JP2003125268A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003125268A
JP2003125268A JP2001348082A JP2001348082A JP2003125268A JP 2003125268 A JP2003125268 A JP 2003125268A JP 2001348082 A JP2001348082 A JP 2001348082A JP 2001348082 A JP2001348082 A JP 2001348082A JP 2003125268 A JP2003125268 A JP 2003125268A
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JP2001348082A
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Noriyuki Shinozuka
典之 篠塚
Hideo Seki
英男 関
Jiro Kurita
次郎 栗田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影画像の反転および回転の処理を容易かつ
迅速に行わせるようにする。 【構成】 複数の画素がマトリックス状に配設され、所
定の主走査および副走査を行って撮像装置本体から時系
列的に読み出される各画素の画情報をフレームメモリに
一時蓄積したうえで、そのフレームメモリから各画素の
画情報を読み出す際の主走査および副走査方向を変える
アドレス制御をなすことによって反転、回転の処理画像
を得るようにした撮像装置にあって、フレームメモリに
撮像装置本体から送られてくる画情報の2倍のアクセス
速度をもたせるとともに、そのフレームメモリにおける
画情報の書込みと読出しを同時に行わせるアドレス制御
手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画素がマトリッ
クス状に配設され、主走査および副走査を行って各画素
の画情報を時系列的に読み出すようにした撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の撮像装置にあっては、
マトリックスによる画素配列に対する主走査および副走
査が固定されており、例えば撮像面を傾けて撮影した場
合にはその出力画像も傾いた状態になってしまうなど、
その出力画像の状態が一律に規定されたものになってい
る。
【0003】そのため、例えば、自在な動きをもった作
業用ロボットのアーム部分に監視用の撮像装置を固定し
て取り付けて、その作業部分を撮影した画像を画面に映
し出すことによって作業状況を監視するような場合に、
アームの作業状態によってはその作業部分を撮影する撮
像装置の向きが天地逆となって、画面に映し出される撮
影画像の上下、左右がわからなくなって、作業状況が把
握しにくくなってしまっている。
【0004】しかして、従来では、出力画像の状態が一
律に規定された撮像装置によって撮影された画像のデー
タをいったんフレームメモリに蓄積したうえで、そのメ
モリからデータを読み出す際のアドレス制御を行わせる
ことによって画面に映し出される画像の反転および回転
処理を行わせるようにしている(特開平6−20527
2号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、出力画像の状態が一律に規定された撮像装置によ
って撮影された画像のデータをいったんフレームメモリ
に蓄積したうえで、そのメモリからデータを読み出す際
のアドレス制御を行わせることによって撮影画像の反転
および回転処理を行わせるのでは、その処理に時間を要
して、リアルタイムで処理画像を画面に映し出すことが
できないことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の画素が
マトリックス状に配設され、所定の主走査および副走査
を行って撮像装置本体から時系列的に読み出される各画
素の画情報をフレームメモリに一時蓄積したうえで、そ
のフレームメモリから各画素の画情報を読み出す際の主
走査および副走査方向を変えるアドレス制御をなすこと
によって反転、回転の処理画像を得るようにした撮像装
置にあって、撮影画像の全画情報がフレームメモリに蓄
積されるのを待つ時間を抑制して、その撮影画像の反転
および回転の処理を迅速に行わせることができる手段を
講ずるようにしている。
【0007】具体的には、フレームメモリに撮像装置本
体から送られてくる画情報の2倍のアクセス速度をもた
せるとともに、そのフレームメモリにおける画情報の書
込みと読出しを同時に行わせるアドレス制御手段を設け
て、その制御下において、撮像装置本体から送られてく
る各画素の画情報がフレームメモリに順次書き込まれて
いく際に、目的とする反転または回転の処理画像を得る
ための主走査および副走査方向にしたがう最初のアドレ
スにおける画素の画情報が書き込まれた時点から、その
ときの主走査および副走査方向にしたがって各画素の画
情報の読み出しを行わせるようにしている。
【0008】また、2つのフレームメモリを並設して、
各フレームメモリにおける画情報の書込みと読出しを交
互に行わせるメモリ制御手段を設けて、一方のフレーム
メモリに画情報の書込みを行わせている間に、他方のフ
レームメモリから画情報の読出しを行わせて反転、回転
の処理画像を得るようにしている。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の撮像装置の画素単位に用い
られる、輝度分布の広いレーザ溶接部分などをもはっき
りと撮影できるように、ダイナミックレンジを広げるべ
く対数出力特性をもたせたCMOS型の光センサ回路を
示している。
【0010】その光センサ回路としては、光検知時の入
射光Lsの光量に応じたセンサ電流を生ずる光電変換素
子としてのフォトダイオードPDと、そのフォトダイオ
ードPDに流れるセンサ電流をサブスレッショルド領域
の特性を利用した弱反転状態で対数特性をもって電圧信
号Vpdに変換するトランジスタQ1と、その変換され
た電圧信号Vpdを増幅するトランジスタQ2と、読出
し信号Vsのパルスタイミングでもってセンサ信号So
を出力するトランジスタQ3とによって構成され、ダイ
ナミックレンジを拡大して光信号の検出を高感度で行わ
せることができるようになっている。そして、光検知に
先がけて、トランジスタQ1のドレイン電圧VDを所定
時間だけ定常値よりも低く設定することにより、フォト
ダイオードPDの寄生容量に蓄積された残留電荷を放電
させて初期化することにより、センサ電流に急激な変化
が生じても即座にそのときの入射光Lsの光量に応じた
電圧信号Vpdが得られるようにして、入射光量が少な
い場合でも残像が生ずることがないようにしている。
【0011】図2は、そのときの光センサ回路における
各部信号のタイムチャートを示している。ここで、t1
は初期化のタイミングを、t2はセンサ信号Soの出力
タイミングを、Tは光検知時の寄生容量Cにおける電荷
蓄積期間を示している。
【0012】このような光センサ回路にあっては、図3
に示すように、入射光量に応じてフォトダイオードPD
に流れるセンサ電流が多いときにはセンサ信号が対数出
力特性を示すが、センサ電流が少ないときにはフォトダ
イオードPDの寄生容量Cの充電に応答遅れを生じてセ
ンサ信号がほぼ線形の非対数出力特性を示すようになっ
ている。図中、WAは非対数応答領域を示し、WBは対
数応答領域を示している。
【0013】なお、このような光センサ回路自体は、既
に公知となっているものである(特開2000−329
616号公報参照)。
【0014】本発明に用いられる撮像装置の本体とし
て、このような光センサ回路を画素単位として、複数の
画素をマトリックス状に配設して、走査回路により所定
の主走査および副走査を行って各画素の画信号を時系列
的に出力させるようにしている。
【0015】図4は、その撮像装置本体の一構成例を示
している。
【0016】それは、D11〜D44からなる4×4の
画素をマトリクス状に配設して、図示しないECUの制
御下において、各1ライン分の画素列を画素列選択回路
1から順次出力される選択信号LS1〜LS4によって
選択し、その選択された画素列における各画素を、画素
選択回路2から順次出力される選択信号DS1〜DS4
によってスイッチ回路3における各対応するアナログス
イッチSW1〜SW4が逐次オン状態にされることによ
って各画素のセンサ信号Soが時系列的に読み出される
ようになっている。図中、4は各画素における前記トラ
ンジスタQ1のゲート電圧VG用電源であり、6はその
ドレイン電圧VD用電源である。また、5はトランジス
タQ1のドレイン電圧VDを所定のタイミングをもって
定常時のハイレベルHおよび初期化時のローレベルLに
切り換える電圧切換回路である。
【0017】ここでは、各画素のセンサ信号Soを電圧
値として規定された画信号Voとして出力させるように
している。その際、信号の駆動能力を高めて高速での読
出し走査を行わせることができるように、1ライン分の
各画素の読出し系統に、各画素から読み出されるセンサ
信号Soに基準抵抗Rを介してバイアス電圧Vccを印
加することによって電圧値として規定するバイアス回路
7を設けるようにしている。そして、そのバッファ回路
7の出力側における各信号線にそれぞれバッファ増幅器
BFを接続したバッファ回路8を設けて、1ライン分の
各画素の電圧信号を一時集中的に蓄積させて、その蓄積
された各画素の電圧信号をスイッチ回路3により順次切
り換えて、増幅器9を通して画信号Voとして出力させ
るようにしている。
【0018】図5は、このように構成された撮像装置本
体にあって、各画素の画信号Voを順次読み出すように
したときの各部信号のタイムチャートを示している。図
中、T1は画素列の選択期間、T2は画素の選択期間、
T3は画素の初期化期間、T4は1フレーム分の処理期
間である。
【0019】このような各部信号の発生のタイミング
は、図示しないECUの制御下で画素列選択回路1、画
素選択回路2および電圧切換回路5の駆動を行わせるこ
とによって決定される。
【0020】本発明は、このような撮像装置を用いて、
例えば図6に示すように、レーザ溶接用の作業ロボット
10のアーム先端部分に撮像装置本体11を取り付け
て、作業面12に対するレーザ溶接部分を撮影して、そ
の撮影画像をモニター13の画面に映し出して溶接状態
を監視するような場合に、常に人がその作業面12を同
一方向から見ているような状態でその撮影画像が画面に
映し出されるようにするため、画像処理部14において
作業ロボット10の作業姿勢に応じて撮影画像の反転、
回転の処理を適宜行わせたうえで、その処理画像を画面
に映し出すようにしている。
【0021】ここでは、作業ロボット10のアームの駆
動制御を行うロボットコントローラ15における制御信
号を画像処理部14が読み込んで、そのときの作業ロボ
ット10の作業姿勢に応じた撮像装置本体11による作
業面12の撮影状態を検知するようにしている。
【0022】その際、撮像装置本体11の撮影姿勢を傾
斜センサやGセンサなどによって検知するようにしても
よい。その場合、上下反転の検出のみなら1軸の検出セ
ンサでよく、上下、左右の反転の検出のみなら2軸の検
出センサでよい。上下、左右の反転のみならず、回転状
態をも検出する場合には、3軸の検出センサを用いるこ
とになる。
【0023】また、オペレータのスイッチ操作によっ
て、撮影画像の反転、回転の処理を選択的に行わせるよ
うにすることも可能である。
【0024】本発明は、作業ロボット10のアーム先端
部分に撮像装置本体11を取り付ける場合以外にも、曲
りくねった下水道管内などを軸回転しながら自在に自走
するロボットに撮像装置本体11を取り付けた場合など
にも同様に適用される。
【0025】画像処理部14としては、図7に示すよう
に、撮像装置本体11から時系列的に送られてくる各画
素の画信号VoをAD変換器141によってデジタル画
情報に変換したうえで、メモリ制御回路142の制御下
で、撮像装置本体11から送られてくる画信号Voの2
倍のアクセス速度をもって、その画情報をフレームメモ
リ143に順次書き込んでいくとともに、撮像装置本体
11の撮影姿勢の信号(またはスイッチ指令)CSに応
じて、そのときの撮影画像の反転、回転の処理の内容に
応じたアドレス制御を行いながら、そのフレームメモリ
143から各画素の画情報の読出しを行って、その読み
出された画情報をDA変換器144によってアナログ画
信号に変換してモニター13に送るようになっている。
なお、AD変換器141およびDA変換器144は、画
信号の入力系統および出力系統の如何によっては必要と
しない。
【0026】撮影画像の反転、回転の処理としては、具
体的に、以下のようにして行われる。
【0027】撮像装置本体11における画素マトリクス
の主走査方向Xおよび副走査方向Yが図8(a)の場
合、その撮影画像の上下を反転させる場合には、図8
(b)に示すように、その画素マトリクスの主走査方向
および副走査方向が図中X1,Y1になるように切り換
えることによって、図8(c)に示すように、上下が反
転した画像が得られることになる。
【0028】撮像装置本体11における画素マトリクス
の主走査方向Xおよび副走査方向Yが図9(a)の場
合、その撮影画像の左右を反転させる場合には、図9
(b)に示すように、その画素マトリクスの主走査方向
および副走査方向が図中X2,Y2になるように切り換
えることによって、図9(c)に示すように、左右が反
転した画像が得られることになる。
【0029】撮像装置本体11における画素マトリクス
の主走査方向Xおよび副走査方向Yが図10(a)の場
合、その撮影画像を右方向に90°回転させる場合に
は、図10(b)に示すように、その画素マトリクスの
主走査方向および副走査方向が図中X3,Y3になるよ
うに切り換えることによって、図10(c)に示すよう
に、90°回転した画像が得られることになる。
【0030】撮像装置本体11における画素マトリクス
の主走査方向Xおよび副走査方向Yが図11(a)の場
合、その撮影画像を180°回転させる場合には、図1
1(b)に示すように、その画素マトリクスの主走査方
向および副走査方向が図中X4,Y4になるように切り
換えることによって、図11(c)に示すように、18
0°回転した画像が得られることになる。
【0031】また、撮像装置本体11における画素マト
リクスの主走査方向Xおよび副走査方向Yが図12
(a)の場合、その撮影画像を右方向に270°回転さ
せる場合には、図12(b)に示すように、その画素マ
トリクスの主走査方向および副走査方向が図中X5,Y
5になるように切り換えることによって、図12(c)
に示すように、270°回転した画像が得られることに
なる。
【0032】この撮影画像の反転、回転の処理を行わせ
るに際して、画素マトリクスが主走査、副走査方向とも
に同じ画素数のn×n構成であれば、その処理画像の表
示を容易に行わせることができる。その際、画素マトリ
クスが主走査方向と副走査方向とで画素数が異なるm×
n構成であるときには、その処理画像をそのまま画面に
表示させるようにすると、画面の上下または左右が切れ
てしまい、画面一杯に処理画像を映し出すようにするに
は処理画像の伸張、縮小の処理を別途要することにな
る。
【0033】いま、図13に示す4×4構成の画素マト
リクスD11〜D44を主走査方向Xおよび副走査方向
Yに走査して時系列的に読み出した各画素の画情報を、
メモリ制御回路142の制御下で、その2倍のアクセス
速度をもって、フレームメモリ143に順次書き込んで
いくとともに、そのときの撮影画像の反転、回転の処理
の内容に応じたアドレス制御を行いながら、そのフレー
ムメモリ143から各画素の画情報の読出しを行う場合
について、以下説明をする。
【0034】図14は、撮像装置本体11から読み出さ
れた各画素の画情報をフレームメモリ143に書き込み
ながら、何ら反転、回転の処理をすることなくそのまま
画情報を出力させる場合のアドレス制御状態を示してい
る。ここで、a11〜a44は書込み用のアドレスを、
b11〜b44は読出し用のアドレスをそれぞれ示して
いる。
【0035】このようなフレームメモリ143のアドレ
ス制御を行うことにより、何ら遅れを生ずることなく、
フレームメモリ143を介して画情報の転送を行わせる
ことができるようになる。
【0036】図15は、撮影画像の左右反転の処理を行
わせる場合のアドレス制御状態を示している。このよう
なフレームメモリ143のアドレス制御を行うことによ
り、目的とする左右反転の処理画像を得るための主走査
方向X2および副走査方向Y2(図13参照)にしたが
う最初の画素D14の画情報が書き込まれた時点から、
各画素D14、D13、D12、D11、D24、D2
3、…、D42、D41の画情報が順次読み出されてい
くことになる。
【0037】このようなフレームメモリ143のアドレ
ス制御を行うことにより、撮像装置本体11から読み出
された主走査方向Xにおける1ライン分の画素D11、
D12、D13、D14の画情報がフレームメモリ14
3に書き込まれるのに要する時間の遅れを生ずるだけ
で、撮影画像の左右反転の処理を行わせることができる
ようになる。
【0038】図16は、撮影画像を右方向に90°回転
させる処理を行わせる場合のアドレス制御状態を示して
いる。このようなフレームメモリ143のアドレス制御
を行うことにより、目的とする90°回転の処理画像を
得るための主走査方向X3および副走査方向Y3(図1
3参照)にしたがう最初の画素D41の画情報が書き込
まれた時点から、各画素D41、D31、D21、D1
1、D42、D32、…、D24、D14の画情報が順
次読み出されていくことになる。
【0039】このようなフレームメモリ143のアドレ
ス制御を行うことにより、撮像装置本体11から読み出
された主走査方向Xにおける3ライン分の画素D11〜
D34および1つの画素D41の画情報がフレームメモ
リ143に書き込まれるのに要する時間の遅れを生ずる
だけで、撮影画像の90°回転の処理を行わせることが
できるようになる。
【0040】また、特に図示しないが、撮影画像を上下
反転させる処理を行わせる場合にあっても同様に、目的
とする上下反転の処理画像を得るための主走査方向X1
および副走査方向Y1(図13参照)にしたがう最初の
画素D41の画情報が書き込まれた時点から、各画素D
41、D42、D43、D44、D31、D32、…、
D13、D14の画情報が順次読み出されていくことに
なる。
【0041】図17は、撮影画像を180°回転させる
処理を行わせる場合のアドレス制御状態を示している。
このようなフレームメモリ143のアドレス制御を行う
ことにより、目的とする180°回転の処理画像を得る
ための主走査方向X4および副走査方向Y4(図13参
照)にしたがう最初の画素D44の画情報が書き込まれ
た時点から、各画素D44、D43、D42、D41、
D34、D33、…、D12、D11の画情報が順次読
み出されていくことになる。
【0042】この場合には、撮像装置本体11から読み
出された全画素の画情報がフレームメモリ143に書き
込まれるのを待って、180°回転の処理が行われるこ
とになる。
【0043】また、撮影画像を右方向に270°回転さ
せる処理を行わせる場合には、特に図示しないが、目的
とする270°回転の処理画像を得るための主走査方向
X5および副走査方向Y5(図13参照)を行わせるた
めに、撮像装置本体11から読み出された主走査方向X
における3ライン分の画素D11〜D34および1つの
画素D41の画情報がフレームメモリ143に書き込ま
れるのを待って、各画素D14、D24、D34、D4
4、D13、D23、…、D31、D41の画情報が順
次読み出されていくことになる。
【0044】また、図18は本発明の他の実施例を示し
ている。
【0045】この場合は、撮影装置本体11による撮影
画像の反転、回転の処理を行わせる画像処理部16とし
て、2つのフレームメモリ161,162を並設して、
メモリ制御回路163の制御下で、一方のフレームメモ
リ161(162)に撮像装置本体11から送られてく
る画情報の書き込みを行わせている間に、他方のフレー
ムメモリ162(161)から、撮像装置本体11の撮
影姿勢の信号CSに応じて、目的とする反転、回転の処
理にしたがう所定のアドレス順に画情報の読出しを行わ
せるようにしている。
【0046】このような構成によれば、最初に1フレー
ム分の画情報が一方のフレームメモリ161(162)
に書き込まれるのを待つだけで、後は何ら待ち時間を要
することなく連続的に反転、回転の処理を行わせること
ができるようになる。
【0047】本発明は、CMOS型の撮像装置に限ら
ず、その他CCD型などの画素マトリクス構成の撮像装
置において広く適用が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明は、複数の画素がマトリッ
クス状に配設され、所定の主走査および副走査を行って
撮像装置本体から時系列的に読み出される各画素の画情
報をフレームメモリに一時蓄積したうえで、そのフレー
ムメモリから各画素の画情報を読み出す際の主走査およ
び副走査方向を変えるアドレス制御をなすことによって
反転、回転の処理画像を得るようにした撮像装置にあっ
て、フレームメモリに撮像装置本体から送られてくる画
情報の2倍のアクセス速度をもたせるとともに、そのフ
レームメモリにおける画情報の書込みと読出しを同時に
行わせるアドレス制御手段を設けている。そして、その
制御下において、撮像装置本体から送られてくる各画素
の画情報がフレームメモリに順次書き込まれていく際
に、目的とする反転または回転の処理画像を得るための
主走査および副走査方向にしたがう最初のアドレスにお
ける画素の画情報が書き込まれた時点から、そのときの
主走査および副走査方向にしたがって各画素の画情報の
読み出しを行わせるようにすることにより、撮影画像の
全画情報がフレームメモリに蓄積されるのを待つ時間を
抑制して、その撮影画像の反転および回転の処理を迅速
に行わせることができるという利点を有している。
【0049】また、本発明は、2つのフレームメモリを
並設して、各フレームメモリにおける画情報の書込みと
読出しを交互に行わせるメモリ制御手段を設けて、一方
のフレームメモリに画情報の書込みを行わせている間
に、他方のフレームメモリから画情報の読出しを行わせ
て反転、回転の処理画像を得るようにすることにより、
最初に1フレーム分の画情報が一方のフレームメモリに
書き込まれるのを待つだけで、後は何ら待ち時間を要す
ることなく連続的に反転、回転の処理を行わせることが
できるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像装置の画素に用いられる光センサ回路の構
成例を示す電気回路図である。
【図2】その光センサ回路における各部信号のタイムチ
ャートである。
【図3】その光センサ回路におけるセンサ電流に対する
センサ信号の出力特性を示す図である。
【図4】光センサ回路を画素に用いた撮像装置本体の構
成例を示す回路構成図である。
【図5】その撮像装置本体における各部信号のタイムチ
ャートである。
【図6】本発明による撮像装置の使用状態の一例を示す
ブロック構成図である。
【図7】本発明の撮像装置における画像処理部の具体的
な構成例を示すブロック図である。
【図8】画素マトリクスの走査方向を変えることによっ
て撮影画像の上下を反転させる過程を示す図である。
【図9】画素マトリクスの走査方向を変えることによっ
て撮影画像の左右を反転させる過程を示す図である。
【図10】画素マトリクスの走査方向を変えることによ
って撮影画像を右方向に90°回転させる過程を示す図
である。
【図11】画素マトリクスの走査方向を変えることによ
って撮影画像を180°回転させる過程を示す図であ
る。
【図12】画素マトリクスの走査方向を変えることによ
って撮影画像を右方向に270°回転させる過程を示す
図である。
【図13】4×4の画素マトリクス構成に対する反転、
回転の処理を行わせる際の各走査方向を示す図である。
【図14】図13の画素マトリクスからの各画素の画情
報をフレームメモリに書き込みながら、何ら反転、回転
の処理をなすことなく画情報を読み出す場合におけるア
ドレス制御、画情報の書き込みおよび読み出しの状態を
示すタイムチャートである。
【図15】図13の画素マトリクスからの各画素の画情
報をフレームメモリに書き込みながら、左右反転の処理
をなすように画情報を読み出す場合におけるアドレス制
御、画情報の書き込みおよび読み出しの状態を示すタイ
ムチャートである。
【図16】図13の画素マトリクスからの各画素の画情
報をフレームメモリに書き込みながら、右方向に90°
回転の処理をなすように画情報を読み出す場合における
アドレス制御、画情報の書き込みおよび読み出しの状態
を示すタイムチャートである。
【図17】図13の画素マトリクスからの各画素の画情
報をフレームメモリに書き込みながら、180°回転の
処理をなすように画情報を読み出す場合におけるアドレ
ス制御、画情報の書き込みおよび読み出しの状態を示す
タイムチャートである。
【図18】本発明による撮像装置の他の実施例を示すブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
10 作業ロボット 11 撮像装置本体 12 作業面 13 モニター 14 画像処理部 15 ロボットコントローラ 141 AD変換器 142 メモリ制御回路 143 フレームメモリ 144 DA変換器 16 画像処理部 161 フレームメモリ 162 フレームメモリ 163 メモリ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 次郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA05 BA02 CD04 CH11 CH18 5C022 AA03 AC27 AC42 5C024 BX04 CY15 GX03 GX16 GX18 GX19 GY31 HX58 5C076 AA24 BA03 BA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素がマトリックス状に配設さ
    れ、所定の主走査および副走査を行って撮像装置本体か
    ら時系列的に読み出される各画素の画情報をフレームメ
    モリに一時蓄積したうえで、そのフレームメモリから各
    画素の画情報を読み出す際の主走査および副走査方向を
    変えるアドレス制御をなすことによって反転、回転の処
    理画像を得るようにした撮像装置において、フレームメ
    モリに撮像装置本体から送られてくる画情報の2倍のア
    クセス速度をもたせるとともに、そのフレームメモリに
    おける画情報の書込みと読出しを同時に行わせるアドレ
    ス制御手段を設けたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 アドレス制御手段により、撮像装置本体
    から送られてくる各画素の画情報がフレームメモリに順
    次書き込まれていく際に、目的とする反転または回転の
    処理画像を得るための主走査および副走査方向にしたが
    う最初のアドレスにおける画素の画情報が書き込まれた
    時点から、そのときの主走査および副走査方向にしたが
    って各画素の画情報の読み出しを行わせるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1の記載による撮像装置。
  3. 【請求項3】 複数の画素がマトリックス状に配設さ
    れ、所定の主走査および副走査を行って撮像装置本体か
    ら時系列的に読み出される各画素の画情報をフレームメ
    モリに一時蓄積したうえで、そのフレームメモリから各
    画素の画情報を読み出す際の主走査および副走査方向を
    変えるアドレス制御をなすことによって反転、回転の処
    理画像を得るようにした撮像装置であって、2つのフレ
    ームメモリを並設して、各フレームメモリにおける画情
    報の書込みと読出しを交互に行わせるメモリ制御手段を
    設けて、一方のフレームメモリに画情報の書込みを行わ
    せている間に、他方のフレームメモリから画情報の読出
    しを行わせて反転、回転の処理画像を得るようにしたこ
    とを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 スイッチ操作により、アドレス制御手段
    における反転、回転の処理画像を得るための主走査およ
    び副走査方向の切り換えを選択的に行わせるようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項3の記載による
    撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮像装置本体の姿勢を検出するセンサの
    検出信号に応じて、アドレス制御手段における反転、回
    転の処理画像を得るための主走査および副走査方向の切
    り換えを所定に行わせるようにしたことを特徴とする請
    求項1または請求項3の記載による撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082372A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Airec Engineering Corp 天地補正機能を有する画像処理装置及びその画像処理装置を搭載する管路点検システム及び管路画像の処理方法。
JP2010211654A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ転送方法および装置

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