JP2003097949A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents
圧電振動ジャイロInfo
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Abstract
電振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 柱状振動子1を支持部材2を介して筐体
3により支持し、筐体3に支持部材2を衝撃から保護す
る凸部3a、3bを設けるとともに、それらを上カバ
ー、下カバーにより覆う。凸部3a、3bは、柱状振動
子1に対し距離が一定で平行な面を有する。また、上カ
バーに柱状振動子1からの距離が一定の複数の凸部を設
ける。
Description
に関する。
角速度が与えられると、その物体自身に速度方向と直角
な方向にコリオリ力が発生するという力学現象を利用し
た角速度センサである。
動(駆動振動)を励起させることができ、かつ、駆動振
動と直交する方向の機械的な振動(検出振動)の大きさ
を電気的に検出可能とした系において、予め駆動振動を
励起させた状態で、駆動振動面と検出振動面が交わる線
と平行な軸を中心軸とした角速度を与えると、前述のコ
リオリ力作用により、検出振動が発生し、出力電圧とし
て検出される。検出された出力電圧は、駆動振動の大き
さ及び角速度に比例するため、駆動振動の大きさを一定
にした状態では、出力電圧の大きさから角速度の大きさ
を求めることができる。
れる柱状振動子と支持部材の接合状態を示す斜視図であ
る。図4は、従来の圧電振動ジャイロの構造を示す平面
図である。図3に示すように、柱状振動子1の駆動振動
及び検出振動をできるだけ妨げないように、支持部材2
は、弾性を持たせるために屈曲形状とし、柱状振動子1
と支持部材2が接合されている。柱状振動子1の側面に
は、複数の電極10が設けられており、各々の電極に
は、駆動、検出、グランドとして用いられる。支持部材
2は、電極10に機械的及び電気的に接続されている。
また同時に、図4に示すように、支持部材2は、筐体1
3にも機械的及び電気的に接続されている。
構造を示す断面図(図4を側面方向から見た断面図)で
ある。図5に示すように、柱状振動子1は、上カバー1
7及び回路基板もしくは、下カバー16及び筐体13に
よって触れることなく囲まれている。
に衝撃が加わると、柱状振動子1に慣性力が働き、支持
部材2が延び縮みすることとなるが、加わる衝撃が大き
いと支持部材2が弾性限界を超え破損し、圧電振動ジャ
イロが故障に至ることがあるため、衝撃が加わったとき
に柱状振動子1が過度に変位しないように工夫を施し、
支持部材2を保護する必要がある。
長手方向と垂直な方向で、かつ、支持部材2の屈曲形成
面に平行な方向からの衝撃に対して、支持部材2の保護
を目的とし、筐体13に設けられている。
5に示すように、柱状振動子1の端面と筐体13との隙
間が少ないため、また、上カバー17及び回路基板もし
くは下カバー16との隙間も少なく、支持部材2を保護
できている。
ちのいずれの方向から衝撃が加わっても、柱状振動子1
が過度に変位することなく、支持部材2が弾性限界を超
え破損し、圧電振動ジャイロが故障に至ることがないよ
うに工夫が施されている。
構造では、圧電振動ジャイロに衝撃が加わった場合、柱
状振動子が支持部材保護用の凸部や上カバーや回路基板
もしくは下カバーに衝突し、曲げ応力が加わることで折
れてしまい、圧電振動ジャイロが故障に至るという問題
があった。
の端部と腹部付近に弾性を有するように凸部23a、2
3bを柱状振動子1に対して斜めに設けた構造の圧電振
動ジャイロが提案されている。しかし、柱状振動子と各
々の凸部が衝突する際、接触面積が大きいほど柱状振動
子に加わる曲げ応力は小さくなるため、凸部23a、2
3bの角が、柱状振動子1に点接触する構造では、耐衝
撃性で劣るという問題があった。また、斜めに凸部23
a、23bが形成されているため、支持部材2が他の構
成部材と重なり合ったり、筐体23の成形金型が複雑に
なったりする等の生産性に影響を及ぼすという問題があ
った。さらに、凸部23a、23bと柱状振動子1との
隙間が一定でない場合、効率の良い衝撃の吸収ができ
ず、また、凸部23a、23b自体も破損しやすくなる
という問題があった。
産性を損なわず、耐衝撃性を向上できる圧電振動ジャイ
ロを提供することにある。
イロにおいて、振動子の端部及び腹部の両方に近接する
ように複数組の凸部を筐体あるいは他の構成部材に設け
たことを特徴とする。また、振動子の端部とそれに近接
する凸部との距離と振動子の腹部とそれに近接する凸部
との距離が等しくなるように凸部を筐体あるいは他の構
成部材に設けたことを特徴とする。また、振動子の近接
箇所が振動子に対し平行な面形状を有する凸部を筐体あ
るいは他の構成部材に設けたことを特徴とする。また、
略L字形状を有する凸部を筐体あるいは他の構成部材に
設けたことを特徴とする。
介して筐体に支持され、前記筐体に前記支持部材を衝撃
から保護する凸部が設けられるとともに、前記柱状振動
子、支持部材及び筐体が回路基板またはカバーにより覆
われた圧電振動ジャイロにおいて、前記凸部は、前記柱
状振動子に対し距離が一定で平行な面を有し、前記柱状
振動子の長手方向に対して略垂直方向に先端部が突出し
ていることを特徴とする圧電振動ジャイロである。
字形状で、前記平行な面どうしが対向する2つの部材か
らなり、前記筐体の隣り合う側面で互いに90度の角度
を有するように設けられたことを特徴とする上記の圧電
振動ジャイロである。
動子との距離が一定の複数の凸部が設けられたことを特
徴とする上記の圧電振動ジャイロである。
いて図面を用い説明する。
電振動ジャイロを示す平面図である。従来の構造と同様
に、柱状振動子1の駆動振動及び検出振動におけるノー
ド付近に、屈曲形状を有する支持部材2を機械的及び電
気的に接続している。同時に、支持部材2を機械的及び
電気的に筐体3に接続している。
が柱状振動子1の端部付近に設けられ、凸部3aを垂直
に回転させた形状の凸部3bが柱状振動子1の腹部付近
に設けられている。また、凸部3a、凸部3bと柱状振
動子1との隙間は均一で、それらが面接触するよう形成
されている。なお、凸部3a及び凸部3bは略L字形状
であるため、図4に示す従来の凸部13aより弾性を有
することとなるが、支持部材2よりも硬く形成されてい
る。また、凸部3a,3bは、柱状振動子1の長手方向
に対して略垂直方向に突出している先端部を有する。
ける圧電振動ジャイロを示す断面図(図1を側面方向か
ら見た断面図)である。柱状振動子1は、上カバー7及
び回路基板もしくは下カバー6及び筐体3によって触れ
ることなく囲まれており、上カバー7には、柱状振動子
1の腹部付近に、凸部7aが設けられている。
が加わり、柱状振動子1が、例えば凸部3a及び凸部3
bに衝突した場合、衝撃は従来よりも凸部3a及び凸部
3bの弾性により吸収され、柱状振動子1に加わる曲げ
応力は低減される。また、凸部3a、3bの位置に関し
ても、柱状振動子1の端部付近だけに設けるよりも、端
部と腹部付近の両方に設けるほうが、柱状振動子1に加
わる曲げ応力を低減できる。上カバー7においても、柱
状振動子1の腹部付近に凸部7aを設けることで、柱状
振動子1が上カバー7に衝突することを防ぐことがで
き、柱状振動子1に加わる曲げ応力を低減でき、耐衝撃
性を向上できる。
ジャイロによれば、柱状振動子と他の構成部材との衝突
によって発生する柱状振動子の曲げ応力の低減により柱
状振動子を折れにくくすることができるため、生産性を
損なわず、耐衝撃性を向上させることができた。
ロを示す平面図。
ロを示す断面図。
る柱状振動子と支持部材の接合状態を示す斜視図。
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 柱状振動子が支持部材を介して筐体に支
持され、前記筐体に前記支持部材を衝撃から保護する凸
部が設けられるとともに、前記柱状振動子、支持部材及
び筐体が回路基板またはカバーにより覆われた圧電振動
ジャイロにおいて、前記凸部は、前記柱状振動子に対し
距離が一定で平行な面を有し、前記柱状振動子の長手方
向に対して略垂直方向に先端部が突出していることを特
徴とする圧電振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記凸部は、断面が略L字形状で、前記
平行な面どうしが対向する2つの部材からなり、前記筐
体の隣り合う側面で互いに90度の角度を有するように
設けられたことを特徴とする請求項1記載の圧電振動ジ
ャイロ。 - 【請求項3】 前記カバーに前記柱状振動子との距離が
一定の複数の凸部が設けられたことを特徴とする請求項
1または2記載の圧電振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001289139A JP2003097949A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 圧電振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001289139A JP2003097949A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 圧電振動ジャイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003097949A true JP2003097949A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19111679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001289139A Pending JP2003097949A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 圧電振動ジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003097949A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06201386A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Murata Mfg Co Ltd | 振動子の支持構造 |
JPH08159778A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-06-21 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジャイロ |
JP2002286452A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置 |
-
2001
- 2001-09-21 JP JP2001289139A patent/JP2003097949A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06201386A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Murata Mfg Co Ltd | 振動子の支持構造 |
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JP2002286452A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Murata Mfg Co Ltd | 振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061221 |
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