JP2003184127A - 作業機械のキャビン昇降装置 - Google Patents

作業機械のキャビン昇降装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンの昇降ストロークを大きくして上昇
位置での視点を高くする。 【解決手段】 キャビン後方のアッパフレーム9上に立
設した固定フレーム11に、油圧シリンダ15でスライ
ド駆動される可動フレーム12を係合させてスライド機
構B1を構成するとともに、このスライド機構B1の可
動フレーム12とキャビン10との間に、油圧シリンダ
22で駆動される平行リンク機構B2を設け、スライド
機構B1によるスライド運動と、平行リンク機構B2の
回動運動とによってキャビン10を昇降させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルや破砕
機、クレーン等の作業機械において、作業状況等に応じ
てキャビンを昇降させるキャビン昇降装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャビン昇降装置とし
て、 特開平10−88618号に示されているように、
機械の本体フレームとキャビン背面との間に平行リンク
機構を設け、この平行リンク機構を油圧シリンダで上下
方向に回動させてキャビンを昇降させるもの、 特開平8−326101号に示されているように、
ベースフレームとキャビン底面との間にX形に組まれた
パンタグラフ式のリンク機構を油圧シリンダで上下方向
に伸縮させてキャビンを昇降させるものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、いずれの公
知技術によっても、平行リンク運動のみ、またはパンタ
グラフの伸縮運動のみによってキャビンを昇降させるた
め、昇降ストロークを大きくとることができず、上昇位
置でのキャビン高さが不足する。
【0004】一方、この点の対策として、(イ)下降位
置でのキャビン高さを高く設定して上昇位置での高さを
稼ぐ方法、(ロ)リンク長を長くし、昇降ストロークを
増やす方法、が考えられる。
【0005】しかし、上記(イ)の方法によると、下降
位置でのキャビンへの乗り降りに不便となり、かつ、公
道輸送時の車高制限を受けることから限界がある。
【0006】また、上記(ロ)の方法によると、平行リ
ンク方式の場合、油圧ショベルのような旋回式作業機械
において、下降位置でキャビンが前方にせり出してオー
バーハング量(旋回中心からの距離)が大きくなり、旋
回半径が大きくなる上に、リンク連結部分のガタが増幅
されてキャビンの揺れが大きくなる(居住性が悪くな
る)。
【0007】一方、パンタグラフ方式においても、下降
位置での昇降装置の前後方向の占有スペースが大きくな
り過ぎるとともに、平行リンク方式と同様に上昇位置で
のキャビンの揺れが大きくなる等の弊害が生じる。
【0008】このような事情から、公知技術によると、
上昇位置でのオペレータの視点高さが低くなり、視界を
十分に広げることができなかった。
【0009】そこで本発明は、昇降ストロークを大きく
してキャビン上昇位置での視点を高くでき、しかもオペ
レータの乗降性の悪化や、旋回式作業機械における旋回
半径の増加、キャビンの揺れ等の弊害を招かない作業機
械のキャビン昇降装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キャ
ビンが、四節リンク機構とスライド機構によって支持さ
れ、上記四節リンク機構の回動運動とスライド機構の上
下スライド運動とによって下降位置と上昇位置との間で
昇降し得るように構成されたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、スライド機構は、キャビン後方の本体フレーム上に
立設された固定フレームと、この固定フレームに上下ス
ライド自在に係合された可動フレームとを有し、この可
動フレームをスライドさせるスライド駆動手段が固定、
可動両フレーム間に設けられる一方、上記可動フレーム
とキャビンとの間に、四節リンク機構と、この四節リン
ク機構を回動させる回動駆動手段が設けられたものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、固定フレームと可動フレームの一方の左右両側にス
ライドブロック、他方の左右両側にこのスライドブロッ
クにスライド自在に貫挿されたスライドレールがそれぞ
れ取付けられてスライド機構が構成され、かつ、固定、
可動両フレームの左右方向の中央部間にスライド駆動手
段としての油圧シリンダが取付けられたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、四節リンク機構が、平行に配置さ
れた第1及び第2両リンクを有する平行リンク機構とし
て構成され、上記第1及び第2両リンク間に回動駆動手
段としての油圧シリンダが設けられたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、キャビンを水平軸を中心として上
下方向に傾動させる傾動機構が設けられたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの構成において、キャビンを前後方向に移動させる
前後移動機構が設けられたものである。
【0016】上記構成によると、スライド機構の上下ス
ライド運動と、四節リンク機構の回動運動の二種類の運
動によってキャビンを昇降させるため、昇降ストローク
を大きくとることができる。このため、上昇位置での視
点を高くして視界を広げることができる。
【0017】また、昇降ストロークを拡大できることで
下降位置を低位置に設定することが可能となるため、オ
ペレータの乗降に便利かつ安全となるとともに、キャビ
ン下降状態での車高を低くして機械の公道輸送に有利と
なる。
【0018】さらに、四節リンク機構(請求項4では平
行リンク機構)のリンク長を短くできるため、下降位置
でのキャビンのオーバーハングを小さくして旋回半径を
小さくできるとともに、リンク長を短縮できることによ
りリンクのガタを小さくしてキャビンの揺れを抑え、居
住性を改善することができる。
【0019】この場合、請求項2,3の構成によると、
本体フレーム上に立設された固定フレームに可動フレー
ムをスライド自在に係合させてスライド機構を構成し、
このスライド機構の可動フレームとキャビンとの間に四
節リンク機構を設けているため、これとは逆に本体フレ
ームに支柱を立ててこの支柱とキャビンとの間に四節リ
ンク機構を設け、この四節リンク機構の先端部とキャビ
ンとの間に上記同様のスライド機構を設けた場合と比較
して、装置全体を小形・軽量にすることができる。
【0020】また、請求項3の構成によると、可動フレ
ームを固定フレームに対して左右両側でスライドレール
とスライドブロックによって支持するため、中央部のみ
で支持する場合と比較してキャビンを安定良く支持し、
左右の揺れを防止することができる。
【0021】請求項4の構成によると、四節リンクとし
て平行リンク機構を用いているため、キャビンを水平姿
勢のまま平行移動させることができる。
【0022】請求項5の構成によると、キャビンを上下
方向に傾動させることができるため、たとえばクレーン
作業や解体作業のような前上方の作業時に、キャビンを
上昇させたうえで、さらに上方作業点を見易いようにキ
ャビンを上向きにする等、作業状況に応じてキャビンの
俯仰角度を調節することが可能となる。
【0023】一方、請求項6の構成によると、キャビン
を前後移動させることができるため、作業点がグランド
レベルよりも低い低所作業時にオペレータの視点を作業
点を見易い前方に移動させることができる。また、キャ
ビンを傾動させる請求項5の構成と組み合わせ、キャビ
ンを前進させた上に下向きに傾ければ、より一層低所作
業に便利となる。
【0024】
【発明の実施の形態】第1実施形態(図1〜図3参照) 図1に、第1実施形態にかかる昇降装置を備えた作業機
械としての廃材処理用のスクラップローダを示してい
る。
【0025】同図において、1はクローラ式の下部走行
体で、この下部走行体1上に上部旋回体2が搭載され、
この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4、開閉式のク
ランプ5、それにブーム3を起伏させるブームシリンダ
6、アーム4を水平軸まわりに回動させるアームシリン
ダ7、クランプ5を開閉させるクランプシリンダ8等か
ら成る作業アタッチメントAが取付けられてスクラップ
ローダが構成されている。
【0026】上部旋回体2は本体フレームとしてのアッ
パフレーム9を有し、このアッパフレーム9にキャビン
10が、昇降装置Bによって、図中実線で示す下降位置
と、破線で示す上昇位置との間で昇降移動し得る状態で
取付けられている。図中、二点鎖線は上記下降位置と上
昇位置の中間のキャビン位置を示す。
【0027】昇降装置Bの構成を図2,3によって説明
する。
【0028】この昇降装置Bは、キャビン10を上下に
スライド移動させるスライド機構B1と、キャビン10
を上下方向に回動移動させる四節リンク機構としての平
行リンク機構B2とから成っている。
【0029】スライド機構B1は、キャビン後方のアッ
パフレーム9上に立設された固定フレーム11と、この
固定フレーム11にスライド自在に係合された可動フレ
ーム12とを具備している。
【0030】この固定、可動両フレーム11,12は、
キャビン幅に近い幅寸法を有し、図3に示すように固定
フレーム11の左右両側に上下に連続する凹部11a,
11a、可動フレーム12の左右両側にこの凹部11
a,11aに係合する凸部12a,12aがそれぞれ設
けられている。
【0031】また、この左右の凹凸係合部分において、
固定フレーム11の上下複数個所(たとえば二個所)に
スライドブロック13、可動フレーム12にこのスライ
ドブロック13に図示しないボールベアリングを介して
スライド自在に貫挿されたスライドレール14がそれぞ
れ設けられ、上記凹凸係合部分とこのスライドレール機
構によって可動フレーム12が固定フレーム11に沿っ
て上下にスライドする。
【0032】15はスライド駆動手段としてのスライド
用油圧シリンダ(以下、スライドシリンダという)で、
両フレーム11,12の左右方向中央部においてチュー
ブ端(下端)が固定フレーム11の下端部に、ロッド端
(上端)が可動フレーム12の上端部にそれぞれ取付け
られ、このスライドシリンダ15の伸縮作動によって可
動フレーム12が上下にスライド駆動される。
【0033】この可動フレーム12の前面左右両側に
は、後側リンクブラケット16,16が設けられ、この
後側リンクブラケット16,16と、キャビン下側のデ
ッキフレーム10aの後端部に設けられた前側リンクブ
ラケット17,17との間に平行リンク機構B2が設け
られている。
【0034】この平行リンク機構B2は、キャビン下降
状態で前側となる第1リンク18と、後側となる第2リ
ンク19が平行に配置され、この両リンク18,19の
上端部が後側リンクブラケット16,16に、下端部が
前側リンクブラケット17,17にそれぞれ水平ピン2
0,21によって回動可能に連結されている。
【0035】両リンク18,19はそれぞれ偏平な箱状
に形成され、これらの左右方向の中央部間に回動駆動手
段としての回動用油圧シリンダ(以下、回動シリンダと
いう)22が設けられている。
【0036】この回動シリンダ22は、ロッド端が第1
リンク18に、チューブ端が可動フレーム12にそれぞ
れ水平ピン23,24によって回動可能に連結されてい
る。
【0037】平行リンク機構B2は、回動シリンダ22
の縮小時には図2実線で示すように前下がりの傾斜姿勢
となり、同シリンダ22が伸長作動したときに、前上方
に回動して同二点鎖線及び破線で示す前上がりの傾斜姿
勢となる。
【0038】上記構成において、キャビン10内のオペ
レータの視点をとくに高くする必要のない通常作業時や
公道走行時は、スライド、回動両シリンダ15,22が
縮小されてキャビン10が下降位置にセットされる。
【0039】一方、スクラップを上方に持ち上げて高所
に置く作業時のようにオペレータの視点を高くしたいと
きは、スライド、回動両シリンダ15,22の一方また
は双方を伸長作動させる。
【0040】たとえば回動シリンダ22を伸長作動させ
ると、平行リンク機構B2が前上方に回動(平行移動)
して、キャビン10が水平姿勢のまま図1,2実線の下
降位置から同二点鎖線の中間位置まで上昇する。
【0041】そして、この状態からさらにスライドシリ
ンダ15を伸長作動させると、スライド機構B1が作動
(可動フレーム12がスライド)して、キャビン10が
中間位置から図1,2破線の上昇位置まで上昇する。
【0042】このように、スライド機構B1の上下スラ
イド運動と、平行リンク機構B2の回動運動の二種類の
運動によってキャビン10を昇降させるため、キャビン
10を大きなストロークで昇降させることができる。
【0043】このため、キャビン10をリンク機構(平
行リンク式またはパンタグラフ式)のみで昇降させる公
知技術と比較して、上昇位置でのオペレータの視点を格
段に高くして視界を大幅に広げることが可能となる。
【0044】また、昇降ストロークを拡大できることで
キャビン10の下降位置を低位置に設定することが可能
となるため、オペレータの乗降に便利かつ安全となると
ともに、キャビン下降状態での車高を低くして機械の公
道輸送に有利となる。
【0045】さらに、スライド機構B1の可動フレーム
12を固定フレーム11に対して、互いの凹凸係合部分
とスライドレール機構とによって左右両側で支持するた
め、中央部のみで係合支持する場合と比較してキャビン
10を安定良く支持し、左右の揺れを防止することがで
きる。
【0046】第2及び第3実施形態 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0047】図4に示す第2実施形態においては、スラ
イド機構B1の固定フレーム11がアッパフレーム9に
対し左右方向の水平軸25まわりに回動可能に取付けら
れ、同フレーム11とアッパフレーム9との間に設けら
れた傾動シリンダ(油圧シリンダ)26によって垂直姿
勢から前傾または後傾姿勢に傾動するように構成されて
いる。
【0048】この構成によると、固定フレーム11の傾
動運動によってキャビン10を水平姿勢から俯仰させる
ことができるため、高所で荷を扱う作業時に、キャビン
10を上昇させた上で上向きに傾けることにより、オペ
レータの視線を上向きに無理なく設定することができ
る。
【0049】一方、図5に示す第3実施形態において
は、キャビン10がデッキフレーム10aに対して前後
移動可能に支持され、前後動シリンダ(油圧シリンダ)
27によってキャビン10が前後移動するように構成さ
れている。
【0050】なお、10bはキャビン10の下面に取付
けられたキャビン台で、前後動シリンダ27はデッキフ
レーム10aとこのキャビン台10bとの間に取付けら
れている。
【0051】また、デッキフレーム10aとキャビン台
10bとは、スライド機構B1に用いられたのと同じス
ライドブロック28とスライドレール29によってスラ
イド自在に連結されている。
【0052】この構成によると、グランドレベルよりも
低い位置のスクラップを処理する場合のような低所作業
時に、オペレータの視点を前方に移動させて作業点を見
易くすることができる。
【0053】なお、キャビン10を傾動させる第2実施
形態と組み合わせ、キャビン10を前進させた上で下向
きに傾ければ、より一層低所作業に便利となる。
【0054】ところで、上記実施形態では、スライド機
構B1及び平行リンク機構B2の駆動手段としてそれぞ
れ油圧シリンダ15,22を用いたが、これに代えて、
電動機の回転力を直線運動に変換する機構(たとえばね
じシリンダ)等を用いてもよい。
【0055】また、上記実施形態では、四節リンク機構
としてキャビン10を平行移動させる平行リンク機構を
用いたが、キャビン10を必ずしも平行移動させる必要
がない(非平行移動させても支障がない)場合には、第
1及び第2両リンク18,19が非平行状態で配置され
た非平行リンク機構を用いてもよい。
【0056】さらに、本発明は、上記実施形態で挙げた
スクラップローダに限らず、油圧ショベルやクレーン、
破砕機、深穴掘削機等、キャビンを備えた作業機械に広
く適用することができる。
【0057】
【発明の効果】上記のように本発明によると、スライド
機構の上下スライド運動と、四節リンク機構の回動運動
の二種類の運動によってキャビンを昇降させる構成とし
たから、リンク機構のみで昇降させる公知技術と比較し
てキャビンの昇降ストロークを拡大することができる。
このため、上昇位置での視点を高くして視界を広げ、作
業性を向上させることができる。
【0058】また、昇降ストロークを拡大できることで
下降位置を低位置に設定することが可能となるため、オ
ペレータの乗降に便利となるとともに、キャビン下降状
態での車高を低くして機械の公道輸送に有利となる。
【0059】さらに、四節リンク機構(請求項4では平
行リンク機構)のリンク長を短くできるため、下降位置
でのキャビンのオーバーハングを小さくして旋回半径を
小さくできるとともに、リンク長を短縮できることによ
りリンクのガタを小さくしてキャビンの揺れを抑え、居
住性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる昇降装置が組み
込まれたスクラップローダの全体概略側面図である。
【図2】同実施形態におけるキャビンと昇降装置の拡大
側面図である。
【図3】同部分拡大平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図2相当図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態を示す図2相当図であ
る。
【符号の説明】
9 機械の本体フレームとしてのアッパフレーム 10 キャビン B 昇降装置 B1 スライド機構 11 スライド機構を構成する固定フレーム 12 同可動フレーム 13 スライドブロック 14 スライドレール 15 スライド駆動手段としての油圧シリンダ B2 四節リンク機構としての平行リンク機構 18 平行リンク機構を構成する第1リンク 19 同第2リンク 22 回動駆動手段としての油圧シリンダ 25 キャビン傾動機構を構成する水平軸 26 同傾動シリンダ 10a キャビン前後移動機構を構成するデッキフレー
ム 10b 同キャビン台 27 同油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 省三 広島市安佐南区祇園3丁目12番25号 コベ ルコ建機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 秋山 敦朗 広島市安佐南区祇園3丁目12番25号 コベ ルコ建機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D015 EA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンが、四節リンク機構とスライド
    機構によって支持され、上記四節リンク機構の回動運動
    とスライド機構の上下スライド運動とによって下降位置
    と上昇位置との間で昇降し得るように構成されたことを
    特徴とする作業機械のキャビン昇降装置。
  2. 【請求項2】 スライド機構は、キャビン後方の本体フ
    レーム上に立設された固定フレームと、この固定フレー
    ムに上下スライド自在に係合された可動フレームとを有
    し、この可動フレームをスライドさせるスライド駆動手
    段が固定、可動両フレーム間に設けられる一方、上記可
    動フレームとキャビンとの間に、四節リンク機構と、こ
    の四節リンク機構を回動させる回動駆動手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の作業機械のキャビン
    昇降装置。
  3. 【請求項3】 固定フレームと可動フレームの一方の左
    右両側にスライドブロック、他方の左右両側にこのスラ
    イドブロックにスライド自在に貫挿されたスライドレー
    ルがそれぞれ取付けられてスライド機構が構成され、か
    つ、固定、可動両フレームの左右方向の中央部間にスラ
    イド駆動手段としての油圧シリンダが取付けられたこと
    を特徴とする請求項2記載の作業機械のキャビン昇降装
    置。
  4. 【請求項4】 四節リンク機構が、平行に配置された第
    1及び第2両リンクを有する平行リンク機構として構成
    され、上記第1及び第2両リンク間に回動駆動手段とし
    ての油圧シリンダが設けられたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の作業機械のキャビン昇降装
    置。
  5. 【請求項5】 キャビンを水平軸を中心として上下方向
    に傾動させる傾動機構が設けられたことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の作業機械のキャビン昇
    降装置。
  6. 【請求項6】 キャビンを前後方向に移動させる前後移
    動機構が設けられたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の作業機械のキャビン昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011523924A (ja) * 2008-05-29 2011-08-25 ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー キャブ昇降装置を備えるパイプ敷設機
CN115162452A (zh) * 2022-07-22 2022-10-11 广西柳工机械股份有限公司 抱叉
US20230078475A1 (en) * 2021-09-14 2023-03-16 Caterpillar Global Mining Equipment Llc System and method for automatic tilting of operator cabin

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