JP2003192956A - インク組成物 - Google Patents
インク組成物Info
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- JP2003192956A JP2003192956A JP2001396126A JP2001396126A JP2003192956A JP 2003192956 A JP2003192956 A JP 2003192956A JP 2001396126 A JP2001396126 A JP 2001396126A JP 2001396126 A JP2001396126 A JP 2001396126A JP 2003192956 A JP2003192956 A JP 2003192956A
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Abstract
光性、耐水性、速乾性、光沢性、定着性に優れたインク
組成物を提供すること。 【解決手段】少なくとも顔料と、樹脂と、湿潤剤と、水
とを含有しているインク組成物において、該樹脂とし
て、エチレン性不飽和カルボン酸単量体及びこれと共重
合可能なその他の単量体を、アルコール性水酸基含有水
溶性高分子化合物又は共重合性界面活性剤の存在下で重
合して得られる酸価が40以下のアルカリ可溶性樹脂を
無機アルカリでpH調整した樹脂を使用すること。
Description
安定性を損なうことなく、耐光性、耐水性に優れ、更
に、光沢性、定着性にも優れたインクジェット記録に適
したインク組成物、並びに該インク組成物を使用したイ
ンクジェット記録方法、該記録方法により記録された記
録物および該インク組成物を収容したインクカートリッ
ジに関する。
に着色成分及びグリセリンなどの湿潤剤を含有したもの
が一般的である。また、記録媒体としては、インク組成
物をある程度吸収し着色剤を浸透させることができるも
の、例えば、紙などが挙げられる。インク組成物を用い
て記録を行なう記録方法としては、近年インクジェット
記録方法が注目されている。インクジェット記録方法
は、インク組成物の小滴を微細なノズルから飛翔させ、
記録媒体に付着させて記録を行なう記録方法である。
るインクジェット記録用インク組成物には、着色剤に水
溶性染料が使用されることが多く、そのため記録物の耐
光性、耐水性が劣るという欠点を有していた。一方、記
録物の耐光性、耐水性を改善するために着色剤として顔
料を使用することが検討されてきているが、着色剤とし
て顔料を使用する場合には記録媒体への定着性が十分で
ないという問題が生じている。
点等に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、耐光性、耐水性に優れたインクジェット記録用
インク組成物において、吐出安定性、貯蔵安定性を損な
うことなく、光沢性、定着性に優れたインクジェット記
録用インク組成物を提供することであり、また、該イン
クジェット記録用インク組成物を使用した記録方法、該
記録方法により記録された記録物及び該インクジェット
記録用インク組成物を収容したインクカートリッジを提
供することである。
物は、エチレン性不飽和カルボン酸単量体及びこれと共
重合可能なその他の単量体をアルコール性水酸基含有水
溶性高分子化合物又は共重合性界面活性剤の存在下で重
合して得られる酸価が40以下の共重合体を、無機塩基
によってpHを調整した樹脂と、水と、着色剤と、湿潤
剤とを含有することを特徴とするものであり、そのこと
により上記の目的を達成するものである(請求項1)。
無機塩基が、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金
属水酸化物であることを特徴とする(請求項2)
アルコール性水酸基含有水溶性高分子化合物が、ビニル
アルコール系重合体であることを特徴とする(請求項
3)。
エチレン性不飽和カルボン酸単量体が、アクリル酸又は
メタクリル酸であることを特徴とする(請求項4)。
エチレン性不飽和カルボン酸単量体と共重合可能なその
他の単量体が、エチレン性不飽和カルボン酸エステル単
量体であることを特徴とする(請求項5)。
樹脂が、重量平均分子量が8,000〜20,000
で、ガラス転移温度が5〜50℃であることを特徴とす
る(請求項6)。
樹脂は、pHが8〜11であることを特徴とし(請求項
7)、また、本発明のインク組成物は、前記樹脂は、よ
り好ましくは、pHが9〜10であることを特徴とする
(請求項8)。
樹脂は、濁度が30mg/l以下であり、粒径が60n
m以下であるであることを特徴とする(請求項9)。
湿潤剤が、多価アルコール又は多価アルコールと糖との
併用であることを特徴とする(請求項10)。
透剤として、アセチレングリコール系界面活性剤、アセ
チレンアルコール系界面活性剤、グリコールエーテル
類、1,2−アルカンジオール類、ポリシロキサン系界
面活性剤からなる郡から選ばれる少なくとも一つを含有
することを特徴とする(請求項11)。
0℃における表面張力が、20〜45dyn/cmであ
ることを特徴とする(請求項12)。
記着色剤が、顔料であることを特徴とする(請求項1
3)。
記顔料が、C.I.ピグメントイエロー74,109,
110,128および138からなる群から選ばれる1
種又は2種以上であることを特徴とする(請求項1
4)。
記顔料が、C.I.ピグメントレッド122,202及
び209からなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
ることを特徴とする(請求項15)。
記顔料が、C.I.ピグメントブルー15:3,15:
4,60からなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
ることを特徴とする(請求項16)。
記顔料が、C.I.ピグメントレッド17,49:2,
112,177,178,188,255及び264か
らなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特
徴とする(請求項17)。
記顔料が、C.I.ピグメントバイオレット3,19,
23,32,36及び38からなる群から選ばれる1種
又は2種以上であることを特徴とする(請求項18)。
記顔料が、C.I.ピグメントオレンジ36もしくは4
3からなる群から選ばれる1種又は2種以上であること
を特徴とする(請求項19)。
記顔料が、C.I.ピグメントグリーン7もしくは36
からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを
特徴とする(請求項20)。
記顔料が、カーボンブラックからなる群から選ばれる1
種又は2種以上であることを特徴とする(請求項2
1)。
ンクジェット記録用であることを特徴とする(請求項2
2)。
ンクジェット記録用インク組成物が、シアンインク組成
物、マゼンタインク組成物、イエローインク組成物、オ
レンジインク組成物、グリーンインク組成物又はブラッ
クインク組成物であることを特徴とする(請求項2
3)。
アンインク組成物、マゼンタインク組成物、イエローイ
ンク組成物、レッドインク組成物、バイオレットインク
組成物又はブラックインク組成物であることを特徴とす
る(請求項24)。
かに記載のインク組成物を用いてインクジェット記録方
式により記録を行なうことを特徴とする(請求項2
5)。
記のいずれかに記載のインク組成物を収容していること
を特徴とする(請求項26)。
に記載のインク組成物を用いて記録されたことを特徴と
する(請求項27)。
成物について詳細に説明する。本発明において、「イン
ク組成物」とは、モノクロ記録用としては、ブラックイ
ンク組成物を意味し、カラー印刷用としては、カラーイ
ンク組成物、具体的にはシアンインク組成物、マゼンタ
インク組成物、およびイエローインク組成物、更に場合
によってはブラックインク組成物を意味するものとす
る。
は、水性媒体中で、エチレン性不飽和カルボン酸単量体
及びこれらと共重合可能なその他の単量体を、アルコー
ル性水酸基含有水溶性高分子化合物又は共重合性界面活
性剤の存在下で重合(好ましくは乳化重合)して得られ
る酸価が40以下の共重合体(以下、「アルカリ可溶性
共重合体」という)を、無機塩基によってpH調整され
る。このようにして得られた前記樹脂のpHは、8〜1
1であることが好ましく、より好ましくは、pHが9〜
10である
使用されるエチレン性不飽和カルボン酸単量体は、特に
限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のエ
チレン性不飽和モノカルボン酸単量体;イタコン酸、マ
レイン酸、フマル酸、ブテントリカルボン酸等のエチレ
ン性不飽和多価カルボン酸単量体;フマル酸モノブチ
ル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノ−2−ヒド
ロキシプロピル等のエチレン性不飽和多価カルボン酸の
部分エステル単量体;無水マレイン酸、無水シストラコ
ン酸等の多価カルボン酸無水物等を挙げることができ
る。これらの単量体は、1種もしくは2種以上で使用す
ることができる。これらの中では、アクリル酸、メタク
リル酸等のエチレン性不飽和モノカルボン酸単量体が好
ましく、メタクリル酸が特に好ましい。
量は、アルカリ可溶性共重合体の酸価が40以下、好ま
しくは10〜40、より好ましくは30〜40になるよ
うに算出される量である。該共重合体の酸価が5未満で
は、該共重合体がアルカリに溶けず、逆に40を超える
と、インク組成物の長期保存時の粘度変化が大きく、記
録した画像の定着性が劣る。
使用されるエチレン性不飽和カルボン酸単量体と共重合
可能なその他の単量体は、特に限定されず、例えば、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロ
スチレンなどの芳香族ビニル単量体;(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メ
タ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸グリシジル等の(メタ)アクリル酸エステル
単量体;(メタ)アクリロニトリル等のシアノ基含有エ
チレン性不飽和単量体;アリルグリシジルエーテル等の
エチレン性不飽和グリシジルエーテル単量体;(メタ)
アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等のエ
チレン性不飽和アミド単量体;1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、
1,3−ペンタジエン等の共役ジエン単量体;酢酸ビニ
ル等のカルボン酸ビニルエステル単量体などが挙げられ
る。これらの単量体は、1種もしくは2種以上で使用す
ることができる。これらの中でも、画像の耐光性および
光沢性に優れる点で、エチレン性不飽和カルボン酸エス
テル単量体が好ましく、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸エス
テル単量体がより好ましい。
用するアルコール性水酸基含有水溶性高分子化合物は、
水溶性高分子化合物のうち、分子量1,000当たりア
ルコール性水酸基を5〜25個含有しているものであ
り、例えば、ポリビニルアルコールやその各種変性物等
のビニルアルコール系重合体;酢酸ビニルとアクリル
酸、メタクリル酸又は無水マレイン酸との共重合体の鹸
化物;アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロ
ース、アルキルヒドロキシアルキルセルロース等のセル
ロース誘導体;アルキル澱粉、カルボキシメチル澱粉、
等の澱粉誘導体;アラビアゴム、トラガントゴム;ポリ
アルキレングリコール等を挙げることができる。これら
の中でも、工業的に品質が安定したものが入手しやすい
点から、ポリビニルアルコールが好ましい。これらのア
ルコール性水酸基含有水溶性高分子化合物は、1種もし
くは2種以上で使用することができる。アルコール性水
酸基含有水溶性高分子化合物の重量平均分子量は、特に
限定されないが、通常1,000〜500,000、好
ましくは2,000〜300,000である。分子量が
1,000より小さいと、分散安定性が低くなることが
あり、逆に500,000より大きいと、この高分子化
合物の存在下で重合するときの粘度が高くなり、重合が
困難になることがある。その使用量は、アルカリ可溶性
共重合体生成の際の全単量体100重量部に対して、
0.05〜20部、好ましくは1〜10重量部である。
混合物を、好ましくは、水性媒体中でアルコール性水酸
基含有水溶性高分子化合物の存在下で重合することによ
って得ることができる。その際、アルコール性水酸基含
有水溶性高分子化合物及び単量体の混合物は、重合開始
前に反応器に一括して全量を添加するか、又は重合開始
前には一部分を装填し、重合開始後に残りの部分を分割
的に少しづつ添加するか、あるいは残りの部分を連続的
に添加することができる。分割添加あるいは連続添加す
る場合、添加量は均等にあるいは、一定にすることもで
き、重合の進行段階に応じて変えることもできる。
物と単量体の混合物とは、それぞれ別々に添加しても、
アルコール性水酸基含有水溶性高分子化合物、単量体の
混合物及び水を混合して得られる単量体分散化物の形態
で添加してもかまわない。アルコール性水酸基含有水溶
性高分子化合物と単量体とを別々に添加する場合は、両
者の添加をほぼ同時に開始するのが望ましい。単量体の
混合物のみが先に多量に添加されると凝集物が発生しや
すく、逆に、アルコール性水酸基含有水溶性高分子化合
物のみが先に多量に添加されると重合系が増粘したり、
又は凝集物が発生しやすくなるなどの問題が起きやす
い。両者の添加終了は、必ずしも同時である必要はない
が、ほぼ同時であることが望ましい。
物と単量体の混合物の添加方法のうち、アルコール性水
酸基含有水溶性高分子化合物を単量体の混合物及び水と
混合して分散化して、重合開始後に反応器に添加する方
法が、アルカリ可溶性共重合体の高分子鎖におけるエチ
レン性不飽和酸単量体の連鎖分布が均一になるので好ま
しい。
性界面活性剤の存在下に、エチレン性不飽和カルボン酸
単量体及びこれらと共重合可能なその他の単量体を重合
(好ましくは乳化重合)して製造することができる。
以上の重合可能なビニル基を有する界面活性剤であり、
例えば、プロペニル−2−エチルヘキシルスルホコハク
酸エステルナトリウム、(メタ)アクリル酸ポリオキシ
エチレン硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルプ
ロペニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩、(メ
タ)アクリル酸ポリオキシエチレンエステル燐酸エステ
ル等のアニオン性重合性界面活性剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルベンゼンエーテル(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(メタ)アク
リル酸エステル等のアニオン性重合性界面活性剤を挙げ
ることができる。これらの中では、単量体の乳化分散性
能および単量体との共重合性のバランスが優れている点
で、ポリオキシエチレンアルキルプロペニルエーテル硫
酸エステルアンモニウム塩が好ましい。これらの共重合
性界面活性剤は、1種もしくは2種以上で使用すること
ができる。その使用量は、アルカリ可溶性共重合体生成
の際の全単量体100重量部に対して、0.01〜5重
量部、好ましくは0.05〜5.0重量部である。さら
に好ましくは、0.1〜3.0重量%である。0.01
重量部未満では、乳化安定性が低くなるので、重合時に
多量の凝集物が発生することがある。逆に、5重量部を
超えると、インク組成物が泡立ちやすくなるという問題
がある。なお、アルカリ可溶性共重合体の重合において
は、非重合性界面活性剤を併用しないことが好ましい
が、非重合性界面活性剤を併用する場合は、非重合性界
面活性剤の量は、アルカリ可溶性共重合体の重合に使用
する全単量体の100重量部に対して、通常、0.05
重量部未満である。非重合性界面活性剤の量が多くなる
と画像の耐水性が劣る傾向がある。
とのできる重合開始剤は、特に限定されない。具体例と
しては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウム、過リン酸カリウム、過酸化水素等の無機過
酸化物;ジイソフロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチ
ルハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、イソブチリルパーオキサイド、ペンゾイルパーオ
キサイド等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾ
ビスイソ酪酸メチル等のアゾ化合物等を挙げることがで
きる。これらの重合開始剤は、それぞれ単独で、あるい
は2種類以上を組み合わせて使用することができる。な
かでも、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過
硫酸塩が好ましい。
異なるが、重合体の水分散液の製造で使用する全単量混
合物100重量部に対して、好ましくは0.5〜5重量
部、より好ましくは0.8〜4重量部である。
み合わせで、レドックス系重合開始剤として使用するこ
ともできる。レドックス系重合開始剤の還元剤は特に限
定されず、その具体例としては、硫酸第一鉄、ナフテン
酸第一銅等の還元状態にある金属イオンを含有する化合
物;メタンスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸化合
物;ジメチルアニリン等のアミン化合物;などが挙げら
れる。これらの還元剤は単独で又は2種以上を組合せて
用いることができる。還元剤の使用量は、還元剤によっ
て異なるが、重合開始剤1重量部に対して0.03〜1
0重量部であることが好ましい。
を調節するためには、必要に応じて連鎖移動剤を重合時
に使用することができる。連鎖移動剤としては、t−ド
デシルメルカブタン、n−ドデシルメルカブタンなどの
メルカブタン類;α−メチルスチレンダイマー;ジメチ
ルキサントゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサント
ゲンジスルフィドなどのスルフィド類;2−メチル−3
−ブチンニトリル、3−ペンテンニトリルなどのニトリ
ル化合物;チオグリコール酸メチル、チオグリコール酸
プロピル、チオグリコール酸オクチルなどのチオグリコ
ール酸エステル;β−メルカプトプロピオン酸メチル、
β−メルカプトプロピオン酸オクチルなどのβ−メルカ
プトプロピオン酸エステル;等があり、これらは単独又
は二種以上で使用できる。これら連鎖移動剤のうちチオ
グリコール酸エステルが好ましく、チオグリコール酸オ
クチルがより好ましい。
は、アルカリ可溶性共重合体の製造に使用する単量体1
00重量部に対して、通常、0.1〜5重量部、好まし
くは0.5〜4重量部である。連鎖移動剤の使用量が、
少なすぎると、中和後の粘度が高くなり取扱いが困難に
なることがあり、また、多すぎると、得られる重合体の
分子量が著しく低下し、本発明における重量平均分子量
の範囲を外れることがある。連鎖移動剤の添加方法は、
特に限定されず、全量を一括して添加しても、少量ずつ
断続的に又は連続的に重合系に添加してもよい。
合温度は、通常、0〜100℃、好ましくは30〜90
℃である。重合転化率は、通常90重量%以上、好まし
くは95重量%以上である。
ものの中では、アルコール性水酸基含有水溶性高分子化
合物の存在下で重合して得られるものが、インク組成物
を長期貯蔵した際に、粘度変化しにくく好ましい。
中和度(エチレン性不飽和カルボン酸単量体のモル当量
に対する無機塩基のモル当量)は、特に限定されない
が、その中和度は通常70%以上、好ましくは95%以
上である。
使用する塩基性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物;水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金属の
水酸化物;アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、
イソプロピルアミン、ジメチルアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、ジイソプロピルアミン、トリメチ
ルアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げ
られる。これらのうちでは、水酸化ナトリウムが好適で
ある。塩基性物質の使用量は、アルカリ可溶性共重合体
の中和度を、通常70%以上にする量である。
機アルカリで中和されているアルカリ可溶性共重合体
(以下、単に「樹脂」という)の重量平均分子量は、
8,000〜20,000、好ましくは、9,000〜
10,000である。重量平均分子量が、8,000以
下のものを使用した場合には、インク組成物の定着性の
点で好ましくなく、20,000を超えるものを使用し
た場合には、インク組成物の粘度が高くなり、吐出安定
性、貯蔵安定性の点で好ましくない。また、樹脂は、ガ
ラス転移温度が、5〜50℃であることが好ましく、よ
り好ましくは、20〜40℃である。ガラス転移温度が
この範囲にあると、耐折り曲げ性及び耐ブロッキング性
にも優れた画像が得られる。なお、本発明で使用の樹脂
のガラス転移温度が多少高くなっても、本発明のインク
組成物の成膜温度は、一般に低いまま維持される。
水溶液の状態で使用される。その場合の固形分濃度は、
1〜40重量%が好ましく、より好ましくは、20〜3
0重量%である。その水溶液は、後述する水溶性有機溶
媒を含有していてもよい。樹脂は、水溶液の状態でpH
が8〜11を示すものが好ましく、より好ましくは、p
Hが9〜10を示すものである。pHが8未満では吐出
安定性に、11を超えると分散安定性に問題が生じるこ
とがある。また、樹脂は、濁度が30mg/l以下であ
り、粒径が60nm以下であることが望ましい。濁度が
30mg/lを超えると吐出安定性に問題が生じること
がある。また、粒径が60nmを超えると分散安定性に
問題が生じることがある。また、本発明の樹脂は、水溶
性樹脂、樹脂エマルジョン又はポリマー微粒子のいずれ
の形態でもインクに添加することができる。
01〜3重量%、好ましくは、0.1〜1重量%であ
り、より好ましく、0.1〜0.5重量%である。0.
01重量%未満では充分な定着性が得られない場合があ
るという問題があり、3重量%を超えるとインク組成物
の粘度がインクヘッドに最適な粘度を超えたり、吐出安
定性、貯蔵安定性が劣化するという問題がある。
は、特に限定されるものではなく、染料又は顔料のいず
れでもよいが、画像の濃度、耐光性、耐水性の点で顔料
が好ましい。
しては、無機顔料、有機顔料を使用することができる。
無機顔料としては、酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化
物、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレン
ブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック等
が挙げられる。また、有機顔料としては、キナクリドン
系顔料、キナクリドンキノン系顔料、ジオキサジン系顔
料、フタロシアニン系顔料、アントラピリミジン系顔
料、アンサンスロン系顔料、インダンスロン系顔料、フ
ラバンスロン系顔料、ペリレン系顔料、ジケトピロロピ
ロール系顔料、ペリノン系顔料、キノフタロン系顔料、
アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、ベンツイ
ミダゾロン系顔料、イソインドリノン系顔料、アゾメチ
ン系顔料またはアゾ系顔料、アニリンブラックなどが挙
げられる。また、カーボンブラックは、中性、酸性、塩
基性カーボンのいずれであってもよい。本発明によるイ
ンク組成物に用いられる顔料の具体例としては下記のも
のが挙げられる。
ては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:
3、15:4、15:34、16、22、60等;C.
I.バットブルー4、60等が挙げられ、好ましくは、
C.I.ピグメントブルー15:3、15:4、および
60からなる群から選択される1種または2種以上の混
合物である。また、これらの顔料はシアンインク組成物
に対して0.5〜10重量%程度、好ましくは1〜5重
量%程度含有してなる。
しては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48
(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、1
12、122、123、168、184、202等が挙
げられ、好ましくはC.I.ピグメントレッド122、
202、および209からなる群から選択される1種ま
たは2種以上の混合物である。また、これらの顔料はマ
ゼンタインク組成物に対して0.5〜10重量%程度、
好ましくは1〜5重量%程度含有してなる。
ては、C.I.ピグメントレッド17,49:2,11
2,177,178,188,255及び264からな
る群から選ばれる1種又は2種以上の混合物である。ま
た、これらの顔料はレッドインク組成物に対して0.5
〜10重量%程度、好ましくは1〜5重量%程度含有し
てなる。
料としては、C.I.ピグメントブルー60並びにC.
I.ピグメントバイオレット3,19,23,32,3
6及び38からなる群から選ばれる1種又は2種以上の
混合物である。また、これらの顔料はレッドインク組成
物に対して0.5〜10重量%程度、好ましくは1〜5
重量%程度含有してなる。
しては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、1
2、13、14C、16、17、73、74、75、8
3、93、95、97、98、119、110、11
4、128、129、138、150、151、15
4、155、180、185、等が挙げられ、好ましく
はC.I.ピグメントイエロー74、109、110、
128、および138からなる群から選択される1種ま
たは2種以上の混合物である。また、これらの顔料はイ
エローインク組成物に対して0.5〜10重量%程度、
好ましくは1〜5重量%程度含有してなる。
しては、C.I.ピグメントオレンジ36もしくは43
またはこれらの混合物である。また、これらの顔料はオ
レンジインク組成物に対して0.5〜10重量%程度、
好ましくは1〜5重量%程度含有してなる。
しては、C.I.ピグメントグリーン7もしくは36ま
たはこれらの混合物である。また、これらの顔料はグリ
ーンインク組成物に対して0.5〜10重量%程度、好
ましくは1〜5重量%程度含有してなる。
しては、三菱化学製のNo.2300、900、MCF
88、No.33、No.40、No.45、No.5
2、MA7、MA8、MA100、No2200B等;
コロンビア社製のラヴェン5750、5250、500
0、3500、1255、700等;キャボット社製の
リガール400R、330R、660R、モグルL、モ
ナーチ700、800、880、900、1000、1
100、1300、1400等;デグッサ社製の カラ
ーブラックFW1、FW2、FW2V、FW18、FW
200、S150、S160、S170、プリテックス
35、U、V、140U、スペシャルブラック6、5、
4A、4等;が挙げられ、これらの1種または2種以上
の混合物として用いてよい。また、これらの顔料はブラ
ックインク組成物に対して0.5〜10重量%程度、好
ましくは1〜5重量%程度含有してなる。
あることが好ましく、より好ましくは500nm以下で
ある。また、その顔料の平均粒子径は300nm以下で
あることが好ましく、より好ましくは250nm以下で
ある。本発明の好ましい態様によれば、顔料はその最大
粒子径が1、000nm以下で、かつ平均粒子径が30
0nm以下であるものが好ましい。
他の分散剤とによって、水性媒体(水、又は水と水溶性
有機溶媒との混合物)に分散された状態(顔料分散体)
で用いられる。
高分子が挙げられ、その具体例としては、にかわ、ゼラ
チン、ガゼイン、アルブミンなどのタンパク質類;アラ
ビアゴム、トラガントゴムなどの天然ゴム類;サボニン
などのグルコシド類;アルギン酸およびアルギン酸プロ
ピレングリコールエステル、アルギン酸トリエタノール
アミン、アルギン酸アンモニウムなどのアルギン酸誘導
体;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロ
ースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。
は、合成高分子が挙げられ、その具体例としては、ポリ
ビニルアルコール類;ポリビニルピロリドン類;ポリア
クリル酸、アクリル酸−アクリルニトリル共重合体、ア
クリル酸カリウム−アクリルニトリル共重合体、酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸−アク
リル酸アルキルエステル共重合体などのアクリル系樹
脂;スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸
アルキルエステル共重合体、スチレン−α−メチルスチ
レン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチ
レン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合
体などのスチレン−アクリル樹脂;スチレン−マレイン
酸共重合体;チレン−無水マレイン酸共重合体;ビニル
ナフタレン−アクリル酸共重合体;ビニルナフタレン−
マレイン酸共重合体;酢酸ビニル−エチレン共重合体、
酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニ
ル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロト
ン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体などの
酢酸ビニル系共重合体、あるいは、これらの塩等が挙げ
られる。これらの中で、特に疎水性基を持つ単量体と親
水性基を持つ単量体との共重合体、および疎水性基と親
水性基を分子構造中に併せ持った単量体からなる重合体
が好ましい。上記の塩としては、ジエチルアミン、アン
モニア、エチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、イソプロピルアミン、ジプロピルアミン、ブチル
アミン、イソブチルアミン、トリエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、アミノメチルプロパノール、モルホ
リン等との塩が挙げられる。これらの共重合体は、重量
平均分子量が、3,000〜30,000であるのが好
ましく、より好ましくは、5,000〜15,000で
ある。
のできる他の分散剤としては、通常の水溶性であるイオ
ン性、またはノニオン性界面活性剤が挙げられる。例え
ば、アニオン界面活性剤としては、高級脂肪酸塩、高級
アルキルジカルボン酸塩、高級アルコール硫酸エステル
塩、高級アルキルスルホン酸塩、高級脂肪酸とアミノ酸
の縮合物、スルホ琥珀酸エステル塩、ナフテン酸塩、液
体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸
塩類等が挙げられる。カチオン界面活性剤としては、脂
肪族アミン塩、第4アンモニウム塩、スルホニウム塩、
ホスフォニウム塩等が挙げられ、両性界面活性剤として
はポリアクリルアミド等が挙げられる。ノニオン系界面
活性剤としては、ポリオキシ化合物の脂肪酸エステル、
ポリエチレンオキサイド縮合物等が挙げられる。
上使用することができる。また、これらの分散剤の添加
量は、顔料1に対して0.06〜3重量%の範囲が好ま
しく、より好ましくは、0.125〜3重量%の範囲で
ある。
例えば、顔料、高分子分散剤又は高分子分散剤と他の分
散剤、水性媒体を、例えば、ビ−ズミル、ボ−ルミル、
サンドミル、アトライタ−、ロ−ルミル、アジテ−タ、
ヘンシェルミキサ−、コロイドミル、超音波ホモジナイ
ザ−、またはパ−ルミル等で攪拌・混合することにより
調製することができる。
としては、多価アルコール、糖、三級アミンから選ばれ
る少なくとも一種を使用することができる。多価アルコ
ール又は多価アルコールと糖との併用が好ましい。多価
アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、トリメチレングリコール、2−ブテン−1、
4−ジオール、2−エチル−1、3−ヘキサンジオー
ル、2−メチル−2、4ーペンタンジオール、グリセリ
ン、ジプロピレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、トリエチレングリコールが挙げられる。本発明にあ
っては、上記の中でも沸点が200℃以上であるものが
より好ましい。これら湿潤剤の含有量は好ましくは10
〜40重量%程度であり、より好ましくは10〜20重
量%である。
リゴ糖類(三糖類および四糖類を含む)および多糖類が
挙げられ、好ましくはグルコース、マンノース、フルク
トース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラク
トース、アルドン酸、グルシトール、(ソルビット)、
マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、
トレハロースなどが挙げられる。多糖類の具体例として
は、マルトトリオース、イソマルトトリオース、パノー
ス、マルトテトラオース、マルトペンタオースなどが挙
げられる。また、これらの糖類の誘導体としては、前記
した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール(一般式HO
CH2(CHOH)nCH2OH(ここで、n=2〜5の
整数を表す)で表される)、 酸化糖(例えば、アルド
ン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ糖などが挙げら
れる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としては、
マルチトール、ソルビット、パニトールなどが挙げられ
る。また、市販品としては、HS−300,500(登
録商標 林原商事)等を入手することができる。これら
糖類の添加量は0.1〜40重量%程度が好ましく、よ
り好ましくは1〜30重量%程度である。また、グリセ
リン等の多価アルコールと糖を併用することが特に好ま
しい。
アミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジ
メチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、
トリイソプロペノールアミン、ブチルジエタノールアミ
ン、1−メチル−2−ピロリドン、1、3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン、2−ピロリドン等が挙げられ
る。これらは単独または2種以上の混合物として使用さ
れてよい。これら三級アミンのインク組成物への添加量
は、0.1〜10重量%程度が好ましく、より好ましく
は、0.5〜5重量%である。
組成物に保水と湿潤性をもたらす。この結果、インク組
成物を長期間保管しても顔料の凝集や粘度の上昇がな
く、優れた貯蔵安定性を実現できる。さらに、開放状態
(室温で空気に触れている状態)で放置しても流動性と
再分散性を長時間維持するインク組成物が実現できる。
さらに、印刷中もしくは印刷中断後の再起動時にノズル
の目詰まりが生じることもなく、高い吐出安定性、貯蔵
安定性が得られる。
水と水溶性有機溶媒からなるものを用いるのが好まし
い。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留
水等の純水、または超純水を用いることができる。ま
た、紫外線照射、または過酸化水素添加などにより滅菌
した水を用いることにより、インク組成物を長期保存す
る場合にカビやバクテリアの発生を防止することができ
るので好適である。
点有機溶剤であり、その例としては、メタノール、エタ
ノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルア
ルコール、n−ブタノール、sec−ブタノール、te
rt−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノ
ールなどがあげられる。特に一価アルコールが好まし
い。低沸点有機溶剤は、インクの乾燥時間を短くする効
果がある。低沸点有機溶剤の添加量はインク組成物に対
して1〜10重量%程度の範囲が好ましく、より好まし
くは1〜5重量%程度の範囲である。
含有することができる。浸透剤としては、アセチレング
リコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活
性剤、グリコールエーテル類、1,2−アルカンジオー
ル類、ポリシロキサン系界面活性剤が挙げられ、それら
は、勿論併用することも可能である。
は、下記の式1で表される化合物が挙げられる。
は、それぞれ独立してアルキル基を表す。]
トラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−
ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオールなどのアセ
チレングリコール系界面活性剤、例えば、Air Pr
oducts and Chmicals Inc.製
サーフィノール104(前記式1において、m+n=1
0),82,465,485あるいはTG(前記式1に
おいて、m=n=0)等を用いることができる。特に、
サーフィノール104やTGを用いると良好な記録品質
を得ることができる。また、アセチレンアルコール系界
面活性剤としては、具体的には、例えば、3,5−ジメ
チル−1−ヘキシン−3オール、2,4−ジメチル−5
−ヘキシン−3−オール等を挙げることができる。市販
品としては、Air Products and Ch
micals Inc.製サーフィノール61等があ
る。アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンア
ルコール系界面活性剤の含有量は、インク組成物中に、
好ましくは、0.05〜5重量%であり、より好まし
く、0.1〜2重量%である。0.05重量%未満では
充分な浸透性が得られなかったりするという問題があ
り、5重量%を超えるとインク組成物中で完全に溶解し
ないために吐出安定性、貯蔵安定性が劣化するという問
題がある。
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチル
エーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
プロピレングリコールモノメチルエーテル等のような多
価アルコールの低級アルキルエーテルを挙げることがで
きる。特に、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ルを用いると良好な記録品質を得ることができる。グリ
コールエーテル類の含有量は、インク組成物中に、好ま
しくは、0.5〜20重量%であり、より好ましく、1
〜10重量%である。0.5重量%未満では十分な浸透
性が得られなかったりするという問題があり、20重量
%を超えるとインク組成物の粘度が著しく高くなった
り、インク組成物の安定性が低下するという問題があ
る。
ましくは1,2−C1-8 アルキルジオールであり、より
好ましくは1,2−C1-6 アルキルジオールであり、最
も好ましくは1,2−ヘキサンジオールである。1,2
アルキルジオール類の含有量は、インク組成物中に、好
ましくは、1〜15重量%であり、より好ましく、2〜
10重量%である。
記の式(2)で表される化合物が挙げられる。
1-6アルキル基を表し、j及びkは独立して1以上の整
数を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、POはプロ
ピレンオキシ基を表し、m及びnは0以上の整数を表す
が、m+nは1以上の整数を表し、EO及びPO
は、[]ないにおいてその順序は問わず、ランダムであ
ってもブロックであってもよい)
kが2〜10であることが好ましく、2〜6であるもの
が特に好ましい。式(2)で表される化合物の添加量
は、適宜に選定されてよいが、好ましくは、0.05〜
5重量%程度であり、より好ましくは、0.1〜3.0
重量%程度である。式(2)で表される化合物は市販さ
れており、それを利用することが可能である。例えば、
ビックケミー・ジャパン株式会社より、ポリシロキサン
系界面活性剤のBYK− 347,BYK−348等が
利用可能である。
うな浸透剤を使用することにより、記録媒体へのインク
組成物の浸透を速め、インク組成物の乾きを速めること
ができる。また、カラーインク組成物として使用する場
合には、カラーブリードの発生を抑制することもでき
る。
酸化防止剤、導電率調整剤、pH調整剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、酸素吸収剤などを添加することができ
る。
ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−
ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビ
ン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、1、2−ジ
ベンジソチアゾリン−3−オン(ICI社のプロキセル
CRL、プロキセルBDN、プロキセルGXL、プロキ
セルXL−2、プロキセルTN)などが挙げれる。
化防止剤の例としては、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、プロパノールアミン、モルホリンなどの
アミン類およびそれらの変成物、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化リチウムなどの無機塩類、水酸化
アンモニウム、四級アンモニウム水酸化物(テトラメチ
ルアンモニウムなど)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸リチウムなどの炭酸塩類その他燐酸塩など、あ
るいはN−メチル−2−ピロリドン、尿素、チオ尿素、
テトラメチル尿素などの尿素類、アロハネート、メチル
アロハネートなどのアロハネート類、ビウレット、ジメ
チルビウレット、テトラメチルビウレットなどのビウレ
ット類など、L−アスコルビン酸およびその塩を挙げる
ことができる。
剤及び紫外線吸収剤を含むことができ、その例としては
チバガイギーのTinuvin328、900、113
0、384、292、123、144、622、77
0、292、Irgacor252、153、Irga
nox1010、1076、1035、MD1024、
ランタニドの酸化物が挙げられる。
おける表面張力が、20〜45dyn/cmであること
が好ましく、25〜40dyn/cmであることがさら
に好ましい。
適当な方法で分散、混合することによって製造すること
ができる。顔料と、水性媒体(水、又は水と水溶性有機
溶媒との混合物)と、高分子分散剤又は高分子分散剤と
他の分散剤と、を適当な分散機(例えば、ボールミル、
サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータミ
ル、ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジ
ナイザー、ジェットミル、オングミルなど)で混合し、
均一な顔料分散体を調製し、次いで、前記樹脂と湿潤剤
と、必要に応じて、糖、pH調整剤、防腐剤、防かび剤
等を加えて充分に攪拌した後に、目詰まりの原因となる
粗大粒子および異物を除去するためにろ過を行って目的
のインク組成物を得る。
使用されるアルカリ可溶性共重合体とその樹脂の調製例
について説明するが、勿論、以下の調製例に限定される
ものではない。
部、メチルアクリレート37部、メタクリル酸6部、分
子量調整剤としてチオグリコール酸オクチル3部、ポリ
ビニルアルコール2.5部及びイオン交換水を280部
を攪拌混合して、単量体混合物の分散物を調整した。次
に、攪拌機付き反応器にイオン交換水130部と過硫酸
カリウム2部を仕込み、80℃に昇温し、上記単量体混
合物の分散物を4時間かけて連続添加して重合させた。
連続添加終了後、80℃で30分間反応を行った。次い
で、仕込みのメタクリル酸と当モルの水酸化ナトリウム
に相当する量の10%水酸化ナトリウム水溶液を反応器
に添加し、さらに80℃で1時間熱処理した後に、適量
のイオン交換水を加えて固形分濃度15%の樹脂を得
た。該樹脂の酸価は40、重量平均分子量は11,00
0、ガラス転移温度は25℃であり、pH9.2、粒径
は50nm以下、濁度は30g/l以下であった。な
お、「濁度」は、樹脂固形分濃度が15%であるサンプ
ルを、日本電色工業社製WATER−ANALIZER
2000にて、セル幅10mmで測定した値である。
ルを増量添加した以外は、上記樹脂1の調製と同様にし
て樹脂2を得た。該樹脂の酸価は40、重量平均分子量
は8,000、ガラス転移温度は25℃であり、pH
9.3、粒径は50nm以下、濁度は30g/l以下で
あった。
ルを減量添加した以外は、上記樹脂1の調製と同様にし
て樹脂3を得た。該樹脂の酸価は40、重量平均分子量
は20,000、ガラス転移温度は25℃であり、pH
9.3、粒径は50nm以下、濁度は30g/l以下で
あった。
外は、上記樹脂1の調製と同様にして樹脂4を得た。該
樹脂の酸価は5、重量平均分子量は8,000、ガラス
転移温度は25℃であり、pH8、粒径は50nm以
下、濁度は30g/l以下であった。
本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例
によって限定されるものではない。
合し、分散された顔料の濃度が10%となるように純水
で調整して混合液を得た。この混合液をサンドミル(安
川製作所(株)製)中でガラスビーズ(直径1.7m
m、混合液の1.5倍量(重量))とともに2時間分散
した。分散後、ガラスビーズを取り除き、次いで以下の
各成分を添加した。常温で20分攪拌した後、8μmの
メンブランフィルターで濾過して着色剤1を得た。
ント・レッド122に替えてC.I.ピグメント・イエ
ロー74を使用した以外は、着色剤1の調製と同様にし
て、着色剤2を得た。
ント・レッド122に替えてC.I.ピグメント・ブル
ー15:3を使用した以外は、着色剤1の調製と同様に
して、着色剤3を得た。
ント・レッド122に替えてC.I.ピグメント・レッ
ド178を使用した以外は、着色剤1の調製と同様にし
て、着色剤4を得た。
ント・レッド122に替えてC.I.ピグメント・バイ
オレット23を使用した以外は、着色剤1の調製と同様
にして、着色剤5を得た。
ント・レッド122に替えてカーボンブラックを使用し
た以外は、着色剤1の調製と同様にして、着色剤6を得
た。
の調製と同様にして、インクセットB(マゼンタインク
組成物B,イエローインク組成物B,シアンインク組成
物B,バイオレットインク組成物B,ブラックインク組
成物B)を得た。
の調製と同様にして、インクセットC(マゼンタインク
組成物C,イエローインク組成物C,シアンインク組成
物C,レッドインク組成物C,バイオレットインク組成
物C,ブラックインク組成物C)を得た。
の調製と同様にして、インクセットD(マゼンタインク
組成物D,イエローインク組成物D,シアンインク組成
物D,レッドインク組成物D,バイオレットインク組成
物D,ブラックインク組成物D)を得た。
下記の評価試験を行ない、得られた結果を表1に示す。
物を、インクジェット記録装置EM−900C(セイコ
ーエプソン(株)製)に充填し、PM写真用紙(セイコ
ーエプソン(株)製)に、各インク組成物を同印字du
tyで印刷した。得られた印刷物を、住友3M社製メン
ディングテープを貼り、10秒後に剥がして、色材の剥
離状態を調べ、以下の判断基準に従って評価した。 判定A:印字直後から色材の剥離が観られない。 判定B:印字3後から色材の剥離が観られない。 判定C:印字3後でも色材の剥離が観られる。
〜Dのインク組成物を70℃の環境下に7日間放置し、
粘度の状態を調べ、以下の判断基準に従って評価した。 判定A:粘度変化が0.3cps以下である。 判定B:粘度変化が0.5cps以下である。 判定C:粘度変化が0.8cps以下である。
のインク組成物を、インクジェット記録装置EM−90
0Cに充填し、PM写真用紙に各インク組成物を同印字
dutyで印刷した。目視でサンプルを観察し、以下の
判断基準に従って評価した。 判定A:照明の形状が認識できる。 判定B:照明の形状が認識できない。
含有する耐光性、耐水性に優れたインクジェット記録用
インク組成物において、樹脂、湿潤剤を含有せしめるこ
とにより、吐出安定性、貯蔵安定性を損なうことなく、
光沢性、定着性に優れたインク組成物を提供することが
でき、また、更に浸透剤を含有せしめることにより、速
乾性にも優れたインク組成物を提供することができる。
Claims (27)
- 【請求項1】 エチレン性不飽和カルボン酸単量体及び
これと共重合可能なその他の単量体をアルコール性水酸
基含有水溶性高分子化合物又は共重合性界面活性剤の存
在下で重合して得られる酸価が40以下の共重合体を、
無機塩基によってpHを調整した樹脂と、水と、着色剤
と、湿潤剤とを含有することを特徴とするインク組成
物。 - 【請求項2】 前記無機塩基が、アルカリ金属水酸化物
又はアルカリ土類金属水酸化物である、請求項1に記載
のインク組成物。 - 【請求項3】 前記アルコール性水酸基含有水溶性高分
子化合物が、ビニルアルコール系重合体である、請求項
1又は2に記載のインク組成物。 - 【請求項4】 前記エチレン性不飽和カルボン酸単量体
が、アクリル酸又はメタクリル酸である、請求項1〜3
のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項5】 前記エチレン性不飽和カルボン酸単量体
と共重合可能なその他の単量体が、エチレン性不飽和カ
ルボン酸エステル単量体である、請求項1〜4のいずれ
かに記載のインク組成物。 - 【請求項6】 前記樹脂が、重量平均分子量が8,00
0〜20,000で、ガラス転移温度が5〜50℃であ
る、請求項1〜5のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項7】 前記樹脂は、pHが8〜11である、請
求項1〜6のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項8】 前記樹脂は、pHが9〜10である、請
求項1〜6のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項9】 前記樹脂は、濁度が30mg/l以下で
あり、粒径が60nm以下である、請求項1〜8のいず
れかに記載のインク組成物。 - 【請求項10】 前記湿潤剤が、多価アルコール又は多
価アルコールと糖との併用である、請求項1〜9のいず
れかに記載のインク組成物。 - 【請求項11】 浸透剤として、アセチレングリコール
系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤、グ
リコールエーテル類、1,2−アルカンジオール類、ポ
リシロキサン系界面活性剤からなる郡から選ばれる少な
くとも一つを含有する、請求項1〜10に記載のインク
組成物。 - 【請求項12】 20℃における表面張力が、20〜4
5dyn/cmである、請求項1〜11のいずれかに記
載のインク組成物。 - 【請求項13】 前記着色剤が、顔料である、請求項1
〜12のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項14】 前記顔料が、C.I.ピグメントイエ
ロー74,109,110,128および138からな
る群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項13
に記載のインク組成物。 - 【請求項15】 前記顔料が、C.I.ピグメントレッ
ド122,202及び209からなる群から選ばれる1
種又は2種以上である、請求項13に記載のインク組成
物。 - 【請求項16】 前記顔料が、C.I.ピグメントブル
ー15:3,15:4,60からなる群から選ばれる1
種又は2種以上である、請求項13に記載のインク組成
物。 - 【請求項17】 前記顔料が、C.I.ピグメントレッ
ド17,49:2,112,177,178,188,
255及び264からなる群から選ばれる1種又は2種
以上である、請求項13に記載のインク組成物。 - 【請求項18】 前記顔料が、C.I.ピグメントバイ
オレット3,19,23,32,36及び38からなる
群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項13に
記載のインク組成物。 - 【請求項19】 前記顔料が、C.I.ピグメントオレ
ンジ36もしくは43からなる群から選ばれる1種又は
2種以上である、請求項13に記載のインク組成物。 - 【請求項20】 前記顔料が、C.I.ピグメントグリ
ーン7もしくは36からなる群から選ばれる1種又は2
種以上である、請求項13に記載のインク組成物。 - 【請求項21】 前記顔料が、カーボンブラックからな
る群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項13
に記載のインク組成物。 - 【請求項22】 インクジェット記録用インク組成物で
ある、請求項1〜21のいずれかに記載のインク組成
物。 - 【請求項23】 インクジェット記録用インク組成物
が、シアンインク組成物、マゼンタインク組成物、イエ
ローインク組成物、オレンジインク組成物、グリーンイ
ンク組成物又はブラックインク組成物である、請求項2
2のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項24】 インクジェット記録用インク組成物
が、シアンインク組成物、マゼンタインク組成物、イエ
ローインク組成物、レッドインク組成物、バイオレット
インク組成物又はブラックインク組成物である、請求項
22のいずれかに記載のインク組成物。 - 【請求項25】 請求項1〜24のいずれかに記載のイ
ンク組成物を用いてインクジェット記録方式により記録
を行なうことを特徴とする記録方法。 - 【請求項26】 請求項1〜24のいずれかに記載のイ
ンク組成物を収容していることを特徴とするインクカー
トリッジ。 - 【請求項27】 請求項1〜24のいずれかに記載のイ
ンク組成物を用いて記録されたことを特徴とする記録
物。
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