JP2003084366A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2003084366A
JP2003084366A JP2001273594A JP2001273594A JP2003084366A JP 2003084366 A JP2003084366 A JP 2003084366A JP 2001273594 A JP2001273594 A JP 2001273594A JP 2001273594 A JP2001273594 A JP 2001273594A JP 2003084366 A JP2003084366 A JP 2003084366A
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housing
light
projector
light tunnel
liquid crystal
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JP2001273594A
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Mikio Shindo
幹雄 新藤
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Tamron Co Ltd
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Tamron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型のプロジェクタにおいても、ガタやふら
つきなく設置面から高い位置に投影レンズを設置するこ
とができるプロジェクタを提供する。 【解決手段】 本発明は、プロジェクタ(1)であっ
て、投影レンズ(10)を有する第1筐体(2)と、1
辺が、第1筐体の1つの辺に対して回動可能に連結され
た第2筐体(4)と、を有し、プロジェクタ使用時に、
第2筐体を第1筐体の下側に移動させることにより、第
1筐体が第2筐体によって下方から支持されることを特
徴としている。本発明のプロジェクタでは、使用時に、
第2筐体が第1筐体の脚として利用され、これにより、
収納時には薄型のプロジェクタであっても、プロジェク
タ設置面から高い位置に投影レンズを保持することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明はプロジェクタに係り、特に、投影
レンズを有する第1筐体と、第2筐体とを有し、プロジ
ェクタ使用時には、第2筐体が第1筐体の脚として利用
されるように構成されたプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プロジェクタのモバイル化、薄型
化の要請から、プロジェクタの設置面に近い非常に低い
位置に投影レンズが取付けられる傾向がある。図9に示
すように、このような従来のプロジェクタの映像を、適
切にスクリーンに映写するためには、プロジェクタの筐
体BをスクリーンSに対して所定の高さ、角度で設置す
ることが必要になる。例えば、特開平11−54946
号公報には、液晶プロジェクタの支持機構が記載されて
いる。この支持機構は、液晶プロジェクタの筐体Bの底
面前方に2本の高さ調整可能な脚部Lを有する。プロジ
ェクタの筐体Bは、脚部Lを回転させ、筐体Bに螺合し
ている脚部Lの突出高さを調節することによって任意の
角度に傾斜させることができる。
【0003】また、特開平9−287695号公報に
は、プロジェクタ装置のチルトフット構造が記載されて
いる。このチルトフット構造では、調整用のボタンを押
すことにより、プロジェクタ装置の脚部(チルトフッ
ト)が伸縮可能になる。次いで、脚部を所要の長さに調
整し、その位置でボタンを離すことにより脚部の長さが
固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の調整機構を使用
することにより、プロジェクタの筐体を任意の角度に傾
斜させることができる。しかしながら、上記の調整可能
な脚部は、金属シャフトやボルトによって構成されてい
るので、強度が小さく、プロジェクタ使用時にガタやふ
らつきを生じるという問題がある。また、プロジェクタ
筐体の前部にある2本の脚を同時に調整する必要がある
ため、バランスが取り難く、設置に手間がかかるという
問題がある。或いは、プロジェクタ筐体を傾斜させた
り、高い位置に設置したりする必要がないように投影光
学系を設計することも可能であるが、その場合には、投
射光を上方に差し向けるためのレンズシフト量が大きく
なり、光学系が複雑化するという別の問題が発生する。
【0005】そこで、本発明は、薄型のプロジェクタに
おいても、ガタやふらつきなくプロジェクタ設置面から
高い位置に、容易に投影レンズを設置することができる
プロジェクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、プロジェクタであって、投影レンズを
有する第1筐体と、1辺が、第1筐体の1つの辺に対し
て回動可能に連結された第2筐体と、を有し、プロジェ
クタ使用時に、第2筐体を第1筐体の下側に移動させる
ことにより、第1筐体が第2筐体によって下方から支持
されることを特徴としている。この構成では、プロジェ
クタの第1筐体の下方に第2筐体を移動させることによ
って、使用時に、第2筐体を第1筐体の脚として利用す
る。これにより、収納時には薄型のプロジェクタであっ
ても、使用時には、プロジェクタの設置面から高い位置
に投影レンズを保持することができる。
【0007】好ましくは、本発明のプロジェクタを、プ
ロジェクタ収納時は、投影レンズが取付けられた第1筐
体のレンズ取付面と、第2筐体の前面とが向い合い、プ
ロジェクタ使用時は、レンズ取付面に隣接する第1筐体
の上面と、第2筐体の前面に隣接する第2筐体の上面と
が当接するように構成するのが良い。この構成では、第
1筐体は、第2筐体によって堅固に支持されるので、ガ
タやふらつきなく第1筐体を支持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態によ
るプロジェクタ1の収納時を示す斜視図であり、図2は
プロジェクタ1の使用時を示す斜視図である。
【0009】本発明の実施形態によるプロジェクタ1
は、照明光学系(図示せず)、投影レンズ10、電源
(図示せず)等を有する第1筐体2と、画像処理回路等
の電子回路(図示せず)を内蔵した第2筐体4によって
構成され、これら第1、第2筐体は、ヒンジ部品6によ
って回動可能に連結されている。このヒンジ部品6は、
プロジェクタ1を、第1筐体のレンズ取り付け面である
前面2bと第2筐体の前面4bが向い合う図1に示す収
納状態から、第1筐体の上面2aと第2筐体の上面4a
が向い合って第1筐体が第2筐体の上に支持される図2
に示す使用状態に変形させることができるように構成さ
れている。複数の操作スイッチ8が第1筐体の外側側面
に設けられている。また、投影レンズ10、及び、照明
光学系等を冷却するための通気口12a、12bが、第
1筐体の前面2bに設けられている。
【0010】図3は、第1、第2筐体の内部を示す断面
図である。図示するように、第1筐体2は、照明光学系
14と、照明光学系用電源16と、投影レンズ10とを
内蔵している。また、第2筐体4は、画像処理回路等を
搭載した電子回路基板56と、この電子回路基板56の
回路を作動させるための直流電源58とを内蔵する。照
明光学系14は、光源18と、ライトパイプ20と、第
1コンデンサレンズ22、第2コンデンサレンズ23
と、色分解光学系を構成する第1ダイクロイックミラー
24、第2ダイクロイックミラー26と、ミラー28、
30、32と、変調光学系である透過型液晶板34、3
6、38と、合成光学系であるダイクロイックプリズム
40とを有する。これらの各光学素子は、第1乃至第6
ライトトンネル42、44、46、48、50、52の
中に各々配置されている。好ましくは、これらのライト
トンネルは、投影レンズ10から射出すべき光の形状に
対応した断面形状にする。即ち、アスペクト比4:3の
断面形状の光を射出する場合には、ライトトンネルの断
面形状を概略矩形とし、その矩形の縦横の比を4:3と
するのが良い。
【0011】第1ライトトンネル42は、ライトパイプ
20に連通するように構成され、光源18から射出さ
れ、ライトパイプ20を通過した光線を受け入れる。第
1ライトトンネル42の入口にはコンデンサレンズ22
が取付けられる。第2ライトトンネル44は、第1ライ
トトンネル42と連通し、第1ライトトンネル42のコ
ンデンサレンズ22よりも先端の側から、第1ライトト
ンネル42に対して直角に延びている。第1ダイクロイ
ックミラー24は、第1ライトトンネル42と第2ライ
トトンネル42との分岐点に、第1ライトトンネル42
に対して45゜の角度をなして取付けられている。この
ダイクロイックミラー24は、赤色光を反射させ、それ
を第2ライトトンネル44に差し向け、他の色の光を透
過させるように構成される。
【0012】第3ライトトンネル46は、第1ライトト
ンネル42と連通し、第2ライトトンネル44よりも先
端の側から、第1ライトトンネル42に対して直角に、
第2ライトトンネル44に対して平行に延びる。第2ダ
イクロイックミラー26は、第1ライトトンネル42と
第3ライトトンネル46との分岐点に、第1ライトトン
ネル42に対して45゜の角度をなして取付けられてい
る。この第2ダイクロイックミラー26は、緑色光を反
射させ、それを第3ライトトンネル46に差し向け、他
の色の光(青色光)を透過させるように構成されてい
る。
【0013】第4ライトトンネル48は、第1ライトト
ンネル42と連通し、第1ライトトンネル42の先端か
ら、第1ライトトンネル42に対して直角に、第3ライ
トトンネル46に対して平行に延びる。ミラー28は、
第1ライトトンネル42の先端に、第1ライトトンネル
42に対して45゜の角度をなして取付けられている。
このミラー28は、入射光を第4ライトトンネル48に
差し向けるように構成されている。
【0014】第5ライトトンネル50は、第2ライトト
ンネル44と連通し、第2ライトトンネル44の先端か
ら第3ライトトンネル46の先端に向けて、第1ライト
トンネル42に対して平行に延びる。ミラー30が、第
2ライトトンネル44の先端に、第2ライトトンネル4
4に対して45゜の角度をなして取付けられ、ダイクロ
イックミラー24によって反射された赤色光を第5ライ
トトンネル50の方向に導く。
【0015】同様に、第6ライトトンネル52は、第4
ライトトンネル48と連通し、第4ライトトンネル48
の先端から第3ライトトンネル46の先端に向けて、第
1ライトトンネル42に対して平行に延びる。ミラー3
2が、第4ライトトンネル48の先端に、第4ライトト
ンネル48に対して45゜の角度をなして取付けられ、
ミラー28によって反射された青色光を第6ライトトン
ネル52の方向に導く。
【0016】赤色光を変調するための液晶板34が第5
ライトトンネル50の先端に、緑色光を変調するための
液晶板36が第3ライトトンネル46の先端に、青色光
を変調するための液晶板38が第6ライトトンネル52
の先端に夫々取付けられている。概略立方体のダイクロ
イックプリズム40が、第3、第5、第6ライトトンネ
ルの合流点に取付けられており、ダイクロイックプリズ
ム40には、その対角線の方向に設けられた、赤色光の
みを反射させる反射面40rと、反射面40rと直交す
る方向に設けられた、青色光のみを反射させる反射面4
0bとが設けられている。これにより、ダイクロイック
プリズム40は、第5ライトトンネル50から入射して
液晶板34によって変調された赤色光、第3ライトトン
ネル46から入射して液晶板36によって変調された緑
色光、及び、第6ライトトンネル52から入射して液晶
板38によって変調された入射する青色光を夫々合成す
るように構成される。ダイクロイックプリズム40によ
って合成された光は、投影レンズ10から投影されるよ
うに構成される。
【0017】図4は、第1ダイクロイックミラー24の
第1ライトトンネル42への取り付けを示す拡大断面図
である。本実施形態では、各ライトパイプに所定の寸法
精度で形成された部品保持部である溝54が設けられて
いる。図4に示すように、各ダイクロイックミラーやミ
ラーを、溝54に嵌入させることによって、各ライトパ
イプに固定する。
【0018】図5は、各ライトトンネル46、50、5
2、液晶板34、36、38、及び、ダイクロイックプ
リズム40の取り付けを示す切断斜視図である。図5に
示すように、保持部品60が、ダイクロイックプリズム
40を中に受け入れて保持している。液晶板34は第5
ライトトンネル50と保持部品60との間に挟持されて
いる。同様に、液晶板36は第3ライトトンネル46と
保持部品60との間に、液晶板38は第6ライトトンネ
ル52と保持部品60との間に夫々挟持されている。
【0019】図6は、保持部品60を示す斜視図であ
る。保持部品60は、概ね6面体状のフレーム構造を有
し、内側にダイクロイックプリズム40を受け入れるた
めのプリズム受入れ穴62と、液晶板を各々保持するた
めの3つの液晶板保持凹部64が形成されている。プリ
ズム受入れ穴62は、ダイクロイックプリズム40を受
入れ、ガタなく保持することができるように所定の寸法
精度で形成されている。液晶板保持凹部64は、保持部
品60の4つの側面のうちの3つの面に夫々形成されて
いる。各液晶板保持凹部64は、液晶板当接面66と、
外周面68とを有する。液晶板保持凹部64に受け入れ
られた液晶板は、板面の外縁部が液晶板当接面66と当
接し、側面が外周面68と当接した状態で保持されてい
る。液晶板当接面66は、ダイクロイックプリズム40
の入射面との間に所定の間隔を隔てて、液晶板を入射面
と平行に保持することができるように、所要の寸法精度
で形成されている。
【0020】ダイクロイックプリズム40が保持部品6
0の中にガタなく受け入れられ、且つ、各ライトトンネ
ルによって各液晶板が液晶保持凹部64の中の液晶板当
接面66に押付けられることによって、各液晶板がダイ
クロイックプリズム40に対して所定の精度で位置決め
される。
【0021】図7は、第1筐体2の側断面図である。図
7に示すように、光源18は、ランプ70と、該ランプ
の光を反射させて光を第1ライトトンネルに差し向ける
ランプリフレクタ72と、該ランプリフレクタ72の開
放部に蓋をする防爆用ガラス74とを有する。
【0022】照明光学系を冷却するための軸流ファン7
6が、ランプリフレクタ72の背面に設けられる。軸流
ファン76によって筐体2の中に導入された空気を第1
ライトトンネル42に差し向けるためのダクト82がラ
ンプリフレクタ72の前面に設けられる。また、ランプ
リフレクタ72の背面から前面に向かって流れ、ダクト
82の中に流入した空気の一部を防爆用ガラス74の方
へ差し向けるための環状のフィン84がダクト82の内
面に設けられる。さらに、軸流ファン76によって筐体
2の内部に吸入された空気を排出するためのファン78
が、ダイクロイックプリズム40の下方に設けられる。
各ライトトンネルから筐体2に熱を逃すために、種々の
厚さの熱伝導シート80がライトトンネルに貼り付けら
れる。熱伝導シート80は、熱伝導率の高い材料で構成
され、ライトトンネルと、第1筐体2との両方に直接接
触するように設けられる。
【0023】次に、本発明の実施形態によるプロジェク
タ1の作用を説明する。プロジェクタ1を使用するとき
は、第1筐体2を回動させることによって、プロジェク
タ1を図1に示す収納状態から図2に示す使用状態に変
形させる。使用状態においては、第2筐体4の上面4a
の上に第1筐体2の上面2aが当接して支持されるの
で、第2筐体4はプロジェクタ1の脚として機能し、第
1筐体2を堅固に支持する。これにより、図8に示すよ
うに、投影レンズ10を有する第1筐体2が、プロジェ
クタ設置面Gに対して高い位置に保持されるので、大き
なレンズシフト量を与えることなく、スクリーンSに映
像を投影することができる。また、収納状態において
は、投影レンズ10は第2筐体4によって覆われている
ので、第2筐体4は投影レンズ10を保護するためのレ
ンズキャップとして機能する。同様に、第2筐体4は、
収納状態において通気口12を保護し、通気口12から
の埃等の侵入を阻止する保護カバーとしても機能する。
【0024】プロジェクタ1を使用状態に変形させた後
で、操作スイッチ8を操作してプロジェクタ1の電源を
投入し、図2に示すように、投影レンズ10を第1筐体
2から突出させる。次いで、操作スイッチ8によって光
源18のランプ70を点灯させる。
【0025】ランプ70から射出した光は、直接、又
は、ランプリフレクタ72によって反射されてライトパ
イプ20に入射する。ライトパイプ20を通過した光は
第1ライトトンネル42内に取付けられた第1コンデン
サレンズ22を透過し、第1ダイクロイックミラー24
に入射する。第1ダイクロイックミラー24に入射した
光のうちの赤色光の波長成分は、第1ダイクロイックミ
ラー24によって反射され、第2ライトトンネル44内
に差し向けられる。第2ライトトンネル44を通過した
赤色光は、第2ライトトンネル44の先端に取付けられ
たミラー30によって反射される。ミラー30によって
反射された光は、第2ライトトンネル44の先端から第
2ライトトンネル44に対して直角に延びる第5ライト
トンネル50に入り、第5ライトトンネル50の先端に
取付けられた液晶板34に入射する。
【0026】一方、第1ダイクロイックミラー24に入
射した光のうちの赤色光以外の波長成分は、第1ダイク
ロイックミラー24を透過して、第2ダイクロイックミ
ラー26に入射する。第2ダイクロイックミラー26に
入射した光のうちの緑色光の波長成分は、第2ダイクロ
イックミラー26によって反射され、第3ライトトンネ
ル46内に差し向けられ、第3ライトトンネル46の先
端に取付けられた液晶板36に入射する。
【0027】また、第2ダイクロイックミラー26に入
射した光のうちの緑色光以外の波長成分の光である青色
光は、第2ダイクロイックミラー26を透過して、ミラ
ー28に入射する。この青色光は、ミラー28によって
反射され、第4ライトトンネル48内に差し向けられ、
第4ライトトンネル48内に取付けられた第2コンデン
サレンズ23を透過する。第2コンデンサレンズ23を
透過した青色光は、第4ライトトンネル48の先端に取
付けられたミラー32によって反射される。ミラー32
によって反射された光は、第4ライトトンネル48の先
端から第4ライトトンネル48に対して直角に延びる第
6ライトトンネル52に入り、第6ライトトンネル52
の先端に取付けられた液晶板38に入射する。
【0028】液晶板34に入射した赤色光は、液晶板3
4によって変調されてダイクロイックプリズム40に入
射する。ダイクロイックプリズム40内に設けられた反
射面40rは、赤色光を反射し、それを投影レンズ10
に差し向ける。同様に、液晶板36に入射した緑色光
は、液晶板36によって変調されてダイクロイックプリ
ズム40に入射する。この緑色光は、ダイクロイックプ
リズム40内に設けられた反射面40r、40bを透過
して投影レンズ10に入射する。また、液晶板38に入
射した青色光は、液晶板38によって変調されてダイク
ロイックプリズム40に入射する。ダイクロイックプリ
ズム40内に設けられた反射面40bは、青色光を反射
し、それを投影レンズ10に差し向ける。これにより、
液晶板34、36、38で変調された光は、ダイクロイ
ックプリズム40によって合成されて投影レンズ10に
入射し、スクリーンS上に結像する。
【0029】次に、照明光学系に対する冷却作用につい
て説明する。軸流ファン76は、第1筐体2の外部から
通気口12aを介して空気を吸込み、ランプリフレクタ
72の後側から前側に向かって空気を流す。軸流ファン
76はランプリフレクタ72の真後ろに取付けられてい
るので、ランプリフレクタ72の周囲には、軸流ファン
76によって均一な気流が生起される。ランプリフレク
タ72の背面に沿って流れた空気は、ランプリフレクタ
72の前方に設けられたダクト82の中に入る。ダクト
82の中に入った空気の一部は、ダクト82内に設けら
れたフィン84によって偏向され、渦を形成する。この
渦による気流は、ランプリフレクタ72の周辺部を冷却
する。
【0030】一方、ダクト82内に流入した空気の一部
は、第1ライトトンネル42の内壁86と外壁88との
間の通路90に流入する。第1ライトトンネル42の通
路90に流入した空気は、各々連通している第2乃至第
6ライトトンネルの内壁86と外壁88との間の通路9
0に流入し、第3、第5、第6ライトトンネルの先端か
ら噴出する。各ライトトンネルの先端から噴出した空気
は、ライトトンネル各々の先端に取付けられた液晶板3
4、36、38を冷却する。各液晶板を冷却した空気
は、ダイクロイックプリズム40の下方に設けられたフ
ァン78によって通気口12bを介して第1筐体の外に
排出される。
【0031】また、各ライトトンネルの熱は、ライトト
ンネルに貼り付けられた熱伝導シート80に伝わり、更
に、熱伝導シート80と接触している第1筐体2に伝わ
って第1筐体2から外気に発散される。
【0032】本実施形態によれば、第1筐体2を回動さ
せて、第2筐体4を脚として使用することにより、第1
筐体2に設けられた投影レンズ10をプロジェクタの設
置面から高い位置に保持することができる。また、第1
筐体2は、堅牢な第2筐体4によって全面支持されるた
め、脚の強度不足によるガタやふらつきの問題も回避す
ることができる。
【0033】以上、本発明の好ましい実施形態を説明し
たが、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、特
許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内におい
て、開示した実施形態に種々の変更をすることができ
る。特に、筐体の数は2つ以上であっても良く、また、
第1筐体と第2筐体は、ヒンジ部品以外の部品によって
連結されても良い。また、本発明は、前記の液晶プロジ
ェクタに限らずDLP(Digital Light Processing)方
式のデータプロジェクタや、LCOS(Liquid Crystal
on Silicon)方式のデータプロジェクタ等にも適用す
ることができる。
【発明の効果】本発明により、薄型のプロジェクタにお
いても、ガタやふらつきなくプロジェクタの設置面から
高い位置に、容易に投影レンズを保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるプロジェクタの収納状
態における斜視図である。
【図2】本発明の実施形態によるプロジェクタの使用状
態における斜視図である。
【図3】本発明の実施形態によるプロジェクタの上面断
面図である。
【図4】ダイクロイックミラーのライトトンネルへの取
り付け状態を示す断面図である。
【図5】各液晶板のダイクロイックプリズムへの取り付
け状態を示す切断斜視図である。
【図6】各液晶板を保持するための保持部品の斜視図で
ある。
【図7】光源及びダクトの構造を示す側断面図である。
【図8】本実施形態のプロジェクタによる投影状態を示
す側面図である。
【図9】従来のプロジェクタによる投影状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
G プロジェクタ設置面 L 脚部 S スクリーン 1 プロジェクタ 2 第1筐体 2a 第1筐体の上面 2b 第1筐体の前面 4 第2筐体 4a 第2筐体の上面 4b 第2筐体の前面 6 ヒンジ部品 8 操作スイッチ 10 投影レンズ 12 通気口 14 照明光学系 16 照明光学系用電源 18 光源 20 ライトパイプ 22 第1コンデンサレンズ 23 第2コンデンサレンズ 24 第1ダイクロイックミラー 26 第2ダイクロイックミラー 28 ミラー 30 ミラー 32 ミラー 34 液晶板 36 液晶板 38 液晶板 40 ダイクロイックプリズム 42 第1ライトトンネル 44 第2ライトトンネル 46 第3ライトトンネル 48 第4ライトトンネル 50 第5ライトトンネル 52 第6ライトトンネル 54 溝 56 電子回路基板 58 直流電源 60 保持部品 62 プリズム受入れ穴 64 液晶板保持凹部 66 液晶板当接面 68 外周面 70 ランプ 72 ランプリフレクタ 74 防爆用ガラス 76 軸流ファン 78 ファン 80 熱伝導シート 82 ダクト 84 フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクタであって、 投影レンズを有する第1筐体と、 1辺が、前記第1筐体の1つの辺に対して回動可能に連
    結された第2筐体と、を有し、 プロジェクタ使用時に、前記第2筐体を前記第1筐体の
    下側に移動させることにより、前記第1筐体が前記第2
    筐体によって下方から支持されることを特徴とするプロ
    ジェクタ。
  2. 【請求項2】 プロジェクタ収納時は、投影レンズが取
    付けられた前記第1筐体のレンズ取付面と、前記第2筐
    体の前面とが向い合い、プロジェクタ使用時は、前記レ
    ンズ取付面に隣接する前記第1筐体の上面と、前記第2
    筐体の前記前面に隣接する前記第2筐体の上面とが当接
    することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
JP2001273594A 2001-09-10 2001-09-10 プロジェクタ Pending JP2003084366A (ja)

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