JP2003189460A - 過電流保護回路 - Google Patents

過電流保護回路

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JP2003189460A
JP2003189460A JP2001382829A JP2001382829A JP2003189460A JP 2003189460 A JP2003189460 A JP 2003189460A JP 2001382829 A JP2001382829 A JP 2001382829A JP 2001382829 A JP2001382829 A JP 2001382829A JP 2003189460 A JP2003189460 A JP 2003189460A
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protection circuit
overcurrent protection
bias voltage
transistor element
overcurrent
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JP2001382829A
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Hiroyuki Ashiya
弘之 芦屋
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
    • H02H3/085Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current making use of a thermal sensor, e.g. thermistor, heated by the excess current
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/006Calibration or setting of parameters

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  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源遮断や自動復帰の時間を容易に調整可能
にする過電流保護回路を提供する。 【解決手段】 外部電装機器3の過電流に伴う異常発熱
を検出して抵抗可変素子18aはその抵抗値を変化させ
る。これに応じてバイアス電圧出力回路18から出力さ
れるバイアス電圧も変化する。更に、このバイアス電圧
の変化に基づいて第2トランジスタ素子17により供給
制御される切替制御信号に基づいてリレー13が開閉制
御される。このような制御により、過電流に伴う異常発
熱時の電源遮断や異常発熱消失時の自動復帰が可能にな
る。このような自動復帰機能を有する本過電流保護回路
は、抵抗可変素子18aは従来のようにコイル13aに
直列的に接続されることはなく、コイル13aを励磁す
るための切替制御信号を供給するバイアス電圧出力回路
18に含まれるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過電流保護回路に関
し、特に、過電流による電源遮断状態から自動的に通常
状態に復帰する自動復帰機能を有する過電流保護回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には車載バッテリを駆動電源
とする様々な電装機器が搭載されている。そして、この
電装機器の過電流に伴う異常発熱の検出に基づき、自動
的に電装機器への電源供給を遮断したり、また異常発熱
の消失時には自動的に通常状態に復帰することができる
自動復帰機能を有する過電流保護回路が知られている。
この電源供給遮断や自動復帰は、コイルを含むリレーが
開閉制御されることにより行われるが、従来例によると
上記異常発熱を検出するための温度検出素子にコイルに
流れる電流と同等の電流が流れるようになっていたため
に、電源遮断や自動復帰の時間調節が困難であるという
問題があった。このような問題を有する従来例を以下に
図4を用いて説明する。
【0003】図4は、従来の過電流保護回路の一例を示
す回路図である。ここでは、過電流保護回路は、近年、
車載用に多用されているジャンクションブロックと呼ば
れる機能回路組込型の電気接続箱に組み込まれているも
のとして説明する。
【0004】図4に示す電気接続箱9は車載されて、そ
の電源入力端子91及び外部出力端子92にバッテリ2
及びモータ3が接続されている。このバッテリ2は、例
えば、公知の12V系バッテリとし、モータ3は、例え
ば、エンジン冷却用のファンを駆動するためのモータと
する。このモータ3は、2つの電源端子3a、3c及び
2つのアース端子3b、3dを備え、電源端子3a、3
cに供給される駆動信号によりその回転速度を可変とす
る公知の4端子型のものである。例えば、電源端子3a
又は3cのいずれか一方に電源が供給された場合には低
速回転し、それらの両端子3a及び3cに電源が供給さ
れた場合には高速回転するものであるが、ここでは、話
を簡単にするため両端子3a及び3cに同時に電源が供
給されるものとする。
【0005】この電気接続箱9には、その内部に種々の
電子部品や樹脂部品が収容されると共に、バッテリ2か
ら供給される電力を配分するための導電板であるバスバ
ーが配策されている。そして、このバスバーの近傍に
は、温度検出素子としてのPTC(正特性サーミスタ)
93が配置されており、このPTC93による温度監視
に基づいてバスバーに流れる過電流を検出するようにし
ている。電気接続箱9内には、所定電流により励磁され
たコイル97aが接点97bを開閉させて、バッテリ2
からモータ3への電源供給を制御するリレー97が装備
されている。更に、電気接続箱9内には、信号入力端子
94から入力される外部制御信号を受信してリレー97
を開閉制御するため切替制御信号を出力するCPU95
も装備されている。
【0006】このような構成において、例えば、図示し
ないイグニッションスイッチが投入されると、信号入力
端子94を介して外部制御信号がCPU95に入力す
る。これに応答して、CPU95はハイレベル信号を出
力してトランジスタ素子96をオンさせる。これと同時
に、バッテリ2から電源入力端子91を介してリレー9
7のコイル97aに電流が流れて、その接点97bが閉
成する。その結果、バッテリ2からの電流は、リレー9
7の接点97b及び外部出力端子92を経由してモータ
3の電源端子3a、3cに供給される。これによりモー
タ3は稼働状態になる。
【0007】この稼働状態において、例えば、車両が冠
水路走行をする場合を想定すると、この場合、上記モー
タ3の駆動するファンは浸水によりロック又はこれに近
い状態になる。しかしながら、モータ3は水による抵抗
力に反してなお駆動を継続しようとするのでロック電流
と呼ばれる過電流が流れることになる。すなわち、上記
バスバーにも過電流が流れ、これに伴いバスバーが異常
発熱する。この異常発熱により上記PTC93は急激に
その抵抗値を増大させ、これにより、リレー97のコイ
ル97aに電流が流れなくなる。その結果、リレー97
の接点97bが開成しモータ3への電流供給も停止する
ため、過電流は消失してこれに伴いバスバーも温度低下
して、上記電子部品や樹脂部品、更にはモータ3が保護
される。
【0008】一方、モータ3への電流供給が停止したま
まだとエンジンの冷却効果が得られないので、例えば、
冠水路走行を終了して上記温度が十分低下した場合に
は、上記と逆の作用によりモータ3が駆動再開される。
すなわち、電流供給が停止されてバスバーも十分温度低
下すると、PTC93の抵抗値は減少して、リレー97
のコイル97aに再び電流が流れる。その結果、リレー
97の接点97bが閉成しモータ3への電流供給も再開
するため、モータ3が駆動再開される。このように、こ
の従来例は自動復帰機能も有している。なお、この従来
例では十分な防水対策が施されているものとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バスバーの
形状や種類、オンオフ制御する外部電装機器の種類等は
常に一律であるとは限らないので、それらに適した温度
特性を有するPTC93を選択する必要がある。しかし
ながら、上記従来例によると、PTC93とコイル97
aとは直列接続されているので、PTC93にはコイル
97aと同等の通過電流が流れる。このため、従来例に
おいてバスバーの形状や種類や外部電装機器の種類等に
合わせて電源遮断や自動復帰の時間又はタイミングを調
節するためには、コイル97aの通過電流に合わせてP
TC93を選択する必要がある。つまり、PTC93の
選択肢はコイル97aの通過電流に依存することにな
る。したがって、従来例によると、求められる電源遮断
や自動復帰の時間を調節することは困難なことであっ
た。特に、コイル97aの通過電流と同等のPTC93
を選択するとなると、比較的大容量のPTC93が必要
となるため、高密度化の傾向にある上記電気箱内におけ
るスペース制約を満足させることができないことも多か
った。
【0010】そこで、本発明は上述した現状に鑑み、電
源遮断や自動復帰の時間を容易に調整可能にする過電流
保護回路を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の過電流保護回路は、入出力端
側にそれぞれ駆動用電源2及び外部電装機器3が接続さ
れ、所定の通過電流により励磁されたコイル13aが接
点13bを開閉させて、前記駆動用電源2から前記外部
電装機器3への電源供給を制御するリレー13に接続さ
れた過電流保護回路であって、前記コイル13aに直列
的に接続されて、所定の切替制御信号に応答して、前記
コイル13aに流れる電流を制御する第1トランジスタ
素子16と、前記外部電装機器3に過電流が流れた際の
異常発熱を検出するための温度検出対象となる部位に配
置され、温度変化に応じてその抵抗値が変化する特性を
有する抵抗可変素子18a、及びこの抵抗可変素子18
aに直列接続されたバイアス電圧調整抵抗18bとを含
み、これら抵抗可変素子18a及びバイアス電圧調整抵
抗18bにより、バイアス用電源+Bからの印加電圧を
分圧してバイアス電圧を出力するバイアス電圧出力回路
18と、前記バイアス電圧に基づいて、前記切替制御信
号の第1トランジスタ素子16への供給を制御する第2
トランジスタ素子17とを含むことを特徴とする。
【0012】請求項1記載の発明によれば、外部電装機
器3の過電流に伴う異常発熱を検出して抵抗可変素子1
8aはその抵抗値を変化させる。これに応じてバイアス
電圧出力回路18から出力されるバイアス電圧も変化す
る。更に、このバイアス電圧の変化に基づいて第2トラ
ンジスタ素子17により供給制御される切替制御信号に
基づいてリレー13が開閉制御される。このような制御
により、過電流に伴う異常発熱時の電源遮断や異常発熱
消失時の自動復帰が可能になる。このような自動復帰機
能を有する本過電流保護回路は、抵抗可変素子18aは
従来のようにコイル13aに直列的に接続されることは
なく、コイル13aを励磁するための切替制御信号を供
給するバイアス電圧出力回路18に含まれるようにして
いる。特に、この抵抗可変素子18aはバイアス電圧調
整抵抗18bに直列接続されている。したがって、バイ
アス電圧調整抵抗18bを適宜選択することにより、コ
イル13aの通過電流に依存することのない抵抗可変素
子18aを選択することが可能になる。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の過電流保護回路は、請求項1記載の過電流保護
回路において、前記抵抗可変素子18aは温度上昇に伴
いその抵抗値が二次曲線的に増加する特性を有するPT
C18aであり、このPTC18aの一端は接地され、
その他端は前記バイアス電圧調整抵抗18bの一端に接
続され、更にこのバイアス電圧調整抵抗18bの他端は
前記バイアス用電源+Bに接続されて前記バイアス電圧
出力回路18を構成していることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明によれば、抵抗可変素
子18aとしてその抵抗値が二次曲線的に増加する特性
を有するPTC18aを用いている。このようなPTC
18aの抵抗特性を積極的に利用することにより、温度
検出対象となる部位の急激な温度上昇にも確実に対応す
ることができる。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の過電流保護回路は、請求項2記載の過電流保護
回路において、前記PTC18aは、前記温度検出対象
となる部位として、前記駆動用電源2と前記外部電装機
器3との間に配策されてこれら駆動用電源2及び外部電
装機器3に電気的に接続されるバスバー20に接触し
て、このバスバー20の温度を検出することを特徴とす
る。
【0016】請求項3記載の発明によれば、PTC18
aは、駆動用電源2と外部電装機器3との間に配策され
たバスバー20に接触してその温度を検出するようにし
ているので、確実にその過電流を検出することが可能に
なる。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の過電流保護回路は、請求項3記載の過電流保護
回路において、前記第1トランジスタ素子16及び前記
第2トランジスタ素子17は共にエミッタ接地のNPN
型トランジスタ素子であり、前記第1トランジスタ素子
16のベースには、前記第2トランジスタ素子17のコ
レクタが接続されると共に前記外部電装機器3を稼働制
御するための外部制御信号に応答して生成された前記切
替制御信号が供給されており、この第1トランジスタ素
子16のコレクタには前記コイル13aの一端が接続さ
れていることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明によれば、第1トラン
ジスタ素子16及び第2トランジスタ素子17は共にエ
ミッタ接地のNPN型トランジスタ素子であり、第1ト
ランジスタ素子16のベースには第2トランジスタ素子
17のコレクタが接続されると共に外部制御信号が供給
され、コレクタにはコイル13aの一端が接続されるよ
うにしているので、簡単な回路構成で汎用性の高い過電
流保護回路が得られる。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の過電流保護回路は、請求項4記載の過電流保護
回路において、前記切替制御信号は前記第2トランジス
タ素子17がオフ状態であるときに、前記第1トランジ
スタ素子16に供給されるハイレベル信号であることを
特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明によれば、切替制御信
号は前記第2トランジスタ素子17がオフ状態であると
きに、前記第1トランジスタ素子16に供給されるハイ
レベル信号であるので、より現実的なリレー13の開閉
制御、すなわち、外部電装機器3の電源供給制御が可能
になる。
【0021】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の過電流保護回路は、請求項5記載の過電流保護
回路において、車載された過電流保護回路であって、前
記外部電装機器3は、前記駆動用電源2としての車載バ
ッテリ2から電源供給されて駆動するラジエター冷却フ
ァンを構成するモータ3であることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明によれば、車両のラジ
エター冷却ファンを構成するモータ3の過電流に起因す
る異常発熱を検出することが可能になる。すなわち、ラ
ジエター冷却ファンを構成するモータは接続されるバス
バー20の異常発熱の主要因となり得るものであるが、
このような異常発熱を本発明は確実に検出して電源供給
制御を行う。したがって、本発明によれば、車両内のモ
ータ駆動に係わる電子回路部品や樹脂製プレート等の樹
脂部品の破損を確実に防止することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(A)及び図1(B)は、本
発明の一実施形態に係る過電流保護回路を示す回路図で
ある。図1(A)に示すように、本過電流保護回路は、
例えば、機能回路組込型電気接続箱のひとつであるモー
タ駆動用電気接続箱1に適用される。このモータ駆動用
電気接続箱1は、車載されてその電源入力端子11及び
外部出力端子12にはそれぞれ、バッテリ2(請求項中
の駆動用電源に相当)及びモータ3(請求項中の外部電
装機器に相当)が接続されている。このバッテリ2は上
述したように、例えば、公知の12V系バッテリとし、
モータ3は、例えば、エンジン冷却用のファンを駆動す
るためのモータとする。このモータ3は、上述したよう
に、2つの電源端子3a、3c及び2つのアース端子3
b、3dを備え、電源端子3a、3cに供給される駆動
信号によりその回転速度を可変とする公知の4端子型の
ものである。例えば、電源端子3a又は3cのいずれか
一方に電源が供給された場合には低速回転し、それらの
両端子3a及び3cに電源が供給された場合には高速回
転するものであるが、ここでは、両端子3a及び3cに
同時に電源が供給されるものとする。
【0024】モータ駆動用電気接続箱1には、その内部
に種々の電子部品や樹脂部品が収容されると共に、バッ
テリ2から供給される電力を配分するための導電板であ
るバスバーが配策されている。このバスバーについて
は、図2を用いて後述する。そして、このバスバーに接
触するようにPTC(正特性サーミスタ)等の温度検出
素子が配置されており、この温度検出素子を用いて異常
発熱、すなわち、過電流を検出するようにしている。
【0025】また、モータ駆動用電気接続箱1には、所
定の通過電流により励磁されたコイル13aが接点13
bを開閉させて、バッテリ2からモータ3への電源供給
を制御するリレー13が装備されている。また、モータ
駆動用電気接続箱1内には、信号入力端子14から入力
される外部制御信号を受信してリレー13を開閉制御す
るためのハイレベル信号(請求項中の外部制御信号に相
当)を出力するCPU15も装備されている。
【0026】更に、モータ駆動用電気接続箱1には、過
電流保護回路を構成する第1トランジスタ素子16及び
第2トランジスタ素子17、バイアス電圧出力回路18
が含まれている。第1トランジスタ素子16は、リレー
13のコイル13aに直列的に接続されて、上記切替制
御信号に応答して、コイル13aに流れる電流を制御す
る。詳しくは、第1トランジスタ素子16はエミッタ接
地されており、そのコレクタには上記コイル13aの一
端が接続され、そのベースには上記切替制御信号が供給
される。
【0027】バイアス電圧出力回路18は、直列接続さ
れたPTC18a及びバイアス電圧調整抵抗18bから
構成される。PTC18aは、上記モータ3のロック等
により過電流が流れた際の異常発熱を検出するための温
度検出対象となる部位に配置される。詳しくは、このP
TC18aは上述したように、例えば、バッテリ2及び
モータ3の間に配策されてこれらに電気的に接続される
バスバーに接触するように配置されている。このPTC
18aは、例えば、温度の上昇に伴い抵抗値が二次曲線
的に増加する特性を有する公知の正特性サーミスタであ
る。この正特性の抵抗変化を有効利用するために、ここ
ではPTC18aの一端は接地されている。一方、この
PTC18aに直列接続されたバイアス電圧調整抵抗1
8bは、バイアス用電源+Bからの印加電圧を分圧し
て、PTC18aとの接続点からバイアス電圧を出力す
る。なお、このPTC18aは、請求項中の抵抗可変素
子に相当するものである。
【0028】このように、抵抗値が温度上昇に伴って二
次曲線的に増加する特性を有するPTC18aをこの図
1(A)に示すように接続して用いることにより、PT
C18aの持つ抵抗特性を積極的に利用して温度検出対
象となる部位の急激な温度上昇にも確実に対応すること
ができるようになる。なお、PTC18aに替えて、温
度上昇に伴って抵抗値が減少する特性を持つ通常のサー
ミスタを用いることも可能である。但し、この場合、サ
ーミスタとバイアス電圧調整抵抗との接続関係が、図1
(A)に示すPTC18aとバイアス電圧調整抵抗18
bとの接続関係とは逆になる。すなわち、サーミスタの
一端にバイアス用電源+Bが接続され、バイアス電圧調
整抵抗が接地されるようになる。
【0029】また、上記実施形態によれば、第1トラン
ジスタ素子16及び第2トランジスタ素子17は共にエ
ミッタ接地のNPN型トランジスタ素子であり、第1ト
ランジスタ素子16のベースには第2トランジスタ素子
17のコレクタが接続されると共に外部制御信号が供給
され、コレクタにはコイル13aの一端が接続されるよ
うにしているので、簡単な回路構成で汎用性の高い過電
流保護回路が得られる。
【0030】このような構成において、例えば、図示し
ないイグニッションスイッチが投入されると、信号入力
端子14を介して外部制御信号がCPU15に入力す
る。これに応答して、CPU15は第1トランジスタ素
子16をオンさせるために上記ハイレベル信号を第1ト
ランジスタ素子16のベース側に出力する。この時、第
2トランジスタ素子17がオフしていれば、このハイレ
ベル信号は第1トランジスタ素子16のベースに印加さ
れるので、第1トランジスタ素子16はオンする。すな
わち、モータ3が正常稼働していてバスバーの温度が正
常であるためPTC18aの抵抗値が低い場合には、バ
イアス電圧は殆ど接地電位と等しくなるので第2トラン
ジスタ素子17はオフ状態である。これにより、バッテ
リ2から電源入力端子11を介してリレー13のコイル
13aに電流が流れて、その接点13bが閉成する。そ
の結果、バッテリ2からの電流は、リレー13の接点1
3b及び外部出力端子12を経由してモータ3の電源端
子3a、3cに供給される。これにより、モータ3は稼
働状態になる。なお、上記ハイレベル信号が出力される
タイミングは、イグニッションスイッチ投入時であって
もよい。
【0031】これに対して、例えば、車両が冠水路走行
をする場合を想定すると、この場合、上記モータ3の駆
動するファンは浸水によりロック又はこれに近い状態に
なる。しかしながら、モータ3は水による抵抗力に反し
てなお駆動を継続しようとするのでロック電流と呼ばれ
る過電流が流れることになる。すると、これに接続され
る上記バスバーにも過電流が流れることになり、これに
伴いバスバーが異常発熱する。この異常発熱は上記PT
C18aの抵抗値を増大させるので、接続点からのバイ
アス電圧は第2トランジスタ素子17のベースに印加さ
れる。すると、第2トランジスタ素子17がオンして第
2トランジスタ素子17のコレクタエミッタ間が導通す
るので、CPU15からの切替制御信号で第1トランジ
スタ素子16をオンすることができなくなる。したがっ
て、リレー13のコイル13aに電流が流れなくなるた
め、リレー97の接点97bが開成してモータ3への電
流供給も停止する。この結果、過電流は消失してこれに
伴いバスバーも温度低下して、上記電子部品や樹脂部
品、更にはモータ3が保護される。
【0032】しかしながら、この状態が継続してモータ
3への電流供給が停止したままだとエンジンの冷却効果
が得られないので、例えば、冠水路走行を終了して上記
温度が十分低下した場合には、上記と逆の作用によりモ
ータ3が駆動再開される。すなわち、電流供給が停止さ
れてバスバーも十分温度低下すると、PTC18aの抵
抗値は減少して、バイアス電圧が低下して第2トランジ
スタ素子17がオフ状態になるので、第1トランジスタ
素子16は再びオンする。この結果、リレー13のコイ
ル13aに電流が流れ、リレー13の接点13bが閉成
しモータ3への電流供給が再開して、モータ3が再起動
される。このように、この実施形態は自動復帰機能も有
する。なお、この実施形態では十分な防水対策が講じら
れており、浸水による漏電、ショート等はないものとす
る。
【0033】このように、図1(A)で示した実施形態
は、過電流に伴う異常発熱時の電源遮断や異常発熱消失
時の自動復帰機能を有する。また、この実施形態では、
PTC18aは従来のようにコイル13aに直列的に接
続されることはなく、コイル13aを励磁するための切
替制御信号を供給するバイアス電圧出力回路18に含ま
れるようにしている。特に、このPTC18aはバイア
ス電圧調整抵抗18bに直列接続されている。したがっ
て、バイアス電圧調整抵抗18bを適宜選択することに
より、コイル13aの通過電流に依存することのないP
TC18aを選択することが可能になる。また、PTC
18aの定常時の通過電流を調整することにより、予備
加熱をしておきトリップ(遮断)状態になりやすいよう
にしたり、逆に、一旦、トリップ状態になれば電源を一
度オフにするまで、トリップ状態から復帰しないように
することも可能である。
【0034】更に、上記実施形態によれば、外部制御信
号に応答してCPUにて生成されるハイレベル信号は第
2トランジスタ素子17がオフ状態であるときに、第1
トランジスタ素子16に供給されるようにしているの
で、より現実的なモータ3の電源供給制御が可能にな
る。なお、図1(A)に示す第1トランジスタ素子16
は、図1(B)に示すような第1トランジスタ素子1
6′であってもよい。この第1トランジスタ素子16′
は、ダイオードD1、D2及びツェナーダイオードZD
1、ZD2を含むFET素子であり、上記図1(A)の
第1トランジスタ素子16と同様のスイッチング機能を
有する。
【0035】図2は、上記本過電流保護回路が適用され
るモータ駆動用電気接続箱1の分解斜視図である。図2
に示すように、このモータ駆動用電気接続箱1は、上部
カバー10及び下部カバー70で形成される筐体に、第
1バスバー20、配線板30、第2バスバー40、ター
ミナルプレートカバー50、バスバー基板接続端子5
1、ターミナルプレート52、主回路基板60、電子部
品61、電子部品ホルダー62、副回路基板63等の構
成部品群を収容する。図2に示すように、主回路基板6
0、ターミナルプレート52、ターミナルプレートカバ
ー50、第2バスバー40、配線板30及び第1バスバ
ー20はこの順に積重される。
【0036】上部カバー10は樹脂製の四角形箱状で下
向きに開口しており、その上面部にはコネクタ、ヒュー
ズ及びリレー等に対する上向きに開口したソケット状の
コネクタ部10aが形成されている。このコネクタ部1
0aの内側には、後述する各端子が突出して、収容配列
されるようになっている。また、上部カバー10の側面
部には、下部カバー70と一体化される際に用いられる
複数のロック爪10bが形成されている。
【0037】第1バスバー20には、この例では上向き
に複数のタブ状のコネクタ端子20aが起立連成されて
いる。これらのコネクタ端子20aは、上記コネクタ部
10aに収容配列される端子の一部となる。また、上記
PTCの上方に対応する部位であるPTC上方部20b
には後述の接触片が形成される。そして、この下方には
配線板30が配置される。
【0038】この第1バスバー20及び配線板30の下
方には、第2バスバー40が重積される。第2バスバー
40も上記第1バスバー20と類似の構成をしており、
上向きに複数のタブ状のコネクタ端子40aが起立連成
されている。これらのコネクタ端子40aも、上記コネ
クタ部10aに収容配列される端子の一部となる。な
お、この第2バスバー40からは、上記第1バスバー2
0のような接触片は形成されてないものとしている。ま
た、上記第1バスバー20及び第2バスバー40は帯状
をしており、いうまでもなく導電性を有する。
【0039】第2バスバー40の下方には、複数のバス
バー基板接続端子51を上下から挟み込んで保持するタ
ーミナルプレートカバー50及びターミナルプレート5
2が積重される。また、ターミナルプレートカバー50
及びターミナルプレート52は、基本的に主回路基板6
0側とバスバー側とを電気的に絶縁するために樹脂製で
あり、バスバー基板接続端子51はいうまでもなく導電
性である。詳細には、各バスバー基板接続端子51は、
ここでは図示しないターミナルプレート52に形成され
た複数の端子保持部にそれぞれ装着されてこのターミナ
ルプレート52の裏側で主回路基板60側と電気的に接
触している。そして、ターミナルプレートカバー50も
ここでは図示しないが、ターミナルプレート52に装着
された所定のバスバー基板接続端子51に対応する部位
に複数の窓部を有しており、これらの窓部を介してバス
バー基板接続端子51が、上向きに突出するようにして
このバスバー基板接続端子51を挟み込んでターミナル
プレート52に接着される。
【0040】ターミナルプレート52の下方には、主回
路基板60が重積される。この主回路基板60には、上
記リレー13、レギュレータ、ダイオード等の電子部品
61、及び上記PTC18aが搭載される。そして、こ
れらの電子部品61は下部が開口した電子部品ホルダー
62で覆われ、更にこの電子部品ホルダー62の上面に
は副回路基板63が搭載されている。この副回路基板6
3には上記CPU15等が搭載される。また、図1
(A)で示した過電流保護回路も副回路基板63上に搭
載される。但し、過電流保護回路は主回路基板60上に
搭載されてもよい。
【0041】そして、上述した参照番号20、30、4
0、50〜52及び60〜63等で示した構成部品群
は、樹脂製の四角形皿状の下部カバー70に収容され
る。この下部カバー70の側面には複数のロック穴70
aが形成されており、上記上部カバー10が上方から覆
設されてこれら複数のロック穴70aと上記複数のロッ
ク爪10bとがそれぞれ係合して上部カバー10と下部
カバー70とが一体化される。
【0042】図3は、PTC用窓部周りの構成を説明す
るための部分分解斜視図である。図3に示すように、第
1バスバー20のPTC上方部20bの側縁部には、下
向きに断面L字状に折り曲げられた形状の接触片20c
が第1バスバー20に一体形成されている。この接触片
20cは、PTC18aの側面に接触される。
【0043】PTC18aは、バスバーに過電流が流れ
た際に発熱して抵抗を増大させるもので、この現象に基
づいてバスバーに流れる電流が減少ないし遮断されて、
回路保護や樹脂部材保護等が行われる。この電流制御
は、例えば、上記リレー13が開閉制御されることによ
って行われる。PTC18aは、所定の厚さを有する長
方形板状の外形をしたものを例示しているが、一般的に
知られている円形状のものでもよい。また、PTC18
aには主回路基板60にはんだ付けされる下方に延びる
リード端子60aを有している。
【0044】ターミナルプレートカバー50には、PT
C用窓部50fが形成されている。PTC用窓部50f
は、PTC18aに対応して形成されたものであり、特
に、その一側壁部側には上記接触片20cが挿通可能な
ように切欠部50f1が形成されている。また、切欠部
50f1に対向するPTC用窓部50fの他側壁部に
は、上方からみてPTC18aを一部取り囲むような形
状のひんじ部50gがターミナルプレートカバー50に
一体形成されている。ひんじ部50gは、後述するが断
面U字形状をしており、その先端部には突起50g1が
形成されている。
【0045】ターミナルプレート52には、上記PTC
用窓部50fと同型状の窓部52fが設けられている。
また、主回路基板60には、上記PTC18aのリード
端子18a1が挿通されてはんだ付けされる端子孔60
aが形成されている。
【0046】そして、上記接触片20cは、ひんじ部5
0g(厳密には突起50g1)とPTC用窓部50fの
切欠部50f1との間のすきまに挿通される。この時、
ひんじ部50gの弾力性によりPTC18aが接触片2
0cに圧接される。これにより、接触片20c、すなわ
ち、温度検出対象であるバスバー20がPTC18aに
接触して確実に温度検出される。
【0047】以上のように、本実施形態によれば、過電
流に伴う異常発熱時の電源遮断や異常発熱消失時の自動
復帰が行われることはもちろん、リレー13のコイル1
3aの通過電流に依存することのないPTC18aを選
択することが可能になる。したがって、過電流に伴う電
源遮断や自動復帰の時間を容易に調整可能になる。ま
た、本実施形態は車載される電気接続箱に適用されて特
に有効となる。すなわち、車内にはラジエター冷却ファ
ンを構成するモータをはじめとして、発熱の主要因とな
り得る電装機器類が多く存在するが、このような電装機
器類の異常発熱が確実に検出されて電源供給制御が行な
われるので、任意のPTCを利用しつつ、異常発熱によ
る電装機器類に含まれる電子回路部品や樹脂製プレート
等の樹脂部品の破損が確実に防止される。
【0048】なお、本発明は上記実施形態で示した電装
機器やバスバーの形状等を限定するものでなく、他の種
類の電装機器や他の形状のバスバーにしてもよい。ま
た、バイアス電圧出力回路に含まれる抵抗可変素子の種
類や、抵抗可変素子及びバイアス電圧調整抵抗の接続関
係も変更可能である。更に、実施形態で示したNPN型
トランジスタをPNP型トランジスタにすることも可能
である。本発明は、これらの本発明の主旨を逸脱しない
範囲で変更した形態も含むものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、抵抗可変素子18aは従来のようにコイル
13aに直列的に接続されることはなく、コイル13a
を励磁するための切替制御信号を供給するバイアス電圧
出力回路18に含まれている。特に、この抵抗可変素子
18aはバイアス電圧調整抵抗18bに直列接続されて
いる。したがって、バイアス電圧調整抵抗18bを適宜
選択することにより、コイル13aの通過電流に依存す
ることのない抵抗可変素子18aを選択することが可能
になる。この結果、過電流に伴う電源遮断や自動復帰の
時間を容易に調整可能になる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、抵抗可変素
子18aとして、その抵抗値が二次曲線的に増加する特
性を有するPTC18aを用いている。このようなPT
C18aの抵抗特性を積極的に利用することにより、温
度検出対象となる部位の急激な温度上昇にも確実に対応
することができるようになる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、PTC18
aが駆動用電源2と外部電装機器3との間に配策された
バスバー20に接触してその温度を検出するようにして
いるので、確実にその過電流を検出することが可能にな
る。
【0052】請求項4記載の発明によれば、第1トラン
ジスタ素子16及び第2トランジスタ素子17は共にエ
ミッタ接地のNPN型トランジスタ素子であり、第1ト
ランジスタ素子16のベースには第2トランジスタ素子
17のコレクタが接続されると共に外部制御信号が供給
され、コレクタにはコイル13aの一端が接続されるよ
うにしているので、簡単な回路構成で汎用性の高い過電
流保護回路が得られる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、切替制御信
号は第2トランジスタ素子17がオフ状態であるとき
に、第1トランジスタ素子16に供給されるハイレベル
信号であるので、より現実的なリレー13の開閉制御、
すなわち、外部電装機器3の電源供給制御が可能にな
る。
【0054】請求項6記載の発明によれば、車両のラジ
エター冷却ファンを構成するモータ3の過電流に起因す
る異常発熱を検出することが可能になる。すなわち、ラ
ジエター冷却ファンを構成するモータは接続されるバス
バー20の異常発熱の主要因となり得るものであるが、
このような異常発熱を本発明は確実に検出して電源供給
制御を行う。したがって、本発明によれば、任意のPT
Cを利用しつつ、このモータ駆動に係わる電子回路部品
や樹脂製プレート等の樹脂部品の破損を確実に防止する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る過電流保護回路を示
す回路図である。
【図2】本過電流保護回路が適用されるモータ駆動用電
気接続箱の分解斜視図である。
【図3】PTC用窓部周りの構成を説明するための部分
分解斜視図である。
【図4】従来の過電流保護回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 モータ駆動用電気接続箱 2 バッテリ(駆動用電源) 3 モータ(外部電装機器) 13 リレー 13a コイル 13b 接点 16 第1トランジスタ素子 17 第2トランジスタ素子 18 バイアス電圧出力回路 18a PTC(抵抗可変素子) 18b バイアス電圧調整抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力端側にそれぞれ駆動用電源及び外
    部電装機器が接続され、所定の通過電流により励磁され
    たコイルが接点を開閉させて、前記駆動用電源から前記
    外部電装機器への電源供給を制御するリレーに接続され
    た過電流保護回路であって、 前記コイルに直列的に接続されて、所定の切替制御信号
    に応答して、前記コイルに流れる電流を制御する第1ト
    ランジスタ素子と、 前記外部電装機器に過電流が流れた際の異常発熱を検出
    するための温度検出対象となる部位に配置され、温度変
    化に応じてその抵抗値が変化する特性を有する抵抗可変
    素子、及びこの抵抗可変素子に直列接続されたバイアス
    電圧調整抵抗とを含み、これら抵抗可変素子及びバイア
    ス電圧調整抵抗により、バイアス用電源からの印加電圧
    を分圧してバイアス電圧を出力するバイアス電圧出力回
    路と、 前記バイアス電圧に基づいて、前記切替制御信号の第1
    トランジスタ素子への供給を制御する第2トランジスタ
    素子と、 を含むことを特徴とする過電流保護回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の過電流保護回路におい
    て、 前記抵抗可変素子は温度上昇に伴いその抵抗値が二次曲
    線的に増加する特性を有するPTCであり、このPTC
    の一端は接地され、その他端は前記バイアス電圧調整抵
    抗の一端に接続され、更にこのバイアス電圧調整抵抗の
    他端は前記バイアス用電源に接続されて前記バイアス電
    圧出力回路を構成していることを特徴とする過電流保護
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の過電流保護回路におい
    て、 前記PTCは、前記温度検出対象となる部位として、前
    記駆動用電源と前記外部電装機器との間に配策されてこ
    れら駆動用電源及び外部電装機器に電気的に接続される
    バスバーに接触して、このバスバーの温度を検出するこ
    とを特徴とする過電流保護回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の過電流保護回路におい
    て、 前記第1トランジスタ素子及び前記第2トランジスタ素
    子は共にエミッタ接地のNPN型トランジスタ素子であ
    り、 前記第1トランジスタ素子のベースには、前記第2トラ
    ンジスタ素子のコレクタが接続されると共に前記外部電
    装機器を稼働制御するための外部制御信号に応答して生
    成された前記切替制御信号が供給されており、この第1
    トランジスタ素子のコレクタには前記コイルの一端が接
    続されていることを特徴とする過電流保護回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の過電流保護回路におい
    て、 前記切替制御信号は前記第2トランジスタ素子がオフ状
    態であるときに、前記第1トランジスタ素子に供給され
    るハイレベル信号であることを特徴とする過電流保護回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の過電流保護回路におい
    て、 車載された過電流保護回路であって、 前記外部電装機器は、前記駆動用電源としての車載バッ
    テリから電源供給されて駆動するラジエター冷却ファン
    を構成するモータであることを特徴とする過電流保護回
    路。
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