JP2003146407A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JP2003146407A
JP2003146407A JP2001342432A JP2001342432A JP2003146407A JP 2003146407 A JP2003146407 A JP 2003146407A JP 2001342432 A JP2001342432 A JP 2001342432A JP 2001342432 A JP2001342432 A JP 2001342432A JP 2003146407 A JP2003146407 A JP 2003146407A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵芥収集車において,塵芥収容箱内が押込塵
芥で満杯状態になっても押込板駆動手段の負荷や押込板
及びその支持機構部の荷重負担を効果的に軽減しなが
ら,押込板反転に伴う押込塵芥の投入口からの飛び出し
を効果的に抑制できるようにする。 【解決手段】 制御装置Cは,強制押込工程が終了する
のに応じて押込板Pを,圧縮位置Pfと限界反転位置P
rとの中間に設定した所定の中間反転位置Pxまで一次
反転させ,次いで摺動板Sを,上限位置Suと下限位置
Sdとの中間に設定した所定の中間下降位置Sxまで下
降させてから,押込板Pを限界反転位置Prまで二次反
転させ,この二次反転後に押込板Pによる一次圧縮工程
が開始されるように摺動板駆動手段Ds及び押込板駆動
手段Dpの作動を制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,塵芥収集車,特に
車体に搭載した塵芥収容箱の後方開口部に,該収容箱内
と連通する塵芥投入箱が連設され,その塵芥投入箱の後
面には,該投入箱内に塵芥を投入するための投入口が形
成され,更にその塵芥投入箱の内部には,上限位置と下
限位置との間で上下摺動可能な摺動板と,この摺動板を
強制摺動させる摺動板駆動手段と,同摺動板の下部に基
端が軸支されて最前方の圧縮位置と最後方の限界反転位
置との間で前後揺動可能な押込板と,この押込板を強制
揺動させる押込板駆動手段とが配設され,押込板を限界
反転位置に保持したまま摺動板を下限位置まで下降させ
ることで塵芥投入箱内の投入塵芥に対する一次圧縮工程
が実行され,次いで摺動板を下限位置に保持したまま押
込板を限界反転位置から圧縮位置まで揺動させること
で,一次圧縮後の塵芥に対する二次圧縮工程が実行さ
れ,次いで押込板を圧縮位置に保持したまま摺動板を上
限位置まで上昇させることで,二次圧縮後の塵芥に対す
る塵芥収容箱内への強制押込工程が実行されるようにし
た形式の塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記形式の塵芥収集車において
は,上記強制押込工程が終了した後は,図7(a)に示
すように摺動板を上限位置に保持したまま押込板を限界
反転位置まで反転揺動させるようにし,その反転終了後
に前記一次圧縮工程が開始されるようにしており,この
ような押込板復帰方式では,特に塵芥収容箱内が押込塵
芥で満杯近くになっている状態で,次のような問題があ
る。即ち,強制押込工程の終了後,摺動板を上限位置に
保持したまま押込板を限界反転位置まで反転揺動させた
ときに,満杯の塵芥収容箱内で圧縮状態にある押込塵芥
の一部(特に押込板前面近傍にあるもの)が,後方へ大
きく反転後退した押込板より解放されて塵芥投入箱内底
部に勢いよく落下し,弾みで塵芥が投入口より飛び出し
てしまうことがあった。
【0003】そこで斯かる問題を解決するために,図7
の(b)に示すように強制押込工程が終了するのに応じ
て,押込板を圧縮位置に保持したまま摺動板を,上限位
置と下限位置との中間に設定した所定の中間下降位置ま
で一旦下降させ,その下降後に押込板を圧縮位置から限
界反転位置まで反転させ,その反転終了後に前記一次圧
縮工程が開始されるようにした塵芥逆流防止技術が既に
提案(例えば特開2001-139106 号公報参照)されてい
る。
【0004】即ち,この提案のものでは,摺動板が上限
位置から中間下降位置まで下降する過程で押込板が圧縮
位置に保持され続けるため,この押込板によって押込塵
芥の塵芥投入箱底部側への落下を阻止することができ,
そして,押込板が反転を開始した時点では既に摺動板
(従って押込板)が中間下降位置まで下降しているた
め,その位置から押込塵芥の一部が塵芥投入箱内底部に
落下しても,該位置と投入箱底部との落差が少なくな
り,塵芥が弾みで投入口から外部に飛び出すのを効果的
に防止し得るという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記提案の塵
芥逆流防止技術では,摺動板が上限位置から中間下降位
置まで下降する過程で,押込板を押込塵芥の大きな押込
反力に抗して圧縮位置に保持し続ける必要があり,その
間,押込板駆動手段は,押込板を圧縮位置に保持するた
めの大きな駆動力を出力し続けなければならず,それだ
け押込板駆動手段の負荷が大きくなり,また押込板及び
その支持機構部の荷重負担も増える等の問題がある。
【0006】本発明は上記に鑑み提案されたもので,従
来装置の上記問題を解決しながら押込塵芥の塵芥投入箱
投入口からの飛び出しを効果的に防止できるようにした
塵芥収集車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1の発明は,前記形式の塵芥収集車におい
て,前記強制押込工程が終了するのに応じて押込板を,
圧縮位置と限界反転位置との中間に設定した所定の中間
反転位置まで一次反転させ,次いで摺動板を,上限位置
と下限位置との中間に設定した所定の中間下降位置まで
下降させてから,押込板を限界反転位置まで二次反転さ
せ,この二次反転後に前記一次圧縮工程が開始されるよ
うに摺動板駆動手段及び押込板駆動手段の作動を制御可
能な制御装置を備えることを特徴とする。
【0008】上記特徴によれば,強制押込工程が終了す
るのに応じて押込板を,先ず所定の中間反転位置まで一
次反転させ,それから摺動板を所定の中間下降位置まで
下降させ,しかる後に押込板を限界反転位置まで二次反
転させ,この二次反転後に押込板による一次圧縮工程を
開始できるようにしている。この場合,上記一次反転
は,押込板の反転量が比較的少なくて,押込板と塵芥収
容箱の底面後端との間の開口量も比較的小さく抑えられ
ることから,その反転動作によっても塵芥収容箱内の満
杯状態の押込塵芥が塵芥投入箱底部へ落下すること(延
いては落下塵芥が弾みで投入口から外部に飛び出すこ
と)を極力抑制できる。一方,上記二次反転は,これに
より押込板の反転量が最大となるものの,摺動板が中間
下降位置へ下降してから反転が開始されるため,その反
転開始のときに押込板前側にある押込塵芥と塵芥投入箱
底部との間の落差は比較的小さくなっており,従って,
二次反転に伴い押込塵芥の一部が塵芥投入箱内底部に落
下しても,それが弾みで投入口から外部に飛び出すのを
効果的に回避できる。しかも,強制押込工程が終了する
のに応じて押込板を直ちに中間反転位置まで一次反転さ
せるため,押込板駆動手段の負荷,並びに押込板及びそ
の支持機構部の荷重負担が迅速且つ効果的に軽減され
る。
【0009】また請求項2の発明は,請求項1の発明の
上記特徴に加えて,押込板の前面基部には,該押込板の
前記一次反転時に塵芥収容箱内の押込塵芥が塵芥投入箱
内底部に落下するのを抑制するための落下抑制片が一体
的に突設されることを特徴としており,この特徴によれ
ば,上記一次反転の際に落下抑制片が押込板前側の押込
塵芥に係合することで,該塵芥の塵芥投入箱底部への落
下がより効果的に抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】添付図面において,図1〜図6は,本発明
の一実施例を示すものであって,図1は,塵芥収集車の
要部を破断した側面図,図2は,押込板の要部を示す拡
大斜視図(図1の2矢視拡大図),図3は図2の3矢視
拡大図,図4は,押込シリンダ及び昇降シリンダを作動
させるための油圧回路の一例を示す回路図,図5は,押
込板及び摺動板の順次作動を簡略的に示すサイクル図,
図6は,押込板の復帰工程を示す作用説明図である。
【0012】先ず図1において,塵芥収集車Vの車体F
には塵芥収容箱Bが搭載されており,この塵芥収容箱B
の後方開口部には,該収容箱B内と直接連通するよう前
面が開放した塵芥投入箱Aが連設される。この塵芥投入
箱Aは,その前端頂部が塵芥収容箱Bの上壁後端にヒン
ジ連結1されており,その連結部回りに駆動手段(図示
せず)により開閉揺動可能である。
【0013】塵芥投入箱Aの後面には,該投入箱A内に
塵芥を投入するための投入口Oが形成されており,更に
その塵芥投入箱Aの内部には,上限位置Suと下限位置
Sdとの間で上下摺動可能な摺動板Sと,この摺動板S
を強制摺動させるべく該板Sと塵芥投入箱Aの上壁部と
の間に介装した摺動板駆動手段としての昇降シリンダD
sと,摺動板Sの下部に基端が軸支2されて最前方の圧
縮位置Pfと最後方の限界反転位置Prとの間で前後揺
動可能な押込板Pと,この押込板Pを強制揺動させるべ
く該板Pと摺動板Sの上端部との間に介装した押込板駆
動手段としての押込シリンダDpとが配設される。
【0014】摺動板S及び押込板Pは,いずれも塵芥投
入箱Aの内部空間の横幅一杯に形成されており,塵芥投
入箱Aの左右両側壁には,摺動板Sの昇降スライドを案
内する案内溝3a,ローラ3b等よりなる案内支持機構
3がそれぞれ配設される。
【0015】図2,3を併せて参照して,押込板Pの前
面4には,その上端縁に沿って,該押込板Pの後述する
一次反転時に塵芥収容箱B内の押込塵芥が塵芥投入箱A
内底部に落下するのを抑制するための落下抑制片として
の裏歯Tが一体的に突設される。この裏歯Tは,押込板
Pの横幅一杯に延びる帯板状に形成されていて,押込板
Pの前面4基部より前上がりに傾斜している。裏歯Tの
下側は,押込板Pの前面4に突設した支持板5aで一体
的に支持される。
【0016】更に押込板Pの前面4の下側縁部4sは,
前下りに傾斜した傾斜面に形成されている。また押込板
Pの前面4には,それの前記傾斜した下側縁部4sと前
記支持板5aとの間を一体に接続するように上下方向に
延びる複数の補強リブ5bが左右に間隔をおいて一体的
に突設される。
【0017】塵芥投入箱Aの内底面6には,押込板Pの
後述する一次圧縮作動時に該板Pと協働して塵芥を一次
圧縮する横断面円弧状の一次圧縮面6aと,その一次圧
縮面6aの前縁より塵芥収容箱Bの後端開口下縁に向か
って前傾起立して押込板Pの後述する一次圧縮作動時に
該板Pと協働して塵芥を二次圧縮し且つ引き続く押し込
み作動時に塵芥を塵芥収容箱B内に向けて上昇案内させ
る二次圧縮面6bとが形成される。
【0018】また図4には,前記昇降シリンダDs及び
押込シリンダDpを作動制御する油圧回路の一例が示さ
れる。これら昇降シリンダDs及び押込シリンダDp
と,油圧ポンプ7及び油タンク8との間を連絡する油路
の途中には,その各シリンダDs,Dpに対する油圧ポ
ンプ7の出力油圧の給排制御を行う電磁制御弁Vs,V
pがそれぞれ介装され,これら制御弁Vs,Vp及び油
圧ポンプ7は,車体適所に設置されマイクロコンピュー
タが組み込まれた制御装置Cにより作動が制御される。
尚,この制御装置Cには,これを外部より任意に操作す
べく車体適所に設けられる操作盤(図示せず)が接続さ
れる。
【0019】この制御装置Cは,押込板Pが種々の作動
位置(例えば前記圧縮位置Pf,限界反転位置Pr,後
述する中間反転位置Px)にあることを検出する図示し
ない押込板位置センサや,摺動板Sの種々の作動位置
(例えば上限位置Su,下限位置Sd,後述する中間下
降位置Sx)にあることを検出する図示しない摺動板位
置センサに接続されており,これらセンサが出力した検
出信号に基づいて両制御弁Vs,Vpや油圧ポンプ7の
作動が,予め設定された制御プログラムに副って制御可
能である。尚,本発明では,前記中間反転位置Pxと中
間下降位置Sxの少なくとも一方を検出するために,図
示例のような位置センサに代えて,タイマーを用いるよ
うにしてもよい。
【0020】而して通常の塵芥押込サイクルは,塵芥投
入箱A内に投入された塵芥を塵芥収容箱B内に押し込む
強制押込工程と,その押込工程終了後に押込板Pをサイ
クル初期位置に戻す復帰工程とより構成され,このサイ
クルが,投入塵芥が無くなるまで必要回数繰り返され
る。
【0021】図6に示すように前記強制押込工程は,塵
芥押込板Pを限界反転位置Prに,また摺動板Sを中間
下降位置Sxにそれぞれ位置させた状態より開始され
る。先ず,押込板Pを限界反転位置Prに保持したまま
摺動板Sを下限位置Sdまで下降させることにより,塵
芥投入箱A内の投入塵芥に対する一次圧縮工程が実行さ
れ,次いで摺動板Sを下限位置Sdに保持したまま押込
板Pを限界反転位置Prから圧縮位置Pfまで揺動させ
ることで,一次圧縮後の塵芥に対する二次圧縮工程が実
行される。次いで押込板Pを圧縮位置Pfに保持したま
ま摺動板Sを上限位置Suまで上昇させることで,二次
圧縮後の塵芥に対する塵芥収容箱B内への強制押込工程
が実行される。
【0022】また図5を併せて参照して,前記復帰工程
では,前記強制押込工程が終了するのに応じて押込板P
を,圧縮位置Pfと限界反転位置Prとの中間に設定し
た所定の中間反転位置Pxまで一次反転させる。次いで
摺動板Sを,上限位置Suと下限位置Sdとの中間に設
定した所定の中間下降位置Sxまで下降させてから,押
込板Pを限界反転位置Prまで二次反転させ,この二次
反転が終了した後に次回の強制押込工程(即ち一次圧縮
工程)が開始される。
【0023】次に前記実施例の作用を説明する。塵芥収
集車Vが塵芥収集場所に到着し,塵芥投入箱Aの投入口
Oへの塵芥投入作業を始めるに当たり,作業員が図示し
ない操作盤を操作入力して塵芥押込サイクルを開始させ
る。
【0024】先ず,強制押込工程では,先ず,押込板P
を限界反転位置Prに保持したまま摺動板Sが下限位置
Sdまで下降することにより,塵芥投入箱A内の投入塵
芥に対する一次圧縮工程が実行され,次いで摺動板Sを
下限位置Sdに保持したまま押込板Pが限界反転位置P
rから圧縮位置Pfまで揺動することにより,一次圧縮
後の塵芥に対する二次圧縮工程が実行される。次いで押
込板Pを圧縮位置Pfに保持したまま摺動板Sが上限位
置Suまで上昇することにより,二次圧縮後の塵芥に対
する塵芥収容箱B内への強制押込工程が実行される。
【0025】この強制押込工程の終了に引き続いて直ち
に復帰工程に移行する。即ち,強制押込工程が終了する
のに応じて押込板Pが,先ず所定の中間反転位置Pxま
で一次反転し,それから摺動板Sが所定の中間下降位置
Sxまで下降し,しかる後に押込板Pが限界反転位置P
rまで二次反転し,この二次反転後に次回の塵芥押込サ
イクルが始まり,その次回のサイクルの強制押込工程
(即ち押込板Pによる一次圧縮工程)が開始される。
【0026】この場合,上記一次反転は,押込板Pの反
転量が比較的少なくて,押込板Pと塵芥収容箱Bの底面
後端との間の開口量も比較的小さく抑えられることか
ら,その反転動作によっても塵芥収容箱B内の満杯状態
の押込塵芥が塵芥投入箱A底部へ落下すること(延いて
は落下塵芥が弾みで投入口Oから投入箱A外に飛び出す
こと)が極力抑えられる。換言すれば,このような塵芥
落下機能を果たし得る押込板Pの反転位置として前記中
間反転位置Pxが設定される。
【0027】しかもこの一次反転状態で,押込板Pの前
面4は摺動板Sの後方延長線上に略沿うように配列され
ており,その前面4の基部に突設された落下抑制片とし
ての裏歯Tが押込板P前側の押込塵芥に係合すること
で,該塵芥の塵芥投入箱A底部への落下がより効果的に
抑制される。
【0028】一方,上記二次反転は,これにより押込板
Pの反転量が最大となるものの,摺動板Sが中間下降位
置Sxへ下降してから反転が開始されるため,その反転
開始のときに押込板P前側にある押込塵芥と塵芥投入箱
A底部との間の落差は比較的小さくなっており,従っ
て,二次反転に伴い押込塵芥の一部が塵芥投入箱A内底
部に落下しても,それが弾みで投入口Oから外部に飛び
出すのを効果的に回避できる。換言すれば,このような
塵芥飛び出し防止機能を果たし得る摺動板Sの高さ位置
として前記中間下降位置Sxが設定される。
【0029】しかも,上記強制押込工程が終了するのに
応じて押込板Pを直ちに中間反転位置Pxまで一次反転
させるため,押込板駆動手段Dpの負荷,並びに押込板
P及びその支持機構部の荷重負担が迅速且つ効果的に軽
減される。
【0030】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0031】例えば,前記実施例では,押込板Pの前面
4基部に該押込板Pの一次反転時に押込塵芥が塵芥投入
箱A内底部に落下するのを抑制するための落下抑制片と
しての裏歯Tを設けたものを示したが,請求項1の発明
では,このような落下抑制片を省略してもよい。
【0032】また前記実施例の押込板Pの復帰工程で
は,強制押込工程の終了に応じて押込板Pを中間反転位
置Pxまで一次反転させてから摺動板Sを中間下降位置
Sxまで下降させ,しかる後に押込板Pを限界反転位置
Prまで二次反転させてから次回の強制押込工程が開始
されるようにしたが,このような本発明が特徴とする復
帰工程(図5,6)と,従来のような復帰工程とが,操
作盤に対する任意操作により随時選択的に実行可能とな
るように制御装置Cを構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば,
強制押込工程が終了するのに応じて押込板を圧縮位置か
ら所定の中間反転位置まで一次反転させ,次いで摺動板
を上限位置から所定の中間下降位置まで下降させてか
ら,押込板を限界反転位置まで二次反転させ,この二次
反転後に,押込板による一次圧縮工程を開始し得るよう
にしたので,塵芥収容箱内が押込塵芥で満杯状態になっ
ても,押込板駆動手段の負荷や押込板及びその支持機構
部の荷重負担を効果的に軽減しながら,押込板反転に伴
う押込塵芥の投入口からの飛び出しを効果的に抑制する
ことができる。
【0034】また特に請求項2の発明によれば,押込板
の上記一次反転の際に,落下抑制片が押込板前側の押込
塵芥に係合することにより,その押込塵芥の塵芥投入箱
底部への落下をより効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る塵芥収集車の要部を破
断した側面図
【図2】押込板の要部を示す拡大斜視図(図1の2矢視
拡大図)
【図3】図2の3矢視拡大図
【図4】押込シリンダ及び昇降シリンダを作動させるた
めの油圧回路の一例を示す回路図
【図5】押込板及び摺動板の順次作動を簡略的に示すサ
イクル図
【図6】押込板の復帰工程を示す作用説明図
【図7】従来例における押込板及び摺動板の順次作動を
簡略的に示すサイクル図
【符号の説明】
A・・・・塵芥投入箱 B・・・・塵芥収容箱 C・・・・制御装置 Dp・・・押込シリンダ(押込板駆動手段) Ds・・・昇降シリンダ(摺動板駆動手段) F・・・・車体 O・・・・投入口 P・・・・押込板 Pf・・・圧縮位置 Pr・・・限界反転位置 Px・・・中間反転位置 S・・・・摺動板 Sd・・・下限位置 Su・・・上限位置 Sx・・・中間下降位置 T・・・・裏歯(落下抑制片) V・・・・塵芥収集車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(F)に搭載した塵芥収容箱(B)
    の後方開口部に,該収容箱(B)内と連通する塵芥投入
    箱(A)が連設され,その塵芥投入箱(A)の後面に
    は,該投入箱(A)内に塵芥を投入するための投入口
    (O)が形成され,更にその塵芥投入箱(A)の内部に
    は,上限位置(Su)と下限位置(Sd)との間で上下
    摺動可能な摺動板(S)と,この摺動板(S)を強制摺
    動させる摺動板駆動手段(Ds)と,同摺動板(S)の
    下部に基端が軸支されて最前方の圧縮位置(Pf)と最
    後方の限界反転位置(Pr)との間で前後揺動可能な押
    込板(P)と,この押込板(P)を強制揺動させる押込
    板駆動手段(Dp)とが配設され,押込板(P)を限界
    反転位置(Pr)に保持したまま摺動板(S)を下限位
    置(Sd)まで下降させることで塵芥投入箱(A)内の
    投入塵芥に対する一次圧縮工程が実行され,次いで摺動
    板(S)を下限位置(Sd)に保持したまま押込板
    (P)を限界反転位置(Pr)から圧縮位置(Pf)ま
    で揺動させることで,一次圧縮後の塵芥に対する二次圧
    縮工程が実行され,次いで押込板(P)を圧縮位置(P
    f)に保持したまま摺動板(S)を上限位置(Su)ま
    で上昇させることで,二次圧縮後の塵芥に対する塵芥収
    容箱(B)内への強制押込工程が実行されるようにした
    塵芥収集車において,前記強制押込工程が終了するのに
    応じて押込板(P)を,圧縮位置(Pf)と限界反転位
    置(Pr)との中間に設定した所定の中間反転位置(P
    x)まで一次反転させ,次いで摺動板(S)を,上限位
    置(Su)と下限位置(Sd)との中間に設定した所定
    の中間下降位置(Sx)まで下降させてから,押込板
    (P)を限界反転位置(Pr)まで二次反転させ,この
    二次反転後に前記一次圧縮工程が開始されるように摺動
    板駆動手段(Ds)及び押込板駆動手段(Dp)の作動
    を制御可能な制御装置(C)を備えることを特徴とす
    る,塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 押込板(P)の前面(4)基部には,該
    押込板(P)の前記一次反転時に塵芥収容箱(B)内の
    押込塵芥が塵芥投入箱(A)内底部に落下するのを抑制
    するための落下抑制片(T)が一体的に突設されること
    を特徴とする,請求項1に記載の塵芥収集車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076890A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車
JP2010208804A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Shinmaywa Industries Ltd 塵芥収集車およびその排出制御装置並びに排出制御方法
JP2015034090A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 極東開発工業株式会社 塵芥収集車及び塵芥収集装置

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