JP2003165772A - 誘電体材料および誘電体材料の製造方法 - Google Patents

誘電体材料および誘電体材料の製造方法

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泰治 宮内
Tomohiro Arashi
友宏 嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希土類元素のような高価な元素を用いること
なく、かつ1450℃以下の温度域で焼結が可能である
ことを前提とし、低い比誘電率εrおよび高いQ・fを
得ることのできる誘電体材料を提供する。 【解決手段】 CaNb26の結晶相およびMg4Nb2
9の結晶相を含む焼結体からなる誘電体材料は、比誘
電率εrが20以下、共振法により8〜11GHzのい
ずれかの周波数で測定したQ・fが10000GHz以
上という特性を得ることができる。しかもこの誘電体材
料は、希土類元素のような高価な元素を用いることな
く、かつ1450℃以下の温度域で焼結が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体組成物ある
いは誘電体材料に関するものであり、特にマイクロ波、
ミリ波等の高周波帯域に用いて好適な誘電体組成物ある
いは誘電体材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘電体材料は、これまで比誘電率εrあ
るいは品質係数であるQ・fの向上を目的として開発さ
れてきた。ところが、マイクロ波、ミリ波等の高周波帯
域に使用される誘電体材料としては、比誘電率εrが高
いよりは、ある所定の低い値を示すことが要求される。
したがって、従来開発された誘電体材料の比誘電率εr
は、20〜60程度であったため、以上のように高周波
帯域用途の誘電体材料としては不向きであった。
【0003】そのため、最近では高周波帯域用途の誘電
体材料の開発が活発になっている。例えば、特開200
0−327412号公報には、実質的にMgOの結晶
相、MgAl24の結晶相のみを析出した高周波用誘電
体セラミックス組成物が開示されている。このセラミッ
クス組成物は、9近傍の比誘電率εrを示し、かつ70
000を超えるQ・fを得ることのできる優れた材料で
ある。また、特開2000−247738号公報には、
(Y2-xx)Ba(Cu1-yZny)O5(RはYb,T
m,Er,Ho,Dy,Gd,Eu及びSmからなる群
から選ばれた少なくとも1種類の元素)で表される固溶
体又は、この固溶体のCuの一部又は全部をZnで置換
した固溶体からなる高周波誘電体磁器組成物が開示され
ている。この磁器組成物は、20以下の比誘電率εr、
200000を超えるQ・fが得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開200
0−327412号公報の高周波用誘電体セラミックス
組成物においては、比誘電率εrは低いものの、用途に
よってはQ・fが不十分となる。また、特開2000−
327412号公報の高周波用誘電体セラミックス組成
物は、焼結工程が1500℃近傍の温度範囲で行われる
が、エネルギ効率あるいはコストを考えると、より低温
での焼結を行なえることが望ましい。特開2000−2
47738号公報に記載の高周波誘電体磁器組成物は、
構成元素に高価な希土類元素を含むため、コストが高く
なる。そこで本発明は、希土類元素のような高価な元素
を用いることなく、かつ1450℃以下の温度域で焼結
が可能であることを前提とし、低い比誘電率εrおよび
高いQ・fを得ることのできる誘電体材料を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、比誘電率ε
rを低くするためにCa2Nb27で示される組成物に
ついて検討を行った。その結果、上記組成物のCaを所
定量のMgで置換した組成物を焼結した材料が、比誘電
率εrを20以下とすることができること、さらにその
際のQ・fが10000(GHz)以上となることを確
認した。そして、当初、この焼結体の結晶相は(Mgx
Ca(1-x)2Nb27であろうと推測していたが、Mg
の置換量によって、Ca2Nb27相、CaNb2
6相、Mg4Nb29相、Mg5Nb415相およびMgN
26相の5つの相が出現することを知るに到った。そ
して、この5つの結晶相のうちで、CaNb26相およ
びMg 4Nb29相の2つの相が出現した場合に、比誘
電率εrが低く抑えられ、かつ高いレベルのQ・fが得
られることを知見した。
【0006】本発明は以上の知見に基づくものであり、
CaNb26の結晶相およびMg4Nb29の結晶相を
含む焼結体からなることを特徴とする誘電体材料であ
る。本発明の誘電体材料は、希土類元素を主たる構成源
として含まないため、材料のコストを低く抑えることが
できる。また、後述する実施例からも理解できるよう
に、本発明の誘電体材料は、1450℃以下の温度域で
焼結することができる。本発明の誘電体材料において、
CaNb26の結晶相およびMg4Nb29の結晶相の
2つの結晶相から構成されることが望ましい。なお、結
晶相の同定は、公知のX線回折法によればよい。以上の
誘電体材料によれば、比誘電率εrが20以下、共振法
により8〜10GHzのいずれかの周波数で測定したQ
・fが10000(GHz)以上という特性を得ること
ができる。以上の組織を有する誘電体材料は、一般式
(MgxCa(1-x)2Nb27において、xが0.4〜
0.9の範囲になるように原料粉末を調整する原料粉調
整工程と、この原料粉末を800〜1300℃の温度範
囲に加熱保持する仮焼き工程と、この仮焼き工程で得ら
れた仮焼き体を粉砕する粉砕工程と、粉砕工程で得られ
た粉砕粉末を1250〜1450℃の温度範囲に加熱保
持する焼結工程と、を備えたことを特徴とする誘電体材
料の製造方法によって得ることができる。 ここで、x
を0.65〜0.75の範囲とすることが、高いQ・f
を得るために望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の誘電体材料をさらに
詳細に説明する。本発明の誘電体材料は、(MgxCa
(1-x)2Nb27で示される組成を有し、xが0.4〜
0.9の範囲にある。後述する実施例に示すように、C
aをMgで置換する量(Mg置換量)を増やすことによ
り、比誘電率εrを低下させることができる。ところ
が、必要以上にMg置換量を増やしても、比誘電率εr
のそれ以上の低下は期待できない。一方で、Q・fはM
g置換量の増加とともに向上し、本発明者等の実験結果
によると、Mg置換量が0.7近傍でQ・fはピークと
なる。以上のことから、本発明においては、xを0.4
〜0.9の範囲にする。xの望ましい範囲は0.5〜
0.8、さらに望ましい範囲は0.65〜0.75であ
る。なお、Q・fは、xが0.4〜0.9の範囲で10
000(GHz)以上、0.65〜0.75の範囲で1
00000(GHz)以上とすることができる。
【0008】(MgxCa(1-x)2Nb27の組成を構
成するように原料を配合し、焼結して得られる焼結体
は、前述したように、いくつかの結晶相が出現する。出
現する結晶相の種類は、Mgの置換量によって変動す
る。Mgの置換量が少ない場合には、Ca2Nb27
の出現が顕著である。Mgの置換量の増加に伴ってCa
Nb26相およびMg4Nb29相が出現する。後述す
る実施例に示すように、本発明者らの検討によれば、M
gOの置換量が0.4でこの2つの相、つまりCaNb
26相およびMg4Nb29相が出現する。この2つの
相の出現に伴って、焼結体組織に占めるCa2Nb27
相の比率は低下する。そして、Mgの置換量が0.67
5のときには、焼結体組織は、CaNb26相およびM
4Nb29相の2相のみから構成される。Mgの置換
量がさらに増えると、Mg5Nb415相、さらにはMg
Nb26相が出現するようになる。このときには、Ca
2Nb27相は観察されない。
【0009】本発明者らの検討によれば、比誘電率ε
r、Q・fは、焼結体を構成する相と関連する。つま
り、本発明が目的とする、低い比誘電率εr、高いQ・
fは、CaNb26相およびMg4Nb29相の2つの
相が出現している焼結体において得られている。また、
この2つの相が存在しており、かつCa2Nb27相が
出現していない焼結体において、低い比誘電率εr、高
いQ・fが得られている。もっとも、CaNb26相お
よびMg4Nb29相が出現していれば、Ca2Nb 27
相が出現していたとしても、従来に比べて低い比誘電率
εrを得ることができる。したがって、本発明において
は、CaNb26相およびMg4Nb29相の2つの相
が出現することを必須とするが、他の相の出現は任意で
ある。
【0010】次に本発明の誘電体組成物を製造する方法
について説明する。この製造方法の要旨は、図1に示さ
れている。以下、図1を参照しつつ順次各工程について
説明する。本発明の誘電体組成物を得るための原料粉末
として、図1に示すように、MgCO3粉末、CaCO3
粉末およびNb25粉末を用意する。これら粉末が以下
示す工程を経ることによって、本発明で規定する組織を
もった焼結体を得ることができる。なお、ここでは、M
gCO3粉末、CaCO3粉末およびNb25粉末を例示
したが、最終的に本発明で規定する組織が得られるので
あれば、他の粉末であってもよい。例えば、MgCO3
粉末の代わりに、MgO粉末あるいはMg(OH)2
末を用いることもできる。また、焼結助剤その他の目的
で他の粉末を添加することもできる。各原料粉末の粒径
は0.1〜10μmの範囲で適宜選択すればよい。
【0011】以上の原料粉末を混合する。混合には、ボ
ール・ミル等の公知の混合手段を用いればよい。ボール
・ミルの運転条件にも左右されるが、10〜20時間程
度行なえば均一な混合状態を得ることができる。混合さ
れた原料粉末は、プレス等の手段により所定の形状に成
形された後に、仮焼きに供される。仮焼きは、800〜
1300℃の温度範囲で行なうことが望ましい。800
℃未満では仮焼きの効果を十分に得ることができないた
めである。一方、1300℃を超えると仮焼き体の硬さ
が硬くなり、後の粉砕工程に時間を要するからである。
望ましい仮焼きの温度は900〜1250℃、さらに望
ましい仮焼き温度は1000〜1150℃である。仮焼
きの時間は、1〜5時間の間で適宜選択すればよい。仮
焼きの雰囲気は、大気あるいは酸素含有雰囲気とする。
【0012】仮焼きの後に、仮焼き体は粉砕される。粉
砕には、例えばボール・ミル等の手段を用いることがで
きる。粉砕された粉末(以後、完成粉末という)は、所
定の形状にプレス等の手段により成形された後に焼結さ
れる。なお、完成粉末は、0.1〜20μm程度の平均
粒径になるまで行なうことが望ましい。焼結は、125
0〜1450℃の温度範囲で行われる。1250℃未満
では焼結が十分進行しないために密度が不十分である。
一方、1450℃を超えると、材料が溶融するおそれが
あるためである。望ましい焼結温度は1270〜140
0℃、さらに望ましい焼結温度は1300〜1370℃
である。焼結時間は、焼結温度によって適宜定めるが、
上記の焼結温度であれば、2〜20時間焼結する。焼結
の雰囲気は、大気中等酸素含有雰囲気であればよいが、
酸素雰囲気であることが望ましい。
【0013】[実施例]以下本発明を具体的実施例に基
づき説明する。(MgxCa(1-x)2Nb27のxが表
1に示す値となるように、原料粉末を配合した。用いた
原料粉末は、平均粒径0.1μmのMgCO3粉末、C
aCO3粉末およびNb25粉末である。この原料粉末
をボール・ミルに投入して16時間混合した。混合され
た原料粉末を円柱状に成形した後に、仮焼きした。仮焼
きの雰囲気は大気中とし、1100℃で2時間加熱・保
持した。仮焼き後に、仮焼き体をボール・ミルに投入し
て粉砕を行った。得られた完成粉末の平均粒径は、0.
5〜5μmの範囲内にあった。完成粉末を成形後、13
50℃で4時間保持することにより、焼結体を得た。得
られた焼結体について、JIS R 1627に準じて、
比誘電率εrおよびQ・f(測定周波数 8.5〜10
GHzの範囲)を測定した。その結果を表1に併せて示
す。また、xと比誘電率εrの関係を図2に、xとQ・
fの関係を図3に示す。また、得られた焼結体のいくつ
かについて、X線回折による結晶相の同定を行った。そ
の結果を図4および図5に示す。
【0014】
【表1】
【0015】図2に示すように、比誘電率εrは、x、
つまり(MgxCa(1-x)2Nb2 7におけるCaをM
gで置換する量(以下、Mg置換量)が多くなるにつれ
て低下する傾向にある。したがって、本発明の目的の一
つである、低い比誘電率εrを得るためには、Mg置換
量を多くすればよいことがわかった。一方、図3に示す
ように、Q・fは、Mg置換量の増加とともに向上する
が、0.7近傍をピークにそれ以上のMg置換量では逆
に低下する傾向を示す。したがって、Q・fを確保する
上では、Mg置換量は0.4〜0.9、望ましくは0.
65〜0.75の範囲とすべきことがわかった。図2に
示すように、Mg置換量が0.4〜0.9の範囲では比
誘電率εrは25以下、さらにMg置換量が0.65〜
0.75の範囲では比誘電率εrは20以下となる。こ
こで、図3をも考慮すれば、Mg置換量は、0.4〜
0.9、望ましくは0.5〜0.8、さらに望ましくは
0.65〜0.75とすべきである。
【0016】図4は、Mg置換量が0(Ca2Nb
27)、0.40((Mg0.40Ca0.602Nb
27)、0.60((Mg0.60Ca0.402Nb
27)、0.675((Mg0.675Ca0.3252Nb2
7)の組成を有する焼結体のX線回折結果を示す図であ
る。また、図5は、Mg置換量が0.70((Mg0.70
Ca0.302Nb27)、0.725((Mg0.725Ca
0.2752Nb27)、0.80((Mg0. 80Ca0.20
2Nb27)、1.00(Mg2Nb27)の組成を有す
る焼結体のX線回折結果を示す図である。図4および図
5に基づいて、各焼結体を構成する結晶相を確認した。
その結果を図6に示してある。図4〜図6に示すよう
に、Mg置換量が0(Ca2Nb2 7)の焼結体はCa2
Nb27結晶相の単相組織であるが、Mg置換量が0.
40および0.60の焼結体は、Ca2Nb27結晶相
のほかに、CaNb26結晶相およびMg4Nb29
晶相が出現する。図4より、Mg置換量が0.40およ
び0.60の焼結体は、Ca2Nb27結晶相の存在量
は少なく、CaNb2 6結晶相およびMg4Nb29
晶相が主体をなすことがわかる。さらにMg置換量が
0.675と多い焼結体では、Ca2Nb27結晶相は
存在しておらず、CaNb26結晶相およびMg4Nb2
9結晶相の2相組織となる。さらに、Mg置換量が
0.70と多い焼結体では、CaNb26結晶相および
Mg4Nb29結晶相の他に、Mg5Nb415結晶相が
観察された。さらにまた、Mg置換量が0.725ある
いは0.80に増えると、MgNb26結晶相が出現す
る。そして、置換量が1.0になると、CaNb26
晶相およびMg4Nb29結晶相は消失し、Mg5Nb4
5結晶相およびMgNb26結晶相の2相組織とな
る。
【0017】焼結体を構成する結晶相と、図2を比較検
討すると、Ca2Nb27結晶相の単相組織よりも、さ
らに他の結晶相が混在することにより、焼結体の比誘電
率εrが低減するということができる。また、図3との
比較においては、CaNb26結晶相およびMg4Nb2
9結晶相の2つの結晶相が存在する場合に、高いQ・
fが得られている。つまり、図2および図3に示された
結果は、焼結体を構成する結晶相に関連している。より
具体的にいえば、(MgxCa(1-x)2Nb2 7で示さ
れる組成において、CaNb26結晶相およびMg4
29結晶相の2つの相が存在するようにxの値、つま
りMg置換量を設定することが、低い比誘電率εrおよ
び高いQ・fを得るという本発明の目的を達成する上で
重要である。
【0018】本発明の比較例として、Ca2Nb27
CaをMgで置換する代わりに、Srで置換する材料を
作成した。なお、SrはMgと同様にアルカリ土類金属
に続している。(SryCa(1-y)2Nb27のYの値
が表2に示す値となるように、原料粉末を配合した。原
料粉末を配合したのち、焼結雰囲気を大気とした以外
は、本発明による実施例と同様の工程を経て焼結体を得
た。この焼結体について、JISr 1627に準じ
て、比誘電率εrおよびQ・f(測定周波数 8.5〜
10GHz)を測定した。その結果を表2に示す。Ca
をSrで置換すると、置換量の増加に伴い比誘電率εr
は上昇する傾向にあり、逆に、Q・fは置換量の増加に
伴い低下する傾向にあることがわかる。ただし、比誘電
率εrは30を超え、かつQ・fは1000のオーダー
であり、本発明の誘電体材料に比べて劣っている。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低い比誘電率εrと高いQ・fを得ることができる。し
かも本発明は、希土類元素のような高価な元素を含ま
ず、かつ1250〜1450℃の温度域で焼結すること
ができるため、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による誘電体材料を得るための製造プ
ロセスを示す図である。
【図2】 (MgxCa(1-x)2Nb27の組成を有す
る焼結体のXの値と比誘電率εrの関係を示すグラフで
ある。
【図3】 (MgxCa(1-x)2Nb27の組成を有す
る焼結体のXの値とQ・fの関係を示すグラフである。
【図4】 (MgxCa(1-x)2Nb27の組成を有す
る焼結体のx線回折結果を示すグラフである。
【図5】 (MgxCa(1-x)2Nb27の組成を有す
る焼結体のx線回折結果を示すグラフである。
【図6】 (MgxCa(1-x)2Nb27焼結体の、x
の値と出現する結晶相の関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA07 AA08 AA20 BA09 CA01 GA08 GA27 5G303 AA02 AB06 AB08 AB15 BA12 CA01 CB06 CB17 CB21 DA04 DA05 5J006 HC07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CaNb26の結晶相およびMg4Nb2
    9の結晶相を含む焼結体からなることを特徴とする誘
    電体材料。
  2. 【請求項2】 前記焼結体がCaNb26の結晶相およ
    びMg4Nb29の結晶相の2つの結晶相から構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の誘電体材料。
  3. 【請求項3】 比誘電率εrが20以下、共振法により
    8〜11GHzのいずれかの周波数で測定したQ・fが
    10000(GHz)以上であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の誘電体材料。
  4. 【請求項4】 一般式(MgxCa(1-x)2Nb27
    おいて、xが0.4〜0.9(モル比、以下同じ)の範
    囲になるように原料粉末を調整する原料粉調整工程と、 前記原料粉末を800〜1300℃の温度範囲に加熱保
    持する仮焼き工程と、 前記仮焼き工程で得られた仮焼き体を粉砕する粉砕工程
    と、 前記粉砕工程で得られた粉砕粉末を1250〜1450
    ℃の温度範囲に加熱保持する焼結工程と、を備えたこと
    を特徴とする誘電体材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 xを0.65〜0.75の範囲とするこ
    とを特徴とする請求項4に記載の誘電体材料の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記焼結工程で得られる焼結体がCaN
    26の結晶相およびMg4Nb29の結晶相を含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の誘電体材料の製造方
    法。
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