JP2003185586A - 回転電機の固定子の製造方法、接着部分の自動外観検査装置 - Google Patents

回転電機の固定子の製造方法、接着部分の自動外観検査装置

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JP2003185586A
JP2003185586A JP2001380304A JP2001380304A JP2003185586A JP 2003185586 A JP2003185586 A JP 2003185586A JP 2001380304 A JP2001380304 A JP 2001380304A JP 2001380304 A JP2001380304 A JP 2001380304A JP 2003185586 A JP2003185586 A JP 2003185586A
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JP2001380304A
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Inventor
Naohiko Mita
直彦 三田
Original Assignee
Asmo Co Ltd
アスモ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的にかつ非接触的に接着部分の検査を行
うことができ、生産効率の向上を達成することができる
回転電機の固定子の製造方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の製造方法では、まず、ヨーク2
の内周面2aと磁石3の端面3aとの間のギャップ5か
ら接着剤4が一部はみ出すようにして、ヨーク2の内周
面2aに磁石3を接着する。次に、照射手段11によっ
て接着剤4のはみ出し部H1に対しスリット状光14を
照射するとともに、照射した部分を撮影装置12で撮影
する。次に、撮影装置12による撮影結果を解析装置1
3で解析し、その解析結果に基づいて接着剤4の有無及
び硬化状態の良否判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
の製造方法に係り、特には固定子を構成するヨークと磁
石との接着部分を自動的に外観検査する方法に関する。
また、本発明は、このような接着部分などの検査に適し
た自動外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】モータ
の固定子を製造する際、通常、略筒状のモータヨークの
内周面に対し接着剤を用いて磁石を固着する接着工程を
実施する必要がある。しかしながら、従来、接着剤の有
無や接着剤の反応状態(硬化状態)の検査を一括して行
う手段はいまだ具体的に提案されていない。よって、現
状では作業者が目視による検査を行って評価・判断する
手法が採られている。このような人手による検査を行う
にあたっては、作業者に相当の経験や熟練が必要とされ
る。そればかりでなく、人が目視により行う検査の場
合、疲労や錯覚による誤評価はある程度避けられない。
以上のようなことから、近年においては、接着部分の検
査を行う装置に対するニーズが高まりつつある。
【0003】ここで、接着部分の検査装置に応用可能な
基本原理としては、例えば以下の3つのものがある。第
1に、接触式測定子により接着剤の塗布量や接着剤表面
の硬度を測定するという手法が考えられる。しかしこの
手法では、測定子のメインテナンスを頻繁に行う必要が
あるため、煩雑であって、かえって生産効率を低下させ
るおそれがあり、製品全数を対象とする検査には不向き
であるという欠点がある。また、接触による応力の印加
を嫌う部品等の検査には適さないという欠点もある。
【0004】第2に、超音波エコーにより接着剤の有無
や硬化状態を検査するという手法が考えられる。しかし
この手法も、接触による応力の印加を嫌う部品等の検査
には適さないという欠点がある。また、被接着物の形状
・物性等に応じてエコーの強さ等を微妙に調整する必要
があるため、煩雑であり、かえって生産効率を低下させ
るおそれがあるという欠点もある。
【0005】第3に、レーザー変位計により接着部分の
変位量を計測することによって、接着剤が塗布されてい
るか否かを判定する手法が考えられる。この手法は、光
を用いて非接触的に接着部分の外観の検査を行う点で、
接触式である前二者より一見優れている。しかしこの手
法によると、接着剤の塗布量は検出できるものの、接着
剤が硬化しているか否かを判別することはできないとい
う欠点がある。ゆえに、接着剤の硬化状態については依
然として人手による目視検査を行う必要があり、十分に
生産効率の向上を達成するには至らない。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、自動的にかつ非接触的に接着部分
の検査を行うことができ、生産効率の向上を達成するこ
とができる回転電機の固定子の製造方法にある。
【0007】また、本発明の別の目的は、固定子を構成
するヨークと磁石との接着部分などの検査に適した自動
外観検査装を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ヨークの内周面に接
着剤によって磁石が固着された回転電機の固定子の製造
方法において、前記ヨークの内周面と前記磁石の端面と
の間のギャップから前記接着剤が一部はみ出すようにし
て、前記ヨークの内周面に前記磁石を接着する工程と、
照射手段によって前記接着剤のはみ出し部に対しスリッ
ト状光を照射するとともに、照射した部分を撮影装置で
撮影する工程と、前記撮影装置による撮影結果を解析装
置で解析し、その解析結果に基づいて前記接着剤の有無
及び硬化状態の良否判定を行う工程とを含むことを特徴
とする回転電機の固定子の製造方法をその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記解析装置は、前記撮影装置が撮影して得た映像
におけるスリット状光のパターンの特定部分に略連続性
があるものを、硬化した接着剤が存在する良品と判定
し、前記パターンの特定部分に連続性がないものを、接
着剤なしと判定し、前記パターンの特定部分において前
記スリット状光が幅方向に広がって見えるものを、接着
剤未硬化と判定するとした。
【0010】請求項3に記載の発明では、第1被接着物
の内周面に接着剤によって第2被接着物を固着してなる
被検査物における接着部分を自動的に外観検査する装置
であって、前記第1被検査物の内周面と前記第2被検査
物の端面との間のギャップからはみ出しているであろう
前記接着剤に対して、スリット状光を照射する照射手段
と、前記照射手段によって照射された部分を撮影する撮
影装置と、前記撮影装置による撮影結果を解析し、その
解析結果に基づいて前記接着剤の有無及び硬化状態の良
否判定を行う解析装置とを備えた、接着部分の自動外観
検査装置をその要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記解析装置は、前記撮影装置が撮影して得た映像
におけるスリット状光のパターンの特定部分に略連続性
があるものを、硬化した接着剤が存在する良品と判定
し、前記パターンの特定部分に連続性がないものを、接
着剤なしと判定し、前記パターンの特定部分において前
記スリット状光が幅方向に広がって見えるものを、接着
剤未硬化と判定するとした。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4において、前記照射手段は、レーザー光を発するレー
ザープロジェクタであるとした。請求項6に記載の発明
は、請求項5において、前記レーザープロジェクタは、
前記レーザー光を平行に走査しつつ照射するとした。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記レーザープロジェクタは、前記レーザー光を前
記ギャップに対して略直交する方向に走査しつつ照射す
るとした。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7において、前記レーザー光の幅は、前記ギャップの幅
よりも小さく設定されるとした。請求項9に記載の発明
は、請求項6乃至8のいずれか1項において、前記レー
ザー光の走査間隔は、前記ギャップの幅よりも大きく設
定されるとした。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項3乃至
9のいずれか1項において、前記撮影装置はCCDカメ
ラであるとした。請求項11に記載の発明は、請求項3
乃至10のいずれか1項において、前記解析装置はコン
ピュータであるとした。
【0016】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1,3に記載の発明によると、接着剤のはみ
出し部にスリット状光を照射した場合、接着剤の有無及
び接着剤の硬化状態の如何によって、接着部分について
異なった画像が得られる。これは、はみ出し部に当たる
光の反射や散乱の仕方が異なることに起因する。従っ
て、このようにして得られた画像を解析することによ
り、接着剤の有無及び硬化状態の良否判定を人手に頼る
ことなく自動的に行うことができる。また、光を照射し
て接着部分を撮影する方法であるため、接着部分の検査
を非接触的に行うことができる。
【0017】次に請求項2,4に記載の発明の作用を説
明する。接着剤のはみ出し部にスリット状光を照射した
場合、ギャップ部分に硬化した接着剤が存在していれ
ば、凹凸の比較的少ない硬化した接着剤の表面により光
が十分に反射される。従って、撮影装置が撮影して得た
映像におけるスリット状光のパターンの特定部分(即ち
ギャップに対応する部分)が途切れず、全体として略連
続性があるものとなる。
【0018】また、当該ギャップから接着剤がはみ出し
ていない、つまり本来そこにあるべき接着剤がないよう
な場合には、光がギャップ部分において反射されなくな
る。従って、スリット状光のパターンにおいてギャップ
に対応する部分が途切れてしまい、スリット状光の連続
性がなくなってしまう。
【0019】さらに、当該ギャップにおいて接着剤のは
み出し部が存在するものの接着剤が未硬化状態である場
合には、光の一部が接着剤に入り込みその内部で散乱を
起こしてしまうため、結果として光の反射が不十分にな
る。従って、スリット状光のパターンにおけるギャップ
に対応する部分が幅方向に広がってしまう。
【0020】従って、このように接着部分について異な
った画像が得た後、これを解析手段にて解析すれば、接
着剤の有無及び硬化状態の良否判定を人手に頼ることな
く自動的にかつ比較的精度よく行うことができる。
【0021】上記の発明において、レーザー光を発する
レーザープロジェクタを照射手段として用いることが好
ましい。この場合、レーザープロジェクタは、レーザー
光を平行に走査しつつ照射するものであること、レーザ
ー光をギャップに対して略直交する方向に走査しつつ照
射するものであることがより好ましい。また、レーザー
光の幅はギャップの幅よりも小さく設定されたり、レー
ザー光の走査間隔はギャップの幅よりも大きく設定され
たりすることがより好ましい。
【0022】以上のようにすれば、強くて幅狭のスリッ
ト状光の照射によってシャープな画像を得ることができ
るため、ひいては検査精度が向上する。また、接着部分
が微細である場合についても精度よく検査することが可
能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した接着部
分の自動外観検査装置1及びそれを検査工程で利用した
モータの製造方法の実施形態を図1,図2に従って詳細
に説明する。
【0024】図1に示される本実施形態の自動外観検査
装置1は、モータの固定子を構成する部材同士、具体的
にはヨーク2と磁石3とを接着剤4で接着した後におい
てその接着部分を外観検査するための装置である。
【0025】この装置1は、照射手段としてのレーザー
プロジェクタ11と、撮影装置としてのCCDカメラ1
2と、解析装置としてのコンピュータ13とを備えてい
る。レーザー光を発するレーザープロジェクタ11は、
ギャップ5を挟んで90°の角度をなすヨーク2の内周
面2a及び磁石3の上端面3aの両方に対し、レーザー
光14を照射可能なように、ヨーク2の上端開口の斜め
上方位置に設置されている。本実施形態のレーザープロ
ジェクタ11は、レーザー光14を前記ギャップ5に対
して略直交する方向に沿って平行に走査しつつ照射する
(図2(a)参照)。そのため、実質的に被検査エリアに
はスリット状の光が照射されるようになっている。な
お、ここではレーザー光14の幅をギャップ5の幅より
も小さく設定するとともに、レーザー光14の走査間隔
をギャップ5の幅よりも大きく設定している。
【0026】レーザープロジェクタ11によって照射さ
れた部分を撮影するCCDカメラ12は、レーザー光1
4の反射光を含む像を受光することが可能なように、ヨ
ーク2の上端開口の上方位置に設置されている。なお、
図2(a)には、CCDカメラ12の撮影によって得られ
る画像が概略的に示されている。同図において、中央部
を横方向に斜めに切る2つの実線の間の領域は、ギャッ
プ5を意味している。縦方向に斜めに延びる複数本の平
行な帯(同図では破線で表されている。)は、レーザー
光14のパターンを意味している。また、CCDカメラ
12は、コンピュータ13の入力側に対して電気的に接
続されていて、撮影した画像のアナログ信号(即ち画像
データ)を外部に出力するようになっている。
【0027】コンピュータ13は、CCDカメラ12に
よる撮影結果を解析する画像解析部、その解析結果に基
づいて判定を行う良否判定部、ディスプレイ23、キー
ボード24、入出力部25等を備えている。
【0028】CCDカメラ12からのアナログ信号は、
入出力部25においてA/D変換されてデジタル信号と
なった後、画像解析部を構成するRAM26の特定領域
に、画像データとして一時的に記憶される。画像解析部
を構成するROM27の特定領域には、前記画像データ
を処理するための所定のプログラムが格納されている。
具体的にいうと、明部及び暗部のコントラストを強調す
る二値化処理と、画像のノイズ分を除去するノイズ除去
処理とを実行するためのプログラムが格納されている。
なお、上記二値化処理の手法としては、例えば、あらか
じめ経験的に得ているしきい値に基づいて画像データを
二値化し、明部を「1」、暗部を「0」に変換すること
等がある。上記ノイズ除去処理としては、例えば、収縮
・膨張などの従来公知の画像処理を行うこと等がある。
勿論、これらのような手法に限定されず、その他の手法
を採用しても差し支えない。
【0029】CPU28は、前記プログラムをROM2
7から呼び出した後に順次実行して画像処理を行い、ノ
イズが少なくコントラストが強調された補正画像データ
を作成する。なお、図2(b)〜(d)には、このよう
にして得た3種の補正画像データの実際の画像が示され
ている。CPU28は、補正画像データを再びRAM2
6に一時的に格納する。
【0030】ROM27における別の領域には補正画像
に基づいて所定の解析を行うためのプログラムが格納さ
れており、そのプログラムはCPU28により実行され
るようになっている。
【0031】CPU28は、補正画像におけるスリット
状レーザー光14のパターンの特定部分(即ちギャップ
5に対応する部分)に略連続性があるか否かを検討す
る。具体的には、補正画像内において各スリット状レー
ザー光14がほぼ同じ箇所にて分断しているような場
合、CPU28は略連続性がないと解析する。この場
合、通常、分断箇所はスリット状レーザー光14に対し
て直交する方向に並んで見える。略連続性がないと解析
した場合、続いてCPU28は、前記パターンの特定部
分においてスリット状レーザー光14が幅方向に広がっ
ているか否かを解析する。本実施形態では、スリット状
レーザー光14の線幅が他の部位の線幅の2倍以上にな
っている箇所があるときに、幅方向に広がっていると解
析し、2倍未満であるときに、広がっていないと解析す
るように構成されている。つまり、本実施形態において
スリット状レーザー光14を採用した意義はここにあ
る。仮に、スリット状でない光を単純に照射したので
は、ギャップ5部分における光の幅方向への広がりの発
生状況を調査できないからである。
【0032】良否判定部であるCPU28は、上記の解
析結果に基づいて接着剤4の有無及び硬化状態の良否判
定を行う。より具体的にいうと、CPU28は、略連続
性があると解析したときには、ギャップ5に対応する部
分において硬化した接着剤4が存在する「良品」と判定
する。また、CPU28は、ギャップ5に対応する部分
において連続性がなくしかもスリット状レーザー光14
が特に幅方向に広がって見えないと解析したときには、
「接着剤なし」、つまり「不良品の一態様」であると判
定する。さらに、CPU28は、ギャップ5に対応する
部分においてスリット状レーザー光14が幅方向に広が
って見えると解析したときに、「接着剤未硬化」と判定
する。つまり、CPU28は、接着剤4は存在するもの
のその硬化状態が良くない、「不良品の一態様」である
と判定する。
【0033】そして、CPU28はこのような判定結果
のデータを入出力部25を介してディスプレイ23に出
力するとともに、ディスプレイ23はその判定結果を画
面上に表示するようになっている。
【0034】なお、上記のような装置1による自動外観
検査を実施する場合、ヨーク2の内周面2aと磁石3の
上端面3aとの間のギャップ5から接着剤4が一部はみ
出すような状態で接着を行う必要がある。その理由は、
接着剤4のはみ出し部H1に当たるレーザー光14の反
射や散乱の仕方が、接着剤4の有無や硬化状態の如何に
よってそれぞれ異なることを、試行錯誤のうえ見出した
からである。これをより具体的に述べると次のようにな
る。
【0035】接着剤4のはみ出し部H1が存在しており
それが十分に硬化しているような場合、当該接着剤4の
表面は凹凸が比較的少なくなっているはずである。従っ
て、そこに照射されたレーザー光14は十分に反射され
る。つまり、接着剤4の表面において反射される光の強
さは、ヨーク2の内周面2aや磁石3の上端面3aにお
いて反射される光の強さと、ほぼ同等になる。ゆえに、
スリット状レーザー光14のパターンにおいてギャップ
5に対応する部分が何ら途切れず、全体として略連続性
があるものとなる。
【0036】また、ギャップ5から接着剤4がはみ出し
ていない、つまり本来そこにあるべき接着剤4がないよ
うな場合には、レーザー光14がギャップ5部分におい
て反射されなくなる。従って、スリット状レーザー光1
4のパターンにおいてギャップ5に対応する部分が途切
れてしまい、スリット状レーザー光14の連続性がなく
なってしまう。
【0037】さらに、ギャップ5において接着剤4のは
み出し部H1が存在するものの接着剤4が未硬化状態で
ある場合には、レーザー光14の一部が接着剤4中に入
り込みその内部で散乱を起こしてしまう。その結果とし
て光の反射が不十分になる。従って、スリット状レーザ
ー光14のパターンにおいてギャップ5に対応する部分
が幅方向に広がってしまう。
【0038】このように接着剤4のはみ出し部にスリッ
ト状レーザー光14を照射した場合、接着剤4の有無及
び接着剤の硬化状態の如何によって、接着部分について
異なった画像が得られる。従って、このようにして得ら
れた画像を解析すれば、上記のごとく接着剤4の有無及
び硬化状態の良否判定を行うことができる。
【0039】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)モータの製造時に上記装置1を用いて外観検査を
行う本実施形態によると、接着剤4の有無及び硬化状態
の良否判定を全く人手に頼ることなく自動的に行うこと
ができる。ゆえに、従来のように作業者に経験や熟練が
要求されることはなくなる。しかも、この方法であれば
検査を比較的精度よく行うことができるとともに、不良
品のモードを詳細に把握することができる。
【0040】(2)さらに、本実施形態の装置1は、レ
ーザー光14を照射して接着部分を撮影するものである
ため、接着部分の検査を非接触的に行うことができる。
従って、接触式の検査機器を用いた場合とは異なり、被
検査物に破壊や変形をもたらすような応力を印加せずに
検査を実施することができる。このことは、製品の歩留
まり向上や信頼性の向上にも寄与する。また、非接触式
にしたことによって検査対象物の範囲が広がることか
ら、汎用性の高い装置1となる。
【0041】(3)また、本実施形態の装置1を用いた
としても、煩雑なメインテナンスや調整が特に要求され
るわけではないため、接触式の検査機器を用いた場合に
比べて生産効率の向上を図ることができる。しかも、全
製品を検査するような場合に好適なものとなる。
【0042】(4)本実施形態では、レーザー光14を
発するレーザープロジェクタ11を照射手段として用い
るとともに、レーザー光14をギャップ5に対して略直
交する方向にかつ平行に走査しつつ照射する方法を採っ
ている。以上のようにすれば、強くて幅狭のスリット状
レーザー光14の照射によって、シャープでノイズの少
ない画像を得ることができる。このため、上記の画像解
析を確実に実施できるようになり、ひいては外観検査の
精度を向上させることができる。
【0043】特に、レーザー光14をギャップ5に対し
て略直交する方向に走査しているため、レーザー光14
の幅方向への広がりを明確に捉えることができ、不良品
のモードを正確に把握することができる。
【0044】また、普通の光よりも幅狭化が容易なレー
ザー光14を用いているため、接着部分が微細である場
合についても精度よく検査することが可能となる。 (5)本実施形態では、レーザー光14の幅はギャップ
5の幅よりも小さく設定され、かつレーザー光14の走
査間隔はギャップ5の幅よりも大きく設定されている。
このため、上記の画像解析を行ううえで最適な画像を得
ることができ、結果として外観検査の精度を向上させる
ことができる。
【0045】(6)本実施形態では、二値化処理及びノ
イズ除去処理を行ったうえで、画像解析を行っている。
従って、元々の画像の状態が少々悪かったとしても、シ
ャープでノイズの少ない画像に補正することができる。
よって、上記の画像解析を確実に実施できるようにな
り、ひいては外観検査の精度を向上させることができ
る。
【0046】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 実施形態のように複数本のレーザー光14を平行に
走査しつつ照射する方法に限定されず、例えば一筋のレ
ーザー光14のみを走査しつつ照射する方法を採用して
もよい。ただし、検査精度向上の観点からすると、後者
よりも前者のほうが望ましい。
【0047】・ 実施形態のようにレーザー光14をギ
ャップ5に対して略直交する方向に走査しつつ照射する
方法に代えて、レーザー光14をギャップ5に対して交
差する方向に走査しつつ照射する方法を採用してもよ
い。ただし、検査精度向上の観点からすると、後者より
も前者のほうが望ましい。
【0048】・ 二値化処理やノイズ除去処理は任意で
あるため、これらの処理を省略して画像解析を行っても
構わない。 ・ 照射手段は実施形態にて挙げたレーザープロジェク
タ11のみに限定されず、例えばスリット状光を発する
ハロゲンランプ等であってもよい。
【0049】・ CCDカメラ12以外の撮影装置を用
いて装置1を構成してもよい。 ・ 照射手段、撮影装置、被検査物の相互の位置関係を
最適化するために、プリズムやミラー等を配置してこれ
によりレーザー光14の方向を適宜変更させてもよい。
【0050】・ 本発明は、ヨーク2及び磁石3を被検
査物とした場合の外観検査のみに適用されるばかりでな
く、それ以外のものを被検査物とした場合の外観検査に
適用されても勿論よい。
【0051】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項3乃至11のいずれか1項において、前
記解析装置は、前記レーザー光の線幅が2倍以上になっ
ている部分を含むものを、接着剤未硬化であると判定す
ること。
【0052】(2) 請求項3乃至11のいずれか1項
において、前記解析装置は、明部及び暗部のコントラス
トを強調する二値化処理を行ったうえで画像解析を行う
こと。
【0053】(3) 請求項3乃至11のいずれか1項
において、前記解析装置は、明部及び暗部のコントラス
トを強調する二値化処理と、画像のノイズ分を除去する
ノイズ除去処理とを行ったうえで、画像解析を行うこ
と。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,2に記
載の発明によれば、自動的にかつ非接触的に接着部分の
検査を行うことができ、生産効率の向上を達成すること
ができる回転電機の固定子の製造方法を提供することが
できる。
【0055】請求項3〜11に記載の発明によれば、固
定子を構成するヨークと磁石との接着部分などの検査に
適した自動外観検査装を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の自動外観検査装置を示す概略図。
【図2】(a)はCCDカメラの撮影によって得られる
画像を説明するための概略図、(b)は二値化処理等を
行った後の「良品」の画像(補正画像データ)を示す概
略図、(c)は二値化処理等を行った後の「接着剤な
し」の画像データを示す概略図、(d)は二値化処理等
を行った後の「接着剤未硬化」の画像データを示す概略
図。
【符号の説明】
1…自動外観検査装置、2…第1被接着物としての(モ
ータ)ヨーク、2a…ヨークの内周面、3…第2被接着
物としての磁石、3a…磁石の(上)端面、4…接着
剤、5…ギャップ、11…照射手段としてのレーザープ
ロジェクタ、12…撮影装置としてのCCDカメラ、1
3…解析装置としてのコンピュータ、14…スリット状
(レーザー)光、H1…接着剤のはみ出し部。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨークの内周面に接着剤に磁石が固着され
    た回転電機の固定子の製造方法において、 前記ヨークの内周面と前記磁石の端面との間のギャップ
    から前記接着剤が一部はみ出すようにして、前記ヨーク
    の内周面に前記磁石を接着する工程と、 照射手段によって前記接着剤のはみ出し部に対しスリッ
    ト状光を照射するとともに、照射した部分を撮影装置で
    撮影する工程と、 前記撮影装置による撮影結果を解析装置で解析し、その
    解析結果に基づいて前記接着剤の有無及び硬化状態の良
    否判定を行う工程とを含むことを特徴とする回転電機の
    固定子の製造方法。
  2. 【請求項2】前記解析装置は、前記撮影装置が撮影して
    得た映像におけるスリット状光のパターンの特定部分に
    略連続性があるものを、硬化した接着剤が存在する良品
    と判定し、前記パターンの特定部分に連続性がないもの
    を、接着剤なしと判定し、前記パターンの特定部分にお
    いて前記スリット状光が幅方向に広がって見えるもの
    を、接着剤未硬化と判定することを特徴とする請求項1
    に記載の回転電機の固定子の製造方法。
  3. 【請求項3】第1被接着物の内周面に接着剤によって第
    2被接着物を固着してなる被検査物における接着部分を
    自動的に外観検査する装置であって、 前記第1被検査物の内周面と前記第2被検査物の端面と
    の間のギャップからはみ出しているであろう前記接着剤
    に対して、スリット状光を照射する照射手段と、 前記照射手段によって照射された部分を撮影する撮影装
    置と、 前記撮影装置による撮影結果を解析し、その解析結果に
    基づいて前記接着剤の有無及び硬化状態の良否判定を行
    う解析装置とを備えた、接着部分の自動外観検査装置。
  4. 【請求項4】前記解析装置は、前記撮影装置が撮影して
    得た映像におけるスリット状光のパターンの特定部分に
    略連続性があるものを、硬化した接着剤が存在する良品
    と判定し、前記パターンの特定部分に連続性がないもの
    を、接着剤なしと判定し、前記パターンの特定部分にお
    いて前記スリット状光が幅方向に広がって見えるもの
    を、接着剤未硬化と判定することを特徴とする請求項3
    に記載の接着部分の自動外観検査装置。
  5. 【請求項5】前記照射手段は、レーザー光を発するレー
    ザープロジェクタであることを特徴とする請求項3また
    は4に記載の接着部分の自動外観検査装置。
  6. 【請求項6】前記レーザープロジェクタは、前記レーザ
    ー光を平行に走査しつつ照射することを特徴とする請求
    項5に記載の接着部分の自動外観検査装置。
  7. 【請求項7】前記レーザープロジェクタは、前記レーザ
    ー光を前記ギャップに対して略直交する方向に走査しつ
    つ照射することを特徴とする請求項6に記載の接着部分
    の自動外観検査装置。
  8. 【請求項8】前記レーザー光の幅は、前記ギャップの幅
    よりも小さく設定されることを特徴とする請求項6また
    は7に記載の接着部分の自動外観検査装置。
  9. 【請求項9】前記レーザー光の走査間隔は、前記ギャッ
    プの幅よりも大きく設定されることを特徴とする請求項
    6乃至8のいずれか1項に記載の接着部分の自動外観検
    査装置。
  10. 【請求項10】前記撮影装置はCCDカメラであること
    を特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項に記載の接
    着部分の自動外観検査装置。
  11. 【請求項11】前記解析装置はコンピュータであること
    を特徴とする請求項3乃至10のいずれか1項に記載の
    接着部分の自動外観検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103532318A (zh) * 2013-10-22 2014-01-22 重庆市灵龙五金有限公司 定子自动生产线
JP2014077726A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Jtekt Corp 検査装置

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