JP2003109461A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP2003109461A
JP2003109461A JP2002278690A JP2002278690A JP2003109461A JP 2003109461 A JP2003109461 A JP 2003109461A JP 2002278690 A JP2002278690 A JP 2002278690A JP 2002278690 A JP2002278690 A JP 2002278690A JP 2003109461 A JP2003109461 A JP 2003109461A
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JP2002278690A
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Hiroaki Okada
浩明 岡田
Isao Mochizuki
勲 望月
Takeyuki Takagi
猛行 高木
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キートップを一対のリンク部材の上から下方
へ押圧することにより、そのキートップを一対のリンク
部材に取り付けることができるキースイッチ装置を提供
する。 【解決手段】 キースイッチ装置は、キートップ3と、
キートップ3に対向するホルダ部材5と、X字状に交差
配置された一対のリンク部材7,9とを備えている。第
2リンク部材9の後端部には、キートップ3の摺動係止
片3bに係止する摺動係止ピン9dが突設され、その近
傍には外側に向けて支持部9eが突設されている。この
支持部9eは、摺動係止ピン9dを摺動係止片3bに押
圧係止する際に、第1リンク部材7の板状体7fの後端
部の上面に当接するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ等の入力装置であるキーボ
ード等に使用されるキースイッチ装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来のキースイッチ装置は、キートップ
の裏面から垂設されたキーステムをホルダ部材に形成し
たキーホルダ部に挿入して、上下に摺動案内する構成が
採られていた。このような構成のキースイッチ装置で
は、キーステムのキーホルダ部により摺動案内される部
分を大きくすれば、キー操作性は向上するものの、キー
ボードの薄型化には対応することができず、一方、キー
ボードの薄型化に対応すべくキーステムがキーホルダ部
により摺動案内される部分を小さくすれば、両者間に生
じるこじれに起因して、キー操作性が低下してしまうと
いう欠点があった。 【0003】本出願人は、上述した従来のキースイッチ
装置における欠点を解消するために、キーステムとキー
ホルダ部を無くし、キーボードを薄型にできるとともに
キー操作性を良好にしたキースイッチ装置を特願平3−
330160号の願書に添付した明細書及び図面にて提
案した(特願平3−330160号は、本願の原出願時
において未公開である)。 【0004】かかるキースイッチ装置の概略について説
明すると、第1及び第2リンク部材を側面視X字状(は
さみ状)に交叉して案内支持部材とし、その案内支持部
材をキートップ及びホルダ部材の間に配設して構成され
ている。具体的には、キートップの裏面及びホルダ部材
の上面には、それぞれ2組の係止部が形成されており、
案内支持部材を構成する両リンク部材の各端部が、その
各係止部内に係止されることにより、案内支持部材がキ
ートップ及びホルダ部材の間に配設されるのである。キ
ートップは、かかる案内支持部材により上下動可能にさ
れており、キートップの押下時には、両リンク部材が互
いに連結される軸支部Aにより、ラバースプリングが座
屈され、スイッチング動作が行われるのである。 【0005】ところで、両リンク部材は、第1リンク部
材の基部中央部の一側面から延設された軸を、第2リン
ク部材の基部中央部に穿設された軸孔に挿通することに
より、互いに軸支され連結されている。このため、両リ
ンク部材を容易に軸支し連結することができる反面、キ
ートップやホルダ部材に装着する前の状態では、軸支さ
れ連結された両リンク部材は、容易に分離してしまうの
で、キースイッチ装置の組立作業が繁雑になってしまう
という欠点があった。 【0006】そこで、本願出願人は、かかる欠点を解消
するために、即ち、一旦連結された両リンク部材が容易
に分離しないように、一方のリンク部材の内部に他方の
リンク部材を嵌挿して、案内支持部材を構成することを
試みた。この場合、外側のリンク部材の内部へ、他方の
リンク部材を容易に嵌挿することができるように、外側
のリンク部材の一端を開放して形成することを試みた。 【0007】キースイッチ装置の組立は、まず、両リン
ク部材を連結して案内支持部材とし、その案内支持部材
をホルダ部材に装着した後に、更に、その案内支持部材
の上方からキートップを押圧して、そのキートップを案
内支持部材に取り付けることにより行われる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一方の
リンク部材の内部に他方のリンク部材を嵌挿して案内支
持部材を構成する場合、外側に位置する一方のリンク部
材の一端を開放して形成すると、その開放側の端部と他
方のリンク部材の端部とは、案内支持部材を折り畳んだ
状態で上下に重ならない。このため、キートップを案内
支持部材の上方から押圧すると、キートップの係止部内
に係止されるべき端部のうち、かかる開放側の端部は、
キートップの押圧に伴って下方へたわんでしまうので、
その端部をキートップの係止部内に係止することができ
ないという問題点があった。 【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、キートップを一対のリンク部材の
上から下方へ押圧することにより、そのキートップを一
対のリンク部材に取り付けることができるキースイッチ
装置を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のキースイッチ装置は、キートップと、その
キートップの下方に配設され、係止部が形成されたホル
ダ部材と、キートップの下面及びホルダ部材の係止部に
連結係止されるとともに、同期して回動することにより
キートップの上下動を案内する一対のリンク部材と、キ
ートップの上下動に伴って、スイッチング動作を行うス
イッチング部材とを備えたキースイッチ装置であって、
一対のリンク部材の端部には、キートップ側又はホルダ
部材側に可動的に係止される係止部材が形成され、その
係止部材の内、キートップの下面に係止される押圧係止
される一方のリンク部材の係止部材の近傍に支持部が形
成され、その支持部は、キートップの押下時に、他方の
リンク部材によって押圧される位置に設けられ、キート
ップの押下時に、一対のリンク部材が略水平に折り畳ま
れ、キートップの下面と一方のリンク部材の係止部材と
が係止されるものである。 【0011】上記構成を有する本発明のキースイッチ装
置によれば、一対のリンク部材には、キートップがその
上から下方へ押圧されて取り付けられる。ここで、一対
のリンク部材が略水平に折り畳まれた状態において、一
方のリンク部材に設けられた支持部が他方のリンク部材
によって押圧されることにより、キートップの下面と一
方のリンク部材の係止部材とが係止される。よって、単
に、キートップを一対のリンク部材の上から下方へ押圧
することによって、そのキートップをリンク部材に取り
付けることが可能になる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
を図面を参照して説明する。ここで、図1は実施例のキ
ースイッチ装置の横断面図である。実施例のキースイッ
チ装置は、例えばコンピュータのキーボード等に用いら
れるものであり、オペレータによって押下されるキート
ップ3と、このキートップ3に対向するホルダ部材5
と、X字状に交差配置された第1リンク部材7及び第2
リンク部材9からなり、キートップ3の上下動の案内を
行う案内支持部材11と、キートップ3の上下動に伴っ
てスイッチングを行うためのラバースプリング13とを
備えている。 【0013】続いて、上記の各構成について詳細に説明
する。まず、キートップ3は、例えばABS樹脂の合成
樹脂を成型したものであり、その上面にアルファベット
等の文字が印刷等により形成されるとともに、裏面に
は、第1リンク部材7の前端部7a(図1の左側を前側
つまり操作者側とする)の回動係止ピン7cが係止され
る回動係止部3aと、第2リンク部材9の後端部9bの
摺動係止ピン9d(上部係止部材)が係止される摺動係
止片3bとが設けられている。ここで、回動係止部3a
は、下側に向けて突設される2つの係止片3cより構成
される。 【0014】また、摺動係止片3bは、図2の部分断面
図(図1のX−X線断面図)に示すように、キートップ
3の裏面の左右両側に断面略L字形に突設されており、
内側に向けて開口する係止溝3eに、第2リンク部材9
の摺動係止ピン9dが係止される。尚、摺動係止片3b
の内側よりの下面3fは、後述するキートップ3の組立
が容易になるように、斜めにカットされている。 【0015】次に、ホルダ部材5は、弾性を有する合成
樹脂よりなるものであり、図1に示すように、フレキシ
ブル回路基板15の上に取り付けられている。このホル
ダ部材5には、第2リンク部材9の前端部9aの回動係
止ピン9cが係止される回動係止部5aと、第1リンク
部材7の後端部7bの摺動係止ピン7dが係止される摺
動係止片5bとが設けられている。ここで、回動係止部
5aは、上側に向けて突設される第1案内部5dと第2
案内部5eとから構成されている。また、摺動係止片5
bの下方には、摺動係止ピン7dが水平方向に移動可能
となるように、摺動溝5cが形成されている。 【0016】また、このホルダ部材5には、図3の平面
図(第2リンク部材9を省略して示す)に示すように、
摺動係止片5bに係止される第1リンク部材7の後端部
7bの内側に、略直方体の形状を有するたわみ防止部5
fが突設されている。このたわみ防止部5fは、第1リ
ンク部材7の後端部7bが内側(矢印Y方向)にたわむ
ことを防止して、後端部7bを摺動係止片5bから外れ
にくくするものである。尚、たわみ防止部5fの高さ
は、図1に示すように摺動係止ピン7dの直径より大き
く設定されている。 【0017】次に、案内支持部材11を構成する第1リ
ンク部材7は、図4(a)の平面図に示すように、左右
一対の板状体7fを有する略コ字状の部材であり、その
前端部7a側には回動係止棒7gが設けられ、この回動
係止棒7gの左右両端に、前述の回動係止ピン7cが形
成されている。また、第1リンク部材7の後端部7bに
は、前述の摺動係止ピン7dが外側に向けて突設されて
いる。更に、両板状体7fの外側中央部には、第2リン
ク部材9の軸体9h(図4(b)参照)に嵌合する軸孔
7hが設けられている。 【0018】一方、第2リンク部材9は、図4(b)の
平面図に示すように、左右一対の板状体9fが連結部9
gによって連結された部材であり、その前端部9aに
は、前述の回動係止ピン9cが外側に向けて突設される
とともに、後端部9bには、前述の摺動係止ピン9dが
突設されており、両板状体9fの外側中央部には、前記
第1リンク部材7の軸孔7hに回動可能に係止される軸
体9hが突設されている。 【0019】そして、この第2リンク部材9の摺動係止
ピン9dの近傍には、外側に向けて支持部9eが突設さ
れている。この支持部9eは、後述するキートップ3の
取付の際に、第1リンク部材7(図4(a)参照)の板
状体7fの後端部7b寄りの上面7iに当接するように
設けられており、板状体7fの厚みTと同程度の高さに
突設されている。 【0020】尚、第2リンク部材9の連結部9gの中央
には、後述するラバースプリング13を押し下げるため
の押下部9iが設けられている。 【0021】次に、ラバースプリング13は、図5の横
断面図(図3のB−B線断面図)に示すように、フレキ
シブル回路基板15の上に設けられる逆カップ状の部材
であり、その上面13aは、前述した第2リンク部材9
の押下部9iに接している。また、ラバースプリング1
3の内側の上部(内頂壁)には、可動電極21が固着さ
れており、フレキシブル回路基板15上には、この可動
電極21に対向する位置にスイッチ電極23a,23b
が形成されている。 【0022】尚、フレキシブル回路基板15の下方には
スイッチ支持板17が配設されている。このスイッチ支
持板17は、上方に配設されたフレキシブル回路基板1
5及びホルダ部材5を支持するものである。 【0023】続いて、前記構成を有する本実施例のキー
スイッチ装置の組立方法について説明する。本実施例の
キースイッチ装置は、以下の(1)〜(4)の手順で組
み立てられる。 【0024】(1)まず、スイッチ支持板17上にフレ
キシブル回路基板15、ホルダ部材5を載置する。 【0025】(2)次に、案内支持部材11を組み立て
る。即ち、図6(a)に示すように、第2リンク部材9
を第1リンク部材7の後端部7b側から押し込んで両板
状体7fの間に挟み入れ、第2リンク部材9の軸体9h
を第1リンク部材7の軸孔7hに嵌合させる。 【0026】(3)上述のように組み立てた案内支持部
材11を、ホルダ部材5に取り付ける。即ち、まず、図
6(b)に示すように、両リンク部材7,9を折畳んだ
状態で、第1リンク部材7の摺動係止ピン7dをホルダ
部材5の摺動係止片5bの下側の摺動溝5cに、矢印B
で示すように挿入する。そして、この摺動係止ピン7d
を図6(b)における左方向にスライドさせ、第2リン
ク部材9の回動係止ピン9cを、ホルダ部材5の回動係
止部5aの上に配置させて、両リンク部材7,9を下方
に押圧する。すると、図7(a)に示すように、第2リ
ンク部材9の回動係止ピン9cが、回動係止部5aの係
止孔5hに押圧係止される。尚、この押圧の際に、回動
係止部5aの第1案内部5dが図7(a)における左方
向に弾性的にたわんで移動するため、回動係止ピン9c
を簡単に係止孔5hの中に圧入することができる。 【0027】(4)案内支持部材11にキートップ3を
取り付ける。即ち、図7(a)に示すように、案内支持
部材11の上にキートップ3をセットし、第1リンク部
材7の回動係止ピン7cの上にキートップ3の回動係止
部3aを対向させ、また、第2リンク部材9の摺動係止
ピン9dの上にキートップ3の摺動係止片3bを対向さ
せた後、キートップ3を軽く下方に押圧する。すると、
キートップ3の回動係止部3aの2つの係止片3cが弾
性的にたわんで開くので、第1リンク部材7の回動係止
ピン7cが回動係止部3aの係止孔3f内に係止され
る。 【0028】また、図7(b)に示すように、キートッ
プ3の押圧に伴って、第2リンク部材9の摺動係止ピン
9dが、キートップ3の摺動係止片3bの下面3fに当
接して押圧されるが、この際、図7(a)に示すよう
に、摺動係止ピン9dの近傍の支持部9eが、第1リン
ク部材7の板状体7fの上面7iに当接する。よって、
この支持部9eが第1リンク部材7によって押圧されて
下側から支えられるので、第2リンク部材9の後端部9
bが下側にたわむことが防止され、後端部9bは内側
(図7(b)の矢印C方向)にたわんで移動することに
なる。従って、図7(c)に示すように、摺動係止ピン
9dが摺動係止片3bの摺動溝3e内に押圧係止され
る。 【0029】続いて、上述のように組み立てられた本実
施例のキースイッチ装置の動作について説明する。図1
に示す状態から、キートップ3を下方に押下すると、第
1リンク部材7の回動係止ピン7cがキートップ3の回
動係止部3aにて図1における反時計回り方向に回動す
るとともに、摺動係止ピン7dがホルダ部材5の摺動溝
5c内で図1における右方向に摺動する。また、第2リ
ンク部材9の回動係止ピン9cがホルダ部材5の回動係
止部5aにて図1における時計回りに回動するととも
に、摺動係止ピン9dがホルダ部材5の摺動溝3e内で
図1における右方向に摺動する。 【0030】この結果、両リンク部材7,9が互いに回
動可能に係止されている軸支部22は下方に移動し、第
2リンク部材9の押下部9i(図5参照)がラバースプ
リング13を徐々に押下していき、その押下量が一定の
限度を越えた時点でラバースプリング13が座屈・変形
される。これにより、ラバースプリング13内の可動電
極21が、フレキシブル回路基板15上のスイッチ電極
23a,23bに当接し、両スイッチ電極23a,23
bが短絡されて、所定のスイッチング動作が行われる。 【0031】そして、キートップ3の押下を解除する
と、第2リンク部材9の押下部9iがラバースプリング
13の弾性復元力により上方に押し上げられるので、上
述したキートップ3の押下時と逆の動作によって、キー
トップ3はもとの位置に復帰する。尚、上述のような動
作により、キートップ3は水平方向に移動することな
く、キートップ3の上面が水平状態を保持したまま上下
動する。 【0032】続いて、上述のキースイッチ装置におい
て、キートップ3を外す場合の動作を説明する。例えば
交換等の目的でキートップ3を外す場合は、図1に示す
状態にて、キートップ3を引き上げる。すると、キート
ップ3の回動係止部3aに係止されている第1リンク部
材7の回動係止ピン7cには、図1における右下ないし
下方向に力が加わるので、両係止片3cが弾性変形して
開き、回動係止ピン7cが回動係止部3aから容易に外
れる。また、キートップ3の摺動係止片3bに係止され
ている第2リンク部材9の摺動係止ピン9dには図1に
おける左下ないし下方向に力が加わり、上述のキートッ
プ3の取付の場合と同様に、第2リンク部材9の板状体
9fの後端部9bが弾性的に内側にたわむので、摺動係
止ピン9dが摺動係止片3bから外れる。 【0033】一方、上述のキートップ3の引き上げに伴
って、ホルダ部材5の回動係止部5aに係止されている
第2リンク部材9の回動係止ピン9cには、図1におけ
る右上ないし上方向に力が加わるが、回動係止ピン9c
は第2案内部5eによってその右側及び上側を保持され
ているので、容易に回動係止部5aから外れることはな
い。 また、ホルダ部材5の摺動係止片5bに係止され
ている第1リンク部材7の摺動係止ピン7dには図1に
おける左上ないし上方向に力が加わり、これに伴い、第
1リンク部材7の後端部9bが内側(図3の矢印Y方
向)にたわもうとするが、ホルダ部材5に十分な高さの
たわみ防止部5fが突設されているので、後端部9bが
内側にたわむことが防止され、第1リンク部材7の摺動
係止ピン7dがホルダ部材5から外れることはない。 【0034】この結果、キートップ3を引き上げた場
合、キートップ3のみが案内支持部材11から外れ、案
内支持部材11がホルダ部材5から外れることはない。 【0035】以上詳述したように、本実施例のキースイ
ッチ装置によれば、第2リンク部材9の摺動係止ピン9
dの近傍に支持部9eが突設されているので、第2リン
ク部材9の後端部9bの摺動係止ピン9dがキートップ
3の摺動係止片3bに押圧係止される時に、この支持部
9eが第1リンク部材7によって下側から支えられて
(押圧されて)、第2リンク部材9の後端部9bが下側
にたわむことが防止される。よって、キートップ3を第
2リンク部材9に対してスムーズに押圧係止して取り付
けることができる。 【0036】そして、本実施例のキースイッチ装置によ
れば、ホルダ部材5のたわみ防止部5fの高さが十分に
大きく形成されているので、キートップ3を外す場合に
案内支持部材11がホルダ部材5から外れにくく、キー
トップ3のみを容易に外すことができる。 【0037】即ち、従来のキースイッチ装置において
は、(第2リンク部材9が下側にたわむことを防止する
ための)突設部(図9参照)を第1リンク部材7の後端
部7bの内側に設ける必要があり、この突設部が立体的
な障害となって、たわみ防止部5fを十分に高くするこ
とができなかったが、本実施例によれば、第1リンク部
材7にこのような突設部を設ける必要がないので、第1
リンク部材7のホルダ部材5側の後端部7bが横方向に
たわむことを防止するたわみ防止部5fの高さを十分大
きくすることができる。 【0038】従って、第1リンク部材7の後端部7bが
内側(横方向)にたわむことを確実に防止して、第1リ
ンク部材7をホルダ部材5から外れにくくすることが可
能となるので、案内支持部材11がホルダ部材5から外
れにくく、キートップのみを容易に外すことができる。 【0039】更に、本実施例においては、上述のように
第1リンク部材7の後端部7bの内側に突設部を設ける
必要がないので、案内支持部材11の組立を容易(スム
ース)に行うことができる。即ち、図6(a)に示すよ
うに、第1リンク部材7と第2リンク部材9とを側面視
X字状に交差配置させて、その交差部にて回動自在に連
結して組み立てる際に、第1リンク部材7の後端部7b
に組立の障害となるような突設部が設けられていないの
で、第2リンク部材9と第1リンク部材7の組立をスム
ーズに行うことができる。 【0040】次に、図8及び図9を参照して、第2実施
例のキースイッチ装置を説明する。このキースイッチ装
置は、図8(a)の縦断面図に示すように、キートップ
P3と、このキートップP3に対向するホルダ部材P5
と、X字状に交差配置された第1リンク部材P7及び第
2リンク部材P9からなり、キートップP3の上下動の
案内を行う案内支持部材P11と、キートップP3の上
下動に伴ってスイッチング動作を行うためのラバースプ
リングP13とを備えている。 【0041】ここで、キートップP3の裏面には、第1
リンク部材P7の前端部P7a(図8の左側が前側であ
る)の回動係止ピンP7cが係止される回動係止部P3
aと、第2リンク部材P9の後端部P9bの摺動係止ピ
ンP9dが係止される摺動係止片P3bとが設けられて
いる。 【0042】ホルダ部材P5は、フレキシブル回路基板
P15の上に設けられており、第2リンク部材P9の前
端部P9aの回動係止ピンP9cが係止される回動係止
部P5aと、第1リンク部材P7の後端部P7bの摺動
係止ピンP7dが係止される摺動係止片P5bとが形成
されている。 【0043】また、このホルダ部材P5には、図8
(b)の平面図に示すように、摺動係止片P5bに係止
される第1リンク部材P7の後端部P7bの内側に、平
面視略長方形のたわみ防止部P5fが突設されている。
このたわみ防止部P5fは、第1リンク部材P7の後端
部P7bが内側(矢印Z方向)にたわむことを防止し
て、後端部P7bの摺動係止ピンP7dを摺動係止片P
5bから外れにくくするものであり、図8(a)に示す
ように、たわみ防止部P5fの高さは摺動係止ピンP7
dの直径の約半分程度である。 【0044】第1リンク部材P7は、図9(a)の平面
図に示すような略コ字状の部材であり、その後端部P7
bの内側には、キートップP3の取付の際に第2リンク
部材P9を下側から支持するための突起部P7gが突設
されている。一方、第2リンク部材P9は、図9(b)
の平面図に示すような形状を有し、第1リンク部材P7
の内側に挟み込まれて側面視略X字状に交差配置され、
その交差部にて回動可能に連結されるものである。 【0045】このように第2実施例のキースイッチ装置
によれば、平面視略コ字状に形成された第1リンク部材
P7の摺動係止ピンP7dの近傍には突起部P7gが突
設されているので、キートップP3の取付の際に、第2
リンク部材P9の摺動係止ピンP9dを下側から支持し
て、その摺動係止ピンP9dが下側にたわむことを防止
することができる。よって、キートップP3を第2リン
ク部材P9に対して、スムーズに押圧係止して取り付け
ることができる。 【0046】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得ることは勿論である。 【0047】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明のキースイ
ッチ装置によれば、一対のリンク部材には、キートップ
がその上から下方へ押圧されて取り付けられる。ここ
で、一対のリンク部材が略水平に折り畳まれた状態にお
いて、一方のリンク部材に設けられた支持部が他方のリ
ンク部材によって押圧されることにより、キートップの
下面と一方のリンク部材の係止部材とが係止される。よ
って、単に、キートップを一対のリンク部材の上から下
方へ押圧することによって、そのキートップをリンク部
材に取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例のキースイッチ装置を示す縦断面図であ
る。 【図2】実施例のキートップ及び第2リンク部材を示す
図1のX−X線断面図である。 【図3】実施例のホルダ部材及び第1リンク部材を示す
平面図である。 【図4】実施例のリンク部材を示し、(a)は第1リン
ク部材を示す平面図、(b)は第2リンク部材を示す平
面図である。 【図5】実施例のキースイッチ装置の図3のB−B線断
面図である。 【図6】実施例のキースイッチ装置の組立方法を示す説
明図である。 【図7】実施例のキースイッチ装置の組立方法を示す説
明図である。 【図8】第2実施例のキースイッチ装置を示し、(a)
はその縦断面図、(b)はホルダ部材を示す平面図であ
る。 【図9】第2実施例のキースイッチ装置のリンク部材を
示し、(a)は第1リンク部材を示す平面図、(b)は
第2リンク部材を示す平面図である。 【符号の説明】 3 キートップ 5 ホルダ部材 3a,5a 回動係止部 3b,5b 摺動係止片 5f たわみ防止部 7 第1リンク部材 9 第2リンク部材 7c,9c 回動係止ピン 7d,9d 摺動係止ピン 9e 支持部 11 案内支持部材 13 ラバースプリング 21 可動電極 23a,23b スイッチ電極 P3 キートップ P5 ホルダ部材 P3a,P5a 回動係止部 P3b,P5b 摺動係止片 P7 第1リンク部材 P9 第2リンク部材 P7c,P9c 回動係止ピン P7d,P9d 摺動係止ピン P7f 板状体 P7g 突起部 P7h 回動係止棒 P11 案内支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 猛行 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA02 AB25 AC07 AZ01 BA01 BB03 BC04 CB01 CB05 FB08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 キートップと、 そのキートップの下方に配設され、係止部が形成された
    ホルダ部材と、 前記キートップの下面及び前記ホルダ部材の係止部に連
    結係止されるとともに、同期して回動することによりキ
    ートップの上下動を案内する一対のリンク部材と、 前記キートップの上下動に伴って、スイッチング動作を
    行うスイッチング部材とを備えたキースイッチ装置であ
    って、 前記一対のリンク部材の端部には、前記キートップ側又
    はホルダ部材側に可動的に係止される係止部材が形成さ
    れ、 その係止部材の内、前記キートップの下面に係止される
    押圧係止される一方のリンク部材の係止部材の近傍に支
    持部が形成され、 その支持部は、前記キートップの押下時に、前記他方の
    リンク部材によって押圧される位置に設けられ、 前記キートップの押下時に、前記一対のリンク部材が略
    水平に折り畳まれ、キートップの下面と一方のリンク部
    材の係止部材とが係止されることを特徴とするキースイ
    ッチ装置。
JP2002278690A 2002-09-25 2002-09-25 キースイッチ装置 Withdrawn JP2003109461A (ja)

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