JP2003087827A - リアルタイム双方向情報システム、情報配信装置、及び情報配信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーはテレビＣＭに係る詳しい情報をイ
ンターネットから簡単な操作でリアルタイムに入手で
き、テレビ局やスポンサー企業はＣＭに対するユーザー
の関心や視聴時間帯及びユーザープロファイルを知るこ
とができるリアルタイム双方向情報システム、情報配信
装置、及び情報配信方法を提供すること。 【解決手段】 情報配信装置が、テレビ放送のタイムテ
ーブルと、放送に係る情報を掲載したウェブページのＵ
ＲＬと、居住地域を含む携帯電話ユーザーの個人情報
と、アクセスログとをデータベースとして備え、携帯電
話には、要求に応じて要求時刻とそのユーザーの居住地
域に一致するテレビ放送のＵＲＬをデータベースから抽
出して、抽出して得たＵＲＬを含んだウェブページを作
成して送信し、放送局と広告代理店には、携帯電話が受
信して選択したＵＲＬ及びユーザーの個人情報を含んだ
アクセスログの全体又は抽出等によって得たデータを送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報配信システ
ム、情報配信装置、及び情報配信方法に関し、詳しく
は、情報配信装置が双方向ネットワークを介して顧客側
情報端末装置にリアルタイムな情報を送信するリアルタ
イム双方向情報システム、情報配信装置、及び情報配信
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、テレビ放送においては、テレビ局
は番組及び広告（以下、ＣＭという）を放送し、視聴者
はこれを一方的に視聴するものであった。

【０００３】一方、今日普及しているインターネットに
おいては、インターネットのユーザーはインターネット
上のウェブページにアクセスすることによって種々の情
報を入手することができる。このウェブページの中には
テレビ放送の番組やＣＭに係るウェブページも数多く設
けられている。

【０００４】そして、テレビで放送されたＣＭに係る商
品や役務についてその商品等について詳しく知りたいと
きには、パソコン（パーソナルコンピュータ）等のイン
ターネットにアクセス可能な機器を用いてインターネッ
ト上のウェブページにアクセスすることによって、目的
とする情報を得ることができる。

【０００５】例えば、テレビ放送のＣＭを見て、ある自
動車の外形や車名について知り興味を持ったユーザー
は、その自動車の製造会社等がインターネット上に設け
たウェブページにアクセスすることによって、その自動
車の詳細な仕様、価格、最寄りの販売店の所在地、その
他について情報を得ることができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パソコ
ン等を用いて、ブラウザー（ウェブクライアント）上で
ＵＲＬ（ＵＮＩＦＯＲＭ ＲＥＳＯＵＲＣＥ ＬＯＣＡ
ＴＥＲ）を入力して目的とするウェブページに直接アク
セスするためには、そのウェブページの正確なＵＲＬを
知っていなければならないという問題があった。さら
に、ＵＲＬを入力するには、比較的長い文字列を大文字
と小文字の区別をして正確に入力する必要があるため、
手間と時間が掛かるのみならず、入力ミスが起こり易い
という問題があった。

【０００７】また、目的とするウェブページのＵＲＬ
を、キーワード検索等により探し出そうとする場合に
は、キーワードとして選択する言葉によっては、目的と
するウェブページを速やかに見つけることができないと
いう問題があった。例えば、「バイオリン」というキー
ワードで検索した場合と、「ヴァイオリン」というキー
ワードで検索した場合では、検索結果が異なってしまう
可能性が大いにある。このため、目的のウェブページを
探し出すまでに、キーワードの選択等に試行錯誤を要し
てしまうので、手間と時間が掛かるという問題があっ
た。

【０００８】一方、テレビ放送をする側であるテレビ局
又はテレビ番組のスポンサー企業は番組視聴率やＣＭの
効果等を調査するために、視聴率測定器等の機器による
テレビ受像機毎の調査や日記式アンケートによる個人視
聴率調査を行なっているが、テレビ受像機毎の調査では
個人視聴率調査ができず、日記式アンケートによる個人
視聴率調査では調査票の記入や回収に手間とコストが掛
かってしまうという問題があった。

【０００９】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、視聴者であるユーザーにとっては、テ
レビ番組やＣＭを見て、もっと情報を知りたいと思った
ときに、インターネット上の目的とする情報を速やかに
且つ簡易な操作で入手できるとともに、テレビ局やスポ
ンサー企業にとっては、提供する番組あるいはＣＭにつ
いてどの様な人が興味を持ち、どの時間帯に多く視聴し
ているかを知ることができるリアルタイム双方向情報シ
ステム、情報配信装置、及び情報配信方法を提供するも
のである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のリアルタイム双
方向情報システムは、情報配信装置が双方向ネットワー
クを介して顧客の使用する顧客側情報端末装置にリアル
タイムに情報を配信するリアルタイム双方向情報システ
ムであって、前記情報配信装置は、前記顧客の居住する
地理的位置を含む顧客個人情報を取得する顧客個人情報
取得手段と、前記取得した顧客個人情報を格納する顧客
個人情報格納手段と、テレビ番組の予定表と前記テレビ
番組に係る情報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格
納する番組タイムテーブル格納手段と、テレビ広告のタ
イムテーブルと前記テレビ広告に係る情報が掲載された
ウェブページのＵＲＬを格納するＣＭタイムテーブル格
納手段と、前記顧客毎に前記顧客を一意に特定する顧客
用ウェブページを作成する顧客用ウェブページ作成手段
と、前記顧客側情報端末装置からアクセスされた前記顧
客用ウェブページに対応する顧客の居住する地理的位置
及び前記顧客側情報端末装置からアクセスのあった時刻
から所定時間過去までの時間に対応する番組及び広告に
係るウェブページのＵＲＬを、前記番組タイムテーブル
格納手段及びＣＭタイムテーブル格納手段から抽出し、
該抽出されたＵＲＬを含んだ顧客用ウェブページを作成
して、前記顧客側情報端末装置に送信する顧客用ウェブ
ページ送信手段と、前記アクセスした顧客のユーザーＩ
Ｄ、前記要求のあった時刻、および前記ウェブページの
内の顧客が選択したＵＲＬを少なくとも含むアクセスロ
グを格納するアクセスログ格納手段とを備え、前記顧客
側情報端末装置は、前記顧客用ウェブページのＵＲＬを
記憶する記憶手段と、前記顧客用ウェブページの送信を
希望する要求メッセージを送信するとともに前記顧客用
ウェブページを受信するネットワークアクセス手段と、
前記要求メッセージの送信指示を入力する指示入力手段
と、前記受信した顧客用ウェブページを表示する表示手
段とを備えたことを特徴とした構成を有している。

【００１１】この構成により、視聴者であるユーザーに
とっては、テレビ番組やＣＭを見て、もっと情報を知り
たいと思ったときに、インターネット上の目的とする情
報を速やかに且つ簡易な操作で入手できるとともに、テ
レビ局やスポンサー企業にとっては、提供する番組ある
いはＣＭについてどの様な人が興味を持ち、どの時間帯
に多く視聴しているかを知ることができることとなる。

【００１２】また、本発明の情報配信装置は、顧客の使
用する顧客側情報端末に双方向ネットワークを介してリ
アルタイムに情報を送信する情報配信装置であって、前
記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情報を取得
する顧客個人情報取得手段と、前記取得した顧客個人情
報を格納する顧客個人情報格納手段と、テレビ番組の予
定表と前記テレビ番組に係る情報が掲載されたウェブペ
ージのＵＲＬを格納する番組タイムテーブル格納手段
と、テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広告に係
る情報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納するＣ
Ｍタイムテーブル格納手段と、前記顧客毎に前記顧客を
一意に特定する顧客用ウェブページを作成する顧客用ウ
ェブページ作成手段と、前記顧客側情報端末装置からア
クセスされた前記顧客用ウェブページに対応する顧客の
居住する地理的位置及び前記顧客側情報端末装置からア
クセスのあった時刻から所定時間過去までの時間に対応
する番組及び広告に係るウェブページのＵＲＬを、前記
番組タイムテーブル格納手段及びＣＭタイムテーブル格
納手段から抽出し、該抽出されたＵＲＬを含んだ顧客用
ウェブページを作成して、前記顧客側情報端末装置に送
信する顧客用ウェブページ送信手段と、前記アクセスし
た顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあった時刻、および
前記ウェブページの内の顧客が選択したＵＲＬを少なく
とも含むアクセスログを格納するアクセスログ格納手段
とを備えたことを特徴とした構成を有している。

【００１３】この構成により、視聴者であるユーザーに
とっては、テレビ番組やＣＭを見て、もっと情報を知り
たいと思ったときに、インターネット上の目的とする情
報を速やかに且つ簡易な操作で入手できるとともに、テ
レビ局やスポンサー企業にとっては、提供する番組ある
いはＣＭについてどの様な人が興味を持ち、どの時間帯
に多く視聴しているかを知ることができることとなる。

【００１４】さらに、本発明の情報配信方法は、顧客の
使用する顧客側情報端末に双方向ネットワークを介して
リアルタイムに情報を送信する情報配信方法であって、
前記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情報を取
得するステップと、前記取得した顧客個人情報を格納す
るステップと、テレビ番組の予定表と前記テレビ番組に
係る情報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納する
ステップと、テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ
広告に係る情報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格
納するステップと、前記顧客毎に前記顧客を一意に特定
する顧客用ウェブページを作成するステップと、前記顧
客側情報端末装置からアクセスされた前記顧客用ウェブ
ページに対応する顧客の居住する地理的位置及び前記顧
客側情報端末装置からアクセスのあった時刻から所定時
間過去までの時間に対応する番組及び広告に係るウェブ
ページのＵＲＬを、前記番組タイムテーブル格納手段及
びＣＭタイムテーブル格納手段から抽出し、該抽出され
たＵＲＬを含んだ顧客用ウェブページを作成して、前記
顧客側情報端末装置に送信するステップと、前記アクセ
スした顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあった時刻、お
よび前記ウェブページの内の顧客が選択したＵＲＬを少
なくとも含むアクセスログを格納するステップとを備え
たことを特徴とした構成を有している。

【００１５】この構成により、視聴者であるユーザーに
とっては、テレビ番組やＣＭを見て、もっと情報を知り
たいと思ったときに、インターネット上の目的とする情
報を速やかに且つ簡易な操作で入手できるとともに、テ
レビ局やスポンサー企業にとっては、提供する番組ある
いはＣＭについてどの様な人が興味を持ち、どの時間帯
に多く視聴しているかを知ることができることとなる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に基づい
て説明する。

【００１７】図１及び図２は本発明に係るリアルタイム
双方向情報システムの実施形態を示す図である。

【００１８】まず、構成を説明する。

【００１９】図１において、リアルタイム双方向情報シ
ステム４００は情報配信装置１００と、顧客側２００
と、企業側３００とから構成される。

【００２０】情報配信装置１００は、サーバー１１０と
ディスクドライブ１２０とから構成されている。

【００２１】顧客側２００は、テレビ受像機２２０とテ
レビ受像機２２０の視聴者が使用する携帯電話装置２１
０とから構成される。ここで、テレビ受像機２２０の視
聴者と携帯電話装置２１０の利用者は同一であり、以下
これらをユーザーという。

【００２２】企業側３００は、テレビ受像機２２０に対
して放送を行なう放送局３３０と、放送局３３０が放送
するＣＭの広告主であるスポンサー３１０と、放送局３
３０とスポンサー３１０の間に介在してＣＭの制作等を
行なう広告代理店３２０とから構成される。

【００２３】サーバー１１０は、ネットワークを介した
情報のやり取り及びディスクドライブ１２０に記憶され
た情報の読み込み及び書き出しの制御等をする管理ソフ
トウェアを実行するコンピュータである。

【００２４】また、サーバー１１０は、放送局３３０及
び広告代理店３２０とインターネットを介して接続さ
れ、放送局３３０及び広告代理店３２０からテレビ放送
のタイムテーブルを取得して、ディスクドライブ１２０
に記憶するようになっている。ここで、テレビ放送のタ
イムテーブルとは、何月何日の何時にどのテレビ番組が
放送されるかを表す詳細な予定のことであり、放送局毎
及び地域毎のタイムテーブルを取得するようになってい
る。

【００２５】また、サーバー１１０は、インターネット
を含む携帯電話会社の設備を介して携帯電話装置２１０
と接続されるようになっている。

【００２６】また、サーバー１１０は、ユーザー２３０
が使用する携帯電話装置２１０からのアクセスによって
ユーザー２３０の個人情報を取得するためのウェブペー
ジであるユーザー登録サイトを作成するようになってい
る。また、ユーザー登録サイトへのアクセスによって取
得された個人情報は、ディスクドライブ１２０に記憶す
るようになっている。ここで、個人情報の取得は、ユー
ザー２３０にとっては、本実施形態の双方向情報システ
ムによるサービスを受けるためのユーザー登録となる。

【００２７】さらに、サーバー１１０は、ユーザー登録
の際、ユーザーごとに固有のユーザーＩＤを生成すると
ともに登録したユーザー毎に固有のウェブページを作成
するようになっている。ユーザー毎に作成するウェブペ
ージのＵＲＬは、ユーザーを顧客として登録した際に携
帯電話２１０に送信され、携帯電話装置２１０はこのＵ
ＲＬをブックマークとして記憶しておくようになってい
る。

【００２８】ここで、ユーザー２３０が携帯電話装置２
１０を使用して入力する個人情報の項目としては、ユー
ザー名（ニックネーム）、ユーザー認証のためのパスワ
ード、メールアドレス、居住地域、職業、年齢、性別、
興味のある分野等である。ユーザー名（ニックネー
ム）、パスワード、メールアドレス以外の項目について
は、予め作成してディスクドライブ１２０に記憶された
居住地域テーブル１２５、職業テーブル１２６、興味テ
ーブル１２７等の各テーブルの中から選択をするように
している。

【００２９】また、ユーザー固有のウェブページのＵＲ
Ｌは、サーバー１１０が定めたユーザーＩＤとユーザー
２３０が定めたパスワードを変数として付加されたもの
であり、ユーザー登録完了後には、ブックマークとして
記憶されたＵＲＬを選択することによってユーザー固有
のウェブページにアクセスし、パスワードの入力等をす
ることなくユーザー認証を通過するようになっている。
例えば、ユーザー固有のウェブページのＵＲＬは、［ｈ
ｔｔｐ：／／ｗｗｗ．○○○．ｃｏ．ｊｐ／ｉｎｄｅ
ｘ．ｈｔｍｌ？ｕｓｅｒ＝０００３］のように記述され
る。

【００３０】なお、ユーザーＩＤは、サーバー１１０の
側で決めることに限定せず、登録済みのユーザーＩＤと
重複しないものを、ユーザー２３０が希望するものの中
から決定するようにしてもよい。

【００３１】ディスクドライブ１２０は、ハードディス
クドライブ、フロッピーディスク（登録商標）ドライ
ブ、ＣＤ−ＲＯＭドライブ等の記憶装置である。なお、
光磁気ディスクや、一般のカセットテープや８ｍｍテー
プに記憶するテープストリーマー、又はこれら以外の記
憶装置を用いても良いことは言うまでもない。

【００３２】また、ディスクドライブ１２０は、図２に
示すユーザーテーブル１２１、番組タイムテーブル１２
２、ＣＭタイムテーブル１２３、及びアクセスログ１２
４から成るデータベースの記録媒体である。

【００３３】ユーザーテーブル１２１は、ユーザー登録
作業によってサーバー１１０が携帯電話装置２１０から
受信したユーザーの個人情報、ユーザーＩＤ、パスワー
ド等を格納する。

【００３４】ユーザーの個人情報は、ユーザー名、電子
メールアドレス、居住地域、職業、年齢、性別、興味
（興味分野や嗜好）等の項目から構成される。なお、ユ
ーザー名は正式な氏名である必要は無く、ニックネーム
を用いても構わないものとする。

【００３５】また、居住地域、職業、性別、興味に対し
ては、居住地域テーブル１２５、職業テーブル１２６、
性別テーブル（図示しない）、興味テーブル１２７を予
め設けておく。居住地域テーブル１２５には、北海道な
ら０１、青森なら０２というように地域ごとに番号を割
り当てておく。例えば、ユーザー２３０の居住地域が北
海道であるとすると、居住地域テーブル１１０において
北海道は０１番であるので、ユーザーテーブル１２１に
おける当該ユーザー２３０の居住地域は０１となる。同
様に、職業、性別、興味の項目についても、職業テーブ
ル１２６、性別テーブル（図示しない）、興味テーブル
１２７からそれぞれ対応する番号が選択される。

【００３６】番組タイムテーブル１２２は、サーバー１
１０が広告代理店３２０又は放送局３３０からインター
ネットを介して受信したものであり、番組ＩＤ、番組
名、番組ＵＲＬ、局ＩＤ、開始時間、終了時間等の項目
から構成される。ここで、番組ＩＤとは番組ごとに固有
の番号を割り当て番号によってどの番組かを識別するた
めのものである。番組名とは番組の名前であり、例えば
「クイズ○○○」となる。番組ＵＲＬとは該当する番組
に係るインターネット上のウェブページのＵＲＬであ
る。局ＩＤとは放送局を番号で管理するための識別符号
である。また、この局ＩＤは図６に示す局所在地テーブ
ル１２８、居住地域−放送局テーブル１２９、及び図２
の居住地域テーブル１２５の３つのテーブルによって、
どの局ＩＤを有する放送局がどの地域で放送を行なうか
が対応づけられている。局所在地テーブル１２８におい
て、放送局名“ＨＢＣ”の放送局を例にとると、この放
送局の局ＩＤは“０１”であり、居住地域−放送局テー
ブル１２９において局ＩＤ“０１”は地域ＩＤ“０１”
に対応している。更に、居住地域テーブル１２５で、地
域ＩＤ“０１”の地域は“北海道”に対応している。こ
のようにして、局ＩＤとこの局ＩＤを持つ放送局の放送
エリアとが予め対応付けられている。

【００３７】開始時刻とは番組が開始する日時及び時刻
である。終了時刻とは番組が終了する日時及び時刻であ
る。

【００３８】ＣＭタイムテーブル１０６は、サーバー１
１０が広告代理店３２０又は放送局３３０から受信した
ＣＭのタイムテーブルであり、ＣＭＩＤ、ＣＭ名、ＣＭ
ＵＲＬ、局ＩＤ、開始時刻、時間等から構成される。こ
こで、ＣＭＩＤとはＣＭごとに割り当てられた固有の識
別番号であり、番号によってどのＣＭかを識別するため
のものである。また、ＣＭＩＤは放送データが含むＣＭ
コードと一致するものである。ＣＭ名とはＣＭの名前で
あり例えば商品名又は「○○食品」等の企業名となる。
ＣＭＵＲＬとは該当するＣＭに係るインターネット上の
ウェブページのＵＲＬである。局ＩＤとは放送局を番号
で管理するための識別符号である。開始時刻とはＣＭの
開始日時及び時刻である。継続時間とはＣＭの放送時間
の長さであり、例えば１５秒のＣＭであれば「１５」の
ようになる。なお、一般的にＣＭの放送時間の長さは、
番組のそれと比較して短時間であるために、開始時刻と
終了時刻により管理するよりも、本実施形態のように開
始時刻と継続時間により管理するほうが分かり易く有利
であるが、ＣＭタイムテーブル１２３において、番組タ
イムテーブル１２２と同様に開始時刻と終了時刻により
管理しても差し支えない。

【００３９】アクセスログ１２４は、サーバー１１０が
携帯電話装置２１０によってアクセスされた際の記録で
あり、番組ＩＤ又はＣＭＩＤ、ユーザーＩＤ、居住地
域、職業、年齢、性別、興味（興味分野や嗜好）、アク
セス時刻等の項目から構成される。

【００４０】ここで、番組ＩＤ又はＣＭＩＤとは本実施
形態のリアルタイム双方向情報システムにおける携帯電
話装置２１０と情報配信装置１００との間でなされるや
り取りによって生じるものであり、番組タイムテーブル
１２２に格納された番組ＩＤ又はＣＭタイムテーブルに
格納されたＣＭＩＤの中から選択される。ユーザーＩ
Ｄ、居住地域、職業、年齢、性別、興味（興味分野や嗜
好）とは、本実施形態のリアルタイム双方向情報システ
ムにおいて、情報配信装置１００にアクセスしてやり取
りを行なった携帯電話装置２１０のユーザー２３０に関
する情報であり、ユーザーテーブル１２１に格納された
ユーザー２３０の個人情報の中から選択される。

【００４１】また、アクセスログ１２４の全体又はアク
セスログ１２４から抽出等によって得たデータは、情報
配信装置１００が放送局３３０及び広告代理店３２０に
送信するようになっている。放送局３３０及び広告代理
店３２０にとってこのデータはマーケティングデータと
して有益なものである。

【００４２】顧客側２００は顧客側情報端末装置として
の携帯電話装置２１０と、携帯電話装置２１０の使用者
が視聴するテレビ受像機２２０とから構成される。

【００４３】携帯電話装置２１０は、双方向ネットワー
クを介してデータを送受信するネットワーク入出力手段
２１１と、双方向ネットワークを介して送信するデータ
及び受信したデータを表示する表示手段２１３と、双方
向ネットワークを介した送受信のための指示及び携帯電
話装置２１０のその他の操作を行なう指示入力手段とを
備え、ＮＴＴ ＤＯＣＯＭＯが提供するｉ−モード（登
録商標）サービスに対応し、インターネットアクセス機
能を備えたものである。

【００４４】また、携帯電話装置２１０は、情報配信装
置１００がユーザー登録の際に作成したウェブページの
ＵＲＬをブックマークとして記憶する記憶部（図示しな
い）を備えている。

【００４５】なお、携帯電話装置２１０のインターネッ
トアクセス機能は、ｉ−モード（登録商標）サービスに
よるものに限定するものでなく、例えばＥＺ−ｗｅｂ
（登録商標）、Ｊ−スカイ（登録商標）等の他の携帯電
話会社が提供するサービスによるものであってもよい。

【００４６】さらになお、携帯電話装置２１０の代わり
に、インターネットアクセス機能を備えたデスクトップ
型又はノートブック型のパソコン、Ｌ−ｍｏｄｅ（登録
商標）サービスに対応した電話機、又はＰＤＡ（Ｐｅｒ
ｓｏｎａｌ ＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ）と一
般に称される携帯用情報機器を使用しても良い。

【００４７】テレビ受像機２２０は、放送局３３０が放
送するテレビ番組及びＣＭを受信するものである。

【００４８】企業側３００は、放送局３３０と、スポン
サー３１０と、広告代理店３２０とから構成される。

【００４９】放送局３３０は、テレビ受像機２２０に対
してテレビ番組及びＣＭを送信するものであり、送信の
手段としては有線と無線の別、及び地上波と衛星を介し
たものの別を問わない。

【００５０】スポンサー３１０は、ＣＭの広告主であ
る。

【００５１】広告代理店３２０は、放送局３３０とスポ
ンサー３１０の間に介在して、スポンサー３１０から依
頼を受けてＣＭを制作するものである。

【００５２】放送局３３０及び広告代理店３２０は、イ
ンターネットを介して情報配信装置１００に番組及びＣ
Ｍのタイムテーブルを送信するとともに、情報配信装置
１００から、アクセスログ１２４全体又はアクセスログ
１２４から抽出等によって得たデータをマーケティング
データとして受信する。また、広告代理店３２０が受信
したマーケティングデータは間接的にスポンサー３１０
にも送信される。

【００５３】なお、本実施例では、情報配信装置１００
と放送局３３０との接続、及び情報配信装置１００と広
告代理店３２０との接続をインターネットによるものと
したが、本発明はこれに限定するものでなく、その他の
通信手段、例えば一般電話回線等を用いてもよいことは
言うまでもない。

【００５４】次に、図３及び図４に示すフローチャート
に基づいて情報配信装置１００の動作を説明する。

【００５５】まず、ユーザー２３０が携帯電話装置２１
０を用いて情報配信装置１００にユーザー登録をする動
作について図３を用いて説明する。

【００５６】携帯電話装置２１０は情報配信装置１００
が設けたユーザー登録サイトへアクセスする（ステップ
Ｓ２）。

【００５７】次に、携帯電話装置２１０は情報配信装置
１００からの指示に従いユーザー情報を入力し送信する
（ステップＳ３）。ここでユーザー情報とは図２のユー
ザーテーブル１０２に示すようにユーザー名、パスワー
ド、メールアドレス、居住地域、職業、年齢、性別、興
味（ユーザーの興味分野）等に関する情報である。

【００５８】次に、情報配信装置１００はステップＳ３
で入力されたユーザー名が既に登録されているか否か
を、ユーザーテーブルを参照して判断する（ステップＳ
４）。

【００５９】ステップＳ４においてユーザー名が既に登
録され使用されているものであるときは、既に使用され
ている旨、（例えば「入力したユーザーＩＤは既に使用
されています」というメッセージ）を携帯電話装置２１
０に送信し、これを受けた携帯電話装置２１０の表示部
２１３に表示させる（ステップＳ９）。

【００６０】ステップＳ４においてユーザー名が既に登
録され使用されているものでないときは、登録作業を進
行し、ステップＳ３で入力された情報をユーザーテーブ
ル１２１に登録する（ステップＳ５）。

【００６１】情報配信装置１００は登録されたユーザー
２３０が次回ログインするためのリンクを携帯電話装置
２１０に送信し、携帯電話装置２１０の表示部２１３に
表示させる（ステップＳ６）。このリンク先とは情報配
信装置１００が登録ユーザー毎に作成したウェブページ
のＵＲＬである。

【００６２】携帯電話装置２１０はこのリンクをブック
マークとして登録する（ステップＳ７）。

【００６３】次に、携帯電話装置２１０と情報配信装置
１００との間でユーザー登録作業が完了した後の情報配
信動作について図１を参照しながら図４を用いて説明す
る。

【００６４】ここでは図１においてユーザー２３０がテ
レビ受像機２２０でＣＭを視聴し、ＣＭに係る商品につ
いて詳細な情報を得ようとしているものとして以下説明
する。

【００６５】放送中のＣＭ又は過去数分以内に放送され
たＣＭに係る商品について詳細な情報を得ようとするユ
ーザー２３０の携帯電話装置２１０は、上述したステッ
プＳ７でブックマークに登録したリンク先である登録ユ
ーザー毎に情報配信装置１００が作成したウェブページ
にアクセスする（ステップＳ１１）。

【００６６】携帯電話装置２１０からアクセスされた情
報配信装置１００は、携帯電話装置２１０のユーザーＩ
Ｄ及びアクセスがあった時刻を取得する（ステップＳ１
２）。ここで、登録ユーザー毎に作成されたウェブペー
ジの中でどのウェブページに携帯電話２１０がアクセス
してきたかによって、ユーザーＩＤは特定される。

【００６７】情報配信装置１００は、ユーザーテーブル
１０２から、ユーザーＩＤに対応する居住地域を抽出
し、抽出された居住地域に対応する局ＩＤを局所在地テ
ーブルを参照してＣＭタイムテーブルから抽出する。ま
た、ステップＳ１２で取得したアクセス時刻に対応する
ＣＭをＣＭタイムテーブル１０６の開始時刻と時間を参
照して抽出する。ここで、アクセス時刻に対応するＣＭ
は、アクセス時刻から５分前までに放送されたＣＭとす
る。このようにしてユーザーの居住地域とアクセス時刻
の双方に合致するＣＭをＣＭタイムテーブルから抽出し
て、そのＣＭのＣＭＵＲＬを取得する（ステップＳ１
３）。また、番組の番組ＵＲＬも同様に取得する。ここ
で、番組ＵＲＬは番組のＵＲＬを表し、ＣＭＵＲＬはＣ
ＭのＵＲＬを表す。

【００６８】情報配信装置１００は、ステップＳ１３で
取得した番組ＵＲＬ及びＣＭＵＲＬのリストを生成する
（ステップ１４）。このリストは、最新の番組又はＣＭ
の表示を過去の番組又はＣＭのものよりも大きな文字で
表示したり、最新の番組又はＣＭの表示の色を過去の番
組又はＣＭのものと異なるものにするなどして、最新の
番組又はＣＭの表示が強調されるようになっており、ユ
ーザー２３０は、アクセスした時刻の番組又はＣＭがど
れであるかを即座に判別できるようになっている。ま
た、リストは携帯電話２１０が受信及び表示可能な形
式、例えばｉ−ｍｏｄｅ（登録商標）用のｈｔｍｌ形式
であるｃｈｔｍｌ形式のウェブページとして生成され
る。

【００６９】また、リストにはＵＲＬの文字列そのもの
を表示するのではなく、番組タイムテーブル１２２の番
組名の項目に格納された名称、又はＣＭタイムテーブル
１２３のＣＭ名の項目に格納された名称を表示すること
で、ユーザー２３０が目的のウェブページを即座に判別
できるようになっている。なお、顧客側情報端末装置が
ｉ−ｍｏｄｅ（登録商標）対応の携帯電話以外のもので
あるときは、顧客側情報端末装置が受信及び表示可能な
形式でウェブページを作成してもよい。

【００７０】情報配信装置１００は、生成したリストを
携帯電話装置２１０に送信し、これを受信した携帯電話
装置２１０は表示部２１３にリストを表示する（ステッ
プＳ１５）。

【００７１】携帯電話装置２１０の表示部２１３に表示
されたリストの中から所望の番組ＵＲＬ又はＣＭＵＲＬ
をユーザー２３０がクリック等の操作により選択すると
（ステップＳ１６）、携帯電話装置２１０は選択した番
組又はＣＭ情報サイトのウェブページを取得する。（ス
テップＳ１９）。

【００７２】一方、ステップＳ１６において、携帯電話
装置２１０がいずれの番組ＵＲＬ又はＣＭＵＲＬを選択
したか（すなわち前記選択によっていずれのウェブサイ
トにアクセスしたか）は、情報配信装置１００に送信さ
れ、情報配信装置１００はアクセス先、アクセス時刻、
及びユーザーＩＤを取得する（ステップＳ１７）。

【００７３】情報配信装置１００は、これら取得したア
クセス先、アクセス時刻、及びユーザーＩＤを、アクセ
ス先の番組ＩＤ又はＣＭＩＤ、ユーザーの居住地域、職
業、年齢、性別、興味等の項目とともに、ログとしてア
クセスログ１２４に記録する（ステップＳ１８）。

【００７４】また、情報配信装置１００は、記録された
アクセスログ１２４の全体又はアクセスログ１２４から
抽出等によって得たデータを、広告代理店３２０及び放
送局３３０にマーケティングデータとして送信する。

【００７５】このように本実施形態では、情報配信装置
１００が双方向ネットワークを介して顧客の使用する携
帯電話装置２１０にリアルタイムに情報を配信するリア
ルタイム双方向情報システムであって、情報配信装置１
００は、顧客の居住地域を含む顧客個人情報を取得する
サーバー１１０と、取得した顧客個人情報をユーザーテ
ーブル１２１として格納するディスクドライブ１２０
と、テレビ番組の予定表と前記テレビ番組に係る情報が
掲載されたウェブページのＵＲＬを番組タイムテーブル
１２２として格納するディスクドライブ１２０と、テレ
ビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広告に係る情報が
掲載されたウェブページのＵＲＬをＣＭタイムテーブル
１２３として格納するディスクドライブ１２０と、顧客
毎に顧客を一意に特定する顧客用ウェブページを作成す
るサーバー１１０と、携帯電話装置２１０からアクセス
された顧客用ウェブページに対応する顧客の居住地域及
び携帯電話装置２１０からアクセスのあった時刻から所
定時間過去までの時間に対応する番組及び広告に係るウ
ェブページのＵＲＬを、番組タイムテーブル１２２及び
ＣＭタイムテーブル１２３から抽出し、該抽出されたＵ
ＲＬを含んだ顧客用ウェブページを作成して、携帯電話
装置２１０に送信するサーバー１１０と、アクセスした
顧客のユーザーＩＤ、要求のあった時刻、およびウェブ
ページの内の顧客が選択したＵＲＬを少なくとも含むロ
グをアクセスログ１２４として格納するディスクドライ
ブ１２０を備え、携帯電話装置２１０は、顧客用ウェブ
ページのＵＲＬを記憶する記憶部と、顧客用ウェブペー
ジの送信を希望する要求メッセージを送信するととも
に、顧客用ウェブページを受信する通信部２１１と、要
求メッセージの送信指示を入力する操作部２１２と、受
信した顧客用ウェブページを表示する表示部２１３とを
備えた。

【００７６】このような構成により、視聴者であるユー
ザーは、テレビ番組やＣＭを見て、もっと情報を知りた
いと思ったときに、インターネット上の目的とする情報
を速やかに且つ簡易な操作で入手できるとともに、テレ
ビ局やスポンサー企業は、提供する番組あるいはＣＭに
ついてどのような人が興味を持ち、どの時間帯に多く視
聴しているかを知ることができる。

【００７７】なお、本実施の形態では、サーバー１１０
は、ディスクドライブ１２０内の番組タイムテーブル又
はＣＭタイムテーブルに格納した番組の開始時刻及び終
了時刻、又はＣＭの開始時刻及び継続時間を参照して、
何日の何時何分にどの番組又はＣＭが放送されるかとい
う情報を得ているが、その他の実施形態として図５に示
すように、チューナー１５２及びＣＭコードデコーダー
１５４からなるＣＭコード取得手段１５０を情報配信装
置１００がさらに備えるように構成することもできる。

【００７８】ここで、チューナー１５２はテレビ放送を
受信して目的とするテレビ局を選択するためのもので、
ＣＭコードデコーダー１５４はチューナー１５２から受
け取った放送データが含むＣＭコードを復号化するため
のものである。

【００７９】この場合、携帯電話装置２１０が情報配信
装置１００にアクセスした時刻とＣＭタイムテーブル１
２３の開始時刻と継続時間とが一致するＣＭをＣＭタイ
ムテーブル１２３から抽出するとともに、放送データか
らリアルタイムに得たＣＭコードとＣＭタイムテーブル
１２３のＣＭＩＤが一致するＣＭをＣＭタイムテーブル
１２３から抽出することができるので、双方によって抽
出されたＣＭを比較して異なっている場合はＣＭコード
によって得られたＣＭをリアルタイムなＣＭとして用い
てリンクの作成を行なうか、又はＣＭコードのみによっ
て得られたＣＭを用いてリンクの作成を行なうことがで
きる。

【００８０】このため、ＣＭの放送スケジュールが何ら
かの理由によって変更された場合であっても実際に放送
されているＣＭと一致したＣＭのＵＲＬを取得すること
ができる。

【００８１】また、本実施形態は、テレビ放送の番組又
はＣＭと連動して、放送中の番組又はＣＭに係るウェブ
ページのＵＲＬを、情報配信装置１００が携帯電話装置
２１０に送信するものであるが、この応用として例えば
イベント会場に設けられたスクリーンに投影された内容
と連動して、投影中の内容に係る情報を携帯電話に送信
したり、携帯電話からの要求により、投影内容を変更さ
せることも可能である。

【００８２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、情報配
信装置が双方向ネットワークを介して顧客の使用する顧
客側情報端末装置にリアルタイムに情報を配信するリア
ルタイム双方向情報システムであって、前記情報配信装
置は、前記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情
報を取得する顧客個人情報取得手段と、前記取得した顧
客個人情報を格納する顧客個人情報格納手段と、テレビ
番組の予定表と前記テレビ番組に係る情報が掲載された
ウェブページのＵＲＬを格納する番組タイムテーブル格
納手段と、テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広
告に係る情報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納
するＣＭタイムテーブル格納手段と、前記顧客毎に前記
顧客を一意に特定する顧客用ウェブページを作成する顧
客用ウェブページ作成手段と、前記顧客側情報端末装置
からアクセスされた前記顧客用ウェブページに対応する
顧客の居住する地理的位置及び前記顧客側情報端末装置
からアクセスのあった時刻から所定時間過去までの時間
に対応する番組及び広告に係るウェブページのＵＲＬ
を、前記番組タイムテーブル格納手段及びＣＭタイムテ
ーブル格納手段から抽出し、該抽出されたＵＲＬを含ん
だ顧客用ウェブページを作成して、前記顧客側情報端末
装置に送信する顧客用ウェブページ送信手段と、前記ア
クセスした顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあった時
刻、および前記ウェブページの内の顧客が選択したＵＲ
Ｌを少なくとも含むアクセスログを格納するアクセスロ
グ格納手段とを備え、前記顧客側情報端末装置は、前記
顧客用ウェブページのＵＲＬを記憶する記憶手段と、前
記顧客用ウェブページの送信を希望する要求メッセージ
を送信するとともに前記顧客用ウェブページを受信する
ネットワークアクセス手段と、前記要求メッセージの送
信指示を入力する指示入力手段と、前記受信した顧客用
ウェブページを表示する表示手段とを備えることによ
り、視聴者であるユーザーにとっては、テレビ番組やＣ
Ｍを見て、もっと情報を知りたいと思ったときに、イン
ターネット上の目的とする情報を速やかに且つ簡易な操
作で入手できるとともに、テレビ局やスポンサー企業に
とっては、提供する番組あるいはＣＭについてどの様な
人が興味を持ち、どの時間帯に多く視聴しているかを知
ることができるというすぐれた効果を有するリアルタイ
ム双方向情報システム、情報配信装置、及び情報配信方
法を提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
の実施形態のブロック図

【図２】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
のデータベース構成を示す図

【図３】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
の登録動作を示すフローチャート

【図４】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
の配信動作を示すフローチャート

【図５】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
のその他の実施形態のブロック図

【図６】本発明に係るリアルタイム双方向情報システム
のデータベース構成を示す図

【符号の説明】

１００ 情報配信装置 １１０ サーバー（顧客個人情報取得手段、顧客用ウ
ェブページ作成手段、顧客用ウェブページ送信手段） １２０ ディスクドライブ １０２ ユーザーテーブル（顧客個人情報格納手段） １０４ 番組タイムテーブル（番組タイムテーブル格
納手段） １０６ ＣＭタイムテーブル（ＣＭタイムテーブル格
納手段） １０８ アクセスログ（アクセスログ格納手段） １５０ ＣＭコード取得手段 ２１０ 携帯電話装置（顧客側情報端末装置） ２１１ 通信部（ネットワーク入出力手段） ２１２ 操作部（指示入力手段） ２１３ 表示部（表示手段）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 ３８０ Ｇ０６Ｆ 17/30 ３８０Ｄ Ｈ０４Ｎ 7/173 ６２０ Ｈ０４Ｎ 7/173 ６２０Ａ ６４０ ６４０Ａ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】情報配信装置が双方向ネットワークを介し
   て顧客の使用する顧客側情報端末装置にリアルタイムに
   情報を配信するリアルタイム双方向情報システムであっ
   て、 前記情報配信装置は、 前記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情報を取
   得する顧客個人情報取得手段と、 前記取得した顧客個人情報を格納する顧客個人情報格納
   手段と、 テレビ番組の予定表と前記テレビ番組に係る情報が掲載
   されたウェブページのＵＲＬを格納する番組タイムテー
   ブル格納手段と、 テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広告に係る情
   報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納するＣＭタ
   イムテーブル格納手段と、 前記顧客毎に前記顧客を一意に特定する顧客用ウェブペ
   ージを作成する顧客用ウェブページ作成手段と、 前記顧客側情報端末装置からアクセスされた前記顧客用
   ウェブページに対応する顧客の居住する地理的位置及び
   前記顧客側情報端末装置からアクセスのあった時刻から
   所定時間過去までの時間に対応する番組及び広告に係る
   ウェブページのＵＲＬを、前記番組タイムテーブル格納
   手段及びＣＭタイムテーブル格納手段から抽出し、該抽
   出されたＵＲＬを含んだ顧客用ウェブページを作成し
   て、前記顧客側情報端末装置に送信する顧客用ウェブペ
   ージ送信手段と、 前記アクセスした顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあっ
   た時刻、および前記ウェブページの内の顧客が選択した
   ＵＲＬを少なくとも含むアクセスログを格納するアクセ
   スログ格納手段とを備え、 前記顧客側情報端末装置は、 前記顧客用ウェブページのＵＲＬを記憶する記憶手段
   と、 前記顧客用ウェブページの送信を希望する要求メッセー
   ジを送信するとともに前記顧客用ウェブページを受信す
   るネットワークアクセス手段と、 前記要求メッセージの送信指示を入力する指示入力手段
   と、 前記受信した顧客用ウェブページを表示する表示手段
   と、 を備えたことを特徴とするリアルタイム双方向情報シス
   テム。
2. 【請求項２】顧客の使用する顧客側情報端末に双方向ネ
   ットワークを介してリアルタイムに情報を送信する情報
   配信装置であって、 前記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情報を取
   得する顧客個人情報取得手段と、 前記取得した顧客個人情報を格納する顧客個人情報格納
   手段と、 テレビ番組の予定表と前記テレビ番組に係る情報が掲載
   されたウェブページのＵＲＬを格納する番組タイムテー
   ブル格納手段と、 テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広告に係る情
   報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納するＣＭタ
   イムテーブル格納手段と、 前記顧客毎に前記顧客を一意に特定する顧客用ウェブペ
   ージを作成する顧客用ウェブページ作成手段と、 前記顧客側情報端末装置からアクセスされた前記顧客用
   ウェブページに対応する顧客の居住する地理的位置及び
   前記顧客側情報端末装置からアクセスのあった時刻から
   所定時間過去までの時間に対応する番組及び広告に係る
   ウェブページのＵＲＬを、前記番組タイムテーブル格納
   手段及びＣＭタイムテーブル格納手段に格納されたタイ
   ムテーブルから抽出し、該抽出されたＵＲＬを含んだ顧
   客用ウェブページを作成して、前記アクセスした前記顧
   客側情報端末装置に送信する顧客用ウェブページ送信手
   段と、 前記アクセスした顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあっ
   た時刻、および前記ウェブページの内の顧客が選択した
   ＵＲＬを少なくとも含むアクセスログを格納するアクセ
   スログ格納手段とを備えたことを特徴とする情報配信装
   置。
3. 【請求項３】顧客の使用する顧客側情報端末に双方向ネ
   ットワークを介してリアルタイムに情報を送信する情報
   配信方法であって、 前記顧客の居住する地理的位置を含む顧客個人情報を取
   得するステップと、 前記取得した顧客個人情報を格納するステップと、 テレビ番組の予定表と前記テレビ番組に係る情報が掲載
   されたウェブページのＵＲＬを格納するステップと、 テレビ広告のタイムテーブルと前記テレビ広告に係る情
   報が掲載されたウェブページのＵＲＬを格納するステッ
   プと、 前記顧客毎に前記顧客を一意に特定する顧客用ウェブペ
   ージを作成するステップと、 前記顧客側情報端末装置からアクセスされた前記顧客用
   ウェブページに対応する顧客の居住する地理的位置及び
   前記顧客側情報端末装置からアクセスのあった時刻から
   所定時間過去までの時間に対応する番組及び広告に係る
   ウェブページのＵＲＬを、前記番組タイムテーブル格納
   手段及びＣＭタイムテーブル格納手段に格納されたタイ
   ムテーブルから抽出し、該抽出されたＵＲＬを含んだ顧
   客用ウェブページを作成して、前記アクセスした前記顧
   客側情報端末装置に送信するステップと、 前記アクセスした顧客のユーザーＩＤ、前記要求のあっ
   た時刻、および前記ウェブページの内の顧客が選択した
   ＵＲＬを少なくとも含むアクセスログを格納するステッ
   プとを備えたことを特徴とする情報配信方法。