JP2003156639A - 光部品、光部品特性調整方法および光通信システム - Google Patents

光部品、光部品特性調整方法および光通信システム

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JP2003156639A
JP2003156639A JP2001356389A JP2001356389A JP2003156639A JP 2003156639 A JP2003156639 A JP 2003156639A JP 2001356389 A JP2001356389 A JP 2001356389A JP 2001356389 A JP2001356389 A JP 2001356389A JP 2003156639 A JP2003156639 A JP 2003156639A
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diffraction grating
grating element
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type diffraction
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JP2001356389A
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Takeshi Hashimoto
健 橋本
Toshikazu Shibata
俊和 柴田
Susumu Inoue
享 井上
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路型回折格子素子を含み光学特性を調
整することができる光部品などを提供する。 【解決手段】 光導波路型回折格子素子110およびダ
ミー材120それぞれは、その長手方向がz軸と平行と
なるようにして、平板131と平板132との間に挟ま
れている。平板131および平板132それぞれは、x
z平面と平行な面により光導波路型回折格子素子110
およびダミー材120を挟んでおり、光導波路型回折格
子素子110に対して側方より荷重を付与する荷重付与
手段として作用する。y軸に平行な方向に平板131お
よび平板132それぞれに荷重Wを加えることにより、
光導波路型回折格子素子110に対して応力を生じさせ
ることができる。このとき、光導波路型回折格子素子1
10に対して付与する荷重Wの大きさは、可変であり、
調整可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路の長手方
向に沿って屈折率変調が形成された光導波路型回折格子
素子を含む光部品、この光部品の光学的特性を調整する
方法、および、この光部品を含む光通信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光導波路型回折格子素子は、光導波路
(例えば光ファイバ)の長手方向に沿ってコア領域に屈
折率変調が形成されたものである。光導波路型回折格子
素子は、例えば、石英ガラスをベースとしコア領域にG
eO2が添加された光ファイバを用意し、この光ファイ
バに対して側方より空間的に強度変調された紫外光を照
射して、この紫外光の空間的な強度分布に応じた屈折率
変化を生じさせることで製造される。
【0003】このような光導波路型回折格子素子は、ブ
ラッググレーティング素子と長周期グレーティング素子
とに大別される。そのうち、ブラッググレーティング素
子は、屈折率変調周期が比較的短く、ブラッグ条件を満
たす波長の光を選択的に反射することができる。このよ
うなブラッググレーティング素子は、光通信システムに
おいて、光フィルタ、光合分波器および分散調整器など
の光部品の1構成要素として用いられる。
【0004】ところで、一般に、光通信システムにおい
て用いられる光部品は、信号光に対して偏波モード分散
が小さいことが要求され、また、偏波依存損失も小さい
ことが要求されている。しかし、実際には、光ファイバ
の構造および応力それぞれの非軸対称性が存在する場合
があり、また、屈折率変調形成時の紫外光照射条件に因
り屈折率変調の非軸対称性も存在することから、光導波
路型回折格子素子を含む光部品は偏波モード分散や偏波
依存損失を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光部品が偏波モード分
散や偏波依存損失を有する場合、この光部品を含む光通
信システムにおける信号光伝送品質は悪いものとなる。
また、実際に製造される光部品の偏波モード分散や偏波
依存損失が一定ではないことから、光通信システムを構
築する際に支障が生じる。
【0006】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、光導波路型回折格子素子を含み光学特
性を調整することができる光部品、光導波路型回折格子
素子を含む光部品の光学特性を調整する方法、および、
光部品を含み優れた信号光伝送品質を有する光通信シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光部品は、
光導波路の長手方向に沿って屈折率変調が形成された光
導波路型回折格子素子と、光導波路型回折格子素子に対
して側方より荷重を付与する荷重付与手段と、を備える
ことを特徴とする。また、荷重付与手段は、光導波路型
回折格子素子に対して側方より付与する荷重の大きさが
調整可能であるのが好適であり、或いは、付与する荷重
の方向が調整可能であるのが好適である。
【0008】本発明に係る光部品特性調整方法は、光導
波路の長手方向に沿って屈折率変調が形成された光導波
路型回折格子素子を含む光部品の光学特性を調整する方
法であって、光導波路型回折格子素子に対して側方より
荷重を付与することで光部品の光学特性を調整すること
を特徴とする。また、光導波路型回折格子素子に対して
側方より付与する荷重の大きさを調整することで光部品
の光学特性を調整するのが好適であり、或いは、付与す
る荷重の方向を調整することで光部品の光学特性を調整
するのが好適である。
【0009】本発明によれば、光導波路型回折格子素子
に対して側方より荷重が付与されることで、この光導波
路型回折格子素子を含む光部品の光学特性(特に偏波モ
ード分散または偏波依存損失)が調整される。
【0010】本発明に係る光通信システムは、上記の本
発明に係る光部品を含み、信号光を伝送するとともに、
この信号光の伝送品質を光部品により調整することを特
徴とする。この発明によれば、光部品により光学特性が
調整されて、信号光の伝送品質が優れたものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0012】先ず、本発明に係る光部品および光部品特
性調整方法の実施形態について図1〜図6を用いて説明
する。
【0013】図1は、本実施形態に係る光部品100の
構成図である。図2は、本実施形態に係る光部品100
の一部構成図である。図2には、光導波路型回折格子素
子110の周辺が示されており、説明の便宜の為にxy
z直交座標系も示されている。この光部品100は、光
導波路型回折格子素子110、ダミー材120、平板1
31,132、クランプ141,142、および、光サ
ーキュレータ150を備えている。
【0014】光導波路型回折格子素子110は、石英系
の光ファイバの長手方向に沿って屈折率変調が形成され
たブラッググレーティング素子である。ダミー材120
は、この光導波路型回折格子素子110とされている光
ファイバと同一外径の円柱形状のものであって、石英系
の光ファイバであるのが好適である。光導波路型回折格
子素子110およびダミー材120それぞれは、その長
手方向がz軸と平行となるようにして、平板131と平
板132との間に挟まれている。
【0015】平板131および平板132それぞれは、
xz平面と平行な面により光導波路型回折格子素子11
0およびダミー材120を挟んでおり、光導波路型回折
格子素子110に対して側方より荷重を付与する荷重付
与手段として作用する。すなわち、y軸に平行な方向に
平板131および平板132それぞれに荷重Wを加える
ことにより、光導波路型回折格子素子110に対して応
力を生じさせることができる。このとき、光導波路型回
折格子素子110に対して付与する荷重Wの大きさは、
可変であり、調整可能である。
【0016】光導波路型回折格子素子110の両端に
は、クランプ141およびクランプ142が固定して設
けられている。これらクランプ141,142は、光導
波路型回折格子素子110の光軸を中心にして回転する
ことができる。これにより、光導波路型回折格子素子1
10も回転可能である。そして、この回転により、光導
波路型回折格子素子に対して側方より付与する荷重の方
向は、可変となり、調整可能となる。
【0017】また、光アイソレータ150は、第1ポー
ト151、第2ポート152および第3ポート153を
有しており、第2ポート152が光導波路型回折格子素
子110と接続されている。光アイソレータ150は、
第1ポート151に入力した光を第2ポート152に出
力し、第2ポート152に入力した光を第3ポート15
3に出力する。
【0018】この光部品100は以下のように動作す
る。光部品100の入力ポート101に光が入力する
と、その光は、光アイソレータ150の第1ポート15
1に入力して第2ポート152より出力され、光導波路
型回折格子素子110に入射する。光導波路型回折格子
素子110に入射した光のうち所定波長の光は、光導波
路型回折格子素子110により反射される。この反射さ
れた光は、光アイソレータ150の第2ポート152に
入力して第3ポート153より出力され、光部品100
の出力ポート102より出力される。一方、光導波路型
回折格子素子110に入射して透過した光は、光部品1
00の出力ポート103より出力される。
【0019】すなわち、光部品100の入力ポート10
1から出力ポート102へ光が透過する際の光学的な諸
特性(例えば、透過率、波長分散、偏波モード分散、偏
波依存損失、等)は、光導波路型回折格子素子110に
おいて光が反射する際の光学的な諸特性に依存してい
る。また、光部品100の入力ポート101から出力ポ
ート202へ光が透過する際の光学的な諸特性は、光導
波路型回折格子素子110において光が透過する際の光
学的な諸特性に依存している。
【0020】このような光部品100は、入力ポート1
01に入力した光のうち所定波長域の光を出力ポート1
02に出力するとともに、他の波長域の光を出力ポート
103に出力することができるので、光分波器として用
いられ得る。また、このような光部品100は、入力ポ
ート101に入力して出力ポート102に出力する光の
波長分散を調整することができるので、分散調整器とし
て用いられ得る。
【0021】図3は、本実施形態に係る光部品100に
含まれる光導波路型回折格子素子110の説明図であ
る。同図(a)は、光軸に垂直に光導波路型回折格子素
子110を切断したときの断面を示し、同図(b)は、
光軸を含む面で光導波路型回折格子素子110を切断し
たときの断面を示す。光導波路型回折格子素子110
は、コア領域112およびクラッド領域113を含む光
ファイバ111において、そのコア領域112の長手方
向に沿った一定範囲に亘って屈折率変調114が形成さ
れたものである。
【0022】このような光導波路型回折格子素子110
は、石英ガラスをベースとしコア領域112にGeO2
が添加された光ファイバ111を用意し、この光ファイ
バ111に対して側方より空間的に強度変調された紫外
光(例えばKrFエキシマレーザ光減から出力された波
長248nmの紫外レーザ光)を照射して、この紫外光
の空間的な強度分布に応じた屈折率変化を生じさせるこ
とで製造される。
【0023】光導波路型回折格子素子110は、一般
に、その製造の過程で非軸対称性を有するものとなって
いる。すなわち、光ファイバ111のコア領域112の
断面形状が真円ではなく楕円となっている場合があり、
また、光ファイバ111のコア領域112が偏心してい
る場合もあり、これらの理由により、光ファイバ111
は構造上の非軸対称性を有している場合がある。また、
光ファイバ111は応力分布の非軸対称性を有している
場合もある。さらに、光導波路型回折格子素子110
は、屈折率変調形成時の紫外光照射条件に因り屈折率変
調の非軸対称性を有している場合がある。このような非
軸対称性に因る複屈折が存在すると、光導波路型回折格
子素子110およびこれを含む光部品100は、偏波モ
ード分散や偏波依存損失を有することになる。
【0024】図4は、光導波路型回折格子素子110の
群遅延時間の波長依存性を説明する図である。この図に
は、X偏波成分およびY偏波成分それぞれの群遅延時間
の波長依存性が示されている。非軸対称性に因る複屈折
が存在すると、X偏波成分およびY偏波成分それぞれの
群遅延時間の波長依存性は、波長軸に対して互いにシフ
トしたものとなる。ブラッグ条件を満たすブラッグ波長
をλBとし、複屈折率をBとすると、両者の波長シフト
量Δλは、
【数1】 なる近似式で表される。偏波モード分散(PMD: Pola
rization Mode Dispersion)は、群遅延時間の傾斜(す
なわち波長分散値D)に波長シフト量Δλを乗じたもの
であるから、
【数2】 なる式で表される。
【0025】図5は、光導波路型回折格子素子110の
損失の波長依存性を説明する図である。この図には、X
偏波成分およびY偏波成分それぞれの損失の波長依存性
が示されている。非軸対称性に因る複屈折が存在する
と、X偏波成分およびY偏波成分それぞれの損失の波長
依存性は、波長軸に対して互いにシフトしたものとな
る。ブラッグ条件を満たすブラッグ波長をλBとし、複
屈折率をBとすると、両者の波長シフト量Δλは、上記
(1)式で近似される。偏波依存損失(PDL: Polarizat
ion Dependent Loss)は、損失の傾斜に波長シフト量Δ
λを乗じたものであるから、
【数3】 なる式で表される。
【0026】上記(2)式および(3)式から判るように、偏
波モード分散PMDおよび偏波依存損失PDLそれぞれ
は複屈折率Bに依存している。また、複屈折率Bは、上
述したように、光ファイバ111の構造および応力それ
ぞれの非軸対称性や、屈折率変調の非軸対称性に依存し
ている。
【0027】そこで、本実施形態に係る光部品100
は、光導波路型回折格子素子110に対してy軸方向の
荷重を付与することで、光学特性(偏波モード分散また
は偏波依存損失)を調整する。荷重付与に因り光導波路
型回折格子素子110に生じる応力は、光ファイバ11
1が本来有する残留応力とは別のものであって、荷重付
与方向に応じた非軸対称性を有している。光導波路型回
折格子素子110にy軸方向の荷重Wが加えられること
により、光導波路型回折格子素子110にx軸方向の応
力σxが生じ、y軸方向の応力σyが生じる。これらのパ
ラメータの間には、
【数4】 なる近似関係式がある。
【0028】また、光弾性定数をC1,C2とすると、加
えられた荷重Wに基づく光導波路型回折格子素子110
の複屈折率B1は、
【数5】 なる式で表される。ここで、光弾性定数C1の値は7.
42×10-6であり、光弾性定数C2の値は4.10×
10-5である。上記(4)式および(5)式から判ように、荷
重Wの付与に因り生じる複屈折率B1は、荷重Wの大き
さにより調整することが可能であり、また、光導波路型
回折格子素子110に荷重Wが加えられる方向により調
整することも可能である。
【0029】この結果、光導波路型回折格子素子110
の複屈折率Bは、荷重が付与されていない状態で既に有
している固有の複屈折率に、荷重Wの付与に因り生じた
複屈折率B1を加えたものとなる。すなわち、光導波路
型回折格子素子110の複屈折率Bは、荷重Wの大きさ
又は方向により調整が可能である。そして、上記(1)式
〜(3)式から判るように、光部品100の偏波モード分
散PMDまたは偏波依存損失PDLは、荷重Wの大きさ
又は方向により調整が可能である。なお、光導波路型回
折格子素子110への荷重Wの付与方向の調整は、クラ
ンプ141,142により光導波路型回折格子素子11
0を光軸周りに回転させることで可能である。
【0030】図6は、本実施形態に係る光部品100の
偏波モード分散の波長依存性を示す図である。同図
(a)は荷重Wが0gの場合を示し、同図(b)は荷重
Wが125gの場合を示し、同図(c)は荷重Wが15
05gの場合を示す。同図(a)〜(c)それぞれで、
実線は計算結果を示し、破線は実測結果を示す。同図
(a)の計算時には、構造の非軸対称性に因る複屈折率
を2.0×10-6とし、応力の非軸対称性に因る複屈折
率を0とし、全体の複屈折率Bを2.0×10-6とし
た。同図(b)の計算時には、構造の非軸対称性に因る
複屈折率を2.0×10 -6とし、応力の非軸対称性に因
る複屈折率を1.75×10-6とし、全体の複屈折率B
を3.8×10-6とした。同図(c)の計算時には、構
造の非軸対称性に因る複屈折率を2.0×10-6とし、
応力の非軸対称性に因る複屈折率を22.1×10-6
し、全体の複屈折率Bを23.1×10-6とした。ま
た、ここでは、光導波路型回折格子素子110の回転方
位を一定に維持した。これらの図から判るように、荷重
Wの大きさによらず、偏波モード分散PMDの実測値と
計算値とは略一致した。また、荷重Wの大きさを調整す
ることで、偏波モード分散PMDを調整することができ
た。
【0031】次に、本発明に係る光通信システムの実施
形態について説明する。図7は、本実施形態に係る光通
信システム1の構成図である。この光通信システム1
は、光送信器10、光中継器20および光受信器30を
備えており、光送信器10と光中継器20との間に光フ
ァイバ伝送路40が敷設され、光中継器20と光受信器
30との間に光ファイバ伝送路50が敷設され、また、
光中継器20には光ファイバ伝送路60も接続されてい
る。光中継器20内には光分波器21が設けられてお
り、光受信器30内には分散調整器31および受光部3
2が設けられている。光分波器21および分散調整器3
1それぞれは、上述した本実施形態に係る光部品100
と同様の構成を有する。
【0032】光送信器10は、多波長の信号光を多重化
して光ファイバ伝送路40に送出する。光送信器10か
ら光ファイバ伝送路40を伝搬してきて光中継器20に
到達した多波長の信号光は、光中継器20内の光分波器
21により2つの波長域に分波されて、一方の波長域の
信号光は光ファイバ伝送路50に送出され、他方の波長
域の信号光は光ファイバ伝送路60に送出される。光中
継器20から光ファイバ伝送路30を伝搬してきて光受
信器30に到達した多波長の信号光は、光受信器30内
の分散調整器31により分散補償されて、受光部32に
より波長毎に受光される。
【0033】このように、本実施形態に係る光通信シス
テム1では、光送信器10から送出された多波長の信号
光は、光中継器20内の光分波器21により分波され
て、一方の波長域の信号光が光受信器30に到達する。
また、光送信器10から光受信器30に到達する信号光
は、光受信器30内の分散調整器31により分散補償さ
れる。特に、本実施形態に係る光通信システム1では、
上述した本実施形態に係る光部品100と同様の構成を
有する光分波器21および分散調整器31が用いられて
いるので、偏波モード分散または偏波依存損失が調整さ
れて、信号光の伝送品質が優れたものとなる。
【0034】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明に
係る光部品は、光導波路肩回折格子素子を含むものであ
ればよく、上述した構成の光分波器や分散調整器に限ら
れない。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る光部品または光部品調整方法によれば、光導波路型
回折格子素子に対して側方より荷重が付与されること
で、この光導波路型回折格子素子を含む光部品の光学特
性(特に偏波モード分散または偏波依存損失)が調整さ
れる。また、本発明に係る光通信システムによれば、光
部品により光学特性が調整されて、信号光の伝送品質が
優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光部品100の構成図であ
る。
【図2】本実施形態に係る光部品100の一部構成図で
ある。
【図3】本実施形態に係る光部品100に含まれる光導
波路型回折格子素子110の説明図である。
【図4】光導波路型回折格子素子110の群遅延時間の
波長依存性を説明する図である。
【図5】光導波路型回折格子素子110の損失の波長依
存性を説明する図である。
【図6】本実施形態に係る光部品100の偏波モード分
散の波長依存性を示す図である。
【図7】本実施形態に係る光通信システム1の構成図で
ある。
【符号の説明】
1…光通信システム、10…光送信器、20…光中継
器、30…光受信器、100…光部品、110…光導波
路型回折格子素子、111…光ファイバ、120…ダミ
ー材、131,132…平板、141,142…クラン
プ、150…光アイソレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 享 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H041 AA21 AB10 AB38 AC01 AZ05 AZ08 2H050 AC82 AC84 AD00 2H079 AA07 BA02 CA08 EA09 EB24 KA08 5K002 AA07 BA02 BA05 CA01 FA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路の長手方向に沿って屈折率変調
    が形成された光導波路型回折格子素子と、 前記光導波路型回折格子素子に対して側方より荷重を付
    与する荷重付与手段と、 を備えることを特徴とする光部品。
  2. 【請求項2】 前記荷重付与手段は、前記光導波路型回
    折格子素子に対して側方より付与する荷重の大きさが調
    整可能である、ことを特徴とする請求項1記載の光部
    品。
  3. 【請求項3】 前記荷重付与手段は、前記光導波路型回
    折格子素子に対して側方より付与する荷重の方向が調整
    可能である、ことを特徴とする請求項1記載の光部品。
  4. 【請求項4】 光導波路の長手方向に沿って屈折率変調
    が形成された光導波路型回折格子素子を含む光部品の光
    学特性を調整する方法であって、 前記光導波路型回折格子素子に対して側方より荷重を付
    与することで前記光部品の光学特性を調整する、ことを
    特徴とする光部品特性調整方法。
  5. 【請求項5】 前記光導波路型回折格子素子に対して側
    方より付与する荷重の大きさを調整することで前記光部
    品の光学特性を調整する、ことを特徴とする請求項4記
    載の光部品特性調整方法。
  6. 【請求項6】 前記光導波路型回折格子素子に対して側
    方より付与する荷重の方向を調整することで前記光部品
    の光学特性を調整する、ことを特徴とする請求項4記載
    の光部品特性調整方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光部品を含み、信号光を
    伝送するとともに、この信号光の伝送品質を前記光部品
    により調整する、ことを特徴とする光通信システム。
JP2001356389A 2001-11-21 2001-11-21 光部品、光部品特性調整方法および光通信システム Pending JP2003156639A (ja)

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