、流体の上流側に配されたことを特徴とする請求項2
    乃至4の何れかに記載の複合計測装置。
JP2001390754A 2001-12-25 2001-12-25 複合計測装置 Expired - Fee Related JP4149702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390754A JP4149702B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 複合計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390754A JP4149702B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 複合計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003194842A true JP2003194842A (ja) 2003-07-09
JP4149702B2 JP4149702B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=27598543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001390754A Expired - Fee Related JP4149702B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 複合計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4149702B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221360A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Aichi Tokei Denki Co Ltd 電磁流速センサ
KR100711781B1 (ko) * 2005-12-26 2007-04-25 주식회사 포스코 코크스로의 가스압 측정장치
KR100837867B1 (ko) 2007-07-03 2008-06-13 금호타이어 주식회사 타이어의 동적 압력 및 슬립 측정 장치
CN102183270A (zh) * 2011-03-21 2011-09-14 沈阳北星仪表制造有限公司 智能流量温度压力显示器
WO2018070287A1 (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 株式会社堀場エステック 流体センサ、当該流体センサを備えた流体制御装置、及び、調整方法
JP2019124586A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 田村 善胤 流体管路計測装置及び流体管路計測方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221360A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Aichi Tokei Denki Co Ltd 電磁流速センサ
KR100711781B1 (ko) * 2005-12-26 2007-04-25 주식회사 포스코 코크스로의 가스압 측정장치
KR100837867B1 (ko) 2007-07-03 2008-06-13 금호타이어 주식회사 타이어의 동적 압력 및 슬립 측정 장치
CN102183270A (zh) * 2011-03-21 2011-09-14 沈阳北星仪表制造有限公司 智能流量温度压力显示器
CN102183270B (zh) * 2011-03-21 2013-04-17 沈阳北星仪表制造有限公司 智能流量温度压力显示器
WO2018070287A1 (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 株式会社堀場エステック 流体センサ、当該流体センサを備えた流体制御装置、及び、調整方法
JPWO2018070287A1 (ja) * 2016-10-13 2019-08-08 株式会社堀場エステック 流体センサ、当該流体センサを備えた流体制御装置、及び、調整方法
JP2019124586A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 田村 善胤 流体管路計測装置及び流体管路計測方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4149702B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7174579B1 (en) Temperature display system
WO2018198419A1 (ja) 電磁流量計
JPWO2014203492A1 (ja) バッテリー状態検知装置
US8544342B1 (en) Vortex flowmeter
JP2003194842A (ja) 複合計測装置
JP2013516626A (ja) 流体流量計のためのセンサ・アセンブリ
US20140153612A1 (en) Temperature detector, temperature sensor and method for manufacturing the temperature detector
JP2017026359A (ja) 水質センサ
CN113167614B (zh) 磁感应流量传感器和测量点
JP7245673B2 (ja) プローブ及び厚さ測定装置
TWM441751U (en) Sensing module applied to ball-screw mechanism
WO2003074978A3 (en) Stabilized conductivity sensing system
CN112798172A (zh) 一种多功能传感器
CN209727178U (zh) 一种缩径型电磁水表
JP3340891B2 (ja) 電磁流量計
CN112444339B (zh) 差压传感器测试工装和差压传感器测试系统
JP2005257551A (ja) 流量センサー
JP2006208079A (ja) ガスセンサ
JP4111389B2 (ja) 電磁流量センサ及びその取り付け方法
JPH08254450A (ja) 電磁流量計
JP3366181B2 (ja) 渦流量計
US20200256714A1 (en) Full bore magnetic flowmeter assembly with temperature sensing element
JP3062429B2 (ja) 温度検出装置
JP2008241302A (ja) ポータブル型脈動計
CN106908107B (zh) 具有高动态范围的流量传感组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080516

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4149702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees