JP2003156057A - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受Info
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- JP2003156057A JP2003156057A JP2001358005A JP2001358005A JP2003156057A JP 2003156057 A JP2003156057 A JP 2003156057A JP 2001358005 A JP2001358005 A JP 2001358005A JP 2001358005 A JP2001358005 A JP 2001358005A JP 2003156057 A JP2003156057 A JP 2003156057A
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Abstract
fc成分の変動防止を図ることのできる転がり軸受を提供
することを目的とする。 【解決手段】冠形保持器10のポケット爪部14間にグ
リースGが乗せられ、該グリースGは保持器の移動可能
な量以上径方向にはみ出さない形態に封入されている。
Description
(Hard Disk Driveともいう)スピンドルモータ用軸
受、HDDスイングアーム用ピボット軸受、MPU(Mi
cro Processing Unit)冷却ファンモータ用軸受等に
使用される転がり軸受のグリース封入状態の改良に関す
るものである。
軸受、スイングアーム用ピボット軸受、およびMPU冷
却ファンモータ用軸受などに使用される転がり軸受は、
図13に示すように外輪100又は内輪200の軌道面
101(201)を狙いグリースGを封入する(第1の
従来技術)か、図14に示すように玉300を狙いグリ
ースGを封入していた(第2の従来技術)。
2の従来技術によるグリース封入状態では、特に高速回
転下でのスピンドルモータ、冷却ファンモータに及ぼす
影響として次の種々の問題点が挙げられる。 外内輪軌道面101,201・玉300の回転による
グリースGの攪拌抵抗により軸受トルクの増大(消費電
力増大)。 グリースGが玉300に付着し、玉300の自転によ
り保持器ポケット401中に持ち込まれることによる軸
受NRR-fc成分の(瞬間的)増大。 また、スイングアームピボット軸受のような高速揺動条
件下において使用される場合には、次の種々の問題点が
挙げられる。 外内輪軌道面101,201・玉300の回転による
グリースGの攪拌抵抗により軸受トルクの増大(消費電
力増大)。 揺動角往復時のグリースGの攪拌抵抗変化により往復
の軸受トルク値の変化。 外内輪軌道面101,201・玉300に対するグリ
ース攪拌抵抗の変化によるトルク変動値の増大。 内輪外径202と保持器内径402及び外輪内径10
2と保持器外径403のラビリンス部にグリースGが入
り込み架橋することによる軸受トルク値、トルク値変動
の増大。さらに上記問題を解決すべく、図15に示すよ
うな保持器ポケット401の爪部404間にグリースG
を封入する形態も採られていた(第3の従来技術)。し
かし、このような第3の従来技術におけるグリース封入
状態の場合、保持器400の内外径402,403の少
なくとも一方からグリースGが軸方向にはみだした封入
状態(図15参照)であったため、 保持器ラジアル方向の動き量が大きい場合は、グリー
スGが内輪外径202及び外輪内径102に付着架橋
し、軸受トルクの増大、トルク値変動、軸受NRR-fc成分
の変動。 スピンドルモータのような高速回転下における使用で
は、グリースGの脱落による上記乃至の問題の連鎖
発生という問題があった。さらに、上記問題を解決する
ため、オイルのみでの潤滑形態もあるが、オイルのみの
潤滑形態では長期の潤滑耐久性能に問題があった。 本発明は、軸受トルク増大・トルク値変動および軸受NR
R-fc成分の変動防止を図ることのできる転がり軸受を提
供することを目的とする。
に本発明がなした技術的手段は、軌道輪と、該軌道輪間
に組み込まれる複数個の転動体と、該転動体を保持する
保持器と、軸受内にグリースを封入する密封板とからな
り、前記グリースが、保持器のポケット爪部間に乗せら
れ、かつ保持器内外径より保持器の移動可能な量以上径
方向にはみ出さない形態に封入されている転がり軸受と
する。また、上記封入形態を使用した軸受の玉または内
外輪軌道面に、オイルを滴下注入した転がり軸受とす
る。また、これら軸受は、HDD装置のスピンドルモー
タ用軸受、スイングアーム用ピボット軸受、MPU冷却
ファンモータ用軸受のいずれかに使用される。
形態を図に基づいて説明する。本実施形態では、本発明
転がり軸受の一使用形態として、ノート型パソコンや携
帯型端末などの2.5”HDDスイングアーム用ピボッ
ト軸受に使用される転がり軸受を例にとって説明する。
なお、本実施形態は本発明転がり軸受の一実施形態にす
ぎず何等これに限定解釈されず、また使用形態も図示せ
る2.5”HDDスイングアーム用ピボット軸受に限ら
ず、3.5” HDDスイングアーム用ピボット軸受で
あってもよく、またHDDスピンドルモータ用軸受やM
PU冷却ファンモータ用軸受など、本発明の範囲内で他
の軸受装置に使用される。
と、ハウジング2と、該軸1とハウジング2の間に圧入
固定される二個の転がり軸受6とで構成されており、プ
レス加工された平板(アーム)3間に間座4を設け、ナ
ット5によってフランジ2aに固定する積層タイプとす
る。軸1と内輪はルーズやしまりばめで嵌合し、接着剤
にて固定されていても良い。予圧付与方法は、外輪端面
のアキシアル共振(剛性)を管理する、いわゆる共振圧
入方法とする。また、荷重を管理する方法(デッドウェ
イトまたはバネ力による負荷)でもよい。
8)と、該外輪7と内輪8との間に組み込まれる複数個
の転動体(玉)9と、該玉9を保持する保持器10と、
軸受内にグリースGを封入する密封板11とで構成され
ている。保持器10は冠形保持器で、環状の本体12
と、該本体12の軸方向片面に設けられた複数個のポケ
ット13とを設け、該ポケット13は、本体12の軸方
向片面に互いに間隔をあけて配置された一対の爪部(弾
性片ともいう)14同士の間に設けられている。図中1
5は保持器外径、16は保持器内径を示す。グリースG
は、冠形保持器10のポケット爪部14間に乗せられ、
かつ保持器10の移動可能な量以上径方向にはみ出さな
い形態に封入されている。グリースは、特に限定されず
一般的なものが使用される。また、上記グリースG封入
と共に、転動体9、内輪軌道面8a、外輪軌道面7a、
保持器10の任意の一箇所乃至複数箇所に、オイルOを
滴下注入することもある。この場合のオイルOは、グリ
ースGのベースオイル(基油)でも良いし、グリースG
とは全く異なる属性のオイルでもよい。なお、特に図示
しないが、保持器10の爪部14間にグリース溜りとな
る一個乃至複数個の窪みを設ける構成とすることも可能
で適宜実施の形態に応じて適用される。
に基づいて説明する。本発明の最も特徴的な構成は、グ
リースGの封入構成とグリースGとオイルOとを併用し
た封入構成にあるため、本実施形態ではその構成の説明
を中心とし、外輪7・内輪8・転動体9・保持器10・
密封板11その他の構成については、特に説明しない限
り限定されず適宜図示形態とは異なる形態を選択するこ
とも可能である。第一実施形態はグリース封入形態、第
二実施形態乃至第六実施形態は、グリースとオイル併用
形態を示す。なお、各図中、梨地様に表した部分はグリ
ースGで、斜線をもって表した部分はオイルOである。
示すように、冠形保持器10の爪部14間にグリースG
を乗せて封入した実施の一形態を示す。この場合、グリ
ースGは各爪部14間において保持器10の移動可能な
量以上径方向にはみ出さないようにする。即ち、例えば
保持器10が転動体案内タイプの場合には、径方向に量
も外方(180°反対側にもグリースを乗せているときは
量も内方)に移動した場合でも、外輪7又は内輪8と接
触しない量まで半径方向にはみ出している。また、保持
器10が外輪案内タイプの場合には、外輪7及び180°
反対側において内輪8と接触しない量まで半径方向には
み出している。また保持器10が内輪案内タイプの場合
には、内輪8及び180°反対側において外輪7と接触し
ない量まで半径方向にはみ出している。グリースGは、
上記範囲内であれば、各爪部14間において一個所若し
くは複数箇所に点在させて乗せることもできる。各爪部
14間のグリース乗せ状態は同一であっても異なってい
ても良い。全爪部14間にグリースGを乗せるのが好ま
しいが、限定はされない。 「第二実施形態」本実施形態では、図3に示すように、
冠形保持器10の爪部14間に、保持器10の移動可能
な量以上径方向にはみ出さない範囲で第一実施形態より
も多くグリースGを乗せると共に、転動体9の表面にオ
イルOを滴下注入した実施の一形態を示す。この場合、
オイルOは、一個以上の転動体9に滴下注入されるか、
任意数任意間隔の転動体9を指定して滴下注入するか、
全部の転動体9を指定して滴下注入される。グリースG
を併用することにより耐久性を持たせることができる。
また本実施形態によればトルクが安定することとなる。 「第三実施形態」本実施形態は、図4に示すように、第
二実施形態と同様にグリースGとオイルOとの併用形態
を示し、爪部14間のグリースGは、第一実施形態と同
様である。 「第四実施形態」本実施形態は、図5に示すように、グ
リースGとオイルOとの併用形態で、内輪軌道面8aの
少なくとも一箇所にオイルOを滴下注入する。オイルO
は、内輪軌道面8aの周方向にわたって連続帯状に注入
されるか、周方向任意箇所に点在させることができる。
また、爪部14間のグリースGは第一実施形態と同様で
ある。 「第五実施形態」本実施形態は、図6に示すように、グ
リースGとオイルOとの併用形態で、外輪軌道面7aの
少なくとも一箇所にオイルOを滴下注入する。オイル注
入形態は、第四実施形態と同様に連続帯状若しくは任意
箇所に点在させる。また、爪部14間のグリースGは第
一実施形態と同様である。 「第六実施形態」本実施形態は、図7に示すように、グ
リースGとオイルOとの併用形態で、保持器10の少な
くとも一箇所にオイルOを滴下注入する。この場合にお
いてオイルOは、保持器10の各爪部14間表面一杯
に、若しくは任意箇所に点在させて注入することができ
る。また、爪部14間のグリースGは第一実施形態と同
様である。
ム用ピボット軸受の低速回転によるトルク値、トルク変
動、トルクスパイクが問題となっていることから、第1
の従来技術である「グリースみぞ狙い」、第2の従来技術
である「グリース玉狙い」、第3の従来技術である「グ
リース保持器乗せ」を採用する従来の各転がり軸受と、
本実施形態(第一実施形態)における転がり軸受の軸受
トルクを比較した。その結果を図9乃至図12に示す。
図9は本実施形態、図10は第1の従来技術、図11は
第2の従来技術、図12は第3の従来技術の結果であ
る。なお、スイングアームピボット軸受のトルクは、オ
イル潤滑によるトルク状態(図8参照)と同様であるこ
とがトルク値及びトルク変動の面から理想的とされる。
上記各グリース封入形態におけるトルク比較の結果か
ら、各従来技術のグリース封入状態では、軸受トルク値
・軸受トルク値変動の増大が確認された(図10乃至図
12)のに対し、本実施形態のグリース封入状態(図
9)は、オイル潤滑状態(図8)と比較して相違ない結
果が得られていることから、軸受トルク値、低トルク変
動に効果を有することが認められる。
部間から保持器の移動可能な量以上径方向にはみ出さな
いよう封入することにより、 保持器ラジアル方向の動き量が大きくあった場合で
も、内輪外径及び外輪内径へのグリース付着が防止さ
れ、保持器内外径と内輪外径及び外輪内径とのラビリン
ス部へのグリース架橋が防止されることにより、グリー
スの攪拌抵抗による軸受トルク増大、トルク値変動及び
軸受NRR-fc成分の変動が防止される。 グリース封入量の低減が計られ、コストダウンの効
果が期待できる。この場合には、グリース封入量低減の
ため軸受軌道面の潤滑不足が懸念される可能性がある
が、補助的にグリース基油及び各種潤滑性のあるオイル
を、玉または内外輪軌道面に注入することにより初期か
らの潤滑性能を確保する。これにより、初期からのオイ
ル潤滑効果により、低トルク、低トルク変動を確保する
ことが可能となる。
アーム用ピボット軸受の断面図。
を示す図。
示す図。
がり軸受におけるトルク値を示す図。
軸受におけるトルク値を示す図。
がり軸受におけるトルク値を示す図。
がり軸受を一部省略して示す概略断面図。
軸受を一部省略して示す概略断面図。
がり軸受を一部省略して示す概略断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】軌道輪と、該軌道輪間に組み込まれる複数
個の転動体と、該転動体を保持する保持器と、軸受内に
グリースを封入する密封板とからなり、前記グリース
が、保持器のポケット爪部間に乗せられ、かつ保持器内
外径より保持器の移動可能な量以上径方向にはみ出さな
い形態に封入されていることを特徴とする転がり軸受。 - 【請求項2】軌道輪と、該軌道輪間に組み込まれる複数
個の転動体と、該転動体を保持する保持器と、軸受内に
グリースを封入する密封板とからなり、前記グリース
が、保持器のポケット爪部間に乗せられ、かつ保持器内
外径より保持器の移動可能な量以上径方向にはみ出さな
い形態に封入されると共に、前記転動体、内輪軌道面、
外輪軌道面、保持器の任意の一箇所乃至複数箇所に、オ
イルを滴下注入したことを特徴とする転がり軸受。 - 【請求項3】HDD装置のスピンドルモータ用軸受、ス
イングアーム用ピボット軸受、MPU冷却ファンモータ
用軸受のいずれかに使用されることを特徴とする請求項
1又は2のいずれかに記載の転がり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001358005A JP2003156057A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001358005A JP2003156057A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 転がり軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003156057A true JP2003156057A (ja) | 2003-05-30 |
| JP2003156057A5 JP2003156057A5 (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=19169260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001358005A Pending JP2003156057A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003156057A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007240526A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-09-20 | Seiko Instruments Inc | 検査装置、検査方法、転がり軸受の製造装置、及び転がり軸受の製造方法 |
| JP2008196886A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Seiko Instruments Inc | 検査装置、検査方法、転がり軸受の製造装置、及び転がり軸受の製造方法 |
| CN110524858A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-03 | 重庆和泰润佳股份有限公司 | 吹膜工艺透气膜在线深压纹生产线中的成型装置 |
| JP7534489B1 (ja) | 2023-04-28 | 2024-08-14 | ミネベアミツミ株式会社 | 転がり軸受の製造方法及び転がり軸受の製造装置 |
| WO2024225489A1 (ja) * | 2023-04-28 | 2024-10-31 | ミネベアミツミ株式会社 | 転がり軸受の製造方法、転がり軸受及び転がり軸受の製造装置 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001358005A patent/JP2003156057A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007240526A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-09-20 | Seiko Instruments Inc | 検査装置、検査方法、転がり軸受の製造装置、及び転がり軸受の製造方法 |
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| CN110524858A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-03 | 重庆和泰润佳股份有限公司 | 吹膜工艺透气膜在线深压纹生产线中的成型装置 |
| JP7534489B1 (ja) | 2023-04-28 | 2024-08-14 | ミネベアミツミ株式会社 | 転がり軸受の製造方法及び転がり軸受の製造装置 |
| WO2024225489A1 (ja) * | 2023-04-28 | 2024-10-31 | ミネベアミツミ株式会社 | 転がり軸受の製造方法、転がり軸受及び転がり軸受の製造装置 |
| JP2024159375A (ja) * | 2023-04-28 | 2024-11-08 | ミネベアミツミ株式会社 | 転がり軸受の製造方法及び転がり軸受の製造装置 |
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Legal Events
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