JP2003125682A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2003125682A
JP2003125682A JP2001327735A JP2001327735A JP2003125682A JP 2003125682 A JP2003125682 A JP 2003125682A JP 2001327735 A JP2001327735 A JP 2001327735A JP 2001327735 A JP2001327735 A JP 2001327735A JP 2003125682 A JP2003125682 A JP 2003125682A
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剛 生田
Kouji Takikura
恒治 滝倉
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーブレーキ式のスピニングリールにおい
て、2つの操作部材を並べて配置した場合に、2つの操
作部材の隙間への異物の侵入や釣り糸の噛み込みを発生
しにくくする。 【解決手段】 制動力調整用の制動レバー17と所定制
動状態のオンオフのための補助レバー18とを並べて配
置したレバーブレーキ式のスピニングリールにおいて、
補助レバー18の前方を制動レバー17に一体形成され
たカバー部17iにより覆い、制動レバー17と補助レ
バー18との隙間を隠す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピニングリー
ル、特に、釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿う
軸回りに釣り糸を巻き取るレバーブレーキ型のスピニン
グリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磯釣りを行う場合、制動レバー
(制動操作部材の一例)によってロータが制動操作され
る逆転制動機構を有するレバーブレーキ型のスピニング
リールがしばしば使用される。レバーブレーキ型のスピ
ニングリールは、ロータを張力に応じて逆転させて魚と
簡単にやりとりすることができる。
【0003】この種のレバーブレーキ型のスピニングリ
ールにおいて、制動状態が解除される中立位置と、中立
位置より釣り竿から離反し所定の制動状態を維持する制
動位置とに制動レバー(制動力調整操作手段の一例)を
保持可能なスピニングリールが知られている。また、逆
転制動機構に加えて逆転禁止機構を有するものでは、制
動状態が解除されかつ逆転許可される中立位置と、中立
位置より釣り竿から離反し制動状態が解除されかつ逆転
が禁止される逆転禁止位置とに制動レバーを保持可能な
スピニングリールも知られている。
【0004】このようなスピニングリールでは、制動レ
バーで制動操作を行う際には、たとえば人差し指の腹で
制動レバーの下面を装着部に接近する方向に引き込み、
回転規制操作を行う際には人差し指の背で制動レバーの
上面を押し込む操作を行う。このように制動レバーによ
り切換操作を行えるので、釣り竿を持つ片手で手を離す
ことなく逆転制動機構や逆転禁止機構等の逆転規制機構
の切換操作を行え、規制操作が容易になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
いずれの場合にも、制動レバーを中立位置と中立位置よ
り釣り竿から離反した規制位置(制動位置又は逆転禁止
位置)とに切り換え操作してロータの逆転に対する規制
解除及び規制を行っている。このため、中立位置から規
制位置まで押し込まなければならない分、制動レバー全
体の操作ストロークが大きくなる。操作ストロークが大
きくなると、釣り人は、規制操作の際には、釣り竿を持
った手の指で中立位置からさらに釣り竿から離れた規制
位置に向けて制動レバーを操作しなければならず、規制
操作を行いにくくなる。また、ストロークが増えた分の
空間が釣り竿の装着部とロータの間の空間に必要にな
り、リール自体の大型化を招くことになる。
【0006】そこで、制動力の調整操作とロータの回転
の規制操作とをそれぞれ別々の操作部材で行うようにす
ることが考えられる。このようにすると、ロータの回転
を規制するときには、規制用の操作部材を操作すればよ
いので、制動レバーの操作ストロークが大きくならず、
リール本体の大型化を招くことなく規制操作も容易にな
る。
【0007】この場合、規制操作を行う操作部材と制動
レバーとの2つの操作部材を並べて配置すると構造が簡
素になり操作もしやすくなる。しかし、2つの操作部材
を並べて配置すると、2つの操作部材の隙間に前方から
砂やゴミなどの異物が侵入したり、釣り糸が噛み込んだ
りするおそれがある。異物が隙間に侵入するとすると、
操作部材の動きが悪くなるという不具合が生じるおそれ
がある。また、釣り糸が隙間に噛み込むと、糸絡みが生
じるという不具合が生じるおそれがある。
【0008】本発明の課題は、レバーブレーキ式のスピ
ニングリールにおいて、2つの操作部材を並べて配置し
た場合に、2つの操作部材の隙間への異物の侵入や釣り
糸の噛み込みを発生しにくくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールは、釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿う
第1軸回りに釣り糸を巻き取るリールであって、リール
本体と、ロータと、スプールと、制動手段と、制動力調
整操作手段と、回転規制手段と、規制操作手段とを備え
ている。リール本体は、釣り竿に装着される装着部と、
装着部と間隔を隔てて配置されたリールボディと、装着
部とリールボディとを連結する脚部とを有している。ロ
ータは、リールボディの前部に前記第1軸回りに回転自
在に装着されている。スプールは、ロータの前部でリー
ル本体に第1軸方向に前後移動自在に装着され、ロータ
により外周面に釣り糸が巻き付けられるものである。制
動手段は、ロータの糸繰り出し方向の回転を制動可能な
手段である。制動力調整操作手段は、ロータと装着部と
の間に配置された第1操作部を先端に有し、装着部と接
離する方向に移動自在にリール本体に設けられ、第1操
作部が装着部に接近する方向に操作されると制動手段に
よる制動力を増加させる手段である。回転規制手段は、
ロータの回転に対して第1規制状態と第1規制状態より
規制が強い第2規制状態とを取り得る手段である。規制
操作手段は、第1操作部と異なる位置に配置された第2
操作部を有し、少なくとも一部が制動力調整操作手段と
並べて配置され、装着部と接離する方向にリール本体に
移動自在に設けられ、第2操作部の装着部から離反した
方向への移動操作により回転規制手段を第1規制状態と
第2規制状態とに切り換え操作可能な手段である。カバ
ー部は、制動力調整操作手段及び規制操作手段のいずれ
か一方の手段に設けられ、両手段が並べて配置された部
分でいずれか他方の手段の前方を覆うものである。
【0010】このスピニングリールでは、制動力調整操
作手段を装着部に接近する方向に操作すると制動手段に
よるロータの糸繰り出し方向の回転に対する制動力が増
加する。また、制動力調整操作手段を操作せずに、第2
操作部により装着部から接離する方向に規制操作手段を
操作すると、回転規制手段によりロータが第1規制状態
(たとえば規制解除状態又は所定制動状態)と第2規制
状態(たとえば逆転禁止状態又は逆転制動状態)とのい
ずれかに規制される。この制動力調整操作手段と規制操
作手段とが並べて配置された部分の一方の前方が他方の
手段に設けられたカバー部で覆われているので、隙間が
前方に露出しなくなり、前方から2つの操作手段の隙間
に異物の侵入や釣り糸の噛み込みが発生しにくくなる。
【0011】発明2に係るスピニングリールは、発明1
に記載のリールにおいて、規制操作手段は、第2操作部
が装着部に接近し回転規制手段を第1規制状態にする第
1規制位置と、第2操作部が装着部から離反し回転規制
手段を第2規制状態にする第2規制位置とにリール本体
に移動自在に設けられている。この場合には、第2操作
部を装着部から離反する方向の第2規制位置に操作する
とロータの回転に対する規制が強くなり、たとえばロー
タの回転が規制される。
【0012】発明3に係るスピニングリールは、発明又
は2に記載のリールにおいて、第1規制状態はロータの
回転が規制解除された状態であり、第2規制状態はロー
タの回転が規制された状態である。この場合には、規制
解除状態から規制状態にする回転規制操作を行うとき
に、必要なストロークを制動力調整操作手段の操作スト
ローク以下にすることができる。
【0013】発明4に係るスピニングリールは、発明1
から3のいずれかに記載のリールにおいて、リール本体
は、制動力調整操作手段と規制操作手段とが並べて配置
された部分で両手段を収納可能に形成された溝部を有
し、カバー部は、他方の手段より前記溝部の壁面に接近
して配置されている。この場合には、他方の手段がカバ
ー部により完全に遮蔽されるとともに、溝部に対するク
リアランスが一方の手段の寸法のみで決定されるので、
移動する両手段のがたつきが比較的生じにくくなる。
【0014】発明5に係るスピニングリールは、発明1
から3のいずれかに記載のリールにおいて、制動力調整
操作手段と規制操作手段とは、リール本体に第1軸と食
い違う第2軸回りに揺動自在に装着されており、少なく
とも一部が第2軸方向に並べて配置されている。この場
合には、2つの操作手段が同じ第2軸回りに揺動するの
で、2つの操作手段の支持構造が簡素になる。また、2
つの操作手段を第2軸方向に並べて配置しても、異物の
侵入や釣り糸の噛み込みが生じにくくなる。
【0015】発明6に係るスピニングリールは、発明5
に記載のリールにおいて、制動力調整操作手段と規制操
作手段とが並べて配置された部分で両手段は、第2軸の
周囲の第1部分で接触している。この場合には、揺動軸
である第2軸の周囲の第1部分で両手段が接触している
ので、揺動時の両手段のがたつきを抑えることができ
る。
【0016】発明7に係るスピニングリールは、発明6
に記載のリールにおいて、制動力調整操作手段と規制操
作手段とが並べて配置された部分で両手段は、第1部分
と第1部分から離反した第2部分との2箇所で接触し他
の部分で離反している。この場合には、揺動軸周りの第
1部分とそれから離反した第2部分との2箇所で接触し
ているので、揺動時の両手段のがたつきをさらに抑える
ことができる。
【0017】発明8に係るスピニングリールは、発明1
から5のいずれかに記載のリールにおいて、制動力調整
操作手段と規制操作手段とが並べて配置された部分で両
手段は、少なくとも一部が離反している。この場合に
は、並べて配置された部分で両手段の少なくとも一部が
離反しているので、両手段の接触面積が小さくなり、両
手段の作動がスムーズになる。
【0018】発明9に係るスピニングリールは、発明1
から8のいずれかに記載のリールにおいて、カバー部
は、制動力調整操作手段に一体形成され、規制操作手段
の前部を覆うように設けられている。この場合には、規
制操作手段の前部を覆うように制動力調整操作手段にカ
バー部を一体形成したので、規制操作手段に比べて大き
な力が作用する制動力調整操作手段の剛性が高くなる。
【0019】発明10に係るスピニングリールは、発明
1から9のいずれかに記載のリールにおいて、回転規制
手段は、制動手段を用いてロータの回転を規制する。こ
の場合には、回転規制手段と制動手段とが兼用されるの
で、リールの構成が簡素になる。
【0020】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1に示す本発明の
一実施形態によるスピニングリールは、釣り竿の長手方
向に沿う第1軸X回りに釣り糸を巻き取るリールであっ
て、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2
の前部に第1軸X回りに回転自在に支持されたロータ3
と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプ
ール4とを備えている。
【0021】リール本体2は、例えば合成樹脂製又は金
属製である。リール本体2は、釣り竿に装着される前後
に長い装着部2cと、装着部2cと間隔を隔てて配置さ
れたリールボディ2aと、装着部2cとリールボディ2
aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ
2aは、内部に機構装着空間を有しており、その側部は
開口している。この開口部分は蓋部材2d(図3)によ
り覆われている。リールボディ2aの内部には、ロータ
3を回転させるためのロータ駆動機構5と、ロータ3の
糸繰り出し方向の回転(逆転)を制動するためのレバー
ブレーキ機構6と、スプール4を回転軸芯に沿って前後
方向に移動させてスプール4に釣り糸を均一に巻き取る
ためのオシレーティング機構7とが設けられている。リ
ール本体2の脚部2bからリールボディ2aにかけて前
部には、図6に示すように、後述する制動レバー18及
び補助レバー18を収納するための溝部2eが形成され
ている。溝部2eの幅は、制動レバー17の厚みより少
し大きい。
【0022】ロータ3は例えば合成樹脂又は金属製であ
り、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ
3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向し
て設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cと
を有している。円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通
孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通
孔3eにスプール軸8及びピニオンギア12(後述)が
貫通している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部
3cの先端部とには、揺動自在にベールアーム9が設け
られている。このベールアーム9により釣り糸がスプー
ル4に案内される。
【0023】スプール4は例えば金属製であり、ロータ
3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置
され、第1軸方向に前後移動自在にリールボディ2aに
装着されている。スプール4はスプール軸8の先端に着
脱自在かつ回転不能に装着されている。スプール4は、
外周に釣り糸が巻かれる糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部
4aの後部に一体形成されたスカート部4bと、糸巻き
胴部4aの前端に固定されたフランジ部4cとを有して
いる。スプール軸8は、オシレーティング機構7により
第1軸の前後方向に移動可能である。
【0024】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するマスターギア11
と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ハンドル軸10は、リール本体2に回
転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形
成されており、その前部12aはロータ3の貫通孔3e
を貫通してスプール4側に延びている。この前部12a
で、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に回
転不能に固定されている。ピニオンギア12は、中間部
と後部とで軸受14,15によりリール本体2に回転自
在に支持されている。ナット13には、軸受35が装着
されており、これによりピニオンギア12とスプール軸
8との間に所定の隙間を確保している。ナット13は、
袋状のリテーナ36により緩み止めされている。リテー
ナ36は前壁3dに形成された環状溝3gに装着された
止め輪37により抜け止めされている。リテーナ36と
ナット13の前端面との間には、スプール軸8との隙間
をシールするリップ付きのシール部材38が装着されて
いる。
【0025】〔レバーブレーキ機構の構成〕レバーブレ
ーキ機構6は、図1〜図3に示すように、制動部16
と、制動部16の制動力を調整操作するための制動レバ
ー17と、制動部16を第1所定制動状態に操作するた
めの補助レバー18と、制動レバー17を装着部2cか
ら離反する方向に付勢するコイルばね19と、補助レバ
ー18により第1所定制動状態と制動解除状態とに切換
可能な第1所定制動部20と、第1所定制動状態より強
い第2所定制動状態でロータ3を制動可能な第2所定制
動部21と、第2所定制動状態をオンオフ切り換えする
ためのオンオフ切換部54とを有している。
【0026】〔制動部の構成〕制動部16は、図3に示
すように、制動レバー17の先端が圧接されて制動され
る制動部本体31と、制動部本体31をロータ3の糸繰
り出し方向の回転にのみ連動して回転させるワンウェイ
クラッチ32とを有している。制動部本体31は、図2
に示すように、ロータ3の内周側にロータ3と同心に配
置された制動円筒(制動部材の一例)40と、制動円筒
40を傾動自在かつ回転不能に支持する回転円筒41
と、リールボディ2aに設けられた円弧状の突出部42
とを有している。
【0027】制動円筒40は、図2及び図8に示すよう
に、薄肉の有底円筒形状の金属製円筒であり、その周部
の先端の周接部40aが外周側に配置された突出部42
と内周側に配置された制動レバー17の圧接部17d
(後述)との間に配置される。また、制動レバー17の
圧接部17dと異なる周方向位置で周接部40aの内周
側に第1所定制動部20の圧接部27a(図3)が配置
されている。制動円筒40はその中心部にギア歯形状の
内歯部40bを有している。
【0028】回転円筒41はワンウェイクラッチ32に
よりロータ3の糸繰り出し方向の回転には一体で回転
し、巻き取り時にはロータ3の回転力が作用しないよう
ロータ3に連結されている。回転円筒41は、大径部4
1aと小径部41bとを有する段付きの金属製円筒部材
であり、大径部41aには、内歯部40bに噛み合う外
歯部41cが形成されている。この外歯部41cの前後
端にワンウェイクラッチ32及び制動円筒40が間隔を
隔てて回転不能に係止されている。大径部41aの前部
外周面には、ワンウェイクラッチ32を後方に押圧して
係止するための止め輪45が装着される環状溝41dが
形成され、小径部41bの後部外周面には、軸受44
(後述)を係止するための止め輪46が装着される環状
溝41eが形成されている。
【0029】大径部41aの内周部には、ピニオンギア
12との間に軸受43が配置されている。小径部41b
の外周部にはリールボディ2aとの間に軸受44が配置
されている。このため、回転円筒41は、前部が軸受4
3によりピニオンギア12に回転自在に支持され、後部
が軸受44によりリールボディ2aに回転自在に支持さ
れている。軸受43の内輪43aは、ピニオンギア12
を支持する軸受14との間に配置された筒状のカラー4
7(図2)により後方への移動が規制されている。軸受
43の内輪43aの前面にはロータ3のボス部3fが当
接している。ボス部3fの外周面と大径部41aの内周
面との隙間は、ボス部3fに装着されたリップ付きのシ
ールリング48によりシールされている。
【0030】軸受44の内輪44aは、止め輪46によ
り後方への移動が規制されている。また、軸受44の外
輪44bは、円形孔50aを有しリールボディ2aの先
端に固定された押さえ板50により前方への移動が規制
されている。回転円筒41の大径部41aと小径部41
bとの境界部分には、大小2段の外径を有する段付きカ
ラー49が装着されている。段付きカラー49の小径部
分と押さえ板50の円形孔50aとの隙間は、段付きカ
ラー49に装着されたリップ付きのシールリング51に
よりシールされている。
【0031】突出部42は、図2及び図3に示すよう
に、リールボディ2aの前部に前方に突出して形成され
ている。突出部42には、円弧状の合成樹脂製の制動シ
ュー42aが装着されている。ワンウェイクラッチ32
は外輪遊転型のローラクラッチであり、ロータ3の円筒
部3aの内周側に回転不能に外輪32aが連結されてい
る。内輪32b(図2)の内周面には、回転円筒41の
外歯部41cに係止される内歯部32cが形成されてお
り、内輪32bは、回転円筒41に回転不能に連結され
ている。内輪32bは、止め輪45により後方に押圧さ
れた状態で回転円筒41に装着されている。これによ
り、このワンウェイクラッチ32と制動円筒40との間
に後で詳細に説明する第2所定制動部21が押圧された
状態で装着される。
【0032】〔制動レバーの構成〕図1に示すように、
制動レバー17は、第1軸と食い違う第2軸Y方向にリ
ール本体2に装着された支持軸33によりリール本体2
に第2軸Y回りに揺動自在に支持されている。支持軸3
3は、図7に示すように、鍔付きの軸部材であり、蓋部
材2d側から挿入されたねじ33aによりリール本体2
に固定されている。また、前述したように、制動レバー
17は、コイルばね19により装着部2cと離反する方
向に付勢されている。制動レバー17は、図10に示す
制動解除位置と、制動解除位置より装着部2cに接近し
た図12に示す制動位置との間で揺動自在にリール本体
2に取り付けられている。
【0033】制動レバー17は、支持軸33による支持
部分から湾曲して前方に延びる制動操作部17aと、支
持部分から湾曲して斜め前下方に延びる制動作用部17
bとを有している。制動操作部17aは、支持部分から
装着部2cに沿ってベールアーム9の外方付近まで前方
に延びた後、径方向外方に向けて延び、さらに先端が前
方に向けて湾曲した形状である。この湾曲部分から前方
が釣り竿を握る手の人差し指で操作可能な第1操作部1
7cとなっている。第1操作部17cは、制動レバー1
7の揺動により図1に示す第1位置から装着部2cに接
近する方向に移動可能である。制動操作部17aは、脚
部2bから前方部分にかけて、径方向外方に延びる部分
まで幅が大きくなっており、その幅広部分17hには、
装着部2cに向けて略矩形の開口17eが形成されてい
る。この開口17eから後述する補助レバー18の操作
部材26が装着部2cに向かって上方に露出している。
また、幅広部分17hから前方に向けて開口17gが形
成されている。この開口17gを貫通して前方に向かっ
て操作部材26が突出している。この開口17gは、制
動レバー17と、補助レバー18との隙間から釣り糸が
侵入して糸カミが生じるのを防止するために設けられて
いる。
【0034】制動作用部17bの先端は、制動円筒40
の内周側に対向して配置され、そこには、図2に示すよ
うに、制動円筒40の周接部40aの内周面に接触可能
な圧接部17dが着脱自在に取り付けられている。圧接
部17dは合成樹脂製であり、制動レバー17の揺動に
より制動円筒40を外方に配置された制動シュー42a
に押圧する。制動レバー17は、何も操作されないとコ
イルばね19により付勢されて、図1に示すように、制
動解除位置に配置されて圧接部17dが制動円筒40か
ら離反している。制動レバー17と補助レバー18とが
並べて配置される部分の一部は、リール本体2の溝部2
eに収納されている。
【0035】コイルばね19は、制動レバー17の制動
操作部17aとリール本体2の脚部2bとの間に圧縮状
態で配置されている。コイルばね19は、制動レバー1
7を制動解除側に向けて図1反時計回りに付勢してい
る。これにより、制動レバー17から手を離すと、ロー
タ3は制動解除状態になる。 〔補助レバーの構成〕補助レバー18は、第1所定制動
部20によりロータ3を図10及び図12に示す制動解
除状態と図11に示す第1所定制動状態とに切り換える
操作を行うためのものである。補助レバー18は、図1
0及び図12に示すように、第2操作部26a(後述)
が装着部2cに接近した第2位置に配置される制動解除
位置と、図1に示すように、第2操作部26aが装着部
2cから離反した第3位置に配置される所定制動位置と
の間で揺動する。補助レバー18は、図1、図3〜図5
に示すように、支持軸33に第2軸Y回りに揺動自在に
リール本体2に支持された板状の第1レバー部材25
と、第1レバー部材25に装着された操作部材26とを
有している。
【0036】第1レバー部材25は、制動レバー17の
図10手前側側面に並べて配置されている。溝部2dに
収納された第1レバー部材25の制動レバー17と並べ
て配置された部分の前方は、図6に示すように、制動レ
バー17と一体形成されたカバー部17iにより覆われ
ている。カバー部17iは、制動レバー17の制動操作
部17aの一部と制動作用部17bの一部とに第1レバ
ー部材25の前方に向けて突出して形成されている。カ
バー部17iは、補助レバー18が所定制動位置に配置
されても、その第1レバー部材25が接触しないように
形成されている。カバー部17iが形成された部分で制
動レバー17は、第1レバー部材25より溝部2dの壁
面2fに接近して配置されており、第1レバー部材25
より壁面に向けて突出している。すなわち、第1レバー
部材25と壁面2fとの間の隙間は制動レバー17と一
方の壁面2fとの隙間より大きくなっている。
【0037】このような、カバー部17iを形成するこ
とにより、第1レバー部材25の前方がカバー部17i
で覆われることになるので、制動レバー17と第1レバ
ー部材25との隙間が前方に露出しなくなり、前方から
制動レバー17及び第1レバー部材25の隙間にリール
の前方からの異物や釣り糸の噛み込みが発生しにくくな
る。このため、異物の侵入や釣り糸の噛み込みにより不
具合を解消できる。また、隙間が前方から見えなくなる
ので、2つの操作部材を並べて配置しても外観の意匠が
向上する。また、制動レバー17のカバー部17i形成
部分で溝部2eに対して第1レバー部材25より接近し
て配置されているので、溝部2eに対するクリアランス
が制動レバー17の寸法のみで決定される。このため、
揺動する制動レバー17と補助レバー17のがたつきが
比較的生じにくくなる。
【0038】また、第1レバー部材25は、図7に示す
ように、制動レバー17と並べて配置された部分では、
支持軸33回りの周囲とそれにより先端側に形成された
第1及び第2接触部17j,17kの2箇所で制動レバ
ー17が接触し、その他の部分では離反している。この
ように2箇所で制動レバー17及び補助レバー18を接
触させ他の部分で離反させることにより、両レバー1
7,18の接触面積が小さくなり、作動がスムーズにな
るとともに、両レバー17,18のがたつきがより少な
くなる。
【0039】第1レバー部材25は、支持部分から制動
レバー17に沿って上前方及び下前方に延びており、上
方に延びた先端にねじ29により操作部材26が固定さ
れている。第1レバー部材25の先端は制動レバー17
の制動操作部17aの幅広部分17hの開口17e内に
位置している。また、支持部分より斜め前下方に延びた
第1レバー部材25の基端は、制動部16の後方に対向
して配置されている。レバー本体25aの基端には、第
1所定制動部20の第2レバー部材27の先端が係止さ
れる矩形の係止切欠き25cが形成されている。係止切
欠き25cは、第2レバー部材27の先端部の横断面積
より大きい面積の矩形の切欠きである。
【0040】操作部材26は、先端に第2操作部26a
を有し、基端側(図10右側)に第3操作部26bを有
している。第2操作部26aは、装着部2cから離反す
る側に第1操作部17cと対向して配置され、第3操作
部26bは、制動レバー17の第1操作部17cより基
端側に配置されている。このため、第2操作部26a
は、釣り竿を握る手の人差し指で押し込み操作可能であ
り、第3操作部26bは、釣り竿を握る手の中指で押し
込み操作可能である。とくに、第1操作部17cと第2
操作部26aは、同じ指による引き込み操作と押し込み
操作とが可能である。第2操作部26aは、補助レバー
17の揺動により図1及び図10に示す第2位置と図1
1及び図12に示す第3位置とに配置される。
【0041】操作部材26は、制動操作部17aの幅広
部分17hに設けられた開口17eから装着部2cに向
けて上方に突出して配置されている。この突出部分に第
3操作部26bが設けられている。操作部材26は、開
口17eの下部から開口17gを貫通して前方に延びて
おり、延びた先端に第2操作部26aが形成されてい
る。このように第2操作部26aが開口17gを貫通し
て前方に延びているので、第2操作部26aの周囲、特
にベールアーム9に近接する部分が開口17eにより囲
まれる。このため、釣り糸が糸ふけによりこの部分に接
触しても操作部材26と制動レバー17との隙間への釣
り糸の噛み込み(糸カミ)が生じにくくなる。
【0042】また、第3操作部26bの先端には、制動
操作部17aの上面に係止される係止部26cが僅かに
凹んで形成されている。係止部26cは、補助レバー1
8が制動解除位置にあるとき、制動操作部17aの開口
17eの前部上面と間隔を隔てて配置されている。ま
た、補助レバー18が制動解除位置に配置されると、図
4に示すように、第3操作部26bの係止部26cは、
制動操作部17aの開口17eの前部上面にほぼ接触す
る。これにより、補助レバー18は、所定制動位置にあ
るとき、制動レバー17の装着部2cに接近する方向の
揺動に連動して制動解除位置に揺動する。
【0043】〔第1所定制動部の構成〕第1所定制動部
20は、第1レバー部材25と連動して揺動する第2レ
バー部材27と、第2レバー部材27を制動解除位置と
第1所定制動位置とで保持するトグルばね28とを有し
ている。第2レバー部材27は、図3及び図13に示す
ように、リール本体2の前部にスプール軸8と平行な軸
回りに揺動自在に装着されている。第2レバー部材27
の基端から揺動中心までの距離は、先端から揺動中心ま
での距離より2倍以上長い。第2レバー部材27の先端
は、係止切欠き25cに係止されており、第2レバー部
材27は、第1レバー部材25と連動して制動解除位置
に(図13(a))と所定制動位置(図13(b))と
の間で揺動する。
【0044】ここで、制動解除位置あるとき第2レバー
部材27の基端はトグルばね28により付勢されて係止
切欠き25cの上面に接触し、所定制動位置にあるとき
下面に接触する。第2レバー部材27の途中には、先端
が制動円筒40の周接部40aの内周側に配置された圧
接部27aが着脱自在に設けられている。第2レバー部
材27は、圧接部27aの設置部分からさらに折れ曲が
って延びており、延びた基端にトグルばね28が装着さ
れている。また、圧接部27aと先端との間には、第2
所定制動部21と連動させるための連動突起27b(図
9)が形成されている。圧接部27aに対向して制動円
筒40の外周側には、制動シュー30の先端部が制動円
筒40と間隔をあけて配置されている。制動シュー30
は、基端部がリールボディ2aの前端面に固定されてい
る。
【0045】ここでは、第2位置にある第2操作部26
aを押し込み操作して第3位置に配置し、第1レバー部
材25を、図10に示す制動解除位置から図11に示す
第1所定制動位置側に揺動させると、それに連動して第
2レバー部材27も制動解除位置から第1所定制動位置
に揺動する。この結果、圧接部27aが制動円筒40を
制動シュー30とで挟持してロータ3の糸繰り出し方向
の回転を第1所定制動状態で制動する。
【0046】トグルばね28は、図3及び図13に示す
ように、第2レバー部材27を付勢して第2操作部26
aを第2位置と第3位置とに振り分けて付勢し、その姿
勢を保持することができる。トグルばね28は、第2レ
バー部材27の基端に装着された捩じりコイルばねであ
る。トグルばね28は、一端が第2レバー部材27の基
端に係止され、他端がリールボディ2aの前端面に係止
されている。トグルばね28は、図13(a)に示すよ
うに、第2レバー部材27が制動解除位置に配置される
と、第2レバー部材27を図13(a)の時計回りに付
勢し、所定制動位置に配置されると図13(b)の反時
計回りに付勢する。これにより、第2レバー部材27が
制動解除位置と第1所定制動位置とで保持され、さらに
第1レバー部材25が制動解除位置と第1所定制動位置
とに保持される。
【0047】ここでは、第2レバー部材27の基端から
揺動中心までの距離が先端から揺動中心までの距離より
2倍以上長いので、第1レバー部材25が揺動すると、
その揺動が第2レバー部材27の基端側で2倍以上の揺
動距離となって現れ、トグルばね28が容易に反転可能
になる。 〔第2所定制動部の構成〕第2所定制動部21は、図8
に示すように、リール本体2に対して回転不能な第1ド
ラグディスク22と、第1ドラグディスク22に圧接す
る第2ドラグディスク23と、3枚のドラグワッシャ2
4a〜24cとを有している。第2所定制動部21は、
ロータ3の糸繰り出し方向の回転を第1所定制動状態よ
り強力な第2所定制動状態で制動可能である。
【0048】第1ドラグディスク22は、たとえばステ
ンレス合金などの金属製の円板部材であり、外周部に鋸
歯状の係止歯22aが形成されている。第1ドラグディ
スク22は、オンオフ切換部54によりリール本体2に
対して矢印で示す糸繰り出し方向に回転不能な状態と回
転可能な状態とに切り換えられる。これにより、第2所
定制動部21は、オン(第2所定制動状態)オフ(制動
解除状態)切り換えされる。
【0049】第2ドラグディスク23は、たとえばステ
ンレス合金などの金属製の円板部材であり、回転円筒4
1に回転不能かつ軸方向移動自在に装着されている。第
2ドラグディスク23の内周面には、回転円筒41の外
歯部41cに噛み合う内歯部23aが形成されている。
ドラグワッシャ24a〜24cは、それぞれ布又はフェ
ルト製の円板部材であり、ドラグワッシャ24aはワン
ウェイクラッチ32の内輪32bと第1ドラグディスク
22との間に、ドラグワッシャ24bは第1ドラグディ
スク22とは第2ドラグディスク23との間に、ドラグ
ワッシャ24cは第2ドラグディスク23とは制動円筒
40との間にそれぞれ圧接状態で配置されている。
【0050】第2所定制動部21は、止め輪45により
付勢された内輪32bにより制動円筒40側に押圧さ
れ、第1ドラグディスク22がリール本体2に対して回
転不能な状態のとき、制動円筒40の糸繰り出し方向の
回転を第2所定制動状態で制動する。このときの制動力
は、主に、第1ドラグディスク22と第2ドラグディス
ク23との摩擦力により定められ、制動時の圧接面積が
大きくなる。このため、大きな制動力を小さい面圧で得
ることができ、耐久性を維持して比較的大きな制動力を
容易に得ることができる。
【0051】〔オンオフ切換部の構成〕オンオフ切換部
54は、図3及び図9に示すように、リール本体2の蓋
部材2dに揺動自在に装着された切換レバー55と、切
換レバー55により揺動する切換カム56と、切換カム
56により揺動して第1ドラグディスク22に係合する
係止部材57とを有している。
【0052】切換レバー55は、オフ位置とオン位置と
の間で揺動自在に蓋部材2dに装着されている。切換レ
バー55は、鍔付きの軸受ブッシュ58を介して蓋部材
2dに回動自在に装着された金属製の軸部55aと、軸
部55aとインサート成形された合成樹脂製のレバー部
55bとを有している。軸部55aには、切換カム56
を回転不能に装着するための互いに平行な面取り部55
cが形成されている。また、軸部55aの先端には、切
換カム56を抜け止めするためのC型止め輪59が装着
される環状溝55dが形成されている。
【0053】切換カム56は、金属製のプレス成形され
た板状部材であり、切換レバー55と連動してオフ位置
とオン位置とに回動するものである。切換カム56は、
軸部55aに回転不能に装着される円形の装着部56a
と、装着部56aから径方向外方に延びるばね止め部5
6bと、装着部56aから折り曲げられて前方に延びる
係止突起56cとを有している。装着部56aの中心に
は、面取り部55cに係止される小判孔56dが形成さ
れている。これにより、切換カム56は軸部55aに回
転不能に係止される。ばね止め部56bには、一端が蓋
部材2dに係止されたトグルばね60が係止されてい
る。トグルばね60は、死点を超えると切換カム56を
逆側の位置に向けて付勢する。このトグルばね60によ
り、切換レバー55及び切換カム56はオン位置とオフ
位置とに付勢される。
【0054】係止部材57は、たとえば金属製のプレス
成形された板状部材であり、第1ドラグディスク22の
係止歯22aを係止する係止位置と係止歯22aから離
反する離反位置とに回動自在にリールボディ2aに装着
されている。係止部材57は、切換カム56のオン位置
からオフ位置への揺動に連動して係止位置から離反位置
に回動する。係止部材57は、リールボディ2aに回動
自在に装着される円形の装着部57aと、装着部57a
から径方向外方に延びる係止爪部57bと、装着部57
aから折り曲げられて後方に延びる連結部57cと、連
結部57cの後端から折り曲げられて略上方に延びる連
動係止部57dとを有している。
【0055】係止部材57は、捩じりコイルばね61に
より係止位置側に付勢されている。装着部57aは、回
動軸となる取付ボルト62によりリールボディ2aに回
動自在に支持されている。係止爪部57bは、第1ドラ
グディスク22の係止歯22aを係止可能なように先端
部が前方に折り曲げられている。連動係止部57dは、
切換カム56がオン位置からオフ位置に回動するとき、
係止突起56cにより押圧される。これにより係止部材
57は、係止位置から離反位置に回動する。また、連動
係止部57dは、第2レバー部材27が制動レバー17
に連動して制動解除位置に向けて揺動すると、第2レバ
ー部材27の連動突起27bによっても押圧されて、係
止位置から離反位置に回動する。したがって、第2所定
制動部21は、制動レバー17又は補助レバー18の操
作によっても第2所定制動状態が解除される。
【0056】〔リールの動作及び操作〕キャスティング
時にはベールアーム9を糸開放姿勢側に倒し、釣り竿を
降り出すことにより、スプール4の外周から釣り糸が繰
り出される。糸巻取時には、ハンドル1を糸巻き取り方
向に回転させると、ベールアーム9が図示しない戻し機
構により糸巻き取り姿勢に戻る。ハンドル1の回転力は
ハンドル軸10、マスターギア11を介してピニオンギ
ア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達された回
転力は、ピニオンギアの前部12aを介してロータ3に
伝達される。このときロータ3は糸巻き取り方向に回転
するので、ワンウェイクラッチ32の作用によりこの回
転力は回転円筒41には伝達されない。ピニオンギア1
2が回転すると図示しない中間ギアによりその回転がオ
シレーティング機構7に伝達され、スプール軸8が前後
方向に往復移動する。
【0057】制動レバー17を何も操作しなければ、制
動レバー17はコイルばね19により押圧され制動解除
位置側に配置される。このとき、補助レバー18の第2
操作部26aが第2位置に配置されていると、図10、
図13(a)に示すように、圧接部17d及び圧接部2
7aが制動円筒40から離反し、ロータ3は制動解除状
態になる。また、第2所定制動部21において、第2レ
バー部材27が制動解除位置に配置されると、連動突起
27bにより係止部材57が離反位置側に押圧され、切
換レバー55のオンオフにかかわらず第2所定制動部2
1も制動解除状態になる。
【0058】ロータ3を逆転させて魚とやりとりする時
には、制動レバー17の第1操作部17cを例えば人差
し指により装着部2c側に引き込み操作して制動力を調
整する。釣り糸が魚により引かれてロータ3が糸繰り出
し方向に逆転すると、その回転力がワンウェイクラッチ
32を介して回転円筒41に伝達され、さらに制動円筒
40に伝達される。この結果、制動円筒40がロータ3
と一体で回転する。制動レバー17の第1操作部17c
を装着部2cに接近する方向に引き込み操作すると、た
とえ第2レバー部材27が所定制動位置にあっても、図
11に示すように、制動操作部17aが操作部材26の
係止部26cを装着部2cに接近する方向に押圧し、補
助レバー18が制動レバー17に連動して所定制動位置
から制動解除位置側に揺動し、第2レバー部材27が制
動解除位置側に揺動する。この結果、第1所定制動部2
0又は第2所定制動部21による第1又は第2所定制動
状態が一旦解除される。このとき、トグルばね28が、
第2レバー部材27の揺動により反転し、第2レバー部
材27が制動解除位置側に付勢され、第1レバー部材2
5が制動解除位置側で保持される(図13(a))。
【0059】この状態でさらに制動レバー17を装着部
2cに接近する方向に操作すると、図12に示すよう
に、制動レバー17の圧接部17dが制動円筒40の周
接部40aを径方向外方に強く押圧し、制動円筒40を
傾け、周接部40aの外面が制動シュー42aに圧接す
る。この制動力は制動レバー17に加える力を加減する
ことにより調整でき、ロータ3の逆転量を任意に調整で
きる。この結果、制動レバー17の操作力に応じた制動
力がロータ3に付与される。このように、第1又は第2
所定制動状態の解除を忘れても、制動レバー17を引き
込み操作するだけで、第1又は第2所定制動状態を解除
できる。
【0060】釣り場を移動する時やリールを収納する時
には、第1操作部17cから手を離した状態で、補助レ
バー18の第2操作部26a又は第3操作部26bを装
着部2cから離反する方向に押し込み操作する。する
と、図11及び図13(b)に示すように、補助レバー
18が制動解除位置から所定制動位置に揺動し、第2レ
バー部材27が制動解除位置から所定制動位置に揺動
し、トグルばね28によりその位置で保持される。この
所定制動位置では、第3操作部26bの係止部26cが
制動操作部17aの開口17eにほぼ接触する。
【0061】このとき、切換レバー55がオフ位置にあ
るときには、係止部材57が切換カム56を介して離反
位置側に押圧されているので、第2所定制動部21は作
用しない。このため、制動円筒40の周接部40aの外
周面が圧接部27aにより径方向外方に押圧されてロー
タ3が制動シュー30とで挟持され、第1所定制動部2
0による比較的弱い第1所定制動状態でロータ3の糸繰
り出し方向の回転が制動される。したがって、釣りをし
ているときに第1所定制動状態で制動すれば、仕掛けに
魚がかかっても釣り糸が切断しにくくなる。
【0062】一方、切換レバー55をオフ位置からオン
位置に操作すると、係止部材57に対する押圧が解除さ
れ、係止部材57は、捩じりコイルばね61より付勢さ
れて係止位置に回動する。この結果、係止部材57が第
1ドラグディスク22を係止し第1ドラグディスク22
がリール本体2に対して回転不能な状態になる。この結
果、第2所定制動部20による制動力が制動円筒40に
作用し、第2所定制動部21による第2所定制動状態で
ロータ3の糸繰り出し方向の回転が制動される。したが
って、ここでは、第1所定制動部20に弱い制動力と第
2所定制動部21による強い制動力との強弱2つの所定
制動状態を得ることができる。この結果、たとえば、釣
り場の移動等のときには第2所定制動部21による強い
第2所定制動状態にし、釣りをしているときには釣り糸
の切断を防止するために第1所定制動部20による弱い
第1所定制動状態にするなどの選択が可能になる。
【0063】さらに、仕掛けの垂らし長さを変更するた
めや、魚に当たりがあった時に魚に仕掛けを確実に食い
込ませるために、ロータ3を第1又は第2所定制動状態
から制動解除状態にしたい場合には、制動レバー17を
僅かに装着部2cに接近する方向に操作すればよい。す
ると、前述した図11に示すように、制動レバー17に
より第2操作部26aが押圧されて補助レバー18が制
動解除位置側に揺動する。この結果、第2レバー部材2
7が制動解除位置に揺動して第1又は第2所定制動状態
がいったん解除される。もちろん、第2操作部26aを
引き込み操作しても所定制動状態を解除できる。
【0064】ここでは、制動レバー17ではなく、別に
設けられた補助レバー18を装着部2cから離反する方
向に操作することにより第1又は第2所定制動部20,
21を制動解除状態から所定制動状態に切り換えできる
ので、回転規制操作を行う際に必要なストロークを制動
レバーの操作ストローク以下にすることができる。この
ため、制動レバー17の操作ストロークを増やすことな
く片手でロータ3の回転規制操作を簡単に行えるように
なる。しかも制動による規制を加えているだけであるの
で、所定制動状態で大きな負荷が作用しても釣り糸が切
れにくくなる。また、所定制動状態のとき、制動レバー
17の引き込み操作と連動して補助レバー18が揺動す
るように構成したので、第1又は第2所定制動状態から
制動解除状態への切換操作を制動レバー17で行える。
このため、制動解除操作が容易になる。
【0065】また、制動解除状態と第1又は第2所定制
動状態とで2つのレバー17,18の位置関係が異なる
ので、ロータ3が制動解除状態にあるのか所定制動状態
にあるのかを瞬時に判別できる。とくに、たとえば補助
レバーの操作部材26の側面を色付けして制動解除位置
にあるときその色が見え、所定制動位置にあるとき見え
ないようにすれば、ロータ3の状態判別をより瞬時に行
いやすくなる。
【0066】さらに、第1操作部17cと第2操作部2
6aとを装着部2cと接離する方向に対向して配置して
いるので、同じ指の押し込み操作と引き込み操作とで制
動操作と規制切換操作とを行うことができる。このよう
に、制動操作と同じ指で規制切換操作を行えるので、他
の指を釣り竿から離す必要がなくなり、円滑に規制切換
操作を行えるようになる。また、第2位置や第3位置に
第2操作部を配置すると位置保持手段により手を離して
もその位置で保持されるので、規制状態を持続できる。
【0067】さらにまた、補助レバー18の先端部分の
第2操作部26aを制動レバー17に設けた開口17g
で囲んでいるので、ベールアーム9で糸ふけが生じたり
キャスティング時に釣り糸が制動レバー17に接触した
りしても、補助レバー18と制動レバー17との隙間に
釣り糸が噛み込みこむ、いわゆる糸カミが生じにくくな
る。
【0068】また、第2所定制動部21は、円板状の両
ドラグディスク22,23の圧接力により所定の制動力
を得ているので、制動時の圧接面積が大きくなる。この
ため、大きな制動力を小さい面圧で得ることができ、耐
久性を維持して比較的大きな制動力を容易に得ることが
できる。また、第1所定制動部20による第1所定制動
状態と第2所定制動部21による第2所定制動部21と
を切換レバー55で切り換えできるので、釣り対象の魚
や用途などに応じて所定制動状態における制動力を適宜
選択できる。
【0069】さらに、第1レバー部材25の前方が制動
レバー17と一体形成されたカバー部17iで覆われて
いるので、制動レバー17と第1レバー部材25との隙
間が前方に露出しなくなり、前方から制動レバー17及
び第1レバー部材25の隙間にリールの前方からの異物
や釣り糸の噛み込みが発生しにくくなる。このため、異
物の侵入や釣り糸の噛み込みによる不具合を解消でき
る。
【0070】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、制動レバー17と補助レバ
ー18により制動操作と所定制動操作とを行ったが、ロ
ータの糸繰り出し方向の回転を禁止可能な逆転防止機構
を設け、この逆転防止機構の逆転禁止状態と逆転許可状
態との切り換えを補助レバーで行ってもよい。
【0071】(b) 前記実施形態では、制動レバー1
7や補助レバー18をリール本体2に揺動自在に装着し
たが、装着部2cに接離する方向に移動するのであれば
直線移動するようにしてもよい。 (c) 前記実施形態では、制動レバー17と補助レバ
ー18とをそれぞれ支持軸33で支持したが、図14に
示すように、制動レバー17の第1接触部17jにさら
に補助レバー18を貫通し突出するボス部17mを形成
し、ボス部17mに支持軸33を貫通させるとともに、
ボス部17mで補助レバー18を揺動自在に支持しても
よい。この場合、リール本体2に補助レバー18が制動
レバー17を介して間接的に支持される。このような構
成では、溝部2eに対するカバー部が形成された操作手
段(前記実施形態の場合、制動レバー17)のがたつき
は、ボス部17mの寸法で決定されるので、両レバー1
7,18のがたつきがより生じにくくなる。
【0072】(d) 前記実施形態では、制動レバー1
7側にカバー部17iを設けたが、補助レバー18側に
カバー部を設けてもよい。また、一体形成せずに別体で
設けてもよい。 (e) 前記実施形態では、制動レバー17及び補助レ
バー18のがたつきを少なくするために2箇所の接触部
17j,17kを制動レバー17に設けたが、接触部は
1箇所でもよく、3箇所以上でもよい。また、補助レバ
ー18に接触部を設けてもよい。
【0073】(f) 前記実施形態では、補助レバーを
制動レバーとを連動させたが、それぞれが独立して動作
するようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明に係るスピニングリールでは、制
動力調整操作手段と規制操作手段とが並べて配置された
部分の一方の前方が他方の手段に設けられたカバー部で
覆われているので、隙間が前方に露出しなくなり、前方
から2つの操作手段の隙間に異物の侵入や釣り糸の噛み
込みが発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスピニングリールの
側面断面図。
【図2】その制動部の断面拡大図。
【図3】図1のIII−III断面図。
【図4】図1のIV−IV断面図。
【図5】スピニングリールの正面部分図。
【図6】図1のVI−VI断面図。
【図7】制動レバー及び補助レバーの支持軸周りの断面
図。
【図8】第2所定制動部の分解斜視図。
【図9】オンオフ切換部の分解斜視図。
【図10】制動解除状態の各レバーと制動円筒の状態を
示す断面模式図。
【図11】所定制動状態の各レバーと制動円筒の状態を
示す断面模式図。
【図12】制動状態における各レバーと制動円筒の状態
を示す断面模式図。
【図13】制動解除状態と所定制動状態での第2レバー
部材の動作を示す模式図。
【図14】他の実施形態の図7に相当する図。
【符号の説明】
2 リール本体 2a リールボディ 2c 装着部 3 ロータ 4 スプール 6 レバーブレーキ機構 16 制動部 17 制動レバー 17i カバー部 17j,17k 第1及び第2接触部 18 補助レバー 20 第1所定制動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り竿に装着され、釣り竿の長手方向に沿
    う第1軸回りに釣り糸を巻き取るスピニングリールであ
    って、 前記釣り竿に装着される装着部と、前記装着部と間隔を
    隔てて配置されたリールボディと、前記装着部と前記リ
    ールボディとを連結する脚部とを有するリール本体と、 前記リールボディの前部に前記第1軸回りに回転自在に
    装着されたロータと、 前記ロータの前部で前記リール本体に前記第1軸方向に
    前後移動自在に装着され、前記ロータにより外周面に釣
    り糸が巻き付けられるスプールと、 前記ロータの糸繰り出し方向の回転を制動可能な制動手
    段と、 前記ロータと前記装着部との間に配置された第1操作部
    を先端に有し、前記装着部と接離する方向に移動自在に
    前記リール本体に設けられ、前記第1操作部が前記装着
    部に接近する方向に操作されると前記制動手段による制
    動力を増加させる制動力調整操作手段と、 前記ロータの回転に対して第1規制状態と前記第1規制
    状態より規制が強い第2規制状態とを取り得る回転規制
    手段と、 前記第1操作部と異なる位置に配置された第2操作部を
    有し、少なくとも一部が前記制動力調整操作手段と並べ
    て配置され、前記装着部と接離する方向に前記リール本
    体に移動自在に設けられ、前記第2操作部の前記装着部
    から離反した方向への移動操作により前記回転規制手段
    を前記第1規制状態と前記第2規制状態とに切り換え操
    作可能な規制操作手段と、 前記制動力調整操作手段及び前記規制操作手段のいずれ
    か一方の手段に設けられ、前記両手段が並べて配置され
    た部分でいずれか他方の手段の前方を覆うカバー部と、
    を備えたスピニングリール。
  2. 【請求項2】前記規制操作手段は、前記第2操作部が前
    記装着部に接近し前記回転規制手段を前記第1規制状態
    にする第1規制位置と、前記第2操作部が前記装着部か
    ら離反し前記回転規制手段を前記第2規制状態にする第
    2規制位置とに前記リール本体に移動自在に設けられて
    いる、請求項1に記載のスピニングリール。
  3. 【請求項3】前記第1規制状態は前記ロータの回転が規
    制解除された状態であり、前記第2規制状態は前記ロー
    タの回転が規制された状態である、請求項1又は2に記
    載のスピニングリール。
  4. 【請求項4】前記リール本体は、前記制動力調整操作手
    段と前記規制操作手段とが並べて配置された部分で前記
    両手段を収納可能に形成された溝部を有し、 前記カバー部は、前記他方の手段より前記溝部の壁面に
    接近して配置されている、請求項1から3のいずれかに
    記載のスピニングリール。
  5. 【請求項5】前記制動力調整操作手段と前記規制操作手
    段とは、前記リール本体に前記第1軸と食い違う第2軸
    回りに揺動自在に装着されており、少なくとも一部が前
    記第2軸方向に並べて配置されている、請求項1から4
    のいずれかに記載のスピニングリール。
  6. 【請求項6】前記制動力調整操作手段と前記規制操作手
    段とが並べて配置された部分で前記両手段は、前記第2
    軸の周囲の第1部分で接触している、請求項5に記載の
    スピニングリール。
  7. 【請求項7】前記制動力調整操作手段と前記規制操作手
    段とが並べて配置された部分で前記両手段は、前記第1
    部分と前記第1部分から離反した第2部分との2箇所で
    接触し他の部分で離反している、請求項6に記載のスピ
    ニングリール。
  8. 【請求項8】前記制動力調整操作手段と前記規制操作手
    段とが並べて配置された部分で前記両手段は、少なくと
    も一部が離反している、請求項1から5のいずれかに記
    載のスピニングリール。
  9. 【請求項9】前記カバー部は、前記制動力調整操作手段
    に一体形成され、前記規制操作手段の前部を覆うように
    設けられている、請求項1から8のいずれかに記載のス
    ピニングリール。
  10. 【請求項10】前記回転規制手段は、前記制動手段を用
    いて前記ロータの回転を規制する、請求項1から9のい
    ずれかに記載のスピニングリール。
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