JP2003185982A - プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク - Google Patents

プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク

Info

Publication number
JP2003185982A
JP2003185982A JP2001383814A JP2001383814A JP2003185982A JP 2003185982 A JP2003185982 A JP 2003185982A JP 2001383814 A JP2001383814 A JP 2001383814A JP 2001383814 A JP2001383814 A JP 2001383814A JP 2003185982 A JP2003185982 A JP 2003185982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dyeing
ink
plastic lens
dye
dyed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001383814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4365060B2 (ja
Inventor
Minoru Inuzuka
稔 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001383814A priority Critical patent/JP4365060B2/ja
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to US10/467,806 priority patent/US7077874B2/en
Priority to PCT/JP2002/002053 priority patent/WO2002071108A1/ja
Priority to DE60234506T priority patent/DE60234506D1/de
Priority to CNB028057880A priority patent/CN100403061C/zh
Priority to ES02702750T priority patent/ES2337343T3/es
Priority to EP02702750A priority patent/EP1367412B1/en
Priority to AT02702750T priority patent/ATE449975T1/de
Publication of JP2003185982A publication Critical patent/JP2003185982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4365060B2 publication Critical patent/JP4365060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相転写法にて染色を行う染色方法におい
て、プラスチックレンズの染色に好適な染色方法及び該
染色方法に用いる染色用インクを提供する。 【解決手段】 プラスチックレンズを染色するためにイ
ンクジェットプリンタにて染色用インクを所定の基体に
塗布し、該基体上に塗布された前記染色用インクを真空
中にて昇華させて前記プラスチックレンズに蒸着させる
ことにより染色を行うプラスチックレンズの染色方法に
おいて、染色用インクの染料成分にはアントラキノン
系、キノフタロン系又はチアゾールタイプのアゾ系から
選ばれる少なくとも1種類の昇華性分散染料が含まれて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタを用いてプラスチックレンズを染色するための染色
方法及び該染色方法に用いる染色用インクに関する。
【0002】
【従来技術】従来、プラスチックレンズに染色を行う方
法としてレンズを染色液の中に所定時間浸漬してレンズ
を染色する方法(浸染法)が知られている。この方法は
従来から用いられているものであるが、作業環境が良く
ないこと、高屈折率のレンズには染色を行うことが困難
であることが問題となっていた。そこで本出願人は特開
2001−59950号に開示するようにインクジェッ
トプリンタより昇華性のある染料を紙に塗布(出力)さ
せ、これを真空中でレンズと非接触に置いて染色を行う
方法(以下 気相転写法と記す)による染色方法を提案
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この気相転写法による
プラスチックレンズへの染色方法は従来の浸染法等によ
って生じる諸問題を解決するものであるが、従来使用さ
れているインクジェットプリンタ用のインクや一般の繊
維に使用されているような条件のインクでは染料の耐熱
性や昇華性が悪く、気相転写による染色方法には向かな
い。また、染色後のレンズの染色状態もムラが生じた
り、発色が良くない。
【0004】上記従来技術の問題点に鑑み、気相転写法
にて染色を行う染色方法において、プラスチックレンズ
の染色に好適な染色方法及び該染色方法に用いる染色用
インクを提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の浸染法がプラスチ
ックレンズを染色液の中に所定時間浸漬して染色を行う
のに対して、本発明が開示する気相転写法では染料を加
熱により蒸散(昇華)させてプラスチックレンズに染料
を蒸着させ、プラスチックレンズに染色を行うものであ
る。浸染法にて使用される染料は数多く存在するが、こ
れらの染料をそのまま気相転写法用の染料として採用す
ることは非常に難しい。気相転写法に用いることができ
る染料は、加熱による変質が極力少なく、昇華性を有す
ることが最低限必要となる。また、これらの条件をクリ
アした昇華性染料であってもレンズに染料を蒸着させた
後、レンズ面に染色のムラが生じないことや発色が良い
ことが必要となる。
【0006】さらに本発明の気相転写法では、インクジ
ェットプリンタを使用して紙等の所定の基体上に染色用
インクを塗布した後、気相転写法にてプラスチックレン
ズに染色を行うこととしている。このため染色用インク
はインクジェットプリンタで使用可能なものでなければ
ならないこととなる。
【0007】本発明者は、鋭意研究の結果、アントラキ
ノン系、キノフタロン系又はチアゾールタイプのアゾ系
から選ばれる少なくとも1種類の昇華性分散染料が上記
の目的を達成しうる染料として好適に使用可能であるこ
とを見出した。
【0008】すなわち本発明によるプラスチックレンズ
染色方法は、プラスチックレンズを染色するためにイン
クジェットプリンタにて染色用インクを所定の基体に塗
布し、該基体上に塗布された前記染色用インクを真空中
にて昇華させて前記プラスチックレンズに蒸着させるこ
とにより染色を行うプラスチックレンズの染色方法にお
いて、前記染色用インクの染料成分にはアントラキノン
系、キノフタロン系又はチアゾールタイプのアゾ系から
選ばれる少なくとも1種類の昇華性分散染料が含まれて
いることを特徴とする。
【0009】また、これらの昇華性分散染料の平均粒子
径を0.05μm以上1μm以下にすることにより、イ
ンクジェットプリンタに使用するインク中の染料として
目詰まりなく好適に用いることができる。
【0010】さらに、染色用インク中の分散染料の配合
比を2.0重量%〜20.0重量%とすることにより、
インクジェットプリンタを用いて基体上にインクを出力
する際に、1回の出力にて従来の浸染法にて染色対応し
ている製品と同等の染色濃度が形成されたプラスチック
レンズを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参考にしつつ説明する。図1はプラスチックレンズの
染色方法の流れを図示したものである。
【0012】(1)インク調製 初めにインクジェットプリンタに用いるインクを調製す
る。本実施の形態ではYELLOW、RED、BLUE
の三色の染料を用いてインクを調製する。染料は昇華性
を有するものであれば使用できるが、疎水性の分散染料
が好適に用いられる。また、本実施の形態では染料を所
定の温度に加熱し昇華させるため、昇華時の熱に耐えう
る染料を使用する必要がある。さらにプラスチックレン
ズへ染料が蒸着したあと、発色作業を行い染料をプラス
チックレンズへ定着させたときに染色がムラのない状態
にてプラスチックレンズに行われている必要がある。
【0013】これらの点を考慮した場合、YELLOW
の染料としては以下の式1で表されるアントラキノン系
の分散染料又は式2で表されるキノフタロン系の分散染
料が好適に用いられる。
【0014】
【化1】 式中、R1、R2は水素、炭素数1〜3のアルキル基、
アミノ基、イミノ基等、R3、R4は水素、ハロゲン基
又は炭素数1〜3のアルキル基、水酸基、アミノ基、イ
ミノ基等の有機基、R5、R6は水素、炭素数1〜3の
アルキル基、スルホン酸塩、アミノ基、イミノ基、ハロ
ゲン基、エーテル基等、R7は水素、スルホン酸塩基等
を示す。
【0015】
【化2】 式中、R8、R9は水素、水酸基、ハロゲン基又は炭素
数1〜3のアルキル基等を示す。具体的には、カラーI
Dナンバー(C.I.Disperse 以下 C.Iナンバーと記す)
YELLOW13、YELLOW51、YELLOW5
4、YELLOW64等が好適に用いられる。
【0016】また、REDの染料としては、式1で表さ
れるアントラキノン系の分散染料又は以下の式3で表さ
れるチアゾールタイプのアゾ系の分散染料が好適に用い
られる。
【0017】
【化3】
【0018】式中、R10、R11は水素、炭素数1〜
3のアルキル基、炭素数1〜3のアルケニル基又はエー
テル基を示す。R12、13は炭素数1〜3のアルキル
基、炭素数1〜3のアルコール類、炭素数1〜3のカル
ボン酸及びそのエステル等を示す。R14は水素、炭素
数1〜3のアルキル基、イミノ基を示す。具体的には、
C.Iナンバー RED4、RED11、RED15、R
ED55、RED58、RED60、RED86、RE
D91、RED92、RED127、RED152、R
ED189、RED229、RED302が好適に用い
られる。
【0019】また、BLUEの染料としては式1で表さ
れるアントラキノン系の分散染料又は式3で表されるチ
アゾールタイプのアゾ系の分散染料が好適に用いられ
る。具体的には、C.Iナンバー BLUE56、BLU
E73が好適に用いられる。
【0020】染料の平均粒径は好ましくは0.05μm
〜1μm,最大粒径が3μm以下、更に好ましくは0.
05μm〜0.5μm,最大粒径が1μm以下である。
染料の粒径がこれより大きい場合、インクジェットプリ
ンタからインクを吐出する際に目詰まりを起こす可能性
がある。
【0021】インクはRED、YELLOW、BLUE
の3色の染色用インクを各々調製する。各染料を別々の
容器にいれ、各々に純水(又はイオン交換水)、分散剤
を加えた後、充分に攪拌を行う。
【0022】インク処方における染料の割合は好ましく
は2.0重量%〜20.0重量%、より好ましくは5.
0重量%〜20.0重量%の染料を含む。染料が2.0
重量%未満であると、所望する濃度が得られないことが
多い。また、染料が20.0重量%を超えると、染料の
分散性が悪くなってしまう。また、使用する分散剤は熱
で分解せず、耐熱性のあるものが好ましいが、熱によっ
て分散剤が分解されても染色に影響を及ぼさなければ構
わない。
【0023】各容器内に入れた染色剤、分散剤を十分攪
拌した後、冷却用の水が入った容器に染色用インクが入
った容器を入れ、ビーズミルにて指定時間処理を行ない
染色剤を染料粒子を細かくし分散させる。その後、孔径
約1μmのフィルター(ガラス繊維濾紙 GF/B)で
染色用インクを各々吸引濾過し、粒径の大きいものやゴ
ミ等を取り除く。その後、指定のインク濃度になるよう
に純水(又はイオン交換水)を加え調整し、インク調製
の完了とする。
【0024】(2) 印刷基体の作製 上記にて調製した染色用インク3種類を市販のインクジ
ェットプリンタ用のインクカートリッジ41にそれぞれ
入れ、図示するインクジェットプリンタ40(以後、プ
リンタと記す)にこのカートリッジを装着する。プリン
タ40は市販のものを使用する。
【0025】次に、このプリンタ40を使用して所望の
色をプリントさせるために、市販されているパーソナル
コンピュータ50(以下PCという)を使用して、印刷
される色相及び濃度の調製を行う。色相の調製はPC5
0のドローソフトにより行うため、所望する色データを
PC50内に保存しておくことができ、必要になったと
きに何度でも同じ色調が得られるようになっている。ま
た、色の濃淡もデジタル管理されるため、必要なときに
何回でも同じ濃度の色を所望することができる。
【0026】昇華性染料を印刷する基体には市販のA4
の紙1(図1参照)を使用する。紙1は紙に限らずプリ
ンタ40にて印刷可能なものであれば特に限定されない
が、気相転写時に熱を加えるため、例えば片面若しくは
両面が黒い紙等、の熱吸収のよいものを使用することが
好ましい。
【0027】プリンタ40に紙1を入れ、PC50の操
作により、予め設定しておいた色相及び濃度にて印刷を
行う。印刷された紙1には染色用インクが塗布された着
色層2が円形状に印刷される。着色層2の大きさはレン
ズの径よりも若干大きいものが好ましい。プリンタ40
によって着色層2が形成された紙1を印刷基体10とし
て使用する。
【0028】(3)プラスチックレンズの染色 次に着色された印刷基体10とプラスチックレンズ3と
を真空気相転写機本体20内に設置してレンズの染色を
行う方法について説明する。図2に真空気相転写機本体
20正面から見た内部該略図を示す。
【0029】20は真空気相転写機本体であり、正面に
は印刷基体10やプラスチックレンズ3を出し入れする
ための図示無き取出し口が設けられている。染色を行う
プラスチックレンズ3の材質は、ポリカーボネート系樹
脂(例えば、ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート重合体(CR−39))、ポリウレタン系樹脂、ア
リル系樹脂(例えば、アリルジグリコールカーボネート
及びその共重合体、ジアリルフタレート及びその共重合
体)、フマル酸系樹脂(例えば、ベンジルフマレート共
重合体)、スチレン系樹脂、ポリメチルアクリレート系
樹脂、繊維系樹脂(例えば、セルロースプロピオネー
ト)等の眼鏡レンズに使用される一般的な材質が用いら
れる。
【0030】21は印刷基体10上の染料を加熱し昇華
させるためのハロゲンランプである。22はロータリー
ポンプであり、本体20内をほぼ真空にさせるために使
用する。23はリークバルブであり、このバルブを開く
ことでほぼ真空になった本体20内に外気を入れ大気圧
に戻すものである。
【0031】30はプラスチックレンズ3と印刷基体1
0とをセットして染色を行うための染色用治具である。
染色用治具30はプラスチックレンズ3を載置するため
のレンズ載置部31と印刷基体10を載置するための基
体載置部32からなる。
【0032】レンズ載置部31は円筒形の形状を有し、
プラスチックレンズ3を所定の高さに維持するための載
置台31aとプラスチックレンズを支持する支持部31
bからなる。図のようにプラスチックレンズ3の凸面側
を支持部31bにて支持させ、支持部31bを載置台3
1a上に乗せることにより、レンズ3を所定の高さに保
持させておくことができる。
【0033】基体載置部32は印刷基体10を載せるた
めの円筒の形状を有する載置台32aと印刷基体10を
上方から押えるための基体押さえ32bからなる。載置
台32aは図示するように、その内側にレンズ載置部3
1が位置するように置かれ、載置台32aの上部に載せ
られた印刷基体10を基体押さえ32bと載置台32a
とで挟み込むことにより、印刷基体10が動かないよう
にしっかりと固定保持する。このとき印刷基体10の着
色層2はレンズ3側(下側)に向けてレンズに対して非
接触にて対向されている。
【0034】このような構成を持つ真空気相転写機本体
20を使用して以下の操作を行い、プラスチックレンズ
3の染色を行う。染色用治具30にプラスチックレンズ
3、印刷基体10をセットした後、本体20を密封して
ロータリーポンプ22を用いて真空状態にする。このと
きの真空状態とは0.1kPa〜5kPa付近まで減圧
したときのことである。0.1kPaを下回っても差し
支えないが、高性能排気装置を必要とする。また、装置
内の気圧が高ければ高い程、染料を昇華させるのに必要
な温度が高くなるため、圧力の上限は5kPa、さらに
好ましくは0.1kPa〜3kPaである。
【0035】本体20が所定の真空度に達したらハロゲ
ンランプ21を点灯させ、印刷基体10を上方から加熱
する。印刷基体10上での加熱温度は染料の変質やレン
ズの変形が生じない中で、できるだけ高い温度になるよ
うにすることが好ましい。ここで、昇華に当たって加熱
を行う場合の温度をできるだけ高温とするのは、所望の
色相及び濃さに発色させるための加熱時間を短くするこ
とができ、生産性を向上することができるからである。
【0036】ハロゲンランプ21の点灯により印刷基体
10が加熱されるため、着色層2より染料が昇華、蒸散
し、プラスチックレンズ3の凹面側に蒸着する。ハロゲ
ンランプ21の点灯による印刷基体10への加熱は着色
層2上の染料が殆ど昇華、蒸散するまで行えばよい。
【0037】加熱が終了したら、ハロゲンランプ21の
点灯を止めるとともにリークバルブ22を開いて常圧に
戻し、本体20の扉を開けプラスチックレンズ3を取り
出す。プラスチックレンズ3には昇華した染料が蒸着し
ているが、このままでは取れやすいので、図1に示すオ
ーブン60に入れ、常圧下にて加熱し定着させる。
【0038】この工程はプラスチックレンズ3の耐熱温
度以下で、できるだけ高温に設定された温度にオーブン
内を加熱し、所望の色相及び濃度を得るために予め定め
ておいた時間が経過した後にオーブン内からプラスチッ
クレンズ3を取り出すといった手順で実行される。オー
ブン60の加熱温度は染料の変質やレンズの変形が生じ
ない範囲でできるだけ高い温度が好ましい。例えば、加
熱温度は50〜150℃、加熱時間は30分〜1時間程
である。
【0039】本実施の形態では、疎水性を有するととも
に昇華性を有する分散染料を染色用インクとして使用す
るものとしているが、インクジェットプリンタのインク
カートリッジにおける乾燥等によるインクの目詰まりを
防ぐために、染色用インクに保湿剤やインクの粘度、表
面張力等を調整するための調整剤を添加することもでき
る。粘度は室温(25℃)にて1.1cps〜3.0cpsが
好ましく、さらに好ましくは1.1cps〜2.0cpsであ
る。また、表面張力は好ましくは20×10-3N/m〜60
×10-3N/m、さらに好ましくは30×10-3N/m〜50×10
-3N/mである。
【0040】以下に具体的な実施例を示す。 <実施例1>実施例では、S−2.00(屈折率1.7
4)のプラスチックレンズを使用した。使用する染料
は、タ゛イスターシ゛ャハ゜ン(株)製 Dianix Yellow F-3GE(Yel
low64)を用いた。また、分散剤には花王製 デモール
MSを用いた。染料、分散剤、純水の組成比は染料5.
0重量%、分散剤2.5重量%、純水92.5重量%と
した。
【0041】この組成にて染料及び、分散剤、純水を、
調製するインク毎に各々容器に入れた後、10分以上攪
拌する。その後、ビーズミルにて指定時間処理(約10
0gに対して30分処理)し、染料の粒子を一次粒子ま
で細かくする。その後、孔径約1μmのフィルター(ガ
ラス繊維濾紙 GF/B)にて混合液を吸引濾過し粒径
の大きいものやゴミ等を取り除く。吸引濾過後の混合液
に純水を適量加え、濃度の調整を行い染色用インクを調
製した。このときの染料の平均粒径を粒度分布測定装置
(島津製作所 SALD−2000)にて測定を行った
ところ平均粒径は0.3μmであった。
【0042】調製された染色用インク(YELLOW用
インク)をインクジェットプリンタ(武藤工業製 RJ-1
300V2)のインクカートリッジに注入し、市販の紙(三
菱製紙製つや紙(黒))を使用して印刷基体10を作製
した。印刷基体10はPCのソフト(Microsoft Word)
及び印刷制御用ソフトを使用して、プリンタ40にて紙
上にφ95の円形状に着色層を形成するように印刷する
ことにより作製した。また、インクの吐出量は50%と
なるように調整し印刷した。
【0043】この印刷基体の乾燥を待って、前述した真
空気相転写機20、染色用治具30等を使用して印刷基
体10からプラスチックレンズ3への転写作業を行っ
た。このときの真空気相転写機20内の真空度は1kP
a、印刷基体10上の温度は250℃であった。プラス
チックレンズ3への転写作業後、定着させるためにオー
ブン60内にプラスチックレンズ3を置き、140℃で
2時間レンズを加熱し、発色作業を完了した。
【0044】発色作業が完了した染色済みのプラスチッ
クレンズについて色相、発色性、昇華性、ムラの有無に
ついて評価した。 色相評価:色相は彩度が高く単色の色で発色している場
合○とし、色相が混色の場合×とした。 発色性評価:発色後アセトンを浸した布で拭き、染料が
取れない場合○、わずかに取れる場合△、多く取れる場
合×とした。 昇華性評価:転写後の基体に色が残っていない場合○、
少し残っている場合△、印刷時と殆ど差がないほど残っ
ている場合×とした。 ムラの有無:発色後、色が均一に染まっている場合○、
ムラになっている場合×とした。 以上の評価結果を表1に示す。
【0045】<実施例2>分散染料を三井BASF染料
(株)製 Palanil Yellow FD-3GE(Yellow54)とした
以外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラ
スチックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染
色済みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇
華性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に
示す。
【0046】<実施例3>分散染料を住友化学工業
(株)製 Sumikaron UL Yellow 4GF(Yellow51)とし
た以外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプ
ラスチックレンズの染色を行った。発色作業が完了した
染色済みのプラスチックレンズについて色相、発色性、
昇華性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1
に示す。
【0047】<実施例4>分散染料を日本化薬(株)製
Kayaron AQ-LE(カヤロン マイクロエステル AQ-LE)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0048】<実施例5>分散染料をチハ゛・スヘ゜シャルティ・ケ
ミカルス゛(株)製 Terasil Pink 3G(Red302)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0049】<実施例6>分散染料を三井BASF染料
(株)製 Palanil Red C-BEL(Red92)とした以外は、
実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチック
レンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済みの
プラスチックレンズについて色相、発色性、昇華性、ム
ラの有無について評価した。評価結果を表1に示す。
【0050】<実施例7>分散染料を住友化学工業
(株)製 Sumikaron Red E-FBL(Red60)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0051】<実施例8>分散染料を日本化薬(株)製
kayaron Light Red B-S(Red152)とした以外は、実
施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチックレ
ンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済みのプ
ラスチックレンズについて色相、発色性、昇華性、ムラ
の有無について評価した。評価結果を表1に示す。
【0052】<実施例9>分散染料を住友化学工業
(株)製 Sumikaron Blue E-FBL(Blue56)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0053】<実施例10>分散染料を住友化学工業
(株)製 Sumikaron Blue S-BG(Blue73)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0054】<比較例1>分散染料をタ゛イスターシ゛ャハ゜ン
(株)製 Dianix Brilliant Yellow 5G-E(Yellow71)
とした以外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用い
てプラスチックレンズの染色を行った。発色作業が完了
した染色済みのプラスチックレンズについて色相、発色
性、昇華性、ムラの有無について評価した。評価結果を
表1に示す。
【0055】<比較例2>分散染料をタ゛イスターシ゛ャハ゜ン
(株)製 Dianix Yellow AM-42(Yellow42)とした以
外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラス
チックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色
済みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0056】<比較例3>分散染料をチハ゛・スヘ゜シャルティ・ケ
ミカルス゛(株)製 Terasil Yellow 4G(Yellow211)とし
た以外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプ
ラスチックレンズの染色を行った。発色作業が完了した
染色済みのプラスチックレンズについて色相、発色性、
昇華性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1
に示す。
【0057】<比較例4>分散染料を住友化学工業
(株)製 Sumikaron Rubine SE-GL(Red73)とした以
外は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラス
チックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色
済みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0058】<比較例5>分散染料をタ゛イスターシ゛ャハ゜ン
(株)製 Dianix Red KB-SEとした以外は、実施例1と
同じ組成比、染色方法を用いてプラスチックレンズの染
色を行った。発色作業が完了した染色済みのプラスチッ
クレンズについて色相、発色性、昇華性、ムラの有無に
ついて評価した。評価結果を表1に示す。
【0059】<比較例6>分散染料をタ゛イスターシ゛ャハ゜ン
(株)製 Dianix Red S-4Gとした以外は、実施例1と
同じ組成比、染色方法を用いてプラスチックレンズの染
色を行った。発色作業が完了した染色済みのプラスチッ
クレンズについて色相、発色性、昇華性、ムラの有無に
ついて評価した。評価結果を表1に示す。
【0060】<比較例7>分散染料を日本化薬(株)製
Kayalon Polyester Red TL-SF(Red323)とした以外
は、実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチ
ックレンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済
みのプラスチックレンズについて色相、発色性、昇華
性、ムラの有無について評価した。評価結果を表1に示
す。
【0061】<比較例8>分散染料をタ゛イスターシ゛ャハ゜ン
(株)製 Dianix Navy Blue BG-SE200とした以外は、
実施例1と同じ組成比、染色方法を用いてプラスチック
レンズの染色を行った。発色作業が完了した染色済みの
プラスチックレンズについて色相、発色性、昇華性、ム
ラの有無について評価した。評価結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】<結果>表1に示すように、黄色(Yello
w)の分散染料では、キノフタロン系の分散染料とアン
トラキノン系の分散染料とが良い結果となった。比較例
3で使用した分散染料は発色、ムラ、昇華性の点ではよ
かったが、赤みを帯びた色相となってしまうため、黄色
の染色を行う上では不向きとなった。また、赤色(Re
d)の分散染料では、アントラキノン系の分散染料とチ
アゾールタイプの分散染料とが良い結果となった。ま
た、青色(Blue)の分散染料では、アントラキノン系の
分散染料が良い結果となった。
【0064】さらに実施例1〜9、比較例1〜8にて使
用した分散染料を用いて、浸染法にて実施例1のレンズ
(S−2.00 屈折率1.74)の染色を行ったが、
レンズが僅かに染色された程度であり、所望する濃度の
染色は不可能であった。
【0065】次に、染色用インク中の分散染料の濃度を
種々変えた場合におけるレンズの染色濃度の評価を行っ
た。 <条件A>使用する分散染料はKayaron AQ-LE(実施例
4の分散染料 Yellow)、Kayaron Light Red B-S(実
施例8の分散染料 Red)、Sumikaron Blue E-FBL(実
施例9の分散染料 Blue)を用いた。分散染料は花王
デモールMSを用いた。条件Aのインク処方(組成比)
は染料(Yellow、Red、Blue)1.0重量%、分散剤
0.5重量%、純水98.5重量%とした。インクの作
成は実施例1と同様の手順にて行った。
【0066】インクジェットプリンタは(株)インタッ
ク製インクジェットプリンタ(スーパーメチエ)を使用
した。また、基体に印刷を行う際の各インク吐出ヘッド
からの吐出量は、単色は各色とも100%で出力し、混
合色は各色50%で出力した。プラスチックレンズはC
R39を使用し、発色条件は135℃、1時間で行い、
それ以外の染色作業は実施例1と同様に行った。得られ
た染色済みのプラスチックレンズ(発色後)の色度を測
色機(DOT−3(株)村上色彩技術研究所)を用いて
測定した。その結果を表2に示す。
【0067】<条件B>インクの組成比を分散染料2.
0重量%、分散剤1.0重量%、純水97.0重量%と
した以外は、条件Aと同じ条件とした。条件Aと同様に
得られた染色済みのプラスチックレンズ(発色後)の色
度を測色機を用いて測定した。その結果を表2に示す。
【0068】<条件C>インクの組成比を分散染料5.
0重量%、分散剤2.5重量%、純水92.5重量%と
した以外は、条件Aと同じ条件とした。条件Aと同様に
得られた染色済みのプラスチックレンズ(発色後)の色
度を測色機を用いて測定した。その結果を表2に示す。
【0069】<条件D>インクの組成比を分散染料1
0.0重量%、分散剤5.0重量%、純水85.0重量
%とした以外は、条件Aと同じ条件とした。条件Aと同
様に得られた染色済みのプラスチックレンズ(発色後)
の色度を測色機を用いて測定した。その結果を表2に示
す。
【0070】<条件E>インクの組成比を分散染料2
0.0重量%、分散剤10.0重量%、純水70.0重
量%とした以外は、条件Aと同じ条件とした。条件Aと
同様に得られた染色済みのプラスチックレンズ(発色
後)の色度を測色機を用いて測定した。その結果を表2
に示す。
【0071】<条件F>インクの組成比を分散染料3
0.0重量%、分散剤15.0重量%、純水55.0重
量%とした以外は、条件Aと同じ条件としたが、インク
濃度30%では粘度が高く安定して印刷ができなかっ
た。また、染料の凝集も見られた。
【0072】
【表2】
【0073】<結果>条件A(染料濃度1.0%)では
混合染色(各色50%出力)で染色濃度20%程度染色
できている。しかしながら、従来の浸染法にて染色対応
している製品全体に対しては条件Aのインク処方では1
0%程度対応できるのみである。条件B(染料濃度2.
0%)では混合染色で染色濃度40%程度染色できてい
る。この場合、条件Bのインク処方では従来の浸染法に
て染色対応している製品全体の30%程度対応できる。
条件C(染料濃度5.0%)では混合染色で染色濃度6
0%程度染色できている。この場合、条件Cのインク処
方では従来の浸染法にて染色対応している製品全体の7
0%程度対応できる。条件D(染料濃度10.0%)で
は混合染色で染色濃度75%程度染色できている。この
場合、条件Dのインク処方では従来の浸染法にて染色対
応している製品全体の90%程度対応できる。条件E
(染料濃度20.0%)では混合染色で染色濃度85%
程度染色できている。この場合、条件Eのインク処方で
は従来の浸染法にて染色対応している製品全体のほとん
どを対応できる。条件BやCの場合、転写作業を2〜3
回繰り返すことにより、染色濃度60%〜70%の染色
もできるが、染料濃度1.0%(条件A)までうすくす
ると転写作業を5〜10回くり返さなければ、染色濃度
が70%に達しないものがある。現実的にこのような方
法は作業性が悪く、実用的ではない。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明では昇華性の分散
染料としてアントラキノン系、キノフタロン系、チアゾ
ールタイプのアゾ系分散染料を用いることにより、気相
転写法において発色性が良いとともに、ムラのないプラ
スチックレンズの染色を行うことができた。また、染色
用インク中の染料濃度を2.0重量%〜20.0重量%
とすることにより、従来の浸染法にて得られていた染色
濃度をほぼカバーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気相転写法の流れを示した模式図である。
【図2】染色用治具の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 紙 2 着色層 10 印刷基体 20 真空気相転写機 30 染色用治具 40 インクジェットプリンタ 50 パーソナルコンピュータ 60 オーブン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 5/00 111 G02C 7/10 G02B 1/10 B41J 3/04 101Y G02C 7/10 101Z G02B 1/10 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックレンズを染色するためにイ
    ンクジェットプリンタにて染色用インクを所定の基体に
    塗布し、該基体上に塗布された前記染色用インクを真空
    中にて昇華させて前記プラスチックレンズに蒸着させる
    ことにより染色を行うプラスチックレンズの染色方法に
    おいて、前記染色用インクの染料成分にはアントラキノ
    ン系、キノフタロン系又はチアゾールタイプのアゾ系か
    ら選ばれる少なくとも1種類の昇華性分散染料が含まれ
    ていることを特徴とするプラスチックレンズ染色方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のプラスチックレンズ染色方法
    において、前記染色用インクにおける前記分散染料の配
    合比は2.0重量%〜20.0重量%であることを特徴
    とするプラスチック染色方法。
  3. 【請求項3】 請求項1のプラスチックレンズ染色方法
    において、前記昇華性分散染料の平均粒子径は0.05
    μm以上1μm以下であることを特徴とするプラスチッ
    クレンズ染色方法。
  4. 【請求項4】 プラスチックレンズを染色するためにイ
    ンクジェットプリンタにて染色用インクを所定の基体に
    塗布し、該基体上に塗布された前記染色用インクを真空
    中にて昇華させて前記プラスチックレンズに蒸着させる
    ことにより染色を行うための染色用インクにおいて、該
    染色用インクの染料成分にはアントラキノン系、キノフ
    タロン系又はチアゾールタイプのアゾ系から選ばれる少
    なくとも1種類の昇華性分散染料であり、該昇華性分散
    染料の平均粒子径は0.05μm以上1μm以下である
    ことを特徴とするプラスチックレンズ染色用インク。
  5. 【請求項5】 請求項4のプラスチックレンズ染色用イ
    ンクにおいて、該染色用インクにおける前記分散染料の
    配合比は2.0重量%〜20.0重量%であることを特
    徴とするプラスチックレンズ染色用インク。
JP2001383814A 2001-03-06 2001-12-17 プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク Expired - Lifetime JP4365060B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383814A JP4365060B2 (ja) 2001-12-17 2001-12-17 プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク
PCT/JP2002/002053 WO2002071108A1 (fr) 2001-03-06 2002-03-06 Encre de coloration de lentille plastique et procede de coloration de lentille plastique utilisant cette encre
DE60234506T DE60234506D1 (de) 2001-03-06 2002-03-06 Farbstoff zum einfärben einer plastiklinse und verfahren zum einfärben der plastiklinse mit dem farbstoff
CNB028057880A CN100403061C (zh) 2001-03-06 2002-03-06 用于塑料透镜着色的墨水及其着色方法
US10/467,806 US7077874B2 (en) 2001-03-06 2002-03-06 Ink for dyeing a plastic lens and method of dyeing a plastic lens using the ink
ES02702750T ES2337343T3 (es) 2001-03-06 2002-03-06 Tinta para la coloracion de lentes de plastico y procedimiento para la coloracion de lentes de plastico con dicha tinta.
EP02702750A EP1367412B1 (en) 2001-03-06 2002-03-06 Ink for dyeing plastic lens and method for dyeing plastic lens using the ink
AT02702750T ATE449975T1 (de) 2001-03-06 2002-03-06 Farbstoff zum einfärben einer plastiklinse und verfahren zum einfärben der plastiklinse mit dem farbstoff

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383814A JP4365060B2 (ja) 2001-12-17 2001-12-17 プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003185982A true JP2003185982A (ja) 2003-07-03
JP4365060B2 JP4365060B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=27593712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001383814A Expired - Lifetime JP4365060B2 (ja) 2001-03-06 2001-12-17 プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4365060B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204640A (ja) * 2009-02-09 2010-09-16 Hoya Corp 染色プラスチックレンズの製造方法
JP2010229213A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 着色剤組成物、着色物品、および着色物品の製造方法
JP2013195702A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Hoya Lense Manufacturing Philippine Inc カラーレンズおよびカラーレンズの製造方法
JP2014109726A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Hoya Corp 染色プラスチックレンズの製造方法
JP2018123181A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインク及び染色物
EP3461945A1 (en) 2017-09-28 2019-04-03 Nidek Co., Ltd. Dyeing method and manufacturing method of dyeing base body
WO2019167387A1 (ja) 2018-02-28 2019-09-06 株式会社ニデック 多機能樹脂体の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204640A (ja) * 2009-02-09 2010-09-16 Hoya Corp 染色プラスチックレンズの製造方法
JP2010229213A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 着色剤組成物、着色物品、および着色物品の製造方法
JP2013195702A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Hoya Lense Manufacturing Philippine Inc カラーレンズおよびカラーレンズの製造方法
JP2014109726A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Hoya Corp 染色プラスチックレンズの製造方法
JP2018123181A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインク及び染色物
EP3461945A1 (en) 2017-09-28 2019-04-03 Nidek Co., Ltd. Dyeing method and manufacturing method of dyeing base body
US10577746B2 (en) 2017-09-28 2020-03-03 Nidek Co., Ltd. Dyeing method and manufacturing method of dyeing base body
WO2019167387A1 (ja) 2018-02-28 2019-09-06 株式会社ニデック 多機能樹脂体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4365060B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6520999B1 (en) Method of dyeing plastic lens and a dyeing system used therein
EP1122355B1 (en) Dyeing method of dyeing plastic lens, dyeing device, and dyeing jig
JP2001214386A (ja) プラスチックレンズの染色方法及び染色用基体
US7077874B2 (en) Ink for dyeing a plastic lens and method of dyeing a plastic lens using the ink
JP2003185982A (ja) プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク
JP4421176B2 (ja) プラスチックレンズの染色方法、染色装置及び染色レンズ
JP2002258002A (ja) プラスチックレンズの染色方法及び該方法を用いて得られるプラスチックレンズ
JP4359445B2 (ja) プラスチックレンズ染色方法及び該方法に用いるプラスチックレンズ染色用インク
JP4063466B2 (ja) プラスチックレンズの染色方法
DE60317980T2 (de) Verfahren zum Färben von Kunstofflinsen sowie Färbevorrichtung
JP4268767B2 (ja) プラスチックレンズの染色方法
JP7306396B2 (ja) 機能樹脂体の製造方法
JP2001159746A (ja) プラスチックレンズ染色方法及び染色レンズ
EP4036190B1 (en) Method of producing photochromic resin body
JP4068310B2 (ja) 紫外線吸収効果を有するプラスチックレンズの製造方法及び該方法に使用する紫外線吸収用インク
JP4282348B2 (ja) プラスチックレンズの染色方法
WO2019167388A1 (ja) 機能付き染色樹脂体の製造方法
EP3761081A1 (en) Method for manufacturing multifunctional resin body
JP2005099842A (ja) プラスチックレンズの染色方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090518

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4365060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term