JP2003119426A - 塗料用艶消し剤及びそれを用いた塗料組成物 - Google Patents
塗料用艶消し剤及びそれを用いた塗料組成物Info
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Abstract
な工程を必要とせず、直接塗料に使用することができる
艶消し剤及びそれを用いた塗料組成物を提供する。 【解決手段】酢酸ブチルの蒸発速度を100とした場合
の相対蒸発速度が38以下、水に対する溶解度が10重
量%以下である有機溶剤を用いた重合によって得られる
樹脂粒子の分散体が、直接塗料に使用可能であり、さら
に、該有機溶剤が造膜助剤としての機能も有し、塗膜形
成の上で非常に有利である。
Description
びそれを用いた塗料組成物に関するものである。なお、
本発明における塗料組成物は、艶消し、3分艶、半艶、
7分艶等、艶有り以外の各艶段階の塗膜を形成可能な塗
料組成物を包含する。
して、塗料が用いられるが、特に建築物、構造物、車
両、看板、電気製品やOA機器、日用品等の分野におい
ては、その外観の良さから艶消し塗料が採用される場合
が多い。このような艶消し塗料には、一般に艶消し剤が
用いられており、用いられる艶消し剤は、無機系及び有
機系のものに分類される。
ク、クレー、炭酸カルシウム等が挙げられるが、これら
は、比較的粒度分布が広く、仕上りにばらつき、ムラが
生じやすい。
度分布が狭く調整できるため、仕上りにばらつき、ムラ
が生じ難く、好ましく用いられている。
によって得られる樹脂粒子等が挙げられる。このような
樹脂粒子を得る方法として、例えば、特開平10−77
04号(従来技術1)では、不飽和モノマーと該不飽和
モノマーの重合体と相分離可能な化合物とからなる混合
物を懸濁重合させ、多孔質樹脂粒子を得る方法が開示さ
れている。しかしながら、このような多孔質樹脂粒子の
合成にはトルエン、キシレン等の有機溶剤を用いてお
り、艶消し剤として用いる場合、トルエン、キシレン等
の有機溶剤を除去し、分離・乾燥させ、樹脂粒子を粉末
化して用いるという、多くの工程を必要とする。
来技術2)では、懸濁重合法によって得られた樹脂粒子
の水分散体に、親水性有機溶剤を添加し、塗料と混合し
て艶消し塗料を得る方法が開示されている。このような
方法では、有機溶剤の除去、分離・乾燥といった工程を
必要としないが、懸濁重合法によって得られた樹脂粒子
水分散体に、後から親水性有機溶剤を添加して安定にし
なければならず、必ずしも簡便な方法とはいえない。
粒子の分散体を艶消し剤として用いる場合、従来技術1
のような有機溶剤を除去、分離、乾燥したり、また従来
技術2のような後から親水性有機溶剤を使用するといっ
た煩雑な工程が必要とされる。
得られる樹脂粒子の分散体を、煩雑な工程を必要とせ
ず、直接塗料に使用することができる塗料用艶消し剤及
びそれを用いた塗料組成物を提供するものである。
点に鑑み鋭意検討した結果、特定の蒸発速度と特定の水
に対する溶解度を有する有機溶剤を用いた重合によって
得られる樹脂粒子の分散体が、直接塗料に使用可能であ
り、さらに、該有機溶剤が造膜助剤としての機能も有
し、塗膜形成の上で非常に有利であることを見出した。
ものである。 1.(A)酢酸ブチルの蒸発速度を100とした場合の
相対蒸発速度が38以下、水に対する溶解度が10重量
%以下である有機溶剤、(B)少なくとも1種以上の架
橋性モノマーを含むモノマー、(C)ラジカル重合開始
剤及び(D)安定剤を含有する混合液を重合して得られ
る樹脂粒子の分散体からなる塗料用艶消し剤。 2.(B)が(b−1)架橋性モノマー及び(b−2)
非架橋性モノマーからなり、(b−1):(b−2)が
重量比で100:0〜25:75であり、(B):
(A)が重量比で95:5〜5:95であることを特徴
とする1.に記載の塗料用艶消し剤。 3.(A)の溶解度パラメータが7.5〜15であるこ
とを特徴とする1.または2.に記載の塗料用艶消し剤。 4.樹脂粒子の比表面積が2m2/g以上である1.から
3.のいずれかに記載の塗料用艶消し剤。 5.1.から4.のいずれかに記載の塗料用艶消し剤を用
いた塗料組成物。
(A)酢酸ブチルの蒸発速度を100とした場合の相対
蒸発速度が38以下、水に対する溶解度が10重量%以
下である有機溶剤(以下「(A)成分」ともいう。)、
(B)(以下「(B)成分」ともいう。)少なくとも1
種以上の(b−1)架橋性モノマー(以下「(b−1)
成分」ともいう。)を含むモノマー、(C)ラジカル重
合開始剤(以下「(C)成分」ともいう。)、及び
(D)安定剤(以下「(D)成分」ともいう。)とを含
有する混合物を重合して得られる樹脂粒子の分散体であ
る。
酢酸ブチルの蒸発速度を100とした場合の相対値であ
り、本発明では単に「相対蒸発速度」ともいう。
粒子の多孔質化に寄与するものであり、塗膜形成時には
造膜助剤としても有効に作用する成分である。(A)成
分は、相対蒸発速度が38以下、水に対する溶解度が1
0重量%以下であれば特に限定されないが、好ましく
は、相対蒸発速度が0.001以上10以下、水に対す
る溶解度が0.001重量%以上5重量%以下であるこ
とが望ましい。相対蒸発速度が38を超えると、水より
も速く蒸発し、造膜助剤として効果的に働かない。ま
た、水に対する溶解度が10重量%を超えると、多孔質
化剤として充分機能しない。
メータが7.5以上15以下、さらには8以上12以下
であることが望ましい。溶解度パラメータが規定範囲か
ら外れると、造膜助剤として効果的に働かない。
ていれば特に限定されないが、例えば、ベンジルアルコ
ール等のアルキルアルコール、エチレングリコールモノ
ヘキシルエーテル、エチレングリコール2エチルヘキシ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコー
ルフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールターシャリーブチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエー
テル等のアルキレングリコールアルキルエーテル、2,
2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオールジイソブ
チレート、2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジ
オールモノイソブチレート等が挙げられ、これらのうち
一種または二種以上を使用することができる。
チル1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコ
ールモノブチルエーテルから選ばれる1種以上を用いた
場合、多孔質化剤及び造膜助剤として効率良く作用し、
好ましい。
上の(b−1)成分を含んでいれば特に限定されない
が、(b−1)成分及び(b−2)非架橋性モノマー
(以下「(b−2)成分」ともいう。)から構成されて
いることが好ましい。
重量比で100:0〜25:75であることが望まし
い。このような範囲であることにより、安定な多孔質粒
子が得られる。
つ以上の不飽和結合を有する架橋性モノマーである。架
橋性モノマーとしては、例えば、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサメタクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、
1,3−ブチレングリコールジアクリレート等の多価ア
クリレート、アリルメタクリレート、トリアリルシアヌ
レート、トリアリルイソシアヌレート等のアリル基含有
架橋性モノマー、エチレングリコールジメタクリレート
等のアルキレングリコールの不飽和カルボン酸エステ
ル、プロピレングリコールジアリルエーテル等のアルキ
レングリコールの不飽和アルコールエーテル、ジビニル
ベンゼン等の多価ビニルベンゼン等が挙げられ、これら
のうち一種または二種以上を使用することができる。
マーであれば特に限定されず用いることができる。非架
橋性モノマーしては、例えば、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル
酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル
酸又はメタクリル酸の炭素数1−18のアルキルエステ
ル等の(メタ)アクリル酸エステル、アクリル酸メトキ
シブチル、メタクリル酸メトキシブチル、アクリル酸メ
トキシエチル、メタクリル酸メトキシエチル、アクリル
酸エトキシブチル、メタクリル酸エトキシブチルなどの
アクリル酸又はメタクリル酸の炭素数2−18のアルコ
キシアルキルエステル、アリルアクリレート、アリルメ
タクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数
2−8のアルケニルエステル、ヒドロキシエチルアクリ
レート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシ
ブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート
ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸の炭
素数1−8のヒドロキシアルキルエステル、アリルオキ
シエチルアクリレート、アリルオキシエチルメタクリレ
ート等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数3−18
のアルケニルオキシアルキルエステル、また、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロル
スチレン等のビニル芳香族化合物、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、メチルイソプロペニルケトン、酢
酸ビニル、ハロゲン化ビニル、ビニルプロピオネート、
ビニルピバレート、アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミドブチルエーテル、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
クロトン酸、アリルアルコール、フマール酸、マレイン
酸等が挙げられ、これらのうち一種または二種以上を使
用することができる。
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等の酸モノ
マーが(B)成分に対して、0.1〜10重量%含有さ
れていることが望ましい。このような規定範囲であれ
ば、貯蔵安定性が良好となる。
剤であれば特に限定されないが、アゾ化合物、過酸化物
等が一般に用いられる。
アゾビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビス−4
−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,
2'−アゾビス−2−シクロプロピルプロピオニトリ
ル、2,2'−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル、2,2'−アゾビス−2−メチルプロピオニトリ
ル、2,2'−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、
1,1'−アゾビス−シクリヘキサン−1−カーボニト
リル、ジメチル2,2'−アゾビス−2−メチルプロピ
オネート等が挙げられ、これらのうち一種または二種以
上を使用することができる。
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、メチルイソブチルパーオキサ
イド、メチルシクリヘキサノンパーオキサイド、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイ
ドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、イソ
ブチリルパーオキサイド、ビス−3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、ジt−クミルパーオキサイド、ジt−ブチルパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノ
エート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、ジ−3
−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、t−ブチ
ルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシネオデ
カノエート等が挙げられ、これらのうち一種または二種
以上を使用することができる。
対し、0.01重量%から1.0重量%であることが望
ましい。
剤として寄与するものであれば、特に限定されることは
ないが、さらに塗料中において分散安定剤としても効果
を発揮することが可能な界面活性剤、高分子安定剤等が
好適に用いられる。
性、カチオン性、ノニオン性界面活性剤等が挙げられ
る。アニオン性界面活性剤としては、例えば、オレイン
酸ナトリウム、ラウリン酸アンモニウム、ステアリン酸
カリウム等の脂肪酸塩類、ラウリル硫酸エステルナトリ
ウム、ミリスチル硫酸エステルナトリウムなどのアルキ
ル硫酸エステル塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウムなどのア
ルキルアリールスルホン酸塩類、イソオクチルベンゼン
スルホン酸ナトリウム等のアルキルアリルスルホン酸塩
類ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルス
ルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸エステル
塩類、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩類、
ポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸エステル塩類
等が挙げられ、これらのうち一種または二種以上を使用
することができる。
イミダゾリンラウレート、アンモニウムハイドロオキサ
イド、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンア
セテート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、セ
チルピリジニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニ
ウムブロミド等が挙げられ、これらのうち一種または二
種以上を使用することができる。
ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレートなどのソルビタンエステル類、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル類等が挙げられ、これらのうち一種また
は二種以上を使用することができる。
ルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルエーテル、ポリエチレンイミン、カゼ
イン、ゼラチン等が挙げられ、これらのうち一種または
二種以上を使用することができる。
対し、0.001重量%から10重量%であることが望
ましい。
分散体は、通常の重合法により得ることができるが、上
記(A)〜(D)成分を水媒体に混合し、懸濁重合する
ことが好ましい。重合温度、重合時間は用いる(B)成
分、(C)成分により適宜設定すればよい。
量比が95:5〜5:95であることが望ましく、さら
には、80:20〜20:80であることがより望まし
い。このような範囲を外れると、十分多孔質な樹脂粒子
の分散体を得ることができず、艶消し剤として劣る傾向
にある。
積は、2m2/g以上であることが望ましく、さらに5
m2/g以上、さらには50m2/g以上であることが
望ましい。2m2/g以下であると、十分な艶消し効果
が発揮されない。
して、真空脱気を2時間行い、その後、表面積測定装置
で、死容積測定ガスはヘリウム、吸着ガスは窒素にて、
測定した値である。
μであることが望ましく、さらには2〜20μであるこ
とがより望ましい。1μ以下であれば艶消し効果が十分
発揮されず、50μ以上であれば均一な艶消し効果が得
られない。なお、平均粒子径は、電子顕微鏡で観察し、
測定した値である。
ものの他に、充填剤、消泡剤、難燃剤、防かび剤等を本
発明の効果を阻害しない程度に加えてもよい。また、本
発明の樹脂粒子は、ブロッキング防止効果もある。さら
に、多孔質な樹脂粒子であることから、吸着剤、触媒及
び防かび剤等の担持体としても使用可能である。さら
に、断熱、吸音、制振、等への応用も可能である。
として用い、艶消し剤として効果を発揮することができ
る。その際、艶消し剤は、樹脂等の各種塗料用原料と直
接混合することができる。
は、通常の塗料の調合工程における他の調合原料と同様
に加え、単に攪拌するだけでよい。このような方法でも
樹脂粒子が極めて容易に分散するため、粉末状の艶消し
剤を用いる場合に必要な、艶消し剤の分散工程は不要で
ある。
は、例えば、水溶性樹脂、水分散性樹脂が挙げられる
が、本発明の艶消し剤は、特に水分散性樹脂に対して、
好適に使用することができる。
ル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂、エステル樹脂、酢酸ビニル樹脂等を挙
げることができ、これらのうち一種または二種以上を特
に限定なく使用することができる。
る、公知の顔料類、体質顔料類、充填材類、消泡剤、分
散剤、増粘剤、造膜助剤、乾燥調整剤、防腐剤、防かび
剤、等の添加剤類を適宜配合することができる。
成分が造膜助剤としての機能を発揮するため、通常の塗
料組成物に配合しなければならない造膜助剤の、一部、
または全量を加える必要がなくなるというメリットがあ
る。
塗料に対しても用いることができ、既存の塗料と均一に
混合し使用することができる。その際、艶消し、3分
艶、半艶及び7分艶等の微妙な調整が可能である。
知の塗料を使用することができる。
量は、所望の目的に応じ適宜設定することができるが、
塗料中に、1重量%から50重量%とすることが望まし
い。
説明する。
料を用い、表2、3に示す組成比で、均一に混合した。
この混合物を、70℃に昇温し、1200rpmの回転
数で攪拌しながら、6時間懸濁重合を行った。その後、
室温近くまで冷却し、樹脂粒子の分散体を作製した。
結果を、表2、3に示す。なお評価は以下に示す。 ○:異常なし ×:凝集物発生
を電子顕微鏡にて観察し、樹脂粒子の平均粒子径を測定
した。測定結果を、表2、3に示す。
を2時間行い、その後、柴田科学機器工業株式会社製の
表面積測定装置P−700型にて、死容積測定ガスはヘ
リウム、吸着ガスは窒素にて、樹脂粒子の比表面積を測
定した。なお比表面積の測定は、それぞれ3回行いその
平均値を採用した。この測定結果を表2、3に示す。
後に、ゆっくりとかきまぜた際の状態を目視にて確認し
た。結果を、表2、3に示す。なお評価は以下に示す。 ○:異常なし △:粘度がわずかに上昇 ×:異常あり(塊発生、ゲル化等)とした。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は非
常に高い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は非
常に高い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は高
い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は高
い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は高
い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は非
常に高い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。しかし樹脂粒子の比表面積が
小さい結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定性に
も異常はみられなかった。また樹脂粒子の比表面積は非
常に高い結果となった。
重合安定性に異常は見られず良好であったが、1ヶ月後
わずかに粘度が上昇した。樹脂粒子の比表面積は非常高
い結果となった。
て、重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定
性にも異常はみられなかった。しかし樹脂粒子の比表面
積が小さい結果となった。
試みたが、樹脂粒子の凝集が見られた。
て、重合安定性に異常は見られず良好であり、貯蔵安定
性にも異常はみられなかった。しかし樹脂粒子の比表面
積が小さい結果となった。
体、50重量部を直接添加して、艶消し塗料を作製し
た。この塗料の最低造膜温度を測定した。測定結果を表
2、3に示す。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に大変優れていた。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に優れていた。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に大変優れていた。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に大変優れていた。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に大変優れていた。
を用い測定した結果、表2に示すように、本発明規定の
有機溶剤を用いているため、最低造膜温度は5℃以下と
なり、造膜性に大変優れていた。
を用い測定した結果、表3に示すように、有機溶剤が含
まれていないため、造膜性に劣る結果となった。
を用い測定した結果、有機溶剤にトルエンを用いている
ため、塗膜形成時に強い溶剤臭がした。また、表3に示
すように、相対蒸発速度が本発明規定よりも速いため、
有機溶剤が素早く蒸発してしまい、造膜性に劣る結果と
なった。
を用い測定した結果、有機溶剤にヘキサンを用いている
ため、塗膜形成時に強い溶剤臭がした。また、表3に示
すように、相対蒸発速度が本発明規定よりも速いため、
有機溶剤が素早く蒸発してしまい、造膜性に劣る結果と
なった。
散体を用い測定した結果、表3に示すように、相対蒸発
速度が本発明規定よりも速いため、有機溶剤が蒸発して
しまい、造膜性に劣る結果となった。
散体を用い測定した結果、表3に示すように、有機溶剤
が含まれていないため、造膜性に劣る結果となった。
100重量部に、樹脂粒子の分散体をそれぞれ30重量
部を直接添加し、艶消し塗料を作製した。
(1990) 7.6鏡面光沢度に準じて、60度の角度での光沢
値を測定した。この測定結果を表4に示す。
イント」4.8隠ぺい率試験に従い、測定を行った。こ
の測定結果を表4に示す。
体を用い測定した結果、表4に示すように、光沢度、隠
ぺい率ともに優れた結果が得られた。
体を用い測定した結果、表4に示すように、光沢度、隠
ぺい率ともに優れた結果が得られた。
体を用い測定した結果、表4に示すように、光沢度、隠
ぺい率ともに優れた結果が得られた。
体を用い測定した結果、表4に示すように、配合例12
から14に比べ艶消し効果が劣っていた。また、隠ぺい
率が低下した。
散体を用い測定した結果、表4に示すように、配合例1
2から14に比べ艶消し効果が劣っていた、また、隠ぺ
い率が低下した。
特定の水に対する溶解度を有する有機溶剤、少なくとも
1種以上架橋性モノマーを含むモノマー、ラジカル重合
開始剤及び安定剤を含有する混合液を懸濁重合して得ら
れる樹脂粒子の分散体からなるものである。この艶消し
剤は、有機溶剤を除去、分離、乾燥したり、また後から
親水性有機溶剤を添加するなど、煩雑な工程を必要とせ
ず、直接塗料に使用することができる。さらに、該有機
溶剤が造膜助剤としての機能も有し、塗膜形成の上で非
常に有利である。
Claims (5)
- 【請求項1】(A)酢酸ブチルの蒸発速度を100とし
た場合の相対蒸発速度が38以下、水に対する溶解度が
10重量%以下である有機溶剤、(B)少なくとも1種
以上の架橋性モノマーを含むモノマー、(C)ラジカル
重合開始剤及び(D)安定剤を含有する混合液を重合し
て得られる樹脂粒子の分散体からなる塗料用艶消し剤。 - 【請求項2】(B)が(b−1)架橋性モノマー及び
(b−2)非架橋性モノマーからなり、(b−1):
(b−2)が重量比で100:0〜25:75であり、
(B):(A)が重量比で95:5〜5:95であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の塗料用艶消し剤。 - 【請求項3】(A)の溶解度パラメータが7.5〜15
であることを特徴とする請求項1または2に記載の塗料
用艶消し剤。 - 【請求項4】樹脂粒子の比表面積が2m2/g以上であ
る請求項1から3のいずれかに記載の塗料用艶消し剤。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の塗料用
艶消し剤を用いた塗料組成物。
Priority Applications (1)
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