JP2003176041A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003176041A
JP2003176041A JP2001374776A JP2001374776A JP2003176041A JP 2003176041 A JP2003176041 A JP 2003176041A JP 2001374776 A JP2001374776 A JP 2001374776A JP 2001374776 A JP2001374776 A JP 2001374776A JP 2003176041 A JP2003176041 A JP 2003176041A
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cam
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JP2001374776A
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Keiji Seo
恵二 瀬尾
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースカバー4の開閉と連動して押圧ガイド
部材8を出退させ、ケースカバー4を開く場合には、押
圧ガイド部材8のカット紙に対する押圧を解放させるこ
とで、利用者がカット紙の脱着を行い易くする。 【解決手段】 ケースカバー4を閉じて、固定する方向
にスライドさせると、連動ロック部7に設けられたリン
クカムの作用で、押圧ガイド部材8がカット紙を押圧
し、整列させる。さらに、印刷機構部11に設けられた
ペーパーガイド及びサーマルヘッドがプラテンローラに
近接する方向に移動し、印刷を行えるようにする。ケー
スカバー4を開けると、カット紙の押圧ガイド部材8に
よる押圧は解放され、ペーパーガイド及びサーマルヘッ
ドはプラテンローラから離間する。また、本体ケース2
の縁部に設けられた切欠部9によって、指等を挿入し易
くなり、カット紙の脱着が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
詳細には、印刷装置のケースカバーの開閉動作に連動し
て、被記録媒体を整列させる押圧部材を出退可能に構成
した印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報機器のモバイル化傾向にとも
ない、携帯情報端末装置等で用いることのできる小型の
印刷装置に対する需要が高まっている。これら小型の印
刷装置は、携帯するのに便利となる反面、その構成部品
が小型化される関係上、利用者が扱い易い大きさとは言
えず、操作しにくい面がある。
【0003】従来の小型の印刷装置の一例では、印刷装
置本体ケース内に、用紙を積層状態で収納できるように
用紙大の凹型形状をなす収納部が設けられ、収納部の用
紙搬送方向の前方近傍には、搬送方向と直交する方向に
回転軸方向のある給紙ローラが設けられている。また、
収納部内縁に出退可能となるように設けられたガイド部
材は、バネ等の弾性力を利用して用紙の搬送方向側面を
押圧して拘束し、用紙を整列させるとともに搬送時の斜
行を防いでいる。印刷を行う場合、用紙は、給紙ローラ
にて搬送部に引き込まれ、用紙の搬送方向の先端と、そ
の進行方向に対峙するように設けられた斜面壁との摩擦
力によって、給紙ローラが送出する際に重送された用紙
は単葉に分離される。搬送部では、プラテンローラと、
劣弧状の断面形状を有するペーパーガイドの凹面部とが
対向し、その間隙に引き込まれた用紙は、ペーパーガイ
ドに押圧されてプラテンローラに密着する。用紙は、ペ
ーパーガイドの内弧に案内され、プラテンローラの回転
に併せ、外周に沿って印刷部へと搬送される。印刷部で
は、プラテンローラと対向するように設けられたサーマ
ルヘッドが、搬送部に案内された用紙をプラテンローラ
との間に挟みつつ、印刷を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
小型の印刷装置では、利用者が用紙を収納部にセットす
る場合、あるいは用紙を取り出す場合には、用紙の斜行
を防ぐガイド部材を指等で押さえ、用紙に対する押圧を
解放しながら操作を行わなければならないという問題点
があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、ケースカバーの開閉と連動してガイド部
材を出退させ、印刷時等でケースカバーを閉じた場合に
はガイド部材により用紙の斜行を防ぐことができると共
に、ケースカバーを開いた場合にはガイド部材の用紙に
対する押圧を解放させることで、利用者が容易に用紙の
セット及び取り出しを行うことができる印刷装置を実現
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の印刷装置は、本体ケース内
に、被記録媒体に印刷するための印刷手段と、その印刷
手段に前記被記録媒体を搬送する搬送手段とを備えた印
刷装置において、前記被記録媒体を積層状態で収納する
収納部と、当該収納部の内縁に出退可能に設けられ、前
記被記録媒体の搬送方向と直交する方向から前記被記録
媒体を押圧して前記被記録媒体を整列させるための押圧
部材と、前記本体ケースに開閉可能に設けられ、前記収
納部を覆うケースカバーと、当該ケースカバーの開閉と
連動して前記押圧部材を出退動作させる連動手段とを備
え、前記ケースカバーを閉じると、前記連動手段により
前記押圧部材が前記被記録媒体を押圧する方向へ移動
し、前記被記録媒体は押圧状態となり、前記ケースカバ
ーを開けると、前記連動手段により前記押圧部材が前記
被記録媒体を解放する方向へ移動し、前記被記録媒体は
非押圧状態となることを特徴とする構成となっている。
【0007】この構成の印刷装置では、本体ケース内に
設けられた収納部に出退可能に設けられた押圧部材はケ
ースカバーの開閉に連動して移動され、ケースカバーを
閉じると被記録媒体は押圧状態になり、ケースカバーを
開けると被記録媒体は非押圧状態となる。
【0008】また、請求項2に係る発明の印刷装置は、
請求項1に記載の発明の構成に加え、前記連動手段は、
前記本体ケースと前記ケースカバーとの嵌合部に設けら
れ、前記ケースカバーが閉じられた場合に前記ケースカ
バーを固定状態にする固定部材と、前記押圧部材とを連
動させるリンクカムであることを特徴とする構成となっ
ている。
【0009】この構成の印刷装置では、請求項2に記載
の発明の作用に加え、本体ケースとケースカバーの嵌合
部に設けられたケースカバーの固定部と、押圧部材とを
リンクカムにより連動することができる。
【0010】また、請求項3に係る発明の印刷装置は、
請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記印刷手
段及び前記搬送手段は、搬送された前記被記録媒体をプ
ラテンローラの外周に案内するペーパーガイドと、前記
プラテンローラの外周面上にて前記被記録媒体に画像形
成するためのサーマルヘッドとを備え、前記印刷手段及
び前記搬送手段は前記連動手段によって連動され、前記
ケースカバーを閉じると前記連動手段により前記ペーパ
ーガイド及び前記サーマルヘッドが前記プラテンローラ
と近接し、前記ケースカバーを開けると前記連動手段に
より前記ペーパーガイド及び前記サーマルヘッドが前記
プラテンローラと離間することを特徴とする構成となっ
ている。
【0011】この構成の印刷装置では、請求項1又は2
に記載の発明の作用に加え、ペーパーガイド及びサーマ
ルヘッドはケースカバーの開閉に連動して移動され、ケ
ースカバーを閉じるとペーパーガイド及びサーマルヘッ
ドはプラテンローラに近接され、ケースカバーを開ける
とペーパーガイド及びサーマルヘッドはプラテンローラ
から離間される。
【0012】また、請求項4に係る発明の印刷装置は、
請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前
記押圧部材が設けられる側の前記収納部の内縁の所定位
置には、前記被記録媒体を取り出し易くさせるための凹
部が設けられている。
【0013】この構成の印刷装置では、請求項1乃至3
の何れかに記載の発明の作用に加え、押圧部材が設けら
れる側の収納部の内縁の所定位置には凹部が設けられて
おり、被記録媒体を取り出し易くすることができる。
【0014】また、請求項5に係る発明の印刷装置は、
請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に加え、前
記収納部の内縁に設けられた前記押圧部材が対向する前
記収納部の内縁には、前記被記録媒体の側面に当接する
凸部が設けられている。
【0015】この構成の印刷装置では、請求項1乃至4
の何れかに記載の発明の作用に加え、収納部の内縁に設
けられた押圧部材が対向する収納部の内縁には凸部が設
けられており、被記録媒体の側面に当接する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した印刷装
置の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る印刷装置1の構造について、図1乃
至図5を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の
形態である印刷装置1の外観を示す斜視図である。図2
は、用紙パッケージ6の斜視図である。図3は、図1に
示す2点鎖線のA−A’における矢視方向からみた印刷
機構部11の部分断面図である。図4は、押圧ガイド部
材8の内部の構成を示す斜視図である。図5は、リンク
カムを構成する部品の分解斜視図である。
【0017】図1に示すように、印刷装置1の本体ケー
ス2は、平面視、略矩形の形状を有し、長手方向の長さ
が約16cm、短手方向の長さが約10cmと略A6サ
イズの大きさで、厚みが約2cmの、上面が解放された
直方体形状をしている。本体ケース2の上面には、本体
ケース2の短手方向の一端寄りに本体上面の約1/4を
占める大きさの略矩形の固定カバー3と、それを除く部
分に収納部5が形成されている。固定カバー3に覆われ
た本体ケース2の内部には、後述の印刷機構部11が設
けられている。また、収納部5を覆うようにケースカバ
ー4が設けられている。
【0018】ケースカバー4は、収納部5を覆う大きさ
で略矩形の形状をしたカバー上面4aと、その長手方向
の両側面に設けられたカバー側面4bと、そのカバー側
面4bの一端部に設けられた開閉軸4cと、カバー上面
4aとカバー側面4bとで囲まれた凹部の、開閉軸4c
の設けられた固定端側に対する自由端側近傍に設けられ
た用紙押さえ4d,バネ4g及びロック片4e,4fと
で形成される。また、本体ケース2の長手方向の両外側
面の一端部(図中左手方向)にはスライド溝2aが設け
られ、ケースカバー4は、このスライド溝2aと開閉軸
4cとで本体ケース2に係合している。この係合部を回
転軸として、ケースカバー4は開閉される。尚、ケース
カバー4を開く場合には、ケースカバー4を固定カバー
3と離間する方向へスライド溝2aの長さ分だけ摺動さ
せ、開閉軸4cを回転軸として開くようになっている。
【0019】収納部5は、本体ケース2の上面の固定カ
バー3を除く部分に、固定カバー3に対してケースカバ
ー4の厚み分だけ低い位置に固定カバー3方向を開口部
とするコの字形に設けられた上面部5fと、この開口部
に面し、上面部5fの中央部に設けられた凹部の底面を
なす底面部5aと、底面部5aの四辺を囲んで凹部の側
面をなす側面部5b,5c,5d,5eとによって形成
されている。底面部5aは略A7サイズで、図2に示
す、用紙パッケージ6を収納する。
【0020】図2に示すように、用紙パッケージ6は、
例えばA7サイズの、所定の大きさに裁断された用紙で
あるカット紙6aが複数枚積層された状態で、カット紙
6aの、平面視、長手方向の面積の約2/3を覆う大き
さの用紙ケース6bに収納されている。このカット紙6
aが、本発明における被記録媒体である。また、カット
紙6aと略同じ大きさで、カット紙6aの、用紙ケース
6bから露出した部分を外圧から保護する補助シート6
cが、積層されたカット紙6aの片面側に添えられて用
紙ケース6bと一体的に形成されている。
【0021】印刷装置1の小型化を実現するために、印
刷装置1では後述のサーマルヘッド25を印字ヘッドと
して利用し、被記録媒体として感熱紙が用いられる。こ
こで、印字ヘッドとしてサーマルヘッド25を用いるの
は、インクジェット式やインクリボン式の印字ヘッドの
ようなヘッドの往復機構を必要としないので小型化を図
ることができ、また、消耗品が用紙のみで済むので経済
的にも効率が良いからである。また、感熱紙の種類とし
ては、サーマルヘッドの加熱により染料と顕色剤とが化
学結合して発色する発色層を有する感熱発色タイプのも
のや、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層し
た感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
【0022】また、図1に示す収納部5の凹部の長手方
向の各側面部5c,5eと上面部5fとで成す縁部の、
固定カバー3方向の一端部近傍には、ケースカバー4を
閉じた場合に、ケースカバー4のロック片4e,4fと
各々係合するロック部12及び連動ロック部7が設けら
れており、後述のロック手段により閉じられたケースカ
バー4が容易に開くのを防止している。尚、この連動ロ
ック部7が、本発明における固定部材である。
【0023】さらに、収納部5の上面部5fと側面部5
eとで成す縁部には、押圧ガイド部材8と、切欠部9と
が設けられている。押圧ガイド部材8の側面にはカット
紙6aの側面と直交する方向に2筋設けられた突起部8
aが形成されており、積層されたカット紙6aに対し線
で接して押圧力を加え、カット紙6aを整列させ、給紙
時の斜行を防ぐようになっている。また、側面部5cの
押圧ガイド部材8と対向する部位には、押圧ガイド部材
8と同様に2筋の突起部分が設けられたガイド部材10
が、側面部5cから突出する形状に形成されている。切
欠部9は、収納部5の上面部5fに対し、底面部5a方
向への傾斜面を成す斜面部9bと、その両側面部9a,
9cとから形成され、用紙パッケージ6の脱着時におい
て、利用者が指等を挿入し、用紙パッケージ6を取り出
し易くなるように設けられている。尚、本発明における
押圧部とは押圧ガイド部材8であり、凹部とは切欠部9
であり、凸部とはガイド部材10である。
【0024】図3に示すように、印刷機構部11は、積
層されたカット紙6aを分離して搬送方向に給紙を行う
給紙ローラ20,分離部21及びガイド板27と、カッ
ト紙6aをバネ24による付勢力でプラテンローラ22
方向に押圧するペーパーガイド23と、カット紙6aを
サーマルヘッド25へ搬送するプラテンローラ22と、
バネ26の付勢力でプラテンローラ22方向に押圧さ
れ、そのプラテンローラ22上でカット紙6aに加熱印
刷を行うサーマルヘッド25とが設けられている。尚、
この印刷機構部11が、本発明における印刷手段及び搬
送手段である。
【0025】図4に示すように、収納部5の底面部5a
と、押圧ガイド部材8の突起部8a(図1参照)との接
触部にはスライド溝5gが設けられ、後述の押圧ガイド
部材8の出退動作の方向が、本体ケース2の長手方向と
直交する方向に案内されるようになっている。また、押
圧ガイド部材8の内部には、連動ロック部7からの作用
を伝達するリンク体51と係合して動作するカム50が
設けられている。カム50はカム押さえ8fと本体ケー
ス2の内壁面とに挟まれることによって、本体ケースの
長手方向に動作方向が案内されるようになっている。さ
らに、本体ケース2の内壁面には、押圧ガイド部材8に
付勢力を伝えるバネ8g(図7参照)を取り付けるため
の突片8eが設けられている。また、連動ロック部7
は、ケースカバー4のロック片4fとの係合部を構成す
る、リンク体51に突状に設けられたの規制ブロック5
1a,51bと、リンク体51の不用意な動作を規制す
るストッパ52とで構成されている。
【0026】次に、図5を参照して、リンク体51とカ
ム50,54とで構成されるリンクカムの構造について
説明する。図4に示す、連動ロック部7の基部を構成す
る案内支持ブロック53は、図4に示すように、収納部
5の側面部5eに長手方向が沿うように固定される。略
直方体形状の案内支持ブロック53の、本体ケース2の
側面側に面する面には、その略中間部に長手方向に沿っ
た凹溝状の横案内溝53aが設けられている。凹溝の中
間部近傍には、収納部5側の側面に対して貫通した貫通
部53cが設けられており、また、横案内溝53aの上
下に直交する方向に、ケースカバー4のロック片4fが
上方向から挿通される縦案内溝53dが設けられてい
る。また、横案内溝53aの下側で長手方向の一端に
は、貫通部53cの貫通方向に凹状の嵌合部53bが設
けられ、この嵌合部53bには、樹脂等で成型された弓
形の弾性体であるストッパ52の一端にL字形に突出形
成されたL切片52aが嵌合されている。
【0027】リンク体51において案内支持ブロック5
3の横案内溝53aの溝幅よりも若干狭い幅を有する板
状部分の一端には、その長手方向に延長される方向に接
合され、横案内溝53aの溝幅の約半分の幅を持つ細板
部分が形成され、前記板状部分の他端には、略楕円形状
の1焦点が板幅の中心線方向の交点と交差する部分に接
合され、楕円の2焦点を結ぶ部分に縦長の穴状に形成さ
れたカム軸受51dが形成されている。また、板状部分
の、横案内溝53aと係合する面側の、細板部分との接
合部近傍には、四角柱形状の規制ブロック51aと、三
角柱形状の規制ブロック51bとが板面に対し垂直方向
に突設され、板状部分の板断面方向の細板部先端には、
円柱状の突起が垂設されている。
【0028】案内支持ブロック53の横案内溝53aに
はリンク体51が係合され、この横案内溝53aに沿っ
た方向に前後に摺動されるようになっている。横案内溝
53aに設けられた貫通部53cを介し、リンク体51
の規制ブロック51a,51bは、案内支持ブロック5
3との係合部の裏側に露出され、縦案内溝53dと、規
制ブロック51a,51bの間で挟まれた部分とで上下
方向の凹溝を形成している。また、縦案内溝53dの下
方向よりストッパ52の先端部52bが突出し、先端部
52bが規制ブロック51a,51bの間の部分に嵌っ
ている。
【0029】リンク体51の一端には貫通孔としてカム
軸受51dが形成され、この部分にカム54の作動軸5
4cが係合する。カム54は、その下方部分がプラテン
ローラ22のローラ軸22aに取り付けられるように膨
らんだ略楕円形状をしており、円突起状の作動軸54c
を一方の焦点とし、他方の焦点部分には、プラテンロー
ラ22のローラ軸22aが係合するローラ軸受54dが
設けられている。また、作動軸54cが形成されている
面の裏側の面には、略半円状のカム突起54a,54b
が形成されており、カム突起54a及び54bはサーマ
ルヘッド25及びペーパーガイド23と各々対向する方
向に突出されている。このカム54のカム突起54a,
54bは、カム54の作動軸54cとローラ軸受54d
を2焦点とした楕円に対し、ローラ軸受54dを中心軸
とした遠心線上においてそれぞれの最も突出した部位を
持つ。
【0030】リンク体51の動作は左右方向に振幅を行
う1次元的な動作であるが、カム54の作動軸54cの
動作は、プラテンローラ22のローラ軸22aとの係合
部であるローラ軸受54dを中心軸とした円周上の、上
弧部分において振幅を行う2次元的な動作である。リン
ク体51のカム軸受51dは上下方向にスライド可能な
長円形状をしており、このスライド孔で作動軸54cが
振幅動作を行うことで、リンク体51はカム54に対し
て2軸方向の動作を伝達することができる。
【0031】カム50は、板形状の板体にその長手方向
の一端部に板面との直交方向に穿孔された接合孔50a
と、他端部がすぼんだ形状をしており、そのすぼんだ部
分である狭窄部50eとを有し、狭窄部50eの狭窄端
にやや細幅の板形状の板体が接合された形状を有する。
接合孔50aは、リンク体51のピン51cに上方向か
ら嵌合し、リンク体51とカム50は接合される。
【0032】押圧ガイド部材8は、板状の上面部8hと
直交する板状の側面部8iとが、短手方向の片側縁同士
で接合された、側面視、コ字形状を有する。側面部8i
の長手方向両縁部には、短手方向に延設された突起部8
aが形成されている。また、側面部8iの内面側には、
本体ケース2の突片8eと対向する位置にバネ8gを取
り付けるための突片8dが突設されており、下側両角部
には、収納部5のスライド溝5gと係合して摺動し、押
圧ガイド部材8が収納部5からはずれるのを防止する、
L字形の留め具部8cが接合されている。さらに、上面
部8hの下面側には、カム50の狭窄部50eに係合し
て、カムの作用を押圧ガイド部材8に伝達するカムフォ
ロワー8bが、下方向に突設されている。
【0033】次に、図3を参照して、印刷装置1の印刷
機構について説明する。積層されたカット紙6aは、閉
じられたケースカバー4に設けられているバネ4gの付
勢力が、用紙押さえ4d及び補助シート6cを介して加
えられることで、給紙ローラ20に対して押圧される。
押圧によって密着された給紙ローラ20の回転にともな
い、摩擦力によって最下層のカット紙6aは搬送され
る。ここで、カット紙6aは、相互の摩擦力の影響で複
数枚が重送される場合がある。そこで、複数枚が重送さ
れたまま搬送されることを防止するため、分離部21の
給紙ローラ20に対向する側の面には下方向への傾斜面
が形成されており、搬送されたカット紙6aがこの傾斜
面に触突すると、カット紙6aの搬送方向先端面と、こ
の傾斜面との摩擦力により、重送されたカット紙6aが
単葉に分離される。
【0034】次に、分離されたカット紙6aが傾斜面に
案内されてガイド板27に触突すると、ガイド板27の
面方向に従って水平方向に搬送され、ペーパーガイド2
3へと案内される。ペーパーガイド23は劣弧状の断面
形状を成しており、搬送されたカット紙6aの搬送方向
はペーパーガイド23の凹面部に沿う方向に矯正され
る。プラテンローラ22の外周面はペーパーガイド23
の内弧面と略密着状態にあり、カット紙6aはペーパー
ガイド23によってプラテンローラ22に密着するよう
に押圧され、プラテンローラ22との間に発生する摩擦
力によってその外周面上を搬送される。
【0035】プラテンローラ22の上部には、サーマル
ヘッド25がプラテンローラ22に対峙し、プラテンロ
ーラに対して線接するようにバネ26の付勢力によって
押圧されている。搬送されたカット紙6aはサーマルヘ
ッド25とプラテンローラ22との間隙にはさまれ、サ
ーマルヘッド25の加熱によってカット紙6aの感熱層
が反応してライン印刷が行われる。印刷されたカット紙
6aは、プラテンローラ22に搬送され、分離部21の
上側の傾斜面によって印刷装置1の外方へと案内され、
印刷装置1から排出される。
【0036】次に、本発明に係る印刷装置1の連動部の
動作について、図6乃至図11を参照して説明する。図
6は、ケースカバー4を開いた時の、図1に示す2点鎖
線のB−B’における矢視方向からみたリンクカム機構
を示す部分断面図であり、図7は、ケースカバー4を開
いた時の、図1に示す2点鎖線のC−C’における矢視
方向からみたリンクカム機構を示す部分断面図である。
図8は、ケースカバー4を開いた時の、印刷装置1の平
面図である。図9は、ケースカバー4を閉じた時の、図
1に示す2点鎖線のB−B’における矢視方向からみた
リンクカム機構を示す部分断面図であり、図10は、ケ
ースカバー4を閉じた時の、図1に示す2点鎖線のC−
C’における矢視方向からみたリンクカム機構を示す部
分断面図である。図11は、ケースカバー4を閉じた時
の、印刷装置1の平面図である。
【0037】まず、図6乃至図8を参照して、ケースカ
バー4の開蓋時における、カム54の動作について説明
する。図6に示すように、案内支持ブロック53の横案
内溝53aに沿ってリンク体51が左右に移動できる範
囲は、リンク体51の規制ブロック51bの左側縁部
と、規制ブロック51aの右側縁部とが、案内支持ブロ
ック53の貫通部53cの、長手方向の両側縁部に各々
当接する範囲である。ケースカバー4を開く場合、規制
ブロック51bの左側縁部は貫通部53cの側縁に対し
て当接しており、リンク体51は、案内支持ブロック5
3に対して移動できる範囲の左端に位置する。この時、
リンク体51の規制ブロック51a,51bの間隙は、
案内支持ブロック53の縦案内溝53dとの同一線上に
ある。ストッパ52の先端部52bは、上方への押圧に
対する阻害を受けず、縦案内溝53dに案内され規制ブ
ロック51a,51bの間隙に侵入する。このため、規
制ブロック51a,51bは左右への動作を規制され、
リンク体51の左右動に対するロックがかかる。
【0038】また、この先端部52bが当接したケース
カバー4のロック片4fを下方から押圧することで、ケ
ースカバー4の自由端側は本体ケース2から若干離間し
た状態となり、利用者はケースカバー4の開蓋を行い易
くなる。
【0039】ここで、リンク体51の動作は左右方向に
振幅を行う1次元的な動作であるが、カム54の作動軸
54cの動作は、プラテンローラ22のローラ軸22a
との係合部であるローラ軸受54dを中心軸とした円周
上の、上弧部分において振幅を行う2次元的な動作であ
る。リンク体51のカム軸受51dは上下方向にスライ
ド可能な長円形状をしており、このスライド孔で作動軸
54cが振幅動作を行うことで、リンク体51はカム5
4に対して2軸方向の動作を伝達することができる。
【0040】リンク体51がその可動範囲の左端に移動
すると、作動軸54cはローラ軸受54dの鉛直線上よ
り左側に位置する。この時、回転中心に対するカム突起
54a,54bの先端方向は、カム突起54a,54b
と、サーマルヘッド25及びペーパーガイド23との当
接部に対して略遠心方向となる。すなわち、各々の当接
部はカム54の回転中心から最も遠い位置に押動され
る。サーマルヘッド25及びペーパーガイド23はバネ
26,24の付勢力によって、各々プラテンローラ22
の中心方向に、すなわちカム54の回転中心方向に押圧
されており、それぞれカム突起54a,54bによって
プラテンローラ22から離間する方向に押動されること
になる。
【0041】また、図7に示すように、リンク体51と
カム50は、接合孔50aに嵌合されたピン51cで接
合されている。リンク体51の左右方向への動作はその
ままカム50に伝達され、カム50もまた左右方向に動
作する。また、カム50はカム押さえ8fに当接される
ことによってその動作の制限を受け、本体ケース2の内
壁面に対し常に密接した状態に保たれる。また、押圧ガ
イド部材8の設けられた突片8dと、本体ケース2の内
壁面に設けられた突片8eに各々嵌合するバネ8gの付
勢力によって、押圧ガイド部材8には、常に本体ケース
2の内壁面から離間する方向(図中下方向)に押圧力が
与えられている。
【0042】ケースカバー4を開く場合、リンク体51
はその可動範囲の左端に移動し、それにともないカム5
0も左方向に移動する。押圧ガイド部材8に突設された
カムフォロワー8bは、バネ8gの付勢力でカム50に
対し下方向に押圧されているが、カム50と本体ケース
2の内壁面との上下方向の相対的な位置関係は不変であ
るので、カム50の作用面に案内されてカムフォロワー
8bは移動する。つまり、ケースカバー4を開く場合、
リンク体51はその可動範囲の左端に移動し、バネ8g
の付勢力でカム50に対して押圧されたカムフォロワー
8bは、カム50の凹面50b,斜面50cに沿って凸
面50dに当接する位置に移動する。カム50の左右動
に対しカムフォロワー8bは上下動するので、カムフォ
ロワー8bは本体ケース2の内壁面と最も近い位置に移
動する。カムフォロワー8bに接合さている押圧ガイド
部材8は、カムフォロワー8bの動作にともない上方向
に移動する。従って、押圧ガイド部材8は、収納部5に
セットされたカット紙6aの側面を押圧状態から解放す
る。
【0043】また、図8に示すように、印刷装置1の収
納部5には用紙パッケージ6が、本体ケース2に対して
用紙ケース6bで覆われた側がケースカバー4の固定端
側となるように装着される。露出したカット紙6aの長
手方向の側縁のうち、ガイド部材10側(図中右手側)
の側縁にはガイド部材10が当接されて、用紙ケース6
bの長手方向の側縁と、カット紙6aの長手方向の側縁
との間で生じた段差が埋められるようになっている。ま
た、カット紙6aの左手方向の側縁と、ケースカバー4
を開けたことで連動されて左手方向に移動された押圧ガ
イド部材8との間に空間が生じ、カット紙6aは非固定
状態となる。利用者が切欠部9に指等を入れ用紙パッケ
ージ6の取り出しを行う場合、用紙パッケージ6は固定
されていないので容易に取り出すことができる。
【0044】次に、図9乃至図11を参照して、ケース
カバー4の閉蓋時における、カム54の動作について説
明する。図9に示すように、ケースカバー4を閉じる場
合、ケースカバー4のロック片4fを規制ブロック51
a,51bの間隙に挟み右方向に移動させるので、規制
ブロック51a,51bも右方向に移動される。規制ブ
ロック51aの右側縁部は貫通部53cの側縁に対して
当接しており、リンク体51は、案内支持ブロック53
に対して移動できる範囲の右端に位置する。この時、リ
ンク体51の規制ブロック51a,51bの間隙は、案
内支持ブロック53の縦案内溝53dとの同一線上にあ
る。ストッパ52の先端部52bは、縦案内溝53dに
案内され規制ブロック51bの左側に侵入する。また、
ストッパ52の先端部52bが有する斜面52cが規制
ブロック51bの有する斜面に対して略平行となるよう
に当接している。先端部52bに上方向に加わるストッ
パ52の付勢力は斜面52cを介して規制ブロック51
bに伝達され、リンク体51は右方向へと動く付勢力を
得る。このため、リンク体51は左方向への動作を規制
され、また、貫通部53cの側縁に当接した規制ブロッ
ク51aによって左方向への動作を規制されるので、リ
ンク体51の左右動に対するロックがかかる。そして、
規制ブロック51a,51bに挟まれたケースカバー4
のロック片4fは案内支持ブロック53内においてその
位置を固定され、ケースカバー4の開蓋に対するロック
がかかることになる。
【0045】リンク体51がその可動範囲の右端に移動
すると、作動軸54cはローラ軸受54dの鉛直線上よ
り右側に位置する。この時、回転中心に対するカム突起
54a,54bの先端方向は、カム突起54a,54b
と、サーマルヘッド25及びペーパーガイド23との当
接部に対して略遠心方向からずれる方向となる。すなわ
ち、各々の当接部はカム突起54a,54bの側面と接
することになる。サーマルヘッド25及びペーパーガイ
ド23はバネ26,24の付勢力によって、各々プラテ
ンローラ22の中心方向に、すなわちカム54の回転中
心方向に押圧されており、それぞれカム突起54a,5
4bの先端部による当接から解放されるので、プラテン
ローラ22に密接する方向に押動されることになる。
【0046】また、図10に示すように、ケースカバー
4を開く場合、リンク体51はその可動範囲の右端に移
動し、それにともないカム50も右方向に移動する。押
圧ガイド部材8に突設されたカムフォロワー8bは、バ
ネ8gの付勢力でカム50に対し下方向に押圧されてい
るが、カム50と本体ケース2の内壁面との上下方向の
相対的な位置関係は不変であるので、カム50の作用面
に案内されてカムフォロワー8bは移動する。つまり、
ケースカバー4を閉じる場合、リンク体51はその可動
範囲の右端に移動し、バネ8gの付勢力でカム50に対
して押圧されたカムフォロワー8bは、カム50の凸面
50d,斜面50cに沿って凹面50bに当接する位置
に移動する。カム50の左右動に対しカムフォロワー8
bは上下動するので、カムフォロワー8bは本体ケース
2の内壁面から最も遠い位置に移動する。カムフォロワ
ー8bと接合さている押圧ガイド部材8は、カムフォロ
ワー8bの動作にともない下方向に移動する。従って、
押圧ガイド部材8は、収納部5にセットされたカット紙
6aの側面を押圧する。
【0047】また、図11に示すように、ケースカバー
4を閉じたことで連動され、カット紙6aを押圧する方
向(図中右手方向)に移動された押圧ガイド部材8によ
ってカット紙6aの左手方向の側縁は押圧され、カット
紙6aは固定状態となる。また、カット紙6aは押圧ガ
イド部材8と、それに対向するガイド部材10とで挟ま
れ、押圧ガイド部材8による付勢力によって積層された
カット紙6aは整列される。さらに、印刷時において、
カット紙6aの短手方向の両端縁部が押圧ガイド部材8
とガイド部材10の各々に突設された突起部からの線圧
を受け、カット紙6aの長手方向が搬送方向に対して平
行となるよう矯正されるので、カット紙6aの斜行が防
止される。
【0048】以上説明したように、本実施の形態の印刷
装置1では、ケースカバー4の開閉動作に連動してサー
マルヘッド25、ペーパーガイド23及び押圧ガイド部
材8が所定の範囲において移動する。具体的には、ケー
スカバー4を閉じる場合、連動ロック部7に設けたリン
ク体51の規制ブロック51a,51bの間隙にケース
カバー4のロック片4fが挟まり、利用者がケースカバ
ー4をスライドさせることでリンク体51が動かされ
る。このリンク体51の動きで作用するカム54,50
によって、サーマルヘッド25,ペーパーガイド23と
押圧ガイド部材8とが各々連動され動かされる。サーマ
ルヘッド25,ペーパーガイド23はプラテンローラ2
2から離間する方向へ動き、押圧ガイド部材8はカット
紙6aの側面を押圧状態から解放する。また、ケースカ
バー4を閉じるとリンクカムは上記と逆の作用を行い、
それぞれの構成部品は、印刷装置1が印刷を行えるよう
に所定の位置に移動される。
【0049】尚、本発明は、各種の変形が可能なことは
いうまでもない。例えば、ケースカバー4の自由端縁且
つ凹面側の所定の箇所に、長手方向に沿う方向に延びた
爪4h(図1又は図3参照)を設け、ケースカバー4の
閉蓋時に爪4hが分離部21と対峙する位置に爪押さえ
21aを設けることで、ケースカバー4にかかる不用意
な外力によって、ケースカバー4が開くのを防止するこ
とができる。また、切欠部9は本体ケース2の左右両側
縁の何れか一方乃至両方にあってもよい。また、押圧ガ
イド部材8とそれに係るリンクカム機構は、本体ケース
2の左右両側縁の何れか一方乃至両方にあってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の印刷装置では、本体ケース内に設けられた収納部に
出退可能に設けられた押圧部材はケースカバーの開閉に
連動して移動され、ケースカバーを閉じると被記録媒体
は押圧状態にされ、ケースカバーを開けると被記録媒体
は非押圧状態する。従って、ケースカバーを開けた状態
では被記録媒体が解放状態となるので脱着が容易となる
とともに、ケースカバーを閉じた状態では被記録媒体が
押圧され整列されるので、印刷時の斜行を防ぐことがで
きる。
【0051】また、請求項2に係る発明の印刷装置で
は、請求項2に記載の発明の効果に加え、本体ケースと
ケースカバーの嵌合部に設けられたケースカバーの固定
部と、押圧部材とをリンクカムにより連動することがで
きる。従って、連動機構の小型化を図ることができる。
【0052】また、請求項3に係る発明の印刷装置で
は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、ペーパ
ーガイド及びサーマルヘッドはケースカバーの開閉に連
動して移動され、ケースカバーを閉じるとペーパーガイ
ド及びサーマルヘッドはプラテンローラに近接され、ケ
ースカバーを開けるとペーパーガイド及びサーマルヘッ
ドはプラテンローラから離間されることができる。従っ
て、用紙ジャム等が発生した場合でも、その解除を簡単
な操作で行うことができる。
【0053】また、請求項4に係る発明の印刷装置で
は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加
え、押圧部材が設けられる側の収納部の内縁の所定位置
には凹部が設けられており、ケースカバーを開いた場合
に指等が挿入し易く、被記録媒体を取り出し易くするこ
とができる。
【0054】また、請求項5に係る発明の印刷装置で
は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加
え、収納部の内縁に設けられた押圧部材が対向する収納
部の内縁には凸部が設けられており、被記録媒体の側面
に当接することができる。従って、印刷時における被記
録媒体の斜行を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態である印刷装置
1の外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、用紙パッケージ6の斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す2点鎖線のA−A’におけ
る矢視方向からみた印刷機構部11の部分断面図であ
る。
【図4】図4は、押圧ガイド部材8の内部の構成を示す
斜視図である。
【図5】図5は、リンクカムを構成する部品の分解斜視
図である。
【図6】図6は、ケースカバー4を開いた時の、図1に
示す2点鎖線のB−B’における矢視方向からみたリン
クカム機構を示す部分断面図である。
【図7】図7は、ケースカバー4を開いた時の、図1に
示す2点鎖線のC−C’における矢視方向からみたリン
クカム機構を示す部分断面図である。
【図8】図8は、ケースカバー4を開いた時の、印刷装
置1の平面図である。
【図9】図9は、ケースカバー4を閉じた時の、図1に
示す2点鎖線のB−B’における矢視方向からみたリン
クカム機構を示す部分断面図である。
【図10】図10は、ケースカバー4を閉じた時の、図
1に示す2点鎖線のC−C’における矢視方向からみた
リンクカム機構を示す部分断面図である。
【図11】図11は、ケースカバー4を閉じた時の、印
刷装置1の平面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 本体ケース 4 ケースカバー 4e,f ロック片 5 収納部 6a カット紙 7 連動ロック部 8 押圧ガイド部材 22 プラテンローラ 23 ペーパーガイド 25 サーマルヘッド 50 カム 51 リンク体 51a,b 規制ブロック 53 案内支持ブロック 54 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 2C061 AP10 AQ04 AS02 BB10 CD07 CD14 2C064 CC02 CC06 FF10 3F343 FA02 FB04 FB05 FC18 FC26 FC30 GA01 HA01 HA31 HB02 HC08 HC14 KB02 KB08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に、被記録媒体に印刷する
    ための印刷手段と、その印刷手段に前記被記録媒体を搬
    送する搬送手段とを備えた印刷装置において、 前記被記録媒体を積層状態で収納する収納部と、 当該収納部の内縁に出退可能に設けられ、前記被記録媒
    体の搬送方向と直交する方向から前記被記録媒体を押圧
    して前記被記録媒体を整列させるための押圧部材と、 前記本体ケースに開閉可能に設けられ、前記収納部を覆
    うケースカバーと、 当該ケースカバーの開閉と連動して前記押圧部材を出退
    動作させる連動手段とを備え、 前記ケースカバーを閉じると、前記連動手段により前記
    押圧部材が前記被記録媒体を押圧する方向へ移動し、前
    記被記録媒体は押圧状態となり、 前記ケースカバーを開けると、前記連動手段により前記
    押圧部材が前記被記録媒体を解放する方向へ移動し、前
    記被記録媒体は非押圧状態となることを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記連動手段は、前記本体ケースと前記
    ケースカバーとの嵌合部に設けられ、前記ケースカバー
    が閉じられた場合に前記ケースカバーを固定状態にする
    固定部材と、前記押圧部材とを連動させるリンクカムで
    あることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段及び前記搬送手段は、搬送
    された前記被記録媒体をプラテンローラの外周に案内す
    るペーパーガイドと、前記プラテンローラの外周面上に
    て前記被記録媒体に画像形成するためのサーマルヘッド
    とを備え、 前記印刷手段及び前記搬送手段は前記連動手段によって
    連動され、 前記ケースカバーを閉じると前記連動手段により前記ペ
    ーパーガイド及び前記サーマルヘッドが前記プラテンロ
    ーラと近接し、 前記ケースカバーを開けると前記連動手段により前記ペ
    ーパーガイド及び前記サーマルヘッドが前記プラテンロ
    ーラと離間することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材が設けられる側の前記収納
    部の内縁の所定位置には、前記被記録媒体を取り出し易
    くさせるための凹部が設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記収納部の内縁に設けられた前記押圧
    部材が対向する前記収納部の内縁には、前記被記録媒体
    の側面に当接する凸部が設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載の印刷装置。
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