JP2003188641A - 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム - Google Patents

反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム

Info

Publication number
JP2003188641A
JP2003188641A JP2001383293A JP2001383293A JP2003188641A JP 2003188641 A JP2003188641 A JP 2003188641A JP 2001383293 A JP2001383293 A JP 2001383293A JP 2001383293 A JP2001383293 A JP 2001383293A JP 2003188641 A JP2003188641 A JP 2003188641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
mirror surface
antenna
radiation field
field distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001383293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3676294B2 (ja
Inventor
Tomohiro Mizuno
友宏 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001383293A priority Critical patent/JP3676294B2/ja
Priority to US10/167,417 priority patent/US6661384B2/en
Priority to FR0209621A priority patent/FR2833765B1/fr
Priority to DE10238588A priority patent/DE10238588B4/de
Publication of JP2003188641A publication Critical patent/JP2003188641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3676294B2 publication Critical patent/JP3676294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures
    • H01Q15/141Apparatus or processes specially adapted for manufacturing reflecting surfaces
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures
    • H01Q15/147Reflecting surfaces; Equivalent structures provided with means for controlling or monitoring the shape of the reflecting surface
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
    • H01Q19/28Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using a secondary device in the form of two or more substantially straight conductive elements
    • H01Q19/30Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic using a secondary device in the form of two or more substantially straight conductive elements the primary active element being centre-fed and substantially straight, e.g. Yagi antenna
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の鏡面精度測定は、高精度な測定のため
にミリ波やサブミリ波等で測定を行う際には位相の測定
が困難で、また、高い周波数の場合にはダイナミックレ
ンジを十分に確保できず、反射鏡アンテナの放射界分布
の有意な角度範囲が狭くなり、フーリエ変換により開口
面分布を求める際に解像度が十分で無かった。 【解決手段】 反射鏡アンテナの姿勢を制御して所定の
距離に配設されたコリメーションアンテナとの間の電波
から放射界分布受信信号を取り出す放射界分布測定手
段、各鏡面パネルの放射界分布を事前に保持する鏡面パ
ネル放射界分布保持装置、前記信号、アンテナ姿勢信号
および各鏡面パネルの放射界分布から各鏡面パネルの複
素励振係数を演算する複素励振係数演算手段、各複素励
振係数から主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面精度演算
手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は特に、ミリ波やサ
ブミリ波で観測を行う大口径電波望遠鏡などの反射鏡ア
ンテナに対して適用され、鏡面精度を測定する反射鏡ア
ンテナの鏡面精度測定装置、およびこの鏡面精度に基づ
いて複数の鏡面パネルからなる主反射鏡の鏡面調整を向
上させる反射鏡アンテナの鏡面制御システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】反射鏡アンテナは、例えば電波望遠鏡を
例に説明すれば、遠方に有る天体などから放射された電
波を反射鏡で反射させて収束させ、これを一次放射器で
受信する事で当該天体などを観測するものである。天体
などから放射される電波は球面波状に広がって伝搬して
行くが、十分に離れた観測点においてはほぼ平面波状に
電波が入射する。電波望遠鏡においては、平面波状の電
波を効率良く一次放射器に集約するために主反射鏡上の
開口面位相分布が一様となることが必要である。この開
口面位相分布は主反射鏡の鏡面精度に直接依存する。し
たがって、反射鏡アンテナの鏡面精度を高めることが当
該反射鏡アンテナの観測能力を決定する一要素となって
おり、非常に重要である。
【0003】このような反射鏡アンテナの鏡面精度を測
定する技術として、従来は専用ゲージや測距測角儀など
を用いた機械的測定技術および電波ホログラフィ法等の
電気的測定技術が用いられている。機械的測定技術を用
いた場合には、測定誤差がその測定冶工具の工作精度お
よび設定精度などに依存するため、ミリ波やサブミリ波
で観測を行う大口径電波望遠鏡などの反射鏡アンテナで
要求される鏡面精度を有意に測定することは非常に困難
であった。そこで、このようなミリ波やサブミリ波で観
測を行う大口径電波望遠鏡などでは、初期の鏡面調整に
は機械的測定技術を用いるが、最終調整には電気的測定
技術である電波ホログラフィ法を用いることが多い。
【0004】図7は、従来の電波ホログラフィ法により
反射鏡アンテナの鏡面精度を測定し、かつ制御する鏡面
制御システムの構成を示す構成図である。この鏡面制御
システムは、例えば「石黒正人、森田耕一郎、林左絵
子、増田剛徳、蛭子井貴、別段信一、“電波ホログラフ
ィ法による45m電波望遠鏡の鏡面精度測定”、三菱電
機技報、vol.62、no.5、p.69〜74、1
988年」に記載されたものである。図において、1は
反射鏡アンテナ、2は静止衛星、3は静止衛星2に搭載
された送信波源となるコリメーションアンテナ、4はコ
リメーションアンテナ3から放射された送信電波であ
る。5は鏡面精度の測定対象となる主反射鏡、5aは主
反射鏡5を分割して構成している鏡面パネル、5bは鏡
面パネル5aの設置位置や姿勢を変化させるためのアク
チュエータ、5cは鏡面パネル5aとアクチュエータ5
bを支持するバックストラクチャである。6は主反射鏡
5により反射し収束させられた電波を受信する一次放射
器、7は一次放射器6から給電される受信機、8は支持
柱である。9は受信機7から得られる反射鏡アンテナ1
の放射界分布受信信号、10は放射界分布受信信号9を
得るために反射鏡アンテナ1の姿勢を変化させるアンテ
ナ姿勢信号である。11は放射界分布受信信号9とアン
テナ姿勢信号10からフーリエ変換によって開口面分布
を演算する電波ホログラフィ演算処理装置、12は電波
ホログラフィ演算処理装置11で求められた開口面分布
から鏡面精度を演算する鏡面精度演算装置である。13
は鏡面精度演算装置12で得られた鏡面精度から主反射
鏡5の鏡面パネル5aを駆動するアクチュエータ5bを
制御するための鏡面制御装置、14はアクチュエータ制
御信号、15は放射界分布受信信号の基準を測定する参
照アンテナである。
【0005】次に動作について説明する。反射鏡アンテ
ナ1において主反射鏡5の鏡面精度を測定するためには
電波が用いられる。そのための電波の送信源位置は静止
衛星2のように反射鏡アンテナ1から充分遠いところに
設定される。また、静止衛星2の代わりに地上の充分離
れた距離に送信波源を設置することもあるが、そのよう
な場合は地面反射の影響を小さくできるような地形が選
ばれる。反射鏡アンテナ1の放射界分布は、反射鏡アン
テナ1の姿勢を二次元的に変化させながら送信電波4を
受信することにより得られる。
【0006】これにより、放射界分布受信信号9と反射
鏡アンテナ1の姿勢を示すアンテナ姿勢信号10が対と
なって測定される。放射界分布と開口面分布の関係がフ
ーリエ変換により表されることを利用して、放射界分布
受信信号9を電波ホログラフィ演算処理装置11に与
え、高速フーリエ変換などの演算処理を行い、主反射鏡
5上の開口面分布を計算する。算出された開口面分布の
位相項は開口面位相分布を表し、主反射鏡5の凹凸に対
応している。鏡面精度演算装置12において、この位相
偏差分布を使用波長で換算することにより、主反射鏡5
の理想的な鏡面形状からの変形分布が得られ、鏡面精度
を評価することができる。さらに、この変形分布を用い
て、鏡面制御装置13により主反射鏡5を構成する鏡面
パネル5aの設定をアクチュエータ5bにより補正して
鏡面精度を向上させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の反射鏡アンテナ
の鏡面制御システムは以上のように構成されているが、
アンテナ利得の点から考えると、主反射鏡5の鏡面精度
は使用波長の1/20以下が必要であり、大口径の場合
でもミリ波やサブミリ波など波長が短い周波数帯で用い
られる反射鏡アンテナ1においては、相応に高い鏡面精
度を実現する必要がある。そのため、より高い測定精度
で鏡面精度を測定するには測定周波数を高くしなくては
ならないが、静止衛星2の送信電波4では測定に用いる
ことのできる周波数が限られており、十分な測定精度が
確保できないという問題があった。
【0008】また地上に送信波源を設ける場合や電波星
を送信波源として用いる場合では、ある程度使用周波数
を任意に選定できるが、ミリ波やサブミリ波などの波長
が短い周波数帯で測定を行う場合には電波伝搬に伴う減
衰が大きいため、充分なダイナミックレンジを確保する
のが難しい。したがって、有意な放射界分布の測定を実
施できる測定角度範囲が狭くなってしまう。上記のよう
にして放射界分布からフーリエ変換を用いて主反射鏡5
の開口面分布を求める場合、放射界分布の測定範囲と開
口面分布の解像度の関係が、近軸においてはほぼ反比例
の関係にあることから、放射界分布の有意な測定角度範
囲が狭い場合、開口面分布の解像度が不充分となる問題
点があった。また、ミリ波やサブミリ波で観測を行うこ
とを目的とする大口径電波望遠鏡では、機械的加工精度
の点から各鏡面パネルのサイズを小さくすることがあ
る。そのような場合には、特に必要とされる高解像度の
開口面分布をいかに得るかが重要な課題となっていた。
【0009】さらに、電波ホログラフィ法では必ず放射
界分布の振幅と位相の両方を測る必要があるが、ミリ波
やサブミリ波などの非常に周波数の高い領域では位相を
測定すること自体が困難な場合が多い。また、開口面分
布の二次元的なマップを作成する必要があるため、放射
界分布を測定する際にも二次元的に測定を行う必要が有
る。これには、比較的長い測定時間を要し、基本的に屋
外環境での測定となるため、測定中に鏡面精度が気温や
風などによる影響を受け変化するなどの課題があった。
【0010】一方、非常に近距離で測定を行う場合に
は、上記のように遠方での放射界分布ではなく、主反射
鏡5の開口面分布をプローブなどにより直接測定する必
要がある。この場合、プローブを平面上、円筒面上ある
いは球面上に機械的に走査して測定しなくてはならな
い。走査する範囲は主反射鏡5よりも広くとる必要があ
るため、ミリ波やサブミリ波で用いられる大口径電波望
遠鏡などでは、その広い範囲を正確に走査することは事
実上非常に困難であり、測定精度はプローブの走査精度
によって制限されてしまうという問題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来においては使用することが困
難であった高い周波数の電波を用いることができ、放射
界分布の有効測定角度範囲が狭い場合でも高解像度の開
口面分布が得られ、放射界分布の振幅のみの測定でも鏡
面精度が評価でき、高精度に反射鏡アンテナの主反射鏡
の鏡面精度を測定することができる反射鏡アンテナの鏡
面精度測定装置および鏡面制御システムを得ることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る反射鏡ア
ンテナの鏡面精度測定装置は、複数の鏡面パネルで形成
される主反射鏡を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を測
定する反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置において、反
射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメーショ
ンアンテナと、反射鏡アンテナの姿勢を制御して、所定
の距離における反射鏡アンテナの放射界分布を測定する
放射界分布測定手段と、事前測定データとして主反射鏡
を形成する各鏡面パネルの放射界分布を保持する鏡面パ
ネル放射界分布保持装置と、反射鏡アンテナの放射界分
布、各鏡面パネルの放射界分布および反射鏡アンテナの
姿勢を示すアンテナ姿勢信号に基づいて各鏡面パネルの
複素励振係数を演算する複素励振係数演算手段と、各鏡
面パネルの複素励振係数に基づいて各鏡面パネルの鏡面
誤差と主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面精度演算手段
とを備えたものである。
【0013】この発明に係る反射鏡アンテナの鏡面精度
測定装置は、複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡を
有する反射鏡アンテナの鏡面精度を測定する反射鏡アン
テナの鏡面精度測定装置において、反射鏡アンテナから
所定の距離に配設されたコリメーションアンテナと、反
射鏡アンテナの姿勢を制御して、所定の距離における反
射鏡アンテナの放射界分布を測定する放射界分布測定手
段と、主反射鏡を複数の仮想的な鏡面パネルに分割した
場合における各仮想鏡面パネル全ての放射界分布を演算
する仮想鏡面パネル放射界分布演算装置と、反射鏡アン
テナの放射界分布、各仮想鏡面パネルの放射界分布およ
び反射鏡アンテナの姿勢を示すアンテナ姿勢信号に基づ
いて各仮想鏡面パネルの複素励振係数を演算する複素励
振係数演算手段と、各仮想鏡面パネルの複素励振係数に
基づいて各仮想鏡面パネルの鏡面誤差と主反射鏡の鏡面
精度を演算する鏡面精度演算手段とを備えたものであ
る。
【0014】この発明に係る反射鏡アンテナの鏡面制御
システムは、複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡を
有する反射鏡アンテナの鏡面精度を制御する反射鏡アン
テナの鏡面制御システムにおいて、反射鏡アンテナから
所定の距離に配設されたコリメーションアンテナと、反
射鏡アンテナの姿勢を制御して、所定の距離における反
射鏡アンテナの放射界分布を測定する放射界分布測定手
段と、事前測定データとして主反射鏡を形成する鏡面パ
ネルの放射界分布を保持する鏡面パネル放射界分布保持
装置と、反射鏡アンテナの放射界分布、各鏡面パネルの
放射界分布および反射鏡アンテナの姿勢を示すアンテナ
姿勢信号に基づいて各鏡面パネルの複素励振係数を演算
する複素励振係数演算手段と、各鏡面パネルの複素励振
係数に基づいて各鏡面パネルの鏡面誤差と主反射鏡の鏡
面精度を演算する鏡面精度演算手段と、各鏡面パネルの
鏡面誤差に基づいて複数の鏡面パネルの設定位置を補正
制御する鏡面制御手段とを備えたものである。
【0015】この発明に係る反射鏡アンテナの鏡面制御
システムは、複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡を
有する反射鏡アンテナの鏡面精度を制御する反射鏡アン
テナの鏡面制御システムにおいて、反射鏡アンテナから
所定の距離に配設されたコリメーションアンテナと、反
射鏡アンテナの姿勢を制御して、所定の距離における反
射鏡アンテナの放射界分布を測定する放射界分布測定手
段と、主反射鏡を複数の仮想的な鏡面パネルに分割した
場合における各仮想鏡面パネル全ての放射界分布を演算
する仮想鏡面パネル放射界分布演算装置と、反射鏡アン
テナの放射界分布、各仮想鏡面パネルの放射界分布およ
び反射鏡アンテナの姿勢を示すアンテナ姿勢信号に基づ
いて各仮想鏡面パネルの複素励振係数を演算する複素励
振係数演算手段と、各仮想鏡面パネルの複素励振係数に
基づいて各仮想鏡面パネルの鏡面誤差と主反射鏡の鏡面
精度を演算する鏡面精度演算手段と、各鏡面パネルの鏡
面誤差に基づいて複数の鏡面パネルの設定位置を補正制
御する鏡面制御手段とを備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による反
射鏡アンテナの鏡面精度測定装置の構成を示す図で、前
述した図7と同一または相当部分には同一符号を付して
示し、以下各図も同様とする。図1において、1は鏡面
精度の測定のために試供される反射鏡アンテナ、4は送
信電波である。5は鏡面精度の測定対象となる主反射
鏡、5aは主反射鏡5を分割して構成している鏡面パネ
ル、5bは鏡面パネル5aの設置位置や姿勢を変化させ
るためのアクチュエータ、5cは鏡面パネル5aとアク
チュエータ5bを支持するバックストラクチャである。
6は主反射鏡5により反射し収束させられた電波を受信
する一次放射器、7は一次放射器6から給電される受信
機(放射界分布測定手段)、8は支持柱である。9は受
信機7から得られる反射鏡アンテナ1の放射界分布受信
信号、10は放射界分布受信信号9を得るために反射鏡
アンテナ1の姿勢を変化させるアンテナ姿勢信号であ
る。15は放射界分布受信信号の基準を測定する参照ア
ンテナ、16は反射鏡アンテナ1から所定の距離に配設
され反射鏡アンテナ1に対して送信電波4を放射するコ
リメーションアンテナ、17は鏡面パネル5a全ての放
射界分布の事前測定データを保持する鏡面パネル放射界
分布保持装置である。18は反射鏡アンテナ1の放射界
分布受信信号9、アンテナ姿勢信号10および鏡面パネ
ル放射界分布保持装置17の鏡面パネル放射界分布に基
づいて各鏡面パネル5aの複素励振係数を演算する複素
励振係数演算装置(複素励振係数演算手段)である。1
9は複素励振係数演算装置18により得られた各鏡面パ
ネル5aの複素励振係数により各鏡面パネルの変位量を
演算し、これにより主反射鏡5の鏡面精度を演算する鏡
面精度演算装置(鏡面精度演算手段)である。
【0017】なお、この実施の形態1における反射鏡ア
ンテナの鏡面精度測定装置ではアクチュエータ5bは必
ずしも必要はなく、また反射鏡アンテナ1の放射界分布
を測定する際にその振幅のみしか測定できない場合には
参照アンテナ15は無くても良い。
【0018】次に動作を鏡面精度測定原理について説明
する。図1に示された反射鏡アンテナの鏡面精度測定装
置において、反射鏡アンテナ1の鏡面調整を行うために
反射鏡アンテナ1の放射界分布を用いる。コリメーショ
ンアンテナ16より放射された送信電波4は、反射鏡ア
ンテナ1の主反射鏡5を構成する全ての鏡面パネル5a
によって反射し収束されて一次放射器6へ入射し、受信
機7により受信される。反射鏡アンテナ1の放射界分布
は、反射鏡アンテナ1の姿勢を変化させながらコリメー
ションアンテナ16からの送信電波4を受信することで
測定される。なお、反射鏡アンテナ1の放射界分布の測
定はアンテナの可逆性から送信と受信の関係を入れ替え
ても同様に測定できる。
【0019】主反射鏡5により反射収束した送信電波4
は受信機7により受信された反射鏡アンテナ1の放射界
分布受信信号9を取り出す。この放射界分布受信信号9
はアンテナ姿勢信号10と共に複素励振係数演算装置1
8に与えられる。複素励振係数演算装置18は、これら
の信号と鏡面パネル放射界分布保持装置17に予め保持
された鏡面パネルの放射界分布に基づいて各鏡面パネル
の複素励振係数を演算する。
【0020】図5はこの発明に係る鏡面精度測定原理を
示す図で、図5において、反射鏡アンテナ1の任意方向
の観測点nでの放射界Eは、主反射鏡5を構成するm
番目の鏡面パネル5a単体の同一観測点nにおける規格
化放射界をemnとし、m番目の鏡面パネル5aの複素
励振係数をaとすると、式(1)のように表現され
る。
【数1】 各鏡面パネル5aの規格化放射界emnは、すでに事前
に測定されていて既知とし、この鏡面パネル放射界分布
保持装置17に記録されているものとする。
【0021】反射鏡アンテナ1の放射界測定値Fが振
幅と位相の両方を測定される場合、各鏡面パネル5aの
複素励振係数aは、式(2)で定義される放射界測定
値F との重み付き残差の二乗和εが最小となるよう
最小二乗法を用いて算出を行う。観測点nでの重み係数
をwとする。
【0022】
【数2】 各鏡面パネル5aの複素励振係数aは次の式(3)で
表される連立方程式を解くことにより一意に推定でき
る。
【0023】
【数3】 また反射鏡アンテナ1の放射界測定値Fが振幅のみ測
定される場合、各鏡面パネルの複素励振係数aは、次
の式(4)で定義される放射電力測定値|Eとの
重み付き残差の二乗和εが最小(極小)となるよう非
線形最適化手法を用いた繰り返し演算により算出する。
は観測点nでの重み係数をとする。
【0024】
【数4】 上記のような演算処理により、各鏡面パネル5aの複素
励振係数aが算出される。この複素励振係数aの演
算は複素励振係数演算装置18により実施される。
【0025】ここで各鏡面パネル5aの複素励振係数に
ついて、その振幅は反射鏡アンテナ1の支持柱8による
ブロッキング(遮蔽)を加味した一次放射器6の各鏡面
パネル5aへの吹付け分布で決定され、その位相は各鏡
面パネルの位置設定精度で決定される。
【0026】いま、式(1)の関係を図示すれば図5
(b)のようになる。任意の方向の観測点nにおいて反
射鏡アンテナ1の利得(放射界)を最大とする場合、図
5(c)に示すように各鏡面パネルの複素励振係数と規
格化放射界の積が同位相になっている必要があり、これ
は各鏡面パネル5aの位置設定が理想的に設定されてい
るとき鏡面精度が最良となって実現される。
【0027】所望の方向の観測点nでの利得最大とする
場合の、各鏡面パネル5aの鏡面誤差δmnおよび主反
射鏡5の鏡面精度δは図6に示す関係を用いて次のよ
うに与えられる。
【0028】
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【0029】ただし、式(6)のθmnはm番目の鏡面
パネル5aの入射波と出射波のなす角の半値、Δlmn
はm番目の鏡面パネルの鏡面誤差δmnによる電波伝搬
路長の変化を表す。式(7)のλは反射鏡アンテナ1の
放射界分布の測定を行う周波数での自由空間中の波長を
表す。式(8)のφmnはm番目の鏡面パネル5aによ
る観測点nでの複素励振係数aを加味した放射界a
mnの位相を表す。また、式(9)はφmnの平均値
である。
【0030】上記各鏡面パネル5aの鏡面誤差δmn
主反射鏡5の鏡面精度δの算出は鏡面精度演算装置1
9にて算出される。以上により、各鏡面パネル5aの大
きさに相当する分解能を有する鏡面誤差を示すマップが
得られ、主反射鏡5の鏡面精度を測定することができ
る。
【0031】反射鏡アンテナ1の放射界分布測定値とし
て、少なくとも主反射鏡5を構成する鏡面パネル5aの
数M以上の測定点数Nが有れば良く、この測定点は必ず
しも二次元的に取得する必要はない。したがって、測定
系のダイナミックレンジなどで決まる有意に放射界を測
定できる範囲の放射界分布測定値のみで鏡面精度の測定
を実施できる。そのため、測定時間も比較的短くて済み
効率的でかつ測定中の気温や風の変化による影響も受け
にくい。また反射鏡アンテナ1の放射界分布の振幅のみ
しか測定できない場合でも、上記のとおり鏡面精度の測
定を実施できる。なお、反射鏡アンテナ1が有する反射
鏡が主反射鏡5のみならず複数の反射鏡を有する場合で
も鏡面精度の測定を実施できる。
【0032】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、事前測定データとして主反射鏡5を形成する鏡面パ
ネル5aの放射界分布を鏡面パネル放射界分布保持装置
17で保持するようにし、複素励振係数演算装置18に
より放射界分布受信信号9、アンテナ姿勢信号10およ
び予め保持していた各鏡面パネル5aの放射界分布に基
づいて各鏡面パネル5aの複素励振係数を演算し、算出
した各鏡面パネル5aの複素励振係数に基づいて鏡面精
度演算装置19で各鏡面パネル5aの鏡面誤差と主反射
鏡5の鏡面精度を演算するようにしたので、反射鏡アン
テナ1の放射界分布を、主反射鏡5を形成する鏡面パネ
ル5aの放射界分布の合成で表現する際の各鏡面パネル
5aの複素励振係数が得られ、各鏡面パネル5aが有す
る鏡面誤差を求めることができる。その結果として、使
用する電波をミリ波やサブミリ波などの非常に波長の短
い周波数帯を選定し、有意な測定が行える反射鏡アンテ
ナ1の放射界分布の測定範囲が小さい場合でも、鏡面パ
ネル5aの大きさに応じた解像度の鏡面誤差のマップが
得られ、高精度な鏡面測定が行える効果が得られる。ま
た、反射鏡アンテナ1の放射界分布の測定点は任意に選
定でき、その数も鏡面パネルの枚数以上であれば良いた
め比較的に測定時間が短く、したがって測定中の気温・
風などによる鏡面精度への影響の変化を軽減する効果が
得られる。さらに、鏡面精度測定にあたって反射鏡アン
テナ1の放射界分布の振幅のみの測定でも鏡面精度を評
価できる効果が得られる。
【0033】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置の構成を
示す図である。図において、20は主反射鏡5を複数の
仮想的な鏡面パネルに分割した場合における各仮想鏡面
パネル全ての放射界分布を演算する仮想鏡面パネル放射
界分布演算装置である。それ以外は実施の形態1と同様
であり説明を省略する。実施の形態1においては、各鏡
面パネル5aの規格化放射界emnは事前に測定され鏡
面パネル放射界分布保持装置17に保持された実測結果
を用いた。この実施の形態2では、実測結果に代わっ
て、主反射鏡5を複数の仮想的な鏡面パネルに分割し、
各仮想鏡面パネル全ての放射界分布を仮想鏡面パネル放
射界分布演算装置20によって演算し求める。この場
合、仮想鏡面パネル放射界分布演算装置20は電流分布
法や開口面分布法などにより演算するが、得られた各仮
想鏡面パネルの放射界分布は各鏡面パネル5aの規格化
放射界emnとして用いられる。この場合、複素励振係
数演算装置18は放射界分布受信信号9、アンテナ姿勢
信号10および各仮想鏡面パネルの放射界分布に基づい
て各仮想鏡面パネルの複素励振係数を演算することにな
る。その他の鏡面精度測定に関する内容については実施
の形態1と同様である。
【0034】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、鏡面パネル放射界分布保持装置の実測データの代わ
りに仮想鏡面パネル放射界分布演算装置20により演算
した各仮想鏡面パネルの放射界分布を用いるようにした
ので、各鏡面パネル5a単体の放射界分布を測定する必
要が無くなり、ミリ波やサブミリ波などの非常に波長の
短い周波数での測定において、各鏡面パネル5a単体の
面積が主反射鏡5の面積よりも必ず小さくなる。結果と
して、その利得が低くなり、鏡面パネル5a単体の放射
界分布を測定することが困難な場合でも鏡面精度の測定
を行える効果が得られる。また実測定の回数が減るた
め、反射鏡アンテナ1の鏡面精度測定にあたっての総合
の所要時間を実施の形態1に比べて短縮することができ
る効果が得られる。さらに、仮想鏡面パネルの大きさに
ついては任意に選定できるので、実際の鏡面パネル5a
の大きさよりも小さく設定することができ、より分解能
の高い鏡面誤差のマップを作成できる効果が得られる。
さらにまた、反射鏡アンテナ1の主反射鏡5は必ずしも
複数の鏡面パネル5aに分割されている必要も無いた
め、反射鏡アンテナ1に対する制約が少なくて済むなど
の効果も得られる。
【0035】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による反射鏡アンテナの鏡面制御システムの構成を
示す構成図である。図において、13は鏡面精度演算装
置19で得られた各鏡面パネル5aの鏡面誤差δmn
基づいて主反射鏡5の鏡面パネル5aの設定位置を調整
するアクチュエータ5bを駆動制御するための鏡面制御
装置(鏡面制御手段)、14はそのために鏡面誤差δ
mnに応じて生成されるアクチュエータ制御信号であ
る。それ以外は実施の形態1と同様であり説明を省略す
る。なお、各鏡面パネル5aの鏡面誤差δmnと主反射
鏡5の鏡面精度δの算出までは実施の形態1と同様に
行う。
【0036】次に動作について説明する。鏡面精度演算
装置19において各鏡面パネル5aの鏡面誤差δmn
得られるが、この鏡面誤差δmnを鏡面制御装置13に
入力し、アクチュエータ制御信号14を生成する。アク
チュエータ制御信号14は各鏡面パネル5aのアクチュ
エータ5bに対応した数の信号であり、それぞれが各鏡
面パネル5aの鏡面誤差δ mnに応じた値を持つ。した
がって、アクチュエータ制御信号14のそれぞれがアク
チュエータ5bを駆動して各鏡面パネル5aの設定位置
を補正する。このことにより、主反射鏡5の鏡面精度を
向上させることができ、高い鏡面精度が得られるように
なる。
【0037】以上のように、実施の形態3によれば、実
施の形態1に加え、鏡面精度演算装置19から得られる
鏡面誤差に基づき鏡面制御装置13により複数の鏡面パ
ネル5aの設定位置をそれぞれ補正制御するようにした
ので、反射鏡アンテナ1の放射界分布を、主反射鏡5を
形成する鏡面パネル5aの放射界分布の合成で表現する
際の各鏡面パネルの複素励振係数を得、鏡面パネル5a
の大きさに応じた解像度の鏡面誤差のマップを求め、こ
れをもとに各鏡面パネル5aを調整し、高い鏡面精度の
主反射鏡5を構成する効果が得られる。
【0038】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による反射鏡アンテナの鏡面制御システムの構成を
示す図である。図において、13は鏡面精度演算装置1
9で得られた各仮想鏡面パネルの鏡面誤差δmnに基づ
いて主反射鏡5の実際の鏡面パネル5aの設定位置を調
整するアクチュエータ5bを駆動制御するための鏡面制
御装置(鏡面制御手段)、14はそのために鏡面誤差δ
mnに応じて生成されるアクチュエータ制御信号であ
る。それ以外は実施の形態2と同様であり説明を省略す
る。各仮想鏡面パネルの鏡面誤差δmnと主反射鏡5の
鏡面精度δの算出までは実施の形態2と同様に行う。
【0039】次に動作について説明する。鏡面精度演算
装置19において各仮想鏡面パネルの鏡面誤差δmn
得られるが、この鏡面誤差δmnを鏡面制御装置13に
入力し、アクチュエータ制御信号14を生成する。アク
チュエータ制御信号14は各鏡面パネル5aのアクチュ
エータ5bに対応した数の信号であり、それぞれが各仮
想鏡面パネルの鏡面誤差δ mnに応じた値を持つ。した
がって、アクチュエータ制御信号14のそれぞれがアク
チュエータ5bを駆動して各鏡面パネル5aの設定位置
を補正する。このことにより、主反射鏡5の鏡面精度を
向上させることができ、高い鏡面精度が得られるように
なる。
【0040】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態2に加え、鏡面精度演算装置19から得
られる各仮想鏡面パネルの鏡面誤差に基づき鏡面制御装
置13により複数の鏡面パネル5aの設定位置をそれぞ
れ補正制御するようにしたので、反射鏡アンテナ1の放
射界分布を、主反射鏡5を形成する仮想鏡面パネルの放
射界分布の合成で表現する際の各仮想鏡面パネルの複素
励振係数を得、仮想鏡面パネルの大きさに応じた解像度
の鏡面誤差のマップを求め、これをもとに各鏡面パネル
5aを調整し、高い鏡面精度の主反射鏡5を構成する効
果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の鏡面パネルで形成される主反射鏡を有する反射鏡アン
テナの鏡面精度を測定する反射鏡アンテナの鏡面精度測
定装置において、反射鏡アンテナから所定の距離に配設
されたコリメーションアンテナと、反射鏡アンテナの姿
勢を制御して、所定の距離における反射鏡アンテナの放
射界分布を測定する放射界分布測定手段と、事前測定デ
ータとして主反射鏡を形成する各鏡面パネルの放射界分
布を保持する鏡面パネル放射界分布保持装置と、反射鏡
アンテナの放射界分布、各鏡面パネルの放射界分布およ
び反射鏡アンテナの姿勢を示すアンテナ姿勢信号に基づ
いて各鏡面パネルの複素励振係数を演算する複素励振係
数演算手段と、各鏡面パネルの複素励振係数に基づいて
各鏡面パネルの鏡面誤差と主反射鏡の鏡面精度を演算す
る鏡面精度演算手段とを備えるように構成したので、反
射鏡アンテナの放射界分布を、主反射鏡を形成する鏡面
パネルの放射界分布の合成で表現する際の各鏡面パネル
の複素励振係数が得られ、各鏡面パネルが有する鏡面誤
差を求めることができる。その結果、使用する電波をミ
リ波やサブミリ波などの非常に波長の短い周波数帯を選
定し、有意な測定が行える反射鏡アンテナの放射界分布
の測定範囲が小さい場合でも、鏡面パネルの大きさに応
じた解像度の鏡面誤差のマップが得られ、高精度な鏡面
測定を実施できる効果がある。また、反射鏡アンテナの
放射界分布の測定点は任意に選定でき、その数も鏡面パ
ネルの枚数以上であれば良いため比較的に測定時間が短
く、したがって測定中の気温や風などによる鏡面精度へ
の影響の変化を軽減できる効果がある。さらに、鏡面精
度測定にあたって反射鏡アンテナの放射界分布の振幅の
みの測定でも鏡面精度を評価することができる効果があ
る。
【0042】この発明によれば、複数の鏡面パネルで形
成される主反射鏡を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を
測定する反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置において、
反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメーシ
ョンアンテナと、反射鏡アンテナの姿勢を制御して、所
定の距離における反射鏡アンテナの放射界分布を測定す
る放射界分布測定手段と、主反射鏡を複数の仮想的な鏡
面パネルに分割した場合における各仮想鏡面パネル全て
の放射界分布を演算する仮想鏡面パネル放射界分布演算
装置と、反射鏡アンテナの放射界分布、各仮想鏡面パネ
ルの放射界分布および反射鏡アンテナの姿勢を示すアン
テナ姿勢信号に基づいて各仮想鏡面パネルの複素励振係
数を演算する複素励振係数演算手段と、各仮想鏡面パネ
ルの複素励振係数に基づいて各仮想鏡面パネルの鏡面誤
差と主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面精度演算手段と
を備えるように構成したので、反射鏡アンテナの放射界
分布を、主反射鏡を形成するものとする仮想鏡面パネル
の放射界分布の合成で表現する際の各仮想鏡面パネルの
複素励振係数を得て各仮想鏡面パネルが有する鏡面誤差
を求めることができる。その結果、反射鏡アンテナの放
射界分布の測定範囲が小さい場合でも仮想鏡面パネルの
大きさに応じた解像度の鏡面誤差のマップを得ることが
できる効果がある。特に、仮想鏡面パネルの大きさは任
意に選定でき、したがって高解像度の鏡面誤差のマップ
が得られる効果がある。また、反射鏡アンテナは必ずし
も主反射鏡が複数の鏡面パネルで構成されている必要が
無く、各鏡面パネル単体の放射界分布を測定で評価する
必要が無いため、鏡面精度測定に必要な総合の時間を短
くすることができる効果がある。
【0043】この発明によれば、複数の鏡面パネルで形
成される主反射鏡を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を
制御する反射鏡アンテナの鏡面制御システムにおいて、
反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメーシ
ョンアンテナと、反射鏡アンテナの姿勢を制御して、所
定の距離における反射鏡アンテナの放射界分布を測定す
る放射界分布測定手段と、事前測定データとして主反射
鏡を形成する鏡面パネルの放射界分布を保持する鏡面パ
ネル放射界分布保持装置と、反射鏡アンテナの放射界分
布、各鏡面パネルの放射界分布および反射鏡アンテナの
姿勢を示すアンテナ姿勢信号に基づいて各鏡面パネルの
複素励振係数を演算する複素励振係数演算手段と、各鏡
面パネルの複素励振係数に基づいて各鏡面パネルの鏡面
誤差と主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面精度演算手段
と、各鏡面パネルの鏡面誤差に基づいて複数の鏡面パネ
ルの設定位置を補正制御する鏡面制御手段とを備えるよ
うに構成したので、反射鏡アンテナの放射界分布を、主
反射鏡を形成する鏡面パネルの放射界分布の合成で表現
する際の各鏡面パネルの複素励振係数を得て鏡面パネル
の大きさに応じた解像度の鏡面誤差のマップを求め、こ
れをもとに各鏡面パネルを設定位置を調整することによ
り高い鏡面精度の主反射鏡を得ることができる効果があ
る。
【0044】この発明によれば、複数の鏡面パネルで形
成される主反射鏡を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を
制御する反射鏡アンテナの鏡面制御システムにおいて、
反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメーシ
ョンアンテナと、反射鏡アンテナの姿勢を制御して、所
定の距離における反射鏡アンテナの放射界分布を測定す
る放射界分布測定手段と、主反射鏡を複数の仮想的な鏡
面パネルに分割した場合における各仮想鏡面パネル全て
の放射界分布を演算する仮想鏡面パネル放射界分布演算
装置と、反射鏡アンテナの放射界分布、各仮想鏡面パネ
ルの放射界分布および反射鏡アンテナの姿勢を示すアン
テナ姿勢信号に基づいて各仮想鏡面パネルの複素励振係
数を演算する複素励振係数演算手段と、各仮想鏡面パネ
ルの複素励振係数に基づいて各仮想鏡面パネルの鏡面誤
差と主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面精度演算手段
と、各鏡面パネルの鏡面誤差に基づいて複数の鏡面パネ
ルの設定位置を補正制御する鏡面制御手段とを備えるよ
うに構成したので、反射鏡アンテナの放射界分布を、主
反射鏡を形成するものとする仮想鏡面パネルの放射界分
布の合成で表現する際の各仮想鏡面パネルの複素励振係
数を得ることができ、仮想鏡面パネルの大きさに応じた
解像度の鏡面誤差のマップを求め、これをもとに各鏡面
パネルの設定位置を調整することにより高い鏡面精度の
主反射鏡を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による反射鏡アンテ
ナの鏡面精度測定装置の構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による反射鏡アンテ
ナの鏡面精度測定装置の構成を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による鏡面精度制御
システムの構成を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による鏡面精度制御
システムの構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の反射鏡アンテナの鏡面精度測定原
理を説明するための説明図である。
【図6】 この発明の反射鏡アンテナの鏡面精度測定原
理を説明するための説明図である。
【図7】 従来の反射鏡アンテナの鏡面制御システムの
構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 反射鏡アンテナ、4 送信電波、5 主反射鏡、5
a 鏡面パネル、5bアクチュエータ、5c バックス
トラクチャ、6 一次放射器、7 受信機(放射界分布
測定手段)、8 支持柱、9 放射界分布受信信号、1
0 アンテナ姿勢信号、13 鏡面制御装置(鏡面制御
手段)、14 アクチュエータ制御信号、15 参照ア
ンテナ、16 コリメーションアンテナ、17 鏡面パ
ネル放射界分布保持装置、18 複素励振係数演算装置
(複素励振係数演算手段)、19 鏡面精度演算装置
(鏡面精度演算手段)、20 仮想鏡面パネル放射界分
布演算装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡
    を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を測定する反射鏡ア
    ンテナの鏡面精度測定装置において、 前記反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメ
    ーションアンテナと、 前記反射鏡アンテナの姿勢を制御して、前記所定の距離
    における前記反射鏡アンテナの放射界分布を測定する放
    射界分布測定手段と、 事前測定データとして前記主反射鏡を形成する各鏡面パ
    ネルの放射界分布を保持する鏡面パネル放射界分布保持
    装置と、 前記反射鏡アンテナの放射界分布、前記各鏡面パネルの
    放射界分布および前記反射鏡アンテナの姿勢を示すアン
    テナ姿勢信号に基づいて各鏡面パネルの複素励振係数を
    演算する複素励振係数演算手段と、 前記各鏡面パネルの複素励振係数に基づいて各鏡面パネ
    ルの鏡面誤差と前記主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面
    精度演算手段とを備えたことを特徴とする反射鏡アンテ
    ナの鏡面精度測定装置。
  2. 【請求項2】 複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡
    を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を測定する反射鏡ア
    ンテナの鏡面精度測定装置において、 前記反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメ
    ーションアンテナと、 前記反射鏡アンテナの姿勢を制御して、前記所定の距離
    における前記反射鏡アンテナの放射界分布を測定する放
    射界分布測定手段と、 前記主反射鏡を複数の仮想的な鏡面パネルに分割した場
    合における各仮想鏡面パネル全ての放射界分布を演算す
    る仮想鏡面パネル放射界分布演算装置と、 前記反射鏡アンテナの放射界分布、前記各仮想鏡面パネ
    ルの放射界分布および前記反射鏡アンテナの姿勢を示す
    アンテナ姿勢信号に基づいて各仮想鏡面パネルの複素励
    振係数を演算する複素励振係数演算手段と、 前記各仮想鏡面パネルの複素励振係数に基づいて各仮想
    鏡面パネルの鏡面誤差と主反射鏡の鏡面精度を演算する
    鏡面精度演算手段とを備えたことを特徴とする反射鏡ア
    ンテナの鏡面精度測定装置。
  3. 【請求項3】 複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡
    を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を制御する反射鏡ア
    ンテナの鏡面制御システムにおいて、 前記反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメ
    ーションアンテナと、 前記反射鏡アンテナの姿勢を制御して、前記所定の距離
    における前記反射鏡アンテナの放射界分布を測定する放
    射界分布測定手段と、 事前測定データとして前記主反射鏡を形成する鏡面パネ
    ルの放射界分布を保持する鏡面パネル放射界分布保持装
    置と、 前記反射鏡アンテナの放射界分布、前記各鏡面パネルの
    放射界分布および前記反射鏡アンテナの姿勢を示すアン
    テナ姿勢信号に基づいて各鏡面パネルの複素励振係数を
    演算する複素励振係数演算手段と、 前記各鏡面パネルの複素励振係数に基づいて各鏡面パネ
    ルの鏡面誤差と前記主反射鏡の鏡面精度を演算する鏡面
    精度演算手段と、 前記各鏡面パネルの鏡面誤差に基づいて前記複数の鏡面
    パネルの設定位置を補正制御する鏡面制御手段とを備え
    たことを特徴とする反射鏡アンテナの鏡面制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数の鏡面パネルで形成される主反射鏡
    を有する反射鏡アンテナの鏡面精度を制御する反射鏡ア
    ンテナの鏡面制御システムにおいて、 前記反射鏡アンテナから所定の距離に配設されたコリメ
    ーションアンテナと、 前記反射鏡アンテナの姿勢を制御して、前記所定の距離
    における前記反射鏡アンテナの放射界分布を測定する放
    射界分布測定手段と、 主反射鏡を複数の仮想的な鏡面パネルに分割した場合に
    おける各仮想鏡面パネル全ての放射界分布を演算する仮
    想鏡面パネル放射界分布演算装置と、 前記反射鏡アンテナの放射界分布、前記各仮想鏡面パネ
    ルの放射界分布および前記反射鏡アンテナの姿勢を示す
    アンテナ姿勢信号に基づいて各仮想鏡面パネルの複素励
    振係数を演算する複素励振係数演算手段と、 前記各仮想鏡面パネルの複素励振係数に基づいて各仮想
    鏡面パネルの鏡面誤差と前記主反射鏡の鏡面精度を演算
    する鏡面精度演算手段と、 前記各鏡面パネルの鏡面誤差に基づいて前記複数の鏡面
    パネルの設定位置を補正制御する鏡面制御手段とを備え
    たことを特徴とする反射鏡アンテナの鏡面制御システ
    ム。
JP2001383293A 2001-12-17 2001-12-17 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム Expired - Fee Related JP3676294B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383293A JP3676294B2 (ja) 2001-12-17 2001-12-17 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム
US10/167,417 US6661384B2 (en) 2001-12-17 2002-06-13 Mirror surface accuracy measuring device and mirror surface control system of reflector antenna
FR0209621A FR2833765B1 (fr) 2001-12-17 2002-07-29 Dispositif de mesure de la precision de la surface miroir et systeme de commande de la surface miroir d'une antenne a reflecteur
DE10238588A DE10238588B4 (de) 2001-12-17 2002-08-22 Spiegelflächenpräzisions-Meßeinrichtung und Spiegelflächensteuerungssystem einer Reflektorantenne

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383293A JP3676294B2 (ja) 2001-12-17 2001-12-17 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003188641A true JP2003188641A (ja) 2003-07-04
JP3676294B2 JP3676294B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=19187566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001383293A Expired - Fee Related JP3676294B2 (ja) 2001-12-17 2001-12-17 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6661384B2 (ja)
JP (1) JP3676294B2 (ja)
DE (1) DE10238588B4 (ja)
FR (1) FR2833765B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4283311B2 (ja) * 2004-07-14 2009-06-24 三菱電機株式会社 反射鏡装置
US8860627B2 (en) * 2007-09-24 2014-10-14 Agence Spatiale Europeenne Reconfigurable reflector for electromagnetic waves
RU2708908C2 (ru) * 2014-12-05 2019-12-12 Нсл Комм Лтд Система, устройство и способ для настройки удаленной антенны
JP6740182B2 (ja) * 2017-06-28 2020-08-12 三菱重工業株式会社 飛行体
CN110686615B (zh) * 2019-08-29 2022-01-04 西安空间无线电技术研究所 一种高精度伞状天线型面评价方法
EP4315508A1 (en) * 2021-03-26 2024-02-07 Sony Group Corporation Reconfigurable reflective device

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3940858A (en) * 1975-04-28 1976-03-02 International Telephone And Telegraph Corporation Method of measuring antenna reflector surface accuracy
NL8800538A (nl) * 1988-03-03 1988-08-01 Hollandse Signaalapparaten Bv Antennesysteem met variabele bundelbreedte en bundelorientatie.
US5119105A (en) * 1989-06-23 1992-06-02 Electronic Space Systems Corporation M&A for performing near field measurements on a dish antenna and for utilizing said measurements to realign dish panels
US5109349A (en) * 1990-01-23 1992-04-28 Kaman Aerospace Corporation Actively controlled segmented mirror
JP3217384B2 (ja) 1991-02-27 2001-10-09 株式会社東芝 メッシュアンテナの鏡面調整装置
JP2733142B2 (ja) * 1991-03-11 1998-03-30 公亮 三浦 アンテナ鏡面測定装置及びアンテナ鏡面測定法
WO2000013261A1 (fr) 1998-08-31 2000-03-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de mesure et de reglage de la surface du miroir d'une antenne
JP3658225B2 (ja) 1999-01-06 2005-06-08 三菱電機株式会社 アンテナ測定・調整装置
JP2001196842A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置およびこれを応用した鏡面制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
FR2833765B1 (fr) 2004-09-24
JP3676294B2 (ja) 2005-07-27
DE10238588B4 (de) 2006-07-13
US20030112201A1 (en) 2003-06-19
FR2833765A1 (fr) 2003-06-20
US6661384B2 (en) 2003-12-09
DE10238588A1 (de) 2003-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7250838B2 (ja) フェーズドアンテナアレイを試験する方法とシステム
Lawson et al. Variations in the spectral index of the galactic radio continuum emission in the northern hemisphere
US20180164407A1 (en) On-site calibration of array antenna systems
JP5317602B2 (ja) 移動体搭載レーダ装置及びキャリブレーション方法
Hassett Phased array antenna calibration measurement techniques and methods
US6320538B1 (en) Method and apparatus for calibrating an electronically scanned reflector
López-Pérez et al. Surface accuracy improvement of the Yebes 40 meter radiotelescope using microwave holography
Schuss et al. Large-scale phased array calibration
JP3676294B2 (ja) 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置および鏡面制御システム
US6288683B1 (en) Antenna mirror surface measuring/adjusting device
JP2011102709A (ja) 放射電力測定装置、放射電力測定方法
JP2000201019A (ja) アンテナ測定・調整装置
JP4952681B2 (ja) アンテナ装置
JP2010237069A (ja) レーダ反射断面積計測装置
JP2001153906A (ja) アンテナ測定装置及びアンテナ測定方法
EP3869616A1 (en) Measurement system for measuring an angular error introduced by a radome and corresponding method
JP6815340B2 (ja) アンテナ装置
Labate et al. How electromagnetic models can improve astronomical observations in the square kilometre array radio telescope
JP7532324B2 (ja) レーダ装置、送受信方法及びレーダシステム
JP2001196842A (ja) 反射鏡アンテナの鏡面精度測定装置およびこれを応用した鏡面制御システム
JP4113827B2 (ja) 反射鏡アンテナ
Viikari et al. A frequency shift technique for pattern correction in hologram-based CATRs
JP3537055B2 (ja) アンテナ鏡面形状測定システム
Wijnholds et al. Beam modelling accuracy for flux calibration of phased array radio telescopes
Schuss et al. Large scale phased array calibration using satellites

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees