JP2003105882A - 白蟻侵入経路遮断用建物防蟻装置 - Google Patents

白蟻侵入経路遮断用建物防蟻装置

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JP2003105882A
JP2003105882A JP2001302821A JP2001302821A JP2003105882A JP 2003105882 A JP2003105882 A JP 2003105882A JP 2001302821 A JP2001302821 A JP 2001302821A JP 2001302821 A JP2001302821 A JP 2001302821A JP 2003105882 A JP2003105882 A JP 2003105882A
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Kotaro Hamazaki
幸太郎 濱崎
Shiro Ishii
史郎 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物下端と直接基礎との間にメンテナンスフ
リーの防蟻装置を配置して,白蟻の侵入経路を遮断す
る。 【解決手段】 建物B下端の土台水切10の水返し部1
2の建物側に帯状防蟻体20を一体に形成し,土台水切
10を土台43の外側に設置した外装下地46に設置す
るとともに帯状防蟻体20の下端を直接基礎40の立上
壁41に対接した状態で該立上壁41に仕上モルタル4
2を施して固定し,この帯状防蟻体20によって外装下
地46と直接基礎40とを物理的に遮断して白蟻の侵入
経路を遮断するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は白蟻の被害から建物
を保護するように設置使用する白蟻侵入経路遮断用の建
物防蟻装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建物の
防蟻は,例えば建物外周下端に防蟻剤を塗布したり,布
基礎内側の建物床下方に防蟻剤を散布したりするよう
に,専門業者による防蟻剤処理が一般に行なわれている
が,防蟻剤の使用は,その毒性による居住環境への影響
が懸念されるとともに防蟻剤処理は専門業者による専門
的処理が必要となるためにメンテナンス費用が掛るとい
った問題があるし,また防蟻剤の塗布洩れ,散布ムラ等
によって必ずしも防蟻効果を充分に確保できないといっ
た問題もある。薬剤散布の効力は5年とされており,メ
ンテナンスを忘れたときは蟻害に犯される危険がある。 【0003】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって,その解決課題とするところは,可及的に簡易
な構造によって白蟻の侵入経路を物理的に遮断し,例え
ば新築時に1回施工することによってメンテナンスフリ
ーにして半永久的な防蟻効果を確保し得るようにした白
蟻侵入経路遮断用の建物防蟻装置を提供するにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,白蟻が外部から侵入して繁殖を行なう点に着目し,
建物と直接基礎との間において白蟻の侵入経路を遮断す
るとともに該白蟻の侵入経路遮断を,建物外周下端に設
置する土台水切に防蟻手段として一体又は一体的に設置
した,例えば一体の金属成形部,別体の金属成形プレー
ト,同じく別体の微細金属メッシュ等の帯状防蟻体によ
って上記土台水切と直接基礎との間を白蟻通過不能の防
蟻的に遮断するようにすることにより,土台水切,特に
その水返しを蟻返しとして機能させるようにする一方,
帯状防蟻体が建物下端と直接基礎との間に生じる空隙,
例えば根子土台(基礎パッキン等とも呼ばれる)設置に
よる土台通気層,直接基礎の仕上不良による土台や土台
外側の外装下地等との空隙をその外側において防蟻遮断
し得るようにしたものであって,即ち本発明は,布基
礎,ベタ基礎等立上壁を備えた直接基礎と該直接基礎の
立上壁上に構築設置した建物との間に配置する防蟻装置
であって,水返し部の建物側に長手方向に連続する帯状
防蟻体を一体又は一体的に配置した土台水切を形成し,
該土台水切を上記建物外側下端に設置するとともに上記
帯状防蟻体下端を上記直接基礎の立上壁に固定し,該帯
状防蟻体によって上記直接基礎と建物下端とを建物外周
に沿って該建物囲繞状にして連続的に防蟻遮断してなる
ことを特徴とする白蟻侵入経路遮断用の建物防蟻装置に
係り,これを発明の要旨として上記課題解決の手段とし
たものである。 【0005】なお本発明において直接基礎とは,上記に
明らかなように,布基礎,ベタ基礎の如くに立上壁を備
えて建物の外周に沿って設置されて建物を立上壁上に載
置固定するコンクリート製の連続した基礎を意味し,連
続性を欠く独立基礎等を含まない意味に用いる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,図1は,本発明に好適な形態の
一つをなす建物,例えば軸組構造にして外装材との間に
通気層を配置した通気工法による建物Bの構造を示す縦
断面図,図2乃至図9は該建物Bに設置した防蟻装置A
の構造を示す縦断面図乃至該防蟻装置Aに用いる土台水
切10の構造を示す斜視図乃至断面図である。 【0007】本例にあって上記通気工法の建物Bは,布
基礎,ベタ基礎等立上壁41を備えた直接基礎40と該
直接基礎40の立上壁41上に構築設置した建物Bとを
備え,例えば立上壁41上に木材による土台43を図示
省略のアンカーボルトによってその長手方向に直接に載
置し又は土台通気層45を形成するように根子土台(基
礎パッキン)44を介して固定し,該土台45に所定間
隔の柱を起立固定するとともに土台43の外側に立上壁
41上の位置乃至これより外方に外れた位置となるよう
に外装下地としての構造用合板46を配置し,該構造用
合板46の外側に所定間隔の胴縁47を起立配置し,該
胴縁47間を通気層48とするとともに更に該胴縁47
に断熱サイディング等の外装材49を配置した構造のも
のとしてある。 【0008】防蟻装置Aは,上記直接基礎40とその立
上壁41上の建物Bとの間に配置するものとして構成し
てあり,水返し部12の建物側に長手方向に連続する帯
状防蟻体20を一体又は一体的に配置した土台水切10
を形成し,該土台水切10を上記建物B外側下端に設置
するとともに上記帯状防蟻体20下端を上記直接基礎4
0の立上壁41に固定し,該帯状防蟻体20によって上
記直接基礎40と建物B下端とを建物B外周に沿って該
建物B囲繞状にして連続的に防蟻遮断した白蟻侵入経路
遮断用のものとしてある。 【0009】図2及び図3の例において,土台水切10
は,例えばアルミ押出形材に所定の加工を施すことによ
ってアルミ押出材で一体に形成したものとしてあり,本
例にあって該土台水切10は,その基部をなすとともに
建物Bへの添設固定用の垂直固定片11と,該垂直固定
片11の上下中間位置下方から外方に下向き傾斜して突
出した水返し部12と,同じく上下中間位置上方から外
方に水平に突出し,その長手方向に通気用多数の透孔1
4を透設加工して通気自在とした通気層閉塞部13とを
備えたものとしてある。 【0010】このとき上記土台水切10における上記帯
状防蟻体20は,上記垂直固定片11を水返し部12か
ら下方に更に延設した垂直延設部21と,該垂直延設部
21下端からこれと逆T字状をなすように内外方向に突
出し,上記垂直延設部21から外側の突出部分を基礎用
の蟻返し22aとし,内側を基礎対接部22bとする水
平防蟻部22とを備えたものとしてあり,このとき本例
の帯状防蟻体20は,その水平防蟻部22の内側先端を
下向きに折曲し上記水平防蟻部22とL字状をなすよう
にした垂下防蟻部23を備えたものとし,本例にあって
該垂下防蟻部23の外側には更に外側に突出する複数の
外向き突条24を突設して,上記土台水切10と同長に
して一体に成形したものとしてある。 【0011】本例にあって該帯状防蟻体20を一体に備
えた土台水切10は,その上記垂直固定片11を構造用
合板46の下端に,例えば釘止めすることによって,構
造用合板46乃至これとともに土台43に固定し,上記
通気層閉塞部13が建物Bの通気層48下端に位置して
該通気層48を閉塞し,また水返し部12が通気層48
の下方にして外装材49より外側に位置するように建物
B外周下端に設置し,その水切作用を奏するものとして
ある。 【0012】また該土台水切10に一体の上記帯状防蟻
体20は,その上記垂下防蟻部23を直接基礎40の立
上壁41の上端外側に突き当て添設するように配置した
状態で該立上壁41に仕上モルタル42を施すことによ
って,これに設置した複数の外向き突条24を仕上モル
タル42に噛合い係止するように埋込固定し,上記水平
防蟻部22を仕上モルタル42上に対接載置するととも
に上記垂下防蟻部23の全体を仕上モルタル42内に埋
込一体化することによって,直接基礎40の一部をなす
該仕上モルタル42を介してその下端を直接基礎40の
立上壁41に固定したものとしてあり,このとき上記土
台水切10を建物B外周下端に設置したことによって該
帯状防蟻部20が建物B外周に沿って該建物B囲繞状に
して連続的に配置され,上記建物B下端,本例にあって
は構造用合板46の下端部分と直接基礎40の立上壁4
1上端部分とを防蟻遮断したものとしてある。 【0013】即ち白蟻は直接基礎40の立上壁41,本
例にあってはその仕上モルタル42の外側面に沿って空
隙を探しながら上昇するか,その近傍離隔位置に蟻道を
構築して同じく空隙を探しながら上昇するが,仕上モル
タル42の外側面に沿って上昇したとき,上記垂直延設
部21から外側への蟻返し22aによって垂直延設部2
1への移動が阻止されるし,仮にこの蟻返し22aを越
えたとしても水返し部12が第2の蟻返しとしての作用
を果すから,白蟻が水返し部12上の上記通気層48乃
至その近傍に到達することは不可能であり,また直接基
礎40の立上壁41と建物Bの空隙,例えば現場施工に
よって生じることある立上壁41の波打ちや構造用合板
46や土台43との納まり上生じることある空隙から建
物B内部の床下に入ろうとしても,上記帯状防蟻部20
の,本例にあって垂直延設部21,水平防蟻部22乃至
その基礎対接部22b及び垂下防蟻部23がS字状をな
して構造用合板46と直接基礎40の立上壁41とを建
物B外周に沿って物理的に防蟻遮断することによって,
同様に帯状防蟻体20を越えることが不可能であり,従
って帯状防蟻体20は白蟻侵入経路遮断用の物理的障壁
としてその防蟻遮断を行なうものとなる。また本例にあ
っては土台水切10における垂下防蟻部23の外向き突
条24が直接基礎40との固定の確実性を高度に確保す
るとともに仕上モルタル42の硬化によってモルタル収
縮が生じて,例えば基礎対接部22bと仕上モルタル4
2間に仮に空隙が生じたとしても上記複数の外向き突条
24が仕上モルタル42に噛合い係止していることによ
って該複数の外向き突条24が更に物理的障壁をなして
その防蟻遮断を行なうものとなる。 【0014】なお帯状防蟻体20の形成に際して,上記
垂下防蟻部23の設置を省略し,例えば上記水平防蟻部
22,特にその基礎対接部22bに複数の下向き突条を
設置することができ,この場合もその仕上モルタル42
との噛合い係止によって同様に直接基礎40との固定の
確実性を確保し且つ下向き突条を物理的障壁としてその
防蟻遮断を行なうものとすることができ,またこの場合
を含めて複数の上記突条における断面形状をL字状,T
字状等適宜のものとすることも可能である。 【0015】図4及び図6の例において,帯状防蟻体2
0は土台水切本体10aと別体に形成し,これを土台水
切10に一体的に配置した例であり,土台水切本体10
a及び帯状防蟻体20はそれぞれアルミ押出材で一体に
形成するとともに土台水切本体10a及び帯状防蟻体2
0にそれぞれ嵌合部15,25を設置し,これら嵌合部
15,25の嵌合とその必要な固定によって土台水切1
0にその帯状防蟻体20を一体化したものとしてある。 【0016】即ち土台水切本体10aは,上記と同様に
垂直固定部11,水返し部12,通気閉塞部13を備え
るとともに水返し部12の下面側に,噛合用片側の係止
部16を有する外向き開口傾斜にして溝状の嵌合部15
を配置してアルミ押出材によって上記と同様に形成して
ある。 【0017】一方帯状防蟻体20は,上記溝状の嵌合部
15に外側から挿入するように,その上端に噛合用他方
の係止部26を有する内向き傾斜にしてI字状乃至L字
状等板状の嵌合部25を配置するとともにその外側端部
を下向きに折曲することによって下向きの垂下防蟻部2
3を備え且つ該垂下防蟻部23の内側面下方に,本例に
あって例えば発泡コンクリート等独立気泡の無機発泡体
による断面矩形バー材による内側突出防蟻部27を接着
等の固定手段によって一体に配置したものとしてある。 【0018】本例の該帯状防蟻体20を一体的に備えた
土台水切10は,その本体10aを同様に建物B外周下
端に設置した後,該土台水切本体10aの溝状の嵌合部
15に別体の帯状防蟻体20の板状の嵌合部25を挿入
し,それぞれの係止部16,26の噛合によってその係
止固定を行なって,土台水切本体10aと帯状防蟻体2
0を一体化する一方,帯状防蟻体20の上記内側突出防
蟻部27の内側面を直接基礎40の立上壁41上端外側
に対接し,必要に応じて固定を施した状態で,垂下防蟻
部23を立上壁41前方に配置し,同様に立上壁41に
仕上モルタル42を施すことによって上記内側突出防蟻
部27またはこれと垂下防蟻部23とを仕上モルタル4
2上に対接載置することによって,帯状防蟻体20下端
を直接基礎40の立上壁41に対接状態で仕上モルタル
42によって該立上壁41に固定したものとしてあり,
このとき同様に土台水切本体10aを建物B外周下端に
設置するとともに帯状防蟻体20をその長手方向全長に
一体化したことによって該帯状防蟻体20が建物B外周
に沿って該建物B囲繞状にして連続的に配置され,上記
建物B下端,本例にあっては同じく構造用合板46の下
端部分と直接基礎40の立上壁41上端部分とを防蟻遮
断したものとしてある。 【0019】このとき本例の帯状防蟻体20にあっては
上記水返し部12が蟻返しとしての作用を果すとともに
上記内側突出防蟻部27が構造用合板46と直接基礎4
0の立上壁41とを建物B外周に沿って物理的に防蟻遮
断することによって,白蟻侵入経路遮断用の物理的障壁
としてその防蟻遮断を行なうものとなる。 【0020】図7は上記土台水切本体10aとこれに一
体的に配置する帯状防蟻体20の嵌合部における嵌合構
造の他の例を示し,その余を上記図4乃至図6と同様に
構成したもので,本例にあって嵌合部は土台水切本体1
0aの下面に嵌合位置の調整を可能とする複数の下向き
C字溝の嵌合部28を,帯状防蟻体20の上端にT字状
突条による嵌合部29をそれぞれ配置し,例えば土台水
切本体10aの長手方向端部からその嵌合部28に帯状
防蟻体20の嵌合部29をスライド嵌合し,同じく必要
な固定を施すことによって土台水切本体10aに帯状防
蟻体20を一体化するようにしてあり,このとき直接基
礎40の立上壁41と建物B,特に構造用合板46との
位置関係に応じて帯状防蟻体20の嵌合位置を調整する
ことによってその上記内側突出防蟻部27の立上壁41
への対接をなし得るようにしてある。 【0021】図8及び図9の例において,帯状防蟻体2
0を同じく土台水切本体10aと別体に形成し,これを
土台水切10に一体的に配置した例であり,例えば根子
土台(基礎パッキン)44を設置し,直接基礎40の立
上壁41上面と土台43との間に多数の土台通気層45
を設置し,建物B内部床下に外気の通気を行なうように
した納まり構造に使用して,該土台通気層45の通気を
妨げることなく,上記構造用合板46の下端部分と直接
基礎40の立上壁41上端部分とを防蟻遮断するように
したものであって,このとき本例の土台水切本体10a
は上記と同様にアルミ押出材で一体に形成する一方,帯
状防蟻体20は,これを例えば0.2程度の極細金属線
材を0.5mm程度のメッシュを形成するように編んだ
金属微細メッシュを用いて上記通気を妨げることなき,
一方で白蟻の通過を不能とする防蟻遮断を行なうように
した例であり,このとき本例の土台水切本体10aの下
面に内向きの係止溝30を設置し,例えば先端を折返し
加工したハゼ折部31を該係止溝30に嵌入することに
よって該土台水切10にその帯状防蟻体20を一体化
し,下端の同じくハゼ折部31を直接基礎40の立上壁
41上端外側位置に配置して同様に仕上モルタル42に
よって該ハゼ折部42の埋込固定を行なうことによっ
て,帯状防蟻体20の下端を直接基礎40の立上壁41
に固定したものとしてあり,同様に土台水切本体10a
を建物B外周下端に設置するとともに帯状防蟻体20を
その長手方向全長に一体化したことによって該帯状防蟻
体20が建物B外周に沿って該建物B囲繞状にして連続
的に配置され,上記建物B下端,本例にあっては同じく
構造用合板46の下端部分と直接基礎40の立上壁41
上端部分とを防蟻遮断したものとしてある。 【0022】図4乃至図9のその余は上記図1乃至図3
の例と変らないので,同一符号を付してその説明を省略
する。 【0023】図示した例は以上のとおりとしたが,建
物,直接基礎乃至その立上壁,必要に応じて施す仕上モ
ルタル,土台水切,その帯状防蟻体等の各具体的形状,
構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,
上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとする
ことができる。 【0024】 【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
建物と直接基礎との間において白蟻の侵入経路を遮断す
るとともに該白蟻の侵入経路遮断を,建物外周下端に設
置する土台水切に防蟻手段として一体又は一体的に設置
した,例えば一体の金属成形部,別体の金属成形プレー
ト,同じく別体の微細金属メッシュ等の帯状防蟻体によ
って上記土台水切と直接基礎との間を白蟻通過不能の防
蟻的に遮断するようにすることにより,土台水切,特に
その水返しを蟻返しとして機能させるようにする一方,
帯状防蟻体が建物下端と直接基礎との間に生じる空隙,
例えば根子土台(基礎パッキン等とも呼ばれる)設置に
よる土台通気層,直接基礎の仕上不良による土台や土台
外側の外装下地等との空隙をその外側において防蟻遮断
し得るようにし,可及的に簡易な構造によって白蟻の侵
入経路を物理的に遮断し,例えば新築時に1回施工する
ことによってメンテナンスフリーにして半永久的な防蟻
効果を確保し得るようにした白蟻侵入経路遮断用の建物
防蟻装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】建物の構造を示す一部省略の縦断面図である。 【図2】防蟻装置を示す部分縦断面図である。 【図3】土台水切の正面側からの斜視図である。 【図4】他係る防蟻装置の例にを示す部分縦断面図であ
る。 【図5】土台水切の背面側からの分解斜視図である。 【図6】土台水切の縦断面図である。 【図7】他の例に係る土台水切の縦断面図である。 【図8】更に他の例に係る防蟻装置を示す部分縦断面図
である。 【図9】土台水切の背面側からの斜視図である。 【符号の説明】 A 防蟻装置 B 建物 10 土台水切 12 水返し部 20 帯状防蟻体 40 直接基礎 41 立上壁 43 土台 46 構造用合板 49 外装材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DH14 FA21 GA12 GA32 GA60 GA82 HB04 KA02 KA08 LA04 LA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 布基礎,ベタ基礎等立上壁を備えた直接
    基礎と該直接基礎の立上壁上に構築設置した建物との間
    に配置する防蟻装置であって,水返し部の建物側に長手
    方向に連続する帯状防蟻体を一体又は一体的に配置した
    土台水切を形成し,該土台水切を上記建物外側下端に設
    置するとともに上記帯状防蟻体下端を上記直接基礎の立
    上壁に固定し,該帯状防蟻体によって上記直接基礎と建
    物下端とを建物外周に沿って該建物囲繞状にして連続的
    に防蟻遮断してなることを特徴とする白蟻侵入経路遮断
    用の建物防蟻装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286245A (ja) * 1985-10-09 1987-04-20 前田 裕 家屋の害虫防止装置の施工方法

Patent Citations (1)

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JPS6286245A (ja) * 1985-10-09 1987-04-20 前田 裕 家屋の害虫防止装置の施工方法

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