JP2003113383A - 気流層ガス化炉、ガス化方法、これらに用いるメタン改質バーナおよび改質方法 - Google Patents

気流層ガス化炉、ガス化方法、これらに用いるメタン改質バーナおよび改質方法

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JP2003113383A
JP2003113383A JP2001305572A JP2001305572A JP2003113383A JP 2003113383 A JP2003113383 A JP 2003113383A JP 2001305572 A JP2001305572 A JP 2001305572A JP 2001305572 A JP2001305572 A JP 2001305572A JP 2003113383 A JP2003113383 A JP 2003113383A
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Makoto Takeda
誠 竹田
Akio Ueda
昭雄 植田
Fumihiko Hanayama
文彦 花山
Fumihiko Kiso
文彦 木曽
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭のガス化性能を低下させることなく、メ
タン含有ガスを有効利用して目的とする混合比のH2
CO混合ガスを回収できる気流層ガス化炉を提供する。 【解決手段】 固体炭素質原料を酸化剤とともに灰の融
点以上に加熱してH2 とCOにガス化するとともに、メ
タン含有ガスをスチームと共に加熱してH2 とCOに改
質し、生成したH2 とCO混合ガスを回収する気流層ガ
ス化炉において、固体炭素質原料と酸化剤を供給するバ
ーナと、メタン含有ガスとスチームを供給するバーナを
それぞれ独立させ、この二種類のバーナをガス化炉の同
一平面上の周方向に沿って、かつその噴射方向が、ガス
化炉内のガス流が形成する断面仮想円に対して接線方向
となるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気流層ガス化炉、
ガス化方法、これらに用いるメタン改質バーナおよび改
質方法に係り、特に、石炭等の微粉固体炭素質原料を酸
素含有ガス、例えば酸素等の酸化剤を用いて部分酸化し
て水素と一酸化炭素の混合ガスを生成するとともに、石
炭ガス化炉の性能を低下させることなく、炭層ガス、天
然ガス等のメタン(CH4)含有ガスを改質して生成した
水素と一酸化炭素の混合ガスを前記石炭がガス化した水
素と一酸化炭素の混合ガスとともに回収することができ
る、気流層ガス化炉、ガス化方法、これらに用いるメタ
ン改質バーナおよび改質方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭の採掘に伴い、炭層ガスと呼ばれる
CH4 を主成分とするガスが発生し、その回収が行われ
ている。炭層ガス回収の主目的は、炭鉱活動の安全を確
保するためであり、一部燃料などに利用されるものを除
き、その大部分は大気に放出、廃棄されているのが現状
である。資源の有効利用の観点からすれば、炭層ガスは
石炭と同様に有用な資源でありこれを有効利用すること
が望まれている。一方、気候変動に関する枠組み条約に
おいて、メタン(CH4 )の温室効果は二酸化炭素の2
1倍として計算されており、炭層ガスの有効利用は地球
の温暖化防止のためにも重要な課題となっている。
【0003】ところで、石炭等の固体炭素質原料を微粉
にして酸素、スチーム等の酸化剤と共に、原料灰の溶融
温度以上の高い温度、例えば約1400〜1600℃に
加熱した火炉に供給し、可燃分を水素(H2)と一酸化炭
素(CO)を主成分とするガスに、灰分を有害成分の溶
出がないスラグにそれぞれ変換する気流層ガス化炉は、
ガス化効率が高く、適用原料種が多く、環境適合性に優
れている等の特長を有する。また得られる水素と一酸化
炭素の混合ガスは、複合発電、燃料電池等の燃料および
合成ガス等の原料の製造に適していることから、気流層
ガス化炉の開発は国内外で積極的に進められている。
【0004】このような気流層ガス化炉において、上述
した炭層ガスに代表されるメタン含有ガスを処理または
活用できれば、資源の有効利用を図れるだけでなく、温
室効果ガスの放出が削減できるので、環境保全上も好ま
しく、その開発が進められている。CH4 を主成分とす
る炭層ガスを利用する気流層ガス化炉に関する技術とし
ては、例えば特開平9−67582号公報が挙げられ
る。
【0005】図5は、このような従来技術の説明図であ
る。図5において、この気流層ガス化炉は、ガス化炉4
0の下部のガス化反応部47に原料である石炭41と酸
化剤42としての、例えば酸素を供給する石炭供給バー
ナ43と、上部のメタン改質部48にメタン含有ガス4
4およびスチーム(H2 O)45を供給するメタン含有
ガス供給バーナ46を有しており、ガス化反応部47で
石炭41が部分酸化されてガス化し、H2 とCOが生成
し、上部メタン改質部48でメタン含有ガス44中のC
4 が水蒸気改質してH2 とCOが生成する。図5中、
49は、スラグ抜き出しライン、51は、酸素50の供
給ノズル、52は、生成ガスラインである。
【0006】このような従来の水素・一酸化炭素混合ガ
ス製造技術によれば、炭素系燃料、例えば石炭の部分酸
化反応 2CH+O2 → 2CO+H2 (1) と、メタンの水蒸気改質反応 CH4 +H2 O → CO+3H2 (2) が生じる。なお、(1)式中、CHは石炭を表わしてい
る。
【0007】(1)式において、石炭から生成する混合
ガス中のH2 /CO比は、H2 /CO=0.5であり、
(2)式において、メタンの改質によって生成する混合
ガス中のH2 /CO比は、H2 /CO=3.0となる。
従って、石炭とメタン含有ガスの投入割合を調整するこ
とによって、目的とするH2 /CO比の混合ガスが得ら
れる。H2 とCOの混合ガスは、ガスタービン、燃料電
池等を用いる発電装置、メタノール、ジメチルエーテル
(DME)、FT合成油などの燃料を製造する燃料製造
装置、または発電と燃料製造を同時に行なう燃料・電力
併産プラントなどに適用される。なお、DME製造用混
合ガス中の水素/一酸化炭素比は、例えば1.0であ
る。
【0008】しかしながら、CH4 の水蒸気による改質
反応は吸熱反応であるため、図5の装置においてメタン
含有ガス改質反応を独立して生じさせる場合には、反応
を促進するための熱源が必要である。比較的少量のメタ
ン含有ガスを利用する場合には、CH4 の水蒸気改質反
応の前流で生じる石炭のガス化反応で発生する熱量を利
用することもできるが、メタン含有ガス処理量が増加し
た場合には、石炭ガス化反応で生じる熱量だけでは不十
分となり、他の熱源、例えばメタン含有ガスを一部を燃
焼させて熱量を得るか、または低温でCH4 の水蒸気改
質反応を促進させるための触媒を設置すること等によっ
て、メタンの水蒸気改質反応を促進させる必要がある。
【0009】一方、石炭ガス化反応部に直接メタン含有
ガスを供給する方法も考えられるが、この方法では、灰
の溶融温度以上の高温場における熱源を確保することは
できるものの、石炭と共に供給される酸素がメタン含有
ガス中のメタンを選択的に燃焼させる反応 CH4 +2O2 → CO2 +2H2 O ・・・(3) が生じるので、石炭のガス化反応を進行させるために必
要な酸素量が不足するという問題がある。
【0010】ところで、メタン、天然ガス等の炭化水素
含有ガスを酸素により部分酸化させる従来技術として、
例えば特開昭63−297201号公報が挙げられる。
【0011】図6は、炭化水素含有ガスを酸素等により
部分酸化または改質させる従来の複オリフィスバーナの
説明図である。図6において、この複オリフィスバーナ
60は、管状同軸流路の配列体であって、酸素含有ガス
とスチームが混合された酸化剤65を供給する中心流路
61と、その外周部に順次同心円状に設けられた、燃料
66を供給する第1流路62、酸化剤67を供給する第
2流路63および燃料と調節剤68を供給する第3流路
64とを有している。
【0012】このような複オリスィスバーナにおいて、
酸化剤65が中心流路61から、例えば5〜45m/s の
比較的低い速度で供給され、燃料としての炭化水素含有
ガス66が前記中心流路61を取り囲む第1流路62か
ら、例えば50〜150m/sの比較的高い速度で供給さ
れ、また酸化剤67が前記第1流路62を取り囲む第2
流路63から、例えば5〜45m/s の比較的低い速度で
供給され、さらに燃料および/または調節剤68が前記
第2流路63を取り囲む第3の流路64から、例えば5
〜45m/s の比較的低い速度で供給され、前記第1流路
62から供給される燃料66の高速噴流エネルギによっ
て、酸化剤と燃料を混合させて部分酸化または改質反応
を促進させるとともに、反応ガスの火炎69、すなわち
高温反応領域をバーナ長手方向へ延長させ、これによっ
てバーナ本体およびバーナ近傍の壁面の熱損傷防止が図
られている。
【0013】しかしながら、このようなバーナをガス化
炉に適用し、単にメタン等の炭化水素を含むガス、改質
用のスチームおよび改質反応を促進させる熱源を確保す
るために必要な酸化剤をそれぞれ独立して供給した場合
には、炭化水素含有ガスが高速の噴流としてガス化炉内
に供給されるために、ガス化炉内の旋回流が乱れ、炉内
温度が不均一となって上述した(2)式の改質反応が促
進されず、また(3)式に示した、石炭をガス化させる
ために供給した酸化剤による炭化水素の燃焼反応が進行
し、石炭のガス化効率が低下する。また、改質反応の熱
源を確保するために供給した酸化剤は、供給部近傍にお
いては、酸素濃度が非常に高いので多量の熱が発生して
異常な高温となるために、前記供給部近傍が損傷するお
それもある。
【0014】すなわち、上記従来技術は、気流層ガス化
炉における高い石炭ガス化効率を維持しつつ、炭層ガ
ス、天然ガスをはじめとするメタン含有ガスを有効利用
して目的とするH2 /CO比の混合ガスを効率よく製造
することは困難であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、固体炭素質原料をガス化す
る気流層ガス化炉におけるガス化性能を低下させること
なく、メタン含有ガスを有効利用して目的とする混合比
の水素・一酸化炭素混合ガスを回収することができる、
気流層ガス化炉、ガス化方法、これらに用いるメタン改
質バーナおよび改質方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者は、石炭等の固体炭素質原料をガス化する
気流層ガス化炉におけるガス化性能を低下させることな
く、メタン含有ガスを利用して効率よくH2 とCOの混
合ガスを回収するためには、まず第一に、石炭をガス化
するために供給した酸化剤を石炭(固体)よりも反応性
に富むメタンと不必要に燃焼反応させないこと、第二
に、石炭ガス化反応を十分促進させ、かつガス化炉内の
均一温度を確保するためには炉内旋回流を乱さないこ
と、および第三に、メタンの改質反応に必要な熱源を十
分に確保する必要があること等に着目し、鋭意研究した
結果、気流層ガス化炉における固体炭素質原料と酸化剤
を供給するバーナと、メタン含有ガスとスチームを供給
するバーナをそれぞれ独立させ、この二種類のバーナ
を、ガス化炉の同一平面上の周方向に沿って、各バーナ
の噴射方向がガス化炉内の流動ガスが形成する円形のガ
ス流に対して接線方向となるように配置することによ
り、ガス化炉内に旋回流が形成されて炉内温度が均一と
なり、石炭のガス化反応を阻害することなくメタン含有
ガスをH2 とCOに改質できること、およびメタン含有
ガスを供給するバーナを、スチームと酸化剤の混合流体
を供給する内筒と、内筒の外周に同心円状に設けられた
メタン含有ガスを供給する外筒とを有し、該外筒の噴出
孔を縮径し、かつバーナの中心軸方向に傾斜させたもの
とすることにより、メタン含有ガスの噴射速度がスチー
ムと酸化剤の混合流体の噴射速度よりも速くなり、バー
ナ先端部で、まずメタン含有ガス中のCH4 の一部が燃
焼し、その燃焼熱によって残りのメタンのスチームによ
る改質反応が促進されることを見出し、本発明に到達し
た。
【0017】すなわち、本願で特許請求する発明は、以
下のとおりである。 (1)微粉固体炭素質原料を酸化剤とともに該炭素質原
料の灰の溶融温度以上に加熱してガス化するとともに、
メタン含有ガスをスチームと共に加熱して改質し、前記
微粉固体炭素質原料のガス化によって生成した水素と一
酸化炭素の混合ガスをメタン含有ガスの改質によって生
成した水素と一酸化炭素の混合ガスとともに回収する気
流層ガス化炉において、前記微粉固体炭素質原料と酸化
剤を供給するバーナと、メタン含有ガスとスチームを供
給するバーナをそれぞれ独立させ、該二種類のバーナ
を、ガス化炉の同一平面上の周方向に沿って、かつ各バ
ーナの噴射方向が、前記ガス化炉内の流動ガスが形成す
る断面仮想円に対して接線方向となるように配置したこ
とを特徴とする気流層ガス化炉。
【0018】(2)前記メタン含有ガスとスチームを供
給するバーナに代えて、スチームと酸化剤の混合流体を
供給する内筒と、該内筒の外周に同心円状に設けられた
メタン含有ガスを供給する外筒とを有し、該外筒の噴出
孔を縮径し、かつバーナの中心軸方向に傾斜させたメタ
ン改質バーナを用いたことを特徴とする上記(1)に記
載の気流層ガス化炉。
【0019】(3)上記(2)に記載の気流層ガス化炉
を用いた固体炭素質原料のガス化方法であって、前記メ
タン改質バーナの外筒から噴射されるメタン含有ガスの
噴射速度を内筒から噴射されるスチームと酸化剤の混合
流体の噴射速度よりも速くしてバーナ先端部に前記メタ
ン含有ガス中のメタンの一部を前記内筒から噴射される
酸化剤で燃焼させる火炎を形成し、該火炎内で前記メタ
ン含有ガス中の残りのメタンをスチームで水素と一酸化
炭素に改質し、得られた水素と一酸化炭素の混合ガスを
固体炭素質原料がガス化した水素と一酸化炭素の混合ガ
スとともに回収することを特徴とする気流層ガス化炉を
用いた固体炭素質原料のガス化方法。
【0020】(4)微粉固体炭素質原料を酸化剤ととも
に該炭素質原料の灰の溶融温度以上に加熱してガス化す
るとともに、メタン含有ガスをスチームと共に加熱して
改質し、前記微粉固体炭素質原料のガス化によって生成
した水素と一酸化炭素の混合ガスをメタン含有ガスの改
質によって生成した水素と一酸化炭素の混合ガスととも
に回収する気流層ガス化炉に適用するメタン改質バーナ
であって、スチームと酸化剤の混合流体を供給する内筒
と、該内筒の外周に同心円状に設けられたメタン含有ガ
スを供給する外筒とを有し、該外筒の噴出孔を縮径し、
かつバーナの中心軸方向に傾斜させたことを特徴とする
気流層ガス化炉用メタン改質バーナ。
【0021】(5)上記(4)に記載のメタン改質バー
ナを用いたメタン改質方法であって、前記外筒から噴射
されるメタン含有ガスの噴射速度を内筒から噴射される
スチームと酸化剤の混合流体の噴射速度よりも速くして
バーナ先端部に前記メタン含有ガス中のメタンの一部を
前記内筒から噴射される酸化剤で燃焼させる火炎を形成
し、該火炎内で前記メタン含有ガス中の残りのメタンを
スチームと反応させて水素と一酸化炭素に改質すること
を特徴とするメタン改質方法。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を用いて詳細に
説明する。 実施例1 図1は、本発明の一実施例である気流層ガス化炉の水平
断面を示す説明図である。図において、微粉固体炭素質
原料としての石炭1と酸化剤としての、例えば酸素2を
供給する石炭供給バーナ3と、メタン含有ガスとしての
炭層ガス4とスチーム5を供給するメタン含有ガス供給
バーナ6をそれぞれ独立させ、該二種類のバーナ3およ
び6が、ガス化炉10の同一平面上の周方向に沿って、
かつその噴射方向がガス化炉10内の流動ガスが形成す
る、水平断面における仮想円(以下、単に仮想円という
ことがある)7に対して接線方向となるように、それぞ
れ4個および2個配置されている。
【0023】このような構成において、石炭1は、微粉
砕されたのち窒素等の不活性ガスにより搬送されて石炭
供給バーナ3へ送られ、酸素2と共にガス化炉10内に
供給されて前記石炭1が燃焼した灰の溶融温度以上の高
温、例えば1400〜1600℃の雰囲気でガス化して
2 とCOの混合ガスが生じる。一方、炭層ガス4はス
チーム(H2 O)5と共にメタン含有ガス供給バーナ6
へ送られ、前記石炭1のガス化によって灰の溶融温度以
上の高温に維持されたガス化炉10内へ供給され、前記
スチーム5と反応してH2 とCOに改質され、石炭1が
ガス化したH2とCOの混合ガスとともに回収される。
【0024】本実施例によれば、石炭1と空気2を供給
するバーナ3と、炭層ガス4とスチーム5を供給するバ
ーナ6を独立させ、それぞれガス化炉10の同一平面の
周方向に沿って、かつ炉内に生じるガス流の仮想円7に
対して接線方向に配置したことにより、ガス化反応部に
供給されたガスおよび生成したガスが良好に混合し、十
分な旋回流を形成して炉内温度が均一に保持されるの
で、石炭1のガス化および炭層ガス4中のメタンの改質
効率が向上する。また、本実施例によれば、炭層ガス4
とスチーム5を同一のバーナ6によって同時に石炭ガス
化反応部に供給することができるので、水蒸気改質反応
に必要な熱量を十分に確保してCH4 のH 2 Oによる改
質反応効率が向上するだけでなく、別のバーナ3から石
炭と共に供給されたO2 と前記CH4 との反応は生じに
くく、石炭のガス化反応を阻害することはない。
【0025】すなわち本実施例によれば、石炭の部分酸
化によるガス化を阻害することなく、メタン含有ガスで
ある炭層ガス4から効率よくエネルギを回収することが
でき、これによって温室効果ガスである炭層ガスの大気
放出量を削減して地球温暖化を抑制することができる。
【0026】また、本実施例によれば、炭層ガスに4の
供給量を制御することにより石炭1のガス化によって生
成した混合ガス中のH2 とCOとの混合割合を自由に調
整することができるので、目的とするH2 /CO比の混
合ガスを回収することができる。
【0027】実施例2 図2は、本発明の他の実施例である気流層ガス化炉の水
平断面を示す説明図である。図において、ガス化炉10
の同一平面の周方向に沿って同数の石炭供給バーナ3
と、メタン含有ガス供給バーナ6が、その噴射方向がガ
ス流による仮想円7に対して接線方向となるようにそれ
ぞれ均等に設置されている。
【0028】このような構成において、石炭供給バーナ
3から石炭1と酸化剤としての酸素2が、CH4 含有ガ
ス供給バーナ6から炭層ガス4とスチーム5がそれぞれ
供給され、上記実施例と同様、石炭1のガス化反応およ
び炭層ガス4中のCH4 の改質反応が生じ、H2 とCO
の混合ガスが得られるが、石炭供給バーナ3とメタン含
有ガス供給バーナ6の設置本数を同数とし、周方向に沿
って均等に配置したことにより、酸化剤、メタン含有ガ
スおよびスチームのガス噴射時の運動量が同一となるよ
うに調整できるので、良好な旋回流が形成され、炉内温
度をより均一化できる。従って、石炭供給バーナ3から
導入された石炭1は、酸素2によって、前記石炭の灰の
溶融温度以上の高温を維持しながらガス化してH2 とC
Oとなり、メタン含有ガス供給バーナより供給されたC
4 は、該バーナより噴出されたスチームによって改質
されてH2 とCOとなる。
【0029】本実施例によれば、これまで廃棄されてい
た炭層ガスから効率よくH2 およびCO、すなわちエネ
ルギを回収することができ、かつ炭層ガス4の供給量を
制御することによって、ガスタービン発電、燃料電池、
化学合成等の各種用途に応じて、目的とする水素と一酸
化炭素比の混合ガスを得ることができる。また資源を有
効利用できるとともに、温室効果ガスであるCH4 の大
気放出量を削減して地球温暖化を抑制することができ
る。
【0030】なお本実施例において、回収混合ガス中の
2 /CO比を高くしたい場合は、石炭供給量に対する
CH4 供給量比を大きくし、多量の炭層ガスをガス化炉
10内に供給する必要があるが、この場合、炉内で形成
される旋回流に及ぼす炭層ガス噴流の影響が大きくな
り、良好な流れ場が形成されなくなるおそれかあるが、
本実施例のように、石炭供給バーナ3およびメタン含有
ガス供給バーナ6を同数とし、炉周方向に均等に設置す
ることにより、炉内で形成される旋回流に及ぼす炭層ガ
ス噴流の影響をできる限り小さくして効率よく石炭のガ
ス化およびメタンの改質を行うことができる。図2にお
いては、石炭供給バーナ3およびメタン含有ガス供給バ
ーナ6がそれぞれ同数、等間隔に配置されているが、各
バーナから供給される酸化剤、炭層ガスおよびスチーム
の有する旋回力が同様であれば、バーナの設置本数およ
び設置間隔はとくに限定されるものではない。
【0031】実施例3 図3は、本発明の一実施例である気流層ガス化炉用メタ
ン改質バーナを示す断面図である。図3において、この
メタン改質バーナ20は、酸素含有ガス、例えば酸素1
6とスチーム15の混合ガスを噴射する内筒11と、該
内筒11の外周に同心円状に設けられた、メタン含有ガ
スとしての炭層ガス14を噴射する外筒12とを有し、
該外筒12の噴出孔17を縮径し、かつバーナの中心軸
方向に傾斜させたものである。なお、13は、バーナの
冷却手段としての冷却水ジャケット、18および19は
冷却水の入口および出口である。
【0032】このような構成において、外筒12の噴出
孔17を経て噴射される炭層ガス14の噴射速度は内筒
11を経て噴射されるスチーム15と酸素16の混合流
体の噴射速度よりも速くなるので、バーナ先端部に炭層
ガス14に含まれるメタンの一部を内筒11から噴射さ
れるO2 含有ガス、例えば酸素で燃焼させる火炎が形成
され、該火炎内で残りのメタンとスチームとが反応して
前記メタンが改質したH2 とCOの混合ガスが生成す
る。
【0033】本実施例によれば、炭層ガスに含まれるメ
タンの一部を燃焼した燃焼熱を利用して残りのメタンを
効率よくH2 とCOに改質することができる。また外筒
12の外周部に冷却水ジャケット13を設けたことによ
り、異常高温によるバーナの損傷を防止することができ
る。本実施例において、外筒12の噴出孔17を複数個
に分割してもよい。
【0034】図4は、図3のメタン改質バーナを適用し
た気流層ガス火炉の水平断面を示す説明図である。図に
おいて、この気流層ガス化炉は、ガス化炉30の同一平
面の外周に沿って均等に、かつその噴射方向が火炉30
内にガス流が形成する仮想円37に対して接線方向とな
るように設置された4個の石炭供給バーナ33と、任意
の石炭供給バーナ33、33相互の間に、その噴射方向
が前記仮想円37に対して接線方向となるように配置さ
れた1個のメタン改質バーナ20を有している。
【0035】このような構成において、石炭31は、例
えば不活性ガスにより搬送されて各石炭供給バーナ33
へ送られ、酸素含有ガスとしての、例えば酸素32と共
にガス化炉30内に供給されて前記石炭31が灰の溶融
温度以上の高温、例えば1400〜1600℃の雰囲気
でガス化してH2 とCOの混合ガスが生じる。一方、メ
タン改質バーナ20の外筒12を経て火炉内に供給され
る、炭層ガス34は、内筒11を経て火炉内に噴射され
る、酸化剤としての、例えば空気38とスチーム35の
混合流体よりも速い速度で噴射されるので、前記炭層ガ
ス34中のCH 4 の一部が、まず内筒11から噴射され
た混合流体中の酸素と反応して燃焼火炎を形成して十分
な熱量を発生する。このとき燃焼火炎である高温領域
(メタン改質反応領域)21は、外筒12を経て供給さ
れる炭層ガス34で覆われるので、該メタン改質反応領
域21内で上述した(2)式のメタンの水蒸気改質反応
が生じ、H2 とCOの混合ガスが発生する。得られたH
2 とCOの混合ガスは、上記石炭31がガス化したH2
とCOの混合ガスとともに回収される。
【0036】本実施例によれば、気流層ガス化炉に適用
するバーナを、スチーム35と酸素38の混合流体を供
給する内筒11と、その外周部に設けられた炭層ガス3
4を供給する外筒12を有し、該外筒12の噴出孔17
を縮径し、かつバーナ中心軸方向に傾斜させたメタン改
質バーナ20としたことにより、炭層ガス34およびス
チーム35と酸素38の混合流体が同一のバーナから供
給され、バーナ先端部で直ちにメタンの一部が燃焼する
燃焼反応が生じて燃焼熱が発生し、この熱量を利用して
炭層ガス中の残りのメタンがスチームによって安定かつ
効率よく改質されてH2 とCOの混合ガスが生成する。
従って、炭層ガスが未反応のまま仮想円37に沿ったガ
ス旋回流と混合することはなく、石炭のガス化反応が阻
害されることはない。
【0037】また本実施例において、酸化剤としての酸
素38はスチーム35と混合して供給されるので、その
相対濃度が低くなり、かつスチームと空気の混合流体の
噴出流の外側には炭層ガス34の噴出流が形成されるの
で、バーナおよび/またはバーナ近傍の炉壁の熱損傷を
防止して気流層ガス化炉の安定運転が可能になる。
【0038】本実施例において、内筒11から噴射され
る酸素とスチームとの混合流体中の酸素の割合は、
(3)式に示すメタンの酸化反応により生じる発熱量
と、(2)式に示すメタンのスチーム改質反応による吸
熱量とのバランスによって決定され、例えば25〜50
%である。本実施例においては、メタン改質バーナ20
を1本としたが、2本またはそれ以上設けることもでき
る。
【0039】
【発明の効果】本願の請求項1に記載の発明によれば、
石炭のガス化反応を阻害することなく、炭層ガス等のメ
タン含有ガスから効率よくH2 とCOを回収して資源の
有効利用を図れるとともに、温室効果ガスであるメタン
の放出量を削減して地球温暖化を抑制することができ
る。
【0040】本願の請求項2に記載の発明によれば、メ
タンを改質する専用のバーナを適用したことにより、上
記発明の効果に加え、メタン含有ガス中のメタンのH2
とCOへの改質効率がより向上する。
【0041】本願の請求項3に記載の発明によれば、上
記発明と同様、石炭のガス化反応を阻害することなく、
炭層ガス等のメタン含有ガス中のメタンをH2 とCOに
改質して石炭がガス化したH2 とCOとともに回収する
ことができる。また、温室効果ガスであるメタンの放出
量を削減して地球温暖化を抑制することができる。
【0042】本願の請求項4に記載の発明によれば、一
部のメタンを燃焼させた燃焼熱を利用してメタン含有ガ
ス中の残りのメタンを効率よくH2 とCOに改質し、石
炭がガス化したH2 とCOの混合ガスと共に回収するこ
とができる。
【0043】本願の請求項5に記載の発明によれば、一
部のメタンを燃焼させた燃焼熱を利用してメタン含有ガ
ス中の残りのメタンを効率よくH2 とCOに改質するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である気流層ガス化炉の一実施例を示す
水平断面図。
【図2】本発明である気流層ガス化炉の他の実施例を示
す水平断面図。
【図3】本発明であるメタン改質バーナを示す断面図。
【図4】本発明である気流層ガス化炉の別の実施例を示
す水平断面図。
【図5】従来技術の説明図。
【図6】従来技術の説明図。
【符号の説明】
1…石炭、2…酸化剤(酸素)、3…石炭供給バーナ、
4…炭層ガス(メタン含有ガス)、5…スチーム、6…
メタン含有ガス供給バーナ、7…円形のガス流(仮想
円)、10…ガス化炉、11…内筒、12…外筒、13
…冷却水ジャケット、14…炭層ガス、15…スチー
ム、16…酸素、17…外筒の噴出孔、18…冷却水入
口、19…冷却水出口、20…メタン改質バーナ、21
…メタン改質反応領域、30…ガス化炉、31…石炭、
32…酸素、33…石炭供給バーナ、34…炭層ガス、
35…スチーム、37…仮想円、38…酸素、40…ガ
ス化炉、41…石炭、42…酸化剤、43…石炭供給バ
ーナ、44…メタン含有ガス、45…スチーム、46…
メタン含有ガス供給バーナ、47…ガス化反応部、48
…メタン改質部、49…スラグ抜き出しライン、50…
酸素、51…酸素供給ノズル、52…生成ガスライン、
60…複オリフィスバーナ、61…中心流路、62…第
1流路、63…第2流路、64…第3流路、65…酸化
剤(O2 +H2 O)、66…燃料、67…酸化剤、68
…燃料+調節剤、69…反応ガスの火炎。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花山 文彦 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 (72)発明者 木曽 文彦 茨城県日立市大みか町7丁目2番1号 株 式会社日立製作所日立研究所電力・電機開 発研究所内 Fターム(参考) 3K065 QB10 QB12 SA01 SA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉固体炭素質原料を酸化剤とともに該
    炭素質原料の灰の溶融温度以上に加熱してガス化すると
    ともに、メタン含有ガスをスチームと共に加熱して改質
    し、前記微粉固体炭素質原料のガス化によって生成した
    水素と一酸化炭素の混合ガスをメタン含有ガスの改質に
    よって生成した水素と一酸化炭素の混合ガスとともに回
    収する気流層ガス化炉において、前記微粉固体炭素質原
    料と酸化剤を供給するバーナと、メタン含有ガスとスチ
    ームを供給するバーナをそれぞれ独立させ、該二種類の
    バーナを、ガス化炉の同一平面上の周方向に沿って、か
    つ各バーナの噴射方向が、前記ガス化炉内の流動ガスが
    形成する断面仮想円に対して接線方向となるように配置
    したことを特徴とする気流層ガス化炉。
  2. 【請求項2】 前記メタン含有ガスとスチームを供給す
    るバーナに代えて、スチームと酸化剤の混合流体を供給
    する内筒と、該内筒の外周に同心円状に設けられたメタ
    ン含有ガスを供給する外筒とを有し、該外筒の噴出孔を
    縮径し、かつバーナの中心軸方向に傾斜させたメタン改
    質バーナを用いたことを特徴とする請求項1に記載の気
    流層ガス化炉。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の気流層ガス化炉を用い
    た固体炭素質原料のガス化方法であって、前記メタン改
    質バーナの外筒から噴射されるメタン含有ガスの噴射速
    度を内筒から噴射されるスチームと酸化剤の混合流体の
    噴射速度よりも速くしてバーナ先端部に前記メタン含有
    ガス中のメタンの一部を前記内筒から噴射される酸化剤
    で燃焼させる火炎を形成し、該火炎内で前記メタン含有
    ガス中の残りのメタンをスチームで水素と一酸化炭素に
    改質し、得られた水素と一酸化炭素の混合ガスを固体炭
    素質原料がガス化した水素と一酸化炭素の混合ガスとと
    もに回収することを特徴とする気流層ガス化炉を用いた
    固体炭素質原料のガス化方法。
  4. 【請求項4】 微粉固体炭素質原料を酸化剤とともに該
    炭素質原料の灰の溶融温度以上に加熱してガス化すると
    ともに、メタン含有ガスをスチームと共に加熱して改質
    し、前記微粉固体炭素質原料のガス化によって生成した
    水素と一酸化炭素の混合ガスをメタン含有ガスの改質に
    よって生成した水素と一酸化炭素の混合ガスとともに回
    収する気流層ガス化炉に適用するメタン改質バーナであ
    って、スチームと酸化剤の混合流体を供給する内筒と、
    該内筒の外周に同心円状に設けられたメタン含有ガスを
    供給する外筒とを有し、該外筒の噴出孔を縮径し、かつ
    バーナの中心軸方向に傾斜させたことを特徴とする気流
    層ガス化炉用メタン改質バーナ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメタン改質バーナを用
    いたメタン改質方法であって、前記外筒から噴射される
    メタン含有ガスの噴射速度を内筒から噴射されるスチー
    ムと酸化剤の混合流体の噴射速度よりも速くしてバーナ
    先端部に前記メタン含有ガス中のメタンの一部を前記内
    筒から噴射される酸化剤で燃焼させる火炎を形成し、該
    火炎内で前記メタン含有ガス中の残りのメタンをスチー
    ムと反応させて水素と一酸化炭素に改質することを特徴
    とするメタン改質方法。
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