JP2003175880A - 自転車変速機変速用の補助装置 - Google Patents

自転車変速機変速用の補助装置

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JP2003175880A
JP2003175880A JP2002299370A JP2002299370A JP2003175880A JP 2003175880 A JP2003175880 A JP 2003175880A JP 2002299370 A JP2002299370 A JP 2002299370A JP 2002299370 A JP2002299370 A JP 2002299370A JP 2003175880 A JP2003175880 A JP 2003175880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車変速機の操作を軽減するとともに、2
以上のスプロケットと共に使用でき、常に運動する可動
部の数を最小限とする補助装置を提供する。 【解決手段】 自転車変速機の操作を補助するために回
転体からの力を使用する補助装置であって、装着部材
と、第1入力位置、第2入力位置及び第3入力位置へ移
動する入力伝達部材と、前記入力伝達部材の各入力位置
に各々対応した第1出力位置、第2出力位置及び第3出
力位置へ移動する出力伝達部材と、回転体係合位置と回
転体非係合位置との間を移動する回転体係合部材と、該
回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達する
ための運動伝達機構と、前記入力伝達部材と前記出力伝
達部材とが対応した位置にないときに前記回転体係合部
材を回転体係合位置へ移動させ、前記入力伝達部材と前
記出力伝達部材とが対応した位置にあるときに前記回転
体係合部材を回転体非係合位置へ移動させるようなスイ
ッチング機構とを備えてなることを特徴とする補助装
置。補助装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、自転車変速機に関するものであ
り、より詳しくは、自転車変速機の変速操作を補助する
ための装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ディ
レイラやハブ変速機のような自転車変速機の操作に必要
な操作を軽減するために、種々の装置が開発されてき
た。特にディレイラ型変速機の操作を補助するのに適し
たような装置の例が、米国特許第5358451号に示
されている。リアディレイラの操作を補助するための該
公報に記載された装置は、常に運動する複雑な可動部を
備えており、運動量を増加させるとともに該構成部材の
早期の摩耗を招く可能性のあるものである。フロントデ
ィレイラの操作を補助すべく該公報に記載された装置
は、2つだけのフロントスプロケットに適応するもので
ある。しかしながら、多くの自転車は2以上のフロント
スプロケットを備えている。従って、2以上のスプロケ
ットと共に使用できるような補助装置が望まれている。
また、常に運動する可動部の数を最小限にすることも、
有用なことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自転車変速機
の変速操作を補助するための装置に関するものである。
従来技術の装置と同様に、該装置は2つのフロントスプ
ロケットに適応することができるが、更に、該装置は2
以上のフロントスプロケットにも適応することができ
る。さらに、本発明による全ての技術的貢献を認識する
ための臨界ではないが、開示された実施形態は、常に動
く可動部の数を最小限に抑え、内部的な応力および部材
の摩耗を削減するものである。
【0005】本発明の第1の実施形態において、これに
限定されるものではないが、自転車変速機の操作を補助
するために回転体からの力を利用する補助装置は、装着
部材と、該装着部材に連結された入力伝達部材とを備え
てなり、該入力伝達部材は第1入力位置、第2入力位置
および第3入力位置へと移動するように構成されてな
る。出力伝達部材は前記装着部材に連結されており、前
記入力伝達部材の第1入力位置、第2入力位置および第
3入力位置とそれぞれ対応するような第1出力位置、第
2出力位置および第3出力位置へと移動するように構成
されてなる。回転体係合部材は、回転体係合位置と回転
体非係合位置との間を移動し、運動伝達部材は、前記回
転体係合部材から出力伝達部材へと運動を伝達するため
に備えられる。スイッチング機構は、前記入力伝達部材
が第1入力位置、第2入力位置又は第3入力位置のいず
れか1つにあり、且つ前記出力伝達部材が対応した第1
出力位置、第2出力位置又は第3出力位置にないとき
に、前記回転体係合部材を回転体係合位置へ移動させ、
前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位置又は第
3入力位置のいずれか1つにあり、且つ前記出力伝達部
材が対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3出力
位置にあるときに、前記回転体係合部材を回転体非係合
位置へ移動させるように備えられる。
【0006】本発明の他の実施形態において、自転車変
速機の操作を補助するために回転体からの力を利用する
補助装置は、上述した部材の多くを備え、2以上のギア
に適応し又はしないものとし得る。該実施形態におい
て、入力伝達部材と出力伝達部材は、回転軸に対して回
転するように装着部材に連結されている。該回転軸は、
入力伝達部材および出力伝達部材とで共通となっており
(必然的なものではないが)、それによってこれら2つ
の部材が適当な対応位置にない場合に検知し易いものと
なる。
【0007】本発明の他の実施形態において、自転車変
速機の操作を補助するために回転体からの力を利用する
補助装置は、第1の実施形態として挙げた部材の多くを
備え、且つ上述した実施形態のように、2以上のギアに
適応し又はしないものとし得る。該実施形態では、スイ
ッチング機構は、前記入力伝達部材が前記第1入力位置
又は第2入力位置へ移動し、且つ前記出力伝達部材が対
応する第1出力位置又は第2出力位置に移動しないとき
に、回転軸の方向に移動するような軸スライド部材を備
えている。とりわけ、斯かる特徴によれば、該スイッチ
ング機構を側方へ分散し得るものとなる
【0008】本発明の他の実施形態において、自転車変
速機の操作を補助するために回転体からの力を利用する
補助装置は、上述した部材の多くを備え、且つ上述した
ように2以上のギアに適応し又はしないものとし得る。
該実施形態では、スイッチング機構は、前記入力伝達部
材とともに動くカムと、前記出力伝達部材とともに動く
カム従動部材とを備える。とりわけ、斯かる特徴によれ
ば、前記入力伝達部材によるスイッチング機構の直接的
な制御が可能となり、より少ない部品により構成し得る
ものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】図1は、自転車変速機に、変速操作を補助
するための本発明に係る補助装置14の特定の実施形態
を組み込んだ自転車10の側面図である。自転車10
は、あらゆるタイプとすることができ、本実施形態では
自転車10は、トップチューブ22と、ヘッドチューブ
24と、該ヘッドチューブ24から下方へ延びるダウン
チューブ26と、トップチューブ22から下方へ延びる
シートチューブ30と、ダウンチューブ26とシートチ
ューブ30の接合部に配設されたボトムブラケット32
と、トップチューブ22から後方且つ下方へ延びる一対
のシートステー34と、ボトムブラケット32から後方
へ延びる一対のチェーンステー38からなる典型的なフ
レーム18を備えている。フォーク42はヘッドチュー
ブ24に回転可能に支持されており、ホイール46はフ
ォーク42の下端に回転可能に支持されている。フォー
ク42およびホイール46の回転方向は、周知の方法で
ハンドルバー50によって制御される。同軸となるよう
に装着された複数のフリーホイールスプロケット(図示
せず)を備えたリアホイール54は、シートステー34
とチェーンステー38の接合部に回転可能に支持されて
おり、複数のフロント(チェーンホイール)スプロケッ
ト62を支持するペダルアッセンブリ58は、ボトムブ
ラケット32に回転可能に支持されている。チェーン6
6は、複数のフロントスプロケット62の一つと、リア
ホイール54に装着された複数のフリーホイールスプロ
ケットの一つとを拘束している。フロントディレイラ7
0は、チェーン66を一のフロントスプロケット62か
ら他のそれへと移動させ、リアディレイラ74は、チェ
ーン66を一のフリーホイールスプロケットから他のそ
れへと移動させる。これらの操作は良く知られたもので
ある。本実施形態では、フロントディレイラ70は、補
助装置14に連結された出力コントロールワイヤ78を
引張および解放することによってコントロールされ、補
助装置14はボーデンタイプの入力コントロールケーブ
ル82によってコントロールされる。リアディレイラ7
4は、ボーデンタイプのコントロールケーブル86によ
って慣用的な方法でコントロールされる。
【0011】図2は、補助装置14の部分透視図であ
り、図3は、図2に示された補助装置の分解図である。
該実施形態において、補助装置14は、フロントディレ
イラ70の操作を補助するために、ボトムブラケット3
2中に回転自在に装着され且つペダルアッセンブリ58
によって回転されるクランク軸90の回転力を利用す
る。補助装置14は、上部枠体100及び104並びに
下部枠体106(図3には示さず)を備えている。上部
枠体100及び104は、各々開口部108及び112
を有し、且つそれらはボトムブラケット32の開口部と
一直線となっており、互いにネジ116によって締め付
けられている。主として下部枠体106によって形成さ
れる空間に配設される部材は、装着部材120、12
4、126及び128であり、これらは、装着部材12
8の開口部136を通り且つ中空ボルト144の開口部
140を通り且つ装着部材120のネジ穴148中へ延
びるネジ132によって互いに連結されている。該アッ
センブルユニットにおいて、中空ボルト144の頭部1
52は、装着部材124と装着部材120の筒状部15
6との間に挟まれており、中空ボルト144の軸部16
0は、装着部材124の開口部164を通って延び、中
空ボルト144のネジ部168は、装着部材126のネ
ジ穴172にねじ込まれ、中空ボルト144の端部は、
装着部材128の側面に当接している。装着部材128
は、ボルト174及びワッシャ175によって自転車に
取り付けられる。
【0012】入力伝達部材176は、該入力伝達部材1
76中の開口部192及び装着部材120中の開口部1
96を通って延びる筒状ベアリング188によって支持
されている。よって、入力伝達部材176は、回転軸X
を中心として回転するように、装着部材120、12
4、126及び128に対して回転自在に取り付けられ
る。入力伝達部材176は、入力伝達部材176と装着
部材120との間に周知の方法で固定されたバネ200
によって、装着部材120、124、126及び128
に対して反時計回りの方向へ付勢されている。入力伝達
部材176は、入力制御ワイヤ巻き面180と、ネジ2
04、ワッシャ208及びワイヤ受け部材212とから
なるワイヤ連結部材184とを備えている。ネジ204
は、入力コントロールワイヤ80が入力伝達部材176
とワイヤ受け部材212との間に硬く挟まれるように、
入力伝達部材176のネジ穴216にねじ込まれる。そ
して、入力コントロールワイヤ80は、入力コントロー
ルワイヤ80を引くと入力伝達部材176がバネ200
による付勢力に抗して時計回りに回転し、該入力コント
ロールワイヤ80を放すと入力伝達部材176がバネ2
00の付勢力によって反時計回りに回転するようにワイ
ヤ巻き面180を巻くように構成されている。本実施形
態では、3つのフロントスプロケット62があるため
に、入力伝達部材176は3つの区別された入力位置へ
移動することが必要となる。
【0013】入力駆動部材220が入力伝達部材176
とともに回転するように、該入力駆動部材220は、装
着部材124のスロット228を通るようにして延び且
つ入力伝達部材176の保持スロット(図示せず)上へ
と延びる一対の連結タブ224を備えている。入力駆動
部材220の駆動アーム230は、中間リング236か
ら延びる支柱232に連結され、Cクリップ240でそ
こに固定される。中間リング236に回転自在に取り付
けられるローラー形状の位置検知部材係合部材245及
び246は、位置検知円弧を決定する位置検知部材24
4の内周面と係合する。位置検知部材244の連結耳部
252は、他の位置検知部材260の連結タブ256に
連結される。位置検知部材260は、楕円型の内周面2
63と、ツメ案内面を決定する外周面268と、制御面
272及び276を備えている。位置検知部材244と
位置検知部材260とは、ともに装着部材126から延
びる枢支軸264に枢着されており、且つそれらは、連
結タブ256と、装着部材126から延びた突出部27
9との間に連結されたバネ278によって、反時計回り
の方向へ付勢されている。本実施形態の位置検知部材2
44及び260は、位置検知ユニットとみなすことがで
きる。
【0014】ワイヤ巻き部材の形状とされた出力伝達部
材280は、組み立て状態において装着部材124に接
触する筒状ベアリング284に支持されるため、該出力
伝達部材280は回転軸Y回りに回転するものとなる。
本実施形態において、回転軸Yは、回転軸Xと一致して
いる。出力伝達部材280は、ワイヤ巻き溝286と、
ワイヤ連結部材の機能によりケーブルエンドビード(図
示せず)をそこへ受けるためのケーブルエンドストップ
288(図7)とを備えている。本実施形態では、3つ
のフロントスプロケットを備えているため、出力伝達部
材280は3つの区別された出力位置へ移動する必要が
ある。接触部材290及び292は、以下に述べる方法
で中間リング236の内周面と係合するために、出力伝
達部材280の一面に取り付けられる。ラチェット29
8は、出力伝達部材280とともに回転するように、出
力伝達部材280中の保持スロット(図示せず)へ延び
る一対の連結タブ302を有している。ラチェット29
8は、一連の(例えば3つの)駆動歯306と、駆動面
及び位置保持面を規定する一連の(例えば3つの)位置
保持歯310とを備えている。
【0015】ツメ歯315及び316を有する位置保持
ツメ部材314は、装着部材126から延びる枢支軸3
18に回転自在に支持されている。位置保持ツメ部材3
14は、Cクリップ322によって枢支軸318上に保
持されており、上述と同様の手段によってバネ326に
よって時計回り方向に付勢されている。位置解放板33
0は、組み立て状態において装着部材126に接触する
筒状ベアリング334に回転自在に支持されている。位
置解放板330には、ツメ解放突起338として形成さ
れたツメ解放部材、運動伝達ツメ係合突起342、及び
運動伝達ツメ受けリセス346が備えられている。位置
解放板330は、位置解放板330から延びる付勢アー
ム351と装着部材126から延びる付勢アーム352
との間に連結されたバネ350によって反時計回りの方
向に付勢されている。装着耳部358を有する運動変換
板354として形成された運動伝達部材は、装着部材1
26上で対応する装着耳部362と、枢支軸366を介
して回転自在に連結されている。運動変換板354は、
以下に述べるようにして機能する駆動タブ370を備え
ている。
【0016】駆動軸400は、装着部材100に形成さ
れた開口部408に装着される筒状ベアリング404を
通って延び、ベアリング334、284及び188を通
って延び、図4に示したように装着部材120から出
て、装着部材104の側面に配設されるベアリング41
2で終わる。プッシュロッド416は、駆動軸400の
中央穴420を通って延びている。枢支軸426をそこ
から延ばしているツメ連結部材424は、駆動軸400
の一端に配設された対応する連結溝432と噛み合う連
結タブ428によって、駆動軸400に回転しないよう
に連結されている。運動伝達ツメ部材436は、Cクリ
ップ440によって枢支軸426に回転自在に支持され
ており、バネ444によって時計回り方向に付勢されて
いる。他のツメ連結部材448は、駆動軸400の他端
に配設された対応する連結溝456と噛み合う連結タブ
452によって、駆動軸400に回転しないように連結
されている。連結タブ452の径方向内側端部は、固定
ネジ460をそこへねじ込んで受けるために、螺刻面が
形成されている。解放制御タブ466および付勢タブ4
67を有する解放制御部材464は、ツメ連結部材44
8上の対応する装着ツメ472と係合する装着耳部46
8により、ツメ連結部材448に回転自在に取り付けら
れている。本実施形態において、解放制御部材464
は、ツメ保持部材とみなすことができ、付勢タブ467
と固定ネジ460との間に装着されたバネ476によっ
て、時計回りの方向に付勢されている。ツメ連結部材4
48、即ち駆動軸400は、ツメ連結部材448と装着
部材104から延びるバネ支持部484との間に装着さ
れるバネ480によって、反時計回りの方向へ付勢され
ている。ツメ板488、492及び496は、締付具5
00及び504によって互いに締め付けられており、ツ
メ板488及び496は、枢支軸508を介してツメ連
結部材448に回転自在に取り付けられている。ツメ板
488、492及び496は、全体として、ツメ板49
6とツメ連結部材448との間に連結されたバネ512
(本実施形態では、ツメ移動部材とみなし得る)から時
計回りの付勢力をうける回転体係合ツメ部材498を構
成する。弓形のツメ制御面517(本実施形態では、他
のツメ保持部材とみなし得る)及び弓形の解放制御面5
18を有するツメ制御部材516は、枢支軸520を介
して装着部材104に回転自在に連結され、さらに解放
制御面518と装着部材104との間で枢支軸520の
周りに取り付けられるバネ524によって、図3におい
て反時計回りの方向の付勢力を受ける。ツメ制御面51
7は、締付具500から延びる相補的なツメ制御面52
6と係合する。
【0017】本実施形態では、回転体係合ツメ部材49
8、ツメ連結部材448、駆動軸400、ツメ連結部材
424、ツメ436及びラチェット298は、軸90回
りの回転運動を出力伝達部材280へ伝達するための運
動伝達機構の構成要素である。さらに、本実施形態で
は、ツメ制御部材516、解放制御部材464、プッシ
ュロッド416、運動変換部材354、位置検知部材2
44及び260、中間リング236及び入力駆動部材2
20は、入力伝達部材176が第1入力位置、第2入力
位置又は第3入力位置のいずれかにあり且つ出力伝達部
材280が対応する第1出力位置、第2出力位置又は第
3出力位置にはないとき、回転体係合ツメ部材498を
回転体係合位置にまで移動させ、さらに、入力伝達部材
176が第1入力位置、第2入力位置又は第3入力位置
のいずれかにあり且つ出力伝達部材280が対応する第
1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置にあると
き、回転体係合ツメ部材498を回転体非係合位置にま
で移動させるためのスイッチング機構の構成要素であ
る。
【0018】入力コントロールワイヤ80が引かれたと
きの補助装置14の動作が図5乃至13Cに示されてい
る。図5、6A及び6Bに示したように、入力コントロ
ールワイヤ80の引っ張りは、入力伝達部材176がバ
ネ200の付勢力に抗して、出力伝達部材280(本実
施形態では)に対してシフトアップ位置にまで時計回り
に回転する要因となる。これは、入力伝達部材176と
入力駆動部材220とが一体として共に回転するため、
次に、入力駆動部材220を時計回りに回転させる要因
となる。入力駆動部材220の駆動アーム230は、直
ちに中間リング236を時計回りに回転させるが、図6
Bに示したように、中間リング236の内周面294が
出力伝達部材280上の接触部材290と接触すると、
接触部材290は支点として作用し、一致した回転軸X
及びYに対して中間リング236を偏心回転させる。そ
の結果、中間リング236は、右方向へ向かう力の成分
を有することとなり、ローラー246は位置検知部材2
44に抗して右方向へ向かう力を発揮し、位置検知部材
244及び260は、枢支軸264で反時計回りに回転
する。この位置検知部材244及び260の反時計回り
の回転は、位置検知部材260の制御面276が入力伝
達部材176に対して径方向に移動する要因となり、出
力伝達部材280が装着耳部358を上方(スイッチオ
ン位置とみなし得る)へ押動する要因となり、従って、
駆動タブ370がプッシュロッド416を押圧すように
運動変換板354が反時計回りに回転することとなる。
【0019】図7および8に示したように、駆動タブ3
70はプッシュロッド416を右へ移動させ、プッシュ
ロッド416は付勢タブ467に抗して解放制御部材4
64を反時計回りに回転するように押す。これは、解放
制御タブ466を下方へ回転させ、続いて、ツメ制御部
材516の重量がバネ524の付勢力に打ち勝つために
ツメ制御部材516を時計回りに回転させることとな
る。ツメ制御部材516の時計回りの回転は、ツメ制御
面517を上方へ移動させる要因となり、バネ512の
付勢力が作用する結果、回転体係合ツメ部材498が回
転体係合位置にまで時計回りに回転するのを許容する。
この位置において、回転体係合ツメ部材498は、軸9
0と一体的に回転(反時計回り)するように備えられた
回転体534上に形成された2つの歯530の双方と係
合し得る。こうして、回転体係合ツメ部材498は、回
転体係合部材として機能し得る。
【0020】図9A乃至9Cは、装置14が補助動作を
開始したときの該補助装置の図である。これらの図は、
チェーン66が最も小さいフロントスプロケット62を
拘束しており、次のより大きいスプロケットへ変更され
る際の状態に対応したものである。図9Bに示したよう
に、回転体係合ツメ部材498は回転体係合位置にあ
り、回転体534上の歯530の一つと接触している。
位置検知部材260が、図9Cに示したような反時計回
りに回転した位置にあるとき、楕円形の内周面263
は、ツメ案内面268が右方向へ移動してラチェット2
98の駆動歯306を露出させること、さらに、運動伝
達ツメ部材436を案内して最も近い駆動歯306と係
合させることを許容する。このとき、位置保持ツメ部材
314のツメ歯316は、最も右の位置保持歯310の
右側に位置する。
【0021】図10Aおよび10Bは、回転体係合ツメ
部材498が回転体534とともに移動し始めたときの
運動伝達機構の作用を説明している。これらの図に示さ
れているように、回転体534の反時計回りの回転は、
ツメ連結部材448と駆動軸400とを時計回りに回転
させる要因となる。これは、続いてツメ連結部材424
と運動伝達ツメ部材436とを最も近い駆動歯306に
係合させ、ラチェット298を出力伝達部材280とと
もに時計回りに回転させる要因となる。そして、出力伝
達部材280は、フロントディレイラ70が作動するよ
うに出力コントロールワイヤ78を引く。同時に、ツメ
歯316は上方へ且つ最も右側の位置保持歯310を超
えるように上昇する。
【0022】図11A及び11Bは、該回転体係合ツメ
部材498が回転体534と非係合状態となったとき
の、運動伝達機構の作用を説明している。この状態にお
いて、回転体係合ツメ部材498は既に回転体534の
歯530と非係合の状態となっており、ラチェット29
8は、ツメ歯316が上昇しているが中央の位置保持歯
310を越えないようなところまで回転している。この
とき、駆動軸400及びツメ連結部材448は、バネ4
80によってツメ連結部材448上に及ぼされる付勢力
によって、反時計回りに回転し始める。
【0023】図12A乃至12Cは、回転体係合ツメ部
材498がスタート位置へ向かって移動する際の補助装
置14の図であり、図13A乃至13Cは、シフト操作
が完了したときの補助装置14の図である。図12A乃
至12Cに示したように、駆動軸400及びツメ連結部
材448は、反時計回りに回転し、運動伝達ツメ部材4
36は駆動歯306から非係合となり、ラチェット29
8及び出力伝達部材280は、フロントディレイラ70
に組み込まれた戻りバネによって出力コントロールワイ
ヤ78に作用する付勢力により、反時計回りに回転す
る。出力伝達部材280は図9A乃至9Cに示された位
置よりも正味に時計回りに回転した位置にあるため、接
触部材290は、もはや中間リング236の内周面29
4に対して支点として作用せず、中間リング236のロ
ーラー245は、位置検知部材244を時計回りに回転
させるべく位置検知部材244の内周面248を押圧し
ない。その時、位置検知部材260の制御面276は、
もはや運動変換板354の装着耳部358を押し上げる
ことなく(スイッチオフ位置にあるとみなし得る)、運
動変換板354は時計回りに回転し、図12Aに示した
ように、プッシュロッド416は左方向へ移動し解放制
御部材464はバネ476の付勢力によって時計回りに
回転し、ツメ制御部材516は反時計回りに回転し、ツ
メ制御面517は、回転体係合ツメ部材498を反時計
回りに回転させて図13Bに示したような回転体非係合
位置にまで回転するように締付具500のツメ制御面5
26を押し下げる。さらに、ラチェット298は、位置
保持ツメ部材314のツメ歯316がバネ326の付勢
力の下で図13Cに示したように最も右の位置保持歯3
10の左側に接触して、出力伝達部材280の位置を保
持するまで回転する。
【0024】本実施形態においては、ラチェット298
及び出力伝達部材280は、初め所望の位置を越えて回
転してから所望の位置まで戻ることに注目すべきであ
る。これは、いわゆる“オーバーシフト”の効果を生
じ、フロントディレイラ70はチェーン66を目的とな
るスプロケットを越えて移動させ、その後所望の位置、
即ち、通常、目的のスプロケット上となる中央位置へ戻
す。一般的には、手動のディレイラ操作によってなされ
るこの効果は良く知られており、チェーンを小さいスプ
ロケットから大きいスプロケットへ移動させようとする
際に時折好ましいものである。もちろん、用途に応じ
て、該機構はそのような現象を除いて設計することも可
能である。
【0025】入力コントロールワイヤ80が解放された
際の補助装置14の作用が、図14乃至19Cに示され
ている。入力コントロールワイヤ80を解放すること
は、入力伝達部材176及び入力駆動部材220をバネ
200の付勢力に従い、(本実施形態では)出力伝達部
材280に対してシフトダウン位置にまで反時計回りに
回転させる要因となる。入力駆動部材220の駆動アー
ム230は中間リング236を反時計回りに回転させる
が、図14に示したように、中間リング236の内周面
294が出力伝達部材280の接触部材292に接触す
ると、接触部材292が支点として機能し、中間リング
236を、一致した回転軸XおよびYに対して偏心的に
回転させる要因となる。その結果、ローラー245は、
位置検知部材244に対して左方向に向かう力を発揮
し、そして、位置検知部材244及び260を枢支軸2
64で時計回りに回転させる要因となる。この位置検知
部材244及び260の時計回りの回転は、位置検知部
材260の制御面272が左側の装着耳部358を上方
へ押し上げる要因となり、駆動タブ370がプッシュロ
ッド416を押圧するように、運動変換板354を反時
計回りに回転させる。
【0026】この時の補助装置14の操作は、入力コン
トロールワイヤ80が引かれた際の操作と類似している
ため、相違点についてのみ説明する。主な相違は、運動
伝達ツメ部材436の操作にある。位置検知部材244
及び260が時計回りに回転するため、位置検知部材2
60のツメ案内面268は、図15Bに示したように、
運動伝達ツメ部材436がラチェット298の駆動面3
06と係合しないように左へ移動する。その結果、図1
6Bに示したように、運動伝達ツメ部材436はツメ案
内面268に沿って、駆動面306をバイパスし、図1
7Bに示したように、運動伝達ツメ部材436が位置解
放板330のツメ係合突起342に係合するまで移動す
る。そして、運動伝達ツメ部材436は、ツメ解放突起
338がツメ歯316の左側面を押圧するように、位置
解放板330を回転させ、こうして、位置保持ツメ部材
314が枢支軸318に対して反時計回りに回転する要
因となる。ツメ歯316が最も右の位置保持歯310の
先端を通過すると、ラチェット298は、図18Bに示
したように、中央の位置保持歯310がツメ歯315に
捉えられるまで反時計回りに回転する。運動伝達ツメ部
材436がツメ係合突起342から離れてスタート位置
に戻るように移動すると、位置解放板330は、ばね3
50の付勢力によって反時計回りに回転し、よって、ツ
メ解放突起338は歯316から離れる方向へ回転す
る。これは、続いて、位置保持ツメ部材314を図19
Bに示したような最終位置にまで時計回りに回転させる
ことを許容するものである。
【0027】本実施形態に係る補助装置の一つの利点
は、該補助装置が如何なる数のフロントスプロケットに
対しても設計し得ることである。さらに、中間リング2
36、ローラー245および246、接触部材290及
び292、そして位置検知部材244及び260の設計
により、ライダーは、一度に、2以上のギアをシフトす
ることができる。より詳しくは、ライダーが、フロント
スプロケット62の最も小さいものから最も大きいもの
へと(第1入力位置から第3入力位置へと)、2以上の
ギアをシフトするために入力伝達部材176を回転させ
るために入力コントロールワイヤ80を引くと、中間リ
ング236は、出力伝達部材280が第2出力位置へ回
転した後にも接触部材290及び292の支点効果が残
るような位置へとさらに回転する。こうして、突出部
(歯)530がそれを過ぎて回転した後には、回転体係
合ツメ部材498は対応する突出部530と非係合とな
るが、出力伝達部材280の第3出力位置への回転の要
因となるべく、もう一度回転体係合ツメ部材498が突
出部530の一つと係合するまで、回転体係合ツメ部材
498は回転体係合位置に留まる。一旦、出力伝達部材
280が第3入力位置に対応する第3出力位置にまで到
達すると、接触部材290及び292の支点効果は終わ
り、該システムは上述したように、空転状態へ戻る。
【0028】図20は本発明に係る補助装置600の第
2実施形態を示した側面図である。補助装置600は、
出力コントロールワイヤ612を引張および解放するこ
とによってフロントディレイラ608をコントロールす
るために、入力コントロールワイヤ604からのシフト
指令を受ける。補助装置600は、フロントディレイラ
608の操作を補助するために、フロントスプロケット
(図1で示されたスプロケット62のような)と一体的
に且つ同軸で回転する回転部材616の内周面に形成さ
れた2つの駆動歯614のうちの一つからの力を使用す
る。
【0029】図21は、補助装置600の分解斜視図で
ある。本実施形態において、補助装置600は、ボトム
ブラケット32の開口部に沿うような開口部634を規
定するメインハウジング630と、以下に述べるような
構成部材を収納するメインチャンバー636と、フロン
トディレイラ608のベース部材を形成するフランジア
ッセンブリ638と、出力コントロールワイヤ612の
ためのワイヤ案内溝642とを備えてなる。スペーサ6
46および648は、出力コントロールワイヤ612が
メインチャンバ636から出る出口通路656を形成す
べく、ネジ652によってメインハウジング630に固
定されている。カバー660とスペーサ664は、汚染
物質がメインチャンバ636へ入ることを防止すべく、
ネジ668によってメインハウジング630に固定され
ている。
【0030】メインハウジング630の内側面686に
位置する開口部682に沿った開口部678を有するワ
ッシャ672が、内側面686に接するように配されて
おり、また、筒状ベアリング690が、開口部678お
よび682を通るように挿入されている。カム698に
一体的に形成された連結シフト694は、筒状ベアリン
グ690を通るようして延び、且つ入力伝達部材706
の開口部702内に固定されているため、カム698お
よび入力伝達部材706は一体として回転する。入力伝
達部材706は、入力コントロールワイヤ巻き面707
と、ネジ709とワイヤ受け部材711とから構成され
るワイヤ連結具708とを備える。入力コントロールワ
イヤ604が入力伝達部材706とワイヤ受け部材71
1とにしっかりと挟まれるように、ネジ709は、入力
伝達部材706のネジ穴710にねじ込まれる。本実施
形態では、入力コントロールワイヤ604を引張ること
は入力伝達部材706を回転軸Xに対して反時計回りに
回転させるように作用し、入力コントロールワイヤ60
4を解放することは入力伝達部材706を回転軸Xに対
して時計回りに回転させるように作用する。第1実施形
態と同様に、もし3つのフロントスプロケットがあると
すれば、入力伝達部材706は3つの区別された入力位
置へ移動するように構成されている。
【0031】固定板720は、メインハウジング630
のネジ穴728にねじ込まれるネジ724によってメイ
ンハウジング630に固定されている。ツメ支持シャフ
ト732は、支持板736の一面側に取り付けられてお
り、メインハウジング630の内側面686の開口部
(図示せず)に固定された位置検知部材支持シャフト7
40は、支持板736の反対側に取り付けられている。
ツメ歯748および752を有する位置保持ツメ部材7
44は、ツメ支持シャフト732の端部にCクリップ7
56によって回転自在に取り付けられている。位置保持
ツメ部材744は、ツメ支持シャフトの回りに配され且
つ支持板736と位置保持ツメ部材744とを連結する
バネ760によって、反時計回りの方向に付勢されてい
る。補助装置600が組み立てられた状態では、位置保
持ツメ部材744が固定板720の前面において支持さ
れるように、ツメ支持シャフト732は固定板720の
端部を越えて延びている。
【0032】位置検知部材(又はユニット)750は、
装着耳部754を介して、位置検知部材支持シャフト7
40に回転自在に取り付けられている。襟部762を有
するコントロールシャフト758は、位置検知部材75
0の他方の装着耳部766に取り付けられている。位置
検知部材750は、カム従動部材開口部774を規定す
るように、内周面770又は位置検知円弧を備えてい
る。ツメ案内部材778の一端は、襟部762に隣接す
るようにCクリップ782で保持された状態でコントロ
ールシャフト758に回転自在に取り付けられる。ツメ
案内部材778は、ツメ案内部材778の自由端と装着
耳部754との間に連結されたバネ786によって反時
計回りの方向に付勢されている。ツメ案内部材778
は、位置検知部材750の外周面とともにツメ案内通路
780(図23)を形成する。これらの面は、以下に述
べる方法によって機能するツメ制御面を構成する。
【0033】筒状ベアリング788は駆動板790の中
央開口部789に取り付けられており、駆動板790、
出力伝達部材794および運動伝達部材796は、運動
伝達部材796のコーナー開口部800を通り、出力伝
達部材794の中央開口部802を通り、固定板720
の中央開口部806を通り、筒状ベアリング788を通
り、支持板736の中央開口部810を通り、螺刻され
たナット813に至るような軸798に回転自在に支持
されている。一連の位置保持歯818と一連の駆動面8
20を有するラチェット814は、出力伝達部材794
に固定されている。出力伝達部材794およびラチェッ
ト814は、固定板720と出力伝達部材794の間を
連結するバネ822によって、時計回りの方向に付勢さ
れている。出力伝達部材794は、出力コントロールワ
イヤ612の端部に取り付けられたワイヤエンドビード
825を受けるためのワイヤ終端リセス826を備えて
いる。第1アーム828と第2アーム829を有するカ
ム従動部材827は、枢支軸823を介してラチェット
814に取り付けられている。斯かる構造によれば、出
力伝達部材794、ラチェット814およびカム従動部
材827は、本実施形態では入力伝達部材706に対す
る回転軸Xと同軸である回転軸Yに対して一体となって
回転する。カム従動部材ローラー831および832と
して形成された位置検知部材係合部材は、ネジ833お
よび835によって第1および第2のアーム828およ
び829の端部にそれぞれ取り付けられる。組み立てら
れた状態においては、カム従動部材ローラー831およ
び832は、カム698と位置検知部材750の内周面
770との間に配される。
【0034】駆動歯834およびコントロールシャフト
838(図28)を有する運動伝達ツメ部材830は、
Cクリップ846によって枢支軸842に保持され、枢
支軸842を介して駆動板790に回転自在に取り付け
られている。駆動歯834は、以下に述べるような方法
でラチェット814上の一連の駆動面820のいずれか
一つと係合する。運動伝達ツメ部材830は、駆動板7
90と運動伝達ツメ部材830との間に連結されたバネ
850によって、反時計回りの方向に付勢されている。
運動伝達ツメ係合突起858、運動伝達ツメ受けリセス
862、およびツメ解放突起866として形成されたツ
メ解放部材を有する位置解放板854は、筒状ベアリン
グ788上に回転自在に支持されている。位置解放板8
54は、駆動板790と位置解放板854との間に連結
されたバネ870により、時計回りの方向に付勢されて
いる。
【0035】駆動板790から延びる連結タブ880
は、駆動板790と運動伝達部材796とが軸798回
りに一体となって回転するように、運動伝達部材796
に形成された連結リセス884中へ固定されている。回
転体係合ツメ部材892として形成された回転部材係合
部材の一端に配された連結ポスト888は、運動伝達部
材796の上コーナーに形成された連結リセス896の
中に配され、カバー660の内面に形成された案内リセ
ス889の中をスライドする。回転体係合歯900は、
以下に述べる方法で回転部材616上の駆動歯614の
一つと係合すべく、回転体係合ツメ部材892の他端に
形成されている。コントロールピン904は、回転体係
合歯900に近接するように回転体係合ツメ部材に固定
されており、ツメ制御部材912に形成された案内スロ
ット908を通って延びている。ツメ制御部材912の
下端部916は、枢支軸920を介してメインハウジン
グ630に回転自在に連結され、ツメ制御部材912
は、ツメ制御部材912とメインハウジング630との
間に連結されたバネ914によって反時計回りの方向に
付勢されている。補助部材が組み立てられた際には、コ
ントロールシャフト758は、ホーム位置925を含む
ようにツメ制御部材912の内側端部によって規定され
たコントロール面924と接触する。ツメ制御部材91
2の安定性は、ツメ制御部材の長穴927を通りメイン
ハウジング630のネジ穴928中へ延びる案内ネジ9
26によって、より一層高められている。
【0036】本実施形態において、回転体係合ツメ部材
892、運動伝達部材796、駆動板790、ツメ連結
具842、運動伝達ツメ部材830およびラチェット8
14は、軸90の回転運動を出力伝達部材794へ伝え
る運動伝達機構の構成要素となっている。さらに、本実
施形態では、ツメ制御部材912、位置検知部材75
0、カム698およびカム従動部材827は、前記入力
伝達部材706が第1入力位置、第2入力位置、又は第
3入力位置の何れか一つにあり且つ前記出力伝達部材7
94が対応する第1出力位置、第2出力位置又は第3出
力位置にないとき、回転体係合ツメ部材892を回転部
材係合位置(図24)へ移動させ、前記入力伝達部材7
06が第1入力位置、第2入力位置、又は第3入力位置
の何れか一つにあり且つ前記出力伝達部材794が対応
する第1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置にあ
るとき、ツメ892を回転部材非係合位置(図22)へ
移動させるようなスイッチング機構の構成要素となって
いる。
【0037】シフトアップ操作(例えば、最も小さいス
プロケットからより大きな(中間サイズの)スプロケッ
トへ)の際の補助装置600の操作は、図22乃至図2
7Cを参照することによって理解することができる。入
力コントロールワイヤ604の引張によって成されるシ
フトアップ操作は、順に、入力伝達部材706を出力伝
達部材794に対するシフトアップ位置にまで反時計回
りに回転させる要因となる。図23および図25Aに示
したように、入力伝達部材706の反時計回りの回転
は、連結シャフト694によってカム698に伝えられ
る。カム698のより大径の周面は、ローラー831を
押し、順に、位置検知部材750の内周面770を押
し、位置検知部材支持シャフト740の回りに反時計回
りに位置検知部材750を偏心回転させる。位置検知部
材750の反時計回りの回転は、バネ850の付勢力に
よって運動伝達ツメ部材830が図25Bおよび図25
Cに示した位置にまで反時計回りに回転するのを許容す
る。位置検知部材750の反時計回りの回転は、同時
に、コントロールシャフト758がツメ制御部材912
の制御面924を上方へ押し上げ、ツメ制御部材912
を図22に示したスイッチオフ位置から図24に示した
スイッチオン位置へと時計回りに回転する要因となる。
同様に、ツメ制御部材912の時計回りの回転は、回転
体係合ツメ部材892が図22に示した回転部材非係合
位置から図24に示した回転部材係合位置にまで移動す
るのを許容する。
【0038】回転体係合ツメ部材892が回転部材61
6上の駆動歯614の一つと係合するとき、回転部材6
16の回転力は運動伝達部材796へ伝えられ、これが
運動伝達部材796、駆動板790および運動伝達ツメ
部材830を反時計回りに回転させることとなる。運動
伝達ツメ部材830が反時計回りに回転した位置にある
と、運動伝達ツメ部材830の駆動歯834はラチェッ
ト814の最も近接した駆動面820と係合し、これ
が、図25Bおよび図25Cに示したように、ラチェッ
ト814、出力伝達部材794およびカム従動部材82
7を反時計回りに回転させる要因となる。その結果、出
力伝達部材794が出力コントロールワイヤ612を巻
き付け、位置保持ツメ部材744の位置保持歯748を
上方へ、そして図26Cに示したように、ラチェット8
14の最も反時計回りの位置にある歯818を越えるよ
うに上昇させる。運動伝達ツメ部材830は、位置解放
板854の運動伝達ツメ受けリセス862に受け入れら
れ、そして位置解放板854は非作動状態に維持され
る。
【0039】カム従動部材827が出力伝達部材794
とともに反時計回りに回転すると、カム698のより大
径の周面がカム従動部材827のローラー832を押
し、ローラー832は位置検知部材750の内周面77
0を押す。これば、順に、図26Aに示したように、位
置検知部材750が位置検知部材支持シャフト740の
回りに回転する要因となる。その結果、コントロールシ
ャフト758は、ツメ制御部材912の制御面924に
あるホーム位置925へ移動し、これは、ツメ制御部材
912がバネ914の付勢力によってスイッチオフ位置
にまで反時計回りに回転するのを許容する。こうして、
以下に説明するような方法で回転体係合ツメ部材892
が回転部材616の駆動歯614から非係合となったと
き、運動伝達部材796は図26Bおよび図26Cに示
したように時計回りに回転し、回転体係合ツメ部材89
2が図22に示したような回転部材非係合位置にまで回
転する。出力伝達部材794とラチェット814は、初
め、運動伝達部材796の時計回りの回転に追随する
が、位置保持ツメ部材744が反時計回り方向へと付勢
されているため、ツメ歯748は最も反時計回り位置に
ある保持歯818の右側面に当接し、出力伝達部材79
4を図27Bおよび図27Cに示したような所望のシフ
トアップ位置に保持する。その時、カム従動部材827
および位置検知部材750は、図27Aに示したような
ニュートラル位置にある。第1実施形態と同様に、上述
した挙動はオーバーシフト機能をも提供する。
【0040】シフトダウン操作(例えば、中間サイズの
フロントスプロケットから最も小さいフロントスプロケ
ットへ)の際の補助装置600の操作は、図22、図2
4および図28乃至図32Cを参照することによって理
解することができる。入力コントロールワイヤ604に
よって成されるシフトダウン操作は、入力伝達部材70
6を出力伝達部材794に対してシフトダウン位置へ時
計回りに回転させる要因となる。図28および図29A
に示したように、入力伝達部材706の時計回りの回転
は、連結シャフト694を介してカム698に伝えられ
る。カム698の大径の周面はローラー832を押し、
順に、位置検知部材750の内周面770を押し、これ
が位置検知部材750を位置検知部材支持シャフト74
0の回りに時計回りに回転させる要因となる。位置検知
部材750の時計回りの回転は、案内通路780が運動
伝達ツメ部材830のコントロールシャフト838を押
し下げ、これが運動伝達ツメ部材830が図29Bおよ
び図29Cに示した位置へと時計回りに回転する要因と
なる。また、位置検知部材750の時計回りの回転は、
コントロールシャフト758がツメ制御部材912の制
御面を押し下げ、ツメ制御部材912をスイッチオン位
置まで時計回りに回転させる要因となる。ツメ制御部材
912の時計回りの回転は、再び、回転体係合ツメ部材
892が図22に示された回転部材非係合位置から図2
4に示された回転部材係合位置にまで回転することを許
容する。
【0041】回転体係合ツメ部材892が駆動歯614
の一つと係合したとき、回転部材616の回転力は運動
伝達部材796に伝達され、これが運動伝達部材79
6、駆動板790および運動伝達ツメ部材830を反時
計回りに回転させる要因となる。運動伝達ツメ部材83
0が時計回りに回転した位置にあると、ツメ案内通路7
80は、図30Aおよび図30Bに示したように、運動
伝達ツメ部材830の駆動歯834が位置解放板854
の運動伝達ツメ係合突起858と係合する要因となる。
運動伝達ツメ830が反時計回りに回転しつづけると、
位置解放板854もまた反時計回りに回転し、ツメ解放
突起866が位置保持ツメ部材744のツメ歯748を
押し、位置保持ツメ部材744を時計回りに回転させる
要因となる。図31Bおよび図31Cに示したように、
ツメ歯748が、最も反時計回りの位置の保持ツメ81
8の先端をかわしたとき、ラチェット814、出力伝達
部材794およびカム従動部材827は、出力コントロ
ールワイヤ612を解放すべく、ラチェット814の中
間位置の保持歯818が位置保持ツメ部材744のツメ
歯752に当接するまで、時計回りに回転する。
【0042】カム従動部材827が出力伝達部材794
とともに時計回りに回転すると、カム698のより大径
の周面がカム従動部材827上のローラー831を押
し、ローラー831は位置検知部材750の内周面77
0を押す。これは、続いて、図31Aに示したように位
置検知部材750が位置検知部材支持シャフト740に
対して反時計回りに回転する要因となる。その結果、コ
ントロールシャフト758は、制御面924のホーム位
置925へ移動し、ツメ制御部材912がバネ914の
付勢力に従ってスイッチオフ位置にまで回転するのを許
容する。こうして、回転体係合ツメ部材892が回転部
材616の駆動歯614から非係合となったとき、運動
伝達部材796は、図31Bおよび図31Cに示したよ
うに時計回りに回転し、回転体係合ツメ部材892が図
22に示したような回転部材非係合位置にまで移動す
る。運動伝達ツメ部材830が時計回りに移動すると、
位置解放板854も同様にして時計回りに回転し、ツメ
解放突起866は位置保持ツメ部材744のツメ歯74
8を押すのをやめる。そして、位置保持ツメ部材744
がバネ760の付勢力に従って反時計回りに回転し、こ
れがラチェット814、出力伝達部材794およにカム
従動部材を図32Bおよび32Cに示したような最終位
置にまで移動するのを許容する。その時、カム従動部材
827および位置検知部材750は図32Aに示したよ
うなニュートラル位置にある。
【0043】図33は、どのようにして回転体係合ツメ
部材892が回転部材616の駆動歯614から非係合
となるのかを詳細に示したものである。回転体係合ツメ
部材892は初めに駆動歯614と係合し、回転体係合
歯900の湾曲側面901は駆動歯614の窪んだリセ
ス617と接触し、そして回転体係合ツメ部材892は
回転部材616とともに回転する。同時に、連結ポスト
888は、案内リセス889へスライドして入り込む。
運動伝達部材796がそのストロークの端まで到達する
と、回転体係合歯900を駆動歯614から解放すべ
く、案内リセス889は、回転体係合ツメ部材892即
ち回転体係合歯900が図33に示したような位置へ僅
かに反時計回りに回転する要因となる。回転部材616
の更なる回転は、回転体係合歯900が駆動ツメ614
を超えるように上昇する要因となり、回転体係合ツメ部
材892はその後ホームポジションへ戻る。
【0044】第1実施形態と同様に、補助装置600は
2以上のフロントスプロケットを備えることができ、且
つ複数のシフト操作を同時に行うことができる。入力伝
達部材706の更なる回転が、単にカム698を回転さ
せるに過ぎないため、カム698のより大径の周面にあ
るより大きな円弧は、ローラー831またはローラー8
32のいずれかの下に配される。こうして、出力伝達部
材794とカム従動部材827とが次の連続するギア位
置にまで回転すると、位置検知部材750はツメ制御部
材912をスイッチオン位置に保持し、回転体係合ツメ
部材892は出力伝達部材794の位置が入力伝達部材
706によって示された所望のギア位置に応じた出力伝
達部材794の位置となるまで、連続して回転部材61
6の駆動歯614と係合する。
【0045】図34は図21に示したフロントディレイ
ラの分解斜視図である。この図に示したように、(ディ
レイラ608の為のベース部材として機能する)フラン
ジアッセンブリ638は、連結耳部950と連結耳部9
54とを備える。連結耳部959、960、961及び
962を有するリンク部材958は、連結耳部950の
開口部966を通り連結耳部959の開口部970を通
り連結耳部960の開口部974を通り連結耳部954
の開口部978を通って延びる圧入された枢支軸963
によって、連結耳部950及び954に回転自在に連結
されている。チェーンガイド982は、連結耳部962
の開口部988を通りチェーンガイドを支持する可動部
材992の開口部990を通って延びる圧入された枢支
軸986を介し、さらに、連結耳部961の開口部99
8を通りチェーンガイド982を支持する他の可動部材
1004の開口部1002を通って延びる圧入された枢
支軸994を介して、リンク部材958に回転自在に連
結されている。
【0046】トップギア位置調整ネジ1006は、トッ
プギア位置を公知の方法によって制限するために、連結
耳部962上の突起1022に接触するように、カバー
1014の開口部1010を通り、可動部材992の開
口部1018を通って延びている。同様に、ローギア位
置調整ネジ1026は、ローギア位置を公知の方法によ
って制限するために、連結耳部962上の突起1042
に接触するように、カバー1014の開口部1030を
通り、可動部材992の開口部1038を通って延びて
いる。プレート連結ネジ1046は、運転中にチェーン
がチェーンガイド982の中に挿入されるように、公知
の方法によってチェーンガイド982のプレートエンド
1050および1054を取り外し可能に連結する。
【0047】作動アーム1060として形成された第1
作動ユニットの一端は、作動アーム1060が軸Z回り
に回転するように、連結耳部954の開口部1068を
通り、作動アーム1060の開口部1072を通って延
びる枢支軸1064によって連結耳部954に回転可能
に連結されている。作動アーム1060の他端は、作動
アーム1060の開口部1080を通り、可動部材99
2の開口部1084を通って延びる枢支軸1076によ
って可動部材992に回転可能に連結されている。作動
アーム1060は、枢支軸1076上に枢支軸1076
の窪み1078に係合されたCクリップ1077によっ
て保持されている。こうして、フランジアッセンブリ6
38、リンク部材958、可動部材992及び100
4、及び作動アーム1060は、チェーンガイド982
が作動アーム1060の回転に応じてフランジアッセン
ブリ638に対する移動を許容するような4バーリンク
型の機構を構成する。さらに、作動アーム1060は、
作動アーム1060の横から垂直に延びる位置調整耳部
1096のネジ穴1092を通って延びる位置調整ネジ
1088を備える。位置調整ネジ1088の機能につい
ては、以下に述べる。
【0048】第1作動部材1100および第2作動部材
1104からなる第2作動ユニットは、第2作動部材1
104の開口部1108を通る枢支軸1064に回転自
在に連結されている。よって、第2作動部材1104と
作動アーム1060はともに軸Zに対して回転し、それ
らは、枢支軸1064の溝1116に係合するCクリッ
プ1112によって所定位置に保持されている。第1作
動部材1100の一端は、第2作動部材1104の連結
耳部1128の開口部1124を通り、連結耳部112
8の間に位置する第1作動部材1100の開口部113
2を通って延びる枢支軸1120を介して、第2作動部
材1104の一端に回転可能に連結されている。枢支軸
1120は回転軸Wを規定し、枢支軸1120の溝11
38に係合するCクリップ1136によって所定位置に
保持されている。第1作動部材1100の他端と第2作
動部材1104の他端は、ともに、第1作動部材110
0の連結耳部1141のネジ穴1140を通り、第2作
動部材1104の連結耳部1144のネジ穴1143中
へ延びる位置調整ネジ1139によって調整自在に連結
されている。
【0049】第1作動部材1100は、出力コントロー
ルワイヤ612を巻き込むためのワイヤ巻き面1146
を備えている。ネジ1154とワイヤ受け部材1158
とから構成されたワイヤ連結部材1150は、第1作動
部材1100に取り付けられている。ネジ1154は、
出力コントロールワイヤ612が第1作動部材1100
とワイヤ受け部材1158とに固く挟まれるように、ワ
イヤ受け部材1158の開口部1160を通って延び、
第1作動部材1100のネジ穴1162にねじ込まれて
いる。図35に示したように、位置調整ネジ1088の
端面は、第2作動部材1104の連結耳部1144に形
成された突起1162に接触する。こうして、出力コン
トロールワイヤ612の引張は、第1作動部材110
0、第2作動部材1104、および作動アーム1060
を従来型の戻りバネ(図示せず)の付勢力に抗して一体
として時計回りに回転させ、チェーンガイド982を図
21の右側へ移動させる。反対に、出力コントロールワ
イヤ612の解放は、第1作動部材1100、第2作動
部材1104、および作動アーム1060を戻りバネの
付勢力に従って一体として反時計回りに回転させ、チェ
ーンガイド982を図21の左側へ移動させる。
【0050】即座に明白であるように、第1作動ユニッ
ト(作動アーム1060)と第2作動ユニット(第1作
動部材1100および第2作動部材1104)との相対
回転位置は、位置調整ネジ1088の回転によって調整
可能である。また、図36に示したように、位置調整ネ
ジ1139の回転は、湾曲面1146の湾曲半径R、と
りわけ湾曲面1146の調整ネジ1139に最も近い部
分を、その回転に応じて増加又は減少させる要因とな
る。これは、湾曲半径Rのみならず第1作動部材110
0と第2作動部材1104の全体としての回転位置に依
存してケーブルの引張割合を変化させる要因となる。こ
うして、湾曲面1146に対する所望の曲率を選択し、
位置調整ネジ1139をそれに応じて調整することによ
り、特定のケーブル引張割合特性が得られ、位置調整ネ
ジ1088を調整することによって、そのケーブル引張
割合特性を生じるような第1作動部材と第2作動部材の
回転位置を選択し得る。これは、異なった又は変化する
作動比率を有するディレイラに適応し得るような大きな
適用範囲を提供するものである。
【0051】上述した内容は、本発明の様々な実施形態
のうちの一つの記載であるが、本発明の思想および範囲
から逸脱することなく、更なる変更を行うことができ
る。例えば、種々の構成部材の大きさ、形状、位置又は
方向を所望のように変更することができる。一の部材に
よる機能は、二又はそれ以上によって果たし得る。全て
の利点が特定の実施形態において同時に達成される必要
はない。従来技術からみて独特であり、それ一つだけ又
は他の特徴との組み合わせによる全ての特徴は、そのよ
うな特徴が具体化された構造的及び/又は機能的概念を
含んだ、出願人による更なる発明の別な開示とみなすべ
きである。このように、本発明の範囲は、開示された特
定の構造や、ある構造又は特徴にはじめの焦点をあてた
態様によって制限されるべきではない。
【0052】
【発明の効果】本発明に斯かる補助装置によれば、自転
車変速機の変速操作を補助するための装置として、2以
上のフロントスプロケットを備えたフロントディレイラ
にも適用可能となり、また、常に運動する可動部の数を
可及的に減少させることによって構成部材の早期の摩耗
を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、自転車変速機に、変速操作を補助する
ための本発明に係る装置を組み込んだ特定の自転車の側
面図である。
【図2】図2は、自転車変速機の変速のためになされた
本発明に係る補助装置の特定の実施形態の拡大した部分
透視図である。
【図3】図3は、図2に示された補助装置の分解図であ
る。
【図4】図4は、図2に示されたスイッチング機構の一
部を示した組み立て図である。
【図5】図5は、図4に示したスイッチング機構の分解
図である。
【図6】図6Aおよび図6Bは、入力伝達部材が時計回
りに回転したとき、位置検知部材の作用を示した正面図
である。
【図7】図7は、該スイッチング機構の作用を示した側
面図である。
【図8】図8は、該スイッチング機構と運動伝達機構と
の相互作用を示した分解図である。
【図9】図9Aは、該装置が補助動作をしている際の該
補助装置の側面図である。図9Bは、図9Aの9B−9
B線断面図である。図9Cは、図9Aの9C−9C線断
面図である。
【図10】図10Aおよび図10Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体とともに回転している際の、運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図11】図11Aおよび図11Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体から非係合状態にある際の、運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図12】図12Aは、回転体係合ツメ部材がスタート
位置にまで戻ることを示した補助装置の側面図である。
図12Bは、図12Aの12B−12B線断面図であ
る。図12Cは、図12Aの12C−12C線断面図で
ある。
【図13】図13Aは、シフト操作が完了した際の補助
装置の側面図である。図13Bは、図13Aの13B−
13B線断面図である。図13Cは、図13Aの13C
−13C線断面図である。
【図14】図14は、入力伝達部材が反時計回りに回転
する際の位置検知部材の作用を示した正面図である。
【図15】図15Aおよび図15Bは、該装置が補助動
作をしている際の、運動伝達機構の作用を説明したもの
である。
【図16】図16Aおよび図16Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体とともに回転している際の運動伝達機構の
作用を説明したものである。
【図17】図17Aおよび図17Bは、回転体係合ツメ
部材が回転体から非係合状態となった際の運動伝達機構
の作用を説明したものである。
【図18】図18Aおよび図18Bは、回転体係合ツメ
部材がスタート位置まで戻る際の運動伝達機構の作用を
説明したものである。
【図19】図19Aおよび図19Bは、シフト操作が完
了した際の運動伝達機構の作用を説明したものである。
【図20】図20は、本発明に係る補助装置の第2実施
形態の側面図である。
【図21】図21は、図20に示した補助装置の分解斜
視図である。
【図22】図22は、回転体係合ツメ部材が回転部材非
係合位置にある状態を示した補助装置の側面図である。
【図23】図23は、シフトアップ操作の初期における
入力伝達部材、位置検知部材および回転体係合ツメ部材
の作用を示した分解斜視図である。
【図24】図24は、回転部材係合位置にある回転体係
合ツメ部材を示した補助装置の側面図である。
【図25】図25Aは、シフトアップ操作の初期におけ
るカム、カム従動部材および位置検知部材を示したもの
である。図25Bは、シフトアップ操作の初期における
運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示したもので
ある。図25Cは、シフトアップ操作の初期における位
置保持機構の作用を示したものである。
【図26】図26Aは、シフトアップ操作の中間段階に
おけるカム、カム従動部材および位置検知部材を示した
ものである。図26Bは、シフトアップ操作の中間段階
における運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示し
たものである。図26Cは、シフトアップ操作の中間段
階における位置保持機構の作用を示したものである。
【図27】図27Aは、シフトアップ操作の最終段階に
おけるカム、カム従動部材および位置検知部材を示した
ものである。図27Bは、シフトアップ操作の最終段階
における運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示し
たものである。図27Cは、シフトアップ操作の最終段
階における位置保持機構の作用を示したものである。
【図28】図28は、シフトダウン操作の初期における
入力伝達部材、位置検知部材および回転体係合ツメ部材
の作用を示した分解斜視図である。
【図29】図29Aは、シフトダウン操作の初期におけ
るカム、カム従動部材および位置検知部材を示したもの
である。図29Bは、シフトダウン操作の初期における
運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示したもので
ある。図29Cは、シフトダウン操作の初期における位
置保持機構の作用を示したものである。
【図30】図30Aは、運動伝達部材が運動伝達ストロ
ークの終端にある際のシフトダウン操作の中間段階にお
ける運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示したも
のである。図30Bは、運動伝達部材が運動伝達ストロ
ークの終端にある際のシフトダウン操作の中間段階にお
ける位置保持機構の作用を示したものである。
【図31】図31Aは、運動伝達部材がホームポジショ
ンへ戻り始めた際のシフトダウン操作の中間段階におけ
るカム、カム従動部材および位置検知部材を示したもの
である。図31Bは、運動伝達部材がホームポジション
へ戻り始めた際のシフトダウン操作の中間段階における
運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示したもので
ある。図31Cは、運動伝達部材がホームポジションへ
戻り始めた際のシフトダウン操作の中間段階における位
置保持機構の作用を示したものである。
【図32】図32Aは、シフトダウン操作の最終段階に
おけるカム、カム従動部材および位置検知部材を示した
ものである。図32Bは、シフトダウン操作の最終段階
における運動伝達部材および出力伝達部材の作用を示し
たものである。図32Cは、シフトダウン操作の最終段
階における位置保持機構の作用を示したものである。
【図33】図33は、回転体係合ツメ部材が回転部材か
ら非係合となる動作を示した詳細図である。
【図34】図34は、図21に示したフロントディレイ
ラの分解斜視図である。
【図35】図35は、組み立てられた状態にあるフロン
トディレイラのストローク調整機構の詳細図である。
【図36】図36は、図35に示したストローク調整機
構の作用を示した説明図である。
【付号の説明】
14、600 補助装置 78、612 出力コントロールワイヤ 80、604 入力コントロールワイヤ 90 クランク軸 120、124、126、128 装着部材 176、706 入力伝達部材 220 入力駆動部材 236 中間リング 244、260、750 位置検知部材 245、246 ローラー(位置検知部材係
合部材) 280、794 出力伝達部材 298、814 ラチェット 314、744 位置保持ツメ部材 330、854 位置解放板 354 運動変換板 400 駆動軸 416 プッシュロッド 424、448 ツメ連結部材 436、830 運動伝達ツメ部材 464 解放制御部材 498、892 回転体係合ツメ部材 516、912 ツメ制御部材 608 フロントディレイラ 698 カム 796 運動伝達部材 827 カム従動部材 X、Y、Z、W 回転軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車変速機の操作を補助するために回
    転体からの力を使用する補助装置であって、 装着部材と、 該装着部材に連結された入力伝達部材であって、少なく
    とも第1入力位置、第2入力位置及び第3入力位置へ移
    動する該入力伝達部材と、 前記装着部材に連結された出力伝達部材であって、前記
    入力伝達部材の第1入力位置、第2入力位置および第3
    入力位置に各々対応した第1出力位置、第2出力位置及
    び第3出力位置へ移動する該出力伝達部材と、 回転体係合位置と回転体非係合位置との間を移動する回
    転体係合部材と、 該回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達す
    るための運動伝達機構と、 前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位置又は第
    3入力位置のいずれか1つにあり、前記出力伝達部材が
    対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置
    にないときには、前記回転体係合部材を回転体係合位置
    へ移動させ、前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入
    力位置又は第3入力位置のいずれか1つにあり、前記出
    力伝達部材が対応した第1出力位置、第2出力位置又は
    第3出力位置にあるときには、前記回転体係合部材を回
    転体非係合位置へ移動させるようなスイッチング機構と
    を備えてなり、 前記入力伝達部材が入力伝達部材回転軸に対して回転す
    るために前記装着部材に連結され、前記出力伝達部材が
    出力伝達部材回転軸に対して回転するために前記装着部
    材に連結されており、 前記スイッチング機構が、前記入力伝達部材及び出力伝
    達部材に作動的に連結された位置検知部材を備えてな
    り、 該位置検知部材は、前記入力伝達部材が第1入力位置、
    第2入力位置又は第3入力位置のいずれか一つにあり、
    前記出力伝達部材が対応した第1出力位置、第2出力位
    置又は第3出力位置にないときにはスイッチオン位置へ
    移動し、前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位
    置又は第3入力位置のいずれか一つにあり、前記出力伝
    達部材が対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3
    出力位置にあるときにはスイッチオフ位置へ移動するよ
    うに構成され、 前記スイッチング機構が、更に前記入力伝達部材と前記
    位置検知部材とを作動的に連結するカムを備えてなり、
    前記入力伝達部材が第1入力位置、第2入力位置又は第
    3入力位置のいずれか1つにあり、前記出力伝達部材が
    対応した第1出力位置、第2出力位置又は第3出力位置
    にないときに、該カムが前記位置検知部材を前記スイッ
    チオン位置へ移動させるように構成されていることを特
    徴とする補助装置。
  2. 【請求項2】 前記カムが、前記入力伝達部材とともに
    回転するように連結されていることを特徴とする請求項
    1記載の補助装置。
  3. 【請求項3】 更に前記カムと係合するカム従動部材を
    備え、該カム従動部材が前記出力伝達部材とともに回転
    するように連結されていることを特徴とする請求項2記
    載の補助装置。
  4. 【請求項4】 前記カム従動部材が、前記位置検知部材
    の内周面と係合していることを特徴とする請求項3記載
    の補助装置。
  5. 【請求項5】 前記カム従動部材が、前記カムと前記位
    置検知部材の内周面とを係合させるためのローラを備え
    ていることを特徴とする請求項4記載の補助装置。
  6. 【請求項6】 前記入力伝達部材の回転軸が、前記出力
    伝達部材の回転軸と一致していることを特徴とする請求
    項4記載の補助装置。
  7. 【請求項7】 自転車変速機の操作を補助するために回
    転体からの力を使用する補助装置であって、 装着部材と、 該装着部材に連結された入力伝達部材であって、少なく
    とも第1入力位置及び第2入力位置へ移動する該入力伝
    達部材と、 前記装着部材に連結された出力伝達部材であって、前記
    入力伝達部材の第1入力位置及び第2入力位置に各々対
    応した第1出力位置及び第2出力位置へ移動する該出力
    伝達部材とを備え、 該入力伝達部材及び出力伝達部材の少なくとも一方は回
    転軸に対して回転するように構成されており、さらに、 回転体係合位置と回転体非係合位置との間を移動する回
    転体係合部材と、 該回転体係合部材から前記出力伝達部材へ運動を伝達す
    るための運動伝達機構と、 前記入力伝達部材が第1入力位置又は第2入力位置のい
    ずれか1つにあり、前記出力伝達部材が対応した第1出
    力位置又は第2出力位置にないときには、前記回転体係
    合部材を回転体係合位置へ移動させ、前記入力伝達部材
    が第1入力位置又は第2入力位置のいずれか1つにあ
    り、前記出力伝達部材が対応した第1出力位置又は第2
    出力位置にあるときには、前記回転体係合部材を回転体
    非係合位置へ移動させるようなスイッチング機構を備
    え、 該スイッチング機構は、前記入力伝達部材とともに動く
    カムと、前記出力伝達部材とともに動くカム従動部材と
    を備えたことを特徴とする補助装置。
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