JP2003145818A - カラー感熱プリンタ及びそのプリント方法並びにカラー感熱記録材料及びその製造方法 - Google Patents

カラー感熱プリンタ及びそのプリント方法並びにカラー感熱記録材料及びその製造方法

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JP2003145818A
JP2003145818A JP2001350759A JP2001350759A JP2003145818A JP 2003145818 A JP2003145818 A JP 2003145818A JP 2001350759 A JP2001350759 A JP 2001350759A JP 2001350759 A JP2001350759 A JP 2001350759A JP 2003145818 A JP2003145818 A JP 2003145818A
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JP
Japan
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color
layer
thermal
thermosensitive
recording material
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Application number
JP2001350759A
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English (en)
Inventor
Tomoko Taki
伴子 瀧
Hideyuki Kokubo
秀幸 小久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー感熱記録紙の表面の熱荒れを防止す
る。 【解決手段】 カラー感熱プリンタ10は、カラー感熱
記録紙12のイエロー,マゼンタ,シアンの各感熱発色
層を加熱するためのY,M,C用の各サーマルヘッド1
4a,14c,14bを備えている。各感熱発色層は、
最上層をイエローとし、マゼンタ,シアンの順に配置さ
れている。Y及びM用の各サーマルヘッド14a,14
cは、カラー感熱記録紙12を表面から加熱して、イエ
ロー及びマゼンタの感熱発色層を発色させる。C用サー
マルヘッド14bは、Y,M用の各サーマルヘッド14
a,14cとは逆向きに配置されており、カラー感熱記
録紙12を裏面から加熱して、シアン感熱発色層を発色
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー感熱記録材
料,このカラー感熱記録材料を用いてカラー画像を記録
するカラー感熱プリンタ及びそのプリント方法,並びに
前記カラー感熱記録材料の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱記録紙を、サーマルヘッドで
加熱して発色記録するカラー感熱プリンタが知られてい
る。このカラー感熱記録紙は、支持体上に、異なる色に
発色する3種類の感熱発色層、例えば、シアン感熱発色
層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層
設されており、最上層となるイエロー感熱発色層の熱感
度が最も高く、最下層となるシアン感熱発色層の熱感度
が最も低い。このため、最下層のシアン感熱発色層を熱
記録する場合には、サーマルヘッドの温度が極めて高温
になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各感熱発色層に与えら
れる熱エネルギーは、サーマルヘッドの温度と加熱時間
の積によって決まる。したがって、プリント時間を短縮
するためには、加熱時間を短くするためにサーマルヘッ
ドの温度を上げる必要がある。しかしながら、サーマル
ヘッドの温度を上げ過ぎると、カラー感熱記録紙の接触
面に熱荒れが生じてしまうという問題があった。
【0004】前述した課題を解決するために、本発明
は、カラー感熱記録材料の熱荒れを防止しつつ、プリン
ト時間を短縮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明のカラー感熱プリンタは、支持体上に異
なる色に発色する第1〜第3の感熱発色層が順次層設さ
れたカラー感熱記録材料を用い、加熱手段でこのカラー
感熱記録材料を加熱することによりカラー画像を熱記録
するカラー感熱プリンタにおいて、前記第1〜第3の各
感熱発色層のうち、最上層又は最下層を前記カラー感熱
記録材料の一方の面から加熱し、他方の面から残りの層
を加熱することを特徴とする。
【0006】前記カラー感熱記録材料の表面から最上層
及び中間層を加熱し、裏面から最下層を加熱することが
好ましい。前記加熱手段を、前記カラー感熱記録材料の
各面にそれぞれ当接する少なくとも第1及び第2のサー
マルヘッドから構成してもよいし、また、1つのサーマ
ルヘッドで構成し、このサーマルヘッドと接触するカラ
ー感熱記録材料の接触面を表面と裏面とに切り替える接
触面切り替え手段を設けてもよい。さらに、前記支持体
の厚みは、約10μm程度のカラー感熱記録材料を用い
ることが好ましい。
【0007】また、本発明の別のカラー感熱プリンタ
は、支持体と、異なる色に発色する第1〜第3の各感熱
発色層が順次層設された積層体とからなるカラー感熱記
録材料を加熱手段で加熱することによりカラー画像を熱
記録するカラー感熱プリンタにおいて、前記積層体を前
記支持体から独立した状態で搬送路上に供給し、供給さ
れた前記積層体の一方の面から最上層又は最下層を加熱
し、他方の面から残りの層を加熱して各色の画像を熱記
録した後に、前記積層体と前記支持体とを貼り合わせる
ことを特徴とする。
【0008】本発明のカラー感熱プリント方法は、支持
体上に、異なる色に発色する第1〜第3の感熱発色層が
層設されたカラー感熱記録材料を用い、加熱手段により
このカラー感熱記録材料を加熱してカラー画像を熱記録
するカラー感熱プリント方法において、前記第1〜第3
の各感熱発色層のうち、最上層又は最下層を前記カラー
感熱記録材料の一方の面から加熱し、他方の面から残り
の層を加熱することを特徴とする。
【0009】また、別のカラー感熱プリント方法は、支
持体と異なる色に発色する第1〜第3の各感熱発色層が
順次層設された積層体とからなるカラー感熱記録材料を
加熱手段で加熱することによりカラー画像を熱記録する
カラー感熱プリント方法において、前記積層体を、前記
支持体から独立した状態で搬送路上に供給するステップ
と、供給された前記積層体の一方の面から最上層又は最
下層を加熱し、他方の面から残りの層を加熱して各色の
画像を熱記録するステップと、この熱記録後に、前記積
層体と前記支持体とを貼り合わせるステップとからなる
ことを特徴とする。
【0010】本発明のカラー感熱記録材料は、加熱によ
りイエローに発色し波長が約420nm付近の近紫外線
による光定着性を有するイエロー感熱発色層と、加熱に
よりマゼンタに発色し波長が約365nm付近の紫外線
による光定着性を有するマゼンタ感熱発色層と、加熱に
よりシアンに発色するシアン感熱発色層とが支持体上に
層設されたカラー感熱記録材料において、前記イエロー
感熱発色層が、前記マゼンタ感熱発色層とシアン感熱発
色層との間に配置されていることを特徴とする。
【0011】本発明のカラー感熱記録材料の製造方法
は、支持体上に異なる色に発色する複数の感熱発色層か
らなる積層体が層設されたカラー感熱記録材料の製造方
法において、搬送ベルトの上流側に配置された多層同時
塗布装置によって、前記各感熱発色層の各原材料を溶融
した状態で前記搬送ベルト上に塗布するステップと、こ
の塗布された各原材料を乾燥させて固化させることによ
り前記積層体を生成するステップと、前記搬送ベルトの
下流側に配置された剥離手段によって前記積層体と前記
搬送ベルトとを剥離するステップと、剥離された積層体
をプリンタに給紙してプリントを行った後、プリント済
みの積層体と支持体とを貼り合わせるステップとからな
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すプリンタ10は、この
カラー感熱記録紙12を加熱してフルカラー画像を記録
する。プリンタ10は、サーマルヘッド装置14と、光
定着装置16とを備えている。カラー感熱記録紙12
は、記録紙ロール17から搬送路内に引き出されて給紙
される。
【0013】搬送路内には、各搬送ローラ対18が配置
されている。各搬送ローラ対18は、給紙されたカラー
感熱記録紙12をニップして図中右方向に向けて搬送す
る。この搬送中にプリントが行われる。各搬送ローラ対
18及び記録紙ロール17は、図示しない駆動モータに
よって駆動される。駆動モータとしては、例えばパルス
モータが使用され、駆動パルスのカウントにより、カラ
ー感熱記録紙12の搬送量が制御される。カッタ19
は、プリント済みのカラー感熱記録紙12を予め決めら
れたサイズのシートにカットする。
【0014】図2に示すように、カラー感熱記録紙12
は、支持体21と、この支持体21上に層設された第1
〜第3の3つの感熱発色層からなる積層体26とからな
る。積層体26は、最上層となる第1層にイエローに発
色するイエロー感熱発色層22が、中間層となる第2層
にマゼンタに発色するマゼンタ感熱発色層23が、最下
層となる第3層にシアンに発色するシアン感熱発色層2
4がそれぞれ配置されている。イエロー感熱発色層22
の上には、保護層25が形成されている。支持体21と
しては、例えば、紙が使用される。
【0015】また、イエロー感熱発色層22は、420
nm付近の近紫外線(イエロー用の定着光)に光定着性
を有しており、この定着光の照射によりその発色能力が
消失される。マゼンタ感熱発色層23は365nm付近
の紫外線(マゼンタ用の定着光)に光定着性を有してお
り、この定着光の照射によりその発色能力が消失され
る。
【0016】プリンタ10は、このカラー感熱記録紙1
2の両面から加熱することにより、各感熱発色層22〜
24に各色の画像を記録する。すなわち、プリンタ10
は、表面(保護層25側の面)からの加熱により、イエ
ロー感熱発色層22及びマゼンタ感熱発色層23を発色
させて、イエロー及びマゼンタの各画像を記録し、他
方、裏面(支持体21側の面)からの加熱により、シア
ン感熱発色層24を発色させてシアン画像を記録する。
そのため、支持体は、通常のカラー感熱記録紙よりも薄
く形成されており、その厚みTは、約10μm程度であ
る。
【0017】サーマルヘッド装置14は、イエロー画像
を記録するためのY(イエロー)用サーマルヘッド14
a,シアン画像を記録するためのC(シアン)用サーマ
ルヘッド14b,マゼンタ画像を記録するためのM(マ
ゼンタ)用サーマルヘッド14cの3つのサーマルヘッ
ドからなる。各サーマルヘッド14a,14b,14c
は、多数の発熱素子がライン状に配列された発熱素子ア
レイを備えており、搬送方向上流側から下流側に向かっ
て、Y,C,Mの順に配置されている。
【0018】Y用及びM用サーマルヘッド14a,14
cは、カラー感熱記録紙12の表面と当接して、イエロ
ー及びマゼンタの各感熱発色層22,23を加熱する。
C用サーマルヘッド14bは、カラー感熱記録紙12の
裏面と当接して、シアン感熱発色層24を加熱する。こ
のため、C用サーマルヘッド14bは、Y用及びM用サ
ーマルヘッド14a,14cとは逆向きに配置されてい
る。各サーマルヘッド14a,14b,14cと対向す
る位置には、各サーマルヘッド14a,14b,14c
から押圧されるカラー感熱記録紙12を支持するための
プラテンローラ27が設けられている。
【0019】光定着装置16は、イエロー感熱発色層2
2を光定着するY用光定着器16a,マゼンタ感熱発色
層23を光定着するM用光定着器16bからなる。Y用
光定着器16aは、イエロー画像の記録後に、イエロー
感熱発色層22に対して波長が420nm付近の近紫外
線を照射することにより、イエロー感熱発色層22の未
発色部分の発色能力を消失させる。この光定着により、
光定着がなされた感熱発色層よりも深層の感熱発色層を
加熱しても、その熱によって未発色部分が発色してしま
うことはない。
【0020】M用光定着器16bは、マゼンタ画像の記
録後にカラー感熱記録紙12に対して、マゼンタ用の定
着光を照射することにより、マゼンタ感熱発色層23を
光定着する。本例のように、カラー感熱記録紙12の裏
面から加熱して最下層(シアン感熱発色層)の熱記録を
する場合には、シアン記録時にマゼンタ感熱発色層23
が加熱されることはないので、マゼンタの光定着をしな
くもよい。その場合には、マゼンタ用の光定着器16b
が不要となるので、プリンタの製造コストを低下させる
ことができる。
【0021】しかし、マゼンタ感熱発色層23を光定着
することにより、カラー感熱記録紙12が漂白されて画
質の向上につながるという効果が得られる。そして、こ
の効果は、シアン感熱発色層24についても同様であ
る。したがって、本例では、行っていないが、シアン感
熱発色層24の光定着を行ってもよい。ただし、支持体
21として紙を使用している場合には、その紫外線透過
率は極めて低いので、シアン感熱発色層24への紫外線
の照射は表面から行うことが好ましい。OHP用のカラ
ー感熱記録材料のように、支持体が透明な場合には、裏
面から紫外線を照射してもよい。
【0022】図3のグラフは、各感熱発色層22,2
3,24を発色させるための熱エネルギーと発色濃度と
の関係を示す。各感熱発色層22,23,24を発色さ
せるための熱エネルギーは、カラー感熱記録紙12内の
各感熱発色層22〜24が配置される位置に応じて決ま
る。したがって、マゼンタ感熱発色層23は、イエロー
感熱発色層22よりも深層に位置するので、マゼンタ感
熱発色層23を発色させるための熱エネルギーは、イエ
ロー感熱発色層22を加熱するための熱エネルギーより
も大きい。
【0023】シアン感熱発色層24は、最下層に位置す
るので、表面から加熱して発色させる場合には、Cf曲
線で示される大きな熱エネルギーが表面に加えられる。
しかし、プリンタ10は、シアン感熱発色層24を裏面
から加熱するので、表面に大きな熱エネルギーが加えら
れることがない。このため、表面の熱荒れが防止され
る。
【0024】また、支持体21は、通常の支持体よりも
薄いものを使用しているものの、各感熱発色層22,2
3,24と比較すると厚みがあり、熱伝達率が低い。こ
のため、各曲線M,Cf,Crを比較するとわかるよう
に、裏面からの加熱によりシアン感熱発色層24を発色
させるための熱エネルギー(Cr参照)は、マゼンタ感
熱発色層23を発色させるための熱エネルギー(M参
照)よりも大きくなるが、シアン感熱発色層24を表面
からの加熱により発色させる熱エネルギー(Cf参照)
よりは小さい。
【0025】カラー感熱記録紙12に加えられる熱エネ
ルギーは、サーマルヘッドの温度と加熱時間(通電時
間)の積によって決まる。このため、サーマルヘッドの
温度を一定とすると、発生させる熱エネルギーが小さけ
れば、サーマルヘッドの加熱時間を短くすることができ
る。このため、最下層に位置するシアン感熱発色層24
を裏面から加熱することで、プリント時間が短縮され
る。
【0026】以下、上記構成による作用について、図4
のフローチャートに従って説明する。カラー感熱記録紙
12が給紙されると、給紙されたカラー感熱記録紙12
は搬送ローラ対18によって図中右方向に搬送される。
カラー感熱記録紙12がY用サーマルヘッド14aに達
するとイエロー画像の記録が開始される。イエロー感熱
発色層22は、Y用サーマルヘッド14aによって表面
から加熱されて発色する。イエロー画像が記録される
と、Y用光定着器16aによって光定着がなされる。
【0027】イエロー感熱発色層22の光定着後に、シ
アン画像が記録される。シアン感熱発色層24は、C用
サーマルヘッド14bによって裏面から加熱されて発色
する。このように、最下層に位置するシアン感熱発色層
24を裏面から加熱することにより、表面の熱荒れが防
止されるとともに、加熱時間が短くなるのでプリント時
間を短縮することができる。
【0028】シアン画像が記録されると、マゼンタ画像
の記録が開始される。マゼンタ感熱発色層23は、M用
サーマルヘッド14cの加熱により発色する。マゼンタ
画像が記録されると、M用光定着器16bによって光定
着がなされる。プリント済みのカラー感熱記録紙12
は、この光定着後にカッタ19でシートにカットされて
排紙される。
【0029】上記第1の実施形態では、搬送方向に沿っ
て、Y用サーマルヘッド14a,C用サーマルヘッド1
4b,M用サーマルヘッド14cの順に配置し、Y,
C,Mの順番で熱記録しているが、図5に示すプリンタ
36ように、Y,M,Cの順に配置して、その順番で熱
記録してもよい。なお、第1の実施形態と同じ部分につ
いては、同一の符号を使用している。さらに、C,Y,
Mの順に各サーマルヘッドを配置して、その順番で記録
してもよい。
【0030】また、上記第1および第2の実施形態で
は、第1層〜第3層の各層毎に専用のサーマルヘッドを
設けて、カラー感熱記録紙12の1方向への搬送中に3
色の画像を記録する3ヘッド1パス方式のプリンタの例
で説明しているが、図6に示すように、2ヘッド2パス
方式のプリンタでもよい。
【0031】このプリンタ41は、第1および第2の2
つのサーマルヘッド42a,42bを備えている。第1
のサーマルヘッド42aは、カラー感熱記録紙12の表
面から、第1層に位置するイエロー感熱発色層22と、
第2層に位置するマゼンタ感熱発色層23を加熱して各
色の画像を熱記録する。第2のサーマルヘッド42b
は、第1のサーマルヘッド42aと逆向きに配置されて
おり、カラー感熱記録紙12の裏面からシアン感熱発色
層24を加熱して、シアン画像を熱記録する。
【0032】プリントの際には、まず、カラー感熱記録
紙12がA方向に搬送されて、第1のサーマルヘッド4
2aによりイエロー画像が熱記録される。この記録後
に、Y用光定着器16aによってイエロー感熱発色層2
2が光定着される。
【0033】このイエローの光定着が終了した後、カラ
ー感熱記録紙12は、さらに順方向に搬送されて、第2
のサーマルヘッド42bによりシアン画像が熱記録され
る。シアン画像の記録が終了すると、カラー感熱記録紙
12はいったん逆方向に搬送される。2回目の順方向へ
の搬送時に第1のサーマルヘッド42aによりマゼンタ
画像の熱記録が行われ、その後、M用光定着器16bに
よってマゼンタ感熱発色層23が光定着される。
【0034】このような2ヘッド2パス方式は、3ヘッ
ド1パス方式と比較すると、プリント時間が長くなって
しまうが、サーマルヘッドの数を減らすことができるの
で、製造コストが低減するとともに、プリンタサイズを
小型化することができる。なお、この例では、Y,C,
Mの順に記録しているが、Y,M,CあるいはC,Y,
Mの順に記録してもよい。
【0035】上記実施形態のカラー感熱記録紙12は、
最上層にイエロー感熱発色層22を、中間層にマゼンタ
感熱発色層23を、最下層にシアン感熱発色層24をそ
れぞれ配置した例で説明しているが、図7に示すカラー
感熱記録紙46のように、イエロー感熱発色層22とマ
ゼンタ感熱発色層23とを入れ替えて、最上層にマゼン
タ感熱発色層23を、中間層にイエロー感熱発色層22
をそれぞれ配置してもよい。こうすることで、マゼンタ
感熱発色層23を光定着するための定着光(波長が36
5nm付近の紫外線)を、発色後のイエロー感熱発色層
22を通過させることなく、マゼンタ感熱発色層23へ
直接到達させることができるので、マゼンタの定着効率
が向上する。
【0036】すなわち、イエローの色素は、マゼンタ用
の定着光の一部を吸収することが知られている。そのた
め、上述のカラー感熱記録紙12では、イエロー画像を
記録後に、マゼンタ感熱発色層23を光定着することに
なるので、マゼンタ用の定着光がイエロー感熱発色層2
2を通過するときに、イエローの色素によって、前記定
着光の一部が吸収されてしまう。このため、マゼンタの
定着効率が落ちる。
【0037】そこで、カラー感熱記録紙46では、最上
層にマゼンタ感熱発色層23を配置し、中間層にイエロ
ー感熱発色層22を配置することで、マゼンタの熱記録
及び光定着後にイエロー画像が記録されるようにしてい
る。こうすれば、発色後のイエロー感熱発色層22によ
ってマゼンタの定着光が吸収されることがなくなるの
で、マゼンタの定着効率が向上して、プリント時間が短
縮される。
【0038】図8は、このカラー感熱記録紙46を用い
て、プリントを行うプリンタ51の例である。Y用サー
マルヘッド14a,M用サーマルヘッド14c,C用サ
ーマルヘッド14bは、搬送方向に沿って、M,C,Y
の順に配置されている。Y用およびM用の各光定着器1
6a,16bも、Y用およびM用の各サーマルヘッド1
4a,14cの位置に従って、それぞれの下流側に配置
される。
【0039】図9のフローチャートに示すように、カラ
ー感熱記録紙46に対するカラー画像の記録は、まず、
表面からの加熱により、マゼンタ画像の熱記録及び光定
着を行い、次に、裏面からの加熱によりシアン画像の熱
記録をする。最後に、表面からの加熱によって、イエロ
ー画像の熱記録及び光定着が行われる。もちろん、M,
Y,Cの順で各サーマルヘッド14c,14a,14b
を配置して、その順番で記録してもよいし、C,M,Y
の順で各サーマルヘッドを配置して、その順番で記録し
てもよい。このように順番を変えても、マゼンタの光定
着後に、イエロー画像の記録が行われるので、マゼンタ
の定着効率が落ちてしまうことはない。
【0040】上記実施形態では、支持体と複数の感熱発
色層からなる積層体とが貼り合わせられたカラー感熱記
録紙に対して、カラー画像を記録する例で説明してい
る。図10に示すプリンタ61は、各感熱発色層22,
23,24からなる積層体26を支持体21から独立し
た状態で供給し、この供給された積層体26に対してカ
ラー画像を記録する例である。プリント後に、プリント
済みの積層体26と支持体21とが貼り合わせられてカ
ラー感熱記録紙69が完成する。
【0041】積層体26は、支持体21から独立した状
態で給紙されるので、積層体26には、通常の積層体よ
りも強度を持たせている。各感熱発色層22,23,2
4の原材料は、発色剤と、この発色剤を結合させる樹脂
バインダとからなる。この樹脂バインダとして、強度が
高いものを使用することで、積層体26の強度を上げて
いる。
【0042】プリンタ61には、長尺の積層体26をロ
ール状に巻いた積層体ロール62がセットされ、このロ
ール62から引き出された積層体26が搬送路内に供給
される。積層体26は、例えば、上述のカラー感熱記録
紙46と同様に、最上層にマゼンタ感熱発色層23が、
中間層にイエロー感熱発色層22が,最下層にシアン感
熱発色層24がそれぞれ配置される。プリントは、最初
にマゼンタの熱記録及び光定着をし、次にシアンの熱記
録,最後にイエローの熱記録及び光定着の順に行われ
る。
【0043】マゼンタ及びイエローの熱記録は、M用及
びY用の各サーマルヘッド14c,14aが積層体26
の表面から各感熱発色層23,22を加熱することによ
り行われる。他方、シアンの熱記録は、C用サーマルヘ
ッド14bが積層体26の裏面からシアン感熱発色層2
4を加熱することにより行われる。この裏面からの加熱
時には、支持体21が無いので、低い熱エネルギーで最
下層(シアン感熱発色層)を発色させることができる。
これにより、支持体がある場合と比較して、加熱時間を
減らすことができ、プリント時間をさらに短縮すること
ができる。また、イエロー層が中間に配置されるので、
イエロー画像が記録される前にマゼンタの定着が行われ
ることになり、定着効率も高く定着時間が短くて済む。
【0044】カッタ19の上流側には、プリント済みの
積層体26と、支持体21とを貼り合わせるための貼り
合わせローラ対66が配置されている。支持体21は、
支持体ロール67から引き出されて貼り合わせローラ対
66へ供給される。この支持体21には、それが貼り合
わせローラ対66へ供給される直前に、接着剤塗布装置
68によって接着剤が塗布される。
【0045】貼り合わせローラ対66は、接着剤が塗布
された支持体21と積層体26とを挟み込み、両者を貼
り合わせる。この貼り合わせにより、カラー感熱記録紙
69が完成し、このカラー感熱記録紙69がカッタ19
へ送られる。カラー感熱記録紙69は、カッタ19によ
り所定サイズのシートにカットされて排紙される。
【0046】この例では、積層体内の各感熱発色層の配
置順序を最上層からM,Y,Cの順としたが、最上層を
Cとして、C,Y,Mの順で配置してもよい。こうして
も、マゼンタの定着光を、発色後のイエロー感熱発色層
を通過させることなく、プリントできるので、定着効率
を向上させることができる。
【0047】もちろん、これら以外の配置順序でもよ
い。ただし、各感熱発色層の配置順序と、各サーマルヘ
ッドの配置とは関連しているので、各層の配置順序に応
じて各サーマルヘッドの配置も適宜変更される。また、
積層体には支持体が貼り付けられていないので、裏面か
ら中間層を加熱して発色させてもよい。
【0048】図11は、前記積層体26を製造する積層
体製造装置を示し、図12は、カラー感熱記録紙の製造
手順を示すフローチャートである。積層体製造装置71
は、搬送ベルト72,塗布装置73,送風装置74,巻
き取り装置(図示せず),洗浄装置76,剥離爪77か
らなり、積層体26の原材料を搬送ベルト72上に塗布
し、塗布された原材料を固化させて積層体26を製造す
る。
【0049】塗布装置73は、各感熱発色層22,2
3,24の原材料を溶融された状態で収容するタンク7
3aと、塗布部73bとからなる。タンク73a内は、
異なる原材料同士が混ざり合わないように複数の原材料
収容部に区画されており、各収容部に各感熱発色層2
2,23,24のそれぞれの原材料が収容される。塗布
部73bは、複数のノズルを備えており、これらの各ノ
ズルから、タンクから供給されたそれぞれの原材料を搬
送ベルト72上に同時に塗布する。各原材料は、それら
が搬送ベルト72上で層状に重なり合うように塗布され
る。
【0050】送風装置74は、搬送ベルト72上に塗布
された原材料に対して風を送り、原材料を乾燥させて固
化させる。搬送ベルト72としては、原材料が固化した
積層体26を剥離しやすいように、たとえばステンレス
製のものが使用される。
【0051】搬送ベルト72の下流側には、剥離爪77
が設けられており、この剥離爪77によって、積層体2
6が搬送ベルト72から剥離される。剥離された積層体
26は、巻き取り装置によってロール状に巻き取られ
る。洗浄装置76は、搬送ベルト72に水などの洗浄液
を噴射して、搬送ベルト72を洗浄する。
【0052】この例では、積層体ロールから引き出した
積層体26にプリントする例で説明したが、図13に示
すプリンタ81のように、予め所定サイズにカットした
積層体シート82にプリントし、これを同じサイズの支
持体シート83と貼り合わせるようにしてもよい。
【0053】このプリンタ81には、積層体シート82
が収納される給紙カセット84がセットされる。この給
紙カセット84から積層体シート82が1枚ずつ供給さ
れる。そして、プリント済みの積層体シート82と、送
り出しローラ対85によって供給される支持体シート8
3とが貼り合わせローラ対86によって貼り合わせられ
る。
【0054】このプリンタ81は、1つのサーマルヘッ
ド87により3色の画像を記録する1ヘッド3パスタイ
プである。サーマルヘッド87及びプラテンローラ88
からなる記録部89は、図上右端に配置されている。こ
の記録部89と、M用の光定着器16bとの間には、切
り替え板91が配置されている。
【0055】この切り替え板91は、サーマルヘッド8
7と接触する積層体シート82の接触面を表面と裏面と
に切り替えるための接触面切り替え手段である。切り替
え板91は、積層体シート82の先端と当接して積層体
シート82の進路をガイドする。切り替え板91は、A
方向に搬送されてきた積層体シート82を、それが反時
計方向にプラテンローラ88に巻き付くように記録部8
9に進入させる第1の位置と、反時計方向に巻き付いた
積層体シート82を、光定着器16aに向けてガイドす
る第2の位置との間で移動自在に設けられている。ガイ
ド部材92は、記録部89内に進入した積層体シート8
2をガイドして、プラテンローラ88とサーマルヘッド
87との間に進入させる。
【0056】プリントは、たとえば、M,Y,Cの順に
行われる。まず、切り替え板91を第1の位置にセット
して、表面を下向きにした状態で積層体シート82を供
給する。積層体シート82は、切り替え板91と当接し
てプラテンローラ88に下から巻き付き、その表面とサ
ーマルヘッドとが接触する。このときに、マゼンタの記
録が行われる。マゼンタの記録後に、切り替え板91が
第2の位置に移動して積層体シート82をM用光定着器
16bに向けて搬送する。積層体シート82は、プラテ
ンローラ88へ巻き付いて折り返したときに表面が上向
きになるので、表面とM用光定着器16bとが対面す
る。この状態でマゼンタの光定着が行われる。
【0057】マゼンタの光定着が終了すると、切り替え
板91を第1の位置に移動して、積層体シート82を右
方向に搬送する。記録部89に進入した積層体シート8
2は、その裏面がサーマルヘッド87と接触する。ここ
で、シアン画像が記録される。そして、切り替え板91
を第2の位置に移動してM用光定着器16bの位置まで
搬送する。このとき、積層体シート82の表面が下向き
になる。再度、切り替え板91を第1の位置に移動し
て、積層体シート82を、記録部89へ向けて搬送す
る。記録部89に進入した積層体シート82は、その表
面とサーマルヘッド87とが接触する。ここで、イエロ
ー画像が記録される。プリント済みの積層体シート82
は、貼り合わせローラ対86に向けて搬送され、前記ロ
ーラ対86によって支持体シート83と貼り合わせられ
た後、プリンタ81外へ排紙される。
【0058】この例では、M,C,Yの順に記録する例
で説明しているが、他の順番でもよい。上述したとお
り、これらの記録順序は、各感熱発色層の配置順序との
関連して適宜決められる。また、1ヘッド3パス方式の
プリンタは、完成されたカラー感熱記録紙を両面から加
熱して記録する場合にも使用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
支持体上に異なる色に発色する第1〜第3の感熱発色層
が順次層設されたカラー感熱記録材料に熱記録を行う際
に、第1〜第3の感熱発色層のうち、最上層又は最下層
を前記カラー感熱記録材料の一方の面から加熱し、他方
の面から残りの層を加熱するようにしたから、カラー感
熱記録材料の表面の熱荒れを防止することができる。ま
た、こうすることで、最下層を加熱する加熱時間を短く
することができるから、プリント時間を短縮することが
できる。
【0060】また、第1〜第3の感熱発色層からなる積
層体を、支持体から独立した状態でプリンタに供給し、
各感熱発色層のうち、最上層又は最下層を前記積層体の
一方の面から加熱し、他方の面から残りの層を加熱する
とともに、このプリント後に、プリント済みの積層体と
支持体とを貼り合わせるようにしたから、前記熱荒れを
防止することができる。また、同様にプリント時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3ヘッド1パス方式のプリンタの説明図であ
る。
【図2】カラー感熱記録紙の構成を示す断面図である。
【図3】各感熱発色層を発色させるための熱エネルギー
と発色濃度との関係を示すグラフである。
【図4】プリント処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】Y,M,Cの順に記録するプリンタの説明図で
ある。
【図6】2ヘッド2パス方式のプリンタの説明図であ
る。
【図7】マゼンタ感熱発色層を最上層としたカラー感熱
記録紙の説明図である。
【図8】M,Y,Cの順に記録するプリンタの説明図で
ある。
【図9】図8のプリンタのプリント手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】プリント後に、積層体と支持体とを貼り合わ
せるプリンタの説明図である。
【図11】積層体製造装置の構成図である。
【図12】カラー感熱記録紙の製造手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】1ヘッド3パス方式のプリンタの説明図であ
る。
【符号の説明】
10,36,41,51,61,81 プリンタ 12,46, カラー感熱記録紙 21 支持体 22 イエロー感熱発色層 23 マゼンタ感熱発色層 24 シアン感熱発色層 26 積層体 71 積層体製造装置 82 積層体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 KK02 KK03 KK05 KK10 2C065 AB01 AC01 AF01 CC01 CC02 CC22 CC23 CJ02 CJ05 2H026 AA07 AA13 AA28 FF02 FF07 HH09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に異なる色に発色する第1〜第
    3の感熱発色層が順次層設されたカラー感熱記録材料を
    用い、加熱手段でこのカラー感熱記録材料を加熱するこ
    とによりカラー画像を熱記録するカラー感熱プリンタに
    おいて、 前記第1〜第3の各感熱発色層のうち、最上層又は最下
    層を前記カラー感熱記録材料の一方の面から加熱し、他
    方の面から残りの層を加熱することを特徴とするカラー
    感熱プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カラー感熱記録材料の表面から最上
    層及び中間層を加熱し、裏面から最下層を加熱すること
    を特徴とする請求項1記載のカラー感熱プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、前記カラー感熱記録材
    料の各面にそれぞれ当接する少なくとも第1及び第2の
    サーマルヘッドからなることを特徴とする請求項1又は
    2記載のカラー感熱プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段は1つのサーマルヘッドか
    らなり、このサーマルヘッドと接触するカラー感熱記録
    材料の接触面を表面と裏面とに切り替える接触面切り替
    え手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    カラー感熱プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記支持体の厚みが約10μm程度のカ
    ラー感熱記録材料を用いることを特徴とする請求項1〜
    4いずれか記載のカラー感熱プリンタ。
  6. 【請求項6】 支持体と、異なる色に発色する第1〜第
    3の各感熱発色層が順次層設された積層体とからなるカ
    ラー感熱記録材料を加熱手段で加熱することによりカラ
    ー画像を熱記録するカラー感熱プリンタにおいて、 前記積層体を前記支持体から独立した状態で搬送路上に
    供給し、供給された前記積層体の一方の面から最上層又
    は最下層を加熱し、他方の面から残りの層を加熱して各
    色の画像を熱記録した後に、前記積層体と前記支持体と
    を貼り合わせることを特徴とするカラー感熱プリンタ。
  7. 【請求項7】 支持体上に、異なる色に発色する第1〜
    第3の感熱発色層が層設されたカラー感熱記録材料を用
    い、加熱手段によりこのカラー感熱記録材料を加熱して
    カラー画像を熱記録するカラー感熱プリント方法におい
    て、 前記第1〜第3の各感熱発色層のうち、最上層又は最下
    層を前記カラー感熱記録材料の一方の面から加熱し、他
    方の面から残りの層を加熱することを特徴とするカラー
    感熱プリント方法。
  8. 【請求項8】 支持体と異なる色に発色する第1〜第3
    の各感熱発色層が順次層設された積層体とからなるカラ
    ー感熱記録材料を加熱手段で加熱することによりカラー
    画像を熱記録するカラー感熱プリント方法において、 前記積層体を、前記支持体から独立した状態で搬送路上
    に供給するステップと、 供給された前記積層体の一方の面から最上層又は最下層
    を加熱し、他方の面から残りの層を加熱して各色の画像
    を熱記録するステップと、 この熱記録後に、前記積層体と前記支持体とを貼り合わ
    せるステップとからなることを特徴とするカラー感熱プ
    リント方法。
  9. 【請求項9】 加熱によりイエローに発色し波長が約4
    20nm付近の近紫外線による光定着性を有するイエロ
    ー感熱発色層と、加熱によりマゼンタに発色し波長が約
    365nm付近の紫外線による光定着性を有するマゼン
    タ感熱発色層と、加熱によりシアンに発色するシアン感
    熱発色層とが支持体上に層設されたカラー感熱記録材料
    において、 前記イエロー感熱発色層が、前記マゼンタ感熱発色層と
    シアン感熱発色層との間に配置されていることを特徴と
    するカラー感熱記録材料。
  10. 【請求項10】 支持体上に異なる色に発色する複数の
    感熱発色層からなる積層体が層設されたカラー感熱記録
    材料の製造方法において、 搬送ベルトの上流側に配置された多層同時塗布装置によ
    って、前記各感熱発色層の各原材料を溶融した状態で前
    記搬送ベルト上に塗布するステップと、 この塗布された各原材料を乾燥させて固化させることに
    より前記積層体を生成するステップと、 前記搬送ベルトの下流側に配置された剥離手段によって
    前記積層体と前記搬送ベルトとを剥離するステップと、 剥離された積層体をプリンタに給紙してプリントを行っ
    た後、プリント済みの積層体と支持体とを貼り合わせる
    ステップとからなることを特徴とするカラー感熱記録材
    料の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062906A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Ncr Corp サーマル・プリンタ及びサーマル・プリンタの制御方法

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