JP2003090696A - 冷却塔の運転方法とこれに使用する冷却塔 - Google Patents

冷却塔の運転方法とこれに使用する冷却塔

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JP2003090696A
JP2003090696A JP2001284882A JP2001284882A JP2003090696A JP 2003090696 A JP2003090696 A JP 2003090696A JP 2001284882 A JP2001284882 A JP 2001284882A JP 2001284882 A JP2001284882 A JP 2001284882A JP 2003090696 A JP2003090696 A JP 2003090696A
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重次郎 小宮
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厳冬期において外気と接触する外気取り入れ
部であるルーバー板及びこの側での充填材間で氷結が発
生するのを阻止する。 【解決手段】 外気取り入れ部11での循環冷却水の温
度が、前記混合室13側での循環冷却水の温度と同等に
上昇するか、前記混合室13側での循環冷却水の温度よ
り高めに反転した際に、運転制御部23からの指令に基
づいて冷却塔10の送風機21を正転から反対方向に所
定時間逆転させると共に、この送風機21のモータ22
をインバータ制御すると共に、バルブ24の開度を調整
し、外気取り入れ部11側からの単位面積あたりの散水
量を、混合室13側より多くして、充填板B間で発生し
た氷結を徐々に解凍する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、厳冬期における
冷却塔の運転方法及びこの方法を実施する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来においては、所定出口温度を得るた
めに、四季を通して全充填材への散水量を全域で一定と
しているため、冬季にかかわらず外気取り入れ部側の水
温は低くなり、排気口部の下方に配置された混合室側で
の水温は高くなる傾向を採る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
散水の仕方は、厳冬期においては、冷却塔の外気湿球温
度は氷点下近傍まで下がり、外気と接触する前記外気取
り入れ部では、水温が低いため過冷却となり氷結が発生
する危険が多くなり、最悪の場合、充填材全体が完全氷
結し、運転不能となるおそれがあり、要求性能を満足で
きなくなる。また、一度充填材、外気取り入れ部のルー
バーに附着してしまった氷は、春まで除去し難いし、氷
の成長による体積膨張のため充填材部分を破壊しかねな
い。そこで厳冬期においても前記完全氷結を伴わずに運
転可能な冷却塔の必要性が望まれている。この発明は冷
却塔の外気取り入れ口や充填材間での氷結を抑制可能と
する厳冬期における冷却塔の運転方法を提供することを
目的とする。この発明の他の目的は、厳冬期において所
期の出口温度の冷却水を得られる冷却塔の運転方法を市
場に提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、外気取り入れ部から排気口部の下方の
混合室にかけて氷点下近傍の外気湿球温度の外気流を流
し、散水装置から充填材上に散布される散布水または循
環冷却水と接触させ、蒸発に伴う潜熱作用乃至接触伝導
で散布水または循環冷却水を冷却する冷却塔の運転方法
に於いて、外気湿球温度が氷点下以下で、氷結の発生に
伴い前記充填材表面上での散布水または循環冷却水の温
度分布に変動が生じ、この外気取り入れ部での散布水ま
たは循環冷却水の温度が、前記混合室側での散布水また
は循環冷却水の温度と同等に上昇するか、前記混合室側
での散布水または循環冷却水の温度より高めに反転した
際に、これを測定し、この測定結果に基づいて、冷却塔
の上部散水装置からの散水量を、前記外気取り入れ部側
を、排気口部側より多くし、充填材間での氷結を抑制し
ながら、前記冷却塔の送風機を正転から反対方向に所定
時間逆転させて充填材間で発生した氷結を徐々に解凍
し、所定の出口温度を得ることを特徴とする冷却塔の運
転方法とする。
【0005】前記課題を解決するために、前記前記送風
機のモータをインバータ制御することもある。
【0006】前記課題を解決するために、前記前記送風
機の逆転時間をその正転時間より短くし、前記送風機の
正転逆転1サイクルを5分乃至20分とすることが運転
効率上望ましい。
【0007】前記課題を解決するために、前記前記外気
取り入れ部のルーバー板を充填材から所定距離離反させ
て、散布水または循環冷却水の水滴を前記外気取り入れ
部のルーバー板に殆ど付着させないで散布水または循環
冷却水を供給することが望ましい。
【0008】前記課題を解決するために、外気湿球温度
が氷点下以下では前記外気取り入れ部からの外気取り込
み面積を狭くし、更に外気流が流れない充填材領域には
前記冷却水を無散布とすることが望ましい。
【0009】前記課題を解決するために、前記充填材を
開放式熱交換器とし、前記冷却塔を開放型として、循環
冷却水を開放式熱交換器上に散布し外気流と直接接触さ
せる際に、この外気取り入れ部での循環冷却水の温度
が、前記混合室側での循環冷却水の温度と同等に上昇す
るか、前記混合室側での循環冷却水の温度より高めに反
転した際に、これを測定し、前記冷却塔の送風機を正転
から反対方向に所定時間逆転させ、充填材間で発生した
氷結を徐々に解凍し、所定の循環冷却水出口温度を得る
ことが好ましい。
【0010】前記課題を解決するために、前記充填材を
密閉式熱交換器とし、前記冷却塔を密閉型として、循環
冷却水を前記密閉式熱交換器内で循環し、前記密閉式熱
交換器の外側に散布水を散布し、外気流と循環冷却水と
を間接接触させる際に、この外気取り入れ部での散布水
の温度が、前記混合室側での散布水の温度と同等に上昇
するか、前記混合室側での散布水の温度より高めに反転
した際に、これを測定し、この測定結果に基づいて、冷
却塔の上部散水装置からの散水量を、前記外気取り入れ
部側を、排気口部側より多くし、充填材間での氷結の促
進を抑制しながら、前記冷却塔の送風機を正転から反対
方向に所定時間逆転させ、充填材間で発生した氷結を徐
々に解凍し、所定の循環冷却水出口温度を得ることもあ
る。
【0011】前記課題を解決するために、関連発明は、
外気取り入れ部から排気口部の下方の混合室にかけて氷
点下近傍の外気湿球温度の外気流を流し、散水装置から
充填材上に散布される散布水または循環冷却水と接触さ
せ、蒸発に伴う潜熱作用乃至接触伝導で散布水または循
環冷却水を冷却する冷却塔において、冷却塔周囲の外気
湿球温度を測定する測定器が冷却塔周囲に配置され、氷
点下以下で、この外気取り入れ部での散布水または循環
冷却水の温度と、前記混合室側での散布水または循環冷
却水の温度とを測定する温度測定具が夫々配備され、こ
れら測定した温度を比較する比較器が設けられ、その比
較の結果、この外気取り入れ部での散布水または循環冷
却水の温度が、前記混合室側での散布水または循環冷却
水の温度と同等に上昇するか、前記混合室側での散布水
または循環冷却水の温度より高めに反転した場合には、
冷却塔の上部散水装置からの散水量を、前記外気取り入
れ部側を、排気口部側より多くし、前記冷却塔の送風機
を正転から反対方向に所定時間逆転させる運転制御部が
配置してあることを特徴とする冷却塔としてある。
【0012】前記送風機のモータはインバータ制御型と
してあることが好ましい。前記充填材は開放式熱交換器
とし、前記冷却塔は開放型としてあることが望ましい。
前記充填材は密閉式熱交換器とし、前記冷却塔は密閉型
としてあることもあるる。
【0013】前記外気取り入れ部は充填材から散布水ま
たは循環冷却水水滴が付着しないだけ充分な距離離反し
て配置されたルーバー板からなることが水滴付着防止上
好ましい。
【0014】前記外気取り入れ部は幅方向に少なくとも
3つに区画され、その左右の区画領域は、開閉可能な構
造としてあり、更に前記外気取り入れ部の区画した領域
に対応して、この冷却塔の上部散水装置も、その幅方向
に少なくとも3つに区画されていることが水膜の氷結を
回避するのに望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1 この形態は請求項8、9、10記載の発明の代表的な実
施の形態である。 図1において、10は厳寒期専用で開放型の冷却塔であ
り、この冷却塔10は、外気取り入れ部11から排気口
部12の下方の混合室13にかけて氷点下近傍の外気湿
球温度の外気流を流し、上部水槽14から充填材の1種
である開放式熱交換器を構成する凹凸形状の合成樹脂製
充填板B上に散布される循環冷却水と接触させ、蒸発に
伴う潜熱作用で循環冷却水を冷却する。前記上部水槽1
4の底部においては前記外気取り入れ部11側には短管
14aのみが配管され、前記混合室13側には短管14
aと長管14bが交互に配管されている。外気湿球温度
が氷点下以下で、前記充填板B表面上での循環冷却水の
温度を前記外気取り入れ部11と前記混合室13とで独
立して測定するために、前記循環冷却水を前記充填板B
の底面で前記外気取り入れ部11と前記混合室13にお
いて受ける樋15、16と、各樋15、16で受けた前
記循環冷却水の温度測定する温度計17、18とが配置
されている。19は前記冷却塔10周囲の外気湿球温度
を測定する測定器を示す。これら温度計17、18で測
定された温度を比較する比較器20が設けてあり、この
比較の結果に応じて、前記冷却塔10の排気口部12に
設けた送風機21の回転方向を制御すると共に前記送風
機21のモータ22をインバータ制御する運転制御部2
3が設けてある。前記比較器20の比較結果に基づいて
前記運転制御部23により開度を調整され、前記上部水
槽14ヘの循環冷却水の供給量を調整するバルブ24が
設けてある。
【0016】前記冷却塔10の作用を請求項1、2、
3、6記載の発明の代表的な実施の形態として説明す
る。 厳寒期において外気湿球温度が氷点下近傍になった事を
前記測定器19が測定すると、前記外気取り入れ部11
から排気口部12の下方の混合室13にかけて氷点下近
傍の外気湿球温度の外気流が流がれ、散水装置14から
充填板B上に散布される循環冷却水と接触して、蒸発に
伴う潜熱作用乃至接触伝導で循環冷却水を冷却する。こ
の際、外気湿球温度が氷点下近傍で、前記充填板B表面
上での循環冷却水の一部を、前記外気取り入れ部11と
前記混合室13とで独立して前記樋15、16で受け、
各樋15、16で受けた前記循環冷却水の温度を前記温
度計17、18で測定する。 このように測定された前記外気取り入れ部11側と前記
混合室13側での循環冷却水の温度を前記比較器20で
比較し、その結果、この外気取り入れ部11での循環冷却
水の温度が、前記混合室13側での循環冷却水の温度と
同等に上昇するか、前記混合室13側での循環冷却水の
温度より高めに反転した際に、前記運転制御部23から
の指令に基づいて前記冷却塔10の送風機21を正転か
ら反対方向に所定時間逆転させるとともに、この送風機
21のモータ22をインバータ制御すると共に、前記バ
ルブ24の開度を調整し、前記冷却塔10の上部水槽1
4ヘの循環冷却水の供給量を絞り、水位を下げて、前記
短管14aからのみ循環冷却水を散布し、前記外気取り
入れ部11側からの単位面積あたりの散水量を、前記混
合室13側より多くして、充填板B間で発生した氷結を
徐々に解凍し、厳冬期においても所定の出口温度を得
る。前記送風機20の逆転時間は、その正転時間より短
くし、前記送風機の正転逆転1サイクルを5分乃至20
分とする。
【0017】実施の形態2 この形態は請求項8、9、10、12、13記載の発明
の代表的な実施の形態であり、実施の形態1と異なる構
成は、前記外気取り入れ部は前記充填板Bから所定距離
離反して配置されたルーバー板31、32からなり、幅
方向に3つの領域25、26、27に区画され、その左
右の区画領域25、27は、開閉可能なルーバー板32
としてある。これらルーバー板31、32と充填材Bの
間の寸法は、前記充填材Bに循環冷却水を散布してもそ
の飛沫が前記ルーバー板31、32にまで届かない寸法
としてあり、実施の形態ではこの寸法は20cm乃至5
0cmとしてあるが、この数値自体は限定的な意味はな
い。外気取り入れ部の高さによって異なる。更に前記外
気取り入れ部11の区画した領域に対応して、この冷却
塔10の上部水槽14も、その幅方向に3つの領域2
8、29、30に区画されている。(図2参照)。この
使用方法を請求項1、2、3、4、5、6記載の発明の
代表的な実施の形態として説明する。 実施の形態1と異なる使用方法は次の通りである。 前記充填板Bから所定距離離反して配置されたルーバー
板31、32には、循環冷却水の水滴が届かず直接付着
しにくくなる。 又、外気湿球温度が氷点下以下では前記外気取り入れ部
11の左右の領域25、27を閉じて外気取り込み面積
を狭くし、更に外気流が流れない充填材領域には前記上
部水槽14の左右の領域28、30から循環冷却水を散
布しない。
【0018】前記の態様では、前記充填材を開放式熱交
換器とし、前記冷却塔を開放型として説明したが、前記
充填材を密閉式熱交換器とし、前記冷却塔を密閉型とし
て、循環冷却水を前記密閉式熱交換器内で循環し、前記
密閉式熱交換器の外側に散布水を散布し、外気流と循環
冷却水とを間接接触させる際に、この外気取り入れ部で
の散布水の温度が、前記混合室側での散布水の温度と同
等に上昇するか、前記混合室側での散布水の温度より高
めに反転した際に、これを測定し、前記冷却塔の送風機
を正転から反対方向に逆転させ、充填材間で発生した氷
結を徐々に解凍し、所定の循環冷却水出口温度を得るこ
ともある(請求項7または11記載の発明の代表的な実
施の態様に相当)。
【0019】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明は、外気湿球
温度が氷点下以下で、前記充填材表面上での散布水また
は循環冷却水の温度分布に変動が生じ、この外気取り入
れ部での散布水または循環冷却水の温度が、前記混合室
側での散布水または循環冷却水の温度と同等に上昇する
か、前記混合室側での散布水または循環冷却水の温度よ
り高めに反転した際に、これを測定し、前記冷却塔の送
風機を正転から反対方向に逆転させ、充填材間で仮に発
生した氷結があったとしても、或いは氷結し始めのシャ
ーペット状の氷を徐々に解凍し、所定の出口温度を得る
ことにより、前記外気取り入れ部側での散布水または循
環冷却水の過冷却を防止し、厳冬期において外気と接触
する外気取り入れ部であるルーバー板及びこの側での充
填材間での氷結が発生するのを阻止し、完全氷結に至る
のを未然に防止して、所期の出口温度の冷却水を得るこ
とができる。請求項4記載の発明においては、前記効果
に加えて、前記外気取り入れ部のルーバー板を充填材か
ら所定距離離反させてあるため、散布水または循環冷却
水の水滴がルーバー板に付着しにくくなり、前記効果を
顕著に発揮できる。 請求項5記載の発明は、外気湿球温度が氷点下以下では
前記外気取り入れ部からの外気取り込み面積を狭くし、
更に外気流が流れない充填材領域には前記散布水または
循環冷却水を無散布とすることにより、前記効果に加え
て、散布水または循環冷却水の水膜を極度に薄くするこ
となく、その氷結を未然に防止できる。請求項6記載の
発明は、前記充填材、前記冷却塔を開放式として、前記
効果を充分に発揮できる。 請求項7記載の発明は前記充填材、前記冷却塔を密閉式
として、前記効果を充分に発揮できる。 請求項8記載の発明は請求項1記載の方法を実施できそ
の効果を発揮できる。請求項9記載の発明は請求項2記
載の方法を実施できその効果を発揮できる。請求項10
記載の発明は請求項6記載の方法を実施できその効果を
発揮できる。請求項11記載の発明は請求項7記載の方
法を実施できその効果を発揮できる。請求項12記載の
発明は請求項4記載の方法を実施できその効果を発揮で
きる。請求項13記載の発明は請求項5記載の方法を実
施できその効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略縦断側面図である。
【図2】実施の形態2の要部平面図である。
【符号の説明】
10 開放型の冷却塔 11 外気取り入れ部 12 排気口部 14 上部水槽

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気取り入れ部から排気口部の下方の混合
    室にかけて氷点下近傍の外気湿球温度の外気流を流し、
    散水装置から充填材上に散布される散布水または循環冷
    却水と接触させ、蒸発に伴う潜熱作用乃至接触伝導で散
    布水または循環冷却水を冷却する冷却塔の運転方法に於
    いて、 外気湿球温度が氷点下以下で、氷結の発生に伴い前記充
    填材表面上での散布水または循環冷却水の温度分布に変
    動が生じ、この外気取り入れ部での散布水または循環冷
    却水の温度が、前記混合室側での散布水または循環冷却
    水の温度と同等に上昇するか、前記混合室側での散布水
    または循環冷却水の温度より高めに反転した際に、これ
    を測定し、この測定結果に基づいて、冷却塔の上部散水
    装置からの散水量を、前記外気取り入れ部側を、排気口
    部側より多くし、充填材間での氷結を抑制しながら、前
    記冷却塔の送風機を正転から反対方向に所定時間逆転さ
    せて充填材間で発生した氷結を徐々に解凍し、所定の出
    口温度を得ることを特徴とする冷却塔の運転方法。
  2. 【請求項2】前記送風機のモータをインバータ制御する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の冷却塔の運転
    方法。
  3. 【請求項3】前記送風機の逆転時間をその正転時間より
    短くし、前記送風機の正転逆転1サイクルを5分乃至2
    0分とすることを特徴とする請求項1または2記載の冷
    却塔の運転方法。
  4. 【請求項4】前記外気取り入れ部のルーバー板を充填材
    から所定距離離反させて、散布水または循環冷却水の水
    滴を前記外気取り入れ部のルーバー板に殆ど付着させな
    いで散布水または循環冷却水を供給することを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の厳冬期における冷却塔の
    運転方法。
  5. 【請求項5】外気湿球温度が氷点下以下では前記外気取
    り入れ部からの外気取り込み面積を狭くし、更に外気流
    が流れない充填材領域には前記散布水または循環冷却水
    を無散布とすることを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の冷却塔の運転方法。
  6. 【請求項6】前記充填材を開放式熱交換器とし、前記冷
    却塔を開放型として、循環冷却水を開放式熱交換器上に
    散布し外気流と直接接触させる際に、この外気取り入れ
    部での循環冷却水の温度が、前記混合室側での循環冷却
    水の温度と同等に上昇するか、前記混合室側での循環冷
    却水の温度より高めに反転した際に、これを測定し、こ
    の測定結果に基づいて、冷却塔の上部散水装置からの散
    水量を、前記外気取り入れ部側を、排気口部側より多く
    し、充填材間での氷結を抑制しながら前記冷却塔の送風
    機を正転から反対方向に所定時間逆転させ、充填材間で
    発生した氷結を徐々に解凍し、所定の循環冷却水出口温
    度を得ることを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の冷却塔の運転方法。
  7. 【請求項7】前記充填材を密閉式熱交換器とし、前記冷
    却塔を密閉型として、循環冷却水を前記密閉式熱交換器
    内で循環し、前記密閉式熱交換器の外側に散布水を散布
    し、外気流と循環冷却水とを間接接触させる際に、この
    外気取り入れ部での散布水の温度が、前記混合室側での
    散布水の温度と同等に上昇するか、前記混合室側での散
    布水の温度より高めに反転した際に、これを測定し、こ
    の測定結果に基づいて、冷却塔の上部散水装置からの散
    水量を、前記外気取り入れ部側を、排気口部側より多く
    し、充填材間での氷結を抑制しながら、前記冷却塔の送
    風機を正転から反対方向に所定時間逆転させ、充填材間
    で発生した氷結を徐々に解凍し、所定の循環冷却水出口
    温度を得ることを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の冷却塔の運転方法。
  8. 【請求項8】外気取り入れ部から排気口部の下方の混合
    室にかけて氷点下近傍の外気湿球温度の外気流を流し、
    散水装置から充填材上に散布される散布水または循環冷
    却水と接触させ、蒸発に伴う潜熱作用乃至接触伝導で散
    布水または循環冷却水を冷却する冷却塔において、冷却
    塔周囲の外気湿球温度を測定する測定器が冷却塔周囲に
    配置され、氷点下以下で、この外気取り入れ部での散布
    水または循環冷却水の温度と、前記混合室側での散布水
    または循環冷却水の温度とを測定する温度測定具が夫々
    配備され、これら測定した温度を比較する比較器が設け
    られ、その比較の結果、この外気取り入れ部での散布水
    または循環冷却水の温度が、前記混合室側での散布水ま
    たは循環冷却水の温度と同等に上昇するか、前記混合室
    側での散布水または循環冷却水の温度より高めに反転し
    た場合には、冷却塔の上部散水装置からの散水量を、前
    記外気取り入れ部側を、排気口部側より多くし、前記冷
    却塔の送風機を正転から反対方向に所定時間逆転させる
    運転制御部が配置してあることを特徴とする冷却塔。
  9. 【請求項9】前記送風機のモータはインバータ制御型と
    してあることを特徴とする請求項8記載の冷却塔。
  10. 【請求項10】前記充填材は開放式熱交換器とし、前記
    冷却塔は開放型としてあることを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の冷却塔。
  11. 【請求項11】前記充填材は密閉式熱交換器とし、前記
    冷却塔は密閉型としてあることを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の冷却塔。
  12. 【請求項12】前記外気取り入れ部は充填材から散布水
    または循環冷却水水滴が付着しないだけ充分な距離離反
    して配置されたルーバー板からなることを特徴とする請
    求項8、9、10または11記載の冷却塔の運転方法。
  13. 【請求項13】前記外気取り入れ部は幅方向に少なくと
    も3つに区画され、その左右の区画領域は、開閉可能な
    構造としてあり、更に前記外気取り入れ部の区画した領
    域に対応して、この冷却塔の上部散水装置も、その幅方
    向に少なくとも3つに区画されていることを特徴とする
    請求項8、9、10、11または12記載の冷却塔の運
    転方法。
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