JP2003172018A - レベル調整床パネルの壁際縁部の補強構造、および同壁際縁部の補強工法 - Google Patents

レベル調整床パネルの壁際縁部の補強構造、および同壁際縁部の補強工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に簡素な構造にして、床パネルの壁際縁
部を確実に補強することができ、かつ、載置されたフロ
ーリング材の振動や騒音を効率的に減少せしめ、しか
も、施工性に非常に優れたレベル調整床パネルの壁際縁
部の補強構造、および補強工法を提供すること。 【解決手段】 室内壁Wによって囲われる床スラブSの
上に複数の床パネル1・1…の各々の表面レベルがフロ
アポスト3・3…のアジャストボルト機構31・31…を介
して面一に調整されて敷き詰められたレベル調整床であ
って、これら床パネル1のうち、前記室内壁W側に位置
する壁廻りパネル1a・1a…には、各々の壁際縁部11
にチャンネル材2の凹部21を嵌合させることによって当
該壁際縁部11に剛性を付与して荷重偏在によるレベル不
整を防止するという技術的手段を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用床材の改
良、更に詳しくは、非常に簡素な構造にして、レベル調
整床パネルの壁際縁部を確実に補強することができ、か
つ、載置されたフローリング材の振動や騒音を効率的に
減少せしめ、しかも、施工性に非常に優れたレベル調整
床パネルの壁際縁部の補強構造、および同壁際縁部の補
強工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築技術は日進月歩で発展してお
り、機能面、安全面、コスト面の向上および施工性の効
率化を図るべく試行錯誤が行われている。このような背
景において、建築物のフロアを構築する床下の床組み工
事においては、床スラブの上に複数の床パネルを配列し
て敷き詰めることによる、所謂「置敷式」のものが広く
採用されている。
【0003】このような置敷式の床組み構造において
は、室内壁側に位置する壁廻りパネルの壁際縁部は図1
2に示すようにフロアポストが遠ざかる程、下方からの
支持力が小さくなるので、強度がどうしても低下してし
まうという問題があり、また、湿度の影響などで時間の
経過と共に当該壁際縁部が反って、当初の設置面から浮
き上がってしまうおそれがあった。
【0004】このように壁際縁部が浮き上がってしまっ
た不安定な床パネルは、足で踏みつける度に振動と騒音
を発してしまい、この振動が壁面を伝播して隣室に迷惑
を与えるおそれがあった。
【0005】そこで、この床パネルの壁際縁部が反って
浮き上がるのを防止し、強度を補強するためには、壁廻
りに根太(際根太)Nを設置し、その上に床パネルの壁
際縁部を載置することによって壁廻りにおける支持およ
び固定を行っていた。
【0006】しかしながら、こうして根太Nを設置する
ことによって支持強度は向上したものの、根太Nを設置
する際には図13に示すように壁面に釘を打ち込んで固
定せねばならないため、そのレベル出し作業には非常に
技巧が必要であった。
【0007】また、固定された根太Nへ伝わった振動が
更に床面や壁面に伝わってしまい、遮音性能が悪くなる
という欠点があり、このように振動や騒音が発生するこ
とによって、生活空間やオフィス空間などにおける静寂
な雰囲気を求める要望に応じることができなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の建築
用床材に上記のような欠点があったことに鑑みて為され
たものであり、非常に簡素な構造にして、床パネルの壁
際縁部を確実に補強することができ、かつ、載置された
フローリング材の振動や騒音を効率的に減少せしめ、し
かも、施工性に非常に優れたレベル調整床パネルの壁際
縁部の補強構造を提供することを技術的課題とする。
【0009】また、本発明は、床パネルの壁際縁部を確
実に安定的に支持するためのレベル調整床パネルの壁際
縁部の補強工法を提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記課題を解
決するために採用した手段を添付図面を参照して説明す
れば次のとおりである。
【0011】即ち、本発明は、室内壁Wによって囲われ
る床スラブSの上に複数の床パネル1・1…の各々の表
面レベルがフロアポスト3・3…のアジャストボルト機
構31・31…を介して面一に調整されて敷き詰められたレ
ベル調整床であって、これら床パネル1のうち、前記室
内壁W側に位置する壁廻りパネル1a・1a…には、各
々の壁際縁部11にチャンネル材2の凹部21を嵌合させる
ことによって当該壁際縁部11に剛性を付与して荷重偏在
によるレベル不整を防止するという技術的手段を採用す
ることによってレベル調整床パネルの壁際縁部の補強機
構を完成させた。
【0012】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、少なくとも隣接する
壁廻りパネル1a・1aの各々の壁際縁部11・11を跨い
でチャンネル材2の凹部21が嵌合されて当該壁際縁部11
に剛性を付与するという技術的手段を採用した。
【0013】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、壁廻りパネル1
aの壁際縁部11に嵌合せしめたチャンネル材2の上面
に、フローリング材5との間に溝形空間Aが形成される
ように補強リブ22を設けるという技術的手段を採用し
た。
【0014】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、室内壁Wとチャ
ンネル材2との間に緩衝部材6を介装するという技術的
手段を採用した。
【0015】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、チャンネル材2
と緩衝部材6とを嵌合可能に形成するという技術的手段
を採用した。
【0016】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、壁廻りパネル1
aの壁際縁部11に嵌合されたチャンネル材2の下面に、
フロアポスト3を取り付けるという技術的手段を採用し
た。
【0017】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、室内壁Wとチャ
ンネル材2とが固定可能な吊下げ部材7・7…を配設す
るという技術的手段を採用した。
【0018】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、室内壁Wによって囲われる床スラブSの上に床パネ
ル1・1…を敷設するにあたり、これら床パネル1・1
…のうち、少なくとも室内壁W側に位置する各々の壁廻
りパネル1aの壁際縁部11に、チャンネル材2の凹部21
を嵌合して剛性を付与する一方、各床パネル1の表面の
レベルをフロアポスト3・3…のアジャストボルト機構
31・31…を介して面一に調整しながら敷き詰めてゆき、
こうして敷き詰められた前記各床パネル1・1…のパネ
ル表面上に捨張部材4とフローリング材5とを布設せし
めるという技術的手段を採用することによってレベル調
整床パネルの壁際縁部の補強工法を完成させた。
【0019】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、壁廻りパネル1
aの壁際縁部11にチャンネル材2を嵌合させてから、室
内側に向かって床パネル1を敷き詰めてゆくという技術
的手段を採用した。
【0020】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、壁廻りパネル1
aの壁際縁部11に嵌合されたチャンネル材2の上面に、
フローリング材5との間に溝形空間Aが形成されるよう
に補強リブ22を設け、この溝形空間Aに配管や、電力・
電話回線、信号回線などを配設するという技術的手段を
採用した。
【0021】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、室内壁Wとチャ
ンネル材2との間に緩衝部材6を介装させて設置すると
いう技術的手段を採用した。
【0022】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、チャンネル材2
に吊下げ部材7・7…を配設し、室内壁Wに固定すると
いう技術的手段を採用した。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を具体的に図示
した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりであ
る。
【0024】『第1実施形態』本発明の第1実施形態を
図1から図3に基いて説明する。図中、符号1で指示す
るものは床パネルであり、この床パネル1は室内壁Wに
よって囲われる床スラブSの上に配列されている。そし
て、室内壁W側に位置する床パネル1を壁廻りパネル1
aと称する。また、本実施形態の床パネル1の使用材料
としてパーティクルボードを採用する。
【0025】符号2で指示するものはチャンネル材であ
り、このチャンネル材2は金属や合成樹脂などを使用材
料とする長尺部材であって、断面がコの字状の凹部21が
形成されている。本実施形態ではアルミニウム製のもの
を採用する。
【0026】符号3で指示するものはフロアポストであ
り、このフロアポスト3には回転動作により支持面を上
下に調整可能なアジャストボルト機構31が備えられてい
る。
【0027】符号4で指示するものは捨張部材であり、
この捨張部材4は必要に応じて床パネル1を補強してパ
ネルの反りや暴れを防止する板部材であって、床パネル
1を薄くしてコストダウンおよび重量の低減を図ること
ができる。
【0028】符号5で指示するものはフローリング材で
あり、このフローリング材5は床の最表層面に敷設する
ものである。
【0029】しかして、本実施形態の補強構造は、室内
壁Wによって囲われる床スラブSの上に床パネル1・1
…を敷設するにあたり、これら床パネル1・1…のう
ち、少なくとも室内壁W側に位置する各々の壁廻りパネ
ル1aの壁際縁部11に、チャンネル材2の凹部21を嵌合
して剛性を付与するものである。
【0030】具体的には、図2に示すようにチャンネル
材2を室内壁W側に配設しておき、図中の丸囲み数字に
従い、そこに床パネル1を端から順番に、壁際縁部11が
凹部21に嵌合するように配置していき、止着ネジ8によ
って床パネル1とチャンネル材2とを確実に固定するこ
とによって壁際縁部11が保護されて補強することができ
ると共に、剛性を付与することができる。
【0031】次に、室内壁W側の配置が終了したら部屋
の内側に向かって床パネル1を配置して敷き詰めてゆ
き、位置が決まったら、各床パネル1の表面のレベルを
フロアポスト3・3…のアジャストボルト機構31・31…
を介して面一に調整することができる。
【0032】そして、こうして敷き詰められた前記各床
パネル1・1…(図3参照)のパネル表面上に捨張部材
4とフローリング材5とを布設せしめて、内装を完成さ
せることができる。この際、捨張部材4をチャンネル材
2の上片に重ならないように布設することにより、捨張
部材4の端部を切削する必要がなく、また、捨張部材4
およびフローリング材5ともにチャンネル材2の厚みに
よる反り上がりを防ぐことができる。
【0033】このようにして壁廻りパネル1aの壁際縁
部11を補強することにより、反りおよび削剥を防止する
ことができるので、浮き上がってバタバタすることがな
い。また、根太を配置する必要がないので、根太から壁
面へ振動が伝播するのを防ぐことができると同時に、作
業労力およびコストの削減を実現することができる。
【0034】また、図示しないが、壁廻りパネル1aの
壁際縁部11に嵌合されたチャンネル材2の下面に、フロ
アポスト3を取り付けても良く、壁面に接することなく
下方を支持することができる。
【0035】『第2実施形態』次に、本発明の第2実施
形態を図4に基いて説明する。本実施形態は、壁廻りパ
ネル1aの壁際縁部11に嵌合されたチャンネル材2の上
面において、フローリング材5との間に溝形空間Aが形
成されるように補強リブ22を設けるところが第1実施形
態と異なる点である。
【0036】このように補強リブ22を設けることによっ
て、剛性が付与されて強度が向上すると同時に、上面に
作出された溝形空間Aに配管や、電力・電話回線、信号
回線などを配設することができるので、フロア表面をス
ッキリとさせることができ、オフィスなどには非常に使
い勝手が良い。また、補強リブ22の高さを捨張部材4の
厚みと同じ高さにすることによって、フローリング材5
の端部を支持して、端部の沈み込みを防ぐことができ
る。
【0037】『第3実施形態』次に、本発明の第3実施
形態を図5および図6に基いて説明する。本実施形態で
は、室内壁Wとチャンネル材2との間に緩衝部材6を介
装するところが第1実施形態および第2実施形態と異な
る点である。
【0038】本実施形態の緩衝部材6にはゴムなどの弾
性を有する合成樹脂あるいはスポンジ状のものを採用す
ることができる。図示したように緩衝部材6が室内壁W
に接触していることから、壁面に対する振動を吸収する
ことができるのである。
【0039】また、図6に示すように、チャンネル材2
に溝を設ける一方、緩衝部材6に突部を設け、これらを
嵌合することによって確実に固定し、設置時に外れるこ
とがないので、非常に施工性が良い。
【0040】更にまた、第2実施形態と同様に補強リブ
22を設けることも当然可能であり、より高性能な補強構
造になる。
【0041】『第4実施形態』次に、本発明の第4実施
形態を図7および図8に基いて説明する。本実施形態で
は、チャンネル材2に吊下げ部材7・7…を配設し、室
内壁Wに固定する。この吊下げ部材7によってチャンネ
ル部材2を補強することにより、例えば、本棚や重量器
具が載置される場合においても十分な強度を有すること
ができる。この際、吊下げ部材7・7…は間隔をおいて
複数個配設する。また、吊下げ部材7の突部がチャンネ
ル材2の溝にスライド可能に嵌合されているので、レベ
ル調整後であっても自由な位置で室内壁Wに固定するこ
とができる。
【0042】本発明は概ね上記のように構成されるが、
本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が
可能であって、例えば、チャンネル材2の使用材料はア
ルミニウムに限らず、他の金属を採用しても良いし、F
RPやエンジニアリングプラスチックなどの高剛性の材
料を採用しても良い。また、断面形状は図示したものに
限らず、凹部21が壁廻りパネル1aの壁際縁部11に嵌合
できるものであれば良いし、また、補強リブ22を2条以
上配設することもできるし、また、緩衝部材6には弾性
部材としてコイルバネなどのバネ部材を採用しても良
い。
【0043】更にまた、チャンネル材2は図9に示すよ
うに床パネル1の全周に配設しても良いが、図10およ
び図11に示すように隣接する床パネルを跨ぐようにし
て断片的に配設することも可能であり、チャンネル材2
の部材使用量を減少させることができ、何れのものも本
発明の技術的範囲に属する。
【0044】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明においては、根太(際根太)を使用しないた
め、振動が壁面に伝播せず、遮音性がよく、かつ、上下
に調整自在なフロアポストで支持するので、床パネルの
レベル調整も容易であり、荷重偏在によるレベル不整を
防止することができる。
【0045】また、壁廻りパネルの壁際縁部をチャンネ
ル材の凹部に嵌合させるため、反りを防止することがで
きると共に、このパネル材料にはパーティクルボードを
使用することが多いけれども、壁際縁部の削剥を防止す
ることもできる。
【0046】更にまた、チャンネル材を使用するだけな
ので、施工が簡単であり、工費の低減化と施工能率の向
上に役立つ。そして、フローリング材とチャンネル材と
の間に溝形空間を形成する場合には、その空間に配管
や、電力・電話回線、信号回線などを配設することがで
きるので、フロア表面をスッキリとさせることができ、
オフィスなどには非常に使い勝手が良いことから、実用
的価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の補強構造を表わす断面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態の補強構造の組立斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施形態の補強構造の組立斜視図
である。
【図4】本発明の第2実施形態の補強構造を表わす断面
図である。
【図5】本発明の第3実施形態の補強構造を表わす断面
図である。
【図6】本発明の第3実施形態の補強構造を表わす断面
図である。
【図7】本発明の第4実施形態の補強構造を表わす断面
図である。
【図8】本発明の第4実施形態の補強構造を表わす斜視
図である。
【図9】本発明の実施形態におけるチャンネル材の配置
例を表わす全体上面図である。
【図10】本発明の実施形態におけるチャンネル材の配
置例を表わす全体上面図である。
【図11】本発明の実施形態におけるチャンネル材の配
置例を表わす斜視図である
【図12】従来の床組み構造を表わす断面図である。
【図13】従来の床組み構造を表わす断面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 1a 壁廻りパネル 11 壁際縁部 2 チャンネル材 21 凹部 22 補強リブ 3 フロアポスト 31 アジャストボルト機構 4 捨張部材 5 フローリング材 6 緩衝部材 7 吊下げ部材 8 止着ネジ W 室内壁 S 床スラブ A 溝形空間 N 根太
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣部 賀崇 福井県福井市照手2丁目6番16号 株式会 社八木熊内 (72)発明者 川地 健司 東京都品川区大井1丁目23番3号 フクビ ビル フクビ化学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内壁Wによって囲われる床スラブSの
    上に複数の床パネル1・1…の各々の表面レベルがフロ
    アポスト3・3…のアジャストボルト機構31・31…を介
    して面一に調整されて敷き詰められたレベル調整床であ
    って、これら床パネル1のうち、前記室内壁W側に位置
    する壁廻りパネル1a・1a…には、各々の壁際縁部11
    にチャンネル材2の凹部21を嵌合させることによって当
    該壁際縁部11に剛性を付与して荷重偏在によるレベル不
    整を防止したことを特徴とするレベル調整床パネルの壁
    際縁部の補強構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも隣接する壁廻りパネル1a・
    1aの各々の壁際縁部11・11を跨いでチャンネル材2の
    凹部21が嵌合されて当該壁際縁部11に剛性が付与された
    ことを特徴とする請求項1記載のレベル調整床パネルの
    壁際縁部の補強構造。
  3. 【請求項3】 壁廻りパネル1aの壁際縁部11に嵌合せ
    しめたチャンネル材2の上面に、フローリング材5との
    間に溝形空間Aが形成されるように補強リブ22を設ける
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレベル調整床
    パネルの壁際縁部の補強構造。
  4. 【請求項4】 室内壁Wとチャンネル材2との間に緩衝
    部材6が介装されていることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか一つに記載のレベル調整床パネルの壁際縁部の
    補強構造。
  5. 【請求項5】 チャンネル材2と緩衝部材6とが嵌合可
    能に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何
    れか一つに記載のレベル調整床パネルの壁際縁部の補強
    構造。
  6. 【請求項6】 壁廻りパネル1aの壁際縁部11に嵌合さ
    れたチャンネル材2の下面に、フロアポスト3を取り付
    けることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載
    のレベル調整床パネルの壁際縁部の補強構造。
  7. 【請求項7】 室内壁Wとチャンネル材2とが固定可能
    な吊下げ部材7・7…が配設されていることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れか一つに記載のレベル調整床パネ
    ルの壁際縁部の補強構造。
  8. 【請求項8】 室内壁Wによって囲われる床スラブSの
    上に床パネル1・1…を敷設するにあたり、これら床パ
    ネル1・1…のうち、少なくとも室内壁W側に位置する
    各々の壁廻りパネル1aの壁際縁部11に、チャンネル材
    2の凹部21を嵌合して剛性を付与する一方、各床パネル
    1の表面のレベルをフロアポスト3・3…のアジャスト
    ボルト機構31・31…を介して面一に調整しながら敷き詰
    めてゆき、こうして敷き詰められた前記各床パネル1・
    1…のパネル表面上に捨張部材4とフローリング材5と
    を布設せしめることを特徴とするレベル調整床パネルの
    壁際縁部の補強工法。
  9. 【請求項9】 壁廻りパネル1aの壁際縁部11にチャン
    ネル材2を嵌合させてから、室内側に向かって床パネル
    1を敷き詰めてゆくことを特徴とする請求項8記載のレ
    ベル調整床パネルの壁際縁部の補強工法。
  10. 【請求項10】 壁廻りパネル1aの壁際縁部11に嵌合
    されたチャンネル材2の上面に、フローリング材5との
    間に溝形空間Aが形成されるように補強リブ22を設け、
    この溝形空間Aに配管や、電力・電話回線、信号回線な
    どを配設することを特徴とする請求項8または9記載の
    レベル調整床パネルの壁際縁部の補強工法。
  11. 【請求項11】 室内壁Wとチャンネル材2との間に緩
    衝部材6を介装させて設置することを特徴とする請求項
    8〜10の何れか一つに記載のレベル調整床パネルの壁
    際縁部の補強工法。
  12. 【請求項12】 チャンネル材2に吊下げ部材7・7…
    を配設し、室内壁Wに固定することを特徴とする請求項
    8〜11の何れか一つに記載のレベル調整床パネルの壁
    際縁部の補強工法。
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