JP2003147342A - エレクトロクロミック溶液およびエレクトロクロミック装置 - Google Patents

エレクトロクロミック溶液およびエレクトロクロミック装置

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JP2003147342A
JP2003147342A JP2002244741A JP2002244741A JP2003147342A JP 2003147342 A JP2003147342 A JP 2003147342A JP 2002244741 A JP2002244741 A JP 2002244741A JP 2002244741 A JP2002244741 A JP 2002244741A JP 2003147342 A JP2003147342 A JP 2003147342A
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diphenylhydrazone
electrochromic
hydrazone
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Fu-Shing Wang
王復興
Kuang-Mei Hsu
許光美
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヒドラゾンを含有したエレクトロクロミック
溶液における色固定の向上。 【解決手段】 ヒドラゾン化合物を含んだ陽極化合物
と、陰極化合物と、溶媒とを含み、ヒドラゾン化合物が
構造式 を有し、R1、R2、R3およびR4がそれぞれ水素、5〜
20個の炭素原子を含んだアルキル、2〜20個の炭素
原子を含んだアルケニル、2〜20個の炭素原子を含ん
だアルキニルおよび5〜20個の炭素原子を含んだアリ
ルであり、非置換または1種以上のエステル、エーテ
ル、アリル、アミン、チオエステル、アルキル、アルコ
オキシ、アルケーン、アルキン、CN、F、Cl、B
r、Iおよび/または有機メタルセン官能基により選択
的に置換されたものからなる群から選ばれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレクトロクロミッ
ク(電気発色性)溶液に関する。さらに詳しくは、ヒド
ラゾン化合物を含むエレクトロクロミック溶液に関す
る。この発明はまた、ヒドラゾン化合物を含む、溶液を
用いて作ったエレクトロクロミック装置にも関し、それ
は、後写鏡(バックミラー)アセンブリーとしての使用
に適する。
【0002】
【発明の背景技術】まぶしさは自動車運転時における、
問題含みの要素のひとつである。防眩対策のために、幾
多の努力が行なわれてきた。最も効果的な方法のひとつ
は、自動車の後写鏡に、エレクトロクロミックユニット
を装備することである。このエレクトロクロミックユニ
ットは、色を濃くする作用をし、かくして、まぶしさの
程度と一致する、鏡の反射率を低減し、その結果、まぶ
しさ現象を最小化する。図1は、色を変える目的達成の
ために、自動車の後写鏡アセンブリーに従来から採用さ
れてきた、エレクトロクロミックユニットを示す説明図
である。
【0003】このエレクトロクロミックユニットは、互
いに平行で、マイクロメーター、ないしミリメーター単
位の距離分離れて配置された、2枚のガラス基層11、
および12を含む。これらガラス基層それぞれの、内側
の面上には、透明のインジウム二酸化スズ(ITO)被
膜13、14が、電気伝導用電極として施されている。
この2枚のガラス基層11、および12間の空間15に
は、エレクトロクロミック溶液が満たされ、このエレク
トロクロミック溶液に対して不活性な材料、つまりエポ
キシ16でシールされている。このITO陰極および陽
極13、14間に電圧を印加すると、このエレクトロク
ロミック溶液の色が化学的に変化する。環境照度の上昇
に伴ない、エレクトロクロミックユニットに印可する電
圧を上げると、鏡の色が次第に濃くなる。
【0004】一般的に、エレクトロクロミック溶液は、
酸化によって原子価状態が変われば、色調が可逆的に変
化するような陽極化合物と、還元によって原子価状態が
変われば、色調が可逆的に変化するような陰極化合物と
を含み、しかも、この陽極化合物と陰極化合物とを溶解
する溶液が、エレクトロクロミック溶液の別成分に対し
ては、化学的に不活性であり続ける。
【0005】このエレクトロクロミック溶液は、その中
を通りぬける電流の伝導性を強化するために、選択的に
電解質材をさらに含むことができる。従来技術のエレク
トロクロミック溶液に含まれる、陽極化合物、陰極化合
物、溶剤、および電解質材の例をご理解頂くために、参
考文献としてここに組み込む、米国特許第490210
8号、第5679283号、第5611966号、第5
239405号、第5500760号、および第621
1994B1号を参照願いたい。
【0006】従来技術においては、エレクトロクロミッ
クユニットの色変化範囲が、無色から濃い青、または濃
い青〜緑の範囲であって、色の選択肢は非常に限られて
いた。その上、電圧印加が無くなると、エレクトロクロ
ミックユニットの色は再び無色になるものと考えられて
いた。しかしながら実際には、非常に多数回の色変化サ
イクルの後には、無色には戻らず、代わりに青ざめた黄
色になる。かくして、後写鏡はなんとなく汚れたように
見える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上記載した従来技術
のエレクトロクロミック溶液の場合には、色の固定にお
いて劣るものがあった。
【0008】かかる従来技術の現状に鑑みてこの発明の
目的は、ヒドラゾンを含有したエレクトロクロミック溶
液における色固定を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このためこの発明のエレ
クトロクロミック溶液はヒドラゾン化合物を含んだ少な
くとも1種の陽極化合物と、少なくとも1種の陰極化合
物と、少なくとも1種の溶媒とを含んでなり上記のヒド
ラゾン化合物が下記の構造式を有しており
【化11】 ここでR1、R2、R3およびR4がそれぞれ水素、5〜2
0個の炭素原子を含んだアルキル、2〜20個の炭素原
子を含んだアルケニル、2〜20個の炭素原子を含んだ
アルキニルおよび5〜20個の炭素原子を含んだアリル
であって、非置換または1種以上のエステル、エーテ
ル、アリル、アミン、チオエステル、アルキル、アルコ
オキシ、アルケーン、アルキン、CN、F、Cl、B
r、Iおよび/または有機メタルセン官能基により選択
的に置換されたものからなる群から選ばれることを要旨
とするものである。
【0010】またこの発明のエレクトロクロミック装置
は第1の透明基層と、第1の基層と実質的に平行に配置
されてかつ所定の隙間だけ第1の基層から離間して間に
隙間を形成する第2の透明基層と、ヒドラゾン化合物を
含みかつ第1と第2の基層間の隙間内に配置されたエレ
クトロクロミック合成物と、第1と第2の基層間に配置
されてエレクトロクロミック合成物を隙間内に保持する
シールと、隙間に対面して第1と第2の基層の反対側の
表面上に配置されてかつ色変化を行うための電圧をエレ
クトロクロミック合成物に施与する1対の透明電極とを
含んでなることを要旨とするものである。
【0011】この発明の第1実施例は、エレクトロクロ
ミックユニットにおいて、このエレクトロクロミックユ
ニットに印可される電圧に反応して、色変化を行なうた
めに使用する、エレクトロクロミック溶液に関する。
【0012】このエレクトロクロミック溶液が、少なく
ともひとつの陽極化合物と、少なくともひとつの陰極化
合物と、少なくともひとつの溶液とを含んで成る。この
少なくともひとつの陽極化合物が、下記の構造式により
表わされるヒドラゾン化合物を含む:
【化12】
【0013】ここで、R1、R2,R3、およびR4がそれ
ぞれ、水素、5〜20個の炭素原子を含んだアルキル、
2〜20個の炭素原子を含んだアルケニル、2〜20個
の炭素原子を含んだアルキニルおよび5〜20個の炭素
原子を含んだアリルであって、非置換、または1個以上
のエステル、エーテル、アリル、アミン、チオエステ
ル、アルキル、アルコキシ、アルケーン、アルキン、C
N、F、Cl、Br、I、および/または有機メタルセ
ン官能基により選択的に置換されたものからなる群から
選ばれる。
【0014】この発明の第2実施例は、そこに印可され
る電圧に反応して、鏡の色変化を行なうために使用す
る、鏡の中で使用されるエレクトロクロミック装置に関
する。
【0015】このエレクトロクロミック装置は、次のも
のを含む。第1の透明基層と;第1の透明基層と実質的
に平行で、あらかじめ決められた隙間分離れて両者間に
ある隙間を形成する、第2の透明基層と;第1と第2の
透明基層間の隙間内に置かれた、ヒドラゾン化合物を含
むエレクトロクロミック合成物と;第1と第2の透明基
層間の隙間内に置かれ、その隙間内にあるエレクトロク
ロミック合成物を保持するためのシール;および第1と
第2の透明基層の対向する面上にあって、上記隙間に面
し、エレクトロクロミック合成物に、色変化を行なうた
めに、電圧をかけるための、一対の透明電極とを含む。
【0016】この発明の第3実施例は、エレクトロクロ
ミック合成物の一成分として使用されるヒドラゾン化合
物で、下記の構造式を有するフェロセンメチルケトン−
N,N−ジフェニルヒドラゾンに関する。
【化13】
【0017】ここに、それぞれのアリル環は個々に、非
置換、あるいは次のグループ内から選ばれる、1個以上
のものによって選択的に置換されたものである。そのグ
ループは、エステル、エーテル、アリル、アミン、チオ
エステル、アルキル、アルコキシ、アルケーン、アルキ
ン、CN、F、Cl、Br、I、および/または有機メ
タルセン官能基から成る。
【0018】
【実施例】以下実施例によりこの発明についてさらに詳
細に説明するが、この発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0019】この発明のエレクトロクロミック溶液に含
まれているヒドラゾン化合物はエレクトロ光学光伝導体
に用いられて、アメリカ特許第4365014号に開示
されたような光伝導層を形成するものである。よく知ら
れているように、ヒドラゾン化合物は色固定能力を具え
ている。したがってエレクトロクロミック溶液にヒドラ
ゾン化合物を用いると着色性能上有利である。エレクト
ロクロミック溶液の陽極化合物として用いるのに適した
ヒドラゾン化合物の例としては
【化14】 の構造式を有したフェロセンメチルケトン−N,N−ジ
フェニルヒドラゾン、
【化15】 の構造式を有した4−ジエチルアミノ−ベンゾアルデヒ
ド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
【化16】 の構造式を有した4−ジフェニルアミノ−ベンゾアルデ
ヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
【化17】 の構造式を有した9−エチル−カルバゾル−3−アルデ
ヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
【化18】 の構造式を有した9−エチル−カルバゾル−3−アルデ
ヒド−N,N−メチルフェニルヒドラゾンおよび
【化19】 の構造式を有したベンゾフェノン−N,N−ジフェニル
ヒドラゾンなどがある。
【0020】これらに加えて、アセトン2,2−ジメチ
ルヒドラゾン、2−ペンタノン2−エチル−2−メチル
ヒドラゾン、2−エチルブタナル1−エチル−1−プロ
ピルヒドラゾン、2−エチル−2−ノナノン2−ヘキシ
ル−2−プロピルヒドラゾン、(E)−3−ノネン−2
−オン2−ブチル−2−プロピルヒドラゾン、2−ヘキ
サノン2−[(E)−2−ブテニル]−2−[(Z)−
ブテニル]ヒドラゾン、4−ペンチン−2−オン2,2
−ジプロピルヒドラゾン、1−ペンテン−3−オン3,
3−ジメチルヒドラゾン、2−ヘキサノン2,2−ジフ
ェニルヒドラゾン、3−ヘプタノン3−メチル−3−フ
ェニルヒドラゾン、1−エトキシ−2−ブタノン2−メ
チル−2−フェニルヒドラゾン、1−フェニルアセトン
2−(3−メトキシフェニル)−2−フェニルヒドラゾ
ン、2−フェナアセトアルデヒド1−メチル−1−フェ
ニルヒドラゾン、メチル3−[(Z)−2−メチル−2
−フェニル−ヒドラゾン]―ブタネチオエート、1−
(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−1−プロパノ
ン1−メチル−1−(3−メチルフェニル)ヒドラゾ
ン、フェロセンフェニルケトン2−[(E)−2−ブテ
ニル]−2−[(Z)−2−ブテニル]ヒドラゾン、ビ
ス(シクロペンタジエニル)コバルトメチルケトン2,
2−ジフェニルヒドラゾン、ビス(シクロペンタジエニ
ル)ジメチルジルコニウムメチルケトン2,2−ジフェ
ニルヒドラゾン、1−フェニル−1−エタノン1,1−
ジ(2−メトキシエチル)−ヒドラゾン、1−[3−
(ジメチルアミノ)フェニル]−1−エタノン1,1−
ジエチルヒドラゾン、2−[(Z)−2,2−ジエチル
ヒドラゾノ]プロピルシアナイド、2−[(E)−2−
エチル−2−フェニルヒドラゾノ]−3−メトキシプロ
ピルシアナイド、(Z)−1−クロロ−1−ペンテン−
3−オン3−メチル−3−フェニルヒドラゾンおよび/
または2−プロピナル1−[4−(ジメチルアミノ)フ
ェニル]−1−メチルヒドラゾンなどもまた同様な目的
に使用できる。
【0021】ヒドラゾン化合物(III)、(IV)、
(V)および(VI)はSyntax Corp.(ド
イツ)から市販されているので、その合成プロセスは説
明を省略する。
【0022】ヒドラゾン化合物(II)は新規な化合物
であって、フェロセンメチルケトンをN,N―ジフェニ
ルヒドラジンハイドロクロライドとエタノール還流中で
3時間反応させることにより得られる。Entwist
le and Johnstone、Tetrahed
ron、第38巻(1982年)第419〜423頁を
参照のこと。この製品を分離させるとフェロセンメチル
ケトン−N,N―ジフェニルヒドラゾンが93%の収量
で得られる。1H−NMR(CDCl3、400MH
z)、δ7.29(t、4H)、δ7.11(d4
H)、δ7.04(t2H)、δ4.78(t、2
H)、δ4.39(t、2H)、δ4.17(s、5
H)、δ2.0(s、3H)。
【0023】この発明のエレクトロクロミック溶液はさ
らに陰極化合物を含んでおり、これは当業界で常用され
るいかなる化合物であってもよい。例えば
【化20】 の構造式を有した化合物を使用できる。ここでR5とR6
とはそれぞれ1〜10個の炭素原子を含んだアルキルお
よび5〜20個の炭素原子を含んだアリルであって非置
換またはアルキル、アルコオキシ、シアノ、Cl、B
r、Iおよびニトロにより選択的に置換されたものであ
り、X1 -およびX2 -はそれぞれCl-、Br-、I-、B
4 -、PF6 -、AsF6 -、ClO4 -およびNO3 -からな
る群から選ばれる。
【0024】特にエレクトロクロミック溶液は
【化21】 を有した陰極化合物を含んでいる。
【0025】さらにエレクトロクロミック溶液は電解質
を含んでおり、それは当業界において常用されるいかな
るものであってもよい。例えばナフロン、ポリ(2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸)(P
AMAS)、ポリ(ビニルアルコールリン酸)(PAV
A)、ポリ(エチレン)オキサイド(PEO)、ポリ
(エチレン)イミン、(PEI)、テトラ−n−ブチル
アンモニウムフルオルボレートおよび/またはポリメチ
ルメタアクリレート(PMMA)などが用いられる。
【0026】陽極化合物、陰極化合物および電解質はア
セトニトリル、N,N―ジメチルフォルムアミド、プロ
ピレンカーボネート、メチルエチルカーボネート、3−
ヒドロキシプロピオニトリル、エチレンカーボネートお
よびこれらの混合物からなる群から選ばれる溶媒中に溶
解される。
【0027】上記の化合物を含んだエレクトロクロミッ
ク溶液は図1に示したようなエレクトロクロミックユニ
ットの隙間に充填されて、エレクトロクロミック装置を
形成する。以下にその数例を示す。
【0028】
【実験例1】エレクトロクロミック装置の製造に当たっ
ては、2枚のガラス(10cmx10cm)を互いに離
間させて両者間に房室を残し、両ガラスの内面にインジ
ウム二酸化スズ(ITO)を塗付し、アルゴンを除いた
エレクトロクロミック溶液を充填した。該エレクトロク
ロミック溶液は、プロピレンカーボネート(0〜100
%v/v)とエチルメチルカーボネート(100〜0%
v/v)の混合物中の、0.001〜0.5Mの1,
1’−ビス(2−ニトロフェニル)−4,4’−ジピリ
ジニウムビス(テトラフルオロボレート)(化合物I
X)、0.001〜0.5Mのフェロセンメチルケトン
−N,N−ジフェニルヒドラゾン(化合物II)および
0.05〜5重量%のポリメチルメタアクリレート(P
MMA)からなるものであった。
【0029】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初懸
濁無色状であった溶液は2〜4秒で深い青紫色に色変化
した。装置は開路構成または短路構成であって溶液は3
〜5秒中に無色状態に戻った。装置は30℃でそのゼロ
印加電位における透過率とその定常透過率との間を50
000回循環された。印加電圧は1.0ボルトであっ
た。透過率における変化速度は50000回循環後も不
変であった。
【0030】他方1.0ボルトで−30℃において24
時間循環された後では、溶液はその色を無色から深い青
紫色に5秒間で変化させ、6秒間で無色に戻った。1.
0ボルト90℃で24時間循環させた後には、溶液はそ
の色を無色から深い青紫色に3秒で変化させ、3秒で無
色に戻った。
【0031】
【実験例2】実験例1と同様にしてエレクトロクロミッ
ク装置が製造された。しかし溶液の組成だけは異なり、
プロピレンカーボネート(0〜100%v/v)とエチ
ルメチルカーボネート(100〜0%v/v)の混合物
中の、0.001〜0.5Mの1,1’−ビス(2−メ
トキシフェニル)−4,4’−ジピリジニウムビス(テ
トラフルオロボレート)、0.001〜0.5Mの4−
ジフェニルアミノ−ベンゾアルデヒド−N,N―ジフェ
ニルヒドラゾン(化合物IV)および0.05〜5重量
%のポリメチルメタアクリレート(PMMA)からなる
ものであった。
【0032】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初は
無色に見えた溶液が2〜6秒で深い青紫色に変化した。
装置は開路構成または短路構成であって、3〜6秒で浅
青色に戻った。装置はその浅青色状態と深紫色状態との
間を30℃で40000回循環した。印加電圧は1.1
ボルトであった。40000回の循環後の透過率変化速
度は不変であった。
【0033】
【実験例3】実験例1と同様にエレクトロクロミック装
置を製造したが、溶液は、プロピレンカーボネート(0
〜100%v/v)とエチルメチルカーボネート(10
0〜0%v/v)との混合物中で、0.001〜0.5
Mの1,1’ビス(2−メチルフェニル)−4,4’−
ジピリジニウムビス(テトラフルオロボレート)と、
0.001〜0.5Mの4−ジフェニルアミノ−ベンゾ
アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン(化合物I
V)と、0.001〜0.5Mの5,10−ジヒドロ−
5,10−ジメチルフェナジンおよび0.05〜5重量
%のポリメチルメタアクリレート(PMMA)からなる
ものであった。
【0034】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初は
無色に見えた溶液が黄緑色に変色し、それから青色に、
ついで深い紫色に3〜7秒で変色した。装置は開路構成
または短路構成で、溶液は3〜6秒で浅青色に戻った。
1.2ボルトを印加して−30℃で24時間循環させた
後、予溶液は6秒で深紫色に変色し、5秒で浅青色に戻
った。1.0ボルトを印加して90℃で24時間循環し
た後、溶液は4秒で深紫色に変色し、3秒で浅青色に戻
った。
【0035】
【実験例4】実験例1と同様にエレクトロクロミック装
置を製造したがその溶液は、プロピレンカーボ−ネート
(0〜100%v/v)とエチルメチルカーボネート
(100〜0%v/v)との混合物中で、0.001〜
0.5Mの1,1’−ビス(2−メチルフェニル)−
4,4’−ジピリジニウムビス(テトラフルオロボレー
ト)と、0.001〜0.5Mの9−エチル−カルバゾ
ル−3−アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン
(化合物V)と0.05〜5重量%のポリメチルメタア
クリレート(PMMA)からなるものであった。
【0036】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初無
色であったエレクトロクロミック溶液は3〜5秒で深紫
色に変化した。装置は開路構成または短路構成であっ
て、3〜6秒で浅青色に戻った。
【0037】
【実験例5】エレクトロクロミック装置は実験例1と同
様に製造したが、その溶液は、プロピレンカーボネート
(0〜100%v/v)とエチルメチルカーボネート
(100〜0%v/v)との混合物中で、0.001〜
0.5Mの1,1’−ビス(2−メチルフェニル)−
4,4’−ジピリジニウムビス(テトラフルオロボレー
ト)と、0.001〜0.5Mの4−ジフェニルアミノ
−ベンゾアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン
(化合物IV)および0.05〜5重量%のポリ(エチ
レン)オキサイド(PEO)からなるものであった。
【0038】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初無
色であったエレクトロクロミック溶液は4〜7秒で深紫
色に変化した。装置は開路構成または短路構成であっ
て、溶液は4〜5秒で浅青色に戻った。
【0039】
【実験例6】エレクトロクロミック装置は実験例1と同
様に製造したが、その溶液は、プロピレンカーボネート
(0〜100%v/v)とエチルメチルカーボネート
(100〜0%v/v)との混合物中で、0.001〜
0.5Mの1,1’−ビス(2−ニトロフェニル)−
4,4’−ジピリジニウムビス(テトラフルオロボレー
ト)(化合物IX)、0.001〜0.5Mの9−エチ
ル−カルバゾル−3−アルデヒド−N,N−メチルフェ
ニルヒドラゾン(化合物VI)および0.05〜5重量
%のポリメチルメタアクリレート(PMMA)からなる
ものであった。
【0040】エレクトロクロミック装置のITO電極に
1〜1.5ボルトの電圧を印加することにより、当初無
色であったエレクトロクロミック溶液は2〜4秒で茶紫
色に変化した。装置は開路構成または短路構成であっ
て、溶液は3〜5秒で無色に戻った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 色を変化させる目的達成のために、自動車の
後写鏡アセンブリーに使用される、従来技術によるエレ
クトロクロミックユニットを示す説明的ブロック図であ
る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクトリロクロミックユニットに用い
    られて該ユニットに印加される電圧に反応して色変化を
    行う溶液であって、ヒドラゾン化合物を含んだ少なくと
    も1種の陽極化合物と、少なくとも1種の陰極化合物
    と、少なくとも1種の溶媒とを含んでなり上記のヒドラ
    ゾン化合物が下記の構造式を有しており 【化1】 ここでR1、R2、R3およびR4がそれぞれ水素、5〜2
    0個の炭素原子を含んだアルキル、2〜20個の炭素原
    子を含んだアルケニル、2〜20個の炭素原子を含んだ
    アルキニルおよび5〜20個の炭素原子を含んだアリル
    であって、非置換または1種以上のエステル、エーテ
    ル、アリル、アミン、チオエステル、アルキル、アルコ
    オキシ、アルケーン、アルキン、CN、F、Cl、B
    r、Iおよび/または有機メタルセン官能基により選択
    的に置換されたものからなる群から選ばれることを特徴
    とするエレクトロクロミック溶液。
  2. 【請求項2】 ヒドラゾン化合物がアセトン2,2−ジ
    メチルヒドラゾン、2−ペンタノン2−エチル−2−メ
    チルヒドラゾン、2−エチルブタナル1−エチル−1−
    プロピルヒドラゾン、2−エチル−2−ノナノン2−ヘ
    キシル−2プロピルヒドラゾン、(E)−3−ノネンー
    2−オン2−ブチル−2−プロピルヒドラゾン、2−ヘ
    キサノン2−[(E)−2−ブテニル]−2−[(Z)
    −2−ブテニル]ヒドラゾン、4−ペンチン−2−オン
    2,2−ジプロピルヒドラゾン、1−ペンテン−3−オ
    ン3,3−ジメチルヒドラゾン、2−ヘキサノン2,2
    −ジフェニルヒドラゾン、3−ヘプタノン3−メチル−
    3−フェニルヒドラゾン、1−エトキシ−2−ブタノン
    2−メチル−2−フェニルヒドラゾン、1−フェニルア
    セトン2−(3−メトキシフェニル)−2−フェニルヒ
    ドラゾン、2−フェナアセトアルデヒド1−メチル−1
    −フェニルヒドラゾン、メチル3−[(Z)−2−メチ
    ル−2−フェニルヒドラゾン]―ブタンエチオエート、
    1−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−1−プロ
    パノン1−メチル−1−(3−メチルフェニル)ヒドラ
    ゾン、フェロセンフェニルケトン2―[(E)−2−ブ
    テニル]−2−[(Z)−2−ブテニル]ヒドラゾン、
    ビス(シクロペンタジエニル)コバルメチルケトン2,
    2−ジフェニルヒドラゾン、ビス(シクロペンタジエニ
    ル)ジメチルジルコニウムメチルケトン2,2−ジフェ
    ニルヒドラゾン、1−フェニル−1−エタノン1,1−
    ジ(2−メトキシエチル)ヒドラゾン、1−[3−(ジ
    メチルアミノ)フェニル]−1−エタノン1,1−ジエ
    チルヒドラゾン、2−[(Z)−2,2―ジエチルヒド
    ラゾノ]プロピルシアナイド、2−[(E)−2−エチ
    ル−2−フェニルヒドラゾノ]−3−メトキシプロピル
    シアナイド、(Z)−1−クロロ−1−ペンテン−3−
    オン3−メチル−3−フェニルヒドラゾンおよび2−プ
    ロピナル1−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1
    −メチルヒドラゾンからなる群から選ばれることを特徴
    とする請求項1に記載のエレクトロクロミック溶液。
  3. 【請求項3】 ヒドラゾン化合物が 【化2】 の構造式を有するフェロセンメチルケトン−N,N−ジ
    フェニルヒドラゾンと、 【化3】 の構造式を有する4−ジエチルアミノ−ベンゾアルデヒ
    ド−N,N―ジフェニルヒドラゾンと、 【化4】 の構造式を有する4−ジフェニルアミノ−ベンゾアルデ
    ヒド−N,N―ジフェニルヒドラゾンと、 【化5】 の構造式を有する9−エチル−カルバゾル−3−アルデ
    ヒド−N,N―ジフェニルヒドラゾンと、 【化6】 の構造式を有する9−エチル−カルバゾル−3−アルデ
    ヒド−N,N―メチルフェニルヒドラゾンと、 【化7】 の構造式を有するベンゾフェノン−N,N−ジフェニル
    ヒドラゾンとからなる群から選ばれることを特徴とする
    請求項1に記載のエレクトロクロミック溶液。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種の陰極化合物が下記の構
    造式を有しており、 【化8】 ここでR5とR6とがそれぞれ1〜10個の炭素原子を含
    んだアルキルおよび5〜20個の炭素原子を含んだアリ
    ルからなる群から選ばれ、該アリルは非置換またはアル
    キル、アルコキシ、シアノ、Cl、Br、Iおよびニト
    ロにより選択的に置換されており、X1 -およびX2 -がそ
    れぞれCl-、Br-、I-、BF4 -、PF6 -、As
    6 -、ClO4 -およびNO3 -からなる群から選ばれるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエレクトロクロミック
    溶液。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種の溶媒がアセトニトリ
    ル、N,N―ジメチルフォルムアミド、プロピレンカー
    ボネート、メチルエチルカーボネート、3−ヒドロキシ
    プロピオニトリル、エチレンカーボネートおよびこれら
    の混合物からなる群から選ばれることを特徴とする請求
    項1に記載のエレクトロクロミック溶液。
  6. 【請求項6】 さらに電解質材を含んでいることを特徴
    とする請求項1に記載のエレクトロクロミック溶液。
  7. 【請求項7】 電解質材がナフィオン、ポリ(2−アク
    リルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸)(PA
    MAS)、ポリ(ビニルアルコールリン酸)(PAV
    A)、ポリ(エチレン)オキサイド(PEO)、ポリ
    (エチレン)イミン(PEI)、テトラ−n−ブチルア
    ンモニウムフルオルボラーテ、ポリメチルメタアクリレ
    ート(PMMA)からなる群から選ばれることを特徴と
    する請求項6に記載のエレクトロクロミック溶液。
  8. 【請求項8】 鏡に使われて印加された電圧に反応して
    鏡の色変化を行う装置であって、第1の透明基層と、第
    1の基層と実質的に平行に配置されてかつ所定の隙間だ
    け第1の基層から離間して間に隙間を形成する第2の透
    明基層と、ヒドラゾン化合物を含みかつ第1と第2の基
    層間の隙間内に配置されたエレクトロクロミック合成物
    と、第1と第2の基層間に配置されてエレクトロクロミ
    ック合成物を隙間内に保持するシールと、隙間に対面し
    て第1と第2の基層の反対側の表面上に配置されてかつ
    色変化を行うための電圧をエレクトロクロミック合成物
    に施与する1対の透明電極とを含んでなるエレクトロク
    ロミック装置。
  9. 【請求項9】 第1と第2の基層がガラスから形成さ
    れ、シールがエポキシから形成され、透明電極がインジ
    ウム二酸化スズから形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ヒドラゾン化合物が構造式 【化9】 を有しており、ここでR1、R2、R3およびR4が水素、
    5〜20個の炭素原子を含んだアルキル、2〜20個の
    炭素原子を含んだアルケニル、2〜20個の炭素原子を
    含んだアルキニルおよび5〜20個の炭素原子を含んだ
    アリルであって、非置換または1種以上のエステル、エ
    ーテル、アリル、アミン、チオエステル、アルキル、ア
    ルコオキシ、アルケーン、アルキン、CN、F、Cl、
    Br、Iおよび/または有機メタルセン官能基により選
    択置換されたものからなる群から選ばれることを特徴と
    する請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 ヒドラゾン化合物が4−ジフェニルア
    ミノ−ベンゾアルデヒド−N,N―ジフェニルヒドラゾ
    ン、9−エチル−カルバゾル−3−アルデヒド−N,N
    ―ジフェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノ−ベンゾ
    アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、9−エチ
    ル−カルバゾル−3−アルデヒド−N,N−メチルフェ
    ニルヒドラゾン、フェロセンメチルケトン−N,N−ジ
    フェニルヒドラゾン、ベンゾフェノン−N,N−ジフェ
    ニルヒドラゾン、アセトン2,2−ジメチルヒドラゾ
    ン、2−ペンタノン2−エチル−2−メチルヒドラゾ
    ン、2−エチルブタナル−1−エチル−1−プロピルヒ
    ドラゾン、2−エチル−2−ノナノン2−ヘキシル−2
    −プロピルヒドラゾン、(E)−3−ノネン−2−オン
    2−ブチル−2−プロピルヒドラゾン、2−ヘクサノン
    2−[(E)−2−ブテニル]−2−[(Z)−2−ブ
    テニル]ヒドラゾン、4−ペンチン−2−オン2,2ジ
    プロピルヒドラゾン、1−ペンテン−3−オン3,3−
    ジメチルヒドラゾン、2−ヘキサノン2,2−ジフェニ
    ルヒドラゾン、3−ヘプタノン3−メチル−3−フェニ
    ルヒドラゾン、1−エトキシ−2−ブタノン2−メチル
    −2−フェニルヒドラゾン、1−フェニルアセトン2−
    (3−メトキシフェニル)−2−フェニルヒドラゾン、
    2−フェナアセトアルデヒド1−メチル−1−フェニル
    ヒドラゾン、メチル3−[(Z)−2−メチル−2−フ
    ェニルヒドラゾン]―ブタネチオエート、1−(3−ク
    ロロフェニル)−3−メトキシ−1−プロパノン1−メ
    チル−1−(3−メチルフェニル)ヒドラゾン、フェロ
    センフェニルケトン2−[(E)−2−ブテニル]−2
    −[(Z)−2−ブテニル]ヒドラゾン、ビス(シクロ
    ペンタジエニル)コバルトメチルケトン2,2−ジフェ
    ニルヒドラゾン、ビス(シクロペンタジエニル)ジメチ
    ルジルコニウムメチルケトン2,2−ジフェニルヒドラ
    ゾン、1−フェニル−1−エタノン1,1−ジ(2−メ
    トキシエチル)−ヒドラゾン、1−[3−(ジメチルア
    ミノ)フェニル]−1−エタノン1,1−ジエチルヒド
    ラゾン、2−[(Z)−2,2−ジエチルヒドラゾノ]
    プロピルシアナイド、2−[(E)−2−エチル−2−
    フェニルヒドラゾノ]−3−メトキシプロピルシアナイ
    ド、(Z)−1−クロロ−1−ペンテン−3−オン3−
    メチル−3−フェニルヒドラゾン、2−プロピナル1−
    [4−(ジメチルアミノ)フェニル]−1−メチルヒド
    ラゾン、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる
    ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 下記の構造式を有しており、 【化10】 ここでアリル環はそれぞれ非置換または1種以上のエス
    テル、エーテル、アリル、アミン、チオエステル、アル
    キル、アルコオキシ、アルケーン、アルキン、CN、
    F、Cl、Br、Iおよび/または有機メタルセン官能
    基により選択的に置換されていることを特徴とするエレ
    クトロクロミック合成物の成分として使用されるヒドラ
    ゾン化合物。
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