JP2003139781A - 分析装置の洗浄方法 - Google Patents
分析装置の洗浄方法Info
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- JP2003139781A JP2003139781A JP2001340984A JP2001340984A JP2003139781A JP 2003139781 A JP2003139781 A JP 2003139781A JP 2001340984 A JP2001340984 A JP 2001340984A JP 2001340984 A JP2001340984 A JP 2001340984A JP 2003139781 A JP2003139781 A JP 2003139781A
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Abstract
ラテックス粒子等の吸着した部分を洗浄して再生利用可
能となる。 【解決手段】 合成ラテックス粒子を担体として使用し
た分析装置における合成ラテックス粒子等を洗浄する分
析装置における洗浄方法において、オキシエチレンの付
加モル数が2ないし5モルのポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルと、少なくとも付加付加モル数が7ないし9
モル、あるいは10ないし15モルのポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルのいずれか一方との混合物を含有し
た洗浄剤を使用して接液部分に付着した物質を溶解除去
した後に水洗することを分析装置の洗浄方法。
Description
の洗浄方法に関し、とくに血液、尿等の生物学的試料の
分析、免疫学的試験等の多数の生体関連試料を連続的に
多岐にわたる分析を分析装置の洗浄方法に関する。
験は、診断等における基礎的な資料を得る手段として極
めて重要である。これらの試料の分析、試験は、多数の
分析対象を定量的に検出し、しかも短時間に大量の試料
を処理するために、自動分析装置等によって行われてい
る。このように大量の試料の分析、試験を行う装置にお
いては、種々の試験を正確に行うためには、試料と接す
る部分を清浄に保持し、他の試料によって分析結果に影
響を及ぼさないように、分析すべき試料を導入する前
に、洗浄水等によって容器等の内部を洗浄することが行
われている。洗浄には、洗浄水を用いたり、超音波を照
射したり、あるいはオゾン等の酸化力の大きな物質を使
用して残存した物質が機能しないようにする等の方法が
採用されていた。これらの分析は、試料に試薬を添加し
比色分析によって濃度等を測定する方法に加えて、各種
の担体に担持した試薬を添加する分析方法が用いられて
おり、なかでも合成ラテックス粒子を担体とした免疫反
応等を利用した分析方法は特異性が大きく、精度も高い
測定方法と広く用いられている。
分析方法を説明する図面を示す。図4(A)に示すよう
に、合成ラテックス粒子21は、微細な合成樹脂粒子か
らなり、その表面には保護層、機能性層が形成されたも
のであり、表面に抗原22を固定している。抗原22を
固定した合成ラテックス粒子21を試薬として試料中に
添加すると、試料中に含まれている抗体23と免疫反応
を起こす。免疫反応は抗原と抗体との特異な反応であ
り、わずかな量で極めて正確な分析結果を得ることがで
きるが、分子レベルの反応であるために、免疫反応を正
確に捉える手段が必要となる。合成ラテックス粒子は、
本来凝集等を起こさないように、保護層等が形成されて
安定に分散しているが、免疫反応の結果、表面性状の変
化によって免疫反応に応じた多数個の合成ラテックス粒
子21が凝集を起こす。凝集の結果、試料の光学的特性
が変化するので、吸光度の変化の測定によって、濃度の
測定が可能となる。合成ラテックス粒子を担体とした分
析方法は、各種ホルモン、細菌、ウイルス等の分析にお
いて極めて重要なものとなっている。合成ラテックス粒
子は、直径0.05μm〜0.1μm程度の大きさの粒
子からなり、分散媒中に安定に分散したものであるが、
多数の試料の分析を行っていると、合成ラテックス粒子
には、表面の状態が不安定なものが生じ、分析装置の壁
面に吸着するものが生じるが、試料中のタンパク質等の
成分の作用も受けて分析装置の壁面に吸着した場合に
は、洗浄水の噴射等の手段によっては容易に除去するこ
とはできなかった。
21の壁面24への合成ラテックス粒子21の吸着量が
大きくなると、試料中の成分が合成ラテックス粒子と共
に析出し、また透過光25が壁面の合成ラテックス粒子
によって遮られ、吸光度の正確な測定が困難となるため
に、測定精度を維持するためには吸光度測定セルを交換
することで対応せざるを得ないのが現状であり、省資源
化の観点からも再生利用方法の提供が求められていた。
おいて、合成ラテックス粒子等が吸着した吸光度測定セ
ル等を洗浄して、再利用可能とするための洗浄方法を提
供することを課題とするものである。
置の洗浄方法において、オキシエチレンの付加モル数が
2ないし5モルのポリオキシエチレンアルキルエーテル
と、少なくとも付加付加モル数が7ないし9モル、ある
いは10ないし15モルのポリオキシエチレンアルキル
エーテルのいずれか一方との混合物を含有した洗浄剤を
使用して接液部分に付着した物質を溶解除去した後に水
洗する分析装置の洗浄方法である。接液部分に付着した
物質が合成ラテックス粒子である前記の分析装置の洗浄
方法である。合成ラテックス粒子が、スチレン、ブタジ
エン、ビニルトルエンの少なくとも一種を含有する重合
体である前記の分析装置の洗浄方法である。分析装置の
接液部の基材が、ガラスまたはシクロオレフィンポリマ
ーである前記の分析装置の洗浄方法である。分析装置の
接液部を機器本体に装着した状態で洗浄剤を注入する
か、あるいは機器本体から取り外して洗浄剤中に浸漬す
る前記の分析装置の洗浄方法である。洗浄中に超音波照
射する前記の分析装置の洗浄方法である。
光度測定セル等の接液部に吸着した、分析試薬の担体と
して使用した合成ラテックス粒子を、1分子中に付加し
たオキシエチレンのモル数が異なるポリオキシエチレン
アルキルエーテル、あるいはその水溶液を用いて洗浄す
ることによって、付着した合成ラテックス粒子、および
試料由来のタンパク質等も除去できることが可能である
ことを見いだしたものである。
ともに付着した試料由来の物質等は特定の親水性、疎水
性を示す一様な物質ではなく、様々な特性を示す物質が
存在している。そこで、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルとして1分子中のオキシエチレンの付加モル数が
2ないし5と付加モル数が小さく親油性が大きな物質
と、水に分散ないし溶解し、洗浄対象物に対する浸透
力、洗浄力、乳化力が大きなオキシエチレンのモル数が
7ないし9モルの物質、あるいは付加モル数が大きく、
乳化力、分散力、可溶化力等に優れた付加したオキシエ
チレンのモル数が10ないし15モルの物質を混合した
ものを用いることによって、水に可溶な状態を保持する
とともに、親油性界面活性性能を調整することができる
ので、試料の蛋白、脂質とともに強固に付着した合成ラ
テックス粒子を剥離して洗浄することを可能としたもの
である。
る。図1は、分析装置の吸光度測定セルの洗浄方法を説
明する図である。吸光度測定セル1は、一般にガラス、
シクロオレフィンポリマー等の光学的特性が良好な基材
から作製されている。図1(A)に示すように、吸光度
測定セル1の内部に洗浄水を洗浄水供給ノズル2から供
給して吸光度測定セル1内を洗浄した後に洗浄水を除去
し、次いで、図1(B)に示すように、洗浄剤供給ノズ
ル3からオキシエチレン基の付加モル数が異なるポリオ
キシエチレンアルキルエーテル混合物、もしくはその水
溶液を洗浄剤として注入し、所定の時間放置する。この
際に、図1(C)に示すように超音波発生手段4を洗浄
液中に導入して超音波を照射しても良い。次いで、所定
の時間の後に洗浄剤を排出の後に図1(D)に示すよう
に、洗浄水供給ノズル2から洗浄水を供給して洗浄剤を
除去する操作を繰り返した後に、図1(E)に示すよう
に乾燥ノズル5によって乾燥を行うことによって洗浄を
完了する。
している間に試料に代えて洗浄剤を導入することによっ
て行えるが、分析装置用の吸光度測定セルの複数組を準
備することによって、一方の吸光度測定セルによって分
析装置の運転中に他方の吸光度測定セルの洗浄を行うこ
とができる。また、洗浄剤中に超音波照射する例につい
て述べたが、超音波照射を行わずに洗浄剤のみによって
洗浄を行っても良い。
明する図である。図2(A)に示すように、吸光度測定
セル1は、円周状に多数個が装着されたカセット11が
回転機構に取り付けられて、回転しながら順次測定が行
われていおり、多数の試料の測定の後には、いずれの吸
光度測定セルにも同様にラテックス粒子が吸着したもの
となる。したがって、吸光度測定セルの洗浄は、多数個
を一度に行うことが好ましく、カセットごと洗浄剤に浸
漬することによって多数個を同時に洗浄して再生処理す
ることができる。また、図2(B)に示すように、吸光
度測定セル1の複数個を一体化した単位吸光度測定セル
ユニット12がカセットに装着されている場合には、単
位吸光度測定セルユニット12を取り出して洗浄剤に浸
漬して洗浄しても良い。
浄剤は、基材に損傷を与えず合成ラテックス粒子除去す
ることができるポリオキシエチレンアルキルエーテル含
有洗浄剤を用いるものであるが、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルとしては、具体的には、以下の化学式1
で示されるHLB値が6〜20であるものが挙げられ
る。
た、日光ケミカルズ製NIKKOL BT−3、NIK
KOL BT−5、NIKKOL BT−7、NIKK
OL BT−9、NIKKOL BT−12等を挙げる
ことができる。
ものが、洗浄剤が水に可溶な状態を保持する作用を果た
し、オキシエチレン鎖の長さが短く親油性が大きなもの
は、接液部にタンパク質、脂質等ともに強固に付着した
合成ラテックス粒子を剥離する作用が大きくなる。オキ
シエチレン鎖のモル数が2〜5個のポリオキシエチレン
アルキルエーテルと、7〜15個のものとの比率は、
0.5:8〜1:4(質量比)とすることが好ましい。
アルキルエーテルの濃度は、6質量%以上とすることが
好ましく、より好ましくは10〜30質量%である。3
0質量%以上では、粘性が高くなり洗浄液として取り扱
いにくくなる。また、6質量%以下では充分な洗浄効果
が得られなくなる。
明する。 実施例1 合成ラテックス粒子に糖化ヘモグロビン測定用試薬(協
和メディックス製 デタミナー HbA1c)を使用し
た分析を生化学自動分析装置(日本電子製 BioMajesty
JCA−BM 9030)において40000検体の分
析を行って測定不能となった吸光度測定セルの光透過面
を走査型電子顕微鏡(JSM−6700F)で撮影を行
い、その結果を図3(A)に示す。超音波洗浄装置(B
ranson社製 B−220)中に、オキシエチレン
基の付加数が5個であるポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(日光ケミカルズ社NIKKOL BT−5)
と、オキシエチレン基の付加数が9個であるポリオキシ
エチレンアルキルエーテル(日光ケミカルズ社 NIK
KOL BT−9)とを、0.6:9(質量比)で混合
した20質量%水溶液からなる洗浄剤を入れて、測定不
能となったシクロオレフィンポリマー製の吸光度測定セ
ルを浸漬し、25℃において12時間超音波洗浄を行っ
た。
出して、水によって充分に洗浄剤を除去した後に光透過
面を走査型電子顕微鏡で撮影を行い、その結果を図3
(B)に示し、未使用の吸光度測定セルの光透過面を電
子顕微鏡写真で行い、その結果を図3(C)に示す。ま
た、洗浄後の吸光度測定セルの洗浄効果の確認を吸光度
の測定によって行ったところ未使用の吸光度測定セルと
同等であった。また、各15個の洗浄前および洗浄後の
吸光度測定セルと未使用の吸光度測定セルを用いて、未
使用の吸光度測定セルを基準に較正を行って血球を測定
したところ表1の結果が得られた。
不能であった合成ラテックス粒子等の吸着による吸光度
測定セルを再生利用を可能とすると共に、精度の高い測
定を実現し、また省資源化にも大いに寄与することがで
きる。
を説明する図である。
ある。
壁面の電子顕微鏡写真である。
方法を説明する図である。
剤供給ノズル、4…超音波発生手段、5…乾燥ノズル、
11…カセット、12…単位吸光度測定セルユニット、
21…合成ラテックス粒子、22…抗原、23…抗体、
24…壁面、25…透過光
Claims (6)
- 【請求項1】 分析装置の洗浄方法において、オキシエ
チレンの付加モル数が2ないし5モルのポリオキシエチ
レンアルキルエーテルと、少なくとも付加付加モル数が
7ないし9モル、あるいは10ないし15モルのポリオ
キシエチレンアルキルエーテルのいずれか一方との混合
物を含有した洗浄剤を使用して接液部分に付着した物質
を溶解除去した後に水洗することを特徴とする分析装置
の洗浄方法。 - 【請求項2】 接液部分に付着した物質が合成ラテック
ス粒子であることを特徴とする請求項1記載の分析装置
の洗浄方法。 - 【請求項3】 合成ラテックス粒子が、スチレン、ブタ
ジエン、ビニルトルエンの少なくとも一種を含有する重
合体であることを特徴とする請求項2記載の分析装置の
洗浄方法。 - 【請求項4】 分析装置の接液部の基材が、ガラスまた
はシクロオレフィンポリマーである請求項1ないし3の
いずれかに記載の分析装置の洗浄方法。 - 【請求項5】 分析装置の接液部を機器本体に装着した
状態で洗浄剤を注入するか、あるいは機器本体から取り
外して洗浄剤中に浸漬することを特徴とする請求項1な
いし4のいずれか1項に記載の分析装置の洗浄方法。 - 【請求項6】 洗浄中に超音波照射することを特徴とす
る請求項1ないし5項のいずれか1項に記載の分析装置
の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340984A JP2003139781A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 分析装置の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340984A JP2003139781A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 分析装置の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003139781A true JP2003139781A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19155100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001340984A Pending JP2003139781A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 分析装置の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003139781A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006242850A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | フローセルの洗浄方法およびフローセル |
| US7820114B2 (en) | 2003-09-01 | 2010-10-26 | Hitachi, Ltd. | Reaction container for chemical analysis with the controlled surface property |
| US7867965B2 (en) | 2005-06-23 | 2011-01-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Alkaline detergent for automatic analyzer, washing method for automatic analyzer, and automatic analyzer |
| CN109652220A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-19 | 桂林优利特医疗电子有限公司 | 一种尿液分析仪用清洗液及其制备方法 |
| CN111793528A (zh) * | 2020-07-27 | 2020-10-20 | 郑州兰森生物技术有限公司 | 一种抗菌无磷清洗剂及其制备方法和应用 |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340984A patent/JP2003139781A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN111793528A (zh) * | 2020-07-27 | 2020-10-20 | 郑州兰森生物技术有限公司 | 一种抗菌无磷清洗剂及其制备方法和应用 |
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