JP2003100723A - 誘導結合プラズマ処理装置 - Google Patents

誘導結合プラズマ処理装置

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JP2003100723A JP2001297723A JP2001297723A JP2003100723A JP 2003100723 A JP2003100723 A JP 2003100723A JP 2001297723 A JP2001297723 A JP 2001297723A JP 2001297723 A JP2001297723 A JP 2001297723A JP 2003100723 A JP2003100723 A JP 2003100723A
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high frequency
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coupled plasma
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Tsutomu Satoyoshi
務 里吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量結合成分を増加させることなく効果的に
高周波アンテナのインピーダンスを低下することができ
る誘導結合プラズマ処理装置を提供すること。 【解決手段】 被処理基板Gを収容してプラズマ処理を
施す処理室4と、処理室4内に処理ガスを供給する処理
ガス供給系20と、処理室4内を排気する排気系30
と、処理室4の上部壁または側壁を構成する誘電体壁2
と、処理室4外における誘電体壁2に対応する部分に設
けられ、高周波電力が供給されることにより処理室4内
に誘導電界を形成するための高周波アンテナ13とを具
備する。高周波アンテナ13は、実質的に同じパターン
の少なくとも2つのアンテナ線41,42が絶縁部材4
3を挟んで一体化された複合アンテナ線44で構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板に対し
てエッチング等のプラズマ処理を施す誘導結合プラズマ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)の製造工程にお
いては、被処理基板であるガラス基板に所定の処理を施
すために、プラズマエッチング装置やプラズマCVD成
膜装置等の種々のプラズマ処理装置が用いられる。この
ようなプラズマ処理装置としては従来、容量結合プラズ
マ処理装置が多用されていたが、近時、高真空度で高密
度のプラズマを得ることができるという大きな利点を有
する誘導結合プラズマ(Inductively Co
upled Plasma:ICP)処理装置が注目さ
れている。
【0003】誘導結合プラズマ処理装置は、被処理基板
を収容する処理容器の誘電体壁の外側に高周波アンテナ
を配置し、処理容器内に処理ガスを供給するとともにこ
の高周波アンテナに高周波電力を供給することにより、
処理容器内に誘導結合プラズマを生じさせ、この誘導結
合プラズマによって被処理基板に所定のプラズマ処理を
施すものである。高周波アンテナとしては、例えば渦巻
き状の平面アンテナが多用されている。
【0004】ところで、近時、LCDガラス基板の大型
化が進み、そのため誘導結合プラズマ処理装置も大型化
せざるを得ず、それに対応して高周波アンテナも大型化
している。
【0005】しかし、高周波アンテナをそのまま大型化
するとそのインピーダンスが高くなり、高周波アンテナ
に供給する高周波電力の整合がとりにくくなるととも
に、その電位が高くなり高周波アンテナとプラズマとの
間の容量結合が強まって誘導結合プラズマを効果的に形
成することができなくなるという問題がある。このた
め、高周波アンテナを平面内にて多重化し、インピーダ
ンスを低減する技術が提案されている(特開平8−83
696号公報等)。例えば、図5の(a)に示した渦巻
き状の高周波アンテナのインダクタンスをLとすると、
図5の(b)に示すようにアンテナを二重化することで
インダクタンスはL/2となり、図5の(c)に示すよ
うに四重化することでインダクタンスはL/4となる。
このように高周波アンテナを多重化してインダクタンス
を低減することにより、インピーダンスを低く抑えるこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高周波アンテナにおいて、アンテナ線自体が幅を有
しているため、基板のさらなる大型化にともなって高周
波アンテナの多重化が進むと、高周波アンテナの中央の
分岐部が平板化して容量結合成分が増加し、やはり誘導
結合プラズマを効果的に形成することができなくなって
しまう。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、容量結合成分を増加させることなく効果的に
高周波アンテナのインピーダンスを低下することができ
る誘導結合プラズマ処理装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、被処理基板を収容してプラズマ処理を施
す処理室と、前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガ
ス供給系と、前記処理室内を排気する排気系と、前記処
理室の上部壁または側壁を構成する誘電体壁と、前記処
理室外の前記誘電体壁に対応する部分に設けられ、高周
波電力が供給されることにより前記処理室内に誘導電界
を形成するための高周波アンテナとを具備し、前記高周
波アンテナに高周波電力を供給することにより前記処理
室内に誘導結合プラズマを形成して被処理基板にプラズ
マ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記高周波ア
ンテナは、実質的に同じパターンの少なくとも2つのア
ンテナ線が絶縁部材を挟んで一体化された複合アンテナ
線で構成されていることを特徴とする誘導結合プラズマ
処理装置を提供する。
【0009】本発明においては、高周波アンテナが、実
質的に同じパターンの少なくとも2つのアンテナ線が絶
縁部材を挟んで一体化された複合アンテナ線で構成され
ているので、従来の単独のアンテナ線の場合よりも電流
が流れる部分の面積を大きくすることができ、アンテナ
インピーダンスを小さくすることができる。つまり、高
周波電流は表皮効果により導体の表面部分しか流れない
が、本発明の実質的に同じパターンの少なくとも2つの
アンテナ線を絶縁部材を挟んで一体化させた複合アンテ
ナ線では、アンテナ断面積を大きく変えずに、単独のア
ンテナ線よりも導体の表面積を大きくして電流が流れる
部位を大きくすることができ、結果としてインピーダン
スを小さくすることができる。例えば、2つのアンテナ
線を複合化した場合には、表面積が2倍となり、計算
上、インピーダンスを1/2にすることができる。
【0010】本発明の誘導結合プラズマ処理装置におい
て、少なくとも2つのアンテナ線は水平方向に配列され
ていてもよいし、垂直方向に配列されていてもよい。ま
た、高周波アンテナを構成する複合アンテナ線は、実質
的に同じパターンの2つのアンテナが絶縁部材を挟んで
一体化されていることが好ましい。一体化するアンテナ
線の数は2以上であればよいが、2つのアンテナ線の場
合には一体化が容易であり、しかも十分な効果が得られ
るので2つのアンテナ線を一体化することが好ましい。
【0011】前記高周波アンテナは、複合アンテナ線が
渦巻き状をなして構成されていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態に係る誘導結合プラズマエッチング装置を示す断面
図である。この装置は、例えばLCDの製造においてL
CDガラス基板上に薄膜トランジスターを形成する際
に、メタル膜、ITO膜、酸化膜等をエッチングするた
めに用いられる。
【0013】このプラズマエッチング装置は、導電性材
料、例えば、内壁面がアルマイト処理(陽極酸化処理)
されたアルミニウムからなる角筒形状の気密な本体容器
1を有する。この本体容器1は分解可能に組み立てられ
ており、接地線1aにより接地されている。本体容器1
は、誘電体壁2により上下にアンテナ室3および処理室
4に区画されている。したがって、誘電体壁2は処理室
4の天井壁を構成している。誘電体壁2は、Al23
のセラミックス、石英等で構成されている。
【0014】誘電体壁2の下側部分には、処理ガス供給
用のシャワー筐体11が嵌め込まれている。シャワー筐
体11は十字状に設けられており、誘電体壁2を下から
支持する構造となっている。なお、上記誘電体壁2を支
持するシャワー筐体11は、複数本のサスペンダ(図示
せず)により本体容器1の天井に吊された状態となって
いる。
【0015】このシャワー筐体11は導電性材料、望ま
しくは金属、例えば汚染物が発生しないようにその内面
が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニウム
で構成されている。このシャワー筐体11には水平に伸
びるガス流路12が形成されており、このガス流路12
には、下方に向かって延びる複数のガス吐出孔12aが
連通している。一方、誘電体壁2の上面中央には、この
ガス流路12に連通するようにガス供給管20aが設け
られている。ガス供給管20aは、本体容器1の天井か
らその外側へ貫通し、処理ガス供給源およびバルブシス
テム等を含む処理ガス供給系20に接続されている。し
たがって、プラズマ処理においては、ガス供給系20か
ら供給された処理ガスがガス供給管20aを介してシャ
ワー筐体11内に供給され、その下面のガス供給孔12
aから処理室4内へ吐出される。
【0016】本体容器1におけるアンテナ室3の側壁3
aと処理室4の側壁4aとの間には内側に突出する支持
棚5が設けられており、この支持棚5の上に誘電体壁2
が載置される。
【0017】アンテナ室3内には誘電体壁2の上に誘電
体壁2に面するように高周波(RF)アンテナ13が配
設されている。この高周波アンテナ13にはその中央部
に給電部材16が接続されており、給電部材16には整
合器14を介して高周波電源15が接続されている。給
電部材16は、上記ガス供給管20aの周囲に設けられ
ている。
【0018】この高周波アンテナ13は、図2の断面図
に示すように、実質的に同じパターンの2つのアンテナ
線41,42が絶縁部材43を挟んで垂直方向に一体化
された複合アンテナ線44で構成されている。そして、
この高周波アンテナ13は、図3に示すように、複合ア
ンテナ線44が給電部材16を中心として平面的に渦巻
き状に巻回されて構成されている。そしてこのように渦
巻き状に巻回された複合アンテナ線44の外側端部には
接地線17が接続されて、この接地線17はコンデンサ
18を介してアンテナ室3の側壁3aに接続され、これ
により接地されている。すなわち、コンデンサ18は高
周波アンテナ13と直列に挿入されている。
【0019】プラズマ処理中、高周波電源15からは、
誘導電界形成用の例えば周波数が13.56MHzの高
周波電力が高周波アンテナ13へ供給される。このよう
に高周波電力が供給された高周波アンテナ13により、
処理室4内に誘導電界が形成され、この誘導電界により
シャワー筐体11から供給された処理ガスがプラズマ化
される。この際の高周波電源15の出力は、プラズマを
発生させるのに十分な値になるように適宜設定される。
【0020】処理室4内の下方には、誘電体壁2を挟ん
で高周波アンテナ13と対向するように、LCDガラス
基板Gを載置するための載置台としてのサセプタ22が
設けられている。サセプタ22は、導電性材料、例えば
表面が陽極酸化処理(アルマイト処理)されたアルミニ
ウムで構成されている。サセプタ22に載置されたLC
Dガラス基板Gは、静電チャック(図示せず)によりサ
セプタ22に吸着保持される。
【0021】サセプタ22は絶縁体枠24内に収納さ
れ、さらに、中空の支柱25に支持される。支柱25は
本体容器1の底部を気密状態を維持しつつ貫通し、本体
容器1外に配設された昇降機構(図示せず)に支持さ
れ、基板Gの搬入出時に昇降機構によりサセプタ22が
上下方向に駆動される。なお、サセプタ22を収納する
絶縁体枠24と本体容器1の底部との間には、支柱25
を気密に包囲するベローズ26が配設されており、これ
により、サセプタ22の上下動によっても処理容器4内
の気密性が保証される。また処理室4の側壁4aには、
基板Gを搬入出するための搬入出口27aおよびそれを
開閉するゲートバルブ27が設けられている。
【0022】サセプタ22には、中空の支柱25内に設
けられた給電棒25aにより、整合器28を介して高周
波電源29が接続されている。この高周波電源29は、
プラズマ処理中に、バイアス用の高周波電力、例えば周
波数が6MHzの高周波電力をサセプタ22に印加す
る。このバイアス用の高周波電力により、処理室4内に
生成されたプラズマ中のイオンが効果的に基板Gに引き
込まれる。
【0023】さらに、サセプタ22内には、基板Gの温
度を制御するため、セラミックヒータ等の加熱手段や冷
媒流路等からなる温度制御機構と、温度センサーとが設
けられている(いずれも図示せず)。これらの機構や部
材に対する配管や配線は、いずれも中空の支柱25を通
して本体容器1外に導出される。
【0024】処理室4の底部には、排気管31を介して
真空ポンプ等を含む排気装置30が接続される、この排
気装置30により、処理室4が排気され、プラズマ処理
中、処理室4内が所定の真空雰囲気(例えば1.33P
a)に設定、維持される。
【0025】次に、以上のように構成される誘導結合プ
ラズマエッチング装置を用いてLCDガラス基板Gに対
してプラズマエッチング処理を施す際の処理動作につい
て説明する。
【0026】まず、ゲートバルブ27を開にした状態で
そこから搬送機構(図示せず)により基板Gを処理室4
内に搬入し、サセプタ22の載置面に載置した後、静電
チャック(図示せず)により基板Gをサセプタ22上に
固定する。次に、処理室4内に処理ガス供給系20から
エッチングガスを含む処理ガスをシャワー筐体11のガ
ス吐出孔12aから処理室4内に吐出させるとともに、
排気装置30により排気管31を介して処理室4内を真
空排気することにより、処理室内を例えば1.33Pa
程度の圧力雰囲気に維持する。
【0027】次いで、高周波電源15から13.56M
Hzの高周波を高周波アンテナ13に印加し、これによ
り誘電体壁2を介して処理室4内に均一な誘導電界を形
成する。このようにして形成された誘導電界により、処
理室4内で処理ガスがプラズマ化し、高密度の誘導結合
プラズマが生成される。
【0028】高周波アンテナ13は、上述したように平
面型の渦巻きアンテナとして構成されているが、従来の
単線のアンテナ線を用いた高周波アンテナでは、一辺が
1m以上の超大型の基板に対してはインピーダンス低減
効果が十分ではなく、またアンテナを多重化しようとす
ると、高周波アンテナ中央部の分岐部の面積が大きくな
って容量結合成分が増加してしまう。これに対して、本
実施形態では、高周波アンテナ13を、実質的に同じパ
ターンの2つのアンテナ線41,42が絶縁部材43を
挟んで一体化された複合アンテナ線44で構成したの
で、アンテナ断面積を大きく変えることなく、表皮効果
により導体の表面部分しか流れない高周波電流の流路面
積を従来の単独のアンテナ線の場合の2倍程度とするこ
とができ、アンテナインピーダンスを1/2にすること
ができる。したがって、高周波アンテナの多重化による
不都合を生じさせることなく、高周波アンテナ13のイ
ンピーダンスを十分に低い値とすることができる。
【0029】このため、高周波アンテナに供給する高周
波電力の整合がとりにくくなるとともに、その電位が高
くなり高周波アンテナとプラズマとの間の容量結合が強
まって誘導結合プラズマを効果的に生成することができ
なくなるという不都合を防止して、均一で高密度の誘導
結合プラズマが生成され、プラズマ中のイオンは、高周
波電源から29からサセプタ22に対して印加される6
MHzの高周波電力によって基板Gに効果的に引き込ま
れ、基板Gに対して均一なエッチング処理が施される。
【0030】また、高周波アンテナの断面構造が変わる
のみのため、従来のアンテナパターンを維持したままイ
ンピーダンスを低減することができるという利点を得る
ことができる。
【0031】さらに、コンデンサ18が高周波アンテナ
13と直列に挿入されているのでインピーダンス低減効
果を一層高くすることができる。ここで、インピーダン
スを低減するためにコンデンサ18を挿入する場合に
は、高周波アンテナが多重化するとその多重化した数の
コンデンサが必要となるが、アンテナ線41,42が絶
縁部材43を挟んで一体化された構造の複合アンテナ線
44を用いることにより、このようなコンデンサの数を
低減することができるという利点も有する。
【0032】以上のようにしてエッチング処理を施した
後、高周波電源15および29からの高周波電力の印加
を停止し、処理室4内の圧力を所定の圧力まで昇圧して
ゲートバルブ27を開いた状態とし、搬入出口27aを
介して処理室4内から図示しないロードロック室に基板
Gを搬出することにより、基板Gのエッチング処理は終
了する。
【0033】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態
では複合アンテナ線を、実質的に同じパターンの2つの
アンテナ線41,42が絶縁部材43を挟んで垂直方向
に一体化された構造としたが、これに限らず、図4の
(a)に示すように2つのアンテナ線41a,42aを
絶縁部材43aを挟んで水平方向に一体化された構造で
あっても、図4の(b)に示すように3つのアンテナ線
41b,42b,43bを絶縁部材44bを介して一体
化した構造であっても、4つ以上のアンテナ線を一体化
した構造であってもよい。ただし、2つのアンテナ線の
場合には一体化が容易であり、しかも十分な効果が得ら
れるので2つのアンテナ線を一体化することが好まし
い。また、一体化する少なくとも2つのアンテナ線の断
面形状は特に限定されるものではなく、図示のような断
面形状の他、正方形や扁平形状、円形等種々の形状を採
用することができる。
【0034】また、上記実施形態では、誘電体壁を処理
室の天壁として配置したが、処理室の側壁を誘電体壁と
して高周波アンテナを処理室の側壁の外側に巻回する構
造としてもよい。
【0035】さらに、上記実施の形態では、本発明をエ
ッチング装置に適用した場合について示したが、エッチ
ング装置に限らず、スパッタリングや、CVD成膜等の
他のプラズマ処理装置に適用することができる。さらに
また、被処理基板としてLCD基板を用いたが、本発明
はこれに限らず半導体ウエハ等他の基板を処理する場合
にも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高周波アンテナが、実質的に同じパターンの少なくとも
2つのアンテナ線が絶縁部材を挟んで一体化された複合
アンテナ線で構成されているので、アンテナ断面積を大
きく変えることなく、従来の単独のアンテナ線の場合よ
りも電流が流れる部分の面積を大きくすることができ、
容量結合成分を増加させることなく効果的に高周波アン
テナのインピーダンスを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る誘導結合プラズマエ
ッチング装置を模式的に示す断面図。
【図2】図1に示した誘導結合プラズマエッチング装置
の高周波アンテナを示す断面図。
【図3】図1に示した誘導結合プラズマエッチング装置
の高周波アンテナを示す平面図。
【図4】高周波アンテナの他の例を示す断面図。
【図5】アンテナ部材の多重化を説明するための図。
【符号の説明】
1;本体容器 2;誘電体壁 4;処理室 13;高周波アンテナ 15;高周波電源 20;処理ガス供給系 22;サセプタ 30;排気装置 41,41a,41b,42,42a,42b,43
b;アンテナ線 43,43a,44b;絶縁部材 44;複合アンテナ線 G;LCDガラス基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を収容してプラズマ処理を施
    す処理室と、 前記処理室内に処理ガスを供給する処理ガス供給系と、 前記処理室内を排気する排気系と、 前記処理室の上部壁または側壁を構成する誘電体壁と、 前記処理室外の前記誘電体壁に対応する部分に設けら
    れ、高周波電力が供給されることにより前記処理室内に
    誘導電界を形成するための高周波アンテナとを具備し、
    前記高周波アンテナに高周波電力を供給することにより
    前記処理室内に誘導結合プラズマを形成して被処理基板
    にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、 前記高周波アンテナは、実質的に同じパターンの少なく
    とも2つのアンテナ線が絶縁部材を挟んで一体化された
    複合アンテナ線で構成されていることを特徴とする誘導
    結合プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つのアンテナ線は水平
    方向に配列されていることを特徴とする請求項1に記載
    の誘導結合プラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つのアンテナ線は垂直
    方向に配列されていることを特徴とする請求項1に記載
    の誘導結合プラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複合アンテナ線は、実質的に同じパ
    ターンの2つのアンテナが絶縁部材を挟んで一体化され
    ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    か1項に記載の誘導結合プラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記高周波アンテナは、前記複合アンテ
    ナ線が渦巻き状をなして構成されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の誘導結
    合プラズマ処理装置。
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