JP2003132289A - 電子的価値の所有権移転依頼装置、電子的価値の所有権移転仲介装置、電子的価値の所有権受領装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子的価値の所有権移転依頼装置、電子的価値の所有権移転仲介装置、電子的価値の所有権受領装置及びコンピュータプログラム

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JP2003132289A
JP2003132289A JP2001325329A JP2001325329A JP2003132289A JP 2003132289 A JP2003132289 A JP 2003132289A JP 2001325329 A JP2001325329 A JP 2001325329A JP 2001325329 A JP2001325329 A JP 2001325329A JP 2003132289 A JP2003132289 A JP 2003132289A
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Hiroshi Kubo
博 久保
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ID-NIKS 方式の暗号を利用することにより、
送金依頼書に対してメッセージ認証のみで済むシステム
の提供を目的とする。 【解決手段】 送金依頼書に、送金者Aのコンピュータ
の固有情報と仲介者Sのコンピュータの固有情報とに基
づく暗号鍵で生成した署名を付与し、更に同一の暗号鍵
で暗号化して仲介者Sのコンピュータへ送信する。仲介
者Sのコンピュータは受信した依頼書を上述の暗号鍵で
解読し、同一の暗号鍵で生成した署名が付与されている
ことを確認し、確認された場合に、受信した依頼書に従
って送金処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号技術、特にID
-NIKS を利用してコンピュータネットワーク上で、ある
ユーザから仲介者を介して他のユーザへ電子的価値の所
有権の変更、即ち上とを行なうための、具体的にはたと
えば送金を行なうようなシステムを構成する各装置及び
それぞれのコンピュータプログラムに関する。具体的に
は、本発明は、電子的価値の所有権移転依頼装置、電子
的価値の所有権移転仲介装置、電子的価値の所有権受領
装置、及びそれらのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータネットワーク、特に
インターネットの発展に伴って、送金業務、または他の
種々の有価ポイント等の電子的価値の所有権を変更する
業務、具体的にはある銀行の第1の口座から第2の口座
へ金額を移転する、換言すれば送金するような業務もコ
ンピュータネットワークを介して行なわれるようになっ
ている。しかし、そのような重要な通信は暗号化される
必要が有るが、従来は公開鍵暗号の利用が一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の公開鍵
暗号を利用した上述のようなシステムでは、あるユーザ
から他のユーザへ送金するために仲介機関(送金事業
者)へ送付した送金依頼書に対するメッセージ認証と公
開鍵認証との二種類の認証が必要であるという煩雑さが
有った。
【0004】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ID-NIKS 方式の暗号を利用することにより、送
金依頼書に対してメッセージ認証のみを行ない、公開鍵
認証を行なわずに済むシステムの提供を目的とする。
【0005】ここで、ID-NIKS の原理に付いて説明して
おく。ID-NIKS(ID-based Non-Interactive Key Sharing
Scheme)と称される暗号システムは、通信を行なう双方
の固有情報(ID)に基づいて作成された暗号鍵により
情報を暗号化/復号するため、予め暗号鍵を共有する必
要が無く、従ってそのための予備通信が不要であるた
め、暗号化通信を手軽に利用できるという有利性を有し
ている。
【0006】ID-NIKS は、予備通信を行なうことなく通
信相手のIDをそれぞれの固有情報として用いて暗号鍵
を共有する方式であり、送受信者間で公開鍵,秘密鍵を
交換する必要がなく、また鍵のリスト及び第三者による
サービスも必要としない方式であり、任意のエンティテ
ィ間で安全に通信を行なうことが出来る。
【0007】具体的には、ID-NIKS は、各エンティティ
(実体;人、コンピュータ、等)の住所、氏名、名称、
電話番号、メールアドレス等の個体を特定するID(Iden
tity)情報を暗号鍵の生成に利用する暗号システムであ
る。このID-NIKS では、上述のようなID情報に基づいて
送受信者間で共通の暗号鍵(共通鍵)を生成するため、
前述のように予備通信が不要になるため、利便性が高
い。
【0008】以下にID-NIKS の原理を説明する。信頼で
きるセンタの存在を仮定し、このセンタを中心にして共
通鍵生成システムが構成される。エンティティXの名
前、住所、電話番号等のID情報は、ハッシュ関数h
(・)を用いてh(IDX )で表わされる。センタは任
意のエンティティXに対して、センタ公開情報{P
i }、センタ秘密情報{SCi }及び当該エンティテ
ィXのID情報h(IDX )に基づいて、以下のように秘
密情報SXiを計算し、秘密裏にエンティティXへ配布す
る。 SXi=Fi ({SCi },{PCi },h(IDX ))
【0009】エンティティXは他の任意のエンティティ
Yとの間で、暗号化、復号のための共通鍵KXYを、エン
ティティX自身の秘密情報{SXi}、センタ公開情報
{PC i }及び相手先のエンティティYのID情報h(I
Y )を用いて以下のように生成する。 KXY=f({SXi},{PCi },h(IDY ))
【0010】また、エンティティYも同様にエンティテ
ィXへの鍵を共通鍵KYXとして生成する。もし常にKXY
=KYXの関係が成立すれば、この鍵KXY,KYXをエンテ
ィティX,Y間で暗号鍵、復号鍵として使用できる。
【0011】一般的な公開鍵暗号システム、たとえばR
SA暗号システムの場合では、その公開鍵の長さは現在
の電話番号の十数倍となり、極めて煩雑である。これに
対して、ID-NIKS では、各ID情報を名簿という形式で予
め登録しておくことにより、この名簿を参照して任意の
エンティティとの間で予備通信無しで共通鍵を生成する
ことができる。
【0012】従って、2台のコンピュータ間で通信を行
なう場合、両コンピュータは、予めセンタにおいて、セ
ンタ公開情報{PCi }、センタ秘密情報{SCi }及
びそれぞれの電話番号であるID情報h(IDX )に基づ
いて、それぞれ秘密情報SXiが計算され、秘密裏に配布
され、記憶している。そして、両コンピュータは、相互
間での通信に際して相手との間で、暗号化、復号のため
の共通鍵KXYを、自身の秘密情報{SXi}、センタ公開
情報{PCi }及び相手のID情報h(IDY )を用いて
以下のように生成する。 KXY=f({SXi},{PCi },h(IDY ))
【0013】上述のようなID-NIKS を送金システム等の
ような有価ポイントの送信処理に利用する場合、以下の
ような利点が予想される。
【0014】 (1)PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基
盤)が不要。 (2)送金処理に際して交換される文書はすべてメール
アドレス等のネットワーク上のIDのみで認証が行なわ
れ、他の認証処理が不要になる。 (3)送金事業者(仲介業者)による送金者の身元確認
に特別な手続が不要になる。 (4)受領者が送金事業者(仲介業者)に口座を開設し
ていない場合でも、その受領者に対して仮設口座を設け
て送金することが可能になる。 (5)送金事業者(仲介業者)は個人秘密発行機関であ
る必要がない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
仲介装置に保存してある電子的価値の所有権を取引に伴
って移転先装置へ移転させる依頼を行なう電子的価値の
所有権移転依頼装置であって、前記移転先装置との間で
予め定められた取引固有情報に関する電子的価値の所有
権の移転を依頼する電子的依頼書を生成する手段と、生
成された電子的依頼書に対して、自身の固有情報と前記
仲介装置の固有情報とに基づく暗号鍵で生成した署名を
付与する手段と、前記署名が付与された電子的依頼書
を、前記暗号鍵で暗号化する手段と、該暗号化された電
子的依頼書を前記仲介装置へ送信する手段と、前記取引
固有情報を含み、前記暗号鍵で生成した署名が付与され
ており、前記暗号鍵で暗号化された電子的確認書を受信
する手段と、受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読
する手段と、解読した電子的確認書に、前記暗号鍵で生
成した署名が付与されていることを確認する確認手段
と、該確認手段により確認された場合に、受信した電子
的確認書を正当であると認定する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0016】本発明に係る電子的価値の所有権移転依頼
装置では、電子的依頼書に、自身の固有情報と仲介装置
の固有情報とに基づく暗号鍵で生成した署名を付与し、
更に同一の暗号鍵で暗号化して仲介装置へ送信する。仲
介装置から確認書を受信した場合、上述の暗号鍵で解読
し、解読した確認書に、同一の暗号鍵で生成した署名が
付与されていることを確認し、確認された場合に、受信
した確認書を正当であると認定する。
【0017】本発明の第2の発明は、依頼元装置が保存
してある電子的価値の所有権を取引に伴って移転先装置
へ移転させる電子的価値の所有権移転仲介装置であっ
て、前記依頼元装置と前記移転先装置との間で予め定め
られた取引固有情報を含み、前記依頼元装置の固有情報
と自身の固有情報とに基づく第1の暗号鍵で生成した署
名が付与されており、前記第1の暗号鍵で暗号化された
電子的依頼書を受信する手段と、受信した電子的依頼書
を前記第1の暗号鍵で解読する手段と、解読した電子的
依頼書に前記第1の暗号鍵で生成した署名が付与されて
いることを確認する確認手段と、該確認手段により確認
された場合に、受信した電子的依頼書に従って電子的価
値の所有権を移転する手段と、前記取引固有情報を含
み、電子的価値の移転完了を通知する電子的確認書を生
成する手段と、前記電子的確認書に対して、前記第1の
暗号鍵で生成した署名を付与する手段と、前記署名が付
与された電子的確認書を、前記第1の暗号鍵で暗号化す
る手段と、該暗号化された電子的確認書を前記依頼元装
置へ送信する手段と、前記取引固有情報を含む電子的確
認書に対して、前記移転先装置の固有情報と自身の固有
情報とに基づく第2の暗号鍵で生成した署名を付与する
手段と、前記署名が付与された電子的確認書を、前記第
2の暗号鍵で暗号化する手段と、該暗号化された電子的
確認書を前記移転先装置へ送信する手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0018】本発明に係る電子的価値の所有権移転仲介
装置では、受信した電子的依頼書を自身の固有情報と依
頼元装置の固有情報とに基づく暗号鍵で解読し、同一の
暗号鍵で生成した署名が付与されていることを確認し、
確認された場合に、受信した電子的依頼書に従って電子
的価値の所有権の移転処理を行なう。更に、電子的確認
書を自身の固有情報と依頼元装置の固有情報とに基づく
暗号鍵、及び自身の固有情報と受領装置の固有情報とに
基づく暗号鍵でそれぞれ暗号化してそれぞれへ送信す
る。
【0019】本発明の第3の発明は、仲介装置に保存さ
れている電子的価値の所有権を取引に伴って依頼元装置
から移転される電子的価値の所有権受領装置であって、
自身の固有情報と前記依頼元装置との間で予め定められ
た取引固有情報を含み、自身の固有情報と前記仲介装置
の固有情報とに基づく暗号鍵で生成した署名が付与され
ており、前記暗号鍵で暗号化された電子的確認書を受信
する手段と、受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読
する手段と、解読した電子的確認書に、前記暗号鍵で生
成した署名が付与されていることを確認する確認手段
と、該確認手段により確認された場合に、受信した電子
的確認書を正当であると認定する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0020】本発明に係る電子的価値の所有権受領装置
では、電子的確認書を受信した場合、仲介装置の固有情
報と自身の固有情報とに基づく暗号鍵で解読し、同一の
暗号鍵で生成した署名が付与されていることを確認し、
確認された場合に、受信した電子的確認書を正当である
と認定する。
【0021】本発明の第4の発明は、自身が所有する電
子的価値を仲介装置を介して他のコンピュータに移転さ
せるためのコンピュータプログラムであって、取引固有
情報を含む必要項目を受け付けさせる手順と、受け付け
た取引固有情報及び各必要項目を含んだ電子的依頼書を
作成する手順と、作成した電子的依頼書の内容全体に対
して前記仲介装置の固有情報と自身の固有情報とに基づ
く暗号鍵で生成した署名を施す手順と、作成した電子的
依頼書の内容全体を前記暗号鍵で暗号化する手順と、暗
号化した電子的依頼書を前記仲介装置へ送信する手順
と、前記仲介装置から電子的確認書を受信する手順と、
受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読する手順と、
解読した電子的確認書を正当なものとして処理する手順
とを含むことを特徴とする。
【0022】このような本発明に係るコンピュータプロ
グラムによれば、第1の発明の電子的価値の所有権移転
依頼装置を汎用コンピュータで実現することが出来る。
【0023】本発明の第5の発明は、受信した電子的依
頼書に従って、第1のコンピュータから第2のコンピュ
ータへ電子的価値の移転をコンピュータに仲介させるた
めのコンピュータプログラムであって、前記第1のコン
ピュータから送信された電子的依頼書を受信する手順
と、受信した電子的依頼書を前記第1のコンピュータの
固有情報と自身の固有情報とに基づく第1の暗号鍵で解
読する手順と、解読した電子的依頼書の前記第1の暗号
鍵で暗号化された署名を確認する手順と、署名が確認で
きた場合に電子的依頼書の内容に従って電子的価値の移
動処理を行なう手順と、電子的確認書を前記第1のコン
ピュータ及び前記第2のコンピュータの双方のために作
成する手順と、前記第1のコンピュータへの電子的確認
書の内容全体に対して前記第1の暗号鍵で署名を施す手
順と、前記第1のコンピュータへの電子的確認書の内容
全体を前記第1の暗号鍵で暗号化する手順と、暗号化し
た電子的確認書を前記第1のコンピュータへ送信する手
順と、前記第2のコンピュータへの電子的確認書の内容
全体に対して前記第2のコンピュータの固有情報と自身
の固有情報とに基づく第2の暗号鍵で署名を施す手順
と、前記第2のコンピュータへの電子的確認書の内容全
体を前記第2の暗号鍵で暗号化する手順と、暗号化され
た電子的確認書を前記第2のコンピュータへ送信する手
順とを含むことを特徴とする。
【0024】このような本発明に係るコンピュータプロ
グラムによれば、第2の発明の電子的価値の所有権移転
仲介装置を汎用コンピュータで実現することが出来る。
【0025】本発明の第6の発明は、他のコンピュータ
から電子的価値を受領したことを示す電子的確認書をコ
ンピュータに受信させるためのコンピュータプログラム
であって、仲介装置から電子的確認書を受信する手順
と、受信した電子的確認書を前記仲介装置の固有情報と
自身の固有情報とに基づく暗号鍵で解読する手順と、解
読した電子的確認書の前記暗号鍵で生成した署名を確認
する手順と、署名が確認できた場合に電子的確認書を正
当なものとして処理する手順とを含むことを特徴とす
る。
【0026】このような本発明に係るコンピュータプロ
グラムによれば、第3の発明の電子的価値の所有権受領
装置を汎用コンピュータで実現することが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照して詳述する。なお、以下の実施の形態
においては、ある口座から他の口座へ帳簿上のみで金額
を移転することにより送金を行なう場合について説明す
るが、本発明はこのような形態に限定されるものではな
く、種々の電子的価値に対しても適用可能であることは
いうまでもない。
【0028】図1は本発明のシステム全体の構成例を示
す模式図である。ここで、Aは送金を行なう人物または
機関(以下、送金者という)を、BはAから送金を受け
る人物または機関(以下、受領者という)を、Sは送金
事業者、または機関(以下、仲介者という)をそれぞれ
示す。また、1Aは送金者Aが使用するコンピュータ
(電子的価値の所有権移転依頼装置)を、1Bは受領者
Bが使用するコンピュータ(電子的価値の所有権受領装
置)を、1Sは仲介者Sが使用するコンピュータ(電子
的価値の所有権移転仲介装置)をそれぞれ示し、これら
の各コンピュータ1A,1B,1Sはたとえばインター
ネット等のコンピュータネットワークNWで相互に接続
されている。
【0029】なお、送金者A、受領者B及び仲介者Sが
それぞれ使用するコンピュータ1A,1B,1Sは、最
低限度の機能としてインターネットに接続して電子メー
ルの送受信が可能な汎用のパーソナルコンピュータでよ
い。但し、仲介者Sが使用するコンピュータ1Sは一般
的なパーソナルコンピュータではなく、いわゆるサーバ
コンピュータであることが望ましい。
【0030】また、各コンピュータ1A,1B,1Sに
はそれぞれにより実行されるべきコンピュータプログラ
ムがたとえばCD-ROMM等の記録媒体MA,MB,MSか
らインストールされる。
【0031】送金者Aは予め仲介者Sのコンピュータ1
Sに口座を開設しておく必要がある。また受領者Bも仲
介者Sのコンピュータ1Sに口座を作成しておくことが
望ましいが、受領者Bが仲介者Sのコンピュータ1Sに
口座を開設していない場合においても、受領者Bの仮設
口座に対して送金を行なうことも可能である。この場
合、送金処理が完了した後に、受領者Bは仲介者Sのコ
ンピュータ1Sに開設された仮設口座を正式な口座とし
て登録することが可能である。
【0032】以下、送金者Aから仲介者Sを介しての受
領者Bへの送金手順の概略の流れに付いて説明するが、
まず送金者Aのコンピュータ1Aにおける送金依頼の処
理手順について、その処理の流れを示す図2のフローチ
ャート、送金者Aのコンピュータ1Aから仲介者Sのコ
ンピュータ1Sへ送信される送金依頼書の内容を示す図
3の模式図を参照して説明する。
【0033】なお、以下の説明において、「(x,y)
暗号」とはx(送金者A、受領者Bまたは仲介者S)と
y(送金者A、受領者Bまたは仲介者S)との間で共有
される鍵を使用する秘密鍵暗号を示し、「(x,y)署
名」とはxとyとの間で共有される鍵を使用して秘密鍵
暗号で生成した署名を示す。
【0034】まず図2のフローチャートに示されている
ように、送金者Aは受領者Bとの間で取引IDを決定し
ておくが(ステップS1)、これはオフラインで行なっ
てもよい。
【0035】ここで送金者Aのコンピュータ1Aにより
作成される送金依頼書に含まれる内容としては、「日
付」、「送金依頼書発行番号」、「送金者AのID」、
「受領者BのID」、「金額」、「取引ID」が最低限
必要である。
【0036】なお、送金依頼書の作成に際して送金者A
がコンピュータ1Aに入力する必要が有る項目は、「送
金金額」、「受領者Bの名称」、「取引ID」であり、
コンピュータ1Aのキーボード等の入力手段の操作によ
りこれらの情報が送金者Aにより入力されると、コンピ
ュータ1Aはそれらの情報を受け付ける(ステップS
2)。他に必要な項目の内の「日付」はその時点でコン
ピュータ1Aのタイマ回路から与えられ、「送金依頼書
発行番号」は自動的にインクリメントされた番号が自動
発生される。「送金者AのID」は予めコンピュータ1
Aに記憶されており、また「受領者BのID」に関して
も、送金者Aが送金を行なう可能性が有る他の受領者
C,D,E…等のIDと共にそれぞれの名称と対応付け
て予めコンピュータ1Aに記憶されている。
【0037】以上のようにして送金依頼書の作成に必要
な情報が揃うと、送金者Aのコンピュータ1Aは図3に
示すような各必要項目の情報を含んだ送金依頼書を作成
する(ステップS3)。このようにして作成された送金
依頼書に対して、次に送金者Aのコンピュータ1Aはそ
の内容全体に対して(S,A)署名を施し(ステップS
4)、更に全体を(S,A)暗号化する(ステップS
5)。このようにして(S,A)暗号化された送金依頼
書が送金者Aのコンピュータ1Aから仲介者Sのコンピ
ュータ1SへネットワークNWを介して電子メールとし
て送信される(ステップS7)。以上で、送金者Aのコ
ンピュータ1Aによる送金依頼処理は終了する。
【0038】次に、仲介者Sのコンピュータ1Sにおけ
る送金処理手順について、その処理の流れを示す図4の
フローチャート、仲介者Sのコンピュータ1Sから送金
者Aのコンピュータ1A及び受領者Bのコンピュータ1
Bへ送信される送金確認書の内容を示す図5、図6の模
式図を参照して説明する。
【0039】仲介者Sは図4のフローチャートに示され
ているように、まず送金者Aのコンピュータ1Aから送
信された送金依頼書を受信する(ステップS21)。こ
の仲介者Sのコンピュータ1Sが受信した送金者Aのコ
ンピュータ1Aからの送金依頼書は(S,A)暗号化さ
れているので、仲介者Sのコンピュータ1Sはこれを解
読し(ステップS22)、(S,A)署名を確認する
(ステップS23)。
【0040】(S,A)署名が確認できない場合、即ち
正当な署名が無い場合(ステップS24でNO)、仲介
者Sのコンピュータ1Sは警告の電子メールを送金者A
のコンピュータ1Aへ送信する(ステップS25)。こ
のような警告を受け取った送金者Aは、図2のフローチ
ャートには示されていないが、送信済みの送金依頼書を
チェックして正当な送金依頼書を再送信すればよい。但
し、送金者A側で送金依頼書を送信していない場合に
は、電子メールまたは直接電話等で仲介者Sと連絡して
事後の対策を講じることが出来る。
【0041】(S,A)署名が確認できた場合、即ち正
当な署名が有る場合(ステップS24でYES)、仲介
者Sのコンピュータ1Sは送金依頼書が送金者Aからの
ものであるとの正当性が確認できたので、その内容に従
って送金処理を行なう(ステップS26)。具体的に
は、仲介者Sは送金者Aの口座から受領者Bの口座へ、
送金依頼書で指定されている金額を移動させる。この
後、仲介者Sは図5、図6に示すような各必要項目の情
報を含んだ送金確認書を送金者A及び受領者B双方のた
めに作成する(ステップS27)。
【0042】ここで仲介者Sのコンピュータ1Sにより
作成される送金者Aへの送金確認書に含まれる内容とし
ては、図5に示すように、「送金依頼書の受領日付」、
「送金依頼書の送金実施日日付」、「送金確認書発行番
号」、「送金者AのID」、「受領者BのID」、「金
額」、「取引ID」、「送金依頼書の日付」、「送金依
頼書発行番号」、「送金依頼受諾時の審査項目」が最低
限必要である。但し、これらの各項目は予め仲介者Sの
コンピュータ1Sに記憶されているか、または送金者A
のコンピュータ1Aから受信した送金依頼書に含まれる
情報である。
【0043】また、仲介者Sのコンピュータ1Sにより
作成される受領者Bへの送金確認書に含まれる内容とし
ては、図6に示すように、「送金依頼書の受領日付」、
「送金依頼書の送金実施日日付」、「送金確認書発行番
号」、「送金者AのID」、「受領者BのID」、「金
額」、「取引ID」が最低限必要である。但し、これら
の各項目は予め仲介者Sのコンピュータ1Sに記憶され
ているか、または送金者Aのコンピュータ1Aから受信
した送金依頼書に含まれる情報である。
【0044】次に、仲介者Sのコンピュータ1Sは、上
述のようにして作成された送金者Aへの送金確認書に対
して、その内容全体に対して(S,A)署名を施し(ス
テップS28)、更に全体を(S,A)暗号化する(ス
テップS29)。このようにして(S,A)暗号化され
た送金確認書が仲介者Sのコンピュータ1Sから送金者
Aのコンピュータ1AへネットワークNWを介して電子
メールとして送信される(ステップS30)。
【0045】一方、仲介者Sのコンピュータ1Sは、上
述のようにして作成された受領者Bへの送金確認書に対
して、その内容全体に対して(S,B)署名を施し(ス
テップS31)、更に全体を(S,B)暗号化する(ス
テップS32)。このようにして(S,B)暗号化され
た送金確認書が仲介者Sのコンピュータ1Sから受領者
Bのコンピュータ1BへネットワークNWを介して電子
メールとして送信される(ステップS33)。
【0046】上述のようにして仲介者Sのコンピュータ
1Sから送金者Aのコンピュータ1Aへ送信された送金
確認書の処理手順について、その処理の流れを示す図7
のフローチャートを参照して説明する。
【0047】送金者Aのコンピュータ1Aでは、仲介者
Sのコンピュータ1Sから送金確認書の電子メールを受
信すると(ステップS41でYES)、この送金者Aの
コンピュータ1Aが受信した仲介者Sのコンピュータ1
Sからの送金確認書は(S,A)暗号化されているの
で、送金者Aのコンピュータ1Aはこれを解読し(ステ
ップS42)、(S,A)署名を確認する(ステップS
43)。
【0048】(S,A)署名が確認できない場合、即ち
正当な署名が無い場合(ステップS44でNO)、送金
者Aのコンピュータ1Aは警告の電子メールを仲介者S
のコンピュータ1Sへ送信する(ステップS46)。こ
のような警告を受け取った仲介者Sは、図7のフローチ
ャートには示されていないが、送信済みの送金確認書を
チェックして正当な送金依頼書を再送信すればよい。但
し、仲介者S側で送金確認書を送信していない場合に
は、電子メールまたは直接電話等で送金者Aと連絡して
事後の対策を講じることが出来る。
【0049】(S,A)署名が確認できた場合、即ち正
当な署名が有る場合(ステップS44でYES)、送金
者Aのコンピュータ1Aは送金確認書を正当なものとし
て処理する(ステップS45)。
【0050】同じく、上述のようにして仲介者Sのコン
ピュータ1Sから受領者Bのコンピュータ1Bへ送信さ
れた送金確認書の処理手順について、その処理の流れを
示す図8のフローチャートを参照して説明する。
【0051】受領者Bのコンピュータ1Bでは、図8の
フローチャートに示されているように、仲介者Sのコン
ピュータ1Sから送金確認書の電子メールを受信すると
(ステップS51でYES)、この受領者Bのコンピュ
ータ1Bが受信した仲介者Sのコンピュータ1Sからの
送金確認書は(S,B)暗号化されているので、受領者
Bのコンピュータ1Bはこれを解読し(ステップS5
2)、(S,B)署名を確認する(ステップS53)。
【0052】(S,B)署名が確認できない場合、即ち
正当な署名が無い場合(ステップS54でNO)、受領
者Bのコンピュータ1Bは警告の電子メールを仲介者S
のコンピュータ1Sへ送信する(ステップS56)。こ
のような警告を受け取った仲介者Sは、図8のフローチ
ャートには示されていないが、送信済みの送金確認書を
チェックして正当な送金依頼書を再送信すればよい。但
し、仲介者S側で送金確認書を送信していない場合に
は、電子メールまたは直接電話等で受領者Bと連絡して
事後の対策を講じることが出来る。
【0053】(S,B)署名が確認できた場合、即ち正
当な署名が有る場合(ステップS54でYES)、受領
者Bのコンピュータ1Bは送金確認書を正当なものとし
て処理する(ステップS55)。
【0054】図9は送金者Aが使用するコンピュータ1
Aに記録媒体MAからインストールされるコンピュータ
プログラムの内容を示す模式図である。
【0055】送金者Aが使用するコンピュータ1Aに記
録媒体MAからインストールされるコンピュータプログ
ラムは、送金依頼のための手順として、「送金金額」、
「受領者Bの名称」、「取引ID」を受け付ける手順1
と、各必要項目の情報を含んだ送金依頼書を作成する手
順2と、作成した送金依頼書の内容全体に対して(S,
A)署名を施す手順3と、作成した送金依頼書の内容全
体を(S,A)暗号化する手順4と、(S,A)暗号化
した送金依頼書を仲介者Sのコンピュータ1Sへ送信す
る手順5とを含んでいる。
【0056】また、送金者Aが使用するコンピュータ1
Aに記録媒体MAからインストールされるコンピュータ
プログラムは、送金確認のための手順として、仲介者S
のコンピュータ1Sから送金確認書を受信する手順6
と、受信した送金確認書を解読する手順7と、解読した
送金確認書の(S,A)署名を確認する手順8と、
(S,A)署名が確認できない場合に警告を仲介者Sの
コンピュータ1Sへ送信する手順9と、(S,A)署名
が確認できた場合に送金確認書を正当なものとして処理
する手順10とを含んでいる。
【0057】図10は仲介者Sが使用するコンピュータ
1Sに記録媒体MSからインストールされるコンピュー
タプログラムの内容を示す模式図である。
【0058】仲介者Sが使用するコンピュータ1Sに記
録媒体MSからインストールされるコンピュータプログ
ラムは、送金処理のための手順として、送金者Aのコン
ピュータ1Aから送信された送金依頼書を受信する手順
21と、受信した送金者Aのコンピュータ1Aからの送
金依頼書を解読する手順22と、解読した送金依頼書の
(S,A)署名を確認する手順23と、(S,A)署名
が確認できない場合に警告を送金者Aのコンピュータ1
Aへ送信する手順24と、(S,A)署名が確認できた
場合に送金依頼書の内容に従って送金処理を行なう手順
25と、送金確認書を送金者A及び受領者Bの双方のた
めに作成する手順26と、送金者Aへの送金確認書の内
容全体に対して(S,A)署名を施す手順27と、送金
者Aへの送金確認書の内容全体を(S,A)暗号化する
手順28と、(S,A)暗号化した送金確認書を送金者
Aのコンピュータ1Aへ送信する手順29と、受領者B
への送金確認書の内容全体に対して(S,B)署名を施
す手順30と、受領者Bへの送金確認書の内容全体を
(S,B)暗号化する手順31と、(S,B)暗号化さ
れた送金確認書を受領者Bのコンピュータ1Bへ送信す
る手順32とを含んでいる。
【0059】図11は受領者Bが使用するコンピュータ
1Bに記録媒体MBからインストールされるコンピュー
タプログラムの内容を示す模式図である。
【0060】受領者Bが使用するコンピュータ1Bに記
録媒体MBからインストールされるコンピュータプログ
ラムは、送金確認書受領処理のための手順として、仲介
者Sのコンピュータ1Sから送金確認書を受信する手順
41と、受信した送金確認書を解読する手順42と、解
読した送金確認書の(S,B)署名を確認する手順43
と、(S,B)署名が確認できない場合に警告を仲介者
Sのコンピュータ1Sへ送信する手順44と、(S,
B)署名が確認できた場合に送金確認書を正当なものと
して処理する手順45とを含む。
【0061】以上のような送金者Aから仲介者Sを介し
ての受領者Bへの送金処理手順を実行し、またその際に
上述のような文書をネットワークNWを介して送受する
ことにより、以下のようなリスク回避が可能になる。
【0062】(1) 送金依頼書を発行したのが送金者A以
外である場合、換言すれば他者が送金者Aになりすまし
て送金者A名義の送金依頼書を発行した場合(この場
合、送金者Aの口座からの窃盗が成立する)、送金依頼
書に正当な(S,A)署名が付加されているか否かを検
証することにより判断可能である。
【0063】(2) 送金依頼書を他者(発行者である送金
者A以外の者)が覗き見ることが出来る可能性は、送金
依頼書が(S,A)暗号化されることにより回避可能で
ある。
【0064】(3) 送金者Aから仲介者Sへ送信される送
金依頼書が改竄される可能性は、送金依頼書に(S,
A)署名を付加することにより、改竄の有無を検証する
ことが可能である。
【0065】(4) 送金者Aから同一の送金依頼書が仲介
者Sへ複数送信される可能性は、送金依頼書が「取引I
D、送金依頼者、受領者」の組み合わせで識別可能な識
別子を仲介者Sにおいて付加することにより、判断可能
である。
【0066】(5) 送金者Aからの送金依頼書が仲介者S
へ届かない可能性に関しては、たとえば一定期間毎(各
週、各月)に送金報告書を仲介者Sから送金者Aへ送付
することにより、送金者Aが判断可能である。またこの
場合、送金者A側で送金依頼書に通し番号を付与した上
で仲介者Sへ送信するようにすれば、仲介者Sから受領
した送金報告書の通し番号に飛び番号が有るか否かによ
って送金者A側で判断可能である。
【0067】(6) 仲介者Sからの送金確認書が送金者A
へ届かない可能性に関しては、たとえば一定期間毎(各
週、各月)に送金報告書を仲介者Sから送金者Aへ送付
することにより、送金者Aが判断可能である。
【0068】(7) 仲介者Sからの送金確認書が受領者B
へ届かない可能性に関しては、たとえば一定期間毎(各
週、各月)に送金報告書を仲介者Sから受領者Bへ送付
することにより、受領者Bが判断可能である。
【0069】(8) 送金確認書を他者(送金確認書を受け
取るべき送金者A及び受領者B以外の者)が覗き見るこ
とが出来る可能性は、送金者Aへの送金依頼書が(S,
A)暗号化されることにより、また受領者Bへの送金依
頼書が(S,B)暗号化されることにより、共に回避可
能である。
【0070】(9) 仲介者Sから送金者A及び受領者Bへ
送信される送金確認書が改竄される可能性は、送金者A
への送金確認書に(S,A)署名を付加することによ
り、また受領者Bへの送金確認書に(S,B)署名を付
加することにより、共に改竄の有無を検証することが可
能である。
【0071】(10)贋の送金確認書が送金者Aまたは受領
者Bへ送付される可能性は、送金者Aへの送金確認書に
(S,A)署名を付加することにより、また受領者Bへ
の送金確認書に(S,B)署名を付加することにより、
共に改竄の有無を検証することが可能である。
【0072】(11)送金処理終了後に、送金者Aが送金依
頼書を送付していないと主張して送金取り消しを求めば
場合は、ID-NIKS の個人秘密発行機間によって検証が可
能な署名方式を採用すれば、当該送金依頼書が送金者A
から送信された正当なものであるか否かを第三者の立場
で検証することが可能になる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、送金
依頼書を発行したのが送金者以外である場合、換言すれ
ば他者が送金者に成りすまして送金者名義の送金依頼書
を発行した場合も判断可能である。
【0074】また、送金依頼書を他者(発行者である送
金者以外の者)が覗き見ることが出来る可能性も回避可
能である。
【0075】また、送金者から仲介者へ送信される送金
依頼書が改竄される可能性の有無を検証することが可能
である。
【0076】また、送金者から同一の送金依頼書が仲介
者へ複数送信される可能性も回避可能である。
【0077】また、送金者からの送金依頼書が仲介者へ
届かない可能性に関しても、送金者側で送金依頼書に通
し番号を付与することにより仲介者へ送信しているの
で、送金者側で判断可能である。
【0078】また、仲介者からの送金確認書が送金者へ
届かない可能性に関しても、たとえば一定期間毎(各
週、各月)に送金報告書を仲介者から送金者送付するこ
とにより、送金者で判断可能である。
【0079】また、仲介者からの送金確認書が受領者へ
届かない可能性に関しても、たとえば一定期間毎(各
週、各月)に送金報告書を仲介者から受領者へ送付する
ことにより、受領者が判断可能である。
【0080】また、送金確認書を他者が覗き見ることが
出来る可能性は、送金者への送金依頼書が暗号化される
ことにより、また受領者への送金依頼書が暗号化される
ことにより、共に回避可能である。
【0081】また、仲介者から送金者及び受領者へ送信
される送金確認書が改竄される可能性は、それぞれの送
金確認書に暗号化署名を付加することにより、改竄の有
無を検証することが可能である。
【0082】また、贋の送金確認書が送金者または受領
者へ送付される可能性は、それぞれの送金確認書に暗号
化署名を付加することにより、共に改竄の有無を検証す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム全体の構成例を示す模式図で
ある。
【図2】送金依頼の処理手順の流れを示すフローチャー
トである。
【図3】送金依頼書の内容を示す模式図である。
【図4】送金処理手順の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】送金確認書の内容を示す模式図である。
【図6】送金確認書の内容を示す模式図である。
【図7】送金者のコンピュータへの送金確認書の処理手
順の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】受領者のコンピュータへの送金確認書の処理手
順の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るコンピュータプログラムの内容を
示す模式図である。
【図10】本発明に係るコンピュータプログラムの内容
を示す模式図である。
【図11】本発明に係るコンピュータプログラムの内容
を示す模式図である。
【符号の説明】
A 送金者 B 受領者 S 仲介者 1A 送金者のコンピュータ 1B 受領者のコンピュータ 1S 仲介者のコンピュータ MA,MB,MS 記録媒体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/00 601D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仲介装置に保存してある電子的価値の所
    有権を取引に伴って移転先装置へ移転させる依頼を行な
    う電子的価値の所有権移転依頼装置において、 前記移転先装置との間で予め定められた取引固有情報に
    関する電子的価値の所有権の移転を依頼する電子的依頼
    書を生成する手段と、 生成された電子的依頼書に対して、自身の固有情報と前
    記仲介装置の固有情報とに基づく暗号鍵で生成した署名
    を付与する手段と、 前記署名が付与された電子的依頼書を、前記暗号鍵で暗
    号化する手段と、 該暗号化された電子的依頼書を前記仲介装置へ送信する
    手段と、 前記取引固有情報を含み、前記暗号鍵で生成した署名が
    付与されており、前記暗号鍵で暗号化された電子的確認
    書を受信する手段と、 受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読する手段と、 解読した電子的確認書に、前記暗号鍵で生成した署名が
    付与されていることを確認する確認手段と、 該確認手段により確認された場合に、受信した電子的確
    認書を正当であると認定する手段とを備えたことを特徴
    とする電子的価値の所有権移転依頼装置。
  2. 【請求項2】 依頼元装置が保存してある電子的価値の
    所有権を取引に伴って移転先装置へ移転させる電子的価
    値の所有権移転仲介装置において、 前記依頼元装置と前記移転先装置との間で予め定められ
    た取引固有情報を含み、前記依頼元装置の固有情報と自
    身の固有情報とに基づく第1の暗号鍵で生成した署名が
    付与されており、前記第1の暗号鍵で暗号化された電子
    的依頼書を受信する手段と、 受信した電子的依頼書を前記第1の暗号鍵で解読する手
    段と、 解読した電子的依頼書に前記第1の暗号鍵で生成した署
    名が付与されていることを確認する確認手段と、 該確認手段により確認された場合に、受信した電子的依
    頼書に従って電子的価値の所有権を移転する手段と、 前記取引固有情報を含み、電子的価値の移転完了を通知
    する電子的確認書を生成する手段と、 前記電子的確認書に対して、前記第1の暗号鍵で生成し
    た署名を付与する手段と、 前記署名が付与された電子的確認書を、前記第1の暗号
    鍵で暗号化する手段と、 該暗号化された電子的確認書を前記依頼元装置へ送信す
    る手段と、 前記取引固有情報を含む電子的確認書に対して、前記移
    転先装置の固有情報と自身の固有情報とに基づく第2の
    暗号鍵で生成した署名を付与する手段と、 前記署名が付与された電子的確認書を、前記第2の暗号
    鍵で暗号化する手段と、 該暗号化された電子的確認書を前記移転先装置へ送信す
    る手段とを備えたことを特徴とする電子的価値の所有権
    移転仲介装置。
  3. 【請求項3】 仲介装置に保存されている電子的価値の
    所有権を取引に伴って依頼元装置から移転される電子的
    価値の所有権受領装置において、 自身の固有情報と前記依頼元装置との間で予め定められ
    た取引固有情報を含み、自身の固有情報と前記仲介装置
    の固有情報とに基づく暗号鍵で生成した署名が付与され
    ており、前記暗号鍵で暗号化された電子的確認書を受信
    する手段と、 受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読する手段と、 解読した電子的確認書に、前記暗号鍵で生成した署名が
    付与されていることを確認する確認手段と、 該確認手段により確認された場合に、受信した電子的確
    認書を正当であると認定する手段とを備えたことを特徴
    とする電子的価値の所有権受領装置。
  4. 【請求項4】 自身が所有する電子的価値を仲介装置を
    介して他のコンピュータに移転させるためのコンピュー
    タプログラムであって、 取引固有情報を含む必要項目を受け付けさせる手順と、 受け付けた取引固有情報及び各必要項目を含んだ電子的
    依頼書を作成する手順と、 作成した電子的依頼書の内容全体に対して前記仲介装置
    の固有情報と自身の固有情報とに基づく暗号鍵で生成し
    た署名を施す手順と、 作成した電子的依頼書の内容全体を前記暗号鍵で暗号化
    する手順と、 暗号化した電子的依頼書を前記仲介装置へ送信する手順
    と、 前記仲介装置から電子的確認書を受信する手順と、 受信した電子的確認書を前記暗号鍵で解読する手順と、 解読した電子的確認書を正当なものとして処理する手順
    とを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 【請求項5】 受信した電子的依頼書に従って、第1の
    コンピュータから第2のコンピュータへ電子的価値の移
    転をコンピュータに仲介させるためのコンピュータプロ
    グラムであって、 前記第1のコンピュータから送信された電子的依頼書を
    受信する手順と、 受信した電子的依頼書を前記第1のコンピュータの固有
    情報と自身の固有情報とに基づく第1の暗号鍵で解読す
    る手順と、 解読した電子的依頼書の前記第1の暗号鍵で暗号化され
    た署名を確認する手順と、 署名が確認できた場合に電子的依頼書の内容に従って電
    子的価値の移動処理を行なう手順と、 電子的確認書を前記第1のコンピュータ及び前記第2の
    コンピュータの双方のために作成する手順と、 前記第1のコンピュータへの電子的確認書の内容全体に
    対して前記第1の暗号鍵で署名を施す手順と、 前記第1のコンピュータへの電子的確認書の内容全体を
    前記第1の暗号鍵で暗号化する手順と、 暗号化した電子的確認書を前記第1のコンピュータへ送
    信する手順と、 前記第2のコンピュータへの電子的確認書の内容全体に
    対して前記第2のコンピュータの固有情報と自身の固有
    情報とに基づく第2の暗号鍵で署名を施す手順と、 前記第2のコンピュータへの電子的確認書の内容全体を
    前記第2の暗号鍵で暗号化する手順と、 暗号化された電子的確認書を前記第2のコンピュータへ
    送信する手順とを含むことを特徴とするコンピュータプ
    ログラム。
  6. 【請求項6】 他のコンピュータから電子的価値を受領
    したことを示す電子的確認書をコンピュータに受信させ
    るためのコンピュータプログラムであって、 仲介装置から電子的確認書を受信する手順と、 受信した電子的確認書を前記仲介装置の固有情報と自身
    の固有情報とに基づく暗号鍵で解読する手順と、 解読した電子的確認書の前記暗号鍵で生成した署名を確
    認する手順と、 署名が確認できた場合に電子的確認書を正当なものとし
    て処理する手順とを含むことを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
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CN102429669A (zh) * 2010-08-20 2012-05-02 富士胶片株式会社 射线图像信号的编码方法和解码方法、射线图像检测设备以及射线图像信号产生设备
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