JP2003092244A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003092244A
JP2003092244A JP2001281303A JP2001281303A JP2003092244A JP 2003092244 A JP2003092244 A JP 2003092244A JP 2001281303 A JP2001281303 A JP 2001281303A JP 2001281303 A JP2001281303 A JP 2001281303A JP 2003092244 A JP2003092244 A JP 2003092244A
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Japan
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substrate
wet
pressure
processing unit
hand
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Withdrawn
Application number
JP2001281303A
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English (en)
Inventor
Eiji Fukatsu
英司 深津
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
Hideki Adachi
秀喜 足立
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に処理液を供給して湿式表面処理を施す
湿式処理ユニットと、湿式処理ユニットにより湿式表面
処理が施された基板の表面を処理流体により表面処理す
る高圧処理ユニットとを個別に配置した基板処理装置に
おいて、湿式処理ユニットから高圧処理ユニットに基板
をウェット搬送する際に処理液によって基板搬送手段の
駆動機構や他の基板が濡れたり、汚染されるのを防止す
る。 【解決手段】 ウェット基板Wをウェット用ハンド27
6Wで保持し、そのまま収容ケース275Wに収容した
後、その収容状態のまま現像処理ユニット232,24
2から高圧処理ユニット26(233,243)にウェ
ット搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プ
ラズマ表示用ガラス基板、光ディスク用基板などの各種
基板(以下、単に「基板」という)に対して種々の表面
処理(現像処理、エッチング処理、洗浄処理、リンス処
理、乾燥処理など)を施す基板処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の基板処理装置として、例えば図
9に示す基板処理装置が提案されている。この基板処理
装置では、インデクサ1と、インデクサ1の一方側に隣
接して配置された処理モジュール2とが設けられてい
る。インデクサ1は、複数枚の基板Wをそれぞれ収容で
きる複数のカセット11が載置されるカセット載置部1
2、およびY方向に沿って長いインデクサ搬送路13上
を移動でき、カセット11との間で基板Wの搬入/搬出
を行うためのインデクサロボット14を備えている。処
理モジュール2は、Y方向に垂直なX方向に沿って長い
主搬送路21上を移動して基板Wを搬送する主搬送ロボ
ット(基板搬送手段)22と、主搬送路21の両側に配
置されたユニット列23,24とを備えている。これら
のユニット列23,24には、それぞれ、処理ユニット
231〜233,241〜243がX方向に配列されて
いる。
【0003】上記のように構成された基板処理装置で
は、カセット11に収容されている基板Wは、インデク
サロボット14により搬出された後、さらに主搬送ロボ
ット22に受け渡される。そして、未処理の基板Wを受
け取った主搬送ロボット22は処理ユニット231〜2
33,241〜243のうちいずれかの処理ユニットの
前まで移動し、当該処理ユニットに基板Wを搬入する。
また、処理後の基板Wについては、主搬送ロボット22
により該処理ユニットから搬出され、次の処理ユニット
まで搬送される。
【0004】このような動作を繰り返して一連の処理が
基板Wに施された後、主搬送ロボット22は、基板Wを
保持したまま主搬送路21上を移動し、当該基板Wをイ
ンデクサロボット14に受け渡す。そして、インデクサ
ロボット14は、受け渡された基板Wを元々収容されて
いたカセット11に収容する。このような構成によれ
ば、主搬送ロボット22は、処理ユニット231〜23
3,241〜243に任意の順序でアクセスできるの
で、基板Wに施すべき処理の順序を任意に設定できる。
【0005】ところで、半導体デバイスの微細化が近年
急速に進められているが、この微細化に伴って基板処理
において新たな問題が生じることとなった。例えば、基
板W上に塗布されたレジストをパターニングして微細パ
ターンを形成する場合、現像処理、リンス処理および乾
燥処理を順次行う。ここで、基板Wに塗布されたレジス
トを現像して不要なレジストを除去する現像処理では、
アルカリ性水溶液などの現像液が使用され、リンス処理
では現像処理後の現像液を除去するために純水などのリ
ンス液が使用され、乾燥処理では基板Wを回転させるこ
とにより基板W上に残っているリンス液に遠心力を作用
させて基板Wからリンス液を除去し、乾燥させる(スピ
ン乾燥)。このうち乾燥において、乾燥の進展とともに
リンス液と気体との界面が基板W上に現れ、半導体デバ
イスの微細パターンの間隙にこの界面が現れると、リン
ス液の表面張力により微細パターン同士が互いに引き寄
せられて倒壊する問題があった。
【0006】この問題に対していくつかの解決策が検討
されて、その一つとして超臨界流体を用いた装置が例え
ば特開平8−250464号公報に提案されており、上
記処理ユニット231〜233,241〜243の全部
あるいは一部を同公報に記載された装置(以下「提案装
置」という)により構成することが考えられる。この提
案装置は、容器内に搬送されてきた基板Wに対し、その
容器内で液状の化学薬品を用いた湿式表面処理と、超臨
界乾燥とを連続して行うものであり、次のようにして同
一装置内で連続処理を行う。
【0007】まず、主搬送ロボット22によって基板W
を容器内に搬入する。そして、現像液を容器内に供給し
て現像処理を行った後、純水でのリンス処理、アルコー
ルの置換液での置換処理、という順に湿式処理を行う。
その後、気体二酸化炭素を導入してアルコールを置換
し、気体二酸化炭素での置換後温度を上昇させて二酸化
炭素を超臨界状態とし、その後減圧することによって超
臨界乾燥を行う。このように超臨界乾燥を行うことによ
って微細パターンの倒壊などを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理ユ
ニットの一部あるいは全部を提案装置で構成する場合に
は、次のような問題が発生する。まず、超臨界流体を用
いる処理ユニットには、従来より多用されている処理ユ
ニット、つまり常圧で表面処理を行う処理ユニットと比
較すると多くの制約条件がある。まず第1に容器として
圧力容器を用いる必要があるが、表面処理を実行するた
めに強酸や強アルカリといった腐食性の薬剤を導入する
ことはできず、薬剤の選択範囲が大幅に制約されてしま
う。その理由は、圧力容器は耐圧性の点から主として金
属材料で構成されており、強酸や強アルカリは圧力容器
の接液面を腐食してしまうからである。ここで、圧力容
器の内面をフッ素樹脂などで耐蝕コーティングすること
が当然考えられるが、高圧下で長期間その機能を継続発
揮させることは事実上困難である。また仮に、圧力容器
の内面を耐蝕コーティングしたとしても、そこに至る細
い配管や接手、高圧弁等の部品のすべての内面を耐蝕コ
ーティングすることは大変困難である。
【0009】この問題を解決するために、耐蝕性の面か
ら問題となる湿式表面処理と、超臨界流体を用いて行う
表面処理とを区別し、前者を従来の処理ユニットで行う
一方、後者を提案装置で構成された処理ユニットで構成
することが考えられるが、このような構成を採用した場
合には、次のような別の問題が発生してしまう。
【0010】まず、図9の基板処理装置を構成する処理
ユニットの一部を提案装置で構成するとともに、耐蝕性
の面から問題となる湿式表面処理を従来の処理ユニット
で行う場合には、湿式表面処理を行う処理ユニット(以
下「湿式処理ユニット」という)と、提案装置で構成さ
れた処理ユニット(以下「高圧処理ユニット」という)
とは、ともに主搬送路21に面して配置されており、湿
式処理ユニットから高圧処理ユニットへの基板Wの搬送
を主搬送ロボット22により行う必要がある。このよう
に湿式処理ユニットにより湿式表面処理が施された直後
の基板Wはリンス液や置換液の処理液で濡れており、そ
の基板Wを主搬送ロボット22のハンドが直接触れるこ
ととなる。そして、基板Wを処理液で濡れた状態のまま
搬送する、いわゆるウェット搬送の際、基板Wに付着し
ている処理液が主搬送ロボット22の駆動機構などに飛
散したり、処理液の一部が蒸発して上記駆動機構側に漏
れて、それらが主搬送ロボット22の故障原因のひとつ
となっていた。
【0011】また、主搬送ロボットによって基板Wを湿
式処理ユニットから高圧処理ユニットにウェット搬送し
ている際、基板Wに付着している処理液などが主搬送路
21に面して配置されている処理ユニットに飛散した
り、処理液の一部が蒸発して処理ユニットに漏れて、処
理ユニットに存在している他の基板Wを濡らしたり、汚
染されて製品歩留りの低下を招いてしまうという問題が
発生することがある。
【0012】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、基板に処理液を供給して湿式表面処理を施す湿式
処理ユニットと、湿式処理ユニットにより湿式表面処理
が施された基板の表面を処理流体により表面処理する高
圧処理ユニットとを個別に配置した基板処理装置におい
て、湿式処理ユニットから高圧処理ユニットに基板をウ
ェット搬送する際に処理液によって基板搬送手段の駆動
機構や他の基板が濡れたり、汚染されるのを防止するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、主搬送路に面して配置され、処理液を基
板に供給することによって該基板に対して所定の湿式表
面処理を施す湿式処理ユニットと、主搬送路に面して配
置され、湿式処理ユニットにより湿式表面処理が施され
た基板の表面に、高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との
混合物を処理流体として接触させて該基板の表面に対し
て表面処理を施す高圧処理ユニットと、主搬送路に配置
され、湿式処理ユニットにより湿式表面処理が施された
基板を高圧処理ユニットにウェット搬送する基板搬送手
段とを備え、基板搬送手段は、基板を保持するハンド
と、ハンドを収容する収容ケースと、収容ケースに対し
てハンドを出退移動させるハンド駆動機構とを備え、湿
式表面処理が施された基板をハンドで保持しながら、収
容ケースに収容しつつ、高圧処理ユニットにウェット搬
送するように構成している(請求項1)。
【0014】このように構成された発明では、ハンド駆
動機構によってハンドが収容ケースに対して出退移動さ
れ、湿式処理ユニットから高圧処理ユニットにウェット
搬送する際、湿式表面処理が施されて処理液で濡れた状
態にある基板が収容ケースに収容される。このため、ウ
ェット搬送中に処理液あるいは処理液の蒸発物が収容ケ
ースの外部に飛散したり、漏れるのが防止される。
【0015】ここで、収容ケースに対して前記ハンドを
出退移動させるために前記収容ケースに設けられた開口
を必要に応じて塞ぐ閉塞機構をさらに設けると、基板を
収容ケースに収容している際、収容ケースの開口を塞ぐ
ことによって処理液などの飛散、漏れがより確実に防止
される(請求項2)。
【0016】また、収容ケース内での雰囲気を調整する
雰囲気調整部をさらに設けると、ウェット搬送中におい
て基板の表面状態を最適化することができ、高圧処理ユ
ニットでの表面処理を良好に行うことができる(請求項
3)。
【0017】また、ウェット搬送中に処理液が飛散した
り、処理液の一部が蒸発することがあるが、雰囲気調整
部として収容ケース内を排気する排気部を設けることで
処理液やその蒸発物が排気部を介して回収されるため、
収容ケースからの飛散や漏れをさらに確実に防止するこ
とができる(請求項4)。
【0018】さらに、高圧処理ユニットは、表面処理の
最終処理として基板を乾燥させる乾燥処理を実行するこ
とがあるが、この場合、高圧処理ユニットから取り出す
べき基板は乾燥状態にある。そこで、基板搬送手段に高
圧処理ユニットによる乾燥処理を受けた基板を高圧処理
ユニットから取り出すための乾燥用ハンドと、乾燥用ハ
ンドを高圧処理ユニットに対してアクセスさせる乾燥用
ハンド駆動機構とをさらに設け、乾燥状態の基板につい
ては乾燥用ハンドによって基板をハンドリングするのが
望ましい(請求項5)。
【0019】なお、本発明において、用いられる高圧流
体としては、安全性、価格、超臨界状態にするのが容
易、といった点で、二酸化炭素が好ましい。二酸化炭素
以外には、水、アンモニア、亜酸化窒素、エタノール等
も使用可能である。高圧流体を用いるのは、拡散係数が
高く、溶解した汚染物質を媒体中に分散することができ
るためであり、より高圧にして超臨界流体にした場合に
は、気体と液体の中間の性質を有するようになって微細
なパターン部分にもより一層浸透することができるよう
になるためである。また、高圧流体の密度は、液体に近
く、気体に比べて遥かに大量の添加剤(薬剤)を含むこ
とができる。
【0020】ここで、本発明における高圧流体とは、1
MPa以上の圧力の流体である。好ましく用いることの
できる高圧流体は、高密度、高溶解性、低粘度、高拡散
性の性質が認められる流体であり、さらに好ましいもの
は超臨界状態または亜臨界状態の流体である。二酸化炭
素を超臨界流体とするには31゜C、7.1MPa以上
とすればよい。洗浄並びに洗浄後のリンス工程や乾燥・
現像工程等は、5〜30MPaの亜臨界(高圧流体)ま
たは超臨界流体を用いることが好ましく、7.1〜20
MPa下でこれらの処理を行うことがより好ましい。な
お、後の「発明の実施の形態」では、高圧流体による表
面処理として湿式現像処理後の乾燥処理を実施する場合
について説明するが、表面処理は乾燥処理のみには限ら
れない。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる基板処
理装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1
のA−A線矢視図である。この基板処理装置では、イン
デクサ1と、インデクサ1の一方側に隣接して配置され
た処理モジュール2と、処理モジュール2の一方側に隣
接して配置されたインターフェース3と、インターフェ
ース3に隣接して設けられた露光処理ユニット4とが設
けられている。これらの構成要素のうち、インデクサ1
は図9の従来装置と全く同一構成であるため、ここでは
同一構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0022】処理モジュール2は、図9の従来装置と同
様に、主搬送路21の両側に配置されたユニット列2
3,24を備えている。これらのユニット列23,24
は、それぞれ主搬送路21を面して配置された処理ユニ
ット231〜233,241〜243で構成されてい
る。なお、この実施形態では、処理ユニット231,2
41が基板Wの表面にレジストを塗布するレジスト塗布
処理ユニットで構成され、処理ユニット232,242
が現像処理を行う現像処理ユニットで構成され、残る処
理ユニット233,243が高圧処理ユニット26とな
っている。
【0023】図3は、図1の基板処理装置の高圧処理ユ
ニットの概略構成を示すブロック図である。この高圧処
理ユニット26は、圧力容器261の内部に形成される
処理チャンバーに、エタノール供給部260から高圧弁
V5を介してエタノールを置換液として導入し、その処
理チャンバーにおいて保持されている基板Wに対してア
ルコール置換を行うとともに、超臨界二酸化炭素(高圧
流体)を処理流体として導入し、そのアルコール置換さ
れた基板Wに対して所定の乾燥処理を行う処理ユニット
である。
【0024】この高圧処理ユニット26では、超臨界二
酸化炭素を繰り返して循環使用する一方、処理チャンバ
ーを大気圧に開放するなどによって系内の二酸化炭素が
減少すると、ボンベ262から液化二酸化炭素を補給す
るように構成されている。このボンベ262は凝縮器な
どからなる液化部263と接続されており、この液化部
263を介して系内に補給される。また、液化部263
は後で詳述するように循環使用される系内の二酸化炭素
を凝縮して液化する。
【0025】この液化部263の出力側には加圧ポンプ
などの昇圧器264が接続されており、この昇圧器26
4で液化二酸化炭素を加圧して高圧液化二酸化炭素を得
るとともに、高圧液化二酸化炭素を加熱器265および
高圧弁V1を介して圧力容器261に圧送する。
【0026】このように圧送される高圧液化二酸化炭素
は加熱器265で加熱されて表面処理(乾燥処理)に適
した温度にまで加熱され、超臨界二酸化炭素となり、高
圧弁V1を介して圧力容器261に送られる。
【0027】この圧力容器261の内部、つまり処理チ
ャンバーには、基板Wを保持する基板保持部(図示省
略)が設けられており、圧力容器261の側面部に設け
られたゲートバルブ(図6や図7中の符号261a)を
開き、後で説明する主搬送ロボット27によってゲート
バルブを介して未処理の基板Wを1枚、基板保持部に搬
入した後、ゲートバルブを閉じて後述するようにして表
面処理を施す一方、表面処理後にゲートバルブを開いて
処理済みの基板Wを主搬送ロボット27によって搬出す
ることができるように構成されている。このように、こ
の実施形態では、基板Wを1枚ずつ保持して所定の表面
処理を行う、いわゆる枚葉方式の高圧処理ユニット26
となっている。
【0028】また、この圧力容器261では、送られて
くる処理流体が基板保持部により保持されている基板W
の表面に向けて供給される。その結果、処理流体が接触
して該基板Wの表面に対する表面処理を実行する。
【0029】さらに、圧力容器261には、排気ポート
(図示省略)が設けられており、処理チャンバー内の処
理流体や表面処理に伴い発生する汚染物質などを圧力容
器261の外に排気可能となっている。この排気ポート
には、高圧弁V2を介して減圧器などからなるガス化部
268が接続されており、減圧処理によって排気ポート
を介して処理チャンバーから排気される流体を完全にガ
ス化して分離回収部269に送り込む。また、この分離
回収部269では、二酸化炭素を気体成分とし、薬液成
分を液体成分として気液分離する。また、分離回収部2
69としては、単蒸留、蒸留(精留)、フラッシュ分離
等の気液分離を行うことができる種々の装置や、遠心分
離機などを使用することができる。
【0030】このように、この実施形態では、ガス化部
268を用いて処理チャンバーから排気される流体を分
離回収部269に送り込む前に予め完全にガス化してい
るが、その理由は、減圧された二酸化炭素等の流体が温
度との関係で気体状流体(炭酸ガス)と液体状流体(液
化二酸化炭素)との混合物となるため、分離回収部26
9での分離効率および二酸化炭素のリサイクル効率を向
上させる観点からである。
【0031】なお、分離回収部269で分離された薬液
成分からなる液体(または固体)成分は、分離回収部2
69から排出され、必要に応じて後処理される。一方、
気体成分の二酸化炭素については、液化部263に送り
込んで再利用に供する。なお、本実施形態では二酸化炭
素を再利用する構成となっているが、使い捨てとする場
合は、分離回収部269より排出すればよい。
【0032】図1および図2に戻って、処理モジュール
2の構成について説明を続ける。この処理モジュール2
では、上記した処理ユニット231〜233、241〜
243以外に、図2に示すように、主搬送路21および
ユニット列23,24の上方位置に基板Wに対して加熱
処理や冷却処理を行うためのユニット群25が配置され
ている。
【0033】また、各処理ユニットの間で基板Wを搬送
するために、次のように構成された本発明の「基板搬送
手段」に相当する主搬送ロボット27がY方向に垂直な
X方向に沿って長い主搬送路21上を移動可能に設けら
れている。
【0034】図4は、図1の基板処理装置において設け
られた主搬送ロボットを示す図である。この主搬送ロボ
ット27は、主搬送路21に沿って設けられたレール2
11上をX方向(搬送方向)に沿って移動可能なX方向
移動機構271を備えている。このX方向移動機構27
1では、その下面側がレール211と摺動自在な状態で
係合しており、その内部に設けられた駆動モータ(図示
省略)の駆動によりX方向移動機構271全体がX方向
に往復移動可能となっている。また、X方向移動機構2
71の上部には、モータ272が設けられており、この
モータ272の回転軸272aの上端部に円筒形状で、
しかもその側面部に基板Wを搬入出するための開口27
3aを有する本体カバー273が取り付けられている。
このため、装置全体を制御する制御部(図示省略)から
の制御信号に基づき、X方向移動機構271の駆動モー
タを駆動させることで本体カバー273をX方向に位置
決めさせ、またモータ272を駆動させることで本体カ
バー273をθ方向に位置決めして開口273aを各処
理ユニットと対向するように位置決めすることができる
ようになっている。
【0035】この本体カバー273の内底部には、昇降
部274が固着されている。また、この昇降部274か
らZ方向にコラム274aが延設され、さらにその上端
部にウェット用ハンドを収容するための収容ケース27
5Wおよび乾燥用ハンドを支持するための支持ケース2
75Dがこの順序で積み重ねて取り付けられている。各
ケース275W,275Dには、開口273a側を向い
た端部に開口が設けられており、この開口を介して次に
説明するハンドならびに基板Wを該ケースから搬出し、
また該ケースに搬入可能となっている。そして、制御部
からの制御信号に応じて昇降部274が作動することで
収容ケース275Wおよび支持ケース275Dが一体的
にZ方向に昇降移動し、収容ケース275Wおよび支持
ケース275Dの一方のみが開口273aの高さ位置に
位置決めされて該ケースの開口が開口273aと高さ方
向において一致する。
【0036】これらのケースのうち収容ケース275W
には、湿式表面処理が施されたウェット基板Wを保持す
るウェット用ハンド276Wと、そのハンド276Wを
収容ケース275Wに対して出退移動させるハンド駆動
機構277Wと、ハンド276Wに保持される基板Wに
向けて純水などの乾燥防止液を吐出するノズル278と
が配置されている。そして、図4に示すように収容ケー
ス275Wが開口273aの高さ位置に位置決めされた
状態で制御部から前進信号がハンド駆動機構277Wに
与えられると、ハンド駆動機構277Wによってハンド
276Wが前進駆動されて開口273aを介して本体カ
バー273の外に移動する。また、この状態で制御部か
ら後退信号がハンド駆動機構277Wに与えられると、
ハンド駆動機構277Wによってハンド276Wが後退
駆動されて開口273aを介して本体カバー273内に
戻る。さらに、この収容ケース275Wの下方には、排
気管279を介して排気部280が接続されており、収
容ケース275Wの内部空間を排気して内部空間に飛散
する処理液やその蒸発物を回収可能となっている。な
お、同図では、排気部280を本体カバー273の外周
面に取り付けているが、排気部280を離れた位置に配
置してもよいことは言うまでもない。
【0037】一方、支持ケース275Dには、乾燥した
基板Wを保持する乾燥用ハンド276Dと、そのハンド
276Dを支持ケース275Dに対して出退移動させる
ハンド駆動機構277Dとが配置されている。そして、
例えば図5(b)に示すように支持ケース275Dが開
口273aの高さ位置に位置決めされた状態で制御部か
ら前進信号がハンド駆動機構277Dに与えられると、
ハンド駆動機構277Dによってハンド276Dが前進
駆動されて開口273aを介して本体カバー273の外
に移動する。また、この状態で制御部から後退信号がハ
ンド駆動機構277Dに与えられると、ハンド駆動機構
277Dによってハンド276Dが後退駆動されて開口
273aを介して本体カバー273内に戻る。
【0038】次に、上記のように構成された基板処理装
置の動作について説明する。カセット11に収容されて
いる基板Wは、インデクサロボット14により搬出され
た後、さらに主搬送ロボット27に受け渡される。この
基板Wを受け取った主搬送ロボット27は、インターフ
ェース3、あるいは処理ユニット231〜233,24
1〜243およびユニット群25を構成する処理ユニッ
トのうちいずれかの処理ユニットの前まで移動し、基板
Wを搬入する。処理後の基板Wは、主搬送ロボット27
により搬出され、次の処理ユニットまたはインターフェ
ース3まで搬送される。ここで、1枚の基板Wに着目し
て搬送順序を見てみると、主搬送ロボット27は例えば
次の順序で基板搬送を行う。
【0039】(1)ユニット群25中の加熱処理ユニッ
ト:ベーク処理、 (2)ユニット群25中の冷却処理ユニット:冷却処理、 (3)レジスト塗布処理ユニット:レジスト塗布処理、 (4)インターフェース3:露光処理ユニットへの基板受
渡し、 (5)ユニット群25中の加熱処理ユニット:ベーク処
理、 (6)ユニット群25中の冷却処理ユニット:冷却処理、 (7)現像処理ユニット:現像処理、 (8)高圧処理ユニット:表面処理、 (9)ユニット群25中の加熱処理ユニット:ポストベー
ク処理、 (10)ユニット群25中の冷却処理ユニット:冷却処理、 なお、ここでは、プロセスの一例を示したものであり、
これ以外のプロセスで基板搬送および処理が行われる場
合もある。
【0040】ところで、主搬送ロボット27によって現
像処理ユニット232,242に基板Wが搬送されてく
ると、従来装置と同様にして基板Wの表面に現像液を供
給して現像処理を開始する。このように、この実施形態
では、現像処理ユニットが本発明の「湿式処理ユニッ
ト」に相当している。そして、現像処理ユニットにおい
て、現像処理、純水でのリンス処理という順に湿式処理
が行われた後、主搬送ロボット27はウェット用ハンド
276Wにより濡れた状態にあるウェット基板Wを保持
し、高圧処理ユニット26(処理ユニット233,24
3)に搬送する。このとき、主搬送ロボット27の動作
について、図5および図6を参照しながら説明する。
【0041】主搬送ロボット27は、現像処理を完了し
た現像処理ユニット232(または242)の基板受渡
位置まで移動した後、昇降部274を作動させて収容ケ
ース275Wを開口273aの高さ位置に位置決めする
(図5(a))。そして、ハンド駆動機構277Wによ
ってハンド276Wを前進駆動して開口273aを介し
て現像処理ユニット232の内部に進入させて現像処理
などの一連の処理を受けて濡れた状態のままにあるウェ
ット基板Wをハンド276Wに受け渡す。
【0042】これに続いて、ハンド駆動機構277Wに
よってハンド276Wを後退駆動して開口273aを介
してウェット基板Wを保持したまま本体カバー273内
に戻した後、さらに昇降部274を作動させて収容ケー
ス275Wおよび支持ケース275Dを一体的に(−
Z)方向に降下させて支持ケース275Dを開口273
aの高さ位置に位置決めする(同図(b))。これによ
って、ウェット基板Wは収容ケース275Wと本体カバ
ー273の内壁面とで取り囲まれることとなる。このよ
うに、この実施形態では本体カバー273の側面部が本
発明の「閉塞機構」として機能しているが、収容ケース
275Wの開口近傍に該開口を開閉するシャッター機構
を設け、これを閉塞機構として機能させるように構成し
てもよい。
【0043】また、この実施形態では、基板Wの取り囲
みが完了すると、ノズル278より純水を吐出するとと
もに、排気部280によって収容ケース275Wの内部
空間を排気・排液する。そして、その排気・排液を継続
しながら、X方向移動機構271によって高圧処理ユニ
ット233の基板受渡位置まで移動する(図6
(a))。ここでは、現像処理ユニット232と高圧処
理ユニット233とは同一のユニット列23に配置され
ているため、モータ272により本体カバー273をθ
方向に位置決めする必要はないが、ユニット列24に配
置された高圧処理ユニット243に搬送する場合には、
X方向移動機構271によるX方向移動と同時、あるい
は前後してモータ272により本体カバー273を18
0゜回転させればよい。
【0044】こうして、高圧処理ユニット233の手前
まで移動してくると、ノズル278からの純水の吐出を
停止し、昇降部274を作動させて収容ケース275W
を開口273aの高さ位置に位置決めした後、ウェット
基板Wを保持しているハンド276Wをハンド駆動機構
277Wによって前進駆動して開口273aを介して高
圧処理ユニット233の内部に進入させてウェット基板
Wを圧力容器261内に設けられた基板支持部に載置さ
せる。それに続いて、ハンド駆動機構277Wによって
ハンド276Wを後退駆動して開口273aを介して本
体カバー273内に戻る(同図(b))。これによっ
て、ウェット基板Wの搬送が完了する。
【0045】基板保持部で保持された基板Wは、現像処
理ユニットにおいて純水を用いたリンス処理を受けてい
るため、その基板表面は純水で濡れた状態にある。そこ
で、この実施形態では、この基板Wに置換液としてエタ
ノール供給部260からエタノールを処理チャンバー内
に導入して純水をアルコール置換する。
【0046】そして、この置換の後に、超臨界二酸化炭
素を圧力容器261内に供給する。すなわち、系内の液
化二酸化炭素を昇圧器264で加圧して高圧液化二酸化
炭素を形成し、さらにその高圧液化二酸化炭素を加熱器
265で加熱して超臨界二酸化炭素を形成する。
【0047】そして、超臨界二酸化炭素が基板保持部に
より保持されている基板Wの表面に向けて吐出され、基
板Wの表面に接触して所定の乾燥処理が実行される。な
お、乾燥工程中は、処理チャンバーの下流の高圧弁V2
は閉じられている。あるいは、圧力容器261内が所定
の圧力に保持されるように開度が調整され、調圧弁の働
きをするように高圧弁V2を構成してもよい。
【0048】この高圧処理によって基板Wを濡らしてい
た処理液成分(主にリンス液)は処理チャンバー内の超
臨界二酸化炭素に拡散し、溶解することとなる。
【0049】そして、所定時間の経過で乾燥処理が完了
すると、処理チャンバー内の流体の排出を実行する。こ
れは、高圧弁V1、V2を開いて超臨界二酸化炭素を供
給することで押し出し排出しても良いし、高圧弁V1を
閉じ、高圧弁V2を開いて排出しても良い。
【0050】これに続いて、高圧弁V1を閉じて減圧
し、処理チャンバーが大気圧に戻ると、圧力容器261
の側面部に設けられたゲートバルブを開く。そして、主
搬送ロボット27によって処理済みの基板Wを搬送す
る。このとき、基板Wは乾燥状態にあるため、主搬送ロ
ボット27は乾燥用ハンド276Dを用いて基板搬送を
行う。具体的には、図7に示す動作手順で高圧処理ユニ
ット26(233,243)からの乾燥基板Wの搬出を
行う。
【0051】主搬送ロボット27は、表面処理を完了し
た高圧処理ユニット26(232,242)の基板受渡
位置まで移動した後、昇降部274を作動させて支持ケ
ース275Dを開口273aの高さ位置に位置決めする
(図7(a))。そして、ハンド駆動機構277Dによ
ってハンド276Dを前進駆動して開口273aを介し
て高圧処理ユニット26の内部に進入させて表面処理を
受けて乾燥状態にある乾燥基板Wをハンド276Dに受
け渡す。
【0052】これに続いて、ハンド駆動機構277Dに
よってハンド276Dを後退駆動して開口273aを介
して乾燥基板Wを保持したまま本体カバー273内に戻
す(同図(b))。そして、次の処理ユニットに搬送す
る。
【0053】以上のように、この実施形態によれば、ウ
ェット基板Wをウェット用ハンド276Wで保持し、そ
のまま収容ケース275Wに収容した後、その収容状態
のまま現像処理ユニット232,242から高圧処理ユ
ニット26(233,243)にウェット搬送するよう
に構成しているので、ウェット搬送中に処理液あるいは
処理液の蒸発物が主搬送ロボット27の外部に飛散した
り、漏れるのが防止される。また、この実施形態では、
単に収容ケース275Wに収容するのみならず、図5
(b)および図6(a)に示すように、収容ケース27
5Wを降下させて収容ケース275Wの開口を本体カバ
ー273の内壁面で塞ぎ、収容ケース275Wおよび本
体カバー273でウェット基板Wを取り囲んでいるの
で、処理液の飛散などをより効果的に防止することがで
きる。
【0054】また、ウェット搬送中に処理液が飛散した
り、処理液の一部が蒸発して収容ケース275Wの内部
にそれらが広がる可能性があるが、この実施形態では収
容ケース275Wの内部を排気部280によって排気す
ることで雰囲気を負圧に調整しているので、ウェット搬
送中において基板の表面状態を最適化することができ、
高圧処理ユニットでの表面処理を良好に行うことができ
る。また、処理液やその蒸発物を排気部280によって
回収することができ、収容ケース275Wからの飛散や
漏れをさらに確実に防止することができる。
【0055】さらに、ウェット用ハンド276Wと乾燥
用ハンド276Dとを設け、ウェット基板Wについては
ウェット用ハンド276Wを用い、乾燥基板Wについて
は乾燥用ハンド276Dを用いているため、ウェット用
ハンド276Wで乾燥基板Wを保持するのを確実に防止
することができる。特に、ウェット用ハンド276Wを
収容ケース275Wに収容するので、乾燥用ハンド27
6Dの汚染を確実に防止することができる。よって、ハ
ンド個別に別の搬送ロボットを構成する必要もない。
【0056】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、装置各部(処理ユニット、搬送ロボットな
ど)のレイアウトは上記実施形態のそれに限定されるも
のではなく、任意であり、主搬送ロボット27もレイア
ウトに応じて、その構成を変更可能となっている。例え
ば、ユニット列を一列のみとした場合にはモータ272
により本体カバー273をθ方向に回転させる回転機構
を主搬送ロボットに設ける必要がなくなり、また主搬送
ロボットを中心として処理ユニットをスター状に配置し
た場合にはX方向移動機構を設ける必要がなくなる。
【0057】また、上記実施形態では、支持ケース27
5Dについては、その上方部を開放しているが、収容ケ
ース275Wと同様に構成してもよく、このように構成
することで支持ケース275Dが開口273aから図5
(a)や図6(b)に示すように高さ方向に外れると、
支持ケース275Dの開口を本体カバー273の内壁面
で塞ぐことができ、この閉塞状態で支持ケース275D
の内部に処理液などが侵入してくるのを効果的に防止す
ることができる。
【0058】また、上記実施形態では、本体カバー27
3を設け、これを閉塞機構として機能させているが、こ
れは発明の必須構成要件ではなく、任意構成要件であ
る。ただし、収容ケース275Wからの処理液の飛散な
どをより効果的に防止するためには、本体カバー273
を設けるか、あるいは上記したように収容ケース275
Wにシャッター機構を設けるのが望ましい。
【0059】また、上記実施形態では、ウェット搬送
中、ノズル278より常に純水を吐出して乾燥防止を行
っているが、もともとウェット状態であるので、純水の
補給を目的として間欠的に、または所定タイミングで一
定時間のみノズル278より吐出するようにしてもよ
い。
【0060】また、上記実施形態では、本発明の「湿式
処理ユニット」として現像処理ユニットを有する基板処
理装置に本発明を適用しているが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、エッチング液や洗浄液
などの処理液を用いてエッチング処理や洗浄処理などの
湿式表面処理を行う湿式処理ユニットと、その処理ユニ
ットによって湿式表面処理された基板を受け取り、高圧
流体を接触させて該基板の表面に対して表面処理を施す
高圧処理ユニットとを設けた基板処理装置全般に対して
本発明を適用することができ、上記実施形態と同様の作
用効果を得ることができる。
【0061】以下に、本発明の適用について説明する。
【0062】第1に、例えばMEMSデバイスの湿式エ
ッチング処理後に乾燥処理を行う高圧処理ユニットを設
けた基板処理装置でもよい。
【0063】第2に、現像処理、例えば有機溶剤による
現像処理を完了した基板を現像処理ユニットから取出
し、処理液が基板上に盛られた状態のまま高圧処理ユニ
ットに搬入し洗浄工程、リンス工程および乾燥工程をこ
の順序で行う装置でもよい。
【0064】この洗浄工程においては、基板に付着した
レジストやエッチングポリマー等の高分子汚染物質も除
去するため、二酸化炭素等の高圧流体のみからなる処理
流体を用いた場合では洗浄力が不充分である点を考慮し
て、薬剤を添加して洗浄処理を行う。薬剤としては、洗
浄成分として塩基性化合物を用いることが好ましい。レ
ジストに多用される高分子物質を加水分解する作用があ
り、洗浄効果が高いためである。塩基性化合物の具体例
としては、第四級アンモニウム水酸化物、第四級アンモ
ニウムフッ化物、アルキルアミン、アルカノールアミ
ン、ヒドロキシルアミン(NHOH)およびフッ化ア
ンモニウム(NHF)よりなる群から選択される1種
以上の化合物が挙げられる。洗浄成分は、高圧流体に対
し、0.05〜8質量%含まれていることが好ましい。
なお、基板乾燥のために本発明の高圧処理装置を用いる
図1に示す実施形態の場合は、乾燥すべきレジストの性
質に応じて、キシレン、メチルイソブチルケトン、第4
級アンモニウム化合物、フッ素系ポリマー等を薬剤とし
て添加してもよい。
【0065】上記塩基性化合物等の洗浄成分が高圧流体
に非相溶である場合には、この洗浄成分を二酸化炭素に
溶解もしくは均一分散させる助剤となり得る相溶化剤を
第2の薬剤として用いることが好ましい。この相溶化剤
は、洗浄工程終了後のリンス工程で、汚れを再付着させ
ないようにする作用も有している。
【0066】相溶化剤としては、洗浄成分を高圧流体と
相溶化させることができれば特に限定されないが、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類や、ジメチルスルホキシド等のアルキルスルホキシド
が好ましいものとして挙げられる。洗浄工程では、相溶
化剤は高圧流体の10〜50質量%の範囲で適宜選択す
ればよい。そのため、高圧処理ユニットは図8に示すよ
うに圧力容器261と高圧弁V1との間に混合部266
を配置する。
【0067】この混合部266には、基板Wの表面処理
に適した薬剤を貯蔵・供給する2種類の薬剤供給部、つ
まり第1薬剤供給部267aおよび第2薬剤供給部26
7bがそれぞれ高圧弁V3およびV4を介して接続され
ている。このため、高圧弁V3、V4の開閉制御によっ
て第1薬剤供給部267aから第1薬剤が、また第2薬
剤供給部267bから第2薬剤が開閉制御に応じた量だ
け混合部266にそれぞれ供給されて超臨界二酸化炭素
に対する薬剤の混合量が調整される。このように、この
実施形態では、処理流体として「超臨界二酸化炭素」、
「超臨界二酸化炭素+第1薬剤」、「超臨界二酸化炭素
+第2薬剤」および「超臨界二酸化炭素+第1薬剤+第
2薬剤」を選択的に調製して圧力容器261の処理チャ
ンバーに供給可能となっており、表面処理の内容に応じ
て適宜高圧弁V3、V4を装置全体を制御部(図示書
略)により開閉制御することによって処理流体の種類を
選択するとともに、薬剤濃度をコントロールすることが
できるように構成されている。
【0068】この高圧処理ユニットでの洗浄処理とリン
ス処理は以下のようにして行われる。
【0069】即ち、この洗浄工程によって基板Wに付着
していた汚染物質は、処理チャンバー内の処理流体(超
臨界二酸化炭素+第1薬剤+第2薬剤)に溶解すること
となる。ここで、例えば第1薬剤を洗浄成分とし、第2
薬剤を相溶化剤と設定すると、汚染物質は洗浄成分(第
1薬剤)および相溶化剤(第2薬剤)の働きにより超臨
界二酸化炭素に溶解しているので、処理チャンバーに超
臨界二酸化炭素のみを流通させると、溶解していた汚染
物質が析出する可能性があるため、洗浄工程後に超臨界
二酸化炭素と相溶化剤からなる第1リンス用処理流体に
よる第1リンス工程と、超臨界二酸化炭素のみからなる
第2リンス用処理流体による第2リンス工程とをこの順
序で行うのが望ましい。
【0070】そこで、この実施形態では、第1および第
2薬剤の供給開始、つまり洗浄工程の開始から所定時間
経過すると、高圧弁V3を閉じて第1薬剤供給部267
aを供給停止モードとし、第1薬剤供給部267aから
の第1薬剤(洗浄成分)の混合部266へと圧送を停止
して混合部266において超臨界二酸化炭素と相溶化剤
とを混合させて第1リンス用処理流体を調製し、処理チ
ャンバーに供給する。また、これと同時に、高圧弁V2
を開く。これによって第1リンス用処理流体が処理チャ
ンバー内を流通して処理チャンバー内の洗浄成分および
汚染物質が次第に少なくなっていき、最終的には第1リ
ンス用処理流体(超臨界二酸化炭素+相溶化剤)で満た
されることとなる。
【0071】こうして、第1リンス工程が完了すると、
続いて第2リンス工程を行う。この第2リンス工程で
は、さらに高圧弁V4を閉じて第2薬剤供給部267b
を供給停止モードとし、第2薬剤供給部267bからの
第2薬剤(相溶化剤)の混合部266へと圧送を停止し
て超臨界二酸化炭素のみを第2リンス用処理流体として
処理チャンバーに供給する。これによって第2リンス用
処理流体が処理チャンバー内を流通して処理チャンバー
が第2リンス用処理流体(超臨界二酸化炭素)で満たさ
れることとなる。
【0072】これに続いて、高圧弁V1を閉じて減圧
し、基板Wに対する乾燥処理を実行する。そして、処理
チャンバーが大気圧に戻ると、圧力容器261の側面部
に設けられたゲートバルブを開く。そして、主搬送ロボ
ット27によってゲートバルブを介して処理済みの基板
Wが搬出されて一連の処理(洗浄処理+第1リンス処理
+第2リンス処理+乾燥処理)が完了する。
【0073】また、上記実施形態では、2種類の薬剤を
超臨界二酸化炭素(高圧流体)に混合させて処理流体を
調製しているが、薬剤の種類や数などについては任意で
ある。また、薬剤を使用しないで表面処理を行う場合に
は、薬剤供給部が不要となる。
【0074】さらに、上記実施形態では、表面処理とし
て洗浄処理、第1リンス処理、第2リンス処理、乾燥処
理を実行しているが、その処理内容はこれに限定される
ものではなく、湿式処理ユニットによる湿式表面処理に
続いて行う表面処理を高圧処理ユニットで行うようにす
ればよい。
【0075】第3に、洗浄処理、例えばドライエッチン
グを完了した基板を洗浄ユニットから取出し、純水や有
機溶媒で基板表面が濡れた状態で搬送し高圧処理ユニッ
トで洗浄工程、リンス工程および乾燥工程をこの順で行
う装置でもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基板
を保持するハンドを、ハンド駆動機構によって収容ケー
スに対して出退移動するように構成するとともに、湿式
表面処理が施されて処理液で濡れた状態にある基板を収
容ケースに収容した状態で湿式処理ユニットから高圧処
理ユニットにウェット搬送するように構成しているの
で、ウェット搬送中に処理液あるいは処理液の蒸発物が
収容ケースの外部に飛散したり、漏れるのを阻止して処
理液によって基板搬送手段の駆動機構や他の基板が濡れ
たり、汚染されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる基板処理装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1の基板処理装置の高圧処理ユニットの概略
構成を示すブロック図である。
【図4】図1の基板処理装置の主搬送ロボットを示す図
である。
【図5】図1の基板処理装置の動作を示す図である。
【図6】図1の基板処理装置の動作を示す図である。
【図7】図1の基板処理装置の動作を示す図である。
【図8】この発明にかかる基板処理装置の他の実施形態
を示す図である。
【図9】従来の基板処理装置を示す図である。
【符号の説明】 21…主搬送路 26,233,243…高圧処理ユニット 27…主搬送ロボット(基板搬送手段) 232…現像処理ユニット(湿式処理ユニット) 273…本体カバー(閉塞機構) 275W…収容ケース 276D…乾燥用ハンド 276W…ウェット用ハンド 277D…(乾燥用)ハンド駆動機構 277W…ハンド駆動機構 280…排気部 W…基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/30 501 G11B 7/26 5F046 G11B 7/26 H01L 21/304 648A H01L 21/304 648 651G 651 21/68 A 21/68 21/30 569D 569F (72)発明者 上山 勉 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 足立 秀喜 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA30 HA01 2H090 JC19 2H096 AA24 AA25 AA27 GA17 GA20 GA21 HA19 5D121 AA02 EE21 EE23 GG14 GG18 GG20 GG28 JJ02 JJ03 JJ07 JJ09 5F031 CA01 CA02 CA05 FA01 FA02 FA07 FA12 GA35 GA42 GA48 GA49 GA50 GA57 MA02 MA03 MA06 MA13 MA23 MA24 MA26 MA30 NA07 NA14 NA18 5F046 LA06 LA07 LA11 LA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主搬送路に面して配置され、処理液を基
    板に供給することによって該基板に対して所定の湿式表
    面処理を施す湿式処理ユニットと、 前記主搬送路に面して配置され、前記湿式処理ユニット
    により湿式表面処理が施された基板の表面に、高圧流体
    あるいは高圧流体と薬剤との混合物を処理流体として接
    触させて該基板の表面に対して表面処理を施す高圧処理
    ユニットと、 前記主搬送路に配置され、前記湿式処理ユニットにより
    湿式表面処理が施された基板を前記高圧処理ユニットに
    ウェット搬送する基板搬送手段とを備え、 前記基板搬送手段は、基板を保持するハンドと、前記ハ
    ンドを収容する収容ケースと、前記収容ケースに対して
    前記ハンドを出退移動させるハンド駆動機構とを備え、
    湿式表面処理が施された基板を前記ハンドで保持しなが
    ら、前記収容ケースに収容しつつ、前記高圧処理ユニッ
    トにウェット搬送することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板搬送手段は、前記収容ケースに
    対して前記ハンドを出退移動させるために前記収容ケー
    スに設けられた開口を必要に応じて塞ぐ閉塞機構をさら
    に備える請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記基板搬送手段は、前記収容ケース内
    での雰囲気を調整する雰囲気調整部をさらに備える請求
    項1または2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記雰囲気調整部は、前記収容ケース内
    を排気する排気部を有する請求項3記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記高圧処理ユニットは、前記表面処理
    の最終処理として前記基板を乾燥させる乾燥処理を実行
    し、 前記基板搬送手段は前記高圧処理ユニットによる乾燥処
    理を受けた基板を前記高圧処理ユニットから取り出すた
    めの乾燥用ハンドと、前記乾燥用ハンドを前記高圧処理
    ユニットに対してアクセスさせる乾燥用ハンド駆動機構
    とをさらに備える請求項1ないし4のいずれかに記載の
    基板処理装置。
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