JP2003188351A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003188351A
JP2003188351A JP2001382553A JP2001382553A JP2003188351A JP 2003188351 A JP2003188351 A JP 2003188351A JP 2001382553 A JP2001382553 A JP 2001382553A JP 2001382553 A JP2001382553 A JP 2001382553A JP 2003188351 A JP2003188351 A JP 2003188351A
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Shigeru Shimada
茂 島田
Kazumasa Yanagisawa
一正 柳澤
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    • G11C2207/2227Standby or low power modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブスレッショルドリーク電流及びトンネル
リーク電流を低減する。 【解決手段】 第1ディジタル回路部(BLK3)に
は、半導体集積回路(1)の待機時にも制御データなど
を保持することが必要なSRAM(14)や、待機状態
からの復帰や待ち受け動作を行なう為のタイマ回路(1
5)等の、待機時にも動作させたい回路が形成される。
第1ディジタル回路部を構成するMOSトランジスタの
ゲート絶縁膜厚は、待機時に動作不要な回路が形成され
る第2ディジタル回路部(BLK1,BLK2)のMO
Sトランジスタよりも厚くされる。これにより、待機時
にも動作される第1ディジタル回路部のサブスレッショ
ルドリーク電流及びゲート電極のトンネルリーク電流を
減らすことができる。電池電源システムに適用される場
合には電池寿命を延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
低消費電力化に関し、例えば論理回路とメモリを搭載し
たシステムオンチップ形態の所謂システムLSIにおけ
る待機時の低消費電力化に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、素子の微細
化、動作の高速化の要求に応じて、それにおける絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ(なお、この種のトランジ
スタをMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジ
スタの呼称の元で表現することが一般的でもあるので、
以下では、その呼称に習った表現をする)の閾値電圧は
低くされる傾向にある。電池電圧に対応するような比較
的低い電源電圧の元で充分な回路動作を可能とするよう
にMOSトランジスタの閾値電圧を小さい値に設定する
場合には、MOSトランジスタのサブスレッショルド特
性によってMOSトランジスタを完全にオフすることが
できなくなる。すなわち、無視し得ないサブスレッショ
ルドリーク電流が生ずるようになる。また、MOSトラ
ンジスタのゲート絶縁膜の厚さ(ゲート膜厚)が薄くさ
れると、ゲート絶縁膜に流れるトンネルリーク電流が流
れるようになる。このゲート絶縁膜のリーク電流は、ゲ
ート電極とソース・ドレイン及び基板との間のリーク電
流となる。そのようなサブスレッショルドリーク電流や
トンネルリーク電流は、回路の動作性能の上では、許容
せざるを得ない電流であっても、半導体集積回路の待機
時消費電力を増大させるという問題をもたらす。
【0003】サブスレッショルドリーク電流またはトン
ネルリーク電流に着目した公知文献として、国際公開W
O97/38444、特開2001−015704、特
開2000−058675、特開平11−29795
0、特開平11−040775号がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】システムオンチップと
称されるような大規模な論理を有するシステムLSIな
どでは、待機時にも一部の回路は動作を続けなければな
らなことがある。いわゆるCMOS(Complementary
MOS)集積回路装置は、それを構成するPチャンネル
MOSトランジスタと 、NチャンネルMOSトランジ
スタとの相補動作によって低消費電力動作が期待可能で
あり、その種システムLSIを構成するものとして好適
とされる。
【0005】本発明者は、その前提のもとで、サブスレ
ショールドリーク電流による消費電力増大を抑えること
について検討した。例えば、携帯電話などの通信用シス
テムLSIでは、LSIチップの待機時であっても、端
末として動作する為の制御データ等を保持のためのSR
AM、そして復帰動作若しくは待ち受けの為のタイマ等
の回路を常時動作させることが必要になる。このとき
に、動作速度の最優先等の観点から、前記SRAMやタ
イマ等を有する回路領域のMOSトランジスタも比較的
薄いゲート酸化膜のものから構成すると、常時動作され
るべき回路に流れるサブスレショールドリーク電流が無
視できないものとなってくる。この種の電流は、電池で
動作されるシステム、あるいは停電時に電池でバックア
ップするシステムでは、電池寿命を短くさせる。
【0006】上述のトンネルリーク電流は、例えば、単
位の電池の電圧に対応する1.数ボルトないしはそれ以
下のような低い電源電圧の下で充分な回路動作を可能と
するようにMOSトランジスタの閾値電圧を小さい値に
設定するような場合、言い換えると、MOSトランジス
タのゲート絶縁膜の厚さ(ゲート膜厚さ)を著しく薄い
ものとする場合、それに応じて増大するようになる。上
述のようなトンネルリーク電流は、低閾値電圧のMOS
トランジスタを構成する際に注目せざるを得なくなって
きたことから、広い意味のサブスレショールドリーク電
流の範囲にあると捉えてよい。逆に、トンネルリーク電
流を実質的に問題としないサブスレショールドリーク電
流は、狭義のサブスレショールド電流と捉えてよい。
【0007】従来、LSIの一部の回路に対して上のよ
うなトンネルリーク電流やサブスレッショルドリーク電
流を低減する有用な手段は提供されていなかった。上の
ような狭義のサブスレッショルドリーク電流は、例えば
MOSトランジスタのチャンネル形成領域への不純物イ
オンの打ち込みによって閾値電圧を増大させることや、
MOSトランジスタのいわゆる基板ゲートに基板バイア
スを印加することによって、ある程度低減することがで
きる。この場合、基板バイアス電圧を形成するための回
路を設けるときにはその回路によって新たに電力が消費
されるという事態が生ずる。加えて、近年の技術進歩
は、MOSトランジスタのソース、ドレイン領域とその
MOSトランジスタ形成のための半導体領域との間のP
N接合での接合リーク電流も無視し得ないようになって
きている。接合リーク電流は、明らかに、基板バイアス
電圧の印加によって増大されてしまう。なお、上述のよ
うなトンネルリーク電流は、ゲート絶縁膜それ自体の特
性によるので上述の不純物イオン打ち込みによる閾値電
圧増大によっては低減されない。加えて、上述の基板バ
イアス電圧の印加は、それによってゲート絶縁膜の電界
を増大させるので、逆にトンネルリーク電流の増大をも
たらしてしまう。結果として、消費電力を減らすことは
難しい。
【0008】本発明の目的は、サブスレッショルドリー
ク電流観点より電力消費を低減することができる半導体
集積回路を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、電池を動作電源とす
るシステムに適用してその電池寿命を伸ばすのに有利な
半導体集積回路を提供することにある。
【0010】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0012】すなわち、半導体集積回路は、外部端子
と、前記外部端子に接続されるインタフェース回路部
と、メモリセルアレイ及びかかるメモリセルアレイに直
接的に関係付けられるアドレスデコーダ、カラム選択回
路、センスアンプ回路などからなるところの周辺回路か
ら成る第1メモリを含む第1ディジタル回路部と、論理
回路を含む第2ディジタル回路部とが1個の半導体基板
に形成された半導体集積回路であって、前記第1ディジ
タル回路部を構成するMOSトランジスタは、そのゲー
ト絶縁膜が比較的厚い厚さとされ、前記第2ディジタル
回路部を構成するMOSトランジスタは、そのゲート絶
縁膜が比較的薄い厚さとされる。
【0013】大規模、複雑な半導体集積回路装置に対し
ては、それを構成する種々の回路を、夫々有意に区別化
認識可能なユニットとして、あるいは夫々個別的な動作
機能のユニットとして集合化した方が好都合である。上
記第1メモリは、上記メモリセルアレイ及びその周辺回
路が、単位集合ないしはモジュールとして構成されるも
の、言い換えると、メモリモジュールとして構成される
ものと理解されて良い。メモリモジュールには、1つの
集合を成すものとして、上記の構成とともに、必要に応
じて、アドレスバッファのようなバッファや、制御回路
を含ませることができる。
【0014】第1ディジタル回路部を構成する第1メモ
リとしては、半導体集積回路の待機時にも制御データな
どを保持することが必要なスタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ(SRAM)が好適なものとされる。第
1ディジタル回路部には、待機状態からの復帰や待ち受
け動作を行なう為のタイマ回路等の、待機時にも動作さ
せたい回路も含ませることができる。上述のように、第
1ディジタル回路部を構成するMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜厚は、比較的厚くされる。これにより、待機
時にも動作される第1ディジタル回路部のサブスレッシ
ョルドリーク電流及びゲート電極のトンネルリーク電流
を減らすことができる。
【0015】理解の容易化のための適当な例示をすれば
次のようになる。すなわち、例えば第1ディジタル回路
部を構成するMOSトランジスタをゲート膜厚8nmの
ものから構成し、第2ディジタル回路部を構成するMO
Sトランジスタをゲート膜厚3nmのものから構成する
なら、第1ディジタル回路部を構成するMOSトランジ
スタのサブスレッシュホールドのリーク電流は、第2デ
ィジタル回路部を構成するMOSトランジスタのそれに
対し約3桁程度低減し、ゲート電極のトンネルリーク電
流はほぼ0に低減される。このようにしてサブスレッシ
ョルドリーク電流を低減、ゲート電極のトンネルリーク
電流を低減することができ、データ保持のためのメモリ
等を待機状態にしてもリーク電流をほぼ無視できるレベ
ルにすることができる結果として、電池電源システムに
適用される場合には電池寿命を延ばすことができる。
【0016】上記第1メモリは、メモリセルアレイと、
アドレスデコーダ及びカラム選択回路のようなメモリセ
ルアレイに直接的に結合されるいわば直接周辺回路と、
センスアンプ、バッファなどの周辺回路との全てが上述
のような比較的ゲート膜厚の厚いMOSトランジスタか
ら構成されることによって、電気的、及び構造的な利益
をもたらす。すなわち、アドレスデコーダやカラム選択
回路等は、メモリセルアレイに対応される比較的多数の
要素回路から構成されるので、リーク電流低減の上で比
較的大きく寄与することとなる。また、ゲート膜厚の少
ない種類のMOSトランジスタによってメモリモジュー
ルとしての第1メモリを構成できることから、そのモジ
ュールの構成を簡単にすることができる。
【0017】複数のゲート膜厚のMOSトランジスタに
対応して複数種類の異なる電源電圧が適用される場合、
例えば比較的低い電源電圧で動作される回路からの信号
は、適当なレベル変換回路によって比較的高いレベルに
変換された上で、比較的高い電源電圧で動作する回路に
伝えられることが望ましい。この種のレベル変換が考慮
される場合であっても、例えば上記第1メモリに対して
は、その全体は上述のように構成された方が有利であ
る。すなわち、第1メモリ内での、複数電源に対応する
ような配線の増大や、異なる電源系に対応して求められ
るようになるある種の半導体領域の分離を回避できるか
らである。
【0018】前記第1ディジタル回路部を構成するMO
Sトランジスタは、前記インタフェース回路部を構成す
るMOSトランジスタと同じ厚さのゲート絶縁膜を有し
て構成してよい。このようにした場合には、第1ディジ
タル回路部のMOSトランジスタのゲート膜厚を第2デ
ィジタル回路部のMOSトランジスタと相違させても、
更に異なるゲート膜厚のMOSトランジスタを形成しよ
うとするときに必要となるような新たな製造プロセスの
追加は必要としない。
【0019】第1ディジタル回路部の動作速度が遅す過
ぎると予想される場合には、新たなプロセスの追加が必
要であっても、第1ディジタル回路部を構成するMOS
トランジスタのゲート絶縁膜に、前記インタフェース回
路部を構成するMOSトランジスタのゲート絶縁膜より
も比較的薄いゲート絶縁膜を採用すればよい。
【0020】前記比較的ゲート絶縁膜を採用する場合に
は、第1メモリに前記インタフェース回路部を構成する
MOSトランジスタのゲート絶縁膜、タイマ等の論理回
路に前記比較的薄い絶縁膜というように、双方を部分的
に使い分けるようにしてもよい。
【0021】第1ディジタル回路部のゲート膜厚を一種
類に統一する場合には第1ディジタル回路部の動作電源
を単一電源とすればよい。
【0022】第1ディジタル回路部と第2ディジタル回
路部では待機時の動作形態が異なることを考慮すると、
前記第1ディジタル回路部の動作電源供給経路を前記第
2ディジタル回路部の動作電源供給経路から分離するの
がよい。また、前記第1ディジタル回路部の動作電源の
入力に専用化された外部電源端子を採用して良い。待機
時における電源制御が容易になる。例えば、前記第1デ
ィジタル回路部の動作電源供給経路には、第1ディジタ
ル回路部の外側に敷設された電源リングを採用してよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には本発明に係る半導体集積
回路の一例が示される。同図に示される半導体集積回路
1はシステムLSIとされ、例えばCMOS半導体集積
回路製造技術により単結晶シリコンなどからなる1個の
半導体基板に形成される。
【0024】特に制限されないが、半導体基板上の主面
の周囲には外部端子として多数のボンディングパッド2
が形成され、多数のボンディングパッド2の内側にはボ
ンディングパッド2に接続されるインタフェース回路部
としてのI/O領域3が形成される。I/O領域3には
入出力バッファ等が形成され、I/O領域3に形成され
るMOSトランジスタは第1ゲート絶縁を有する。
【0025】I/O領域3の内側には、第1ディジタル
回路部として第3ブロックBLK3と、第2ディジタル
回路部として第1ブロックBLK1及び第2ブロックB
LK2と、更にアナログブロックBLK4及び信号コン
トロール部CHGとが形成される。
【0026】前記第1ブロックBLK1はメモリとして
SRAM10及びロジック回路としてCPU11等を含
み、当該第1ブロックBLK1に形成されるMOSトラ
ンジスタは、前記第1ゲート絶縁膜よりも薄い第2ゲー
ト絶縁膜を有する。前記第2ブロックBLK2はメモリ
としてSRAM12及びロジック回路としてカスタムロ
ジック回路(LOG)13等を含み、当該第2ブロック
BLK2に形成されるMOSトランジスタは前記第2ゲ
ート絶縁膜を有する。
【0027】前記第3ブロックBLK3はメモリとして
SRAM14及びロジック回路としてタイマ15等を含
み、当該第3ブロックBLK3に形成されるMOSトラ
ンジスタは、前記第2ゲート絶縁膜よりも厚いゲート絶
縁膜、例えば前記第1ゲート絶縁膜を有する。
【0028】前記アナログブロックBLK4は前記第1
ゲート絶縁膜又は第2ゲート絶縁膜を有するMOSトラ
ンジスタによって構成される。
【0029】半導体集積回路1では3種類の動作電源が
用いられる。第1電源Vddは第1ブロックBLK1及
び第2ブロックBLK2に供給される電源である。第1
電源Vddは、外部から専用の電源端子2aを介して供
給され、半導体集積回路に待機状態が指示されるとき
(待機時)は、特に制限されないが、半導体集積回路の
外部で遮断される。要するに、電源電圧Vddの供給が
断たれる。
【0030】第2電源Vccは第3ブロックBLK3及
びI/O領域3に供給される電源である。第2電源Vc
cは外部から専用の電源端子2b、2cを介して供給さ
れ、待機時にも遮断されず、外部から供給され続ける。
【0031】前記待機状態とは、特に制限されないが、
半導体集積回路が低消費電力状態にされることを意味
し、スタンバイ状態もしくはスリープ状態等とも称す
る。待機状態の設定は例えば前記CPU11がスリープ
命令を実行し、或は外部信号によってスタンバイモード
に設定されることによって達成される。このような待機
状態から動作状態への復帰は、割込み、外部信号による
復帰など、種々の制御形態がある。少なくとも、その制
御形態に応じて復帰の指示の有無を監視する回路等は動
作可能にされる。図1の例では第3ブロックBLK3の
タイマ回路15等が復帰監視機能を担っている。
【0032】アナログブロックBLK4にはアナログ専
用のアナログ電源Vccaが専用の電源端子2dから供
給される。待機時に電源Vccaの供給は外部で遮断さ
れる。
【0033】信号コントロール部CHGは、動作電源電
圧の異なる回路ブロック間で振幅の異なる信号をやり取
りする為に必要な信号のレベル変換機能と、待機時に動
作電源の供給が断たれることによってブロックBLK
1,BLK2,BLK4から出力される信号レベルが不
定の状態で第3ブロックBLK3に供給されないように
不定信号のレベルを例えば回路の接地電位Vssに強制
する不定レベル強制機能とを有する。信号コントロール
部CHGにおいて前記レベル変換機能及び不定レベル強
制機能を実現する回路の動作電源は前記Vdd,Vc
c、Vccaとされる。図1ではその動作電源の供給経
路は図示を省略してある。信号コントロール部CHGに
は、待機時であっても動作電源Vccが供給され、第1
ブロックBLK3に対する不定レベル強制機能が実現さ
れる。
【0034】各ブロックBLK1〜BLK4へ動作電源
を給電する電源配線は、図1では各ブロックBLK1〜
BLK4に固有の電源リングPR1〜PR4によって与
えられる。電源リングPR1〜PR4は夫々のブロック
BLK1〜BLK4の電源幹線として機能される。電源
リングPR1〜PR4を用いると、対応するブロック内
への給電が容易であり、また、電源リングPR1〜PR
4はブロック毎に個別に分離されているから動作電源の
遮断も容易である。図1の構成に従えば、対応する電源
端子への動作電源の供給を外部で選択するだけでよい。
電源リングについては後で再度説明をすることとする。
【0035】図1において、ブロックBLK1、BLK
2におけるSRAM10は、CPU11やロジック回路
13が高速アクセス可能なSRAMを要求するときに設
定されるSRAMである。すなわちこれらSRAM1
0、12は、前述のように厚さの比較的薄いゲート絶縁
膜を持つMOSトランジスタから構成され、そのMOS
トランジスタの比較的低い閾値電圧特性に応じて比較的
高速動作可能となるものである。これらSRAM10、
12は、また、それを構成するMOSトランジスタの平
面的サイズを比較的小さくすることが可能であるので単
位面積当り大きな記憶容量を持つようにすることができ
る。反面、それらSRAM10、12は、それを構成す
るMOSトランジスタの比較的大きいリーク電流によっ
て、もしそれを待機時に動作させるなら、そのリーク電
流に従って、大きい待機時電流を要するものとなる。
【0036】これに対してブロックBLK3におけるS
RAM14は、前述のように厚さの比較的厚いゲート絶
縁膜を持つMOSトランジスタから構成され、そのMO
Sトランジスタの比較的高い閾値電圧特性に応じての動
作上の制約と、半導体集積回路製造技術上の観点等から
MOSトランジスタの平面的サイズを比較的大きくせざ
るを得ないというサイズ上の制約に考慮を要するもの
の、その低リーク電流の点で、待機動作に好適なものと
なっている。
【0037】CPU10やロジック回路13が高速SR
AMを実質的に要求しないなら、あるいは、比較的低い
アクセス頻度などに応じてSRAM14のようなSRA
Mのみのアクセスが許容されるなら、SRAM10、1
2のようなSRAMは不要となる。
【0038】図2にはゲート膜厚の厚いMOSトランジ
スタの縦断面図が例示される。P型シリコン基板21の
上には、N型アイソレーション領域22が形成され、そ
こに、Pウェル領域23及びNウェル領域24が形成さ
れている。Pウェル領域23にはNチャンネル型MOS
トランジスタが形成され、Nウェル領域には図示を省略
するPチャンネル型MOSトランジスタが形成されてい
る。双方のMOSトランジスタは素子分離領域25にて
分離される。図示のNチャンネル型MOSトランジスタ
は、N型高濃度不純物領域26によって構成されるりソ
ース・ドレインを持つ。、それらソース、ドレインは、
シリサイド膜27によって低抵抗化される。ソース・ド
レインの対向端部には、いわゆるLDD(Lightly Dope
d DrainSource)構造とするためのN型低濃度不純物領
域32が形成されている。ソース、ドレイン間のチャン
ネル形成領域とされるべきPウエル領域23の上には相
対的に厚膜の酸化シリコンからなる第1ゲート絶縁膜2
8が設けられ、その上にポリシリコンからなるようなゲ
ート電極30が形成されている。ゲート電極30の上に
は低抵抗化のためのタングステンシリサイドからなるよ
うな導体膜31が形成されている。ゲート電極の両側方
には、酸化シリコンを主とするようないわゆるサイドウ
ォール29が形成されている。
【0039】図3にはゲート膜厚の薄いMOSトランジ
スタの縦断面図が例示される。図2との主な相違点は、
相対的に薄膜の酸化シリコンによって第2ゲート絶縁膜
33が形成されていることにある。特に制限されない
が、図3のMOSトランジスタは、短チャンネル、すな
わちそのソース・ドレイン間距離が比較的小さいものと
されている。短チャンネル効果として認識されるソース
・ドレイン間耐圧の低下を抑制するために、ソース・ド
レインの対向端部に対して、いわゆるハローインプラと
称されるような不純物イオンの注入によって、N型低濃
度不純物領域34とP型低濃度不純物領域35が形成さ
れている。その他は図2と同じであり、その詳細な説明
は省略する。
【0040】図4には図2に代表される厚膜の第1ゲー
ト絶縁膜28、例えば8nmのゲート絶縁膜厚を有する
Nチャンネル型MOSトランジスタの単位チャネル幅当
りのサブスレッショルドリーク電流特性が例示されてい
る。図5には図3に代表される薄膜の第2ゲート絶縁膜
33、例えば3nmのゲート絶縁膜厚を有するNチャン
ネル型MOSトランジスタの単位チャネル幅当りのサブ
スレッショルドリーク電流特性が例示される。各図は、
室温での特性例を示す。各図において、縦軸はドレイン
ソース間電流Ids[A]を示し、横軸はゲート電圧
[V]を示す。縦軸の表示、例えば“E−10”は“1
−10”を意味する。測定のためのドレイン・ソース間
電圧は、図4では、厚いゲート膜厚のMOSトランジス
タに期待すべき比較的高い電源電圧に対応するような
3.3[V]、図5では薄いゲート膜厚NOMOSトラ
ンジスタに期待すべき比較的低い電源電圧に対応するよ
うな1.2[V]とされる。Pチャンネル型MOSトラ
ンジスタについてのデータは省略するけれども、Nチャ
ンネル型MOSトランジスタと同程度のリーク電流特性
を持つと理解して良い。図4及び図5から明らかなよう
に、どのゲート膜厚のMOSトランジスタにも、0Vあ
るいはそれ以下のゲート電圧下でサブスレッショルドリ
ーク電流とみなせる電流が流れる。しかし、ゲート膜厚
の厚いMOSトランジスタのゲート電圧0[V]でのチ
ャンネル幅当りのリーク電流は、1.7E−13[A/
μm]程度であり、これは、ゲート膜厚の薄いMOSF
ETのリーク電流3.0E−10[A/μm]に比べ
て、3桁程度少ない。図の特性から、回路の待機時のリ
ーク電流を低減する上では、ゲート膜厚の厚いMOSト
ランジスタの使用が有効であることが理解可能であろ
う。
【0041】サブスレショールドリーク電流は、比較的
強い温度依存性の点で、温度が高ければ高いほど大きく
増大する。
【0042】図6には、1.2Vのような適当なゲート
電圧の下での、ゲートのトンネルリーク電流とゲート膜
厚との関係が例示されている。トンネルリーク電流は、
相対的に薄膜である第2ゲート膜厚(例えば3[n
m])を持つMOSトランジスタでは1E−10[A/
μm]程度になるが、厚膜である第1ゲート膜厚(例
えば8[nm])を持つそれでは測定限界以下(<1E
−16[A/μm])であり、実質的に無視できるよ
うな微小なレベルとなる。
【0043】図7は、SRAM14の一例のブロック図
である。図示のSRAM14の全体は1つのメモリモジ
ュールを成す。
【0044】メモリセルアレイ40はマトリクス配置さ
れた複数のスタティック型のメモリセルMCを有する
(図7では図面の複雑化を回避するため代表的に1個が
図示される)。メモリセルMCの選択端子は対応するワ
ード線WLに、メモリセルMCのデータ入出力端子は対
応する相補ビット線BL,/BLに接続される。ローア
ドレスバッファ41は、ローアドレス信号をその入力と
して受け、その出力をローデコーダ42に供給する。ロ
ーデコーダ42は、ローアドレス信号をデコードし、ワ
ード線選択信号を形成する。ワード戦は、ワード線選択
信号によって選択駆動される。カラムアドレスバッファ
43は、カラムアドレス信号を受け、その出力をカラム
デコーダ44に供給する。カラムデコーダ44は、カラ
ムアドレス信号をデコードし、カラム選択信号を形成す
る。カラムスイッチアレイ45は、カラム選択信号に応
じて相補ビット線BL,/BLを選択肢それを共通デー
タ線46に接続する。読み出し動作では、選択のメモリ
セルからの読み出しデータが、相補ビット線BL,/B
L及びカラムスイッチアレイ45を介して共通データ線
46に伝えられる。センスアンプ47は共通データ線4
6を介して伝えられた読み出しデータを増幅し、その増
幅出力をデータ入出力バッファ48に供給する。それに
応じて読み出しデータがデータ入出力バッファ48を介
して外部に出力される。書き込み動作では、外部からデ
ータ入出力バッファ48に供給された書込みデータが書
き込み回路49、共通データ線46、カラムスイッチア
レイ45、及び相補ビット線BL,/BLを介して選択
のメモリセルMCに供給される。前記SRAM14にお
いて、メモリセルアレイ40とその周辺回路41〜49
の全てのMOSトランジスタは厚膜のゲート絶縁膜を有
する。これによって、SRAM14全体でのサブスレッ
ショルドリーク電流及びゲートのトンネルリーク電流の
低減が可能とされる。
【0045】そこで、SRAM14のようなメモリモジ
ュールをゲート膜厚の薄いMOSトランジスタで構成し
た場合と、ゲート膜厚の厚いMOSトランジスタで構成
した場合のリーク電流について更に説明をする。
【0046】図8にCMOSスタティックラッチ形態の
メモリセルMCの回路を例示する。図において、待機時
のデータ保持ノードA(以下、単にA点と教示する)の
電位が“H(ハイレベル)”に、またデータ保持ノード
B(B点)の電位が“L(ローレベル)”であったとす
る。このときには、メモリセルMCにおける伝送ゲート
MOSトランジスタ、すなわち、データ保持ノードA,
Bと相補ビット線BL、/BLとの間に設けられるNチ
ャンネル型MOSトランジスタN3、N4はワード線W
Lの非選択レベルであるロウレベルによってオフ状態に
駆動されているものとする。
【0047】この場合、A点、B点のレベルに応じて、
MOSトランジスタP1及びN2はオフ状態にあるが、
それらのMOSトランジスタのドレインに電源電圧Vd
dが印加された状態にされるので、それらにサブスレッ
ショルドリーク電流が流れることになる。サブスレショ
ールドリーク電流は、伝送ゲートMOSトランジスタに
も流れる。待機時の相補ビット線BL、/BLがロウレ
ベルに維持されるようにSRAMが構成されているな
ら、ノードA、Bのうちのハイレベル側ノードと、相補
ビット線BL、/BLとの間に伝送MOSトランジスタ
N3を介するリーク電流経路が形成される。図8の電位
の例では伝送ゲートMOSトランジスタN3にリーク電
流が流れる。
【0048】いま、待機時にリークする複数のMOSト
ランジスタを1つの等価MOSトランジスタに置き換え
たとみなすなら、等価MOSトランジスタのリーク電流
に比例的に影響を与えるチャネル幅は、オフ状態にある
2個のNチャネル型MOSトランジスタN2、N3と1
個のPチャンネル型MOSトランジスタP1とのチャネ
ル幅の和と等しいとみなすことができる。
【0049】典型的には、薄いゲート膜厚例えば第2ゲ
ート膜厚(例えば3[nm])のMOSトランジスタで
メモリセルが構成される場合、微細化に応じて、1個の
スタティックメモリセルの上述のような等価的な意味の
チャネル幅の和は、おおよそ0.6[μm]にすること
ができる。
【0050】必ずしも正確ではないけれども、説明の便
宜の上から、メモリセルアレイの上述のようなチャネル
幅の和と、メモリセルアレイ以外の周辺回路を構成する
MOSトランジスタの内のリーク電流をもたらすMOS
トランジスタのチャネル幅の和とを比率をもって捉える
なら、その比率は1:0.2程度として捉えることがで
きる。
【0051】(a)例えば、512Kビットのメモリ全
体をゲート膜厚の薄い第2ゲート絶縁膜を有するMOS
トランジスタで構成すると、待機時にリークするメモリ
セルのトータルのチャネル幅の和は0.6×512×1
024=314573[μm]であり、周辺回路はその
20%なので、62915[μm]となる。
【0052】この場合のメモリモジュール全体のリーク
電流は、モジュール全体のチャネル幅の和が37748
8[μm]、ゲート電圧0V時のリーク電流は図5から
単位チャネル幅当たり3.0E−10[A/μm]であ
るので、1.1E−4[A]となる。
【0053】(b)周辺回路はゲート膜厚の薄いMOS
トランジスタのままとし、メモリセルのみゲート膜厚の
厚いMOSトランジスタに置き換えるとする。この場合
には、ゲート膜厚が厚い分、微細加工が不利になるとい
う事情から、チャネル幅を広くする必要が生ずる。そこ
で、典型的に設定可能な例として、メモリセルアレイの
リークするオフ状態のMOSトランジスタのチャネル幅
の和を2.8[μm]程度にしたとする。この場合に
は、メモリマット全体では2.8×512×1024=
1468006[μm]となる。
【0054】メモリセルアレイのリーク電流はゲート膜
厚の厚いMOSトランジスタのゲート電圧0V時のリー
ク電流は図4から単位チャネル幅当たり1.7E−13
[A/μm]であるので、2.5E−7[A]となる。
【0055】周辺回路はゲート膜厚の薄いMOSFET
で構成されているので、上記計算例の周辺回路のチャネ
ル幅の和を用いるとリーク電流は1.9E−5[A]と
なる。メモリモジュール全体では上記のリーク電流の和
となるので、1.9E−5[A]になり、これはほぼ周
辺回路のリーク電流で決まる値である。
【0056】(c)一方、周辺回路もゲート膜厚の厚い
MOSトランジスタで構成する場合の周辺回路のトータ
ルのチャネル幅の和は1468006×0.2=293
601[μm]となる。この場合は、メモリモジュール
全体のリーク電流は3.0E−7[A]となる。
【0057】電池電源等を考慮した上で、半導体集積回
路で許容される待機時のリーク電流は室温で1E−6
[A]程度とすると、(a)(b)の値は許容量よりも
大きい。(a)(b)の計算ではゲート膜厚の薄いMO
Sトランジスタのゲート・トンネルリーク電流は無視し
ているので、ゲート・トンネルリーク電流を考慮する
と、リーク電流は上の計算値よりもさらに増加する。以
上の計算からも分かるように、3[nm]程度にゲート
膜厚が薄くなると、メモリセルアレイ以外の周辺回路を
ゲート膜厚の薄いMOSトランジスタで構成してもリー
ク電流は無視し得ない程大きくなってしまう。
【0058】以上から、半導体集積回路の待機時のリー
ク電流を適当に低減するには、メモリモジュール全体を
第1ゲート絶縁膜28のようなゲート膜厚の厚いMOS
トランジスタで構成するのが効果的であることが理解さ
れよう。
【0059】図8の回路構成ではMOSトランジスタに
対して基板バイアス電圧の印加は行っていない。即ち、
Nチャンネル型MOSトランジスタN1、N2の基板ゲ
ートは、図示のような接続によって、回路の基準電位な
いしはグランド電位Vssにされ、Pチャンネル型MO
Sトランジスタの基板ゲートは、回路の電源電位Vdd
にされる。
【0060】基板バイアス印加技術は前述のような利害
得失を持つ。これを考慮して、図1の半導体集積回路で
は基板バイアスを採用していない。
【0061】実施例の半導体集積回路は、通常の半導体
集積回路装置と同様に、多層配線構造をとる。
【0062】多層配線は、特に制限されないが、5層配
線構造をとる。言うまでもなく、多層配線構造は、MO
Sトランジスタが形成された半導体基板上への絶縁膜の
形成、絶縁膜への適宜の開口の形成、導体層としての金
属層の形成、導体層のホトリソグラフ技術によるような
成形、層間絶縁膜の形成、開口の形成、導体層の形成を
繰り返すようなよく知られた技術によって構成される。
【0063】半導体基板側から数えての第1層目及び第
2層目の配線層は、ブロック内の配線を構成するように
され、第3層目ないし第5層目の配線層は、ブロック間
の信号配線や電源のような配線を構成するようにされ
る。かかる第3層目ないし第5層目の配線層は、また、
必要に応じてブロック内の配線として利用される場合も
有る。
【0064】実施例では、各ブロックの夫々に対し、前
述したような電源リング配線の構成が適用される。電源
リング配線は、対応すべきブロックを実質的に取り囲む
ように構成される.電源リング配線は、ブロック内の所
望の回路に比較的短い距離を持っての電源配線設定を容
易にする利点をもたらす。ブロック内の任意回路への電
源給電を適切にする意味で、電源リング配線は、閉じた
リング形状とされることが望ましいけれども、リング形
状の一部が開かれたような形状も実質上リング形状をな
すと理解してよい。
【0065】電源リング配線は、特に制限されないが、
第1層目及び第2層目配線層から構成されるのが良い。
このように電源リング配線層を比較的下層の配線層から
構成することによって、ブロック内の回路への給電を、
比較的下層の配線層を持って行うことができることとな
る。言い換えると、配線の引きまわしを合理的にできる
こととなる。この場合には、電源リング配線への給電
は、それよりも上層の配線層を介して行われる。
【0066】ブロック毎のこの電源リング配線構成は、
前述のように、ブロック内への給電を便利にするととも
に、ブロック単位での電源電圧供給制御を容易にする。
好適な電源リング配線は、電源給電に要する対の配線の
一方だけではなく対の配線を平行リング状に延長形成す
る構成をとる。
【0067】図9乃至図12に各ブロックの電源リング
PR1〜PR4の構成が例示されている。
【0068】図9、図10において、第1ブロックBL
K1及び第2ブロックBLK2には第1の電源(Vd
d)が供給される。電源リングPR1,PR2は第1の
電源Vddのリングと回路のグランド電位(接地電位)
Vssのリングで構成されている。SRAM10、CP
U11、SRAM12、ロジック回路LOGの内部へ電
源を供給する電源配線は図示を省略してある。
【0069】図11において、第3ブロックBLK3に
は第2の電源(Vcc)が供給される。電源リングPR
3は第2の電源Vccのリングと回路の接地電位Vss
のリングで構成される。SRAM14、TMR15の内
部へ電源を供給する電源配線は図示を省略してある。
【0070】図12において、第4ブロックBLK4に
は第3の電源(Vcca)が供給される。電源リングP
R4は第3の電源Vccaのリングと回路の接地電位V
ssaのリングで構成される。アナログ回路の内部へ電
源を供給する電源配線は図示を省略してある。第3の電
源(Vcca)の電圧は第2の電源(Vcc)の電圧と
同一であるが、デジタル系回路で発生する雑音がアナロ
グ系回路に飛び込むことを防止するための、ボンディン
グパッドを別にする等のレイアウト上の工夫を含む。同
様に、アナロググランド電位Vssaもグランド電位V
ssとは別の専用の電源パッドから引き込むことにより
耐ノイズ性が向上される。
【0071】図13には信号コントロール部CHGが例
示される。信号コントロール部CHGには第1の電源
(Vdd)と第2の電源(Vcc)が供給される。通常
動作時には、信号コントロール部は、第1ブロックBL
K1及び第2ブロックBLK2から第3ブロックBLK
3へ供給されるVdd系の信号をVcc系の信号にレベ
ル変換する。また逆に、第3ブロックBLK3から第1
ブロックBLK1又は第2ブロックBLK2へ供給され
るべきVcc系信号をVdd系信号にレベル変換する。
第1の電源Vddが遮断されると、第1ブロックBLK
1及び第2ブロックBLK2からの信号は不定となり、
このとき、信号コントロール部CHGへの第1電源vd
dも遮断される。信号コントロール部CHGはこの電源
遮断を感知し、第1ブロックBLK1及び第2ブロック
BLK2から第3ブロックへの信号ラインを例えばグラ
ンドレベルVssに強制し、第3回路ブロックBLK3
に不定信号が入力されるのを抑制する。
【0072】図14には半導体集積回路の動作時及び待
機時における電源供給状態が例示される。待機時には第
2の電源(Vcc)以外の電源は外部で遮断される。
【0073】第3ブロックBLK3には、半導体集積回
路の待機時にも制御データなどを保持することが必要な
SRAM14や、待機状態からの復帰や待ち受け動作を
行なう為のタイマ15等の、待機時にも動作させたい回
路が形成される。この第3ブロックBLK3を構成する
MOSトランジスタのゲート絶縁膜厚は、待機時に動作
不要な回路が形成される第1ブロックBLK1及び第2
ブロックBLK2のMOSトランジスタよりも厚くされ
る。これにより、待機時にも動作される第3ブロックB
LK3のサブスレッショルドリーク電流及びゲート電極
のトンネルリーク電流を減らすことができる。例えば第
3ブロックBLK3を構成するMOSトランジスタ膜厚
を8nm、第1ブロックBLK1及び第2ブロックBL
K2を構成するMOSトランジスタ膜厚を3nmとする
と、トランジスタ同志の比較ではサブスレッショルドの
リーク電流は約3桁程度低減し、ゲート電極のトンネル
リーク電流はほぼ0に低減される。サブスレッショルド
リーク電流を低減することができ、ゲート電極のトンネ
ルリーク電流を低減することができ、データ保持のため
のメモリ等を待機状態にしてもリーク電流をほぼ無視で
きるレベルにすることができ、電池電源システムに適用
される場合には電池寿命を延ばすことができる。
【0074】図15には本発明に係る半導体集積回路を
適用したデータ処理システムとして携帯電話機が例示さ
れる。
【0075】アンテナ50で受信された無線帯域の受信
信号は、アンテナスイッチ51を経て受信信号として高
周波部(RF部)52に送られる。受信信号はRF部5
2でより低周波数の信号に変換され、変復調部53に入
力される。変復調部53で受信信号は、復調され、ディ
ジタル信号に変換されてチャネルコーデック部54に入
力される。チャネルコーデック部では受信したディジタ
ル信号の秘匿を解除し、誤り訂正・検出をし、通信を実
現するために必要な制御データ、圧縮音声データなどの
通信データを分ける。
【0076】制御データはCPU55に送られ、CPU
55において通信プロトコル処理などが行われる。CP
U55はまた、MMI(マンマシンインターフェース)
部56を介して液晶表示器57を表示したり、キーパッ
ド58からのキー押下情報をマンマシンインターフェー
ス部56を介して処理するマンマシンインターフェース
機能も行う。
【0077】またチャネルコーデック部54で取り出さ
れた音声データは音声コーデック部59で伸張され、音
声データとしてD/A部60でディジタルアナログ変
換、フィルタ処理され、スピーカ61より音声として再
生される。
【0078】送信動作では、マイク62から入力された
音声信号は、A/D部63でフィルタ処理、アナログデ
ィジタル変換され、音声コーデック部69に入力され
る。音声コーデック部69では音声データは圧縮され圧
縮音声データに変換される。チャネルコーデック部54
では音声コーデック部59の圧縮音声データと、CPU
55からの制御データを合成して送信データ列を生成
し、これに誤り訂正・検出符号、秘匿コードを付加した
後、変復調部53に送信データを出力する。変復調部5
3で、送信データは、ディジタル信号から変調信号に変
換された後、RF部52で無線信号帯域の高周波数の信
号に変換、増幅され、アンテナスイッチ51を経てアン
テナ50より無線信号として送出される。上記チャネル
コーデック部54、及び音声コーデック部59は、専用
のロジック回路で構成される場合と、DSP(ディジタ
ルシグナルプロセッサ)等で構成される場合がある。
【0079】図において64で示されるものは、TCX
O(温度補償型電圧制御発振器)であり、ここで生成さ
れたクロック信号はRF部52、さらに携帯電話機が通
信を行うのに必要なタイミングを生成するタイミング制
御回路65の基準クロック信号として供給される。タイ
ミング制御回路65は、変復調部53及びCPU55等
に動作クロック信号を供給し、RF部52の動作を制御
する。携帯電話機では、通話を行っている通話時と、ユ
ーザによる発呼、移動通信網からの着呼を待ち受けてい
る待ち受け時とがある。携帯電話機は、基地局と通信を
行うためにフレーム同期を確立し、受信位置、送信位置
を決定している。待ち受け時にも、携帯電話は、基地局
から定期的に送られて来る無線信号を、定期的に受信を
行っている。これを間欠受信と呼ぶ。基地局から定期的
に送られてくる信号の位置を予測するためにフレーム同
期を確立し続ける必要がある。間欠受信時で、受信して
いない期間のフレーム同期維持のために、時計用発振器
67を使用する。時計用発振器67のクロックは時計用
のRTC(リアルタイムクロック)部68に供給され、
同時にタイミング制御回路65に供給される。間欠受信
時の受信動作を行わない期間は、タイミング制御回路6
5がRTC68の出力クロック信号に基づいてフレーム
同期の維持を行い、TCXO64の電源を遮断する。タ
イミング制御回路65はまた、間欠受信時の受信位置よ
り予め決められた位置でTCXO64の電源投入タイミ
ングを生成する。70はフラッシュッメモリでありCP
U55の動作プログラムが格納される。69はSRAM
でありCPU55のワーク領域等に利用される。
【0080】図15においてタイミング制御回路65、
SRAM15、RTC68は前記第3ブロックBLK3
で構成される。D/A60及びA/D63は第4ブロッ
クBLK4で構成される。CPU55、MMI56、S
RAM69、フラッシュッメモリ70は第1ブロックで
構成される。変復調部53、チャネルコーデック部5
4、及び音声コーデック部59は第2ブロックBLK2
にて構成される。図15に示される半導体集積回路1A
は電池電源回路72から供給されるVdd,Vcc,V
ccaを外部動作電源とする。
【0081】図15に示される半導体集積回路1Aは基
本的構成は図1と同じであるが、第1ブロックBLK
1、第2ブロックBLK2、及び第4ブロックBLK4
に対する動作電源の供給・停止の制御を第3ブロックの
タイミング制御回路65が行なう。例えば、前記待ちう
け状態においてタイミング制御回路65は、間欠受信時
の受信位置より予め決められた位置でTCXO64の電
源を投入する期間毎に、外部動作電源Vddを第1ブロ
ックBLK1及び第2ブロックBLK2に印加すると共
に外部動作電源Vccaを第4ブロックBLK4し、そ
れ以外の期間では上記電源Vdd,Vccaの対応回路
への印加を停止する。この電源印加、印加停止の為に、
図1に例示される電源パッド2aと電源リングPR1,
PR2との間、そして電源パッド2dと電源リングPR
4との間には図示を省略するスイッチが設けられてい
る。
【0082】上記より、携帯電話機における待ち受け時
の電力消費を低減でき、電池電源回路72の電池寿命を
延ばすことが可能になる。
【0083】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0084】例えば、第2のゲート膜厚のMOトランジ
スタはI/Oブロックを構成する素子と同一のゲート膜
厚のMOトランジスタで構成してもよいが、メモリその
他の回路の性能を重視する場合には、待機時のリーク電
流がシステムLSIの要求仕様を満足する値以下であれ
ば、第1のゲート膜厚よりも厚く、第2のゲート膜厚よ
りは薄い第3のゲート膜厚を使用することができる。こ
の場合は電源電圧も第2の電源よりも下げることで最適
化することができる。
【0085】データを保持するメモリ、タイマ等の回路
が第2のゲート膜厚のMOSトランジスタと第3のゲー
ト膜厚のMOSトランジスタとで構成されていてもよ
い。この場合は、電源リングとして、2種類の電源電圧
を供給する必要がある。
【0086】データ保持を必要とするメモリの例とし
て、6個のMOSFETで構成されたCMOSスタティ
ックラッチ型のメモリセルを用いるスタティックRAM
を挙げたが、このメモリに限定することなく、負荷とし
て高抵抗を使用するメモリセルのスタティックRAM、
あるいは、デュアル・ポートRAM等のマルチポートR
AMでもよい。
【0087】本発明は、電源Vcca,Vddの遮断制
御は半導体集積回路の外部による制御であっても、チッ
プ内部の電源制御回路による内部制御でもよい。
【0088】半導体集積回路に含まれるディジタル回路
部の具体的な回路構成、その他のオンチップ回路モジュ
ールは上記説明に限定されず、適宜変更可能である。
【0089】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である携帯電
話機に適用した場合について説明したが、本発明はそれ
に限定されず、ナビゲーションシステム等のように待機
時の消費電流を可能な限り小さくしたいシステム、FA
X、ターミナルアダプタ等、停電時に電池によるデータ
保持を必要とする機器等に広く適用することができる。
【0090】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0091】すなわち、待機時や停電時にもバッテリ等
で動作させたい回路が形成される第1ディジタル回路部
を構成するMOSトランジスタのゲート絶縁膜厚を、待
機時に動作不要な回路が形成される第2ディジタル回路
部のMOSトランジスタよりも厚くするから、待機時等
にも動作される第1ディジタル回路部のサブスレッショ
ルドリーク電流及びゲート電極のトンネルリーク電流を
減らすことができる。これにより、電池電源システムに
適用される場合には電池寿命を延ばすことができる。
【0092】前記第1ディジタル回路部を構成するMO
Sトランジスタをインタフェース回路部を構成するMO
Sトランジスタと同じ厚さのゲート絶縁膜を有して構成
すれば、第1ディジタル回路部のMOSトランジスタの
ゲート膜厚を第2ディジタル回路部のMOSトランジス
タと相違させても、新たなプロセスの追加を要しない。
【0093】第1ディジタル回路部のゲート膜厚を一種
類に統一する場合には第1ディジタル回路部の動作電源
も単一電源にすることができ、新たなレベルの電源を追
加することも要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路の一例を概略的に
示す平面レイアウト図である。
【図2】ゲート膜厚の厚いMOSトランジスタを例示す
る縦断面図である。
【図3】ゲート膜厚の薄いMOSトランジスタを例示す
る縦断面図である。
【図4】厚膜の第1ゲート絶縁膜を有するNチャンネル
型MOSトランジスタにおけるサブスレッショルドリー
ク電流特性を例示する説明図である。
【図5】薄膜の第2ゲート絶縁膜を有するNチャンネル
型MOSトランジスタにおけるサブスレッショルドリー
ク電流特性を例示する説明図である。
【図6】ゲートのトンネルリーク電流とゲート膜厚との
関係を例示する説明図である。
【図7】SRAMの一例を示すブロック図である。
【図8】CMOSスタティックラッチ形態のメモリセル
MCを例示する回路図である。
【図9】第1ブロックの電源リングの構成を例示する説
明図である。
【図10】第2ブロックの電源リングの構成を例示する
説明図である。
【図11】第3ブロックの電源リングの構成を例示する
説明図である。
【図12】第4ブロックの電源リングの構成を例示する
説明図である。
【図13】信号コントロール部を例示する説明図であ
る。
【図14】半導体集積回路の動作時及び待機時における
電源供給状態を例示するタイミングチャートである。
【図15】本発明に係る半導体集積回路を適用したデー
タ処理システムとして携帯電話機を例示するブロック図
である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 ボンディングパッド 2a,2b,2c、2d 電源端子 3 I/O領域 BLK1 第1ブロック BLK2 第2ブロック BLK3 第3ブロック BLK4 第4ブロック PR1〜PR4 電源リング 10 SRAM 11 CPU 12 SRAM 13 LOG 14 SRAM 15 タイマ回路 28 厚膜のゲート絶縁膜 33 薄膜のゲート絶縁膜 MC メモリセル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/092 27/11 Fターム(参考) 5F038 AV06 BH19 CA10 CD02 CD16 DF04 DF05 DF08 DF12 EZ13 EZ20 5F048 AB01 AC03 BA01 BB16 BC06 BD04 BE03 BF06 BF16 BG01 BG13 DA25 5F083 BS27 GA06 LA17 LA18 NA08 ZA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子と、前記外部端子に接続される
    インタフェース回路部と、メモリセルアレイ及びその周
    辺回路から成る第1メモリを含む第1ディジタル回路部
    と、論理回路を含む第2ディジタル回路部とが1個の半
    導体基板に形成された半導体集積回路であって、前記第
    1ディジタル回路部を構成するMOSトランジスタのゲ
    ート絶縁膜は前記第2ディジタル回路部を構成するMO
    Sトランジスタのゲート絶縁膜よりも厚く形成されて成
    るものであることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 第1ディジタル回路部の第1メモリは待
    機時にも動作される回路であり、第2ディジタル回路部
    の論理回路は待機時に動作不要とされる回路であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1メモリはSRAMであり、前記
    第1ディジタル回路部は更に第1ロジック回路を含むこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1ロジック回路はタイマ回路であ
    ることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記第2ディジタル回路部は更に第2メ
    モリ及び第2ロジック回路を含むことを特徴とする請求
    項3又は4記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記第1ディジタル回路部を構成するM
    OSトランジスタは前記インタフェース回路部を構成す
    るMOSトランジスタと同じ厚さのゲート絶縁膜を有し
    て成るものであることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記第1ディジタル回路部を構成するM
    OSトランジスタは前記インタフェース回路部を構成す
    るMOSトランジスタのゲート絶縁膜よりも薄いゲート
    絶縁膜を有して成るものであることを特徴とする請求項
    1記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記第1ディジタル回路部を構成するM
    OSトランジスタの一部のMOSトランジスタは前記イ
    ンタフェース回路部を構成するMOSトランジスタと同
    じゲート絶縁膜を有し、残りのMOSトランジスタはそ
    れよりもゲート絶縁膜の薄いゲート絶縁膜を有して成る
    ものであることを特徴とする請求項1記載の半導体集積
    回路。
  9. 【請求項9】 前記第1ディジタル回路部の動作電源は
    単一電源であることを特徴とする請求項6又は7記載の
    半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記第1ディジタル回路部の動作電源
    供給経路は前記第2ディジタル回路部の動作電源供給経
    路から分離されて成るものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記第1ディジタル回路部の動作電源
    供給経路は第1ディジタル回路部の外側に敷設された電
    源リングであることを特徴とする請求項10記載の半導
    体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記第1ディジタル回路部の動作電源
    の入力に専用化された外部電源端子を有することを特徴
    とする請求項10又は11記載の半導体集積回路。
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