JP2003148876A - 多段圧復水器 - Google Patents

多段圧復水器

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JP2003148876A JP2001347056A JP2001347056A JP2003148876A JP 2003148876 A JP2003148876 A JP 2003148876A JP 2001347056 A JP2001347056 A JP 2001347056A JP 2001347056 A JP2001347056 A JP 2001347056A JP 2003148876 A JP2003148876 A JP 2003148876A
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    • F28C3/06Other direct-contact heat-exchange apparatus the heat-exchange media being a liquid and a gas or vapour
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化と動力プラントの効率向上を両
立させることを可能にした多段圧復水器とする。 【解決手段】 高圧側蒸気中を滴下する際の接触伝熱
と、オーバーフローして落下する流下復水19により生
じた循環流による乱流熱伝達とで、低圧側復水9を良好
な熱伝達で効率的に昇温し、バイパス連結管17によ
り、高圧側復水8を再熱室11の復水20をバイパスし
て高温に保った状態で復水20に合流させ、コンパクト
化のために落下空間を最小限に抑えた状態で十分に低圧
側復水9の加熱を行うと共に、交換熱量の高い復水を復
水ポンプ側に送り、コンパクト化と動力プラントの効率
向上を両立させることを可能にした多段復水器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力が異なる複数
の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流させて圧
送する多段圧復水器に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービン設備においては、仕事を終
えた蒸気がタービン排気室から復水器に導入され、復水
器で凝縮されて復水とされる。復水器で凝縮された復水
は、給水加熱器を介して加熱された後、ボイラ側に供給
されて蒸気とされ蒸気タービンの駆動源として用いられ
る。
【0003】復水器で凝縮された復水が給水加熱器に送
られる場合、復水の温度が高いほどプラントの効率面で
有利となる。このため従来から、圧力が異なる複数の室
からなる多段圧復水器が用いられ、低圧側復水を高圧室
の蒸気により加熱してボイラへ供給する復水の高温化が
図られている。具体的には、低圧側復水を高圧蒸気の中
で液滴や液膜として自由落下させ、接触伝熱で加熱して
いる。また、多段圧復水器を用いることで、冷却水温度
と飽和蒸気温度との温度差を広げて伝熱面積を減らすこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多段圧復水器に
あっては、低圧側復水を高圧蒸気の中で液滴や液膜とし
て自由落下させて接触伝熱で加熱しているので、液滴や
液膜を高圧蒸気の中に存在させる時間を長くすること
で、効率的に加熱が行われる。しかし、低圧側復水の液
滴や液膜を高圧蒸気の中に存在させる時間を長くするた
めには、落下高さを高くする必要があり、コンパクト化
を阻害するものとなっていた。コンパクト化のために落
下高さを最小限に抑えると、加熱が不十分となってプラ
ントの効率面で有利にならなくなってしまう。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、コンパクト化とプラントの効率向上を両立させるこ
とができる多段圧復水器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、圧力が異なる複数の室を有し、複数
の室に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水
器において、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁
によって仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再
熱室を設け、高圧側の室である高圧室内の高圧蒸気を再
熱室に導入する高圧蒸気導入手段を設け、再熱室をバイ
パスさせた高圧側復水と再熱室を出た低圧側復水とを合
流させて復水の温度を高めるバイパス手段を設けたこと
を特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、圧力が異なる複数の室を有し、複数の室に溜め
られた復水を合流させて圧送する多段圧復水器におい
て、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁によって
仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室を設
け、高圧側の室である高圧室内の高圧蒸気を再熱室に導
入する高圧蒸気導入手段を設けると共に、低圧復水を再
熱室に導入する低圧復水導入手段を設け、再熱室の復水
に循環流を生じさせて表面乱流熱伝達を起こす循環流発
生手段を備え復水に対する高圧側蒸気による熱伝達を促
進することを特徴とする。
【0008】そして、循環流発生手段は、圧力隔壁に低
圧側復水が流下する流通孔を設け、流通孔から流下する
低圧側復水により再熱室の復水に循環流を生じさせるこ
とを特徴とする。また、循環流発生手段は、圧力隔壁に
低圧側復水が滴下する滴下孔を設けると共に再熱室内に
滴下孔から滴下した低圧側復水を溜めるてオーバーフロ
ーさせる受け部材を設け、受け部材からオーバーフロー
した低圧側復水により再熱室の復水に循環流を生じさせ
ることを特徴とする。また、循環流発生手段は、圧力隔
壁に低圧側復水が流下する流通スリットを設け、流通ス
リットから逆流が抑制された状態で流下する低圧側復水
により再熱室の復水に循環流を生じさせることを特徴と
する。また、循環流発生手段は、再熱室に溜められた復
水を直接攪拌して循環流を生じさせる攪拌手段であるこ
とを特徴とする、また、循環流発生手段は、圧力隔壁に
再熱室側に延びるパイプを設け、パイプを通して流下す
る低圧側復水により再熱室の復水に循環流を生じさせる
ことを特徴とする。また、再熱室に溜められる復水を仕
切り壁により複数部位に仕切ることで混合を抑制させる
ことを特徴とする。また、循環流発生手段は、圧力隔壁
に低圧側復水が流通する流通部を設け、再熱室に溜めら
れる復水の水面より高い開口部を有し流通部からの低圧
側復水が循環流が生じる状態で溜められると共に開口部
からオーバーフローした低圧側復水により再熱室に溜め
られた復水に循環流を生じさせる復水溜め槽を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、圧力が異なる複数の室を有し、複数の室に溜め
られた復水を合流させて圧送する多段圧復水器におい
て、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁で仕切ら
れ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室を設け、高
圧側の室である高圧室内の高圧側蒸気を再熱室に導入す
る高圧蒸気導入手段を設け、圧力隔壁に低圧側復水が滴
下する滴下孔を設けると共に再熱室内に滴下孔から滴下
した低圧側復水を溜めてオーバーフローさせる受け部材
を設け、受け部材からオーバーフローした低圧側復水に
より再熱室の復水に循環流を生じさせる一方、再熱室の
復水をバイパスさせた高圧側復水を再熱室の復水と合流
させて復水の温度を高めるバイパス手段を設けたことを
特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、圧力が異なる複数の室を有し、複数の室に溜め
られた復水を合流させて圧送する多段圧復水器におい
て、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁によって
仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室を設
け、高圧側の室である高圧室内の高圧側蒸気を再熱室に
導入する高圧蒸気導入手段を設け、圧力隔壁に再熱室側
に延びるパイプを設け、低圧室の低圧側復水の水位を低
下させた状態でパイプを通した低圧側復水により再熱室
の復水に循環流を生じさせることを特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、圧力が異なる複数の室を有し、複数の室に溜め
られた復水を合流させて圧送する多段圧復水器におい
て、低圧側復水を高圧側の室である高圧室に導入して低
圧側復水を高圧側蒸気で加熱する手段を設けたことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1実施形態例
に係る多段圧復水器の概略構成を表す断面、図2には冷
却水の流通状況を説明する平面状況を示してある。
【0013】蒸気タービンは高圧側蒸気タービンと低圧
側蒸気タービンとで構成され、図1に示すように、高圧
側蒸気タービンの排気蒸気の出口側には高圧段復水器1
の高圧胴2が連結され、低圧側蒸気タービンの排気蒸気
の出口側には低圧段復水器3の低圧胴4が連結されてい
る。高圧段復水器1の高圧胴2により高圧側の室である
高圧室5が形成され、低圧段復水器3の低圧胴4により
低圧側の室である低圧室6が形成されている。
【0014】高圧室5及び低圧室6にはそれぞれ冷却水
管群7が設けられている。図2に示すように、低圧室6
の冷却水管群7に冷却水として、例えば、海水が導入管
7aから導入され、低圧室6の冷却水管群7から高圧室
5の冷却水管群7に連結管7bにより送られ、排出管7
cから排出される。高圧室5及び低圧室6には蒸気ター
ビンで仕事を終えた排気蒸気が送られ、排気蒸気は冷却
水管群7の冷却水により凝縮され、高圧側復水8となっ
て高圧室5に溜められると共に、低圧側復水9となって
低圧室6に溜められる。
【0015】低圧室6の下部における低圧胴4には再熱
室11が設けられ、低圧室6と再熱室11は圧力隔壁1
2によって仕切られている。高圧室5と再熱室11は蒸
気ダクト10でつながれ、蒸気ダクト10から高圧室5
内の高圧側蒸気が再熱室11に送られる。圧力隔壁12
には多孔板13が設けられ、多孔板13には滴下孔とし
ての孔14が多数形成されている。多孔板13の下部に
おける再熱室11には受け部材としてのトレイ15が設
けられ、トレイ15には孔14からの低圧側復水9が滴
下(散水)するようになっている。トレイ15に捕集さ
れた復水はオーバーフローして落下して再熱室11に復
水20として溜められる。トレイ15をオーバーフロー
して落下する流下復水19により再熱室11に溜められ
た復水20に循環流が生じ、復水20の表面で表面乱流
熱伝達が起こるようになっている。
【0016】再熱室11の下部には合流部16が設けら
れ、バイパス手段としてのバイパス連結管17が高圧室
5から合流部16につながっている。バイパス連結管1
7は断熱構造の材質のものが好ましく、バイパス連結管
17は温度低下を最小限にして高圧側復水8を合流部1
6に導いて復水20と合流させる。合流部16で合流さ
れた復水20及び高圧側復水8は復水ポンプ側に送られ
て給水加熱器等を介してボイラ側に送られる。高圧側復
水8は再熱室11の復水20をバイパスして合流される
ようになっているので、復水20は高温に保たれた高圧
側復水8と混合されて高温の復水を復水ポンプ側に送る
ことができる。
【0017】上記構成の多段圧復水器では、高圧室5及
び低圧室6には蒸気タービンで仕事を終えた排気蒸気が
送られ、排気蒸気は冷却水管群7により凝縮され、高圧
側復水8となって高圧室5に溜められると共に、低圧側
復水9となって低圧室6に溜められる。低圧室6に溜め
られた低圧側復水9は多孔板13の孔14から再熱室1
1のトレイ15に滴下して溜められる。再熱室11には
蒸気ダクト10から高圧室5内の高圧側蒸気が送られて
いるため、トレイ15に滴下する低圧側復水9は高圧側
蒸気中を滴下して接触伝熱で加熱される。トレイ15を
オーバーフローして落下する流下復水19は再熱室11
に溜められた復水20に循環流を生じさせ、送られた高
圧側蒸気と広い面積で接触して表面乱流熱伝達を起こ
す。
【0018】これにより、低圧側復水9は高圧側蒸気中
を滴下する際の表面乱流熱伝達と、オーバーフローして
落下する流下復水19により生じた循環流による表面乱
流熱伝達とで、良好な熱伝達が行われて効率的に昇温さ
れる。このため、液滴を高圧蒸気の中に存在させる時間
を長くすることなく効率的に加熱が行われるようにな
り、コンパクト化のために落下空間を最小限に抑えた状
態で十分に低圧側復水9の加熱が行える。従って、コン
パクト化と動力プラントの効率向上を両立させることを
可能にした多段圧復水器とすることが可能になる。
【0019】また、バイパス連結管17により、高圧側
復水8が再熱室11の復水20をバイパスして合流され
るようになっているので、高圧側復水8は高温に保たれ
た状態で復水20に混合され、高い温度の復水を復水ポ
ンプ側に送ることができる。再熱室11に溜められた復
水20の水面温度が高くなることが防止され、水面で高
圧側蒸気と接触する際の表面乱流熱伝達における伝熱量
を最大にすることができる。
【0020】図3に基づいて本発明の第2実施形態例を
説明する。図3には本発明の第2実施形態例に係る多段
圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。尚、図1
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
【0021】図3に示した多段圧復水器は、高圧側復水
8の復水20への混合が図1に示した多段圧復水器と異
なる構成となっている。即ち、図3に示すように、バイ
パス連結管17に代えて、高圧室5と再熱室11とをつ
なぐ連結管21を設けた構成となっている。復水20は
連結管21により高圧室5に送られ、高圧室5で高圧側
復水8に混合される。
【0022】このため、配管系統が簡素になり、低圧段
復水器3回りの省スペース化が図れると共に合流部16
等の設計の自由度が増す。
【0023】図4に基づいて本発明の第3実施形態例を
説明する。図4には本発明の第3実施形態例に係る多段
圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。尚、図3
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
【0024】図4に示した多段圧復水器は、低圧室6に
溜められた低圧側復水9の再熱室11への導入の構成が
図2に示した多段圧復水器と異なる構成となっている。
即ち、圧力隔壁12には多孔板13に代えて孔板22が
設けられ、孔板22には低圧側復水9が流下する流通孔
23が設けられている。低圧側復水9は流通孔23から
流下して流下復水24となり、流下復水24は再熱室1
1に溜められた復水20に直接落下して循環流を生じさ
せ、送られた高圧側蒸気が復水20の表面で広い面積で
接触して表面乱流熱伝達を起こす。流通孔23の数や径
は、低圧室6や再熱室11の圧力等により適宜設定され
る。
【0025】このため、再熱室11に溜められた復水2
0に循環流を生じさせるための部材(トレイ15)が不
要になり、再熱室11を小さくして低圧段復水器3のコ
ンパクト化が図れる。尚、図1に示した多段圧復水器に
孔板22を備えた圧力隔壁12を用いる構成にすること
も可能である。
【0026】図5、図6に基づいて本発明の第4実施形
態例を説明する。図5には本発明の第4実施形態例に係
る多段圧復水器の概略構成を表す断面、図6にはスリッ
ト板の斜視を示してある。尚、図3に示した部材と同一
部材には同一符号を付して重複する説明は省略してあ
る。
【0027】図5に示した多段圧復水器は、低圧室6に
溜められた低圧側復水9の再熱室11への導入の構成が
図3に示した多段圧復水器と異なる構成となっている。
即ち、圧力隔壁12には多孔板13に代えてスリット板
26が設けられ、スリット板26には、図6に示すよう
に、低圧側復水9が膜状に流下する流通スリット27が
設けられている。低圧側復水9は流通スリット27から
膜状に流下して流下復水28となり、流下復水28は再
熱室11に溜められた復水20に帯状に直接落下して循
環流を生じさせ、送られた高圧側蒸気が復水20の表面
で広い面積で接触して表面乱流熱伝達を起こす。
【0028】このため、再熱室11に溜められた復水2
0に循環流を生じさせるための部材(トレイ15)が不
要になり、再熱室11を小さくして低圧段復水器3のコ
ンパクト化が図れる。尚、図1に示した多段圧復水器に
スリット板26を備えた圧力隔壁12を用いる構成にす
ることも可能である。
【0029】図7に基づいて本発明の第5実施形態例を
説明する。図7には本発明の第5実施形態例に係る多段
圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。尚、図3
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
【0030】図7に示した多段圧復水器は、再熱室11
に溜められた復水20に循環流を生じさせる構成が図2
に示した多段圧復水器と異なる構成となっている。即
ち、再熱室11に溜められた復水20の内部には攪拌手
段としてモータ31で回転される攪拌スクリュウ32が
配置されている。低圧側復水9は多孔板13の孔14か
ら滴下してそのまま再熱室11に溜められて復水20と
なる。攪拌スクリュウ32の回転により復水20が直接
攪拌されて循環流を生じさせ、送られた高圧側蒸気が復
水20の表面で広い面積で接触して表面乱流熱伝達を起
こす。
【0031】このため、再熱室11に溜められた復水2
0に循環流を生じさせるための部材(トレイ15)が不
要になり、再熱室11を小さくして低圧段復水器3のコ
ンパクト化が図れる。尚、図1乃至図6に示した多段圧
復水器に攪拌手段を追加する構成にすることも可能であ
る。
【0032】図8に基づいて本発明の第6実施形態例を
説明する。図8には本発明の第6実施形態例に係る多段
圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。尚、図3
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
【0033】図8に示した多段圧復水器は、低圧室6に
溜められた低圧側復水9の再熱室11への導入の構成が
図2に示した多段圧復水器と異なる構成となっている。
即ち、圧力隔壁12には多孔板13に代えて再熱室11
側に延びるパイプ35が設けられている。低圧側復水9
はパイプ35に充満されて流下して流下復水36とな
り、流下復水36は流速が高められて再熱室11に溜め
られた復水20に直接落下して循環流を生じさせ、送ら
れた高圧側蒸気が復水20の表面で広い面積で接触して
表面乱流熱伝達を起こす。
【0034】上述した第1実施形態例乃至第6実施形態
例における多段圧復水器において、再熱室11の復水2
0を仕切り壁により複数部位に仕切り、各部位の復水2
0の混合を抑制することも可能である。復水20の混合
を抑制することにより、循環流が狭い範囲で生じること
になり、循環流の形成が促進されてより効果的に表面乱
流熱伝達が行えるようになる。
【0035】図9に基づいて本発明の第7実施形態例を
説明する。図9には本発明の第7実施形態例に係る多段
圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。尚、図3
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
【0036】図9に示した多段圧復水器は、低圧室6に
溜められた低圧側復水9の再熱室11への導入の構成、
及び、再熱室11に溜められた復水20に循環流を生じ
させる構成が図3に示した多段圧復水器と異なる構成と
なっている。即ち、圧力隔壁12には低圧側復水9が流
通する流通部としての流通孔38(もしくはスリット)
が設けられている。また、流通孔38の下部における再
熱室11には流通孔38からの流下復水40が溜められ
る復水溜り39が設けられ、復水溜り39は再熱室11
に溜められた復水20の水面より高い開口部41を有し
ている。
【0037】復水溜り39に溜められた流下復水40は
内部で循環流が生じ、送られた高圧側蒸気が溜められた
流下復水40の表面で広い面積で接触して表面乱流熱伝
達を起こす。また、復水溜り39をオーバーフローして
流下復水42が落下し、流下復水42は再熱室11に溜
められた復水20に循環流を生じさせ、送られた高圧側
蒸気と広い面積で接触して表面乱流熱伝達を起こす。
【0038】尚、図1に示した多段圧復水器に流通孔3
8を備えた圧力隔壁12を用い復水溜り39を設けた構
成にすることも可能である。また、復水溜り39の内部
に更に復水溜りを設置して流下復水42を多段回にオー
バーフローさせるように構成することも可能である。
【0039】上述した各実施形態例の構成は、それぞれ
プラントの規模等に応じて単独同士または複数同士を適
宜組み合わせて適用することが可能である。
【0040】図10に基づいて本発明の第8実施形態例
を説明する。図10には本発明の第8実施形態例に係る
多段圧復水器の概略構成を表す断面を示してある。
【0041】高圧側蒸気タービンの排気蒸気の出口側に
は高圧段復水器51の高圧胴52が連結され、低圧側蒸
気タービンの排気蒸気の出口側には低圧段復水器53の
低圧胴54が連結されている。高圧段復水器51の高圧
胴52により高圧側の室である高圧室55が形成され、
低圧段復水器53の低圧胴54により低圧側の室である
低圧室56が形成されている。高圧室55の下部には隔
壁61を介して第2高圧室62が形成されている。
【0042】高圧室55及び低圧室56にはそれぞれ冷
却水管群57が設けられている。それぞれの冷却水管群
57には、図2に示した状態で、海水等の冷却水が送ら
れるようになっている。高圧室55及び低圧室56には
蒸気タービンで仕事を終えた排気蒸気が送られ、排気蒸
気は冷却管群57の冷却水により凝縮され、高圧側復水
58及び低圧側復水59となる。
【0043】高圧室55内の冷却水管群57の下部には
高圧側復水58を受けて第2高圧室62に導入する受け
部材63が設けられ、高圧側復水58は受け部材63か
ら第2高圧室62に送られて溜められるようになってい
る。また、低圧側復水59は低圧室56の下部に溜めら
れる。
【0044】低圧室56の下部から高圧室55の内部に
延びる導入部材64が設けられ、導入部材64の先端部
の出口部71は高圧室55の内部に配置されている。低
圧室56に溜められた低圧側復水59が導入部材64を
通して出口部71に送られ、出口部71の上面からオー
バーフローして落下し高圧室55の下部に復水66とし
て溜められる。導入部材64の出口部71の上面は低圧
室56の下部よりも低い位置に配置され、低圧側復水5
9は高低差によって導入部材64の上面開口からオーバ
ーフローして高圧室55に流下される。導入部材64の
出口部71をオーバーフローして落下する流下復水65
は高圧側蒸気により加熱されながら落下し、高圧室55
の下部に溜められた復水66に循環流を生じさせ、復水
66の表面で表面乱流熱伝達が起こるようになってい
る。
【0045】高圧室55の下部に溜められた復水66と
第2高圧室62に溜められた高圧側復水58は、図示し
ない合流部で混合されて復水ポンプ側に送られる。
【0046】上記構成の多段圧復水器では、高圧室55
及び低圧室56には蒸気タービンで仕事を終えた排気蒸
気が送られ、排気蒸気は冷却管群57により凝縮され
る。高圧室55で凝縮された高圧側復水58は受け部材
63から第2高圧室62に送られて溜められる。低圧室
56で凝縮された低圧側復水59は低圧室56の下部に
溜められ、導入部材64を通って高圧室55側に送られ
る。導入部材64を通って送られた低圧側復水59は出
口部71からオーバーフローして流下復水65となって
落下し高圧室55の下部に復水66として溜められる。
流下復水65は高圧室55で高圧側蒸気中を落下するた
め、接触伝熱で加熱される。導入部材64の出口部上面
をオーバーフローして落下する流下復水65は高圧室5
5に溜められた復水66に循環流を生じさせ、高圧室5
5内の高圧側蒸気と広い面積で接触して表面乱流熱伝達
を起こす。
【0047】これにより、低圧側復水59は流下復水6
5となって高圧室56内で高圧側蒸気中をオーバーフロ
ーする際の接触伝熱と、オーバーフローして落下する流
下復水65により生じた復水66の循環流による表面乱
流熱伝達とで、良好な熱伝達が行われて効率的に昇温さ
れる。このため、効率的に加熱が行われるようになり、
コンパクト化のために落下空間を最小限に抑えた状態で
十分に低圧側復水59の加熱が行える。従って、コンパ
クト化と動力プラントの効率向上を両立させることを可
能にした多段圧復水器とすることが可能になる。
【0048】尚、導入部材64の出口部71の上面を低
圧室56の下部よりも低い位置に配置して、高低差によ
って低圧側復水59を導入部材64の上面開口からオー
バーフローさせるようにしているが、低圧側復水59を
圧送する圧送手段を設けることも可能である。圧送手段
を設けることで、高圧段復水器51や低圧段復水器53
の設置の自由度が増し、設置スペースの制約が少なくな
る。
【0049】
【発明の効果】本発明の多段圧復水器は、圧力が異なる
複数の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流させ
て圧送する多段圧復水器において、低圧側の室である低
圧室の下部に圧力隔壁によって仕切られ低圧側復水が導
入されて溜められる再熱室を設け、高圧側の室である高
圧室内の高圧蒸気を再熱室に導入する高圧蒸気導入手段
を設け、再熱室をバイパスさせた高圧側復水と再熱室を
出た低圧側復水とを合流させて復水の温度を高めるバイ
パス手段を設けたので、低圧側復水を再熱室で加熱する
と共に高圧側復水の温度を低下させることなく低圧側復
水と合流させることができる。この結果、交換熱量の高
い復水を復水ポンプ側に送ることができ、コンパクト化
と動力プラントの効率向上を両立させることを可能にし
た多段圧復水器とすることが可能になる。
【0050】また、本発明の多段圧復水器は、圧力が異
なる複数の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流
させて圧送する多段圧復水器において、低圧側の室であ
る低圧室の下部に圧力隔壁によって仕切られ低圧側復水
が導入されて溜められる再熱室を設け、高圧側の室であ
る高圧室内の高圧蒸気を再熱室に導入する高圧蒸気導入
手段を設けると共に、低圧復水を再熱室に導入する低圧
復水導入手段を設け、再熱室の復水に循環流を生じさせ
て表面乱流熱伝達を起こす循環流発生手段を備え復水に
対する高圧側蒸気による熱伝達を促進するようにしたの
で、高圧側蒸気中の接触伝熱と循環流による表面乱流熱
伝達とで低圧側復水は再熱室で良好な熱伝達が行われて
効率的に昇温される。この結果、液滴を高圧蒸気の中に
存在させる時間を長くする必要がなくなり、効率的に加
熱が行われるようになり、コンパクト化のために落下空
間を最小限に抑えた状態で十分に低圧側復水の加熱が行
え、コンパクト化と動力プラントの効率向上を両立させ
ることを可能にした多段圧復水器とすることが可能にな
る。
【0051】また、本発明の多段圧復水器は、圧力が異
なる複数の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流
させて圧送する多段圧復水器において、低圧側の室であ
る低圧室の下部に圧力隔壁で仕切られ低圧側復水が導入
されて溜められる再熱室を設け、高圧側の室である高圧
室内の高圧側蒸気を再熱室に導入する高圧蒸気導入手段
を設け、圧力隔壁に低圧側復水が滴下する滴下孔を設け
ると共に再熱室内に滴下孔から滴下した低圧側復水を溜
めてオーバーフローさせる受け部材を設け、受け部材か
らオーバーフローした低圧側復水により再熱室の復水に
循環流を生じさせる一方、再熱室の復水をバイパスさせ
た高圧側復水を再熱室の復水と合流させて復水の温度を
高めるバイパス手段を設けたので、高圧側蒸気中の接触
伝熱と循環流による表面乱流熱伝達とで低圧側復水は再
熱室で良好な熱伝達が行われて効率的に昇温されると共
に、液滴を高圧蒸気の中に存在させる時間を長くする必
要がなくなり、効率的に加熱が行われるようになる。こ
の結果、コンパクト化のために落下空間を最小限に抑え
た状態で十分に低圧側復水の加熱が行え、しかも、高圧
側復水の温度を低下させることなく低圧側復水と合流さ
せることができ、交換熱量の高い復水を復水ポンプ側に
送ることができ、コンパクト化と動力プラントの効率向
上を両立させることを可能にした多段圧復水器とするこ
とが可能になる。
【0052】また、本発明の多段圧復水器は、圧力が異
なる複数の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流
させて圧送する多段圧復水器において、低圧側の室であ
る低圧室の下部に圧力隔壁によって仕切られ低圧側復水
が導入されて溜められる再熱室を設け、高圧側の室であ
る高圧室内の高圧側蒸気を再熱室に導入する高圧蒸気導
入手段を設け、圧力隔壁に再熱室側に延びるパイプを設
け、低圧室の低圧側復水の水位を低下させた状態でパイ
プを通した低圧側復水により再熱室の復水に循環流を生
じさせるようにしたので、低圧室の低圧側復水の水位を
低下させた状態で、高圧側蒸気中の接触伝熱と循環流に
よる表面乱流熱伝達とで低圧側復水は再熱室で良好な熱
伝達が行われて効率的に昇温される。この結果、低圧室
をコンパクトにしてコンパクト化と動力プラントの効率
向上を両立させることを可能にした多段圧復水器とする
ことが可能になる。
【0053】また、本発明の多段圧復水器は、圧力が異
なる複数の室を有し、複数の室に溜められた復水を合流
させて圧送する多段圧復水器において、低圧側復水を高
圧側の室である高圧室に導入して低圧側復水を高圧側蒸
気で加熱する手段を設けたので、低圧側復水は高圧室側
で高圧側蒸気中の接触伝熱により良好な熱伝達が行われ
て効率的に昇温される。この結果、低圧室をコンパクト
にしてコンパクト化と動力プラントの効率向上を両立さ
せることを可能にした多段圧復水器とすることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図2】冷却水の流通状況を説明する平面図。
【図3】本発明の第2実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図4】本発明の第3実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図5】本発明の第4実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図6】スリット板の斜視図。
【図7】本発明の第5実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図8】本発明の第6実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図9】本発明の第7実施形態例に係る多段圧復水器の
概略構成を表す断面図。
【図10】本発明の第8実施形態例に係る多段圧復水器
の概略構成を表す断面図。
【符号の説明】
1,51 高圧段復水器 2,52 高圧胴 3,53 低圧段復水器 4,54 低圧胴 5,55 高圧室 6,56 低圧室 7,57 冷却水管群 8,58 高圧側復水 9,59 低圧側復水 10 蒸気ダクト 11 再熱室 12 圧力隔壁 13 多孔板 14 孔 15 トレイ 16 合流部 17 バイパス連結管 19,24,28,36,40,65 流下復水 20,66 復水 21 連結管 22 孔板 23,38 流通孔 26 スリット板 27 流通スリット 31 モータ 32 攪拌スクリュウ 35 パイプ 39 復水溜り 41 開口部 61 隔壁 62 第2高圧室 63 受け部材 64 導入部材 71 出口部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力が異なる複数の室を有し、複数の室
    に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水器に
    おいて、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁によ
    って仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室
    を設け、高圧側の室である高圧室内の高圧蒸気を再熱室
    に導入する高圧蒸気導入手段を設け、再熱室をバイパス
    させた高圧側復水と再熱室を出た低圧側復水とを合流さ
    せて復水の温度を高めるバイパス手段を設けたことを特
    徴とする多段圧復水器。
  2. 【請求項2】 圧力が異なる複数の室を有し、複数の室
    に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水器に
    おいて、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁によ
    って仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室
    を設け、高圧側の室である高圧室内の高圧蒸気を再熱室
    に導入する高圧蒸気導入手段を設けると共に、低圧復水
    を再熱室に導入する低圧復水導入手段を設け、再熱室の
    復水に循環流を生じさせて表面乱流熱伝達を起こす循環
    流発生手段を備え復水に対する高圧側蒸気による熱伝達
    を促進することを特徴とする多段圧復水器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 循環流発生手段は、圧力隔壁に低圧側復水が流下する流
    通孔を設け、流通孔から流下する低圧側復水により再熱
    室の復水に循環流を生じさせることを特徴とする多段圧
    復水器。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 循環流発生手段は、圧力隔壁に低圧側復水が滴下する滴
    下孔を設けると共に再熱室内に滴下孔から滴下した低圧
    側復水を溜めてオーバーフローさせる受け部材を設け、
    受け部材からオーバーフローした低圧側復水により再熱
    室の復水に循環流を生じさせることを特徴とする多段圧
    復水器。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 循環流発生手段は、圧力隔壁に低圧側復水が流下する流
    通スリットを設け、流通スリットから逆流が抑制された
    状態で流下する低圧側復水により再熱室の復水に循環流
    を生じさせることを特徴とする多段圧復水器。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 循環流発生手段は、再熱室に溜められた復水を直接攪拌
    して循環流を生じさせる攪拌手段であることを特徴とす
    る多段圧復水器。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 循環流発生手段は、圧力隔壁に再熱室側に延びるパイプ
    を設け、パイプを通して流下する低圧側復水により再熱
    室の復水に循環流を生じさせることを特徴とする多段圧
    復水器。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項7のいずれか一項に
    おいて、 再熱室に溜められる復水を仕切り壁により複数部位に仕
    切ることで混合を抑制させることを特徴とする多段圧復
    水器。
  9. 【請求項9】 請求項2において、 循環流発生手段は、圧力隔壁に低圧側復水が流通する流
    通部を設け、再熱室に溜められる復水の水面より高い開
    口部を有し流通部からの低圧側復水が循環流が生じる状
    態で溜められると共に開口部からオーバーフローした低
    圧側復水により再熱室に溜められた復水に循環流を生じ
    させる復水溜め槽を設けたことを特徴とする多段圧復水
    器。
  10. 【請求項10】 圧力が異なる複数の室を有し、複数の
    室に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水器
    において、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁で
    仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱室を設
    け、高圧側の室である高圧室内の高圧側蒸気を再熱室に
    導入する高圧蒸気導入手段を設け、圧力隔壁に低圧側復
    水が滴下する滴下孔を設けると共に再熱室内に滴下孔か
    ら滴下した低圧側復水を溜めてオーバーフローさせる受
    け部材を設け、受け部材からオーバーフローした低圧側
    復水により再熱室の復水に循環流を生じさせる一方、再
    熱室の復水をバイパスさせた高圧側復水を再熱室の復水
    と合流させて復水の温度を高めるバイパス手段を設けた
    ことを特徴とする多段圧復水器。
  11. 【請求項11】 圧力が異なる複数の室を有し、複数の
    室に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水器
    において、低圧側の室である低圧室の下部に圧力隔壁に
    よって仕切られ低圧側復水が導入されて溜められる再熱
    室を設け、高圧側の室である高圧室内の高圧側蒸気を再
    熱室に導入する高圧蒸気導入手段を設け、圧力隔壁に再
    熱室側に延びるパイプを設け、低圧室の低圧側復水の水
    位を低下させた状態でパイプを通した低圧側復水により
    再熱室の復水に循環流を生じさせることを特徴とする多
    段圧復水器。
  12. 【請求項12】 圧力が異なる複数の室を有し、複数の
    室に溜められた復水を合流させて圧送する多段圧復水器
    において、低圧側復水を高圧側の室である高圧室に導入
    して低圧側復水を高圧側蒸気で加熱する手段を設けたこ
    とを特徴とする多段圧復水器。
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